JP2002269417A - 在庫管理システム及び在庫管理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 好みの商品を見つけた場合には、所定の取置
料金を支払って、商品を確保し、その後実際にその商品
を確認してから、商品を購入することを可能とする在庫
管理システム及び在庫管理方法を提供することを目的と
する。 【解決手段】 ユーザ端末（１０）から商品を特定する
ための商品データ及び前記商品を取置く日数を表す取置
日数データを受信する受信手段（２４）と、取置日数に
応じた取置金額を設定する設定手段（２１）と、取置金
額をユーザ端末に対して課金処理する課金処理手段（２
１）とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
利用してユーザが希望する商品の取置き又は予約をする
ことを可能とする在庫管理システム及び在庫管理方法に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来からユーザは、雑誌等に掲載されて
いる商品を通信販売によって購入したり、インターネッ
トを利用してｗｅｂ上で購入したりすることが可能であ
った。しかしながら、いずれの場合も、実物を見て判断
する訳では無いので、実際に手元に商品が届くと、商品
イメージが当初考えていた物と大きく異なる場合があっ
た。そこで、雑誌に掲載されている商品やｗｅｂ上に掲
載されている商品が実際に販売されている店舗に出向
き、実物を確認してから商品を購入することが考えられ
る。しかしながら、非常に人気の高い商品などでは、実
際に店舗に出向いていくと、既に品切れの状態にある場
合があった。

【０００３】また、雑誌やｗｅｂ上には、発売される前
の商品が掲載される場合がある。そこで、ユーザは、好
みの商品が掲載されている雑誌やｗｅｂサイト等を継続
的に監視し、発売されてから購入しようとする場合があ
る。しかしながら、常に監視をしている訳ではないの
で、知らぬ間に商品の販売が開始され、気づいた時には
既に好みの商品が品切れになっている場合があった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、好
みの商品を見つけた場合には、所定の取置き料金を支払
って、商品を確保し、その後実際にその商品を確認して
から、商品を購入することを可能とする在庫管理システ
ム及び在庫管理方法を提供することを目的とする。

【０００５】また、本発明は、発売前の好みの商品を見
つけた場合には、所定の予約料金を支払って、商品を確
保し、その後実際にその商品を確認してから、商品を購
入することを可能とする在庫管理システム及び在庫管理
方法を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係わる在庫管理システムは、ユーザ端末
から商品を特定するための商品データ及び前記商品を取
置く日数を表す取置日数データを受信する受信手段と、
取置日数に応じた取置金額を設定する設定手段と、取置
金額をユーザ端末に対して課金処理する課金処理手段と
を有することを特徴とする。取置金額を課金処理するこ
とによって、ユーザに特定の商品を取置く権利を付与す
るものである。

【０００７】また、本発明に係わる在庫管理システム
は、ユーザ端末から商品を特定するための商品データ及
び前記商品を取置く日数を表す取置日数データを受信す
る受信手段と、取置日数に応じた第１の取置金額を設定
する第１の設定手段と、商品データに対応する前記商品
の在庫状況に応じた第２の取置金額を設定する第２の設
定手段と、第１又は第２の取置金額を前記ユーザ端末に
対して課金処理する課金処理手段とを有することを特徴
とする。取置日数と在庫状況の２つの要因を考慮して、
ユーザに特定の商品を取置く権利を付与するものであ
る。

【０００８】さらに、本発明に係わるユーザ端末とネッ
トワークを介してアクセス可能なサーバにおける在庫管
理方法は、ユーザ端末から商品を特定するための商品デ
ータ及び商品を取置く日数を表す取置日数データを受信
し、取置日数データに応じて取置料金を設定し、取置料
金を前記ユーザ端末に対して課金処理することを特徴と
する。

【０００９】さらに、本発明に係わるユーザ端末とネッ
トワークを介してアクセス可能なサーバにおける在庫管
理方法において、ユーザ端末から商品を特定するための
商品データ及び商品を取置く日数を表す取置日数データ
を受信し、取置日数に応じた第１の取置金額を設定し、
商品データに対応する商品の在庫状況に応じた第２の取
置金額を設定し、第１又は第２の取置金額を前記ユーザ
端末に対して課金処理することを特徴とする。

【００１０】さらに、本発明に係わる在庫管理システム
は、ユーザ端末から商品を特定するための商品データを
受信する受信手段と、商品データに対応する商品の発売
日までの日数に応じて予約金額を求める手段と、予約金
額をユーザ端末に対して課金処理する課金処理手段とを
有することを特徴とする。予約金額を課金処理すること
によって、発売前の商品を予約する権利をユーザに付与
するものである。

【００１１】さらに、本発明に係わるユーザ端末とネッ
トワークを介してアクセス可能なサーバにおける在庫管
理方法は、ユーザ端末から商品を特定するための商品デ
ータを受信し、商品データに対応する前記商品の発売日
までの日数に応じて予約金額を設定し、予約金額を前記
ユーザ端末に対して課金処理することを特徴とする。

【００１２】

【発明の実施の形態】図１（ａ）に、バーコード読取部
１６を備えた携帯端末１０の一例を示す。図１（ａ）に
おいて、携帯端末１０は、バーコード読取部１６を本体
の底部にセットする。ユーザは、取置又は購入を希望す
る商品Ａが雑誌１００に掲載されている場合、その商品
Ａを表すバーコード１０１をバーコード読取部１６によ
って読取ることにより、バーコード１０１の内容を入力
することができるように構成されている。

【００１３】図１（ｂ）に、バーコード読取部１６’を
備えた携帯端末１０の他の一例を示す。図１（ｂ）にお
いて、携帯端末１０は、その側面にバーコード読取部１
６’を内蔵している。ユーザは、予約を希望する商品Ｂ
が雑誌１０２に掲載されている場合、その商品Ｂを表す
バーコード１０３をバーコード読取部１６’によって読
取ることにより、バーコード１０３の内容を入力するこ
とができるように構成されている。

【００１４】図２を用いて、本発明に係わる在庫管理シ
ステムの概要について説明する。インターネット又はＥ
ＤＩ（電子データ交換）システム等のネットワーク１に
対して、携帯端末１０、在庫管理サーバ２０、複数の店
舗サーバ３１〜３３及びカード会社サーバ４０がアクセ
ス可能に接続されている。また、携帯端末は電話会社等
によるＩＳＰ（インターネット・サービス・プロバイ
ダ）５０を介してネットワーク１にアクセスする。図２
には、携帯端末１０及びカード会社サーバ４０が、１づ
つ示されているが、これらに限られるものではない。

【００１５】携帯端末１０は、ＣＰＵ等から構成され少
なくとも各種データの処理・演算を行う処理部１１、テ
ンキーやキーボードから構成される入力部１２、ディス
プレイ等から構成され各種データの表示を行うための表
示部１３、各種データの送受信を行うための送受信部１
４、メモリ等から構成され各種データを記憶するための
記憶部１５及びバーコードを読取るためのバーコード読
取部１６を有している。

【００１６】また、在庫管理サーバ２０は、ＣＰＵ等か
ら構成され少なくとも各種データの処理・演算を行う処
理部２１、テンキーやキーボードから構成される入力部
２２、ディスプレイ等から構成され各種データの表示を
行うための表示部２３、ネットワーク１との接続を行う
ためのルータ２４及びメモリ等から構成され各種データ
を記憶するための記憶部２５を有している。さらに、記
憶部２５には、少なくとも、在庫管理サーバ２０におけ
る動作を制御するためのプログラム、取置商品データベ
ース２６（以下「取置（Ｔ）商品ＤＢ」と言う）、取置
在庫データベース２７（以下「取置（Ｔ）在庫ＤＢ」と
言う）、予約商品データベース２８（以下「予約（Ｙ）
商品ＤＢ」と言う）及び予約在庫データベース２９（以
下「予約（Ｙ）在庫ＤＢ」と言う）が記憶されている。

【００１７】図３を用いて、商品取置の手順について説
明する。商品取置の手順は、携帯端末１０側では、予め
記憶部１５に記憶されているアプリケーション・プログ
ラムに従い、主に処理部１１によって実行されるものと
する。また、商品取置の手順は、在庫管理サーバ２０側
では、予め記憶部２５に記憶されている所定のプログラ
ムに従い、主に処理部２１によって実行されるものとす
る。

【００１８】最初に、ユーザは、雑誌１００などで、取
置又は購入を希望する商品Ａを見つけ、商品Ａに対応し
たバーコード１０１を携帯端末１０のバーコード読取部
１６を用いて読取る（ステップ３０１）。次に、読取ら
れたバーコードが示す商品番号コードを用いて、所定の
ＵＲＬ（Ｕｎｉｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａ
ｔｏｒ）が、自動的に作成される（ステップ３０２）。
作成されるＵＲＬは、在庫管理サーバ２０においてバー
コードが示す商品番号コードに対応するように設定され
ている。例えば、作成されるＵＲＬは、「ｈｔｔｐ：／
／ｗｗｗ．ｘｘｘｘ．ｃｏｍ／ｉｔｅｍ／ｘｘｘ１．ｈ
ｔｍｌ」である。ここで、「ｗｗｗ．ｘｘｘｘ．ｃｏ
ｍ」は、予め記憶されている在庫管理サーバ２０のドメ
イン名を示し、アプリケーション・プログラムによって
自動的に付与される。また、「ｉｔｅｍ／ｘｘｘ１．ｈ
ｔｍｌ」は在庫管理サーバ２０内での商品に対応したフ
ァイル名を示し、アプリケーション・プログラムによっ
て、バーコード読取部１６が読取った商品番号コードに
基づいて作成される。

【００１９】次に、作成されたＵＲＬを利用してＩＳＰ
５０及びネットワーク１を経由して在庫管理サーバ２０
へアクセスする（ステップ３０３）。次に、在庫管理サ
ーバ２０は、受信したファイル名（「ｉｔｅｍ／ｘｘｘ
１．ｈｔｍｌ」）に対応するデータを取置商品ＤＢ２６
及び取置在庫ＤＢ２７から抽出し、在庫情報画面を作成
して携帯端末１０へ送信する。携帯端末１０は、在庫情
報画面を受信する（ステップ３０４）。

【００２０】ここで、取置商品ＤＢ２６の一例を図５に
示す。取置商品ＤＢ２６は、ファイル名データ５０１、
商品名データ５０２、定価データ５０３、取置日数と価
格の対応データ５０４及び在庫割合と価格の対応データ
５０５等から構成されている。また、取置在庫ＤＢ２７
の一例を図６に示す。取置在庫ＤＢ２７は、商品名デー
タ６０１、店舗名データ６０２、元数データ６０３、取
置数データ６０４、在庫数データ６０５及び在庫割合デ
ータ６０６等から構成されている。例えば、図６では、
店舗Ｚには、Ａ商品が最初２００個あり、現在の在庫数
が１００個で、既に１００個分の取置依頼があり、現時
点の在庫割合は５０％であることを示している。取置在
庫ＤＢ２７の各データは、各店舗サーバ３１〜３３等か
らネットワーク１を介して在庫管理サーバ２０へリアル
タイムで送信され、取置在庫ＤＢ２７へ記憶されるよう
に構成されている。

【００２１】在庫管理サーバ２０で作成される在庫情報
画面の一例を図４の４０１に示す。在庫情報画面４０１
には、ユーザが希望する商品Ａが現時点で在庫されてい
る店舗名等が表示される。次に、ユーザは携帯端末１０
を用いて、店舗名を選択すると（ステップ３０５）、選
択された店舗名のデータが在庫管理サーバ２０へ送信さ
れる。ここでは、ユーザが店舗Ｚを選択したものとす
る。

【００２２】次に、在庫管理サーバ２０は、選択画面を
作成し、その画面が携帯端末１０で受信される（ステッ
プ３０６）。作成される選択画面の一例を図４の４０２
に示す。選択画面４０２では、「取置依頼」、「購入依
頼」又は「やめる」の何れか１つを選択することができ
る。次に、ユーザは、選択画面を用いて、取置、購入又
は中止を選択する（ステップ３０７）。中止を選択した
場合には、取置の手順は終了する。

【００２３】ステップ３０７で、取置を選択した場合に
は、その旨の情報が在庫管理サーバ２０へ送信され、在
庫管理サーバ２０は、取置設定画面を作成し、その画面
が、携帯端末１０で受信される（ステップ３０８）。取
置設定画面の一例を図４の４０３に示す。ここでは、ユ
ーザが取置日数として、６日を選択したものとする。次
に、ユーザは、取置設定画面４０３を用いて、取置日数
を選択し（ステップ３０９）、取置日数に関するデータ
が在庫管理サーバ２０へ送信される。

【００２４】次に、在庫管理サーバ２０は、受信した取
置日数と取置商品ＤＢ２６とを比較し、選択された取置
日数に対応した取置価格を選択する。例えば、ユーザが
商品Ａについて取置日数６を選択した場合、取置価格は
図５の５０４に示されるように１，５００円である。在
庫管理サーバ２０は、これらのデータに基づいて、支払
処理画面を作成し、その画面が携帯端末１０で受信され
る（ステップ３１０）。支払処理画面の一例を図４の４
０４に示す。

【００２５】次に、ユーザは、支払処理画面４０４で、
クレジッドカード番号及び暗証番号を入力し（ステップ
３１１）、それらのデータが在庫管理サーバ２０へ送信
される。次に在庫管理サーバ２０は、受信したクレジッ
トカード番号、暗証番号及び取置価格の金額を提携のカ
ード会社サーバ４０へ送信し、カード会社サーバ４０の
認証を得る。カード会社の認証が得られた場合には、在
庫管理サーバ２０は、取置価格分の課金処理を行い、取
置ＩＤを自動付与し、ユーザ用取置確認画面を作成し、
その画面が携帯端末１０で受信される（ステップ３１
２）。ユーザ用取置確認画面の一例を図４の４０５に示
す。また、在庫管理サーバ２０は、同時に、選択された
店舗に対し、店舗用取置確認画面を作成して、送信す
る。店舗用取置確認画面の一例を図４の４０６に示す。
店舗用取置確認画面４０６には、商品名、定価、取置日
数及、取置価格、取置ＩＤ及びユーザ名等のデータが含
まれる。ここで、ユーザ名は、別途ユーザから携帯端末
１０を用いて入力しても良いし、クレジットカード番号
を用いてカード会社から入手するようにしても良い。

【００２６】ユーザは、設定した取置日数以内に、選択
した店舗に出向き、取置を依頼した商品を購入すること
ができる。取置価格は、カード会社がユーザの所定金融
機関口座から引き落とし、選択店舗に振り込むこととな
る。なお、取置金額は、購入する商品の内金として商品
価格に充当しても良いし、しなくても良い。なお、ユー
ザが、指定した取置日数を超えても商品を購入しない場
合には、取置金額のみが、ユーザから徴収されることと
なる。

【００２７】また、ステップ３０７で、「購入依頼」が
選択された場合には、その旨の情報が在庫管理サーバ２
０へ送信される。在庫管理サーバ２０は、購入ＩＤを自
動付与して、ユーザ用購入確認画面を作成し、その画面
が携帯端末１０で受信される（ステップ３１３）。ユー
ザ用購入確認画面の一例を図４の４０７に示す。また、
在庫管理サーバ２０は、同時に、選択された店舗に対
し、店舗用購入確認画面を作成して、送信する。店舗用
購入確認画面の一例を図４の４０８に示す。店舗用購入
確認画面４０８には、商品名、定価、購入ＩＤ及びユー
ザ名等のデータが含まれる。ここで、ユーザ名は、別途
ユーザから携帯端末１０を用いて入力しても良いし、ク
レジットカード番号を用いてカード会社から入手するよ
うにしても良い。ユーザは、設定された時間以内に、選
択した店舗に出向き、商品を購入することができる。

【００２８】前述した例では、取置日数に応じて、図５
に示す取置商品ＤＢ２２の取置日数−価格データ５０４
に応じて、取置価格を決定したが、その時点の在庫割合
を取置在庫ＤＢ２７から求め、取置商品ＤＢ２６の在庫
割合−価格データ５０５に基づいて取置価格を決定する
ようにしても良い。また、取置日数−価格データ５０４
及び在庫割合−価格データ５０５を求め、何れか高い方
を取置価格とすることもできる。逆に、取置日数−価格
データ５０４及び在庫割合−価格データ５０５を求め、
何れか低い方を取置価格とすることもできる。

【００２９】図７を用いて、商品予約の手順について説
明する。商品予約の手順は、携帯端末１０側では、予め
記憶部１５に記憶されているアプリケーション・プログ
ラムに従い、主に処理部１１によって実行されるものと
する。また、商品取置の手順は、在庫管理サーバ２０側
では、予め記憶部２５に記憶されている所定のプログラ
ムに従い、主に処理部２１によって実行されるものとす
る。

【００３０】最初に、ユーザは、雑誌１００などで、予
約を希望する商品Ｂを見つけ、商品Ｂに対応したバーコ
ード１０３を携帯端末１０のバーコード読取部１６’を
用いて読取る（ステップ７０１）。次に、読取られたバ
ーコードが示す商品番号コードを用いて、所定のＵＲＬ
（Ｕｎｉｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｌｏｃａｔｏ
ｒ）が、自動的に作成される（ステップ７０２）。作成
されるＵＲＬは、在庫管理サーバ２０においてバーコー
ドが示す商品番号コードに対応するように設定されてい
る。例えば、作成されるＵＲＬは、「ｈｔｔｐ：／／ｗ
ｗｗ．ｘｘｘｘ．ｃｏｍ／ｙｏｙａｋｕ／ｘｘｘ２．ｈ
ｔｍｌ」である。ここで、「ｗｗｗ．ｘｘｘｘ．ｃｏ
ｍ」は、予め記憶されている在庫管理サーバ２０のドメ
イン名を示し、アプリケーション・プログラムによって
自動的に付与される。また、「ｙｏｙａｋｕ／ｘｘｘ
２．ｈｔｍｌ」は在庫管理サーバ２０内での商品に対応
したファイル名を示し、アプリケーション・プログラム
によって、バーコード読取部１６’が読取った商品番号
コードに基づいて作成される。

【００３１】次に、作成されたＵＲＬを利用してＩＳＰ
５０及びネットワーク１を経由して在庫管理サーバ２０
へアクセスする（ステップ７０３）。次に、在庫管理サ
ーバ２０は、受信したファイル名（「ｙｏｙａｋｕ／ｘ
ｘｘ２．ｈｔｍｌ」）に対応するデータを予約商品ＤＢ
２８及び予約在庫ＤＢ２９から抽出し、予約情報画面を
作成して携帯端末１０へ送信する。携帯端末１０は、在
庫情報画面を受信する（ステップ７０４）。

【００３２】ここで、予約商品ＤＢ２８の一例を図９に
示す。予約商品ＤＢ２８は、ファイル名データ９０１、
商品名データ９０２、定価データ９０３、発売日データ
９０４及び発売前日数と価格の対応データ９０５等から
構成されている。また、予約在庫ＤＢ２９の一例を図１
０に示す。予約在庫ＤＢ２９は、商品名データ１００
１、店舗名データ１００２、元数データ１００３、予約
数データ１００４及び残数データ１００５等から構成さ
れている。例えば、図１０では、店舗Ｙには、Ｂ商品が
最初１０００個あり、現在の残数が９００個で、既に１
００個分の予約依頼があることを示している。予約在庫
ＤＢ２９の各データは、各店舗サーバ３１〜３３等から
ネットワーク１を介して在庫管理サーバ２０へリアルタ
イムで送信され、予約在庫ＤＢ２９へ記憶されるように
構成されている。

【００３３】在庫管理サーバ２０で作成される予約情報
画面の一例を図８の８０１に示す。予約情報画面８０１
には、予約在庫ＤＢ２９のデータに基づいて、ユーザが
希望する商品Ｂが現時点で残っている店舗名等が表示さ
れる。また、在庫管理サーバ２０へのアクセスがあった
年月日と予約商品ＤＢ２８の発売日データに基づいて、
在庫管理サーバ２０は、商品Ｂの発売日までの日時を計
算し、さらに予約商品ＤＢ２８の発売前日数―価格デー
タに基づいて、予約価格を抽出する。予約情報画面８０
１では、発売前１０日であったので、予約価格は、４，
２００円であった（図９の９０５参照）。

【００３４】次に、ユーザは携帯端末１０を用いて、店
舗名を選択すると（ステップ７０５）、選択された店舗
名のデータが在庫管理サーバ２０へ送信される。ここで
は、ユーザが店舗Ｙを選択したものとする。次に、在庫
管理サーバ２０は、これらのデータに基づいて、支払処
理画面を作成し、その画面が携帯端末１０で受信される
（ステップ７０６）。支払処理画面の一例を図８の８０
２に示す。

【００３５】次に、ユーザは、支払処理画面８０２で、
クレジッドカード番号及び暗証番号を入力し（ステップ
７０７）、それらのデータが在庫管理サーバ２０へ送信
される。次に在庫管理サーバ２０は、受信したクレジッ
トカード番号、暗証番号及び予約価格の金額を提携のカ
ード会社サーバ４０へ送信し、カード会社サーバ４０の
認証を得る。カード会社の認証が得られた場合には、在
庫管理サーバ２０は、予約価格分の課金処理を行い、予
約ＩＤを自動付与し、ユーザ用予約確認画面を作成し、
その画面が携帯端末１０で受信される（ステップ７０
８）。ユーザ用予約確認画面の一例を図８の８０３に示
す。また、在庫管理サーバ２０は、同時に、選択された
店舗に対し、店舗用予約確認画面を作成して、送信す
る。店舗用予約確認画面の一例を図８の８０４に示す。
店舗用予約確認画面８０４には、商品名、定価、発売
日、発売日までの日数、予約価格、予約ＩＤ及びユーザ
名等のデータが含まれる。ここで、ユーザ名は、別途ユ
ーザから携帯端末１０を用いて入力しても良いし、クレ
ジットカード番号を用いてカード会社から入手するよう
にしても良い。

【００３６】なお、図８の８０１〜８０４において、ユ
ーザは、「中止」を選択することによって、いつでも予
約の手順を中止することができる。ユーザは、予約した
商品の発売日以後所定の日時以内に、選択した店舗に出
向き、予約を依頼した商品を購入することができる。予
約価格は、カード会社がユーザの所定金融機関口座から
引き落とし、選択店舗に振り込むこととなる。なお、予
約価格は、購入する商品の内金として商品価格に充当し
ても良いし、しなくても良い。なお、ユーザが、予約し
た商品の発売日以後所定の日時以内に商品を購入しない
場合には、予約価格のみが、ユーザから徴収されること
となる。

【００３７】前述した、商品取置及び商品予約の手順で
は、クレジットカード会社との提携によって課金処理を
行う例を示したが、課金処理は、これに限定されるもの
ではない。例えば、携帯電話キャリアによる料金回収代
行方式やプリペイドカードを用いたプリペイド方式を用
いることもできる。

【００３８】

【発明の効果】本発明は、ユーザに商品を取置く日数に
応じた料金を支払うことによって、その期間商品を確保
する権利を付与することを可能とするものである。ま
た、店舗には、商品を確保する期間に応じて所定の料金
が支払われることから、長期間、売れ筋の商品を取置い
たからといって、大きな損失を与えることがない。

【００３９】また、本発明は、ユーザに、発売前の商品
について、発売前までの日数に応じた料金を支払うこと
によって、その商品を確保する権利を付与することを可
能とするものである。また、店舗には、発売前までの日
数に応じて所定の料金が支払われることから、売れ筋の
商品の予約を多く抱えたからといって、大きな損失を与
えることがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】バーコード読取部を備えた携帯端末の一例を示
す図である。

【図２】本発明に係わる在庫管理システムの概略を示す
図である。

【図３】商品取置の手順を示す図である。

【図４】商品取置に関して携帯端末に表示される表示画
面の例を示す図である。

【図５】取置商品ＤＢの一例を示す図である。

【図６】取置在庫ＤＢの一例を示す図である。

【図７】商品予約の手順を示す図である。

【図８】商品予約に関して携帯端末に表示される表示画
面の例を示す図である。

【図９】予約商品ＤＢの一例を示す図である。

【図１０】予約在庫ＤＢの一例を示す図である。

【符号の説明】

１…ネットワーク １０…携帯端末 １６…バーコード読取部 ２０…在庫管理サーバ ３１、３２、３３…店舗サーバ ４０…カード会社サーバ

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 在庫管理システムにおいて、 ユーザ端末から商品を特定するための商品データ及び前
   記商品を取置く日数を表す取置日数データを受信する受
   信手段と、 前記取置日数に応じた取置金額を設定する設定手段と、 前記取置金額をユーザ端末に対して課金処理する課金処
   理手段とを有することを特徴とする在庫管理システム。
2. 【請求項２】 前記取置金額は、取置日数が多くなるほ
   ど高額になるように設定される請求項１に記載の在庫管
   理システム。
3. 【請求項３】 在庫管理システムにおいて、 ユーザ端末から商品を特定するための商品データ及び前
   記商品を取置く日数を表す取置日数データを受信する受
   信手段と、 前記取置日数に応じた第１の取置金額を設定する第１の
   設定手段と、 前記商品データに対応する前記商品の在庫状況に応じた
   第２の取置金額を設定する第２の設定手段と、 前記第１又は第２の取置金額を前記ユーザ端末に対して
   課金処理する課金処理手段とを有することを特徴とする
   在庫管理システム。
4. 【請求項４】 前記課金処理手段は、前記第１又は第２
   の取置金額の内高額の金額を前記ユーザ端末に対して課
   金処理する請求項３に記載の在庫管理システム。
5. 【請求項５】 前記課金処理手段は、前記第１又は第２
   の取置金額の内低額の金額を前記ユーザ端末に対して課
   金処理する請求項３に記載の在庫管理システム。
6. 【請求項６】 ユーザ端末とネットワークを介してアク
   セス可能なサーバにおける在庫管理方法において、 前記ユーザ端末から商品を特定するための商品データ及
   び前記商品を取り置く日数を表す取置日数データを受信
   し、 前記取置日数データに応じて取置料金を設定し、 前記取置料金を前記ユーザ端末に対して課金処理するこ
   とを特徴とする在庫管理方法。
7. 【請求項７】 前記取置金額は、取置日数が多くなるほ
   ど高額になるように設定される請求項６に記載の在庫管
   理方法。
8. 【請求項８】 ユーザ端末とネットワークを介してアク
   セス可能なサーバにおける在庫管理方法において、 ユーザ端末から商品を特定するための商品データ及び前
   記商品を取置く日数を表す取置日数データを受信し、 前記取置日数に応じた第１の取置金額を設定し、 前記商品データに対応する前記商品の在庫状況に応じた
   第２の取置金額を設定し、 前記第１又は第２の取置金額を前記ユーザ端末に対して
   課金処理することを特徴とする在庫管理方法。
9. 【請求項９】 前記在庫管理方法において、前記第１又
   は第２の取置金額の内高額の金額を前記ユーザ端末に対
   して課金処理する請求項８に記載の在庫管理方法。
10. 【請求項１０】 前記在庫管理方法において、前記第１
    又は第２の取置金額の内低額の金額を前記ユーザ端末に
    対して課金処理する請求項８に記載の在庫管理方法。
11. 【請求項１１】 在庫管理システムにおいて、 ユーザ端末から商品を特定するための商品データを受信
    する受信手段と、 前記商品データに対応する前記商品の発売日までの日数
    に応じて予約金額を求める手段と、 前記予約金額をユーザ端末に対して課金処理する課金処
    理手段とを有することを特徴とする在庫管理システム。
12. 【請求項１２】 前記予約金額は、前記商品データに対
    応する前記商品の発売日までの日数が少ないほど高額に
    なるように設定される請求項１１に記載の在庫管理シス
    テム。
13. 【請求項１３】 ユーザ端末とネットワークを介してア
    クセス可能なサーバにおける在庫管理方法において、 ユーザ端末から商品を特定するための商品データを受信
    し、 前記商品データに対応する前記商品の発売日までの日数
    に応じて予約金額を設定し、 前記予約金額を前記ユーザ端末に対して課金処理するこ
    とを特徴とする在庫管理方法。
14. 【請求項１４】 前記予約金額は、前記商品データに対
    応する前記商品の発売日までの日数が少ないほど高額に
    なるように設定される請求項１１に記載の在庫管理方
    法。