JP2002264024A - 超精密加工用研磨フィルムおよびその製造方法 - Google Patents

超精密加工用研磨フィルムおよびその製造方法

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JP2002264024A
JP2002264024A JP2001064291A JP2001064291A JP2002264024A JP 2002264024 A JP2002264024 A JP 2002264024A JP 2001064291 A JP2001064291 A JP 2001064291A JP 2001064291 A JP2001064291 A JP 2001064291A JP 2002264024 A JP2002264024 A JP 2002264024A
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polishing
film
ultra
abrasive particles
layer
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Hideki Izawa
秀樹 井沢
Yaichiro Hori
弥一郎 堀
Kiyoshi Oguchi
清 小口
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電子部品や光学部品等の研磨や一般鏡面研磨
に使用される超精密加工用研磨フィルム、特に光ファイ
バコネクタの端面研磨で好適に使用される超精密加工用
研磨フィルム、およびその製造方法を提供するものであ
る。 【解決手段】 基材フィルム2と、その基材フィルム2
上に形成されてなる研磨層4とを有する超精密加工用研
磨フィルム1において、粒子成長法で作製された一次粒
子平均粒径1〜100nmの範囲内の研磨材粒子5をバ
インダー樹脂6中に含有させた研磨層4を設ける。研磨
材粒子5は気相成長法、液相成長法または固相成長法で
作製された金属酸化物または金属複合酸化物であること
が好ましく、研磨材粒子5をバインダー樹脂液中に分散
させて塗工液を調製し、その塗工液を前記基材フィルム
2上に塗布形成して研磨層4を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品や光学部
品等の研磨や一般鏡面研磨に使用される超精密加工用研
磨フィルムおよびその製造方法に関し、特に光ファイバ
コネクタの端面研磨に好適に使用される超精密加工用研
磨フィルムおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品や光学部品等の精密加工用の研
磨フィルムや一般鏡面研磨用の研磨フィルムに関して
は、基材フィルムと、その基材フィルム上に所定粒径の
研磨材粒子がバインダー樹脂中に含有されてなる研磨層
とを有する研磨フィルムが広く知られ使用されている。
【0003】従来の研磨フィルムにおいては、高い研磨
レートを確保するために、ある程度の大きさの粒子径を
持った研磨材粒子が用いられている。こうした研磨材粒
子は、一般的に粉砕され分級されたものが用いられてい
る。また、細かい研磨材粒子(0.1μm以下)は、研
磨レートを確保できないことから、研磨フィルムにおい
てはあまり使用されていなかった。
【0004】しかし、近年においてはより精密な研磨が
必要とされており、最終仕上げ研磨工程やその前工程で
使用される研磨フィルムでは、粒子径の小さい研磨材粒
子が主に選定されている。特に、光ファイバコネクタの
端面研磨においては、光ファイバ端面の研磨形態が反射
減衰量等のコネクタ性能に直接影響するので、粒子径の
小さい好適な研磨材粒子の選定は重要な課題となってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、粒子径
の小さい所望の研磨材粒子を得ようとしても、従来の方
法では分級が困難であるという問題があった。また、た
とえ分級できたとしても、粒子径の小さい所望の研磨材
粒子は凝集力が強いので、そうした研磨材粒子が塗工液
中や研磨層中に大きな凝集体として存在し易く、精密加
工の要求に十分に応えることができていないという現状
があった。
【0006】本発明は、電子部品や光学部品等の研磨や
一般鏡面研磨に使用される超精密加工用研磨フィルム、
特に光ファイバコネクタの端面研磨で好適に使用される
超精密加工用研磨フィルム、およびその製造方法を提供
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基材フィルムと、当該基材フィルム上に形成されて
なる研磨層とを有する超精密加工用研磨フィルムにおい
て、前記研磨層は、粒子成長法で作製された一次粒子平
均粒径1〜100nmの範囲内の研磨材粒子がバインダ
ー樹脂中に含有されてなることに特徴を有する。
【0008】この発明によれば、粒子成長法で作製され
た一次粒子平均粒径1〜100nmの範囲内の研磨材粒
子がバインダー樹脂中に含有した研磨層を有するので、
精細な研磨を達成することができる。その研磨材粒子
は、粉砕・分級によっては十分に得ることができない微
細な微粒子であるので、極めて精密な微細研磨を可能に
させる。また、粒子成長法で作製された研磨材粒子が用
いられているので、粒子の大きさ、形状、粒度分布、粒
子表面の修飾等の制御が可能となる。その結果、研磨層
中での分散性をコントロールすることができ、研磨層中
に凝集体として存在しにくくなるので、被研磨面に大き
な傷を発生させ得る凝集体の影響を著しく減少させるこ
とができる。こうした本発明の超精密加工用研磨フィル
ムによれば、電子部品や光学部品等の被研磨材に高い精
密加工を施すことができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の超精密加工用研磨フィルムにおいて、前記研磨材粒子
は、気相成長法、液相成長法または固相成長法からなる
粒子成長法で作製された金属酸化物または金属複合酸化
物であることに特徴を有する。
【0010】この発明によれば、研磨材粒子は、気相成
長法、液相成長法または固相成長法からなる粒子成長法
で作製された金属酸化物または金属複合酸化物であるの
で、粒子の大きさ、形状、粒度分布、粒子表面の修飾等
の制御が可能となる。その結果、被研磨材に高い精密加
工を施すことができる研磨層を構成することができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載の超精密加工用研磨フィルムにおいて、
前記研磨材粒子が、ゾル−ゲル法によって作製されたジ
ルコニア粒子または気相反応法によって作製された酸化
セリウムであることに特徴を有する。
【0012】この発明によれば、ゾル−ゲル法によって
作製されたジルコニア粒子または気相反応法によって作
製された酸化セリウム粒子からなる金属酸化物は、研磨
材粒子として好ましく使用される。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3の何れかに記載の超精密加工用研磨フィルムにお
いて、前記バインダー樹脂がシロキサン結合を有する樹
脂であることに特徴を有する。
【0014】この発明によれば、シロキサン結合を有す
る樹脂をバインダー樹脂として採用するので、研磨材粒
子が均一に分散した研磨層とすることができる。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4の何れかに記載の超精密加工用研磨フィルムにお
いて、光ファイバコネクタの端面研磨に使用されること
に特徴を有する。
【0016】この発明によれば、極めて高精度な研磨が
要求される光ファイバコネクタの端面研磨に好ましく用
いることができ、光ファイバコネクタ端面の研磨品質を
顕著に向上させ、反射減衰量等のコネクタ性能を向上さ
せることができる。
【0017】請求項6に記載の発明は、基材フィルム
と、当該基材フィルム上に形成されてなる研磨層を有す
る超精密加工用研磨フィルムの製造方法において、粒子
成長法で作製された一次粒子平均粒径1〜100nmの
範囲内の研磨材粒子をバインダー樹脂液中に分散させて
塗工液を調製し、当該塗工液を前記基材フィルム上に塗
布形成することにより、前記研磨層が形成されることに
特徴を有する。
【0018】この発明によれば、粒子成長法で作製され
た一次粒子平均粒径1〜100nmの範囲内の研磨材粒
子をバインダー樹脂液中に分散させて塗工液を調製し、
その塗工液を基材フィルム上に塗布形成して研磨層を形
成するので、研磨層中での研磨材粒子の分散性がコント
ロールされた精密研磨可能な超精密加工用研磨フィルム
を製造できる。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の超精密加工用研磨フィルムの製造方法において、前記
研磨材粒子がゾル−ゲル法によって作製されたジルコニ
ア粒子または気相反応法によって作製された酸化セリウ
ム粒子であり、前記バインダー樹脂がシリコーン樹脂ま
たはシリコーン系樹脂であることに特徴を有する。
【0020】この発明によれば、研磨材粒子がゾル−ゲ
ル法によって作製されたジルコニア粒子または気相反応
法によって作製された酸化セリウム粒子であり、前記バ
インダー樹脂がシリコーン樹脂またはシリコーン系樹脂
であるので、研磨材粒子を塗工液中に均一に分散させる
ことができる。その結果、その塗工液によって塗布形成
された研磨層には、研磨材粒子が均一な状態で且つ凝集
体の形成が抑制された状態で分散させることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の超精密加工用研磨フィル
ムおよびその製造方法について図面を参照しつつ説明す
る。
【0022】本発明の超精密加工用研磨フィルム1(以
下、研磨フィルム1という。)は、図1に示すように、
基材フィルム2と、その基材フィルム2上に形成されて
なる研磨層4とを有する研磨フィルムであり、必要に応
じてプライマー層3およびその他の層を形成してなるも
のである。特に、本発明の特徴とするところは、研磨層
4の構成にあり、粒子成長法で作製された一次粒子平均
粒径1〜100nmの範囲内の研磨材粒子5がバインダ
ー樹脂6中に含有されてなる研磨層4を有することにあ
る。
【0023】こうした特徴を有する本発明の研磨フィル
ム1は、粒子成長法で作製された一次粒子平均粒径1〜
100nmの範囲内の研磨材粒子5を含む研磨層4を有
するので、極めて精密な微細研磨が可能になる。さら
に、粒子成長法で作製された研磨材粒子5を用いるの
で、粒子の大きさ、形状、粒度分布、粒子表面の修飾等
の制御が可能となる。そうした研磨材粒子5は研磨層4
中での分散性に優れ、研磨層4中に存在する研磨材粒子
5の凝集体が少なくなるので、被研磨面に大きな傷を発
生させ得る凝集体の影響を著しく減少させることができ
るという格別の効果を奏する。
【0024】以下、本発明の研磨フィルムおよびその製
造方法の構成について詳しく説明する。
【0025】研磨フィルム1の適用対象としては、光フ
ァイバとフェルールとで構成されてなる光ファイバコネ
クタ、半導体ウエハ、金属、セラミックス、カラーフィ
ルター(液晶表示用等)、プラズマディスプレイ、光学
レンズ、磁気ディスクあるいは光ディスク基板、磁気ヘ
ッド、光学読取ヘッド等の精密部品等を挙げることがで
きるが、これらに限定されず一般部品等に適用してもよ
い。本発明の研磨フィルム1は、そうした部品等の表面
または端面等の研磨に好ましく使用することができる。
【0026】研磨フィルム1が使用される研磨工程は、
研磨フィルム1の適用対象に応じて任意に選定される。
例えば、最終仕上げ研磨工程でも中間研磨工程でも構わ
ないし、段階的な中間研磨工程のそれぞれで使用するこ
ともできる。こうしたことは、研磨フィルム1の研磨層
4に含有させる研磨材粒子5の平均粒径を段階的に変化
させることによって実現できる。すなわち、研磨材粒子
5の平均粒径を段階的に小さくすることによって、段階
的な研磨工程で使用される研磨フィルム1とすることも
できる。なお、本発明の研磨フィルム1を、極めて高精
度な研磨が要求される光ファイバコネクタの最終仕上げ
研磨工程に使用することが好ましい。また、本発明の研
磨フィルム1を、光ファイバコネクタの中間研磨工程に
用いれば、最終仕上げ研磨工程の光ファイバコネクタ端
面の傷を顕著に低減させることができる。結果的に、最
終的な光ファイバコネクタの性能を顕著に向上させるこ
とができる。
【0027】研磨フィルム1は、幅が広い長尺シート
状、幅が狭い長尺帯状、四角形状、円形状等、どのよう
な形状であってもよい。こうした研磨フィルム1の具体
的な使用態様については、適用される対象および研磨装
置に応じて適宜形状を特定して使用することができる。
【0028】基材フィルム2には、機械的強度、寸法安
定性、耐熱性等が要求される。基材フィルム用の材料と
しては、合成紙やプラスチックフィルムが適用される。
例えば、ポリエチレンテレフタレート、延伸ポリプロピ
レン、ポリカーボネート、アセチルセルロースジエステ
ル、アセチルセルローストリエステル、延伸ポリエチレ
ン、ポリブチレンテレフタレート等を挙げることができ
る。基材フィルム2の厚さとしては、10〜150μm
程度のものが好適である。
【0029】プライマー層3は、本発明の研磨フィルム
1においては必須の層ではなく、主に研磨層4の接着性
を考慮して必要に応じて設けられるものである。こうし
たプライマー層3は、研磨層4の隣接層として基材フィ
ルム2側に設けられる。プライマー層3を形成すること
により、被研磨材を研磨した際の研磨層4の剥離を防止
することができる。プライマー層3としては、従来公知
の構成からなるプライマー層を適用可能であり、例え
ば、易接着プライマー層、シランカップリング剤等の表
面改質剤層(界面活性剤層)、蒸着層等とすることがで
きる。なお、蒸着層としては、アルミニウム等の金属蒸
着層、SiO2 、Al23、TiO2 等の金属酸化物蒸
着層、ポリ尿素等の高分子薄膜蒸着層等を挙げることが
できる。
【0030】塗布、印刷または蒸着等によって形成でき
るプライマー層用の材料としては、例えば、ポリ塩化ビ
ニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリアクリル系も
しくはポリメタクリル系樹脂、ポリビニルアルコール系
樹脂、エチレン共重合体、ポリビニルアセタール系樹
脂、ゴム系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹
脂、フェノール系樹脂、アミノ−プラスト系樹脂、エポ
キシ系樹脂、ポリウレタン系樹脂、シリコーン系樹脂、
セルロース系樹脂等からなる樹脂を構成するモノマー、
プレポリマー若しくはオリゴマーまたはポリマーの一種
ないしそれ以上をビヒクルの主成分とする組成物を挙げ
ることができる。プライマー層3は、そうしたプライマ
ー層用材料からなる塗工液や印刷インキ等を調製し、基
材フィルム2上に所定の厚さで塗布、印刷または蒸着し
て形成することができる。さらに、接着性を向上させる
ために、イソシアネート等の硬化剤を入れてもよい。
【0031】研磨層4は、粒子成長法で作製された一次
粒子平均粒径1〜100nmの範囲内の研磨材粒子5が
バインダー樹脂6中に含有されてなるものである。研磨
層4の厚さは、被研磨材の種類や適用される研磨工程に
応じて設定されるので特に限定されるものではないが、
通常は2〜20μm、好ましくは3〜10μmである。
【0032】研磨材粒子5としては、例えば、ZrO
2 、Al23、TiO2 、Fe23、ZnO、CeO
2 、Y23、Mn23、Mn34、SiO2 、CuO、
Dy23、Er23、α−Fe23、Fe34、Ho2
3、In23、CoO、MgO、MoO3 、NiO、
SnO2 、Gd23、SrO、Yb23、Bi23、I
TO、ATO、Al23/SiO2 、Al23/Mg
O、ZnO/Bi23、ZnO/Pr23、ZnO/Y
23、LiMn24、LiCoO2 、LiNiO2 、C
aCO3 、BaCO3 、等の金属酸化物または金属複合
酸化物を挙げることができる。
【0033】上記の金属酸化物または金属複合酸化物か
らなる研磨材粒子5は、気相成長法、液相成長法または
固相成長法からなる粒子成長法で作製されたものであ
る。こうした粒子成長法で作製された研磨材粒子は、粉
砕・分級によっては十分に得ることができない微細な微
粒子とすることができるので、極めて精密な微細研磨を
可能にさせると共に、粒子の大きさ、形状、粒度分布、
粒子表面の修飾等の制御が可能となる。その結果、バイ
ンダー樹脂6と共に研磨層4を形成して、高い精密加工
を施すことができる研磨層4を形成することができる。
【0034】上記の粒子成長法については、気相成長法
としては、金属蒸気または化合物の気相での化学反応に
よって微粒子を生成させる気相反応法や、プラズマCV
Dによって微粒子を生成させるプラズマ化学気相法、気
相化学析出法(CVD法)、蒸発法等を挙げることがで
き、液相成長法としては、溶液噴霧法、脱溶媒法、水溶
液反応法、エマルション法、縣濁重合法、分散重合法、
アルコキシド加水分解法(ゾル−ゲル法)、水熱反応
法、化学還元法、液中パルスレーザーアブレーション法
等を挙げることができ、固相成長法としては、超微粒子
と超微粒子の熱分解によって合成する固体熱分解法等を
挙げることができる。
【0035】本発明においては、研磨材粒子5として、
ゾル−ゲル法によって作製されたジルコニア(ZnO
2 )粒子、気相反応法によって作製された酸化セリウム
(CeO2 )粒子、水熱反応法によって作製されたチタ
ニア(TiO2 )粒子を好ましく用いることができる。
このZnO2 粒子、CeO2 粒子、TiO2 粒子は、後
述するシリコーン樹脂やシリコーン系樹脂に代表される
バインダー樹脂6との親和性および相溶性がよいので好
ましく使用される。
【0036】研磨材粒子5は、一次粒子の平均径で、1
〜100nm、好ましくは10〜50nmの範囲内の所
定の平均粒径からなるものである。こうした微細な一次
粒子平均粒径を有する研磨材粒子5は、被研磨材に対
し、極めて高い精度で研磨することができる。なお、研
磨フィルム1の研磨層4に含有させる所定の平均粒径に
ついては、研磨フィルム1が中間研磨工程で適用される
ものであるか最終仕上げ研磨工程で適用されるものであ
るかが考慮されて選定される。
【0037】こうした研磨材粒子5は、バインダー樹脂
6によって研磨層4に固定されている間は固定砥粒とし
て作用し、研磨層4から脱離し後は遊離砥粒として作用
する。研磨材粒子5は、通常は、被研磨材の種類や適用
される研磨工程に応じて、その種類や所定の粒子径が設
定される。なお、本発明においては、研磨材粒子5の平
均粒径を一次粒子の平均径として表している。
【0038】上述した研磨材粒子5は、研磨材粒子:バ
インダー樹脂=20:80〜95:5の配合割合(重量
%比)でバインダー樹脂6中に含有させることができ
る。なお、研磨材粒子5の配合割合については特に限定
されないが、被研磨材の種類や適用される研磨工程(最
終仕上げ研磨工程や中間研磨工程)、さらには研磨材粒
子5の種類や粒子径に応じて任意に設定される。
【0039】バインダー樹脂6は、研磨材粒子5との結
合性を考慮して選定され、研磨材粒子5を研磨層4中に
保持して固定砥粒として作用させる役割と、研磨材粒子
5を離脱させて遊離砥粒として作用させる役割とを備え
るものである。
【0040】こうした作用を有するバインダー樹脂6と
しては、シリコーン樹脂やシリコーン系樹脂等のよう
に、その構造中にシロキサン結合(Si−O結合)を有
するモノマー、プレポリマー若しくはオリゴマーまたは
ポリマー等を使用することができ、例えば、ポリシロキ
サンやその誘導体、その変性物、あるいはそのブレンド
物、更にはそのモノマー、プレポリマー若しくはオリゴ
マー等を使用することができる。具体的には、例えば、
ポリシロキサンを構成するモノマー、プレポリマー若し
くはオリゴマーまたはポリマーはもちろんのこと、その
ポリシロキサンを構成するモノマー、プレポリマー若し
くはオリゴマーまたはポリマーと、例えば、ポリエステ
ル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹
脂、ポリアクリル系またはポリメタクリル系樹脂、ポリ
ビニルアルコール系樹脂、エチレン共重合体、ポリビニ
ルアセタール系樹脂、ゴム系樹脂、ポリアミド系樹脂、
フェノール系樹脂、アミノ−プラスト系樹脂、エポキシ
樹脂、ポリウレタン系樹脂、セルロース系樹脂、その他
の樹脂を構成するモノマー、プレポリマー若しくはオリ
ゴマーまたはポリマーとを混合してなるブレンド物、あ
るいは反応変性物等を使用することができる。そうした
樹脂には、UV硬化性樹脂、EB硬化性樹脂も含まれ
る。
【0041】特に、本発明においては、ポリエステル系
樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、
ポリアクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂等のプレポリ
マー若しくはオリゴマーあるいはポリマーと、ポリシロ
キサンのプレポリマー若しくはオリゴマーあるいはポリ
マーとを混合してなるブレンド物あるいは反応変性物を
使用することが好ましい。さらに詳しく説明すると、本
発明においては、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル
系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリアクリル系樹脂、
ポリウレタン系樹脂等のプレポリマー若しくはオリゴマ
ーあるいはポリマーを主鎖とし、その側鎖にポリシロキ
サンのプレポリマー若しくはオリゴマーあるいはポリマ
ーを、例えばグラフト重合等によって反応させ、主鎖部
分を有機性で構成し、側鎖部分をシロキサン結合からな
る無機性で構成してなる有機無機複合ポリマー、そのプ
レポリマーもしくはオリゴマー等を使用することが望ま
しい。
【0042】本発明においては、上記のような有機無機
複合ポリマーを使用することによって、上述した極めて
微細な粒径からなる研磨材粒子5は、塗工液中または研
磨層4中で凝集することなく一次粒子の状態が保持され
て単分散状となり、高精細な微細研磨に適する研磨フィ
ルム1を製造し得るという格別の利点を有するものであ
る。なお、研磨材粒子5が一次粒子の状態を保持し得る
理由は定かではないが、バインダー樹脂6として使用す
る樹脂中にシロキサン結合(Si−O結合)が含有され
ていると、研磨材粒子5として例えばコロイダルシリカ
粒子を使用した場合に、その両者が相互にSi原子を共
通とする官能基を有することになる。その結果、両者が
親和性を有することとなるので、上述の研磨材粒子5
は、塗工液中または研磨層4中の何れにおいても、一次
粒子の状態を保持し易く単分散状となり、そうした研磨
層4を有する研磨フィルム1は極めて高精細な研磨作用
を発揮することができる。
【0043】なお、研磨層用塗工液は、通常、溶剤を含
有するものであるが、その種類や固形分濃度については
特に限定されず、任意に選定されて使用される。溶剤と
しては、例えば、イソプロピルアルコール、メタノー
ル、エタノール、キシレン・ブタノール、エチレングリ
コール、エチレングリコールモノイソプロピルエーテ
ル、ジメチルアセトアミド、メチルイソブチルケトン等
が使用できる。
【0044】また、研磨層用塗工液中に必要に応じて含
有させる添加剤についても特に限定されるものではな
く、硬化剤や分散剤を任意の割合で含有させることがで
きる。硬化剤としては、研磨層4中のバインダー樹脂6
を硬化させるためのものであり、例えばスズ化合物等の
有機金属溶液を挙げることができる。分散剤としては、
塗工液中の研磨材粒子5を分散させるためのものであ
り、例えば非イオン界面活性剤を挙げることができる。
【0045】こうして構成された本発明の研磨フィルム
1によれば、研磨層4中での研磨材粒子5の分散性が優
れるので、その研磨材粒子5が研磨層4中に凝集体とし
て存在しにくくなる。その結果、被研磨面に大きな傷を
発生させ得る凝集体の影響を著しく減少させることがで
きる。こうした本発明の研磨フィルム1によれば、電子
部品や光学部品等の被研磨材に高い精密加工を施すこと
ができる。
【0046】なお、本発明の研磨フィルム1を、極めて
高精度な研磨が要求される光ファイバコネクタの端面研
磨に適用すれば、光ファイバコネクタ端面の研磨品質を
顕著に向上させることができ、結果的に、最終的な光フ
ァイバコネクタの性能を向上させコストを低減させるこ
とができる。
【0047】次に、本発明の研磨フィルムの製造方法に
ついて説明する。
【0048】本発明の研磨フィルム1の製造方法は、基
材フィルム2と、その基材フィルム2上に形成されてな
る研磨層4とを有する研磨フィルムの製造方法であり、
その特徴とするところは、粒子成長法で作製された一次
粒子平均粒径1〜100nmの範囲内の研磨材粒子5を
バインダー樹脂液中に分散させて塗工液を調製し、その
塗工液を基材フィルム2上に塗布形成して研磨層4を形
成することにある。
【0049】こうした特徴を有する本発明の研磨フィル
ムの製造方法によって、研磨層4中での研磨材粒子5の
分散性がコントロールされた研磨フィルム1を製造でき
る。
【0050】研磨フィルム1の具体的な製造方法として
は、先ず、ポリエステルフィルム、例えば2軸延伸ポリ
エチレンテレフタレートからなる所定厚さの基材フィル
ム2が準備される。次に、基材フィルム2上に、必要に
応じてプライマー層3が塗布等によって形成される。次
に、所定の一次粒子平均粒径を有した研磨材粒子5であ
る例えばジルコニア粒子を、バインダー樹脂6およびバ
インダー樹脂用溶媒を含んだバインダー樹脂液中に混合
して塗工液を調製する。このとき、研磨材粒子5とバイ
ンダー樹脂6との好ましい配合割合は、上述した通りで
ある。こうして調製された塗工液を、上述の基材フィル
ム2上または必要に応じて設けられるプライマー層3上
に塗布形成する。このときの塗布方法としては、ロール
コート法、グラビアコート法、ダイコート法等、種々の
手段を適用することができる。塗布後直ちに所定の温度
(例えば110℃〜120℃)で所定の時間(例えば3
0秒間程度)加熱され、塗工層中の溶媒が大気中へ飛散
する。このようにして塗工層が乾燥され、所定の厚さ
(例えば、2〜20μm)の研磨層4が形成されて研磨
フィルム1が製造される。
【0051】
【実施例】以下に、本発明の研磨フィルムおよびその製
造方法について、実施例と比較例を挙げて更に詳しく説
明する。なお、本発明が以下に実施例に限定されないこ
とは言うまでもない。
【0052】(実施例1)研磨材粒子5として一次粒子
平均粒径20nmのジルコニア粒子(大阪住友セメント
(株))200重量部、バインダー樹脂6としてアクリ
ルウレタン樹脂液50重量部とシラノール樹脂(信越化
学工業(株):KR−251)20重量部、アニオン系
分散剤0.5重量部、溶剤としてイソプロパノール20
0重量部を混合した後、撹拌して研磨層4用の塗工液
(a)を調製した。
【0053】基材フィルム2として、厚さ75μmの易
接着ポリエチレンテレフタレートフィルム(三菱化学ポ
リエステルフィルム(株):T100E75)を使用
し、その片面に上記の研磨層4用の塗工液(a)をMy
abarを用いて5g/m2 となるように塗工・乾燥し
て研磨層4を形成し、本発明の実施例品である研磨フィ
ルム(A)を得た。
【0054】この研磨フィルム(A)を使用し、光ファ
イバ端面14を備える光ファイバコネクタ11の端面研
磨を行った(図2を参照。)。結果を表1に示した。研
磨後の端面は、研磨前に比べて傷が減少し、反射減衰量
等のコネクタ特性も向上した。
【0055】(実施例2)上記実施例1で研磨された後
の光ファイバコネクタ11を、その後さらに、市販の最
終仕上げ研磨フィルム(大日本印刷株式会社:FOS−
01)を用いて研磨した。すなわち、この実施例2にお
いては、実施例1の研磨を最終仕上げ研磨前の研磨と
し、実施例2の研磨を最終仕上げ研磨としたものであ
る。結果を表1に示した。研磨後の端面には、キズの発
生がなく、コネクタ性能が良好な光ファイバコネクタ1
1が得られた。
【0056】(実施例3)研磨材粒子5として一次粒子
平均粒径12nmの酸化セリウム粒子(シーアイ化成株
式会社:Nano Tek、気相反応法)200重量
部、バインダー樹脂6として水性ポリエステル樹脂(東
洋紡績株式会社:バイロナールMD1250)100重
量部、水220重量部、溶剤としてn−ブチルセロソル
ブ60重量部、水性イソシアネート20重量部をサンド
ミルを用いてよく分散した後、研磨層4用の塗工液
(b)を調製した。
【0057】基材フィルム2として、厚さ75μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルム(アイ・シー・アイ
・ジャパン(株):易接着処理PET Meline
x)を使用し、その片面に水性コート用易接着処理のプ
ライマー層3を形成した。次に、そのプライマー層3上
に、ろ過精度25μmでフィルタリングした上記の研磨
層用塗工液(b)をロールコート法により10g/m2
塗工し、加熱乾燥して研磨層4を形成し、本発明の実施
例品である研磨フィルム(B)を得た。
【0058】この研磨フィルム(B)を使用し、半導体
シリコンウエハの研磨を行った。研磨後のシリコンウエ
ハ表面を微分干渉型光学顕微鏡(オリンパス光学工業
(株):BX−51)を用いて1000倍で観察した。
研磨後のシリコンウエハ表面には、スクラッチ等の傷は
見られなかった。
【0059】(比較例1)研磨材粒子として粉砕法によ
り得たジルコニア粉体0.5μm(昭和電工株式会社
製:ショウジルコニアRZ)200重量部、バインダー
樹脂としてアクリルウレタン樹脂液50重量部とシラノ
ール樹脂(信越化学工業(株):KR−251)20重
量部、アニオン系分散剤0.5重量部、溶剤としてイソ
プロパノール200重量部を混合した後、撹拌して研磨
層4用の塗工液(c)を調製した。
【0060】基材フィルム2として、厚さ75μmの易
接着ポリエチレンテレフタレートフィルム(三菱化学ポ
リエステルフィルム(株):T100E75)を使用
し、その片面に上記の研磨層4用の塗工液(c)をMy
abarを用いて5g/m2 となるように塗工・乾燥し
て研磨層4を形成し、比較例品である研磨フィルム
(C)を得た。
【0061】この研磨フィルム(C)を使用し、光ファ
イバ端面14を備える光ファイバコネクタ11の端面研
磨を行った(図2を参照。)。結果を表1に示した。研
磨後の光ファイバコネクタ11は、反射減衰量等のコネ
クタ性能は改善されたが、端面の傷の発生頻度は高かっ
た。また、その後に最終仕上げ研磨を行った光コネクタ
の性能(反射減衰量等)も実施例1で得られた結果には
及ばなかった。
【0062】
【表1】
【0063】なお、光ファイバコネクタ11の研磨特性
は、光ファイバコネクタ(MU型光ファイバコネクタ:
ジルコニアフェルール製)を、実施例品及び比較例品の
各研磨フィルムを装着した光ファイバコネクタ研磨機
((株)精工技研製、SFP−120/550)を用い
て45秒間研磨し、その後、光学顕微鏡(800倍)お
よび反射減衰量測定装置(NTT−AT(株)、AR−
301)で傷の有無と光ファイバの反射減衰量を検査し
た結果で評価した。また、ファイバの表面粗さは、ファ
イバ端面三次元形状システム(NTT−AT(株)、A
CCIS NC3000−NT)を用いて評価した。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超精密加
工用研磨フィルムによれば、研磨材粒子が良好に分散し
た研磨性能に優れた研磨層を有するので、極めて精細な
微細研磨を可能にさせる。また、研磨材粒子が粒子成長
法で作製されるので、粒子の大きさ、形状、粒度分布、
粒子表面の修飾等の制御が可能となり、研磨層中での研
磨材粒子の分散性を制御できると共に研磨層中の凝集体
を極力減少させることができる。その結果、被研磨面に
大きな傷を発生させ得る凝集体の影響を著しく減少させ
ることができる。
【0065】本発明の超精密加工用研磨フィルムは、光
ファイバとフェルールとからなる光ファイバコネクタ、
半導体ウエハ、金属、セラミックス、カラーフィルター
(液晶表示用等)、プラズマディスプレイ、光学レン
ズ、磁気ディスクあるいは光ディスク基板、磁気ヘッ
ド、光学読取ヘッド等の精密部品の表面、端面等に対す
る仕上げ研磨もしくは中間研磨または一般研磨を行う研
磨フィルムに好適に適用できる。このとき、光ファイバ
コネクタの最終仕上げ研磨工程前の研磨工程の研磨フィ
ルムとして使用すると、最終仕上げ研磨工程での光ファ
イバコネクタ端面の研磨品質を顕著に向上させることが
でき、結果的に、最終的な光ファイバコネクタの性能を
向上させコストを低減させることができる。
【0066】本発明の超精密加工用研磨フィルムの製造
方法によれば、研磨層中での研磨材粒子の分散性がコン
トロールされた上記の効果を奏する超精密加工用研磨フ
ィルムを製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超精密加工用研磨フィルムの層構成の
一例を示す断面図である。
【図2】本発明の超精密加工用研磨フィルムを使用した
光ファイバコネクタの端面研磨の一態様を示す断面図で
ある。
【符号の説明】 1 超精密加工用研磨フィルム 2 基材フィルム 3 プライマー層 4 研磨層 5 研磨材粒子 6 バインダー樹脂 11 光ファイバコネクタ 12 光ファイバ 13 フェルール 14 光ファイバ端面 15 フェルール端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 3/14 550 C09K 3/14 550J G02B 6/00 335 G02B 6/00 335 // B24B 13/01 B24B 13/01 19/00 603 19/00 603A (72)発明者 小口 清 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 Fターム(参考) 2H038 CA22 3C049 AA07 AA09 AC04 CB01 CB03 3C063 AA03 BB01 BB07 BC03 BG08 CC01 CC11 EE01 FF23

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材フィルムと、当該基材フィルム上に
    形成されてなる研磨層とを有する研磨フィルムにおい
    て、 前記研磨層は、粒子成長法で作製された一次粒子平均粒
    径1〜100nmの範囲内の研磨材粒子がバインダー樹
    脂中に含有されてなることを特徴とする超精密加工用研
    磨フィルム。
  2. 【請求項2】 前記研磨材粒子は、気相成長法、液相成
    長法または固相成長法からなる粒子成長法で作製された
    金属酸化物または金属複合酸化物であることを特徴とす
    る請求項1に記載の超精密加工用研磨フィルム。
  3. 【請求項3】 前記研磨材粒子が、ゾル−ゲル法によっ
    て作製されたジルコニア粒子または気相反応法によって
    作製された酸化セリウム粒子であることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の超精密加工用研磨フィル
    ム。
  4. 【請求項4】 前記バインダー樹脂がシロキサン結合を
    有する樹脂であることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3の何れかに記載の超精密加工用研磨フィルム。
  5. 【請求項5】 光ファイバコネクタの端面研磨に使用さ
    れることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに
    記載の超精密加工用研磨フィルム。
  6. 【請求項6】 基材フィルムと、当該基材フィルム上に
    形成されてなる研磨層を有する研磨フィルムの製造方法
    において、 粒子成長法で作製された一次粒子平均粒径1〜100n
    mの範囲内の研磨材粒子をバインダー樹脂液中に分散さ
    せて塗工液を調製し、当該塗工液を前記基材フィルム上
    に塗布形成することにより、前記研磨層が形成されるこ
    とを特徴とする超精密加工用研磨フィルムの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記研磨材粒子がゾル−ゲル法によって
    作製されたジルコニア粒子または気相反応法によって作
    製された酸化セリウムであり、前記バインダー樹脂がシ
    リコーン樹脂またはシリコーン系樹脂であることを特徴
    とする請求項6に記載の超精密加工用研磨フィルムの製
    造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006181683A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Ricoh Co Ltd 研磨工具及びその製造方法

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JP2006181683A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Ricoh Co Ltd 研磨工具及びその製造方法

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