JP2002294083A - 樹脂組成物およびその用途 - Google Patents

樹脂組成物およびその用途

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JP2002294083A
JP2002294083A JP2001100619A JP2001100619A JP2002294083A JP 2002294083 A JP2002294083 A JP 2002294083A JP 2001100619 A JP2001100619 A JP 2001100619A JP 2001100619 A JP2001100619 A JP 2001100619A JP 2002294083 A JP2002294083 A JP 2002294083A
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ethylene
surfactant
resin
resin composition
film
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Akihiro Ichige
昭弘 市毛
Ikuhisa Yamamoto
育央 山本
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防曇性に優れた炭化水素系樹脂からなるフィ
ルム類を得るのに好適な樹脂組成物、および防曇性に優
れた炭化水素系樹脂からなるフィルム類を提供するこ
と。 【解決手段】 炭化水素系樹脂および界面活性剤を含有
し、該界面活性剤が下記(X)と下記(Y)との重量比
率が80:20〜10:90である界面活性剤である樹
脂組成物、並びに、該樹脂組成物からなるフィルム類。 (X)ジグリセリンと炭素原子数8〜22の脂肪酸との
エステルからなる界面活性剤。 (Y)分子中にエチレンオキサイドから誘導される繰り
返し単位を有する界面活性剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂組成物およびそ
の用途に関する。さらに詳しくは、防曇性が要求される
フィルム類、特にストレッチ包装用のフィルム類として
好適な樹脂組成物およびその用途に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂からなるフィルムやシートの需要
は、年々増大している。かかるフィルムやシートの中
で、肉類、魚貝類、野菜、果物等のストレッチ包装等に
用いるフィルムやシートとしては、従来は、主に塩化ビ
ニル系樹脂が用いられてきた。近年、安全衛生上の問題
や地球環境に対する意識の高まり等により、従来の塩化
ビニル系樹脂に代わって低密度ポリエチレンなどの炭化
水素系樹脂に防曇剤を配合した樹脂組成物によるものの
開発が行われつつある(例えば、特開平5−22225
2号公報、特開平9−295354号公報、特開平10
−60191号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来知
られた炭化水素系樹脂からなるフィルム類は防曇性の点
でまだ不十分であった。本発明の目的は、防曇性に優れ
た炭化水素系樹脂からなるフィルム類を得るのに好適な
樹脂組成物、および防曇性に優れた炭化水素系樹脂から
なるフィルム類を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、炭化水素系樹
脂および界面活性剤を含有し、該界面活性剤が下記
(X)と下記(Y)との重量比率が80:20〜10:
90である界面活性剤である樹脂組成物、並びに、該樹
脂組成物からなるフィルム類により前記課題を解決する
ものである。 (X)ジグリセリンと炭素原子数8〜22の脂肪酸との
エステルからなる界面活性剤。 (Y)分子中にエチレンオキサイドから誘導される繰り
返し単位を有する界面活性剤。 なお、フィルムとシートとは厚みにより区別されるが、
本発明においてはこれらを合わせてフィルム類と総称す
る。以下、本発明を詳しく説明する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる炭化水素系樹
脂とは、炭化水素からなる熱可塑性樹脂を意味し、非炭
化水素モノマー(例えばアクリル酸エステル)を含まな
いモノマーを重合させて得られる熱可塑性樹脂である。
炭化水素系樹脂の代表例としては不飽和炭化水素化合物
を重合させて得られる熱可塑性樹脂があげられ、エチレ
ン重合体樹脂またはプロピレン重合体樹脂が好ましい。
【0006】前記エチレン重合体樹脂とは、エチレンを
重合して得られる熱可塑性樹脂を意味し、エチレンの単
独重合体、または、エチレンから誘導される繰り返し単
位を80モル%以上含有するエチレンと炭素原子数3〜
18のα−オレフィンとの共重合体、もしくはエチレン
と少なくとも1種の他のモノマーとの共重合体が好まし
い。該α−オレフィンとしてプロピレン、1−ブテン、
4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテ
ン、1−デセンを例示することができる。該他のモノマ
ーとして共役ジエン(例えばブタジエンやイソプレン)
および非共役ジエン(例えば1,4−ペンタジエン)を
例示することができる。
【0007】エチレン重合体樹脂として例えば、超低密
度ポリエチレン;低密度ポリエチレン;中密度ポリエチ
レン;高密度ポリエチレン;エチレン−プロピレン共重
合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−4−
メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン−1−ヘキセ
ン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体、エチレ
ン−1−デセン共重合体などのエチレンと炭素原子数3
〜18のα−オレフィンとの共重合体;エチレンと共役
ジエン(例えばブタジエンやイソプレン)との共重合
体;および、エチレンと非共役ジエン(例えば1,4−
ペンタジエン)との共重合体を挙げることができる。エ
チレン重合体樹脂としては、ポリエチレン結晶構造を有
するエチレン重合体樹脂がさらに好ましい。
【0008】また、前記のプロピレン重合体樹脂とは、
プロピレンを重合して得られる熱可塑性樹脂を意味し、
プロピレンから誘導される繰り返し単位を80モル%以
上含有する熱可塑性のプロピレン重合体樹脂が好まし
く、プロピレンの単独重合体、プロピレンと炭素原子数
2〜10のα−オレフィン(但し、プロピレンを除く)
との共重合体、またはプロピレンと少なくとも1種の他
のモノマーとの共重合体がより好ましい。該α−オレフ
ィンとしてエチレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペ
ンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセンを例
示することができる。他のモノマーとして共役ジエン
(例えばブタジエンやイソプレン)を例示することがで
きる。プロピレン重合体樹脂としては、アイソタクチッ
クポリプロピレン結晶構造を有するプロピレン重合体樹
脂がさらに好ましい。
【0009】本発明で用いられる炭化水素系樹脂として
はエチレン重合体樹脂がより好ましく、エチレンとα−
オレフィンとの共重合体(エチレン−α−オレフィン共
重合体)がさらに好ましい。かかるエチレン−α−オレ
フィン共重合体を用いる本発明の樹脂組成物をストレッ
チ包装用のフィルム類として使用すると、防曇性に優れ
るとともに、トレーの角が鋭利な場合や鋭利な部位を持
つ食品を包装する場合に引き裂かれにくいといった力学
的性質に優れる。該エチレン−α−オレフィン共重合体
のα−オレフィンとしては炭素原子数3〜18のα−オ
レフィンが好ましい。
【0010】本発明で用いられる炭化水素系樹脂として
は、下記(a1)および(a2)の性状を有するエチレ
ン−α−オレフィン共重合体(A)であれば、よりさら
に前記力学的性質に優れ、好ましい。 (a1)下記式1に示す組成分布変動係数(Cx)が
0.5以下であること。 (a2)エチレンから誘導される繰り返し単位の含有量
が80モル%以上であること。 Cx=σ/SCBave (式1) σ:組成分布の標準偏差(1/1000C) SCBave:1000C当たりの短鎖分岐の平均値
(1/1000C)
【0011】前記(a1)における組成分布変動係数
(Cx)は0.5以下であり、好ましくは0.4以下、
さらに好ましくは0.3以下である。組成分布変動係数
(Cx)が過大であると、得られるフィルム類がブロッ
キングし易くなるので好ましくない。
【0012】前記(a2)におけるエチレンから誘導さ
れる繰り返し単位の含有量は80モル%以上、好ましく
は90モル%以上である。エチレンから誘導される繰り
返し単位の含有量が過少であると得られるフィルム類の
力学的強度が低下するので好ましくない。
【0013】該α−オレフィンとしては、例えばプロピ
レン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−
メチル−1−ペンテン、1−オクテン等の単独あるいは
併用系が挙げられる。これらのα−オレフィンのうち、
炭素原子数4以上のα−オレフィンが好ましく、特に、
1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテ
ン、1−オクテン等がモノマーの入手が容易であり、得
られる共重合体の品質の点からも好ましい。
【0014】該エチレン−α−オレフィン共重合体
(A)に対し、成形安定性を付与する等の目的で低密度
ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン
(LLDPE)、超低密度ポリエチレン(VLDP
E)、高密度ポリエチレン(HDPE);プロピレン重
合体、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−ブ
テン−1共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン−1
共重合体(ランダム共重合体、ブロック共重合体)等、
およびこれらの混合物を配合しても良く、特に低密度ポ
リエチレン(LDPE)を配合することが好適に実施さ
れる。
【0015】前記低密度ポリエチレンは、エチレンを有
機過酸化物や酸素等の遊離基発生剤を使用して重合する
ことによって得られるものである。重合反応は、通常1
30〜300℃の重合温度下、500〜3000kg/
cm2の重合圧力下で実施される。かかる低密度ポリエ
チレンを用いる場合の本発明の炭化水素系樹脂として
は、該エチレン−α−オレフィン共重合体(A)および
低密度ポリエチレン(B)からなり、(A)と(B)と
の重量比率が40:60〜99:1である混合物が好ま
しい。
【0016】該低密度ポリエチレン(B)としては、J
IS−K6760によるMFRが通常0.1〜100g
/10分、好ましくは0.5〜50g/分、より好まし
くは1.0〜10g/10分で、密度が通常0.910
〜0.930g/cm3のものが用いられる。
【0017】該混合物において該低密度ポリエチレン
(B)の含有率は、該(A)との合計のうち1〜60重
量%、好ましくは5〜55重量%、より好ましくは10
〜50重量%、さらに好ましくは15〜40重量%であ
る。該含有率がこの範囲内にあると、自動包装における
カット性や、インフレーション成形時のバブル安定性に
優れ、機械強度や低温シール性にも優れる。
【0018】本発明で使用する界面活性剤は、下記
(X)および(Y)からなり、(X)と(Y)の重量比
率が80:20〜10:90であり、好ましくは60:
40〜40:60である。該重量比率がこの範囲内にあ
ると防曇性に優れ、好ましい。本発明で用いられる炭化
水素系樹脂が該エチレン−α−オレフィン共重合体
(A)や、該(A)および低密度ポリエチレン(B)か
らなり、(A)と(B)との重量比率が40:60〜9
9:1である混合物である場合に、該重量比率がこの範
囲内にあると特に防曇性に優れ、好ましい。 (X)ジグリセリンと炭素原子数8〜22の脂肪酸との
エステルからなる界面活性剤。 (Y)分子中にエチレンオキサイドから誘導される繰り
返し単位を有する界面活性剤。
【0019】前記界面活性剤(X)は公知の方法によっ
て合成することができる。ジグリセリンと反応する脂肪
酸は単独でも2種類以上の混合物でも良い。ジグリセリ
ンと脂肪酸の反応モル比は適宜選択できるが、ジグリセ
リン1モルに対し、脂肪酸を1〜2モル反応させたもの
が好ましい。本発明では例えば、ジグリセリン1モルと
オレイン酸1モルを反応させて得られた化合物をジグリ
セリンモノオレートと呼び、ジグリセリン1モルとオレ
イン酸1.5モル、2モルを反応させて得られた化合物
をそれぞれジグリセリンセスキオレート、ジグリセリン
ジオレートと呼ぶことにする。従って、ジグリセリンモ
ノオレートと称するものは、モノエステルのみならずジ
エステルやトリエステル等も含まれている。
【0020】前記界面活性剤(X)としてはジグリセリ
ンモノオレート、ジグリセリンモノラウレート、ジグリ
セリンモノステアレート、ジグリセリンモノパルミテー
ト、ジグリセリンモノベヘネート、ジグリセリンセスキ
オレート、ジグリセリンセスキラウレート、ジグリセリ
ンセスキステアレート、ジグリセリンセスキパルミテー
ト、ジグリセリンセスキベヘネート、ジグリセリンジオ
レート、ジグリセリンジラウレート、ジグリセリンジス
テアレート、ジグリセリンジパルミテート、ジグリセリ
ンジベヘネート、トリグリセリンモノオレート、トリグ
リセリンモノラウレート、トリグリセリンモノステアレ
ート、トリグリセリンモノパルミテート、トリグリセリ
ンモノベヘネート、トリグリセリンセスキオレート、ト
リグリセリンセスキラウレート、トリグリセリンセスキ
ステアレート、トリグリセリンセスキパルミテート、ト
リグリセリンセスキベヘネート、トリグリセリンジオレ
ート、トリグリセリンジラウレート、トリグリセリンジ
ステアレート、トリグリセリンジパルミテート、トリグ
リセリンジベヘネート、テトラグリセリンモノオレー
ト、テトラグリセリンモノラウレート、テトラグリセリ
ンモノステアレート、テトラグリセリンモノパルミテー
ト、テトラグリセリンモノベヘネート、テトラグリセリ
ンセスキオレート、テトラグリセリンセスキラウレー
ト、テトラグリセリンセスキステアレート、テトラグリ
セリンセスキパルミテート、テトラグリセリンセスキベ
ヘネート、テトラグリセリンジオレート、テトラグリセ
リンジラウレート、テトラグリセリンジステアレート、
テトラグリセリンジパルミテート、テトラグリセリンジ
ベヘネート等が挙げられ、これらのうちの1種または2
種類以上の混合物として用いることが好ましく、中でも
ジグリセリンモノオレートまたはジグリセリンモノラウ
レートが好ましい。
【0021】前記界面活性剤(Y)としては例えばポリ
オキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレン
オレイルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエー
テル、ポリオキシエチレンオレイルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレンラウリルフェニルエーテル、ポリオ
キシエチレンステアリルフェニルエーテル、ポリエチレ
ングリコールオレイン酸エステル、ポリエチレングリコ
ールラウリン酸エステル、ポリエチレングリコールステ
アリン酸エステル、ポリオキシエチレングリセリンラウ
リン酸エステル、ポリオキシエチレングリセリンオレイ
ン酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンオレイン
酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンラウリン酸
エステル、ポリオキシエチレンソルビタンステアリン酸
エステル、ポリオキシエチレンソルビタンオレイルエー
テル、ポリオキシエチレンソルビタンラウリルエーテ
ル、ポリオキシエチレンソルビタンステアリルエーテル
等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上の混
合物として用いることが好ましい。
【0022】本発明の樹脂組成物において、かかる界面
活性剤の含有量は樹脂組成物全体の0.1〜20重量%
が好ましく、より好ましくは0.5〜10重量%であ
る。該含有量が過多であるとフィルムにべとつきが生じ
てヒートシール性などに悪影響を生じることがある。該
含有量が過少であると防曇性が悪化することがあり好ま
しくない。
【0023】また、本発明の樹脂組成物には、必要に応
じて各種添加剤や充填剤、例えば酸化防止剤、造核剤、
紫外線吸収剤、滑剤、アンチブロッキング剤などを含ま
せることができる。さらにまた、本発明の妨げにならな
い範囲で他の樹脂をブレンドして使用してもよい。例え
ば、トリミングロス等から発生するリサイクル樹脂や、
自己粘着性を向上させる目的で石油樹脂またはその水素
添加物をブレンドできる。
【0024】本発明の樹脂組成物の製造方法は、特に制
限されるものでなく、公知の方法、例えば、ニーダー、
バンバリーミキサー、ロール等の混練機、1軸または2
軸押出機等を用いて原料の樹脂を加熱溶融混練するとと
もに界面活性剤等と混合する方法が挙げられる。また、
予め界面活性剤等を高濃度で含有するマスターバッチを
製造しておき、原料の樹脂ペレットと界面活性剤等を含
有する該マスターバッチとをドライブレンドしてもよ
い。
【0025】本発明の樹脂組成物は多層フィルム類の少
なくとも1層として使用しても良い。他の層としては、
熱可塑性樹脂または熱可塑性樹脂組成物からなる層が好
適であり、オレフィン系熱可塑性樹脂またはオレフィン
系熱可塑性樹脂組成物からなる層がより好適である。具
体的には、低密度ポリエチレン(LDPE);直鎖状低
密度ポリエチレン(LLDPE);超低密度ポリエチレ
ン(VLDPE);高密度ポリエチレン(HDPE);
エチレン系共重合体、例えば、エチレン−酢酸ビニル共
重合体(EVA)、そのケン化物(EVOH)、エチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン−
メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、エチレン−
メタクリル酸グリシジル共重合体(EGMA)、エチレ
ン−無水マレイン酸共重合体(EMAH)、アイオノマ
ー樹脂;プロピレン単独重合体;プロピレン−エチレン
共重合体;プロピレン−1−ブテン共重合体;プロピレ
ン−エチレン−1−ブテン共重合体(ランダム共重合
体、ブロック共重合体)等、およびこれらの混合物を挙
げることができる。
【0026】本発明の樹脂組成物を用いてフィルム類を
製造する方法としては、例えばインフレーション法、T
ダイ法などの通常公知の方法を採用して製造することが
可能である。
【0027】本発明の樹脂組成物を用いて多層フィルム
類を製造する方法としては、例えば共押出法または押出
ラミネート法などの通常公知の方法を採用して製造する
ことが可能である。
【0028】本発明において、フィルム類の厚みは特に
限定されるものでなく任意に選択することができる。本
発明のフィルム類の厚みは通常2〜1000μmの範囲
であり、好ましくは5〜200μm、さらに好ましくは
5〜50μm、特に好ましくは5〜30μmである。
【0029】本発明において、多層フィルム類の厚みは
特に限定されるものでなく任意に選択することができ
る。本発明の多層フィルム類の厚みは通常2〜1000
μmの範囲であり、好ましくは5〜200μm、さらに
好ましくは5〜50μm、特に好ましくは5〜30μm
である。
【0030】本発明のフィルム類はストレッチ包装用の
フィルム類として好適である。本発明のストレッチ包装
用フィルム類としては、厚みは通常2〜100μmの範
囲であり、好ましくは5〜50μm、さらに好ましくは
5〜30μm、特に好ましくは5〜20μmである。
【0031】本発明の多層フィルム類はストレッチ包装
用のフィルム類として特に好適である。本発明の多層フ
ィルム類からなるストレッチ包装用フィルム類として
は、厚みは通常2〜100μmの範囲であり、好ましく
は5〜50μm、さらに好ましくは5〜30μm、特に
好ましくは5〜20μmである。
【0032】本発明においてフィルム類に収縮性が必要
である場合は、フィルムを形成した後に少なくとも一軸
方向に延伸することが好ましい。延伸は一軸でも二軸で
も可能である。一軸延伸の場合は、例えば通常用いられ
るロール延伸法が好ましい。また、二軸延伸の場合は、
例えば一軸に延伸した後に二軸延伸を行なう逐次延伸方
式でもよく、チューブラー延伸のような同時に二軸に延
伸する方法でも可能である。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明するが、
本発明はその要旨を越えない限り、これらの例に何ら制
約されるものではない。はじめに、以下の実施例および
比較例における物性値の測定方法を説明する。
【0034】(1) 組成分布変動係数(Cx) 東ソー社製昇温溶出分別装置(TREF)を用いて測定
した。エチレン−α−オレフィン共重合体を145℃に
加熱したオルトジクロルベンゼン(ODCB)溶媒に溶
解、濃度0.01g/mlに調整し測定試料とした。1
45℃に加熱したカラムオーブンの中に設置したカラム
(長さ150mm、内径21mm、50〜80メッシュ
の海砂を充填)内に測定試料10mlを注入した。オー
ブンの温度を40℃/45分の速度で105℃まで下
げ、さらに105℃から−15℃まで8時間をかけて下
げ、−15℃で4時間保持した。続いて、カラムにOD
CBを2.5ml/分の速度で流しながら、10℃/6
0分の速度で昇温し、125℃まで上昇させて、その間
にカラムから溶出した測定試料の相対濃度をカラムに接
続したFT−IRで測定した。FT−IR測定は−14
〜110℃の間を2℃ごとに行い、測定には2985〜
2780cm-1の吸収ピークの面積を用いた。各温度に
溶出したエチレン−α−オレフィン共重合体の炭素10
00個あたりの短鎖分岐度(SCB)を、下記(式5)
により求めた。ただし、計算上SCBがマイナスになる
温度では、溶出無しとした。 SCB=−0.7322×溶出温度(℃)+70.68 (式5) 得られた短鎖分岐度とその相対濃度とより組成分布曲線
を求め、この曲線より炭素1000個あたりの平均短鎖
分岐度(SCBave)と組成分布の標準偏差(σ)を
得て分布の広さを表す組成分布変動係数Cxを下記(式
1)から算出した。 Cx=σ/SCBave (式1) 平均短鎖分岐度(SCBave)=ΣN(i)・W
(i) N(i):i番目のデータサンプリング点の短鎖分岐度 W(i):i番目のデータサンプリング点の相対濃度 即ち、ΣW(i)=1 組成分布の標準偏差(σ)={Σ(N(i)−SCBave)
2・W(i)}0.5
【0035】(2) エチレン−α−オレフィン共重合
体(A)中のエチレンから誘導される繰り返し単位の含
有量:高分子分析ハンドブック(1995年、紀伊国屋
書店発行)の593〜594ページに記載されている方
法に従い、引用文献(9)(化学同人発行、化学増刊4
3、高分子のcharacterizationと物性)に記載の式を用
いて、約1378cm -1付近と1303cm-1の赤外吸
収強度を測定して求めた。
【0036】(3) 低密度ポリエチレン(B)のメル
トフローレート(MFR):JIS K6760に規定
された方法に準拠し、測定した。
【0037】(4) 低密度ポリエチレン(B)の密
度:JIS K6760に規定された方法に従った。1
00℃の沸騰水中で1時間アニールを行ったあと測定し
た。
【0038】(5) 防曇性:図1に示すように、樹脂
製容器に深度10mmになるよう23℃の水を張り、そ
の中に試料フィルムを被せたポリ塩化ビニル製円筒を置
き、0℃に調節した恒温恒湿器内に入れた。恒温恒室器
投入3分後の状態を観察し、下記基準に基づき5段階評
価を行った。この値が高いものほど防曇性に優れる。 評価基準) 5:均一な水膜を形成し、透視感良好。 4:水膜にわずかな乱れがあり、透視感が劣る。 3:水膜に乱れがあり 2:水滴が多数付着し、透視感が悪い。 1:曇りが発生し、透視できない。
【0039】(6) 力学的強度(エレメンドルフ引裂
強度):ASTM D882に規定された方法に従い、
MD(製膜方向)/TD(製膜方向と直交する方向)に
ついて測定した。
【0040】[実施例1]エチレン−α−オレフィン共
重合体(A)として住友化学工業(株)製エクセレンF
X(CX2001)[Cx=0.25、エチレンから誘
導される繰り返し単位の含有量=95モル%]を80重
量部、低密度ポリエチレン(B)として住友化学工業
(株)製スミカセン(CE2575)[MFR=2g/
10分、密度=923kg/m3]を20重量部、界面
活性剤(X)〔阪本薬品(株)製ジグリセリンモノオレ
ート〕と界面活性剤(Y)〔阪本薬品(株)製ポリエチ
レングリコールラウリン酸エステル〕とを50:50の
重量比率で配合した界面活性剤を0.25重量部混合
し、バンバリーミキサーで溶融混練して樹脂組成物を調
製し、これをダイ径150mm、ダイリップ2.0mm
のインフレーションダイを備えたプラコー(株)製イン
フレーションフィルム成形機に供給して、ダイ温度20
0℃、ブロー比1.8、引取速度20m/分でインフレ
ーション成形することにより、厚み20μmのフィルム
を製造した。得られたフィルムの諸特性値を表1に示
す。
【0041】[実施例2]実施例1において、界面活性
剤を、(X)〔阪本薬品(株)製ジグリセリンモノオレ
ート〕と(Y−1)〔阪本薬品(株)製ポリエチレング
リコールラウリン酸エステル〕と(Y−2)〔阪本薬品
(株)製ポリオキシエチレンラウリルエーテル〕を5
0:25:25の重量比率で配合した界面活性剤に変更
した以外は、実施例1と同様にして厚み20μmのフィ
ルムを製造した。得られたフィルムの諸特性値を表1に
示す。
【0042】[比較例1]実施例1において、界面活性
剤を、(X)〔阪本薬品(株)製ジグリセリンモノオレ
ート〕のみに変更した以外は、実施例1と同様にして厚
み20μmのフィルムを製造した。得られたフィルムの
諸特性値を表1に示す。
【0043】[比較例2]実施例1において、界面活性
剤を、(X)〔阪本薬品(株)製ジグリセリンモノオレ
ート〕と(Y−1)〔阪本薬品(株)製ポリエチレング
リコールラウリン酸エステル〕と(Y−2)〔阪本薬品
(株)製ポリオキシエチレンラウリルエーテル〕を8
5:7.5:7.5の重量比率で配合した界面活性剤に
変更した以外は、実施例1と同様にして厚み20μmの
フィルムを製造した。得られたフィルムの諸特性値を表
1に示す。得られたフィルムの諸特性値を表1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
防曇性に優れた炭化水素樹脂→炭化水素系樹脂からなる
フィルム類を得るのに好適な樹脂組成物、および防曇性
に優れた炭化水素樹脂→炭化水素系樹脂からなるフィル
ム類が提供される。本発明によれば、力学的強度を維持
しつつ、防曇性に優れたフィルム類をも得ることがで
き、かかるフィルム類は特にストレッチ包装用フィルム
類として好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例における防曇性評価の際に使用
した装置の模式図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 71/02 C08L 71/02 Fターム(参考) 3E086 AB01 AD16 BA04 BA15 BA40 BB66 BB90 CA01 4F071 AA15 AA16 AA17 AA18 AC10 AE10 AH04 BB09 BC01 BC12 4J002 BB041 BB051 BB151 CH022 EH046 EH047 FD312 FD316 FD317 GG02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭化水素系樹脂および界面活性剤を含有
    し、該界面活性剤が下記(X)と下記(Y)との重量比
    率が80:20〜10:90である界面活性剤であるこ
    とを特徴とする樹脂組成物。 (X)ジグリセリンと炭素原子数8〜22の脂肪酸との
    エステルからなる界面活性剤。 (Y)分子中にエチレンオキサイドから誘導される繰り
    返し単位を有する界面活性剤。
  2. 【請求項2】界面活性剤の含有量が、樹脂組成物全体の
    0.1〜20重量%であることを特徴とする請求項1記
    載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】炭化水素系樹脂が、エチレン重合体樹脂で
    あることを特徴とする請求項1または2記載の樹脂組成
    物。
  4. 【請求項4】エチレン重合体樹脂が、下記(a1)およ
    び(a2)の性状を有するエチレン−α−オレフィン共
    重合体であることを特徴とする請求項3記載の樹脂組成
    物。(a1)下記式1に示す組成分布変動係数(Cx)
    が0.5以下であること。(a2)エチレンから誘導さ
    れる繰り返し単位の含有量が80モル%以上であるこ
    と。 Cx=σ/SCBave (式1) σ:組成分布の標準偏差(1/1000C) SCBave:1000C当たりの短鎖分岐の平均値
    (1/1000C)
  5. 【請求項5】エチレン重合体樹脂が、下記(a1)およ
    び(a2)の性状を有するエチレン−α−オレフィン共
    重合体(A)および低密度ポリエチレン(B)からな
    り、(A)と(B)の重量比率が40:60〜99:1
    である混合物であることを特徴とする請求項3記載の樹
    脂組成物。 (a1)下記式1に示す組成分布変動係数(Cx)が
    0.5以下であること。 (a2)エチレンから誘導される繰り返し単位の含有量
    が80モル%以上であること。 Cx=σ/SCBave (式1) σ:組成分布の標準偏差(1/1000C) SCBave:1000C当たりの短鎖分岐の平均値
    (1/1000C)
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の樹脂組成
    物からなることを特徴とするフィルム類。
  7. 【請求項7】フィルム類が、ストレッチ包装用であるこ
    とを特徴とする請求項6記載のフィルム類。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007045855A (ja) * 2005-08-05 2007-02-22 Asahi Kasei Life & Living Corp ポリオレフィン系樹脂組成物
CN112789318A (zh) * 2018-10-04 2021-05-11 竹本油脂株式会社 聚烯烃系树脂用改性剂

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