JP2002289229A - 加湿器およびその使用方法 - Google Patents

加湿器およびその使用方法

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JP2002289229A
JP2002289229A JP2001083326A JP2001083326A JP2002289229A JP 2002289229 A JP2002289229 A JP 2002289229A JP 2001083326 A JP2001083326 A JP 2001083326A JP 2001083326 A JP2001083326 A JP 2001083326A JP 2002289229 A JP2002289229 A JP 2002289229A
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fiber membrane
bundle
case
gas
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JP2001083326A
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English (en)
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Takahiro Hayashi
隆浩 林
Kazuhiko Namigata
和彦 波形
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Nok Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Air Humidification (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中空糸膜束のケースへの充填が容易で、ガス
交換率が高く、中空糸膜の強度にも優れた加湿器を提供
する。 【解決手段】 すだれ織の形態である中空糸膜束4を、
フィルム6に重ねられた状態で、パイプ3にロール状に
巻く。そして、パイプ3にロール状に巻かれた状態で、
パイプ3と共にケース2に充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体高分子型燃料
電池に供給する燃焼ガスを加湿するための加湿器および
その使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、固体高分子型燃料電池(以下、燃
料電池と称する)は、クリーンな発電システムとして注
目されており、活発な開発が行われている。
【0003】燃料電池においては、水素と酸素の反応に
より電気と水蒸気が発生するが、この反応時に発生した
電気は水分子を伴って移動するため、隔壁(イオン交換
膜)を常に保湿しておく必要がある。
【0004】この場合、水タンク等から水分を供給する
ことも考えられるが、定置用あるいは車載用ともに屋外
での使用が前提となるため、冬場における凍結の問題が
あり、水タンク等を設けることは適切ではない。
【0005】そこで、この保湿を行うために、上述のよ
うに燃料電池において反応により発生した水蒸気を有効
に回収して、再び燃料電池に送り込もうという試みが行
われている。
【0006】そのために、ガス中に含まれる水分を分離
可能な水蒸気透過膜を利用した加湿器が必要となる。
【0007】このような従来技術に係る加湿器について
図11を参照して説明する。図11は従来技術に係る加
湿器を模式的に示す一部破断斜視図である。
【0008】図示のように、従来技術に係る加湿器10
0は、概略、ケース101と、ケース101内に充填さ
れる中空糸膜102と、中空糸膜102の中空内部のみ
を外部に開放させるためのポッティング部103と、か
ら構成される。
【0009】このような構成により、ケース101に設
けられた導入口101aから燃料ガスを導入し、ケース
内部を流して、排出口101bから排出させる。一方、
中空糸膜102の中空内部には、上述した燃料電池にお
ける反応により発生するガス(排ガス)を流す。
【0010】これにより、排ガスに含まれる水分が中空
糸膜102の膜を透過して分離され、燃料ガスが加湿さ
れるというものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術の場合には、下記のような問題が生じて
いた。
【0012】まず、第一に、中空糸膜をケースに充填す
る際の作業性が悪いことと、充填した状態でデッドスペ
ースが生じやすいという問題があった。
【0013】これは、通常、中空糸膜は図13(A)に
示すようにハンドル化の状態か、同図(B)に示すよう
にボビン巻きの状態で供給される。この場合にケースが
円筒形状の場合には比較的充填作業は容易であるが、図
14に示すようにケースが直方体の場合には充填作業が
困難であり、また、デッドスペースDが生じやすかっ
た。
【0014】第二に、ガス交換率が悪いという問題があ
った。
【0015】これは、図12に示すように、燃料ガス
は、導入口101aから矢印S0方向に導入されて、排
出口101bから矢印S2方向に排出されるが、ケース
101の内部においては、燃料ガスの流体圧力によって
中空糸膜102が図のように撓んでしまうために空洞部
を形成してしまう。
【0016】従って、この空洞部を燃料ガスが図示のよ
うに矢印S1方向に流れるため、中空糸膜102に接す
ることのないまま排出されたり、ガス交換にほとんど寄
与しない(加湿に寄与しない)中空糸膜が増えたりする
ために、ガス交換率が悪くなっていた。
【0017】このように中空糸膜が撓む原因の一つとし
ては、各中空糸膜はそれぞれ単体でポッティング部10
3によって支えられているのみのために、強度が弱いこ
とが挙げられる。
【0018】また、上述のように、図14に示すように
デッドスペースDが生じている場合には、この部分を燃
料ガスが流れてしまうために、一層ガス交換率が低下す
る原因となっていた。
【0019】第三に、中空糸膜の強度が悪いことによ
る、中空糸膜の切れ等の問題があった。
【0020】これは、上述のように、各中空糸膜はそれ
ぞれ単体でポッティング部103によって支えられてい
るのみのために、強度が低く撓みやすいことから、撓ん
だ際の引張力によって切れてしまうというものである。
【0021】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、中空
糸膜束のケースへの充填が容易で、ガス交換率が高く、
中空糸膜の強度にも優れた加湿器を提供することにあ
る。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の加湿器にあっては、壁面に開口部を有する筒
状のパイプと、該パイプと同心的に設けられ、かつ、壁
面に開口部を有する筒状のケースと、前記パイプとケー
スとの間の環状隙間に充填される中空糸膜の束と、前記
パイプの中空内部から、該パイプに設けられた開口部を
介して前記ケースに設けられた開口部に至る経路、ある
いはその逆の経路である第1経路と、前記中空糸膜の中
空内部を通る第2経路と、を備え、前記第1経路及び第
2経路のうちの一方に、固体高分子型燃料電池に供給す
る燃料ガスを流し、他方に水分を含むガスを流すことに
よって、前記中空糸膜によってガス中に含まれる水分を
分離して、前記燃料ガスを加湿する加湿器であって、前
記中空糸膜の束は、複数本の中空糸膜が並んだ、すだれ
織の形態であると共に、該すだれ織の形態の中空糸膜の
束が、前記パイプにロール状に巻かれた状態で該パイプ
と共に前記ケースに充填されていることを特徴とする。
【0023】従って、すだれ織の形態の中空糸膜の束を
パイプに巻いた状態でケースに充填するため、中空糸膜
のケースへの充填が容易である。また、中空糸膜はすだ
れ織の形態であるため、一本一本の中空糸膜は撓みにく
いため、空洞部を形成しにくく、更に、第1経路を流れ
るガス(燃料ガスあるいは水分を含むガス)はパイプか
らケース、あるいは、その逆に流れるため、パイプとケ
ースとの間の環状隙間に充填された中空糸膜全体を通る
ため、ガス交換率が良い。更に、中空糸膜はすだれ織の
形態であるため、一本一本の強度が高い。
【0024】前記織物の形態である中空糸膜の束は、該
束にフィルムが重ねられた状態で前記パイプにロール状
に巻かれているとよい。
【0025】従って、第1経路を通るガスは、フィルム
によって形成された、中空糸膜の束の層に沿った流路に
従って流れるため、略全ての中空糸膜をガス交換に寄与
させることができ、一層ガス交換率が向上する。
【0026】また、本発明の加湿器にあっては、固体高
分子型燃料電池に供給する燃料ガスの導入口および排出
口を有するケースと、該ケースの内部に充填される中空
糸膜の束と、前記ケースに設けられた導入口から排出口
に至る第1経路と、前記中空糸膜の中空内部を通る第2
経路と、を備え、前記第1経路及び第2経路のうちの一
方に、固体高分子型燃料電池に供給する燃料ガスを流
し、他方に水分を含むガスを流すことによって、前記中
空糸膜によってガス中に含まれる水分を分離して、前記
燃料ガスを加湿する加湿器であって、前記中空糸膜の束
は、複数本の中空糸膜が並んだ、すだれ織の形態である
と共に、該すだれ織の形態の中空糸膜の束が、前記ケー
スの内部の形状に合うように折り畳まれた状態で該ケー
ス内に充填されていることを特徴とする。
【0027】従って、すだれ織の形態の中空糸膜の束
が、ケースの内部の形状に合うように折り畳まれた状態
で該ケース内に充填するため、充填が容易であり、か
つ、デッドスペースも生じにくい。また、デッドスペー
スが生じにくく、中空糸膜はすだれ織の形態であるた
め、一本一本の中空糸膜は撓みにくい。従って、空洞部
を形成しにくいため、ガス交換率が良い。更に、中空糸
膜はすだれ織の形態であるため、一本一本の強度が高
い。
【0028】前記すだれ織の形態である中空糸膜の束が
幾重にも折り畳まれることで形成される、中空糸膜の束
の層と層との間に、ガスの流れを規制する整流板を介装
するとよい。
【0029】これにより、ガスは整流板に沿って流れる
ため、略全ての中空糸膜をガス交換に寄与させることが
でき、一層ガス交換率が向上する。
【0030】前記中空糸膜の束は、複数本の中空糸膜の
束を単位として編み込まれた、すだれ織りの形態である
とよい。
【0031】これにより、中空糸膜の強度を高めること
ができる。
【0032】前記中空糸膜は、イミド系の素材で構成さ
れるとよい。
【0033】また、本発明の加湿器の使用方法にあって
は、固体高分子型燃料電池から排出される排ガスを、上
記の加湿器に導入し、該排ガス中に含まれる水分を分離
することにより燃料ガスを加湿することを特徴とする。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0035】(第1の実施の形態)図1〜図5を参照し
て、本発明の第1の実施の形態に係る加湿器について説
明する。
【0036】図1は本発明の第1の実施の形態に係る加
湿器を模式的に示す一部破断斜視図である。図2は中空
糸膜の束の充填前の形態を示す平面図である。図3は図
1中P部の拡大図である。図4は図1中AA断面図であ
る。図5は中空糸膜束を充填する際の工程を説明する斜
視図である。
【0037】本実施の形態に係る加湿器1は、概略、筒
状のパイプ3と、このパイプ3に同心的に設けられる筒
状のケース2と、これらパイプ3とケース2の間の環状
隙間に充填される中空糸膜束4と、ケース2の両端部分
において、中空糸膜の中空内部のみが開放されるよう
に、中空糸膜の外壁間とケース2の内壁面との間を密封
接着するポッティング部5と、を備える。
【0038】ケース2には、ケース内部と外部とを導通
するための開口部21が設けられている。
【0039】パイプ3には、管内と管外(中空糸膜束4
の充填部)とを導通する開口部31と、管内の通路を遮
断する遮断部32が設けられている。
【0040】次に、中空糸膜束4について更に詳しく説
明する。
【0041】中空糸膜束4は、図2に示すように、充填
前の形態は、すだれ織の形態となっている。このよう
に、すだれ織の形態とされた中空糸膜束については、本
願出願人が既に出願して公開された特開平9−1036
57号公開公報に開示されているので、詳細説明は省略
し、簡単に説明する。
【0042】なお、このような中空糸膜束を製造する装
置に関しても、本願出願人が既に出願して公開された特
開平9−137337号公開公報に開示されている。
【0043】図2に示すように、一本(複数でも可)の
中空糸膜41を、複数の横糸が配列されるように図のよ
うに折り曲げた状態とする。そして、2本の糸42,4
3により、中空糸膜41の各横糸を挟み込むように編
む。
【0044】これにより、横糸と横糸の間には交差部4
6が形成される。ここで、糸42,43の両端をそれぞ
れ接合する(接合部44,45)。
【0045】このようにして、複数本の中空糸膜が並ん
だ、すだれ膜の形態である中空糸膜束4が形成される。
【0046】なお、図中C1,C2はポッティング部5
が形成された後に、カットされる部分である。従って、
ポッティング部5の端面においては、中空糸膜41の中
空内部が外部に開放されることになる。
【0047】このように構成された中空糸膜束4(ただ
し、上記C1,C2でカットされる前の状態)は、図5
に示すように、フィルム6に重ねられた状態で、パイプ
3にロール状に巻かれる。
【0048】そして、このようにパイプ3にロール状に
巻かれた状態で、パイプ3と共にケース2に充填され
る。
【0049】従って、中空糸膜束4の充填作業は、一本
一本がばらばらの場合に比べて非常に簡単である。
【0050】ここで、上記フィルムは、燃料ガスを透過
させない性質を有する素材で構成されている。
【0051】次に、加湿動作について説明する。
【0052】まず、燃料電池に供給するための燃料ガス
を、パイプ3の管内に図中矢印K0方向に流す。する
と、この燃料ガスは管内を流れ(矢印K1)、開口部3
1よりパイプ3の外部に排出され、中空糸膜束4の充填
部を通ってケース2に設けられた開口部21より外部へ
と排出され、燃料電池に供給される。
【0053】なお、パイプ3内部には遮断部32が設け
られているため、燃料ガスの全てが開口部31よりパイ
プ3の外部に排出される。
【0054】一方、中空糸膜41の中空内部に、水分を
含むガス(具体的には、燃料電池における反応後の排ガ
ス)を流入させて(図中矢印L0)、中空内部を流し
(矢印L1)、そのまま外部へと排出させる(矢印L
2)。
【0055】これにより、図3の拡大図に示すように、
中空糸膜41の中空内部を通るガスに含まれる水分は膜
を透過し(矢印M)、中空糸膜41の外部へと排出され
る。
【0056】従って、この部分を通る燃料ガスが加湿さ
れる。
【0057】次に、図4を参照して、燃料ガスの流路に
関して更に詳しく説明する。
【0058】上述のように、すだれ膜の形態である中空
糸膜束4は、フィルム6を重ねた状態で巻かれているた
め、図4に示すように、幾重にも巻かれた中空糸膜束4
は、各層と層との間にフィルム6が介装された状態とな
る。
【0059】このフィルム6は燃料ガスを透過しない素
材で構成されているため、パイプ3に設けられた開口部
31から排出された燃料ガスは図4に示すように、中空
糸膜束4の層に沿って渦を巻くような流路に沿って流
れ、ケース2に設けられた開口部21から排出される。
【0060】従って、燃料ガスは、全ての中空糸膜41
に接することになるため、全ての中空糸膜41がガス交
換に寄与(つまり加湿に寄与)することになり、非常に
ガス交換率に優れている。
【0061】なお、ここではパイプ3の管内側からケー
ス2外部側に燃料ガスを流す場合を説明したが、その反
対の経路、すなわち、ケース2に設けられた開口部21
から中空糸膜束4の充填部を通り、パイプ3に設けられ
た開口部31を介してパイプ3の管内に至るように燃料
ガスを流してから、燃料電池にこの燃料ガスを供給して
も同様の機能を発揮することは言うまでもない。
【0062】以上のように、本実施の形態に係る加湿器
1においては、中空糸膜束4をすだれ織の形態として、
パイプ3に巻いてケース2に充填するようにしたので、
充填作業性に優れる。
【0063】また、中空糸膜束4をすだれ織の形態とし
たことから、強度が高いため撓みが少ないため切れ中空
糸膜41の切れを防止でき、空洞部を形成しにくくする
ことができることから、ガス交換率の低下を防止でき
る。なお、フィルム6を介装させたことで、より一層中
空糸膜41のゆれ(撓み)を抑制できるため、より一層
強度を高めることができる。
【0064】また、全ての中空糸膜41をガス交換(加
湿)に寄与させることができることから、ガス交換率に
優れ、加湿効率を向上させることができる。
【0065】(第2の実施の形態)図6には、第2の実
施の形態が示されている。上記第1の実施の形態では、
中空糸膜束にフィルムを重ねて巻いた構成を示したが、
本実施の形態ではフィルムを設けない構成を示す。
【0066】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0067】図6は本発明の第2の実施の形態に係る加
湿装置の模式的断面図であり、上記第1の実施の形態に
おける図4に相当する図面である。
【0068】上記実施の形態では、中空糸膜束4にフィ
ルム6を重ねて巻くことで、中空糸膜束4の層と層との
間にフィルム6を介装させて、燃料ガスの流路を形成さ
せる構成を示した。
【0069】これに対し、本実施の形態では、中空糸膜
束4のみをパイプ3に巻きつける構成とした。
【0070】このように構成する場合でも、図6に示す
ように、ケース2の内周との間に十分な隙間を形成すれ
ば、パイプ3の管内から開口部31を通って中空糸膜束
4の充填部に排出された燃料ガスは放射状に流れて、そ
の後、ケース2に設けられた開口部21より排出される
ため、ほとんど全ての中空糸膜41をガス交換(加湿)
に寄与させることが可能となる。
【0071】本実施の形態では、ガス交換率(加湿効
率)は、上記第1の実施の形態に比べて劣るものの、従
来技術に比べれば向上しており、また、上記第1の実施
の形態に比べてフィルムを必要としない分だけ構成を簡
略化できる。
【0072】(第3の実施の形態)図7〜図10には第
3の実施の形態が示されている。
【0073】図7は本発明の第3の実施の形態に係る加
湿器に用いられる中空糸膜束の充填前の状態を示す斜視
図である。図8は中空糸膜束をケースに充填する様子を
示す斜視図である。図9および図10は本発明の第3の
実施の形態に係る加湿器の模式的縦断面図である。
【0074】本実施の形態においても、上記第1の実施
の形態で図2を参照して説明したように、中空糸膜束4
aは、複数本の中空糸膜が並んだ、すだれ織の形態であ
る。
【0075】そして、本実施の形態では、充填前の中空
糸膜束4aは、図7に示すように、幾重にも折り畳んだ
状態で供給・保管される。
【0076】ここで、中空糸膜束4aは、ケース2aの
内部の形状に合うような形状となるように折り畳まれ
る。
【0077】すなわち、本実施の形態ではケース2aが
図8に示すように直方体形状であり、その内部形状に合
うような形状かつ大きさとなるように、中空糸膜束4a
は折り畳まれている。
【0078】従って、この折り畳んだ状態の中空糸膜束
4aを、ケース2a内に簡単に充填することができ、し
かも、折り畳んだ状態の中空糸膜束4aはケース2aの
内部形状及び大きさに合っているため、デッドスペース
の発生を抑制することができる。
【0079】次に、加湿動作について説明する。
【0080】燃料電池に供給するための燃料ガスは、図
9あるいは図10に示すように、ケース2aに設けられ
た導入口22aから導入され(矢印K’0)、中空糸膜
束4aが充填された部分を通って(矢印K’1)、ケー
ス2aに設けられた排出口23aから排出され(矢印
K’2)、燃料電池に供給される。
【0081】一方、中空糸膜41aの中空内部に、水分
を含むガス(具体的には、燃料電池における反応後の排
ガス)を流入させて(図中矢印L’0)、中空内部を流
し、そのまま外部へと排出させる(矢印L’2)。
【0082】なお、水分が膜を透過して、燃料ガスを加
湿するしくみについては上記第1の実施の形態で図3を
参照して説明したものと同一であるので、その説明は省
略する。
【0083】次に、燃料ガスの流路に関して更に詳しく
説明する。
【0084】上述のように、すだれ織の形態である中空
糸膜束4aは、本実施の形態では幾重にも折り畳まれた
状態であるが、各層の間に整流板を介在させることで、
燃料ガスの流路を規制することが可能である。
【0085】図9に示す例では、中空糸膜束4aの各層
の間に介在させる整流板71の一端側はポッティング部
5により固定され、他端はポッティング部5から離れた
位置に設けられて、流路を形成している。
【0086】また、ポッティング部5により固定される
側は、交互に反対側となるように構成されている。
【0087】従って、燃料ガスは図9中矢印に示すよう
に流れるため、全ての中空糸膜41aに接することにな
り、全ての中空糸膜41aをガス交換(加湿)に寄与さ
せることが可能となる。
【0088】また、図10に示す例では、中空糸膜束4
aの各層の間に介在させる整流板72の両端はポッティ
ング部5から離れた位置に設けられて、流路を形成して
いる。
【0089】従って、燃料ガスは図10中矢印に示すよ
うに流れるため、全ての中空糸膜41aに接することに
なり、全ての中空糸膜41aをガス交換(加湿)に寄与
させることが可能となる。
【0090】このように、いずれの場合にも全ての中空
糸膜をガス交換(加湿)に寄与させることが可能である
ことから、ガス交換率(加湿効率)を向上させることが
可能である。
【0091】なお、整流板を設けない構成とした場合で
あっても、デッドスペースの発生を抑制できることと、
中空糸膜の強度を高めて撓みを防止できることから、従
来技術に比べるとガス交換率(加湿効率)を向上させる
ことが可能である。
【0092】以上のように、本実施の形態に係る加湿装
置においては、中空糸膜束4aをすだれ織の形態とし
て、折り畳んだ状態でそのままケースに充填すれば良い
ことから、充填作業性に優れる。
【0093】また、中空糸膜束4aをすだれ織の形態と
したことから、強度が高いため撓みが少ないため切れ中
空糸膜41aの切れを防止でき、空洞部を形成しにくく
することができることから、ガス交換率の低下を防止で
きる。
【0094】また、ガス交換率を向上できることから、
加湿効率を向上させることができる。
【0095】(第4の実施の形態)上述のように、すだ
れ織の形態である中空糸膜束4は、図2を参照して説明
したように、中空糸膜41の各横糸が一本ごとに、2本
の糸42,43により編み込まれている。
【0096】従って、隣接する横糸間には、全て交差部
46が形成されている。
【0097】この場合に、使用する中空糸膜の強度によ
っては、強度不足により織っている際や、外力によって
切断するおそれもある。また、中空糸膜束4を製作する
時間がかかりすぎて生産性が低いという問題もあり得
る。
【0098】そこで、本実施の形態では、特に図示はし
ないが、複数本の中空糸膜の束が単位となるように、す
なわち、言い換えれば、横糸を複数本まとめて2本の糸
42,43により編み込むように構成する。
【0099】従って、交差部46は、複数本おきに設け
られることになる。
【0100】例えば、10本を単位として織ることで、
生産時間を約10分の1にすることができると共に、強
度の向上を図ることができる。
【0101】(その他)次に、加湿器として製品化する
上での具体例をいくつか説明する。
【0102】まず、中空糸膜の素材については、イミド
系の素材で構成すると好適である。これにより、水蒸気
透過係数を高くすることができ、耐熱性も高くすること
ができる。
【0103】中空糸膜をケースにそのまま挿入してポッ
ティング液によりポッティング部の形成を行う場合に
は、次のような問題が考えられる。
【0104】すなわち、加湿対象である燃料ガスをケー
ス内に導く場合に、中空糸膜の側面に直接ガスが当たる
ため、膜が切れやすくなってしまう。また、中空糸膜束
をケースに挿入する際に、中空糸膜束がばらけて、入れ
ずらくなり、強引に挿入すると、中空糸膜を切ったり、
傷つけたりするおそれがある。
【0105】そこで、特に図示はしないが、樹脂系で弾
性のあるメッシュ状のネットを中空糸膜束4,4aの外
周に巻いた状態で、ケース2,2aに挿入し、その後、
このネットごとポッティング形成を行うことで中空糸膜
を保護することで、上記のような問題を解消できる。
【0106】また、燃料電池に適用するために耐熱性
(通常、140℃以上の環境となる)を維持するために
は、中空糸膜以外の他の構成についても考慮しなければ
ならず、この点について説明する。
【0107】ケース2,2aとポッティング部5は耐熱
性が必要であり、具体的には、ケース2,2aの素材と
して、変性PPO・ポリサルホンを使用し、ポッティン
グ部5を形成するためのポッティング剤としてエポキシ
系・シリコーン系を使用する。
【0108】そして、ケース2,2aには、切削加工前
にアニール処理を行う。
【0109】また、中空糸膜についても、加熱処理を施
すことで耐熱性を向上させることが可能(加熱による収
縮を防止可能)となり、例えばオーブンにて100℃で
2時間加熱する。
【0110】このようにして、使用環境化において必要
な耐熱性を備えるようになる。
【0111】次にポッティング部について更に詳しく説
明する。
【0112】ポッティング部を形成するためのポッティ
ング剤は、一般的にはウレタン系接着剤やエポキシ系接
着剤が使用される。
【0113】ウレタン系接着剤の場合には、硬化時の発
熱は低いものの耐熱性が低いため、上記のように、燃料
電池用には不適切である。一方、エポキシ系接着剤は、
上述のように耐熱性が高いものの硬化時の発熱が高いた
め、中空糸膜に悪影響を与えやすく、特に、界面の膜切
れが起こりやすい。
【0114】そこで、エポキシ系接着剤のように耐熱性
が高いものの、硬化時の発熱が高いものを使用する場合
には、接着剤の量を減らす手法が通常行われるが、この
場合には接着性の低下の原因となるため、その対策も必
要となる。
【0115】そこで、エポキシ系接着剤のように耐熱性
が高い接着剤で一次封入をして第1ポッティング部(外
部側)を設け、更に、発熱の低い軟性のある接着剤で2
次封入をして第2ポッティング部(内部側)を設けるよ
うにすると好適である。
【0116】このように多段ポッティングとすることに
よって、ポッティングが硬化する際に生じる発熱を抑え
ることができ、特に、中空糸膜との界面側の発熱を抑え
ることで中空糸膜の切れ等を防止できる。
【0117】また、十分な接着力を維持できると共に、
使用環境に耐えることのできる耐熱性も満足できる。
【0118】また、上述した各実施の形態においては、
中空糸膜の膜外を通る経路(第1経路)に燃料ガスを流
し、中空糸膜の中空内部を通る経路(第2経路)に水分
を含むガスを流す場合を例に説明したが、この逆、つま
り、第1経路に水分を含むガスを流し、第2経路に燃料
ガスを流すようにしても良い。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、中空糸
膜束のケースへの充填を容易に行うことができ、ガス交
換率を向上でき、加湿効率を向上できる。また、中空糸
膜の強度にも優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る加湿器を模式
的に示す一部破断斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る中空糸膜の束の充填
前の形態を示す平面図である。
【図3】図1中P部の拡大図である。
【図4】図1中AA断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る中空糸膜束を充填す
る際の工程を説明する斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る加湿装置の模
式的断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る加湿器に用い
られる中空糸膜束の充填前の状態を示す斜視図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る中空糸膜束を
ケースに充填する様子を示す斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る加湿器の模式
的縦断面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る加湿器の模
式的縦断面図である。
【図11】従来技術に係る加湿器を模式的に示す一部破
断斜視図である。
【図12】従来技術に係る加湿器の問題点を説明する模
式的断面図である。
【図13】従来技術に係る中空糸膜の供給形態を示す斜
視図である。
【図14】従来技術に係る加湿器の問題点を説明する模
式的斜視図である。
【符号の説明】
1 加湿器 2,2a ケース 21 開口部 22a 導入口 23a 排出口 3 パイプ 31 開口部 32 遮断部 4,4a 中空糸膜束 41,41a 中空糸膜 42,43 糸 44,45 接合部 46 交差部 5 ポッティング部 6 フィルム 71,72 整流板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24F 6/00 F24F 6/00 Z H01M 8/10 H01M 8/10 Fターム(参考) 3L055 AA10 BA03 4D006 GA41 HA08 HA09 HA62 HA72 JA04C PB17 PB65 PC80 5H026 AA06 5H027 AA06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁面に開口部を有する筒状のパイプと、 該パイプと同心的に設けられ、かつ、壁面に開口部を有
    する筒状のケースと、 前記パイプとケースとの間の環状隙間に充填される中空
    糸膜の束と、 前記パイプの中空内部から、該パイプに設けられた開口
    部を介して前記ケースに設けられた開口部に至る経路、
    あるいはその逆の経路である第1経路と、 前記中空糸膜の中空内部を通る第2経路と、を備え、 前記第1経路及び第2経路のうちの一方に、固体高分子
    型燃料電池に供給する燃料ガスを流し、他方に水分を含
    むガスを流すことによって、前記中空糸膜によってガス
    中に含まれる水分を分離して、前記燃料ガスを加湿する
    加湿器であって、 前記中空糸膜の束は、複数本の中空糸膜が並んだ、すだ
    れ織の形態であると共に、 該すだれ織の形態の中空糸膜の束が、前記パイプにロー
    ル状に巻かれた状態で該パイプと共に前記ケースに充填
    されていることを特徴とする加湿器。
  2. 【請求項2】前記織物の形態である中空糸膜の束は、該
    束にフィルムが重ねられた状態で前記パイプにロール状
    に巻かれていることを特徴とする請求項1に記載の加湿
    器。
  3. 【請求項3】固体高分子型燃料電池に供給する燃料ガス
    の導入口および排出口を有するケースと、 該ケースの内部に充填される中空糸膜の束と、 前記ケースに設けられた導入口から排出口に至る第1経
    路と、 前記中空糸膜の中空内部を通る第2経路と、を備え、 前記第1経路及び第2経路のうちの一方に、固体高分子
    型燃料電池に供給する燃料ガスを流し、他方に水分を含
    むガスを流すことによって、前記中空糸膜によってガス
    中に含まれる水分を分離して、前記燃料ガスを加湿する
    加湿器であって、 前記中空糸膜の束は、複数本の中空糸膜が並んだ、すだ
    れ織の形態であると共に、 該すだれ織の形態の中空糸膜の束が、前記ケースの内部
    の形状に合うように折り畳まれた状態で該ケース内に充
    填されていることを特徴とする加湿器。
  4. 【請求項4】前記すだれ織の形態である中空糸膜の束が
    幾重にも折り畳まれることで形成される、中空糸膜の束
    の層と層との間に、ガスの流れを規制する整流板を介装
    することを特徴とする請求項3に記載の加湿器。
  5. 【請求項5】前記中空糸膜の束は、複数本の中空糸膜の
    束を単位として編み込まれた、すだれ織りの形態である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の
    加湿器。
  6. 【請求項6】前記中空糸膜は、イミド系の素材で構成さ
    れることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記
    載の加湿器。
  7. 【請求項7】固体高分子型燃料電池から排出される排ガ
    スを、請求項1〜6のいずれか一つに記載の加湿器に導
    入し、該排ガス中に含まれる水分を分離することにより
    燃料ガスを加湿することを特徴とする加湿器の使用方
    法。
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