JP2002260479A - 照光付スイッチ装置 - Google Patents
照光付スイッチ装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 照光ムラが少なく、照度が強く、且つ、小型
のものを提供する。 【解決手段】 本発明の照光付スイッチ装置は、可動接
点６の頂部に設けた孔６ａと対向する位置において、プ
リント基板１に貫通孔２ａを設け、光源９を貫通孔２ａ
から露出させて、光源９が可動接点６の孔６ａに向かっ
て照光するようにしたため、保持シート７や操作部材１
０の真下から光源９によって照光するので、照光ムラが
極めて少ない上に、照度が強く、このため、見易い照光
付スイッチ装置を提供できる。
のものを提供する。 【解決手段】 本発明の照光付スイッチ装置は、可動接
点６の頂部に設けた孔６ａと対向する位置において、プ
リント基板１に貫通孔２ａを設け、光源９を貫通孔２ａ
から露出させて、光源９が可動接点６の孔６ａに向かっ
て照光するようにしたため、保持シート７や操作部材１
０の真下から光源９によって照光するので、照光ムラが
極めて少ない上に、照度が強く、このため、見易い照光
付スイッチ装置を提供できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話機等の電子
機器に使用されるキーボードスイッチ等に適用して好適
な照光付スイッチ装置に関する。
機器に使用されるキーボードスイッチ等に適用して好適
な照光付スイッチ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の照光付スイッチ装置の構成を図２
に基づいて説明すると、プリント基板５１は、絶縁基板
５２と、この絶縁基板５２の一面側上に設けられた第１
の固定接点５３と、絶縁基板５２の一面側上に設けら
れ、第１の固定接点５３を囲むように配設されたリング
状の第２の固定接点５４と、この第２の固定接点５４か
ら離れた位置で、絶縁基板５２の一面側上に設けられた
導電パターン（配線パターン）の一部であるランド部５
５とで構成されている。
に基づいて説明すると、プリント基板５１は、絶縁基板
５２と、この絶縁基板５２の一面側上に設けられた第１
の固定接点５３と、絶縁基板５２の一面側上に設けら
れ、第１の固定接点５３を囲むように配設されたリング
状の第２の固定接点５４と、この第２の固定接点５４か
ら離れた位置で、絶縁基板５２の一面側上に設けられた
導電パターン（配線パターン）の一部であるランド部５
５とで構成されている。
【０００３】金属板からなる可動接点５６は、ドーム状
で変形可能となっており、この可動接点５６は、その外
周縁部５６ａが第２の固定接点５４上に載置された状態
で、中央部に位置する頂部５６ｂの下部が第１の固定接
点５３と対向した状態となっている。このように、第
１，第２の固定接点５３，５４と可動接点５６とで、プ
ッシュ型のスイッチＳ２が形成されている。
で変形可能となっており、この可動接点５６は、その外
周縁部５６ａが第２の固定接点５４上に載置された状態
で、中央部に位置する頂部５６ｂの下部が第１の固定接
点５３と対向した状態となっている。このように、第
１，第２の固定接点５３，５４と可動接点５６とで、プ
ッシュ型のスイッチＳ２が形成されている。
【０００４】そして、可動接点５６が押圧された際、可
動接点５６が変形、反転動作して、頂部５６ｂが第１の
固定接点５３に接触して、第１，第２の固定接点５３，
５４間がＯＮとなり、また、可動接点５６の押圧を解除
すると、可動接点５６は元の状態に自己復帰して、第
１，第２の固定接点５３，５４間がＯＦＦとなる。
動接点５６が変形、反転動作して、頂部５６ｂが第１の
固定接点５３に接触して、第１，第２の固定接点５３，
５４間がＯＮとなり、また、可動接点５６の押圧を解除
すると、可動接点５６は元の状態に自己復帰して、第
１，第２の固定接点５３，５４間がＯＦＦとなる。
【０００５】合成樹脂の成型品からなる導光部材５７
は、板状の基部５７ａと、基部５７ａから上方に持ち上
げられて形成された板状の可動部５７ｂと、ランド部５
５に対応した位置で、基部５７ａに設けられた孔５７ｃ
とを有する。そして、この導光部材５７は、基部５７ａ
がプリント基板５１の一面側に接着剤等により取り付け
られて、可動部５７ｂが可動接点５６の頂部５６ｂ上に
位置した状態となっている。
は、板状の基部５７ａと、基部５７ａから上方に持ち上
げられて形成された板状の可動部５７ｂと、ランド部５
５に対応した位置で、基部５７ａに設けられた孔５７ｃ
とを有する。そして、この導光部材５７は、基部５７ａ
がプリント基板５１の一面側に接着剤等により取り付け
られて、可動部５７ｂが可動接点５６の頂部５６ｂ上に
位置した状態となっている。
【０００６】発光素子５８は、導光部材５７の孔５７ｃ
内に配置されて、ランド部５５に電気的に接続された状
態で取り付けられ、この発光素子５８の光は、基部５７
ａを通って、可動接点５６の上部に位置する可動部５７
ｂに導かれるようになっている。
内に配置されて、ランド部５５に電気的に接続された状
態で取り付けられ、この発光素子５８の光は、基部５７
ａを通って、可動接点５６の上部に位置する可動部５７
ｂに導かれるようになっている。
【０００７】合成樹脂等からなる透光性を有するシート
５９は、導光部材５７と発光素子５８の上部を覆った状
態で、接着剤等により取り付けられ、このシート５９の
表面は、導光部材５７を介して発光素子５８により照光
されるようになっている。
５９は、導光部材５７と発光素子５８の上部を覆った状
態で、接着剤等により取り付けられ、このシート５９の
表面は、導光部材５７を介して発光素子５８により照光
されるようになっている。
【０００８】上記のような構成を有する照光付スイッチ
装置は、発光素子５８の光が導光部材５７の基部５７ａ
を通って可動部５７ｂに導かれ、この光でシート５９を
照光した状態となっており、そして、シート５９の上部
を押圧すると、可動部５７ｂが押されて下方に撓む。す
ると、可動接点５６の頂部５６ｂが押されて、可動接点
５６が反転動作して、可動接点５６が第１の固定接点５
３に接触して、第１，第２の固定接点５３，５４間がＯ
Ｎとなる。
装置は、発光素子５８の光が導光部材５７の基部５７ａ
を通って可動部５７ｂに導かれ、この光でシート５９を
照光した状態となっており、そして、シート５９の上部
を押圧すると、可動部５７ｂが押されて下方に撓む。す
ると、可動接点５６の頂部５６ｂが押されて、可動接点
５６が反転動作して、可動接点５６が第１の固定接点５
３に接触して、第１，第２の固定接点５３，５４間がＯ
Ｎとなる。
【０００９】また、シート５９の押圧を解除すると、可
動接点５６は元の状態に自己復帰して、第１，第２の固
定接点５３，５４間がＯＦＦとなると共に、可動部５７
ｂも自己復帰して、シート５９を元の状態に戻し、この
ようにして、照光付スイッチ装置の操作が行われる。
動接点５６は元の状態に自己復帰して、第１，第２の固
定接点５３，５４間がＯＦＦとなると共に、可動部５７
ｂも自己復帰して、シート５９を元の状態に戻し、この
ようにして、照光付スイッチ装置の操作が行われる。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】従来の照光付スイッチ
装置は、導光部材５７を使用するため、照光ムラが発生
して、均一な照光ができないばかりか、導光部材５７を
必要として、コスト高になるという問題がある。また、
発光素子５８がスイッチＳ２から大きく離れた位置に取
り付けられているため、スイッチ装置が大型になると共
に、シート５９を照光するための照度が弱くなるという
問題がある。
装置は、導光部材５７を使用するため、照光ムラが発生
して、均一な照光ができないばかりか、導光部材５７を
必要として、コスト高になるという問題がある。また、
発光素子５８がスイッチＳ２から大きく離れた位置に取
り付けられているため、スイッチ装置が大型になると共
に、シート５９を照光するための照度が弱くなるという
問題がある。
【００１１】そこで、本発明は照光ムラが少なく、照度
が強く、且つ、小型の照光付スイッチ装置を提供するこ
とを目的とする。
が強く、且つ、小型の照光付スイッチ装置を提供するこ
とを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第１の解決手段として、第１の固定接点とこの第１の
固定接点を囲むように配設された第２の固定接点とを一
面側に設けたプリント基板と、前記第２の固定接点上に
載置され、前記第１の固定接点に接離可能となるように
変形可能な金属製のドーム状の可動接点と、照光するた
めの光源とを備え、前記可動接点の頂部には、孔を設け
ると共に、前記プリント基板には、前記孔と対向する位
置に貫通孔を設けて、この貫通孔の外周部に前記第１の
固定接点が位置すると共に、前記光源を前記貫通孔から
露出させて、前記光源が前記可動接点の前記孔に向かっ
て照光するようにした構成とした。
の第１の解決手段として、第１の固定接点とこの第１の
固定接点を囲むように配設された第２の固定接点とを一
面側に設けたプリント基板と、前記第２の固定接点上に
載置され、前記第１の固定接点に接離可能となるように
変形可能な金属製のドーム状の可動接点と、照光するた
めの光源とを備え、前記可動接点の頂部には、孔を設け
ると共に、前記プリント基板には、前記孔と対向する位
置に貫通孔を設けて、この貫通孔の外周部に前記第１の
固定接点が位置すると共に、前記光源を前記貫通孔から
露出させて、前記光源が前記可動接点の前記孔に向かっ
て照光するようにした構成とした。
【００１３】また、第２の解決手段として、前記貫通孔
内に前記光源の発光部を配置した構成とした。また、第
３の解決手段として、前記第１，第２の固定接点を設け
た前記一面側と反対側の前記プリント基板の他面側に
は、導電材からなるランド部が設けられ、前記光源は発
光ダイオードで構成され、この発光ダイオードが前記ラ
ンド部に電気的に接続された状態で取り付けられた構成
とした。
内に前記光源の発光部を配置した構成とした。また、第
３の解決手段として、前記第１，第２の固定接点を設け
た前記一面側と反対側の前記プリント基板の他面側に
は、導電材からなるランド部が設けられ、前記光源は発
光ダイオードで構成され、この発光ダイオードが前記ラ
ンド部に電気的に接続された状態で取り付けられた構成
とした。
【００１４】また、第４の解決手段として、前記プリン
ト基板がリジッドな材料で形成された構成とした。ま
た、第５の解決手段として、前記貫通孔の内壁面にメッ
キが施された構成とした。
ト基板がリジッドな材料で形成された構成とした。ま
た、第５の解決手段として、前記貫通孔の内壁面にメッ
キが施された構成とした。
【００１５】また、第６の解決手段として、前記可動接
点の上部には操作部材が配置され、この操作部材が前記
可動接点の前記孔を通して前記光源によって照光される
ようにした構成とした。また、第７の解決手段として、
前記操作部材の下部の中央部には凹部が設けられ、この
凹部の外形が前記発光部よりも大きく形成された構成と
した。
点の上部には操作部材が配置され、この操作部材が前記
可動接点の前記孔を通して前記光源によって照光される
ようにした構成とした。また、第７の解決手段として、
前記操作部材の下部の中央部には凹部が設けられ、この
凹部の外形が前記発光部よりも大きく形成された構成と
した。
【００１６】また、第８の解決手段として、前記可動接
点の上部は、透光性を有する保持シートにより覆われた
構成とした。また、第９の解決手段として、前記保持シ
ートが前記可動接点の前記孔を通して前記光源によって
照光され、前記孔と対向する前記保持シートの部分に
は、表示部が設けられた構成とした。
点の上部は、透光性を有する保持シートにより覆われた
構成とした。また、第９の解決手段として、前記保持シ
ートが前記可動接点の前記孔を通して前記光源によって
照光され、前記孔と対向する前記保持シートの部分に
は、表示部が設けられた構成とした。
【００１７】
【発明の実施の形態】本発明の照光付スイッチ装置につ
いて説明すると、図１は本発明の照光付スイッチ装置の
要部断面図を示し、この図１に基づいてその構成を説明
すると、プリント基板１は、ガラス入りエポキシ樹脂等
のリジッド（硬い）な材料からなる平板状の絶縁基板２
と、この絶縁基板２に設けられた丸型の貫通孔２ａと、
この貫通孔２ａの外周部を囲むように、絶縁基板２の一
面側上に設けられた第１の固定接点３と、絶縁基板２の
一面側上に設けられ、第１の固定接点３を囲むように配
設されたリング状の第２の固定接点４と、絶縁基板２の
一面側と他面側とに設けられた銅箔等の導電材からなる
導電パターン（配線パターン）５とで構成されている。
いて説明すると、図１は本発明の照光付スイッチ装置の
要部断面図を示し、この図１に基づいてその構成を説明
すると、プリント基板１は、ガラス入りエポキシ樹脂等
のリジッド（硬い）な材料からなる平板状の絶縁基板２
と、この絶縁基板２に設けられた丸型の貫通孔２ａと、
この貫通孔２ａの外周部を囲むように、絶縁基板２の一
面側上に設けられた第１の固定接点３と、絶縁基板２の
一面側上に設けられ、第１の固定接点３を囲むように配
設されたリング状の第２の固定接点４と、絶縁基板２の
一面側と他面側とに設けられた銅箔等の導電材からなる
導電パターン（配線パターン）５とで構成されている。
【００１８】また、導電パターン５は、絶縁基板２の他
面側で、貫通孔２ａの外周部に設けられたパターン５ａ
と、このパターン５ａから若干離れ、貫通孔２ａを挟ん
で対向する位置で、絶縁基板２の他面側に設けられた一
対のランド部５ｂと、第１の固定接点３とパターン５ａ
に導通した状態で、貫通孔２ａの内壁面に設けられた接
続導体５ｃとを有する。
面側で、貫通孔２ａの外周部に設けられたパターン５ａ
と、このパターン５ａから若干離れ、貫通孔２ａを挟ん
で対向する位置で、絶縁基板２の他面側に設けられた一
対のランド部５ｂと、第１の固定接点３とパターン５ａ
に導通した状態で、貫通孔２ａの内壁面に設けられた接
続導体５ｃとを有する。
【００１９】そして、接続導体５ｃは、銅等の金属から
なるメッキにより形成されると共に、ここでは図示しな
いが、絶縁基板２の一面側には、第２の固定接点４から
引き出されたパターン等の配線からなる導電パターン５
が施され、また、絶縁基板２の他面側には、パターン５
ａ、ランド部５ｂから引き出されたパターン等からなる
導電パターン５が施されている。
なるメッキにより形成されると共に、ここでは図示しな
いが、絶縁基板２の一面側には、第２の固定接点４から
引き出されたパターン等の配線からなる導電パターン５
が施され、また、絶縁基板２の他面側には、パターン５
ａ、ランド部５ｂから引き出されたパターン等からなる
導電パターン５が施されている。
【００２０】金属板からなる可動接点６は、ドーム状で
変形可能であると共に、その頂部中央に設けられ、絶縁
基板２の貫通孔２ａより径の大きな円形の孔６ａを有
し、この可動接点６は、外周縁部６ｂが第２の固定接点
４上に載置され、中央部に位置する孔６ａが貫通孔２ａ
に対向すると共に、孔６ａの周囲に位置する接点部６ｃ
の下部が第１の固定接点３と対向した状態となってい
る。このように、第１，第２の固定接点３，４と可動接
点６とで、プッシュ型のスイッチＳ１が形成されてお
り、ここでは図示しないが、プリント基板１上には、複
数のスイッチＳ１が形成されている。
変形可能であると共に、その頂部中央に設けられ、絶縁
基板２の貫通孔２ａより径の大きな円形の孔６ａを有
し、この可動接点６は、外周縁部６ｂが第２の固定接点
４上に載置され、中央部に位置する孔６ａが貫通孔２ａ
に対向すると共に、孔６ａの周囲に位置する接点部６ｃ
の下部が第１の固定接点３と対向した状態となってい
る。このように、第１，第２の固定接点３，４と可動接
点６とで、プッシュ型のスイッチＳ１が形成されてお
り、ここでは図示しないが、プリント基板１上には、複
数のスイッチＳ１が形成されている。
【００２１】そして、可動接点６が押圧された際、可動
接点６が変形、反転動作して、孔６ａの周囲に位置する
接点部６ｃが第１の固定接点３に接触して、第１，第２
の固定接点３，４間がＯＮとなり、また、可動接点６の
押圧を解除すると、可動接点６は元の状態に自己復帰し
て、第１，第２の固定接点３，４間がＯＦＦとなる。
接点６が変形、反転動作して、孔６ａの周囲に位置する
接点部６ｃが第１の固定接点３に接触して、第１，第２
の固定接点３，４間がＯＮとなり、また、可動接点６の
押圧を解除すると、可動接点６は元の状態に自己復帰し
て、第１，第２の固定接点３，４間がＯＦＦとなる。
【００２２】透光性の合成樹脂からなる保持シート７
は、その下面に点在して設けられた接着剤８を有し、こ
の保持シート８は、可動接点６の上面とプリント基板１
の上面を覆うように配置されて、絶縁基板２に接着剤８
が貼着して、保持シート７が取り付けられると共に、可
動接点６の上面を接着剤８で貼着して、可動接点６が保
持シート７に保持されている。そして、可動接点６は、
保持シート７を介して押圧されて、反転動作するように
なっている。
は、その下面に点在して設けられた接着剤８を有し、こ
の保持シート８は、可動接点６の上面とプリント基板１
の上面を覆うように配置されて、絶縁基板２に接着剤８
が貼着して、保持シート７が取り付けられると共に、可
動接点６の上面を接着剤８で貼着して、可動接点６が保
持シート７に保持されている。そして、可動接点６は、
保持シート７を介して押圧されて、反転動作するように
なっている。
【００２３】発光ダイオード（ＬＥＤ）等からなる光源
９は、発光部９ａと、この発光部９ａを支持する支持板
９ｂとを有し、この支持板９ｂには、発光部９ａからの
導出端子（図示せず）が支持された構成となっている。
そして、この光源９は、プリント基板１の下面である他
面側から発光部９ａを貫通孔２ａ内に挿入すると共に、
支持板９ｂをプリント基板１の他面側に当接し、光源９
の導出端子をランド部５ｂに半田付けして、導電パター
ン５に電気的に接続すると共に、光源９がプリント基板
１に取り付けられている。
９は、発光部９ａと、この発光部９ａを支持する支持板
９ｂとを有し、この支持板９ｂには、発光部９ａからの
導出端子（図示せず）が支持された構成となっている。
そして、この光源９は、プリント基板１の下面である他
面側から発光部９ａを貫通孔２ａ内に挿入すると共に、
支持板９ｂをプリント基板１の他面側に当接し、光源９
の導出端子をランド部５ｂに半田付けして、導電パター
ン５に電気的に接続すると共に、光源９がプリント基板
１に取り付けられている。
【００２４】即ち、光源９の発光部９ａは、貫通孔２ａ
から露出した状態で、可動接点６の孔６ａと対向した位
置に配置された状態となって、光源９がこの孔６ａの真
下から孔６ａに向かって照光されて、孔６ａを塞ぐ透光
性の保持シート７を通して、光が導出されるようになっ
ている。
から露出した状態で、可動接点６の孔６ａと対向した位
置に配置された状態となって、光源９がこの孔６ａの真
下から孔６ａに向かって照光されて、孔６ａを塞ぐ透光
性の保持シート７を通して、光が導出されるようになっ
ている。
【００２５】透光性の合成樹脂の成型品からなる操作部
材１０は、下部の外周部に押圧部１０ａを残して、下部
の中央部に設けられた凹部１０ｂを有し、この凹部１０
ｂの外形は、光源９の発光部９ａの外形、及び絶縁基板
２の貫通孔２ａの外形よりも大きく形成されている。そ
して、この操作部材１０は、凹部１０ｂが可動接点６ａ
に対向すると共に、保持シート７上に位置した状態で、
支持部材（図示せず）に上下動可能に保持されている。
材１０は、下部の外周部に押圧部１０ａを残して、下部
の中央部に設けられた凹部１０ｂを有し、この凹部１０
ｂの外形は、光源９の発光部９ａの外形、及び絶縁基板
２の貫通孔２ａの外形よりも大きく形成されている。そ
して、この操作部材１０は、凹部１０ｂが可動接点６ａ
に対向すると共に、保持シート７上に位置した状態で、
支持部材（図示せず）に上下動可能に保持されている。
【００２６】また、このような操作部材１０は、それぞ
れのスイッチＳ１毎に配設され、この操作部材１０の上
面は、保持シート７を通った光源９からの光によって、
照光された状態となっている。なお、この操作部材１０
の上面には、図形や文字等からなる表示部が設けられ、
この表示部が照光されて、判別しやすくなっている。
れのスイッチＳ１毎に配設され、この操作部材１０の上
面は、保持シート７を通った光源９からの光によって、
照光された状態となっている。なお、この操作部材１０
の上面には、図形や文字等からなる表示部が設けられ、
この表示部が照光されて、判別しやすくなっている。
【００２７】このような構成を有する本発明の照光付ス
イッチ装置は、上述したように、表示部が光源９によっ
て照光された一つの操作部材１０を押圧すると、押圧部
１０ａによって孔６ａの外周に位置する保持シート７が
押される。すると、可動接点６の上部が押されて、可動
接点６が反転動作して、接点部６ｃが第１の固定接点３
に接触して、第１，第２の固定接点３，４間がＯＮとな
る。
イッチ装置は、上述したように、表示部が光源９によっ
て照光された一つの操作部材１０を押圧すると、押圧部
１０ａによって孔６ａの外周に位置する保持シート７が
押される。すると、可動接点６の上部が押されて、可動
接点６が反転動作して、接点部６ｃが第１の固定接点３
に接触して、第１，第２の固定接点３，４間がＯＮとな
る。
【００２８】この時、可動接点６は、孔６ａによって、
光源９と貫通孔２ａとの衝合を避けて、孔６ａの周囲に
位置した接点部６ｃが貫通孔２ａの外周部に位置した第
１の固定接点３と接触するようになる。また、操作部材
１０を強く押圧した時、操作部材１０がプリント基板１
に近接した状態となるが、光源９に対向した位置に凹部
１０ｂが設けられているため、操作部材１０による光源
９の押圧が回避されて、光源９を破壊することがない。
光源９と貫通孔２ａとの衝合を避けて、孔６ａの周囲に
位置した接点部６ｃが貫通孔２ａの外周部に位置した第
１の固定接点３と接触するようになる。また、操作部材
１０を強く押圧した時、操作部材１０がプリント基板１
に近接した状態となるが、光源９に対向した位置に凹部
１０ｂが設けられているため、操作部材１０による光源
９の押圧が回避されて、光源９を破壊することがない。
【００２９】また、操作部材１０の押圧を解除すると、
可動接点６は元の状態に自己復帰して、第１，第２の固
定接点３，４間がＯＦＦとなると共に、操作部材１０も
元の位置に押し戻されるようになり、このようにして、
照光付スイッチ装置の操作が行われる。
可動接点６は元の状態に自己復帰して、第１，第２の固
定接点３，４間がＯＦＦとなると共に、操作部材１０も
元の位置に押し戻されるようになり、このようにして、
照光付スイッチ装置の操作が行われる。
【００３０】なお、上記実施例では、操作部材１０を用
いたもので説明したが、この操作部材１０を削除して、
保持シート７の上部を押圧して、スイッチＳ１を操作す
るようにしても良く、この場合、可動接点６の孔６ａと
対向する保持シート７の部分には、図形や文字等からな
る表示部が設けられ、この表示部が照光されて、判別し
やすくしても良い。
いたもので説明したが、この操作部材１０を削除して、
保持シート７の上部を押圧して、スイッチＳ１を操作す
るようにしても良く、この場合、可動接点６の孔６ａと
対向する保持シート７の部分には、図形や文字等からな
る表示部が設けられ、この表示部が照光されて、判別し
やすくしても良い。
【００３１】また、上記実施例において、保持シート７
を削除し、操作部材１０によって可動接点６を直接操作
するようにしても良い。更に、プリント基板１を構成す
る絶縁基板として、ポリイミドフイルム等の可撓性を有
するものを用い、その下面を補強板で支えるようにして
も良い。
を削除し、操作部材１０によって可動接点６を直接操作
するようにしても良い。更に、プリント基板１を構成す
る絶縁基板として、ポリイミドフイルム等の可撓性を有
するものを用い、その下面を補強板で支えるようにして
も良い。
【００３２】
【発明の効果】本発明の照光付スイッチ装置は、可動接
点６の頂部に設けた孔６ａと対向する位置において、プ
リント基板１に貫通孔２ａを設け、光源９を貫通孔２ａ
から露出させて、光源９が可動接点６の孔６ａに向かっ
て照光するようにしたため、保持シート７や操作部材１
０の真下から光源９によって照光するので、照光ムラが
極めて少ない上に、照度が強く、このため、見易い照光
付スイッチ装置を提供できる。また、本発明は従来の導
光部材が不要となって、安価であると共に、スイッチＳ
１の下部に光源９が配置されているため、コンパクト
で、小型の照光付スイッチ装置を提供できる。
点６の頂部に設けた孔６ａと対向する位置において、プ
リント基板１に貫通孔２ａを設け、光源９を貫通孔２ａ
から露出させて、光源９が可動接点６の孔６ａに向かっ
て照光するようにしたため、保持シート７や操作部材１
０の真下から光源９によって照光するので、照光ムラが
極めて少ない上に、照度が強く、このため、見易い照光
付スイッチ装置を提供できる。また、本発明は従来の導
光部材が不要となって、安価であると共に、スイッチＳ
１の下部に光源９が配置されているため、コンパクト
で、小型の照光付スイッチ装置を提供できる。
【００３３】また、貫通孔２ａ内に光源９の発光部９ａ
を配置したため、コンパクトで、発光部９ａの破損のな
いものが得られる。
を配置したため、コンパクトで、発光部９ａの破損のな
いものが得られる。
【００３４】また、第１，第２の固定接点３，４を設け
た一面側と反対側のプリント基板１の他面側には、導電
材からなるランド部５ｂが設けられ、光源９は発光ダイ
オードで構成され、この発光ダイオードがランド部５ｂ
に電気的に接続された状態で取り付けられたため、光源
９の取付が簡単で、小型で、生産性の良好な照光付スイ
ッチ装置を提供できる。
た一面側と反対側のプリント基板１の他面側には、導電
材からなるランド部５ｂが設けられ、光源９は発光ダイ
オードで構成され、この発光ダイオードがランド部５ｂ
に電気的に接続された状態で取り付けられたため、光源
９の取付が簡単で、小型で、生産性の良好な照光付スイ
ッチ装置を提供できる。
【００３５】また、プリント基板１がリジッドな材料で
形成されたため、発光部９ａがプリント基板１によって
保護されて、破損の無いものが得られる。
形成されたため、発光部９ａがプリント基板１によって
保護されて、破損の無いものが得られる。
【００３６】また、貫通孔２ａの内壁面にメッキが施さ
れたため、貫通孔２ａを形成した際のプリント基板１の
打ち抜きかすが、特に第１の固定接点３に付着すること
が無く、安定したスイッチの切換を行うことができる。
れたため、貫通孔２ａを形成した際のプリント基板１の
打ち抜きかすが、特に第１の固定接点３に付着すること
が無く、安定したスイッチの切換を行うことができる。
【００３７】また、可動接点６の上部には操作部材１０
が配置され、この操作部材１０が可動接点６の孔６ａを
通して光源９によって照光されるようにしたため、操作
部材１０の真下から光源９によって照光するので、照光
ムラが極めて少ない上に、照度が強く、このため、見易
い照光付スイッチ装置を提供できる。
が配置され、この操作部材１０が可動接点６の孔６ａを
通して光源９によって照光されるようにしたため、操作
部材１０の真下から光源９によって照光するので、照光
ムラが極めて少ない上に、照度が強く、このため、見易
い照光付スイッチ装置を提供できる。
【００３８】また、操作部材１０の下部の中央部には凹
部１０ｂが設けられ、この凹部１０ｂの外形が発光部９
ａよりも大きく形成されたため、操作部材１０による光
源９の押圧が回避されて、光源９が破壊されることない
ものを提供できる。
部１０ｂが設けられ、この凹部１０ｂの外形が発光部９
ａよりも大きく形成されたため、操作部材１０による光
源９の押圧が回避されて、光源９が破壊されることない
ものを提供できる。
【００３９】また、可動接点６の上部は、透光性を有す
る保持シート７により覆われたため、外部から可動接点
６内に異物が入り難くできると共に、操作者の静電気に
より発光ダイオード等の光源９が静電破壊されるのを防
止でき、信頼性の高い照光付スイッチ装置を提供でき
る。
る保持シート７により覆われたため、外部から可動接点
６内に異物が入り難くできると共に、操作者の静電気に
より発光ダイオード等の光源９が静電破壊されるのを防
止でき、信頼性の高い照光付スイッチ装置を提供でき
る。
【００４０】また、保持シート７が可動接点６の孔６ａ
を通して光源９によって照光され、孔６ａと対向する保
持シート７の部分には、表示部が設けられたため、表示
部が見易く、且つ、判別容易となって、操作性の良好な
照光付スイッチ装置を提供できる。
を通して光源９によって照光され、孔６ａと対向する保
持シート７の部分には、表示部が設けられたため、表示
部が見易く、且つ、判別容易となって、操作性の良好な
照光付スイッチ装置を提供できる。
【図１】本発明の照光付スイッチ装置の要部断面図。
【図２】従来の照光付スイッチ装置の要部断面図。
１ プリント基板 ２ 絶縁基板 ２ａ 貫通孔 ３ 第１の固定接点 ４ 第２の固定接点 ５ 導電パターン ５ａ パターン ５ｂ ランド部 ５ｃ 接続導体 ６ 可動接点 ６ａ 孔 ６ｂ 外周縁部 ６ｃ 接点部 Ｓ１ スイッチ ７ 保持シート ８ 接着剤 ９ 光源 ９ａ 発光部 ９ｂ 支持板 １０ 操作部材 １０ａ 押圧部 １０ｂ 凹部
Claims (9)
- 【請求項１】 第１の固定接点とこの第１の固定接点を
囲むように配設された第２の固定接点とを一面側に設け
たプリント基板と、前記第２の固定接点上に載置され、
前記第１の固定接点に接離可能となるように変形可能な
金属製のドーム状の可動接点と、照光するための光源と
を備え、前記可動接点の頂部には、孔を設けると共に、
前記プリント基板には、前記孔と対向する位置に貫通孔
を設けて、この貫通孔の外周部に前記第１の固定接点が
位置すると共に、前記光源を前記貫通孔から露出させ
て、前記光源が前記可動接点の前記孔に向かって照光す
るようにしたことを特徴とする照光付スイッチ装置。 - 【請求項２】 前記貫通孔内に前記光源の発光部を配置
したことを特徴とする請求項１記載の照光付スイッチ装
置。 - 【請求項３】 前記第１，第２の固定接点を設けた前記
一面側と反対側の前記プリント基板の他面側には、導電
材からなるランド部が設けられ、前記光源は発光ダイオ
ードで構成され、この発光ダイオードが前記ランド部に
電気的に接続された状態で取り付けられたことを特徴と
する請求項２記載の照光付スイッチ装置。 - 【請求項４】 前記プリント基板がリジッドな材料で形
成されたことを特徴とする請求項１から３の何れかに記
載の照光付スイッチ装置。 - 【請求項５】 前記貫通孔の内壁面にメッキが施された
ことを特徴とする請求項１から４の何れかに記載の照光
付スイッチ装置。 - 【請求項６】 前記可動接点の上部には操作部材が配置
され、この操作部材が前記可動接点の前記孔を通して前
記光源によって照光されるようにしたことを特徴とする
請求項２から５の何れかに記載の照光付スイッチ装置。 - 【請求項７】 前記操作部材の下部の中央部には凹部が
設けられ、この凹部の外形が前記発光部よりも大きく形
成されたことを特徴とする請求項６記載の照光付スイッ
チ装置。 - 【請求項８】 前記可動接点の上部は、透光性を有する
保持シートにより覆われたことを特徴とする請求項１か
ら７の何れかに記載の照光付スイッチ装置。 - 【請求項９】 前記保持シートが前記可動接点の前記孔
を通して前記光源によって照光され、前記孔と対向する
前記保持シートの部分には、表示部が設けられたことを
特徴とする請求項８記載の照光付スイッチ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001057073A JP2002260479A (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | 照光付スイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001057073A JP2002260479A (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | 照光付スイッチ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002260479A true JP2002260479A (ja) | 2002-09-13 |
Family
ID=18917010
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001057073A Withdrawn JP2002260479A (ja) | 2001-03-01 | 2001-03-01 | 照光付スイッチ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002260479A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7806576B2 (en) | 2006-12-18 | 2010-10-05 | Funai Electric Co., Ltd. | Image generating apparatus |
| WO2012153587A1 (ja) * | 2011-05-10 | 2012-11-15 | 株式会社コバック | ２段式スイッチ |
| CN104299832A (zh) * | 2014-10-15 | 2015-01-21 | 京东方科技集团股份有限公司 | 发光按键 |
| CN112289612A (zh) * | 2019-07-22 | 2021-01-29 | 薛慎彬 | 具有透光结构的按压式开关 |
| US11961687B2 (en) | 2020-04-28 | 2024-04-16 | Alps Alpine Co., Ltd. | Push switch |
-
2001
- 2001-03-01 JP JP2001057073A patent/JP2002260479A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7806576B2 (en) | 2006-12-18 | 2010-10-05 | Funai Electric Co., Ltd. | Image generating apparatus |
| WO2012153587A1 (ja) * | 2011-05-10 | 2012-11-15 | 株式会社コバック | ２段式スイッチ |
| JP5221819B2 (ja) * | 2011-05-10 | 2013-06-26 | 株式会社コバック | ２段式スイッチ |
| EP2709134A4 (en) * | 2011-05-10 | 2015-03-11 | Covac Co Ltd | TWO-STAGE SWITCH |
| CN104299832A (zh) * | 2014-10-15 | 2015-01-21 | 京东方科技集团股份有限公司 | 发光按键 |
| CN104299832B (zh) * | 2014-10-15 | 2016-06-22 | 京东方科技集团股份有限公司 | 发光按键 |
| CN112289612A (zh) * | 2019-07-22 | 2021-01-29 | 薛慎彬 | 具有透光结构的按压式开关 |
| US11961687B2 (en) | 2020-04-28 | 2024-04-16 | Alps Alpine Co., Ltd. | Push switch |
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|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040514 |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061013 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061031 |
|
| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061113 |