JP2002283344A - 溶融ポリマーの濾過装置および濾過方法 - Google Patents

溶融ポリマーの濾過装置および濾過方法

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Yasushi Suetomi
泰志 末冨
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Abstract

(57)【要約】 【課題】樹脂成形体の欠点原因となる残留気体、ゲル状
物、分解ガスを抑制した溶融ポリマーの濾過装置および
濾過方法を提供すること。 【解決手段】ケーシング内のポリマー流路に残留気体を
なくすとともに、閉塞領域へのポリマーの異常滞留をな
くしたことを特徴とする溶融ポリマーの濾過装置および
濾過方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融ポリマーの濾
過装置および濾過方法に関し、詳しくは樹脂成形体の欠
点の原因となる残留気体、ゲル状物、分解ガスを抑制し
た溶融ポリマーの濾過装置および濾過方法に関する。
【0002】
【従来の技術】溶融ポリマーを濾過するフイルターとし
て、通常、円筒状フイルターまたはリーフディスクフイ
ルターが使用されている。一般に、後者は複数のリーフ
ディスクフィルターが管状体からなる支柱に通して積み
重ねられ使用され、前者と比べて高価ではあるが、耐圧
性があるため高粘度溶融ポリマーの濾過あるいは精密濾
過に適し、また容積の割に大ききな濾過面積が確保でき
るため、溶融ポリマーが濾過工程を通過する時間を短く
することができ、熱劣化を生じやすい溶融ポリマーの濾
過に適しているという理由で多く用いられている。
【0003】図7Aにリーフディスクを用いた濾過装置
の一例を示す。溶融ポリマーは濾過装置40の入口36
からケーシング37内に導入され、各リーフディスクフ
ィルター23に分岐し濾過されて、支柱38内のポリマ
ー流路39に移動する。このような従来の濾過装置で
は、溶融ポリマーが濾過装置に流入後、基本的に上入れ
下出しのポリマー流れ構造であるため、ケーシング内の
ポリマー流路に気体が残留しやすい。これは、気体は上
方向へ移動しようとするのに対し、溶融ポリマーは上方
向に流れないので気体だけ取り残されるためである。
【0004】そして、この残留した気体は、溶融ポリマ
ーが濾過装置に流入した後、微小な気泡などのかたちで
少しずつ溶融ポリマー中に混入して流出し、樹脂成形体
中の欠点となったり、また樹脂成形体が樹脂シートやフ
ィルムの場合には、樹脂シートやフィルムの破れなどの
問題を引き起こすことにもなる。
【0005】図7Bは、図7Aの支柱頭部の拡大図を示
している。ここで、リーフディスクフィルター23で濾
過された溶融ポリマーはリーフディスクフィルター内壁
と支柱外壁間の流路44に移動後、支柱38の円周上に
設けられた穴45から支柱内に導かれる。
【0006】ただし、流路44に移動した溶融ポリマー
の一部はこの流れに反し、はめ合い構造である支柱外壁
と先端プレート内壁間の隙間46を流れ、支柱頭部の閉
塞領域に流れ込む。流れ込んだ溶融ポリマー47は異常
滞留し、ゲル状物、分解ガスの流出による欠点や破れに
つながることが多い。図において、23はリーフディス
クフィルタ、39は支柱内のポリマー流路、41は締め
付けボルト、42は先端プレート、43シールリングで
ある。
【0007】仮りに、支柱外壁と先端プレート内壁間に
シールリングを設置し上記流れを阻止しても、ポリマー
流路内に気体の詰まった閉塞領域が残るため、気泡の流
出を完全解消することはできない。
【0008】上記気体の流出は、特に溶融ポリマーが濾
過装置に流入した直後に頻繁に発生するため、樹脂成形
体の製造装置に溶融ポリマーが流入してから気体の流出
が止まるのを待ち、樹脂成形体の製造を開始できるまで
に長時間を有する場合がある。
【0009】また、樹脂成形体の製造を開始した後も、
依然として残留している気体が、例えば1日に数回、不
定期に流出し、製品のロスを生じることにもなる。中で
も樹脂シートやフィルムの製造の場合は、一定長さ以上
の単位で製品となるため、一度気泡が流出し、樹脂シー
トやフィルムの破れなどを起こすと、それ以前の数時間
にわたって製造した樹脂シートやフィルムも製品になら
なくなることもある。更に、突発的な破れで冷却ドラム
や縦延伸ロールにフィルムが巻き付いたりするといった
んポリマーの吐出量をダウンするため、閉塞領域に異常
滞留したポリマーの圧力が周辺部より高まり、ゲル化し
たポリマーや分解ガスが逆流して流れ出し、破れの連発
につながることもあり、非常に大きな損害となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の問題を解決し、ケーシング内のポリマー
流路における気体の残留をなくすとともに、閉塞領域へ
のポリマーの異常滞留をなくして樹脂成形体の欠点発生
や破れを抑制し、生産効率を向上できる溶融ポリマーの
濾過装置および濾過方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
本発明の溶融ポリマーの濾過装置は、ケーシング内に複
数のリーフディスクフィルタをポリマー流路を有する支
柱に通して積み重ねて収納し、該ケーシングに導入した
溶融ポリマーを該リーフディスクフィルタを通過させ濾
過する溶融ポリマーの濾過装置において、前記支柱のポ
リマー流路が向流型構造から構成され、まず支柱管内に
導入された溶融ポリマーは支柱先端プレートとケーシン
グ間で流れを噴水状に反転し、ケーシング内壁よりリー
フディスクフィルタ内に送り込まれ、次に、リーフディ
スクフィルタ内壁と支柱外壁間の流路を通過後、リング
状の合流部にて円周上の1ヶ所から流出する流路構造を
有することを特徴とする溶融ポリマーの濾過装置であ
る。
【0012】また、かかる本発明の溶融ポリマーの濾過
装置において、支柱と先端プレートがはめ合い構造では
なく一体型構造を成し、長手方向の反対側に完全シール
部または外界へ溶融ポリマーを徐々に流し出す無滞留部
を持ち合わせた構造から構成されていることを特徴とす
る溶融ポリマーの濾過装置が好ましい。
【0013】しかも、かかる本発明の溶融ポリマーの濾
過装置において、支柱先端プレート出口部に対面したケ
ーシング側に円錐部を付与し澱みのない放射線状の流れ
を実現した構造から構成されていることを特徴とする溶
融ポリマーの濾過装置が好ましい。
【0014】更に、かかる本発明の溶融ポリマーの濾過
装置において、支柱外壁溝の末端がリング状合流部の上
面以下に位置し、リング状合流部の上面と流出管の上面
が一致した構造から構成され、しかも、流出管は横断面
的に出口から流れと反対方向に末広がり構造とし、澱み
のない円周上の流れを実現した構造から構成されている
ことを特徴とする溶融ポリマーの濾過装置が好ましい。
【0015】また、上述した目的を達成する本発明の溶
融ポリマーの濾過方法は、ケーシング内に複数のリーフ
ディスクフィルタをポリマー流路を有する支柱に通して
積み重ねて収納し、該ケーシングに導入した溶融ポリマ
ーを該リーフディスクフィルタを通過させ濾過する溶融
ポリマーの濾過方法において、該支柱のポリマー流路が
向流型構造から構成され、まず支柱管内に導入された溶
融ポリマーを支柱先端プレートとケーシング間で流れを
噴水状に反転し、ケーシング内壁よりリーフディスクフ
ィルタ内に送り込まれ、次に、リーフディスクフィルタ
内壁と支柱外壁間の流路を通過後、リング状の合流部に
て円周上の1ヶ所から流出する流路構造を特徴とする溶
融ポリマーの濾過方法である。
【0016】特に、かかる本発明の溶融ポリマーの濾過
方法において、支柱先端プレートを下側向けでケーシン
グを縦置きに配置し、ケーシング内の溶融ポリマーを下
入れ・上出しできることを特徴とする溶融ポリマーの濾
過方法が好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の一実施態様にか
かる溶融ポリマーの濾過装置を備えた樹脂成形体の製造
装置を示す。この製造装置によれば、樹脂シートやフィ
ルムなどの樹脂成形体を製造することができる。
【0018】樹脂成形体の製造装置18は、ポリマーが
流れる方向の上流側から順に、ホッパー1、押出機2、
短管3、ギアポンプ4、短管5、濾過装置6、短管7、
口金8、冷却ドラム9、引き剥がしロール10、厚さ計
12、縦延伸機13、横延伸機テンター14、厚さ計1
5、巻取ロール16と配置されている。
【0019】また、厚さ計15の情報17は口金8に送
られる。この場合、押出機は1つであるが、2層以上の
多層フィルムの製造装置などの場合は、2つ以上の押出
機と複数の溶融ポリマー流を合流させるフィードブロッ
クを備えた同様の構成であってもよい。
【0020】図1において、ポリエチレンテレフタレー
トなどのポリマーは、ホッパー1から押出機2に供給さ
れ、この押出機2により加熱、混練されて、溶融状態に
なり短管3へ押し出される。次いで、溶融樹脂は、吐出
量の精度を向上させるために設けられたギヤポンプ4に
て計量され、定量的に押し出されて、短管5を通り、濾
過装置6に至る。この濾過装置6により、異物や劣化物
(酸化分解、熱分解)が除去された溶融ポリマーは、短
管7を通って口金8から冷却ドラム9にシート形状に押
し出される。
【0021】ここで、濾過装置6を通過後の溶融ポリマ
ーは、熱分解を防止する上で口金から押し出されるまで
の滞留時間を最短化することが好ましく、口金の直上に
配置されることが多い。口金の型としては、T型、コー
トハンガー型、フィッシュテール型などのいずれの型で
あってもよい。また、単層口金、多層口金のいずれであ
ってもよい。冷却ドラム9はその表面が室温程度に制御
されつつ、矢印a方向に回転しており、この冷却ドラム
9上にシート形状に押し出された溶融ポリマーは、冷却
ドラム9上に密着した後、固化してシート形状に成形さ
れる。
【0022】次いで、固化したシート11は、引き剥が
しロール10により、冷却ドラム9から引き剥がされ、
幅方向の厚みを厚さ計12で監視された後、縦延伸機1
3で縦方向に延伸され、横延伸機テンター14で横方向
に延伸された後、厚さ計15によって幅方向に厚みを測
定されて巻取ロール16で巻き取られる。
【0023】また、厚さ計12、15によって得られた
シート幅方向の厚みデータ17をもとに口金スリット幅
方向において対応する位置のスリット間隙が、調整機構
によって制御される。
【0024】次に、本発明の一実施態様に係る溶融ポリ
マーの濾過装置について、図2を用いて詳細に説明す
る。
【0025】図2において、図2Aは本発明の溶融ポリ
マーの濾過装置の1例を示した概略縦断面図であり、同
図に示した構造において、溶融ポリマーは濾過装置28
の入口19からまず向流型構造から構成された支柱管内
20に導入され支柱の先端プレート21と円錐部27を
付与したケーシング22間で流れを噴水状に反転させた
後、ケーシング内壁より各リーフディスクフィルタ23
に分岐し濾過され、リーフディスクフィルタ内壁と支柱
外壁間の流路24を通過し、リング状の合流部25にて
円周上の1ヶ所から流出する。図2において、図2Bは
図2Aに示した本発明の溶融ポリマーの濾過装置の合流
〜流出部bの横断面構造をモデル的に示した概略横断面
図を示している。
【0026】なお、合流部の溶融ポリマーは、外界とシ
ールリング26で完全シールされているかまたは微小隙
間を形成して、外界へ徐々に流し出す無滞留部を持ち合
わせた構造から構成されている。また、支柱外壁溝の末
端がリング状合流部の上面以下に位置し、リング状合流
部の上面と流出管の上面が一致した構造から構成されて
いる。
【0027】ここで、溶融ポリマーが流入する前の気体
は、溶融ポリマーの流入とともにまず支柱管内からケー
シング内に押し出された後、下入れ上出しの流れに沿っ
てケーシング内壁よりリーフディスクフィルタ内に送り
込まれ、次にリーフディスクフィルタ内壁と支柱外壁間
の流路を通過後、リング状の合流部にて円周上の1ヶ所
から溶融ポリマーと気体を一緒にかつ効率的に流出して
いく。これらの一連の過程で、ポリマー流路に溶融ポリ
マーが充填され、気体は残留しない。
【0028】ここで、リーフディスクフィルターと支柱
の部分を図3を用いてさらに詳細に説明する。
【0029】図3は、図2Aのcの部分を示しており、
溶融ポリマーは、金属粉末焼結体、金属繊維の不織布状
焼結体、またはセラミック粉末体などや、これらの組み
合わせで構成される濾材29で濾過され、フィルターの
二次側のポリマー流路30を構成する、金属メッシュな
どからなる支持体31を通過し、中央に支柱を通すハブ
リング32に設けられた穴33を通って、リーフディス
クフィルタ内壁と支柱外壁間の流路24に導かれる。図
4に図2Cの支柱のd−d断面を示す。
【0030】ここで、支柱20の外壁にはハブリング3
2との間にポリマー流路24を形成するために設けられ
た円周上の突起35を有する。支柱の形状としてはこの
他に、図5に示すように断面形状が六角形のような多角
形のものや、図6に示すように断面形状が主として円弧
より形成されるものでもよい。ここで、溝の幅、深さは
濾過装置全体の圧力損失や滞留時間を考慮して適正な形
状を選択する必要がある。なお、溝の深さは各リーフデ
ィスクフィルタを通過するポリマー流量が均一となるよ
うに、下流側に向けて深目の勾配を付与することが好ま
しい。
【0031】また、上記実施例は支柱の長手方向が上下
方向になっているが、例えば支柱の長手方向が水平方向
になったり斜め方向になったりしてもよく、上下方向に
限定されるものではない。
【0032】本発明におけるポリマーとしては、例え
ば、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィ
ン、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタ
レートなどのポリエステルに代表される熱可塑性樹脂、
メタ系アラミド、パラ系アラミドなどの耐熱樹脂を用い
ることができる。これら樹脂には、必要に応じて、対候
材や滑材、帯電防止剤、顔料などの添加剤が配合されて
もよい。
【0033】
【実施例】ステンレス鋼の繊維を焼結圧縮してなる、濾
過精度が5μm、外径が222mmのリーフディスクフ
イルターを、図2に示す濾過装置の支柱に120枚積層
してケーシングに収納した。
【0034】そして、ポリエチレンテレフタレートを約
295℃に溶融し、前記濾過装置を通した後、口金から
シート状に押出した。このとき、前記支柱のポリマー流
路の気体は溶融ポリマーの流入と共に口金から押し出さ
れ、溶融ポリマーが濾過装置に流入してから2時間以内
に、製品シートの生産を開始できた。また、生産開始
後、シートの品種を切り換えるために濾過装置を交換す
るまで14日間、気泡、ゲル化ポリマー、分解ガスの流
出によるシート破れは一度も起こらず、生産性が著しく
向上した。
【0035】一方、図7の従来構造の支柱に、前記と同
様にステンレス鋼の繊維を焼結圧縮してなる、濾過精度
が5μm、外径が222mmのリーフディスクフイルタ
ーを120枚積層してケーシングに収納し、ポリエチレ
ンテレフタレートを約295℃に溶融して前記濾過装置
を通した後、口金からシート状に押出した。
【0036】このとき、口金から気泡の流出がなくな
り、シートの生産が開始されるまで5時間以上を要し
た。また、濾過装置内には依然として気体が残留してお
り、生産開始後2日間で平均1回〜2回気泡が流出して
その度にシートが破れた。
【0037】更に、突発的な破れで冷却ドラムや縦延伸
ロールにフィルムが巻き付いたりするといったんポリマ
ーの吐出量をダウンするため、閉塞領域に異常滞留した
ポリマーの圧力が周辺部より高まり、ゲル化したポリマ
ーや分解ガスが逆流して流れ出し、再スタート時に破れ
が連発した。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、支柱のポリマー流路が
向流型構造から構成されケーシング内の溶融ポリマーを
下入れ上出しできる為、濾過装置に流入する溶融ポリマ
ーによってケーシング内の気体を濾過装置の外部に効率
的に押し出すことができる。
【0039】また、支柱と先端プレートがはめ合い構造
ではなく一体型構造から構成され、ポリマー流路内に閉
塞領域を持たないため、以下の効果を奏する。 (1)濾過装置に溶融ポリマーを流入させた後、短時間で
樹脂成形体の生産を開始でき、生産効率が向上する。 (2)樹脂成形体の生産開始後も残留した気体の流出がな
く、安定した生産を継続でき収率が向上する。 (3)突発的な破れ発生後に、閉塞領域に異常滞留しゲル
化したポリマーや分解ガスの流出がなく、再スタート時
の生産効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施態様に係る溶融ポリマ
ーの濾過装置を備えた樹脂成形体の製造装置を示す。
【図2】図2は、本発明の一実施態様に係る溶融ポリマ
ーの濾過装置を示したものであり、図2Aは本発明の溶
融ポリマーの濾過装置の1例を示した概略縦断面図、図
2Bは図2Aに示した本発明の溶融ポリマーの濾過装置
の合流〜流出部bの横断面構造をモデル的に示した概略
横断面図である。
【図3】図3は、図2Aに示した本発明の溶融ポリマー
の濾過装置におけるc部分をモデル的に示した断面概略
図である。
【図4】図4は、図3に示した本発明の溶融ポリマーの
濾過装置におけるd−d断面図の一例を示す。
【図5】図5は、図3に示した本発明の溶融ポリマーの
濾過装置おけるd−d断面図の他の一例を示す。
【図6】図3に示した本発明の溶融ポリマーの濾過装置
おけるd−d断面図の他の一例を示す。
【図7】図7は、リーフディスクを用いた濾過装置の一
例を示したものであり、図7Aは該濾過装置の1例を示
した概略縦断面モデル図、図7Bは、図7Aに示した濾
過装置におけるe部分を示す。
【符号の簡単な説明】
1:ホッパー 2:押出機 3:短管 4:ギアポンプ 5:短管 6:濾過装置 7:短管 8:口金 9:冷却ドラム 10:引き剥がしロール 11:シート 12:厚さ計 13:縦延伸機 14:横延伸機 15:厚さ計 16:巻取ロール 17:厚み情報 18:樹脂成形体の製造装置 19:濾過装置の入口 20:向流型支柱 21:先端プレート 22:ケーシング 23:リーフディスクフィルタ 24:リーフテ゛ィスクフィルタ内壁と支柱外壁間のポリマー流路 25:リング状の合流部 26:シールリング 27:ケーシングの円錐部 28:新規の濾過装置 29:濾材 30:フィルターの2次側のポリマー流路 31:支持体 32:ハブリング 33:穴 34:パッキン 35:支柱外壁の突起 36:濾過装置の入口 37:ケーシング 38:支柱 39:支柱内のポリマー流路 40:従来の濾過装置 41:締め付けボルト 42:先端プレート 43:シールリング 44:リーフディスクフィルタ内壁と支柱外壁間のポリ
マー流路 45:穴 46:支柱外壁と先端プレート内壁間の隙間 47:閉塞領域に流れ込んだ溶融ポリマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101:00 B01D 29/34 501E 520A 35/02 L

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング内に複数のリーフディスクフィ
    ルタをポリマー流路を有する支柱に通して積み重ねて収
    納し、該ケーシングに導入した溶融ポリマーを該リーフ
    ディスクフィルタを通過させ濾過する溶融ポリマーの濾
    過装置において、前記支柱のポリマー流路が向流型構造
    から構成され、まず支柱管内に導入された溶融ポリマー
    は支柱先端プレートとケーシング間で流れを噴水状に反
    転し、ケーシング内壁よりリーフディスクフィルタ内に
    送り込まれ、次に、リーフディスクフィルタ内壁と支柱
    外壁間の流路を通過後、リング状の合流部にて円周上の
    1ヶ所から流出する流路構造を有することを特徴とする
    溶融ポリマーの濾過装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の溶融ポリマーの濾過装置
    において、支柱と先端プレートがはめ合い構造ではなく
    一体型構造をなし、長手方向の反対側が完全シール部ま
    たは外界へ溶融ポリマーを徐々に流し出す無滞留部を持
    ち合わせた構造から構成されていることを特徴とする溶
    融ポリマーの濾過装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の溶融ポリマーの
    濾過装置において、支柱先端プレート出口部に対面した
    ケーシング側に円錐部を付与した構造から構成されてい
    ることを特徴とする溶融ポリマーの濾過装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3に記載の溶融ポリマ
    ーの濾過装置において、支柱外壁溝の末端がリング状合
    流部の上面以下に位置し、リング状合流部の上面と流出
    管の上面が一致した構造から構成されていることを特徴
    とする溶融ポリマーの濾過装置。
  5. 【請求項5】ケーシング内に複数のリーフディスクフィ
    ルタをポリマー流路を有する支柱に通して積み重ねて収
    納し、該ケーシングに導入した溶融ポリマーを該リーフ
    ディスクフィルタを通過させ濾過する溶融ポリマーの濾
    過装置を用いた濾過方法において、該支柱のポリマー流
    路が向流型構造から構成され、まず支柱管内に導入され
    た溶融ポリマーは支柱先端プレートとケーシング間で流
    れを噴水状に反転し、ケーシング内壁よりリーフディス
    クフィルタ内に送り込まれ、次にリーフディスクフィル
    タ内壁と支柱外壁間の流路を通過後、リング状の合流部
    にて円周上の1ヶ所から流出する流路構造を有する濾過
    装置を用いて濾過することを特徴とする溶融ポリマーの
    濾過方法。
  6. 【請求項6】請求項6に記載の溶融ポリマーの濾過方法
    において、支柱先端プレートを下側向けでケーシングを
    縦置きに配置し、ケーシング内の溶融ポリマーを下入れ
    ・上出しできることを特徴とする溶融ポリマーの濾過方
    法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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