JP2002265868A - プライマー組成物 - Google Patents

プライマー組成物

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JP2002265868A
JP2002265868A JP2001063094A JP2001063094A JP2002265868A JP 2002265868 A JP2002265868 A JP 2002265868A JP 2001063094 A JP2001063094 A JP 2001063094A JP 2001063094 A JP2001063094 A JP 2001063094A JP 2002265868 A JP2002265868 A JP 2002265868A
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JP2001063094A
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Akihiro Miyata
明弘 宮田
Kazunori Ishikawa
和憲 石川
Hiroyuki Hosoda
浩之 細田
Takanobu Tatewaki
隆信 帯刀
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンクリート、モルタルまたは塩ビ鋼鈑等の多
孔質基材に対する接着性に優れ、かつ、貯蔵安定性に優
れたプライマー組成物の提供。 【解決手段】(A)アミノシランと、加水分解速度の異
なる2種のエポキシシランとの反応生成物である、加水
分解性シリル基を有する化合物2〜80重量%と、
(B)有機チタン化合物および/またはその縮合物0.
1〜10重量%と、(C)フィルム形成樹脂2〜30重
量%と、(D)揮発性溶媒5重量%以上とを含むことを
特徴とするプライマー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プライマー組成物
に関し、詳しくは、コンクリート、モルタルまたは塩ビ
鋼鈑等の多孔質基材に対する接着性に優れ、かつ、貯蔵
安定性に優れたプライマー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車のボディとフロントガ
ラスとの接着にはウレタンシーラントが使用されてお
り、ある種のウレタンシーラントはガラスに対する接着
性が悪いため、通常はガラス表面にプライマーが塗布さ
れている。上記用途のプライマーとして、特表平08−
511054号公報では、フィルム形成樹脂と、所定量
のアミノシランとエポキシシランとを二段階に分けて反
応させてなる反応物と、揮発性溶媒とを含むプライマー
組成物が開示されている。このプライマー組成物は、ア
ミノシランとエポキシシランとを二段階で反応させてな
る反応物を配合することにより、優れた接着性の向上効
果を示すものであり、プライマーとして他の用途への応
用が検討されている。しかしながら、このプライマー
は、ガラス等の非多孔質基材に対する接着性は高いが、
コンクリート、モルタルまたは塩ビ鋼鈑等の多孔質基材
に対する接着性が不十分であった。また、貯蔵安定性の
改良も望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、コンクリー
ト、モルタルまたは塩ビ鋼鈑等の多孔質基材に対する接
着性に優れ、かつ、貯蔵安定性に優れたプライマー組成
物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決するために鋭意研究した結果、アミノシランと反
応させるエポキシシランとして加水分解性の異なる化合
物を2種用いること、さらには有機チタン化合物および
/またはその縮合物を添加することにより、多孔質基材
に対する接着性が改良され、貯蔵安定性とのバランスに
も優れていることを見出し、本発明を完成させた。
【0005】すなわち、本発明は、(A)アミノシラン
と、加水分解速度の異なる2種のエポキシシランとの反
応生成物である、加水分解性シリル基を有する化合物2
〜80重量%と、(B)有機チタン化合物および/また
はその縮合物0.1〜10重量%と、(C)フィルム形
成樹脂2〜30重量%と、(D)揮発性溶媒5重量%以
上とを含むことを特徴とするプライマー組成物を提供す
る。
【0006】ここで、前記(B)有機チタン化合物の有
機基が、アセチルアセトン残基、アセト酢酸エステル残
基、グリコール残基、アルコール残基およびカルボン酸
残基からなる群より選ばれるのが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のプライマー組成物(以
下、「本発明の組成物」ともいう。)は、(A)アミノ
シランと、加水分解速度の異なる2種のエポキシシラン
との反応生成物である、加水分解性シリル基を有する化
合物と、(B)有機チタン化合物および/またはその縮
合物と、(C)フィルム形成樹脂と、(D)揮発性溶媒
とを、所定の量比で含むことを特徴としている。以下、
各成分について詳しく説明する。
【0008】(A)加水分解性シリル基を有する化合物 本発明の加水分解性シリル基を有する化合物は、アミノ
シランと、加水分解速度の異なる2種のエポキシシラン
とから生成される、分子内に少なくとも一つの加水分解
性シリル基を有する化合物(以下、「シラン化合物」と
もいう。)である。
【0009】ここで、加水分解性シリル基とは、少なく
とも一つのアルコキシル基で置換されたシリル基をい
う。アルコキシル基は、炭素数1〜18の直鎖状あるい
は分岐鎖状のアルキル基を有するものであれば特に限定
されず、好ましくは、メトキシ基、エトキシ基、プロポ
キシ基、ブトキシ基等が挙げられる。加水分解性シリル
基としては、好ましくは、トリメトキシシリル基、トリ
エトキシシリル基、メチルジエトキシシリル基、メチル
ジメトキシシリル基、ジメチルエトキシシリル基、ジメ
チルメトキシシリル基等が挙げられる。
【0010】本発明に用いられるアミノシランは、分子
内に、少なくとも一つのアミノ基と、少なくとも一つの
加水分解性シリル基とを有する化合物である。一つのア
ミノ基をもつアミノシランとしては、γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン等が挙
げられる。二つのアミノ基をもつアミノシランとして
は、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−ア
ミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(β−アミ
ノエチル)−γ−アミノメチルトリメトキシシラン、N
−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリエト
キシシラン等が挙げられる。
【0011】中でも、加水分解速度が速く、接着性に優
れる点で、二つのアミノ基をもつアミノシランが好まし
く、中でも、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)
−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−
(β−アミノエチル)−γ−アミノメチルトリメトキシ
シランが好ましい。
【0012】本発明に用いられるエポキシシランは、分
子内に、少なくとも一つのグリシドキシ基と、少なくと
も一つの加水分解性シリル基とを有する化合物である。
エポキシシランとしては、好ましくは、γ−グリシドキ
シプロピルジメチルエトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプ
ロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルト
リエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキ
シシル)エチルメチルトリメトキシシラン、β−(3,
4−エポキシシクロヘキシル)エチルメチルジメトキシ
シラン等が挙げられる。
【0013】本発明においては、これらのエポキシシラ
ンのうち、加水分解速度の異なる2種を併用する。エポ
キシシランは、加水分解速度の異なる2種であれば、い
ずれを組み合わせることもできる。このように加水分解
速度の異なるものを2種用いることにより、接着性と貯
蔵安定性のバランスに優れるからである。
【0014】加水分解速度の異なるエポキシシランは、
例えば、加水分解性シリル基の有するアルコキシル基の
数が異なる組み合わせ、アルコキシル基の鎖長が異なる
組み合わせが挙げられ、その両方が異なる組み合わせで
あってもよい。
【0015】中でも、本発明では、2官能と3官能のエ
ポキシシランを併用するのが好ましい。具体的には、γ
−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−
グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、および
β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルメチル
ジメトキシシランから選ばれる少なくとも1種と、γ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、グリシドキ
シプロピルトリエトキシシラン、およびβ−(3,4−
エポキシシクロヘキシシル)エチルメチルトリメトキシ
シランから選ばれる少なくとも1種とを組み合わせるの
が好ましい。特に好ましくは、γ−グリシドキシプロピ
ルメチルジメトキシシランと、γ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシランとの組み合わせである。
【0016】混合の量比(モル比)は、例えば、2官能
と3官能のエポキシシランを用いる場合、2官能のエポ
キシシラン/3官能のエポキシシラン=3/7〜9/1
が好ましく、3/7〜8/2がより好ましい。この範囲
で用いることにより、接着性と貯蔵安定性のバランスが
特に優れるからである。
【0017】アミノシランとエポキシシランの反応比
(モル比)は、アミノシラン/エポキシシラン=1/2
〜1/3が好ましく、1/2〜1/2.8がより好まし
い。
【0018】本発明のシラン化合物の合成方法は特に限
定されず、例えば、溶媒の存在下あるいは非存在下、ア
ミノシランと2種のエポキシシランとを混合し、40〜
60℃に加温し、20〜50時間反応させて得られる。
溶媒を用いる場合には、メチルエチルケトン、酢酸エチ
ル等の適度な揮発性のあるものが好ましく、その使用量
は反応混合物の80重量%以下であることが好ましい。
上記反応に溶媒を用いた場合は、溶媒を除去して組成物
中に添加してもよく、溶媒を除去せず溶媒を含んだ状態
で添加してもよい。
【0019】本発明の組成物におけるシラン化合物の配
合量は、2〜80重量%、好ましくは3〜70重量%、
より好ましくは5〜50重量%である。2重量%未満で
は接着性が充分でなく、80重量%超では貯蔵安定性が
低下するからである。
【0020】(B)有機チタン化合物および/またはそ
の縮合物 本発明の組成物に用いられる有機チタン化合物は、下記
式(1)に示す構造を有するものであれば特に限定され
ず、公知のものを使用できる。
【0021】
【化1】
【0022】ここで、Rは有機基を表し、それぞれ独立
に、アセチルアセトン残基、アセト酢酸エステル残基、
グリコール残基、アルコール残基およびカルボン酸残基
からなる群から選ばれる基であることが好ましい。
【0023】本発明に用いられるアセチルアセトン残基
は下記式で表される。(但し、以下の式において、Mは
金属を表す。)
【0024】
【化2】
【0025】また、本発明に用いられるアセト酢酸エス
テル残基は下記式で表される。
【化3】
【0026】式中のR1 は炭素数1〜18の直鎖あるい
は分枝鎖のアルキル基であり、具体的には、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、2
−エチルヘキシル、イソヘキシル、ヘプチル、イソヘプ
チル、オクチル、イソオクチル、またはこれらの組合せ
からなる基等が挙げられる。これらの中でも、工業的に
は、メチル、エチルのものが入手しやすい。
【0027】さらに、本発明に用いられるグリコール残
基は下記式で表される。
【化4】
【0028】式中のR2 は炭素数2〜18の直鎖あるい
は分枝鎖のアルキレン基であり、具体的には、エチレ
ン、トリメチレン、プロピレン、テトラメチレン、ペン
タメチレン、ヘキサメチレン、ヘプタメチレン、オクタ
メチレン、ノナメチレン、デカメチレン、オクタデカメ
チレン、1−プロピル−2−エチルプロピレンまたはこ
れらの組合せからなる基等が挙げられる。これらの中
で、工業的には、1−プロピル−2−エチルプロピレン
のものが入手しやすい。
【0029】本発明に用いられるアルコール残基は下記
式で表される。
【化5】
【0030】式中のR3 は炭素数1〜18の直鎖あるい
は分枝鎖のアルキル基であり、具体的には、R1 で例示
したものと同様のものが挙げられる。中でも、n−プロ
ピル、イソプロピル、ブチル、オクチル、2−エチルヘ
キシル、オクタデシル等が好ましい。
【0031】本発明に用いられるカルボン酸残基は、下
記式で表される。
【化6】
【0032】式中のR4 は、炭素数1〜18の直鎖ある
いは分枝鎖のアルキル基であり、具体的には、R1 で例
示したものと同様のものが挙げられる。中でも、ペンタ
デシル、ヘプタデシル等が好ましい。
【0033】本発明の式(1)で表される有機チタン化
合物は、Rとして、これらの残基を1種単独でも2種以
上を組み合わせて有していてもよい。中でも、Rのうち
少なくとも一つは、アセチルアセトン残基、アセト酢酸
エステル残基およびグリコール残基からなる群から選ば
れる基であると、貯蔵安定性が特に優れるので好まし
い。
【0034】本発明の有機チタン化合物としては、下記
式(a)〜(e)で表される化合物が好ましく挙げられ
る。
【0035】
【化7】
【0036】また、本発明の有機チタン化合物において
は、残基Rに含まれるアルコキシル基が水分の存在によ
り容易に加水分解し、分子間で縮合反応が生じる場合が
ある。本発明の組成物は、上記有機チタン化合物と共
に、あるいは単独で、このようにして生成される縮合物
を含むものであり、Rとしてグリコール残基を2以上有
する場合には、分子内縮合反応により生成される縮合物
を含んでいてもよい。
【0037】本発明の有機チタン化合物および/または
その縮合物として、より具体的には、テトラ−n−ブト
キシチタン、テトラ−n−ブトキシチタンの10量体、
チタンテトラアセチルアセトネート、ジイソプロポキシ
ビス(エチルアセトアセテート)チタン、ジ(2−エチ
ルヘキソキシ)ビス(2−エチル−1,3−ヘキサンジ
オラート)チタン、テトラステアリルオキシチタン等が
好ましく挙げられる。
【0038】本発明の組成物における有機チタン化合物
および/またはその縮合物の配合量は、0.1〜10重
量%、好ましくは0.1〜5重量%、より好ましくは
0.1〜2重量%である。0.1重量%未満では接着性
が充分に得られず、10重量%超では粘度が上昇し、貯
蔵安定性が低下するからである。
【0039】(C)フィルム形成樹脂 本発明に用いられるフィルム形成樹脂は、造膜性を有す
る樹脂であれば特に限定されず、公知のものを使用でき
る。フィルム形成樹脂としては、ポリカーボネート類、
ポリエステル類、ポリアミド類、ポリウレタン類、ポリ
スチレン類、ポリアリールエーテル類、ポリアリールス
ルホン類、ポリブタジエン類、ポリスルホン類、ポリエ
ーテルスルホン類、ポリエチレン類、ポリプロピレン
類、ポリイミド類、ポリメチルペンテン類、ポリフェニ
レンスルフィド類、ポリビニル酢酸、ポリシロキサン
類、ポリビニルアセタール類、ポリアミド類、ポリイミ
ド類、アクリル樹脂、アミノ樹脂、フェニレンオキシド
樹脂、テレフタル酸樹脂、フェノキシ樹脂、エポキシ樹
脂、フェノール性樹脂、ポリスチレン−アクリロニトリ
ル共重合体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体、アクリル酸エステル共重合体、アルキド樹
脂、セルロースフィルム形成体、ポリ(アミドイミ
ド)、スチレン−ブタジエン共重合体、塩化ビニリデン
−塩化ビニル共重合体、酢酸ビニル−塩化ビニリデン共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、スチレン−ア
ルキド樹脂、ポリビニルカルバゾール、塩素化ポリ塩化
ビニル、塩素化ポレチレン、塩素化ポリプロピレン、芳
香族テルペン樹脂等が挙げられる。これらのポリマー
は、ブロック、ランダム又は交互共重合体である。これ
らは、1種単独でも2種以上を併用することもできる。
【0040】中でも、アクリル樹脂とエポキシ樹脂とを
含むことが好ましい。耐候性と硬化性に優れるからであ
る。アクリル樹脂とエポキシ樹脂の量比(重量比)は、
アクリル樹脂/エポキシ樹脂=0.1〜5が好ましく、
0.3〜4がより好ましく、0.7〜3.5が特に好ま
しい。
【0041】本発明においては、アクリル樹脂とエポキ
シ樹脂に加えて、芳香族テルペン樹脂、塩素化ポリプロ
ピレンまたは塩素化ポリエチレンを1種以上併用するこ
とも好ましく、多孔質材料への接着性が向上する。
【0042】芳香族テルペン樹脂、塩素化ポリプロピレ
ン、塩素化ポリエチレンまたはその混合物は、アクリル
樹脂とエポキシ樹脂の合計に対し、5〜95重量%が好
ましく、10〜80重量%がより好ましく、15〜70
重量%が特に好ましい。
【0043】本発明に用いられるアクリル樹脂は、公知
のアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルの重
合体または共重合体を使用できる。中でも、アルキル基
の鎖長が異なるメタクリル酸エステル2種からなる共重
合体が好ましく、特に、炭素数1〜2のアルキル基を有
するメタクリル酸エステルと、炭素数4〜10のアルキ
ル基を有するメタクリル酸エステルとの共重合体である
ことが好ましい。接着性と貯蔵安定性のバランスに優れ
るからである。
【0044】炭素数1〜2のアルキル基を有するメタク
リル酸エステル(a)としては、メタクリル酸メチル
(MMA)、メタクリル酸エチルが挙げられ、特にメタ
クリル酸メチルが好ましい。
【0045】炭素数4〜10のアルキル基を有するメタ
クリル酸エステル(b)としては、メタクリル酸n−ブ
チル(BMA)、メタクリル酸イソブチル、メタクリル
酸t−ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタ
クリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ベンジル等が挙
げられ、特に、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸
イソブチルが好ましい。
【0046】メタクリル酸エステル(a)とメタクリル
酸エステル(b)の量比(重量比)は、接着性と貯蔵安
定性のバランスが特に優れる点で、(a)/(b)=9
0/10〜30/70が好ましく、70/30〜40/
60がより好ましい。
【0047】さらに、上記2種のメタクリル酸エステル
に加えて、水酸基、アルコキシシリル基等を含む単量体
(c)を共重合させることもできる。共重合体の側鎖に
上記官能基を導入することにより、接着性がさらに優れ
たものとなる。単量体(c)は、上記(a)と(b)と
の合計に対し、1〜50重量%用いるのが好ましく、1
〜30重量%がより好ましい。
【0048】単量体(c)としては、メタクリル酸2−
ヒドロキシエチル(HEMA)、メタクリル酸2−ヒド
ロキシプロピル、アクリル酸2−ヒドロキシ−3−フェ
ニルオキシプロピル、ビニルトリメトキシシラン、ビニ
ルトリエトキシシラン、トリス−(2−メトキシエトキ
シ)ビニルシラン、γ−(メタクリロキシプロピル)ト
リメトキシシラン等が挙げられ、これらの単量体は1種
単独でも2種以上を併用することもできる。中でも、接
着性の点でHEMA、アクリル酸2−ヒドロキシ−3−
フェニルオキシプロピル、γ−(メタクリロキシプロピ
ル)トリメトキシシランが好ましい。
【0049】そのほか、本発明の目的を損わない範囲
で、他のビニル単量体やラジカル単量体を共重合しても
よい。
【0050】アクリル樹脂の製造方法は特に限定され
ず、公知の方法で行えばよい。例えば、メチルエチルケ
トンまたは酢酸エチル等の揮発性溶媒に、上記メタクリ
ル酸エステル(a)、(b)、(c)、必要に応じて他
の単量体、および過酸化物またはアゾ化合物等の重合開
始剤を加え入れ、50〜90℃で6〜48時間反応させ
てラジカル重合させる方法が挙げられる。上記反応に溶
媒を用いた場合は、溶媒を除去して組成物中に添加して
もよく、溶媒を除去せず溶媒を含んだ状態で添加しても
よい。
【0051】本発明に用いられるエポキシ樹脂は特に限
定されず、公知のエポキシ樹脂を使用できる。エポキシ
樹脂としては、例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノール
S型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ナフタ
レン型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、フル
オレン骨格を有するエポキシ樹脂、フェノール化合物と
ジシクロペンタジエンの共重合体を原料とするエポキシ
樹脂、ジグリシジルレゾルシノール、テトラキス(グリ
シジルオキシフェニル)エタン、トリス(グリシジルオ
キシフェニル)メタン、トリスグリシジルアミノフェノ
ール、トリグリシジルアミノクレゾール、テトラグリシ
ジルキシレンジアミン等のグリシジルアミン型エポキシ
樹脂、ビニルシクロヘキセンジエポキシド等の脂環式エ
ポキシ樹脂が挙げられ、これらは、1種単独でも2種以
上を併用することもできる。
【0052】中でも、接着性が特に優れる点で、ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂が好ましい。
【0053】本発明の組成物におけるフィルム形成樹脂
の配合量は、2〜30重量%、好ましくは3〜25重量
%、より好ましくは5〜20重量%である。2重量%未
満では硬化性が充分でなく、30重量%超では粘度が上
昇し、貯蔵安定性が低下するからである。
【0054】(D)揮発性溶媒 本発明のプライマー組成物は、5重量%以上の揮発性溶
媒を含む。揮発性溶媒の配合量は、本発明の組成物の固
形分濃度が、20〜50重量%、さらには25〜35重
量%となるように調整されるのが好ましい。本発明に使
用する揮発性溶剤としては、上記成分(A)、(B)お
よび(C)に対して不活性であり、かつ、適度な揮発性
を有するものであれば特に限定されない。
【0055】具体的には、メタノール、エタノール、メ
チルエチルケトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、セロソル
ブアセテート、ミネラルスピリット、トルエン、キシレ
ン、ジメチルアセトアミド、アセトン、n−ヘキサン、
メチレンクロリド、テトラヒドロフラン、エチルエーテ
ル、ジオキサン等が挙げられ、中でも、メチルエチルケ
トン、酢酸エチル、メタノールが好ましい。揮発性溶媒
は、1種単独でも2種以上を併用することもできる。な
お、揮発性溶媒は、充分に乾燥または脱水してから配合
するのが好ましい。
【0056】本発明のプライマー組成物は、上記必須成
分に加え、貯蔵安定性をさらに向上させるために安定剤
を併用してもよい。安定剤としては、特に限定されず公
知の安定剤を使用でき、特に、マロン酸ジエチルのよう
な活性メチレン化合物やメチルアルコール、エチルアル
コールのようなモノアルコールが好ましい。
【0057】本発明のプライマー組成物は、貯蔵安定性
をさらに向上させる目的で吸水剤を使用してもよい。吸
水剤は、合成あるいは天然のゼオライト等が挙げられる
が、本発明の目的を損なわない範囲において、公知の吸
水剤を任意に用いることができる。
【0058】吸水剤としては、吸水能力の観点から、合
成あるいは天然のゼオライト等、ゼオライト系の吸水剤
が好ましく、なかでも、細孔径3〜10Å程度のものが
好ましく用いられる。また、市販されているゼオライト
の好ましい具体例としては、バイエル社製のバイリット
Lパウダー、ユニオン・カーバイド社製のモレキュラー
シーブ、東ソー社製のゼオラム等を挙げることができ
る。なお、吸水剤は、本発明プライマーに溶解するもの
でもしないものでも良く、溶解しないものの場合は、プ
ライマー組成物に共存させればよい。
【0059】本発明のプライマー組成物は、さらに他の
添加剤を配合してもよい。例えば、カーボンブラック、
ランプブラック、チタンホワイト、ベンガラ、チタンイ
エロー、亜鉛華、鉛丹、コバルトブルー、鉄黒、アルミ
粉等の無機顔料;ネオザボンブラック RE、ネオブラ
ック RE、オラゾールブラック CN、オラゾールブ
ラック Ba(いずれもチバ・ガイギー社製)、スピロ
ンブルー2BH(保土ヶ谷化学社製)等の有機顔料;サ
イアソルブ(Cyasorb UV24Light Absorber、アメリカン
・サイアナミド社製)、ウビヌル(Uvinul D-49 、D-5
0、N-35、N-539 、ジェネラル・アニリン社製)等の紫
外線吸収剤等を配合すると、紫外線や可視光線を遮蔽、
若しくは吸収し、耐光性の向上に有効である。さらに、
ガラス粉末、クレー、粉末シリカゲル、極微粉状ケイ
酸、モレキュラーシーブス(これは吸水能をも有する)
等の充填剤、増粘剤、ブチルベンジルフタレート、ジオ
クチルフタレート、ジブチルフタレート、塩化パラフィ
ン等のプライマー皮膜に柔軟性を与え、接着強度を向上
させる可塑剤を配合してもよい。
【0060】本発明の組成物の製造方法は特に限定され
ず、例えば、(A)シラン化合物、(B)有機チタン化
合物および/またはその縮合物、(C)フィルム形成樹
脂、(D)揮発性溶媒、必要に応じてその他の添加剤を
加え、ボールミル等の撹拌装置を用いて、均一になるま
で混練すればよい。
【0061】このようにして得られる本発明の組成物
は、コンクリート、モルタル、塩ビ鋼鈑等に対する接着
性に優れ、貯蔵安定性とのバランスにも優れている。従
って、本発明の組成物は、特に、土木、建築等の分野に
用いられるプライマーとして好適に用いられる。
【0062】
【実施例】以下に、実施例を挙げて本発明をより具体的
に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるもの
ではない。 (実施例1〜10)表1に示す重量比で化合物を配合
し、組成物を製造した。得られた組成物について、貯蔵
安定性および接着性を評価した。結果を表1に示す。
【0063】(1)貯蔵安定性試験 得られた組成物を、密閉容器中、60℃で保存し、7日
間経過後の状態を観察した。表1中、ゲル化または固化
が生じなかったものを○とし、ゲル化または固化が生じ
たものを×とした。
【0064】(2)接着性試験 発泡コンクリート(ALC)、モルタル、または
塩ビ鋼鈑を被着体として、得られた組成物を被着体表面
に塗布し、その上にポリウレタン系シーラント(横浜ゴ
ム(株)製「シール21」)を圧着させて試験片とし
た。試験片は、20℃、相対湿度55%にて保存し、塗
布後7日間経過後に剥離試験を行い、被着体と組成物と
の接着界面の状態を観察した。表1中、接着界面の剥離
(AF)がなかったものを○とし、AF面積が1〜10
%内であったものを△とし、AF面積が20%以上であ
ったものを×とした。
【0065】(比較例1〜5)下記の比較例1〜5につ
いて、実施例と同様にして貯蔵安定性と接着性を評価し
た。結果を表1に示す。 比較例1:有機チタン化合物および/またはその縮合物
を含まない例 比較例2:シラン化合物として、アミノシランを単独で
用いた例 比較例3:シラン化合物として、アミノシランとエポキ
シシランとをそれぞれ1種ずつ用いた例 比較例4:有機チタン化合物の配合量が少ない例 比較例5:有機チタン化合物の配合量が多い例
【0066】
【表1】
【0067】表1における各成分は、以下のものを使用
した。 (1)シラン化合物 シラン化合物1:γ−グリシドキシプロピルトリメトキ
シシラン(日本ユニカー(株)製「A187」)、γ−
グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン(日本ユ
ニカー(株)製「AZ6137」)、N−(β−アミノ
エチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(日
本ユニカー(株)製「A1120」)を、A187/A
Z6137/A1120=1.15/1.15/1.0
0(モル比)の割合で混合し、50℃で40時間反応さ
せてなる化合物。反応後、メチルエチルケトン(ME
K)を加えて固形分濃度を50重量%として使用した。
ここで、固形分濃度は、目的のシラン化合物1の含有量
とほぼ等しいと考えられる。下記のシラン化合物3、ア
クリル樹脂、エポキシ樹脂における場合も同様である。
【0068】シラン化合物2:N−(β−アミノエチ
ル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン
【0069】シラン化合物3:γ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン(日本ユニカー(株)製「A18
7」)、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン(日本ユニカー(株)製「A11
20」)を、A187/A1120=2.30/1.0
0(モル比)の割合で混合し、50℃で40時間反応さ
せてなる化合物。反応後、MEKを加えて固形分濃度を
50重量%として使用した。
【0070】(2)フィルム樹脂 アクリル樹脂:MMA(50.0g)、BMA(50.
0g)、HEMA(20.0g)、およびMEK(12
1g)を混合し、さらにアゾビスイソブチロニトリル
(1.0g)を加えた混合溶液を、70℃で24時間反
応させてなる化合物。MEKは除去せず、含んだ状態で
使用した。固形分濃度は50重量%であった。
【0071】エポキシ樹脂:ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂(エポキシ当量850g/eq、東都化成(株)
製「YD−014」)にMEKを加えて固形分濃度を5
0重量%として使用した。
【0072】芳香族テルペン樹脂: ヤスハラケミカル
(株)製「TO105」 塩素化ポリプロピレン: 日本製紙(株)製「HP62
0」 塩素化ポリエチレン: 日本製紙(株)製「HE55
0」
【0073】(3)有機チタン化合物および/またはそ
の縮合物 テトラ−n−ブトキシチタン(有機チタン化合物1):
松本製薬工業(株)製「B−1」 テトラ−n−ブトキシチタン10量体(有機チタン化合
物2):松本製薬工業(株)製「B−10」 チタンテトラアセチルアセトネート(有機チタン化合物
3):松本製薬工業(株)製「オルガチックスTC−4
01」 ジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)チタ
ン(有機チタン化合物4): 松本製薬工業(株)製
「オルガチックスTC−750」 ジ(2−エチルヘキソキシ)ビス(2−エチル−1,3
−ヘキサンジオラート)チタン(有機チタン化合物
5):松本製薬工業(株)製「オルガチックスTC−2
00」
【0074】
【発明の効果】本発明により、コンクリート、モルタル
および硬質塩ビ等の多孔質基材に対する接着性に優れ、
かつ、貯蔵安定性に優れたプライマー組成物が得られ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細田 浩之 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 (72)発明者 帯刀 隆信 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 Fターム(参考) 4J038 CB172 CG002 CR072 DB002 DL051 DL052 DL081 DL082 DM002 EA012 JC38 KA06 NA27 PB05 PC04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)アミノシランと、加水分解速度の異
    なる2種のエポキシシランとの反応生成物である、加水
    分解性シリル基を有する化合物2〜80重量%と、 (B)有機チタン化合物および/またはその縮合物0.
    1〜10重量%と、 (C)フィルム形成樹脂2〜30重量%と、 (D)揮発性溶媒5重量%以上とを含むことを特徴とす
    るプライマー組成物。
  2. 【請求項2】前記(B)有機チタン化合物の有機基が、
    アセチルアセトン残基、アセト酢酸エステル残基、グリ
    コール残基、アルコール残基およびカルボン酸残基から
    なる群より選ばれることを特徴とする請求項1に記載の
    プライマー組成物。
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