JP2002257232A - 変速操作装置 - Google Patents

変速操作装置

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JP2002257232A
JP2002257232A JP2001054827A JP2001054827A JP2002257232A JP 2002257232 A JP2002257232 A JP 2002257232A JP 2001054827 A JP2001054827 A JP 2001054827A JP 2001054827 A JP2001054827 A JP 2001054827A JP 2002257232 A JP2002257232 A JP 2002257232A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性に優れ、作動速度が速く、しかも装置
全体をコンパクトに構成することができる変速操作装置
を提供する。 【解決手段】 シフトレバーをセレクト方向に作動する
セレクトアクチュエータと、該シフトレバーをシフト方
向に作動するシフトアクチュエータとを有する変速操作
装置であって、セレクトアクチュエータはシフトレバー
に連結され軸方向に摺動可能なコントロールシャフト
と、該コントロールシャフトの外周面に配設された磁石
可動体と、該磁石可動体を包囲して配設された筒状の固
定ヨークと、該固定ヨークの内側に配設されたコイルと
を具備しており、シフトアクチュエータは該コントロー
ルシャフトをシフト方向に回動せしめるロータリソレノ
イドからなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載された
変速機の変速操作を行うための変速操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】変速機の変速操作を行う変速操作装置
は、シフトレバーをセレクト方向に作動するセレクトア
クチュエータと、該シフトレバーをシフト方向に作動す
るシフトアクチュエータとからなっている。このような
セレクトアクチュエータおよびシフトアクチュエータと
しては、一般に空気圧や油圧等の流体圧を作動源とした
流体圧シリンダが用いられている。この流体圧シリンダ
を用いたセレクトアクチュエータおよびシフトアクチュ
エータは、流体圧源と各アクチュエータとを接続する配
管が必要であるとともに、作動流体の流路を切り換える
ための電磁切り換え弁を配設する必要があり、これらを
配置するためのスペースを要するとともに、装置全体の
重量が重くなるという問題がある。また近年、圧縮空気
源や油圧源を具備していない車両に搭載する変速機の変
速操作装置として、電動モータによって構成したセレク
トアクチュエータおよびシフトアクチュエータが提案さ
れている。電動モータによって構成したセレクトアクチ
ュエータおよびシフトアクチュエータは、流体圧シリン
ダを用いたアクチュエータのように流体圧源と接続する
配管や電磁切り換え弁を用いる必要がないので、装置全
体をコンパクトで且つ軽量に構成することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電動モータを用いたア
クチュエータにおいては、所定の作動力を得るために減
速機構が必要となる。この減速機構としては、ボールネ
ジ機構を用いたものと、歯車機構を用いたものが提案さ
れている。これらボールネジ機構および歯車機構を用い
たアクチュエータは、ボールネジ機構および歯車機構の
耐久性および電動モータの耐久性、作動速度において必
ずしも満足し得るものではない。
【0004】本発明は上記事実に鑑みてなされたもの
で、その主たる技術的課題は、耐久性に優れ、作動速度
が速く、しかも装置全体をコンパクトに構成することが
できる変速操作装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記主
たる技術的課題を解決するために、シフトレバーをセレ
クト方向に作動するセレクトアクチュエータと、該シフ
トレバーをシフト方向に作動するシフトアクチュエータ
とを有する変速操作装置において、該セレクトアクチュ
エータは、該シフトレバーに連結され軸方向に摺動可能
なコントロールシャフトと、該コントロールシャフトの
外周面に配設された磁石可動体と、該磁石可動体を包囲
して配設された筒状の固定ヨークと、該固定ヨークの内
側に配設されたコイルとを具備しており、該シフトアク
チュエータは、該コントロールシャフトをシフト方向に
回動せしめるロータリソレノイドからなっている、こと
を特徴とする変速操作装置が提供される。
【0006】また、本発明においては、上記セレクトア
クチュエータを構成する上記コイルが軸方向に併設され
た一対のコイルによって構成されており、上記セレクト
アクチュエータを構成する上記磁石可動体が上記コント
ロールシャフトの外周面に装着され軸方向両端面に磁極
を備えた環状の永久磁石と、該永久磁石の軸方向外側に
それぞれ配設された可動ヨークとによって構成されてい
る、変速操作装置が提供される。
【0007】更に、本発明においては、上記セレクトア
クチュエータを構成する上記磁石可動体が上記コントロ
ールシャフトの外周面に装着された可動ヨークと、該可
動ヨークの外周面に装着され外周面および内周面に磁極
を備えた環状の永久磁石とを具備しており、該可動ヨー
クが上記永久磁石が装着される筒状部と該筒状部の両端
に設けられた環状の鍔部とを備え、該鍔部の外周面が該
固定ヨークの内周面に近接して構成されている、変速操
作装置が提供される。
【0008】また、本発明においては、上記セレクトア
クチュエータを構成する上記磁石可動体が上記コントロ
ールシャフトの外周面に装着された中間ヨークと、該中
間ヨークを挟んで両側にそれぞれ配設され軸方向両端面
に磁極を備えた環状の一対の永久磁石と、該一対の永久
磁石のそれぞれ軸方向外側にそれぞれ配設されたの可動
ヨークとを具備しており、該可動ヨークが該固定ヨーク
の内周面に近接して構成される環状の鍔部を備えてい
る、変速操作装置が提供される。上記一対の永久磁石
は、互いに対向する端面に同極が形成されていることが
望ましい。
【0009】また、本発明においては、上記セレクトア
クチュエータが上記コイルに供給する電力量に対応して
上記コントロールシャフトに発生する推力に応じてコン
トロールシャフトの作動位置を規制するセレクト位置規
制手段を具備している、変速操作装置が提供される。
【0010】更に、本発明においては、上記シフトアク
チュエータを構成するロータリソレノイドが上記コント
ロールシャフトと同一軸線上に配設され、ロータリソレ
ノイドのロータがコントロールシャフトに軸方向に相対
移動可能に装着されている、変速操作装置が提供され
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に従って構成された
変速操作装置の好適実施形態を図示している添付図面を
参照して、更に詳細に説明する。
【0012】図1は本発明に従って構成された変速操作
装置の第1の実施形態を示す断面図、図2は図1におけ
るA−A線断面図、図3は図1におけるB−B線断面図
である。第1の実施形態における変速操作装置2は、セ
レクトアクチュエータ3とシフトアクチュエータ5とか
ら構成されている。図示の実施形態におけるセレクトア
クチュエータ3は、円筒状に形成された2個のケーシン
グ31、32を具備している。この2個のケーシング3
1、32内にはコントロールシャフト33が軸方向に摺
動可能でかつ回転可能に配設されている。このコントロ
ールシャフト33はステンレス鋼等の非磁性材によって
構成されており、ケーシング31内に配置された部分に
シフトレバー34が装着されている。このシフトレバー
34は、その基部340にコントロールシャフト33の
外径と対応する内径を有する装着穴341が形成されて
おり、この装着穴341をコントロールシャフト33に
嵌合し固定ボルト35によって固定される。シフトレバ
ー34の先端部は、ケーシング31の下側に形成された
開口311を挿通して下方に延び、第1のセレクト位置
SP1、第2のセレクト位置SP2、第3のセレクト位
置SP3、第4のセレクト位置SP4に配設された図示
しない変速機のシフト機構を構成するシフトブロック3
01、302、303、304と適宜係合するようにな
っている。
【0013】上記コントロールシャフト33のケーシン
グ32内に配置された部分には、磁石可動体36が配設
されている。この磁石可動体36は、コントロールシャ
フト33の外周面に装着され軸方向両端面に磁極を備え
た環状の永久磁石361と、該永久磁石361の軸方向
外側にそれぞれ配設された一対の可動ヨーク362、3
63とによって構成されている。図示の実施形態におけ
る永久磁石361は、図1において右端面がN極に着磁
され、図1において左端面がS極に着磁されている。上
記一対の可動ヨーク362、363は、磁性材によって
環状に形成されている。このように構成された磁石可動
体36は、その両側にそれぞれ配設されコントロールシ
ャフト33に装着されたスナップリング37、37に位
置決めされ、軸方向の移動が規制されている。磁石可動
体36の外周側には、磁石可動体36を包囲して一対の
コイル39、40が配設されている。この一対のコイル
39、40は、合成樹脂等の非磁性材によって形成され
上記ケーシング32の内周面に装着されたボビン41に
捲回されている。なお、一対のコイル40、41は、図
示しない電源回路に接続するようになっている。また、
コイル40の軸方向長さは、上記第1のセレクト位置S
P1から第4のセレクト位置SP4までのセレクト長さ
と可動ヨーク363の長さを足した長さに略対応した長
さに設定されている。上記一対のコイル39、40を包
囲しているケーシング32は、磁性材によって筒状に形
成されており、図示の実施形態においては固定ヨークと
して機能する。なお、ケーシング32の図1において右
端部には段部321が設けられており、この段部321
に上記一対のコイル39、40を捲回したボビン41の
右端を当接して位置決めする。また、ボビン41の図1
において左端はケーシング32の内側に嵌合されたスリ
ーブ42によって位置決めされている。このスリーブ4
2はケーシング31とケーシング32との間に配設され
た非磁性材からなる中間壁43によって位置規制されて
いる。
【0014】第1の実施形態におけるセレクトアクチュ
エータ3は以上のように構成されており、上記コントロ
ールシャフト33に配設された磁石可動体36と固定ヨ
ークとして機能するケーシング32および一対のコイル
39、40とによって構成されるリニアモータの原理に
よって作動する。以下その作動について図4を参照して
説明する。第1の実施形態におけるセレクトアクチュエ
ータ3においては、図4の(a)および図4の(b)に
示すように永久磁石361のN極、一方の可動ヨーク3
62、一方のコイル39、固定ヨークとして機能するケ
ーシング32、他方のコイル40、他方の可動側ヨーク
363、永久磁石361のS極を通る磁気回路368が
形成される。このような状態において、一対のコイル3
9、40に図4の(a)で示す方向にそれぞれ反対方向
の電流を流すと、フレミングの左手の法則に従って、磁
石可動体36即ちコントロールシャフト33には図4の
(a)において矢印で示すように右方に推力が発生す
る。一方、一対のコイル39、40に図4の(b)で示
すように図4の(a)と反対方向に電流を流すと、フレ
ミングの左手の法則に従って、磁石可動体36即ちコン
トロールシャフト33には図4の(b)において矢印で
示すように左方に推力が発生する。上記磁石可動体36
即ちコントロールシャフト33に発生する推力の大きさ
は、一対のコイル39、40に供給する電力量によって
決まる。
【0015】図示の実施形態におけるセレクトアクチュ
エータ3は、上記磁石可動体36即ちコントロールシャ
フト33に作用する推力の大きさと協働してシフトレバ
ー34を上記第1のセレクト位置SP1、第2のセレク
ト位置SP2、第3のセレクト位置SP3、第4のセレ
クト位置SP4に位置規制するための第1のセレクト位
置規制手段45および第2のセレクト位置規制手段46
を具備している。第1のセレクト位置規制手段45は、
上記シフトレバー34の基部340の右側においてケー
シング31内の中央壁312と右側壁313との間に配
設されている。図において右端にばね座451aを備え
た外筒451と、該外筒451の図において左端部内周
に装着されたスナップリング452と、外筒451内に
配設され外周部に形成されたばね座453aと中間に形
成された嵌合部453bと内周部に形成された当接部4
53cとを有する移動リング453と、該移動リング4
53のばね座453aと外筒451のばね座451aと
の間に配設された圧縮コイルばね454とからなってい
る。
【0016】以上のように構成された第1のセレクト位
置規制手段45は、図1に示す状態から上記一対のコイ
ル39、40に例えば2.4Vの電圧で図4の(a)に
示すように電流を流すと、磁石可動体36即ちコントロ
ールシャフト33が図1において右方に移動し、コント
ロールシャフト33に装着されたシフトレバー34の基
部340の図1において右端が移動リング453の当接
部453cに当接して位置規制される。この状態におい
ては、磁石可動体36即ちコントロールシャフト33に
装着されたシフトレバー34に作用する推力よりコイル
ばね454のばね力の方が大きくなるように設定されて
おり、このため、移動リング453の当接部453cに
当接したシフトレバー34は移動リング453に当接し
た位置に停止せしめられる。このとき、シフトレバー3
4は、第2のセレクト位置SP2に位置付けされる。次
に、上記一対のコイル39、40に例えば4.8Vの電
圧で図4の(a)に示すように電流を流すと、磁石可動
体36即ちコントロールシャフト33に作用する推力が
コイルばね454のばね力より大きくなるように設定さ
れており、このため、コントロールシャフト33に装着
されたシフトレバー34は、基部340が移動リング4
53の当接部453cと当接した後にコイルばね454
のばね力に抗して図1において右方に移動し、シフトレ
バー34の先端部が上記シフトブロック301の側壁に
当接した位置で停止される。このとき、シフトレバー3
4は、第1のセレクト位置SP1に位置付けされる。
【0017】次に、上記第2のセレクト位置規制手段4
6について説明する。第2のセレクト位置規制手段46
は、上記シフトレバー34の基部340の左側において
ケーシング31内の中央壁312と左側壁314との間
に配設されている。図において左端にばね座461aを
備えた外筒461と、該外筒461の図において右端部
内周に装着されたスナップリング462と、外筒461
内に配設され外周部に形成されたばね座463aと中間
に形成された嵌合部463bと内周部に形成された当接
部463cとを有する移動リング463と、該移動リン
グ463のばね座463aと外筒461のばね座461
aとの間に配設された圧縮コイルばね464とからなっ
ている。
【0018】以上のように構成された第2のセレクト位
置規制手段46は、図1に示す状態から上記一対のコイ
ル39、40に例えば2.4Vの電圧で図4の(b)に
示すように電流を流すと、磁石可動体36即ちコントロ
ールシャフト33が図1において左方に移動し、コント
ロールシャフト33に装着されたシフトレバー34の基
部340の図1において左端が移動リング463の当接
部463cに当接して位置規制される。この状態におい
ては、磁石可動体36即ちコントロールシャフト33に
装着されたシフトレバー34に作用する推力よりコイル
ばね464のばね力の方が大きくなるように設定されて
おり、このため、移動リング463の当接部463cに
当接したシフトレバー34は移動リング463に当接し
た位置に停止せしめられる。このとき、シフトレバー3
4は、第2のセレクト位置SP3に位置付けされる。次
に、上記一対のコイル39、40に例えば4.8Vの電
圧で図4の(b)に示すように電流を流すと、磁石可動
体36即ちコントロールシャフト33に作用する推力が
コイルばね464のばね力より大きくなるように設定さ
れており、このため、コントロールシャフト33に装着
されたシフトレバー34は、基部340が移動リング4
63の当接部463cと当接した後にコイルばね464
のばね力に抗して図1において左方に移動し、シフトレ
バー34の先端部が上記シフトブロック304の側壁に
当接した位置で停止される。このとき、シフトレバー3
4は、第1のセレクト位置SP4に位置付けされる。以
上のように、図示の実施形態においては第1のセレクト
位置規制手段45および第2のセレクト位置規制手段4
6を設けたので、一対のコイル39、40に供給する電
力量を制御することにより、位置制御することなくシフ
トレバー34を所定のセレクト位置に位置付けることが
可能となる。
【0019】以上のように、変速操作装置2を構成する
第1の実施形態におけるセレクトアクチュエータ3は、
シフトレバー34を装着したコントロールシャフト33
が磁石可動体36と固定ヨークとして機能するケーシン
グ32および一対のコイル39、40とによって構成さ
れるリニアモータの原理によって作動するので、回転機
構がないため耐久性が向上するとともに、電動モータを
用いたアクチュエータのようにボールネジ機構や歯車機
構からなる減速機構が不要となるので、コンパクトに構
成することができるとともに、作動速度を速くすること
ができる。
【0020】次に、変速操作装置2を構成するセレクト
アクチュエータの第2の実施形態について、図6および
図7を参照して説明する。図6に示す第2の実施形態に
おけるセレクトアクチュエータ3aは、コントロールシ
ャフト33に配設される磁石可動体36aおよび固定ヨ
ークとして機能するケーシング32の内側に配設された
コイル39aが上記第1の実施形態におけるセレクトア
クチュエータ3の磁石可動体36および一対のコイル3
9、40と相違するが、その他の構成部材は上記第1の
実施形態におけるセレクトアクチュエータ3と実質的に
同一でよい。従って、図6には第1の実施形態における
セレクトアクチュエータ3と相違する要部のみを示すと
ともに、第1の実施形態におけるセレクトアクチュエー
タ3を構成する各構成部材と同一部材には同一符号を付
してある。
【0021】第2の実施形態におけるセレクトアクチュ
エータ3aは、固定ヨークとして機能するケーシング3
2の内側に配設されたコイル39aが1個によって構成
されている。このコイル39aの軸方向長さは、上記第
1のセレクト位置SP1から第4のセレクト位置SP4
までのセレクト長さと永久磁石364aの長さを足した
長さに略対応した長さに設定されている。
【0022】磁石可動体36aは、コントロールシャフ
ト33の外周面に装着された可動ヨーク360aと、該
可動ヨーク360aの外周面に上記コイル39aの内周
面と対向して配設された環状の永久磁石364aとを具
備している。可動ヨーク360aは磁性材によって形成
され、永久磁石364aが装着される筒状部361a
と、該筒状部361aの両端にそれぞれ設けられた環状
の鍔部362a、363aとを有しており、鍔部362
a、363aの外周面が上記固定ヨークとして機能する
ケーシング32の内周面に近接して構成されている。鍔
部362a、363aの外周面と固定ヨークとして機能
するケーシング32の内周面との隙間は小さいほど望ま
しいが、製作誤差等を考慮して図示の実施形態において
は0.5mmに設定されている。このように構成された
可動ヨーク360aは、その両側にそれぞれ配設されコ
ントロールシャフト33に装着されたスナップリング3
65a、365aに位置決めされ、軸方向の移動が規制
されている。上記永久磁石364aは、外周面および内
周面に磁極を備えており、図示の実施形態においては外
周面にN極が内周面にS極が形成されている。このよう
に形成された永久磁石364aは、可動ヨーク360a
の筒状部361aの外周面に装着されており、その両側
にそれぞれ配設され筒状部361aに装着されたスナッ
プリング366a、366aによって軸方向移動が規制
されている。
【0023】第2の実施形態におけるセレクトアクチュ
エータ3aは以上のように構成されており、以下その作
動について図7を参照して説明する。第2の実施形態に
おけるセレクトアクチュエータ3aにおいては、図7の
(a)および図7の(b)に示すように永久磁石364
aによる第1の磁束回路368aおよび第2の磁束回路
369aが形成される。即ち、第2の実施形態における
セレクトアクチュエータ3aにおいては、永久磁石36
4aのN極、コイル39a、固定ヨーク32、可動側ヨ
ーク360aの鍔部362a、可動ヨーク360aの筒
状部361a、永久磁石364aのS極を通る第1の磁
気回路368aと、永久磁石364aN極、コイル39
a、固定ヨーク32、可動側ヨーク360aの鍔部36
3a、可動ヨーク360aの筒状部361a、永久磁石
364aのS極を通る第2の磁気回路369aが形成さ
れる。このような状態において、コイル39aに図7の
(a)で示す方向に電流を流すと、磁石可動体36a即
ちコントロールシャフト33には図7の(a)において
矢印で示すように左方に推力が発生する。一方、コイル
39aに図7の(b)で示すように図7の(a)と反対
方向に電流を流すと、磁石可動体36a即ちコントロー
ルシャフト33には図7の(b)において矢印で示すよ
うに右方に推力が発生する。第2の実施形態におけるセ
レクトアクチュエータ3aは、図7の(a)および図7
の(b)に示すように永久磁石364aによる第1の磁
束回路368aおよび第2の磁束回路369aが形成さ
れ、固定ヨーク32の内周面と可動側ヨーク360aの
鍔部362aおよび363aの外周面とが近接して構成
されているので、磁束に対する大きなエアーギャップが
コイル39aのみとなる。従って、図示の実施形態のお
けるセレクトアクチュエータ3aは、永久磁石364a
による磁束回路中のエアーギャップを可及的に小さくす
ることができ、大きな推力を得ることができる。
【0024】次に、変速操作装置2を構成するセレクト
アクチュエータの第3の実施形態について、図8および
図9を参照して説明する。図8に示す第3の実施形態に
おけるセレクトアクチュエータ3bは、コントロールシ
ャフト33に配設される磁石可動体36bが上記第2の
実施形態におけるセレクトアクチュエータ3aの磁石可
動体36aと相違するが、その他の構成部材は上記第2
の実施形態におけるセレクトアクチュエータ3bと実質
的に同一でよい。従って、図8には第2の実施形態にお
けるセレクトアクチュエータ3aと相違する要部のみを
示すとともに、第2の実施形態におけるセレクトアクチ
ュエータ3aを構成する各構成部材と同一部材には同一
符号を付してある。
【0025】第3の実施形態におけるセレクトアクチュ
エータ3bは、固定ヨークとして機能するケーシング3
2の内側に配設されたコイル39bが上記第2の実施形
態におけるセレクトアクチュエータ3aと同様に1個に
よって構成されている。このコイル39bの軸方向長さ
は、上記第1のセレクト位置SP1から第4のセレクト
位置SP4までのセレクト長さと中間ヨーク261bの
長さを足した長さに略対応した長さに設定されている。
【0026】磁石可動体36bは、コントロールシャフ
ト33の外周面に上記コイル39bの内周面と対向して
配設された中間ヨーク361bと、該中間ヨーク361
bを挟んで両側にそれぞれ配設された一対の永久磁石3
62b、363bと、該一対の永久磁石362b、36
3bのそれぞれ軸方向外側にそれぞれ配設された一対の
可動ヨーク364b、365bとを具備している。中間
ヨーク361bは、磁性材によって環状に形成されてい
る。上記一対の永久磁石362b、363bは、軸方向
両端面に磁極を備えており、図示の実施形態においては
互いに対向する端面にN極が形成され、互いに軸方向外
側端面にS極が形成されている。上記一対の可動ヨーク
364b、365bはそれぞれ磁性材によって形成さ
れ、それぞれ筒状部364c、365cと、該筒状部3
64c、365cのそれぞれ軸方向外側端に設けられた
環状の鍔部364d、365dとを有しており、鍔部3
64d、365dの外周面が上記固定ヨークとして機能
するケーシング32の内周面に近接して構成されてい
る。鍔部364d、365dの外周面と固定ヨークとし
て機能するケーシング32の内周面との隙間は、上記第
2の実施形態おける磁石式アクチュエータ3aと同様に
0.5mmに設定されている。なお、上記一対の可動ヨ
ーク364b、365bは、図示の実施形態においては
それぞれ筒状部364c、365cと鍔部364d、3
65dとによって構成した例を示したが、外周面が上記
固定ヨーク32の内周面に近接する鍔部のみによって構
成してもよい。このように構成された一対の可動ヨーク
364b、365bは、その両側にそれぞれ配設されコ
ントロールシャフト33に装着されたスナップリング3
66b、366bに位置決めされ、軸方向の移動が規制
されている。
【0027】第3の実施形態におけるセレクトアクチュ
エータ3bは以上のように構成されており、以下その作
動について図9を参照して説明する。第3の実施形態に
おけるセレクトアクチュエータ3bにおいては、図9の
(a)および図9の(b)に示すように一対の永久磁石
362b、363bによる第1の磁束回路368bおよ
び第2の磁束回路369bが形成される。即ち、図示の
実施形態におけるセレクトアクチュエータ3bにおいて
は、永久磁石362bのN極、中間ヨーク361b、コ
イル39b、固定ヨークとして機能するケーシング3
2、可動ヨーク364bの鍔部364d、可動ヨーク3
64bの筒状部364c、永久磁石362bのS極を通
る第1の磁気回路368bと、永久磁石363bのN
極、中間ヨーク361b、コイル39b、固定ヨークと
して機能するケーシング32、可動ヨーク365bの鍔
部365d、可動ヨーク365bの筒状部365c、永
久磁石363bのS極を通る第2の磁気回路369bが
形成される。このような状態において、コイル39bに
図9の(a)で示す方向に電流を流すと、磁石可動体3
6b即ちコントロールシャフト33には図9の(a)に
おいて左方に推力が発生する。一方、コイル39bに図
9の(b)で示すように図9の(a)と反対方向に電流
を流すと、磁石可動体36b即ちコントロールシャフト
33には図9の(b)において右方に推力が発生する。
【0028】以上のように、第3の実施形態におけるセ
レクトアクチュエータ3bは、一対の永久磁石362
b、363bが中間ヨーク361bを挟んで配設され、
この一対の永久磁石362b、363bの互いに対向す
る端面にN極が形成されているので、両永久磁石362
b、363bから出た磁束は互いに反発しつつコイル3
9bに向かう。従って、第3の実施形態におけるセレク
トアクチュエータ3bにおいては、磁束がコイル39b
を直交する状態で通過するため、磁石可動体36b即ち
コントロールシャフト33に発生する推力を大きくする
ことができる。なお、一対の永久磁石362b、363
bの互いに対向する端面にはS極を形成してもよい。即
ち、一対の永久磁石362b、363bの互いに対向す
る端面が同極に形成されていることが望ましい。また、
第3の実施形態におけるセレクトアクチュエータ3bに
おいては、図9の(a)および図9の(b)に示すよう
に一対の永久磁石362b、363bによる第1の磁束
回路368bおよび第2の磁束回路369bが形成さ
れ、固定ヨークとして機能するケーシング32の内周面
と一対の可動ヨーク364b、365bの鍔部364
d、365dの外周面とが近接して構成されているの
で、磁束に対する大きなエアーギャップがコイル39b
のみとなる。従って、第3の実施形態のおける磁石式ア
クチュエータ3bは、一対の永久磁石362b、363
bによる磁束回路中のエアーギャップを可及的に小さく
することができ、大きな推力を得ることができる。
【0029】次に、シフトアクチュエータ5について、
主に図1および図3を参照して説明する。図示の実施形
態におけるシフトアクチュエータ5は、上記コントロー
ルロッド33と同一軸線上に配設されており、上記セレ
クトアクチュエータを構成するケーシング32の図1に
おいて右端に連結されたケーシング50を具備してい
る。このケーシング50は、ステンレス鋼やアルミ合金
等の非磁性材によって形成された基盤51と、該基盤5
1の図1において右側に装着されるアルミ合金等の非磁
性材によって形成されたカップ状のカバー部材52とに
よって構成されている。このように構成されたケーシン
グ50内にシフトアクチュエータ5の駆動機構を構成す
る正転方向および逆転方向に所定角度回動可能な両方向
ロータリーソレノイド60が配設されている。ロータリ
ーソレノイド60は、上記コントロールロッド33と同
一軸線上に配設されている。このロータリーソレノイド
60は、上記基盤51に連結ピン61、61によって装
着されたベース62を具備している。このベース62は
磁性材によって形成され、第1のステータ621と第2
のステータ622を備えている。第1のステータ621
には合成樹脂等の非磁性材によって形成されたボビン6
31に捲回された第1のコイル641が装着されてお
り、第2のステータ622には合成樹脂等の非磁性材に
よって形成されたボビン632に捲回された第2のコイ
ル642が装着されている。第1のコイル641および
第2のコイル642の内側にはベース62に装着された
非磁性材からなる筒状の支持部材65が配設されてい
る。
【0030】上記ベース62を構成する第1のステータ
621および第2のステータ622の図1において右側
にはロータ70が配設されている。このロータ70は、
ロータ本体71と該ロータ本体71に装着された第1の
永久磁石72および第2の永久磁石73とからなってい
る。ロータ本体71は磁性材によって円盤状に形成され
ており、中心部に正方形の嵌合穴711を備えている。
このように構成されたロータ本体71は、上記ケーシン
グ50を構成するカバー部材52と支持部材65に軸受
73、74を介して回転可能に支持されている。また、
ロータ本体71の中心部に形成された正方形の嵌合穴7
11には、上記コントロールシャフト33の図1におい
て右端部に断面形状が正方形に形成された嵌合部331
が嵌合される。従って、ロータ本体71とコントロール
シャフト33とは、軸方向には相対的に摺動可能である
が、回転方向には一体的に回動する。ロータ本体71の
上記第1のステータ621および第2のステータ622
と対向する面には第1の永久磁石72および第2の永久
磁石73が装着されている。この第1の永久磁石72
は、第1のステータ621および第2のステータ622
と対向する側の面がN極に着磁され、ロータ本体71側
の面がS極に着磁されている。また、第2の永久磁石7
3は、第1のステータ621および第2のステータ62
2と対向する側の面がS極に着磁され、ロータ本体71
側の面がN極に着磁されている。
【0031】図示の実施形態におけるシフトアクチュエ
ータ5は以上のように構成されており、その作動につい
て図3および図5の(a)〜(f)を参照して説明す
る。図3は、ロータリーソレノイド60を構成するロー
タ70のロータ本体71に装着された第1の永久磁石7
2と第2の永久磁石73が第1のステータ621と第2
のステータ622の間に位置付けられ、第1のコイル6
41および第2のコイル642への通電が遮断されたO
FF状態を示すものである。シフトレバー34が図2で
示すニュートラル状態のとき、シフトアクチュエータ5
は図3に示す位置に位置付けられるように構成されてい
る。
【0032】シフトアクチュエータ5は、図3の状態か
ら第1のステータ621がN極になるように第1のコイ
ル641に電圧を印加するとともに、第2のステータ6
22がS極になるように第2のコイル642に電圧を印
加すると、図5の(a)に示すようにロータ60には反
時計方向(正転方向)に回動するトルクが発生する。即
ち、第1の永久磁石72のN極と第1のステータ621
のN極および第2の永久磁石73のS極と第2のステー
タ622のS極が反発し、第1の永久磁石72のN極と
第2のステータ622のS極および第2の永久磁石73
のS極と第1のステータ621のN極とが吸引しあっ
て、ロータ70は図5の(a)において反時計方向(正
転方向)に回動するトルクを発生する。そして、ロータ
70は図5の(b)で示すように略60度の角度回動し
た時点で図示しないストッパーによって停止されるとと
もに、この状態で第1のコイル641および第2のコイ
ル642への通電が遮断(OFF)される。このときの
シフトアクチュエータ5の作動は、シフトレバー34を
図2において矢印34aで示す一方のシフト方向に作動
せしめる。
【0033】一方、シフトアクチュエータ5は、図5の
(a)状態から第1のステータ621がS極になるよう
に第1のコイル641に電圧を印加するとともに、第2
のステータ622がN極になるように第2のコイル64
2に電圧を印加すると、図5の(c)に示すようにロー
タ70には時計方向(逆転方向)に回動するトルクが発
生する。即ち、第1の永久磁石72のN極と第2のステ
ータ622のN極および第2の永久磁石73のS極と第
1のステータ621のS極が反発し、第1の永久磁石7
2のN極と第1のステータ621のS極および第2の永
久磁石73のS極と第2のステータ622のN極とが吸
引しあって、ロータ70は図5の(c)において時計方
向(逆転方向)に回動するトルクを発生する。そして、
ロータ70は図5の(d)で示すように略60度の角度
回動した時点で図示しないストッパーによって停止され
るとともに、この状態で第1のコイル621および第2
のコイル622への通電が遮断(OFF)される。この
ときのシフトアクチュエータ5の作動は、シフトレバー
34を図2において矢印34bで示す他方のシフト方向
に作動せしめる。
【0034】次に、図5の(b)で示す一方のシフト方
向へのギヤイン状態からギヤ抜きシフト動作を行う場合
は、図5の(e)で示すように第1のステータ621が
S極になるように第1のコイル641に電圧を印加する
とともに、第2のステータ622がN極になるように第
2のコイル642に電圧を印加する。この結果、第1の
永久磁石72のN極と第2のステータ622のN極およ
び第2の永久磁石73のS極と第1のステータ621の
S極が反発して時計方向(逆転方向)に回動するトルク
が発生する。そして、ロータ70が図5の(a)位置ま
で回動した時点で第1のコイル641および第2のコイ
ル642への通電が遮断(OFF)される。
【0035】また、図5の(d)で示す他方のシフト方
向へのギヤイン状態からギヤ抜きシフト動作を行う場合
は、図5の(f)で示すように第1のステータ621が
N極になるように第1のコイル641に電圧を印加する
とともに、第2のステータ622がS極になるように第
2のコイル642に電圧を印加する。この結果、第1の
永久磁石72のN極と第1のステータ621のN極およ
び第2の永久磁石73のS極と第2のステータ622の
S極が反発して反時計方向(正転方向)に回動するトル
クが発生する。そして、ロータ70が図5の(a)位置
まで回動した時点で第1のコイル641および第2のコ
イル642への通電が遮断(OFF)される。
【0036】以上のように、変速操作装置2を構成する
シフトアクチュエータ5は、シフトレバー34を装着し
たコントロールシャフト33をシフト方向に回動するた
めの駆動手段をロータリーソレノイドによって構成した
ので、回転機構がないため耐久性が向上するとともに、
電動モータを用いたアクチュエータのようにボールネジ
機構や歯車機構からなる減速機構が不要となり、コンパ
クトに構成することができるとともに、作動速度を速く
することができる。しかも、変速操作装置を構成するセ
レクトアクチュエータ3とシフトアクチュエータ5は、
同一軸線上に配置されるので、極めてコンパクトな変速
操作装置2を構成することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明による変速操作装置は以上のよう
に構成されているので、以下に述べる作用効果を奏す
る。
【0038】即ち、本発明によれば、変速操作装置を構
成するセレクトアクチュエータは、シフトレバーを装着
したコントロールシャフトが磁石可動体と固定ヨークお
よびコイルとによって構成されるリニアモータの原理に
よって作動するので、回転機構がないため耐久性が向上
するとともに、電動モータを用いたアクチュエータのよ
うにボールネジ機構や歯車機構からなる減速機構が不要
となり、コンパクトに構成することができるとともに、
作動速度を速くすることができる。また、変速操作装置
を構成するシフトアクチュエータは、コントロールシャ
フトをシフト方向に回動せしめるロータリソレノイドか
らなっているので、回転機構がないため耐久性が向上す
るとともに、電動モータを用いたアクチュエータのよう
にボールネジ機構や歯車機構からなる減速機構が不要と
なるので、コンパクトに構成することができるととも
に、作動速度を速くすることができる。しかも、変速操
作装置を構成するセレクトアクチュエータとシフトアク
チュエータは、同一軸線上に配置されるので、極めてコ
ンパクトな変速操作装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された変速操作装置の第1
の実施形態を示す断面図。
【図2】図1におけるA−A線断面図。
【図3】図1におけるB−B線断面図。
【図4】図1に示す変速操作装置を構成するセレクトア
クチュエータの作動説明図。
【図5】図1に示す変速操作装置を構成するシフトアク
チュエータの作動説明図。
【図6】本発明に従って構成された変速操作装置の第2
の実施形態を示すもので、セレクトアクチュエータの要
部断面図。
【図7】図6に示す変速操作装置を構成するセレクトア
クチュエータの作動説明図。
【図8】本発明に従って構成された変速操作装置の第3
の実施形態を示すもので、セレクトアクチュエータの要
部断面図。
【図9】図8に示す変速操作装置を構成するセレクトア
クチュエータの作動説明図。
【符号の説明】
2:変速操作装置 3:セレクトアクチュエータ(第1の実施形態) 3a:セレクトアクチュエータ(第2の実施形態) 3b:セレクトアクチュエータ(第3の実施形態) 31、32:ケーシング 33:コントロールシャフト 34:シフトレバー 35:シフトスリーブ 36:磁石可動体 361:永久磁石 362、363:可動ヨーク 36a:磁石可動体 360a:可動ヨーク 364a:永久磁石 36b:磁石可動体 361b:中間ヨーク 362b、363b:永久磁石 364b、365b:可動ヨーク 39、40:イル 39a:イル 39b:イル 45:第1のセレクト位置規制手段 46:第2のセレクト位置規制手段 5:シフトアクチュエータ 50:ケーシング 51:ケーシングの基盤 52:ケーシングのカバー部材 60:ロータリソレノイド 62:ベース 621:第1のステータ 622:第2のステータ 641:第1のイル 622:第2のイル 70:ロータ 71:ロータ本体 72:第1の永久磁石 73:第2の永久磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D040 AA03 AA22 AB01 AC07 AC24 AC36 AC42 AC45 AC55 AD11 AE19 AF10 AF11 AF26 3J067 AA21 AB22 BA52 DB34 FA84 FB71 FB83 FB85 GA01 5E048 AB06 AD21 5H633 BB03 BB15 GG02 GG05 HH03 HH04 HH07 JA02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シフトレバーをセレクト方向に作動する
    セレクトアクチュエータと、該シフトレバーをシフト方
    向に作動するシフトアクチュエータとを有する変速操作
    装置において、 該セレクトアクチュエータは、該シフトレバーに連結さ
    れ軸方向に摺動可能なコントロールシャフトと、該コン
    トロールシャフトの外周面に配設された磁石可動体と、
    該磁石可動体を包囲して配設された筒状の固定ヨーク
    と、該固定ヨークの内側に配設されたコイルとを具備し
    ており、 該シフトアクチュエータは、該コントロールシャフトを
    シフト方向に回動せしめるロータリソレノイドからなっ
    ている、 ことを特徴とする変速操作装置。
  2. 【請求項2】 該セレクトアクチュエータの該コイル
    は、軸方向に併設された一対のコイルによって構成され
    ており、 該セレクトアクチュエータの該磁石可動体は、該コント
    ロールシャフトの外周面に装着され軸方向両端面に磁極
    を備えた環状の永久磁石と、該永久磁石の軸方向外側に
    それぞれ配設された可動ヨークとによって構成されてい
    る、請求項1記載の変速操作装置。
  3. 【請求項3】 該セレクトアクチュエータの該磁石可動
    体は、該コントロールシャフトの外周面に装着された可
    動ヨークと、該可動ヨークの外周面に装着され外周面お
    よび内周面に磁極を備えた環状の永久磁石とを具備して
    おり、 該可動ヨークは該永久磁石が装着される筒状部と該筒状
    部の両端に設けられた環状の鍔部とを備え、該鍔部の外
    周面が該固定ヨークの内周面に近接して構成されてい
    る、請求項1記載の変速操作装置。
  4. 【請求項4】 該セレクトアクチュエータの該磁石可動
    体は、該コントロールシャフトの外周面に装着された中
    間ヨークと、該中間ヨークを挟んで両側にそれぞれ配設
    され軸方向両端面に磁極を備えた環状の一対の永久磁石
    と、該一対の永久磁石のそれぞれ軸方向外側にそれぞれ
    配設された可動ヨークとを具備しており、 該可動ヨークは、外周面が該固定ヨークの内周面に近接
    して構成される環状の鍔部を備えている、請求項1記載
    の変速操作装置。
  5. 【請求項5】 該一対の永久磁石は、互いに対向する端
    面に同極が形成されている、請求項4記載の変速操作装
    置。
  6. 【請求項6】 該セレクトアクチュエータは、該コイル
    に供給する電力量に対応して該コントロールシャフトに
    発生する推力に応じて該コントロールシャフトの作動位
    置を規制するセレクト位置規制手段を具備している、請
    求項1記載の変速操作装置。
  7. 【請求項7】 該シフトアクチュエータの該ロータリソ
    レノイドは該コントロールシャフトと同一軸線上に配設
    され、該ロータリソレノイドのロータが該コントロール
    シャフトに軸方向に相対移動可能に装着されている、請
    求項1記載の変速操作装置。
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