JP2002026766A - スペクトラム拡散通信用スライディングコリレータ - Google Patents

スペクトラム拡散通信用スライディングコリレータ

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JP2002026766A
JP2002026766A JP2000201121A JP2000201121A JP2002026766A JP 2002026766 A JP2002026766 A JP 2002026766A JP 2000201121 A JP2000201121 A JP 2000201121A JP 2000201121 A JP2000201121 A JP 2000201121A JP 2002026766 A JP2002026766 A JP 2002026766A
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Ichiro Imaizumi
市郎 今泉
Takahiro Todate
高広 戸舘
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多チャネルのスペクトラム拡散されたアナロ
グ信号の相関値を出力し、回路規模を縮小できるスペク
トラム拡散通信用スライディングコリレータを提供す
る。 【解決手段】 複数の逆拡散符号をA/D変換器11の
デジタル変換よりも高速に切り換えて乗算器に出力する
PNコードセレクタ16と、逆拡散符号の種別に遅延回
路15A,Bに格納された乗算結果の累積加算結果をA
/D変換器11のデジタル変換よりも高速に切り換えて
加算器14に出力する累積加算セレクタ17を設けたこ
とにより、多チャネルの相関値を出力でき、回路規模を
縮小できるスペクトラム拡散通信用スライディングコリ
レータである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトラム拡散
通信方式の受信機で用いられるスペクトラム拡散通信用
スライディングコリレータに係り、特に回路規模を縮小
できるスペクトラム拡散通信用スライディングコリレー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信又は無線LAN(Local Area
Network)等に用いられるスペクトラム拡散通信方式で
は、無線送信を行う際に、送信機側で送信データに対し
て狭帯域変調(1次変調)と拡散変調(2次変調)の二
段階変調を行っている。このため受信機では、無線送信
されたデータを受信すると、まず逆拡散を行って1次変
調の状態に戻した後に、検波回路によりベースバンド信
号の再生を行っている。つまり受信機では、送信機にお
ける二段階変調に対応して受信データを復調するような
構成となっている。
【0003】スペクトラム拡散通信方式の受信機では、
受信したデータの復調を行うための相関値を出力するス
ペクトラム拡散通信用相関回路が用いられており、この
回路は受信データに対して逆拡散及び相関出力を行う逆
拡散回路と、逆拡散回路の出力結果を基に復調を行う符
号分割多重変調波の復調回路で構成されている。
【0004】スペクトラム拡散通信用相関回路の逆拡散
回路として、受信データの同期捕捉を行い、検出された
同期位相で相関を取るために、論理回路で構成されたス
ライディングコリレータ(Sliding Correlater:以下S
Cという)が従来から用いられてきた。
【0005】SCは、送信側で用いられた符号系列を1
チップ単位でシフトさせ受信データの逆拡散を行い、受
信側の符号系列との相関を求めるものである。SCで
は、符号系列長分のチップ数について受信データの逆拡
散を行うことにより、受信データの相関値を得ることが
できる。
【0006】従来のスペクトラム拡散通信方式のSCの
構成及び動作について、図6を用いて説明する。図6
は、従来のスペクトラム拡散通信用SCの構成ブロック
図である。図6のSCは、符号分割多重(Code Divisio
n Multiple Access:以下CDMAという)変調された
受信データの相関を求めるものである。
【0007】従来のスペクトラム拡散通信用SCは、A
/D変換器61と、乗算器62と、PNコードレジスタ
63と、加算器64と、遅延回路65とから構成されて
いる。ここで遅延回路65には、1シンボル分の受信デ
ータの処理が完了する毎に相関値をリセットする必要が
あるため、リセット機能のあるF/F(Flip Flop)又
はレジスタを用いている。
【0008】次に、従来のスペクトラム拡散通信用SC
の動作について、図6を用いて説明する。送信機よりC
DMA変調されて送信されたアナログ信号は、受信機の
アンテナ(図示せず)において受信された後、A/D変
換器61に入力され、デジタルの受信データに変換され
る。ここでアナログ信号のチップレートは4Mcpsで
あり、A/D変換器61におけるデジタル変換はオーバ
ーサンプリングのため、通常その4倍にあたる16Mb
psで、1サンプルあたり多ビット出力される。
【0009】A/D変換器61でデジタル信号に変換さ
れた受信データは1サンプルずつ乗算器62に出力さ
れ、乗算器62においてPNコードレジスタ63に記憶
されているPN(Pseudo Random Noise)符号コードと
の乗算、すなわち逆拡散が行われる。PN符号コードは
送信機でCDMA変調の際に用いられたものと同一であ
る。乗算器62はA/D変換器61と同様、16Mbp
s又はチップレートの4Mbpsの速度で乗算を行い、
PNコードレジスタ63も16MbpsでPN符号コー
ドを1ビットずつ乗算器62に出力している。
【0010】乗算器62の乗算結果は逐次、加算器64
に出力される。加算器64は遅延回路65に格納されて
いる累積加算結果と乗算結果の加算を行い、新たな累積
加算結果を相関出力として出力すると共に遅延回路65
にも出力する。遅延回路65は、入力された累積加算結
果を格納する。
【0011】1シンボル分の乗算結果の累積加算による
積分が終了すると、加算器64からは積分値が相関出力
として出力されたことになる。図6のSCにおいて、加
算器64の出力結果は遅延回路65に格納されるので、
相関値は遅延回路65から出力するようにしても同様の
結果を得ることができる。1シンボル分の相関値が出力
されると、次のシンボルの相関出力に備えるため、遅延
回路65は格納されている累積加算結果をリセットす
る。ここでも加算器64及び遅延回路65はA/D変換
器61に対応して、16Mbpsの速度又は4Mbps
の速度で累積加算及び累積加算結果の入出力を行ってい
る。
【0012】加算器64から1シンボル単位に出力され
る相関出力を基として、さらにCDMA復調回路(図示
せず)において復調が行われる。以上が従来のスペクト
ラム拡散通信用SCの動作である。
【0013】また、CDMA通信では、2次変調として
直交変調が用いられることもある。上述した従来のスペ
クトラム拡散通信用SCは、直交変調された受信データ
に対して相関出力を行う複素型のSCにも応用できる。
【0014】直交変調された受信データの復調方法につ
いて、以下に説明する。直交変調された受信データはそ
れぞれ、同相成分、直交成分とに分類できる。ここで同
相成分をRI、直交成分をR、拡散符号の同相成分を
I、直交成分をCqとすると、逆拡散することで得られ
る復調信号Dは D=(RI+jR)(CI−jCq) =(RI*CI+R*Cq)+j(−RI*Cq+R*CI) (1) と表される。(1)式より、復調信号の同相成分DI
直交成分Dqはそれぞれ DI=RI*CI+R*Cq (2) Dq=−RI*Cq+R*CI (3) と表される。(2)及び(3)式のDI、Dqについて累
積加算を行い、両成分についての相関値を出力すること
が複素型SCの目的である。
【0015】上述した受信データの復調方法を実現する
複素型SCの構成ブロック図を図7に示す。図7の複素
型SCにおいて、受信機のアンテナ(図示せず)で受信
されたCDMA変調アナログ信号は、同相成分及び直交
成分とに分類され、それぞれA/D変換器71A、71
Bとに入力される。また、拡散符号の同相成分及び直交
成分はそれぞれ、PNコードレジスタI73A、PNコ
ードレジスタQ73Bに記憶されている。
【0016】図7の複素型SCにおいて、A/D変換器
及びPNコードレジスタから出力されたデジタル受信デ
ータ及び拡散符号は、位相を揃えるためレジスタ75A
〜75Dに格納された後、相関演算部77に入力され
る。相関演算部77では、デジタル受信データ及び拡散
符号は乗算器72A〜72D、加算器74A〜74Bに
よって各成分の復調信号の導出式(2)及び(3)式の
演算が行われ、さらに累積加算器78で同相成分と直交
成分の1シンボル分の相関値をそれぞれ算出し、相関出
力I及び相関出力Qとして出力する。
【0017】図7の複素型SCでは、CDMA変調アナ
ログ信号は4Mbpsのチップレートで送信され、複素
型SCの各素子には16Mbpsクロックが入力される
ことにより、16Mbpsの速度で動作している。
【0018】さらに図7の複素型SCに位相補正機能を
持たせたものを図8に示す。位相補正としては従来、マ
ッチドフィルタを用いて受信データのシンボルの先頭位
置を検出し、拡散符号の発生タイミングを調整する方法
が用いられてきたが、マッチドフィルタでは検出精度が
充分でない上時間による位相変化も発生するため、同期
はずれを起こし目的の精度の相関出力を得ることができ
ない場合がある。図8の複素型SCは、相関出力結果か
ら最適な位相を検出することによって復調位相を調整す
ることを特徴としている。また、SCはマッチドフィル
タと比較して、回路規模が1/100〜1/1000と
極端に小さいことから、CDMA変調の相関出力の際に
は多く用いられている。
【0019】尚、従来のSCとマッチドフィルタに関連
する記述は、平成9年7月31日公開の特開平9−20
0179号「マルチユーザ復調方法および装置」(出願
人:国際電気株式会社、株式会社鷹山、発明者:占部健
三他)等で紹介されている。
【0020】図8の複素型SCでは、PNコードレジス
タI83A及びPNコードレジスタQ83BからのPN
符号コードの位相をサンプル間隔でずらし、それぞれの
タイミングのPN符号コードをレジスタ列85C〜85
E、85F〜85Hに入力している。図8の複素型SC
では、各レジスタ列には3つのレジスタが接続されてお
り、クロック毎に右方向のレジスタにPN符号コードを
シフトさせる構成となっており、3通りのタイミングの
ずれに対応したPN符号コードを出力できる。
【0021】各サンプル間隔でレジスタ列に入力された
PN符号コードは、A/D変換器81A、81Bでデジ
タル変換された受信データと共に3つの複素型SC87
A〜87Cにそれぞれ入力される。複素型SC87A〜
87Cは、図7の複素型SC77と同一の構成であり、
3通りのタイミングのずれ(図ではそれぞれEARL
Y、MAIN、LATEとしている)に対応した同相成
分及び直交成分の相関出力を出力する。
【0022】図8の複素型SCも図7と同様、CDMA
変調アナログ信号は4Mbpsのチップレートで送信さ
れ、複素型SCの各素子には16Mbps又は4Mbp
sクロックが入力されることにより、16Mbps又は
4Mbpsの速度で動作している。
【0023】図8の複素型SCにより、異なるタイミン
グでPN符号コードを出力させ、これに対応した相関出
力をすることによって、相関出力の結果から最適なタイ
ミングを検出して位相のずれを確認することができる。
また、タイミングの検出結果をPNコードレジスタなど
にフィードバックすることにより、CDMA変調アナロ
グ信号と同期した最適な状態で復調処理を行うことがで
きる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスペクトラム拡散通信用SCでは、復調するチャネ
ル数だけSC回路が必要であるため、受信機における回
路規模が増大するという問題点があった。特に近年の移
動体通信の利用の急増に伴い、多数のチャネルの受信デ
ータの復調を行え、且つ安価に開発できるようなスペク
トラム拡散通信対応の受信機が求められている。
【0025】例えば基地局は多くのチャネルの信号受信
及び復号処理が必要とされる機器の一つである。一般的
な基地局では、4つの搬送波で送信される無線信号を扱
っており、搬送波あたり32ユーザ、すなわち32チャ
ネル割り振られているため、全部で128チャネルの復
調に対応している。
【0026】単純に全てのチャネルに対して上述したよ
うな相関処理を送受信の際に行うには、アンテナ数を
2、遅延波成分を少なくとも3つ取るものとして、12
8x2x3=768本の信号に対する処理を行わなけれ
ばならない。このため処理する信号ごとにSC回路を用
意するような従来の方法では、基地局の回路規模が増大
し、結果として開発費用の上昇を招くことになる。
【0027】回路規模を縮小できる従来のスペクトラム
拡散通信対応の受信機の一例として、平成8年3月26
日公開の特開平8−84098号「スペクトラム拡散通
信装置」(出願人:キヤノン株式会社、発明者:加藤伊
智郎)、平成11年11月5日公開の特開平11−30
8149号「4相相関器」(出願人:三菱電機株式会
社、発明者:石岡和明他)が挙げられる。
【0028】しかし、従来のスペクトラム拡散通信対応
の受信機でも、1チャネルの受信データを復調するSC
回路の回路規模を縮小したにとどまっており、従来通り
多チャネルの受信データを復調させるには相当数のSC
回路が必要となるため、回路規模を縮小する根本的な解
決には至っていなかった。
【0029】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、多チャネルの受信データに対応し、かつ回路規模を
縮小できるスペクトラム拡散通信用スライディングコリ
レータを提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、スペクトラム拡散通信用スライ
ディングコリレータにおいて、複数種の拡散信号により
スペクトラム拡散されたアナログ受信信号を一定のサン
プルレートでデジタル受信信号に変換し、デジタル受信
信号と各々の拡散信号に対応した逆拡散信号との乗算を
逆拡散信号の種別に時分割に行い、乗算結果の累積加算
を拡散信号の種別に時分割に行い、累積加算結果を相関
出力として逆拡散信号の種別に出力するものであり、多
チャネルの受信信号に対する相関値を1つのSCで出力
できるため、回路規模を縮小し、開発費用を低減するこ
とができるものである。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのよう
な回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は
全部をソフトウェアで実現することも可能である。更
に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよ
く、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよ
い。
【0032】本発明の実施の形態に係るスペクトラム拡
散通信用スライディングコリレータは、複数のPN符号
コードをA/D変換器のデジタル変換速度より高速に切
り換えて受信データとの乗算を行い、かつ乗算結果の累
積加算をPN符号コード別にA/D変換器のデジタル変
換速度より高速に切り換えて行い、1シンボル分の累積
加算結果を相関値として出力するものであり、これによ
り回路規模を縮小し、開発費用を低減することができ
る。尚、請求項における逆拡散符号系列記憶手段は図の
PNコードレジスタに相当し、遅延レジスタは遅延回路
にそれぞれ相当する。
【0033】本発明の実施の形態のスペクトラム拡散通
信用SCの構成について、図1を用いて説明する。図1
は、本発明の実施の形態に係るスペクトラム拡散通信用
SCの構成ブロック図である。本発明の実施の形態に係
るスペクトラム拡散通信用SCは、A/D変換器11
と、乗算器12と、PNコードレジスタ13A及び13
Bと、加算器14と、遅延回路15A及び15Bと、P
Nコードセレクタ16と、累積加算セレクタ17とで構
成される。
【0034】A/D変換器11は、アンテナ(図示せ
ず)で受信したCDMA変調アナログ信号をデジタル変
換し、受信データとして乗算器12に出力する。A/D
変換器11は、16Mbpsの速度でデジタル変換を行
う。
【0035】乗算器12は、A/D変換器11でデジタ
ル変換された受信データと、PNコードセレクタ16を
介してPNコードレジスタ13A又は13Bから出力さ
れたPN符号コードとの乗算を1ビットずつ行い、乗算
結果を加算器14に出力する。乗算器12は、A/D変
換器11のデジタル変換の2倍である32Mbps又は
チップレートの2倍である8Mbpsの速度で乗算を行
う。
【0036】PNコードレジスタ13A及び13Bは、
送信機でCDMA変調の際に用いられた拡散符号である
PN符号コードを1ビットずつPNコードセレクタ16
に出力する。またPNコードレジスタ13Aと13B
は、それぞれ異なるPN符号コードを記憶している。言
い換えれば、PNコードレジスタ13Aと13Bは、異
なる二つのチャネルに対応した逆拡散符号を記憶してい
る。ここでPNコードレジスタ13A及び13Bには、
符号発生器を用いてもよい。
【0037】加算器14は、乗算器12で出力された乗
算結果と、累積加算セレクタ17を介して遅延回路15
A又は15Bから出力された、それまでの乗算結果の加
算の累積である累積加算結果との加算を行い、新たな累
積加算結果を遅延回路15A,15Bに出力する。
【0038】また、加算器14は、1シンボル分の受信
データの累積加算を、遅延回路15A又は15Bの他
に、相関出力としてCDMA復調回路(図示せず)に出
力する。加算器14も乗算器12と同様、32Mbps
の速度で加算を行う。また、加算器14は、1シンボル
分の累積加算を行うのに必要なビット数の加算を行うこ
とができる。
【0039】遅延回路15A及び15Bは、加算器14
で出力された累積加算結果を決められたタイミングで格
納する。1シンボル分の累積加算が完了する毎に相関値
をリセットする必要があるため、遅延回路15A及び1
5Bにはリセット機能のあるF/F又はレジスタを用い
ている。
【0040】PNコードセレクタ16は、PNコードレ
ジスタ13A又は13Bから出力されるPN符号コード
のうちいずれかを選択し、選択したPN符号コードを1
ビットずつ乗算器12に出力する。PNコードセレクタ
16は、32Mbps又は8Mbpsの速度でPN符号
コードの選択及びの出力を行う。
【0041】累積加算セレクタ17は、遅延回路15A
又は15Bのうちいずれかを選択し、選択した遅延回路
に格納されている累積加算結果を加算器14に出力す
る。累積加算セレクタ17は、32Mbpsの速度で遅
延回路の選択及び累積加算結果の出力を行う。
【0042】次に、本発明のスペクトラム拡散通信用S
Cの動作について図1を用いて説明する。送信機よりC
DMA変調されて送信されたアナログ信号は、受信機の
アンテナにおいて受信された後、A/D変換器11に入
力され、16Mbpsの速度でデジタルの受信データに
変換される。本発明の実施の形態のスペクトラム拡散通
信用SCにおいて、アナログ信号は4Mcpsのチップ
レートで送信されている。
【0043】A/D変換器11でデジタル信号に変換さ
れた受信データは1ビットずつ乗算器12に出力され
る。またPNコードセレクタ16は、32Mbps又は
8Mbpsの速度でPNコードレジスタ13A又は13
Bから出力されるPN符号コード(以下、PN符号コー
ドA、PN符号コードBという)を交互に選択し、乗算
器12に1ビットずつ出力する。乗算器12は、入力さ
れた受信データ及びPN符号コードの乗算を1ビットず
つ行い、乗算結果を加算器14に出力する。
【0044】上述した通り、PNコードセレクタ16は
32Mbps又は8Mbps、すなわちA/D変換器1
1のデジタル変換の2倍の速度又はチップレートの2倍
の速度でPN符号コードの選択及び出力を行う。言い換
えると、A/D変換器11が1ビットの受信データをデ
ジタル変換し出力する間に、PNコードセレクタ16は
PN符号コードA又はPN符号コードBを交互に乗算器
12に出力することになる。乗算器12も32Mbps
又は8Mbpsの速度で乗算を行うため、結果として本
発明のスペクトラム拡散通信用SCは2つの異なるPN
符号コードによる相関値を交互に得ることができる。よ
って本発明のスペクトラム拡散通信用SCでは、2チャ
ネル分の受信データの相関出力を得ることができる。
【0045】乗算器12における受信データとPN符号
コードの乗算結果は、加算器14に出力される。遅延回
路15A及び15Bに累積加算結果がない場合、加算器
14は入力された乗算結果をそのまま累積加算結果とし
て出力する。遅延回路15A又は15Bは、加算器14
から出力された累積加算結果を、決められたタイミング
によりPN符号コード別に分類して格納する。つまり、
PN符号コードA又はPN符号コードBに基づく累積加
算結果が交互に遅延回路15A又は15Bに格納される
ことにより、PN符号コード別に分類して累積加算結果
を格納することができる。本発明のスペクトラム拡散通
信用SCでは、遅延回路15AはPN符号コードAに基
づく累積加算結果を、遅延回路15BではPN符号コー
ドBに基づく累積加算結果をそれぞれ格納する。
【0046】また、累積加算セレクタ17は32Mbp
s又は8Mbpsの速度で、遅延回路15A又は15B
に格納されている累積加算結果を交互に選択し、加算器
14に出力する。また、累積加算セレクタ17から相関
出力を出力するようにしても構わない。累積加算セレク
タ17は、加算器14において同じPN符号コードに基
づく乗算結果との加算を行うよう、累積加算結果の選択
を行っている。よって加算器14は、同じPN符号コー
ドに基づく累積加算結果と乗算器12における乗算結果
との加算を行い、結果を累積加算結果として遅延回路1
5A,15Bに出力すると共に相関出力を出力してい
る。
【0047】加算器14は、受信データ1シンボル分に
渡って、累積加算結果を相関出力としてCDMA復調回
路に出力する。CDMA復調回路では、相関出力を基に
ベースバンド信号の再生が行われ、送信機の1次変調に
対応した受信データの復調が行われる。受信データの1
シンボル分の累積加算が終了すると、遅延回路15A及
び15Bは格納されている累積加算結果をリセットし、
次のシンボル分の相関出力を行える状態にしておく。以
上が本発明の実施の形態のスペクトラム拡散通信用SC
の動作である。
【0048】本発明のスペクトラム拡散通信用SCにお
いて、加算器14における累積加算結果は遅延回路15
A及び15Bにも格納されるので、受信データの1シン
ボル分の累積加算が終了した時点で、累積加算セレクタ
17は遅延回路15A又は15Bから累積加算結果を選
択して、相関出力としてCDMA復調回路に出力するよ
うにしてもよい。
【0049】本発明の実施の形態のスペクトラム拡散通
信用SCによれば、受信データのデジタル変換より高速
にPN符号コードを切り替え、時分割で受信データとの
乗算を行い、かつ受信データのデジタル変換より高速に
乗算結果の累積加算を切り替えて行うことにより、複数
のチャネルの相関出力を一つのSC回路で行うことがで
き、SC回路規模を縮小できる効果がある。更に、SC
回路規模を縮小できることにより、SC回路を用いたス
ペクトラム拡散通信用受信機全体の回路規模を縮小で
き、開発費用を低減できる効果がある。
【0050】本発明の実施の形態のスペクトラム拡散通
信用SCでは、異なるPN符号コードを記憶するPNコ
ードレジスタを2つ備えており、かつ乗算器12、加算
器14、PNコードセレクタ16及び累積加算セレクタ
17はA/D変換器11のデジタル変換の2倍の速度で
動作している。よって2チャネル分の受信データの相関
出力を行えるため、従来のSC回路を1個分節約できる
ことになる。
【0051】特にSC回路の構成では、逆拡散符号との
乗算結果の累積加算を数〜十数ビット単位で行うため、
加算器が回路の大半を占めている。本発明では、加算器
の数又は規模を増大させることなく複数チャネルの受信
データの相関出力を得ることができるため、従来と比較
しても大幅にSC回路規模を縮小することができる。
【0052】また本発明の実施の形態のスペクトラム拡
散通信用SCによれば、乗算器12、加算器14、PN
コードセレクタ16及び累積加算セレクタ17の動作速
度がA/D変換器11のデジタル変換のn倍であれば
(nは自然数)、図1のSC回路一つでnチャネル分の
受信データの相関出力を行うことができる。この場合、
これらの素子の動作速度をn倍に上げる他に、PNコー
ドレジスタ及び遅延回路をn個設けることにより実現で
き、SC回路の大半を占める加算器については従来と同
じ1個のままである。これによりSC回路を用いたスペ
クトラム拡散通信用受信機のさらなる回路規模の縮小を
行える効果がある。
【0053】SC回路はLSIなどの集積回路で実現さ
れることが多いが、近年のLSI技術の発展に伴い10
0Mbpsでの演算が実現されていることからも、数チ
ャネル程度の相関出力は容易に行える。また、本発明の
スペクトラム拡散通信用SCでは、乗算器又は加算器等
の素子の性能にあわせ、相関出力を行えるチャネル数を
調整してもよい。
【0054】図2は、本発明の第2の実施の形態のスペ
クトラム拡散通信用SCの構成ブロック図である。以
下、図2のスペクトラム拡散通信用SCの構成及び動作
について、図1のスペクトラム拡散通信用SCとの相違
点を中心に説明する。
【0055】図2のスペクトラム拡散通信用SCも図1
と同様、2チャネルの受信データの相関出力を行うもの
である。図2のスペクトラム拡散通信用SCでは、遅延
回路25A及び25Bが直列に接続されている。加算器
24で出力される累積加算結果はまず遅延回路25Aに
格納される。さらに加算器24で新たな累積加算結果が
出力されると遅延回路25Aに格納されている累積加算
結果は遅延回路25Bにシフトされ、新たな累積加算結
果が遅延回路25Aに格納される。
【0056】遅延回路25Aからの累積加算結果のシフ
トの結果、遅延回路25Bに格納されていた累積加算結
果は、加算器24に出力される。図1のスペクトラム拡
散通信用SCと同様、加算器24にはPNコードレジス
タ23A又は23Bに記憶されているPN符号コードに
基づく乗算器22の乗算結果が交互に入力されるので、
加算器24ではそれぞれのPN符号コードに基づく累積
加算が交互におこなわれる。
【0057】その他、図2の各素子の動作及び動作速度
は、図1のスペクトラム拡散通信用SCに対応する素子
と同一である。また、遅延回路25A又は25Bから受
信データの1シンボル分の累積加算結果を相関出力とし
てCDMA復調回路(図示せず)に出力するようにして
もよい。
【0058】本発明の第2の実施の形態のスペクトラム
拡散通信用SCによれば、遅延回路25A及び25Bを
直列に接続し、累積加算結果をシフトさせて格納するこ
とにより、加算器に出力する累積加算結果を選択する必
要がなくなる。よって図1のスペクトラム拡散通信用S
Cにおける累積加算セレクタ17を設ける必要がないた
め、さらなる回路規模の縮小及び開発費用の低減を行え
る効果がある。図2のスペクトラム拡散通信用SCにお
いても、図1での場合と同様の方法により、相関出力で
きるチャネル数を増やすことができる。このとき、全て
の遅延回路は直列に接続する必要がある。
【0059】
【実施例】本発明のスペクトラム拡散通信用SC具体的
実施例である複素型SCの構成について図3を用いて説
明する。図3は、本発明のスペクトラム拡散通信用SC
の具体的実施例である複素型SCの構成ブロック図であ
る。本発明の具体的実施例の複素型SCは、A/D変換
器31A及び31Bと、PNコードレジスタI33A
と、PNコードレジスタQ33Bと、F/F35A〜3
5Dと、相関演算部37とから構成されている。
【0060】A/D変換器31A及び31Bは、アンテ
ナ(図示せず)で受信したCDMA直交変調アナログ信
号をデジタル変換し、受信データとして出力する。この
うち、A/D変換器31Aはアナログ信号の同相成分の
デジタル変換を行い、結果をF/F35Aに出力し、A
/D変換器31Bはアナログ信号の直交成分のデジタル
変換を行い、結果をF/F35Bに出力する。A/D変
換器31A及び31Bは、16Mbpsの速度でデジタ
ル変換を行う。
【0061】PNコードレジスタI33Aは、送信機で
アナログ信号の同相成分のCDMA変調の際に用いられ
た拡散符号であるPN符号コードIを記憶しており、P
N符号コードIを1ビットずつF/F35Cに出力す
る。PNコードレジスタQ33Bは、送信機でアナログ
信号の直交成分のCDMA変調の際に用いられた拡散符
号であるPN符号コードQを記憶しており、PN符号コ
ードQを1ビットずつF/F35Dに出力する。PNコ
ードレジスタI33AとPNコードレジスタQ33Bは
それぞれ、16Mbpsの速度でPN符号コードを出力
する。また、PNコードレジスタI33AとPNコード
レジスタQ33Bには、符号発生器を用いてもよい。
【0062】F/F35A〜35Dは、各A/D変換器
によってデジタル変換された受信データ又は各PNコー
ドレジスタから出力されたPN符号コードを1ビットず
つ格納し、クロックに同期して相関演算部37に出力す
る。各F/Fには16Mbpsのクロック周波数が入力
され、この周波数に同期してデータの入出力を行ってい
る。
【0063】さらに相関演算部37の構成について図3
を用いて説明する。相関演算部37は、乗算器32A〜
32Dと、加算器34A及び34Bと、セレクタ36
と、累積加算器38とで構成されている。また累積加算
器38は、加算器34CとF/F35E〜35Hとで構
成されている。
【0064】乗算器32A〜32Dは、F/F35A〜
35Dから出力された受信データ及びPN符号コードの
乗算を行う。加算器34A及び34Bは、各乗算器の乗
算結果の加算を行う。乗算器32A及び32Bの乗算結
果は加算器34Aへ、乗算器32C及び32Dの乗算結
果は加算器34Bに出力されそれぞれ加算が行われる。
乗算器32A〜32D及び加算器34Bはそれぞれ16
Mbpsの速度で演算を行う。
【0065】セレクタ36は、加算器34A又は34B
の加算結果を交互に選択して累積加算器に出力する。セ
レクタ36には32Mbps又は8Mbpsのクロック
周波数が入力され、この周波数に同期して加算結果の選
択及び出力を行っている。
【0066】累積加算器38は、セレクタ36から出力
される同相成分又は直交成分の受信データの復調信号を
1シンボル分累積加算して、相関出力としてCDMA復
調回路(図示せず)に出力する。
【0067】累積加算器38において、加算器34Cは
同相成分又は直交成分の累積加算結果と新たに入力され
た復調信号との加算を行い、加算結果を新たな累積加算
結果としてF/F35Fに出力する。F/F35E〜3
5Hのうち、F/F35F及び35Hは加算器34Cの
累積加算結果を格納する。F/F35F及び35Hは直
列に接続されており、累積加算結果が格納されると順次
シフトされるものであり、図2のスペクトラム拡散通信
用SCにおける遅延回路25A及び25Bと同様の動作
を行う。
【0068】F/F35Fでは同相成分又は直交成分の
復調信号の累積加算が1シンボル分終了すると、格納し
ている累積加算結果をF/F35Gに出力する。またF
/F35Eはセレクタ36から出力される相関値を格納
し、クロック周波数に同期して加算器34Cに出力し、
F/F35GはF/F35Fから出力された累積加算結
果を格納し、クロック周波数に同期してCDMA復調回
路に相関出力として出力する。
【0069】累積加算器38において、各F/Fには3
2Mbps又は8Mbpsのクロック周波数が入力さ
れ、この周波数に同期して動作している。また、F/F
35F及び35Hは、同相成分又は直交成分の1シンボ
ル分の相関値の累積加算が終了すると、格納されている
累積加算結果をリセットする。
【0070】次に、本発明の具体的実施例の複素型SC
の動作について、図3を用いて説明する。送信機よりC
DMA直交変調されて送信されたアナログ信号は、受信
機のアンテナ(図示せず)において受信され、同相成分
及び直交成分に分離される。ここでアナログ信号は、4
Mcpsのチップレートで送信されている。アナログ信
号の同相成分はA/D変換器31Aに、直交成分はA/
D変換器31Bに入力され、それぞれデジタルの受信デ
ータに16Mbpsの速度で変換される。A/D変換器
31A又は31Bから出力される受信データは1ビット
ずつF/F35A又は35Bに格納され、クロック周波
数と同期して相関演算部37に出力される。
【0071】また、PNコードレジスタI33A及びP
NコードレジスタQ33Bに記憶されている同相成分及
び直交成分のPN符号コードは1ビットずつ16Mbp
sの速度で出力され、F/F35C及び35Dにそれぞ
れ格納される。F/F35C及び35Dに格納されたP
N符号コードは、クロック周波数と同期して相関演算部
37に出力される。
【0072】F/F35A〜35Dから出力された受信
データ及びPN符号コードは、相関演算部37において
乗算器32A〜32Dにそれぞれ入力され、乗算が行わ
れる。また乗算器32A及び32Bの乗算結果は加算器
34Aで、乗算器32C及び32Dの乗算結果は加算器
34Bでそれぞれ加算される。相関演算部37の乗算器
及び加算器の構成により、既述した直交変調に対する復
調信号の導出式(2)及び(3)式を実現することがで
きる。すなわち加算器34Aでは同相成分の復調信号
を、加算器34Bでは直交成分の復調信号を得ることが
できる。
【0073】セレクタ36は、加算器34A及び34B
で出力される復調信号を交互に選択して累積加算器38
に出力する。セレクタ36は32Mbps又は8Mbp
sの速度で動作するため、同相成分及び直交成分の復調
信号をもれなく取り込み、累積加算器38に出力するこ
とができる。
【0074】セレクタ36から出力された復調信号は、
累積加算器38においてまずF/F35Eに格納され
る。F/F35Eに格納された復調信号は、32Mbp
sのクロック周波数に同期して加算器34Cに出力され
る。加算器34Cでは、F/F35Eから出力された復
調信号と、F/F35Hに格納されていた累積加算結果
との加算が行われ、新たな累積加算結果はF/F35F
に格納される。同時にF/F35Fに格納されていた累
積加算結果はF/F35Hに、F/F35Hに格納され
ていた累積加算結果は加算器34Cにそれぞれシフトさ
れる。セレクタ36からは同相成分及び直交成分の復調
信号が交互に出力され、それぞれの成分の累積加算結果
はF/F35F及び35Hに格納されるため、加算器3
4Cはそれぞれの成分の相関値の累積加算を交互に行う
ことができる。
【0075】F/F35Fからは、各成分において1シ
ンボル分の復調信号の累積加算結果を相関出力としてF
/F35Gに出力され、32Mbps又は8Mbpsの
クロック周波数に同期してCDMA復調回路に出力す
る。また相関出力を出力した後、F/F35F及び35
Hは、格納されている累積加算結果をリセットし、新た
な累積加算結果を格納できる状態にする。
【0076】本発明の具体的実施例の複素型SCによれ
ば、相関演算部においてA/D変換器のデジタル変換の
2倍の速度又はチップレートの2倍の速度で同相成分及
び直交成分の復調信号を選択して累積加算器に出力する
セレクタを設け、累積加算器において各素子の動作速度
をA/D変換器のデジタル変換の2倍又はチップレート
の2倍とし、かつ両成分の累積加算結果を格納するレジ
スタ列を設けたことにより、従来と比較してSC回路規
模を縮小できる効果がある。更に、SC回路規模を縮小
できることにより、複素型SC回路を用いたスペクトラ
ム拡散通信用受信機全体の回路規模を縮小でき、開発費
用を低減できる効果がある。
【0077】特に図7に示される従来の複素型SCで
は、各成分毎に累積加算を行い結果を格納しておくため
の回路群が必要であったが、本発明の実施例ではこの回
路群が1つで済む。SC回路では累積加算を行う加算器
が回路規模の大半を占めているため、累積加算器におけ
る加算器の数を低減できる本発明の実施例の複素型SC
は、直交変調を用いたスペクトラム拡散通信用受信機全
体の回路規模を低減でき、開発費用を低減できる効果が
ある。
【0078】図4は、本発明の具体的実施例の第2の複
素型SCの構成ブロック図である。以下、本発明の具体
的実施例の第2の複素型SCの構成及び動作について、
図3の複素型SCとの相違点を中心に説明する。
【0079】図4の複素型SCでは、F/F45A、4
5Bから出力される同相成分又は直交成分の受信データ
を、相関演算部47の乗算器42A又は42Bに交互に
選択して出力するセレクタ46Aと、F/F45C、4
5Dから出力される同相成分又は直交成分のPN符号コ
ードを、相関演算部47の乗算器42A又は42Bに交
互に選択して出力するセレクタ46Bを設けている。
【0080】すなわちセレクタ46Aは、F/F45A
から出力される同相成分の受信データを乗算器42A
に、F/F45Bから出力される直交成分の受信データ
を乗算器42Bに出力した後、次のタイミングで同相成
分の受信データを乗算器42Bに、直交成分の受信デー
タを乗算器42Aに出力するよう切り換える。セレクタ
46Bも同様の動作を行う。セレクタ46A及び46B
には32Mbpsのクロック周波数が入力され、この周
波数に同期してデータの出力先の選択及び出力を行う。
【0081】また、相関演算部47では、マイナス乗算
器42C及びセレクタ46Cを設けている。マイナス乗
算器42Cは乗算器42Bの乗算結果の符号を反転し、
セレクタ46Cに出力する。また、セレクタ46Cは、
乗算器42B及びマイナス乗算器42Cの乗算結果のう
ちいずれか一つを選択して加算器44Aに出力する。直
交成分の復調信号の導出式(3)式では、符号がマイナ
スである項が存在するため、直交成分の受信データの復
調信号を出力する際にマイナス乗算器42Cの出力をセ
レクタ46Cで選択する必要がある。
【0082】加算器44Aは、乗算器42Aの乗算結果
とセレクタ46Cからの出力結果との加算を行い各成分
の相関値を算出し、累積加算器48に出力する。相関演
算部47において、乗算器42A及び42B、マイナス
乗算器42C、セレクタ46C及び加算器44Aはすべ
て32Mbps又は8Mbpsの速度で動作する。
【0083】既述した相関演算部47の構成及び動作に
より、直交変調された受信データの復調信号の導出式
(2)及び(3)式を実現することができる。また、乗
算器42A及び42Bに出力される各成分の受信データ
及びPN符号コードは32Mbps又は8Mbpsで切
り替わるため、加算器44Aは各成分の相関値を32M
bps又は8Mbpsの速度で交互に出力することがで
きる。図4の複素型SCにおいて、他の素子の動作は図
3の複素型SCと同様である。
【0084】本発明の具体的実施例の第2の複素型SC
によれば、セレクタ46A及び46Bを設けて各成分の
受信データ及びPN符号コードの出力先を切り替えたこ
とにより、相関演算部の乗算器及び加算器の数を低減す
ることができ、図3の複素型SCよりもさらにSC回路
規模を縮小できる効果がある。
【0085】図5は本発明の具体的実施例である、位相
補正機能に対応した複素型SCの構成ブロック図であ
る。以下、本発明の具体的実施例の位相補正機能対応の
複素型SCの構成について、図3の複素型SCとの相違
点を中心に説明する。
【0086】F/F55C〜55Eは、PNコードレジ
スタI53Aから出力された同相成分のPN符号コード
を格納し、クロックに同期してシフトする。F/F55
C〜55E(以下、同相符号レジスタ列という)は直列
に接続されている。F/F55F〜55Hは、PNコー
ドレジスタQ53Aから出力された直交成分のPN符号
コードを格納し、クロックに同期してシフトする。F/
F55C〜55E(以下、直交符号レジスタ列という)
は直列に接続されている。同相符号レジスタ列及び直交
符号レジスタ列に含まれるF/Fにはそれぞれ16Mb
psのクロック周波数が入力され、この周波数に同期し
てデータのシフト及び格納を行っている。
【0087】セレクタ56Aは、同相符号レジスタ列の
各F/Fに格納されているPN符号コードを選択して相
関演算部57に出力する。またセレクタ56Bは、直交
符号レジスタ列の各F/Fに格納されているPN符号コ
ードを選択して相関演算部57に出力する。セレクタ5
6A及び56BにはA/D変換器51A及び51Bのデ
ジタル変換速度の3倍の48Mbpsのクロック周波数
が入力され、この周波数に同期してPN符号コードの選
択及び出力を行っている。
【0088】相関演算部57において、乗算器52A及
び52B、加算器54Aは同相成分の復調信号の導出式
(2)式を実現する。同様に乗算器52C及び52D、
加算器54Bは直交成分の復調信号の導出式(3)式を
実現する。各素子は48Mbpsの速度で動作する。
【0089】累積加算器58において、同相成分の復調
信号の累積加算は、加算器54C及びF/F55I〜5
5Mを用いて行われる。F/F55J、55L及び55
Mは各タイミングの累積加算結果を格納するレジスタで
あり、直列に接続されている。また、各タイミングにお
いて1シンボル分の累積加算が、F/F55Jを経由し
てF/F55Kから同相成分の相関出力Iとして出力さ
れる。同様に、直交成分の復調信号の累積加算は、加算
器54D及びF/F55N〜55Rを用いて行われる。
F/F55O、55Q及び55Rは各タイミングの累積
加算結果を格納するレジスタであり、直列に接続されて
いる。また、各タイミングにおいて1シンボル分の累積
加算が、F/F55Oを経由してF/F55Pから直交
成分の相関出力Iとして出力される。
【0090】累積加算器58の各F/Fには、48Mb
psのクロック周波数が入力され、この周波数に同期し
て各F/Fはデータの格納及びシフトを行っている。ま
た各成分の累積加算結果を格納するF/Fは1シンボル
分の累積加算が終了すると、格納されている累積加算結
果をリセットし、新たな累積加算結果を格納できる状態
になる。
【0091】次に本発明の具体的実施例の位相補正機能
対応の複素型SCの動作について、図5を用いて説明す
る。送信機よりCDMA直交変調されて送信されたアナ
ログ信号は、受信機のアンテナ(図示せず)において受
信され、同相成分及び直交成分に分離される。アナログ
信号はこれまでと同様、4Mcpsのチップレートで送
信されている。
【0092】アナログ信号の同相成分はA/D変換器5
1Aに、直交成分はA/D変換器51Bに入力され、そ
れぞれデジタルの受信データに16Mbpsの速度で変
換される。A/D変換器51A又は51Bから出力され
る受信データはF/F55A又は55Bに格納され、ク
ロック周波数と同期して相関演算部57に出力される。
【0093】また、PNコードレジスタI53A、PN
コードレジスタI53Bに記憶されている同相成分及び
直交成分のPN符号コードは1ビットずつ16Mbps
の速度で出力され、同相符号レジスタ列、直交符号レジ
スタ列の1段目であるF/F55C、55Fにそれぞれ
格納される。
【0094】F/F55C、55Fに格納されたPN符
号コードは、クロック周波数と同期して各レジスタ列の
2段目F/F55D、55Gにそれぞれシフトされる。
同様にF/F55D、55Gに格納されたPN符号コー
ドは各レジスタ列の3段目F/F55E、55Hに、F
/F55E、55Hに格納されたPN符号コードはセレ
クタ56A、56Bにクロック周波数と同期してシフト
される。また、各レジスタ列の1段目及び2段目に格納
されたPN符号コードは、次段へのF/Fにシフトの際
にそれぞれセレクタ56A、56Bに出力される。
【0095】セレクタ56A、56Bは、入力された各
レジスタ列の3つのPN符号コードを、48Mbpsの
速度で切り替えて相関演算部57に出力する。すなわ
ち、同相符号レジスタ列と直交符号レジスタ列にはA/
D変換器のデジタル変換のタイミングごとに出力された
3つの異なるPN符号コードが格納される。また、セレ
クタ56A及び56Bには各F/Fに格納されているそ
れぞれのタイミングのPN符号コードが入力される。
【0096】相関演算部57では、入力された各成分の
受信データ及び各成分のタイミング別のPN符号コード
を基に、各成分の復調信号を算出し、累積加算器58に
出力する。相関演算部57では、乗算器52A及び52
B、加算器54Aで(2)式を、乗算器52C及び52
D、加算器54Bで(3)式を実現している。セレクタ
56A及び56Bからは各タイミングのPN符号コード
が出力されるため、相関演算部57では各成分の復調信
号の算出を、同一の受信データに対して各タイミング毎
に3回行っている。このため、乗算器52A〜52D及
び加算器54A、54Bは48Mbpsの速度で動作し
ている。
【0097】加算器54Aから出力された同相成分の復
調信号は、累積加算器58においてまずF/F55Iに
格納される。F/F55Iに格納された復調信号は、4
8Mbpsのクロック周波数に同期して加算器54Cに
出力される。加算器54Cでは、F/F55Iから出力
された復調信号と、F/F55Mに格納されていた累積
加算結果との加算が行われ、新たな累積加算結果がF/
F55Jに格納される。同時にF/F55Jに格納され
ていた累積加算結果はF/F55Lに、F/F55Lに
格納されていた累積加算結果はF/F55Mに、F/F
55Mに格納されていた累積加算結果は加算器34Cに
それぞれシフトされる。加算器54Aからは同相成分の
復調信号が各タイミング毎に出力され、それぞれの累積
加算結果はF/F55J〜55Mに格納されるため、加
算器54Cは同相成分の各タイミングの復調信号の累積
加算を交互に行うことができる。
【0098】各タイミングにおいて1シンボル分の復調
信号の累積加算が、相関出力としてF/F55Kから出
力され、48Mbpsのクロック周波数に同期してCD
MA復調回路に入力される。また相関出力を出力した
後、F/F55J〜55Mは、格納されている累積加算
結果をリセットし、新たな累積加算結果を格納できる状
態にする。
【0099】加算器54Bから出力される直交成分の復
調信号については、加算器54D及びF/F55N〜5
5Rの回路群において上述したような方法により、各タ
イミングでの累積加算が行われ、各タイミングの相関出
力が行われる。
【0100】図5の位相補正機能対応の複素型SCで
は、16Mbpsで出力される同相成分又は直交成分の
受信データそれぞれに対して、16Mbpsずつ異なる
3つのタイミングで各成分のPN符号コードを出力し、
それぞれのタイミング毎に復調信号の累積加算を行い、
1シンボル分の相関出力を行っている。CDMA復調回
路では、それぞれのタイミングにおける相関出力を比較
して最適なタイミングを決定するが、図5の複素型SC
のPNコードレジスタの符号発生器の発生タイミングに
フィードバックすることによりPNコードレジスタ53
A、53Bに最適なタイミングのPN符号コードを出力
させることができる。
【0101】図5の位相補正機能対応の複素型SCで
は、3つの異なるタイミングのPN符号コードを基にそ
れぞれの相関出力を行っているが、タイミングのサンプ
ル数は他の値でもよい。このとき、セレクタ56A及び
56B、相関演算部57の各素子の動作速度は、A/D
変換器51A及び51Bのデジタル変換速度のサンプル
数倍とし、累積加算器58における各成分の復調信号の
累積加算結果を格納するレジスタ列をサンプル数個直列
に接続する必要がある。1シンボル内での位相補正を行
うことが目的であるため、タイミングのサンプル数はC
DMA変調の際のチップ数以下にすることが好適であ
る。
【0102】本発明の具体的実施例の位相補正機能対応
の複素型SCによれば、サンプル数分のタイミングで出
力された同相成分又は直交成分のPN符号コードをA/
D変換器のデジタル変換のサンプル数倍の速度で交互に
選択して相関演算部に出力するセレクタを設け、相関演
算部の各素子の動作速度をA/D変換器のデジタル変換
のサンプル数倍とし、かつ累積加算器において各タイミ
ングの復調信号の累積加算結果を格納するレジスタ列を
設けたことにより、従来と比較してSC回路規模を縮小
できる効果がある。
【0103】図8で示される従来の位相補正機能対応の
複素型SCでは、各タイミングにおける相関出力を得る
ために図7の複素型SCの相関演算部を3つ設けてお
り、回路の大半を占める累積加算器の加算器が全部で6
個使用されていた。本発明の具体的実施例の位相補正機
能対応の複素型SCでは、相関演算部は1つで済み、累
積加算器の加算器は全部で2個となるため、大幅にSC
回路規模を縮小することができ、ひいては直交変調を用
いたスペクトラム拡散通信用受信機全体の回路規模を低
減でき、開発費用を低減できる効果がある。
【0104】
【発明の効果】本発明によれば、複数種の拡散符号によ
りスペクトラム拡散され送信されたアナログ信号に対し
て、拡散符号に対応した逆拡散符号をアナログ信号のデ
ジタル変換よりも高速に時分割で切り換えて出力し受信
データと乗算し、かつ乗算結果の累積加算を逆拡散符号
の種別にアナログ信号のデジタル変換よりも高速に時分
割で切り換えて行い、累積加算結果を相関値として出力
することにより、スライディングコリレータの回路規模
を縮小でき、ひいてはスペクトラム拡散通信用受信機全
体の回路規模を縮小でき、開発費用を低減できる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスペクトラム拡散通
信用スライディングコリレータの構成ブロック図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るスペクトラム
拡散通信用スライディングコリレータの構成ブロック図
である。
【図3】本発明の具体的実施例の複素型スペクトラム拡
散通信用スライディングコリレータの構成ブロック図で
ある。
【図4】本発明の具体的実施例の第2の複素型スペクト
ラム拡散通信用スライディングコリレータの構成ブロッ
ク図である。
【図5】本発明の具体的実施例の位相補正機能対応の複
素型スペクトラム拡散通信用スライディングコリレータ
の構成ブロック図である。
【図6】従来のスペクトラム拡散通信用スライディング
コリレータの構成ブロック図である。
【図7】従来の複素型スペクトラム拡散通信用スライデ
ィングコリレータの構成ブロック図である。
【図8】従来の位相補正機能対応の複素型スペクトラム
拡散通信用スライディングコリレータの構成ブロック図
である。
【符号の説明】
11、21、61…A/D変換器、 12、22、62
…乗算器、 13A、13B、23A、23B、63…
PNコードレジスタ、 14、24、64…加算器、
15A、15B、25A、25B、65…遅延回路、
16、26…PNコードセレクタ、 17…累積加算セ
レクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 EE01 EE11 EE32 5K047 AA16 BB01 CC01 DD01 DD02 GG34 HH15 HH45 JJ06 LL06 MM03 MM13 MM36 MM45

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種の拡散信号によりスペクトラム拡
    散されたアナログ受信信号を一定のサンプルレートでデ
    ジタル受信信号に変換し、前記デジタル受信信号と各々
    の前記拡散信号に対応した逆拡散信号との乗算を前記逆
    拡散信号の種別に時分割に行い、 乗算結果の累積加算を前記拡散信号の種別に時分割に行
    い、累積加算結果を相関出力として前記逆拡散信号の種
    別に出力することを特徴とするスペクトラム拡散通信用
    スライディングコリレータ。
  2. 【請求項2】 複数種の拡散信号によりスペクトラム拡
    散されたアナログ受信信号を一定のサンプルレートでデ
    ジタル受信信号に変換するA/D変換器と、 各々の前記拡散信号に対応した逆拡散信号を記憶する逆
    拡散符号系列記憶手段と、 前記逆拡散符号系列記憶手段から出力された複数種の前
    記逆拡散信号を切り換えて時分割に出力する第1のセレ
    クタと、 前記デジタル受信信号と、前記第1のセレクタから出力
    された前記逆拡散信号とを乗算し、復調信号を出力する
    乗算器と、 前記復調信号を累積加算し、累積加算結果を相関出力と
    して出力する加算器と、 前記加算器から出力された累積加算結果を前記逆拡散信
    号別に分類して格納する複数の遅延レジスタと、 前記複数の遅延レジスタに格納された前記累積加算結果
    を切り換えて時分割に前記加算器に出力する第2のセレ
    クタとを備えることを特徴とするスペクトラム拡散通信
    用スライディングコリレータ。
  3. 【請求項3】 複数種の拡散信号によりスペクトラム拡
    散されたアナログ受信信号を一定のサンプルレートでデ
    ジタル受信信号に変換するA/D変換器と、 各々の前記拡散信号に対応した逆拡散信号を記憶する逆
    拡散符号系列記憶手段と、 前記逆拡散符号系列記憶手段から出力された複数種の前
    記逆拡散信号を切り換えて時分割に出力するセレクタ
    と、 前記デジタル受信信号と、前記セレクタから出力された
    前記逆拡散信号とを乗算し、復調信号を出力する乗算器
    と、 前記復調信号を累積加算し、累積加算結果を相関出力と
    して出力する加算器と、 直列に接続された複数の遅延レジスタで構成され、前記
    加算器から新たな累積加算結果が入力されると、格納さ
    れている累積加算結果を次段の遅延レジスタにシフト
    し、最終段の遅延レジスタは前記加算器にシフト出力す
    る遅延レジスタ列とを備えることを特徴とするスペクト
    ラム拡散通信用スライディングコリレータ。
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