JP2002271986A - エネルギー供給システム及びセンタコンピュータ - Google Patents

エネルギー供給システム及びセンタコンピュータ

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JP2002271986A
JP2002271986A JP2001063426A JP2001063426A JP2002271986A JP 2002271986 A JP2002271986 A JP 2002271986A JP 2001063426 A JP2001063426 A JP 2001063426A JP 2001063426 A JP2001063426 A JP 2001063426A JP 2002271986 A JP2002271986 A JP 2002271986A
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energy
amount
cost
power
supply
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JP2001063426A
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English (en)
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Yoshio Shinshi
誉夫 進士
Makiko Ichigaya
真紀子 市ヶ谷
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Tokyo Gas Co Ltd
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Tokyo Gas Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 低コストで需要電力に見合い、エネルギー効
率が最高となるように発電設備の制御を行うエネルギー
供給システムを提供する。 【解決手段】 制御センタ3のコンピュータ4は、気
温、天候予測(ステップ201)、電力需要、熱需要、
発電効率データ、熱効率データ等の検索(ステップ20
2)、現状の発電出力Gk、排熱出力Hk、需要出力D
k等の受信を行う(ステップ203)。コンピュータ4
は、これらのデータに基づいて、各発電装置6の発電出
力Gkを仮決定し(ステップ204)、発電装置6の燃
料コスト、メンテナンスコスト、排出CO2コスト、排
出NOxコスト、水使用コスト等を算出し、各コストの
総計である総合コストCを算出する(ステップ205か
らステップ213)。仮決定した発電出力Gkに対する
総合コストCが最小の場合(ステップ214)、コンピ
ュータ4は、発電出力Gkを決定し、各発電装置6に送
信する(ステップ215)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークを利
用したエネルギー供給システム、センタコンピュータに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特定規模電気事業において、特定
規模電気事業者は、自らの発電設備等で発電した電気
を、電力会社送電線を介して、工場、企業等の特定規模
需要家に電気を供給する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特定規模需要家は、需
要電力量を特定規模電気事業者へ光ファイバー等の有線
による通信で送信しており、そのコストは高額であり非
現実的であった。また、特定規模電気事業者側の供給電
力制御においても、構内の電力、力率によって発電設備
を制御しており、総合的に最適な制御を行うことができ
なかった。
【0004】本発明は、以上の点に鑑みてなされたもの
であり、低コストで需要電力に見合い、エネルギー効率
が最高となるように発電設備の制御を行うエネルギー供
給システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために第1の発明は、エネルギー供給網を介して、複数
のエネルギー供給者のエネルギー製造設備と、複数のエ
ネルギー需要家との間でエネルギーを供給するシステム
であって、前記エネルギー製造設備のエネルギー量を制
御するセンタコンピュータを有し、前記エネルギー製造
設備は、ネットワークを介して、計測した現状の供給エ
ネルギー量を前記センタコンピュータに送信し、前記エ
ネルギー需要家側のエネルギー使用量を計測する計測手
段は、ネットワークを介して、計測した現状の需要エネ
ルギー量を前記センタコンピュータに送信し、前記セン
タコンピュータは、受け取った供給エネルギー量、需要
エネルギー量に基づき、前記各エネルギー供給者のエネ
ルギー供給コストの総計が最小となる次の所定時間のエ
ネルギー供給量を決定し、前記エネルギー供給量を前記
各エネルギー製造設備に送信することを具備することを
特徴とするエネルギー供給システムである。
【0006】エネルギー供給者は、エネルギーをエネル
ギー需要家に供給し、特定規模電気事業者等である。エ
ネルギー需要家は工場、企業等の特定規模需要家であ
る。エネルギー供給網は、電力会社送電線である。エネ
ルギーは、電気であり、エネルギー製造設備は、発電装
置等である。エネルギー供給コストは、燃料コスト、メ
ンテナンスコスト、環境性評価物質の排出量をコスト換
算した金額等の総計である。
【0007】第1の発明では、エネルギー製造設備は、
ネットワークを介して、計測した現状の供給エネルギー
量をセンタコンピュータに送信し、エネルギー需要家側
のエネルギー使用量を計測する計測手段は、ネットワー
クを介して、計測した現状の需要エネルギー量をセンタ
コンピュータに送信する。センタコンピュータは、受け
取った供給エネルギー量、需要エネルギー量に基づき、
各エネルギー供給者のエネルギー供給コストの総計が最
小となる次の所定時間のエネルギー供給量を決定し、エ
ネルギー供給量を各エネルギー製造設備に送信する。
【0008】また、第2の発明は、複数のエネルギー供
給者のエネルギー製造設備と、複数のエネルギー需要家
のエネルギー計測手段と、ネットワークを介して接続さ
れたセンタコンピュータであって、前記エネルギー製造
設備から受け取った現状の供給エネルギー量と、前記エ
ネルギー計測手段から受け取った現状の需要エネルギー
量に基づき、前記各エネルギー供給者のエネルギー供給
コストの総計が最小となる次の所定時間のエネルギー供
給量を決定し、前記エネルギー供給量を前記各エネルギ
ー製造設備に送信することを具備することを特徴とする
センタコンピュータである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係
るエネルギー供給システム1の概略構成図である。エネ
ルギー供給システム1は、発電装置を有する複数の特定
規模電気事業者である供給者が複数の需要家に電力を供
給する際、ネットワークを利用して、電力需要に見合
い、かつエネルギー効率が最高になるように発電装置を
制御する。
【0010】図1に示すように、エネルギー供給システ
ム1は、制御センタ3、複数の供給者5−1、5−2、
5−3、複数の需要家7−1、7−2、7−3、ネット
ワーク9、電力会社送電線10等からなる。
【0011】制御センタ3は、コンピュータ4、データ
ベース13等を有する。コンピュータ4は、例えば、イ
ンターネットなどのネットワーク9を介して、各供給者
5の発電装置6−1、6−2、6−3と、各需要家7の
電力計8−1、8−2、8−3と接続され、電力関連情
報の送受信を行い、供給電力を制御する。データベース
13は、内部蓄積データとして過去の実績データである
電力需要トレンドデータ15、熱需要トレンドデータ1
6、及び発電効率データ17、排熱効率データ18等を
保持する。
【0012】供給者5−1、5−2、5−3は特定規模
電気事業者であり、それぞれエネルギー製造設備である
発電装置6−1、6−2、6−3を有し、発電し、電力
会社送電線10を介して、需要家7−1、7−2、7−
3に電気11を供給する。発電装置6−1、6−2、6
−3は、ネットワーク9を介して、制御センタ3のコン
ピュータ4と接続され、送受信を行う。需要家7−1、
7−2、7−3は、工場、企業等の特定規模需要家であ
り、それぞれ需要家7のエネルギー使用量を計測する計
測手段である電力計8−1、8−2、8−3を有する。
各電力計8−1、8−2、8−3は、ネットワーク9を
介して、制御センタ3と接続され、計測した需要電力量
等を送信する。
【0013】次に、エネルギー供給システム1全体の処
理の流れについて説明する。図2は、エネルギー供給シ
ステム1全体の処理の流れを示す。
【0014】図2に示すように、制御センタ3のコンピ
ュータ4は、例えば、インターネットなどのネットーワ
ーク9上のデータから、各供給者5−1、5−2、5−
3、各需要家7−1、7−2、7−3の所在地の今後の
気温予測、天候予測を行う(ステップ201)。
【0015】コンピュータ4は、各発電装置6−1、6
−2、6−3毎にデータベース13内から過去の実績デ
ータである電力需要トレンドデータ15、熱需要トレン
ドデータ16等を検索し、取り出す。また、コンピュー
タ4は、データベース13内から各発電装置6−1、6
−2、6−3の発電効率データ17、熱効率データ18
等を検索し、抽出する(ステップ202)。
【0016】コンピュータ4は、ネットワーク9を介し
て、供給者5側の発電装置6−1、6−2、6−3から
計測した現状の発電出力Gk、排熱出力Hk(k=1、
2、3)と、需要家7側の電力計8−1、8−2、8−
3から計測した現状の需要出力Dk(k=1、2、3)
等を受信する(ステップ203)。
【0017】コンピュータ4は、ステップ201、20
2、203で取得した各種データに基づいて、次の所定
時間の各発電装置6−1、6−2、6−3の発電出力G
kを仮決定する(ステップ204)。尚、制限条件:Σ
Gk=ΣDk(k=1、2、3)とする。
【0018】コンピュータ4は、仮決定した発電出力G
k(k=1、2、3)に対する発電装置6−1、6−
2、6−3の燃料コストΣFkを算出し(ステップ20
5)、メンテナンスコストΣMkを算出する(ステップ
206)。コンピュータ4は、仮決定した発電出力Gk
(k=1、2、3)に対する排出CO2量を算出し(ス
テップ207)、算出した排出CO2量をコストΣVk
に換算する(ステップ208)。同様に、コンピュータ
4は、排出NOx量を算出し、排出NOxを除去するた
めのコストΣUkを算出する(ステップ209、21
0)。コンピュータ4は、発電時の冷却水等の水使用量
を算出し、コストΣWkに換算する(ステップ211、
212)。
【0019】コンピュータ4は、燃料コストΣFk、メ
ンテナスコストΣMk、排出CO2コストΣVk、排出
NOxコストΣUk、水使用コストΣWk等を合計し、
総合コストCを算出する(ステップ213)。
【0020】仮決定した発電出力Gkに対する総合コス
トCが最小でない場合、ステップ204へ移行し発電出
力Gk(k=1、2、3)を調整し、再度コスト算出を
行う。
【0021】仮決定した発電出力Gk(k=1、2、
3)に対する総合コストCが最小の場合(ステップ21
4)、コンピュータ4は、発電出力Gkを決定し、各供
給者5−1、5−2、5−3の発電装置6−1、6−
2、6−3に各発電出力Gk(k=1、2、3)を送信
する(ステップ215)。コンピュータ4は、ステップ
201へ戻り、次の時間の発電出力Gk決定処理を行
う。
【0022】次に、エネルギー供給システム1の処理手
順を詳しく説明する。図3、図4、図5、図6は、エネ
ルギー供給システム1の処理手順を示すフローチャート
である。
【0023】図3に示すように、制御センタ3のコンピ
ュータ4は、例えば、インターネットなどのネットーワ
ーク9から気象関連データを検索し、各供給者5−1、
5−2、5−3、各需要家7−1、7−2、7−3の所
在地の今後の気温予測、天候予測を行い、気温予測デー
タ、天候予測データを抽出する。気温予測データ、天候
予測データ等は、後述する発電出力の仮決定の判断に使
用する(ステップ301)。例えば、発電装置6側で気
温が下がると、発電効率が上がり、発電出力も上がる。
需要家7側で、夏季、天気が悪くなると需要電力は下が
り、冬季、天気が悪くなると需要電力は上がる。
【0024】コンピュータ4は、データベース13内の
過去の電力需要実績データである電力需要トレンドデー
タ15から各発電装置6−1、6−2、6−2毎に、例
えば、前年の同月同曜日の電力需要データを検索し、過
去の熱需要実績データである熱需要トレンドデータ16
から前年の同月同曜日の熱需要データ等を検索し、取り
出す。
【0025】次に、電力需要トレンドデータと電力需要
の予測について説明する。図7は、電力需要トレンドデ
ータ31と電力需要の予測を示す。図7に示すように、
縦軸は電力需要出力D(KW)、横軸は1日の時刻を示
す。電力需要トレンドデータ31は、需要家7の前年の
同月同曜日の電力需要データである。前年の同月同曜日
の電力需要データ31は、朝6時頃から上がり、一旦、
昼12時頃から13時頃まで下がり、午後になり、また
上がり、夕方17時過ぎ下がる。この前年の同月同曜日
の電力需要データは、現在(本日)の電力需要データ3
3を予測する為の判断に使用する。同様に、前年の同月
同曜日の熱需要データ等の熱需要トレンドデータは、熱
需要データの予測の判断に使用する。
【0026】また、コンピュータ4は、データベース1
3内から、各発電装置6−1、6−2、6−3の予測気
温、負荷等に応じた発電効率データ17、排熱効率デー
タ18等を検索し、抽出する(ステップ302)。
【0027】次に、発電効率データを表す発電出力Gと
発電効率ηの関係を示す。図8は、発電出力Gと発電効
率ηの関係を示す図である。図8に示すように、縦軸は
発電効率η(%)、横軸は発電出力G(KW)を示す。
例えば、発電出力Gが定格出力24の場合、発電効率η
は30%となる。発電効率30%とは、燃料100に対
して30%が発電量となることを表す。
【0028】次に、排熱効率データを表す発電出力Gと
排熱効率γの関係を示す。図9は、発電出力Gと排熱効
率γの関係を示す図である。図9に示すように、縦軸は
排熱効率γ(%)、横軸は発電出力G(KW)を示す。
例えば、発電出力Gが定格出力26の場合、発電効率γ
は26%となる。
【0029】コンピュータ4は、ネットワーク9を介し
て、供給者5側の各発電装置6−1、6−2、6−3か
ら計測した現状の発電出力Gk、排熱出力Hk(k=
1、2、3)等を受信する(ステップ303)。
【0030】コンピュータ4は、需要家7側の各電力計
8−1、8−2、8−3から計測した現状の需要出力D
k(k=1、2、3)等を受信する(ステップ30
4)。
【0031】コンピュータ4は、受け取った気温予測デ
ータ、天候予測データ、前年の同月同曜日の電力需要デ
ータである電力需要トレンドデータ15、現状の需要出
力Dk、前年の同月同曜日の熱需要データ等である熱需
要トレンドデータ16、排熱効率データ18等の判断デ
ータを用いて、各需要家7−1、7−2、7−3の熱需
要及び電力需要を予測する(ステップ305)。
【0032】コンピュータ4は、気温予測データ、天候
予測データ、前年の同月同曜日の電力需要データである
電力需要トレンドデータ15、現状の発電出力Gk、現
状の需要出力Dk、発電効率データ等の判断データと予
測した熱需要、電力需要等に基づき、次の所定時間(例
えば、次の1分間)の各発電装置6−1、6−2、6−
3の発電出力Gkを仮設定する。(ステップ306)。
尚、制限条件:ΣGk=ΣDk(k=1、2、3)とす
る。
【0033】図4に示すように、仮決定した発電出力G
kに対する各発電装置6−1、6−2、6−3からの予
測される排熱出力Hkを算出する(ステップ307)。
尚、現状の排熱出力Hkは、実際に排熱が予測通り出力
されているかどうかの補正に使用する。
【0034】コンピュータ4は、仮決定した各発電出力
Gk(k=1、2、3)に対する発電装置6−1、6−
2、6−3の発電効率ηkを、発電効率データ17を用
いて算出する(ステップ308)。
【0035】発電出力Gk(KW)、発電効率ηk
(%)、1KWあたりの燃料費単価(円/KW)から、
燃料コスト:Fk=Gk/αk×燃料費(円/KW)を
算出する(ステップ309)。例えば、発電出力Gk、
発電効率30%、燃料費K1(円/KW)とすると、燃
料コストFk=Gk/0.3×K1となる。尚、発電装
置6の排熱出力Hkですべての熱需要を賄いきれない場
合、更に、補充分のボイラ等を焚く燃料コストを燃料コ
ストFkに加算する(ステップ310)。
【0036】各供給者5−1、5−2、5−3の発電装
置6−1、6−2、6−3の燃料コストFkの総計ΣF
k(k=1、2、3)を算出する(ステップ311)。
【0037】コンピュータ4は、(メンテナンスコスト
Mk)∝(発電装置6の運転時間)から、発電出力Gk
にあたる運転時間H1(h)、発電装置6に係る保守・
点検の運転時間あたり費用K2(円/h)とすると、M
k=K2×H1、(但し、発電装置6の発電開始時は1
回あたり5時間にカウントすることから、起動回数nに
対して、Mk=K2×(H1+5n))となる(ステッ
プ312)。
【0038】各供給者5−1、5−2、5−3の発電装
置6−1、6−2、6−3のメンテナンスコストの総計
ΣMk(k=1、2、3)を算出する(ステップ31
3)。
【0039】コンピュータ4は、(排出CO2量)∝
(燃料量)から、仮決定した各発電出力Gk(k=1、
2、3)に対する排出CO2量Xkを算出する。すなわ
ち、燃料量Lk、燃料(例えば、都市ガス)のCO2排
出原単位xgとすると、排出CO2量:Xk=Lk×x
gとなる(ステップ314)。
【0040】(算出した排出CO2量Xk)∝(1kg
あたりのカーボン単価(円/kg))から、排出CO2
量をコストVkに換算する(ステップ315)。各供給
者5−1、5−2、5−3の発電装置6−1、6−2、
6−3の排出CO2コストVkの総計ΣVk(k=1、
2、3)を算出する(ステップ316)。
【0041】同様に、図5に示すように、コンピュータ
4は、(排出NOx量)∝(燃料量)から、仮決定した
各発電出力Gk(k=1、2、3)に対する排出NOx
量Ykを算出する。すなわち、燃料量Lk、燃料(例え
ば、都市ガス)のNOx排出原単位ygとすると、排出
NOx量:Yk=Lk×ygとなる(ステップ31
7)。
【0042】(算出した排出NOx量Yk)∝(NOx
を除去する脱硝の為の費用)から、排出NOx量をコス
トUkに換算する(ステップ318)。各供給者5−
1、5−2、5−3の発電装置6−1、6−2、6−3
の排出NOxコストUkの総計ΣUk(k=1、2、
3)を算出する(ステップ319)。
【0043】コンピュータ4は、発電時に使用する冷却
水等の水使用量Zkを算出し(ステップ320)、(水
使用量Zk)∝(水道料金単価)から水使用コストWk
に換算する(ステップ321)。各供給者5−1、5−
2、5−3の発電装置6−1、6−2、6−3の水使用
コストWkの総計ΣWk(k=1、2、3)を算出する
(ステップ322)。
【0044】コンピュータ4は、燃料コストΣFk、メ
ンテナスコストΣMk、排出CO2コストΣVk、排出
NOxコストΣUk、水使用コストΣWk等を合計し、
総合コストCを算出する(ステップ323)。
【0045】図6に示すように、仮決定した発電出力G
kに対する総合コストCが最小でない場合(ステップ3
24)、発電出力Gk(k=1、2、3)を再設定し
(ステップ325)、ステップ307に移行する。例え
ば、仮決定したG1、G2、G3に対して、ΣGk=Σ
Dk(k=1、2、3)を制限条件として、 G1+Δ、G2−Δ、G3 G1+Δ、G2、G3−Δ G1、G2+Δ、G3−Δ : : (但し、Δは調整定数)と、発電出力Gk(k=1、
2、3)を順次設定し、総合コストCを計算し全ての場
合の中で総合コストCが最小となるGk(k=1、2、
3)を選ぶ。
【0046】発電出力Gkに対する総合コストCが最小
の場合(ステップ324)、コンピュータ4は、発電出
力Gkを決定する(ステップ326)。コンピュータ4
は、ネットワーク9を介して、各供給者5−1、5−
2、5−3の発電装置6−1、6−2、6−3に発電出
力Gkを送信する(ステップ327)。コンピュータ4
は、ステップ301へ戻り、次の時間の発電出力Gk決
定処理を行う。
【0047】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、制御センタ3のコンピュータ4は、気温、天候予測
し、内蔵蓄積データである電力需要トレンドデータ1
5、熱需要トレンドデータ16、発電効率データ17、
熱効率データ18等を検索し、各発電装置6−1、6−
2、6−3の計測した現状の発電出力Gk、排熱出力H
k等と、各需要家7の電力計8−1、8−2、8−3の
計測した現状の需要出力Dk等をネットワーク9を介し
て受信する。コンピュータ4は、これらのデータに基づ
いて、次の所定時間の各発電装置6−1、6−2、6−
3の発電出力Gkを仮決定し、各発電出力Gkに対する
発電装置6の燃料コスト、メンテナンスコスト、排出C
O2コスト、排出NOxコスト、水使用コスト等を算出
し、各コストの総計である総合コストCを算出する。仮
決定した発電出力Gkに対する総合コストCが最小の場
合、コンピュータ4は、発電出力Gkを決定し、各発電
装置6−1、6−2、6−3に送信する。
【0048】これにより、通信手段が低廉になったた
め、複数の需要家7の電力需要を容易に入手することが
でき、特定規模電気事業のコストが大幅に削減され、事
業の現実性を高める。また、各需要家7の電力需要を加
味した総合的な制御を行うことで、システム全体の省エ
ネルギー性が向上する。
【0049】尚、本実施の形態では、環境性評価物質C
O2、NOx等の排出量から除去費用等によるコスト換
算を行ったが、環境性評価物質CO2、NOxの排出権
取引等によるコスト換算を行ってもよい。
【0050】また、本実施の形態では、電力需要トレン
ドデータ15、熱需要トレンドデータ16等を制御セン
タ3のデータベース13に蓄積したが、各需要家7から
送信してもよい。更に、本実施の形態では、ネットワー
ク9上のデータを用いて気温予測、天候予測を行った
が、各供給者5側、各需要家7側から、気温データ、天
候データを送信してもよい。
【0051】また、図3、4、5、6に示す処理を行う
プログラムはCD−ROM等の記録媒体に保持させて流
通させてもよいし、このプログラムを通信回線を介して
送受することもできる。
【0052】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、低コストで需要電力に見合い、エネルギー効率が
最高となるように発電設備の制御を行うエネルギー供給
システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るエネルギー供給シ
ステム1の概略構成を示す図
【図2】 エネルギー供給システム1の全体の処理の流
れを示す図
【図3】 エネルギー供給システム1の処理手順を示す
フローチャート
【図4】 エネルギー供給システム1の処理手順を示す
フローチャート
【図5】 エネルギー供給システム1の処理手順を示す
フローチャート
【図6】 エネルギー供給システム1の処理手順を示す
フローチャート
【図7】 電力需要トレンドデータ31と電力需要の予
測を示す図
【図8】 発電出力Gと発電効率ηの関係を示す図
【図9】 発電出力Gと排熱効率γの関係を示す図
【符号の説明】
1………エネルギー供給システム 3………制御センタ 4………コンピュータ 5………供給者 6………発電装置 7………需要家 8………電力計 9………ネットワーク 10………電力会社送電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G064 AA07 AB03 AC05 AC08 CB03 CB13 DA01 5G066 AA02 AA03 AA05 AE01 AE03 AE09

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エネルギー供給網を介して、複数のエネ
    ルギー供給者のエネルギー製造設備と、複数のエネルギ
    ー需要家との間でエネルギーを供給するシステムであっ
    て、 前記エネルギー製造設備のエネルギー量を制御するセン
    タコンピュータを有し、 前記エネルギー製造設備は、ネットワークを介して、計
    測した現状の供給エネルギー量を前記センタコンピュー
    タに送信し、 前記エネルギー需要家側のエネルギー使用量を計測する
    計測手段は、ネットワークを介して、計測した現状の需
    要エネルギー量を前記センタコンピュータに送信し、 前記センタコンピュータは、受け取った供給エネルギー
    量、需要エネルギー量に基づき、前記各エネルギー供給
    者のエネルギー供給コストの総計が最小となる次の所定
    時間のエネルギー供給量を決定し、前記エネルギー供給
    量を前記各エネルギー製造設備に送信することを具備す
    ることを特徴とするエネルギー供給システム。
  2. 【請求項2】 前記エネルギーは、電気等であることを
    特徴とする請求項1記載のエネルギー供給システム。
  3. 【請求項3】 前記エネルギー製造設備は、発電装置等
    であることを特徴とする請求項1記載のエネルギー供給
    システム。
  4. 【請求項4】 前記エネルギー供給コストは、燃料コス
    ト、メンテナンスコスト、環境性評価物質の排出量をコ
    スト換算した金額等の総計であることを特徴とする請求
    項1記載のエネルギー供給システム。
  5. 【請求項5】 複数のエネルギー供給者のエネルギー製
    造設備と、複数のエネルギー需要家のエネルギー計測手
    段と、ネットワークを介して接続されたセンタコンピュ
    ータであって、 前記エネルギー製造設備から受け取った現状の供給エネ
    ルギー量と、前記エネルギー計測手段から受け取った現
    状の需要エネルギー量に基づき、前記各エネルギー供給
    者のエネルギー供給コストの総計が最小となる次の所定
    時間のエネルギー供給量を決定し、 前記エネルギー供給量を前記各エネルギー製造設備に送
    信することを具備することを特徴とするセンタコンピュ
    ータ。
  6. 【請求項6】 更に、過去のエネルギー実績データ、気
    温予測、天候予測、エネルギー効率、排熱利用率等を判
    断データとして、前記エネルギー供給量を決定すること
    を特徴とする請求項5記載のセンタコンピュータ。
  7. 【請求項7】 前記エネルギーは、電気等であることを
    特徴とする請求項5記載のセンタコンピュータ。
  8. 【請求項8】 前記エネルギー製造設備は、発電装置等
    であることを特徴とする請求項5記載のセンタコンピュ
    ータ。
  9. 【請求項9】 前記エネルギー供給コストは、燃料コス
    ト、メンテナンスコスト、環境性評価物質の排出量をコ
    スト換算した金額等の総計であることを特徴とする請求
    項5記載のセンタコンピュータ。
  10. 【請求項10】 複数のエネルギー供給者のエネルギー
    製造設備と、複数のエネルギー需要家のエネルギー計測
    手段と、ネットワークを介して接続されたセンタコンピ
    ュータであって、 前記エネルギー製造設備から受け取った現状の供給エネ
    ルギー量と、前記エネルギー計測手段から受け取った現
    状の需要エネルギー量に基づき、前記各エネルギー供給
    者のエネルギー供給コストの総計が最小となる次の所定
    時間のエネルギー供給量を決定し、 前記エネルギー供給量を前記各エネルギー製造設備に送
    信することを具備することを特徴とするセンタコンピュ
    ータとしてコンピュータを機能させるプログラム。
  11. 【請求項11】 複数のエネルギー供給者のエネルギー
    製造設備と、複数のエネルギー需要家のエネルギー計測
    手段と、ネットワークを介して接続されたセンタコンピ
    ュータであって、 前記エネルギー製造設備から受け取った現状の供給エネ
    ルギー量と、前記エネルギー計測手段から受け取った現
    状の需要エネルギー量に基づき、前記各エネルギー供給
    者のエネルギー供給コストの総計が最小となる次の所定
    時間のエネルギー供給量を決定し、 前記エネルギー供給量を前記各エネルギー製造設備に送
    信することを具備することを特徴とするセンタコンピュ
    ータとしてコンピュータを機能させるプログラムを記録
    した記録媒体。
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