JP2002264350A - インクジェット式記録装置および同装置における記録ヘッドのワイピング制御方法 - Google Patents

インクジェット式記録装置および同装置における記録ヘッドのワイピング制御方法

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JP2002264350A JP2001064389A JP2001064389A JP2002264350A JP 2002264350 A JP2002264350 A JP 2002264350A JP 2001064389 A JP2001064389 A JP 2001064389A JP 2001064389 A JP2001064389 A JP 2001064389A JP 2002264350 A JP2002264350 A JP 2002264350A
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nozzle forming
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茂則 深澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラテンギャップの調整如何にかかわらず、
ワイピング部材による安定したノズル形成面の払拭効果
を得ることができるインクジェット式記録装置を提供す
ること。 【解決手段】 プラテンギャップの調整操作によって、
記録ヘッドのノズル形成面15aはその位置が変化す
る。したがって、ノズル形成面15aを払拭するワイピ
ング部材11は、ノズル形成面15aへの干渉量(L
1,L2)が変化する。これに伴い、ワイピング部材1
1によるノズル形成面15aへの摺接圧力が変化し、プ
ラテンギャップが大の場合にはワイピング効果が低下す
る。したがって、プラテンギャップが大の場合には、ワ
イピング速度を低下させる、またはワイピング回数を増
大させることで、ワイピング効果の低下が補償される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、往復移動されるキ
ャリッジに搭載され、印刷デ−タに基づいてインク滴を
吐出する記録ヘッドを備えたインクジェット式記録装置
に関し、特にプラテンギャップ調整手段によるプラテン
ギャップの調整量に応じて、ワイピング動作の動作モー
ドが変更されるようになされたインクジェット式記録装
置および同装置における記録ヘッドのワイピング制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、シリアルプリンティング方式の
インクジェット式記録装置は、キャリッジに搭載されて
主走査方向に移動するインクジェット式記録ヘッドと、
前記主走査方向に直交する副走査方向に記録用紙を搬送
させる紙送り手段が具備され、印刷データに基づいて記
録ヘッドよりインク滴を吐出させることで、記録用紙に
対して印刷が実行される。
【0003】前記したインクジェット式記録ヘッドは、
圧力発生室で加圧したインクをノズル開口からインク滴
として記録用紙に吐出させて印刷を行う関係上、ノズル
開口からのインク溶媒の蒸発に起因するインク粘度の上
昇や、インクの固化、塵埃の付着などによりノズル開口
に目詰まりを発生させて、印刷不良を起こすという問題
を抱えている。
【0004】このために、この種のインクジェット式記
録装置には、非印刷時に記録ヘッドのノズル形成面を封
止するためのキャッピング手段を備えている。このキャ
ッピング手段は、記録ヘッドにおけるノズル開口のイン
クの乾燥を防止する蓋体として機能するだけでなく、ノ
ズル開口に目詰まりが生じた場合には、ノズル形成面を
封止し、吸引ポンプからの負圧を作用させて、ノズル開
口からインクを吸引排出させることで、ノズル開口の目
詰まりを解消させるインク滴の吐出能力回復機能をも備
えている。
【0005】記録ヘッドの目詰まり解消のために行う強
制的なインクの吸引排出処理は、クリーニング操作と呼
ばれており、記録装置の長時間の休止後に印刷を再開す
る場合や、ユーザが印刷不良を認識して例えばクリーニ
ングスイッチを操作した場合などに実行される。そし
て、前記したとおり吸引ポンプによる負圧を加えて記録
ヘッドよりキャッピング手段内にインクを吸引排出させ
た後に、例えばゴム素材を短冊状に形成したワイピング
部材により、ノズル形成面を払拭するワイピング操作が
伴われる。
【0006】このワイピング操作の実行により、前記し
たクリーニング操作によって記録ヘッドのノズル形成面
に付着したインクを掻き取り、記録ヘッドからインク滴
がボタ落ちするような問題を解消するようにしている。
加えて、ワイピング操作の実行により、記録ヘッドのノ
ズル開口付近に形成されたインクのメニスカスを整える
ことにより、記録ヘッドからの安定したインク滴の吐出
動作を確保し、高精度な印刷動作が保証できるようにな
されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の記
録装置においては、印刷に用いる記録用紙の厚さに対応
させて、記録ヘッドと記録用紙をガイドするプラテンと
の間のプラテンギャップを調整することができるプラテ
ンギャップ調整手段が備えられている。そして、このプ
ラテンギャップ調整手段の多くは、これを操作した場合
において、固定位置に配置されたプラテンに対して、記
録ヘッドの位置が変更されるように構成されている。
【0008】特に昨今においては、印刷の多様化が求め
られ、相当な厚紙を印刷用紙として利用しようとする要
求が高まっており、これに応じて前記したプラテンギャ
ップ調整手段による調整可能な範囲も、従来に比べて大
幅に増大させる必要に迫られている。したがって、プラ
テンギャップ調整手段の操作に伴う記録ヘッドの位置の
変更範囲も益々拡大される状況にある。
【0009】一方、前記したワイピング部材は、記録ヘ
ッドの移動経路に対して、例えば水平方向に進退可能と
なるようにワイパホルダによって保持されている。そし
て、ワイピング操作時においては、記録ヘッドの移動経
路に進出することにより、その先端部が記録ヘッドのノ
ズル形成面に摺接して弾性変形し、記録ヘッドのノズル
形成面を清掃する動作がなされる。したがって、記録ヘ
ッドのノズル形成面に対するワイピング部材の摺接圧力
は、前記したプラテンギャップ調整手段による調整度合
いに応じて変化することになる。
【0010】例えば、プラテンギャップが大きくなるよ
うに設定されている場合には、記録ヘッドのノズル形成
面が、ワイピング部材から離れる方向に移動されるた
め、ワイピング部材によるノズル形成面への干渉量が低
下し、ワイピング部材によるノズル形成面への摺接圧力
は低下する。このために、プラテンギャップが大きく調
整されている場合においては、ワイピング部材によるノ
ズル形成面の拭き取り効率が低下するという問題が残さ
れる。
【0011】一方、前記したワイピング操作により、記
録ヘッドのノズル形成面よりインクを掻き取り、ノズル
形成面に対するワイピング部材の摺接が解かれた瞬間
に、ワイピング部材は弾性復帰するために、掻き取った
インクを記録装置内に飛び散らせるという問題を抱えて
いる。このようなインクの飛び散りの度合いを低減させ
るために、ワイピング部材によるワイピング終端部の近
傍において、キャリッジ(記録ヘッド)の移動速度を減
速させることで、ワイピング部材の弾性復帰の度合いが
低減できるような制御手段を採用した記録装置も提案さ
れている。
【0012】しかしながら、前記したようにプラテンギ
ャップの調整度合いの大小に応じて、ノズル形成面への
摺接状態におけるワイピング部材の変形(曲がり)度合
いが異なるために、ワイピング部材によるワイピング終
端部が実質的に変化し、ワイピング部材が弾性復帰する
位置も変化することになる。このために、プラテンギャ
ップの大小に応じてキャリッジを低速駆動させる開始位
置を変更する制御がなされることが望まれる。
【0013】この発明は、前記した技術的な課題に着目
してなされたものであり、プラテンキャップの調整如何
にかかわらず、ワイピング部材による安定したノズル形
成面の払拭効果を得ることができ、また、ワイピング部
材によるインクの飛び散り作用を効果的に低減させるこ
とができるインクジェット式記録装置および同装置にお
ける記録ヘッドのワイピング制御方法を提供することを
目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明にかかるインクジェット式記録装
置における好ましい形態においては、往復移動されるキ
ャリッジに搭載され、印刷デ−タに基づいてインク滴を
吐出するインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッ
ドの移動に伴い、ノズル形成面に摺接して当該ノズル形
成面を清掃することができるワイピング部材とを備えた
インクジェット式記録装置であって、前記記録ヘッドの
移動に伴う前記ワイピング部材によるノズル形成面に対
するワイピング速度を、プラテンギャップ調整手段の調
整情報に基づいて制御する制御手段を具備した構成とさ
れる。
【0015】この場合、好ましくは前記プラテンギャッ
プ調整手段の調整情報が、プラテンギャップが大である
ことを示す場合においては、プラテンギャップが小であ
ることを示す場合に比較して、前記ワイピング部材によ
るノズル形成面ヘのワイピング速度が低速度となるよう
に制御される。
【0016】また、本発明にかかるインクジェット式記
録装置の他の好ましい形態においては、前記記録ヘッド
の移動に伴う前記ワイピング部材によるノズル形成面に
対するワイピング回数を、プラテンギャップ調整手段の
調整情報に基づいて制御する制御手段を具備した構成と
される。
【0017】この場合、好ましくは前記プラテンギャッ
プ調整手段の調整情報が、プラテンギャップが大である
ことを示す場合においては、プラテンギャップが小であ
ることを示す場合に比較して、前記ワイピング部材によ
るノズル形成面ヘのワイピング回数が多くなるように制
御される。
【0018】また、本発明にかかるインクジェット式記
録装置のさらに他の好ましい形態においては、前記記録
ヘッドの移動に伴う前記ワイピング部材によるノズル形
成面に対するワイピング速度が、ワイピング部材による
ワイピング終端部の近傍において減速されるように制御
されると共に、前記記録ヘッドの減速開始位置が、プラ
テンギャップ調整手段の調整情報に基づいて変更される
ように制御する制御手段を具備した構成とされる。
【0019】この場合、好ましくは前記プラテンギャッ
プ調整手段の調整情報が、プラテンギャップが大である
ことを示す場合においては、プラテンギャップが小であ
ることを示す場合に比較して、前記記録ヘッドの減速開
始位置を、記録ヘッドの移動方向における手前側に設定
するように制御される。加えて、前記記録ヘッドの減速
開始位置を、ワイピング部材の先端部が記録ヘッドのノ
ズル形成位置を外れた部分よりノズル形成面の端部に至
る間をワイピングする範囲に設定するように制御するこ
とが望ましい。
【0020】そして、好ましい実施の形態においては、
前記減速開始位置の変更制御が、記録ヘッドの移動位置
を検知するエンコーダからの情報に基づいて、キャリッ
ジモータの駆動速度を減速させることにより実行され
る。
【0021】一方、本発明にかかる記録ヘッドのワイピ
ング制御方法の好ましい態様においては、往復移動され
るキャリッジに搭載され、印刷デ−タに基づいてインク
滴を吐出するインクジェット式記録ヘッドと、前記記録
ヘッドの移動に伴い、ノズル形成面に摺接して当該ノズ
ル形成面を清掃することができるワイピング部材とを備
えたインクジェット式記録装置における記録ヘッドのワ
イピング制御方法であって、プラテンギャップ調整手段
の調整情報を取得するプラテンギャップ調整情報取得ス
テップと、前記プラテンギャップ調整情報取得ステップ
において取得したプラテンギャップ調整情報に基づい
て、前記ノズル形成面に対するワイピング部材のワイピ
ング速度を設定するワイピング速度設定ステップと、前
記ワイピング速度設定ステップにおいて設定されたワイ
ピング速度に基づいて、記録ヘッドを移動させること
で、前記ワイピング部材により記録ヘッドのノズル形成
面をワイピングするワイピングステップとを実行するよ
うになされる。
【0022】また、本発明にかかる記録ヘッドのワイピ
ング制御方法の好ましい他の態様によると、プラテンギ
ャップ調整手段の調整情報を取得するプラテンギャップ
調整情報取得ステップと、前記プラテンギャップ調整情
報取得ステップにおいて取得したプラテンギャップ調整
情報に基づいて、前記記録ヘッドの往復移動回数を設定
する移動回数設定ステップと、前記移動回数設定ステッ
プにおいて設定された移動回数に基づいて、前記ワイピ
ング部材が記録ヘッドのノズル形成面に摺接してワイピ
ング動作を行うワイピングステップとを実行するように
なされる。
【0023】また、本発明にかかるワイピング制御方法
の好ましいさらに他の態様によると、プラテンギャップ
調整手段の調整情報を取得するプラテンギャップ調整情
報取得ステップと、前記プラテンギャップ調整情報取得
ステップにおいて取得したプラテンギャップ調整情報に
基づいて、前記記録ヘッドの減速開始位置を設定する減
速開始位置設定ステップと、前記減速開始位置設定ステ
ップにおいて設定された減速開始位置に基づいて、前記
ワイピング部材がノズル形成面に摺接した状態における
記録ヘッドの移動速度を減速する減速制御ステップとを
実行するようになされる。
【0024】以上のようなワイピング制御方法を採用し
た記録装置の一つの形態によると、プラテンギャップ調
整手段からのギャップ調整情報が利用され、このギャッ
プ調整情報に基づいて、記録ヘッドの移動に伴う前記ワ
イピング部材によるノズル形成面のワイピング速度が変
更される。例えば、プラテンギャップが大きく調整され
ている場合においては、ノズル形成面に対するワイピン
グ部材の干渉度合いが低下するため、ノズル形成面に対
するワイピング部材の摺接圧力が低下する。したがっ
て、ワイピング部材によるノズル形成面の払拭効率が低
下するものの、前記ワイピング部材によるノズル形成面
のワイピング速度をより低速度となるように制御するこ
とで、ワイピング部材による払拭効率の低下を補償する
ことができる。
【0025】また、前記したワイピング制御方法を採用
した記録装置の他の形態によると、同様にプラテンギャ
ップ調整手段からのギャップ調整情報が利用され、この
ギャップ調整情報に基づいて、記録ヘッドの移動に伴う
前記ワイピング部材によるノズル形成面のワイピング回
数が設定される。例えば、プラテンギャップが大きく調
整されている場合においては、前記し同様にノズル形成
面に対するワイピング部材の摺接圧力が低下し、ワイピ
ング部材によるノズル形成面の払拭効率が低下する。し
かしながら、複数回にわたってワイピング動作を実行す
ることにより、ワイピング部材による払拭効果を向上さ
せることができる。
【0026】また、前記したワイピング制御方法を採用
した記録装置のさらに他の形態によると、同様にプラテ
ンギャップ調整手段からのギャップ調整情報が利用さ
れ、このギャップ調整情報に基づいて、記録ヘッドの減
速開始位置が変更される。この場合、プラテンギャップ
の大小に応じて、記録ヘッドの減速開始位置を、記録ヘ
ッドの移動方向における手前側または進行方向側に設定
するように制御することで、記録ヘッドの減速開始位置
をワイピング部材のワイピング終端部の直前の位置に調
整することができ、ワイピング部材からのインクの飛び
散りの程度を効果的に低減させることができる。
【0027】換言すれば、前記した記録ヘッドの減速開
始位置を、プラテンギャップに応じて制御することによ
り、記録ヘッドの減速移動範囲を短くすることも可能に
なり、ワイピング部材がワイピング終端部を過ぎた場合
においては、記録ヘッドを迅速に印刷領域側に移動させ
ることができる。したがって、実質的にスループットを
向上させることにも寄与できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるインクジェ
ット式記録装置について、図に示す実施の形態に基づい
て説明する。図1は本発明が適用されたインクジェット
式記録装置の基本構成を示すものである。図1において
符号1はキャリッジであり、このキャリッジ1はキャリ
ッジモータ2により駆動されるタイミングベルト3を介
し、ガイド部材4に案内されてプラテン5の軸方向に往
復移動されるように構成されている。
【0029】前記キャリッジ1の記録用紙6に対向する
面(下側面)には、図1には現れていないが、後述する
インクジェット式記録ヘッドが搭載されており、そのノ
ズル形成面は記録用紙6に対して僅かな隙間をもって対
峙するように構成されている。そして、キャリッジ1の
上部には、前記記録ヘッドにインクを供給するブラック
インクカートリッジ7、およびカラーインクカートリッ
ジ8が着脱可能に装填されており、これら各カートリッ
ジより前記記録ヘッドに対してインクが供給できるよう
に構成されている。
【0030】図中符号9は、非印刷領域(ホームポジシ
ョン)に配置されたキャッピング手段であって、キャリ
ッジ1に搭載された記録ヘッドが直上に移動した時に上
昇して、記録ヘッドのノズル形成面を封止することがで
きるように構成されている。そしてキャッピング手段9
に隣接した位置には、キャッピング手段9の内部空間に
負圧を与えるための吸引ポンプ10が配置されている。
【0031】前記キャッピング手段9は、記録装置の休
止期間中における記録ヘッドのノズル開口の乾燥を防止
する蓋体として機能する他、前記吸引ポンプ10からの
負圧を記録ヘッドに作用させて、記録ヘッドよりインク
を吸引排出させるクリーニング手段としての機能も備え
ている。
【0032】そして、キャッピング手段9に隣接する印
刷領域側には、ゴム素材を短冊状に成形したワイピング
部材11が、水平方向に進退可能となるように配置され
ていて、キャリッジ1がキャッピング手段9側に往復移
動する際に、必要に応じて記録ヘッドのノズル形成面を
払拭することができるように構成されている。これによ
り、例えばクリーニング動作後においてノズル形成面に
付着しているインクを掻き取ることができ、記録ヘッド
からインクがボタ落ちするなどして、記録用紙等を汚染
させるのを防止できるようになされている。
【0033】次に図2および図3は、前記記録装置に搭
載されたキャッピング手段9の駆動機構、吸引ポンプと
してのチューブポンプ10、およびワイピング部材11
の駆動機構がユニット化された状態を示している。な
お、図2はこれを斜視図で示しており、図3は平面図で
示している。
【0034】記録ヘッドのノズル形成面を封止すること
ができるキャッピング手段9には、方形状に形成された
キャップホルダ21が具備され、このキャップホルダ2
1の開口周縁には、エラストマー等の可撓性素材による
キャップ部材22が形成されている。そして、このキャ
ップ部材22によって、記録ヘッドのノズル形成面が封
止できるように構成されている。
【0035】前記キャップホルダ21は、昇降機構を構
成するスライダ23上に搭載されており、このスライダ
23には複数本のガイド部材24が水平方向に形成され
ている。そして、各ガイド部材24はスライダ23を摺
動して保持するフレーム部材25に形成された長孔状の
傾斜孔26内に収容されている。一方、スライダ23に
は係合突起27が直立した状態で一体に形成されてい
る。この係合突起27は、前記したキャリッジ1がホー
ムポジションに移動した時に、キャリッジ1の端部に配
置された後述する当接部材1a(図5参照)に押される
ことにより、スライダ23をキャリッジ1の移動方向に
移動させる機能を備えている。
【0036】したがって、キャリッジ1のホームポジシ
ョン側への移動動作に伴って、スライダ23に形成され
た各ガイド部材24は、フレーム部材25に形成された
長孔状の傾斜孔26をせり上がるように動作する。した
がって、キャップホルダ21に形成されたキャップ部材
22によって、キャリッジ1に搭載された記録ヘッドの
ノズル形成面が封止される。また、キャリッジ1が印刷
領域側に移動した場合には、図示せぬ戻しバネの作用を
受けて、スライダ23は印刷領域側に移動し、これに伴
い、キャップ部材22による記録ヘッドのノズル形成面
への封止が解かれる。
【0037】図2および図3には現れていないが、前記
キャップホルダ21の内底部から下側面に向かって、イ
ンク排出口が形成されており、このインク排出口には前
記した吸引ポンプとしてのチューブポンプ10の吸引側
を構成するチューブが接続されている。このチューブポ
ンプ10は、円弧状に配置された可撓性のチューブをロ
ーラによって順次押しつぶすことにより、負圧を発生さ
せるものであり、図3に示された駆動輪31が一方向に
回転駆動されることにより、ポンプ作用が発生し、ま
た、駆動輪31が他方向に回転駆動されることによりレ
リース状態になされる。なお、この実施の形態において
は前記駆動輪31は、前記記録用紙6をローディングお
よび排紙するための紙送りモータの動力を、減速ギヤ列
を介して駆動されるように構成されている。
【0038】したがって、前記したキャッピング手段9
を構成するキャップ部材22がノズル形成面を封止した
状態で、前記チューブポンプ10が駆動されることで、
記録ヘッドのノズル形成面に負圧を与えることができ、
この負圧の作用により、記録ヘッドからインクを吸引し
排出させることができる。そして、キャリッジ1を印刷
領域側に若干移動させることで、キャップ部材22によ
るノズル形成面の封止が解かれる。この状態で再び前記
チューブポンプ10を駆動することにより、キャッピン
グ手段9内に排出されたインク廃液は、チューブポンプ
10を介して、後述する廃液タンクに送り出すことがで
きる。
【0039】一方、前記駆動輪31の回転に伴って駆動
されるクラッチ板35を介して、カム状部材36が回動
されるように構成されている。このカム状部材36は、
前記クラッチ板35に対して図示せぬバネ部材によって
圧接されており、前記クラッチ板35の回転方向に引き
ずられて所定の回転角の範囲で回転駆動を受けるように
構成されている。そして、前記カム状部材36には、水
平方向に突出するように円柱状の駆動ピン36aが取り
付けられている。
【0040】前記ワイピング部材11は、水平方向に移
動可能となるように構成されたワイパホルダ37の上部
に直立状態となるように支持されている。そして、ワイ
パホルダ37には垂直方向に溝孔37aが形成されてお
り、この長孔37aに対して前記円柱状の駆動ピン36
aが挿入されている。したがって、前記したクラッチ板
35と、カム状部材36とによる摩擦クラッチを介して
円弧状軌跡をもって駆動される駆動ピン36aは、ワイ
パホルダ37に垂直方向に形成された溝孔37a内を摺
動し、これによりワイパホルダ37を水平方向に移動さ
せるように作用する。なお、図2および図3に示した状
態は、前記ワイパホルダ37の上部に配置されたワイピ
ング部材11は、記録ヘッドの移動領域から退避したリ
セット状態を示している。
【0041】この実施の形態においては、前記紙送りモ
ータの一方向への回転により、チューブポンプ10はポ
ンプ作用が実行され、この時の回転動作の初期におい
て、摩擦クラッチを介してワイパホルダ37は水平方向
に駆動され、ワイピング部材11は、記録ヘッドの移動
経路に進出したセット状態となるように構成されてい
る。したがって、この時に記録ヘッドが主走査方向へ移
動することで、そのノズル形成面はワイピング部材11
によって払拭される。また、前記紙送りモータの他方向
への回転により、チューブポンプ10はレリース状態と
され、この時の回転動作の初期において、摩擦クラッチ
を介してワイパホルダ37は水平方向に駆動され、ワイ
ピング部材11は、記録ヘッドの移動経路から退避した
リセット状態となされる。
【0042】一方、図4は前記した記録装置に搭載され
たプラテンギャップ調整手段の構成を示したものであ
る。図4に示すようにキャリッジ1は、ガイド部材4に
案内されて図4の紙面に直交する方向に移動されるよう
に構成されている。そして、このガイド部材4内には中
軸4aが回動可能となるように収納されており、さらに
この中軸4aは、その長手方向の左右端で記録装置にお
ける左右のフレームに軸支された偏心軸4bによって支
持されている。前記中軸4aには摺動溝51aを備えた
作動レバー51が結合されており、この作動レバー51
に形成された摺動溝51aには、前記フレームにその中
央部が軸支された操作レバー52における被作動端に配
置された摺動子52aが摺動可能に挿入されている。
【0043】前記操作レバー52の操作側の端部には、
これを回動することができる操作部材53が取り付けら
れており、したがって、操作部材53を利用して操作レ
バー52を矢印方向に回動させることにより、記録ヘッ
ド15を搭載したキャリッジ1は、上下方向に移動でき
るようになされる。すなわち、この実施の形態において
は、操作レバー62を実線で示すように手前に引く(図
4において左回転させる)ことにより、作動レバー51
は図において右回転され、これにより前記偏心軸4bの
作用によってキャリッジは若干降下し、この結果、記録
ヘッド15が下方に移動して、図1に示したプラテン5
とのギャップ間隔が狭められるように作用する。
【0044】また、操作レバー52を鎖線で示すように
直立状態に立てることにより、作動レバー51は図にお
いて左回転され、これにより前記偏心軸4bの作用によ
ってキャリッジは上昇し、この結果、記録ヘッド15が
上方に移動して、図1に示したプラテン5とのギャップ
間隔が広げられるように作用する。
【0045】図5は、前記したプラテンギャップ調整手
段を操作した場合における記録ヘッド15のノズル形成
面15aに摺接されるワイピング部材11の作用を説明
するものである。なお、図5(A)はプラテンギャップ
が大の場合を、また図5(B)はプラテンギャップが小
の場合を示しており、いずれもキャリッジ1が矢印X方
向に移動し、ワイピング動作が実行されている状態を示
している。
【0046】この図5(A),(B)から理解できるよ
うに、プラテンギャップが大(図中G1)となるように
操作した場合には、記録ヘッドのノズル形成面15aと
ワイピング部材11との相対距離が離れ、ノズル形成面
15aに対するワイピング部材11の干渉量(L1)は
小さくなる。したがって、ワイピング部材11のノズル
形成面15aに対する摺接圧力は低下し、ワイピング部
材11によるノズル形成面15aの清掃効率が低下す
る。また、プラテンギャップが小(図中G2)となるよ
うに操作した場合には、記録ヘッドのノズル形成面15
aとワイピング部材11との相対距離は接近し、ノズル
形成面15aに対するワイピング部材11の干渉量(L
2)は大きくなる。したがって、ワイピング部材11の
ノズル形成面15aに対する摺接圧力は増大する。
【0047】しかも、プラテンギャップが小となるよう
に操作した場合には、図5(B)に示されたように、ワ
イピング部材11の先端部は、ノズル形成面15aへの
ワイピングによって大きく変形され、その先端部はキャ
リッジ1の移動方向である矢印X方向に移動する。した
がって、キャリッジ1がさらに矢印X方向に移動して、
ワイピング部材11の先端部がノズル形成面15aの端
部から離れるワイピング終端部における記録ヘッド(キ
ャリッジ)の位置は、図5(A)に比べて図5(B)の
場合は、より印刷領域側(図5における左側)にずれる
ことになる。
【0048】一方、この実施の形態にかかる記録装置に
おいては、記録ヘッドの移動に伴うワイピング部材11
によるノズル形成面15aヘのワイピング速度は、ワイ
ピング部材によるワイピング終端部の近傍において減速
されるように制御される。この制御により、ワイピング
部材11の弾性復帰によるインクの飛び散りの度合いを
効果的に低減させることができる。この場合、ノズル形
成面15aにおけるノズル形成位置Lnの範囲において
は、等速度でワイピング動作を実行することが望まし
い。そして、ノズル形成位置Lnを外れた部分よりノズ
ル形成面の端部に至る間において、減速動作が実行され
ることが望まれる。
【0049】しかしながら、プラテンギャップの大小に
応じて、前記したようにワイピング部材11の先端部が
ノズル形成面15aの端部から離れるワイピング終端部
の位置が変化するため、一義的に減速位置を定めた場合
においては、ノズル形成位置Ln内においてワイピング
部材11が摺接している状態で、減速が開始される状況
が発生したり、または、減速が開始される以前にワイピ
ング部材の先端部がノズル形成面15aの端部から離れ
る状態が発生し、多量のインクを飛び散らすという問題
が発生する。
【0050】図6は、前記したようにノズル形成面に対
するワイピング部材の干渉量(L1)が小さい場合に発
生するワイピング部材によるノズル形成面の払拭効率の
低下を補償すると共に、ワイピング部材の先端部がノズ
ル形成面の端部から離れるワイピング終端部の直前にお
いて、キャリッジの減速動作を実行することができる制
御回路の例を示している。
【0051】なお図6において、すでに説明したキャリ
ッジ1、キャリッジモータ2、インクカートリッジ7,
8、キャッピング手段9、吸引ポンプ10、およびワイ
ピング部材11については同一符号で示している。そし
て、図6に示すようにキャッピング手段9には前記した
吸引ポンプ10が接続されており、この吸引ポンプ10
の排出側は廃液タンク12に接続されている。
【0052】図6に示す符号61は印刷制御手段であ
り、この印刷制御手段61はホストコンピュータからの
印刷データに基づいてビットマップデータを生成し、こ
のデータに基づいてヘッド駆動手段62により駆動信号
を発生させて、キャリッジ1に搭載された記録ヘッド1
5からインク滴を吐出させる機能を備えている。このヘ
ッド駆動手段62は、印刷データに基づく駆動信号の他
に、フラッシング制御手段63からのフラッシング指令
信号を受けてフラッシング操作のための駆動信号を記録
ヘッド15に出力するようにも構成されている。
【0053】符号64はクリーニング制御手段であり、
このクリーニング制御手段64は、例えば、操作パネル
に配置されたクリーニング指令スイッチ65のオン操作
を受けたクリーニング指令検知手段66からの指令信号
により、クリーニング動作を実行させる機能を備えてい
る。また、クリーニング制御手段64は印刷制御手段6
1を介して、前記したホストコンピュータよりクリーニ
ング指令を受けた場合においても、同様にクリーニング
動作を実行させる機能を備えている。
【0054】前記クリーニング制御手段64は、クリー
ニング指令を受けた場合において、ポンプ駆動手段67
を制御し、吸引ポンプ10を駆動させる機能を備えてい
る。そして、吸引ポンプ10の駆動動作によりキャッピ
ング手段9の内部空間に負圧を与え、記録ヘッド15の
ノズル開口よりインクを吸引排出させるようになされ
る。また、キャッピング手段9によるノズル形成面の封
止を解いた状態で、再び吸引ポンプ10を駆動動作させ
ることにより、キャッピング手段9の内部空間に排出さ
れたインク廃液を廃液タンク12に廃棄させることがで
きる。
【0055】前記印刷制御手段61より、動作モード制
御手段68に対して制御信号が送出されるように構成さ
れており、この動作モード制御手段68はキャリッジモ
ータ制御手段69に制御信号を送出して、前記したキャ
リッジモータ2を駆動制御することができるようになさ
れている。そして、前記動作モード制御手段68にはエ
ンコーダ70からの信号が供給されるように構成されて
いる。
【0056】このエンコーダ70は、前記キャリッジの
移動位置を例えば光学的に検知する機能を有している。
このために、図には示されていないが、キャリッジの移
動方向に沿って多数の光学的なスリットが配置され、キ
ャリッジの走査にしたがって、前記各スリットを通過す
る光の断続数をカウントアップすることにより、キャリ
ッジの移動位置が検出されるように構成されている。
【0057】また、前記動作モード制御手段68に対し
ては、フラッシングタイマ71からの制御信号が送出さ
れるように構成されている。このフラッシングタイマ7
1は、例えば印刷動作中において、所定時間(例えば1
0秒)の印刷が続行されたときに、制御信号を動作モー
ド制御手段68に対して送出するように作用する。これ
に基づいて動作モード制御手段68は、キャリッジモー
タ制御手段69に制御信号を送出して、キャリッジ1を
フラッシングポジションに移動させる動作が行なわれ
る。また、フラッシングタイマ71より、フラッシング
制御手段63に対して制御信号が送出され、これに基づ
いてフラッシング制御手段63よりヘッド駆動手段62
に対してフラッシング制御信号が送出されるようになさ
れる。
【0058】一方、前記動作モード制御手段68には、
プラテンギャップ検出手段72よりプラテンギャップの
情報が供給されるように構成されている。なお、この実
施の形態においては、プラテンギャップが大またはプラ
テンギャップが小の情報が、動作モード制御手段68に
供給されるように構成されている。このために、図4に
示す操作レバー52の操作位置によって、図には示され
ていないが例えばマイクロスイッチをオンオフ制御さ
れ、このマイクロスイッチの二値の情報に基づく電気信
号が動作モード制御手段68に供給されるようになされ
る。
【0059】そして、前記動作モード制御手段68は、
このプラテンギャップの情報および前記エンコーダ69
から得られるキャリッジ(記録ヘッド)の位置情報を利
用して、キャリッジモータ制御手段69に指令信号を送
り、以下に説明するワイピング速度の変更制御、または
ワイピング回数の変更制御を実行する。さらに、動作モ
ード制御手段68は、プラテンギャップに対応した適正
な位置でキャリッジ1の走査速度を減速させる制御指令
をキャリッジモータ制御手段69に送出し、以下に説明
するワイピング動作時のキャリッジ減速位置の変更制御
を実行する。
【0060】〔1.ワイピング速度の変更制御〕前記動
作モード制御手段68は、プラテンギャップ検出手段7
2よりプラテンギャップの情報を取得(プラテンギャッ
プ調整情報取得ステップ)し、キャリッジモータ制御手
段69に対してキャリッジの移動速度に関する指令信号
を送出する(ワイピング速度設定ステップ)。また、動
作モード制御手段68は、前記エンコーダ70からのキ
ャリッジの位置情報を参照して、ワイピング動作が実行
される位置において、プラテンギャップに対応した最適
なワイピング速度が実行されるようにキャリッジモータ
制御手段69に対して制御信号を送出する(ワイピング
ステップ)。
【0061】この場合、例えば、プラテンギャップが大
である場合においては、プラテンギャップが小である場
合に比較して、ホームポジション側から印刷領域側に移
動するキャリッジの移動速度が低速度に制御されるよう
になされる。一例として、プラテンギャップが大である
場合においては、キャリッジの移動速度は40cps
(character/sec)になされ、また、プラ
テンギャップが小である場合においては、キャリッジの
移動速度は80cpsになされる。このような制御を実
行することにより、プラテンギャップが大の場合には、
ワイピング部材と記録ヘッドとの干渉量が少ないため
に、ワイピング部材によるノズル形成面の払拭能率が低
下しがちであるが、ゆっくりとした速度で払拭操作を実
行することで、払拭性を改善することができる。
【0062】〔2.ワイピング回数の変更制御〕前記動
作モード制御手段68は、プラテンギャップ検出手段7
2よりプラテンギャップの情報を取得(プラテンギャッ
プ調整情報取得ステップ)し、プラテンギャップ調整情
報に基づいて、前記記録ヘッドの往復移動回数を設定す
る(移動回数設定ステップ)。そして、動作モード制御
手段68は、前記エンコーダ70からのキャリッジの位
置情報を参照し、ワイピング動作が実行される位置にお
いて、すでに設定された移動回数に基づき、記録ヘッド
を往復移動させることで、前記ワイピング部材により記
録ヘッドのノズル形成面をワイピングする(ワイピング
ステップ)。
【0063】なお、前記したワイピング回数の変更制御
を実行する場合においては、動作モード制御手段68よ
り、クリーニング制御手段64に対して制御信号が送出
され、ワイピング部材11をセットおよびリセットさせ
る動作も同時に実行される。これにより、記録ヘッド1
5がホームポジション側から印刷領域側に移動する場合
において、ワイピング部材11がセット状態になされ、
ワイピング部材11によるノズル形成面のワイピング動
作がなされる。
【0064】この場合、例えば、プラテンギャップが大
である場合においては、プラテンギャップが小である場
合に比較して、前記ワイピング回数が多くなるように制
御される。一例として、プラテンギャップが大である場
合においては、ワイピング回数が2回となるようになさ
れ、プラテンギャップが小である場合には、ワイピング
回数が1回となるように制御される。このような制御を
実行することにより、プラテンギャップが大の場合は、
ワイピング部材と記録ヘッドとの干渉量が少ないため、
ワイピング部材によるノズル形成面の払拭能率が低下し
がちであるが、複数回にわたってワイピング動作が実行
されるので、払拭性を改善することができる。
【0065】〔3.ワイピング動作時のキャリッジ減速
位置の変更制御〕前記動作モード制御手段68は、プラ
テンギャップ検出手段72よりプラテンギャップの情報
を取得(プラテンギャップ調整情報取得ステップ)し、
プラテンギャップ調整情報に基づいて、前記記録ヘッド
の減速開始位置を設定する(減速開始位置設定ステッ
プ)。そして、動作モード制御手段68は、前記エンコ
ーダ70からのキャリッジの位置情報を参照しつつ、キ
ャリッジモータ制御手段69に対して制御指令を送出
し、キャリッジ1が既に設定された減速開始位置に到来
した時にキャリッジモータ2の駆動を減速させるように
制御する。これにより、ワイピング部材がノズル形成面
に摺接した状態における記録ヘッドの移動速度を減速制
御させることができる(減速制御ステップ)。
【0066】図5は、前記した減速制御を実行する状態
を示している。すなわち、プラテンギャップが大である
場合においては、キャリッジ1に配置された当接部材1
aの端部が、図5(A)に示すようにP1の位置に移動
した時に、減速されるように制御される。このような減
速制御を実行することにより、ワイピング部材11の先
端部が記録ヘッドのノズル形成位置Lnを外れた部分よ
り、ノズル形成面15aの端部に至る間をワイピングす
る範囲に、減速開始位置を設定することができる。
【0067】また、プラテンギャップが小である場合に
おいては、前記当接部材1aの端部が、図5(B)に示
すようにP2の位置に移動した時に減速されるように制
御される。すなわち、プラテンギャップが小である場合
においては、ワイピング部材11は大きく変形されてい
る。しかしながら、減速開始位置を記録ヘッドの進行方
向側にずらすことにより、すなわち、P2の位置に変更
することにより、ワイピング部材11の先端部が記録ヘ
ッドのノズル形成位置Lnを外れた部分より、ノズル形
成面15aの端部に至る間をワイピングする範囲におい
て、減速動作を開始させることができる。
【0068】前記したような減速制御の実行により、ワ
イピング部材11の先端部が記録ヘッドのノズル形成面
15aから離れる瞬間には、必ず減速状態に制御するこ
とができ、これにより、ワイピング部材11からインク
滴を飛散させる程度を低減させることができる。また、
前記したような減速制御を実行することにより、記録ヘ
ッドの減速移動範囲を短くすることも可能になり、ワイ
ピング部材がワイピング終端部を過ぎた場合において
は、記録ヘッドを迅速に印刷領域側に移動させることが
できる。したがって、実質的にスループットを向上させ
ることにも寄与できる。
【0069】なお、前記した実施の形態においては、プ
ラテンギャップの大小の情報を得るために、図4に示す
操作レバー52の操作位置によって、オンオフ制御され
るマイクロスイッチを利用している。このようなマイク
ロスイッチによる二値の情報を利用しても実用上におい
て十分に機能するが、例えば、図4に示す操作レバー5
2の回動角度に応じてリニアな電気信号を得られる例え
ばロータリエンコーダの情報を利用することもできる。
この場合においては、プラテンギャップの調整度合いに
応じて、前記したワイピング速度の変更制御、ワイピン
グ回数の変更制御、並びにキャリッジ減速位置の変更制
御を多段階に制御することができる。
【0070】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
にかかる記録ヘッドのワイピング制御方法を採用したイ
ンクジェット式記録装置によると、プラテンギャップの
調整如何にかかわらず、ワイピング部材による安定した
ノズル形成面の払拭効果を得ることができ、また、ワイ
ピング部材によるインクの飛び散り作用を効果的に低減
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたインクジェット式記録装
置の基本構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示す記録装置に搭載されたキャッピング
手段駆動機構等のユニットを示した斜視図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】記録装置に搭載されたプラテンギャップ調整手
段の例を示した側面図である。
【図5】ワイピング状態を示した側面図である。
【図6】記録装置に搭載された制御回路の例を示したブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 キャリッジモータ 4 ガイド部材 4a 中軸 4b 偏心軸 5 プラテン 6 記録用紙 7 ブラックインクカートリッジ 8 カラーインクカートリッジ 9 キャッピング手段 10 吸引ポンプ 11 ワイピング部材 15 記録ヘッド 15a ノズル形成面 37 ワイパホルダ 52 操作レバー 53 操作部材 68 動作モード制御手段 69 キャリッジモータ制御手段 70 エンコーダ 72 プラテンギャップ検出手段 Ln ノズル形成位置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 往復移動されるキャリッジに搭載され、
    印刷デ−タに基づいてインク滴を吐出するインクジェッ
    ト式記録ヘッドと、前記記録ヘッドの移動に伴い、ノズ
    ル形成面に摺接して当該ノズル形成面を清掃することが
    できるワイピング部材とを備えたインクジェット式記録
    装置であって、 前記記録ヘッドの移動に伴う前記ワイピング部材による
    ノズル形成面に対するワイピング速度を、プラテンギャ
    ップ調整手段の調整情報に基づいて制御する制御手段を
    具備してなるインクジェット式記録装置。
  2. 【請求項2】 前記プラテンギャップ調整手段の調整情
    報が、プラテンギャップが大であることを示す場合にお
    いては、プラテンギャップが小であることを示す場合に
    比較して、前記ワイピング部材によるノズル形成面への
    ワイピング速度が低速度となるように制御される請求項
    1に記載のインクジェット式記録装置。
  3. 【請求項3】 往復移動されるキャリッジに搭載され、
    印刷デ−タに基づいてインク滴を吐出するインクジェッ
    ト式記録ヘッドと、前記記録ヘッドの移動に伴い、ノズ
    ル形成面に摺接して当該ノズル形成面を清掃することが
    できるワイピング部材とを備えたインクジェット式記録
    装置であって、 前記記録ヘッドの移動に伴う前記ワイピング部材による
    ノズル形成面に対するワイピング回数を、プラテンギャ
    ップ調整手段の調整情報に基づいて制御する制御手段を
    具備してなるインクジェット式記録装置。
  4. 【請求項4】 前記プラテンギャップ調整手段の調整情
    報が、プラテンギャップが大であることを示す場合にお
    いては、プラテンギャップが小であることを示す場合に
    比較して、前記ワイピング部材によるノズル形成面ヘの
    ワイピング回数が多くなるように制御される請求項3に
    記載のインクジェット式記録装置。
  5. 【請求項5】 往復移動されるキャリッジに搭載され、
    印刷デ−タに基づいてインク滴を吐出するインクジェッ
    ト式記録ヘッドと、前記記録ヘッドの移動に伴い、ノズ
    ル形成面に摺接して当該ノズル形成面を清掃することが
    できるワイピング部材とを備えたインクジェット式記録
    装置であって、 前記記録ヘッドの移動に伴う前記ワイピング部材による
    ノズル形成面ヘのワイピング速度が、ワイピング部材に
    よるワイピング終端部の近傍において減速されるように
    制御されると共に、前記記録ヘッドの減速開始位置が、
    プラテンギャップ調整手段の調整情報に基づいて変更さ
    れるように制御する制御手段を具備してなるインクジェ
    ット式記録装置。
  6. 【請求項6】 前記プラテンギャップ調整手段の調整情
    報が、プラテンギャップが大であることを示す場合にお
    いては、プラテンギャップが小であることを示す場合に
    比較して、前記記録ヘッドの減速開始位置を、記録ヘッ
    ドの移動方向における手前側に設定するように制御する
    請求項5に記載のインクジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドの減速開始位置を、ワイ
    ピング部材の先端部が記録ヘッドのノズル形成位置を外
    れた部分よりノズル形成面の端部に至る間をワイピング
    する範囲に設定するように制御する請求項5または請求
    項6に記載のインクジェット式記録装置。
  8. 【請求項8】 前記減速開始位置の変更制御が、記録ヘ
    ッドの移動位置を検知するエンコーダからの情報に基づ
    いて、キャリッジモータの駆動速度を減速させることに
    より実行される請求項5または請求項6に記載のインク
    ジェット式記録装置。
  9. 【請求項9】 往復移動されるキャリッジに搭載され、
    印刷デ−タに基づいてインク滴を吐出するインクジェッ
    ト式記録ヘッドと、前記記録ヘッドの移動に伴い、ノズ
    ル形成面に摺接して当該ノズル形成面を清掃することが
    できるワイピング部材とを備えたインクジェット式記録
    装置における記録ヘッドのワイピング制御方法であっ
    て、 プラテンギャップ調整手段の調整情報を取得するプラテ
    ンギャップ調整情報取得ステップと、 前記プラテンギャップ調整情報取得ステップにおいて取
    得したプラテンギャップ調整情報に基づいて、前記ワイ
    ピング部材によるノズル形成面に対するワイピング速度
    を設定するワイピング速度設定ステップと、 前記ワイピング速度設定ステップにおいて設定されたワ
    イピング速度に基づいて記録ヘッドを移動させること
    で、前記ワイピング部材により記録ヘッドのノズル形成
    面をワイピングするワイピングステップと、 を実行するようになされたインクジェット式記録装置に
    おける記録ヘッドのワイピング制御方法。
  10. 【請求項10】 往復移動されるキャリッジに搭載さ
    れ、印刷デ−タに基づいてインク滴を吐出するインクジ
    ェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドの移動に伴い、
    ノズル形成面に摺接して当該ノズル形成面を清掃するこ
    とができるワイピング部材とを備えたインクジェット式
    記録装置における記録ヘッドのワイピング制御方法であ
    って、 プラテンギャップ調整手段の調整情報を取得するプラテ
    ンギャップ調整情報取得ステップと、 前記プラテンギャップ調整情報取得ステップにおいて取
    得したプラテンギャップ調整情報に基づいて、前記記録
    ヘッドの往復移動回数を設定する移動回数設定ステップ
    と、 前記移動回数設定ステップにおいて設定された移動回数
    に基づいて記録ヘッドを移動させることで、前記ワイピ
    ング部材により記録ヘッドのノズル形成面をワイピング
    するワイピングステップと、を実行するようになされた
    インクジェット式記録装置における記録ヘッドのワイピ
    ング制御方法。
  11. 【請求項11】 往復移動されるキャリッジに搭載さ
    れ、印刷デ−タに基づいてインク滴を吐出するインクジ
    ェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドの移動に伴い、
    ノズル形成面に摺接して当該ノズル形成面を清掃するこ
    とができるワイピング部材とを備えたインクジェット式
    記録装置における記録ヘッドのワイピング制御方法であ
    って、 プラテンギャップ調整手段の調整情報を取得するプラテ
    ンギャップ調整情報取得ステップと、 前記プラテンギャップ調整情報取得ステップにおいて取
    得したプラテンギャップ調整情報に基づいて、前記記録
    ヘッドの減速開始位置を設定する減速開始位置設定ステ
    ップと、前記減速開始位置設定ステップにおいて設定さ
    れた減速開始位置に基づいて、 前記ワイピング部材がノズル形成面に摺接した状態にお
    ける記録ヘッドの移動速度を減速制御する減速制御ステ
    ップと、を実行するようになされたインクジェット式記
    録装置における記録ヘッドのワイピング制御方法。
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