JP2002254736A - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

記録装置及び記録方法

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JP2002254736A
JP2002254736A JP2001055561A JP2001055561A JP2002254736A JP 2002254736 A JP2002254736 A JP 2002254736A JP 2001055561 A JP2001055561 A JP 2001055561A JP 2001055561 A JP2001055561 A JP 2001055561A JP 2002254736 A JP2002254736 A JP 2002254736A
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Haruyuki Yanagi
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/36Blanking or long feeds; Feeding to a particular line, e.g. by rotation of platen or feed roller
    • B41J11/42Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering

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  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録シートの後端が搬送手段のローラ対から
抜ける際の記録シートの挙動に起因する画像記録位置の
ずれの補正を迅速かつ適正に行い得るようにした記録装
置および記録方法を提供する。 【解決手段】 記録媒体に対して記録を行う記録手段
と、相対向する一対のローラが記録媒体を挟持しつつ回
転することにより記録媒体を搬送する搬送手段と、を備
える。また、前記一対のローラ36、37が記録媒体P
の端部を挟持する位置(ニップ位置)を表す位置情報を
記憶手段に記憶させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等の記録装置および記録方法に関し、
詳しくは、記録シートの搬送誤差に起因する記録画像位
置ずれの補正などに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ
等の記録装置においては、記録媒体としての記録シート
を搬送する搬送手段として、搬送ローラやこの搬送ロー
ラに記録シートを押し付け挟持することで搬送力を発生
させるピンチローラ、また、ピンチローラの、上記押し
付けの為の付勢力を生じさせる手段、等からなるものが
設けられている。この搬送手段は、給紙部から給送され
た記録シートについて、記録ヘッドによる記録領域にお
いて搬送を行なうものであり、一般的には、この記録領
域の前後に二対が設けられる。これにより、記録領域に
ける記録シートの搬送を高精度に行ない、また、この間
の記録シートに所定の張力を付与し広範囲な部分を平坦
に保つことができる。図12は、インクジェット方式の
記録装置の一従来例における、主に記録シートの搬送手
段を示す断面図である。
【0003】図において、キャリッジ部5に搭載された
記録ヘッド7は、図の紙面に対して垂直方向に走査し、
この走査の間にインクを吐出して記録を行なうことが可
能となる。この記録ヘッドによる記録領域に対し、記録
シートPは、キャリッジ部5の下側において、図中右側
から左側へ略水平に搬送される。すなわち、記録領域に
関して、記録シート搬送の上流側および下流側には、そ
れぞれ搬送ローラ(以下、LFローラともいう)36とピ
ンチローラ37との対、および排紙ローラ41と拍車4
2との対が、上述した二対の搬送手段として設けられ
る。このうち、ピンチローラ37は、ピンチローラホル
ダ30に設けられた回転軸に回転可能に支持され、ピン
チローラホルダ30がピンチローラバネ31によって付
勢されることにより、ピンチローラ37を搬送ローラ3
7に対して押圧することができる。排紙ローラ41と拍
車42との間にも、不図示の押圧機構によって同様に押
圧力が作用する。そして、これら二対のローラにおいて
記録シートPが挟持され、不図示のモータによって搬送
ローラ36が回転すると共に、搬送ローラ36に所定の
ギア列を介して連動する排紙ローラ41が回転駆動され
ることにより、記録シートPは、記録ヘッドの一回の走
査ごとに所定量づつ搬送される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような搬送機構においては、記録シートPの搬送におい
てその後端部が搬送ローラ36とピンチローラ37によ
る挟持から抜ける際に、ピンチローラの付勢力によって
搬送方向へ送り出され、LFローラ及び排紙ローラがそ
れらを駆動するギア列のバックラッシュ分回転し、記録
シートPが意図している所定の搬送量より多く搬送され
る場合があり、これによって記録シートPに対する記録
ヘッドの相対的な位置が正規の位置からずれてしまうこ
とが知られている。その結果として、記録ヘッドからの
インク吐出によって記録シートP上に形成されるインク
ドットの位置(画像位置)がずれて記録画像等の品位が損
なわれることになる。
【0005】図13(a)および(b)は、搬送ローラ36
とピンチローラ37との位置関係を示す図であり、同図
(b)に示すように、搬送ローラ36は搬送される記録シ
ートPの幅に対応した長さを有し、一方、ピンチローラ
37はより短い長さのものが複数、搬送ローラに対応し
て配設されている。この構成において、記録シートPの
後端が搬送ローラ36とピンチローラ37による挟持か
ら抜けるとき、ピンチローラ37はそれまで挟持してい
た記録シートPの厚さ分搬送ローラ側へ移動し、この移
動に伴うピンチローラの付勢力によって記録シートPが
余分に搬送されることにより、所定量より多い搬送が行
なわれることとなる。そして、これに伴い搬送ローラも
その搬送量に見合った量の回転をする。
【0006】このような搬送誤差に対処すべく、例え
ば、搬送ローラの回転に関してブレーキを設け、記録シ
ートPが抜ける際の余分に搬送されることを抑制する方
法が考慮されるが、この場合には、搬送ローラを駆動す
るための負荷トルクが大きくなり、駆動モータのグレー
ドを上げなければ成らないとか、搬送速度を十分に上げ
られないといった弊害が生じる。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、記録シート
の搬送においてその後端が搬送手段のローラ対から抜け
る際の記録シートの挙動に起因する画像記録位置のずれ
の補正を迅速かつ適正に行い得るようにした記録装置お
よび記録方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、以
下のような構成を備えるものとなっている。すなわち、
本発明は、相対向する一対のローラが記録媒体を挟持し
つつ回転することにより記録媒体を搬送する搬送手段を
有し、記録手段により記録媒体に記録を行う記録装置で
あって、前記一対のローラが記録媒体の端部を挟持する
ニップ部の前記搬送経路内における位置を表すニップ位
置情報を格納する記憶手段を備えたことを特徴とするも
のである。
【0009】また、本発明は、相対向する一対のローラ
が記録媒体を挟持しつつ回転することにより記録媒体を
搬送する搬送手段とを有し、記録手段により記録媒体に
記録を行う記録装置による記録方法であって、前記一対
のローラが記録媒体の端部を挟持するニップ部の前記搬
送経路内における位置を表すニップ位置情報を記憶手段
に格納するようにしたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0011】〈第1の実施形態〉本実施形態の記録装置
は自動給紙装置が装着され、この装着された状態の記録
装置は、主として、給紙装置、送紙部、排紙部、キャリ
ッジ部、クリーニング部からなる機構部を有するもので
ある。また、これらの機構部の他、以下で説明する各機
構部の動作を制御し、また、記録データに関する処理を
行なう制御部が基板の形態で設けられている。上記制御
部は、CPU、ROM、RAM等を有して構成されるこ
とは周知の記録装置と同様である。また、本記録装置で
用いられる記録ヘッドは、インクジェット方式のもので
あり、そのうち、電気発熱素子が発生する熱エネルギー
を利用してインクに気泡を生じさせ、この気泡の圧力に
よってインクを吐出する、いわゆるBJ方式を採用した
ものである。
【0012】上記機構部は、図1〜図3に示され、図1
は本記録装置の上面図、図2はその側面図、図3はその
横断面図をそれぞれ示す。以下では、まず、主に図3に
示す本記録装置の横断面を示す図を参照して、上記各機
構部について説明する。
【0013】(A)給紙部(給紙装置) 図3において、給紙部2は、記録装置本体に自動給紙装
置が装着されることによって構成される。自動給紙装置
はベース20を有し、このベース20に記録シートPを
積載する圧板21と記録シートPを給紙する給紙ローラ
28が取り付けられている。給紙ローラ28はその断面
が円形状の一部をカットしたD型形状をしたものであ
る。圧板21には可動サイドガイド23が移動可能に設
けられ、記録シートPの積載位置を規制することができ
る。この圧板21は、ベース20に形成された回転軸を
中心に回転可能に設けられ、圧板バネ212の付勢力に
よってその積載する記録シートPを給紙ローラ28に向
けて付勢することができる。また、圧板21と可動サイ
ドガイド23の、給紙ローラ28と対向する部位には、
それぞれ記録シートPの重送を防止するための、人工皮
等の摩擦係数の大きい材質からなる分離パッド213
(図2参照)、234が設けられている。
【0014】また、ベース20には、記録シートPを一
枚ずつ分離するための分離パッド241を設けた分離パ
ッドホルダ24が、ベース20に設けられた回転軸を中
心に回転可能に設けられ、分離パッドバネ242によっ
て給紙ローラ28に向けて付勢されている。また、この
分離パッドホルダ24には、上記付勢方向とは反対方向
に、回転コロ251が取り付けられた回転コロホルダ2
5が、回転コロバネ252の付勢力によって所定圧で付
勢されている。
【0015】自動給紙装置には、圧板21(またはそれ
に記載された記録シートP)と給紙ローラ28との当接
を解除するためのリリースカムギア299(図2参照)が
設けられている。そして、このギアの回転は、それによ
って圧板21が所定位置まで下がったときに給紙ローラ
28のカット部285が分離パッド241と対向する位
置になるように設定されており、これにより、分離パッ
ド241と給紙ローラ28との間に所定の空間を形成す
ることができる。このとき、回転コロ251は分離パッ
ド241に当接し記録シートPの重送を防いでいる。
【0016】以上のように、待機状態ではリリースカム
ギア299が圧板21を所定位置まで押し下げており、
これによって、圧板21と給紙ローラ28との当接、分
離パッド241と給紙ローラ28との当接は解除され
る。そして、この状態で、後述される送紙部3の搬送ロ
ーラ36を駆動するための駆動力が、ギア等を介して給
紙ローラ28及びリリースカム299に伝達されると、
リリースカム299は圧板21から離れ、これにより、
圧板21は上昇して給紙ローラ28と記録シートPとが
当接し、給紙ローラ28の回転に伴い記録シートPはピ
ックアップされるとともに、分離パッド241によって
一枚ずつ分離されて送紙部3に送られる。そして、記録
シートPを送紙部3に送り込んだ時点で、給紙ローラ2
8と圧板21および分離パッド241との当接が、リリ
ースカムギア299によって解除される。さらに、記録
シートPに対する記録が終了し、その排紙が完了した時
点で、戻しレバー26が分離パッド241上に入り込ん
だ記録シートPに作用し、圧板21上の積載位置まで記
録シートPを戻すことができる。
【0017】戻しレバー26、給紙ローラ28の駆動
は、搬送ローラ36の駆動力が所定のギアを介して伝達
される。この駆動力伝達の切換は、駆動切換部27(図
2参照)のソレノイド271、ソレノイドバネ272、
ソレノイドピン273、遊星ギアアーム274によって
行われる。すなわち、ソレノイドピン273が遊星ギア
アーム274に作用し、遊星ギアアーム274の動きを
規制しているときは、搬送ローラ36の駆動力は伝達さ
れない。一方、ソレノイドピン273が遊星ギアアーム
274から離隔されると、遊星ギアアーム274はフリ
ーになり、搬送ローラ36が正転あるいは逆転するのに
応じて、戻しレバー26、給紙ローラ28へ駆動力が伝
達される。
【0018】(B)送紙部 記録装置本体の構造部材を構成する、曲げ起こした板金
からなるシャーシ8(図2参照)に送紙部3を構成する各
要素が取り付けられている。すなわち、送紙部3は、記
録シートPを搬送するため、記録ヘッドによる記録領域
に関して搬送方向上流側に設けられる搬送ローラ36と
ピンチローラ37との対、および下流側に設けられる排
紙ローラ41と拍車42との対を有して構成される。搬
送ローラ36は金属軸の表面にセラミックの粒子などを
コーティングして形成され、その両端の軸を、シャーシ
8の両側部に設けられた二つの軸受け38(図1参照、
他方は不図示)によって支持去されている。搬送ローラ
36には、従動する複数のピンチローラ37が当接可能
に設けられており、このピンチローラ37はピンチロー
ラホルダ30に保持され、このホルダがピンチロラーバ
ネ31によって付勢されることにより、ピンチローラ3
7が搬送ローラ36に圧接し、これにより、記録シート
Pの搬送力を生じさせるている。このとき、ピンチロー
ラホルダ30の回転軸はシャーシ8に設けた上ガイド3
3の軸受けに取り付けられ、ピンチローラホルダ30
は、この軸を中心に回転する。ピンチローラホルダ30
は一体で形成されており、記録シートPの搬送方向につ
いては一定以上の剛性を有する一方、それと垂直な方向
に関する剛性を比較的小さく設定することにより、ピン
チローラバネ31の付勢力がピンチローラ37に適切に
作用するようにしている。また、全てのピンチローラ3
7は、上述したように、搬送ローラ36の回転軸と略平
行に構成されている(図1参照)。ピンチローラホルダ3
0及び上ガイド33は記録シートPのガイドも兼ねてい
る。さらに、上述の給紙部2から記録シートPが搬送さ
れてくる送紙部3の入口には、記録シートPをガイドす
るプラテン34が配設されている。また、上ガイド33
には記録シートPの先端および後端を検出するためのP
Eセンサ32を作用させるPEセンサレバー35が設け
られている。また、プラテン34はシャーシ8に取り付
けられ、その位置決めがなされる。本実施形態のピンチ
ローラ37は、POM等の摺動性の良い樹脂等で形成さ
れ、また、その外径はφ3〜7mmの程度に設定されて
いる。
【0019】また、プラテン34の紙基準側には記録シ
ートPの端部を覆う紙押さえ(不図示)が設けられてい
る。これによって、記録シートPの端部が変形またはカ
ールした場合でも、その端部が浮き上がってキャリッジ
50あるいは記録ヘッド7と干渉することを防止してい
る。
【0020】以上の送紙部2の上方には、後述されるキ
ャリッジ部5が構成されており、このキャリッジ部には
記録ヘッド7が搭載されて、その走査によって搬送ロー
ラ36とピンチローラ37の対および排紙ローラ41と
拍車42との対によって搬送される記録シートPに対し
てインクを吐出し記録を行なうことができる。この記録
動作では、送紙部3に送られた記録シートPは、プラテ
ン34、ピンチローラホルダ30及び上ガイド33に案
内されて、搬送ローラ36とピンチローラ37とのロー
ラ対まで送られる。このとき、PEセンサレバー35は
搬送されてきた記録シートPの先端によって動作し、こ
れによってPEセンサによる記録シートP先端を検出す
る。そして、その検出結果に基づき、記録シートPに対
する記録位置を定めることができる。また、記録シート
Pは、LFモータ88の駆動によりローラ対36、37
が回転することでプラテン34上を搬送されるが、搬送
ローラ36には、その回転位置を検出するためのエンコ
ーダホイール361(図1参照)が取り付けられている。
このエンコーダホイール361は円盤状の透明シートの
上に放射上のマーキングが所定ピッチで形成されたもの
であり、このマークを、シャーシ8に固定された光学式
のエンコーダセンサ362(図1参照)が検出することに
より搬送ローラ36の回転位置もしくは回転量を知るこ
とができる。
【0021】なお、キャリッジ部5には、上述したよう
に、記録ヘッド7およびこれにブラック及びカラーのイ
ンクを供給するためのインクタンクが、各インクの色ご
とに、個別にかつキャリッジに対し着脱可能に配置され
ている。この記録ヘッド7は、上述のように、ヒータに
よりインクに熱を与え、この熱によりインクは膜沸騰を
生じ、この膜沸騰による気泡の成長または収縮によって
生じる圧力変化によって記録ヘッド7のノズルからイン
クが吐出されて記録シートP上に画像が記録される。各
色インクの記録ヘッド7には、記録素子を構成する上記
ノズルが、記録シートの搬送方向と並行するように配列
しており、これにより、図6にて後述される、未使用ノ
ズルの設定とそれを用いた、記録シート搬送誤差に応じ
た補正を行なうことができる。
【0022】(C)キャリッジ部 キャリッジ部5は、記録ヘッド7を取り付けるキャリッ
ジ50を有している。そしてキャリッジ50は、記録シ
ートPの搬送方向に対して垂直方向に延在するガイド軸
81(図1参照)及びキャリッジ50の後端を保持して記
録ヘッド7と記録シートPとの隙間を維持するための、
同様に延在するガイドレール82(図1参照)によって支
持されている。
【0023】また、キャリッジ50はシャーシ8に取り
付けられたキャリッジモータ80(図1参照)によりタイ
ミングベルト83(図1参照)を介して駆動される。この
タイミングベルト83は、アイドルプーリ84(図1参
照)によって張設、支持されるものである。さらに、キ
ャリッジ50には、上述の制御部を構成する電気基板9
から記録ヘッド7ヘ記録信号等を伝えるためのフレキシ
ブル基板56(図1参照)を備えている。
【0024】上記構成において、記録シートPに記録を
行なうときは、記録する行位置(記録シートPの搬送方
向における位置)にローラ対36、37が記録シートP
を搬送するとともにキャリッジモータ80によりキャリ
ッジ50を記録する列位置(記録シートPの搬送方向と
垂直な方向における位置)に移動させて、記録ヘッド7
の走査を行なう。この走査の間に、制御部からの記録信
号に基づいて記録ヘッド7を駆動して記録シートPに対
してインクを吐出し、画像等の記録を行なうことができ
る。
【0025】(D)排紙部 上記送紙部の排紙ローラと拍車の対は排紙部を構成す
る。すなわち、排紙ローラ41に対応して、拍車ベース
341(図1参照)には、回転可能に拍車42が設けられ
排紙ローラ41に当接されている。排紙ローラ41の駆
動は、搬送ローラ36のための駆動力が伝達ギア40に
よって伝達されることにより可能となる。
【0026】排紙ローラ41は、金属あるいは樹脂から
なる軸にゴム等の高摩擦材からなるローラ部が複数配置
されて構成されている(図1参照)。また、拍車42の厚
みは0.1mm程度であり、その外周に突起を設けら
れ、SUS(ステンレススチール)等の金属板と回転軸受
けを形成するPOMからなる樹脂部から構成されてい
る。
【0027】排紙ローラ41の駆動を伝達する伝達ロー
ラ40はPОM等の円盤状のローラの外周にスチレン系
エラストマー等の低硬度、高摩擦材料を取付けたもので
ある。そして、搬送ローラ36と排紙ローラ41の双方
に、所定圧力で当接されており、これによって駆動力の
伝達を行なうことができる。
【0028】以上の構成によって、キャリッジ部5の記
録ヘッドの走査によって記録がなされた記録シートP
は、排紙ローラ41と拍車42とのニップに挟まれて搬
送され、排紙トレー等に排出される。また、その搬送に
おいて、記録シートPは、その後端が搬送ローラ36と
ピンチローラ37から外れてからは、この排紙部の排紙
ローラ41と拍車42とに挟持されて搬送され、記録あ
るいは排紙が行なわれる。また、拍車42には、拍車ク
リーナー43が当接することで、拍車42に付着したイ
ンク等を除去できる構成になっている。
【0029】(E)クリ−ニング部 クリーニング部6(図1、図2参照)は、記録ヘッド7の
吐出回復処理を行なうポンプ(不図示)や記録ヘッド7の
各ノズル内のインクの乾燥を抑えるためのキャップ(不
図示)を有して構成されている。
【0030】図4は、搬送ローラ36の回転位置もしく
は回転量を検出する検出機構の詳細を説明する図であ
る。
【0031】上述したように、搬送ローラ36の回転軸
には、エンコーダホイール361が取り付けられてい
る。詳細には、エンコーダホイール361は、搬送ロー
ラ36の回転軸に圧入されることによりその中心を出し
ことができ、また、LFプーリ364に接着することに
よってその強度の増加を図っている。エンコーダホイー
ル361は、同図に示すように円盤状をなす透明のシー
ト状のものであり、その透明シート上に放射上のマーキ
ングが所定ピッチで形成されている。このエンコーダホ
イールに対し、固定された光学式のエンコーダセンサ3
62が設けられ、エンコーダホイール361のマーキン
グを検出することにより、搬送ローラ36の回転位置も
しくは回転量を知ることができる。すなわち、搬送ロー
ラ36の回転に伴い、エンコーダホイール361上のマ
ークがエンコーダセンサ362の位置に到達する度にそ
の検出信号が発生し、この信号は前述した制御部へ送ら
れる。制御部では、この信号の数を所定の基準回転位置
から計数することにより搬送ローラ36の回転位置また
は回転量を知ることができる。 また、搬送ローラ36
の駆動は、図4に示すように、LFモータ88の駆動力
がギア列を介して伝達されることにより可能となる。す
なわち、図4に示すように、搬送ローラ36にはLFギ
ア36が、排紙ローラ41には排紙ローラギア411が
それぞれ取り付けられており、このLFギア365と排
紙ローラギア411は共に排紙アイドラギア44に噛合
している。さらに、排紙アイドラギア44には、LFモ
ータ88の回動軸に固定されたLFモーターギア881
が噛合している。これにより、LFモーターギア881
から排紙アイドラギア44、LFギア365、排紙ロー
ラギア411に至るギア列のバックラッシュを少なくす
ることができる。その結果、搬送ローラ36と排紙ロー
ラ41との回転位置の関係を比較的精度よく保持するこ
とができる。
【0032】以上説明した本実施形態の記録装置におけ
る記録動作の、特に画像位置補正について、図5及び図
6を参照して説明する。
【0033】図5は記録制御を記録シートの領域等に応
じて異ならせることを説明する図であり、また、図6
(a)〜(c)は、上記異なる記録制御ごとの記録ヘッ
ドにおける使用ノズル(使用部分)の範囲を示す図であ
る。
【0034】本実施形態では、記録ヘッドの走査によっ
て記録される記録領域を、複数回の走査で記録しその各
走査で記録に用いるノズルを異ならせる、いわゆるマル
チパス記録を行う。そして、このマルチパス記録につい
て、本実施形態では、図5に示すように、4回の走査で
記録を完成する領域(4パス領域)と、6回の走査で記
録を完成する領域(6パス領域)とに分けて制御する。
すなわち、4パス領域では、記録ヘッドの全ノズルを4
分割した4つのノズルブロックを用い、それぞれ対応し
た領域に対し図6(a)に示す通常記録を行い、6パス
領域では、全ノズルの2/8を6分割した6つのノズル
ブロックを用い、基本的に図6(b)に示すパス切換え
後記録を行う。
【0035】これは、記録シートPの搬送において、そ
の後端では上流側の搬送ローラとピンチローラとによる
用紙挟持部分(ニップ部)から外れ、下流側の排紙ロー
ラと拍車との対のみによって搬送される。この場合は、
上流側と下流側の二対によって搬送する場合に比べて、
前記のような一対のみによる搬送では搬送制度が低下す
るため、1回の搬送量を少なくし、生じ得る誤差を小さ
くする。これと併せて、マルチパス記録における同一記
録領域を走査する回数を増すことにより、上記誤差によ
って生じる濃度むらなどを目立ちにくくする。このた
め、本実施形態では、シート後端部に設定した6パス領
域では、1回の搬送量が4パス領域より少なくかつパス
数を6回とする。
【0036】記録シートの搬送において、画像形成位置
が図5に示す『パス切り替え位置』に到達した時に上記
のパス切り替えを実施する。この時点では記録シートは
搬送ローラに挟持されているが、後述する『ニップ部抜
け位置』において実施する画像補正に備えて、補正用未
使用ノズルを記録シート搬送方向下流側に設けるために
『ニップ部抜け位置』以前にパス切り替えを実施する必
要がある。そして、以下で説明するように、記憶手段に
予め格納された後述のニップ位置情報に基づき画像補正
を行い、その後の記録では、図6(c)に示すノズルシフ
ト後記録を行なう。
【0037】図6(a)に示す通常記録では、ブラック
(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各
記録ヘッド7は全てのノズルを用い、また、4パス記録
を行なうことから、記録シートPの1回の搬送量は全ノ
ズル長の1/4であり、4回の記録ヘッドの走査で、そ
れぞれ上記1/4幅の記録領域の記録を完成する。記録
シートPの搬送に伴い、記録シートPの上述した「パス
切り替え位置」までは4パス記録を行ない、この4パス
領域の記録を完成させる。なお、この4パス領域の記録
を完成させる最終段階では、各記録ヘッドの一部のノズ
ルは6パス領域に対向することになるが、これらのノズ
ルは使用しないように使用するノズルを1回の搬送量に
対応してシフトし、まず4パス領域のみの記録を完成さ
せる。パス数の切り替えにおいて、このような制御を行
なうのは、ソフトウエアを簡略化するためであり、切替
えの処理が上例に限られないことはもちろんである。
【0038】上記4パス領域の記録を完成すると、次
に、図6(b)に示すパス切替え後の記録、すなわち、6
パス記録に切り替えて記録を行なう。この記録では、図
6(b)に示すように、記録ヘッド7の使用可能なノズ
ルの一部を未使用部分として制限する。本実施形態にお
いては、2/8のノズルを未使用部分とし、残りの6/
8のノズルを使用して記録を行なう。この使用範囲で6
パス記録を行なうので、記録シートPの1回の搬送量は
上記全体のノズル範囲長の1/8となる。
【0039】この6パス記録領域において、シート後端
部が、前記搬送ローラ36とピンチローラ37のニップ
部から抜ける際には、ピンチローラーの付勢力によって
シートが送り出され、搬送ローラ36及び排紙ローラ4
1が前記ギア列に設定されているバックラッシュ分だけ
回転することがあり、その場合には、シート上での画像
位置が大きくずれ、画像品位が損なわれるという不都合
が生じた。このため、この第1の実施形態においては、
記録シートPの後端が搬送ローラ36とピンチローラ3
7のニップ部を抜けて解放された直後の記録動作を以下
のように補正し、適正な記録画像の形成を実現し得るも
のとなっている。
【0040】この補正動作を図6及び図7と共に説明す
る。図7に示すように、記録動作中において制御部は、
エンコーダセンサ362からの信号によって搬送ローラ
36の回転量を判断すると共に、記憶手段に予め格納さ
れた後述のニップ位置情報に基づき記録シートPの後端
が搬送ローラ36とピンチローラ37のニップ部から解
放された否かを判断する(ステップ1)。そして、ニッ
プ部を抜けたと判断した場合には、その直後の記録シー
トPの1回分の搬送量を、それまでの6パス記録におい
て行っていた1回分の搬送量(1/8ノズル分の搬送
量)の2倍の搬送量、すなわち2/8ノズル分(2改行
分)の搬送量とする。
【0041】そして、ニップを抜けた直後の搬送量を1
/8ノズルだけ増加したことに応じて、記録ヘッド7の
使用ノズルも図6(c)に示す未使用ノズル71を用い
て1/8ノズル分シフトする。その結果、記録シートP
上に吐出されるドットの位置は、1/8ノズル分搬送方
向へとシフトした状態で補正され、これによって記録シ
ートPに対して画像を位置ずれなく適正に形成すること
ができる。
【0042】すなわち、記録シートPの後端がニップ部
を抜けた直後に1/8ノズル分のシートの搬送動作を行
った場合には、ピンチローラの付勢力によって1/8ノ
ズル分の搬送量に加え、LFギア365、排紙ローラー
ギア411、排紙アイドラギア44、及びLFモーター
ギア881等のバックラッシュ分だけ余分記録シートP
が搬送されてしまい、記録シートPの停止位置精度が十
分に確保できない。従って、このような状態では記録動
作を行わず、さらに1/8ノズル分の搬送動作を行い、
ギア列のバックラッシュによる後端位置のずれを吸収
し、シートの後端位置をニップ位置から1/8ノズルの
整数倍(ここでは2倍)の位置に正確に停止させると共
に、使用範囲を2/8だけシフトさせることにより、記
録シートPに対し正確にドットを形成することができ
る。
【0043】なお、この第1の本実施形態において、ギ
ア列のバックラッシュは、それによって生じる搬送誤差
が、1/8ノズル未満となるよう設定しているため、上
記のように1/8ノズル分の搬送動作を余分に行うこと
により、全てのバックラッシュによる搬送誤差を吸収す
ることができる。
【0044】ところで、上記のような補正動作にあって
は、記録シートPの後端がニップ部から抜けたか否かを
正確に判断することが重要であり、そのためには、搬送
経路におけるニップ部の位置を正確に特定しておく必要
がある。通常は、図8に示すように、搬送経路中に設け
たPEセンサレバー35の位置を基準位置とし、ここか
らニップ部940に至る距離A(図8)によってニップ
940の位置を特定している。
【0045】ところが、実際には、PEセンサレバーと
ニップ940の距離は部品のばらつき等により装置毎に
一定のものとはならない。そこで、この実施形態におい
ては、記録装置毎に図9に示すようなテストパターンを
形成し、このテストパターンから正確なニップ位置情報
を求め、これを記憶手段としての不図示のEEP(Electri
c Erasable Programmable)ROMに書き込むようになって
いる。
【0046】以下、このニップ位置情報の設定手順を図
10のフローチャートに基づき説明する。
【0047】図10において、まず、ステップ11で
は、テストパターンを形成するため、自動給紙装置によ
る給紙動作、及び搬送ローラ36及び排紙ローラ41に
よる搬送動作を行う。この搬送動作において、記録シー
トPの後端がPEセンサレバー35を通過すると、テス
トパターンの記録動作が開始される(ステップ12,1
3)。形成するパターンは、記録シートPの搬送方向に
おいて連像する画像であることが望ましく、この第1の
実施形態では、記録部分と非記録部分との間のコントラ
ストが最も大きくなる黒のベタ画像を用いている。ま
た、このベタ画像の形成に用いる一回の紙送り量は約
0.085mm(1/300インチ)という微小な値に
設定している。
【0048】ここで、搬送ローラ36とピンチローラ3
7のニップ位置940を記録シートPの後端が抜けた直
後には、搬送ローラ36や排紙ローラ37がギア列のバ
ックラッシュ分回転し、記録シートPもその分余計に送
られるため、テストパターンである黒のベタ画像には、
図9に示すような白筋P0が発生する。その後、記録シ
ートPの最終行まで記録動作を行い、テストパターンの
形成は終了する(ステップ15)。
【0049】この記録動作中、記録シートPは、記録ヘ
ッド7より下流側に設けた反射型フォトセンサ970へ
と送られ、ここでフォトセンサ970によって記録され
て来たテストパターンを順次読み取り、その読み取りデ
ータを制御部に送出する。制御部では、フォトセンサ9
70から出力されたテストパターン信号を受けて、記録
シートPの後端がPEセンサレバー35を通過した時に
対応する記録開始位置から、記録シートPがニップ部9
40を抜けた時を表す白筋(非記録部分)P0の端部ま
での距離Aを読み取り、この距離Aを、PEセンサレバ
ー35を基準位置としたニップ部940の位置情報とし
てEEPROMに書き込む(ステップ17)。そして、
パターンの記録が完了した記録シートPは排紙ローラ4
1から図外の排紙トレイへと排紙され(ステップ1
8)、一連の動作は終了する。
【0050】前述のように、この第1の実施形態におい
ては、テストパターンの一回の紙送り量を0.085m
と微小なものとしたため、求めた位置情報(距離A)に
殆ど誤差が生じることはなく、高精度にニップ位置を設
定することができる。
【0051】このようにして得られた記録装置特有のニ
ップ位置情報は記録手段に格納されるため、次に行われ
る記録動作では、複数枚の記録用紙を連続的に記録する
場合にも各記録用紙毎にニップ部の位置検出をセンサを
用いて行う必要はないため、記録シートがニップから抜
けたか否かの判断処理を迅速かつ正確に行うことがで
き、高速記録動作に対応することが可能となる。
【0052】また、第1の実施形態におけるテストパタ
ーン読取装置は、記録装置の搬送手段を利用しているた
め、実質的にはフォトセンサを付加するだけの極めて安
価な構成で実現されている。但し、テストパターンの読
み取りには、記録装置とは別体の構成を有する読み取り
装置を用いても良く、また、記録媒体に形成されたテス
トパターンの距離Aを人間がスケールその他の計測器具
を用いて計測し、その計測データをEEPROMに書き込むよ
うにしても良い。
【0053】なお、上記第1の実施形態では、テストパ
ターンとして黒ベタを形成する場合を例に採り説明した
が、テストパターンは黒ベタに限らず、その他の色、形
状を有するパターンによって形成しても良く、要は記録
部分と非記録部分とが明確に読み取れるパターンであれ
ば良い。なお、本実施例において搬送ローラ36の回転
量をエンコーダセンサ362からの信号により制御して
いるが、LFモータ88にパルスモータを用いた場合は、
駆動パルス数により搬送ローラ36の回転量を制御して
もよい。〈第2の実施形態〉上記第1の実施形態では、
装置毎に取得する個別のニップ位置情報をテストパター
ンを記録し、記録結果を読み取ることにより取得するよ
うにしたが、この第2の実施形態では、記録シートにテ
ストパターンなどの記録を行わず、シートを搬送するだ
けでニップ位置情報を得るように構成したものとなって
いる。
【0054】図11はこの第2の実施形態の概略構成を
示す。図示のように、この第2の実施例では、ピンチロ
ーラホルダ30の位置変動をピンチローラセンサ930
で検出するようになっており、その検出結果によってニ
ップの抜けを判断するようになっている。このピンチロ
ーラセンサ930は、所定の間隙を介して投光部び受光
部を配設してなるフォトセンサ970によって構成され
ている。また、回動支点30bによって検出されたピン
チローラホルダ30の側面には、被検出部30aが突設
されており、これが、ピンチローラセンサ930の投光
部と受光部の間に移動可能に配置されている。
【0055】そして、記録シートPがピンチローラ及び
搬送ローラ36に挟持・搬送されている場合にはピンチ
ローラ37はシートの厚み分だけ上方に持ち上げられて
おり、これに伴ってピンチローラホルダ30も上方へと
移動している。この状態において被検出部30cは、ピ
ンチローラセンサ930の投光部から受光部に至る光路
を遮断する位置にあり、受光部からは遮断信号(例えば
OFF信号)が出力される。この遮断信号を受けた制御
部では、記録シートPがピンチローラ37と搬送ローラ
36のニップ940に介在すると判断する。
【0056】また、シートの後端がピンチローラ37及
び搬送ローラ36のニップ940を抜けるとピンチロー
ラ37が下方へと移動し、これと共にピンチローラホル
ダ38も下方へと移動する。その結果、ピンチローラホ
ルダ38の被検出部30aは、ピンチローラセンサ93
0の投光部から受光部に至る光路から退避し、受光部は
投光部からの光を受けて受光信号(例えばON信号)を
出力する。
【0057】このように、この第2の実施形態において
は、記録シートPの後端が搬送ローラ37とピンチロー
ラ37のニップから抜けたか否かを、ピンチローラ37
の位置の変化を検出することによって判断することがで
きるようになっている。また、記録シートPの後端が基
準位置であるPEセンサレバー30に達したか否かは、前
記第1の実施形態と同様にPEセンサ32の出力によって
検出することができる。
【0058】このため、記録シートPの後端がPEセン
サレバー30に達してから、搬送ローラ37とピンチロ
ーラ37のニップから抜けるまでのエンコーダセンサ3
62の出力信号数をカウントすることによって、前記距
離Aの計測を行う。そして、この距離Aは前記第1の実
施形態と同様に自動的にEEPROMに書き込まれ、その後の
記録動作において用いられる。
【0059】なお、記録シートPの搬送動作は前記第1
の実施形態と同様に微小な送りを間欠的に繰り返しても
良いが、シートを微小速度で連続的に搬送したほうがさ
らに正確にピンチローラセンサ930による検出を行う
ことができる。なお、その他の構成、作用については前
記第1の実施形態と同様である。
【0060】また、この第2の実施形態においては、ニ
ップ位置情報を得るために使用した記録シートPには画
像が記録されないため、これを記録動作に再利用するこ
とができ、より経済的に目的を達成することができる。
さらに、記録動作を実行する必要がないため、記録シー
トPの搬送を連続的に行うことができ、一層正確にニッ
プ位置情報を得ることができる。
【0061】従って、この第2の実施形態においても、
取得したニップ位置情報を用いて位置ずれのない高品位
な画像を形成することが可能になる。
【0062】〈第3の実施形態〉上記第2の実施形態に
おいては、ピンチローラ37の変位を検出することによ
りニップ位置情報を取得するようにしたが、以下に説明
する第3の実施形態では、搬送ローラ36の回転状態の
変化を検出することにより上記第2の実施形態と同様の
効果が得られるものとなっている。
【0063】すなわち、搬送動作において記録シートP
の後端がニップ位置940を抜ける時には、前述のよう
に搬送ローラ36はバックラッシュ分だけ余分に回転す
る。このため、エンコーダホイール361及びエンコー
ダセンサ362を用い、間欠的搬送動作における搬送ロ
ーラの各回転量を検出し、検出した回転量が通常の回転
量を上回った場合には、記録ハートPの後端がニップ部
を抜けたと判断する。そして、PEセンサによって後端
が検出されてから、このニップ部からの記録シートPの
抜けが生じるまでの回転数を計数することにより、ニッ
プ位置情報(間隔A)を得ることができる。
【0064】また、搬送ローラ36の回転状態の変化と
しては、上記のような回転量だけでなく、回転速度の変
化を検出することによってもニップ位置を検出すること
ができる。すなわち、記録シートPの後端がニップ部を
抜ける時にはピンチローラの圧接力が加わるため搬送速
度が通常よりも上がり、搬送ローラ36の回転速度も上
がるため、この回転速度の変化をエンコーダホイール3
61及びエンコーダセンサ362を用いて検出すること
によってニップ位置を検出することができる。
【0065】以上のように、この第3の実施形態におい
ても、上記第2の実施形態と同様に、記録シートPに対
してテスト用の記録を行わないため、この記録シートP
を再利用することができ、経済的に目的を達成できる。
また、この場合にも、記録動作を伴わずに記録シート搬
送を連続的に行うことが可能であるため、正確なニップ
位置情報を得ることができる。
【0066】なお、上記第3の実施形態においては、搬
送ローラ36の回転状態の変化を検出するようにした
が、排紙ローラ41の回転位置を検出するエンコーダセ
ンサなどを設け、これによって排紙ローラ41の回転量
の変化、あるいは回転速度の変化を検出するようにして
もニップ位置を検出することができ、上記第3の実施形
態と同様の効果を得ることができる。
【0067】また、上述の各実施形態は、インクジェッ
ト方式のうち、いわゆるバブルジェット(登録商標)方
式を用いた記録ヘッドを有する記録装置を例に採り説明
したが、このような種類以外の記録ヘッドを有する記録
装置にも本発明を適用し得ることは上記各実施形態の説
明からも明らかである。記録ヘッドのインク吐出方式と
しては、例えば、バブルジェット方式以外に、ピエゾ方
式を採ることも可能であり、また、インクジェット方式
以外の記録方式、例えば、熱転写方式等、記録素子を記
録へッドに配列した方式などを採る記録ヘッドを備えた
記録装置にも本発明は適用可能である。
【0068】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
記録媒体を挟持し、搬送する搬送手段における一対のロ
ーラの正確なニップ位置を、それぞれの記録装置の固有
の値として記憶手段に格納したため、記録動作にはおい
ては、この位置情報を用いてニップ部からの記録媒体後
端の抜けを迅速かつ正確に判断することができ、ニップ
部を抜けた際の記録媒体後端部に対する画像補正などを
正確に実行することが可能となる。このため、全ての記
録装置において高品位な記録結果をばらつきなく得るこ
とができる。また、ブレーキ等で搬送手段に負荷トルク
を与えることにより、記録媒体の搬送精度向上を図る必
要もなく、記録装置を安価かつ小型に構成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかる記録装置の平
面図である。
【図2】上記記録装置の側面図である。
【図3】上記記録装置の横断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る搬送ローラと排
紙ローラとの間の駆動力伝達機構を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態における記録制御を記
録シートの記録領域によって示す図である。
【図6】(a)〜(c)は、上記記録制御を記録領域毎に説
明する図である。
【図7】本発明の第1の実施形態における記録シート後
端がニップから抜けた際の補正動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図8】本発明の第1の実施形態における概略構成を示
す説明側面図である。
【図9】本発明の第1の実施形態において形成されるテ
ストパターンを示す説明平面図である。
【図10】本発明の第1の実施形態におけるニップ位置
情報の取得、格納動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2の実施形態における概略構成を
示す説明側面図である。
【図12】従来例の記録装置を示す横断面図である。
【図13】(a)及び(b)は、上記従来の記録装置におけ
る、搬送ローラとピンチローラとの関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 給紙装置 3 送紙部 4 排紙部 5 キャリッジ部 6 クリーニング部 7 記録ヘッド 8 シャーシ 9 電気基板 20 ベース 21 圧板 212 圧板バネ 213 分離シート(圧板側) 23 可動サイドガイド 234 分離シート(可動サイドガイド側) 24 分離パッドホルダ 241 分離パッド 242 分離パッドバネ 25 回転コロホルダ 251 回転コロ 252 回転コロバネ 26 戻しレバー 27 駆動切り替え部 271 ソレノイド 272 ソレノイドバネ 273 ソレノイドピン 274 遊星ギアアーム 28 給紙ローラ 285 給紙ローラ切り欠き部 30 ピンチローラホルダ 30a 被検出部 31 ピンチローラバネ 32 PEセンサ 33 上ガイド 34 プラテン 341 拍車取り付け部 35 PEセンサレバー 36 搬送ローラ 361 エンコーダホイール 362 エンコーダセンサ 363 LFベルト 364 LFプーリ 365 LFギア 37 ピンチローラ 40 伝達ローラ 41 排紙ローラ 411 排紙ローラギア 42 拍車 50 キャリッジ 56 フレキシブル基板 80 キャリッジモータ 88 LFモータ 930 ピンチローラセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA07 EB12 EB27 EB35 EB36 EB37 EB59 EC12 EC34 EC74 EC77 FA03 FA10 HA29 2C059 BB06 BB07 BB12 BB13 BB15 BB17 BB22 3F049 AA10 DA11 DA12 DB05 LA07 LB03

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向する一対のローラが記録媒体を挟
    持しつつ回転することにより記録媒体を搬送する搬送手
    段を有し、記録手段により記録媒体に記録を行う記録装
    置であって、 前記一対のローラが記録媒体の端部を挟持するニップ部
    の前記搬送経路内における位置を表すニップ位置情報を
    格納する記憶手段を備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 所定の搬送経路に沿って搬送される記録
    媒体に対して記録手段により記録を行う記録装置におい
    て、 前記記録手段より前記搬送経路の上流側に配設された相
    対向する一対のローラが記録媒体を挟持しつつ回転する
    ことにより記録媒体の搬送を行う上流側搬送手段と、前
    記記録手段より前記搬送経路の下流側で記録媒体の搬送
    を行う下流側搬送手段と、 前記一対のローラが記録媒体の端部を挟持するニップ部
    の前記搬送経路内における位置を表すニップ位置情報を
    格納する記憶手段と、を備えたことを特徴とする記録装
    置。
  3. 【請求項3】 前記一対のローラは、前記記録手段より
    前記搬送経路の上流側に位置し所定の駆動手段によって
    駆動される搬送ローラと、この搬送ローラの回転に伴っ
    て従動回転するピンチローラであることを特徴とする請
    求項1または2記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記下流側搬送手段は、前記記録手段よ
    り前記搬送経路の上流側に位置し所定の駆動手段によっ
    て駆動される排紙ローラと、この排紙ローラに付勢され
    る拍車とからなることを特徴とする請求項2記載の記録
    装置。
  5. 【請求項5】 前記ニップ位置情報は、前記記録媒体の
    搬送方向に連続する画像の記録データにより前記記録手
    段及び前記搬送手段によって記録媒体に形成されたテス
    トパターンに基づき設定されることを特徴とする請求項
    1ないし4いずれか記載の記録装置。
  6. 【請求項6】 前記ニップ位置情報は、前記テストパタ
    ーン内の所定の基準位置から不連続部分の始端部に至る
    間隔に基づいて設定されることを特徴とする請求項5に
    記載の記録装置。
  7. 【請求項7】 前記搬送手段は、前記テストパターンの
    記録において、前記記録媒体の後端が前記ニップ部の近
    傍にあるとき、記録媒体の一回の搬送量を1mm以下と
    することを特徴とする請求項5または6に記載の記録装
    置。
  8. 【請求項8】 前記ニップ位置情報を自動的に取得する
    情報取得手段備え、この情報取得手段は、テストパター
    ンの中に形成された記録部分と非記録部分とを読み取る
    フォトセンサと、このフォトセンサからの出力信号に基
    づき、テストパターンの記録部分における所定の基準位
    置から非記録部分の始端部に至る間隔を計測する手段と
    を備えることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか
    に記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記ニップ位置情報を自動的に取得する
    情報取得手段を備え、この情報取得手段は、記録媒体が
    搬送ローラとピンチローラのニップ部に挟持されている
    状態と記録媒体が前記ニップ部を抜けた状態とにおける
    ピンチローラの変位を検知するローラ変位検出手段と、
    このローラ変位検出手段の検出結果に基づき、前記ニッ
    プ部より搬送経路の上流側における所定の基準位置から
    前記ニップ部に至る間隔を計測する手段とを備えること
    を特徴とする請求項3または4に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記ニップ位置情報を自動的に取得す
    る情報取得手段を備え、この情報取得手段は、記録媒体
    が搬送ローラとピンチローラのニップ部に挟持されてい
    る状態と記録媒体が前記ニップ部を抜けた状態とにおけ
    る搬送ローラの回転状態を検知する回転状態検出手段
    と、この回転状態検出手段の検出結果に基づき、前記ニ
    ップ部より搬送経路の上流側における所定の基準位置か
    ら前記ニップ部に至る間隔を計測する手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項3または4に記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記回転状態検出手段は、搬送ローラ
    の回転速度の変化を検出するものであることを特徴とす
    る請求項10に記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記回転状態検出手段は、搬送ローラ
    の間欠回転動作における各回転量の変化を検出するもの
    であることを特徴とする請求項10に記載の記録装置。
  13. 【請求項13】 前記記録媒体の後端が前記ニップ位置
    を抜けた直後の画像形成時には、ニップ部を抜ける直前
    の画像形成時よりも、前記記録手段の記録使用部分を搬
    送方向へとシフトさせると共に、搬送手段による搬送量
    を増大させる補正動作を行うことを特徴とする請求項5
    ないし12のいずれかに記載の記録装置。
  14. 【請求項14】 前記回転状態検出手段は、前記搬送ロ
    ーラと同一回転中心に回転する光学式のコードホイール
    とそれの信号を読み取るセンサとを備えることを特徴と
    する請求項10に記載の記録装置。
  15. 【請求項15】 前記記録手段は、熱エネルギーによっ
    てインクに気泡を発生させ、その気泡の発生エネルギー
    によってインクを吐出することを特徴とする請求項1な
    いし14のいずれかに記載の記録装置。
  16. 【請求項16】 相対向する一対のローラが記録媒体を
    挟持しつつ回転することにより記録媒体を搬送する搬送
    手段を有し、記録手段により記録媒体に記録を行う記録
    装置による記録方法であって、 前記一対のローラが記録媒体の端部を挟持するニップ部
    の前記搬送経路内における位置を表すニップ位置情報を
    記憶手段に格納するようにしたことを特徴とする記録方
    法。
  17. 【請求項17】 所定の搬送経路に沿って搬送される記
    録媒体に対して記録手段により記録を行う記録装置によ
    る記録方法であって、前記記録手段より前記搬送経路の
    上流側に配設された相対向する一対のローラが記録媒体
    を挟持しつつ回転することにより記録媒体の搬送を行う
    上流側搬送手段と、前記記録手段より前記搬送経路の下
    流側で記録媒体の搬送を行う下流側搬送手段と、を配
    し、前記一対のローラが記録媒体の端部を挟持するニッ
    プ部の前記搬送経路内における位置を表すニップ位置情
    報を記憶手段に格納するようにしたことを特徴とする記
    録方法。
  18. 【請求項18】 前記一対のローラは、前記記録手段よ
    り前記搬送経路の上流側に位置し所定の駆動手段によっ
    て駆動される搬送ローラと、この搬送ローラの回転に伴
    って従動回転するピンチローラであることを特徴とする
    請求項16または17に記載の記録方法。
  19. 【請求項19】 前記ニップ位置情報は、前記記録媒体
    の搬送方向に連続する画像の記録データにより前記記録
    手段及び前記搬送手段によって記録媒体に形成されたテ
    ストパターンに基づき設定されることを特徴とする請求
    項16ないし18のいずれかに記載の記録方法。
  20. 【請求項20】 前記ニップ位置情報は、前記テストパ
    ターン内の所定の基準位置から不連続部分の始端部に至
    る間隔に基づいて設定されることを特徴とする請求項1
    9に記載の記録方法。
  21. 【請求項21】 前記テストパターンの記録において、
    前記記録媒体の後端が前記ニップ部の近傍にあるとき、
    記録媒体の一回の搬送量を1mm以下とすることを特徴
    とする請求項19または20に記載の記録方法。
  22. 【請求項22】 前記ニップ位置情報を自動的に取得す
    る情報取得ステップを備え、この情報取得ステップは、
    テストパターンの中に形成された記録部分と非記録部分
    とを読み取るステップと、このフォトセンサからの出力
    信号に基づき、テストパターンの記録部分における所定
    の基準位置から非記録部分の始端部に至る間隔を計測す
    るステップとを備えることを特徴とする請求項19ない
    し21のいずれかに記載の記録方法。
  23. 【請求項23】 前記ニップ位置情報を自動的に取得す
    る情報取得ステップを備え、この情報取得ステップは、
    記録媒体が搬送ローラとピンチローラのニップ部に挟持
    されている状態と記録媒体が前記ニップ部を抜けた状態
    とにおけるピンチローラの変位を検知するローラ変位検
    出ステップと、検出されたピンチローラの変位に基づ
    き、前記ニップ部より搬送経路の上流側における所定の
    基準位置から前記ニップ部に至る距離を計測するステッ
    プとを備えることを特徴とする請求項17または18に
    記載の記録方法。
  24. 【請求項24】 前記ニップ位置情報を自動的に取得す
    る情報取得ステップを備え、この情報取得ステップは、
    記録媒体が搬送ローラとピンチローラのニップ部に挟持
    されている状態と記録媒体が前記ニップ部を抜けた状態
    とにおける搬送ローラの回転状態の変化を検知する回転
    状態検出ステップと、検出された搬送ローラの回転状態
    の変化に基づき、前記ニップ部より搬送経路の上流側に
    おける所定の基準位置から前記ニップ部に至る距離を計
    測するステップとを備えることを特徴とする請求項17
    または18に記載の記録方法。
  25. 【請求項25】 前記回転状態検出ステップは、搬送ロ
    ーラの回転速度の変化を検出することを特徴とする請求
    項24に記載の記録方法。
  26. 【請求項26】 前記回転状態検出ステップは、搬送ロ
    ーラの間欠回転動作における各回転量の変化を検出する
    ことを特徴とする請求項24に記載の記録方法。
  27. 【請求項27】 前記記録媒体の後端が前記ニップ位置
    を抜けた直後の画像形成時には、ニップ位置を抜ける直
    前の画像形成時よりも、前記記録手段の記録使用部分を
    搬送方向へとシフトさせると共に、搬送手段による搬送
    量を増大させる補正動作を行うことを特徴とする請求項
    19ないし26のいずれかに記載の記録方法。
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