JP2002283900A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2002283900A
JP2002283900A JP2001093527A JP2001093527A JP2002283900A JP 2002283900 A JP2002283900 A JP 2002283900A JP 2001093527 A JP2001093527 A JP 2001093527A JP 2001093527 A JP2001093527 A JP 2001093527A JP 2002283900 A JP2002283900 A JP 2002283900A
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JP
Japan
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cushion
seat
submarine
lifter
lifter mechanism
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JP2001093527A
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English (en)
Inventor
Masao Sehata
端 正 夫 瀬
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Johnson Controls Automotive Systems KK
Original Assignee
Johnson Controls Automotive Systems KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両に衝撃が加わった際、乗員がシートクッ
ション上を前方に滑り落ちるサブマリン現象を防止す
る。サブマリン防止機構とリフター機構を両立させる。
安全性を高め、且つ良好な着座姿勢を確保する。 【解決手段】 シートクッションの高さ位置を調節する
リフター機構30の連結シャフト36を支持軸34aに
対してブラケットアーム35を介して支持することによ
り、下方位置に設定して、サブマリン防止機構20にお
ける作動ロッド22との干渉を回避する構成とする。リ
フター機構30の連結シャフト36とサブマリン防止機
構20の作動ロッド22の双方を下方位置に移行させる
ことにより、クッションパッドを厚肉に設定でき、着座
時の作動ロッド22の異和感を解消し、クッション性を
高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートに関
し、更に詳細に説明すると、車両に衝撃が加わった際、
乗員がシートベルトの下部から前方へ滑り出すことを防
止するために、クッションパッドの前部側を上方へ持ち
上げるサブマリン防止機構がクッションフレームに設け
られた車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、事故などの衝撃発生時に乗員
がシートベルトの下部から前方へ滑り出し、腰ベルトが
骨盤部分から外れてしまう、いわゆるサブマリン現象が
ある。このサブマリン現象は、乗員の着座姿勢が浅かっ
たり、また、シートバックの傾斜角度を後方へ必要以上
に倒し込んでいる場合などにおこり易く、シートベルト
の乗員拘束効果が低下したり、乗員拘束部がずれるなど
の不具合が指摘されている。
【0003】このような従来のサブマリン現象を防止す
る機構(以下サブマリン防止機構という。)は、図7に
示すように、シートのクッションフレーム1の上面にサ
ブマリン防止機構2が設けられており、このサブマリン
防止機構2は、ブラケット2aを介して動力発生ユニッ
ト2bがクッションフレーム1に取付けられている。そ
して、車両に衝撃が加わった際、この動力発生ユニット
2bが作動して、作動ロッド2cが上昇し、図示しない
クッションパッドの先端部分を上方に持ち上げ、サブマ
リン現象を有効に防止するという構成のものが従来から
提案されている。
【0004】また、図8は前記クッションフレーム1を
支持するスライド機構を示すもので、車両フロア面3に
固定されるロアレール4に対してアッパーレール5が車
両長手方向に沿ってスライド自在に装着され、このアッ
パーレール5にライザー6が取付けられ、このライザー
6に、図7に示すクッションフレーム1が支持されてい
る。そして、通常では、乗員の体型に合わせてシートク
ッションの高さ位置を調整できるリフター機構7が備わ
っており、このリフター機構7は、操作ノブ7aを操作
することにより、連結シャフト7bを上方に持ち上げ
て、クッションフレーム1の高さ位置を調整できるよう
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来のサブ
マリン防止機構2により動作するロッド2bは、サブマ
リン防止機構2の平静時には下方位置にあるため、従来
のリフター機構7を適用した場合、リフター機構7を動
作させて連結シャフト7bを上昇させる時、ロッド2b
と連結シャフト7bとが干渉するという不具合があり、
サブマリン防止機構2とリフター機構7とを両立させる
ことができないというのが実情である。
【0006】本発明の目的は、リフター機構の構成に改
良を加えることで、サブマリン防止機構とリフター機構
とを併設することにより、機能性と安全性とを共に満足
させることができる理想的な車両用シートを提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用シートは、車両に衝撃が加わった際、乗員がシートベ
ルトの下部から前方へ滑り出すことを防止するために、
クッションパッドの前部側を上方へ持ち上げるサブマリ
ン防止機構がクッションフレームに設けられた車両用シ
ートにおいて、前記シートクッションの高さ位置を調整
できるリフター機構がクッションフレームに設けられ、
リフター機構における連結シャフトが下方位置に設定さ
れ、該連結シャフトの両端がブラケットアームを介して
シート本体側の上方位置で支持されていることにより、
サブマリン防止機構における作動ロッドと連結シャフト
との干渉を回避したことを特徴とする。
【0008】そして、請求項1に記載の車両用シートに
よれば、リフター機構における連結シャフトは、操作ノ
ブにより操作されるブラケットアームを介して支持され
ており、連結シャフトを下方位置に設定できることか
ら、リフター機構の連結シャフトを上昇操作しても、サ
ブマリン防止機構の作動ロッドと干渉することがない。
【0009】本発明の請求項2に記載の車両用シート
は、前記リフター機構の連結シャフトの位置を下方位置
に設定することにより、前記サブマリン防止機構の作動
ロッドを低位置に調整し、前記クッションパッドの厚み
を厚肉状としたことを特徴とする。
【0010】そして、請求項2に記載の車両用シートに
よれば、リフター機構の連結シャフトを低位置に位置決
めできることにより、クッションフレームのパネル面及
びサブマリン防止機構の作動ロッドの基準位置をも下げ
ることができるため、クッションパッドを厚肉に設定す
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用シート
の好適な実施の形態について、図面を参照して詳述す
る。図1は本発明に係る車両用シートにおけるクッショ
ンフレームのサブマリン防止機構とリフター機構とを示
す構成説明図、図2はクッションフレームに設けられる
サブマリン防止機構とリフター機構の構成を示す断面
図、図3はクッションフレームの平面図、図4は本発明
に係る車両用シートに設けられるリフター機構の操作部
の動作を示す説明図、図5は同リフター機構の下降位置
の側面図、図6は同リフター機構の上昇位置を夫々示す
クッションフレームの側面図である。
【0012】図1において、クッションパッドを取外し
たクッションフレーム10の上面には、サブマリン防止
機構20が備わっており、且つクッションフレーム10
の下面には、クッションフレーム10自体を上下動さ
せ、シートクッションの高さ位置を調整できるリフター
機構30が設けられている。
【0013】更に詳しくは、クッションフレーム10
は、金属薄板に曲げ加工を施し、剛性が強化されている
と共に、図示しないS字バネを前後方向に沿って複数列
懸架して構成されている。このクッションフレーム10
の上面に取付けられるサブマリン防止機構20は、左右
側に設けられた動力発生ユニット21にリンク機構を介
して車幅方向に沿って延びる作動ロッド22が支持され
ており、この作動ロッド22は、車両に衝撃が加わった
際、実線で示す位置から点線で示す位置に動力発生ユニ
ット21の作動により上昇し、図示しないクッションパ
ッドを上方に持ち上げる。
【0014】そして、クッションフレーム10は、作動
ロッド22を収容するために、図2に示すように、着座
部分のパネル面が低位置に設定されている。このクッシ
ョンフレーム10の下面に設けられるリフター機構30
は、図1乃至図3に示すように、操作ノブ31の回動操
作により、操作軸32が回動し、この操作軸32と同軸
上にピニオン33が連結されている。
【0015】このピニオン33と噛合するセクターギア
34は支持軸34aを基に回動可能に支持されており、
更に支持軸34aと同軸上にブラケットアーム35の一
端35aが連結され、このブラケットアーム35の他端
35bに連結シャフト36が取付けられている。従っ
て、図示するように、連結シャフト36はブラケットア
ーム35の長さ寸法分下方位置に設定されることにな
る。
【0016】更に、図2,図3を基に詳細に説明する
と、車両のフロア面に固定されているアウター側及びイ
ンナー側のロアレール40にアッパーレール41がスラ
イド自在に装着されていると共に、このアッパーレール
41にライザー42が溶接固定されており、このライザ
ー42にリフター機構30におけるブラケットアーム3
5が前記支持軸34aにより支持されている。そして、
リフター機構30における連結シャフト36は、リンク
37を介してクッションフレーム10を上下動作させ
る。
【0017】次いで、図3,図4を基にリフター機構3
0の動作について説明すると、クッションフレーム10
の側部に位置する操作ノブ31を回動操作すれば、操作
軸32と同軸上に固定されているピニオン33が回転
し、このピニオン33と噛合しているセクターギア34
が回転し、このセクターギア34の支持軸34aに取付
けられているブラケットアーム35が図中矢印方向に回
動して、連結シャフト36が上昇することにより、図4
(a)の下降位置から、図4(b)の上昇位置へとクッ
ションフレーム10が上昇する。
【0018】即ち、リフター機構30の連結シャフト3
6が下降位置にある時、図5に示すように、通常位置に
比べブラケットアーム35の長さ寸法分連結シャフト3
6が低位置にある。そして、操作ノブ31を操作して、
ブラケットアーム35を回動させた場合、図6に示すよ
うに、連結シャフト36が上方に向けて回動するが、サ
ブマリン防止機構20における作動ロッド22と干渉す
ることがない。
【0019】更に、本発明のように、リフター機構30
における連結シャフト36を下方位置に設定するのに加
えて、サブマリン防止機構20における作動ロッド22
を低位置に位置させることができるため、図示はしない
がクッションフレーム10に載置されるクッションパッ
ドを厚肉に設定することができ、作動ロッド22の存在
により、異和感を感じたりすることがなく、クッション
パットのクッション性を高め、快適な着座感が得られ
る。
【0020】
【発明の効果】以上が本発明に係る車両用シートの実施
の形態であるが、本発明の請求項1に記載の車両用シー
トは、シートクッションの高さ位置を調整できるリフタ
ー機構がクッションフレームに設けられ、リフター機構
における連結シャフトが下方位置に設定され、該連結シ
ャフトの両端がブラケットアームを介してシート本体側
の上方位置で支持されていることにより、サブマリン防
止機構における作動ロッドと連結シャフトとの干渉を回
避したので、連結シャフトを下方位置に設定できること
から、リフター機構の連結シャフトを上昇操作しても、
サブマリン防止機構の作動ロッドと干渉することがない
ため、リフター機構とサブマリン防止機構を両立させる
ことができ、シートの機能性と安全性とを高めることが
できるという効果を有する。
【0021】また、本発明の請求項2に記載の車両用シ
ートによれば、前記リフター機構の連結シャフトの位置
を下方位置に設定することにより、前記サブマリン防止
機構の作動ロッドを低位置に調整し、前記クッションパ
ッドの厚みを厚肉状としたので、シートクッションにお
けるクッション性を高め、快適な着座感が得られるとい
う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シートにおけるクッション
フレームの構成を示す説明図。
【図2】本発明に係る車両用シートにおけるクッション
フレームの概略構成を示す断面図。
【図3】本発明に係る車両用シートにおけるクッション
フレームの平面図。
【図4】本発明に係る車両用シートにおけるリフター機
構の操作部を示すもので、(a)はリフター下降位置の
説明図、(b)はリフター上昇位置の説明図。
【図5】本発明に係る車両用シートにおけるクッション
フレームのリフター下降位置の側面図。
【図6】本発明に係る車両用シートにおけるクッション
フレームのリフター上昇位置の説明図。
【図7】従来のクッションフレームに設けられるサブマ
リン防止機構を示す斜視図。
【図8】従来のリフター機構を含むクッションフレーム
支持機構を示す説明図。
【符号の説明】
10 クッションフレーム 20 サブマリン防止機構 21 動力発生ユニット 22 作動ロッド 30 リフター機構 31 操作ノブ 32 操作軸 33 ピニオン 34 セクターギア 34a 支持軸 35 ブラケットアーム 36 連結シャフト 37 リンク 40 ロアレール 41 アッパーレール 42 ライザー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に衝撃が加わった際、乗員がシート
    ベルトの下部から前方へ滑り出すことを防止するため
    に、クッションパッドの前部側を上方へ持ち上げるサブ
    マリン防止機構がクッションフレームに設けられた車両
    用シートにおいて、 前記シートクッションの高さ位置を調整できるリフター
    機構がクッションフレームに設けられ、リフター機構に
    おける連結シャフトが下方位置に設定され、該連結シャ
    フトの両端がブラケットアームを介してシート本体側の
    上方位置で支持されていることにより、サブマリン防止
    機構における作動ロッドと連結シャフトとの干渉を回避
    したことを特徴とする車両用シート。
  2. 【請求項2】 前記リフター機構の連結シャフトの位置
    を下方位置に設定することにより、前記サブマリン防止
    機構の作動ロッドを低位置に調整し、前記クッションパ
    ッドの厚みを厚肉状としたことを特徴とする請求項1に
    記載の車両用シート。
JP2001093527A 2001-03-28 2001-03-28 車両用シート Pending JP2002283900A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7306257B2 (en) 2003-08-26 2007-12-11 Takata Corporation Occupant protection system
KR100911828B1 (ko) 2008-02-28 2009-08-12 주식회사다스 자동차 시트의 트랙파이프 장착구조 및 트랙파이프 확관용펀치
JP2012202551A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Nhk Spring Co Ltd 締結部材及び締結構造
WO2012157678A1 (ja) 2011-05-19 2012-11-22 シロキ工業株式会社 シートリフタ

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