JP2002281766A - 変圧器の偏磁抑制制御方法および装置 - Google Patents

変圧器の偏磁抑制制御方法および装置

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JP2002281766A
JP2002281766A JP2001074655A JP2001074655A JP2002281766A JP 2002281766 A JP2002281766 A JP 2002281766A JP 2001074655 A JP2001074655 A JP 2001074655A JP 2001074655 A JP2001074655 A JP 2001074655A JP 2002281766 A JP2002281766 A JP 2002281766A
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Mikisuke Fujii
幹介 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交流出力を変圧器に印加する電圧形自励
インバータ装置において、変圧器の直流偏磁が起こらな
いようにインバータ用半導体素子のスイッチング用PW
Mパルスを作成しても、このPWMパルスの作成後にオ
ンディレイ時間等を確保する目的でパルス幅が変更され
ると、直流偏磁制御が十分に機能しなくなる。 【解決手段】 PWMパルスまたは同パルスの出力用ゲ
ートドライバからの返送信号に基づいてインバータ出力
電圧の直流分を推定し、この推定値が変圧器の励磁電流
直流成分または二次電圧直流成分を抑制する調節器の出
力と一致するようにPWMパルスを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、変圧器を介して
負荷または電力系統に交流電力を供給する電圧型自励式
インバータの変圧器偏磁抑制制御方法ならびに装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種のインバータの制御方法として、
従来、変圧器の一次電流と二次電流との差から励磁電流
を求め、この励磁電流の直流成分をフィルタ等により検
出し直流成分ができるだけ小さくなるように制御する方
法が知られている。
【0003】図5および図6は従来方法の回路接続例を
示すもので、直流電源1から変圧器13を介して負荷1
5に交流電力を供給するインバータとして、自己消弧形
素子2a〜2dにダイオードを逆並列接続してなる電圧
形インバータ100が用いられている。
【0004】変圧器13が直流電流成分により偏磁して
飽和状態になることを防ぐために、図5に示す従来回路
では、変圧器の一次電流と二次電流をそれぞれ検出器1
2および検出器14で検出し、その差分としての励磁電
流をローパスフィルタ4に通して直流成分を抽出し、こ
れと設定値6とを直流成分調節器5に入力する。
【0005】直流成分調節器5は入力偏差を零にするよ
うな出力を出すが、この出力にはインバータ100の交
流電圧指令値7が加算される。この加算結果は比較器9
と比較器9’の一方の入力に与えられ、比較器9の他方
の入力には図8に示すパルス幅変調用のキャリア信号8
が、また比較器9’にはキャリア信号8を反転したキャ
リア信号8’が与えられる。この結果、比較器9は自己
消弧素子2a,2d用のPWM(パルス幅変調)パルス
を生成し、比較器9’は自己消弧素子2b,2c用のP
WMパルスを生成する。
【0006】これらのPWMパルスは、パルス整形器1
0によって図7に示すようなオンディレイ時間およびオ
ンミニマム時間を確保した後に、ゲートドライブユニッ
ト(GDU)3を介して自己消弧形素子2a〜2dのス
イッチングを行う。
【0007】ゲートドライブユニット3は、上記のスイ
ッチング作用を行うほか、素子電圧測定器11にて所属
の自己消弧形素子のコレクタ−エミッタ間電圧を測定
し、その値から素子のオンオフ状態を検出して、ゲート
に与えるパルスと素子のオンオフとが一致しているか否
かを判断して、不一致の場合にはパルス整形器10にパ
ルスを送ってパルスオフとさせ、装置を停止させる。こ
の場合、ゲートドライブユニット3がパルス整形器10
に伝送する信号は、図9に示すように、素子が正常のと
きは受信信号の極性を反転した信号を返送し、異常のと
きは等しい極性の信号を返送する。
【0008】図5の回路例では励磁電流を利用したが、
図6に示すように変圧器一次電圧検出器17にて変圧器
13の一次電圧を検出し、これをローパスフィルタ4を
介して直流電圧成分の実際値を求め、これと直流電圧成
分設定値6‘との偏差を変圧器印加電圧直流成分調節器
51に与えるようにして、他は図5の回路と同様とする
ことも可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの従
来技術においては、PWMパルスを作成した後に、パル
ス整形器においてオンディレイ時間、オンミニマム時間
を確保するためにパルス幅が変更されること、ならびに
ゲートパルスに対して自己消弧素子がオンするまでの時
間とオフするまでの時間が異なることが原因となって、
偏磁抑制制御の精度をあげることが困難であった。
【0010】このために、インバータに接続される変圧
器は、運転時の最大磁束密度を鉄心の飽和磁束密度より
もかなり低い値として運転せざるを得なかった。
【0011】そこで、この発明の課題は、インバータ運
転時の変圧器の最大許容磁束密度を飽和磁束密度に可能
な限り近づけて運転しても変圧器の飽和移行を未然に防
ぐことができるような偏磁抑制制御を可能にすることに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、この課
題は以下のようにして解決される。
【0013】すなわち、交流出力を変圧器に供給する自
励式インバータの制御パルスを生成するパルス制御装置
を備えたものにおいて、パルス制御装置の出力パルスに
基づいてインバータ出力電圧の直流分を推定し、この推
定値が変圧器の励磁電流直流成分を抑制する調節器出力
と一致するように制御する(請求項1記載の発明)。
【0014】上記の推定のための具体的手段としては、
インバータが正の電圧を発生するためのパルスを出力す
る時間に関係する量と直流電圧の値に関係する量とを乗
算する手段と、インバータが負の電圧を発生ためのパル
スを出力する時間に関係する量と直流電圧の値に関係す
る量とを乗算する手段と、前記二つの手段の出力の差を
積分する手段と、この積分値にゲインを乗算した値が、
変圧器の励磁電流直流成分を抑制する調節器出力と一致
するように制御する手段とを備える(請求項2記載の発
明)。
【0015】他の解決手法としては、交流出力を変圧器
に供給する自励式インバータの制御パルスを生成するパ
ルス制御装置を備えたものにおいて、パルス制御装置の
出力パルスに基づいてインバータ出力電圧の直流分を推
定し、この推定値が変圧器の二次電圧直流成分を抑制す
る調節器出力と一致するように制御する(請求項3記載
の発明)。
【0016】上記の推定のための具体的手段としては、
インバータが正の電圧を発生するためのパルスを出力す
る時間に関係する量と直流電圧の値に関係する量とを乗
算する手段と、インバータが負の電圧を発生ためのパル
スを出力する時間に関係する量と直流電圧の値に関係す
る量とを乗算する手段と、前記二つの手段の出力の差を
積分する手段と、この積分値にゲインを乗算した値が、
変圧器の二次電圧直流成分を抑制する調節器出力と一致
するように制御する手段とを備える(請求項4記載の発
明)。
【0017】さらに他の解決手法としては、交流出力を
変圧器に供給する自励式PWMインバータの制御パルス
を生成するパルス制御装置を備えたものにおいて、制御
パルスを出力するゲートドライバからの返送信号からイ
ンバータ出力電圧の直流分を推定し、この推定値が変圧
器の励磁電流直流成分を抑制する調節器出力と一致する
ように制御する(請求項5記載の発明)。
【0018】このための具体的手段としては、インバー
タを構成する素子に点弧パルスを供給するゲートドライ
バと、このゲートドライバにより監視される素子のオン
オフ状態の監視結果に基づいてインバータの出力電圧の
状態を判断する手段と、正の電圧を出力する時間と直流
電圧との乗算値と、負の電圧を出力する時間と直流電圧
との乗算値との差を積分する手段と、この積分値にゲイ
ンを乗算した値が変圧器の励磁電流直流成分を抑制する
調節器出力と一致するように制御する手段とを備える
(請求項6記載の発明)。
【0019】さらに他の解決手法としては、交流出力を
変圧器に供給する自励式PWMインバータの制御パルス
を生成するパルス制御装置を備えたものにおいて、制御
パルスを出力するゲートドライバからの返送信号からイ
ンバータ出力電圧の直流分を推定し、この推定値が変圧
器の二次電圧直流成分を抑制する調節器出力と一致する
ように制御する(請求項7記載の発明)。
【0020】このための具体的手段としては、インバー
タを構成する素子に点弧パルスを供給するゲートドライ
バと、このゲートドライバにより監視される素子のオン
オフ状態の監視結果に基づいてインバータの出力電圧の
状態を判断する手段と、正の電圧を出力する時間と直流
電圧との乗算値と、負の電圧を出力する時間と直流電圧
との乗算値との差を積分する手段と、この積分値にゲイ
ンを乗算した値が変圧器の二次電圧直流成分を抑制する
調節器出力と一致するように制御する手段とを備える
(請求項8記載の発明)。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は図5に示す従来例に対応す
る本発明の好適な実施態様を示すもので、図5における
と同様に、自己消弧形素子2a〜2dおよびこれらに逆
並列接続されたダイオード16a〜16d(図では一つ
のダイオードのみに16なる符号を付してある。)から
なるインバータ100が設けられている。
【0022】図5に示す従来例と異なる点は、従来の励
磁電流直流成分調節器5の後段に調節器18を挿入し、
この調節器18に調節器5の出力と出力パルス監視器1
9の出力の偏差を入力し、調節器5の出力とインバータ
の交流電圧指令値の他にこの新たに加えられた調節器1
8の出力を加算して比較器9の一方の入力端に加えるよ
うにした点である。
【0023】出力パルス監視器19は、ゲートドライブ
ユニット3の出力パルスを監視するもので、たとえば図
10に示すような回路構成をとる。
【0024】図10において、22a、22bはカウン
タで、インバータが正の電圧を出力している期間を、ア
ンドゲート23aにより自己消弧形素子2aへの出力パ
ルスと自己消弧形素子2dへの出力パルスが共にH(ハ
イ)になっている期間として捉え、この期間にクロック
パルスをカウンタ22aにてカウントする。インバータ
が負の電圧を出力している期間は、同様にアンドゲート
23bにより自己消弧形素子2bへの出力パルスと自己
消弧形素子2cへの出力パルスが共にH(ハイ)になっ
ている期間として捉え、この期間にクロックパルスをカ
ウンタ22bにてカウントする。
【0025】ついで、(1)式に基づいて基本波周期で
カウンタ22a、22bの出力に直流電圧を積算した値
の差を計算すると、インバータ出力電圧のオフセット量
が求められる。
【0026】
【数1】
【0027】ここで、C22aはカウンタ22aのカウ
ント出力、C22bはカウンタ22bのカウント出力、
DC(t)は直流電圧、CLKはクロック周波数、Tは
インバータ出力電圧の基本周期である。
【0028】このオフセット量と変圧器励磁電流直流成
分用調節器5の出力との差を前述のごとく調節器18に
入力し、その出力と調節器5の出力及びインバータの交
流電圧指令値78との和をキャリアと比較してPWMパ
ルスを生成するのである。
【0029】上記と同様な考え方は、図6に示した変圧
器の印加電圧における直流成分を検出して制御を行う従
来方式に対しても適用可能である。
【0030】図2は図6に示す従来例に対応する本発明
の好適な実施態様を示すもので、図6に示す従来例と異
なる点は、従来の変圧器印加電圧直流成分調節器51の
後段に調節器181を挿入し、この調節器181に調節
器51の出力と出力パルス監視器19の出力の偏差を入
力し、調節器51の出力とインバータの交流電圧指令値
の他にこの新たに加えられた調節器181の出力を加算
して比較器9の一方の入力端に加えるようにした点であ
る。
【0031】ところで、図1及び図2に示す実施例は、
ゲートドライブユニット3への出力パルスから想定した
期間がインバータの出力電圧期間と一致するものとして
制御を行った例であるが、前述したようにゲートドライ
ブユニットでは電圧計測器11を用いて実際の出力電圧
を監視し返送信号を出力しているので、この返送信号に
基づいて制御を行うことも可能である。
【0032】図3はこの場合の実施例を示すもので、図
1の実施例との違いは、出力パルス監視器19の代わり
に返送信号監視器21を設けた点にある。この返送信号
監視器21は各ゲートドレイブユニット3からの返送信
号と直流電圧検出器20からの信号を入力とするもの
で、具体的には例えば図11に示すような回路構成をと
る。
【0033】すなわち、図11において、25a、25
bはカウンタで、インバータが正の電圧を出力している
期間を、ナンドゲート24aにより自己消弧形素子2a
からの返送信号と自己消弧形素子2dからの返送信号が
共にL(ロウ)になっている期間として捉え、この期間
にクロックパルスをカウンタ25aにてカウントする。
インバータが負の電圧を出力している期間は、同様にナ
ンドゲート24bにより自己消弧形素子2bへの出力パ
ルスと自己消弧形素子2cへの出力パルスが共にH(ハ
イ)になっている期間として捉え、この期間にクロック
パルスをカウンタ25bにてカウントする。
【0034】ついで、式(2)に基づいて基本波周期で
カウンタ25a、25bの出力に直流電圧を積算した値
の差を計算すると、インバータ出力電圧のオフセット量
が求められる。
【0035】
【数2】
【0036】ここで、C25aはカウンタ25aのカウ
ント出力、C25bはカウンタ25bのカウント出力、
DC(t)は直流電圧、CLKはクロック周波数、Tは
インバータ出力電圧の基本周期である。
【0037】このオフセット量と変圧器励磁電流直流成
分用調節器5の出力との差を前述のごとく調節器18に
入力し、その出力と調節器5の出力及びインバータの交
流電圧指令値78との和をキャリアと比較してPWMパ
ルスを生成するのである。
【0038】上記と同様な考え方は、図2に示した本発
明の実施例に対しても適用可能である。
【0039】図4はかかる場合における本発明の実施態
様を示すもので、図2の実施例と異なる点は、出力パル
ス監視器19の代わりに図11に示されるような返送信
号監視器21を用いた点である。この回路の動作説明
は、図2及び図3の説明から自明であるので、詳細は省
略する。
【0040】
【発明の効果】このように、本発明によれば、電圧形イ
ンバータを構成する自己消弧形素子の保護のために、P
WMパルスに対してオンディレイ時間、オンミニマム時
間を確保することによって発生した出力パルスの誤差を
補償することができるので、従来よりも偏磁制御の精度
を向上させることが可能となる。
【0041】また、ゲートドライブユニットからの返送
信号を使う場合には、素子がオンするゲートパルスを出
力する時間と実際に素子がオンしている時間の誤差を補
償することができるため、より一層偏磁制御の精度を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の回路接続図である。
【図2】本発明の異なる実施例の回路接続図である。
【図3】本発明の更に異なる実施例の回路接続図であ
る。
【図4】本発明の更に異なる実施例の回路接続図であ
る。
【図5】従来例の回路接続図である。
【図6】他の従来例の回路接続図である。
【図7】オンディレイ時間、オンミニマム時間を説明す
るためのタイムチャートである。
【図8】PWM変調を行う際のキャリアの一例を示すタ
イムチャートである。
【図9】ゲートドライブユニットGDUからの返送信号
の一例を示すタイムチャートである。
【図10】本発明の実施の際に適用可能な出力パルス監
視器の一例の回路接続図である。
【図11】本発明の実施の際に適用可能な返送信号監視
器の実施例の回路接続図である。
【符号の説明】
100 電圧形インバータ 1 直流電源 2a〜2d 自己消弧形素子 3 ゲートドライブユニット(GDU) 4 ローパスフィルタ 5 調節器 6 直流電流分設定値 7 交流電圧指令値 8,8’ PWMキャリア 9 比較器 10 パルス整形器 11 素子電圧測定器 12 変圧器一次電流検出器 13 変圧器 14 変圧器二次電流検出器 15 負荷 16 ダイオード 17 変圧器一次電圧検出器 18,181 調節器 19 出力パルス監視器 20 直流電圧検出器 21 返送信号監視器 22a,22b カウンタ 23a,23b ANDゲート 24a,24b NANDゲート 25a,25b カウンタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流出力を変圧器に供給する自励式インバ
    ータの制御パルスを生成するパルス制御装置を備えたも
    のにおいて、パルス制御装置の出力パルスに基づいてイ
    ンバータ出力電圧の直流分を推定し、この推定値が変圧
    器の励磁電流直流成分を抑制する調節器出力と一致する
    ように制御することを特徴とする変圧器の偏磁抑制制御
    方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法を実施するための装置
    において、インバータが正の電圧を発生するためのパル
    スを出力する時間に関係する量と直流電圧の値に関係す
    る量とを乗算する手段と、インバータが負の電圧を発生
    ためのパルスを出力する時間に関係する量と直流電圧の
    値に関係する量とを乗算する手段と、前記二つの手段の
    出力の差を積分する手段と、この積分値にゲインを乗算
    した値が、変圧器の励磁電流直流成分を抑制する調節器
    出力と一致するように制御する手段とを備えたことを特
    徴とする変圧器の偏磁抑制制御装置。
  3. 【請求項3】交流出力を変圧器に供給する自励式インバ
    ータの制御パルスを生成するパルス制御装置を備えたも
    のにおいて、パルス制御装置の出力パルスに基づいてイ
    ンバータ出力電圧の直流分を推定し、この推定値が変圧
    器の二次電圧直流成分を抑制する調節器出力と一致する
    ように制御することを特徴とする変圧器の偏磁抑制制御
    方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載の方法を実施するための装置
    において、インバータが正の電圧を発生するためのパル
    スを出力する時間に関係する量と直流電圧の値に関係す
    る量とを乗算する手段と、インバータが負の電圧を発生
    ためのパルスを出力する時間に関係する量と直流電圧の
    値に関係する量とを乗算する手段と、前記二つの手段の
    出力の差を積分する手段と、この積分値にゲインを乗算
    した値が、変圧器の二次電圧直流成分を抑制する調節器
    出力と一致するように制御する手段とを備えたことを特
    徴とする変圧器の偏磁抑制制御装置。
  5. 【請求項5】交流出力を変圧器に供給する自励式PWM
    インバータの制御パルスを生成するパルス制御装置を備
    えたものにおいて、制御パルスを出力するゲートドライ
    バからの返送信号からインバータ出力電圧の直流分を推
    定し、この推定値が変圧器の励磁電流直流成分を抑制す
    る調節器出力と一致するように制御することを特徴とす
    る変圧器の偏磁抑制制御方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の方法を実施するための装置
    において、インバータを構成する素子に点弧パルスを供
    給するゲートドライバと、このゲートドライバにより監
    視される素子のオンオフ状態の監視結果に基づいてイン
    バータの出力電圧の状態を判断する手段と、正の電圧を
    出力する時間と直流電圧との乗算値と、負の電圧を出力
    する時間と直流電圧との乗算値との差を積分する手段
    と、この積分値にゲインを乗算した値が変圧器の励磁電
    流直流成分を抑制する調節器出力と一致するように制御
    する手段とを備えることを特徴とする変圧器の偏磁抑制
    制御装置。
  7. 【請求項7】交流出力を変圧器に供給する自励式PWM
    インバータの制御パルスを生成するパルス制御装置を備
    えたものにおいて、制御パルスを出力するゲートドライ
    バからの返送信号からインバータ出力電圧の直流分を推
    定し、この推定値が変圧器の二次電圧直流成分を抑制す
    る調節器出力と一致するように制御することを特徴とす
    る変圧器の偏磁抑制制御方法。
  8. 【請求項8】請求項7記載の方法を実施するための装置
    において、インバータを構成する素子に点弧パルスを供
    給するゲートドライバと、このゲートドライバにより監
    視される素子のオンオフ状態の監視結果に基づいてイン
    バータの出力電圧の状態を判断する手段と、正の電圧を
    出力する時間と直流電圧との乗算値と、負の電圧を出力
    する時間と直流電圧との乗算値との差を積分する手段
    と、この積分値にゲインを乗算した値が変圧器の二次電
    圧直流成分を抑制する調節器出力と一致するように制御
    する手段とを備えることを特徴とする変圧器の偏磁抑制
    制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014077281A1 (ja) * 2012-11-15 2014-05-22 日立オートモティブシステムズ株式会社 電力変換装置

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WO2014077281A1 (ja) * 2012-11-15 2014-05-22 日立オートモティブシステムズ株式会社 電力変換装置

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