JP2002287768A - 成形防音材及びその作製方法 - Google Patents
成形防音材及びその作製方法Info
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Abstract
らの騒音を低減するための軽量化され、意匠性が高く、
強度のある吸音性に優れた成形防音材及びその作製方法
を提供すること。 【解決手段】 成形防音材1は、無機繊維構成の成形体
2がインジェクション成形法によるフェノール樹脂3で
含浸被覆させる。また、この成形体2をインジェクショ
ン型内に配し、そのキャビティー6内にフェノール樹脂
3の溶融樹脂を圧入させて成形防音材1が作製される。
Description
ルームなどの騒音発生部からの騒音を低減するための成
形防音材及びその作製方法に関するものである。
ンジンルーム内に用いられる成形防音材として、各種構
成の吸音材を基材に貼り付けたものが用いられており、
吸音材が取り付けられる部位としては、アンダーカバー
やエンジンカバー及びオイルパンカバーなどが挙げられ
る。
部と吸音材部とが別体として成形作製され、その後、こ
れら別体の構成を一体化させている(特開昭57−77
361号公報、特開平11−350971号公報)。
フェノール樹脂などで固め、或いはウレタン樹脂などか
らなる吸音部材と、予め成形した樹脂部とを一体化させ
て構成していた。また、エンジンカバーやオイルパンカ
バーは、ウレタン樹脂やPET(ポリエチレンテレフタ
レート)などの有機繊維などとインジェクション成形し
た樹脂部とを一体化させて構成していた。
積層して固定するために、アンダーカバーに突起を設け
るとともに、この突起に対応する穴を吸音材に設け、突
起を前記穴に通してキャップで固定する方法が採用され
ている。
材の穴抜き加工、アンダーカバーと吸音材の取り付け作
業などが必要となり、結果としてコストが高くなる要因
となっていた。
と不織布とを積層して一体化させて加熱加圧成形する方
法がある。この場合、パネルシートとして、合成樹脂フ
ィルムに熱硬化性樹脂ペーストを塗布し、その上面に無
機質繊維を散布し、前記樹脂ペーストを塗布したもう一
方の合成樹脂フィルムで挟み込み、加圧含浸させて得ら
れるものを使用している。
樹脂部とを別体で構成すると、それを一体化させる工程
が必要となる。それに加えて、十分な強度を持たせるた
め、樹脂部が厚くなり、重量がその分増加してしまうと
いう問題があった。
部からの衝撃の保護を目的とするものであるが、最近で
は、アクセサリー的な意匠品としての要求も高まってい
る。これまで、その意匠性を高める方法としては、部分
的な塗装などを行うことで対応されていた。
は、上記要求があるにも係わらず、達成されていないの
が現状である。その理由は、上記したようにエンジンカ
バーと吸音材とを一体化させて成形体を得る方法が一般
的であるため、その一部分だけ厚みのある成形防音材を
得ることは、その作製方法からも困難なことである。
ため、エンジンカバーなどの意匠性を要求される部位に
は不適切であることである。
な形状が要求される成形防音材を精度よく、しかも、無
機繊維構成の吸音性を備える成形体と樹脂という異種材
料とを含浸一体化させた強度のある成形体が得られるこ
と、及びその作製方法とを目的としている。
め、本発明の第1の発明は、無機繊維成形体がインジェ
クション成形法による樹脂で含浸被覆して一体化されて
いることを特徴とする。
た成形体を得た後、前記成形体をインジェクション型内
に納め、その後、キャビティー内に溶融樹脂を圧入され
ていることを特徴とする。
量化され、意匠性の高い複雑な形状を精度よく、しか
も、無機繊維構成の吸音性を備える成形体と樹脂という
異種材料とが含浸一体化させた強度のある成形体が得ら
れる。
され、意匠性の高い複雑な形状を精度よく、簡易に作製
できる作製方法である。また、無機繊維構成の吸音性を
備える成形体と樹脂という異種材料とが一体化させた強
度のある成形体が簡易に得られる作製方法である。
参照して説明する。図1は、本発明の成形防音材を示す
概略斜視図、図2は、本発明のインジェクション成形法
を示す説明用断面図である。
ロックウール繊維のような無機繊維が使用できる。そし
て、本発明では、このような無機繊維を所定の形状に成
形させるが、その方法は、この無機繊維に例えばフェノ
ール樹脂を含浸し、加圧・加熱させて所定の形状に成形
できる。
体をインジェクション型の固定型内に配した後に、イン
ジェクション型の可動型を固定型とを嵌合させる。この
固定型及び可動型には、無機繊維成形体の型と同じ型が
形成されており、無機繊維成形体は、その型の中に納ま
るようになっている。
フェノール樹脂(PF)、ナイロン(PA)、ポリプロ
ピレン(PP)などが挙げられる。
おいて、1は所定のカバー形状をなす成形防音材であ
り、この成形防音材1は、ガラス繊維からなる無機繊維
成形体2の一面にインジェクション成形法により、フェ
ノール樹脂3が含浸するように被覆一体化させている。
ような無機繊維でカバー形状をなす成形体2を構成し、
この成形体2をインジェクション型の固定型4内に配し
た後に、このインジェクション型の可動型5を固定型4
とを嵌合させる。そして、図2のように固定型4に配し
た成形体2とのキャビティ6内に、ノズル7を介してフ
ェノール樹脂の溶融樹脂8を圧送させ、これにより成形
体2の一面から内部に溶融樹脂8が入り込み、この樹脂
と無機繊維とが絡まりあって無機繊維内に樹脂が含浸で
き、強度の高い成形防音材1が得られる。なお、図1
は、この成形防音材1の概略斜視図であり、その詳しい
取り付け穴などは省略してある。
ル成形体とが一体化したものに比べて高い強度を保つこ
とができる理由である。溶融樹脂の圧送は、上記するキ
ャビティ内に溶融樹脂が充填された後停止する。このキ
ャビティ内の溶融樹脂は、固定型と可動型とにより冷却
されて、硬化し始める。溶融樹脂が脱型可能な状態に硬
化するまて、そのままの状態を保つている。
な効果を奏する。 本発明の成形防音材は、無機繊維で構成される成形
体を得た後、これをインジェクション成形法により成形
体と樹脂とを含浸一体化させる構成であるので、軽量化
され、意匠性の高い複雑な形状のものを精度よく、しか
も繊維性の成形体と樹脂という異種材料とを一体化させ
た強度のある成形防音材が得られる。 本発明の作製方法は、上記構成の無機繊維成形体と
樹脂とからなる成形防音材の構成であるので、軽量化さ
れ、意匠性の高い複雑な形状を精度よく、簡易に作製で
きる。また、無機繊維構成の吸音性を備える成形体と樹
脂という異種材料とが含浸一体化させた強度のある成形
体が簡易に得られる作製方法である。
図。
断面図。
Claims (2)
- 【請求項1】 無機繊維成形体がインジェクション成形
法による樹脂で含浸被覆して一体化されていることを特
徴とする成形防音材。 - 【請求項2】 無機繊維でカバー形状をなす成形体を得
た後、前記成形体をインジェクション型内に納め、その
後、キャビティー内に溶融樹脂を圧入されていることを
特徴とする成形防音材の作製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001091626A JP2002287768A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 成形防音材及びその作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001091626A JP2002287768A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 成形防音材及びその作製方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002287768A true JP2002287768A (ja) | 2002-10-04 |
Family
ID=18946208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001091626A Pending JP2002287768A (ja) | 2001-03-28 | 2001-03-28 | 成形防音材及びその作製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002287768A (ja) |
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-
2001
- 2001-03-28 JP JP2001091626A patent/JP2002287768A/ja active Pending
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