JP2002287856A - プロセッサ搭載装置および遅延リセット信号生成方法 - Google Patents

プロセッサ搭載装置および遅延リセット信号生成方法

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JP2002287856A
JP2002287856A JP2001093309A JP2001093309A JP2002287856A JP 2002287856 A JP2002287856 A JP 2002287856A JP 2001093309 A JP2001093309 A JP 2001093309A JP 2001093309 A JP2001093309 A JP 2001093309A JP 2002287856 A JP2002287856 A JP 2002287856A
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signal
bus system
processor
unit
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JP2001093309A
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Hiroyuki Nishi
博之 西
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハードウェア的に不揮発性メモリユニッ
トを保護しリセット後の再起動を確実にすること。 【解決手段】 割込信号・リセット信号生成部106に
自己リセット要求信号109及び外部装置からリセット
要因信号110が入力されると、両リセット要求信号に
基づいて割込信号・リセット信号入力部105の電気的
仕様を満足する割込信号107が出力される。この割込
信号107がバックプレーン104に割込信号・リセッ
ト信号入力部105に入力されることにより、リセット
要求の発生をプロセッサユニット101に割り込み通知
する。割込信号107の出力後、割込信号・リセット信
号生成部106によって生成されたリセット信号108
がバックプレーン104に出力され、プロセッサユニッ
ト101をリセットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バスシステムを用
いて構成したプロセッサ搭載装置および遅延リセット信
号生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のプロセッサ搭載装置の構
成を示すブロック図である。同図において、プロセッサ
搭載装置であるワークステーション装置400は、バス
システムのバスマスターとなるプロセッサユニット40
1、不揮発性メモリユニット402、及びプロセッサユ
ニット401の入出力ポートとなるパラレルIOポート
ユニット403を、バスシステムのバックプレーン40
4に実装することにより構成される。
【0003】バックプレーン404上には、ワークステ
ーション装置400の外部からリセット信号を入力する
ためのリセット信号入力部405が設けられている。ま
た、参照符号406は、リセット信号入力部405に接
続されたリセット信号生成部であり、このリセット信号
生成部406に外部装置からリセット要因信号407が
入力されると、リセット信号生成部406からリセット
信号入力部405の電気的仕様を満足するリセット信号
408がリセット信号入力部405に出力され、ワーク
ステーション装置400をリセットする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなプロセッサ
搭載装置は、リセット後にも安定して動作させる必要が
ある。特に、監視制御系を管理するプロセッサ搭載装置
では、その要求が高い。しかし、外部記憶装置として不
揮発性メモリユニットを使用したプロセッサ搭載装置で
は、例えば不揮発性メモリユニットを固定ディスクユニ
ットとした場合は、固定ディスクユニットへの書き込み
動作中にリセットを行うと、リセット後のシステムの再
起動が不可能になったり、固定ディスクユニットの故障
を起こすことがある。さらに、プロセッサ搭載装置上で
動作する基本ソフトウェアの種類によっては、定められ
た終了手順を実行せずにリセットを行うと、再起動が不
可能になることがある。
【0005】従って、このような傷害が発生した場合
は、プロセッサ搭載装置を交換しなければ復旧できない
という不具合があった。
【0006】本発明は、上記のような課題を解決するた
めのものであり、リセット要因の発生をプロセッサユニ
ットに予告し、この予告から所定時間経過後にリセット
することにより上述の諸問題を解決できるプロセッサ搭
載装置および遅延リセット信号生成方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のプロセッサ搭載
装置は、バスマスターとなるプロセッサユニット、前記
プロセッサユニットの外部記憶装置となる不揮発性メモ
リユニット、および前記プロセッサユニットの入出力パ
ラレルポートユニットをバックプレーンに実装したバス
システム等を搭載するプロセッサ搭載装置であって、自
プロセッサ搭載装置から出力されるリセット要求信号や
外部装置から入力されるリセット要求信号の電気的レベ
ルの相違を吸収し、かつ前記リセット要求信号が入力さ
れる毎にリセットを予告する割り込み信号を生成して前
記バックプレーンに対し出力するとともに前記割り込み
信号が出力されてから所定の時間経過後に遅延リセット
信号を生成して前記バックプレーンに対し出力する割り
込み信号・遅延リセット信号生成回路を備える構成を採
る。
【0008】この構成によれば、リセット要因の発生を
割り込み信号を用いてプロセッサユニットに対しリセッ
トの実行を予告し、この予告から所定時間経過後にプロ
セッサユニットをリセットさせるので、プロセッサ搭載
上で動作する応用ソフトウェアに、リセット直前に特有
の処理機能を付加することができ、かつ基本ソフトウェ
アの定められた終了処理を確実に行うことができる。
【0009】また、応用ソフトウェアや基本ソフトウェ
アの終了処理の完了後に遅延リセットを実行することに
より、ハードウェア的に不揮発性メモリ装置ユニットを
保護することができ、リセット実行後もプロセッサ搭載
装置を安定して再起動できる。
【0010】不揮発性メモリ装置ユニットは、例えば固
定ディスク装置ユニットや、フラッシュメモリ装置ユニ
ット等、電源切断後やリセット後も情報が記憶される装
置であれば良い。
【0011】本発明のプロセッサ搭載装置は、上記構成
において、割り込み信号・遅延リセット信号生成回路
が、リセットを予告する割り込み信号を出力してから遅
延リセット信号が出力されるまでの時間を任意に設定す
るタイマ手段を備える構成を採る。
【0012】この構成によれば、応用ソフトウェアや基
本ソフトウェアの終了処理時間に応じて必要十分なタイ
マ長を設定することができる。
【0013】本発明のプロセッサ搭載装置は、上記構成
において、バスシステムを標準バスシステムのVMEバ
スシステムとし、前記VMEバスシステムのSYSFA
IL信号にリセットを予告する割り込み信号を割り当て
るとともに前記SYSRST信号に遅延リセット信号を
割り当てた構成を採る。
【0014】この構成によれば、VMEバスシステムに
準拠したプロセッサユニット、不揮発性メモリ装置ユニ
ット、パラレルIOユニットを使用して、遅延リセット
機能を有するプロセッサ搭載装置を構成できる。
【0015】本発明のプロセッサ搭載装置は、上記構成
において、バスシステムを標準バスシステムのPCIバ
スシステムとし、前記PCIバスシステムのサイドバン
ド信号の内の一つにリセットを予告する割り込み信号を
割り当てるとともに、前記PCIバスシステムのサイド
バンド信号の内の他の一つに遅延リセット信号を割り当
てた構成を採る。
【0016】この構成によれば、PCIバスシステムに
準拠したプロセッサユニット、不揮発性メモリ装置ユニ
ット、パラレルIOユニットを使用して遅延リセット機
能を有するプロセッサ搭載装置を構成できる。
【0017】本発明の遅延リセット信号生成回路は、バ
スマスターとなるプロセッサユニット、前記プロセッサ
ユニットの外部記憶装置となる不揮発性メモリ装置ユニ
ット、および前記プロセッサユニットの入出力パラレル
ポートユニットをバックプレーンに実装したバスシステ
ムを搭載するプロセッサ搭載装置に使用される遅延リセ
ット信号生成回路であって、自プロセッサ搭載装置から
出力されるリセット要求信号や外部装置から入力される
リセット要求信号の電気的レベルの相違を吸収し、かつ
前記リセット要求信号が入力される毎にリセットを予告
する割り込み信号を生成して前記バックプレーンに対し
出力するとともに前記割り込み信号が出力されてから所
定の時間経過後に遅延リセット信号を生成して前記バッ
クプレーンに対し出力する構成を採る。
【0018】この構成によれば、ワークステーション上
で動作する応用ソフトウェアに、リセット直前に特有な
処理機能を付加することができ、かつ基本ソフトウェア
の定められた終了処理を確実に行うことができる。
【0019】また、応用ソフトウェアや基本ソフトウェ
アの終了処理の完了後に遅延リセットを実行することに
より、ハードウェア的に不揮発性メモリ装置ユニットを
保護することができ、リセット実行後もプロセッサ搭載
装置を安定して再起動できる。
【0020】本発明の遅延リセット信号生成回路は、上
記構成において、リセットを予告する割り込み信号を出
力してから遅延リセット信号が出力されるまでの時間を
任意に設定するタイマ手段を備える構成を採る。
【0021】この構成によれば、応用ソフトウェアや基
本ソフトウェアの終了処理時間に応じて必要十分なタイ
マ長を設定することができる。
【0022】本発明の遅延リセット信号生成回路は、上
記構成において、バスシステムを標準バスシステムのV
MEバスシステムとし、前記VMEバスシステムのSY
SFAIL信号にリセットを予告する割り込み信号を割
り当てるとともに前記SYSRST信号に遅延リセット
信号を割り当てた構成を採る。
【0023】この構成によれば、VMEバスシステムに
準拠したプロセッサユニット、不揮発性メモリ装置ユニ
ット、パラレルIOユニットを使用して、遅延リセット
機能を有するプロセッサ搭載装置を構成できる。
【0024】本発明の遅延リセット信号生成回路は、上
記構成において、バスシステムを標準バスシステムのP
CIバスシステムとし、前記PCIバスシステムのサイ
ドバンド信号の内の一つにリセットを予告する割り込み
信号を割り当てるとともに前記PCIバスシステムのサ
イドバンド信号の内の他の一つに遅延リセット信号を割
り当てた構成を採る。
【0025】この構成によれば、PCIバスシステムに
準拠したプロセッサユニット、不揮発性メモリ装置ユニ
ット、パラレルIOユニットを使用して、遅延リセット
機能を有するプロセッサ搭載装置を構成できる。
【0026】本発明の遅延リセット信号生成方法は、バ
スマスターとなるプロセッサユニット、前記プロセッサ
ユニットの外部記憶装置となる不揮発性メモリ装置ユニ
ット、前記プロセッサユニットの入出力パラレルポート
ユニットをバックプレーンに実装したバスシステム等を
搭載するプロセッサ搭載装置に使用される遅延リセット
信号生成方法であって、自プロセッサ搭載装置から出力
されるリセット要求信号や外部装置から入力されるリセ
ット要求信号の電気的レベルの相違を吸収し、かつ前記
リセット要求信号が入力される毎にリセットを予告する
割り込み信号を生成して前記バックプレーンに対し出力
するとともに前記割り込み信号が出力されてから所定の
時間経過後に遅延リセット信号を生成して前記バックプ
レーンに対し出力する。
【0027】この方法によれば、リセット要因の発生を
割り込み信号を用いてプロセッサユニットに対しリセッ
トの実行を行い、この予告から所定時間経過後にプロセ
ッサユニットをリセットされるので、プロセッサ搭載上
で動作するようようソフトウェアに、リセット直前に特
有な処理機能を付加することができ、かつ基本ソフトウ
ェアの定められた終了処理を確実に行うことができる。
【0028】また、応用ソフトウェアや基本ソフトわー
の終了処理の完了後に遅延リセットを実行することによ
り、ハードウェア的に不揮発性メモリ装置ユニットを保
護することができ、リセット実行後もプロセッサ搭載装
置を安定して再起動できる。
【0029】本発明の遅延リセット信号生成方法は、上
記方法において、バスシステムを標準バスシステムのV
MEバスシステムとし、前記VMEバスシステムのSY
SFAIL信号にリセットを予告する割り込み信号を割
り当てるとともに前記SYSRST信号に遅延リセット
信号を割り当てたものである。
【0030】この方法によれば、VMEバスシステムに
準拠したプロセッサユニット、不揮発性メモリ装置ユニ
ット、パラレルIOユニットを使用して、遅延リセット
機能を有するプロセッサ搭載装置を構成できる。
【0031】本発明の遅延リセット信号生成方法は、上
記方法において、バスシステムを標準バスシステムのP
CIバスシステムとし、前記PCIバスシステムのサイ
ドバンド信号の内の一つにリセットを予告する割り込み
信号を割り当てるとともに前記PCIバスシステムのサ
イドバンド信号の内の他の一つに遅延リセット信号を割
り当てたものである。
【0032】この方法によれば、PCIバスシステムに
準拠したプロセッサユニット、不揮発性メモリ装置ユニ
ット、パラレルIOユニットを使用して、遅延リセット
機能を有するプロセッサ搭載装置を構成できる。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明は、自プロセッサ搭載装置
から出力されるリセット要求信号や外部装置から入力さ
れるリセット要求信号の電気的レベルの相違を吸収し、
かつ前記リセット要求信号が入力される毎にリセットを
予告する割り込み信号を生成してバックプレーンに対し
出力するとともに前記割り込み信号が出力されてから所
定の時間経過後に遅延リセット信号を生成してバックプ
レーンに対し出力する割り込み信号・遅延リセット信号
生成回路を備えるものである。
【0034】本発明によれば、プロセッサ搭載上で動作
する応用ソフトウェアに、リセット直前に特有の処理機
能を付加することができ、かつ基本ソフトウェアの定め
られた終了処理を確実に行うことができる。
【0035】また、応用ソフトウェアや基本ソフトウェ
アの終了処理の完了後に遅延リセットを実行することに
より、ハードウェア的に不揮発性メモリ装置ユニットを
保護することができる。
【0036】以下、本発明の実施の形態について、添付
図面を参照して詳細に説明する図1は、本発明の実施の
形態におけるプロセッサ搭載装置の構成を示すブロック
図である。同図において、プロセッサ搭載装置であるワ
ークステーション装置100は、バスシステムのバスマ
スターとなるプロセッサユニット101、このプロセッ
サユニット101の外部記憶装置となる不揮発性メモリ
ユニット102、プロセッサユニット101の入出力ポ
ートとなるパラレルIOポートユニット103、バスシ
ステムのバックプレーン104、及び割込信号・リセッ
ト信号生成部106を備え、プロセッサユニット10
1、不揮発性メモリユニット102、パラレルIOポー
トユニット103は、バスシステムのバックプレーン1
04に実装される構成になっている。
【0037】また、バックプレーン104上には、プロ
セッサユニット101に割込信号・リセット信号生成部
106からの割込信号107とリセット信号108を入
力するための割り込み信号・リセット信号入力部105
が設けられている。
【0038】上記の構成において、割込信号・リセット
信号生成部106にパラレルIOポートユニット103
から出力される自己リセット要求信号109及び外部装
置からリセット要因信号110が入力されると、割込信
号・リセット信号生成部106は、自己リセット要求信
号109とリセット要因信号110に基づいて割込信号
・リセット信号入力部105の電気定期仕様を満足する
割込信号107を出力する。
【0039】この割込信号107が割込信号・リセット
信号入力部105に入力されることにより、自己リセッ
ト要求信号109及びリセット要因信号110の発生を
プロセッサユニット101に割り込み通知する。そし
て、割込信号107の出力後、割込信号・リセット信号
生成部106によって生成されたリセット信号108を
一定時間の経過後に、割込信号・リセット信号入力部1
05に出力することにより、プロセッサユニット101
をリセットする。
【0040】次に、図2により割込信号・リセット信号
生成部106の構成について説明する。図2は、割込信
号・リセット信号生成部106の構成を示す回路図であ
る。同図において、割込信号・リセット信号生成部10
6は、リセット要因信号110と割込信号・リセット信
号生成部106の内部回路との電気的仕様の相違を吸収
するバッファ201、自己リセット要求信号109と割
込信号・リセット信号生成部106の内部回路との電気
的仕様の相違を吸収するバッファ202、バッファ20
1及びバッファ202を等して出力されるリセット要因
信号110及び自己リセット要求信号109に基づいて
割込信号107となる信号を生成する論理和回路20
3、論理和回路203から出力される信号をバックプレ
ーン104の割込信号・リセット信号入力部105に割
込信号107として入力せるために、割込信号107と
割込信号・リセット信号入力部105との電気的仕様の
相違を吸収するバッファ205、論理和回路203から
出力される割込信号107の発生時点から動作され所定
の時間経過後にリセット信号108を送出するタイマ部
204、及びこのタイマ部204から出力されるリセッ
ト信号108と割込信号・リセット信号入力部105と
の電気的仕様の相違を吸収するバッファ206を備え
る。
【0041】次に、上記のように構成された割込信号・
リセット信号生成部106の動作について、図3に示す
タイミング図及び図2を参照して説明する。
【0042】図2において、外部装置から図3(a)に
示すリセット要因信号110(t1〜t3)が割込信号
・リセット信号生成部106のバッファ201に入力さ
れると、このバッファ201及び論理和回路203を通
すことにより、リセット要因信号110のたち下がりに
同期した図3(c)に示す割込信号107が生成され、
この割込信号107はバッファ205を通してバックプ
レーン104の割込信号・リセット信号入力部105に
入力される。
【0043】一方、論理和回路203からリセット要因
信号110に同期して出力される割込信号107がタイ
マ部204に入力されると、このタイマ部204は割込
信号107の立ち上がり時点(t2)から動作を開始
し、所定の時間T経過すると、図3(d)に示すリセッ
ト信号108(t4〜t5)が出力される。このリセッ
ト信号108はバッファ206を通してバックプレーン
104の割込信号・リセット信号入力部105に入力さ
れる。
【0044】また、パラレルIOポートユニット103
から図3(b)に示す自己リセット要求信号109が割
込信号・リセット信号生成部106のバッファ201に
入力されると、このバッファ201及び論理和回路20
3を通すことにより、自己リセット要求信号109(t
6〜t8)の立ち下がり(t6)に同期した図3(c)
に示す割込信号107(t7)が生成され、この割込信
号107はバッファ205を通してバックプレーン10
4の割込信号・リセット信号入力部105に入力され
る。
【0045】一方、論理和回路203から自己リセット
要求信号109に同期して出力される割込信号107が
タイマ部204に入力されると、このタイマ部204は
割込信号107の立ち上がり時点から動作を開始し、所
定の時間T経過すると、図3(d)に示すリセット信号
108(t9〜t10)が出力される。このリセット信
号108はバッファ206を通してバックプレーン10
4の割込信号・リセット信号入力部105に入力され
る。
【0046】このように、外部装置からリセット要因信
号110が発生したり、またはパラレルIOポートユニ
ット103から自己リセット要求信号109が発生する
と、直ちにリセットをせずに、プロセッサユニット10
1に対しリセット要因の発生を割り込み通知することで
リセットを予告する。そして、割り込み通知を受けたプ
ロセッサユニット101は、応用ソフトウェアと基本ソ
フトウェアの終了処理を実行する。例えば、不揮発性メ
モリユニット102を固定ディスクユニットとした場合
は、その後、磁気ヘッドを退避する。
【0047】従って、割り込み通知後、不揮発性メモリ
ユニット102(例えば、固定ディスクユニット)の磁
気ヘッドが退避するまでの間の必要にして十分な一定時
間の経過後にプロセッサユニット101に対してタイマ
部204から出力されるリセット信号108を入力する
ことにより、プロセッサ搭載装置をリセットすることが
できる。
【0048】このように本実施の形態によれば、リセッ
ト要因の発生を割込信号を用いてプロセッサユニットに
対しリセットの実行を予告するとともに、リセットの実
行までに一定の遅延時間をタイマ部により設けることに
よって、プロセッサ搭載上で動作する応用ソフトウェア
に、リセット直前に特有な処理機能を付加することがで
き、さらに、基本ソフトウェアの定められた終了処理を
確実に行うことができる。
【0049】また、不揮発性メモリユニット102(例
えば、固定ディスクユニット)の磁気ヘッドを退避させ
たあとにリセットを行うため、不揮発性メモリユニット
の書き込み動作中にリセットが行われることがなく、不
揮発性メモリユニットを保護できる。これにより、リセ
ット実行後もプロセッサ搭載装置を安定して再起動させ
ることができる。
【0050】なお、本発明においては、割込信号・リセ
ット信号生成部106のタイマ部204にタイマ長が設
定可能なタイマリレー等を使用することにより、応用ソ
フトウェアや基本ソフトウェアの終了処理時間に応じて
必要十分なタイマ長を設定することが可能になる。
【0051】また、本実施の形態の割り込み信号をVM
EバスシステムのSYSFAIL信号に適用し、本実施
の形態のリセット信号をVMEバスシステムのSYSR
ST信号に適用することにより、VMEバスシステムに
準拠したプロセッサユニット、不揮発性メモリ装置ユニ
ット、パラレルIOポートユニットを使用して、リセッ
ト機能を有するプロセッサ搭載装置を構成することが可
能になる。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、リセット
要因の発生を割り込み信号を用いてプロセッサユニット
に対しリセットの実行を予告するとともに、リセットの
実行までに一定の遅延時間を設けることにより、プロセ
ッサ搭載上で動作する応用ソフトウェアに、リセット直
前に特有な処理機能を付加することができ、かつ基本ソ
フトウェアの定められた終了処理を確実に行うことがで
きる。
【0053】また、本発明によれば、応用ソフトウェア
や基本ソフトウェアの終了処理の完了後にリセットを実
行するため、ハードウェア的に不揮発性メモリ装置ユニ
ットを保護することができ、これにより、リセット実行
後もプロセッサ搭載装置を安定して再起動させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるプロセッサ搭載装
置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態における割込信号・リセッ
ト信号生成部の構成を示す回路図
【図3】本発明の実施の形態における動作説明用のタイ
ミング図
【図4】従来におけるプロセッサ搭載装置の構成を示す
ブロック図
【符号の説明】
100 ワークステーション装置 101 プロセッサユニット 102 不揮発性メモリユニット 103 パラレルIOポートユニット 104 バックプレーン 105 割込信号・リセット信号入力部 106 割込信号・リセット信号生成部 107 割込信号 108 リセット信号 109 自己リセット要求信号 110 リセット要因信号 201,202,205,206 バッファ 203 論理和回路 204 タイマ部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスマスターとなるプロセッサユニッ
    ト、前記プロセッサユニットの外部記憶装置となる不揮
    発性メモリ装置ユニット、および前記プロセッサユニッ
    トの入出力パラレルポートユニットをバックプレーンに
    実装したバスシステムを搭載するプロセッサ搭載装置で
    あって、自プロセッサ搭載装置から出力されるリセット
    要求信号や外部装置から入力されるリセット要求信号の
    電気的レベルの相違を吸収し、かつ前記リセット要求信
    号が入力される毎にリセットを予告する割り込み信号を
    生成して前記バックプレーンに対し出力するとともに前
    記割り込み信号が出力されてから所定の時間経過後に遅
    延リセット信号を生成して前記バックプレーンに対し出
    力する割り込み信号・遅延リセット信号生成回路を備え
    たことを特徴とするプロセッサ搭載装置。
  2. 【請求項2】 割り込み信号・遅延リセット信号生成回
    路はリセットを予告する割り込み信号を出力してから遅
    延リセット信号が出力されるまでの時間を任意に設定す
    るタイマ手段を備えることを特徴とする請求項1記載の
    プロセッサ搭載装置。
  3. 【請求項3】 バスシステムを標準バスシステムのVM
    Eバスシステムとし、前記VMEバスシステムのSYS
    FAIL信号にリセットを予告する割り込み信号を割り
    当てるとともに、前記SYSRST信号に遅延リセット
    信号を割り当てたことを特徴とする請求項1記載のプロ
    セッサ搭載装置。
  4. 【請求項4】 バスシステムを標準バスシステムのPC
    Iバスシステムとし、前記PCIバスシステムのサイド
    バンド信号の内の一つにリセットを予告する割り込み信
    号を割り当てるとともに、前記PCIバスシステムのサ
    イドバンド信号の内の他の一つに遅延リセット信号を割
    り当てたことを特徴とする請求項1記載のプロセッサ搭
    載装置。
  5. 【請求項5】 バスマスターとなるプロセッサユニッ
    ト、前記プロセッサユニットの外部記憶装置となる不揮
    発性メモリ装置ユニット、および前記プロセッサユニッ
    トの入出力パラレルポートユニットをバックプレーンに
    実装したバスシステムを搭載するプロセッサ搭載装置に
    使用される遅延リセット信号生成回路であって、自プロ
    セッサ搭載装置から出力されるリセット要求信号や外部
    装置から入力されるリセット要求信号の電気的レベルの
    相違を吸収し、かつ前記リセット要求信号が入力される
    毎にリセットを予告する割り込み信号を生成して前記バ
    ックプレーンに対し出力するとともに前記割り込み信号
    が出力されてから所定の時間経過後に遅延リセット信号
    を生成して前記バックプレーンに対し出力することを特
    徴とする遅延リセット信号生成回路。
  6. 【請求項6】 リセットを予告する割り込み信号を出力
    してから遅延リセット信号が出力される間での時間を任
    意に設定するタイマ手段を備えることを特徴とする請求
    項5記載の遅延リセット信号生成回路。
  7. 【請求項7】 バスシステムを標準バスシステムのVM
    Eバスシステムとし、前記VMEバスシステムのSYS
    FAIL信号にリセットを予告する割り込み信号を割り
    当てるとともに前記SYSRST信号に遅延リセット信
    号を割り当てたことを特徴とする請求項5記載の遅延リ
    セット信号生成回路。
  8. 【請求項8】 バスシステムを標準バスシステムのPC
    Iバスシステムとし、前記PCIバスシステムのサイド
    バンド信号の内の一つにリセットを予告する割り込み信
    号を割り当てるとともに、前記PCIバスシステムのサ
    イドバンド信号の内の他の一つに遅延リセット信号を割
    り当てたことを特徴とする請求項5記載の遅延リセット
    信号生成回路。
  9. 【請求項9】 バスマスターとなるプロセッサユニッ
    ト、前記プロセッサユニットの外部記憶装置となる不揮
    発性メモリ装置ユニット、および前記プロセッサユニッ
    トの入出力パラレルポートユニットをバックプレーンに
    実装したバスシステムを搭載するプロセッサ搭載装置に
    使用される遅延リセット信号生成方法であって、自プロ
    セッサ搭載装置から出力されるリセット要求信号や外部
    装置から入力される遅延リセット信号を生成して前記バ
    ックプレーンに対し出力することを特徴とする遅延リセ
    ット信号生成方法。
  10. 【請求項10】 リセットを予告する割り込み信号を出
    力してから遅延リセット信号が出力されるまでの時間を
    任意に設定することを特徴とする請求項9記載の遅延リ
    セット信号生成方法。
  11. 【請求項11】 バスシステムを標準バスシステムのV
    MEバスシステムとし、前記VMEバスシステムのSY
    SFAIL信号にリセットを予告する割り込み信号を割
    り当てるとともに前記SYSRST信号に遅延リセット
    信号を割り当てたことを特徴とする請求項9記載の遅延
    リセット信号生成方法。
  12. 【請求項12】 バスシステムを標準バスシステムのP
    CIバスシステムとし、前記PCIバスシステムのサイ
    ドバンド信号の内の一つにリセットを予告する割り込み
    信号を割り当てるとともに、前記PCIバスシステムの
    サイドバンド信号の内の他の一つに遅延リセット信号を
    割り当てたことを特徴とする請求項9記載の遅延リセッ
    ト信号生成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100351738C (zh) * 2004-07-29 2007-11-28 中兴通讯股份有限公司 一种自动掉电重启装置
JP2015055912A (ja) * 2013-09-10 2015-03-23 三菱電機株式会社 ディスク装置
CN104536321A (zh) * 2014-12-24 2015-04-22 深圳市亿威尔信息技术股份有限公司 一种实现掉电检测及继电器状态控制的***及方法

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