JP2002266916A - 自動車用の防振ブッシュ構造 - Google Patents

自動車用の防振ブッシュ構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サスペンション側のロッドの振動変位、荷重
入力によるゴム部材のもぐり込みを防止でき、振動によ
る変位ストロークの制限効果を確実に発揮できる安定し
た良好な特性を維持できる自動車用防振ブッシュ構造を
提供する。 【解決手段】 ロッド2が貫通する開口部31を有する
車体側部材3と、車体側部材の上下に相対して配された
環状のゴム部材4,5と、その上下に配したストッパ部
材6,7と、開口部31とゴム部材4,5に挿入された
スリーブ9とを備え、スリーブ9にロッド2を貫挿し、
締付部材であるナット8の締付けにより、上下のストッ
パ部材6,7間にゴム部材4,5を予圧縮状態に保持す
る防振ブッシュ構造において、上側のゴム部材4を、上
側のストッパ部材6の下面に加硫接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のサスペン
ション側のロッドを車体側に連結するための防振ブッシ
ュ構造であって、
【0002】
【従来の技術】自動車のサスペンション側と車体側との
連結において、サスペンション側のショックアブソーバ
のロッドを車体側の部材に弾力的に結合するための防振
ブッシュ構造として、図7に示す構造が公知である。
【0003】この防振ブッシュ構造は、前記ショックア
ブソーバのロッド(102 )が貫通する開口部(131 )を
有する車体側部材(103 )と、該車体側部材(103 )の
上下に前記開口部(131 )と同軸的に相対して配された
一対の環状のゴム部材(104)(105 )と、前記上側の
ゴム部材(104 )の上面と下側のゴム部材(105 )の下
面にそれぞれ配されたストッパ部材(106 )(107 )
と、前記車体側部材(103 )の開口部(131 )および上
下のゴム部材(104 )(105 )の内孔部に貫挿されたロ
ッド受入用のスリーブ(109 )と、を備えている。そし
て、前記スリーブ(109 )に対し前記ロッド(102 )の
上端部が下方から挿入されて、上側のストッパ部材(10
4 )の上方に突出したロッド(102 )の端部にナット等
の締付部材(108 )が螺合され、この締付部材(108 )
の締付けにより、上下の前記ストッパ部材(106 )(10
7 )間に前記一対のゴム部材(104 )(105 )が予圧縮
状態に保持されている。これにより、ロッド(102 )の
上下方向の振動を上下のゴム部材(104 )(105 )によ
り吸収できるようになっている。
【0004】しかしながら、前記従来の防振ブッシュ構
造の場合、上下のゴム部材(104 )(105 )は、車体側
部材および上下のストッパ部材(106 )(107 )とは別
に個々に加硫成形され、これらがそれぞれ図7のように
組み込まれている。これにより、例えば図8のような形
状に加硫成形された上下のゴム部材(104 )(105 )
が、締付部材(108 )の締付けにより圧縮されること
で、ストッパ部材(106 )(107 )に対し、図7のよう
に外方へ膨出変形する。
【0005】そのため、仮にロッドに対して下方向きに
大きな荷重が入力されると、上側のストッパ部材がゴム
部材の内孔部側にもぐり込み、ストッパ抜けの状態にな
ることがあり、その結果、ゴム部材により期待する振動
吸収の効果が得られないことになる。また振動による大
変位が生じたときの変位ストロークの制限効果も低下
し、防振ブッシュとしての特性を良好に保持できず、不
安定なものになる。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなしたものであ
り、サスペンション側のロッドの振動変位の際のゴム部
材のもぐり込みを防止でき、振動による変位ストローク
の制限効果を確実に発揮でき、防振ブッシュとして安定
した良好な特性を維持できる自動車用の防振ブッシュ構
造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車のサス
ペンション側のロッドを車体側に連結するための防振ブ
ッシュ構造であって、前記ロッドが貫通する開口部を有
する車体側部材と、該車体側部材の上下に前記開口部と
同軸的に相対して配された一対の環状のゴム部材と、前
記上側のゴム部材の上面と下側のゴム部材の下面にそれ
ぞれ配されたストッパ部材と、前記車体側部材の開口部
および上下のゴム部材の内孔部に挿入されたロッド受入
用のスリーブとを備え、前記スリーブに前記ロッドが貫
挿されるとともに、該ロッドの端部に配された締付部材
の締付けにより、上下の前記ストッパ部材間に前記一対
のゴム部材が予圧縮状態に保持されてなる自動車用の防
振ブッシュ構造において、前記上側のゴム部材が、上側
のストッパ部材の下面に加硫接着されてなることを特徴
とする。
【0008】これにより、上側のゴム部材はその上面が
上側のストッパ部材に加硫接着されてストッパ部材と一
体化しているために、締付部材の締付けにより圧縮され
た状態でも、前記接着側では外方への膨出変形が抑制さ
れた状態になっている。
【0009】したがって、この状態で、仮にロッドに対
して下方向きに大きな荷重が入力されても、前記上側の
ストッパ部材がゴム部材の内孔部側にもぐり込むおそれ
がなく、良好な振動吸収の効果を保持できる。また振動
による大変位が生じたときの変位ストロークの制限効果
も良好に発揮され、防振ブッシュとしての特性を良好に
保持できる。
【0010】前記の防振ブッシュ構造において、下側の
ゴム部材は、車体側部材の下面に加硫接着されてなるも
のとすることも、また下側のストッパ部材の上面に加硫
接着されてなるものとすることもできる。
【0011】これらの発明の場合、下側のゴム部材につ
いても、車体側部材または下側のストッパ部材に接着さ
れていることで、外方への過度の膨出変形が防止され、
防振特性を良好に維持できる。
【0012】さらに、前記の防振ブッシュ構造におい
て、前記上側のゴム部材が、ストッパ部材との接着側ほ
ど径小のテーパ状をなすものが好適である。すなわち、
前記ゴム部材がストッパ部材に接着されることによりば
ね定数が高くなるで、前記のようにテーパ状にして接着
側を径小とすることにより、ばね定数が好適な範囲に保
持できる。
【0013】前記の防振ブッシュ構造において、車体側
部材の上面側に上側のゴム部材の下部が嵌入するカップ
状金具が固設されてなるものがよく、これにより、前記
ゴム部材の下部のカップ状金具により拘束でき、過度の
膨出変形を防止できる。
【0014】また、前記の車体側部材において上下のゴ
ム部材により挟まれる開口部周辺の座面部を、サスペン
ション側のロッドの揺動による傾きに合わせて傾斜させ
てなるものが好ましく、これによって、ロッドの揺動に
伴うゴム部材の過度の歪み変形を抑制できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に示す実施例に基づいて説明する。
【0016】図1は、本発明に係る自動車用防振ブッシ
ュ構造の第1の実施例を示す断面図、図2は同上の平面
図、図3は上側のゴム部材とストッパ部材の縦断面図、
図4は車体側部材と下側のゴム部材との図1と同線上の
断面図である。
【0017】この実施例の防振ブッシュ(1)は、自動
車のサスペンション側と車体側との連結において、サス
ペンション側のショックアブソーバ(図示省略)のロッ
ド(2)を、車体側の取付用ブラケット等のいわゆる車
体側部材(以下、車体側部材と言う)に弾力的に結合す
るのに使用されるものであり、次のような構成を備えて
いる。
【0018】図示する例の車体側部材(3)は、プレス
鋼板等の金属製で、車体の一部に設定される取付部(1
0)に対して取付けられるブラケットで平面略ひし形を
なしており、その中央部に前記ロッド(2)の上端部
(21)が貫通する開口部(31)を有し、この開口部(3
1)を挟んで相対向する長手方向両端部には、車体一部
の取付部(10)への取付用孔(32)(32)が形成されて
いる。前記開口部(31)は、ロッド(2)の上端部(2
1)の外径より大きく開口している。この開口部(31)
の周辺が後述するゴム部材により挟まれる座面部(33)
として形成されている。
【0019】図中の(4)(5)は車体側部材(3)の
座面部(33)の上下に相対して配された一対の環状のゴ
ム部材であり、(6)(7)はそれぞれ前記上側のゴム
部材(4)の上面部分と下側のゴム部材(5)の下面部
分とにそれぞれ配された上下のストッパ部材である。
【0020】図の場合、車体側部材(3)の前記座面部
(33)の上面には、上方に開口しかつ底面にロッド
(2)の貫通用孔を有するカップ状金具(35)が前記開
口部(31)の内縁に対するかしめ固定手段により同軸的
に固設されており、上側のゴム部材(4)は、その下部
が前記カップ状金具(35)に嵌入することにより、予圧
縮状態において外周が拘束されるようになっている。こ
のカップ状金具(35)の周側壁は上方に向かって外方へ
の拡開状をなしている。
【0021】上側のゴム部材(4)は、その上面が上側
のストッパ部材(6)に加硫接着され一体化されてい
る。このゴム部材(4)のストッパ部材(6)との接着
側ほど径小のテーパ状をなし、ストッパ部材(6)との
接着によってばね定数が高くなり過ぎず、初期荷重に対
して柔らかいばね特性を得ることができるように形成さ
れている。このほか、外周面に周方向の凹溝を形成し
て、柔らかいばね特性を得るようにすることもできる。
前記ストッパ部材(6)には、ゴム部材(4)の内孔
(43)と同心の貫通用孔を有し、ロッド(2)の上端部
(21)が貫通できるように設けられている。さらに、前
記ロッド(2)の上端部(21)の先端部分には、ネジが
形成され、このネジ部(22)に締付部材としてのナット
(8)が螺合されて、該ナット(8)の締付けにより前
記上側のストッパ部材(6)が軸方向に締付けられるよ
うになっている。
【0022】一方、下側のゴム部材(5)は、車体側部
材(3)の開口部(31)と同軸的に配されてなるもの
で、この第1の実施例の場合は、図4のように、前記車
体側部材(3)の下面に加硫接着手段により一体に固着
されて設けられている。このゴム部材(5)の外周面に
は、初期荷重に対して柔らかいばね特性を得ることがで
きるように、周方向の所要間毎に軸線方向の凹溝(51)
が形成されている。(52)は前記ゴム部材(5)の外周
縁部の一部が車体側部材(3)に有する孔を通じて車体
側部材(3)の上面側に延出形成された係合脚部であ
る。
【0023】前記下側のゴム部材(5)の下面に接する
下側のストッパ部材(7)は、プレス鋼板等により断面
略伏凹状に形成され、その中央部にゴム部材(5)の内
孔(53)と同心の貫通用孔を有し、前記ロッド(2)の
上端部(21)が貫通するように設けられ、さらに、前記
貫通孔の周縁がロッド(2)に設けられたリング凸状の
係止部(23)の上に係止するように設けられている。
【0024】そして、前記上側のストッパ部材(6)が
ナット(8)によって軸方向に締付けられることによ
り、上側のストッパ部材(6)と下側のストッパ部材
(7)との間に、前記上下一対のゴム部材(4)(5)
が圧縮状態に挟着され、かつこの一対のゴム部材(4)
(5)間に車体側部材(3)の座面部(33)が挾持され
ている。
【0025】図の(9)は、ロッド(2)の上端部(2
1)を受入れる管状のスリーブであり、上下のゴム部材
(4)(5)の内孔に挿入されている。すなわち、該ス
リーブ(9)は、車体側部材(3)の開口部(31)に半
径方向に隙間をおいて貫通しており、その上下部にそれ
ぞれ前記ゴム部材(4)(5)が装着されている。この
スリーブ(9)は、上下のストッパ部材(6)(7)の
間に介在し、上記ナット(8)の軸方向への締付け状態
において、両ストッパ部材(6)(7)間を該スリーブ
(9)の長さに相当する一定の間隔に保持し、一対のゴ
ム部材(4)(5)が所定の予圧縮状態となるように構
成されている。前記上下のゴム部材(4)(5)の対向
側の内孔周縁には、前記車体側部材(3)の開口部(3
1)の周縁と前記スリーブ(9)との間の隙間(34)で
対接する突縁(44)(54)が設けられている。
【0026】さらに、図示する実施例の場合、前記の車
体側部材(3)において上下のゴム部材(4)(5)に
より挟まれる開口部(31)周辺の座面部(33)は、車体
に組付けた使用状態での前記ロッド(2)の揺動による
ロッド軸心の傾きに合わせて、取付用孔(32)での車体
への取付面に対して僅かに傾斜せしめられている。すな
わち、前記座面部(33)に対して直角方向の軸心(B−
B)が、前記取付面に対して直角方向の軸心(A−A)
に対して、前記ロッド揺動によるロッド軸心の傾き方向
に、その傾き角度に応じて、所定の角度をなすように傾
斜せしめられており、ゴム部材(4)(5)に大きな歪
み変形が生じないようになっている。
【0027】この第1の実施例の防振ブッシュ(1)に
おいて、組付けに際しては、スリーブ(9)を、車体側
部材(3)の開口部(31)およびこれに加硫接着されて
いる下側のゴム部材(5)の内孔(53)に嵌挿しておい
て、前記ゴム部材(5)の下面側に下側のストッパ部材
(7)を介在させた状態で、下方よりロッド(2)の上
端部(21)を挿入する。そして、前記スリーブ(9)の
上部に上側のゴム部材(4)とこれに加硫接着された上
側のストッパ部材(6)を嵌装して、該ストッパ部材
(6)の上方に突出するロッド上端部(21)のネジ部分
(22)にナット(8)を螺合させ、該ナット(8)を締
付けることにより、上下一対のゴム部材(4)(5)を
所定の予圧縮状態に保持する。このとき、上側のゴム部
材(5)の下部がカップ状金具(35)に嵌合することに
より外周部が拘束されて、過度の膨出変形が阻止され
る。
【0028】この組み付けにおいて、上側のゴム部材
(4)の上面が上側のストッパ部材(6)に加硫接着さ
れて該ストッパ部材(6)と一体化しているために、前
記の締付けにより圧縮されても、前記接着側では外方へ
の膨出変形が抑制される。そのため、仮にロッド(2)
に対して下方向きに大きな荷重が入力されても、前記上
側のストッパ部材(6)がゴム部材(4)の内孔部にも
ぐり込むおそれがなく、また振動による大変位が生じた
ときの変位ストロークの制限効果も良好に発揮され、防
振ブッシュ(1)として良好な振動吸収の効果を良好に
保持できる。
【0029】しかも、上側のゴム部材(4)が、ストッ
パ部材(6)との接着側ほど径小のテーパ状をなしてい
るために、該ゴム部材(4)がストッパ部材(6)に接
着されているにも拘わらず、ばね定数が高くなりすぎる
ことがない。また、車体側部材(3)に加硫接着されて
いる下側のゴム部材(5)の外方への過度の膨出変形も
防止されることで、上下一対のゴム部材(4)(5)に
よるばね定数の設定が容易になり、良好な防振特性を保
持でき、かつ設計の自由度が向上する。
【0030】さらにその上、前記の車体側部材(3)の
座面部(33)がロッド(2)の揺動による傾きに合わせ
て傾斜しているために、ロッド(2)の揺動によりその
軸心が車体への取付面に対して傾くことがあっても、上
下のゴム部材(4)(5)の過度の歪み変形を抑制で
き、耐久性を向上できる。
【0031】上記した第1の実施例においては、下側の
ゴム部材(5)を車体側部材(3)に加硫接着している
が、このほか、図5および図6に示すように、このゴム
部材(5)を下側のストッパ部材(7)の上面に対し加
硫接着して実施することもできる。この場合も、前記ゴ
ム部材(5)がストッパ部材(7)との接着側がやや径
小の逆テーパ状に形成され、さらに軸線方向の略中央部
に周方向の凹溝(56)が形成されて、ばね定数が高くな
りすぎず、初期荷重に対して柔らかいばね特性を得るこ
とができるように形成されている。他の各構成、例えば
上側のゴム部材(4)と上皮のストッパ部材(6)とを
加硫接着した点、車体側部材(3)の座面部(33)の傾
斜の点等の他の構成およびその作用効果については、上
記した実施例と同様である。
【0032】この実施例においても、下側のストッパ部
材(7)に加硫接着されているゴム部材(5)の外方へ
の過度の膨出変形を防止でき、上下のゴム部材(4)
(5)によるばね定数の設定が容易になる。
【0033】なお、下側のゴム部材(5)については、
車体側部材(3)および下側のストッパ部材(7)のい
ずれにも加硫接着しないで実施することも可能である
が、ばね特性や防振特性の設定上は、上記した実施例の
ようにいずれか一方に加硫接着して実施するのが望まし
い。
【0034】
【発明の効果】上記したように、本発明の防振ブッシュ
構造によれば、サスペンション側のロッドの振動変位、
特に下方向きに大きな荷重が入力された場合の上側のゴ
ム部材のもぐり込みを防止でき、振動による変位ストロ
ークの制限効果を確実に発揮でき、防振ブッシュとして
安定した良好な特性を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用防振ブッシュ構造の第1の実
施例を示す図2のX−X線の断面図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】上側のゴム部材とストッパ部材の縦断面図であ
る。
【図4】車体側部材と下側のゴム部材との図1と同線上
の断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図6】同上の実施例に使用する下側のゴム部材とスト
ッパ部材の断面図である。
【図7】従来の自動車用防振ブッシュ構造を示す断面図
である。
【図8】(a)(b)それぞれ従来構造の上下のゴム部
材の圧縮前の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
(1) 防振ブッシュ (2) サスペンション側のロッド (3) 車体側部材 (4) 上側のゴム部材 (5) 下側のゴム部材 (6) 上側のストッパ部材 (7) 下側のストッパ部材 (8) ナット (9) スリーブ (10) 車体の取付部 (21) ロッドの上端部 (22) ネジ部 (23) 係止部 (31) 開口部 (32)(32) 取付用孔 (33) 座面部 (34) 隙間 (43)(53) 内孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D001 AA17 AA19 BA01 CA01 DA09 3J059 AA03 AA08 AB11 AD04 BA41 BB01 BC06 BD01 BD06 CA20 EA06 GA03 3J069 AA50 CC35 DD39

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のサスペンション側のロッドを車体
    側に連結するための防振ブッシュ構造であって、前記ロ
    ッドが貫通する開口部を有する車体側部材と、該車体側
    部材の上下に前記開口部と同軸的に相対して配された一
    対の環状のゴム部材と、前記上側のゴム部材の上面と下
    側のゴム部材の下面とにそれぞれ配されたストッパ部材
    と、前記車体側部材の開口部および上下のゴム部材の内
    孔部に挿入されたロッド受入用のスリーブとを備え、前
    記スリーブに前記ロッドが貫挿されるとともに、該ロッ
    ドの端部に配された締付部材の締付けにより、上下の前
    記ストッパ部材間に前記一対のゴム部材が予圧縮状態に
    保持されてなる防振ブッシュ構造において、 前記上側のゴム部材が、上側のストッパ部材の下面に加
    硫接着されてなることを特徴とする自動車用の防振ブッ
    シュ構造。
  2. 【請求項2】前記下側のゴム部材が、車体側部材の下面
    に加硫接着されてなる請求項1に記載の自動車用の防振
    ブッシュ構造。
  3. 【請求項3】前記下側のゴム部材が、下側のストッパ部
    材の上面に加硫接着されてなる請求項1に記載の自動車
    用の防振ブッシュ構造。
  4. 【請求項4】前記上側のゴム部材が、上側のストッパ部
    材との接着側ほど径小のテーパ状をなす請求項1〜3の
    いずれか1項に記載の自動車用の防振ブッシュ構造。
  5. 【請求項5】前記車体側部材の上面に上側のゴム部材の
    下部が嵌入するカップ状金具が固設されてなる請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の自動車用の防振ブッシュ構
    造。
  6. 【請求項6】前記車体側部材において、上下のゴム部材
    により挟まれる開口部周辺の座面部を、サスペンション
    側のロッドの揺動による傾きに合わせて傾斜させてなる
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の自動車用の防振ブ
    ッシュ構造。
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