JP2002281148A - 携帯電話装置 - Google Patents

携帯電話装置

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JP2002281148A
JP2002281148A JP2001077670A JP2001077670A JP2002281148A JP 2002281148 A JP2002281148 A JP 2002281148A JP 2001077670 A JP2001077670 A JP 2001077670A JP 2001077670 A JP2001077670 A JP 2001077670A JP 2002281148 A JP2002281148 A JP 2002281148A
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mobile phone
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JP2001077670A
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Katsumi Minamino
勝巳 南野
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紛失や盗難等の際に、他の電話機からの簡易
な操作により携帯電話機の機能制限を行ない、悪意の拾
得者による不正使用の防止や電話帳等のメモリーに記憶
された情報の保護を図ることができる携帯電話装置を提
供する。 【解決手段】 着信があった際に発信元の識別情報を受
信する識別情報受信部12と、特定の識別情報を登録す
る識別情報登録部15と、識別情報受信部12で受信し
た発信元の識別情報と識別情報登録部15に登録されて
いる特定の識別情報とが一致するか否かを判定する識別
情報一致判定部22と、識別情報が一致することが設定
時間内に設定回数あった場合に機能制限を行なう制御部
13とを備える。制御部13は、機能制限を行なう場合
に省電力モードへの移行も行なう。制御部13は、機能
制限を行なう場合に識別情報登録部15に登録された識
別情報のダイヤル番号17に発呼し、確認メッセージを
送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紛失や盗難等の際
に、持主以外の者に不正に使用されたり、電話帳等のメ
モリーに記憶された情報を盗み見られたりすることを防
止可能な携帯電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電話機と無線基地局との間を無線
回線によりつないで通話を行なう携帯電話機が、小型軽
量化され、携帯に便利であって場所を選ばずに使用でき
るようになったことから急速に普及している。このよう
な携帯電話は、様々な場所に携帯されて持ち運ばれると
いう性格上、外出先に置き忘れたり、落として紛失した
りするおそれも少なからずある。そのため、悪意の拾得
者に不正に使用されたり、電話帳等のメモリーに記憶さ
れた相手先電話番号等の情報を盗み見られたりする可能
性がある。
【0003】従来は、そのような場合に携帯電話事業者
に連絡して回線の利用を停止することにより、悪意の拾
得者による不正な使用を防止することは可能であった。
しかし、電話帳等のメモリーに記憶された情報が表示さ
れないようにするためには、携帯電話機を直接操作して
ダイヤルキーの操作規制や電話帳の表示規制等の機能制
限の設定を行なうことが必要であり、紛失や盗難等の場
合には、悪意の拾得者に電話帳等のメモリーに記憶され
た相手先電話番号等の情報を盗み見られることを防止す
ることが困難であった。
【0004】このような問題を解消するためのものとし
て、例えば、特開平11−298600号には、他の電
話機から紛失等した携帯電話機に対して発呼し、携帯電
話機に自動応答させるとともに、暗証番号と所定の制御
信号を送信することにより、携帯電話機においては、暗
証番号の照合と所定の命令信号の受信を行ない、遠隔操
作によりダイヤルキーの操作規制や電話帳の表示規制等
の機能制限の設定を行なうことができる携帯電話機が開
示されている。このような携帯電話機によれば、携帯電
話機を紛失等した使用者が他の電話機からの遠隔操作に
より不正使用の防止や電話帳等のメモリーに記憶された
情報の保護を図ることができる。しかしながら、このよ
うな携帯電話機においては、機能制限の設定を行なうた
めに、暗証番号を入力する操作や一定の手順に従って所
定の制御信号を送信する操作を行なわなければならず、
使用者が暗証番号や所定の操作手順を記憶しておく必要
があるとともに、その操作自体も面倒なものであるとい
う問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の課題
に鑑みてなされたものであり、紛失や盗難等の際に、他
の電話機からの簡易な操作により携帯電話機の機能制限
を行ない、悪意の拾得者による不正使用の防止や電話帳
等のメモリーに記憶された情報の保護を図ることができ
る携帯電話装置を提供することを技術課題とするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術課題を解決する
ための具体的手段は、次のようなものである。すなわ
ち、請求項1に記載する携帯電話装置は、着信があった
際に発信元の識別情報を受信する識別情報受信部と、特
定の識別情報を登録する識別情報登録部と、前記識別情
報受信部で受信した識別情報と前記識別情報登録部に登
録されている識別情報とが一致するか否かを判定する識
別情報一致判定部と、この識別情報一致判定部において
識別情報が一致することが設定時間内に設定回数あった
場合に機能制限を行なう制御部とを備えたことを特徴と
するものである。
【0007】請求項2に記載する携帯電話装置は、請求
項1に記載する構成において、前記制御部が機能制限を
行なう場合に省電力モードへの移行も行なうことを特徴
とするものである。
【0008】請求項3に記載する携帯電話装置は、請求
項1又は2に記載する構成において、前記制御部が機能
制限を行なう場合に識別情報登録部に登録された識別情
報のダイヤル番号に発呼し、確認メッセージを送出する
ことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
係る携帯電話装置1について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る携帯電話装置1
の構成を示すブロック図であり、図2は、携帯電話装置
1と一般の固定電話機6との間の電話回線の構成を示す
概念図である。この図2に示すように、携帯電話装置1
は、無線回線2を介して携帯電話事業者の基地局3と接
続され、この基地局3は電話回線網4を介して電話局5
と接続され、この電話局5と固定電話機6とが引き込み
線7を介して接続されており、これにより、携帯電話装
置1と固定電話機6とが通話可能となっている。以下、
図1に基づいて本実施形態に係る携帯電話装置1の各部
の構成について説明する。
【0010】アンテナ8は、基地局3(図2参照)との
間で高周波の無線通信信号の送受信を行なうためのもの
である。高周波送受信回路9は、アンテナ8で受信した
無線通信信号をベースバンド信号に変換してベースバン
ド処理回路10に出力し、また、アンテナ8から送信す
るためのベースバンド信号を無線通信信号に変換してア
ンテナ8に出力する。ベースバンド処理回路10は、受
信したベースバンド信号を通話信号と制御信号とに分離
して通話信号は受話器11に、制御信号は識別情報受信
部12を介して制御部13にそれぞれ出力し、また、送
信するための送話器14からの通話信号と制御信号をベ
ースバンド信号に変換して高周波送受信回路9に出力す
る。受話器11は、ベースバンド処理回路10から出力
された通話信号を音声に変換して出力する。送話器14
は、使用者の音声を通話信号に変換してベースバンド処
理回路10に出力する。
【0011】識別情報受信部12は、着信があった際に
発信元の識別情報を受信するための処理回路により構成
され、ベースバンド処理回路10から出力された制御信
号に含まれる発信元の識別情報を抽出し、その結果を制
御部13に出力する。ここで、識別情報としては、具体
的にはダイヤル番号が該当する。識別情報登録部15
は、特定の識別情報を登録するための記憶装置により構
成される。この識別情報登録部15に登録される特定の
識別情報は、携帯電話装置1の使用者が遠隔操作により
他の電話機から携帯電話装置1の機能制限を行なう場合
に使用する特定の電話機16(図2参照)のダイヤル番
号17とし、具体的には、携帯電話装置1の使用者の自
宅の電話番号等を登録する。ここで、特定の電話機16
としては、図2に示す例では固定電話機であるが、携帯
電話機とすることもできる。
【0012】制御部13は、CPU(Central Processi
ng Unit:中央演算処理装置)を有して構成され、RO
M18に記憶された制御プログラムに従って携帯電話装
置1の各部の動作制御を行なう。ROM18は、制御部
13の動作制御を行なうための各種プログラムを格納し
ており、ここでは、識別情報一致判定プログラム19、
機能制限プログラム20、及び、確認メッセージ送出プ
ログラム21が格納されている。識別情報一致判定部2
2は、識別情報一致判定プログラム19とそれに従って
動作する制御部13とにより構成される。すなわち、制
御部13は、識別情報受信部12において発信元の識別
情報が受信された場合には、識別情報一致判定プログラ
ム19に従って発信元の識別情報と識別情報登録部に登
録されている識別情報とを比較して識別情報が一致する
か否かの判定を行ない、識別情報が一致する場合には、
RAM24に記憶された一致着信回数nを1増加させ
る。またこの際、1増加させる前の一致着信回数nが
「n=0」であった場合には、タイマー25に起動信号
を出力してタイマー25を起動する。
【0013】RAM24は、このような一致着信回数n
の他、制御部13における処理結果等が一時的に記憶さ
れる記憶装置である。タイマー25は、制御部13から
の起動信号により起動され、設定された時間の計測を行
ない、その設定時間の経過時に制御部13に対して時間
経過信号を出力する。タイマー25の設定時間は、使用
者が特定の電話機16(図2参照)のダイヤル番号17
から携帯電話装置1に対して、後述する機能制限プログ
ラム20における設定回数Nだけ呼出を行なうのに要す
る時間よりやや長い時間とすると好適であり、例えば、
設定回数Nが3回の場合であれば、30〜60秒程度と
すると好適である。
【0014】機能制限プログラム20は、識別情報が一
致する着信があった後で更に着信があり、前述のように
して起動されたタイマー25の動作中、すなわちタイマ
ー25による設定時間内に、識別情報一致判定部22に
おいて識別情報が一致することが設定回数Nあった場合
に機能制限を行なうように制御部13を制御するための
プログラムである。この機能制限プログラム20に基づ
く制御動作については後にフローチャートに基づいて詳
細に説明する。ここで、携帯電話装置1の機能制限とし
ては、発呼の禁止、電話帳や着信履歴等のメモリー26
に記憶された内容の表示禁止等を行なう。この際、善意
の拾得者が携帯電話装置1の使用者に対して容易に連絡
することができるようにするため、一定のキー操作によ
り自動的に識別情報登録部15に登録された識別情報の
ダイヤル番号17に発呼するように動作制御を行なう。
そのため、機能制限が行なわれた場合には、液晶表示部
27にその携帯電話装置1を紛失した旨と、使用者に連
絡するための一定のキー操作の方法を表示する。使用者
に連絡するための一定のキー操作としては、機能制限の
解除に使用するキー操作以外であればどのようなキー操
作とすることも可能であるが、操作を容易にするため、
例えば「#キー」を押すこと等とすると好適である。液
晶表示部27に表示する表示としては、例えば、「拾わ
れた方はご連絡下さい。#キーを押せば自動的につなが
ります。連絡先電話番号:○○−○○○−○○○○」等
とする。
【0015】機能制限プログラム20における前記設定
回数Nは、使用者が特定の電話機16(図2参照)から
の呼出による遠隔操作で携帯電話装置1の機能制限を行
なう際に、その携帯電話装置1が受ける特定の電話機1
6のダイヤル番号17からの着信の回数であり、使用者
が予め設定することが可能である。この設定回数Nは少
なすぎると機能制限のため以外の通常の着信により機能
制限が行なわれるおそれがあり、多すぎると使用者によ
る呼出の操作が面倒であることから、3〜5回程度とす
ると好適である。また、本実施形態においては、機能制
限プログラム20は、携帯電話装置1の機能制限を行な
う場合に、電池28からの電力の供給を停止して省電力
モードに移行するように制御部13を制御することも行
なう。電池28は、携帯電話装置1の各部に電力を供給
するものである。なお、機能制限の解除は、暗証番号の
入力等により行なうことができるようにする。
【0016】確認メッセージ送出プログラム21は、携
帯電話装置1の機能制限を行なう場合に、識別情報登録
部15に登録された識別情報のダイヤル番号17、すな
わち、遠隔操作により携帯電話装置1の機能制限を行な
う場合に使用する特定の電話機16のダイヤル番号17
に発呼し、所定の確認メッセージを送出するように制御
部13を制御するプログラムである。確認メッセージの
内容は、携帯電話装置1の機能制限が行なわれたことを
伝えることができる内容とし、例えば、「機能制限モー
ドに設定されました。」等とする。これにより、携帯電
話装置1の機能制限が行なわれたことを使用者が確認す
ることができる。また、携帯電話装置1の機能制限が行
なわれたことを使用者が確認するための方法としては、
これ以外にも、使用者が携帯電話装置1を呼び出した場
合に、通常の留守番モードにおける場合とは異なる時間
で応答するように着信から応答までの時間を変更した
り、留守番モードにおける応対メッセージを変更する等
の方法もある。
【0017】メモリー26は、複数の相手先の電話番号
や氏名等を登録する電話帳29や過去の着信履歴30等
が記憶されている記憶装置である。操作部31は、ダイ
ヤルキーや電源キー等の各種操作キーを有して構成され
ている(図2参照)。液晶表示部27は、メモリー26
に記憶された内容や操作キーを操作した結果等の各種情
報を表示する表示装置である。
【0018】次に、本発明の第1の実施形態に係る携帯
電話装置1の機能制限を行なう場合における制御動作に
ついて、図3及び図4に示すフローチャートに基づいて
説明する。なお、これらのフローチャートに示す各部の
動作は、ROM18に記憶されている各種制御プログラ
ムに基づいて制御部13の制御の下に行なわれる。
【0019】図3に示すように、ここではまず、携帯電
話装置1に対して着信があったか否かについて判断する
(S1)。着信がない場合には(S1:NO)、そのま
ま待機する。着信があった場合には(S1:YES)、
次に、識別情報受信部12において受信した発信元の識
別情報と識別情報登録部15に登録されている識別情報
とが一致するか否かについて判断する(S2)。この識
別情報が一致するか否かの判断は、識別情報受信部12
において受信した発信元の識別情報、すなわち発信元の
電話機のダイヤル番号と、識別情報登録部15に登録さ
れている特定の識別情報、すなわち携帯電話装置1の使
用者が機能制限を行なう場合に使用する特定の電話機1
6(図2参照)のダイヤル番号17とが一致するか否か
を識別情報一致判定部22において判定することにより
行なう。
【0020】識別情報が一致しない場合には(S2:N
O)、通常の着信があったものと判断することができる
ので、通常の応答を行なう(S3)。具体的には、着信
時からの呼出音を継続して呼び出された状態を継続し、
また、携帯電話装置1が留守番モードに設定されている
場合には、所定時間経過後に自動的に応答して応答メッ
セージを送出する。一方、識別情報が一致する場合には
(S2:YES)、次に、RAM24に記憶された一致
着信回数nが「n=0」であるか否かについて判断する
(S4)。一致着信回数nが「n=0」である場合には
(S4:YES)、タイマー25を起動し(S5)、そ
の後、RAM24に記憶された一致着信回数nを1増加
させる「n=n+1」(S6)。一方、一致着信回数n
が「n=0」でない場合には(S4:NO)、タイマー
25を起動することなく処理は直接S6へ進み、RAM
24に記憶された一致着信回数nを1増加させる「n=
n+1」(S6)。
【0021】処理S5においてタイマー25が起動され
た場合には、図4のフローチャートに示すように、図3
に示すフローチャートとは独立した別個の処理が並行し
て行なわれることとなる。すなわち、タイマー25が起
動された場合には、次にタイマーの設定時間が経過した
か否かについて判断する(S11)。タイマー25の設
定時間が経過していない場合には(S11:NO)、そ
のまま待機する。一方、タイマー25の設定時間が経過
した場合には(S11:YES)、タイマー25の動作
を終了する(S12)。そして、RAM24に記憶され
た一致着信回数nを「0」にリセットする「n=0」
(S13)。このような処理を行なうことにより、識別
情報が一致する着信が設定時間内に設定回数Nなければ
「0」にリセットされることとなるので、特定の電話機
16のダイヤル番号17からの通常の機能制限のため以
外の着信により機能制限が行なわれることを防止でき
る。
【0022】そして、図3に示すフローチャートについ
ての説明に戻ると、処理S6の次に、一致着信回数nが
機能制限プログラム20における設定回数Nと一致して
いるか否かについて判断する(S7)。一致着信回数n
が設定回数Nと一致していない場合には(S7:N
O)、携帯電話装置1に対する特定の電話機16からの
着信が設定時間内に設定回数Nだけなかったと判断する
ことができるので、通常の応答を行なう(S3)。
【0023】一方、一致着信回数nが設定回数Nと一致
した場合には(S7:YES)、携帯電話装置1に対す
る特定の電話機16からの着信が設定時間内に設定回数
Nだけあったと判断することができるので、携帯電話装
置1の機能制限を行なう(S8)。この機能制限は、機
能制限プログラム20に従って上述の通り行なう。次
に、識別情報登録部15に登録された識別情報のダイヤ
ル番号17に発呼し、所定の確認メッセージを送出する
(S9)。この確認メッセージの送出は、確認メッセー
ジ送出プログラム21に従って上述の通り行なう。その
後、省電力モードに移行し(S10)、処理は終了す
る。
【0024】次に、本発明の第2の実施形態に係る携帯
電話装置1について説明する。本実施形態に係る携帯電
話装置1は、前記第1の実施形態においては識別情報が
一致することが設定時間内に設定回数あったか否かの判
断をRAM24に記憶された一致着信回数nとタイマー
25とにより行なっていたのに対して、この判断をメモ
リー26内に記憶された着信履歴30が有する発信元の
識別情報32及び着信日時33を検索することにより行
なうものである。図5は、本発明の第2の実施形態に係
る携帯電話装置1の構成を示すブロック図である。この
図に示すように、本実施形態に係る携帯電話装置1は、
タイマー25を有していない点、及びRAM24に一致
着信回数nが記憶されない点において前記第1の実施形
態と異なる。以下、この図に基づいて本実施形態に係る
携帯電話装置1の構成について説明するが、前記第1の
実施形態と共通する部分が多いので、そのような部分の
説明は省略する。
【0025】メモリー26に記憶されている着信履歴3
0は、前記第1の実施形態においてはその内容について
詳しく触れなかったが、それまでに携帯電話装置1に対
してあった着信の履歴であって、例えば「2001年3
月3日12:05 ○○○−○○○−○○○○(ダイヤ
ル番号)」等のように、それまでにあったそれぞれの着
信についての発信元の識別情報32と着信日時33とを
有して構成される。ここで、発信元の識別情報とは、具
体的には発信元の電話機のダイヤル番号である。なお、
通常はメモリー26に記憶される着信履歴30の数には
一定の制限があり、それを超える場合には古い着信履歴
30から順に削除される。
【0026】また、識別情報一致判定部22は、識別情
報一致判定プログラム19とそれに従って動作する制御
部13とにより構成される点においては前記第1の実施
形態と共通するが、本実施形態においては、制御部13
は、識別情報受信部12において発信元の識別情報が受
信された場合には、識別情報一致判定プログラム19に
従って発信元の識別情報と識別情報登録部15に登録さ
れている識別情報、すなわち特定の電話機のダイヤル番
号17とを比較して識別情報が一致するか否かの判定を
行ない、識別情報が一致する場合には、機能制限プログ
ラム20に従って動作を開始する。
【0027】機能制限プログラム20は、識別情報が一
致する着信があった場合に、メモリー26に記憶された
着信履歴30についての検索を行ない、識別情報登録部
15に登録されている識別情報と一致する発信元の識別
情報32を含む着信履歴30が設定時間内に設定回数N
あるか否かを判断し、そのような着信履歴30がある場
合に機能制限を行なうように制御部13を制御するため
のプログラムである。この機能制限プログラム20に基
づく制御動作については後にフローチャートに基づいて
詳細に説明する。ここで、機能制限プログラム20にお
ける設定時間は前記第1の実施形態におけるタイマー2
5の設定時間と同様に、機能制限プログラム20におけ
る設定回数Nだけ呼出を行なうのに要する時間よりやや
長い時間に設定する。また、設定回数N及び機能制限の
内容については前記第1の実施形態と同様とする。
【0028】次に、本発明の第2の実施形態に係る携帯
電話装置1の機能制限を行なう場合における制御動作に
ついて、図6に示すフローチャートに基づいて説明す
る。なお、これらのフローチャートに示す各部の動作
は、ROM18に記憶されている各種制御プログラムに
基づいて制御部13の制御の下に行なわれる。
【0029】まず、携帯電話装置1に対して着信があっ
たか否かについて判断する(S21)。着信がない場合
には(S21:NO)、そのまま待機する。着信があっ
た場合には(S21:YES)、次に、その着信につい
ての着信履歴30をメモリー26に記憶する(S2
2)。その後、識別情報受信部12において受信した発
信元の識別情報と識別情報登録部15に登録されている
識別情報とが一致するか否かについて判断する(S2
3)。この識別情報が一致するか否かの判断は、識別情
報受信部12において受信した発信元の識別情報、すな
わち発信元の電話機のダイヤル番号と、識別情報登録部
15に登録されている特定の識別情報、すなわち携帯電
話装置1の使用者が機能制限を行なう場合に使用する特
定の電話機16(図2参照)のダイヤル番号17とが一
致するか否かを識別情報一致判定部22において判定す
ることにより行なう。
【0030】識別情報が一致しない場合には(S23:
NO)、通常の着信があったものと判断することができ
るので、通常の応答を行なう(S24)。この通常の応
答の態様は前記第1の実施形態と同様である。一方、識
別情報が一致する場合には(S23:YES)、メモリ
ー26に記憶されている着信履歴30を検索し、識別情
報が一致する着信履歴30を抽出する(S25)。この
際、識別情報が一致する着信履歴30の抽出は、着信履
歴30が有する発信元の識別情報32、すなわち発信元
の電話機のダイヤル番号と、識別情報登録部15に登録
されている特定の識別情報、すなわち携帯電話装置1の
使用者が機能制限を行なう場合に使用する特定の電話機
16のダイヤル番号17とを比較し、これらが一致する
着信履歴30のみを抽出することにより行なう。なお、
ここで抽出される着信履歴30には、処理S23におい
て識別情報が一致すると判断された着信についての履歴
であって、処理S22においてメモリー26に記憶され
ている着信履歴30も最も新しい着信履歴30として抽
出される中に含まれる。
【0031】次に、抽出された着信履歴30の数が機能
制限プログラム20における設定回数N以上であるか否
かについて判断する(S26)。抽出された着信履歴3
0の数が設定回数N以下である場合には(S26:N
O)、携帯電話装置1に対する特定の電話機16からの
着信が設定回数Nだけなかったと判断することができる
ので、通常の応答を行なう(S24)。一方、抽出され
た着信履歴30の数が設定回数N以上である場合には
(S26:YES)、次に抽出された中でN番目に新し
い着信履歴30からの経過時間が設定時間内であるか否
かについて判断する(S27)。具体的には、処理S2
5において抽出された着信履歴30の中で、N番目に新
しい着信履歴30が有する着信日時33と最も新しい着
信履歴30が有する着信日時33とから、これらの着信
の間の経過時間を算出し、その経過時間が設定時間以内
であるか否かにより判断する。抽出された中でN番目に
新しい着信履歴30からの経過時間が設定時間内でない
場合には(S27:NO)、携帯電話装置1に対する特
定の電話機16からの設定回数N回の着信が設定時間内
になかったと判断することができるので、通常の応答を
行なう(S24)。
【0032】一方、抽出された中でN番目に新しい着信
履歴30からの経過時間が設定時間内である場合には
(S27:YES)、携帯電話装置1に対する特定の電
話機16からの着信が設定時間内に設定回数Nだけあっ
たと判断することができるので、携帯電話装置1の機能
制限を行なう(S28)。この機能制限は、機能制限プ
ログラム20に従って前記第1の実施形態と同様に行な
う。次に、識別情報登録部15に登録された識別情報の
ダイヤル番号17に発呼し、所定の確認メッセージを送
出する(S29)。この確認メッセージの送出は、確認
メッセージ送出プログラム21に従って前記第1の実施
形態と同様に行なう。その後、省電力モードに移行し
(S30)、処理は終了する。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る携帯電話装置によれば、紛失や盗難等の際に、識
別情報登録部に登録した特定の識別情報、すなわちダイ
ヤル番号から設定回数だけ呼出を行なうという簡易な操
作のみによって携帯電話装置の機能制限を行なうことが
できるので、使用者が複雑な操作や暗証番号等を覚えて
いなくても容易に携帯電話装置の機能制限を行ない、悪
意の拾得者による不正使用の防止や電話帳や着信履歴等
のメモリーに記憶された情報の保護を図ることができ
る。
【0034】本発明の請求項2に係る携帯電話装置によ
れば、上述の効果に加えて、機能制限を行なう場合に省
電力モードへの移行も行なうことにより、善意の拾得者
が使用者に連絡しようとした際に電池切れにより連絡で
きない事態が生じることを防止できるとともに、使用者
が携帯電話装置を取り戻した際に電池切れにより機能制
限の解除をすぐに行なうことができない事態が生じるこ
とも防止できる。
【0035】本発明の請求項3に係る携帯電話装置によ
れば、上述の効果に加えて、機能制限を行なう場合に識
別情報登録部に登録された識別情報のダイヤル番号に発
呼し、確認メッセージを送出することにより、使用者が
携帯電話装置の機能制限が行なわれたことを容易に確認
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る携帯電話装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】携帯電話装置と一般の固定電話機との間の電話
回線の構成を示す概念図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る携帯電話装置の
機能制限を行なう場合における携帯電話装置の制御動作
を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る携帯電話装置の
機能制限を行なう場合における携帯電話装置の制御動作
の中のタイマーに関する処理を示すフローチャートであ
る。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る携帯電話装置の
構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る携帯電話装置の
機能制限を行なう場合における携帯電話装置の制御動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 携帯電話装置 12 識別情報受信部 13 制御部 15 識別情報登録部 16 機能制限を行なう際に使用する特定の電話機 17 特定の識別情報のダイヤル番号 18 ROM 19 識別情報一致判定プログラム 20 機能制限プログラム 21 確認メッセージ送出プログラム 22 識別情報一致判定部 25 タイマー 26 メモリー 30 着信履歴 32 着信履歴が有する発信元の識別情報 33 着信履歴が有する着信日時

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着信があった際に発信元の識別情報を受
    信する識別情報受信部と、特定の識別情報を登録する識
    別情報登録部と、前記識別情報受信部で受信した識別情
    報と前記識別情報登録部に登録されている識別情報とが
    一致するか否かを判定する識別情報一致判定部と、この
    識別情報一致判定部において識別情報が一致することが
    設定時間内に設定回数あった場合に機能制限を行なう制
    御部とを備えたことを特徴とする携帯電話装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、機能制限を行なう場合に
    省電力モードへの移行も行なうことを特徴とする請求項
    1記載の携帯電話装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、機能制限を行なう場合に
    識別情報登録部に登録された識別情報のダイヤル番号に
    発呼し、確認メッセージを送出することを特徴とする請
    求項1又は2記載の携帯電話装置。
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