JP2002254179A - 棒状体の接合方法及び接合用保護筒体 - Google Patents

棒状体の接合方法及び接合用保護筒体

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JP2002254179A
JP2002254179A JP2001056664A JP2001056664A JP2002254179A JP 2002254179 A JP2002254179 A JP 2002254179A JP 2001056664 A JP2001056664 A JP 2001056664A JP 2001056664 A JP2001056664 A JP 2001056664A JP 2002254179 A JP2002254179 A JP 2002254179A
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flux
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butt
rods
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JP2001056664A
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Masao Ushio
誠夫 牛尾
Shigetomo Matsui
繁朋 松井
Hiroshi Yomo
宏 四方
Noboru Nishiyama
昇 西山
Yoshikazu Yaginuma
良和 柳沼
Akira Sato
佐藤  明
Ko Togo
曠 東郷
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MEIHO KK
Meiho Co Ltd
Meito Sangyo KK
New Industry Research Organization NIRO
NDK Inc
Original Assignee
MEIHO KK
Nihon Denshi Kogyo KK
Meiho Co Ltd
Meito Sangyo KK
New Industry Research Organization NIRO
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定して強固に接合することができ、しか
も、接合作業終了後の後処理の簡略化を図ることができ
ると共に、接合部の表面の平滑化が可能な棒状体の接合
方法及び接合用保護筒体を提供する。 【解決手段】 一対の棒状体2、2を突合せ配置し、内
周部にフラックスを有する保護筒体1を、上記両突合せ
端部19、19の周囲に配置する。両突合せ端部19を
加熱状態で両突合せ端部19、19を圧着する。上記突
合せ端部19の圧着時に、上記フラックス3の温度を上
昇させ、ガス、スラグ等を生成して接合部20を保護す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、棒状体の接合方
法及び接合用保護筒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】土木、建築等のコンクリート構造物に使
用される鉄筋等は、棒状体をその長手方向に接合して形
成される。そして、その接合方法は、一対の棒状体の端
面同士を突合せ、この状態で、長手方向に圧縮力を加え
ながら、その突合せ端部を酸化アセチレンガス等にて加
熱するものであった。しかしながら、このようなガス圧
接は、作業が屋外で行われるので、雨天での施工が非常
に困難であると共に、作業者による手作業であるため、
接合強度にばらつきが生じ、品質に問題があった。その
ため、図11に示すような接合用保護筒体を使用する接
合方法が開発された。すなわち、この接合用保護筒体
は、例えば、セラミックスの短筒体からなり、その外周
面40に螺旋溝41が設けられ、この螺旋溝41に高周
波誘導加熱装置のコイル(図示省略)が嵌合されるもので
ある。この接合用保護筒体を使用する接合方法は、ま
ず、接合すべき一対の棒状体42、42を突合せ配置
し、この保護筒体を棒状体42、42の両突合せ端部4
3、43の周囲に配置する。その状態で高周波誘導加熱
装置のコイルに高周波電流を流すことによって、両突合
せ端部43を加熱し、この状態でこの一対の棒状体4
2、42を相互に接近する方向に押圧することによって
接合していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、接合工程に
おいて、突合せ端部43、43は膨出して、接合部とな
り、その膨出した接合部が上記保護筒体の内周面に圧接
するおそれがあった。そのため、接合部と保護筒体との
間にかみ込みが発生し、形成された接合部(膨出部)の
表面が平滑に仕上がらず、しかも、接合後、保護筒体を
この接合部から取外す必要があり、かみ込んでいる場
合、保護筒体の取外しが面倒であった。また、接合部の
表面は、酸化防止処理が何ら施されず、劣化しやすく、
接合部としては、強度的に劣るものとなっていた。
【0004】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、安定して強固
に接合することができ、しかも、接合作業終了後の後処
理の簡略化を図ることができると共に、接合部の表面の
平滑化が可能な棒状体の接合方法及び接合用保護筒体を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の棒状体
の接合方法は、一対の棒状体2、2を突合せ配置し、両
突合せ端部19、19を加熱すると共に、加熱状態で両
突合せ端部19、19を圧着する棒状体の接合方法にお
いて、内周部にフラックスを有する保護筒体1を、上記
両突合せ端部19、19の周囲に配置し、上記突合せ端
部19、19の圧着時に、上記フラックス3の温度を上
昇させ、ガス、スラグ等を生成して接合部20を保護す
ることを特徴としている。
【0006】上記請求項1の棒状体の接合方法では、突
合せ端部19、19の圧着時に、フラックスがガスを生
成するので、接合部20の酸化、窒化を防止することが
でき、これによって、接合部20が有効に保護される。
また、フラックス3が溶融スラグを生成するので、この
溶融スラグが接合部に接触し、かみ込みを有効に防止す
る。
【0007】請求項2の棒状体の接合方法は、一対の棒
状体2、2を突合せ配置し、両突合せ端部19、19を
加熱すると共に、加熱状態で両突合せ端部19、19を
圧着する棒状体の接合方法において、保護筒体1を上記
両突合せ端部19、19の周囲に配置した後、この保護
筒体1と突合せ端部19、19との間に粒状フラックス
3を投入し、上記突合せ端部19、19の圧着時に、上
記フラックス3の温度を上昇させ、ガス、スラグ等を生
成して接合部20を保護することを特徴している。
【0008】上記請求項2の棒状体の接合方法では、上
記請求項1と同様に、接合部20が保護されると共に、
接合部20と保護筒体1との間のかみ込みも防止され
る。しかも、接合作業時に粒状フラックス3を投入すれ
ばよいので、このフラックス3は吸湿しにくく、接合部
20の酸化、窒化の防止を確実に行うことができる。さ
らに、粒状フラックス3を使用することによって、表面
をより美しく仕上げることが可能であり、接合作業後の
保護筒体1の剥離性に特に優れる。
【0009】請求項3の棒状体の接合用保護筒体は、一
対の棒状体2、2を突合せ配置し、両突合せ端部19、
19を加熱すると共に、加熱状態で両突合せ端部を圧着
する棒状体の接合方法において、上記両突合せ端部1
9、19の周囲に配置される接合用保護筒体であって、
筒状本体4と、この筒状本体4の内周面5に設けられる
フラックス3を有し、上記突合せ端部19、19の圧着
時における上記フラックス3の温度上昇により、ガス、
スラグ等を生成して接合部20を保護することを特徴と
している。
【0010】上記請求項3の接合用保護筒体では、突合
せ端部19、19の圧着時に、フラックス3がガスを生
成するので、接合部20の酸化、窒化を防止することが
でき、これによって、接合部20が有効に保護される。
また、フラックスが溶融スラグを生成するので、この溶
融スラグが接合部20に接触し、かみ込みを有効に防止
する。
【0011】請求項4の接合用保護筒体は、上記両突合
せ端部19、19の周囲に配置された状態で、棒状体2
と筒状本体4の内周面5との間に、棒状体3の外径寸法
Dの10〜25%である隙間を設けることを特徴として
いる。
【0012】請求項4の接合用保護筒体では、接合工程
中に、筒状本体4の内周面5に接合部20が圧接せず、
かみ込みを確実に防止することが可能となる。
【0013】請求項5の接合用保護筒体は、上記筒状本
体4の内周面5に凹溝21を周設し、この凹溝21内に
フラックスを配置したことを特徴としている。
【0014】上記請求項5の接合用保護筒体では、フラ
ックス配置部位を、棒状体2、2の突合せ面(端面)に
対応させれば、このフラックス3にて、接合部の酸化、
窒化を防止すると共に、かみ込みを有効に防止すること
が可能であるので、必要最小限のフラックス量で済む。
しかも、凹溝21内にフラックス2を配置するものであ
るので、フラックス2の剥落の防止が可能となる。さら
に、筒状本体4の内周面5にフラックス2をコーティン
グしなくてもよくなって、筒状本体4の外径の拡大化を
防止できる。
【0015】請求項6の接合用保護筒体は、軸方向に沿
って複数のスリット22が形成されていることを特徴と
していることを特徴としている。
【0016】上記請求項6の接合用保護筒体では、軸方
向に沿って複数のスリット22が形成されているので、
この接合用保護筒体を分割することが可能であり、接合
工程前に分割させれば、この接合用保護筒体の突合せ端
部19、19への配置作業が容易となり、また、分割さ
せることなく突合せ端部19、19へ配置して、接合工
程を行うようにしても、接合用保護筒体の分割が可能で
あり、接合部20からの接合用保護筒体の取外しが容易
である。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、この発明の接合用保護筒体
の実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明す
る。図1は、この実施の形態である接合用保護筒体の断
面図であり、この接合用保護筒体1は、一対の棒状体
2、2の突合せ接合時に使用するものである。この棒状
体2は、土木、建築等のコンクリート構造物に使用され
る鉄筋等を構成する。この接合用保護筒体1は、その内
周部にフラックス3を有するものであって、セラミック
等の短筒体の筒状本体4と、この筒状本体4の内周面5
に設けられる上記フラックス3からなる。そして、筒状
本体4の外周面6に、螺旋溝7が形成されている。この
螺旋溝7には、図2と図3に示すように、コイル8が巻
設される。このコイル8は、高周波誘導加熱装置のコイ
ルであり、銅等の導体のパイプ管からなり、高周波電流
が流されると共に、内部中空部9に冷却水が供給され
る。ところで、上記筒状本体4としては、例えば、その
成分が、SiO 2(35〜42重量%)、Al23(5
6〜63重量%)、K2O(0.2〜2.0重量%)、
Na2O(0.1〜2.0重量%)、及びその他不可避
不純物(0.5〜1.3重量%)のアルミナ珪酸塩質を
使用する。
【0018】また、フラックス3としては、例えば、S
iO2(40〜44重量%)、Al23(43〜48重
量%)、Na2O(8〜13重量%)、及びその他不可
避不純物(1〜2重量%)を成分とするものを使用し、
さらには、溶接棒の被覆剤として使用されるものを使用
することができ、例えば、D4311の溶接棒の被覆剤
を使用する。この場合、セルロース、酸化チタン、アス
ベスト、高炭素フェロマンガン、タルク等に、固着剤
(ケイ酸ソーダ及びケイ酸カリ等の水溶液)が配合され
てなる。すなわち、フラックス3は、水溶液状態で、筒
状本体4の内周面5に塗布し、これを固化させるもので
ある。
【0019】ところで、接合用保護筒体1は、図1に示
すように、内径寸法Aを、接合すべき棒状体2、2の外
径寸法Dより大きく設定し、棒状体2と筒状本体4の内
周面5との間に棒状体2の外径寸法Dの10〜25%で
ある隙間G(図4参照)を設ける。具体的には、内径寸
法Aを25mm〜60mm位に設定した場合、フラック
ス3の肉厚Tを2〜8mm位に設定する。また、筒状本
体4の肉厚T0及び螺旋溝7の深さ等は上記コイル8の
内径を決定するものであり、また、螺旋溝7の螺旋角度
はコイル8のピッチを決定するものであり、これらは、
高周波誘導加熱における重要な要因となるため、接合す
る棒状体2の材質、大きさ等を考慮して、接合する際に
棒状体2を所望の温度にまで加熱することができるよう
に、決定する必要がある。また、接合用保護筒体1の長
さ寸法L0としては、棒状体2、2の後述する突合せ端
部19、19に対応する長さである。
【0020】ところで、上記のように構成された接合用
保護筒体1を使用して棒状体2、2を接合する場合、図
4に示す保持装置10を使用する。この保持装置10
は、一対のクランプ体11、12と、このクランプ体1
1、12をアーム15、16を介して支持する支持体1
3とを備え、一方(下方)のクランプ体12で一方(下方)
の棒状体2をクランプし、他方(上方)のクランプ体11
で他方(上方)の棒状体2をクランプするものである。各
クランプ11、12で棒状体2、2をクランプするに
は、各クランプ11、12にボルト部材14・・を螺着
すればよい。また、他方のクランプ体11は、一方のク
ランプ体12に対して図4の矢印の如く可動して接近離
間する。すなわち、クランプ体11を支持しているアー
ム15が、図示省略の駆動手段にて、上下動して、この
クランプ体11が上下動する。なお、駆動手段として
は、例えば、シリンダ機構やリンク機構等に公知公用の
駆動手段を使用することができる。また、上方のクラン
プ11側を固定側として、下方側のクランプ12側を可
動側としたり、両クランプ11、12を相互に可動させ
るものであってもよい。
【0021】次に、上記接合用保護筒体1と保持装置1
0等を使用して、この発明に係る接合方法を説明する。
まず、図4に示すように、下方のクランプ体12にて、
下方の棒状体2をクランプする。この際、一方の棒状体
2の先端部17をこのクランプ体12から、突出させ
る。次に、コイル8を螺旋溝7に沿って巻設した接合用
保護筒体1を、クランプ12から突出している棒状体2
の先端部17に外嵌する。この場合、接合用保護筒体1
の内径寸法Aは棒状体2の外径寸法Dより大であるの
で、遊嵌状となって、下方のクランプ12に当接状とな
っている。その後、他方の棒状体2を、その端面2aが
一方の棒状体2の端面2aに突合うように、上方のクラ
ンプ11にて、クランプする。すなわち、他方の棒状体
2の基端部18をこのクランプ11から突出させる。こ
の場合、各棒状体2、2の軸心は同一直線(鉛直線)上
に配置する。次に、高周波加熱誘導装置の図示省略のケ
ーブルを、コイル8の接続端に接続し、接合用保護筒体
1の位置合わせを行ってこのケーブルを保持装置10の
支持体13に固定する。位置合わせとは、図4に示すよ
うに、棒状体2、2の合わせ面2a、2aが、接合用保
護筒体1の軸方向中央部に対応するような位置合わせで
あって、突合せ端部19、19の周囲にこの接合用保護
筒体1を配置することである。なお、ケーブルを固定す
る手段としては、ボルト・ナット結合等を使用すること
ができる。
【0022】そして、上記のようにセットした状態で、
高周波誘導加熱装置をON状態として、コイル8の高周
波電流を流す。これによって、交番磁束が生じ、それが
棒状体2、2を貫通して渦電流を誘導する。その際、棒
状体2、2の突合せ端部19、19にジュール熱が発生
する。これによって、この棒状体2、2の突合せ端部1
9、19が加熱され、この突合せ端部19、19が融解
状となる。その状態で、上方のクランプ11を下方へ僅
かに移動させて、上方の棒状体2にて下方の棒状体2を
押圧して加圧する。これによって、この一対の棒状体
2、2が圧着する。その後、ケーブル及び保持装置10
を取外すと共に、接合用保護筒体1を接合部20(図1
に示すように、僅かに膨出して形成されている)から取
外せば、この接合作業は終了する。また、コイル8の中
空部9に冷却水を流すことによって、接合部20を冷却
することができる。なお、接合用保護筒体1を取外す場
合、ハンマー等の工具にて軽く叩いて、壊せばよい。
【0023】この場合、接合中の加熱によって、接合用
保護筒体1の内周部のフラックス3からガス(例えば、
2、CO、CO2等)が発生(生成)し、これのガスに
て、接合部20を覆うことになって、この接合部20の
酸化及び窒化を防止することができる。また、フラック
ス3は、溶融スラグを生成し、この溶融スラグが接合部
20と接合用保護筒体1の筒状本体4との間に介在し、
接合部20の表面の平滑化を達成することが可能でき、
しかも、接合後においては、スラグは固化して、剥離性
に優れるものとなって、接合用保護筒体1の取外し作業
が容易となる。ところで、上記のように、フラックス3
の肉厚寸法Tを設定したのは、この範囲より小さけれ
ば、フラックス3としての上記機能を十分に発揮せず、
逆にこの範囲を超えれば、フラックス3の量が多すぎて
材料の無駄が生じると共に、接合用保護筒体1としての
内径寸法が小さくなって、棒状体1にセットしにくくな
るおそれがあるからである。また、筒状本体4の内周面
5と棒状体2との隙間Gを上記のように設定したのは、
これより小さければ、接合作業時に、筒状本体4の内周
面5と接合部20とが圧接して、かみ込むおそれがあ
り、逆にこれより大きければ、巻設されるコイル8の内
径等の関係で筒状本体4の肉厚を十分とれなくなるから
である。
【0024】次に、図5は接合用保護筒体1の他の実施
の形態を示し、この場合、フラックス3が、接合用保護
筒体1の軸方向中央部にのみ設けている。すなわち、フ
ラックス3の軸方向長さLを、筒状本体4の軸方向長さ
0より短く設定し、端面2a、2aの近傍のみにフラ
ックス3を対応させている。この接合用保護筒体1を使
用して棒状体2、2の接合を行っても、上記図1に示す
接合用保護筒体1と同様の作用効果を奏することが可能
である。しかも、フラックス3の量が減少した分、コス
トの低減を図ることが可能である利点がある。
【0025】また、図6は接合用保護筒体1の別の実施
の形態を示し、この場合、筒状本体4の内周面5に凹溝
21を周設し、この凹溝21を内にフラックス3を配置
している。この場合、凹溝21は、軸方向中央部に設け
られ、断面形状が円弧状とされている。そして、フラッ
クス3の内周面3aと筒状本体4の内周面5とを同一面
上に配置している。この場合も、図5に示す接合用保護
筒体1と同様、フラックス3の軸方向長さLを、短く設
定し、端面2a、2aの近傍にのみにフラックス3を対
応させている。また、フラックス3の軸方向中央部の最
大厚さT1としては、上記の図1と図5の接合用保護筒
体1のフラックス3の肉厚Tと略同一に設定される。さ
らに、棒状体2から凹溝21の最深部までの距離として
は、棒状体2の外径寸法Dの10〜25%である。従っ
て、この接合用保護筒体1を使用して棒状体2、2の接
合を行っても、上記図1に示す接合用保護筒体1と同様
の作用効果を奏することが可能である。また、フラック
ス3が凹溝21内に配置されるので、このフラックス3
の剥落が有効に防止され、この接合用保護筒体1の取り
扱いが容易となる利点がある。さらに、フラックス3が
筒状本体4の内周面5にコーティングされないので、筒
状本体4の外径寸法の拡大化を防止して、接合用保護筒
体1に巻設されるコイル8の内径の拡大化を防止でき、
これによって、効果的な突合せ端部19、19の効果的
な加熱を行うことが可能となる。
【0026】なお、凹溝21としては、図7に示すよう
に断面形状が略矩形状とされるものであってもよい。こ
の場合図例では、凹溝21の開口端21a、21bがア
ール状(丸みのある形状)とされている。これは、形成
される接合部20を美しく仕上げるためである。また、
この凹溝21の容量としては、加圧時に保護筒体1が割
れないように、棒状体2の膨らみに対応するもとする。
このため、凹溝21としては、この容量が確保されれ
ば、その断面形状が略V字状、半長円乃至半楕円、又は
半多角形状等の種々の形状のものであってもよい。
【0027】また、図8に示すように、保護筒体1の筒
状本体4に凹溝21を設けると共に、図1等に示すよう
に、この筒状本体4の内周面5全体に渡ってフラックス
3を付設してもよい。もちろん、凹溝21の形状はこれ
に限るのもではない。
【0028】さらに別の実施の形態として、図9に示す
ように、保護筒体1を筒状本体4のみをもって構成し、
フラックス3として粒状フラックスを使用するものであ
ってもよい。この場合、筒状本体4の一方開口部(下方
開口部)側にフラックス落下防止部25を設ける。フラ
ックス落下防止部25としては、例えば、筒状本体4の
下方開口部に内鍔状の内方突出片を設けたり、筒状本体
4の下方開口部近傍において棒状体2に耐熱性に優れた
線状体(例えば、ガラスウール等)を巻設したりして形
成すればよい。また、粒状フラックス3とは、サブマー
ジアーク溶接等に使用される粉粒状のスラックスであ
る。なお、この図9の場合、筒状本体4の内周面5に図
7に示す形状の凹溝21が形成されているが、凹溝21
としては、図6に示す形状等のものであってもよく、さ
らには有さないものでもよい。
【0029】そして、この保護筒体1を使用して接合作
業を行うには、まず、上記各実施の形態と同様に、棒状
体2、2の合わせ面2a、2aが、保護筒体1の軸方向
中央部に対応するような位置合わせを行って、突合せ端
部19、19の周囲に、コイル8を巻設したこの保護筒
体1を配置する。なお、この場合の保護筒体1には、螺
旋溝7が形成されていないが、もちろん螺旋溝7を有す
るものであってもよい。このようにセットされた状態に
おいて、保護筒体1の内周面5と棒状体2、2との間の
隙間に粒状フラックス3を投入して、コイル8の高周波
電流を流す。これによって、棒状体2、2の突合せ端部
19、19を融解状として、この状態で、上下の棒状体
2、2を接近する方向にどちらか又は両方を押圧し、こ
の一対の棒状体2、2を圧着する。その後、ケーブル及
び図外の保持装置10を取外すと共に、接合用保護筒体
1を接合部20から取外せば、この接合作業は終了す
る。なお、接合用保護筒体1を取外す場合、上記と同様
に、ハンマー等の工具にて軽く叩いて、壊せばよい。
【0030】この図9に示す保護筒体1を使用して接合
作業を行えば、上記各実施の形態と同様に、フラックス
3からのガスにて、接合部20を覆うことになって、こ
の接合部20の酸化及び窒化を防止することができる。
また、フラックス3は、溶融スラグを生成し、この溶融
スラグが接合部20と接合用保護筒体1との間に介在
し、接合部20の表面の平滑化を達成することが可能で
きる。しかも、接合作業時に粒状フラックス3を投入す
ればよいので、このフラックス3は吸湿しにくく、高品
質の接合部20を形成することができ、接合部20の酸
化、窒化の防止を確実に行うことができる。さらに、粒
状フラックス3を使用することによって、表面をより美
しく仕上げることが可能であり、接合作業後の保護筒体
1の剥離性に優れる。また、コストの低減にも寄与す
る。
【0031】ところで、保護筒体1は、上記各実施の形
態では、接合作業終了後に接合部20から取外されるも
のであるので、保護筒体1を複数のセグメントから構成
し、接合作業終了後の分離を可能とするのが好ましい。
しかしながら、複数のセグメントを形成した後これらを
組み立てる場合、形成すべき筒体1には螺旋溝7が設け
られるので、連続した螺旋溝を形成することは極めて困
難であり、さらに、筒体1の筒状本体4はセラミックで
あり、焼結時に、反り、歪等が発生し、寸法精度に問題
がある。そのため、図10に示すように、筒状本体4を
成形後に、軸方向に沿って複数(図例では、2本である
が、もちろん3本以上であってもよい)のスリット2
2、22を形成したものを使用する。この場合、筒状本
体4に軽い衝撃を与えれば、分割(2分割)することが
でき、この分割された分割片は破面が一致し、組み合わ
せれば、もとの短筒形状体とすることができ、この状態
で、コイル8を巻設すると共に、内部にフラックス3を
設ければ、図1の接合用保護筒体1と同様、棒状体2、
2の接合作業に最適なものとなり、しかも、筒状本体4
が分割されているので、接合作業終了後の接合用保護筒
体1の取外し作業の簡略化を図ることができる。また、
スリット22を有する保護筒体1を分割させない状態で
使用し、接合作業終了後に、この接合用保護筒体1に衝
撃を与えて、分割させるようにしてもよい。この場合
も、接合部20から簡単に取外すことが可能である。な
お、スリット22を形成する場合、残部23の径方向長
さを、例えば、2〜4mm位とするのが好ましい。ま
た、上記のように、分割したものや、スリット22を有
するものでは、接合作業中に、接合用保護筒体1が分割
されて接合部20から外れるおそれがあり、外れれば、
接合部20の表面が劣化したり、高周波短絡したりする
ので、これを防止するために、耐熱性等に優れた結束部
材(例えば、金属線等)にて接合用保護筒体1を縛るよ
うにしてもよい。
【0032】以上にこの発明の棒状体の接合方法及び接
合用保護筒体の具体的な実施の形態について説明した
が、この発明は上記実施の形態に限定されるものではな
く、この発明の範囲内で種々変更して実施することが可
能である。例えば、フラックス3の成分としては、温度
上昇により、ガス、スラグ等を生成すると共に、融点が
1000℃〜1200℃位であり、ガス発生時等におい
て、棒状体2の金属と反応しない範囲において、自由に
変更できる。また、接合用保護筒体1の筒状本体4の材
質としては、セラミック以外に、絶縁性で、接合時に溶
融したり変形したりしないものであれば、採用すること
ができる。突合せ端部19、19を加熱する手段として
も、高周波誘導加熱装置以外に、フラッシュバット溶接
や直接通電による抵抗加熱でもよい。さらに、図10に
示すように、スリット22を形成する場合、2個のスリ
ット22を軸心に関して対称に設けるが好ましいが、周
方向に沿って、120°ピッチで3個配設して3分割を
可能としたり、さらにそれ以上にスリット22を設けて
4分割以上の分割を可能としたりすることができる。ま
た、図6に示す接合用保護筒体の場合、フラックス3の
内周面3aを凹溝21に応じて凹湾曲面としてもよい。
さらに、接合用保護筒体1として、螺旋溝7を有さない
ものであってもよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1の棒状体の接合方法によれば、
接合部の酸化、窒化を防止することができ、これによっ
て、接合部が有効に保護され、安定した状態で長期に渡
って強固に接合され、高品質の鉄筋を提供することが可
能となる。また、フラックスがスラグを生成するので、
かみ込みを有効に防止する。そのため、接合作業終了後
の接合用保護筒体の取外し作業が容易となって、作業時
間の短縮を図ることができるとなると共に、接合部の平
滑化が可能となる。
【0034】請求項2の棒状体の接合方法によれば、上
記請求項1と同様の効果を有する。さらに、この接合方
法では、フラックスは吸湿しないので、接合部の酸化、
窒化の防止を確実に行うことができる。しかも、粒状フ
ラックスを使用することによって、表面をより美しく仕
上げることが可能であり、高品質の鉄筋等を提供するこ
とができる。また、接合作業後の保護筒体の剥離性に特
に優れるので、生産性の向上を図ることが可能である。
さらには、コストの低減にも寄与する。
【0035】請求項3の接合用保護筒体によれば、安定
した状態で長期に渡って強固に接合され、高品質の鉄筋
を提供することが可能となる。また、接合作業終了後の
接合用保護筒体の取外し作業が容易となって、作業時間
の短縮を図ることができるとなると共に、接合部の平滑
化が可能となる。
【0036】請求項4の接合用保護筒体によれば、接合
工程中に、この接合用保護筒体の内周部が棒状体の外周
面に圧接せず、かみ込みを確実に防止することが可能と
なる。
【0037】請求項5の接合用保護筒体によれば、フラ
ックス配置部を、一対の突合せ面に対応させれば、この
フラックスにて、接合部の酸化、窒化を防止すると共
に、かみ込みを有効に防止することが可能であるので、
必要最小限のフラックス量で済み、コストの低減を図る
ことが可能となる。また、フラックスの剥落を有効に防
止して、この接合用保護筒体の取り扱い性の向上を図る
ことが可能である。しかも、外径寸法の拡大化を防止で
き、これによって、加熱手段として高周波誘導加熱を使
用する際に、コイルの内径の拡大化を防止して、棒状体
の突合せ端部の効果的な加熱を行うことが可能となる。
【0038】請求項6の接合用保護筒体によれば、接合
用保護筒体を分割することが可能であり、接合工程前に
分割させれば、この接合用保護筒体の突合せ端部への配
置作業が容易となり、また、分割させることなく突合せ
端部へ配置して、接合工程を行うようにしても、接合用
保護筒体の分割が可能であり、接合部からの接合用保護
筒体の取外しが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の接合用保護筒体の実施の形態を示す
断面図である。
【図2】上記接合用保護筒体のコイル巻設状態の半截断
面図である。
【図3】上記接合用保護筒体のコイル巻設状態の斜視図
である。
【図4】この発明の棒状体の接合方法の実施の形態の説
明図である。
【図5】この発明の接合用保護筒体の他の実施の形態を
示す断面図である。
【図6】この発明の接合用保護筒体の別の実施の形態を
示す断面図である。
【図7】図6の保護筒体の変形例を示す断面図である。
【図8】図6の保護筒体の他の変形例を示す断面図であ
る。
【図9】この発明の棒状体の接合方法の他の実施の形態
を示す説明図である。
【図10】この発明の接合用保護筒体のさらに別の実施
の形態を示し、(a)は平面図であり、(b)は(a)
のX−X線断面図である。
【図11】従来の接合用保護筒体の断面図である。
【符号の説明】
1 接合用保護筒体 2 棒状体 3 フラックス 5 内周面 19 突合せ端部 20 接合部 21 凹溝 22 スリット D 外径寸法 G 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 501085142 名東産業株式会社 愛知県犬山市橋爪上海92−3 (72)発明者 牛尾 誠夫 兵庫県川西市緑台4丁目8番48号 (72)発明者 松井 繁朋 兵庫県神戸市中央区港島南町1丁目5番2 号 財団法人新産業創造研究機構内 (72)発明者 四方 宏 兵庫県神戸市中央区港島南町1丁目5番2 号 財団法人新産業創造研究機構内 (72)発明者 西山 昇 兵庫県神戸市中央区港島南町1丁目5番2 号 財団法人新産業創造研究機構内 (72)発明者 柳沼 良和 神奈川県相模原市南橋本4−3−15 日本 電子工業株式会社内 (72)発明者 佐藤 明 埼玉県川口市前川2−36−18 株式会社明 峰内 (72)発明者 東郷 曠 愛知県小牧市小木東1丁目20番地 名東産 業株式会社内 Fターム(参考) 4E067 AA02 BB02 DA17 DB02 DC04 EC05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の棒状体(2)(2)を突合せ配置
    し、両突合せ端部(19)(19)を加熱すると共に、
    加熱状態で両突合せ端部(19)(19)を圧着する棒
    状体の接合方法において、内周部にフラックス(3)を
    有する保護筒体(1)を、上記両突合せ端部(19)
    (19)の周囲に配置し、上記突合せ端部(19)(1
    9)の圧着時に、上記フラックス(3)の温度を上昇さ
    せ、ガス、スラグ等を生成して接合部(20)を保護す
    ることを特徴とする棒状体の接合方法。
  2. 【請求項2】 一対の棒状体(2)(2)を突合せ配置
    し、両突合せ端部(19)(19)を加熱すると共に、
    加熱状態で両突合せ端部(19)(19)を圧着する棒
    状体の接合方法において、保護筒体(1)を上記両突合
    せ端部(19)(19)の周囲に配置した後、この保護
    筒体(1)と突合せ端部(19)(19)との間に粒状
    フラックス(3)を投入し、上記突合せ端部(19)
    (19)の圧着時に、上記フラックス(3)の温度を上
    昇させ、ガス、スラグ等を生成して接合部(20)を保
    護することを特徴とする棒状体の接合方法。
  3. 【請求項3】 一対の棒状体(2)(2)を突合せ配置
    し、両突合せ端部(19)(19)を加熱すると共に、
    加熱状態で両突合せ端部(19)(19)を圧着する棒
    状体の接合方法において、上記両突合せ端部(19)
    (19)の周囲に配置される接合用保護筒体であって、
    筒状本体(4)と、この筒状本体(4)の内周面(5)
    に付設されるフラックス(3)とを有し、上記突合せ端
    部(19)(19)の圧着時における上記フラックス
    (3)の温度上昇により、ガス、スラグ等を生成して接
    合部(20)を保護することを特徴とする接合用保護筒
    体。
  4. 【請求項4】 上記両突合せ端部(19)(19)の周
    囲に配置された状態で、棒状体(2)(2)と筒状本体
    (4)の内周面(5)との間に、棒状体(2)(2)の
    外径寸法(D)の10〜25%である隙間(G)を設け
    ることを特徴とする請求項3の接合用保護筒体。
  5. 【請求項5】 上記筒状本体(4)の内周面(5)に凹
    溝(21)を周設し、この凹溝(21)内にフラックス
    (3)を配置したことを特徴とする請求項3又は請求項
    4の接合用保護筒体。
  6. 【請求項6】 軸方向に沿って複数のスリット(22)
    が形成されていることを特徴とする請求項3〜請求項5
    のいずれかの接合用保護筒体。
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WO2015199498A1 (ko) * 2014-06-27 2015-12-30 오씨아이 주식회사 폴리실리콘 절편을 이용한 폴리실리콘 필라멘트 접합장치

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