JP2002290273A - スペクトラム拡散通信用スライディングコリレータ - Google Patents

スペクトラム拡散通信用スライディングコリレータ

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JP2002290273A JP2001091134A JP2001091134A JP2002290273A JP 2002290273 A JP2002290273 A JP 2002290273A JP 2001091134 A JP2001091134 A JP 2001091134A JP 2001091134 A JP2001091134 A JP 2001091134A JP 2002290273 A JP2002290273 A JP 2002290273A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝送路の環境変化に対応でき、回路規模を縮
小できるスペクトラム拡散通信用スライディングコリレ
ータを提供する。 【解決手段】ディジタル受信信号及び逆拡散符号をサン
プルタイミング毎に時分割で切り替えて出力し、サンプ
ルタイミング別にデジタル受信信号と逆拡散符号との相
関演算を時分割で行い、かつ各サンプルタイミング毎の
相関演算結果を、一つ以上の空き時間を含めて1チップ
時間内に収めて出力し、サンプルタイミング毎の相関演
算結果の累積加算を時分割で行い、累積加算結果を相関
出力として出力し、さらに伝送路の環境変化によるサン
プルタイミングのずれに応じてディジタル受信信号及び
逆拡散符号の出力タイミングを調整する位相制御を行う
スライディングコリレータである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトラム拡散
通信方式の受信機で用いられるスペクトラム拡散通信用
スライディングコリレータに係り、特にサンプルタイミ
ングの位相制御に容易に対応でき、回路規模を縮小でき
るスペクトラム拡散通信用スライディングコリレータに
関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信又は無線LAN(Local Area
Network)等に用いられるスペクトラム拡散通信方式で
は、無線送信を行う際に、送信機側で送信データに対し
て狭帯域変調(1次変調)と拡散変調(2次変調)の二
段階変調を行っている。このため受信機では、無線送信
されたデータを受信すると、まず逆拡散を行って1次変
調の状態に戻した後に、検波回路によりベースバンド信
号の再生を行っている。つまり受信機では、送信機にお
ける二段階変調に対応して受信データを復調するような
構成となっている。
【0003】スペクトラム拡散通信方式の受信機では、
受信したデータの復調を行うための相関値を出力するス
ペクトラム拡散通信用相関回路が用いられており、この
回路は受信データに対して逆拡散及び相関出力を行う逆
拡散回路と、逆拡散回路の出力結果を基に復調を行う符
号分割多重変調波の復調回路で構成されている。
【0004】スペクトラム拡散通信用相関回路の逆拡散
回路として、受信データの同期捕捉を行い、検出された
同期位相で相関を取るために、論理回路で構成されたス
ライディングコリレータ(Sliding Correlater:以下S
Cという)が従来から用いられている。
【0005】SCは、送信側で用いられた符号系列を1
チップ単位でシフトさせ受信データの逆拡散を行い、受
信側の符号系列との相関を求めるものである。SCで
は、符号系列長分のチップ数について受信データの逆拡
散を行うことにより、受信データの相関値を得ることが
できる。
【0006】従来のスペクトラム拡散通信方式のSCの
構成及び動作について、図5を用いて説明する。図5
は、従来のスペクトラム拡散通信用SCの構成ブロック
図である。図5のSCは、符号分割多重(Code Divisio
n Multiple Access:以下CDMAという)変調された
受信データの相関を求めるものである。
【0007】従来のスペクトラム拡散通信用SCは、A
/D変換器51と、PNコードレジスタA52と、乗算
器53と、加算器54と、遅延回路55とから構成され
ている。ここで遅延回路55には、1シンボル分の受信
データの処理が完了する毎に相関値をリセットする必要
があるため、リセット機能のあるF/F(Flip Flop)
又はレジスタを用いている。
【0008】次に、従来のスペクトラム拡散通信用SC
の動作について、図5を用いて説明する。送信機よりC
DMA変調されて送信されたアナログ信号は、受信機の
アンテナ(図示せず)において受信された後、A/D変
換器51に入力され、デジタルの受信データに変換され
る。ここでアナログ信号のチップレートは4Mcpsで
あり、A/D変換器51におけるデジタル変換はオーバ
ーサンプリングのため、通常その4倍にあたる16Mb
psで、同一のアナログ信号1ビットに対して多ビット
出力される。
【0009】A/D変換器51でデジタル信号に変換さ
れた受信データは1サンプルずつ乗算器53に出力さ
れ、乗算器53においてPNコードレジスタA52に記
憶されているPN(Pseudo Random Noise)コードとの
乗算、すなわち逆拡散が行われる。PNコードは送信機
でCDMA変調の際に用いられたものと同一である。乗
算器53は1チップ当たり1サンプルのデータとPNコ
ードの乗算を行う。PNコードレジスタ52は4Mbp
sでPNコードを1ビットずつ乗算器53に出力してい
る。
【0010】乗算器53の乗算結果は逐次、加算器54
に出力される。加算器54は遅延回路55に格納されて
いる累積加算結果と乗算結果の加算を行い、新たな累積
加算結果を相関出力として出力すると共に遅延回路55
にも出力する。遅延回路55は、入力された累積加算結
果を格納する。また遅延回路55は、途中の累積加算結
果をCDMA復調回路(図示せず)に出力することがで
き、出力結果は受信データの復調に用いられる。ここで
加算器54及び遅延回路55は乗算器53に対応して、
4Mbpsの速度で累積加算及び累積加算結果の入出力
を行っている。
【0011】1シンボル分の乗算結果の累積加算による
積分が終了すると、加算器54からは積分値が相関出力
として出力されたことになる。図5のSCにおいて、加
算器54の出力結果は遅延回路55に格納されるので、
相関値は遅延回路55から出力するようにしても同様の
結果を得ることができる。1シンボル分の相関値が出力
されると、次のシンボルの相関出力に備えるため、遅延
回路55は格納されている累積加算結果をリセットす
る。加算器54から1シンボル単位に出力される相関出
力を基として、さらにCDMA復調回路において受信デ
ータの復調が行われる。以上が従来のスペクトラム拡散
通信用SCの動作である。
【0012】また、CDMA通信では、2次変調として
直交変調が用いられることもある。上述した従来のスペ
クトラム拡散通信用SCは、直交変調された受信データ
に対して相関出力を行う複素型のSCにも応用できる。
【0013】直交変調された受信データの復調方法につ
いて、以下に説明する。直交変調された受信データはそ
れぞれ、同相成分、直交成分とに分類できる。ここで同
相成分をRI、直交成分をR、拡散符号の同相成分を
I、直交成分をCqとすると、逆拡散することで得られ
る復調信号Dは D=(RI+jR)(CI−jCq) =(RI*CI+R*Cq)+j(−RI*Cq+R*CI) (1) と表される。(1)式より、復調信号の同相成分DI
直交成分Dqはそれぞれ DI=RI*CI+R*Cq (2) Dq=−RI*Cq+R*CI (3) と表される。(2)及び(3)式のDI、Dqについて累
積加算を行い、両成分についての相関値を出力すること
が複素型SCの目的である。
【0014】上述した受信データの復調方法を実現する
複素型SCの構成ブロック図を図6に示す。図6の複素
型SCにおいて、受信機のアンテナ(図示せず)で受信
されたCDMA変調アナログ信号は、同相成分及び直交
成分とに分類され、それぞれA/D変換器61A、61
Bとに入力される。また、拡散符号の同相成分及び直交
成分はそれぞれ、PNコードレジスタI62A、PNコ
ードレジスタQ62Bに記憶されている。
【0015】図6の複素型SCにおいて、A/D変換器
61、PNコードレジスタ62から出力されたデジタル
受信データと拡散符号は、位相を揃えるためレジスタ6
5A〜65Dに格納された後、相関演算部67に入力さ
れる。相関演算部67では、デジタル受信データ及び拡
散符号は乗算器63A〜63D、加算器64A〜64B
によって各成分の復調信号の導出式(2)及び(3)式
の演算が行われ、さらに累積加算器68で同相成分と直
交成分の1シンボル分の相関値をそれぞれ算出し、相関
出力I及び相関出力Qとして出力する。図6の複素型S
Cでは、CDMA変調アナログ信号は4Mbpsのチッ
プレートで送信され、複素型SCの各素子には16Mb
psクロックが入力されることにより、16Mbpsの
速度で動作している。
【0016】図7は、異なる複数の拡散符号によって直
交変調された受信データに対し相関演算を行う、従来の
スペクトラム拡散通信用複素型SCの構成ブロック図で
ある。図7の複素型SCは、ユーザ毎に割り振られてい
る3種類の拡散符号によって直交変調された受信データ
に対し、各拡散符号について逆拡散を行い、相関値を出
力するものである。図7の複素型SCは、A/D変換器
71A及び71Bと、PNコードレジスタ72A〜72
Fと、レジスタ75A〜75Hと、相関演算部710A
〜710Cとで構成されている。
【0017】図7の複素型SCでは、受信機のアンテナ
(図示せず)で受信されたCDMA変調アナログ信号
は、同相成分及び直交成分とに分類され、それぞれA/
D変換器71A、71Bとに入力される。ここでアナロ
グ信号は、4Mcpsのチップレートで送信されてお
り、3ユーザ分の送信データがそれぞれ異なる変調信号
で変調され、合成されている。A/D変換器71A及び
71Bによって各成分のCDMA変調アナログ信号はデ
ジタル変換され、デジタル受信データとしてレジスタ7
5A及び75Bに出力される。
【0018】またPNコードレジスタ72A〜72Fで
は、直交変調の際に用いられた成分別のPNコード1〜
3がそれぞれ記憶されており、各PNコードレジスタに
記憶されているPNコードは、レジスタ75C〜75H
にそれぞれ出力される。PNコードのうち、PNコード
1はユーザ1の、PNコード2はユーザ2の、PNコー
ド3はユーザ3の送信データの変調の際に用いられたも
のであり、各ユーザに異なるPNコードが割り振られて
いる。
【0019】図7の複素型SCにおいて、相関演算部7
10A〜710Cは、それぞれのPNコードにおける相
関演算を行うためのものであり、相関演算部710Aは
PNコード1に、相関演算部710BはPNコード2
に、相関演算部710CはPNコード3にそれぞれ対応
している。レジスタ75A及び75Bに格納された受信
データは、相関演算部710A〜710Cにそれぞれ出
力される。またレジスタ75C及び75Dに格納されて
いるPNコード1の各成分は相関演算部710Aに、レ
ジスタ75E及び75Fに格納されているPNコード2
の各成分は相関演算部710Bに、レジスタ75G及び
75Hに格納されているPNコード3の各成分は相関演
算部710Cにそれぞれ出力される。
【0020】相関演算部710A〜710Cは、図6の
相関演算部67と同一の構成であり、各PNコードに対
応した同相成分及び直交成分の相関出力を出力する。す
なわち図7の複素型SCでは、3ユーザ分の拡散符号で
直交変調された受信データに対して、各ユーザ毎の相関
値を得ることができる。よって相関演算部710Aはユ
ーザ1の、相関演算部710Bはユーザ2の、相関演算
部710Cはユーザ3の相関値を得ることができる。図
7の複素型SCも図6と同様、CDMA変調アナログ信
号は4Mbpsのチップレートで送信され、複素型SC
の各素子には16Mbpsクロックが入力されることに
より、16Mbpsの速度で動作している。
【0021】図7の複素型SCでは、ユーザの代わり
に、複数パスで送信されたCDMAアナログ変調信号に
対して、パス毎の相関値を出力させることもできる。こ
の場合、パス毎の相関出力結果を参照することにより、
最適なパスを検出することができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスペクトラム拡散通信用SCでは、復調するチャネ
ル数、ユーザ数又はパス数だけ相関演算部が必要である
ため、受信機における回路規模が増大するという問題点
があった。
【0023】特に近年の移動体通信の利用の急増に伴
い、多数のチャネルの受信データの復調を行うことがで
き、且つ安価に開発できるようなスペクトラム拡散通信
対応の受信機が求められている。例えば基地局は多くの
チャネルの信号受信及び復号処理が必要とされる機器の
一つである。一般的な基地局では、4つの搬送波で送信
される無線信号を扱っており、搬送波あたり32ユー
ザ、すなわち32チャネル割り振られているため、全部
で128チャネルの復調に対応している。
【0024】単純に全てのチャネルに対して上述したよ
うな相関処理を送受信の際に行うには、アンテナ数を
2、遅延波成分を少なくとも3つ取るものとして、12
8x2x3=768本の信号に対する処理を行わなけれ
ばならない。このため処理する信号ごとにSC回路を用
意するような従来の方法では、基地局の回路規模が増大
し、結果として開発費用の上昇を招くことになる。
【0025】回路規模を縮小できる従来のスペクトラム
拡散通信対応の受信機の一例として、平成8年3月26
日公開の特開平8−84098号「スペクトラム拡散通
信装置」(出願人:キヤノン株式会社、発明者:加藤伊
智郎)、平成11年11月5日公開の特開平11−30
8149号「4相相関器」(出願人:三菱電機株式会
社、発明者:石岡和明他)が挙げられる。
【0026】しかし、従来のスペクトラム拡散通信対応
の受信機でも、1チャネルの受信データを復調するSC
回路の回路規模を縮小したにとどまっており、従来通り
多チャネルの受信データを復調させるには相当数のSC
回路が必要となるため、回路規模を縮小する根本的な解
決には至っていなかった。
【0027】また、移動体通信では通信の性質上、伝送
路の環境の変化によって、復調時間位置が時間的に変化
する現象が発生するが、従来のスペクトラム拡散通信用
SCではこのような現象に容易に対応できないため、復
調の精度が悪化するという問題点があった。
【0028】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、伝送路の環境変化に対応でき、かつ回路規模を縮小
できるスペクトラム拡散通信用スライディングコリレー
タを提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、スペクトラム拡散通信用スライ
ディングコリレータにおいて、複数種の拡散符号により
スペクトラム拡散変調された複数のアナログ受信信号を
一定のサンプルレートでデジタル受信信号に変換するA
/D変換器と、デジタル受信信号を、サンプルタイミン
グ別に位相調整して出力する受信信号位相調整部と、各
々のアナログ受信信号の拡散変調で用いられた拡散符号
に対応した複数種の逆拡散符号を記憶して出力する逆拡
散符号系列記憶部と、逆拡散符号系列記憶部から出力さ
れた複数種の逆拡散符号をサンプルタイミング別に時分
割に切り替えて出力する逆拡散符号セレクタと、受信信
号位相調整部から出力されたデジタル受信信号と、逆拡
散符号セレクタから出力された逆拡散符号との相関演算
をサンプルタイミング別に時分割で行い、演算結果を復
調信号として出力する復調演算器と、復調演算器から出
力された復調信号をサンプルタイミング別に時分割で累
積加算し、累積加算結果を相関出力として出力する加算
器と、伝送路の環境の変化によるサンプルタイミングの
ずれを検出し、ずれに応じて前記受信信号位相調整部及
び逆拡散符号系列記憶部からの出力タイミングを調整す
る位相制御を行う制御装置とを備えるものであり、伝送
路の環境変化に対応して相関出力を行うことができ、か
つ回路規模を縮小することができる。
【0030】また、本発明は、スペクトラム拡散通信用
スライディングコリレータにおいて、複数種の拡散符号
によりスペクトラム拡散変調された複数のアナログ受信
信号を一定のサンプルレートでデジタル受信信号に変換
する複数のA/D変換器と、A/D変換器毎に設けら
れ、対応するA/D変換器で変換されたデジタル受信信
号をサンプルタイミング別に位相調整して出力する複数
の受信信号位相調整部と、受信信号位相調整部から出力
されたデジタル受信信号をサンプルタイミング別に時分
割に切り替えて出力する受信信号セレクタと、各々のア
ナログ受信信号の拡散変調で用いられた拡散符号に対応
した複数種の逆拡散符号を記憶する逆拡散符号系列記憶
部と、逆拡散符号系列記憶部から出力された複数種の逆
拡散符号をサンプルタイミング別に時分割に切り替えて
出力する逆拡散符号セレクタと、受信信号位相調整部か
ら出力されたデジタル受信信号と、逆拡散符号セレクタ
から出力された逆拡散符号との相関演算をサンプルタイ
ミング別に時分割で行い、演算結果を復調信号として出
力する復調演算器と、復調演算器から出力された復調信
号をサンプルタイミング別に時分割で累積加算し、累積
加算結果を相関出力として出力する加算器と、伝送路の
環境の変化によるサンプルタイミングのずれを検出し、
ずれに応じて受信信号位相調整部及び逆拡散符号系列記
憶部からの出力タイミングを調整する位相制御を行う制
御装置とを備えるものであり、伝送路の環境変化に対応
して相関出力を行うことができ、かつ回路規模を縮小す
ることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。本発明の実施の形態に係るス
ペクトラム拡散通信用SCは、ユーザ毎に割り振られた
複数種の拡散符号によりスペクトラム拡散されたアナロ
グ受信信号をオーバーサンプルレートでディジタル受信
信号に変換し、ディジタル受信信号及び逆拡散符号をサ
ンプルタイミング毎に時分割に切り替えて出力し、ディ
ジタル受信信号及び逆拡散符号との相関演算を時分割に
行い、サンプルタイミング毎の相関演算結果を一つ以上
の空き時間を含めて1チップ時間内に収まるよう出力
し、相関演算の累積加算を時分割に行い、サンプルタイ
ミング毎の1シンボル分の累積加算結果を相関出力とし
て出力し、伝送路の環境の変化によるサンプルタイミン
グのずれを検出し、サンプルタイミングのずれに応じて
ディジタル受信信号及び逆拡散符号の出力タイミングを
調整する位相制御を行うものであり、これにより伝送路
の環境変化に対応してユーザ毎の相関出力を行うことが
でき、かつSC回路規模を縮小することができる。
【0032】尚、請求項における逆拡散符号系列記憶部
は図2及び図4のPNコードレジスタに、受信信号位相
調整部は図2のデータ格納回路110、図4のデータ格
納回路410A〜410Cに、復調演算器は図3の乗算
器23A〜23D及び加算器24A〜24Bに、加算器
は図3の累積加算器38に、受信信号セレクタは図4の
セレクタ49Aに、逆拡散符号セレクタは図2のセレク
タ19、図4のセレクタ49Bにそれぞれ相当する。
【0033】まず本発明のスペクトラム拡散通信用SC
の前提となる、チップタイミングの位相制御の概念につ
いて説明する。スペクトラム拡散通信用SCのような逆
拡散装置では、受信したCDMA変調アナログ信号に同
期して、PNコードレジスタにおいてPNコードが生成
される。PNコードを同期して生成するため、PNコー
ドレジスタにはタイミング信号が入力されており、タイ
ミング信号は相関演算値がピークとなるようなタイミン
グで調整、生成されている。
【0034】移動体通信では通信の性質上、伝送路の環
境の変化によって、復調時間位置が時間的に変化する場
合がある。よって正確な受信データの復調結果を得るに
は、この時間的変化に対応してタイミング信号のタイミ
ングを早めたり、遅らせたりする位相制御を行う必要が
ある。このタイミング信号のタイミングを早めたり、遅
らせたりする位相制御を、「位相制御によるチップタイ
ミングの延長及び短縮」ということにする。
【0035】CDMA受信機では具体的に、相関出力等
に基づいて伝送路の環境の変化を検知し、検知結果に基
づいて同期回路等から出力される位相制御信号によっ
て、チップタイミングの延長及び短縮を行っている。ま
た位相制御の対象となるタイミング信号には、フレー
ム、スロット、シンボル、チップがあるが、本発明では
チップタイミングの位相制御を取り上げる。
【0036】図1は本発明での位相制御時におけるチッ
プタイミングのタイムチャート図である。図1のタイム
チャート図において、図1(a)はチップタイミングが
短縮された場合の、図1(b)はチップタイミングが延
長された場合の処理のタイムチャート図を表している。
【0037】1チップ時間中の復調処理の時間構成につ
いて、本発明では、ユーザ別にサンプルタイミングを割
り当てる方法を採用しており、1チップ時間中に連続し
て3サンプルタイミングを3ユーザに、残り1サンプル
タイミングを空き時間として割り当てている。すなわち
本発明では、1チップ時間において、連続する3サンプ
ルタイミングを各ユーザに割り当てており、割り当てら
れたサンプルタイミングにおいて、対応するユーザにつ
いての受信データの復調処理を行うような時間構成とし
ている。本発明のスペクトラム拡散通信用SCでは、上
述した時間構成(以下、「本発明のサンプル時間構成」
という)に従ってチップタイミングの位相制御を行うも
のとする。
【0038】図1(a)では、1チップ時間中、累積加
算処理を行わないサンプル時間、すなわち空き時間をな
いものとみなすことによって、1チップ時間を3サンプ
ル時間に短縮して、新たなチップ時間としている。一方
図1(b)では、1チップ時間中の空き時間を延長する
ことによって、1チップ時間を5サンプル時間に延長し
て、新たなチップ時間としている。図1で示したタイム
チャート図では、1チップ時間における空きのサンプル
時間を調整することによって、位相制御が行われてい
る。本発明のサンプル時間構成によれば、1チップ時間
内に1サンプル時間の空き時間を設けることによって、
位相制御によるチップタイミングの延長及び短縮に柔軟
に対応できる。
【0039】実際にはチップタイミングの位相制御は、
どのタイミングで行ってもよく、例えばシンボルの開始
時点、途中、あるいはシンボルをまたいで行ってもよ
い。しかし位相制御の量は、1チップ時間内に1サンプ
ル時間間隔でしか行われない。これは各チップタイミン
グにおいて、位相制御のために設けられているサンプル
時間が1サンプル時間しかないためである。
【0040】例えば10サンプル時間の位相制御を行う
場合には、10チップ時間をかけてそれぞれのチップに
対して1サンプル時間の位相制御を行うことになる。ま
た複数のユーザをサンプルとして位相制御を行う場合に
は、位相制御を1度に行えるユーザ数は1であるため、
回数を分けてそれぞれのユーザに対して位相制御を行
う。
【0041】位相制御が行われることで新たなチップタ
イミングが決定され、移動体端末内の他の装置あるいは
各種信号についてもこのチップタイミングに基づいて処
理が行われる。尚、本発明のサンプル時間構成は、異な
るオーバーサンプリング数やサンプル数についても適用
できるものである。
【0042】本発明の第1の実施の形態に係るスペクト
ラム拡散通信用SCの構成について、図2及び図3を用
いて説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態に係
るスペクトラム拡散通信用SC(以下、第1のSC)の
構成ブロック図であり、図3は、第1のSCに用いられ
る相関演算部17の構成ブロック図である。第1のSC
は、位相制御に対応して各ユーザの相関処理を時分割で
行う、複素型SCである。第1のSCは、3ユーザ(チ
ャネル)について、各ユーザの受信データを本発明のサ
ンプル時間構成に従って時分割で相関処理し、ユーザ別
に相関出力を行う。
【0043】第1のSCは、A/D変換器11と、PN
コード1レジスタ12Aと、PNコード2レジスタ12
Bと、PNコード3レジスタ12Cと、F/F15A〜
15Dと、セレクタ19と、データ格納回路110と、
相関演算部17とから構成されている。またデータ格納
回路110は、RAM111A及び111Bとから構成
されており、相関演算部17は、乗算器23A〜23D
と、加算器24A及び24Bと、F/F25A及び25
Bと、累積加算器18とで構成されており、さらに累積
加算器18は、加算器24C及び24Dと、RAM27
A及び27Bと、F/F26A及び26Bとから構成さ
れている。
【0044】また、第1のSCは、受信データの相関結
果に基づいて位相制御信号をデータ格納回路110中の
RAM111A及び111Bと、PNコードレジスタ1
2A〜12Cに出力する制御装置(図示せず)と、相関
演算部17からの相関出力を復調するCDMA復調回路
(図示せず)が設けられている。尚、上記制御装置はC
DMA復調回路とは別に設けてもよいし、CDMA復調
回路内に設けてもよい。
【0045】第1のSCにおいて、図2では紙面の都合
上、同相成分又は直交成分のうち、いずれか一方の成分
の相関出力をするための構成のみ図示している。図2で
は、A/D変換器11からデータ格納回路110の受信
データ出力系列と、各PNコードレジスタからセレクタ
19のPNコード出力系列は一系列ずつしか図示されて
いないが、実際には同相成分及び直交成分の受信データ
又はPNコードを出力するため、それぞれ2系列設置す
る必要がある。また、本発明の実施の形態のスペクトラ
ム拡散通信用SCの各F/Fには、データの入出力を行
わせるため16Mbpsのクロック周波数が入力される
が、図2では省略している。
【0046】A/D変換器11は、アンテナ(図示せ
ず)で受信したCDMA直交変調アナログ信号を成分別
にデジタル変換し、受信データとして出力する。A/D
変換器11でデジタル変換された各成分のアナログ信号
は、F/F15Aに出力、格納される。図2では示され
ていないが、各成分のアナログ信号をデジタル変換する
ため、A/D変換器11及びF/F15Aは成分毎に設
けられている。
【0047】アナログ信号のチップレートは4Mcps
であるため、A/D変換器11は、オーバーサンプリン
グのため、4倍にあたる16Mbpsの速度でデジタル
変換し、同一のアナログ信号1ビットに対して多ビット
の出力を行う。
【0048】PNコード1レジスタ12Aは、送信機で
アナログ信号のCDMA変調の際に用いられた拡散符号
であるPNコード1を成分別に記憶しており、制御装置
から出力される位相制御信号に基づいてPNコードを1
ビットずつF/F15Bに出力する。図2では示されて
いないが、PNコード1レジスタ12A及びF/F15
Bは成分毎に設けられている。
【0049】同様に、PNコード2レジスタ12BとP
Nコード3レジスタ12Cはそれぞれ、PNコード2、
3を成分別に記憶しており。制御装置から出力される位
相制御信号に基づいてPNコードを1ビットずつそれぞ
れF/F15CとF/F15Dに出力する。PNコード
2レジスタ12BとF/F15C、PNコード3レジス
タ12CとF/F15Dの組もそれぞれ、成分毎に設け
られている。
【0050】第1のSCにおいて、PNコード1〜PN
コード3はそれぞれ、ユーザ1〜3のデータ送信の際の
変調に用いられるPNコードである。PNコードレジス
タ12A〜12Cは、16Mbpsの速度で1ビットず
つPNコードを出力する。また、PNコードレジスタ1
2A〜12Cには、符号発生器を用いてもよい。
【0051】F/F15Aは、A/D変換器11によっ
てデジタル変換された受信データを成分毎に1ビットず
つ格納し、クロックに同期してデータ格納回路110に
出力する。F/F15B〜15Cは、PNコードレジス
タ12A〜12Cから出力されたPNコードを成分毎に
1ビットずつ格納し、クロックに同期してセレクタ19
に出力する。各F/Fには16Mbpsのクロック周波
数が入力され、この周波数に同期してデータの入出力を
行っている。
【0052】データ格納回路110は、各サンプルタイ
ミングの受信データを格納し、位相制御結果に基づいて
受信データを読み出し、相関演算部17に出力する。デ
ータ格納回路710は、RAM711A及び711Bを
有する構成となっている。
【0053】RAM711A及び711Bは、4サンプ
ル分の受信データを格納できるデュアルポートRAMで
あり、一方でA/D変換器71から出力される4サンプ
ル数分の受信データを格納し、他方のRAMで既に格納
した前の4サンプル数分の受信データを相関演算部77
に読み出す動作を交互に行う。受信データの読み出し処
理は制御装置から出力される位相制御信号に基づいて行
われる。図2において、データ格納回路110も成分毎
に設けられている。またデータ格納回路110は、16
Mbpsの速度で受信データの格納及び読み出しを行
う。
【0054】セレクタ19は、F/F15B〜15Dか
ら出力された各成分のPNコード1〜3を、16Mbp
sの速度で時分割で切り替えて相関演算部17に出力す
る。図2において、セレクタ19も成分毎に設けられて
いる。
【0055】相関演算部17は、受信データと各PNコ
ードとの相関演算をサンプルタイミング毎に行って復調
信号を出力し、1シンボル分の復調信号の累積加算結果
を相関出力としてCDMA復調回路に出力する。相関演
算部17において、乗算器23A〜23Dは、F/F1
5A〜15Dから出力された各成分の受信データ(図で
はデジタル受信データI、Q)とPNコードの乗算を行
う。加算器24A及び24Bは、各乗算器の乗算結果の
加算を行う。乗算器23A及び23Bの乗算結果は加算
器24Aへ、乗算器23C及び23Dの乗算結果は加算
器24Bに出力されそれぞれ加算が行われ、加算結果は
復調信号としてそれぞれF/F25AとF/F25Bに
出力される。
【0056】図3の相関演算部17において、乗算器2
3Aと23B及び加算器24Aによって同相成分の相関
演算が、乗算器23Cと23D及び加算器24Bによっ
て直交成分の相関演算が実現され、各成分の復調信号が
出力される。乗算器23A〜23D及び加算器24A及
び24Bは、それぞれ16Mbpsの速度で演算を行
う。
【0057】F/F25A及び25Bは、各加算器から
出力された加算結果、すなわち各成分の復調信号を格納
し、クロックに同期して累積加算器18に出力する。各
F/Fには16Mbpsのクロック周波数が入力され、
この周波数に同期してデータの入出力を行っている。
【0058】累積加算器18は、F/F25A、25B
から出力される同相成分と直交成分の受信データの復調
信号を1シンボル分累積加算して、成分毎に相関出力と
してCDMA復調回路に出力する。累積加算器18にお
いて、加算器24Cは同相成分の累積加算結果と新たに
入力された同相成分の復調信号との加算を行い、加算結
果を新たな累積加算結果としてRAM27A及びF/F
26Aに出力する。同様に加算器24Dは直交成分につ
いての累積加算を行い、加算結果をRAM27B及びF
/F26Bに出力する。
【0059】RAM27A、27Bは、PNコード1〜
3による復調信号の累積加算結果を規定されたアドレス
に格納する。また、新たな累積加算結果が入力される
と、それまで格納されていた累積加算結果を加算器24
C、24Dに出力し、規定されたアドレスに新たな累積
加算結果を格納する。RAM27Aは同相成分の、RA
M27Bは直交成分の復調信号の累積加算結果を格納す
る。
【0060】また、RAM27A及び27Bと、F/F
26A及び26Bには、クロック生成器(図示せず)か
ら出力されたイネーブル信号(図では制御信号)が入力
されている。ユーザ1〜3のシンボルタイミングでイネ
ーブル信号が入力されると、F/F26A及び26Bは
それぞれのタイミングにおける各ユーザの受信データの
1シンボルの相関出力をCDMA復調回路に出力し、R
AM27A及び27Bは、格納されているそれぞれのタ
イミングの累積加算結果をリセットする。累積加算器1
8を構成する各素子は、16Mbpsの速度で上述した
動作を行う。
【0061】制御装置は、伝送路の環境変化を検出し、
チップタイミングが遅れた場合はチップタイミング中の
空き時間を延長し、チップタイミングが早くなった場合
は空き時間を短縮する旨の位相制御信号を出力する。
【0062】制御装置は、PNコード1レジスタ12A
〜PNコード3レジスタ12Cに対しては各コードに対
応した位相制御信号を、データ格納回路110のRAM
111A及び111Bには、RAM111A又は111
Bに格納された受信データから各ユーザが必要とする受
信データを読み出すための位相制御信号を出力し、位相
制御を行う。
【0063】次に、第1のSCの動作について、図2及
び図3を用いて説明する。送信機よりCDMA直交変調
されて送信されたアナログ信号は、受信機のアンテナ
(図示せず)において受信され、同相成分及び直交成分
に分離される。ここでアナログ信号は、4Mcpsのチ
ップレートで送信されており、3ユーザ分の送信データ
がそれぞれ異なる変調信号で変調され、合成されてい
る。
【0064】アナログ信号はA/D変換器11に入力さ
れ、成分別にデジタルの受信データに16Mbpsの速
度で変換される。A/D変換器11から出力される受信
データは、1ビットずつF/F15Aに格納され、クロ
ック周波数と同期してデータ格納回路110に出力され
る。
【0065】F/F15Aから出力された受信データ
は、データ格納回路110においてRAM111A又は
111Bのうち、入力ポートが閉じているRAMに格納
される。すなわち各サンプルタイミングの受信データ
が、順次入力ポートが閉じているRAMに格納される。
RAM111A又はRAM111Bには、各サンプルタ
イミングの受信データが、それぞれ規定のアドレス(図
ではSample1〜4)に格納される。
【0066】1つのRAMへの受信データの格納が終了
すると、受信データを格納したRAMは入力ポートが開
き、さらに出力ポートが閉じて、相関演算部17に対し
て位相制御信号に基づき、格納された受信データの読み
出しが行われる。他方のRAMは入力ポートが閉じ、出
力ポートが開くことで新たな受信データの格納を行う。
【0067】第1のSCのデータ格納回路110におい
て、RAM111A及び111Bは、制御装置から出力
された位相制御信号に基づいて、位相制御に対応した受
信データの読み出しを行うことができる。上述した通
り、本発明のサンプル時間構成では、1チップ時間中連
続した3サンプル時間を各ユーザの受信データの復調処
理に割り当てており、空き時間である残りの1サンプル
時間の長さを調整することによって、チップタイミング
の位相制御を行っている。
【0068】データ格納回路110における位相制御時
の受信データの読み出し動作について、例を挙げて説明
する。今、位相制御直前まで、RAM111A又は11
1BのアドレスSample1に格納される受信データ
を読み出す場合について考える。例えば伝送路の環境変
化により当該データの受信が1サンプル時間速まると、
制御装置は、RAMに格納されている当該受信データを
読み出すタイミングを1サンプル時間速めるような位相
制御信号をRAM111A及び111Bに出力する。こ
のような位相制御に伴い、RAM111A又は111B
のアドレスSample1及び4に格納されているデー
タが読み出されることになり、4サンプル時間内でこれ
らのアドレスからデータの読み出しを行う。すなわちS
ample1に格納されているデータは通常のサンプル
時間で、Sample4に格納されているデータは空き
時間を利用して読み出される。
【0069】また当該データの受信が1サンプル時間遅
れると、制御装置は、RAM格納されている当該受信デ
ータを読み出すタイミングを1サンプル時間遅らせるよ
うな位相制御信号をRAM111A及び111Bに出力
する。このような位相制御に伴い、次の読み出しに用い
られるRAMのアドレスSample2に格納されてい
るデータが読み出されることになり、次の4サンプル時
間内においてこのアドレスのデータの読み出しを行う。
このような位相制御信号に基づいて受信データの読み出
しのタイミング調整を行うことにより、位相制御による
新たなチップタイミングに対応した相関演算を実現でき
る。
【0070】図2のスペクトラム拡散通信用SCにおい
て、各ユーザの位相制御は、同一チップ時間で同時に位
相制御が行われないように制御され、1チップ時間当た
り必ず1ユーザずつの位相制御が行われている。ただ
し、チップが長くなる場合の位相制御については、複数
ユーザに対して同時に行ってもよい。また第1のSCの
各素子の動作速度を上げて時分割処理できるサンプル数
を増やし、空き時間を増やすことによって、複数ユーザ
で同時にチップが短縮される場合の位相制御を行うこと
ができる。
【0071】PNコード1レジスタ12A〜PNコード
3レジスタ12Cには、それぞれユーザ1〜3からの受
信データの変調の際に用いられた各成分のPNコードが
記憶されており、それぞれ16Mbpsの速度でF/F
15B〜15DにPNコードを1ビットずつ出力する。
また各PNコードレジスタには、各PNコードで変調さ
れた受信データに対応した位相制御信号(図では位相制
御信号1〜3)が制御装置から出力されており、各PN
コードレジスタは、位相制御信号に基づいてPNコード
の出力タイミングを調整している。
【0072】F/F15B〜15Dは、格納されたPN
コードをクロック周波数に同期してセレクタ19に出力
する。セレクタ19は、PNコード1レジスタ12A〜
PNコード3レジスタ12Cからそれぞれ出力されたP
Nコードを16Mbpsの速度で切り替えて相関演算部
17に出力する。よって相関演算部17には、位相制御
結果に対応して各ユーザの受信データ及びPNコードが
時分割で入力されるため、相関演算部17は位相制御に
基づいてユーザ毎の相関演算及び相関出力をすることが
できる。
【0073】相関演算部17は、データ格納回路110
から出力された受信データ及びセレクタ19から出力さ
れたPNコードとの相関演算及び累積加算を行い、1シ
ンボル分の復調信号の累積加算が終了すると、累積加算
結果である相関出力をユーザ別に時分割でCDMA復調
回路に出力する。相関演算部17の累積加算器18にお
いて、累積加算を行わない時間、すなわち4つ目のサン
プル時間にはRAM27A又は27Bからデータを読み
出し、加算処理を行っても、再び加算結果をRAM27
A又は27Bに書き込まないように制御する必要があ
る。
【0074】本発明の第1の実施の形態のスペクトラム
拡散通信用SCによれば、位相制御によって決定された
新たなチップタイミングに基づいて、データ格納回路1
10では受信データの読み出しを行って相関演算部17
に出力し、PNコード1レジスタ12A〜PNコード3
レジスタ12CではPNコードをセレクタ19に出力
し、セレクタ19において時分割で切り替えて相関演算
部17に出力することにより、従来ユーザ数分必要であ
った相関演算部が1個で済むため、SC回路規模を大幅
に縮小できる効果がある。
【0075】また、本発明の実施の形態のスペクトラム
拡散通信用SCは、制御装置によってチップタイミング
の延長又は短縮に対応して受信データ出力及びPNコー
ド出力のタイミングを調整する位相制御を実現している
ので、伝送路の環境変化が起きた場合でも、サンプルタ
イミングにおけるデータ毎の相関出力を正確に得ること
ができる効果がある。
【0076】次に、本発明の第2の実施の形態に係るス
ペクトラム拡散通信用SCについて、図4を用いて説明
する。図4は、本発明の第2の実施の形態に係るスペク
トラム拡散通信用SCの構成ブロック図である。本発明
の第2の実施の形態に係るスペクトラム拡散通信用SC
(以下、第2のSC)は、位相制御に対応してアンテナ
毎に受信した受信データの相関処理を時分割で行う、複
素型SCである。第2のSCは、3つのアンテナで受信
した各ユーザの受信データを本発明のサンプル時間構成
に従ってサンプルタイミング別に時分割で相関処理し、
ユーザ別の相関出力を行う。
【0077】第2のSCは、A/D変換器41A〜41
Cと、PNコード1レジスタ42Aと、PNコード2レ
ジスタ42Bと、PNコード3レジスタ42Cと、F/
F45A〜45Fと、セレクタ49A〜49Bと、デー
タ格納回路410A〜410Cと、相関演算部47とか
ら構成されている。第2のSCを構成する各素子の構成
は、第1のSCの対応する素子と同一であるので説明は
省略する。
【0078】また、第2のSCには、受信データの相関
結果に基づいて位相制御信号を各データ格納回路中のR
AMと、PNコードレジスタ42A〜42Cに出力する
制御装置(図示せず)と、相関演算部47からの相関出
力を復調するCDMA復調回路(図示せず)が設けられ
ている。第2のSCの制御装置とCDMA復調回路の構
成及び動作は、第1のSCの制御装置と同一である。
尚、上記制御装置はCDMA復調回路とは別に設けても
よいし、CDMA復調回路内に設けてもよい。
【0079】第2のSCにおいて、図4では紙面の都合
上、同相成分又は直交成分のうち、いずれか一方の成分
の相関出力をするための構成のみ図示している。図4で
は、各A/D変換器からセレクタ49Aの受信データ出
力系列と、各PNコードレジスタからセレクタ49Bの
PNコード出力系列は一系列ずつしか図示されていない
が、実際には同相成分及び直交成分の受信データ又はP
Nコードを出力するため、それぞれ2系列設置する必要
がある。また、第2のSCの各F/Fには、データの入
出力を行わせるため16Mbpsのクロック周波数が入
力されるが、図4では省略している。
【0080】次に、第2のSCの動作について、図4を
用いて説明する。送信機よりCDMA直交変調されて送
信されたアナログ信号は、受信機の3つのアンテナであ
る第1のアンテナ、第2のアンテナ、第3のアンテナ
(図示せず)において受信され、同相成分及び直交成分
に分離される。ここでアナログ信号は、4Mcpsのチ
ップレートで送信されており、3ユーザ分の送信データ
がそれぞれ異なる変調信号で変調され、合成されてい
る。
【0081】そして、第1のアンテナで受信したアナロ
グ信号はA/D変換器41Aに、第2のアンテナで受信
したアナログ信号はA/D変換器41Bに、第3のアン
テナで受信したアナログ信号はA/D変換器41Cにそ
れぞれ入力され、成分別に16Mbpsの速度でデジタ
ルの受信データに変換される。それぞれのA/D変換器
から出力される受信データは、1ビットずつF/F45
A〜45Cに格納され、クロック周波数と同期してデー
タ格納回路410A〜410Cに出力される。
【0082】データ格納回路410A〜410Cの構成
及び動作は、図2のデータ格納回路110と同一であ
る。データ格納回路410A〜410Cでは、それぞれ
のアンテナで受信された受信データについて、位相制御
によるタイミングに基づいて、セレクタ49Aに出力し
ている。具体的には、データ格納回路410A〜410
C中のRAMには制御装置から位相制御信号が出力され
ており、この位相制御信号に基づいて受信データの出力
を行っている。
【0083】また、データ格納回路410A〜410C
における受信データの格納及び読み出しは、16Mbp
sの速度で行われる。セレクタ49Aは、データ格納回
路410A〜410Cからそれぞれ出力された受信デー
タを16Mbpsの速度で切り替えて相関演算部47に
出力する。
【0084】PNコード1レジスタ42A〜PNコード
3レジスタ42Cには、それぞれアンテナ1〜アンテナ
3で受信した受信データの変調の際に用いられた各成分
のPNコードが記憶されており、それぞれ16Mbps
の速度でF/F45D〜45FにPNコードを1ビット
ずつ出力する。また各PNコードレジスタには、各PN
コードで変調された受信データに対応した位相制御信号
(図では位相制御信号1〜3)が制御装置から出力され
ており、各PNコードレジスタは、位相制御信号に基づ
いてPNコードの出力タイミングを調整している。
【0085】F/F45D〜45Fは、格納されたPN
コードをクロック周波数に同期してセレクタ49Bに出
力する。セレクタ49Bは、PNコード1レジスタ42
A〜PNコード3レジスタ42Cからそれぞれ出力され
たPNコードを16Mbpsの速度で切り替えて相関演
算部に出力する。
【0086】相関演算部47は、セレクタ49Aから出
力された受信データ及びセレクタ49Bから出力された
PNコードとの相関演算及び累積加算を行い、1シンボ
ル分の復調信号の累積加算が終了すると、累積加算結果
である相関出力をユーザ別に時分割でCDMA復調回路
に出力する。図4のスペクトラム拡散通信用SCも図2
と同様に、ユーザ別の相関出力を時分割で行っている。
よって相関演算部47では、位相制御による新たなタイ
ミングに基づいて各ユーザの相関演算を行うことができ
る。
【0087】図4のスペクトラム拡散通信用SCにおい
て、各アンテナで受信する受信データが、同一のPNコ
ードで変調されている場合には、PNコードレジスタは
1つであってもよい。この場合、サンプルタイミング別
にPNコードを遅延化してセレクタ49Bに出力できる
よう、PNコードレジスタとセレクタ49Bの間にF/
Fのレジスタ列等を設けてタイミングを調整するように
してもよい。
【0088】相関演算部47の累積加算器において、累
積加算を行わない時間、すなわち4つ目のサンプル時間
にはRAMからデータを読み出し加算処理を行っても、
再び加算結果をRAMに書き込まないように制御する必
要がある。
【0089】本発明の第2の実施の形態のスペクトラム
拡散通信用SCによれば、各ユーザのデータを受信する
アンテナ毎にデータ格納回路を設け、位相制御によって
決定された新たなチップタイミングに基づいて、セレク
タ49Aでは各ユーザの受信データを、セレクタ49B
では対応するPNコードを相関演算部47に出力でき
る。これにより、従来ユーザ数分必要であった相関演算
部が1個で済むため、SC回路規模を縮小できる効果が
ある。
【0090】また、複数のアンテナでアナログ信号を受
信する構成としたことにより、アンテナの故障が発生し
た場合でも、代替のアンテナでアナログ信号を受信すれ
ば済むため、安定して相関出力を得ることができる。こ
の場合、セレクタ49Aでは選択するアンテナの受信デ
ータを変更するよう設定する必要がある。
【0091】また、本発明の実施の形態のスペクトラム
拡散通信用SCは、制御装置によってチップタイミング
の延長又は短縮に対応してPNコード出力のタイミング
を調整する位相制御を実現しているので、伝送路の環境
変化が起きた場合でも、サンプルタイミングにおけるデ
ータ毎の相関出力を正確に得ることができる効果があ
る。
【0092】本発明の各々の実施の形態に係るスペクト
ラム拡散通信用SCは、受信データのサンプリング数、
ユーザ数及びアンテナ数によらず適用できるものであ
る。また、A/D変換器のデジタル変換速度、クロック
周波数の速度も、用いる回路の性能に応じて決定してよ
い。また、本発明の各々の実施の形態に係るスペクトラ
ム拡散通信用SCは、直交変調方式だけでなく、他の直
接拡散変調方式にも対応できるものである。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、複数種の拡散符号によ
りスペクトラム拡散変調された複数のアナログ受信信号
を一定のサンプルレートでデジタル受信信号に変換する
A/D変換器と、デジタル受信信号を、サンプルタイミ
ング別に位相調整して出力する受信信号位相調整部と、
各々のアナログ受信信号の拡散変調で用いられた拡散符
号に対応した複数種の逆拡散符号を記憶して出力する逆
拡散符号系列記憶部と、逆拡散符号系列記憶部から出力
された複数種の逆拡散符号をサンプルタイミング別に時
分割に切り替えて出力する逆拡散符号セレクタと、受信
信号位相調整部から出力されたデジタル受信信号と、逆
拡散符号セレクタから出力された逆拡散符号との相関演
算をサンプルタイミング別に時分割で行い、演算結果を
復調信号として出力する復調演算器と、復調演算器から
出力された復調信号をサンプルタイミング別に時分割で
累積加算し、累積加算結果を相関出力として出力する加
算器と、伝送路の環境の変化によるサンプルタイミング
のずれを検出し、ずれに応じて前記受信信号位相調整部
及び逆拡散符号系列記憶部からの出力タイミングを調整
する位相制御を行う制御装置とを備えるスペクトラム拡
散通信用スライディングコリレータとしたことにより、
伝送路の環境変化に対応して相関出力を行うことがで
き、かつSC回路全体の規模を縮小できる効果がある。
【0094】また、複数種の拡散符号によりスペクトラ
ム拡散変調された複数のアナログ受信信号を一定のサン
プルレートでデジタル受信信号に変換する複数のA/D
変換器と、A/D変換器毎に設けられ、対応するA/D
変換器で変換されたデジタル受信信号をサンプルタイミ
ング別に位相調整して出力する複数の受信信号位相調整
部と、受信信号位相調整部から出力されたデジタル受信
信号をサンプルタイミング別に時分割に切り替えて出力
する受信信号セレクタと、各々のアナログ受信信号の拡
散変調で用いられた拡散符号に対応した複数種の逆拡散
符号を記憶する逆拡散符号系列記憶部と、逆拡散符号系
列記憶部から出力された複数種の逆拡散符号をサンプル
タイミング別に時分割に切り替えて出力する逆拡散符号
セレクタと、受信信号位相調整部から出力されたデジタ
ル受信信号と、逆拡散符号セレクタから出力された逆拡
散符号との相関演算をサンプルタイミング別に時分割で
行い、演算結果を復調信号として出力する復調演算器
と、復調演算器から出力された復調信号をサンプルタイ
ミング別に時分割で累積加算し、累積加算結果を相関出
力として出力する加算器と、伝送路の環境の変化による
サンプルタイミングのずれを検出し、ずれに応じて受信
信号位相調整部及び逆拡散符号系列記憶部からの出力タ
イミングを調整する位相制御を行う制御装置とを備える
スペクトラム拡散通信用スライディングコリレータとし
たことにより、伝送路の環境変化に対応して相関出力を
行うことができ、かつSC回路全体の規模を縮小できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】チップタイミングの位相制御時におけるタイム
チャート図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るスペクトラム
拡散通信用SCの構成ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るスペクトラム拡散通
信用SCで用いる相関演算部の構成ブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るスペクトラム
拡散通信用SCの構成ブロック図である。
【図5】従来のスペクトラム拡散通信用SCの構成ブロ
ック図である。
【図6】従来のスペクトラム拡散通信用複素型SCの構
成ブロック図である。
【図7】複数の拡散符号による直交変調に対応した、従
来のスペクトラム拡散通信用複素型SCの構成ブロック
図である。
【符号の説明】
11,41A,41B,41C,61A,61B,71
A,71B…A/D変換器、 12A,12B,12
C,42A,42B,42C,52,62A,62B,
72A,72B,72C,72D,72E,72F…P
Nコードレジスタ、 17,47,710A,710
B,710C…相関演算部、 18,68…累積加算器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種の拡散符号によりスペクトラム拡
    散変調された複数のアナログ受信信号を一定のサンプル
    レートでデジタル受信信号に変換するA/D変換器と、 前記デジタル受信信号を、サンプルタイミング別に位相
    調整して出力する受信信号位相調整部と、 各々の前記アナログ受信信号の拡散変調で用いられた拡
    散符号に対応した複数種の逆拡散符号を記憶して出力す
    る逆拡散符号系列記憶部と、 前記逆拡散符号系列記憶部から出力された前記複数種の
    逆拡散符号をサンプルタイミング別に時分割に切り替え
    て出力する逆拡散符号セレクタと、 前記受信信号位相調整部から出力された前記デジタル受
    信信号と、前記逆拡散符号セレクタから出力された前記
    逆拡散符号との相関演算をサンプルタイミング別に時分
    割で行い、演算結果を復調信号として出力する復調演算
    器と、 前記復調演算器から出力された復調信号をサンプルタイ
    ミング別に時分割で累積加算し、累積加算結果を相関出
    力として出力する加算器と、 伝送路の環境の変化によるサンプルタイミングのずれを
    検出し、前記ずれに応じて前記受信信号位相調整部及び
    前記逆拡散符号系列記憶部からの出力タイミングを調整
    する位相制御を行う制御装置とを備えることを特徴とす
    るスペクトラム拡散通信用スライディングコリレータ。
  2. 【請求項2】 複数種の拡散符号によりスペクトラム拡
    散変調された複数のアナログ受信信号を一定のサンプル
    レートでデジタル受信信号に変換する複数のA/D変換
    器と、 前記A/D変換器毎に設けられ、対応する前記A/D変
    換器で変換された前記デジタル受信信号をサンプルタイ
    ミング別に位相調整して出力する複数の受信信号位相調
    整部と、 前記受信信号位相調整部から出力された前記デジタル受
    信信号をサンプルタイミング別に時分割に切り替えて出
    力する受信信号セレクタと、 各々の前記アナログ受信信号の拡散変調で用いられた拡
    散符号に対応した複数種の逆拡散符号を記憶する逆拡散
    符号系列記憶部と、 前記逆拡散符号系列記憶部から出力された前記複数種の
    逆拡散符号をサンプルタイミング別に時分割に切り替え
    て出力する逆拡散符号セレクタと、 前記受信信号位相調整部から出力された前記デジタル受
    信信号と、前記逆拡散符号セレクタから出力された前記
    逆拡散符号との相関演算をサンプルタイミング別に時分
    割で行い、演算結果を復調信号として出力する復調演算
    器と、 前記復調演算器から出力された復調信号をサンプルタイ
    ミング別に時分割で累積加算し、累積加算結果を相関出
    力として出力する加算器と、 伝送路の環境の変化によるサンプルタイミングのずれを
    検出し、前記ずれに応じて前記受信信号位相調整部及び
    前記逆拡散符号記憶部からの出力タイミングを調整する
    位相制御を行う制御装置とを備えることを特徴とするス
    ペクトラム拡散通信用スライディングコリレータ。
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