JP2002282981A - 自動車用パネル部材の製造方法 - Google Patents

自動車用パネル部材の製造方法

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JP2002282981A
JP2002282981A JP2001081463A JP2001081463A JP2002282981A JP 2002282981 A JP2002282981 A JP 2002282981A JP 2001081463 A JP2001081463 A JP 2001081463A JP 2001081463 A JP2001081463 A JP 2001081463A JP 2002282981 A JP2002282981 A JP 2002282981A
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panel
floor
manufacturing
bent
extruded
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JP2001081463A
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Yasuhiko Kitano
泰彦 北野
Yasuhiro Nosaka
泰弘 野阪
Hirotatsu Kanda
寛達 神田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21CMANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
    • B21C35/00Removing work or waste from extruding presses; Drawing-off extruded work; Cleaning dies, ducts, containers, or mandrels
    • B21C35/02Removing or drawing-off work
    • B21C35/023Work treatment directly following extrusion, e.g. further deformation or surface treatment
    • B21C35/026Removing sections from the extruded work, e.g. removing a strip to create an open profile
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21CMANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
    • B21C23/00Extruding metal; Impact extrusion
    • B21C23/02Making uncoated products
    • B21C23/04Making uncoated products by direct extrusion
    • B21C23/14Making other products
    • B21C23/142Making profiles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造の手間を省くことができ、部品点数を抑
えることができる自動車用パネル材料の製造方法を提供
する。 【解決手段】 自動車用パネル部材の製造方法は、先ず
左側サイドシル12と左側サイドシル12より延出し且
つ屈曲した曲がり部34a〜34eを有する延出部32
とからなる押出材31を押出し成形する。次に、曲がり
部34a〜34eを展開することにより延出部32を平
坦な左側パネル35に形成する。次いで、左側パネル3
5をプレス成形することにより、左側パネル35及び左
側サイドシル12で所望の左側フロア11を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のフロアパ
ネルを押出し成形で製造する自動車用パネル材料の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車の軽量化からアルミニウム
などの軽金属からなる自動車車体構造が種々提案されて
いる。例えば自動車用フロアの製造方法として、特開平
9−99870号公報「自動車のフロア構造」が知られ
ている。この技術は自動車用フロアの構成部材を複数個
のアルミニウム製の部材に押出し成形し、それぞれの部
材を溶接することにより自動車用フロアの軽量化を図る
ものである。この技術内容を以下に詳しく説明する。
【0003】一例として、自動車用フロアのフロア部を
5個の押出材で形成する際には、先ず5本の押出材をそ
れぞれ押出し成形し、これらの押出材を溶接することで
フロア部を形成する。一方、自動車用フロアのサイドシ
ルも同様に押出し成形し、押出成形したサイドシルにフ
ロア部を溶接することにより自動車用フロアを製造す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報の自
動車用フロアは、フロア部を成形するために5個の押出
材を溶接する作業が必要であり、加えてフロア部をサイ
ドシルに溶接する作業が必要となる。このため、自動車
用フロアの製造に手間がかかる。
【0005】さらに、上記公報の自動車用フロアは、フ
ロア部を構成するために5個の押出材が必要であり、加
えてサイドシルを構成する押出材も必要である。このた
め、部品点数が多くなり、部品の管理に手間がかかる。
このように、製造に手間がかかることや、部品点数が多
いことが、自動車用フロアのコストを抑える妨げになっ
ていた。
【0006】そこで、本発明の目的は、製造の手間を省
くことができ、部品点数を抑えることができる自動車用
パネル材料の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1は、中空状の筒体とこの筒体より延
出し且つ屈曲した曲がり部を有する延出部とからなる押
出材を押出し成形し、曲がり部を展開することにより延
出部を平坦なパネルに形成し、このパネルをプレス成形
することにより、パネル及び筒体で所望のパネル部材を
得ることを特徴とする。
【0008】延出部に曲がり部を備えることで、筒体及
び延出部からなる押出材を一体に押出成形することがで
きる。この延出部を平坦なパネルに形成した後プレス成
形することで所望のパネル部材を得ることができる。こ
のため、パネル部材の部品点数を減らすことができるの
で、部品の管理を手間をかけないで簡単にできる。加え
て、部品点数を減らすことで、部材同士の接合作業を省
くことができる。このため、パネル部材を手間をかけな
いで簡単に製造することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係る自動車用パネル部材
(第1実施形態)の斜視図であり、一例として自動車用
フロア10を示す。自動車用フロア10は、左・右側フ
ロア(パネル部材)11,21をそれぞれ左右対称に形
成し、左側フロア11のフロアパネル14を右側フロア
21のフロアパネル24に接合したものである。
【0010】左側フロア11は、車体フレームのうちの
左側フレームを構成する左側サイドシル12と、この左
側サイドシル12の右側壁12aから車体中央まで延ば
した左側フロアパネル14とからなる。左側サイドシル
12は、略六角形の中空状の筒体に形成し、この筒体の
上・下陵部12b,12cにそれぞれ上下の補強リブ1
3a,13bを備える。
【0011】左側フロアパネル14を略平坦に形成し、
左側フロアパネル14の端部14a近傍にフロアトンネ
ルの左半分(以下、「左側フロアトンネル」という)1
5をプレス成形し、かつ左側サイドシル12から左側フ
ロアトンネル15に渡って凹部16をプレス成形する。
このように、左側フロアパネル14に左側フロアトンネ
ル15や凹部16をプレス成形することで左側フロアパ
ネル14の剛性を保つことができる。
【0012】右側フロア21は、車体フレームのうちの
右側フレームを構成する右側サイドシル22と、この右
側サイドシル22の左側壁22aから車体中央まで延ば
すとともに、左側フロアパネル14の右側部14aに段
部24aを接合した右側フロアパネル24とからなる。
右側サイドシル22は、左側サイドシル12と同様に、
略六角形の中空状の筒体に形成し、この筒体の上・下側
陵部22b,22cにそれぞれ上下の補強リブ23a,
23bを備える。
【0013】右側フロアパネル24を略平坦に形成し、
右側フロアパネル24の段部24a近傍をフロアトンネ
ルの右半分(以下、「右側フロアトンネル」という)2
5をプレス成形し、かつ右側サイドシル22から右側フ
ロアトンネル25に渡って凹部26をプレス成形する。
このように、右側フロアパネル24に右側フロアトンネ
ル25や凹部26をプレス成形することで右側フロアパ
ネル24の剛性を保つことができる。
【0014】第1実施形態の自動車用フロア10によれ
ば、パネル部材としての左・右側フロア11,21をそ
れぞれ一体に形成したので、左・右側フロア11,21
の部品点数を減らすことができる。加えて、部品点数を
減らすことで、部材同士の接合作業を省くことができ
る。このため、左・右側フロア11,21を手間をかけ
ないで簡単に製造することができる。
【0015】次に、図2〜図4に基づいて第1実施形態
の自動車用フロア10の製造方法について説明する。な
お、右側フロア21は、左側フロア11と左右対称の形
状なので以下、左側フロア11の製造方法について説明
して右側フロア21の製造方法の説明は省略する。
【0016】図2(a),(b)は本発明に係る第1実
施形態の製造方法を示す第1説明図である。(a)にお
いて、押出型30を使用して押出し成形の準備をする。
この押出型30は押出材31((b)に示す)を所定形
状に押出し成形ための押出し口30aを備える。(b)
において、押出型30の押出し口30aから押出材31
を矢印の如く押出し成形する。
【0017】図3(a),(b)は本発明に係る第1実
施形態の製造方法を示す第2説明図である。(a)にお
いて、押出し成形工程が完了することにより、図1に示
す左側フロア11の押出材31を得る。
【0018】押出材31は、六角筒体の左側サイドシル
12の右側壁12aから延出部32を一体に延ばした部
材である。この延出部32は、左側サイドシル12の右
側壁12aから第1平坦部33aを右側に水平に延ば
し、第1平坦部33aに第1曲がり部34aを介して第
2平坦部33bを略90゜上向きに折曲げた状態に連続
させ、第2平坦部33bに第2曲がり部34bを介して
第3平坦部33cを下向きに折返した状態に連続させ、
第3平坦部33cに第3曲がり部34cを介して第4平
坦部33dを上向きに折返した状態に連続させ、第4平
坦部33dに第4折曲げ部34dを介して第5平坦部3
3eを下向きに折返した状態に連続させ、第5平坦部3
3eに第5曲がり部34eを介して第6平坦部33fを
略90゜折曲げた状態に連続させることにより、蛇腹状
に形成した部材である。この蛇腹状の延出部32を矢印
の如く展開する。
【0019】(b)において、第1〜第6平坦部33a
〜33f((a)参照)を平坦に展開することにより左
側パネル(パネル)35を得る。左側パネル35は、第
1平坦部33a((a)も参照)の左側部に左側サイド
シル12を一体に備えている。この左側パネル35をプ
レス成形する。
【0020】図4(a),(b)は本発明に係る第1実
施形態の製造方法を示す第3説明図である。(a)にお
いて、左側パネル35(図3(b)に示す)をプレス成
形することで、左側フロアトンネル15及び凹部16を
備えた左側フロアパネル14を得る。左側フロアパネル
14は、左側サイドシル12とともに所望のパネル部
材、すなわち左側フロア11を構成する。
【0021】(b)において、右側フロア21の押出材
を左側フロア11の押出材と同様に押出し成形し、蛇腹
状の延出部を展開して平坦なパネルとし、このパネルを
左側フロア11と同様にプレス成形することにより右側
フロア21を得る。右側フロア21は、左側フロア11
と左右対称の形状であり、右側フロアパネル24に右側
フロアトンネル25と凹部26とを備える。加えて、右
側フロアパネル24をプレス成形する際に、一例として
右側フロアトンネル25の端部に段部24aを成形し、
この段部24aに左側フロア11の右側部14aを接合
する。これにより、自動車用フロア10を得る。
【0022】第1実施形態の製造方法によれば、延出部
32に曲がり部を備えることで、左側サイドシル12及
び延出部32からなる押出材31を一体に押出成形する
ことができる。この延出部32を平坦な左側パネル35
に形成した後、プレス成形することで所望の左側フロア
パネル14(パネル部材)を得ることができる。
【0023】このため、左側フロアパネル14の部品点
数を減らすことができるので、部品の管理を手間をかけ
ないで簡単にすることができる。加えて、左側フロアパ
ネル14の部品点数を減らすことで、部材同士の接合作
業を省くことができる。このため、左側フロアパネル1
4を手間をかけないで簡単に製造することができる。
【0024】次に、第2〜第3実施形態を図5〜図7に
基づいて説明する。なお、第2〜第3実施形態において
第1実施形態と同一部材については同じ符号を付して説
明を省略する。図5(a),(b)は本発明に係る第2
実施形態の製造方法を示す説明図である。(a)におい
て、押出型40を使用して押出し成形の準備をする。こ
の押出型40は押出材41を所定形状に押出し成形ため
の押出し口40aを備える。押出型40の押出し口40
aから押出材41を矢印の如く押出し成形する。
【0025】(b)において、押出し成形工程が完了す
ることにより、図1に示す左側フロア11の押出材41
を得る。押出材41は、六角筒体の左側サイドシル12
の右側壁12aから延出部42を一体に延ばした部材で
ある。
【0026】この延出部42は、左側サイドシル12の
右側壁12aから第1平坦部43aを右側に水平に延ば
し、第1平坦部43aに第2平坦部43bを略90゜に
上向きに折曲げた状態に連続させ、第2平坦部43bに
第3平坦部43cを略120゜に上向きに折曲げた状態
に連続させ、第3平坦部43cに第4平坦部43dを略
120゜に下向きに折曲げた状態に連続させ、第4平坦
部43dに第5平坦部43eを略120゜に下向きに折
曲げた状態に連続させ、第5平坦部43eに第6平坦部
43fを略120゜に下向きに折曲げた状態に連続さ
せ、第6平坦部43fに第7平坦部43gを略120゜
に上向きに折曲げた状態に連続させることにより、第2
〜第7平坦部43b〜43gで略六角筒体を構成する。
【0027】この押出材41は、第1、第2平坦部43
a,43bで第1曲がり部44aを形成し、第2、第3
平坦部43b,43cで第2曲がり部44bを形成し、
第3、第4平坦部43c,43dで第3曲がり部44c
を形成し、第4、第5平坦部43d,43eで第4曲が
り部44dを形成し、第5、第6平坦部43e,43f
で第5曲がり部44eを形成し、第6、第7平坦部43
f,43gで第6曲がり部44fを形成する。
【0028】第1〜第7平坦部43a〜43gを第1〜
第6曲がり部44a〜44fを介して連続させること
で、延出部42を略六角筒体を構成することができる。
このように、延出部42に第1〜第6曲がり部44a〜
44fを備えることで、右側サイドシル12及び延出部
42からなる押出材41を一体に押出成形することがで
きる。
【0029】この延出部41を第7平坦部43gから第
2平坦部43bまで矢印の如く順に展開することによ
り、図3(b)に示す左側パネル35を得ることができ
る。次に、第1実施形態と同様に左側パネル35をプレ
ス成形することにより、図1に示す左側フロア11を得
ることができる。第2実施形態の製造方法によれば、第
2実施形態の製造方法と同様の効果を得ることができ
る。
【0030】図6(a),(b)は本発明に係る第3実
施形態の製造方法を示す第1説明図である。(a)にお
いて、押出型(図示しない)の押出し口から押出材51
を押出し成形する。この押出材51は、六角筒体の左側
サイドシル12及び六角筒体の右側サイドシル22を延
出部52で一体につないだ部材である。
【0031】この延出部52は、図3(a)に示す延出
部32と同様に蛇腹状の部材であって、第1〜第10平
坦部53a〜53jを第1〜第9曲がり部54iを介し
て蛇腹状に形成し、左端を左側サイドシル12の左側壁
12aにつなぎ、右端を右側サイドシル22の左側壁2
2aにつないだ部材である。この蛇腹状の延出部52を
矢印の如く展開する。
【0032】(b)において、第1〜第10平坦部53
a〜53j((a)参照)を平坦に展開することにより
パネル55を得る。パネル55は、第1平坦部53a
((a)も参照)の左側部に左側サイドシル12を一体
に備え、第10平坦部53j((a)も参照)の右側部
に右側サイドシル12を一体に備えている。このパネル
55をプレス成形する。
【0033】図7は本発明に係る第2実施形態の製造方
法を示す第2説明図である。パネル55(図6(b)に
示す)をプレス成形することで、フロアトンネル57及
び凹部58を備えたフロアパネル56を得る。フロアパ
ネル56は、左側サイドシル12及び右側サイドシル2
2とともに所望のパネル部材、すなわち自動車用フロア
50を構成する。
【0034】第2実施形態の製造方法によれば、延出部
52に曲がり部を備えることで、左右側のサイドシル1
2,22及び延出部52からなる押出材51を一体に押
出成形することができる。この延出部52を平坦な左側
パネル55に形成した後、プレス成形することで所望の
自動車用フロア50(パネル部材)を得ることができ
る。
【0035】このため、自動車用フロア50の部品点数
を減らすことができるので、部品の管理を手間をかけな
いで簡単にすることができる。加えて、自動車用フロア
50の部品点数を減らすことで、部材同士の接合作業を
省くことができる。このため、自動車用フロア50を手
間をかけないで簡単に製造することができる。さらに、
第1実施形態のように左右側のフロア11,21を溶接
で接合する必要がないので、より部品点数を減らすこと
が、より簡単に自動車用フロア50を製造することがで
きる。
【0036】図8は本発明に係る自動車用パネル部材の
他の実施形態を示す斜視図である。第1実施形態では自
動車用パネル部材として自動車用フロア10を例に説明
したが、これに限らないでその他の自動車用パネル部材
に適用することも可能である。その他の自動車用パネル
部材としては、例えばダッシュボード60やパーセルシ
ェルフ70が該当する。
【0037】ダッシュボード60は、車両の左右端に渡
って延びるクロスメンバ61と、このクロスメンバ61
に一体に形成したボード62とからなり、エンジンルー
ム17と室内18とを仕切る仕切り用のパネル部材であ
る。パーセルシェルフ70は、車両の左右端に渡って延
びるクロスメンバ71と、このクロスメンバ71に一体
に形成したシェルフパネル72とからなり、トランクル
ーム19と室内18とを仕切る仕切り用のパネル部材で
ある。以下、ダッシュボード60及びパーセルシェルフ
70の製造方法を図9〜図12に基づいて説明する。
【0038】図9(a),(b)は本発明に係る第4実
施形態の製造方法を示す第1説明図である。(a)にお
いて、押出型の押出し口(図示しない)から押出材を押
出し成形することにより、図8に示すダッシュボード6
0の押出材64を得る。押出材64は、中空状の四角形
筒体(筒体)65の下側壁65aから延出部66を一体
に延ばした部材である。
【0039】延出部66は、四角形筒体65の下側壁6
5aから第1平坦部67aを下側に鉛直に延ばし、第1
平坦部67aに第1曲がり部68aを介して第2平坦部
67bを略90゜前向きに折曲げた状態に連続させ、第
2平坦部67bに第2曲がり部68bを介して第3平坦
部67cを後向きに折返した状態に連続させ、第3平坦
部67cに第3曲がり部68cを介して第4平坦部67
dを前向きに折返した状態に連続させ、第4平坦部67
dに第4折曲げ部68dを介して第5平坦部67eを後
向きに折返した状態に連続させ、第5平坦部67eに第
5曲がり部68eを介して第6平坦部67fを略90゜
折曲げた状態に連続させることにより、蛇腹状に形成し
た部材である。この蛇腹状の延出部66を矢印の如く
展開する。
【0040】(b)において、第1〜第6平坦部67a
〜67f((a)参照)を平坦に展開することによりパ
ネル69を得る。パネル69は、第1平坦部67a
((a)も参照)の上側部に四角形筒体65を一体に備
えている。このパネル69及び四角形筒体65をプレス
成形する。
【0041】図10は本発明に係る第4実施形態の製造
方法を示す第2説明図である。四角形筒体65(図9
(b)に示す)をプレス成形することにより、左右端部
61a,61bをそれぞれ左右の折曲げ部61c,61
dで折曲げて略湾曲形のクロスメンバ61を得る。
【0042】加えて、パネル69(図9(b)に示す)
をプレス成形することにより、左右端パネル62a,6
2b(左端パネル62aは図示しない)をそれぞれ左右
の折曲げ部62c,62dで折曲げ、併せて左右の下端
パネル62e,62fをそれぞれ折曲げ部62g,62
hで折曲げる。
【0043】プレス成形したパネル部材をトリミング処
理することにより周縁を所望の形状に切断し、トリミン
グ処理したパネル部材をピアス処理することで所望箇所
にハーネス用の開口62jやボルト孔62kなどを開け
ることによりボード62を得る。これにより、クロスメ
ンバ61及びボード62で所望のパネル部材、すなわち
ダッシュボード60を構成する。
【0044】第4実施形態の製造方法によれば、延出部
66に曲がり部を備えることで、左四角形筒体65及び
延出部66からなる押出材64を一体に押出成形するこ
とができ、第1実施形態と同様の効果を得ることができ
る。
【0045】加えて、第4実施形態の製造方法によれ
ば、四角形筒体を所望形状にプレス成形することで、パ
ネル部材をより多様の形状に形成することができる。こ
のため、パネル部材、すなわちダッシュボード60の製
造方法に適用することができる。よって、製造方法の適
用範囲を広げることができるので、用途の拡大を図るこ
とができる。
【0046】図11(a),(b)は本発明に係る第5
実施形態の製造方法を示す第1説明図である。(a)に
おいて、押出型の押出し口(図示しない)から押出材を
押出し成形することにより、図8に示すパーセルシェル
フ70の押出材74を得る。押出材74は、中空状の四
角形筒体(筒体)75の前側壁75aから延出部76を
一体に延ばした部材である。
【0047】延出部76は、四角形筒体75の前側壁7
5aから第1平坦部77aを前側に水平に延ばし、第1
平坦部77aに第1曲がり部78aを介して第2平坦部
77bを略90゜下向きに折曲げた状態に連続させ、第
2平坦部77bに第2曲がり部78bを介して第3平坦
部77cを上向きに折返した状態に連続させ、第3平坦
部77cに第3曲がり部78cを介して第4平坦部77
dを下向きに折返した状態に連続させ、第4平坦部77
dに第4折曲げ部78dを介して第5平坦部77eを上
向きに折返した状態に連続させ、第5平坦部77eに第
5曲がり部78eを介して第6平坦部77fを略90゜
折曲げた状態に連続させることにより、蛇腹状に形成し
た部材である。この蛇腹状の延出部76を矢印の如く
展開する。
【0048】(b)において、第1〜第6平坦部77a
〜77f((a)参照)を平坦に展開することによりパ
ネル79を得る。パネル79は、第1平坦部77a
((a)も参照)の後端部に四角形筒体75を一体に備
えている。このパネル79及び四角形筒体75をプレス
成形する。
【0049】図12は本発明に係る第5実施形態の製造
方法を示す第2説明図である。四角形筒体75(図11
(b)に示す)をプレス成形することにより、左右端部
71a,71bをそれぞれ左右の折曲げ部71c,71
dで折曲げて略湾曲形のクロスメンバ71を得る。
【0050】加えて、パネル79(図11(b)に示
す)をプレス成形することにより、左右端に凸部72
a,72bや段部72cを得る。プレス成形したパネル
部材をトリミング処理することにより周縁を所望の形状
に切断し、トリミング処理したパネル部材をピアス処理
することで所望箇所にスピーカ取付用の開口72d,7
2dやエアコン取付用の開口72eなどを開けることに
よりシェルフパネル72を得る。。これにより、クロス
メンバ71及びシェルフパネル72で所望のパネル部
材、すなわちパーセルシェルフ70を構成する。
【0051】第5実施形態の製造方法によれば、延出部
66に曲がり部を備えることで、左四角形筒体65及び
延出部66からなる押出材64を一体に押出成形するこ
とができ、第1実施形態と同様の効果を得ることができ
る。加えて、第5実施形態の製造方法によれば、四角形
筒体を所望形状にプレス成形することで、第4実施形態
と同様の効果を得ることができる。
【0052】なお、前記実施形態では、押出材の曲がり
部を複数個(5個、6個又は9個)備えた例について説
明したが、曲がり部の数は1個でもよく、用途に合せて
任意に選択することができる。加えて、圧延部の折曲げ
状態は前記第1〜第5実施形態に限らないで、任意の形
状に折り曲げることが可能である。
【0053】また、前記実施形態では、左右のサイドシ
ル12,22を略六角形の筒体に形成し、クロスメンバ
61,71を略四角形の筒体にした例について説明した
が、これに限らないで、その他の多角形に成形すること
も可能である。
【0054】さらに、前記実施形態では、自動車用パネ
ル部材の製造方法でフロア12,21、ダッシュボード
60やパーセルシェルフ70を製造した例に説明した
が、自動車用パネル部材の製造方法は、こられの部材に
類似した形状であればその他の部材にも適用することが
可能である。
【0055】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、延出部に曲がり部を備えることで、
筒体及び延出部からなる押出材を一体に押出成形するこ
とができる。この延出部を平坦なパネルに形成した後プ
レス成形することで所望のパネル部材を得ることができ
る。
【0056】このため、パネル部材の部品点数を減らす
ことができるので、部品の管理を手間をかけないで簡単
にすることができる。加えて、部品点数を減らすこと
で、部材同士の接合作業を省くことができる。このた
め、パネル部材を手間をかけないで簡単に製造すること
ができる。このように、部品点数を減らすことで、かつ
接合作業を省くことでパネル部材のコストを抑えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用パネル部材(第1実施形
態)の斜視図
【図2】本発明に係る第1実施形態の製造方法を示す第
1説明図
【図3】本発明に係る第1実施形態の製造方法を示す第
2説明図
【図4】本発明に係る第1実施形態の製造方法を示す第
3説明図
【図5】本発明に係る第2実施形態の製造方法を示す説
明図
【図6】本発明に係る第3実施形態の製造方法を示す第
1説明図
【図7】本発明に係る第2実施形態の製造方法を示す第
2説明図
【図8】本発明に係る自動車用パネル部材の他の実施形
態を示す斜視図
【図9】本発明に係る第4実施形態の製造方法を示す第
1説明図
【図10】本発明に係る第4実施形態の製造方法を示す
第2説明図
【図11】本発明に係る第5実施形態の製造方法を示す
第1説明図
【図12】本発明に係る第5実施形態の製造方法を示す
第2説明図
【符号の説明】
10,50…自動車用フロア、11…左側フロア(自動
車用パネル部材)、12…左側サイドシル(中空状の筒
体)、14…左側フロアパネル、21…右側フロア(自
動車用パネル部材)、22…右側サイドシル(中空状の
筒体)、24…右側フロアパネル、31,41,51,
64,74…押出部、32,42,52,66,76…
圧延部、34a〜34e…第1〜第5パネル、35…左
側パネル(パネル)、44a〜44f…第1〜第6パネ
ル、50…自動車用フロア(自動車用パネル部材)、5
4a〜54i…第1〜第9パネル、55,69,79…
パネル、56…フロアパネル、60…ダッシュボード
(自動車用パネル部材)、61,71…クロスメンバ、
62…ボード、65,75…四角形筒体(中空状の筒
体)、68a〜68e…第1〜第5パネル、70…パー
セルシェルフ(自動車用パネル部材)、72…シェルフ
パネル、78a〜78e…第1〜第5パネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 25/20 B62D 25/20 F D (72)発明者 神田 寛達 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3D003 AA04 BB02 CA05 CA09 CA14 CA17 CA18 CA42

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空状の筒体とこの筒体より延出し且つ
    屈曲した曲がり部を有する延出部とからなる押出材を押
    出し成形し、 前記曲がり部を展開することにより前記延出部を平坦な
    パネルに形成し、 このパネルをプレス成形することにより、パネル及び前
    記筒体で所望のパネル部材を得ることを特徴とする自動
    車用パネル部材の製造方法。
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