JP2002286044A - トランスミッション用密封板付転がり軸受及びトランスミッション - Google Patents

トランスミッション用密封板付転がり軸受及びトランスミッション

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JP2002286044A
JP2002286044A JP2001117185A JP2001117185A JP2002286044A JP 2002286044 A JP2002286044 A JP 2002286044A JP 2001117185 A JP2001117185 A JP 2001117185A JP 2001117185 A JP2001117185 A JP 2001117185A JP 2002286044 A JP2002286044 A JP 2002286044A
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seal lip
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Yuki Tsuchida
祐樹 土田
Masao Takeda
昌夫 竹田
Takahiko Uchiyama
貴彦 内山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂製で、しかも、内輪3或は外輪5が
アキシアル方向に変位しても、十分なシール性を有する
密封板10aを備えたトランスミッション用密封板付転
がり軸受を実現する。 【解決手段】 合成樹脂により密封板10aを造り、更
に、密封板10aの内周縁部に形成した第一、第二のシ
ールリップ19、20のうちの第二のシールリップ20
の先端縁部を、上記内輪3の外周面でこの内輪3の中心
軸に平行な円筒面部21に、全周に亙って摺接させる。
上記内輪3或は外輪5がアキシアル方向に変位しても、
上記第二のシールリップ20の先端縁部と上記円筒面部
21とを常に摺接したままにする事ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係るトランスミッショ
ン用密封板付転がり軸受及びトランスミッションは、例
えば自動車用、或は、トラクタやフォークリフト等の特
殊車両用のトランスミッション(トランスアクスルを含
む。本明細書全体で同じ。)及びこの様なトランスミッ
ションに組み込む密封板付転がり軸受の改良に関する。
尚、本発明の対象となるトランスミッションには、手動
変速機の他、遊星歯車式、ベルト式、トロイダル式等、
各種構造の自動変速機を含む。
【0002】
【従来の技術】密封板付転がり軸受を組み込んだ自動車
用変速機として、米国特許第4309916号明細書に
は、図3に示す様な構造が記載されている。この図3に
略示した手動式のトランスミッションは、ケーシング2
4内に潤滑油(ミッションオイル)25を貯溜すると共
に、このケーシング24内に入力軸26及び出力軸27
を互いに同心に、且つ相対回転自在に配置している。
又、上記ケーシング24内には伝達軸28を、上記入力
軸26及び出力軸27に対し平行に配置している。そし
て、これら入力軸26、出力軸27及び伝達軸28を、
それぞれ密封板付転がり軸受1、1により、回転自在に
支持している。
【0003】このうちの入力軸26には、駆動側動力伝
達部材である駆動側歯車29を支持している。又、上記
出力軸27には、それぞれが従動側動力伝達部材である
従動側歯車30a〜30dを、それぞれ図示しないシン
クロメッシュ機構を介して支持している。運転時には、
上記各従動側歯車30a〜30dのうちの何れか1個の
従動側歯車のみが上記出力軸27と共に回転し、他の従
動側歯車は、この出力軸27に対し回転する。又、上記
伝達軸28のうち、上記駆動側歯車29及び上記各従動
側歯車30a〜30dと対向する部分には、それぞれ伝
達歯車31a〜31eを、上記伝達軸28と共に回転自
在に支持している。そして、これら各伝達歯車31a〜
31eを、上記駆動側歯車29及び上記各従動側歯車3
0a〜30dに、直接或は後退用のアイドラ歯車32を
介して噛合させている。
【0004】上述の様に自動車用のトランスミッション
には、複数本の回転軸や多くの歯車(ギヤ)が組み込ま
れている。これら回転軸や歯車は、玉軸受や円筒ころ軸
受等の転がり軸受により、ハウジングや支持軸に対し回
転自在に支持している。この様な変速機の内部には、上
記歯車やハウジング等の加工時からこれら歯車やハウジ
ング等に付着したままの研削くずや研削剤、或は、運転
時に上記歯車の噛み合い部分で発生する摩耗粉等、異物
が多く存在している。そして、この様な異物が上記転が
り軸受内に侵入すると、この異物により転がり接触部の
表面に圧痕が形成され、この圧痕に基づいてこの表面が
疲労して破損に至り易くなる。この為に、この様な金属
系の異物が多く存在する環境で使用する転がり軸受とし
て従来から、図4に示す様な密封板付転がり軸受1が使
用されている。
【0005】この密封板付転がり軸受1は、外周面の軸
方向(図4の左右方向)中間部に深溝型の内輪軌道2を
有する内輪3と、内周面の軸方向中間部に深溝型の外輪
軌道4を有し、上記内輪3と同心に配置した外輪5と、
上記内輪軌道2と外輪軌道4との間に転動自在に設け
た、それぞれが転動体である複数個の玉6とを備える。
これら複数個の玉6は、保持器7に設けた複数のポケッ
ト8内に、1個ずつ転動自在に保持している。尚、上記
転動体としては図示の例の玉6の他、円筒ころ又はテー
パころを使用する場合もある。
【0006】又、上記外輪5の両端部内周面にそれぞれ
全周に亙って形成した係止溝9、9に、それぞれ密封板
10、10の外周縁部を係止している。これら各密封板
10、10は、それぞれ鋼板等の金属板を円輪状に形成
して成る芯金11で、ゴムの如きエラストマー等の弾性
材12を補強する事により、全体を円輪状に形成して成
る。この弾性材12の外周縁部は、上記芯金11の外周
縁よりも少しだけ直径方向(図4の上下方向)外方に突
出させており、この突出させた部分を上記係止溝9に係
止している。一方、上記弾性材12の内周縁部は、上記
芯金11の内周縁よりも直径方向内方に十分に突出させ
て、この突出させた部分によりシールリップ13を構成
している。そして、このシールリップ13の先端縁部
を、上記内輪3の両端部外周面に形成したシール溝1
4、14の内側壁面15に摺接させている。尚、このシ
ールリップ13の先端縁部は軸方向に関して二又に分か
れており、上記内輪3或は外輪5がアキシアル方向に変
位した場合でも、このシールリップ13の先端縁部が上
記シール溝14の内側壁面15と外側壁面16とのうち
の少なくとも一方に、常に摺接自在としている。
【0007】上述の様に構成する密封板付転がり軸受1
は、上記各玉6の転動に基づき、上記内輪3を外嵌固定
した部材と上記外輪5を内嵌固定した部材との相対回転
を許容する。又、上記外輪5の両端部内周面にそれぞれ
の外周縁を係止した1対の密封板10、10は、上記各
玉6を設置した空間17内に封入したグリースが外部に
漏洩する事を防止すると共に、外部に浮遊する塵芥、オ
イル、水等の異物が上記各玉6を設置した空間17内に
侵入する事を防止する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の様な
芯金11とゴムの如きエラストマー等の弾性材12とで
構成する密封板10の場合、コストが嵩むだけでなく、
軽量化や再利用(リサイクル)を図る事が難しい。即
ち、上記弾性材12を上記芯金11で補強する分、密封
板10の重量が嵩む。そして、上記弾性材12を上記芯
金11に添着させる為、製造コストが嵩むと共に、再利
用を図る事が難しくなる。尚、製造コスト削減のみを図
るのであれば、上記弾性材12として安価なニトリルゴ
ム(NBR)を使用する事が考えられる。但し、NBR
は、自動車用のトランスミッションの中で特に高温で、
しかも、絶えずオイルが降り掛かる様な環境下で使用す
る場合は、硬化劣化し易く、長期間に亙って密封性を確
保できなくなる可能性がある。これに対して、高温環境
下でも比較的に硬化劣化しにくいアクリルゴムや弗素ゴ
ムを使用する場合は、上述の様にコスト及び重量が嵩む
と共に、再利用を図る事が難しく、環境保護の面から好
ましくない。
【0009】これに対して、密封板を合成樹脂により造
った場合には、軽量化と再利用とを図り易くなると共
に、金型による大量生産が容易になる事による、製造コ
ストの低減も図れる。
【0010】一方、この様に密封板を合成樹脂により造
った場合、この密封板のシール性を確保する事が難しく
なる。即ち、密封板の内周縁部を構成するシールリップ
の先端縁部をシール溝14の内側壁面15若しくは外側
壁面16に常に摺接させるべく、図4に示す形状を有す
る密封板を合成樹脂により造っても、合成樹脂はゴム等
に比べて弾性変形しにくい為、上記シールリップを上記
シール溝14の内側に進入させた状態で、この密封板を
外輪5に係止する事は難しい。又、上記シールリップの
先端縁部に弾性力を付与した状態で、即ち、上記シール
リップの先端縁部を上記シール溝14の内側壁面15に
軸方向の締め代を持った状態で摺接させる事も、やはり
合成樹脂はゴム等に比べて弾性変形しにくい分、密封板
付転がり軸受の抵抗(負荷トルク)が大きくなり易い。
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、密封板を合成樹脂
により造り、必要とすれば、内輪或は外輪がアキシアル
方向に変位した場合でも、この密封板の周縁部を当該軌
道輪の周面に全周に亙って常に摺接自在にできるトラン
スミッション用密封板付転がり軸受を実現すべく発明し
たものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のトランスミッシ
ョン用密封板付転がり軸受は、従来から知られている密
封板付転がり軸受と同様に、外周面の軸方向中間部に内
輪軌道を有する内輪と、内周面の軸方向中間部に外輪軌
道を有する外輪と、これら内輪軌道と外輪軌道との間に
転動自在に設けられた複数個の転動体と、一方の周縁部
を上記内輪と外輪とのうちの一方の軌道輪の一部に係止
すると共に、他方の周縁部を上記内輪と外輪とのうちの
他方の軌道輪の一部に摺接させた密封板とを備える。
【0012】特に、本発明のトランスミッション用密封
板付転がり軸受に於いては、上記密封板は合成樹脂によ
り造られたものである。そして、好ましくは、密封板の
他方の周縁部を構成する少なくとも1個のシールリップ
を、上記他方の軌道輪の周面の一部でこの周面を構成す
る軌道輪の中心軸に平行な円筒面部に向けて突出させる
と共に、このシールリップの先端縁部をこの円筒面部に
全周に亙って摺接させている。又、より好ましくは、シ
ールリップの先端縁部を摺接させる円筒面部を、当該軌
道輪の周面で各転動体を両側から挟む為の肩部の周面と
する。
【0013】更に、本発明のトランスミッションは、や
はり前述した従来から知られているトランスミッション
と同様に、内部に潤滑油を貯溜したケーシングと、この
ケーシング内にそれぞれ転がり軸受により回転自在に支
持した入力軸及び出力軸と、このうちの入力軸に支持さ
れてこの入力軸と共に回転する駆動側動力伝達部材と、
上記出力軸に支持されると共にこの駆動力伝達部材と動
力の伝達自在に係合し、上記入力軸の回転に伴って上記
出力軸と共に回転する従動側動力伝達部材とを備える。
特に、本発明のトランスミッションに於いては、上記各
転がり軸受が上述した様な本発明のトランスミッション
用密封板付転がり軸受である。
【0014】
【作用】上述の様に構成する本発明のトランスミッショ
ン用密封板付転がり軸受及びトランスミッションは、密
封板を合成樹脂により造る為、軽量化並びに再利用が図
り易くなり、しかも、金型による大量生産が容易になる
事による、製造コストの低減も図れる。
【0015】又、好ましい構成を採用する事により、内
輪或は外輪がアキシアル方向に変位した場合でも、シー
ルリップの先端縁部と円筒面部とを全周に亙って常に摺
接自在にできる為、シール性を十分に確保できる。即
ち、上記密封板の他方の周縁部を構成する少なくとも1
個のシールリップを、他方の軌道輪の周面の一部でこの
他方の軌道輪の中心軸に平行な円筒面部に向けて突出さ
せると共に、このシールリップの先端縁部をこの円筒面
部に全周に亙って摺接させている。この為、上記内輪或
は外輪がアキシアル方向に変位しても、上記シールリッ
プの先端縁部を上記円筒面部に摺接した状態のままにす
る事ができる。従って、製造コストが低く、軽量で再利
用を図り易い、合成樹脂製の密封板を備えた、十分なシ
ール性を有するトランスミッション用密封板付転がり軸
受を実現できる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1〜4、6に対応
する、本発明の実施の形態の第1例を示している。本発
明の特徴は、密封板10aを合成樹脂により造り、しか
も、この密封板10aのシール性を確保すべく、この密
封板10aの内周縁部を構成するシールリップ19、2
0の形状、内輪3の外周面との摺接位置等を工夫した点
にある。密封板付転がり軸受の基本構成自体は、前述の
図4に示した従来構造と同様であるから、同等部分には
同一符号を付して重複する説明を省略若しくは簡略に
し、以下、本発明の特徴部分を中心に説明する。
【0017】外輪5の両端部内周面で外輪軌道4から外
れた部分にそれぞれ係止溝9、9を、全周に亙って形成
している。そして、これら各係止溝9、9に、それぞれ
合成樹脂により全体を円輪状に形成して成る、密封板1
0a、10aの外周縁部を係止している。これら各密封
板10a、10aの外周縁部には、直径方向外方に向く
弾力を有する弾性変形部18を全周に亙り形成してい
る。この弾性変形部18は、上記密封板10aの外周縁
部に、庇状に形成されたもので、直径方向(図1の上下
方向)内方の力を加える事により、外径を縮める方向に
弾性変形自在である。
【0018】これに対して、上記各密封板10a、10
aの内周縁部は、2個のシールリップ19、20により
構成している。このうちの軸方向(図1の左右方向)外
側に位置する第一のシールリップ19はその先端縁部
を、上記内輪3の両端部外周面に形成したシール溝1
4、14の内側壁面15に、全周に亙り近接対向させて
いる。即ち、上記密封板10aの内周縁部に、上記シー
ル溝14の内側壁面15に向けて、軸方向内方に突出す
る第一のシールリップ19を、全周に亙り形成してい
る。そして、この第一のシールリップ19の先端縁部と
上記シール溝14の内側壁面15とによって、ラビリン
スシールを構成している。
【0019】一方、上記第一のシールリップ19の軸方
向内側で、且つ、この第一のシールリップ19の直径方
向外方に位置する第二のシールリップ20はその先端縁
部を、上記内輪3の外周面の一部に形成した、この内輪
3の中心軸に平行な円筒面部21に、全周に亙り摺接さ
せている。即ち、上記密封板10aの内周縁部に、上記
内輪3の外周面でそれぞれが転動体である各玉6を両側
から挟む為の肩部22の外周面に向けて突出する第二の
シールリップ20を、全周に亙り形成している。そし
て、この第二のシールリップ20の先端縁部を、上記円
筒面部21である上記肩部22の外周面に、全周に亙り
摺接させている。この様に上記第二のシールリップ20
の先端縁部を、上記内輪3の中心軸に対し平行な円筒面
部21に摺接させている為、この内輪3或は上記外輪5
がアキシアル方向に変位しても、この第二のシールリッ
プ20の先端縁部と上記円筒面部21とを常に摺接した
状態のままにする事ができる。又、上記第二のシールリ
ップ20の先端縁部の軸方向に関する(内輪3の中心軸
を含む仮想平面での)断面形状を、上記円筒面部21に
向けて突出した略V字状にし、この先端縁部の頂部をこ
の円筒面部21に全周に亙り摺接させている。この為、
上記密封板10aによる抵抗(負荷トルク)が徒に大き
くなる事はない。
【0020】上述の様な密封板10aは、前記弾性変形
部18を、その直径を縮める方向に弾性変形させつつ、
上記係止溝9内に押し込んで、上記密封板10aの外周
縁部をこの係止溝9に係合させる。この様にして、この
密封板10aをこの係止溝9に係合させた状態では、上
記弾性変形部18の外周縁がこの係止溝9の内周面部
に、上記密封板10aの軸方向内側面で外周縁寄り部分
がこの係止溝9の内側面部に、それぞれ全周に亙って密
接する。又、この状態で、上記第一のシールリップ19
の先端縁部が上記シール溝14の内側壁面15に全周に
亙って近接対向すると共に、上記第二のシールリップ2
0の内周面先端縁部に形成した突条33が、上記円筒面
部21である上記肩部22の外周面に全周に亙って摺接
する。尚、上述の様に密封板10aを係止溝9に係合す
る際に、この密封板10aの内周縁部に形成した上記第
一のシールリップ19が、上記シール溝14の外側壁面
16を構成する突条部23の外周縁と干渉しない様に、
この第一のシールリップ19の内径を規制する。
【0021】上述の様に構成する本発明のトランスミッ
ション用密封板付転がり軸受は、密封板10aを合成樹
脂により造る為、軽量化並びに再利用が図り易くなり、
しかも、金型による大量生産が容易になる事による、製
造コストの低減も図れる。又、上記内輪3或は外輪5が
アキシアル方向に変位した場合でも、上記第二のシール
リップ20の先端縁部と上記円筒面部21とを全周に亙
って常に摺接自在にできる為、シール性を十分に確保で
きる。即ち、上記密封板10aの内周縁部に設けた第
一、第二のシールリップ19、20のうちの第二のシー
ルリップ20を、上記内輪3の外周面でこの内輪3の中
心軸に平行な円筒面部21に向けて突出させると共に、
この第二のシールリップ20の先端縁部をこの円筒面部
21に全周に亙って摺接させている。この為、上記内輪
3或は外輪5がアキシアル方向に変位しても、上記第二
のシールリップ20の先端縁部を上記円筒面部21に摺
接した状態のままにする事ができる。従って、製造コス
トが低く、軽量で再利用を図り易い、合成樹脂製の密封
板10aを備えた、十分なシール性を有するトランスミ
ッション用密封板付転がり軸受を実現できる。
【0022】上述の様な密封板付転がり軸受は、例えば
前述の図3に示す様なトランスミッション、或は従来か
ら知られている各種トランスミッションの回転支持部に
組み込んで、本発明のトランスミッションを構成する。
尚、本例の場合、密封板10aの外周縁部を外輪5の係
止溝9に係止すると共に、この密封板10aの内周縁部
に形成した第二のシールリップ20の先端縁部を、内輪
3の円筒面部21に摺接させている。これとは逆に、密
封板の内周縁部を内輪の外周面に形成した係止溝に係止
すると供に、この密封板の外周縁部に形成したシールリ
ップの先端縁部を、外輪の内周面でこの外輪の中心軸に
平行な円筒面部に摺接させても良い。又、密封板の周縁
部又は周縁部近傍を、外輪5の内周面又は内輪3の外周
面に代えて、外輪5又は内輪3の軸方向端面に支持する
事もできる。
【0023】尚、本例の構造を実施する場合、前記突条
33と円筒面部21との半径方向に関する締め代(円筒
面部21の外径と自由状態での突条33の内径との差の
1/2)を、0.01〜0.4mmの範囲内に納める。好
ましくは上記締め代を0.01〜0.2mmの範囲内に、
更に好ましくは0.01〜0.08mmの範囲内に納め
る。上記締め代が0.01mm未満の場合には、上記突条
33によるシール性を確保する事が難しくなる。これに
対して、上記締め代が大き過ぎると、摺接部の摩擦抵抗
が大きくなり、密封板付転がり軸受の回転抵抗が大きく
なって、この密封板付転がり軸受を組み込んだトランス
ミッションの伝達効率が低下する。そこで、上記締め代
の上限値を0.4mm、好ましくは0.2mm、更に好まし
くは0.08mmとする。尚、上記締め代の値(絶対値)
は、トランスミッション用として一般的な、上記円筒面
部21の外径が40mm程度である密封板付転がり軸受の
場合に就いて示した。この円筒面部21の外径に対する
割合として表せば、上記締め代を、0.00025〜
0.01、好ましくは0.00025〜0.005、更
に好ましくは0.00025〜0.002とする。
【0024】又、本例の構造を実施する場合に特に好ま
しくは、前記密封板10aを、ガラス繊維を25重量%
含有したナイロン46により造る。又、この密封板10
aの真円度は、好ましくは0.3以下、更に好ましくは
0.1以下に抑える。又、寸法安定化の為に、アニーリ
ングを施す事もできる。この場合に行なうアニーリング
としては、例えば180℃で3時間程度の処理が適当で
ある。
【0025】次に、図2(a)は、請求項1〜6に対応
する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例
の場合には、密封板10bの外周縁部を外輪5の係止溝
9に係止すると共に、この密封板10bの内周縁部に形
成した第二のシールリップ20の先端縁部を、内輪3の
円筒面部21に摺接させた状態で、図2(a)の鎖線で
示す様に、この密封板10bの軸方向外側の側面が、内
周縁部に向かうに従って軸方向内側に、傾斜角度α分だ
け傾斜している。この為、この密封板付転がり軸受の使
用に基づく温度上昇によってこの密封板10bが熱膨張
し、この密封板10bが上記係止溝9を中心に揺動する
方向に変位しても、図2(a)の実線で示す様に、この
密封板10bの軸方向外側の側面が、上記内輪3及び外
輪5の端面から軸方向外側にはみ出る事がない。即ち、
図2(b)に示す様に、密封板10a′の外側面を通常
の状態で軸方向に直交する方向に配置すると、この密封
板10a´が鎖線の状態から実線の状態に熱膨張し、こ
の密封板10a′の軸方向外側の側面が内輪3及び外輪
5の端面から軸方向外側にはみ出る可能性がある。これ
に対して本例の構造では、上記密封板10bの一部が内
輪3及び外輪5の端面からはみ出る事はない。従って、
上記密封板10bが熱膨張しても、この密封板10bに
隣り合う部材との干渉によって、この密封板10bのシ
ール性能が低下する事はない。
【0026】尚、密封板を熱膨張しにくくする為に、こ
の密封板を強化繊維、例えばガラス繊維により補強した
合成樹脂により造る事も、好ましい。即ち、合成樹脂に
ガラス繊維を混入する事により、この密封板の線膨張係
数を小さくする事ができる。この場合は、ガラス繊維の
合成樹脂に対する含有量を10〜50重量%とする事
が、ガラス繊維を混入した合成樹脂の成形性や強度確
保、並びに上記線膨張係数を低くする事等を考慮する
と、好ましい。その他の構成及び作用は、上述した第1
例の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は
省略する。尚、上述の様な本例の密封板付転がり軸受
も、例えば前述の図3に示す様なトランスミッション、
或は従来から知られている各種トランスミッションの回
転支持部に組み込んで、本発明のトランスミッションを
構成する。
【0027】次に、本発明者が行なった第一の実験に就
いて説明する。この第一の実験は、高温環境下で使用す
る密封板の材質として、合成樹脂がゴムに比べて好まし
い事を確認する為に行なったものである。即ち、ゴム
{ニトリルゴム(NBR)並びにアクリルゴム}と合成
樹脂(ポリアミド系樹脂である、ナイロン66及びナイ
ロン46)とをそれぞれ高温のトランスミッションオイ
ルに浸漬し、これらゴムと合成樹脂との浸漬前後の引っ
張り強さ及び伸びを測定した。この第一の実験の結果
を、下記の表1に示す。尚、この表1の引っ張り強さ及
び伸びの変化率は、浸漬前後の変化量を、浸漬前の値に
対する百分率で表している。又、トランスミッションオ
イルの温度は、ニトリルゴム(NBR)が120℃、ア
クリルゴム及びナイロン66、ナイロン46が150℃
である。
【0028】
【表1】
【0029】この表1の結果から明らかな様に、ゴムに
比べて合成樹脂は、高温のトランスミッションオイルに
浸漬しても、引っ張り強さ及び伸びの変化率は小さい。
言い換えれば、合成樹脂の方が劣化(硬化)しにくい。
従って、自動車用トランスミッションに組み込む密封板
付転がり軸受の様に、高温のオイルが絶えず密封板に降
り掛かる様な場合には、密封板を合成樹脂により造れ
ば、密封性が低下する事を防止できる。又、密封板の劣
化に基づくオイルの劣化も、防止できる。
【0030】次に、実際に上記第一の実験に使用した各
材料(ニトリルゴム、アクリルゴム、ナイロン66、ナ
イロン46)により造った密封板を転がり軸受に組み込
んで密封板付転がり軸受を構成した場合に、この密封板
の材質が転がり軸受の耐久性に与える影響を知る為に行
なった第二の実験に就いて説明する。この第二の実験の
条件は次の通りである。 ラジアル荷重 : 10000N アキシアル荷重 : 3000N 回転速度 : 3000min-1 油種 : トランスミッションオイル 油温 : 150±5℃ 油中への異物混入量 : 0.4g/L この様な条件で行なった第二の実験の結果を、次の表2
に示す
【0031】
【表2】
【0032】上記第二の実験では、上記表2に示す様
に、4種類の材料のそれぞれに就いて2個ずつの試料
()を用意し、合計8個の試料(密封板付転がり軸
受)に就いて、異常が発生するまでの時間を測定した。
上記表2に記載した数値は異常が発生するまでの長さを
示しており、単位は時間(hr)である。又、何れの試料
に関しても、異常は、内輪軌道の内で玉が転がり接触す
る部分のフレーキング(剥離)の形で発生した。上述の
様な条件で行なった結果を示す、上記表2から明らかな
通り、ナイロン66、ナイロン46等の合成樹脂製の密
封板は、ニトリルゴム、アクリルゴム等のゴム製の密封
板に比べて優れたシール性を有し、密封板付転がり軸受
の耐久性向上を図れる。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上に述べた通り構成され作
用するので、製造コストが低く、軽量で再利用を図り易
く、トランスミッションオイルによっても劣化しにくい
合成樹脂製の密封板を備えたトランスミッション用密封
板付転がり軸受を実現できる。この結果、トランスミッ
ションの信頼性の向上に寄与できる。又、転がり軸受内
に異物が侵入すると、この異物により転がり接触部の表
面に圧痕が形成され、この圧痕に基づいてこの表面が疲
労して破損に至り易くなる為、転がり軸受の寿命が短く
なる。これに対して本発明の場合には、シールリップの
先端縁が、アキシアル方向の変位に拘らず軌道輪の円筒
面部に、全周に亙り摺接したままとなる為、内部に塵芥
等の異物が入りにくくなり、十分なシール性を発揮でき
る。そして、上記表面の疲労を抑える事ができて、トラ
ンスミッション用密封板付転がり軸受の長寿命化を図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す半部断面
図。
【図2】同第2例を、(a)は、本例の作用を発揮した
状態で、(b)は、比較例として不都合が生じる状態
で、それぞれ示す部分断面図。
【図3】トランスミッションの1例を示す略断面図。
【図4】従来から知られている密封板付転がり軸受の1
例を示す半部断面図。
【符号の説明】
1 密封板付転がり軸受 2 内輪軌道 3 内輪 4 外輪軌道 5、5a 外輪 6 玉 7 保持器 8 ポケット 9、9a 係止溝 10、10a、10a´、10b 密封板 11 芯金 12 弾性材 13 シールリップ 14 シール溝 15 内側壁面 16 外側壁面 17 空間 18 弾性変形部 19 第一のシールリップ 20 第二のシールリップ 21 円筒面部 22 肩部 23 突条部 24 ケーシング 25 潤滑油 26 入力軸 27 出力軸 28 伝達軸 29 駆動側歯車 30a、30b、30c、30d 従動側歯車 31a、31b、31c、31d、31e 伝達歯車 32 アイドラ歯車 33 突条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 貴彦 神奈川県藤沢市鵠沼神明一丁目5番50号 日本精工株式会社内 Fターム(参考) 3J016 AA01 BB03 CA01 3J063 AA02 AB01 AC03 BB01 CA01 CB43 CB44 CD02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面の軸方向中間部に内輪軌道を有す
    る内輪と、内周面の軸方向中間部に外輪軌道を有する外
    輪と、これら内輪軌道と外輪軌道との間に転動自在に設
    けられた複数個の転動体と、一方の周縁部を上記内輪と
    外輪とのうちの一方の軌道輪の一部に係止すると共に、
    他方の周縁部を上記内輪と外輪とのうちの他方の軌道輪
    の一部に摺接させた密封板とを備えるトランスミッショ
    ン用密封板付転がり軸受に於いて、この密封板は合成樹
    脂により造られたものである事を特徴とするトランスミ
    ッション用密封板付転がり軸受。
  2. 【請求項2】 密封板の他方の周縁部を構成する少なく
    とも1個のシールリップを、他方の軌道輪の周面の一部
    でこの周面を構成する軌道輪の中心軸に平行な円筒面部
    に向けて突出させると共に、このシールリップの先端縁
    部をこの円筒面部に全周に亙って摺接させた、請求項1
    に記載したトランスミッション用密封板付転がり軸受。
  3. 【請求項3】 シールリップの先端縁部を摺接させる円
    筒面部を、当該軌道輪の周面で各転動体を両側から挟む
    為の肩部の周面とした、請求項2に記載したトランスミ
    ッション用密封板付転がり軸受。
  4. 【請求項4】 シールリップの先端縁部の軸方向に関す
    る断面形状を、円筒面部に向けて突出した略V字状にす
    ると共に、この先端縁部の頂部を上記円筒面部に全周に
    亙って摺接させた、請求項2〜3の何れかに記載したト
    ランスミッション用密封板付転がり軸受。
  5. 【請求項5】 密封板の一方の周縁部を内輪と外輪との
    うちの一方の軌道輪の一部に係止すると共に、他方の周
    縁部を上記内輪と外輪とのうちの他方の軌道輪の一部に
    摺接させた状態で、この密封板の軸方向外側の側面が、
    上記他方の周縁部に向かうに従って軸方向内側に傾斜し
    ている、請求項1〜4の何れかに記載したトランスミッ
    ション用密封板付転がり軸受。
  6. 【請求項6】 密封板がガラス繊維により補強された合
    成樹脂により造られたものである、請求項1〜5の何れ
    かに記載したトランスミッション用密封板付転がり軸
    受。
  7. 【請求項7】 内部に潤滑油を貯溜したケーシングと、
    このケーシング内にそれぞれ転がり軸受により回転自在
    に支持された入力軸及び出力軸と、このうちの入力軸に
    支持されてこの入力軸と共に回転する駆動側動力伝達部
    材と、上記出力軸に支持されると共にこの駆動力伝達部
    材と動力の伝達自在に係合し、上記入力軸の回転に伴っ
    て上記出力軸と共に回転する従動側動力伝達部材とを備
    えたトランスミッションに於いて、上記各転がり軸受が
    請求項1〜6の何れかに記載したトランスミッション用
    密封板付転がり軸受である事を特徴とするトランスミッ
    ション。
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