JP2002288790A - 新規な交通システム及び前記交通システムを用いた乗車予約方法 - Google Patents

新規な交通システム及び前記交通システムを用いた乗車予約方法

Info

Publication number
JP2002288790A
JP2002288790A JP2001087509A JP2001087509A JP2002288790A JP 2002288790 A JP2002288790 A JP 2002288790A JP 2001087509 A JP2001087509 A JP 2001087509A JP 2001087509 A JP2001087509 A JP 2001087509A JP 2002288790 A JP2002288790 A JP 2002288790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
information
reservation
user
position information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001087509A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuji Okuyama
修司 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUKUSHIMAKEN SHOKOKAI RENGOKAI
Original Assignee
FUKUSHIMAKEN SHOKOKAI RENGOKAI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUKUSHIMAKEN SHOKOKAI RENGOKAI filed Critical FUKUSHIMAKEN SHOKOKAI RENGOKAI
Priority to JP2001087509A priority Critical patent/JP2002288790A/ja
Publication of JP2002288790A publication Critical patent/JP2002288790A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 路線バスよりも融通性があり、なおかつタク
シーよりも安価な交通システムおよび当該交通システム
を用いた乗客の運搬方法を提供する。 【解決手段】 予め定められた運行経路における所定地
点を所定時間に通過する運行予定を有している車両V
と、前記車両の運行管理を行うサーバHを有する管理セ
ンターMCとから構成された交通システムであって、前
記各車両Vは、位置情報入手手段1、通信手段2と、情
報処理手段3とを有しており、前記サーバHは、通信手
段11と、前記各車両の現在地を示す車両位置情報表示
手段12と、運行管理情報、運行の状況及び予約状況を
管理する車両管理部13とから構成されており、そし
て、前記サーバHは、利用者Uから当該交通システムの
車両の乗車予約希望があった際に、前記車両の位置情報
と車両情報に基づいて利用者の乗車予約を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、新規な交通シス
テム及び前記交通システムを用いた乗車予約方法に係
り、より詳しくは、タクシーより安価で利用者の戸口か
ら目的地まで配車予約可能な新規な交通システムおよび
新規な交通システムを用いた乗車予約方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の停留所を有する所定区間の
運行を行う路線バスが複数の利用者を目的地まで運ぶ重
要な交通手段であった。この路線バスは、予め定められ
た時刻表に基づいて多数の乗客を目的地まで比較的安価
な運賃で運搬するものであるが、都会はともかくとし
て、地方の市町村では、自家用車の普及に伴い乗客数が
減少し、この乗客数の減少により運行本数も減少して運
行が困難になっている。
【0003】また、路線バスは、特に高齢者や身体障害
者等にとっては、留所までの距離があることと、予め定
められた予定時刻までに停留所に到着していなければな
らない。また、路線バスの予定時刻前後においては路線
バスが停留所を通過したか否かの判断が非常に困難であ
る等の問題を抱えているのが現状である。これらの問題
は、運行間隔の少ない路線バスにおいては特に顕著であ
る。さらに、路線バスは、車椅子利用者等にとっては、
乗車が制限される場合がある。従って、路線バスよりも
融通性のある交通機関の登場が望まれていた。
【0004】一方、利用者を運搬する他の交通機関とし
てタクシーがある。タクシーは、利用者の乗車希望区間
を運行するものであり、また電話等の予約で利用者の戸
口まで迎えに行き、利用者の希望箇所まで送り届ける。
しかしながら、タクシーは、路線バスに比べて高価であ
り、利用者にとって経済的負担が大きいという問題があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、この発明の課
題は、路線バスよりも融通性があり、なおかつタクシー
よりも安価な新規な交通システムおよび当該新規な交通
システムを用いた乗車予約方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明は次のような構成とした、即ち、この発明
に係る新規な交通システムは、予め定められた運行経路
における所定地点を所定時間に通過する運行予定を有し
ている車両と、前記車両の運行管理を行うサーバを有す
る管理センターとから構成された交通システムであっ
て、前記車両は、位置情報を入手するための位置情報入
手手段と、前記サーバと情報を相互に通信可能な通信手
段と、情報を処理するための処理手段とを有しており、
前記サーバは、前記車両と情報を相互に通信可能な通信
手段と、前記車両の位置情報入手手段からの位置情報に
基づいて前記車両の現在地を示す車両位置情報表示手段
と、車両管理部とからなり、前記車両管理部は、前記車
両の運行管理情報を蓄積する車両運行管理部と、前記車
両の運行の状況を管理する運行状況管理部と、前記車両
の予約状況を管理する予約状況管理部とを有しており、
前記サーバは、利用者から当該交通システムの車両に乗
車予約希望があった際に、前記車両の位置情報と車両情
報に基づいて利用者の乗車予約を行うことを特徴とす
る。(請求項1)。
【0007】このように構成することによって、利用者
は、より安価な金額でタクシー感覚で所定の路線を運行
する車両に乗車予約することが可能となる。また、管理
センターは、車両の運行管理、車両の現在地の管理、車
両の配車状況の管理等を一元的に行うことが可能とな
る。
【0008】この発明の好ましい実施の形態において、
前記サーバは、さらに利用者の情報を管理する利用者情
報管理部を有しており、利用者からの車両への乗車予約
希望があった際に、利用者情報管理部の利用者情報に基
づいて利用者の乗車予約を行うことを特徴とするもので
ある(請求項2)。このように構成することによって、
利用者の情報をすばやく用いることが可能となる。ま
た、利用者の予約履歴を蓄積することにより、より効率
的な運行予定を作成するための情報を得ることが可能と
なる。
【0009】この発明の好ましい実施の形態は、乗車予
約情報を車両に送信することを特徴とする(請求項
3)。このように構成することによって、運行管理を確
実に行うことができる。
【0010】また、前記交通システムにおいて、前記利
用者は、前記運行経路における所定の地点と所定の地点
の間における任意の箇所で乗降可能であることを特徴と
するものである(請求項4)。このように構成すること
によって、利用者の乗車および下車希望地点を任意に選
択することが可能となるので、所定の停留所まで出向く
必要がなくなるとともに、降車地点から長距離歩行する
必要がなくなる。
【0011】また、この発明に係る新規な交通システム
を用いた乗車予約方法は、予め定められた運行経路にお
ける所定地点を所定時間に通過する運行予定を有してい
る車両と、前記車両の運行管理を行うサーバを有する管
理センターとから構成され、前記車両は、位置情報を入
手するための位置情報入手手段、前記前記サーバと情報
を相互に通信可能な通信手段と、情報を処理するための
処理手段とを有しており、前記サーバは、前記車両と情
報を相互に通信可能な通信手段と、前記車両の位置情報
入手手段からの位置情報に基づいて前記車両の現在地を
示す車両位置情報表示手段と、車両管理部とからなり、
前記車両管理部は、前記車両の運行管理情報を蓄積する
車両運行管理部と、前記車両の運行の状況を管理する運
行状況管理部と、前記車両の予約状況を管理する予約状
況管理部とを有している新規な交通システムにおいて、
前記管理センターは利用者からの乗車予約希望があった
際に、利用者の乗車希望情報と、前記車両管理部の車両
の位置情報と、車両の予約状況に基づいて最適な車両を
選択し、前記選択した車両の車両情報を利用者に提示
し、前記利用者は提示された車両情報で予約を希望する
場合に、前記管理センターは当該車両の予約手続きを行
い、前記利用者の予約情報を前記サーバの車両管理部の
予約状況管理部に登録することを特徴とするものである
(請求項4)。このように構成することによって、利用
者はタクシー感覚で新規交通システムにおける車両を予
約可能であるとともに、管理センターは、利用者の実際
の予約実績にあわせて臨時に車両本数の増減が可能とな
るため、利用効率が格段に上昇する。
【0012】また、この発明の新規交通システムの乗車
予約方法において、前記利用者は、端末を用いて予約手
続きを行うことを特徴とするものである(請求項5)。
このように構成すると、管理センター側の予約を行う負
担も軽減することが可能となる。また、利用者は、利用
者自身が保有する端末や、公共施設等に設置してある端
末を用いて乗車予約を行うことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して詳細に説明する。なお、この発明はこれら
の実施の形態に制限されるものではない。まず、図1及
び図2に基づいて、この発明の第一の実施形態である交
通システムについて説明する。図1は、この発明の交通
システムの構成を示すブロック図であり、図2は、この
発明の路線の一例を示す説明路線図である。
【0014】図1に示す通りこの発明の交通システム
は、予め定められた運行経路における所定地点を所定時
間に通過する運行予定(図2参照)を有している車両V
と、前記車両の運行管理を行う少なくとも1台のサーバ
とを有する管理センターMCとから構成された交通シス
テムであって、利用者Uは、前記管理センターMCに車
両Vの乗車予約を行って所定地点から所定地点までの区
間を予約した車両Vに乗車する構成となっている。
【0015】この発明において用いられる車両Vには、
位置情報を入手するための位置情報入手手段1、前記サ
ーバHと情報を相互に通信可能な通信手段2及び情報を
処理するための情報処理手段3とが搭載されている。ま
た、位置情報を入手するための位置情報入手手段1は、
通常人工衛星からの電波を利用した位置情報を受信する
GPS受信器である。そして、位置情報入手手段1から
入手した位置情報は、車両側通信手段2を介して管理セ
ンターMCのサーバHに送信される。
【0016】また、この車両側通信手段2は、例えば株
式会社NTTドコモから提供されるDoPa回線網であ
って、DoPa用のアンテナとDoPa網を介して管理
センターMCと情報を送受信するDoPa端末から構成
される。なお、前記位置情報入手手段1と車両側通信手
段2と処理手段3は、同様な作用効果を有するものであ
れば各々GPS及びDoPa網に限定されるものではな
い。
【0017】また、車両V側の通信手段2は、前記の位
置情報を含めて種々の情報を管理センターMCのサーバ
Hと相互に交換する手段である。この発明において、車
両と管理センターのサーバとの間で通信される情報は、
例えば(1)車両からの車両の位置情報、管理センター
からの予約情報、(2)管理センターからの予約情報に
基づいた予約確認情報、および(3)車両側から配車を
終了し、利用者を目的地で降車させた後、車両から管理
センターに送信する乗降確認情報等を含むものとする。
【0018】そして、情報を処理するための処理手段3
は、前記位置情報入手手段1および前記車両V側の通信
手段2を制御するための手段であり、処理手段3は、位
置情報入手手段1用の処理手段と通信手段2用の処理手
段とを別体としてあるいは一体化して設けることが可能
である。通常は前記位置情報入手手段1からの情報を制
御する処理手段は各種ナビゲーションメーカから車載ユ
ニットとして販売されているものであり、通信手段2制
御用の処理手段は通信端末である。また、これらの処理
手段は処理した結果を表示する図示しない表示部と接続
されている。この表示部は、位置情報入手手段1から入
手した位置情報を地図上に表示し、かつ通信手段による
情報を文字情報等で示すモニタ(ディスプレイ)であ
る。
【0019】また、前記車両Vは、上記の構成要件を備
えていればその定員数は目的、利用状況等に見合うよう
に適宜選択することが可能である(例えば、5人乗り
(乗車定員4人)、8人乗り(乗車定員7人)等)。さ
らに、この発明の交通システムにおいて、これらの異な
る定員数の車両を適宜組合せて運行させることが可能で
ある。また、例えば、車椅子用の車両等特定の用途の車
両を使用してもよい。そして、これらの車両は例えば、
タクシー会社からの余剰車両等を借り上げて行うことも
可能である。この発明による交通システムは、このよう
に構成された複数台の車両V、V、V・・・が所
定の間隔で所定の運行経路に沿って運行している。
【0020】一方、管理センターMCは、前記複数台の
車両V(V、V、V・・・)の所定の運行経路の
運行を管理すると同時に、各車両V、V、V・・
・の予約状況を管理し、この管理情報に基づいて利用者
からの乗車予約を行うものである。この管理センターM
Cは、前記車両Vと情報を相互に通信可能な通信手段1
1と、前記車両の位置情報入手手段1からの位置情報に
基づいて前記各車両の現在地を示す車両位置情報表示手
段12と、車両管理部13とから主として構成されたサ
ーバHに基づいて運行管理、予約状況管理、乗車予約等
を行っている。
【0021】サーバH側の通信手段11は、前記車両V
の位置情報入手手段1から入手した位置情報を車両位置
情報表示手段12に送信したり、車両管理部13からの
各種車両情報を車両に通信するための手段であり、通常
はモデム、ルータまたはターミナルアダプタを用いるこ
とができる
【0022】車両位置情報表示手段12は、図2に示す
通り前記各車両V、V、V・・・における位置情
報入手手段1で入手した位置情報を地図上、例えばGI
S規格の地図上に表示するための手段である。このよう
にして地図上に各車両の位置情報を表示することによ
り、運行している全車両の運行状況全体を把握すること
ができるのと同時に、利用者からの問い合わせに迅速に
対応することが可能となる。
【0023】車両管理部13は、前記車両Vの運行管理
情報を蓄積する車両運行管理部14、前記車両の運行の
状況を管理する運行状況管理部15及び前記車両の予約
状況を管理する予約状況管理部16から構成されてお
り、運行管理、予約状況管理、乗車予約等を行うための
ものである。
【0024】前記車両管理部13における車両運行管理
部14は、前記各車両の運行状況を管理するものであ
り、例えば表1および表2に示すような各車両のID番
号、運転者情報、乗車定員、運行経路の各地点の時刻表
等から構成されている。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】前記車両管理部13における運行状況管理
部15は、利用者への実際の配車状況を管理するための
ものであり、例えば、利用者からの問い合わせがあった
際に車両Vの運行状況(例えば、現在どの当たりを運行
しているか・あとどの程度で到着するか等)を示すもの
である。さらに、この運行状況データベースは、前記の
予約状況データベースと組合せて各車両Vへ通信手段を
介して運行指示を行うものである。
【0028】前記車両管理部13における予約状況管理
部16は、車両毎の予約情報を管理するものであり、例
えば、表3に示すような各車両毎の運行経路における乗
車予約数、空席数が格納されたテーブル等から構成さ
れ、必要に応じて予約リストを作成する機能を有してい
る。そして、後述の通り利用者からの問い合わせがあっ
た場合には、この予約状況データベースに基づいて予約
を行う。そして、予約があった場合にはこのテーブルに
利用者の人数を書き込む構成となっている。また、利用
者からの予約取消し、乗車区間の変更があった際にはこ
れらの変更状況に応じてテーブルに変更を加える。な
お、このようにして変更されたテーブルは上書きするこ
とも可能であるが、これらの情報を蓄積して、車両の運
行本数の変更の際の分析資料として用いることも可能で
ある。
【0029】
【表3】
【0030】これらの前記車両管理部13における車両
運行管理部14、運行状況管理部15及び予約状況管理
部16は、例えば各車両のID番号等により相互に関連
付けされていることが好ましい。
【0031】また、この発明の好ましい実施の形態にお
ける利用者情報管理部17は、当該交通システムを利用
する利用者、そのID番号、住所、電話番号等から構成
される利用者情報データベースを有している。そして、
この利用者情報管理部17は、利用者Uからの乗車予約
に関する問い合わせがあった際に利用者Uを照合する機
能を持つものである。例えば、利用者からの問い合わせ
を例えば電話で行う場合には、ナンバーディスプレイ表
示可能なナンバーディスプレイ表示装置を設けて利用者
Uの照会を行う構成とすることも可能である。
【0032】このように利用者情報管理部17を設ける
のは、当該交通システムにおける予約の簡略化を図るこ
とや、例えば渋滞等により配車予定が変更した場合等に
利用者に連絡を行う等が主とした目的であるが、登録さ
れた利用者(例えば地域住民等)に対してサービスを行
う場合、主として登録された利用者(例えば地域住民
等)と未登録の利用者との間で差別化を行う場合、ある
いは登録された利用者の利用状況の統計を取る等の目的
がある場合にも有効である。
【0033】以下、この発明の交通システムにおける利
用者が地域住民である場合について主として記載する。
利用者Uは、例えば、図2に示す地域に在住する住民で
あり、この発明の交通システムの利用を希望する場合に
は、前記サーバにおける利用データベースに登録を行っ
ている。
【0034】そして、利用者Uは、例えば、図2に示す
運行経路を表2に示す時刻表に従って運行する交通シス
テムにおいて、利用者Uの居住地X(B地点とC地点と
の間の地点X)からG地点とH地点との間の地点Yまで
乗車したい場合等に対しても対応が可能である。
【0035】なお、利用者Uと管理センターMCとの間
の予約申込み希望から乗車予約までの手続きは、後述す
るこの発明の乗車予約方法で詳細に述べるが、利用者U
と管理センターMCとの間は、電話、ファクシミリ、イ
ンターネットによるメール等の種々の方法が考えられ
る。例えば、一般家庭からの乗車予約は電話回線により
行うことができ、また、役所、銀行、駅等の公共施設・
サービス施設に端末を設置しておいて、これらの端末か
ら従来公知の方法により予約手続きを行う構成とするこ
とも可能である。
【0036】また、例えば、利用者Uが例えば居住地X
(B地点とC地点との間の地点X)に在住する両親・祖
父母等の安否を運転者等に確認してもらいたい場合や、
地点Yに存在する販売店で所定の商品を購入し、X地点
の利用者に届ける等のサービスをこの発明の新規な交通
システムを利用して行うことができる。この場合には、
予約状況管理部16で車両Vの予約状況における乗車予
約はゼロ名である。
【0037】また、この発明における料金の設定方法、
支払い方法も任意に設定することができ、例えば利用券
を発行する構成、乗車時に運賃を支払う構成、利用者デ
ータベースにより利用状況を管理して所定期間毎に請求
書を発行する構成、これらの構成の組合せ等を適宜選択
して決定することができる。さらに、例えば商店・医療
施設等のこの発明の交通システムを利用者に利用して集
客を希望する者が利用券を利用者に発行する構成と組み
合わせてもよい。
【0038】このような構成を有するこの発明の交通シ
ステムは、従来の路線バス等により規定の停留所以外で
も運行可能であるので、高齢者、身体障害者等が路線バ
スを利用する際の停留所までの距離が遠距離であり、そ
こまで所定時間内に出向く必要がなくなる他、時刻表に
記載された前後の時点で車両が通過したか否かを考慮す
る必要もなくなる。
【0039】次に、このようにして構成されたこの発明
の交通システムにより利用者が乗車予約を行い、利用者
の予約に基づいて配車し、そして目的地までの運行を行
うまでの過程を図2および図3に基づいて説明する。図
2は、この発明の路線の一例を示す路線図であり、そし
て図3は、この発明の方法を行うためのフロー図であ
る。尚、以下の説明において、利用者Uは、電話により
管理センターMCに利用者Uの居住地X(B地点とC地
点との間の地点X)からG地点とH地点との間の地点Y
まで交通システムを利用したいものと仮定する。
【0040】まず、利用者Uは、X地点からY地点まで
9時45分の配車で車両の予約を行いたいことを電話に
て管理センターMCに伝える(予約申し込み:S1)。
すると、管理センターMCは、まず利用者情報管理部1
7を参照して利用者Uの特定を行う(S2)。なお、利用
者Uが未登録の利用者である場合には登録を行うか否か
を確認し、利用者Uが登録する意志がある場合には登録
手続きを行う(S2’)。そして、車両運行管理部14
の時刻表と予約状況管理部16に基づいて最適な車両V
の検索を行い車両Vの選択を行う(S3)。
【0041】より具体的には、車両運行管理部14の時
刻表から9時45分前後にB地点通過する車両であって
B地点からH地点まで連続して空席(この場合には1名
分の空席)がある車両の検索を行う。まず、最初に通過
する車両Vに関する予約情報を予約状況管理部16で
確認する。車両Vは、D、E及びF地点で満席である
ので予約不可能である。そこで、次いで、車両Vの予
約状況を参照すると、B地点からH地点まで空席が連続
してあるので予約可能であることが分かる。そこで、管
理センターMCは、この場合の最適車両として車両V
を選択する。
【0042】そして、所望により前記車両位置情報表示
手段12に表示された車両Vの位置情報とX地点まで
の距離等からX地点への到着予想時刻を予想する(S
4)。例えば、この到着予想時刻が9時30分から10
時の間であると仮定すると、予約管理センターMCは、
9時30分から10時に配車可能であることを利用者U
に伝える(S5)。なお、同様にしてY地点の予想時刻
を予想して伝えることも可能である。利用者Uは、この
情報に基づいて乗車予約を行うか否かを判断する(S
6)。利用者Uが乗車予約を希望しない場合はこのまま
終了する(S0)。利用者Uが乗車予約を希望する場合
は、乗車予約手続きを管理センターに依頼する(S
7)。
【0043】予約手続き依頼を受けた管理センターMC
は、サーバHの予約状況管理部16における表3に示す
テーブルに表4に示す通り予約状況の書き込みを行い予
約手続きを完了させる(S8)。
【0044】
【表4】
【0045】また、管理センターMCは、利用者Uの予
約状況登録と同時に、車両Vに対して当該予約情報を
車両側通信手段2を介して送信を行う(S9)。なお、
当該予約情報の送信の代わりにあるいは組合せて、管理
センターMCは、無線等により車両Vに対して当該予
約情報を通知してもよい。
【0046】そして、このような予約情報を受け取った
車両Vは、通信手段または無線等により配車予約確認
情報を管理センターMCに返送することが好ましい。こ
のようにして該当する車両からの返送を確認後、運行状
況管理部15に運行情報を格納する(S10)。
【0047】そして、このようにして配車予約を確認し
た車両Vは、B地点から利用者Uの居住地であるX地
点へと車両を運行する。この際の車両運行状況は、管理
センターMCの位置情報表示手段12により視角的に可
能であり、例えば車両Vの運転者の誤認によりB地点
からX地点に向かわずC地点に車両Vを運行する等の
場合には、管理センターMCは車両Vに直ちに警告を
発する構成とすることができる。
【0048】また、B地点からY地点への予定運行経路
上で交通渋滞や道路工事等の運行状況が通常予定されて
いるものと異なる場合には車両Vは、その旨を管理セ
ンターMCに報告する構成としてもよい。そして、例え
ば、利用者Uから配車予定時間を過ぎても車両Vの配
車が完了していない等の問い合わせが管理センターMC
にあった場合には、管理センターMCは交通状況等の状
況を利用者Uに伝える構成とすることも可能である。
【0049】そして、車両Vが利用者Uの居住場所で
あるX地点に到着した後、車両VはX地点から通常の
運行経路に戻り目的地であるY地点へ向かい、目的地の
Y地点で利用者Uを降車させる(S11)。尚、利用者
Uが、予約を取下げる場合には、電話により管理センタ
ーMCに予約取下げを通知する。予約取り下げ情報を受
け取った管理センターは予約情報管理データベースから
利用者Uの予約の取下げを行うことによって対応可能で
ある。このようにして、この発明の交通システムにおけ
る乗車予約方法は、所定経路を運行する車両Vの予約を
行い、予約に応じて配車を行う構成としたので、利用者
はタクシー感覚で車両を利用することが可能である。
【0050】また、管理センターは利用者の利用状況に
あわせて臨時に車両本数の増減が可能となるため、利用
効率が格段に上昇する。即ち、利用者の利用状況を車両
管理部13で管理しているので、その管理結果に基づい
て利用者の利用状況を分析することによって、コスト面
およびサービス面の両方を兼ね備えた運行管理、すなわ
ち運行間隔を適宜決定することが可能となる。また、管
理センターMCは、インターネット、衛星放送あるいは
テレビのデータ放送を介して、利用者に車両の運行情報
を地図上で示す構成とすることもこの発明の範囲内であ
る。
【0051】
【発明の効果】以上説明した通り、この発明によると次
の優れた効果を奏する。利用者は、より安価な金額でタ
クシー感覚で所定の路線を運行する車両に乗車予約する
ことが可能となる。また、管理センターは、車両の運行
管理、車両の現在地の管理、車両の配車状況の管理等を
一元的に行うことが可能となる。また、利用者の情報を
すばやく用いることが可能となる。また、利用者の予約
履歴を蓄積することにより、より効率的な運行予定を作
成するための情報を得ることが可能となる。
【0052】また、利用者は乗車および下車希望地点を
任意に選択することが可能となるので、所定の停留所ま
で出向く必要がなくなるとともに、降車地点から長距離
歩行する必要もなくなる。また、利用者はタクシー感覚
で新規交通システムにおける車両を予約可能であるとと
もに、管理センターは、利用者の実際の予約実績にあわ
せて臨時に車両本数の増減が可能となるため、利用効率
が格段に上昇する。また、管理センター側の予約を行う
負担も軽減することが可能となる。また、利用者は、利
用者自身が保有する端末や、公共施設等に設置してある
端末を用いて乗車予約を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の交通システムの構成を示すブロック
図である。
【図2】この発明の路線の一例を示す路線図である。
【図3】この発明の方法を行うためのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
MS:管理センター V、V、V :車両 H:サーバ U:利用者 1:位置情報入手手段 2:車両側通信手段 3:情報処理手段 11:管理センター側通信手段 12:車両位置情報表示手段 13:車両管理部 14:車両運行管理部 15:運行状況管理部 16:予約状況管理部 17:利用者情報管理部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた運行経路における所定地
    点を所定時間に通過する運行予定を有している車両と、
    前記車両の運行管理を行うサーバを有する管理センター
    とから構成された交通システムであって、 前記車両は、位置情報を入手するための位置情報入手手
    段と、前記サーバと情報を相互に通信可能な通信手段
    と、情報を処理するための処理手段とを有しており、 前記サーバは、前記車両と情報を相互に通信可能な通信
    手段と、前記車両の位置情報入手手段からの位置情報に
    基づいて前記車両の現在地を示す車両位置情報表示手段
    と、車両管理部とからなり、前記車両管理部は、前記車
    両の運行管理情報を蓄積する車両運行管理部と、前記車
    両の運行の状況を管理する運行状況管理部と、前記車両
    の予約状況を管理する予約状況管理部とを有しており、
    前記サーバは、利用者から当該交通システムの車両に乗
    車予約希望があった際に、前記車両の位置情報と車両情
    報に基づいて利用者の乗車予約を行うことを特徴とする
    新規な交通システム。
  2. 【請求項2】 サーバは、利用者の情報を管理する利用
    者情報管理部を有しており、利用者から車両への乗車予
    約希望があった際に、前記利用者情報管理部の利用者情
    報に基づいて利用者の乗車予約を行うことを特徴とする
    請求項1に記載の新規な交通システム。
  3. 【請求項3】 乗車予約情報を車両に送信することを特
    徴とする請求項1又は2に記載の交通システム。
  4. 【請求項4】 利用者は、前記運行経路における所定の
    地点と所定の地点の間における任意の箇所で乗降可能で
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の新規な交通システム。
  5. 【請求項5】 予め定められた運行経路における所定地
    点を所定時間に通過する運行予定を有している車両と、
    前記車両の運行管理を行うサーバを有する管理センター
    とから構成され、 前記車両は、位置情報を入手するための位置情報入手手
    段と、前記サーバと情報を相互に通信可能な通信手段
    と、情報を処理するための処理手段とを有しており、 前記サーバは、前記車両と情報を相互に通信可能な通信
    手段と、前記車両の位置情報入手手段からの位置情報に
    基づいて前記車両の現在地を示す車両位置情報表示手段
    と、車両管理部とからなり、前記車両管理部は、前記車
    両の運行管理情報を蓄積する車両運行管理部、前記車両
    の配車の情報を管理する配車情報管理部、前記車両の予
    約状況を管理する予約状況管理部から構成される新規な
    交通システムにおいて、 前記管理センターは利用者からの乗車予約希望があった
    際に、利用者の乗車希望情報と、前記車両管理部の車両
    の位置情報と、車両の予約状況に基づいて最適な車両を
    選択し、前記選択した車両の車両情報を利用者に提示
    し、前記利用者は提示された車両情報で予約を希望する
    場合に、前記管理センターは当該車両の予約手続きを行
    い、前記利用者の予約情報を前記サーバの車両管理部の
    予約状況管理部に登録することを特徴とする新規な交通
    システムを用いた乗車予約方法。
  6. 【請求項6】 利用者は、端末を用いて予約手続きを行
    うことを特徴とする請求項5に記載の新規な交通システ
    ムを用いた乗車予約方法。
JP2001087509A 2001-03-26 2001-03-26 新規な交通システム及び前記交通システムを用いた乗車予約方法 Pending JP2002288790A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001087509A JP2002288790A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 新規な交通システム及び前記交通システムを用いた乗車予約方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001087509A JP2002288790A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 新規な交通システム及び前記交通システムを用いた乗車予約方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002288790A true JP2002288790A (ja) 2002-10-04

Family

ID=18942748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001087509A Pending JP2002288790A (ja) 2001-03-26 2001-03-26 新規な交通システム及び前記交通システムを用いた乗車予約方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002288790A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009019946A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Navitime Japan Co Ltd ナビゲーションシステム、経路探索サーバ、経路探索方法およびナビゲーション端末装置
JP2010217195A (ja) * 2010-05-17 2010-09-30 Navitime Japan Co Ltd ナビゲーションシステム、経路探索サーバ、経路探索方法およびナビゲーション端末装置
WO2014006676A1 (ja) * 2012-07-02 2014-01-09 トヨタ自動車株式会社 オンデマンド車両運行管理装置、オンデマンド車両運行管理方法及びオンデマンド車両運行管理システム
WO2018225320A1 (ja) 2017-06-09 2018-12-13 ソニー株式会社 情報処理装置および情報処理方法
CN109754631A (zh) * 2017-11-01 2019-05-14 腾讯科技(深圳)有限公司 车辆位置追踪的方法、装置、计算机设备及存储介质

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009019946A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Navitime Japan Co Ltd ナビゲーションシステム、経路探索サーバ、経路探索方法およびナビゲーション端末装置
JP4614364B2 (ja) * 2007-07-11 2011-01-19 株式会社ナビタイムジャパン ナビゲーションシステム、経路探索サーバ、経路探索方法およびナビゲーション端末装置
JP2010217195A (ja) * 2010-05-17 2010-09-30 Navitime Japan Co Ltd ナビゲーションシステム、経路探索サーバ、経路探索方法およびナビゲーション端末装置
WO2014006676A1 (ja) * 2012-07-02 2014-01-09 トヨタ自動車株式会社 オンデマンド車両運行管理装置、オンデマンド車両運行管理方法及びオンデマンド車両運行管理システム
JPWO2014006676A1 (ja) * 2012-07-02 2016-06-02 トヨタ自動車株式会社 オンデマンド車両運行管理装置、オンデマンド車両運行管理方法及びオンデマンド車両運行管理システム
WO2018225320A1 (ja) 2017-06-09 2018-12-13 ソニー株式会社 情報処理装置および情報処理方法
KR20200017393A (ko) 2017-06-09 2020-02-18 소니 주식회사 정보 처리 장치 및 정보 처리 방법
US11195414B2 (en) 2017-06-09 2021-12-07 Sony Corporation Information processing device and information processing method
CN109754631A (zh) * 2017-11-01 2019-05-14 腾讯科技(深圳)有限公司 车辆位置追踪的方法、装置、计算机设备及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2005036497A1 (fr) Systeme de bus, station et centre a fonction de communication d'informations
GB2501075A (en) Dynamically demand-responsive transport
JPH10208195A (ja) 乗車位置選定システム及び乗車位置案内システム
CN106097702A (zh) 智能交通调度方法和***
JP2008065773A (ja) 搭乗予約受付システム、サーバ、端末、搭乗予約受付方法及びプログラム
JP2002365082A (ja) 情報提供装置及び情報提供方法
US20020095326A1 (en) Automated and remotely operated vehicle dispatching, scheduling and tracking system
JP2004185362A (ja) 携帯端末を用いたタクシー自動配車システム
JP3734799B2 (ja) 即応型車両乗降システム、方法およびプログラム
JPH04213761A (ja) 車両からの予約システム
JPH09190595A (ja) 交通情報処理装置および交通情報処理方法
WO2013001553A1 (en) Method and system for the safe sharing of travel itineraries being followed by subjects offering transportation to subjects requesting transportation
US20090128362A1 (en) Method and system for providing information to a transportation vehicle on the presence of passengers
JP2001222796A (ja) 交通機関の乗り換えデマンドシステム
JP2017174203A (ja) 運行管理システム
JP2002340571A (ja) 情報提供システムおよび車載端末および情報提供端末および配車端末および配車装置
JP4282333B2 (ja) バス運行管理方法
US20210082078A1 (en) The system and method of operating the self-steering electric taxi and smart underground parking lots
JP2002288790A (ja) 新規な交通システム及び前記交通システムを用いた乗車予約方法
DE10033341A1 (de) Verkehrsdienstesystem mit Kraftfahrzeugen
JPH10170288A (ja) 乗車情報提供システム
JP2004355385A (ja) バス乗降客数把握システム
JP2003217091A (ja) タクシー運行状況検索式乗車予約システム
JP2004030265A (ja) 配車管理装置及び配車管理方法
JP7169536B2 (ja) 自動車運行管理システム及び自動車運行管理システムに用いられる運行管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031219