JP2002281743A - 半導体集積回路および携帯用電子機器 - Google Patents

半導体集積回路および携帯用電子機器

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JP2002281743A
JP2002281743A JP2001077575A JP2001077575A JP2002281743A JP 2002281743 A JP2002281743 A JP 2002281743A JP 2001077575 A JP2001077575 A JP 2001077575A JP 2001077575 A JP2001077575 A JP 2001077575A JP 2002281743 A JP2002281743 A JP 2002281743A
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switch
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JP2001077575A
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Ryohei Saga
良平 嵯峨
Kiichi Tokunaga
紀一 徳永
Tamahiko Kanouda
玲彦 叶田
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Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Tohbu Semiconductor Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の一般的な同期整流型スイッチングレギ
ュレータにあっては、負荷が比較的重いときは電力損失
が少なくて済むが、負荷が軽くなると電力損失が多くな
るという問題点があった。 【解決手段】 相補的にオン、オフ制御されてインダク
タンスに電流を流す一対のスイッチ素子(SW1,SW
2)を有する同期整流型スイッチングレギュレータにお
いて、電圧入力端子側のスイッチ(SW1)に流れる逆
方向電流を検出する逆流検出回路(22)を設け、逆流
を検出したときは基準電位側のスイッチ(SW2)をオ
フさせるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチングレギ
ュレータの変換効率向上技術さらには降圧型スイッチン
グレギュレータにおいて負荷の大小に応じてスイッチ素
子のオン、オフのタイミングを切り替えることで変換効
率を向上させる場合に適用して有効な技術に関し、例え
ば携帯用電子機器に搭載されるスイッチング電源回路に
利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】降圧型スイッチングレギュレータは、図
11に示すように、電池などから供給される電源電圧が
印加される電圧入力端子VINと基準電圧端子GNDとの
間に直列形態に接続されたスイッチ素子SW1および逆
方向ダイオードD1と、前記スイッチ素子SW1とダイ
オードD1との接続ノードn1と出力端子VOUTとの間
に接続されたインダクタンス素子L1とから構成され、
スイッチ素子SW1をオン、オフ動作させてインダクタ
ンス素子L1を介して容量性負荷CLおよび抵抗性負荷
RLに電流を供給することでスイッチ素子の制御パルス
Pcのデューティ比に応じた電圧を出力する。
【0003】かかるスイッチングレギュレータにおいて
は、スイッチ素子SW1がオフ状態のときは基準電圧端
子GNDからダイオードD1を通してインダクタンス素
子L1へ電流が流れるが、このときダイオードD1の順
方向電圧VFで損失が発生する。そこで、図12に示す
ように、ダイオードD1をスイッチSW2に置き換えて
SW1と相補的にオン、オフ制御することで損失を低減
するようにした同期整流型スイッチングレギュレータが
開発された。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図12に示す同期整流
型スイッチングレギュレータにあっては、負荷が比較的
重いとき(負荷抵抗RLが小さいとき)は電力損失が少
なくて済むが、負荷が軽くなる(負荷抵抗RLが大きく
なる)と電力損失が多くなるという問題点がある。これ
は、インダクタンス素子L1に流れる電流の向きを考え
ると、負荷が重いときは図13(B)に示すように、イ
ンダクタンス素子L1に流れる電流は常に出力端子VOU
Tへ向かう電流(正)方向であるが、負荷が軽くなると
図13(C)に示すように、インダクタンス素子Lに流
れる電流の向きが逆転しインダクタンス素子L1からス
イッチ素子SW2を通して基準電圧端子GNDへ向かっ
て流れる電流(負)が発生するようになり、ハッチング
aで示す部分が損失となるためである。なお、bで部分
が損失にならないのは、この部分の電流はスイッチSW
1の基体に寄生するダイオードを通して電圧入力端子V
INへ向かう電流であり、これは電池を充電させる電流と
なるためである。
【0005】上記のような損失を減らすため、インダク
タンス素子L1に逆方向の電流が流れる軽負荷状態にあ
ることを検出してグランド側のスイッチ素子SW2をオ
フさせるようにした発明が提案されている(特開200
0−92824号公報など)。ただし、前記先願発明は
グランド側へ流れる電流を検出してスイッチ素子SW2
をオフさせるようにしている。
【0006】この発明の目的は、従来とは異なる方式で
インダクタンス素子に流れる逆流を検出して軽負荷時に
おける電力損失を低減可能な同期整流型のスイッチング
レギュレータを構成するための半導体集積回路およびそ
れを用いたスイッチング電源回路を提供することにあ
る。
【0007】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面
から明らかになるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】同期整流型のスイッチン
グレギュレータにおいて、電圧入力端子側のスイッチ素
子と基準電位端子(グランド)側のスイッチ素子が共に
オフ状態にされる期間(デットタイム)に着目すると、
この期間では、負荷が重くインダクタンス素子の電流が
逆転を起こしていないときは上記スイッチ素子の中間ノ
ードの電位は基準電位よりも少し低くなり、負荷が軽く
インダクタンス素子の電流が逆転を起こしているときは
上記スイッチ素子の中間ノードの電位は入力電圧よりも
高くなる。つまり、逆流の有無によりデットタイムにお
けるスイッチ素子の中間ノードの電位に顕著な差異が生
じるので、この中間ノードの電位を検出することで極め
て容易かつ確実に逆流の有無を検出することができる。
【0009】本発明はかかる知見に基づいてなされたも
ので、電圧入力端子と基準電位端子との間に直列に接続
された第1のスイッチ素子および第2のスイッチ素子を
相補的にオン、オフ制御して、前記第1および第2のス
イッチ素子の中間接続ノードと出力端子との間に接続さ
れるインダクタンス素子に対して電流を流して前記電圧
入力端子に印加されている電圧を降圧した電圧を出力さ
せるための半導体集積回路であって、前記第1および第
2のスイッチ素子のオン、オフ制御パルスを生成するパ
ルス生成回路と、該パルス生成回路におけるパルスの生
成に必要なクロック信号を生成するクロック生成回路
と、前記第1および第2のスイッチ素子が共にオフ状態
にされる期間における前記中間接続ノードの電位に基づ
いて前記中間接続ノードから前記電圧入力端子に向かっ
て流れる電流を検出するための検出回路を含み該検出回
路が上記電流を検出した場合には、少なくとも次に上記
第2のスイッチ素子がオンされるべき期間に該第2のス
イッチ素子をオンさせないようにするスイッチング制御
回路とを備えるようにしたものである。
【0010】上記した手段によれば、逆電流(中間接続
ノードから前記電圧入力端子に向かって流れる電流)の
有無によりデットタイムにおけるスイッチ素子の中間ノ
ードの電位に顕著な差異が生じるので、極めて容易かつ
確実に逆電流の有無を検出することができる。ただし、
前記中間接続ノードの電位を検出する代わりに中間接続
ノードから前記電圧入力端子に向かう電流を検出する電
流検出回路を設けるようにしても良い。パルス生成回路
におけるパルスの生成に必要なクロック信号はチップ外
部から与えるようにしても良い。
【0011】また、上記検出回路は、上記第1のスイッ
チ素子の両端子間の電位差を検出するコンパレータによ
り構成する。これにより、既存の簡単な回路で逆電流検
出回路を構成することができる。
【0012】さらに、上記検出回路は、上記電圧入力端
子と上記中間接続ノードとの間に上記第1のスイッチ素
子と直列に接続された抵抗素子と、該抵抗素子の両端子
間の電位差を検出するコンパレータとから構成する。ス
イッチ素子の両端子間の電位差は比較的小さく検出しず
らいが、スイッチ素子と直列に抵抗を接続しその両端子
間電圧を検出することにより、確実に逆電流を検出する
ことができる。
【0013】さらに、上記検出回路には、上記中間接続
ノード側の電位にオフセットを与えて上記コンパレータ
の入力端子に印加するオフセット手段を設ける。これに
より、逆電流が流れているときと流れていないときのい
ずれの場合においてもコンパレータの検出電位と比較電
位との差を大きくし、確実に逆電流を検出することがで
きるとともに、コンパレータの応答を早くすることがで
きる。
【0014】上記検出回路は、出力端子に向かって電流
が流れているときの上記中間接続ノードの電位と電圧入
力端子に向かって電流が流れているときの中間接続ノー
ドの電位との間の電位を発生する定電圧発生回路と、該
停電圧発生回路で発生された電圧と上記中間接続ノード
の電位とを比較して逆流を検出するコンパレータとから
構成する。このようにしても、逆流が流れているときと
流れていないときのいずれの場合においてもコンパレー
タの検出電位と比較電位との差を大きくし、確実に逆電
流を検出することができる。
【0015】さらに望ましくは、上記クロック生成回路
は発振回路を有し、該発振回路は上記検出回路が逆流を
検出した場合に発振周波数を下げるように構成する。こ
れにより、インダクタンス素子に流れる電流を減らして
逆電流が流れる時間そのものを減らすことができる。
【0016】本発明の携帯用電子機器は、上記のような
構成を有する半導体集積回路と、該半導体集積回路から
出力される制御パルスによってオン、オフ動作される上
記第1のスイッチ素子および第2のスイッチ素子と、こ
れらのスイッチ素子の中間接続ノードに一方の端子が結
合されるインダクタンス素子と、該インダクタンス素子
の他方の端子と定電位点との間に接続された容量素子と
を含み、上記スイッチ素子と上記インダクタンス素子と
上記容量素子が上記半導体集積回路に外付け素子として
接続されたスイッチング電源装置を設けたものである。
これにより、軽負荷時におけるスイッチング電源装置の
電力損失を低減し電池消耗を少なくすることができ、電
池により長時間駆動可能な携帯用電子機器が得られる。
【0017】また、本願の他の発明は、電圧入力端子と
基準電位端子との間に直列に接続された第1のスイッチ
素子および第2のスイッチ素子を相補的にオン、オフ制
御して、前記第1および第2のスイッチ素子の中間接続
ノードと出力端子との間に接続されるインダクタンス素
子に対して電流を流して前記電圧入力端子に印加されて
いる電圧を降圧した電圧を出力させるための半導体集積
回路であって、前記第1および第2のスイッチ素子と、
これらのスイッチ素子のオン、オフ制御パルスを生成す
るパルス生成回路と、該パルス生成回路におけるパルス
の生成に必要なクロック信号を生成するクロック生成回
路と、前記第1および第2のスイッチ素子が共にオフ状
態にされる期間における前記中間接続ノードの電位に基
づいて前記インダクタンス素子に流れる電流を検出する
ための検出回路を含み該検出回路が上記電流を検出した
場合には、少なくとも次に上記第2のスイッチ素子がオ
ンされるべき期間に該第2のスイッチ素子をオンさせな
いようにするスイッチング制御回路とを備えた半導体集
積回路である。
【0018】上記した手段によれば、逆電流の有無によ
りデットタイムにおけるスイッチ素子の中間ノードの電
位に顕著な差異が生じるので、極めて容易かつ確実に逆
電流の有無を検出することができる。しかも、第1の発
明と異なり、第1および第2のスイッチ素子がスイッチ
ング制御回路と同一の半導体チップ上に設けられている
ため、外付け素子数すなわち構成部品点数が少なくて済
み、実装密度を高めることができる。ただし、前記中間
接続ノードの電位を検出する代わりに中間接続ノードか
ら前記電圧入力端子に向かう電流を直接検出する電流検
出回路を設けるようにしても良い。パルス生成回路にお
けるパルスの生成に必要なクロック信号はチップ外部か
ら与えるようにしても良い。
【0019】また、上記検出回路は、上記第1のスイッ
チ素子の両端子間の電位差を検出するコンパレータによ
り構成する。これにより、既存の簡単な回路で逆電流検
出回路を構成することができる。
【0020】さらに、上記検出回路は、上記電圧入力端
子と上記中間接続ノードとの間に上記第1のスイッチ素
子と直列に接続された抵抗素子と、該抵抗素子の両端子
間の電位差を検出するコンパレータとから構成する。ス
イッチ素子の両端子間の電位差は比較的小さく検出しず
らいが、スイッチ素子と直列に抵抗を接続しその両端子
間電圧を検出することにより、確実に逆電流を検出する
ことができる。
【0021】さらに、上記検出回路には、上記中間接続
ノード側の電位にオフセットを与えて上記コンパレータ
の一方の入力端子に印加するオフセット手段を設ける。
これにより、逆電流が流れているときと流れていないと
きのいずれの場合においてもコンパレータの検出電位と
比較電位との差を大きくし、確実に逆電流を検出するこ
とができる。
【0022】上記検出回路は、出力端子に向かって電流
が流れているときの上記中間接続ノードの電位と電圧入
力端子に向かって電流が流れているときの中間接続ノー
ドの電位との間の電位を発生する定電圧発生回路と、該
停電圧発生回路で発生された電圧と上記中間接続ノード
の電位とを比較して逆電流を検出するコンパレータとか
ら構成する。このようにしても、逆電流が流れていると
きと流れていないときのいずれの場合においてもコンパ
レータの検出電位と比較電位との差を大きくし、確実に
逆電流を検出することができる。
【0023】さらに望ましくは、上記クロック生成回路
は発振回路を有し、該発振回路は上記検出回路が電流を
検出した場合に発振周波数を下げるように構成する。こ
れにより、インダクタンス素子に流れる電流を減らして
逆電流が流れる時間そのものを減らすことができる。
【0024】本発明の携帯用電子機器は、上記のような
構成を有する半導体集積回路と、上記第1のスイッチ素
子および第2のスイッチ素子の中間接続ノードに一方の
端子が結合されたインダクタンス素子と、該インダクタ
ンス素子の他方の端子と定電位点との間に接続された容
量素子とを含み、上記インダクタンス素子と上記容量素
子が上記半導体集積回路に外付け素子として接続された
スイッチング電源装置を設けたものである。これによ
り、軽負荷時におけるスイッチング電源装置の電力損失
を低減し電池消耗を少なくすることができ、電池により
長時間駆動可能な携帯用電子機器が得られるとともに、
第1および第2のスイッチ素子がスイッチング制御回路
と同一の半導体チップ上に形成されているため、スイッ
チング電源装置を構成する部品点数が少なくて済み携帯
用電子機器の小型化が可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。
【0026】図1は本発明を適用した降圧型スイッチン
グレギュレータの一実施例を示す。図1において、一点
鎖線10で囲まれた回路部分は、単結晶シリコンのよう
な1個の半導体チップ上に形成される。回路10以外の
素子は、ディスクリートの電子部品で構成される。これ
らの素子のうち抵抗性負荷RLとして示されているの
は、本実施例のスイッチングレギュレータからの電圧の
供給を受けて動作する半導体集積回路(IC)のような
回路である。容量性負荷CLとして示されているのは、
出力電圧の変動を抑制する平滑容量である。なお、一点
鎖線10ではなく、破線11で囲まれた回路部分を1個
の半導体チップ上に半導体集積回路として形成するよう
にしても良い。
【0027】この実施例のスイッチングレギュレータ
は、上記制御用の半導体集積回路10と、電池などから
供給される直流電圧が入力される電圧入力端子VINと基
準電位端子GNDとの間に直列に接続されたMOSFE
TからなるスイッチSW1,SW2と、該スイッチSW
1とSW2の中間ノードn1と出力端子VOUTとの間に
接続されたインダクタンス素子L1と、出力端子VOUT
と接地点との間に接続された平滑容量CLと、上記スイ
ッチSW1,SW2のゲートに印加されてこれらをオ
ン、オフ制御する信号(制御パルス)を生成するスイッ
チング制御回路20と、制御パルスの生成に必要なクロ
ック信号(以下、単にクロックと称する)を生成するク
ロック生成回路30とから構成されている。
【0028】特に制限されるものでないが、この実施例
においては、スイッチSW1はpチャネル型MOSFE
Tで、またスイッチSW2はnチャネル型MOSFET
で構成されている。これらのスイッチMOSFET S
W1,SW2がスイッチング制御回路20を含む半導体
集積回路(破線11)とは別個の部品で構成される場
合、SW1とSW2は各々別個の部品(パワーMOSF
ET)で構成されていても良いが、pチャネル型MOS
FETとnチャネル型MOSFETとが1つのパッケー
ジに封入されたICも提供されているので、それを使用
するようにしても良い。
【0029】上記スイッチング制御回路20は、基準と
なるクロックCLKを受けて、スイッチSW1を制御す
るためのクロック/CLK1と、スイッチSW2を制御
するためのクロック/CLK2とを生成する制御パルス
生成回路21と、インダクタンス素子L1から電圧入力
端子VINへ向かう逆電流を検出する逆電流検出回路22
と、該逆電流検出回路22の出力信号DTと上記クロッ
ク/CLK1との論理積をとるNANDゲート回路23
と、該NANDゲート回路23の出力をセット端子Sに
また上記クロック/CLK1をリセット端子Rに受けて
セット・リセット動作をするフリップフロップ24と、
該フリップフロップ24の反転出力/Qと上記クロック
/CLK2との論理積をとるNANDゲート回路25
と、該NANDゲート回路25の出力を反転してスイッ
チSW2のゲートに印加するインバータ26とから構成
されている。
【0030】上記制御パルス生成回路21はスイッチS
W1とSW2が同時にオン状態にされて貫通電流が流れ
るのを防止するためのデットタイムを含む制御クロック
/CLK1,/CLK2を生成する。フリップフロップ
24は、上記逆電流検出回路22がデットタイムにおい
て逆電流を検出したときにセットされてNANDゲート
25を制御し、次のステージのときにクロックCLK2
がMOSFET SW2のゲートに供給されないように
してスイッチSW2をオフ状態とするように動作する。
特に制限されるものでないが、フリップフロップ24の
出力Qは軽負荷検出信号LLDとしてクロック生成回路
30へ出力される。
【0031】クロック生成回路30は、所定の周波数の
信号を出力する発振回路31と、発振回路31から出力
される信号(三角波)を整形して矩形パルスからなる基
準クロックCLKを生成し出力する波形整形用コンパレ
ータ32と、出力電圧VOUTが所定のレベル以下に下が
ったか否かを検出する出力レベル検出用のコンパレータ
33とから構成されている。そして、出力レベル検出用
コンパレータ33が出力電圧VOUTのレベル低下を検出
すると、その出力が変化することで波形整形用コンパレ
ータ32の比較電圧が変化する。これによって、発振回
路31の出力信号を弁別するレベルが変化され、生成さ
れるクロックCLKのパルス幅が切り替わる。つまり、
出力電圧VOUTのレベルに応じて生成クロックCLKの
デューティ比が切り替わる。
【0032】また、発振回路31はスイッチング制御回
路20からの軽負荷検出信号LLDに基づいて周波数が
切り替えられるようにされており、負荷に応じて周波数
の異なるクロックを形成して出力する。具体的には、後
述のように負荷が軽いときは発振回路31の発振周波数
が下がり、クロック生成回路30において負荷が重いと
きよりも周波数の低い基準クロックCLKが生成されて
出力される。
【0033】次に、上記実施例のスイッチングレギュレ
ータの具体的な動作を、図2のタイミングチャートを用
いて説明する。
【0034】パルス生成回路21は、基準クロックCL
Kに基づいて、図2(B),(C)のように基準クロッ
クCLKの立上りに応じてロウレベルに変化するクロッ
ク/CLK2と、/CLK2がロウレベルに変化した
後、所定遅延時間TDB経過したときにロウレベルに変化
するクロック/CLK1とを生成する。クロック/CL
K1がロウレベルに変化する前にクロック/CLK2が
ロウレベルに変化することで、スイッチSW1とSW2
が共にオフとなる状態が生じる。本明細書ではこの期間
TDBをデットタイムと呼んでいる。
【0035】デットタイムTDBにおいては、負荷が重い
場合には図2(D)のようにインダクタンス素子L1に
は常に出力端子VOUTに向かう電流IL(この明細書では
この向きの電流を正とする)が流れ、負荷が軽い場合に
は図2(F)のようにインダクタンス素子L1に流れる
電流ILが正と負に変化する。つまり、電流の向きが変
化する。そして、これに応じて、インダクタンス素子L
1が接続されている中間ノードn1の電位Vcに、図2
(E),(G)のように著しい差異が生じる。これは、
インダクタンス素子L1の性質として、そこに流れる電
流を連続的に維持しようとする作用を有するためであ
る。
【0036】すなわち、負荷が重くインダクタンス素子
L1に流れる電流の向きが図2(D)のように常に正の
ときは、タイミングt1でスイッチSW2がオフされる
と、スイッチSW2の基体に寄生するダイオードD2を
通してインダクタンス素子L1に流れる電流ILが供給
されるようになる。なお、電圧入力端子側のスイッチS
W1の基体にも寄生ダイオードD1が存在するが、この
ダイオードD1は出力端子に向かって逆向きであるの
で、インダクタンス素子L1に向かって流れようとする
電流を阻止するため、インダクタンス素子L1に流れる
電流ILはスイッチSW2の基体に寄生するダイオード
D2を通して供給される。
【0037】そして、インダクタンス素子L1に流れる
電流がスイッチSW2の基体に寄生するダイオードD2
を通して出力端子VOUTに向かうように流れるために
は、中間ノードn1の電位はグランド端子GNDの電位
(例えば0V)よりも低くなくてはならない。そのた
め、負荷が重い場合には図2(E)のように中間ノード
n1の電位VcがデットタイムTDBの間、グランド電位
GNDよりもダイオードD2の順方向電圧VF分だけ低
い電位に維持されることとなる。
【0038】一方、負荷が軽い場合にはスイッチSW1
がオフされSW2がオンされている間にインダクタンス
素子L1に流れる電流ILの向きが図2(F)のように
正から負に切り替わる。そして、タイミングt1でスイ
ッチSW1とSW2がオフされると、スイッチSW2を
通してグランドに向かって流れていた電流が遮断される
が、インダクタンス素子L1はその向き(負)の電流を
流し続けようとするため、その電流に対して順方向とな
るスイッチSW1の基体に寄生するダイオードD1を通
して電圧入力端子VINに向かって流れることとなる。こ
のとき、グランド端子側のスイッチSW2の寄生ダイオ
ードD2は、出力端子から中間ノードn1に向かう電流
に対して逆向きであるので、グランド端子に向かって流
れようとする電流を阻止する。
【0039】そして、インダクタンス素子L1に流れる
電流がスイッチSW1の基体に寄生するダイオードD1
を通して電圧入力端子VINに向かうように流れるために
は、中間ノードn1の電位は電圧入力端子VINの電位よ
りも高くなくてはならない。そのため、負荷が軽い場合
には図2(G)のように中間ノードn1の電位Vcがデ
ットタイムTDBの間、電圧入力端子VINの電位よりもダ
イオードD1の順方向電圧VF分だけ高い電位に維持さ
れることとなる。図2において、デットタイムTDBの負
荷が重い場合の中間ノードn1の電位Vc(E)と、デ
ットタイムTDBの負荷が軽い場合の中間ノードn1の電
位Vc(G)とを比較すると明らかなように、両者は正
電圧と負電圧に分かれておりかつその電位差も大きいの
で、極めて顕著な相違を有する。
【0040】本発明のスイッチングレギュレータにおい
ては、デットタイムTDBにおける逆電流もしくはそれに
よって生じる中間ノードn1の電位Vcの差異を逆流検
出回路22によって検出するようにしたものである。図
3には、この逆流検出回路22の出力DTと、それによ
ってラッチ動作されるフリップフロップ24の出力/Q
およびスイッチSW2のゲートに供給されるクロック/
CLK2’の波形が示されている。ただし、デットタイ
ムTDBは比較的短いので、図3においては省略されてい
る。
【0041】図3に示されているように、インダクタン
ス素子L1に流れる電流に逆流(負電流)が発生する
と、逆流検出回路22によって検出されてその出力DT
がハイレベルに変化する(タイミングt2)。すると、
スイッチSW1のゲートを制御するクロック/CLK1
の立上がりタイミングt3でフリップフロップ24がセ
ットされ、その出力/Qがロウレベルに変化する。これ
によって、パルス生成回路21からNANDゲート2
5,インバータ26を経てスイッチSW2のゲートに供
給されるクロック/CLK2が遮断され、次のステージ
におけるスイッチSW2のオン状態への移行が行なわれ
なくなる。その結果、インダクタンス素子L1に流れる
逆方向電流がカットされる。
【0042】なお、逆方向電流がカットされたサイクル
では逆流検出回路22が逆方向電流を検出することはな
いのでその出力DTはロウレベルを保持し、次のサイク
ルの開始時にクロックCLKの立上がりタイミングt4
でフリップフロップ24がリセットされ、その出力/Q
がハイレベルに変化する。その結果、再びパルス生成回
路21からのクロック/CLK2がNANDゲート2
5,インバータ26を経てスイッチSW2のゲートに供
給されるようになり、スイッチSW2はオンされること
となる。
【0043】この実施例では、インダクタンス素子L1
に流れる電流の逆流が逆流検出回路22によって検出さ
れると、次のステージでグランド側のスイッチSW2を
オンさせるクロック/CLK2のパルスが1回だけカッ
トされるようにスイッチング制御回路20が構成されて
いるが、クロック/CLK2のパルスを2回あるいは3
回以上カットするように構成することも可能である。
【0044】図4には、スイッチング制御回路20に設
けられた逆流検出回路22のより具体的な実施例が示さ
れている。この実施例は、電圧入力端子側のスイッチS
W1とインダクタンス素子L1が接続されている中間ノ
ードn1との間に、電流−電圧変換用の抵抗Rdを設け
るとともに、この抵抗Rdの両端子間の電圧を検出する
コンパレータCMPを設けたものである。他の構成は図
1の実施例のスイッチング制御回路と同一である。
【0045】抵抗RdのスイッチSW1側の端子電圧V
aは、インダクタンス素子L1に出力端子に向かう順方
向の電流が流れているときには中間ノードn1の電位V
cよりも高くなっているが、スイッチSW1とSW2が
共にオフ状態になる前記デットタイムTDBにおいては中
間ノードn1の電位Vcよりもダイオードの順方向電圧
VF分だけ低くなる。コンパレータCMPはこの電位の
逆転を検出してハイレベルの検出信号を出力する。
【0046】なお、電流逆流時に抵抗Rdを流れる電流
は順方向に電流が流れるときの電流よりも小さく、電位
が逆転しているときの抵抗Rdの両端子間の電位差は比
較的小さいので、中間ノードn1とコンパレータCMP
の非反転入力端子との間には、中間ノードn1の電位V
cをΔVだけ高くしてコンパレータCMPに供給するオ
フセット手段が設けられている。このオフセット手段に
よって付与されるオフセット量ΔVは、例えば抵抗Rd
の抵抗値をr、順方向の平均電流をiとすると、i・r
/2以下に設定するのが望ましい。また、上記抵抗Rd
を設ける位置は、スイッチSW1と中間ノードn1との
間でなく、電圧入力端子VINとスイッチSW1との間で
あっても良い。
【0047】図5には、スイッチング制御回路20に設
けられる逆流検出回路22の他の実施例が示されてい
る。この実施例は、電圧入力端子側のスイッチSW1の
ソース・ドレイン間の電圧を検出するコンパレータCM
Pを設けたものである。この実施例においても、コンパ
レータCMPによる検出を確実に行えるようにするた
め、中間ノードn1とコンパレータCMPの非反転入力
端子との間に、中間ノードn1の電位VcをΔVだけ高
くしてコンパレータCMPに供給するオフセット手段が
設けられている。この実施例におけるオフセット手段に
よって付与されるオフセット量ΔVは、例えば出力端子
に向かって電流が流れているときスイッチSW1のオン
抵抗によりソース・ドレイン間に生じる電位差の1/2
以下に設定するのが望ましい。オフセット手段は例えば
レベルシフタなどで構成することができる。
【0048】図6には、スイッチング制御回路20に設
けられる逆流検出回路22のさらに他の実施例が示され
ている。この実施例は、基準電圧VTHを発生する基準電
圧回路と、インダクタンス素子L1が接続されている中
間ノードn1の電位Vcと基準電圧VTHとを比較して逆
流発生を検出するコンパレータCCMPを設けたもので
ある。このコンパレータCCMPの非反転力端子に印加
される基準電圧VTHは、出力端子に向かって電流が流れ
ているときの中間ノードn1の電位Vc1と、逆方向電
流が流れているときの中間ノードn1の電位Vc2との
中間の電位(Vc1+Vc2)/2に設定するのが望ま
しい。
【0049】なお、この実施例においては、コンパレー
タCCMPにより中間ノードn1の電位Vcを常時検出
していると、中間ノードn1の電位Vcは連続して変化
しているためデットタイムTDB以外にも検出信号が出力
される場合が考えられるので、コンパレータCCMPと
してクロックに同期して比較を行なうクロックド・コン
パレータを使用するとともに、基準クロックCLKに基
づいてクロックド・コンパレータCCMPに必要な位相
の揃った正相と逆相のクロックCLK’,/CLK’を
生成する位相揃え回路28を設けている。
【0050】また、この実施例においては、逆流検出回
路22の出力をラッチするフリップフロップ24を省略
するとともに、逆流検出信号によりスイッチSW2を制
御するクロック/CLK2を遮断するNANDゲート2
5の代わりにNORゲート25’を用い、クロック/C
LK2を反転するインバータ26をこのNORゲート2
5’の次段ではなく前段に設けている。ただし、図1の
実施例と同様に構成することも可能である。
【0051】図7には、図6の実施例における位相揃え
回路28の具体例が示されている。図7に示されている
ように、位相揃え回路28は、入力クロックCLKを反
転するインバータ81と、NANDゲート82と83と
からなり、前記インバータ81で反転されたクロック/
CLKおよび反転する前のクロックCLKを入力信号と
するフリップフロップとから構成されている。このよう
な構成の回路を使用することで、正相側クロックCL
K’と逆相側のクロック/CLK’の位相を合わせるこ
とができ、正相と逆相のクロックCLK’,/CLK’
に同期して動作するクロックド・コンパレータCCMP
が、クロックの位相ずれで誤動作するのを防止すること
ができる。
【0052】図8には、図6の実施例におけるクロック
ド・コンパレータCCMPの具体例が示されている。こ
のうち、図8(A)はスタティック動作に適した回路、
図8(B)は浮遊容量を利用したダイナミック動作に適
した回路である。図8(B)の回路は同図(A)の回路
に比べて素子数が少なく消費電力も少なくて済むが、コ
ンパレータの動作が頻繁に行われない場合には浮遊容量
の電荷がリークすることで精度が低下するおそれがある
ので、使用するシステムに応じて選択する必要がある。
【0053】図8(A)の回路は、コンパレータCMP
の後段に伝送スイッチTS1を介してマスタフリップフ
ロップM−FFを接続し、さらにその後段に伝送スイッ
チTS2を介してスレーブフリップフロップS−FFを
接続したもので、伝送スイッチTS1がクロック/CL
K’により、またTS2がクロック/CLK’と逆相の
クロックCLK’によりオン、オフ制御されることによ
り、クロック/CLK’がハイレベルの期間におけるコ
ンパレータCMPの比較結果をラッチして出力すること
ができる。
【0054】図8(B)の回路は、コンパレータCMP
の後段に伝送スイッチTS1を介してインバータINV
1を接続し、さらにその後段に伝送スイッチTS2を介
してインバータINV2を接続したもので、伝送スイッ
チTS1がクロック/CLK’により、またTS2がク
ロック/CLK’と逆相のクロックCLK’によりオ
ン、オフ制御されることにより、クロック/CLK’が
ハイレベルの期間におけるコンパレータCMPの比較結
果を浮遊容量Csに保持して出力することができる。
【0055】図9にはクロック生成回路30を構成する
発振回路31の具体例が示されている。この実施例の発
振回路は、コンデンサ311と、該コンデンサ311を
充電するための定電流源312と、コンデンサ311を
放電するため一対の並列形態の定電流源313a,31
3bと、コンデンサ311の充電電圧と基準電圧Vrと
を比較するコンパレータ314と、コンデンサ311の
充電側端子と前記定電流源313a,313bとの間に
接続され前記コンパレータ314の出力信号によってオ
ン、オフ制御されるスイッチ315と、定電流源313
bと直列に接続され前記スイッチング制御回路20から
の軽負荷検出信号LLDによってオン、オフ制御される
スイッチ316とから構成されている。上記コンパレー
タ314はヒステリシス特性を有するものが使用され
る。
【0056】上記構成の発振回路31と波形整形用コン
パレータ32の動作を、図10を用いて説明する。先
ず、スイッチ315がオフ、スイッチ316がオンされ
ている状態を考える。この状態においては、コンデンサ
311が定電流源312の電流によって充電され、その
電圧Vbが図10(a)の期間Taのように徐々に上昇
し、基準電圧Vrに達するとコンパレータ314の出力
が反転してスイッチ316がオンされる。すると、定電
流源313a,313bの電流によってコンデンサ31
1の充電電荷が引き抜かれ、電圧Vbが図10(a)の
期間Tbのように急速に下がる。それによってコンパレ
ータ314の出力が反転し、スイッチ315がオフさ
れ、再びコンデンサ311が定電流源312の電流によ
って充電され、その電圧Vbが徐々に上昇する。これを
繰り返すことによって、発振回路31から図10(a)
のような三角波の発振信号が出力される。
【0057】図9の回路において、スイッチ316は軽
負荷が検出されたときに出力されるスイッチング制御回
路20からの軽負荷検出信号LLDによってオフ状態に
される。スイッチ316がオフされるとコンデンサ31
1の放電の際の引き抜き電流が定電流源313aのみと
されることで、図10(d)の期間Tcのように、電圧
Vbの変化が緩やかになる。これによって発振回路の出
力信号の周波数が低くされる。
【0058】波形整形用コンパレータ32は、通常状態
では図10(a)に一点鎖線で示すようなレベルの弁別
電圧V1が供給されており、この電圧V1で発振回路3
1の発振出力Vbを弁別することで図10(b),
(e)のような矩形パルスを出力する。一方、図1に示
されているコンパレータ33が出力電圧VOUTの低下を
検出すると、コンパレータ32の弁別電圧V1がそれよ
りも低いV2のような電圧に切り替えられる。
【0059】これによって、コンパレータ32は、図1
0(c),(f)のように(b)のパルスに比べてパル
ス幅の広いつまりデューティ比の大きな矩形パルスを基
準クロックCLKとしてスイッチング制御回路20へ出
力する。その結果、スイッチSW1がオンされる期間が
長くなって出力電圧VOUTが上昇することとなる。
【0060】なお、基準クロックCLKのハイレベルの
期間に対応してスイッチSW1がオンされるとすると、
出力電圧VOUTは入力電圧VINと基準クロックCLKの
デューティ比Duとから決まり、VOUT≒VIN・Duで
表わせる。ただし、スイッチSW1のオンデューティ
は、厳密にはスイッチSW1やインダクタンス素子L1
の内部抵抗や配線の抵抗などの負荷に依存するが、マク
ロ的には負荷に依存しないとみることができる。
【0061】次に、同期整流型のスイッチングレギュレ
ータにおいて、インダクタンスに逆方向電流が流れるか
流れないかの条件すなわち本発明を適用するか否かの条
件について説明する。
【0062】図11のスイッチングレギュレータにおい
て、インダクタンス素子L1のインダクタンスをL、L
1の両端子間電圧をVL、スイッチSW1のスイッチン
グ周波数をfswとおくと、 VL=L・di/dt ……(1) VL=VIN−VOUT ……(2) と表わせる。そして、上記式(2)に前述のVOUT≒VI
N・Duを代入すると、次式 VL=VIN(1−Du) ……(3) が得られる。
【0063】また、スイッチSW1のオン期間tonにイ
ンダクタンス素子L1に流れる電流は定電流(L1が非
飽和の場合)であるので、式(1)は次のように変形す
ることができる。すなわち、 VL・dt=L・di VL・ton=L・IL ……(4) である。ここで、式(4)に式(3)を代入すると、 VIN(1−Du)・ton=L・IL ……(5) となる。
【0064】図11において、負荷容量CLが充分に大
きいと仮定すると、インダクタンス素子L1に流れる電
流ILは、マクロ的にはIL=VOUT/RLとおけるので、
上記式(5)は次のように展開することができる。すな
わち、 VIN(1−Du)・ton=L・VOUT/RL =L・VIN・DuT/RL である。よって、 L=VIN(1−Du)・ton・RL/VIN・Du =RL・ton(1/Du−1) ……(6) となる。
【0065】上記式(6)に基づいてインダクタンスL
と負荷抵抗RLとの関係をグラフに示すと図14のよう
になる。なお、図14は、入力電圧VINを4V、出力電
圧VOUTを2V、インダクタンス素子に流れる平均電流
を0.1A、デューティを50%とした場合に、スイッ
チング周波数fswが500kHzのときと1MHzのと
きのLとRLの関係を示したものである。図14におい
て、特性αはfswが500kHzのときのもの、特性β
はfswが1MHzのときのものであり、各線の下側がイ
ンダクタンス素子で逆流が生じる転流領域である。
【0066】図14より、負荷抵抗RLおよびデューテ
ィが一定の場合にインダクタンスLを小さくしても逆流
を起こさないようにするには、スイッチング周波数fsw
を高くすればよいことが分かる。しかし、スイッチング
周波数fswを高くしすぎるとスイッチSW1での損失が
大きくなる。スイッチSW1での損失を考慮すると、ス
イッチング周波数fswは1MHzでは高すぎるので1M
Hz以下望ましくは500kHz程度に抑えるのが良
い。
【0067】ここで、スイッチング周波数fswが500
kHzの場合を考えると、図14より、負荷抵抗RLが
100Ωのときには50μHのインダクタンスでは逆流
を生じるので100μH以上のインダクタンスを、負荷
抵抗RLが20Ωのときには10μHのインダクタンス
では逆流を生じるので20μH以上のインダクタンス
を、また負荷抵抗RLが10Ωのときには5μHのイン
ダクタンスでは逆流を生じるので10μH以上のインダ
クタンスを使用しなければならないことが分かる。
【0068】ところで、携帯電話のような小型化が要求
される電子機器においては、インダクタンス素子はでき
るだけ小さいものが望ましい。例えばスイッチングレギ
ュレータの電圧を受けて動作するICとして負荷抵抗R
Lが10Ω以上で、インダクタンス素子として5μHの
ものを使用せざるを得ない機器では、図14より逆流を
防止しようがないことが分かる。従ってこのような場合
には、インダクタンス素子の逆流を検出してスイッチS
W2をオフすることが可能な前記実施例の同期整流型の
スイッチングレギュレータを適用するのが望ましいこと
が分かる。
【0069】そして、かかる手法を利用すれば、スイッ
チングレギュレータの設計あるいは選択に当たって、本
発明を適用すべきか否かあるいは本発明を適用したスイ
ッチングレギュレータを使用すべきか否かを比較的容易
に判別することが可能となる。なお、クロックのデュー
ティが50%以外のときや、入力電圧VIN、出力電圧V
OUT、インダクタンスに流れる電流が上記と異なる場合
には、式(6)を利用して図14と同様なグラフを作成
し、このグラフを参照して判断するようにすればよい。
【0070】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前
記実施例においてはデットタイムTDBの長さについては
言及していないが、スイッチSW1−SW2間の貫通電
流を防止しかつ逆流を検出できる時間であれば短い方が
良い。また、この時間を負荷の大きさに応じて設定する
ようにしても良い。
【0071】さらに、前記実施例においては、逆流検出
回路22が逆流を検出したときに制御パルス生成回路2
1からグランド側のスイッチ素子SW2のゲート端子に
供給されるクロック信号/CLK2をNANDゲートや
NORゲートなどで遮断することによりスイッチ素子S
W2がオンされないようにしているが、スイッチ素子S
W2のゲート端子と接地点との間にプルダウン用のスイ
ッチを設けてゲート電圧を強制的に接地電位に引き下げ
ることでスイッチ素子SW2をオフさせるように構成す
ることも可能である。
【0072】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である携帯用
電子機器の電源装置として使用する独立したスイッチン
グレギュレータについて説明したが、半導体集積回路内
部におけるスイッチングレギュレータやDC−DCコン
バータなどにも広く利用することができる。
【0073】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0074】すなわち、インダクタンス素子に流れる逆
流を検出して軽負荷時における電力損失を低減可能な同
期整流型のスイッチングレギュレータを構成することが
でき、その結果、電源装置の電力損失を低減し電池消耗
を減らし、電池により長時間駆動可能な携帯用電子機器
を実現することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した降圧型スイッチングレギュレ
ータの一実施例を示す回路構成図である。
【図2】実施例のスイッチングレギュレータにおけるス
イッチをオン、オフするクロックおよび中間ノードの電
圧変化を示す波形図である。
【図3】実施例のスイッチングレギュレータにおけるス
イッチング制御回路の信号のタイミングを示すタイミン
グチャートである。
【図4】実施例のスイッチング制御回路に設けられた逆
流検出回路のより具体的な構成例を示す回路構成図であ
る。
【図5】実施例のスイッチング制御回路に設けられた逆
流検出回路の他の構成例を示す回路構成図である。
【図6】実施例のスイッチング制御回路に設けられた逆
流検出回路のさらに他の構成例を示す回路構成図であ
る。
【図7】図6の実施例のスイッチング制御回路における
位相揃え回路の具体例を示す回路構成図である。
【図8】図6の実施例のスイッチング制御回路における
クロックド・コンパレータの具体例を示す回路構成図で
ある。
【図9】実施例のスイッチング制御回路に使用される発
振回路の一実施例を示す回路図である。
【図10】図9の発振回路の動作タイミングチャートで
ある。
【図11】従来の基本的な降圧型スイッチングレギュレ
ータの構成例を示す回路図である。
【図12】従来の降圧整流型スイッチングレギュレータ
の構成例を示す回路図である。
【図13】従来の降圧整流型スイッチングレギュレータ
の動作タイミングチャートである。
【図14】図11のスイッチングレギュレータにおける
インダクタンスLと負荷抵抗RLとの関係をグラフであ
る。
【符号の説明】
10 半導体チップ(半導体集積回路) 20 スイッチング制御回路 21 制御パルス生成回路 22 逆流検出回路 30 クロック生成回路 SW1,SW2 スイッチ素子 L1 インダクタンス素子 RL 抵抗性負荷 CL 容量性負荷 D1,D2 寄生ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳永 紀一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 叶田 玲彦 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 2G035 AA11 AA20 AB06 AB07 AC02 AC12 AC13 AC16 AD03 AD10 AD18 AD23 AD25 AD27 AD47 AD51 AD54 AD56 5H730 AA14 BB13 BB57 DD04 DD26 EE13 FD01 FD21 FD51 FF01 FF02 FG05

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧入力端子と基準電位端子との間に直
    列に接続された第1のスイッチ素子および第2のスイッ
    チ素子を相補的にオン、オフ制御して、前記第1および
    第2のスイッチ素子の中間接続ノードと出力端子との間
    に接続されるインダクタンス素子に対して電流を流して
    前記電圧入力端子に印加されている電圧を降圧した電圧
    を出力させるための半導体集積回路であって、 前記第1および第2のスイッチ素子のオン、オフ制御パ
    ルスを生成するパルス生成回路と、該パルス生成回路に
    おけるパルスの生成に必要なクロック信号を生成するク
    ロック生成回路と、前記中間接続ノードから前記電圧入
    力端子に向かって流れる電流を検出するための検出回路
    を含み、該検出回路が上記電流を検出した場合には、少
    なくとも次に上記第2のスイッチ素子がオンされるべき
    期間に該第2のスイッチ素子をオンさせないようにする
    スイッチング制御回路とを備えたことを特徴とする半導
    体集積回路。
  2. 【請求項2】 電圧入力端子と基準電位端子との間に直
    列に接続された第1のスイッチ素子および第2のスイッ
    チ素子を相補的にオン、オフ制御して、前記第1および
    第2のスイッチ素子の中間接続ノードと出力端子との間
    に接続されるインダクタンス素子に対して電流を流して
    前記電圧入力端子に印加されている電圧を降圧した電圧
    を出力させるための半導体集積回路であって、 前記第1および第2のスイッチ素子のオン、オフ制御パ
    ルスを生成するパルス生成回路と、該パルス生成回路に
    おけるパルスの生成に必要なクロック信号を生成するク
    ロック生成回路と、前記第1および第2のスイッチ素子
    が共にオフ状態にされる期間における前記中間接続ノー
    ドの電位に基づいて前記中間接続ノードから前記電圧入
    力端子に向かって流れる電流を検出するための検出回路
    を含み、該検出回路が上記電流を検出した場合には、少
    なくとも次に上記第2のスイッチ素子がオンされるべき
    期間に該第2のスイッチ素子をオンさせないようにする
    スイッチング制御回路とを備えたことを特徴とする半導
    体集積回路。
  3. 【請求項3】 上記検出回路は、上記第1のスイッチ素
    子の両端子間の電位差を検出するコンパレータにより構
    成されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体
    集積回路。
  4. 【請求項4】 上記検出回路は、上記電圧入力端子と上
    記中間接続ノードとの間に上記第1のスイッチ素子と直
    列に接続された抵抗素子と、該抵抗素子の両端子間の電
    位差を検出するコンパレータとから構成されていること
    を特徴とする請求項2に記載の半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 上記検出回路は、上記中間接続ノード側
    の電位にオフセットを与えて上記コンパレータの一方の
    入力端子に印加するオフセット手段を有することを特徴
    とする請求項3または4に記載の半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 上記検出回路は、出力端子に向かって電
    流が流れているときの上記中間接続ノードの電位と上記
    電圧入力端子へ向かって電流が流れているときの中間接
    続ノードの電位との間の電位を発生する定電圧発生回路
    と、該停電圧発生回路で発生された電圧と上記中間接続
    ノードの電位とを比較して電流を検出するコンパレータ
    とから構成されていることを特徴とする請求項2に記載
    の半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 上記クロック生成回路は発振回路を有
    し、該発振回路は上記検出回路が電流を検出した場合に
    発振周波数を下げるように構成されていることを特徴と
    する請求項1〜6のいずれかに記載の半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の半導体
    集積回路と、該半導体集積回路から出力される制御パル
    スによってオン、オフ動作される上記第1のスイッチ素
    子および第2のスイッチ素子と、これらのスイッチ素子
    の中間接続ノードに一方の端子が結合されたインダクタ
    ンス素子と、該インダクタンス素子の他方の端子と定電
    位点との間に接続された容量素子とを含み、上記スイッ
    チ素子と上記インダクタンス素子と上記容量素子が上記
    半導体集積回路に外付け素子として接続されているスイ
    ッチング電源装置を備えたことを特徴とする携帯用電子
    機器。
  9. 【請求項9】 電圧入力端子と基準電位端子との間に直
    列に接続された第1のスイッチ素子および第2のスイッ
    チ素子を相補的にオン、オフ制御して、前記第1および
    第2のスイッチ素子の中間接続ノードと出力端子との間
    に接続されるインダクタンス素子に対して電流を流して
    前記電圧入力端子に印加されている電圧を降圧した電圧
    を出力させるための半導体集積回路であって、 前記第1および第2のスイッチ素子と、これらのスイッ
    チ素子のオン、オフ制御パルスを生成するパルス生成回
    路と、該パルス生成回路におけるパルスの生成に必要な
    クロック信号を生成するクロック生成回路と、前記中間
    接続ノードから前記電圧出力端子に向かって流れる電流
    を検出するための検出回路を含み該検出回路が上記電流
    を検出した場合には、少なくとも次に上記第2のスイッ
    チ素子がオンされるべき期間に該第2のスイッチ素子を
    オンさせないようにするスイッチング制御回路とを備え
    たことを特徴とする半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 電圧入力端子と基準電位端子との間に
    直列に接続された第1のスイッチ素子および第2のスイ
    ッチ素子を相補的にオン、オフ制御して、前記第1およ
    び第2のスイッチ素子の中間接続ノードと出力端子との
    間に接続されたインダクタンス素子に対して電流を流し
    て前記電圧入力端子に印加されている電圧を降圧した電
    圧を出力させるための半導体集積回路であって、 前記第1および第2のスイッチ素子と、これらのスイッ
    チ素子のオン、オフ制御パルスを生成するパルス生成回
    路と、該パルス生成回路におけるパルスの生成に必要な
    クロック信号を生成するクロック生成回路と、前記第1
    および第2のスイッチ素子が共にオフ状態にされる期間
    における前記中間接続ノードの電位に基づいて前記中間
    接続ノードから前記電圧入力端子に向かって流れる電流
    を検出するための検出回路を含み該検出回路が上記電流
    を検出した場合には、上記第2のスイッチ素子がオンさ
    れるべき期間に該第2のスイッチ素子をオンさせないよ
    うにするスイッチング制御回路とを備えたことを特徴と
    する半導体集積回路。
  11. 【請求項11】 上記検出回路は、上記第1のスイッチ
    素子の両端子間の電位差を検出するコンパレータにより
    構成されていることを特徴とする請求項10に記載の半
    導体集積回路。
  12. 【請求項12】 上記検出回路は、上記電圧入力端子と
    上記中間接続ノードとの間に上記第1のスイッチ素子と
    直列に接続された抵抗素子と、該抵抗素子の両端子間の
    電位差を検出するコンパレータとから構成されているこ
    とを特徴とする請求項10に記載の半導体集積回路。
  13. 【請求項13】 上記検出回路は、上記中間接続ノード
    側の電位にオフセットを与えて上記コンパレータの一方
    の入力端子に印加するオフセット手段を有することを特
    徴とする請求項11または12に記載の半導体集積回
    路。
  14. 【請求項14】 上記検出回路は、出力端子に向かって
    電流が流れているときの上記中間接続ノードの電位と上
    記電圧入力端子へ向かって電流が流れているときの中間
    接続ノードの電位との間の電位を発生する定電圧発生回
    路と、該停電圧発生回路で発生された電圧と上記中間接
    続ノードの電位とを比較して電流を検出するコンパレー
    タとから構成されていることを特徴とする請求項10に
    記載の半導体集積回路。
  15. 【請求項15】 上記クロック生成回路は発振回路を有
    し、該発振回路は上記検出回路が電流を検出した場合に
    発振周波数を下げるように構成されていることを特徴と
    する請求項9〜14のいずれかに記載の半導体集積回
    路。
  16. 【請求項16】 請求項9〜15のいずれかに記載の半
    導体集積回路と、上記第1のスイッチ素子および第2の
    スイッチ素子の中間接続ノードに一方の端子が結合され
    たインダクタンス素子と、該インダクタンス素子の他方
    の端子と定電位点との間に接続された容量素子とを含
    み、上記インダクタンス素子と上記容量素子が上記半導
    体集積回路に外付け素子として接続されているスイッチ
    ング電源装置を備えたことを特徴とする携帯用電子機
    器。
  17. 【請求項17】 電圧入力端子と基準電位端子との間に
    直列に接続された第1のスイッチ素子および第2のスイ
    ッチ素子を相補的にオン、オフ制御して、前記第1のス
    イッチ素子および前記第2のスイッチ素子との接続ノー
    ドと出力端子との間に接続されるインダクタンス素子に
    対して電流を流して前記電圧入力端子に印加されている
    電圧を降圧した電圧を出力する半導体集積回路であっ
    て、 前記第1のスイッチ素子および第2のスイッチ素子のオ
    ン、オフを制御するパルスを発生するパルス発生回路
    と、前記接続ノードから前記電圧入力端子に向かって流
    れる電流を検出する検出回路を含み、該検出回路が上記
    電流を検出した場合、少なくとも次に上記第2のスイッ
    チ素子がオンされるべき期間に該第2のスイッチ素子を
    オンさせないように上記パルス発生回路を制御するスイ
    ッチング制御回路とを備えたことを特徴とする半導体集
    積回路。
  18. 【請求項18】 電圧入力端子と基準電位端子との間に
    直列に接続された第1のスイッチ素子および第2のスイ
    ッチ素子を相補的にオン、オフ制御して、前記第1のス
    イッチ素子および前記第2のスイッチ素子との接続ノー
    ドと出力端子との間に接続されるインダクタンス素子に
    対して電流を流して前記電圧入力端子に印加されている
    電圧を降圧した電圧を出力する半導体集積回路であっ
    て、 前記第1のスイッチ素子および第2のスイッチ素子のオ
    ン、オフを制御するパルスを発生するパルス発生回路
    と、前記第1のスイッチ素子および第2のスイッチ素子
    が共にオフ状態にされる期間における前記接続ノードの
    電位に基づいて前記接続ノードから前記電圧入力端子に
    向かって流れる電流を検出する検出回路を含み、該検出
    回路が上記電流を検出した場合、少なくとも次に上記第
    2のスイッチ素子がオンされるべき期間に該第2のスイ
    ッチ素子をオンさせないように上記パルス発生回路を制
    御するスイッチング制御回路とを備えたことを特徴とす
    る半導体集積回路。
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