JP2002274734A - シート腰付け解除搬送装置とこの装置を備えたシート処理装置および画像形成装置 - Google Patents

シート腰付け解除搬送装置とこの装置を備えたシート処理装置および画像形成装置

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JP2002274734A
JP2002274734A JP2001071187A JP2001071187A JP2002274734A JP 2002274734 A JP2002274734 A JP 2002274734A JP 2001071187 A JP2001071187 A JP 2001071187A JP 2001071187 A JP2001071187 A JP 2001071187A JP 2002274734 A JP2002274734 A JP 2002274734A
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sheet
waist
conveying
release
discharge roller
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JP2001071187A
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Hiroyuki Sekine
広之 関根
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 腰のついたシートに皺が発生しないいように
する。 【解決手段】 シート腰付け解除搬送装置202は、シ
ートを搬送する搬出ローラ対7と、搬出ローラ対7によ
って搬送されるシートを下流側で受けて搬送する束排出
ローラ対180と、搬出ローラ対7と束排出ローラ対1
80との間に配設されてシートの一部分を撓ませてシー
トに腰を付ける腰付けリブ710と、腰付けリブ710
と束排出ローラ対180との間に配設されて、腰付けリ
ブ710によって撓まされたシートの一部分を元の平坦
な状態に戻す腰潰しリブ155と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートに一旦腰を
付けて確実に搬送し、その後その腰を除去するシート腰
付け解除搬送装置と、このシート腰付け解除搬送装置に
よって搬送されたシートに処理を施すシート処理装置
と、シート腰付け解除搬送装置によってシートを搬送さ
せる画像形成装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シートに腰を付けて搬送するシー
ト腰付け搬送装置は、例えば、シートを綴じたり、孔を
あけたりするシート処理装置に設けてあったり、シート
処理装置に組み込まれて、複写機、プリンタ、ファック
ス、およびこれらの複合機等の画像形成装置の本体に設
けてあったりしている。
【0003】シート腰付け搬送装置を備えたシート処理
装置の一例として、図9に示すものがある。
【0004】このシート処理装置において、下部搬出ロ
ーラ701aと上部搬出ころ701bとによる搬出ロー
ラ対701は、ソートパス700を送られてきた1枚目
のシートPを、互いに圧接した下部束排出ローラ804
aと上部束排出ローラ804bとによる束排出ローラ対
804に送り込む。このとき、ソートパス700の下流
端部に設けてある腰付けリブ710は、シートが搬出ロ
ーラ対701から束排出ローラ対804に確実に届くよ
うにシートの中間部分を連続した山状(山脈状)に盛り
上げて腰を付けている。
【0005】束排出ローラ対804の上部束排出ローラ
804bは、シートの後端が搬出ローラ対701から抜
け出ると、逆転して、処理トレイ801上を上流側(図
の右側)に送り、上部束排出ローラ804bを下部束排
出ローラ804aから離間して1枚目のシートを放す。
その後、弾性を有する引き込みパドル806が左回転
し、さらに弾性を有するローレットベルト702が左回
転してシートをさらに上流側に送り込み、後端ストッパ
部704に当接させる。そして、引き込みパドル806
は、仮想線の位置をへて実線の位置に戻る。また、ロー
レットベルト702は、プランジャ705に引かれて仮
想線の位置に待機する。なお、図9は各部を明瞭にする
ため、ローレットベルト702を、処理トレイ801か
ら離してあるが、実際はもっと接近している。
【0006】2枚目以降のシートが搬出ローラ対701
から搬出されるとき、束排出ローラ対804の上部束排
出ローラ804bは下部束排出ローラ804aから離れ
ている。このため、2枚目以降のシートは、引き込みパ
ドル806と、ローレットベルト702との回転によっ
て、後端ストッパ部704に当接させられる。
【0007】処理トレイ130に所定枚数のシートが積
載されると、シート束は、不図示の綴じ装置によって綴
じられる。その後、束排出ローラ対804の上部束排出
ローラ804bがシート束に接近して、下部束排出ロー
ラ804aとで、シート束を挟持し、回転して処理トレ
イ130からスタックトレイ810上に送り出す。
【0008】以上の構成の内、搬出ローラ対701、束
排出ローラ対804、および腰付けリブ710は、シー
ト腰付け搬送装置807を構成している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のシート
腰付け搬送装置は、排出ローラ701から排出したシー
トに腰付けリブ710によって腰を付けて束排出ローラ
対のニップで受け止めると、シートに山状の腰が付いた
ままで束排出ローラ対804がシートを挟むため、束排
出ローラ対804で搬送中のシートに皺を生じさせるこ
とがあった。
【0010】本発明は、腰のついたシートに皺が発生し
ないいようにしたシート腰付け解除搬送装置と、このシ
ート腰付け解除搬送装置によって搬送されたシートに処
理を施すシート処理装置と、シート腰付け解除搬送装置
を備えたシートを搬送させる画像形成装置とを提供する
ことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のシート腰付け解除搬送装置は、シートを搬
送する上流側シート搬送手段と、前記上流側シート搬送
手段によって搬送される前記シートを下流側で受けて搬
送する下流側シート搬送手段と、前記上流側シート搬送
手段と前記下流側シート搬送手段との間に配設されて前
記シートの一部分を撓ませて前記シートに腰を付ける腰
付け手段と、前記腰付け手段と前記下流側シート搬送手
段との間に配設されて、前記腰付け手段によって撓まさ
れた前記シートの一部分を元の平坦な状態に戻す腰解除
手段と、を備えている。
【0012】本発明のシート腰付け解除搬送装置の前記
下流側シート搬送手段は一方が他方に対して接離する1
対の回転体であり、前記腰解除手段は前記一方の回転体
とともに移動可能である。
【0013】本発明のシート腰付け解除搬送装置の前記
下流側シート搬送手段は一方が傾動部材に設けられて他
方に対して接離する1対の回転体であり、前記腰解除手
段は前記傾動部材に前記シートに接触する方向に付勢さ
れて、かつ退避可能に設けられている。
【0014】本発明のシート腰付け解除搬送装置の前記
腰解除手段は、弾性変形可能な弾性突片である。
【0015】上記目的を達成するため、本発明のシート
処理装置は、上記いずれか1つのシート腰付け解除搬送
装置と、前記シート腰付け解除搬送装置によって供給さ
れたシートが積載されるシート積載手段と、前記シート
積載手段に積載されたシートに後処理を施すシート後処
理手段と、を備えている。
【0016】上記目的を達成するため、本発明の画像形
成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、上
記いずれか1つのシート腰付け解除搬送装置と、を備え
ている。
【0017】上記目的を達成するため、本発明の画像形
成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、上
記いずれか1つのシート腰付け解除搬送装置と、前記シ
ート腰付け解除搬送装置によって供給されたシートが積
載されるシート積載手段と、前記シート積載手段に積載
されたシートに後処理を施すシート後処理手段と、を備
えている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態のシート
腰付け解除搬送装置と、このシート腰付け解除搬送装置
をシート処理装置の一部として組み込んであるシート処
理装置の一例であるフニッシャと、このシート処理装置
を装置の一部分として組み込んである画像形成装置の一
例であるプリントとを図に基づいて説明する。
【0019】なお、シート腰付け解除搬送装置は、シー
ト処理装置のみならず、プリンタの本体内のシート搬送
部分に設けてもよい。
【0020】さらに、シート処理装置は、プリンタのみ
ならず複写機、ファクシミリ、および複合機等の本体
に、その装置の一部分として組み込むことができるよう
になっている。したがって、本実施形態のシート供給装
置は、プリンタの本体のみに組み込まれるものではな
い。
【0021】(プリンタ)図1において、プリンタ30
0の本体301の上部には、プラテンガラス906、光
源907、レンズ系908、および原稿をプラテンガラ
ス906に給送する自動原稿給送装置500等を備えた
画像読取部903を設けてある。
【0022】また、プリンタ300の本体301には、
シート供給部909、画像形成部(画像形成手段)90
2等を備えてある。さらに、プリンタ300の本体30
1の側方には、プリンタ本体から排出される画像形成済
みのシートを処理するシート処理装置としてのフィニッ
シャ1等を備えてある。
【0023】シート供給部909は、記録用のシートP
を収納してプリンタ300の本体301に着脱自在なカ
セット910,911、およびペディスタル912に配
置されたデッキ913を有している。画像形成部902
は、円筒状の感光ドラム914と、感光ドラム914の
周囲に配設された現像器915、転写用帯電器916、
分離帯電器917、クリーナ918、一次帯電器919
等を備えている。画像形成部902の下流側には、搬送
装置920、定着装置904、排出ローラ対399等を
配設してある。
【0024】シートに画像を形成するには、まず、プリ
ンタ300の本体301に設けた制御装置930からシ
ート供給信号が出力される。すると、カセット910,
911、またはデッキ913から本体301内にシート
Pがされる。
【0025】一方、プラテンガラス906に載置されて
いる原稿Dに光源907から当てられて反射した光は、
レンズ系908を介して感光ドラム914に照射され
る。感光ドラム914はあらかじめ一次帯電器919に
より一様に帯電されている。感光ドラム914に光が照
射されると、感光ドラム914に静電潜像が形成され
る。静電潜像は現像器915によって現像されてトナー
像となる。
【0026】シート供給部909から給送されたシート
Pは、斜行している場合、レジストローラ対901によ
って斜行が真っ直ぐに矯正された後、感光ドラム914
上のトナー像と位置が合うように、タイミングを合わさ
れて画像形成部902へ送り込まれる。
【0027】画像形成部902では、感光ドラム914
のトナー像が転写用帯電器916によってシートPに転
写される。トナー像を転写されたシートPは、分離帯電
器917によって転写用帯電器916とは逆極性に帯電
されて、感光ドラム914から分離される。そして、分
離されたシートPは、搬送装置920により定着装置9
04に搬送され、熱と圧力を加えられてトナー像が永久
定着される。トナー像が定着されたシートPは、排出ロ
ーラ対399によりプリンタ300の本体301から排
出されて、フィニッシャ1へと送られる。
【0028】(フィニッシャ)フィニッシャを概略説明
する。
【0029】図2において、シート処理装置であるフィ
ニッシャ1は、プリンタ300の本体301側方に配置
されて、プリンタ300の本体301から排出されたシ
ート、または複数枚に重ねられたシート束に対して、整
合、ステイプル、孔あけ等の様々な後処理を施すように
なっている。なお、フィニッシャ1は、整合処理のみ、
あるいは整合処理とステイプル処理のみ行うようになっ
ていてもよい。
【0030】入口ローラ対2は、プリンタ300の本体
301の排出ローラ対399から排出されたシートPを
受け入れる。搬送ローラ対3は、受け入れたシートPを
引き続いて搬送する。シート検知センサ31は、搬送ロ
ーラ対3が搬送するシートPの通過を検知する。
【0031】その後、孔あけユニット50は、シート検
知センサ31のシートの通過検知に基づいて、シートの
後端部付近に孔をあける。なお、孔あけユニット50
は、シートに必ずしも孔をあける必要はない。
【0032】切換フラッパ11は、ノンソートパス21
とソートパス22との切り換えをする。切換フラッパ1
0は、ソートパス22と、シートPを一時的に蓄えるバ
ッファパス23との切り換えをする。切替フラッパ10
がバッファパス23を選択すると、比較的大径のバッフ
ァローラ5の外部周囲に配した各押し付けころ12,1
3,14は、シートをバッファローラ5の外部に押し付
けてバッファローラ5の外周に一時的に蓄える。その
後、搬送ローラ対6は、切換フラッパ10によってソー
トパス22内に案内されたシートを排出ローラ7aと従
動ころ7bとからなる搬出ローラ対7に搬送する。バッ
ファパス23内のシートは、センサ32によって検知さ
れる。
【0033】処理トレイユニット129の処理トレイ
(シート積載手段)130は、搬出ローラ対7から順次
排出されたシートPを束状にして一時的に積載する。ス
テイプルユニット100のステイプラ101は、処理ト
レイ130上に積載されたシートにステイプル処理をす
る。
【0034】束排出ローラ対180は、処理トレイ13
0に配置された下部束排出ローラ180aと、揺動ガイ
ド150に支持された上部束排出ローラ180bとを有
しており、処理トレイ130上のシート束のステイプル
処理が終了すると、上部束排出ローラ180bを下部束
排出ローラ180aに接近させてシート束を挟持して、
ローラ180a,180bの回転によって、スタックト
レイ200上に排出する。
【0035】一方、フィニッシャ1の上部にある排出ロ
ーラ9は、切り替えフラッパ11によってノンソートパ
ス21に案内されたシートをサンプルトレイ201上に
排出する。ノンソートパス21内のシートPは、センサ
33によって検知される。
【0036】スタックトレイ200とサンプルトレイ2
01に積載されたシート束の後端は、フィニッシャの外
装を兼ねている束積載ガイド40に受け止められる。
【0037】以上、説明したフィニッシャ1の各部の動
作は、制御装置4の制御によって行われる。
【0038】次に、処理トレイ130を含む処理トレイ
ユニット129を図3、図4に基づいて詳細に説明す
る。
【0039】処理トレイユニットの構成を説明する。
【0040】処理トレイユニット129は、処理トレイ
130、後端ストッパ131、整合部140、揺動ガイ
ド150、引き込みパドル160、束排出ローラ対18
0、搬出ローラ対7で回転駆動されるローレットベルト
(無端帯状の送り部材)190等によって構成されてい
る。
【0041】この場合、処理トレイ130のシート積載
面130dは、シート束の排出方向に対して下流側(図
の左上方側)を上方にして、上流側(図の右下方側)を
下方にして、傾斜している。処理トレイ130の上流側
である下方端部には、シート幅方向の所定間隔毎に配置
される各シートガイド130c、ローレットベルト19
0、後端ストッパ131を配設してある。また、中間部
には、引き込みパドル160を含んだ、シートPの搬送
方向に沿った両側を整合する整合部140を配設してあ
る。さらに、処理トレイ130の下流側に寄った上部、
すなわち、処理トレイユニット129の上方領域には、
引き込みパドル160と、揺動ガイド150とを配設し
てある。
【0042】ローレットベルト190は、図3に示すよ
うに、外周全面に滑り止めローレットを形成してあり、
所要径に賦形成形したもので、半径方向に変形可能な弾
性を有している。また、ローレットベルト190は、搬
出ローラ対7の下側の排出ローラ7aに巻き掛けられて
回転可能に吊り下げられている。さらに、ローレットベ
ルト190の下方内周面には、遊動回転する遊動ころ1
91を接触させてある。
【0043】整合部140の作動時、特に、引き込みパ
ドル160によるシートの引き込みに続いて行われるシ
ート側部の整合操作の開始時に、牽引用アクチュエータ
192が遊動ころ191を図4の右方向に牽引すると、
ローレットベルト190は、実線で示す位置から、シー
トガイド130cの内側(図4の右側)に引き寄せられ
て、後端ストッパ131の支持面131a側の破線の位
置に牽引され、支持面131aへのシートPの突き当て
の邪魔にならないようになっている。
【0044】さらに、処理トレイ130の上方端部に
は、束排出ローラ対180の下部束排出ローラ180a
を配設してある。揺動ガイド150の下面前端部には、
下部束排出ローラ180aに離接自在に当接する他方の
上部束排出ローラ180bを配設してある。各束排出ロ
ーラ180a,180bは、駆動モータM180によっ
て、正逆回転するようになっている。
【0045】揺動ガイド150は、上流側である下面後
端部側の支持軸151に設けてあり、駆動モータM15
0から回転力を受けて回転する回転カム152の回転に
よって揺動回転するようになっている。揺動ガイド15
0は、下部束排出ローラ180aに上部束排出ローラ1
80bを当接させた閉口状態がホームポジションであ
る。閉口状態は、不図示の位置センサによって検知する
ようになっている。
【0046】引き込みパドル160は、処理トレイ13
0の上方の駆動軸161のスラスト方向に複数固定して
あり、駆動軸161を回転させる駆動モータM160に
よって、シート送りに最適なタイミングで図4において
反時計回り方向に回転するようになっている。引き込み
パドル160の初期位置は、搬出ローラ対7から処理ト
レイ130上へのシートPの排出の障害にならない実線
の位置である。各引き込みパドル160の長さは、処理
トレイ130のシート積載面130dまでの間隔よりも
若干長めに設定してある。
【0047】以上の構成において、ソートパス22の下
流端部には、図3ないし図6に示すように、腰付けリブ
710が設けられている。腰付けリブ710は、シート
が搬出ローラ対7から束排出ローラ対180に確実に届
くようにシートの中間部分を連続した山状(山脈状)に
盛り上げて腰を付けるようになっている。
【0048】揺動ガイド155の下部束排出ローラ80
4bの近くには、弾性変形可能なゴム製、あるいは樹脂
製の腰潰しリブ150を下向きに突設してある。なお、
この腰潰しリブ155は、剛性を備えた樹脂製にして、
揺動ガイド150に上下方向に移動可能に備えられて、
ばね等の弾性体によって常時下方に付勢されていてもよ
い。
【0049】以上の構成の内、搬出ローラ対(上流側シ
ート搬送手段、1対の回転体)7、腰付けリブ(腰付け
手段)710、揺動ガイド(傾動部材)150、腰潰し
リブ(腰解除手段)155、束排出ローラ対(下流側シ
ート搬送手段、1対の回転体)180等は、シート腰付
け解除搬送装置202を構成している。
【0050】次に、処理トレイユニットに組み込まれて
いる整合部を、図3と、図3のC矢視図である図7に基
づいて説明する。
【0051】図7において、整合部140を構成する1
対の第1、第2の整合部材141,142は、処理トレ
イ130のシート積載面130d上で、図4の用紙の上
端側と下端側とに対向して配置されて、シート搬送方向
に沿った側部に対向するようになっている。第1、第2
の整合部材141,142は、それぞれ、シート側端面
を押圧して整合するため、処理トレイ130のシート積
載面130dに対して垂直な整合面141a,142a
と、シート裏面を支持するラックギア部141b,14
2bとを有している。各ラックギア部141b,142
bは、処理トレイ130に開穿した図7の上下方向(シ
ートPの幅方向に対応)に平行な1組のガイド溝130
a,130bを通して下面側に配置してある。
【0052】これを要約すると、処理トレイ130に対
して、そのシート積載面130a側に各整合面141
a,142aが対向して配置され、かつその下面側に各
ラックギア部141b,142bが整合方向に移動可能
に設けられている。
【0053】そして、各ラックギア部141b,142
bには、それぞれの各駆動モータM141,M142に
よって正逆回転する個々のピニオンギア143,144
が噛合している。これによって、第1、第2の整合部材
141,142がそれぞれに整合方向へ移動することに
なっている。処理トレイ130には、第1,第2の整合
部材141,142のホームポジションを検知する不図
示の位置センサを配置してある。通常、第1の整合部材
141と第2の整合部材142は、互いに最も離れた位
置の各ホームポジションに待機している。
【0054】処理トレイユニットの動作を説明する。
【0055】搬出ローラ対7は、ソートパス22を送ら
れてきた1枚目のシートを束排出ローラ対180に向け
て搬出する。1枚目のシートは、揺動ガイド150が下
方への回転して、下部束排出ローラ180aと上部束排
出ローラ180bとが当接して、閉口状態になった束排
出ローラ対180のニップで受け止められる。このと
き、搬出ローラ対7の近傍に設けられた腰付けリブ71
0は、図6に示すように、シートが搬出ローラ対7から
束排出ローラ対180に確実に届くようにシートの中間
部分を連続した山状(山脈状)に盛り上げて腰Paを付
ける。このため、シートは、腰を付けられているため、
回転している束排出ローラ対180に確実に送り込まれ
る。しかし、腰を付けたままシートを束排出ローラ対1
80に送り込むと、束排出ローラ対180は、シートの
腰付け部分を潰しながらシートを受け入れるため、シー
トに皺を形成するおそれがある。
【0056】そこで、束排出ローラ対180に1枚目の
シートが到達する前に、束排出ローラ対180のニップ
の上流側で腰付けリブ710に対向する位置に設けられ
た腰潰しリブ155が、搬出ローラ対7により排出され
たシートの山形の腰Paが突き当たることで、その腰P
aを潰す。このため、束排出ローラ対180は、腰Pa
を潰されて平坦になったシートを受け取る。
【0057】なお、腰潰しリブ155は、揺動ガイド1
50の閉口状態でシートに接触しているが、図8に示す
ように束排出に支障を与えないようにシート圧によって
多少撓んで逃げる。
【0058】1枚目シートの後端が搬出ローラ対7を抜
けると、束排出ローラ対180は、逆回転して1枚目の
シートを処理トレイ130の後端ストッパ131へ送
る。上部束排出ローラ180bは、シートの後端が後端
ストッパ131に当接する以前に1枚目のシートから離
間する。
【0059】1枚目のシートは、自身の自重、および引
き込みパドル160とローレットベルト190との反時
計方向への回転によって、後端縁が各シートガイド13
0cによって下方側へ案内されて、後端ストッパ131
の支持面131aに突き当たるまで、処理トレイ130
上を滑走する。その後、引き込みパドル160は、所定
時間を待って不図示の位置センサで検知されるホームポ
ジションで停止する。ローレットベルト190は、図4
において、牽引用アクチュエータ192に牽引されて、
仮想線の位置に移動する。
【0060】その後、2枚目のシートも搬出ローラ対7
によって搬出された直後に腰付けリブ710によって腰
付けが行われて確実に束排出ローラ180に搬出される
が、2枚目以降のシートの排出時には、束排出ローラ対
180は、上部束排出ローラ180bがシートから離れ
て開状態のままになっている。このため、揺動ガイド1
50が上方へ回転して停止したままになっているので、
腰潰しリブ155は、シートから離れて、腰を潰すこと
ができない。しかし、2枚目以降のシートは、束排出ロ
ーラ対180が開状態のままになっていることによっ
て、先行シートの上に落下し、そのとき、腰が解除され
て平坦になる。
【0061】その後、2枚目のシートは、引き込みパド
ル160とローレットベルト190との反時計方向への
回転によって、後端縁が各シートガイド130cの支持
面131aに突き当てられて整合される。この間に、整
合部140の整合部材141,142が互い接近して、
シートの側部を整合する。3枚目以降のシートも同様に
して処理トレイ130に積載される。
【0062】処理トレイ130に所定枚数のシートが積
載されると、ステイプルユニット100はシート束を綴
じる。
【0063】束排出ローラ対180は、上部束排出ロー
ラ180bをシートに接近させて上部束排出ローラ18
0aと下部束排出ローラ180bとで、シート束を挟ん
で、回転して、シート束をスタックトレイ200上に排
出する。
【0064】以上のように、束排出ローラ対180は、
1枚目のシートを処理トレイ130に積載するときの
み、閉じるようになっている。これは、処理トレイ13
0に1枚目のシートを閉口状態で束排出ローラ対180
に受け渡すことで揺動ガイド150を一旦開く時間を短
縮することができて、シート束間隔時間を短縮し、高速
なシート束処理を行えるようにするためである。
【0065】したがって、本実施形態のシート腰付け解
除搬送装置202は、1枚目のシートを束排出ローラ対
180が閉じた状態でシートを受け取るとき、腰潰しリ
ブ155によって、腰付きシートの腰を除去するため、
シートに皺が発生しないようにすることができる。ま
た、シートに皺が生じないことによって、シート腰付け
解除搬送装置202は、シートを安定した状態で搬送す
ることができる。
【0066】なお、以上のフィニッシャ1は、シートを
1枚ずつ搬送するようになっているが、ステイプルユニ
ット100によってシート束を綴じるとき、その間、シ
ートの搬送を停止すると、シート搬送効率が低下する。
このため、フィニッシャ1は、バッファパス23にシー
トを複数枚重ねて保持し、その複数枚のシートを同時に
搬出ローラ対7から搬出する場合がある。このような場
合においても、処理トレイユニット内のシート腰付け解
除搬送装置202は、最初に送られてきた、重なった複
数枚のシートに形成した腰を除去して、皺が発生しない
ようにして、シート束をステイプルすることができる。
【0067】フィニッシャ1は、シートに皺を生じさせ
ることを少なくしたシート腰付け解除搬送装置202を
備えているので、ステイプラ101がシートにステイプ
ル処理を施すとき、引っ掛かることなくなり、シートに
確実にステイプル処理を施すことができる。
【0068】プリンタ300は、シートに皺を生じさせ
ることを少なくしたシート腰付け解除搬送装置202を
備えているので、画像に損傷を受けることのないシート
を供給することができる。
【0069】
【発明の効果】本発明のシート腰付け解除搬送装置は、
腰解除手段によって、シートに形成された腰を除去する
ため、下流側シート搬送手段によって生じるおそれのあ
る皺の発生を防止して、シートを安定した状態で搬送す
ることができる。
【0070】本発明のシート処理装置は、シートに皺を
生じさせることを少なくしたシート腰付け解除搬送装置
を備えているので、シートに対する処理を速やかに行う
ことができる。
【0071】本発明の画像形成装置は、シートに皺を生
じさせることを少なくしたシート腰付け解除搬送装置を
備えているので、画像に損傷を受けることのないシート
を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシート腰付け解除搬送装置
を備えた画像形成装置であるプリンタの概略正面断面図
である。
【図2】本実施形態のシート腰付け解除搬送装置を備え
たシート処理装置の概略正面断面図である。
【図3】シート処理装置の主要部分図である。
【図4】シート処理装置の動作説明図である。
【図5】シート腰付け解除搬送装置のシート排出状態を
示す概略図である。
【図6】山形の腰がついたシートの斜視図である。
【図7】図3の整合部を矢印C方向から見た図である。
【図8】シート腰付け解除搬送装置の動作説明図であ
る。
【図9】従来のシート処理装置の概略正面断面図であ
る。
【符号の説明】
P シート 1 フィニッシャ(シート処理装置) 7 搬出ローラ対(上流側シート搬送手段、1対の
回転体) 130 処理トレイ(シート積載手段) 150 揺動ガイド(傾動部材) 155 腰潰しリブ(腰解除手段) 180 束排出ローラ対(下流側シート搬送手段、
1対の回転体) 202 シート腰付け解除搬送装置 300 プリンタ(画像形成装置) 710 腰付けリブ(腰付け手段) 902 画像形成部(画像形成手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを搬送する上流側シート搬送手段
    と、 前記上流側シート搬送手段によって搬送される前記シー
    トを下流側で受けて搬送する下流側シート搬送手段と、 前記上流側シート搬送手段と前記下流側シート搬送手段
    との間に配設されて前記シートの一部分を撓ませて前記
    シートに腰を付ける腰付け手段と、 前記腰付け手段と前記下流側シート搬送手段との間に配
    設されて、前記腰付け手段によって撓まされた前記シー
    トの一部分を元の平坦な状態に戻す腰解除手段と、 を備えたことを特徴とするシート腰付け解除搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記下流側シート搬送手段は一方が他方
    に対して接離する1対の回転体であり、前記腰解除手段
    は前記一方の回転体とともに移動可能であることを特徴
    とする請求項1に記載のシート腰付け解除搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記下流側シート搬送手段は一方が傾動
    部材に設けられて他方に対して接離する1対の回転体で
    あり、前記腰解除手段は前記傾動部材に前記シートに接
    触する方向に付勢されて、かつ退避可能に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のシート腰付け解除
    搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記腰解除手段は、弾性変形可能な弾性
    突片であることを特徴とする請求項1ないし3の内、い
    ずれか1項に記載のシート腰付け解除搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4の内、いずれか1項に
    記載のシート腰付け解除搬送装置と、 前記シート腰付け解除搬送装置によって供給されたシー
    トが積載されるシート積載手段と、 前記シート積載手段に積載されたシートに後処理を施す
    シート後処理手段と、を備えたことを特徴とするシート
    処理装置。
  6. 【請求項6】 シートに画像を形成する画像形成手段
    と、 前記シートを搬送する請求項1ないし4の内、いずれか
    1項に記載のシート腰付け解除搬送装置と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 シートに画像を形成する画像形成手段
    と、 請求項1ないし4の内、いずれか1項に記載のシート腰
    付け解除搬送装置と、 前記シート腰付け解除搬送装置によって供給されたシー
    トが積載されるシート積載手段と、 前記シート積載手段に積載されたシートに後処理を施す
    シート後処理手段と、を備えたことを特徴とする画像形
    成装置。
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