JP2002258208A - 光学素子及びそれを用いた複合表示装置 - Google Patents

光学素子及びそれを用いた複合表示装置

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JP2002258208A JP2001056852A JP2001056852A JP2002258208A JP 2002258208 A JP2002258208 A JP 2002258208A JP 2001056852 A JP2001056852 A JP 2001056852A JP 2001056852 A JP2001056852 A JP 2001056852A JP 2002258208 A JP2002258208 A JP 2002258208A
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optical
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optical element
rotationally symmetric
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Kazutaka Inoguchi
和隆 猪口
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Mixed Reality Systems Laboratory Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶ディスプレイ等の表示手段に表示した画
像情報を観察と、撮像手段で得られた画像情報の双方を
観察することができる薄型の光学系及びそれを用いた複
合表示装置を得ること。 【解決手段】 同一媒質上に入射面、射出面、並びに基
準光線Riに対して偏心し且つパワーを有する偏心反射面
を複数有し、該複数の偏心反射面のうちの少なくとも1
面が透過面と反射面とを兼用した兼用面であり、該入射
面から入射した光束を該複数の偏心反射面により反射さ
せて光路を折り畳み該射出面より射出させる光学素子で
あって、該光学素子の母線断面合成パワーが負である

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学素子及びそれ
を用いた複合表示装置に関する。
【0002】この他本発明は薄型(視軸方向が薄い)で
広画角の表示及び撮像が容易で自由曲面を有する光学素
子を用いてレイアウト自由度を高めた撮像表示装置等に
好適な光学系に関する。
【0003】この他本発明は外界の画像情報からの光を
取り込み撮像素子に形成する撮像光学系と液晶等の表示
手段に表示した画像情報を観察する表示光学系とを合わ
せ持ち全体の小型化を図った複合表示装置に関し、特に
ヘッドマンテッドディスプレイ(HMD)やメガネ型デ
ィスプレイと称せられる装置に好適なものである。
【0004】
【従来の技術】従来より、HMDに小型のCCDカメラ
を取り付け、小型のCCDカメラから得られた画像情報
をHMDにそのまま表示する装置や、小型のCCDカメ
ラから得られた画像情報を処理して別の画像情報に変換
し、それをHMDに表示する装置が提案されている。ま
た、HMDにおいてシースルー型のHMD(外界の光を
ダイレクトに角倍率略1で観察できる構成のHMD)も
種々提案されている。このような形態のHMDは、HM
Dの表示手段で表示した画像情報を観察するための表示
光学系の眼球光軸と外界の画像情報をCCD面上に結像
させるCCDカメラの光軸が異なっているとこれらの間
に視差(パララックス)が生じてくるため好ましくな
い。パララックスがなく、撮像光学系と表示光学系とを
併せ持つ装置が、特開平4−22358号公報や特開平
5−303053号公報で提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−22358
号公報で提案されている表示光学系は、小型LCDから
発せられた光が平面ハーフミラーを介した後、小型カメ
ラに結像されている。一方、撮像光学系は外界の光が平
面ハーフミラーを介した後、小型カメラに結像されてい
る。この平面ハーフミラーは光軸に対し45度で配置さ
れているため、装置が大きくなる傾向があった。また、
眼球の前に接眼レンズがあるため、シースルー光学系が
成り立たない構成であった。
【0006】特開平5−303053号公報では、シー
スルー光学系が成り立つ構成を開示しているが、光学系
が複雑で装置が非常に大きくなる傾向があった。
【0007】これらの問題点を解決したHMDが、特開
平10−239628号公報や本出願人による特開平1
1−174367号公報、特開2000−75240号
公報等で提案されている。
【0008】これらの公報で提案されている複合表示装
置は、アジムス角度により異なるパワーを有する所謂自
由曲面を適切に配置したプリズム状の光学素子(自由曲
面プリズム)を表示光学系と撮像光学系との両方に用い
て、両方の自由曲面プリズムの接合面をハーフミラー等
の光路分離手段として用いることにより、小型の複合表
示装置を実現している。
【0009】本発明はこれらで提案されている光学系を
更に改良し、表示光学系や撮像光学系側の自由曲面プリ
ズム(光学素子)や結像光学系を適切に構成すること
で、小型で眼球光軸方向に薄型で且つ広画角化に好適な
光学素子及びこれを用いた複合表示装置の提供を目的と
する。
【0010】この他本発明は液晶ディスプレイ(LC
D)等の表示手段からの光束を観察者の眼球に導光する
為の複数の偏心反射面を有する表示光学系の構成及び外
界の画像情報をCCD等の撮像素子面上に結像させる撮
像光学系の構成を適切に設定することによって、装置全
体の小型化を図りつつ、該双方の画像情報を良好なる状
態で観察及び結像することができる複合表示装置の提供
を目的とする。
【0011】更に前述の目的に加えて、外界の画像情報
も同時に観察することができるシースル光学系を含んだ
複合表示装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の光学素
子は同一媒質上に入射面、射出面、並びに基準光線Riに
対して偏心し且つパワーを有する偏心反射面を複数有
し、該複数の偏心反射面のうちの少なくとも1面が透過
面と反射面とを兼用した兼用面であり、該入射面から入
射した光束を該複数の偏心反射面により反射させて光路
を折り畳み該射出面より射出させる光学素子であって、
該光学素子の母線断面合成パワーが負であることを特徴
としている。
【0013】請求項2の発明は請求項1の発明において
前記複数の偏心反射面のうち、少なくとも1面は非回転
対称面であることを特徴としている。
【0014】請求項3の発明は請求項2の発明において
前記射出面が非回転対称面であることを特徴としてい
る。
【0015】請求項4の発明は請求項1の発明において
前記入射面、射出面、並びに前記複数の偏心反射面の全
てが非回転対称面であることを特徴としている。
【0016】請求項5の発明は請求項3または4の発明
において前記射出面のローカル母線断面焦点距離fypou
tとローカル子線断面焦点距離fxpout及び該光学素子の
母線断面合成焦点距離fyp、子線断面合成焦点距離f
xpとが |fyp/fypout|<2 ・・・・・・(1) |fxp/fxpout|<2 ・・・・・・(2) を満足するように構成されていることを特徴としてい
る。
【0017】請求項6の発明は請求項1から4のいずれ
か1項に記載の発明において前記射出面は、負のパワー
を有していることを特徴としている。
【0018】請求項7の発明の光学素子は同一媒質上に
入射面、射出面、並びに基準光線Riに対して偏心し且つ
パワーを有する偏心反射面を複数有し、該複数の偏心反
射面のうちの少なくとも1面は透過面と反射面とを兼用
した兼用面であり、該入射面から入射した光束を該複数
の偏心反射面により反射させて光路を折り畳み該射出面
より射出させる光学素子であって、前記複数の偏心反射
面のうち少なくとも1面は非回転対称面であり、前記射
出面のローカル母線断面焦点距離fypoutとローカル子線
断面焦点距離fxpout及び該光学素子の母線断面合成焦
点距離をfyp、子線断面合成焦点距離をfxpとが |fyp/fypout|<2 ・・・・・・(1’) |fxp/fxpout|<2 ・・・・・・(2’) を満足するよう構成されていることを特徴としている。
【0019】請求項8の発明の複合レンズ群はレンズの
両面がそれぞれ非回転対称面と回転対称面とよりなる少
なくとも1枚の非回転対称レンズと、複数の回転対称レ
ンズとを有し、該非回転対称レンズの回転対称面の光軸
と該回転対称レンズの光軸が全て略一致していることを
特徴としている。
【0020】請求項9の発明は請求項8の発明において
前記非回転対称面のローカル母線断面焦点距離fylと
ローカル子線断面fxlと前記複合レンズ群の母線断面
合成焦点距離fyg及び子線断面合成焦点距離fxg
が、 |fyg/fyl|<1 ・・・・・・(3) |fxg/fxl|<1 ・・・・・・(4) を満足するように構成されていることを特徴としてい
る。
【0021】請求項10の発明の撮像光学系は同一媒質
上に入射面、射出面、並びに基準光線Riに対して偏心し
且つパワーを有する偏心反射面を複数有し、該複数の偏
心反射面のうちの少なくとも1面が透過面と反射面とを
兼用した兼用面であり、該入射面から入射した光束を該
複数の偏心反射面により反射させて光路を折り畳み該射
出面より射出させており、かつ母線断面合成パワーが負
である第1光学素子、絞り、レンズの両面がそれぞれ非
回転対称面と回転対称面とよりなる少なくとも1枚の非
回転対称レンズと、複数の回転対称レンズとを有し、該
非回転対称レンズの回転対称面の光軸と該回転対称レン
ズの光軸が全て略一致している複合レンズ群を有し、外
界からの光を該第1光学素子の該入射面から入射させ該
複数の偏心反射面により反射させて光路を折り畳み該射
出面より射出させ、該絞りを通過させた後、前記複合レ
ンズ群により屈折させて撮像素子上に結像させるよう構
成されていることを特徴としている。
【0022】請求項11の発明は請求項10の発明にお
いて前記撮像光学系の全系の母線断面合成焦点距離をf
y、子線断面合成焦点距離をfxとし、前記第1光学素
子の母線断面合成焦点距離をfyp、子線断面合成焦点
距離をfxpとするときに、 −1<fy/fyp<0 ・・・・・・(5) −1<fx/fxp<0 ・・・・・・(6) を満足するように構成されていることを特徴としてい
る。
【0023】請求項12の発明は請求項10の発明にお
いて前記第1光学素子と前記絞りとの間、若しくは前記
絞りと前記複合レンズ群との間に、前記第1光学素子の
光路を折り畳む方向とは異なる方向に光路を折り曲げる
偏向手段を有していることを特徴としている。
【0024】請求項13の発明の撮像光学系は同一媒質
上に入射面、射出面、並びに基準光線Riに対して偏心し
且つパワーを有する偏心反射面を複数有し、該複数の偏
心反射面のうちの少なくとも1面が透過面と反射面とを
兼用した兼用面であり、該入射面から入射した光束を該
複数の偏心反射面により反射させて光路を折り畳み該射
出面より射出させており、かつ前記複数の偏心反射面の
うち少なくとも1面が非回転対称面であり、前記射出面
のローカル母線断面焦点距離fypoutとローカル子線断面
焦点距離fxpout及び母線断面合成焦点距離fyp、子
線断面合成焦点距離fxpとが以下の条件式 |fyp/fypout|<2 ・・・・・・(1”) |fxp/fxpout|<2 ・・・・・・(2”) を満足するよう構成されている第1光学素子、絞り、レ
ンズの両面がそれぞれ非回転対称面と回転対称面とより
なる少なくとも1枚の非回転対称レンズと、複数の回転
対称レンズとを有し、該非回転対称レンズの回転対称面
の光軸と該回転対称レンズの光軸が全て略一致している
複合レンズ群を有し、外界からの光を該第1光学素子の
該入射面から入射させ該複数の偏心反射面により反射さ
せて光路を折り畳み該射出面より射出させ、該絞りを通
過させた後、前記複合レンズ群により屈折させて撮像素
子上に結像させるよう構成されていることを特徴として
いる。
【0025】請求項14の発明の複合表示装置は請求項
10に記載の撮像光学系、撮像素子、表示手段、同一媒
質上に入射面、射出面、並びに表示基準光線Rdに対して
偏心し且つパワーを有する偏心反射面を複数有しており
該入射面から入射した光束を該複数の偏心反射面により
反射させて光路を折り畳み該射出面より射出させる第2
光学素子を有し、該第2光学素子を用いて表示手段から
の光を観察者に導いて該表示手段上の像の拡大像を提示
するよう構成された表示光学系を有し、前記第1光学素
子の偏心反射面のうちの一面と該第2光学素子の偏心反
射面のうちの一面とは互いに同一形状の光路分離面の表
裏面を使用しており、且つ、該光路分離面は半透過面で
あり、外界からの光を前記第1光学素子の入射面より入
射させ該光路分離面を透過させて該第2光学素子の射出
面より光を射出させて観察者に導くシースルー光学系と
して機能させており、該シースルー光学系の外界中心と
射出瞳中心とを通るシースルー基準光線をRsとすると
き、該表示基準光線Rdと、該シースルー基準光線Asとは
眼球光軸に略一致し、且つ、該シースルー基準光線と前
記撮像光学系の基準光線Riのそれぞれが外界光軸と略一
致していることを特徴としている。
【0026】請求項15の発明の複合表示装置は請求項
13に記載の撮像光学系、撮像素子、表示手段、同一媒
質上に入射面、射出面、並びに表示基準光線Rdに対して
偏心し且つパワーを有する偏心反射面を複数有しており
該入射面から入射した光束を該複数の偏心反射面により
反射させて光路を折り畳み該射出面より射出させる第2
光学素子を有し、該第2光学素子を用いて表示手段から
の光を観察者に導いて該表示手段上の像の拡大像を提示
するよう構成された表示光学系を有し、前記第1光学素
子の偏心反射面のうちの一面と該第2光学素子の偏心反
射面のうちの一面とは互いに同一形状の光路分離面の表
裏面を使用しており、且つ、該光路分離面は半透過面で
あり、外界からの光を前記第1光学素子の入射面より入
射させ該光路分離面を透過させて該第2光学素子の射出
面より光を射出させて観察者に導くシースルー光学系と
して機能させており、該シースルー光学系の外界中心と
射出瞳中心とを通るシースルー基準光線をRsとすると
き、該表示基準光線Rdと、該シースルー基準光線Asとは
眼球光軸に略一致し、且つ、該シースルー基準光線と前
記撮像光学系の基準光線Riのそれぞれが外界光軸に略一
致していることを特徴としている。
【0027】請求項16の発明は請求項14又は15の
発明において前記撮像光学系の入射瞳を視軸上に展開し
たときの展開入射瞳位置から前記表示光学系の射出瞳位
置までの距離をDpp、前記表示光学系の射出面から前
記表示光学系の射出瞳までの距離をerとするとき、 0.25 < Dpp/er <8.0 ・・・・・・(7) を満足するよう構成されていることを特徴としている。
【0028】請求項17の発明の複合表示装置は画像情
報を表示した表示手段からの光束を観察者の眼球に導光
する表示光学系と、外界からの光束を撮像素子に結像さ
せる撮像光学系とを有し、光路中に設けた光路分離手段
によって該表示光学系の観察者の眼球に入射する光束の
眼球光軸又は該眼球光軸を延長した仮想眼球光軸と、該
撮像光学系の外界から入射してくる光束の外界光軸とを
略一致させており該撮像光学系は同一媒質上に入射面、
射出面、並びに基準光線Riに対して偏心し且つパワーを
有する偏心反射面を複数有し、該複数の偏心反射面のう
ちの少なくとも1面が透過面と反射面とを兼用した兼用
面であり、該入射面から入射した光束を該複数の偏心反
射面により反射させて光路を折り畳み該射出面より射出
させており、かつ母線断面合成パワーが負である第1光
学素子を有していることを特徴としている。
【0029】請求項18の発明は請求項17の発明にお
いて前記撮像光学系はレンズの両面がそれぞれ非回転対
称面と回転対称面とよりなる少なくとも1枚の非回転対
称レンズと、複数の回転対称レンズとを有し、該非回転
対称レンズの回転対称面の光軸と該回転対称レンズの光
軸が全て略一致している複合レンズ群を有し、外界から
の光束を該第1光学素子を介した後、該複合レンズ群に
よって該撮像素子上に導光していることを特徴としてい
る。
【0030】請求項19の発明は請求項18の発明にお
いて前記第1光学素子の射出面のローカル母線断面焦点
距離fypoutとローカル子線断面焦点距離fxpout及び該
光学素子の母線断面合成焦点距離fyp、子線断面合成
焦点距離fxpとが |fyp/fypout|<2 ・・・・・・(1) |fxp/fxpout|<2 ・・・・・・(2) を満足するように構成されていることを特徴としてい
る。
【0031】請求項20の発明は請求項19の発明にお
いて前記複合レンズ群の非回転対称面のローカル母線断
面焦点距離fylとローカル子線断面fxlと前記複合
レンズ群の母線断面合成焦点距離fyg及び子線断面合
成焦点距離fxgが、 |fyg/fyl|<1 ・・・・・・(3) |fxg/fxl|<1 ・・・・・・(4) を満足するように構成されていることを特徴としてい
る。
【0032】請求項21の発明は請求項20の発明にお
いて前記撮像光学系の全系の母線断面合成焦点距離をf
y、子線断面合成焦点距離をfxとし、前記第1光学素
子の母線断面合成焦点距離をfyp、子線断面合成焦点
距離をfxpとするときに、 −1<fy/fyp<0 ・・・・・・(5) −1<fx/fxp<0 ・・・・・・(6) を満足するように構成されていることを特徴としてい
る。
【0033】請求項22の発明は請求項21の発明にお
いて前記撮像光学系の入射瞳を視軸上に展開したときの
展開入射瞳位置から前記表示光学系の射出瞳位置までの
距離をDpp、前記表示光学系の射出面から前記表示光
学系の射出瞳までの距離をerとするとき、 0.25 < Dpp/er <8.0 ・・・・・・(7) を満足するよう構成されていることを特徴としている。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は本発明の複合表示装置の基
本構成を成す実施形態1の要部概略図である。同図にお
いて、101は表示光学系(LCD表示光学系)であ
り、第2光学素子7を有しており、表示手段としてのL
CD8で表示した画像情報を観察者の眼球Eに導光して
いる。RdはLCD8の表示面中心から表示光学系10
1の形成する射出瞳Sの中心に至る光線であり、Rdを
表示基準光線と呼ぶ。第2光学素子7は、表示基準光線
Rdに対して偏心し且つパワーを有する偏心反射面を複
数有している。また、Rdの第2光学素子7の射出面か
ら射出瞳Sの中心までの光線を延長した線を眼球光軸と
呼ぶ。102は撮像光学系(CCD結像光学系)であ
り、第1光学素子1,絞り2,複合レンズ群3,偏向手
段4,ローパスフィルター5,等を有しており外界の画
像情報を撮像素子であるCCD6に結像している。Ri
は絞り2の略中心を通り、CCD6の受光面の中心に至
る光線であり、Riを撮像基準光線(基準光線)と呼
ぶ。又、該撮像基準光線Riの外界から第1光学素子の
入射面までの光線を外界光軸と呼び、外界光軸を外界側
に所定距離延長した所を外界中心と呼ぶ。
【0035】本実施形態の第1光学素子1は同一媒質上
に入射面、射出面、並びに基準光線Riに対して偏心し且
つパワーを有する偏心反射面を複数有し、該複数の偏心
反射面のうちの少なくとも1面が透過面と反射面とを兼
用した兼用面であり、該入射面から入射した光束を該複
数の偏心反射面により反射させて光路を折り畳み該射出
面より射出させる光学素子であって、該光学素子の母線
断面合成パワーが負であることを特徴としている。
【0036】本実施形態では、表示光学系101と撮像
光学系102の両方に、複数の内面反射を利用したプリ
ズム体(光学素子)を使用している。そして2つのプリ
ズム体を光路分離手段BSを境にして接合している。光
路分離手段BSは、偏心し曲率を有した偏心反射面より
成り、表示光学系101の光路と撮像光学系102の光
路とを分離する面となっている。光路分離手段BSは表
示光学系101で一方側の反射面を使用し、撮像光学系
102では他方側の反射面を使用している。本実施形態
においては、光路分離手段BSはハーフミラーである。
【0037】複合レンズ群3はレンズの両面がそれぞれ
非回転対称面と回転対称面とよりなる少なくとも1枚の
非回転対称レンズと、複数の回転対称レンズとを有し、
該非回転対称レンズの回転対称面の光軸と該回転対称レ
ンズの光軸が全て略一致している。
【0038】尚、ここで言う光軸とは、回転対称レンズ
の回転軸であり、通常の共軸光学系において用いられる
所謂光軸と同義である。
【0039】103はシースルー光学系である。シース
ルー光学系103は撮像光学系102の入射面を外界光
の入射面とし、ハーフミラーである光路分離手段BSを
通過し、表示光学系101の射出面を射出面として観察
者の眼球Eに導かれる。
【0040】尚、本実施形態における偏心反射面は面頂
点回りのアジムス角によって屈折力が異なるようにして
良好なる光学性能を維持している。
【0041】本実施形態の表示光学系101はLCD
(表示手段)8からの光が第2光学素子7を介して眼球
Eに導かれる。このように表示光学系はLCD8からの
光束を複数回反射して結像することなく眼球Eに導光し
ている。これによってLCD8に表示した画像情報を観
察している。
【0042】撮像光学系102は外界からの光が第1光
学素子1を介し、絞り2、光学系3、フィルター5を経
て撮像素子CCD6に結像する。これによって外界の画
像情報を記録している。
【0043】本実施形態のシースルー光学系103は外
界からの光が撮像光学系102の第1光学素子1に入射
し、光路分離手段BS(ハーフミラー)を透過し、表示
光学系101の第2光学素子7を介して眼球Eに導かれ
ている。これによって外界の画像情報を観察している。
【0044】本実施形態では表示光学系101と撮像光
学系102とを光束分離手段BSで対向配置し、表示光
学系101及び撮像光学系102及びシースルー光学系
103の各基準光線がBS上の略同一点を通るようにす
ることによって、眼球光軸と、外界光軸が略一致するよ
うにして、LCD8に表示された画像情報の観察と、外
界の画像情報のCCD6上における結像、そして外界の
画像情報の観察(シースルー光学系)をパララックスの
ない状態で同時に観察及び撮像できるようにしている。
【0045】尚、光路分離手段BSのハーフミラーは透
過率と反射率との比が1:1のものに限るものではな
く、比率は任意である。
【0046】本実施形態においては、第1光学素子と第
2光学素子とをn>1の屈折率nの同一材質で構成し、
第1光学素子1の入射面と第2光学素子7の射出面とを
適切な形状とし、シースルー光学系103のパワーが略
0となり、外界像が角倍率略1の状態で観察者に外界像
が略歪みなく観察されるよう構成する。
【0047】又Rsは外界中心からシースルー光学系1
03を介して表示光学系101の射出瞳Sの中心に至る
光線であり、Rsをシースルー基準光線と呼ぶ。
【0048】本実施形態ではシースルー基準光線Rsと
撮像基準光線Riとが外界側で略一致(即ち、RsとR
iとが外界光軸に略一致)し、且つシースルー基準光線
Rsと表示基準光線Rdとが眼球側で略一致(即ち、R
sとRdとが眼球光軸と略一致)するようにして、コン
パクトな構成でありながらLCDからの表示とCCDへ
の撮像と外界からのシースルーが視差なく行えるように
している。
【0049】図2は、本発明の複合表示装置における基
準光線、ローカル母線断面、ローカル子線断面等を説明
するための説明図である。
【0050】図3は、本発明の複合表示装置の基本構成
例の斜視図である。
【0051】まず、図面を用いて、本発明の複合表示装
置における基準光線、ローカル母線断面、ローカル子線
断面、母線断面合成焦点距離、子線断面合成焦点距離等
の用語の定義を説明する。
【0052】偏心系に対応していない従来系の定義で
は、各面頂点座標系でz軸を光軸とすると、yz断面が従
来の定義による母線断面(メリジオナル断面)、xz断面
が従来の定義による子線断面(サジタル断面)となる。
本発明は偏心系なので偏心系に対応したローカル母線断
面、ローカル子線断面を新たに定義する。
【0053】まず、表示手段8の表示面上の中心より射
出し、表示光学系101の形成する射出瞳Sの中心に至
る光線を表示基準光線Rdと定義する。また、このとき
の第2光学素子7の射出面S71における表示基準光線
RdのヒットポイントS71aと射出瞳Sの中心とを結
ぶ線を視軸と定義する。即ち、視軸は前述した眼球光軸
に一致している。尚、図2に示すように、該視軸をz軸
とし、紙面内でz軸に垂直な方向にy軸をとり、紙面に
垂直な方向にx軸をとった座標系をグローバル座標系と
呼ぶことにする。該視軸を屈折の法則に従って、第2光
学素子7の面S71と第1光学素子1の面S11とで屈
折するよう延長した線上を通る光線をシースルー基準光
線Rsと定義する。また、撮像光学系102の絞り2の
中心を通り、撮像素子6の撮像面上の中心に至る光線を
撮像基準光線(基準光線)Riと定義する。
【0054】上述のように定義した各基準光線Rd,R
s,Riと各面とのヒットポイント上で、各基準光線の
入射光と射出光を含む面をローカル母線断面とし、ヒッ
トポイントを含みローカル母線断面と垂直で、各面頂点
座標系の子線断面(通常の子線断面)と平行な面をロー
カル子線断面として定義する。ローカル母線断面の曲率
をry、ローカル子線断面の曲率をrxとして、該当す
る面の前後の屈折率をそれぞれnd、nd'とするとき
に、fy=ry/(nd'−nd)で与えられるfyを
ローカル母線断面焦点距離、fx=rx/(nd'−n
d)で与えられるfxをローカル子線断面焦点距離と定
義する。また、φy=1/fy、φx=1/fxで与え
られるφy、φxをそれぞれ各面のローカル母線断面パ
ワー、ローカル子線断面パワーとする。今、第i番目の
ローカル母線断面パワーをφyi、第i番目の光学面と
各基準光線とのヒットポイントと第i+1番目の光学面
と各基準光線とのヒットポイント間の距離をその間の媒
質の屈折率で割った値を換算面間隔ei’とした場合
に、第m面から第n面まで通常の近軸追跡計算と同様に
して求めた合成パワーを母線断面合成パワーφymnと
し、φymnの逆数fymnを第m面から第n面までの
母線断面合成焦点距離とする。同様に第m面から第n面
までローカル子線断面パワーφxi,ヒットポイント間
の換算間隔ei’について求めた合成パワーを子線断面
合成パワーφxmn、その逆数を子線断面合成焦点距離
fxmnとする。
【0055】次に図1の実施形態の基本構成例における
各要素の作用について説明する。第1光学素子1及び第
2光学素子7は同一形状の面S12と面S72とにおい
て少なくとも一方の面に半透過の反射膜が形成された状
態で接合されており、面S12及び面S72は光路分離
手段BSとして機能している。
【0056】表示手段8からの光は、入射面S73より
第2光学素子7内に入射する。入射した光のうちの有効
光束の大部分は表示基準光線Rdに対して偏心して配置
されたパワーを有する面S71に向かい、第2光学素子
7の媒質の屈折率をnとするとき、面S71にarcsin
(1/n)以上の入射角度で入射して内部全反射する。
このようにして反射された光束は、表示基準光線Rdに
対して偏心したパワーを有する面S72で反射されて再
度面S71に向かい、今度は面S71にarcsin(1/
n)以下の入射角度で入射して面S71を透過し、表示
光学系101の形成する射出瞳Sに導かれる。以上の構
成により、射出瞳Sの近傍に眼球Eを置いた観察者に表
示手段8上に表示された画像を拡大して提示している。
以上のように表示基準光線Rdに対して偏心した複数の
偏心反射面S71,S72により光路を折り畳む構成と
したことにより、視軸方向に薄型の構成としている。
【0057】また、該複数の偏心反射面S71,S72
をともにパワーを有する面としたことで、光学面数の低
減を図っている。この際、少なくとも一方の偏心反射面
を母線断面(紙面)を唯一の対称面とする非回転対称面と
することでパワーを有する偏心反射面により発生する偏
心収差を補正することが好ましい。更に、複数の偏心反
射面乃至全ての面を母線断面を唯一の対称面とする非回
転対称面とすると、偏心収差をより良好に補正できるよ
うになるため、好ましい。また、該偏心反射面である面
S71を内部全反射及び透過の作用をする兼用面とし
て、面数の削減並びに光量ロスの少ない表示光学系を構
成している。
【0058】また、第1光学素子1の入射面S11より
入射した外界からの光は、光路分離手段BSの構成面で
ある撮像基準光線Riに対して偏心したパワーを有する
偏心反射面S12により一部反射され、撮像基準光線R
iに対して偏心したパワーを有する偏心反射面S11に
向かう。これらの光は第1光学素子1の媒質の屈折率を
nとするとき、面S11に対してarcsin(1/n)以上
の入射角度で入射して内部全反射し、射出面S13より
射出して第1光学素子1を出て、絞り2に向かう。絞り
2を通過した光は、複数の回転対称レンズ31,32,
33並びに一方の面が回転対称面R8、他方の面が非回
転対称面FFS1である非回転対称レンズ34を少なく
とも1つ有する複合レンズ群3とローパスフィルター5
を介して撮像素子6の撮像面上に外界の像を結像してい
る。
【0059】この際、撮像光学系(1〜5)中の絞り2
より前側の部分である第1光学素子1の母線断面(紙面
内)合成パワーを負とすることにより、ネガティブリー
ドの所謂レトロフォーカスタイプの撮像光学系とするこ
とができ、CCD等の撮像光学素子におけるフィルター
系5の入るスペース所謂バックフォーカスを十分に確保
しつつ、広画角の外界像撮影に向く構成としている。更
に好ましくは、第1光学素子1の子線断面(紙面と垂直
面)合成パワーも負とすることで、子線断面方向にも広
画角に適した光学系の構成とすることが出来る。また、
表示基準光線Riに対して偏心した複数の偏心反射面S
11,S12により光路を折り畳む構成としたことによ
り、第1光学素子1を視軸方向に薄型の構成としてい
る。また、該複数の偏心反射面S11,S12をともに
パワーを有する面としたことで、結像に寄与しない光学
面をなくし、光学面数の低減を図っている。この際、少
なくとも一方の偏心反射面を母線断面を唯一の対称面と
する非回転対称面とすることでパワーを有する偏心反射
面により発生する偏心収差を補正することが好ましい。
更に、絞り2に近い射出面S13を母線断面を唯一の対
称面とする非回転対称面とすることで、瞳の偏心収差を
補正することが容易になる。更に好ましくは、複数の偏
心反射面乃至全ての面を母線断面を唯一の対称面とする
非回転対称面とすると、偏心収差をより良好に補正でき
るようになる。また、該偏心反射面である面S11を内
部全反射及び透過の作用をする兼用面としたことで、面
数の削減並びに光量ロスの少ない光学素子としている。
ここで、第1光学素子1においては面S12が強い負の
パワーを有しているが、射出面S13のローカル母線断
面パワー,ローカル子線断面パワーの少なくとも一方を
負として、負のパワーを分担させることで、面S12の
負のパワーを必要以上に上げることなく、第1光学素子
全体としての負のパワーを増大させることが容易とな
り、更に広画角に好適な構成とすることが出来る。更
に、第1光学素子1の射出面S13におけるローカル母
線断面焦点距離fypoutとローカル子線断面焦点距離
fxpout及び該光学素子1の母線断面合成焦点距離f
yp、子線断面合成焦点距離fxpとが以下の条件式 |fyp/fypout|<2 ・・・・・・(1) |fxp/fxpout|<2 ・・・・・・(2) を満足するように構成することで、第1光学素子1での
母線断面合成焦点距離と子線断面合成焦点距離とをうま
くバランスさせることが好ましい。(1)式、(2)式
ともに上限を超えると、射出面S13単独で発生する偏
心収差が大きくなり好ましくない。
【0060】また、絞り2より後方の結像に寄与する複
合レンズ群3に少なくとも1つの非回転対称レンズを用
いることで、第1光学素子1において補正しきれない偏
心収差を補正した高性能の撮像光学系を提供することが
容易になる。また、色収差補正等を複数の回転対称レン
ズにより行うことで、作製の困難な非回転対称レンズの
部品数を少なく抑えつつ、高い結像性能が得られるよう
にしている。尚、本実施形態の複合レンズ群3において
は、図2に示すように、複合レンズ群3を構成している
回転対称面の回転対称軸が、共軸光学系でいうところの
光軸(図2の1点鎖線)3aを共有するような同軸構成
としている。このように構成することで、複合レンズ群
3は非回転対称面を含みながらも、通常の共軸光学系と
同様の組立工程で組み立てられるようにし、組立に要す
る手間を省くことを容易としている。尚、非回転対称レ
ンズの光軸周りの回転ずれ補正には、例えば円形の一部
をカットした形状の非回転対称レンズを用いて鏡筒に対
する方向決めを行う等の手段により行うことが可能であ
る。また、図に示すように、回転対称系の光軸3が撮像
基準光線Riと必ずしも一致している必要はない。この
ような複合レンズ群を用いることで、第1光学素子1と
複合レンズ群3を有する鏡筒、撮像素子6の3点の位置
出しのみを偏心を含んだ調整とする、偏心調整の少ない
撮像光学系を提供することが容易となる。更に、複合レ
ンズ群3中の非回転対称面のローカル母線断面焦点距離
fylとローカル子線断面焦点距離fxl、及び複合レ
ンズ群3の母線断面合成焦点距離fyg及び子線断面合
成焦点距離fxgとが以下の条件式 |fyg/fyl|<1 ・・・・・・(3) |fxg/fxl|<1 ・・・・・・(4) を満足するように構成することで、母線断面焦点距離及
び子線断面焦点距離がうまくバランスするように構成し
ている。(3)式、(4)式ともに上限を超えると、該
当する非回転対称面単独で発生する偏心収差が大きくな
り好ましくない。更に、撮像光学系全系での母線断面合
成焦点距離fy、子線断面合成焦点距離fxと、第1光
学素子1の母線断面合成焦点距離fyp、子線断面合成
焦点距離fxpとの間に以下の条件式、 −1<fy/fyp<0 ・・・・・・(5) −1<fx/fxp<0 ・・・・・・(6) を満足させることが望ましい。(5)式及び(6)式の
下限を超えると全系のパワーに対する第1光学素子のパ
ワーが強くなりすぎ、第1光学素子1で発生した収差を
複合レンズ群3で補正することが困難となる。また、上
限を超えると、広画角の達成が困難になる。
【0061】また、撮像光学系は偏向手段4を有するこ
とが好ましい。偏向手段4は例えば図3に示すような三
角プリズム柱形状で、図1,2で説明した光路の折り畳
み方向である母線断面と異なる方向に光路を偏向させる
ようにしている。図3では、光路を母線断面に略垂直に
折り返すような構成とし、グローバル座標系のy軸方向
の長さ並びにz軸方向の長さが短くなるようにして、全
体としてコンパクトな撮像光学系とすることが可能とな
る。
【0062】また、第1光学素子1の面S11より入射
した外界からの光は光路分離手段BSの構成面である面
S12及びS72を一部透過して第2光学素子7に入射
し、面S71より射出して観察者の眼Eに導かれるよう
にシースルー光学系を構成しており、観察者に外界像観
察を可能とさせている。この際、面S11と面S71と
の形状を適切に設計し、面S71から面S11へのシー
スルー光学系のパワーが略0になり、角倍率が略1にな
るように構成することにより、観察者に観察される外界
像の歪みを少なくすることが可能になる。
【0063】このとき、図2に示すように撮像光学系の
入射瞳を視軸上に展開した展開入射瞳位置から表示光学
系の射出瞳Sの位置までの距離をDppとし、表示光学
系を構成する第2光学素子7の射出面S71における射
出光線のヒットポイント(入射点)から射出瞳Sの位置
までの距離をerとするとき、以下の条件式 0.25<Dpp/er<8.0・・・・・・(7) を満足するように構成することが好ましい。ここで、展
開入射瞳位置とは、絞り2中心を通り撮像素子6の撮像
面上でのローカル母線断面上で最端の位置に入射する2
つの光線のそれぞれ面S11から入射して面S12に至
るものを射出瞳Sの方向に延長した光線同士の交点を視
軸上に射影した位置のことである。(7)式の下限を超
えると、撮像光学系が大きくなってしまう。(7)式の
上限を超えると、撮像光学系の撮像画角と表示光学系の
表示画角が同じであっても、近距離物体を撮像した場合
に生じるずれが大きくなってしまう。
【0064】また、例えば、表示手段への画像表示と撮
像素子の外界画像取り込みとのタイミングをずらすこと
によって、表示手段からの光が撮像素子に写り込まない
ようにして撮像素子上のノイズ除去を行うことが可能で
ある。
【0065】本実施形態では以上のように構成すること
により、小型で広画角の複合表示装置、及び該複合表示
装置に好適な撮像光学系、並びに該撮像光学系を構成す
る光学素子(第1光学素子)と複合レンズ群3を提供す
ることを容易にしている。
【0066】[数値実施例]以下に本発明の数値実施例
1〜5を示す。各数値実施例ともに表示光学系は表1に
示した数値のものである。また各数値実施例の撮像光学
系の構成は表2〜6に示す通りである。
【0067】表1においては、射出瞳Sの位置を原点
(0,0,0)としたグローバル座標系における位置を
x,y,z及びx軸周りの回転角度(°)で表してい
る。また、表2〜6はS2面のローカル座標(S2面の
関数を定義したx、y、z座標系)によりS5面までは
該S2面ローカル座標上での各面頂点の位置(x,g,
z)及び各面ローカル座標軸のx軸まわりの回転角度
(反時計まわりを正とする)により位置を示し、S5面
以降の面においては面間隔d(S5面ローカル座標系の
z軸方向の面間距離)により次の面までの間隔を示して
いる。その為、S6面以降の各面頂点のS2面ローカル
座標に対する相対位置(x,y,z)は省略した。又、
S6面以降の面Siにおいては、Si−1面ローカル座
標系z軸に対する各面ローカル座標系のz軸のx軸回り
の回転角度をaとし、Si−1面に対してSi面が傾い
ていない。即ち同軸の場合にはaを省略している。
【0068】表中の他の記号はそれぞれtypeが面形
状タイプを示し、FFSは非回転対称面、SPHは球
面、ASPは回転対称非球面を表している。sは面番
号、rは曲率半径、dは面間隔、nd及びvdは屈折率
並びにアッベ数である。
【0069】また、FFS面は以下の定義式により与え
られる形状である。 z=(1/R)*(x2+y2)/(1+(1-(1+C1)*(1/R)2*(x2+y2))(1/2)) +C5*(x2-y2)+ C6*(-1+2*x2+2*y2)+C10*(-2*y+3*x2*y+3*y3)+C11*(3*x2*y-y3)+C12*(x4-6*x2*y2 +y4)+C13*(-3*x2+4*x4+3*y2-4*y4)+C14*(1-6*x2+6*x4-6*y2+12*x2*y2+6*y4)+C20 *(3*y-12*x2*y+10*x4*y-12*y3+20*x2*y3+10*y5)+C21*(-12*x2*y+15*x4*y+4*y3+1 0*x2*y3-5*y5)+C22*(5*x4*y-10*x2*y3+y5)+C23*(x6-15*x4*y2+15*x2*y4-y6)+C24 *(-5*x4+6*x6+30*x2*y2-30*x4*y2-5*y4-30*x2*y4+6*y6)+C25*(6*x2-20*x4+15*x6 -6*y2+15*x4*y2+20*y4-15*x2*y4-15*y6)+C26*(-1+12*x2- 30*x4+20*x6+12*y2-60 *x2*y2+60*x4*y2-30*y4+60*x2*y4+20*y6) ……(8) 尚、表中で不指示の係数は0であるものとする。
【0070】
【外1】
【0071】
【外2】
【0072】
【0073】
【外3】
【0074】
【0075】
【外4】
【0076】
【0077】
【外5】
【0078】
【0079】
【外6】
【0080】
【0081】次に本発明にかかる表示光学系と撮像光学
系の実施例について説明する。 [実施例1]図4は表示光学系101の数値実施例の図
である。表示光学系101を示す表1におけるs1は射
出瞳Sをs2〜5は第2光学素子7の各面を構成してお
り、表示手段8の表示面にあたる面s8からの光を射出
瞳Sに導いている。
【0082】図5は撮像光学系102の数値実施例1の
図である。撮像光学系102を示す表2におけるs1〜
4は第1光学素子の各面であり、面s5,6は偏向手段
4を表すダミーガラスである。また、絞りはs6となっ
ている。面s7〜s18は複合レンズ群3のレンズ群で
あり、面s7,8は第1の非回転対称レンズ、面s1
1,12は第2の非回転対称レンズ、面s17,18は
第3の非回転対称レンズである。その他の面は球面であ
る。表からも分るように、面s7〜s17までは同軸で
構成され、面S18のみが傾いた構成である。
【0083】面s19,s20はフィルター系のダミー
ガラスである。外界からの光を第1光学素子1、偏向手
段4、絞り2、複合レンズ群3、フィルター系5を通し
て撮像面20上に結像させている。
【0084】図4の面s3及び図5の面s2は同一面形
状(但し、z軸の向きが反転しているため、符号が逆に
示されている)であり、接合されて光路分離手段として
作用する。
【0085】[実施例2]図6は撮像光学系102の数
値実施例2の図である。本実施例の撮像光学系102を
示す表3における面s1〜s4は第1光学素子1であ
り、面s5,s6は偏向手段4を表すダミーガラスであ
る。また、絞り2は面s6となっている。面s7〜s1
6は複合レンズ群3の各レンズ面であり、面s9,s1
0は第1の非回転対称レンズ、面s13,s14は第2
の非回転対称レンズ、面s15,s16は第3の非回転
対称レンズである。その他の面は球面である。表からも
分るように、面s7〜s15までは同軸で構成され、面
s16のみが傾いた構成である。
【0086】面s17,s18はフィルター系のダミー
ガラスである。外界からの光を第1光学素子1、偏向手
段4、絞り2、複合レンズ群3、フィルター系5を通し
て撮像面18上に結像させている。
【0087】図4の面s3及び図6の面s2は同一面形
状(但し、z軸の向きが反転しているため、符号が逆に
示されている)であり、接合されて光路分離手段として
作用する。
【0088】[実施例3]図7は撮像光学系102の数
値実施例3の図である。本実施例の撮像光学系102を
示す表4における面s1〜s4は第1光学素子1であ
り、面s5,s6は偏向手段4を表すダミーガラスであ
る。また、絞り2はs6となっている。面s7〜s18
は複合レンズ群3の各レンズ面であり、面s7,s8は
第1の非回転対称レンズ、面s11,s12は第2の非
回転対称レンズ、s17,18は第3の非回転対称レン
ズである。その他の面は球面である。表からも分るよう
に、面s7〜s17までは同軸で構成され、面s18の
みが傾いた構成である。
【0089】面s19,s20はフィルター系のダミー
ガラスである。外界からの光を第1光学素子1、偏向手
段4、絞り2、複合レンズ群3、フィルター系5を通し
て撮像面20上に結像させている。
【0090】図4の面s3及び図7の面s2は同一面形
状(但し、z軸の向きが反転しているため、符号が逆に
示されている)であり、接合されて光路分離手段として
作用する。
【0091】[実施例4]図8は撮像光学系102の数
値実施例4の図である。本実施例の撮像光学系102を
示す表5における面s1〜s4は第1光学素子1であ
り、面s5,s6は偏向手段4を表すダミーガラスであ
る。また、絞り2は面s5となっている。面s7〜s1
9は複合レンズ群3の各レンズ面であり、面s7,s8
は第1の非回転対称レンズ、面s18,s19は第2の
非回転対称レンズである。また、面s11,s12,s
14は回転対称非球面である。その他の面は球面であ
る。表からも分るように、面s7〜s18までは同軸で
構成され、面s19のみが傾いた構成である。
【0092】面s20,s21はフィルター系のダミー
ガラスである。外界からの光を第1光学素子1、偏向手
段4、絞り2、複合レンズ群3、フィルター系5を通し
て撮像面21上に結像させている。図4の面s3及び図
8の面s2は同一面形状(但し、z軸の向きが反転して
いるため、符号が逆に示されている)であり、接合され
て光路分離手段として作用する。
【0093】[実施例5]図9は撮像光学系102の数
値実施例5の図である。本実施例の撮像光学系102を
示す表6における面s1〜s4は第1光学素子1であ
り、面s5,s6は偏向手段4を表すダミーガラスであ
る。また、絞り2は面s5となっている。面s7〜s2
0は複合レンズ群3の各レンズ面であり、面s7,s8
は第1の非回転対称レンズ、面s19,s20は第2の
非回転対称レンズである。また、面s12は回転対称非
球面である。その他の面は球面である。表からも分るよ
うに、面s7〜s19までは同軸で構成され、面s20
のみが傾いた構成である。
【0094】面s21,s22はフィルター系のダミー
ガラスである。外界からの光を第1光学素子1、偏向手
段4、絞り2、複合レンズ群3、フィルター系5を通し
て撮像面22上に結像させている。
【0095】図4の面s3及び図8の面s2は同一面形
状(但し、z軸の向きが反転しているため、符号が逆に
示されている)であり、接合されて光路分離手段として
作用する。
【0096】いずれの構成も撮像面サイズ3.6mm×
2.7mmの撮像素子に対して水平画角47°垂直画角
36°の撮影画角を有している撮像光学系となってい
る。
【0097】図10は本発明の各実施形態の複合表示装
置CSを観察者SAの左右眼用に一対設けるように構成
することにより、両眼式のヘッドマウントディスプレイ
を構成した時の説明図である。
【0098】本発明において、例えば表示素子に表示す
る画像として両眼視差を用いれば立体視が可能な画像観
察システムを構築することができる。
【0099】尚、必ずしも両眼でなく、左右どちらかの
眼用に1ユニットのみ設けた単眼式HMDとしてもよい
ことは勿論である。
【0100】
【発明の効果】本発明によれば薄型・軽量で明るく広画
角の光学系を達成することが容易となり、又該光学系を
用いることで小型・軽量で且つ広画角の画像表示装置や
撮像装置を含む複合表示装置を達成することが容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の複合表示装置の基本構成例を示す断
面図。
【図2】 本発明の複合表示装置における基準光線、ロ
ーカル母線断面、ローカル子線断面等を説明するための
説明図。
【図3】 本発明の複合表示装置の基本構成例の斜視
図。
【図4】 本発明の複合表示装置の表示光学系の数値
例。
【図5】 本発明の複合表示装置の撮像光学系の数値例
1の要部断面図。
【図6】 本発明の複合表示装置の撮像光学系の数値例
2の要部断面図。
【図7】 本発明の複合表示装置の撮像光学系の数値例
3の要部断面図。
【図8】 本発明の複合表示装置の撮像光学系の数値例
4の要部断面図。
【図9】 本発明の複合表示装置の撮像光学系の数値例
5の要部断面図。
【図10】 本発明のヘッドマウントディスプレイの説
明図。
【符号の説明】
1 第1光学素子(光学素子) 2 絞り 3 複合レンズ群 4 偏向手段 5 フィルター素子 6 撮像素子 7 第2光学素子 8 表示手段 E 観察者の眼球 S 瞳 BS 光路分離手段 101 表示光学系 102 撮像光学系 103 シースルー光学系
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 25/00 G02B 25/00 A H04N 5/64 511 H04N 5/64 511A

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一媒質上に入射面、射出面、並びに基
    準光線Riに対して偏心し且つパワーを有する偏心反射面
    を複数有し、該複数の偏心反射面のうちの少なくとも1
    面が透過面と反射面とを兼用した兼用面であり、該入射
    面から入射した光束を該複数の偏心反射面により反射さ
    せて光路を折り畳み該射出面より射出させる光学素子で
    あって、 該光学素子の母線断面合成パワーが負であることを特徴
    とする光学素子。
  2. 【請求項2】 前記複数の偏心反射面のうち、少なくと
    も1面は非回転対称面であることを特徴とする請求項1
    に記載の光学素子。
  3. 【請求項3】 前記射出面が非回転対称面であることを
    特徴とする請求項2に記載の光学素子。
  4. 【請求項4】 前記入射面、射出面、並びに前記複数の
    偏心反射面の全てが非回転対称面であることを特徴とす
    る請求項1に記載の光学素子。
  5. 【請求項5】 前記射出面のローカル母線断面焦点距離
    fypoutとローカル子線断面焦点距離fxpout及び該光学
    素子の母線断面合成焦点距離fyp、子線断面合成焦点
    距離fxpとが |fyp/fypout|<2 ・・・・・・(1) |fxp/fxpout|<2 ・・・・・・(2) を満足するように構成されていることを特徴とする請求
    項3または4に記載の光学素子。
  6. 【請求項6】 前記射出面は、負のパワーを有している
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載
    の光学素子。
  7. 【請求項7】 同一媒質上に入射面、射出面、並びに基
    準光線Riに対して偏心し且つパワーを有する偏心反射面
    を複数有し、該複数の偏心反射面のうちの少なくとも1
    面は透過面と反射面とを兼用した兼用面であり、該入射
    面から入射した光束を該複数の偏心反射面により反射さ
    せて光路を折り畳み該射出面より射出させる光学素子で
    あって、 前記複数の偏心反射面のうち少なくとも1面は非回転対
    称面であり、前記射出面のローカル母線断面焦点距離fy
    poutとローカル子線断面焦点距離fxpout及び該光学素
    子の母線断面合成焦点距離fyp、子線断面合成焦点距
    離fxpとが |fyp/fypout|<2 ・・・・・・(1’) |fxp/fxpout|<2 ・・・・・・(2’) を満足するよう構成されていることを特徴とする光学素
    子。
  8. 【請求項8】 レンズの両面がそれぞれ非回転対称面と
    回転対称面とよりなる少なくとも1枚の非回転対称レン
    ズと、複数の回転対称レンズとを有し、該非回転対称レ
    ンズの回転対称面の光軸と該回転対称レンズの光軸が全
    て略一致していることを特徴とする複合レンズ群。
  9. 【請求項9】 前記非回転対称面のローカル母線断面焦
    点距離fylとローカル子線断面fxlと前記複合レン
    ズ群の母線断面合成焦点距離fyg及び子線断面合成焦
    点距離fxgが、 |fyg/fyl|<1 ・・・・・・(3) |fxg/fxl|<1 ・・・・・・(4) を満足するように構成されていることを特徴とする請求
    項8の複合レンズ群。
  10. 【請求項10】 同一媒質上に入射面、射出面、並びに
    基準光線Riに対して偏心し且つパワーを有する偏心反射
    面を複数有し、該複数の偏心反射面のうちの少なくとも
    1面が透過面と反射面とを兼用した兼用面であり、該入
    射面から入射した光束を該複数の偏心反射面により反射
    させて光路を折り畳み該射出面より射出させており、か
    つ母線断面合成パワーが負である第1光学素子、絞り、 レンズの両面がそれぞれ非回転対称面と回転対称面とよ
    りなる少なくとも1枚の非回転対称レンズと、複数の回
    転対称レンズとを有し、該非回転対称レンズの回転対称
    面の光軸と該回転対称レンズの光軸が全て略一致してい
    る複合レンズ群を有し、 外界からの光を該第1光学素子の該入射面から入射させ
    該複数の偏心反射面により反射させて光路を折り畳み該
    射出面より射出させ、該絞りを通過させた後、前記複合
    レンズ群により屈折させて撮像素子上に結像させるよう
    構成されていることを特徴とする撮像光学系。
  11. 【請求項11】 前記撮像光学系の全系の母線断面合成
    焦点距離をfy、子線断面合成焦点距離をfxとし、前
    記第1光学素子の母線断面合成焦点距離をfyp、子線
    断面合成焦点距離をfxpとするときに、 −1<fy/fyp<0 ・・・・・・(5) −1<fx/fxp<0 ・・・・・・(6) を満足するように構成されていることを特徴とする請求
    項10に記載の撮像光学系。
  12. 【請求項12】 前記第1光学素子と前記絞りとの間、
    若しくは前記絞りと前記複合レンズ群との間に、前記第
    1光学素子の光路を折り畳む方向とは異なる方向に光路
    を折り曲げる偏向手段を有していることを特徴とする請
    求項10に記載の撮像光学系。
  13. 【請求項13】 同一媒質上に入射面、射出面、並びに
    基準光線Riに対して偏心し且つパワーを有する偏心反射
    面を複数有し、該複数の偏心反射面のうちの少なくとも
    1面が透過面と反射面とを兼用した兼用面であり、該入
    射面から入射した光束を該複数の偏心反射面により反射
    させて光路を折り畳み該射出面より射出させており、か
    つ前記複数の偏心反射面のうち少なくとも1面が非回転
    対称面であり、前記射出面のローカル母線断面焦点距離
    fypoutとローカル子線断面焦点距離fxpout及び母線断
    面合成焦点距離fyp、子線断面合成焦点距離fxpと
    が以下の条件式 |fyp/fypout|<2 ・・・・・・(1”) |fxp/fxpout|<2 ・・・・・・(2”) を満足するよう構成されている第1光学素子、絞り、レ
    ンズの両面がそれぞれ非回転対称面と回転対称面とより
    なる少なくとも1枚の非回転対称レンズと、複数の回転
    対称レンズとを有し、該非回転対称レンズの回転対称面
    の光軸と該回転対称レンズの光軸が全て略一致している
    複合レンズ群を有し、外界からの光を該第1光学素子の
    該入射面から入射させ該複数の偏心反射面により反射さ
    せて光路を折り畳み該射出面より射出させ、該絞りを通
    過させた後、前記複合レンズ群により屈折させて撮像素
    子上に結像させるよう構成されていることを特徴とする
    撮像光学系。
  14. 【請求項14】 請求項10に記載の撮像光学系、撮像
    素子、表示手段、同一媒質上に入射面、射出面、並びに
    表示基準光線Rdに対して偏心し且つパワーを有する偏心
    反射面を複数有しており該入射面から入射した光束を該
    複数の偏心反射面により反射させて光路を折り畳み該射
    出面より射出させる第2光学素子を有し、該第2光学素
    子を用いて表示手段からの光を観察者に導いて該表示手
    段上の像の拡大像を提示するよう構成された表示光学系
    を有し、前記第1光学素子の偏心反射面のうちの一面と
    該第2光学素子の偏心反射面のうちの一面とは互いに同
    一形状の光路分離面の表裏面を使用しており、 且つ、該光路分離面は半透過面であり、外界からの光を
    前記第1光学素子の入射面より入射させ該光路分離面を
    透過させて該第2光学素子の射出面より光を射出させて
    観察者に導くシースルー光学系として機能させており、 該シースルー光学系の外界中心と射出瞳中心とを通るシ
    ースルー基準光線をRsとするとき、該表示基準光線Rd
    と、該シースルー基準光線Asとは眼球光軸に略一致し、
    且つ、該シースルー基準光線と前記撮像光学系の基準光
    線Riのそれぞれが外界光軸と略一致していることを特徴
    とする複合表示装置。
  15. 【請求項15】 請求項13に記載の撮像光学系、 撮像素子、 表示手段、 同一媒質上に入射面、射出面、並びに表示基準光線Rdに
    対して偏心し且つパワーを有する偏心反射面を複数有し
    ており該入射面から入射した光束を該複数の偏心反射面
    により反射させて光路を折り畳み該射出面より射出させ
    る第2光学素子を有し、該第2光学素子を用いて表示手
    段からの光を観察者に導いて該表示手段上の像の拡大像
    を提示するよう構成された表示光学系を有し、前記第1
    光学素子の偏心反射面のうちの一面と該第2光学素子の
    偏心反射面のうちの一面とは互いに同一形状の光路分離
    面の表裏面を使用しており、 且つ、該光路分離面は半透過面であり、外界からの光を
    前記第1光学素子の入射面より入射させ該光路分離面を
    透過させて該第2光学素子の射出面より光を射出させて
    観察者に導くシースルー光学系として機能させており、 該シースルー光学系の外界中心と射出瞳中心とを通るシ
    ースルー基準光線をRsとするとき、該表示基準光線R d
    と、該シースルー基準光線Asとは眼球光軸に略一致し、
    且つ、該シースルー基準光線と前記撮像光学系の基準光
    線Riのそれぞれが外界光軸に略一致していることを特徴
    とする複合表示装置。
  16. 【請求項16】 前記撮像光学系の入射瞳を視軸上に展
    開したときの展開入射瞳位置から前記表示光学系の射出
    瞳位置までの距離をDpp、前記表示光学系の射出面か
    ら前記表示光学系の射出瞳までの距離をerとすると
    き、 0.25 < Dpp/er <8.0 ・・・・・・(7) を満足するよう構成されていることを特徴とする請求項
    14又は15に記載の複合表示装置。
  17. 【請求項17】 画像情報を表示した表示手段からの光
    束を観察者の眼球に導光する表示光学系と、外界からの
    光束を撮像素子に結像させる撮像光学系とを有し、光路
    中に設けた光路分離手段によって該表示光学系の観察者
    の眼球に入射する光束の眼球光軸又は該眼球光軸を延長
    した仮想眼球光軸と、該撮像光学系の外界から入射して
    くる光束の外界光軸とを略一致させており該撮像光学系
    は同一媒質上に入射面、射出面、並びに基準光線Riに対
    して偏心し且つパワーを有する偏心反射面を複数有し、
    該複数の偏心反射面のうちの少なくとも1面が透過面と
    反射面とを兼用した兼用面であり、該入射面から入射し
    た光束を該複数の偏心反射面により反射させて光路を折
    り畳み該射出面より射出させており、かつ母線断面合成
    パワーが負である第1光学素子を有していることを特徴
    とする複合表示装置。
  18. 【請求項18】 前記撮像光学系はレンズの両面がそれ
    ぞれ非回転対称面と回転対称面とよりなる少なくとも1
    枚の非回転対称レンズと、複数の回転対称レンズとを有
    し、該非回転対称レンズの回転対称面の光軸と該回転対
    称レンズの光軸が全て略一致している複合レンズ群を有
    し、 外界からの光束を該第1光学素子を介した後、該複合レ
    ンズ群によって該撮像素子上に導光していることを特徴
    とする請求項17の複合表示装置。
  19. 【請求項19】 前記第1光学素子の射出面のローカル
    母線断面焦点距離fypoutとローカル子線断面焦点距離
    fxpout及び該光学素子の母線断面合成焦点距離fy
    p、子線断面合成焦点距離fxpとが |fyp/fypout|<2 ・・・・・・(1) |fxp/fxpout|<2 ・・・・・・(2) を満足するように構成されていることを特徴とする請求
    項18の複合表示装置。
  20. 【請求項20】 前記複合レンズ群の非回転対称面のロ
    ーカル母線断面焦点距離fylとローカル子線断面fx
    lと前記複合レンズ群の母線断面合成焦点距離fyg及
    び子線断面合成焦点距離fxgが、 |fyg/fyl|<1 ・・・・・・(3) |fxg/fxl|<1 ・・・・・・(4) を満足するように構成されていることを特徴とする請求
    項19の複合表示装置。
  21. 【請求項21】 前記撮像光学系の全系の母線断面合成
    焦点距離をfy、子線断面合成焦点距離をfxとし、前
    記第1光学素子の母線断面合成焦点距離をfyp、子線
    断面合成焦点距離をfxpとするときに、 −1<fy/fyp<0 ・・・・・・(5) −1<fx/fxp<0 ・・・・・・(6) を満足するように構成されていることを特徴とする請求
    項20の複合表示装置。
  22. 【請求項22】 前記撮像光学系の入射瞳を視軸上に展
    開したときの展開入射瞳位置から前記表示光学系の射出
    瞳位置までの距離をDpp、前記表示光学系の射出面か
    ら前記表示光学系の射出瞳までの距離をerとすると
    き、 0.25 < Dpp/er <8.0 ・・・・・・(7) を満足するよう構成されていることを特徴とする請求項
    21の複合表示装置。
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