JP2002265330A - 油性固形メイクアップ化粧料 - Google Patents
油性固形メイクアップ化粧料Info
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Abstract
触)、経時持続性(化粧持ちの良さ)に優れ、かつ油臭
もなく、「色泣き」現象が生じることのない優れた油性
固形メイクアップ化粧料を提供する。 【解決手段】下記(1)〜(4)を含有する油性固形メ
イクアップ化粧料。 (1) 金属セッケンを0.1〜5.0質量% (2) 粉体顔料を40.0質量%以上 (3) ワックス (4) 液状油剤
Description
ップ化粧料に関し、詳しくは、使用特性(サラサラとし
たパウダリーな感触)、経時持続性(化粧持ちの良さ)
に優れた、アイシャドウ、ファンデ−ション、頬紅、眉
墨及び口紅等の粉体顔料を含有する油性固形メイクアッ
プ化粧料に関する。
油性固形メイクアップ化粧料はワックス及び液状油を主
成分として顔料を混練して溶融充填した固形化粧料であ
り、滑らかなのびの良さ、付着性の良さを兼ね備えた剤
形として広く開発が行われてきた。しかし、従来の技術
では、使用感としての油っぽさや化粧くずれ等の化粧持
ちの悪さを克服することが困難であり、満足する品質を
得ることが難しかった。
顔料の配合量を増加させる手法であるが、顔料の配合量
を増加させると溶融時の粘度が増加し、溶融充填ができ
なくなってしまうという問題があった。このため、従来
はモノオレイン酸ジグリセリル、トリオレイン酸ソルビ
タン等のオレイン酸系油溶性界面活性剤を配合して溶融
時の粘度を低下させて顔料配合量を増加させる手法が採
られていたが、溶融充填時に顔料が一部分離する、いわ
ゆる「色泣き」現象が生じることがあると同時に、オレ
イン酸特有の油臭が化粧料に残るため好ましくなかっ
た。
(サラサラとしたパウダリーな感触)、経時持続性(化
粧持ちの良さ)に優れ、かつ油臭もなく、「色泣き」現
象が生じることのない優れた油性固形メイクアップ化粧
料を提供することにある。
記事情に鑑み、鋭意研究の結果、ワックスおよび液状油
剤を含有する油性固形メイクアップ化粧料において、金
属セッケンおよび粉体顔料を特定量含有せしめると、上
記目的を達成することを見出し、本発明を完成した。
有する油性固形メイクアップ化粧料にある。 (1) 金属セッケンを0.1〜5.0質量% (2) 粉体顔料を40.0質量%以上 (3) ワックス (4) 液状油剤
酸、ミリスチン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、オレイ
ン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸等の脂肪酸やロ
ジン酸等の樹脂酸と、アルカリ塩以外の金属塩であり、
ステアリン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ラウリン酸亜
鉛、パルミチン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ミ
リスチン酸アルミニウム、ラウリン酸アルミニウム、パ
ルミチン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、
ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸マグネシウム、
パルミチン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、
ミリスチン酸カルシウム、ラウリン酸カルシウム、パル
ミチン酸カルシウム等が挙げられる。
はミリスチン酸の亜鉛塩、アルミニウム塩又はマグネシ
ウム塩が好ましく、具体的にはステアリン酸亜鉛、ミリ
スチン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ミリスチン
酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチ
ン酸マグネシウムが最も溶融時の粘度を低下させるので
好ましい。
せて使用しても良く、その配合量は0.1〜5.0質量
%(以下、単に%と記する)であり、好ましくは、0.
5〜3.0%である。0.1%未満では溶融時の粘度を
低下させる効果に乏しく化粧料の顔料総量を増加させる
のが難しい。また、5.0%を越えて配合してもこれ以
上は粘度を低下させる効果は増加せず、逆に使用時の
「ぬめり感」が現れるためにサラサラとしたパウダリー
な感触が損なわれてしまう。
化粧料として着色を目的としたタール色素、天然色素、
ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、グンジョウ、コンジョ
ウ、酸化チタン、マンガンバイオレット、酸化クロム、
パール剤、ラメ剤等の着色顔料、感触及び質感を調整す
ることを目的としたタルク、マイカ、カオリン、炭酸マ
グネシウム、炭酸カルシウム、ナイロン末等の樹脂ビー
ズ、シリカ粉末、シルク末、ベントナイト等の体質顔料
等、化粧品に配合可能な粉末状の顔料は全て含まれる。
このうち樹脂ビーズ、シリカ粉末の一種若しくは二種以
上を配合するとサラサラとしたパウダリーな感触が増加
して最も好ましい。
化粧料への配合量は40.0%以上であり、これより少
ないと目的とするサラサラとしたパウダリーな感触が減
少してしまう。特に好ましくは、45%以上である。
化させるための、常温で固体で、液状油と溶融混合でき
る成分であれば特に限定されず、例えば、固形パラフィ
ン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、カルナ
ウバワックス、キャンデリラワックス、ミツロウ、モク
ロウ、ゲイロウ、ポリエチレンワックス、エチレンプロ
ピレンコポリマー、硬化ヒマシ油、ロジン酸ペンタエリ
トリット、ステアリン酸、ベヘニン酸、セチルアルコー
ル、ステアリルアルコール等の固形油分を挙げることが
できる。これらのワックスの配合量は特に限定されるも
のではないが、好ましくは、3〜20%である。
かなのびの良さを与えるための、常温で流動性のある液
状の油剤成分であればなんでもよく、その具体例として
は、ジメチルポリシロキサン、環状シリコーン4〜6量
体、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン油
類、スクワラン、流動パラフィン、軽質流動パラフィ
ン、α−オレフィンオリゴマー、水素添加ポリブテン、
流動ポリイソブチレン等の炭化水素油類、ラウリン酸ヘ
キシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オク
チルドデシル、オレイン酸デシル、パルミチン酸イソプ
ロピル、ヒドロキシステアリン酸2−エチルヘキシル、
トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、イソノナン
酸イソノニル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、イソ
ステアリン酸イソプロピル、リンゴ酸ジイソステアリル
等のエステル油類、ホホバ油、液状ラノリン、オリーブ
油、アボカド油、ホホバ油、マカデミア油、ヒマシ油等
の動植物油、液状ジグリセリド、イソステアリルアルコ
ール等の高級アルコール類が挙げられる。これらの液状
油剤の配合量は特うに限定されるものではないが、好ま
しくは、10〜50%である。
は、上記の必須成分に加えて必要に応じて香料、紫外線
吸収剤、紫外線散乱剤、防腐剤等を配合することができ
る。
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
尚、表中の数値は含有量(重量%)を表わす。実施例に
先立ち、各実施例で採用した評価方法を説明する。
名によって、使用特性(サラサラとしたパウダリーな感
触)、経時持続性(化粧持ちの良さ)、化粧料の油臭の
無さ、についての使用特性を下記の評価基準に従って評
価した。
解し、これにパール剤、ラメ剤を除く粉体顔料及び金属
セッケンを分散させ、ロールミルにて混練する。その後
パール剤、ラメ剤を90℃にて混合し、脱泡した後、所
定の金型に流し込んで成型した後に冷却して気密容器に
充填して目的の油性固形メイクアップ化粧料を得る。
ャドウ) 油性アイシャドウの成分組成及び試験結果を表1に示
す。
ドウ(実施例1〜6)のものは、使用特性、経時持続
性、油臭の無さ、の全ての点において比較例1〜2のも
のより明らかに優れていた。
ンデーション) 油性ファンデーションの成分組成及び試験結果を表2に
示す。
ーション(実施例7〜12)のものは、使用特性、経時
持続性、油臭の無さ、の全ての点において比較例3〜4
のものより明らかに優れていた。
紅) 油性ファンデーションの成分組成及び試験結果を表3に
示す。
施例13〜15)のものは、使用特性、経時持続性、油
臭の無さ、の全ての点において比較例5〜6のものより
明らかに優れていた。
ラサラとしたパウダリーな感触)、経時持続性(化粧持
ちの良さ)に優れ、かつ油臭もなく、優れた油性メイク
アップ化粧料を提供することは明らかである。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記(1)〜(4)を含有する油性固形
メイクアップ化粧料。 (1) 金属セッケンを0.1〜5.0質量% (2) 粉体顔料を40.0質量%以上 (3) ワックス (4) 液状油剤 - 【請求項2】 金属セッケンが、ステアリン酸亜鉛、ミ
リスチン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ミリスチ
ン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ミリス
チン酸マグネシウムからなる群より選ばれる少なくとも
一種又は二種以上であるで請求項1記載の油性固形メイ
クアップ化粧料。 - 【請求項3】 粉体顔料が、樹脂ビーズ又はシリカ粉末
を含有するものである請求項1又は請求項2記載の油性
固形メイクアップ化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001064451A JP2002265330A (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | 油性固形メイクアップ化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001064451A JP2002265330A (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | 油性固形メイクアップ化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002265330A true JP2002265330A (ja) | 2002-09-18 |
Family
ID=18923267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001064451A Pending JP2002265330A (ja) | 2001-03-08 | 2001-03-08 | 油性固形メイクアップ化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002265330A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006169129A (ja) * | 2004-12-13 | 2006-06-29 | Lion Corp | グリーンノートを有する香料を含有する化粧料 |
JP2015101581A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-04 | 日本メナード化粧品株式会社 | 油性固形化粧料 |
JP2019199411A (ja) * | 2018-05-15 | 2019-11-21 | 花王株式会社 | 油性化粧料 |
-
2001
- 2001-03-08 JP JP2001064451A patent/JP2002265330A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006169129A (ja) * | 2004-12-13 | 2006-06-29 | Lion Corp | グリーンノートを有する香料を含有する化粧料 |
JP4679893B2 (ja) * | 2004-12-13 | 2011-05-11 | ライオン株式会社 | グリーンノートを有する香料を含有する化粧料 |
JP2015101581A (ja) * | 2013-11-28 | 2015-06-04 | 日本メナード化粧品株式会社 | 油性固形化粧料 |
JP2019199411A (ja) * | 2018-05-15 | 2019-11-21 | 花王株式会社 | 油性化粧料 |
JP7201335B2 (ja) | 2018-05-15 | 2023-01-10 | 花王株式会社 | 油性化粧料 |
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