JP2002251890A - 信号増幅回路およびそれを備える半導体記憶装置 - Google Patents

信号増幅回路およびそれを備える半導体記憶装置

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JP2002251890A
JP2002251890A JP2001049944A JP2001049944A JP2002251890A JP 2002251890 A JP2002251890 A JP 2002251890A JP 2001049944 A JP2001049944 A JP 2001049944A JP 2001049944 A JP2001049944 A JP 2001049944A JP 2002251890 A JP2002251890 A JP 2002251890A
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Atsushi Oba
敦 大庭
Isao Nojiri
勲 野尻
Yoshihide Kai
芳英 甲斐
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Mitsubishi Electric Corp
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    • G11C16/28Sensing or reading circuits; Data output circuits using differential sensing or reference cells, e.g. dummy cells
    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力された電流間の差を増幅検知する信号増
幅回路において、動作速度の高速化および外乱を排除し
たデータ読出精度の確保を図る。 【解決手段】 本発明に従う信号増幅回路は、基準電流
とメモリセル電流との差に応じた電圧をノードNsに生
成する電流比較部120と、ノードNoに出力信号DO
UTを生成する出力レベル設定部160とを含む。出力
レベル設定部160は、制御電圧Vmに応じた一定電流
Ipを電源ノード101からノードNoに供給するため
のトランジスタQP12と、ノードNsの電圧に応じた
電流InをノードNoから接地ノード102に流すため
のトランジスタQN12とを有する。トランジスタQN
12を流れる電流Inは、基準電流とメモリセル電流と
が均衡する状態において、一定電流Ipと均衡するよう
に設計される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、信号増幅回路に
関し、より特定的には、不揮発性半導体記憶装置のデー
タ読出に用いられるセンスアンプ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不揮発性半導体記憶装置等におい
て、2つの入力ノードにそれぞれ流れる電流の差を増幅
検知して、この電流差に応じたデータ出力を実行する信
号増幅回路が用いられている。このような信号増幅回路
においては、検出感度、検出精度、動作速度および消費
電力といった点が性能面で重視される。
【0003】図14は、不揮発性半導体記憶装置におい
てセンスアンプとして用いられる、従来の技術の信号増
幅回路の構成を示す回路図である。
【0004】図14を参照して、従来の技術の信号増幅
回路1は、センス入力ノードNi1およびNi2をそれ
ぞれ流れる電流の差を増幅して、出力信号DOUTの信
号レベルに反映する。
【0005】センス入力ノードNi1は、データ読出時
において、選択ゲートYGおよびビット線BLを介し
て、メモリセルトランジスタMCTと電気的に結合され
る。メモリセルトランジスタMCTは、ワード線WLと
接続されたコントロールゲートを有し、そのソースおよ
びドレインは、接地電圧Vssおよびビット線BLとそ
れぞれ接続される。
【0006】メモリセルトランジスタMCTのしきい値
電圧は、記憶しているデータのレベル(以下、「記憶デ
ータレベル」とも称する)に応じて変化する。したがっ
て、ワード線WLを所定電圧に活性化することにより、
メモリセルトランジスタMCTのしきい値電圧、すなわ
ち記憶データレベルに応じた電流を、メモリセルトラン
ジスタMCTに流すことができる。一般に、1本のワー
ド線WLの活性化に応答して、複数のメモリセルトラン
ジスタMCTが選択されて、対応する複数のビット線の
それぞれに、記憶データレベルに応じた電流が流され
る。
【0007】選択ゲートYGは、コラム選択線YLの活
性化に応答してオンする。列選択結果に応じた、コラム
選択線YLの選択的な活性化によって、ワード線WLの
活性化に応答して選択された複数のメモリセルトランジ
スタMCTのうちの1個がさらに選択されて、センス入
力ノードNi1と接続される。
【0008】このように、ワード線WLおよびコラム選
択線YLの選択的な活性化に応答して、選択されたメモ
リセルトランジスタMCTがセンス入力ノードNi1と
電気的に結合される。
【0009】一方、センス入力ノードNi2は、データ
読出時において、データ読出時の基準値を与えるための
基準メモリセルトランジスタMCRTと電気的に結合さ
れる。基準メモリセルトランジスタMCRTは、基準と
なる固定されたしきい値電圧を有する。
【0010】メモリセルトランジスタMCTに対する構
成と同様に、基準メモリセルトランジスタMCRTに対
しても、ワード線WRL、選択ゲートYGR、ビット線
RBLおよびコラム選択線YRLが配置される。ワード
線WRLおよびコラム選択線YRLは、データ読出時に
おいて活性化される。
【0011】信号増幅回路1は、センス入力ノードNi
1およびNi2にそれぞれ流されるの電流の差を増幅し
て、出力信号DOUTの信号レベルを設定する。
【0012】信号増幅回路1は、Nチャネル型の電界効
果型トランジスタTaと、カレントミラーを構成するP
チャネル型の電界効果型トランジスタTbおよびTc
と、電流−電圧変換を行なうためのダイオードDCと、
バイアス回路2とを有する。なお、以下本明細書中にお
いては、Nチャネル型の電界効果型トランジスタおよび
Pチャネル型の電界効果型トランジスタを、単にN型ト
ランジスタおよびP型トランジスタとも称する。
【0013】バイアス回路2に入力されるイネーブル信
号/EN1に応答して、N型トランジスタTaがオンし
て、センス入力ノードNi1と、カレントミラーを構成
するP型トランジスタTbおよびTcのゲートとが電気
的に結合される。
【0014】N型トランジスタTaのオンに応答して、
電源電圧Vcc〜P型トランジスタTb〜N型トランジ
スタTa〜センス入力ノードNi1〜選択されたメモリ
セルトランジスタMCT〜接地電圧Vssの経路に、選
択されたメモリセルトランジスタMCTの記憶データレ
ベルに対応したメモリセル電流Icellが流される。
【0015】バイアス回路2の作用によって、センス入
力ノードNi1の電圧レベルは、少なくともバイアス回
路2内のN型トランジスタTdのしきい値電圧以上に維
持される。
【0016】P型トランジスタTbとカレントミラーを
構成するP型トランジスタTcは、メモリセル電流Ic
ellに応じた内部電流IcをノードNcに流す。メモ
リセル電流Icellと内部電流Icとの比は、P型ト
ランジスタTbおよびTcの電流駆動能力の比、すなわ
ちトランジスタサイズの比によって決定される。
【0017】ダイオードDCは、ダイオード接続された
N型トランジスタで構成され、ノードNcに流れる内部
電流Icに応じた電圧を、ノードNcに生じさせる。
【0018】信号増幅回路1は、さらに、バイアス回路
3と、N型トランジスタTeと、カレントミラーを構成
するP型トランジスタTfおよびTgと、ダイオードD
Rとをさらに備える。
【0019】バイアス回路3に入力されるイネーブル信
号/EN2に応答して、センス入力ノードNi2と、カ
レントミラーを構成するトランジスタTfおよびTgの
ゲートとが電気的に結合される。
【0020】N型トランジスタTeのオンに応答して、
センス入力ノードNi2には、基準メモリセルトランジ
スタMCRTに対応した基準電流Irefが流される。
【0021】バイアス回路3は、バイアス回路2と同様
に動作して、センス入力ノードNi2の電圧レベルを少
なくともトランジスタThのしきい値電圧以上に維持す
る。
【0022】メモリセル電流Icellに対するのと同
様の構成が、基準メモリセルトランジスタMCRTを流
れる基準電流Irefに対しても設けられており、P型
トランジスタTfとカレントミラーを構成するP型トラ
ンジスタTgは、基準電流Irefに応じた内部電流I
rをノードNrに流す。基準電流Irefと内部電流I
rとの比は、P型トランジスタTfおよびTgの電流駆
動能力の比、すなわちトランジスタサイズの比によって
決定される。
【0023】ダイオードDRは、ダイオードDCと同様
に、ダイオード接続されたN型トランジスタで構成さ
れ、基準電流Irefに応じた電圧をノードNrに生じ
させる。
【0024】信号増幅回路1は、さらに、差動アンプ4
を備える。差動アンプ4は、ノードNcおよびNrの電
圧差を増幅して、出力信号DOUTの信号レベルを、電
源電圧Vcc〜接地電圧Vssの範囲内で設定する。差
動アンプ4の構成は、一般的なものであるので、詳細な
説明は省略する。
【0025】このような構成とすることにより、選択さ
れたメモリセルトランジスタMCTを流れるメモリセル
電流Icellを、基準メモリセルトランジスタMCR
Tを流れる基準電流Irefと比較して、メモリセルト
ランジスタMCTの記憶データレベルに応じた出力信号
DOUTを出力することができる。したがって、このよ
うな信号増幅回路1を用いて、不揮発性半導体記憶装置
のデータ読出が可能である。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術の信号増幅回路1においては、センス入力ノードN
i1およびNi2に入力される電流のそれぞれを一旦電
圧に変換し、変換されたこれらの電圧間の比較によっ
て、データ読出を実行している。
【0027】一般的に、不揮発性半導体装置のデータ読
出に用いられた場合における上記の電圧差、すなわち図
14中におけるノードNcおよびNrの間の電圧差は、
比較的微小な値となる。このため、差動アンプ4を設け
て電圧増幅を行なうことが必要となる。
【0028】さらに、近年では、不揮発性半導体記憶装
置において、1つのメモリセルに、“1”,“0”のい
ずれかを示す1ビット情報のみでなく、複数ビットの情
報を記憶するマルチレベルセルなどが開発されており、
この場合には、検知すべき電流差がさらに小さく設定さ
れる。
【0029】この場合には、差動アンプの段数を増加さ
せるなどして、データ読出におけるゲインを確保する必
要が生じるが、差動アンプの段数の増加は、動作速度の
遅延および消費電流の増大といった問題を招いてしま
う。
【0030】このような問題を解決するために、たとえ
ば、特開平6−180988号公報の図1において、セ
ンス入力ノードに入力される電流同士の比較結果に応じ
た電圧を直接発生させ、これに基づいてデータ出力を実
行する検知増幅器の構成が開示されている。
【0031】しかしながら、当該公報に開示された検知
増幅器においては、入力電流の比較によって発生された
電圧を、最終段において単なるインバータで受けて、デ
ータ出力を実行している。このため、入力電流同士の比
較結果と出力されるデータレベルとの間の対応関係を、
外乱の影響を排除して一定に維持することが困難となる
可能性がある。
【0032】たとえば、このような外乱の代表例とし
て、動作電源電圧の変動が挙げられる。すなわち、最終
段のインバータのしきい値、すなわち当該インバータの
出力レベルの切換わり点に対応した、当該インバータへ
の入力電圧レベルは、入力電流同士が等しい状態に対応
して設定する必要がある一方で、インバータのしきい値
は、動作電源電圧の影響を受けて変動してしまう。この
結果、当該インバータからの出力は、検出対象となる電
流間の比較結果を正確に反映することができず、データ
読出精度を損なう可能性がある。
【0033】特に、近年においては、半導体装置の低消
費電力化の観点から低電圧動作化が進められており、動
作電源電圧の変動はデータ読出精度により大きな影響を
与えることが懸念される。
【0034】この発明は、このような問題点を解決する
ためになされたものであって、この発明の目的は、入力
された電流間の差を増幅検知する信号増幅回路におい
て、動作速度の高速化および外乱を排除したデータ読出
精度の確保を図るものである。
【0035】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の信号増幅
回路は、第1および第2の入力ノードをそれぞれ流れる
入力電流および基準電流の差を増幅して検知するための
信号増幅回路であって、基準電流に応じた基準電圧を、
第1のノードに生成するための基準電圧生成部と、第1
の電圧を供給する第1電源ノードと第1の入力ノードと
の間に電気的に結合されて、入力電流を通過させる第1
導電型の第1トランジスタと、基準電圧に基づいて、入
力電流の基準電流に対する差に応じた電圧を第2のノー
ドに生成するための電流比較部と、第2のノードの電圧
に応じて、検知結果に応じた電圧を出力ノードに出力す
るための出力レベル設定部を備える。電流比較部は、第
1電源ノードと第2のノードとの間に電気的に結合され
て、第1トランジスタとカレントミラーを構成する第1
導電型の第2トランジスタと、基準電圧の入力を受ける
制御電極を有し、第2の電圧を供給する第2電源ノード
と第2のノードとの間に電気的に結合される、第1導電
型とは反対の導電型である第2導電型の第3トランジス
タとを含む。出力レベル設定部は、第1電源ノードと出
力ノードとの間に電気的に結合されて、基準電圧に応じ
た電圧の入力を受ける制御電極を有する第1導電型の第
4トランジスタと、出力ノードと第2電源ノードとの間
に電気的に結合されて、センスノードと結合されたゲー
トを有する第2導電型の第5トランジスタとを含む。入
力電流と基準電流とが等しい状態において、第4および
第5トランジスタをそれぞれ流れる電流は均衡する。
【0036】請求項2記載の信号増幅回路は、請求項1
記載の信号増幅回路であって、第2および第3トランジ
スタのトランジスタサイズは、第1および第2トランジ
スタが飽和領域で動作するように設計される。
【0037】請求項3記載の信号増幅回路は、請求項1
記載の信号増幅回路であって、出力レベル設定部は、さ
らに、基準電圧に応じた電圧を第4トランジスタの制御
電極に供給するための制御電圧発生部を含み、制御電圧
発生部は、第4トランジスタの制御電極と結合される第
3のノードと第2電源ノードとの間に電気的に結合され
て、第1のノードと結合された制御電極を有する第2導
電型の第6トランジスタと、第3のノードと第1電源ノ
ードとの間に電気的に結合されて、第3のノードと結合
された制御電極を有する第1導電型の第7トランジスタ
とを有する。第3トラジスタの第5トランジスタに対す
る電流駆動能力の比と、第7トランジスタの第4トラン
ジスタに対する電流駆動能力の比とは同一である。
【0038】請求項4記載の信号増幅回路は、請求項1
記載の信号増幅回路であって、出力レベル設定部は、さ
らに、第1電源ノードと出力ノードとの間に、第4トラ
ンジスタと直列に電気的に結合されて、第2のノードと
結合された制御電極を有する第1導電型の第6トランジ
スタを含む。
【0039】請求項5記載の信号増幅回路は、請求項1
記載の信号増幅回路であって、第2のノードとプリセッ
ト電源ノードとの間に配置され、検知結果の出力前の所
定期間において、第2のノードの電圧を基準電圧に近づ
けるためのプリセット部をさらに備える。プリセット部
は、所定期間において、第2のノードとプリセット電源
ノードとを電気的に結合する。
【0040】請求項6記載の信号増幅回路は、請求項5
記載の信号増幅回路であって、プリセット電源ノード
は、第2の電圧を供給し、電流比較部は、第2のノード
と第2電源ノードとの間に、第3トランジスタと直列に
電気的に結合されて、少なくとも所定期間においてオフ
する電流スイッチ部をさらに含み、電流スイッチ部は、
所定期間後においてオンする。
【0041】請求項7記載の信号増幅回路は、請求項1
記載の信号増幅回路であって、入力電流および基準電流
は第1および第2の電流伝達経路を経由して、第1およ
び第2の入力ノードにそれぞれ伝達され、第1および第
2の電流伝達経路は、第1および第2の寄生容量をそれ
ぞれ有し、電流比較部は、第2のノードと第2電源ノー
ドとの間に、第3トランジスタと直列に電気的に結合さ
れて、入力電流が定常状態となるタイミングに応じて設
定される第1の時刻までの間オフされる第1の電流スイ
ッチ部をさらに含み、基準電圧生成部は、第1のノード
に基準電流に応じた内部電流を生成するための電流供給
部と、内部電流に応じた電圧を基準電圧として第1のノ
ードに生成する電圧生成部と、電流供給部および電圧生
成部と直列に結合され、基準電流が定常状態となるタイ
ミング応じて設定される第2の時刻までの間、内部電流
を遮断するためにオフされる第2の電流スイッチ部とを
含み、第1の電流スイッチ部は、第1の時刻の後におい
てオンし、第2の電流スイッチ部は、第2の時刻の後に
おいてオンする。
【0042】請求項8記載の信号増幅回路は、請求項7
記載の信号増幅回路であって、基準電圧生成部は、第1
電源ノードと第2の入力ノードとの間に電気的に結合さ
れて、基準電流を通過させるための第1導電型の第6ト
ランジスタと、第1電源ノードと第1のノードとの間に
電気的に結合されて、第6トランジスタとカレントミラ
ーを構成する第1導電型の第7トランジスタと、第1の
ノードと結合される制御電極を有し、第2電源ノードと
第1のノードとの間に電気的に結合される、第2導電型
の第8トランジスタとを含む。第1の電流スイッチ部
は、第2のノードと第2電源ノードとの間に、第3トラ
ンジスタと直列に電気的に結合されて、所定期間におい
てオフされる第2導電型の第9トランジスタを有し、第
2の電流スイッチ部は、電流供給部および電圧生成部と
直列に結合されて、第2の時刻までの間オフされる第2
導電型の第10トランジスタを有し、第10トラジスタ
の第3トランジスタに対する電流駆動能力の比と、第9
トランジスタの第7トランジスタに対する電流駆動能力
の比とは同一である。
【0043】請求項9記載の信号増幅回路は、請求項7
記載の信号増幅回路であって、第2のノードとプリセッ
ト電源ノードとの間に配置され、所定期間において記第
2のノードの電圧を基準電圧に近づけるためのプリセッ
ト部をさらに備える。所定期間は、検知結果の出力前に
おいて、第2の時刻より前に設定され、プリセット部
は、所定期間において、第2のノードとプリセット電源
ノードとを電気的に結合し、所定期間後においては、第
2のノードとプリセット電源ノードとを電気的に切離
す。
【0044】請求項10記載の信号増幅回路は、請求項
7記載の信号増幅回路であって、第1および第2の電流
スイッチ部がオンする場合において、第1および第2の
電流スイッチ部のそれぞれに生じる電圧降下は同様であ
る。
【0045】請求項11記載の信号増幅回路は、請求項
1記載の信号増幅回路であって、信号増幅回路は、第1
の入力ノードを複数個備え、第2の入力ノードは、複数
個の第1の入力ノードによって共有され、電流比較部、
出力レベルおよび第1のノードは、複数個の第1の入力
ノードにそれぞれ対応して、複数個ずつ独立に設けら
れ、基準電圧生成部は、複数個の第1のノードの各々に
基準電圧を生成する。
【0046】請求項12記載の半導体記憶装置は、デー
タ読出において、記憶データのレベルに応じた電流量が
流される複数のメモリセルと、データ読出の基準となる
電流量が流される基準メモリセルと、データ読出におい
て、複数のメモリセルのうちのデータ読出の対象として
選択された1つおよび基準メモリセルを、第1および第
2のセンス入力ノードのそれぞれと電気的に結合するた
めの選択部と、第1および第2のセンス入力ノードをそ
れぞれ流れる入力電流および基準電流の差を増幅して検
知するためのセンスアンプ回路とを備える。センスアン
プ回路は、基準電流に応じた基準電圧を、第1のノード
に生成するための基準電圧生成部と、第1の電圧を供給
する第1電源ノードと第1の入力ノードとの間に電気的
に結合されて、入力電流を通過させる第1導電型の第1
トランジスタと、基準電圧に基づいて、入力電流の基準
電流に対する差に応じた電圧を第2のノードに生成する
ための電流比較部と、第2のノードの電圧に応じて、検
知結果に応じた電圧を有する読出データを出力ノードに
出力するための出力レベル設定部を含む。電流比較部
は、第1電源ノードと第2のノードとの間に電気的に結
合されて、第1トランジスタとカレントミラーを構成す
る第1導電型の第2トランジスタと、基準電圧の入力を
受ける制御電極を有し、第2の電圧を供給する第2電源
ノードと第2のノードとの間に電気的に結合される、第
1導電型とは反対の導電型である第2導電型の第3トラ
ンジスタとを有し、出力レベル設定部は、第1電源ノー
ドと出力ノードとの間に電気的に結合されて、基準電圧
に応じた電圧の入力を受ける制御電極を有する第1導電
型の第4トランジスタと、出力ノードと第2電源ノード
との間に電気的に結合されて、センスノードと結合され
たゲートを有する第2導電型の第5トランジスタとを有
し、入力電流と基準電流とが等しい状態において、第4
および第5トランジスタをそれぞれ流れる電流は均衡す
る。
【0047】
【発明の実施の形態】以下において、本発明の実施の形
態について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中
における同一符号は、同一または相当部分を示すものと
する。
【0048】[実施の形態1]図1は、本発明の実施の
形態1に従う信号増幅回路を備える不揮発性半導体記憶
装置10の構成を示すブロック図である。
【0049】図1を参照して、不揮発性半導体記憶装置
10は、メモリアレイ20と、コントロール回路30
と、デコード部40と、選択回路50とを備える。
【0050】メモリアレイ20は、行列状に配置される
複数のメモリセルトランジスタMCTと、少なくとも1
個の基準メモリセルトランジスタMCRTとを含む。各
メモリセルトランジスタMCTは、不揮発的にデータを
記憶し、記憶データレベルに応じたしきい値電圧を有す
る。
【0051】メモリセルトランジスタMCTの行および
列に対応して、ワード線およびビット線がそれぞれ配置
される。図1においては、代表的に示された1個のメモ
リセルトランジスタMCTに対するワード線WLおよび
ビット線BLの配置が示される。メモリセルトランジス
タMCTは、対応するワード線WLと結合されたコント
ロールゲートを有する。
【0052】データ読出時においては、ワード線WLを
所定電圧に活性化することに応じて、選択されたメモリ
セルトランジスタに記憶されるデータレベルに応じた電
流を、メモリセルトランジスタMCTのソース・ドレイ
ン間に流すことができる。
【0053】基準メモリセルトランジスタMCRTは、
データ読出時における基準電流を生成するために設けら
れ、固定されたしきい値電圧を有する。図1において
は、基準メモリセルトランジスタMCRTに対応して配
置されるワード線およびビット線を、それぞれ符号WR
LおよびBRLで表記する。
【0054】本願発明において、基準メモリセルトラン
ジスタMCRTの配置は特に限定的なものでなく、たと
えば、メモリセルトランジスタMCTと行または列を共
有するように配置して、ワード線WRLおよびビット線
BRLのいずれか一方を、メモリセルトランジスタMC
Tに対して配置されるワード線WLもしくはビット線B
Lと共有することも可能である。
【0055】ワード線WRLを所定電圧に活性化するこ
とによって、基準メモリセルトランジスタMCRTに、
データ読出時における基準電流を流すことができる。
【0056】コントロール回路30は、外部から入力さ
れるコマンド制御信号に応じて、不揮発性半導体記憶装
置10の全体動作を制御する。デコード部40は、メモ
リアレイ20内に行列状に配されたメモリセルトランジ
スタMCTを選択するためのアドレス信号に応じて、ワ
ード線WLおよびコラム選択線YLを選択的に活性化す
る。基準メモリセルトランジスタに対応して設けられる
ワード線WRLおよびコラム選択線YRLの選択的な活
性化についても、デコード部40において合わせて実行
することができる。
【0057】選択回路50は、列選択結果に応じて選択
されたメモリセル列に対応するビット線BLおよびBR
Lを、センス入力ノードNi1およびNi2とそれぞれ
電気的に結合する。この結果、不揮発性半導体記憶装置
10においては、データ読出時において、アドレス信号
に応じて選択されたメモリセルトランジスタMCTと、
基準メモリセルトランジスタMCRTとのそれぞれが、
センス入力ノードNi1およびNi2と電気的に結合さ
れる。
【0058】不揮発性半導体記憶装置10は、さらに、
センス入力ノードNi1およびNi2をそれぞれ流れる
電流の差を増幅して、出力信号DOUTを生成するセン
スアンプ回路100を備える。センスアンプ回路100
は、本願発明に従う信号増幅回路の代表例として示され
る。
【0059】センスアンプ回路100は、N型トランジ
スタQN1と、バイアス回路110と、P型トランジス
タQP1と、電流比較部120を構成するP型トランジ
スタQP2およびN型トランジスタQN2とを含む。
【0060】N型トランジスタQN1は、バイアス回路
110を介して入力されるイネーブル信号/EN1の活
性化(Lレベル)に応答してオンし、センス入力ノード
Ni1とノードN1との間を電気的に結合する。
【0061】バイアス回路110は、電源電圧Vccを
供給する電源ノード101と、接地電圧Vssを供給す
る接地ノード102の間に、直列に電気的に結合される
P型トランジスタQP3およびN型トランジスタQN3
を有する。P型トランジスタQP3は、電源ノード10
1とN型トランジスタQN1のゲートとの間に電気的に
結合され、ゲートにイネーブル信号/EN1を受ける。
N型トランジスタQN3は、N型トランジスタQN1の
ゲートと接地ノード102の間に電気的に結合され、そ
のゲートはセンス入力ノードNi1と結合される。
【0062】P型トランジスタQP1は、電源ノード1
01とノードN1との間に電気的に結合され、ノードN
1と結合されるゲートを有する。
【0063】電流比較部120は、電源ノード101と
ノードNsとの間に電気的に結合されて、ノードN1と
結合されるゲートを有するP型トランジスタQP2と、
接地ノード102とノードNsとの間に電気的に結合さ
れて、ノードNrと結合されるゲートを有するN型トラ
ンジスタQN2とを有する。
【0064】P型トランジスタQP1およびQP2はカ
レントミラーを構成するので、センス入力ノードNi1
を流れるメモリセル電流Icellに応じた内部電流I
cが、P型トランジスタQP2を流れようとする。メモ
リセル電流Icellと内部電流Icとの比は、P型ト
ランジスタQP1およびQP2の電流駆動能力の比、す
なわちトランジスタサイズの比によって決定される。
【0065】信号増幅回路100は、さらに、N型トラ
ンジスタQN5と、バイアス回路130と、基準電圧生
成部140とを含む。
【0066】N型トランジスタQN5は、バイアス回路
130を介して入力されるイネーブル信号/EN2の活
性化(Lレベル)に応答してオンし、センス入力ノード
Ni2とノードN2との間を電気的に結合する。
【0067】バイアス回路130は、電源ノード101
と接地ノード102との間に直列に電気的に結合され
る、P型トランジスタQP8およびN型トランジスタQ
N8を有する。P型トランジスタQP8は、電源ノード
101とN型トランジスタQN5のゲートとの間に電気
的に結合され、ゲートにイネーブル信号/EN2を受け
る。N型トランジスタQN8は、N型トランジスタQN
5のゲートと接地ノード102との間に電気的に結合さ
れ、そのゲートはセンス入力ノードNi2と結合され
る。
【0068】基準電圧生成部140は、P型トランジス
タQP5と、P型トランジスタQP6と、N型トランジ
スタQN6とを有する。
【0069】P型トランジスタQP5は、電源ノード1
01とノードN2との間に電気的に結合され、ノードN
2と結合されるゲートを有する。P型トランジスタQP
6は、電源ノード101とノードNrとの間に電気的に
結合され、ノードN2と結合されるゲートを有する。P
型トランジスタQP6は、P型トランジスタQP5とと
もにカレントミラーを構成している。
【0070】N型トランジスタQN6は、ノードNrと
接地ノード102との間に電気的に結合され、そのゲー
トはノードNrと接続される。
【0071】したがって、基準電圧生成部140におい
て、センス入力ノードNi2を流れる基準電流Iref
に応じた内部電流IrがノードNrに供給される。基準
電流Irefと内部電流Irとの比は、P型トランジス
タQP5およびQP6の電流駆動能力の比、すなわちト
ランジスタサイズの比によって決定される。
【0072】さらに、ダイオード接続されたN型トラン
ジスタQN6によって、内部電流Irに応じた基準電圧
VrがノードNrに生成される。
【0073】内部電流Icとメモリセル電流Icell
との比、および内部電流Irと基準電流Irefとの比
は同様の値となるように、センスアンプ回路100内の
各トランジスタの特性は設計される。すなわち、P型ト
ランジスタQP1とQP2の電流駆動能力(トランジス
タサイズ)の比と、P型トランジスタQP5とQP6の
電流駆動能力の比とは、同一となるように設計される。
さらに、N型トランジスタQN2およびQN6の電流駆
動能力(トランジスタサイズ)は、同一となるように設
計される。
【0074】これにより、内部電流IrおよびIcの比
較によって、基準電流Irefに対するメモリセル電流
Icellの大/小を検知することができる。
【0075】センスアンプ回路100は、さらに、ノー
ドNsの電圧レベルに応じて、出力信号DOUTの信号
レベルを設定する出力レベル設定回路160を含む。
【0076】出力レベル設定回路160は、出力信号D
OUTにおけるHレベルおよびLレベルの境界点に対応
するノードNsの電圧(以下、「出力しきい値」とも称
する)を、センスアンプ回路100に入力される、メモ
リセル電流Icellと基準電流Irefとが等しい状
態と対応させて設定する。
【0077】次に、センスアンプ回路100の動作につ
いて説明する。イネーブル信号/EN1の活性化に応答
して、電源ノード101〜P型トランジスタQP1〜N
型トランジスタQN1〜センス入力ノードNi1〜メモ
リセルトタンジスタMCTの電流経路が形成されて、選
択されたメモリセルトランジスタMCTの記憶データレ
ベルに応じたメモリセル電流Icellが、センス入力
ノードNi1に流される。
【0078】バイアス回路110によって、センス入力
ノードNi1の電圧レベルは、少なくともN型トランジ
スタQN3のしきい値電圧以上に設定される。これによ
り、センスアンプ回路100における増幅動作を、利得
が安定した領域で実行することができる。
【0079】P型トランジスタQP1およびQP2によ
って構成されるカレントミラーによって、メモリセル電
流Icellに応じた内部電流IrがP型トランジスタ
QP2を流れようとする。
【0080】一方、基準メモリセル側においても、同様
の動作が実行されて、基準電圧生成部140は、基準電
流Irefに応じた内部電流IrをノードNrに流すこ
とによって、基準電流Irefに応じた基準電圧Vrを
ノードNrに生成する。
【0081】電流比較部120内のN型トランジスタQ
N2は、ノードNrと結合されたゲートを有する。した
がって、N型トランジスタQN2とQN6との特性を同
様に設計することにより、内部電流Irと同等の電流を
N型トランジスタQN2に流すことができる。
【0082】すなわち、データ読出時において、ノード
Nsには、内部電流IrおよびIcのうちの電流量の小
さい一方が流れる。また、ノードNsの電圧は、P型ト
ランジスタQP2およびN型トランジスタQN2のプッ
シュプル動作によって、P型トランジスタQP2を流れ
ようとする内部電流Icと、N型トランジスタQN2を
流れようとする内部電流Irとの差に応じて設定され
る。
【0083】図2は、N型トランジスタの一般的な動作
特性を示す図である。図2を参照して、N型トランジス
タの動作領域は、ソース・ドレイン間電圧Vdsに応じ
てドレイン電流Idsが変化する非飽和領域と、ドレイ
ン電流Idsが、ソース・ドレイン間電圧Vdsの影響
を受けなくなり、ゲート・ソース間電圧Vgsに応じて
変化する飽和領域とに分けられる。
【0084】図1に示したように、電流比較部120に
おいては、N型トランジスタQN2およびP型トランジ
スタQP2によるプッシュプル動作を実行し、記憶デー
タレベルに応じたドレイン電流の変化をノードNsの電
圧に反映させることによって、メモリセル電流Icel
lと基準電流Irefとの電流差を検出する。ノードN
sの電圧レベルは、N型トランジスタQN2のソース・
ドレイン間電圧に相当する。
【0085】したがって、N型トランジスタQN2およ
びP型トランジスタQP2を、飽和領域で動作させるこ
とによって、ドレイン電流の変化に対応するノードNs
の電圧を大きく変化させることができる。すなわち増幅
ゲインを高くすることができる。
【0086】このため、P型トランジスタQP2および
N型トランジスタQN2が飽和領域で動作することがで
きるように、これらのトランジスタの電流駆動能力、す
なわちトランジスタサイズを適切に設計することが望ま
しい。
【0087】図3は、電流比較部120の動作を説明す
る概念図である。図3を参照して、横軸は、トランジス
タQN2およびQP2のソース・ドレイン間電圧Vds
を示す。縦軸は、トランジスタQN2およびQP2のド
レイン電流Idsを示す。
【0088】図3において、N型トランジスタQN2の
電圧−電流特性は、実線で示される。基準電流Iref
は、予め設定された固定的な基準値であるので、データ
読出時において、N型トランジスタQN2の特性曲線
は、読み出される記憶データに依存せず一定である。
【0089】一方、P型トランジスタQP2の電流−電
圧特性は、選択されたメモリセルトランジスタMCTの
記憶データレベルに応じて変化する。すなわち、図3に
おいては、選択されたメモリセルトランジスタMCTの
記憶データレベルの違いに応答して、メモリセル電流I
cellが小さい場合(ケースa)と、大きい場合(ケ
ースb)の2つが示される。
【0090】それぞれのケースにおいて、ノードNsの
電圧は、N型トランジスタQN2およびP型トランジス
タQP2の電圧−電流特性線の交点に対応する、電圧V
saおよびVsbで示される。したがって、ケースaお
よびケースbの間における内部電流の差ΔIcが微小で
ある場合でも、ノードNsにおける電圧差ΔVsを比較
的大きくとることができる。
【0091】このように、電流比較部120を構成する
P型トランジスタQP2およびQN2を、メモリセル電
流Icellおよび基準電流Irefにそれぞれ対応す
る内部電流IcおよびIrに応じてプッシュプル動作さ
せることによって、メモリセル電流Icellの微小変
化を、大きな電圧変化としてノードNsの電圧レベルに
反映することができる。
【0092】このような回路構成とすることによって、
図13に示した差動アンプ4を設けることなく増幅動作
を実行できるので、差動アンプにおける消費電力と動作
時間とが不要となり、低消費電力化および高速電流動作
化が図られる。また、電流比較部120には、内部電流
IcおよびIrのうちの少ないほうのみが流れるので、
さらに消費電力を抑制できる。
【0093】次に、出力レベル設定回路160の構成に
ついて説明する。図4は、出力レベル設定回路160の
構成例を示す回路図である。
【0094】図4を参照して、出力レベル設定回路16
0は、制御電圧発生部165と、P型トランジスタQP
12と、N型トランジスタQN12とを有する。
【0095】制御電圧発生部165は、ノードNrの電
圧に応じた制御電圧VmをノードN3に生成する。制御
電圧発生部165は、ノードN3と接地ノード102と
の間に電気的に結合されるN型トランジスタQN10
と、電源ノード101とノードN3との間に電気的に結
合されるP型トランジスタQP10とを有する。
【0096】N型トランジスタQN10およびQP10
のゲートは、ノードNrおよびN3とそれぞれ結合され
る。これにより、N型トランジスタQN10は、基準電
圧生成部140内のN型トランジスタQN6とカレント
ミラーを形成するので、N型トランジスタQN10を流
れる電流Ir´は、基準電流Irefに応じて設定され
る。
【0097】この結果、ノードNmに生成される制御電
圧Vmは、ノードNrの電圧、すなわち基準電流Ire
fに応じて決められる。
【0098】図4の構成においては、N型トランジスタ
QN6およびQN10のトランジスタサイズを同様に設
計して、制御電圧Vmは、ノードNrに生成される基準
電圧Vrと同一レベルであるものとする。
【0099】P型トランジスタQP12は、制御電圧V
mに応じた一定電流Ipを、出力信号DOUTが出力さ
れる出力ノードNoに供給する。一方、N型トランジス
タQN12のゲートは、ノードNsと結合される。
【0100】ここで、メモリセル電流Icellと基準
電流Irefとが等しい状態における、の出力レベル設
定回路160の動作について考えてみる。この場合に
は、メモリセル側の内部電流Icと、基準メモリセル側
の内部電流Irは等しくなり、N型トランジスタQN2
およびQN6をそれぞれ流れる電流も等しくなる。
【0101】また、N型トランジスタQN2およびQN
6のゲートは、いずれもノードNrと結合されているの
で、両者のゲート電圧も等しい。したがって、N型トラ
ンジスタQN2およびQN6のドレイン電圧は等しくな
る。この状態(Icell=Iref)における、N型
トランジスタQN12を流れる電流Inが、P型トラン
ジスタQP12を流れる電流Ipと均衡するように設計
することによって、データ読出の出力しきい値を、“メ
モリセル電流Icell=基準電流Iref”の状態と
安定的に対応させて、電源電圧Vccの変動に起因する
検出誤差、すなわちデータ読出の発生を防止することが
できる。
【0102】図4の構成においては、制御電圧発生部1
65を構成するN型トランジスタQN10およびP型ト
ランジスタQP10の電流駆動能力(トランジスタサイ
ズ)を、N型トランジスタQN12およびQN2のトラ
ンジスタサイズを考慮して、QP10:QP12=QN
2:QN12の関係となるように設計すればよい。この
ように、電流駆動能力比(トランジスタサイズ比)によ
って出力しきい値を維持する構成とすれば、製造時に生
じる個々のトランジスタ特性のばらつきが検出精度に与
える悪影響を抑制することができる。
【0103】さらに、メモリセル電流Icellと基準
電流Irefとが等しい状態においては、メモリセル電
流Icellおよび基準電流Irefのそれぞれに対応
してカレントミラーを構成する、P型トランジスタQP
2およびQP6のドレイン電圧同士も同一レベルに設定
される。したがって、電源電圧Vccの変動が生じて
も、P型トランジスタQP2およびQP6のドレイン電
圧変動に起因する検出誤差も生じない。
【0104】図5は、センスアンプ回路100の動作を
説明するタイミングチャートである。
【0105】図5(a)には、データ読出時におけるメ
モリセル電流Icellと基準電流Irefの推移が示
される。
【0106】時刻t0において、イネーブル信号/EN
1,/EN2の活性化に応答してデータ読出が開始され
ると、選択されたメモリセルトランジスタMCTおよび
基準メモリセルトランジスタMCRTが、センスアンプ
回路100のセンス入力ノードNi1およびNi2とそ
れぞれ接続されて、メモリセル電流Icellおよび基
準電流Irefが流れ始める。
【0107】ビット線BL,BRL等を含む、メモリセ
ル電流Icellおよび基準電流Irefの電流伝達経
路には寄生容量や配線抵抗が存在するので、データ読出
開始後には、まず、メモリセル電流Icellおよび基
準電流Irefによってこれらの電流伝達経路が充電さ
れる過渡状態期間が存在する。このような期間を、以下
において、「充電期間」とも称する。
【0108】一般的に、基準電流Irefの電流伝達経
路における寄生容量および配線抵抗は、メモリセル電流
の電流伝達経路よりも大きい。したがって、充電期間に
おける電流のピーク値および充電が完了するまで所要時
間は、メモリセル電流Icellの方が、基準電流Ir
efよりも大きくかつ長くなっている。
【0109】したがって、図5(a)に示される、基準
電流Irefにおける充電終了時刻t1は、メモリセル
電流Icellの充電終了時刻t2よりも早い。
【0110】充電期間が終了すると、基準電流Iref
は、所定の設計値レベルに収束する。一方、メモリセル
電流Icellは、データ読出対象に選択されたメモリ
セルトランジスタMCTの記憶データレベルに応じた電
流値に落ち着く。
【0111】したがって、それぞれの電流伝達経路の充
電が完了した、充電期間終了後には、メモリセル電流I
cellおよび基準電流Irefとの間に、データ読出
対象の記憶データレベルに対応した微小な電流差が生じ
ている。
【0112】図5(a)に示されるように、以下におい
ては、このような電流差が生じて、センスアンプ回路1
00によるデータ読出が実際に可能となる期間を「セン
ス期間」とも称する。
【0113】図5(b)には、センスアンプ回路100
の出力信号DOUTの電圧推移が示される。
【0114】図5(b)を参照して、過渡的な充電期間
においては、既に説明したようにメモリセル電流Ice
llは基準電流Irefよりも大きいので、ノードNs
の電圧Vnは、電源電圧Vcc側に貼り付いた状態とな
る。ノードNrの基準電圧Vrは、基準電流Irefの
電流伝達経路の充電によって一旦上昇するが、基準電流
Irefの収束に伴って、所定電圧Vrefに収束する
(時刻t1)。
【0115】一方、ノードNsの電圧レベルVsは、電
流伝達経路の充電が終了して、メモリセル電流Icel
lが収束していくにつれて、基準電流Irefとの間の
大小関係に応じて、ケースa(Vs<Vref)および
ケースb(Vs>Vref)いずれかの状態に移行す
る。
【0116】既に説明したように、出力レベル設定回路
160は、図5(b)中に示される基準電圧Vrの定常
値に相当する所定電圧Vrefを、データ読出の出力し
きい値として設定する。
【0117】したがって、Icell<Irefの場合
には、ノードNsの電圧Vsが所定電圧Vrefを下回
るタイミング(時刻t3)において、出力信号DOUT
はLレベルからHレベルに切換わる。一方、Icell
>Irefの場合には、出力信号DOUTはLレベルの
まま変化しない。
【0118】このように、実施の形態1に従うセンスア
ンプ回路100においては、差動アンプによる電圧増幅
動作を伴うことなく、高速かつ低消費電力で、入力され
るメモリセル電流Icellおよび基準電流Irefの
間の電流差を検知増幅して、出力信号DOUTを生成す
ることができる。
【0119】さらに、電源電圧Vccの変動の影響を排
除して、メモリセル電流Icell=基準電流Iref
の状態に対応して、データ読出の出力しきい値を維持す
ることができるので、検出精度を維持してデータ読出を
正確に実行することができる。
【0120】図6は、出力レベル設定回路の他の構成例
を示す回路図である。図6を参照して、出力レベル設定
回路161は、図4に示される出力レベル設定回路16
0と比較して、P型トランジスタQP15をさらに有す
る点で異なる。
【0121】P型トランジスタQP15は、出力信号D
OUTが生成される出力ノードNoと、電源ノード10
1との間に、P型トランジスタQP12と直列に電気的
に結合される。P型トランジスタQP15のゲートは、
ノードNsと結合される。
【0122】このような構成とすることにより、出力信
号DOUTがLレベルに設定される場合、すなわちメモ
リセル電流Icellが基準電流Irefよりも大きい
場合において、P型トランジスタQP12に流れる貫通
電流をカットオフすることが可能となる。これにより、
出力レベル設定回路における消費電力を低減することが
できる。
【0123】[実施の形態2]図7は、実施の形態7に
従うセンスアンプ回路の構成を説明するための回路図で
ある。
【0124】図7には、実施の形態2に従うセンスアン
プ回路のうち、実施の形態1に従うセンスアンプ回路1
00と異なる構成の部分が示される。
【0125】図7を参照して、実施の形態2に従うセン
スアンプ回路は、実施の形態1に従うセンスアンプ回路
100の構成に加えて、ノードNsとプリセット電源ノ
ード103との間に結合されるプリセット回路170を
さらに含む。
【0126】プリセット回路170は、ノードNsとプ
リセット電源ノード103との間に直列に結合される、
N型トランジスタQN20およびQN22を有する。プ
リセット電源ノード103が供給する電圧の設定につい
ては後ほど説明するが、図5の構成においては、プリセ
ット電源ノード103は、接地電圧Vssを供給する。
【0127】N型トランジスタQN20は、ノードNs
およびノードN4の間に電気的に結合されて、プリセッ
ト制御信号PRT1をゲートに入力される。N型トラン
ジスタQN20は、プリセット制御信号PRT1の活性
化(Hレベル)に応答してオンする電流スイッチとして
の機能を有する。
【0128】N型トランジスタQN22は、ノードN4
とプリセット電源ノード103との間に電気的に結合さ
れて、ノードN4と接続されたゲートを有する。N型ト
ランジスタQN22は、N型トランジスタQN20がオ
ンした場合において、ノードNsとプリセット電源ノー
ド103との間に電流経路を形成する。
【0129】図7に図示されない部分を含めて、実施の
形態2に従うセンスアンプ回路のその他の部分の構成
は、図1に示したセンスアンプ回路100と同様である
ので詳細な説明は繰返さない。
【0130】再び図5(b)を参照して、本発明の実施
の形態に従うセンスアンプ回路においては、データ読出
開始後の充電期間においては、メモリセル電流Icel
lが基準電流Irefよりも大きいことに起因して、ノ
ードNsの電圧Vsは電源電圧Vcc側に貼り付いた状
態となる。
【0131】したがって、メモリセル電流Icellが
基準電流Irefよりも小さく、センス期間におけるノ
ードNsの電圧が接地電圧Vss側に設定される場合
(出力信号DOUTがHレベルに設定される場合)にお
いては、データ読出の所要時間が大きくなってしまうと
いう問題がある。
【0132】図8は、実施の形態2に従うセンスアンプ
回路におけるデータ読出を説明するための図である。
【0133】図8を参照して、データ読出が開始される
時刻t0から、図5(a)に示した充電期間中におい
て、プリセット制御信号PRT1は、所定期間Hレベル
に活性化される。これに応じて、プリセット回路170
は、ノードNsの電圧を、基準電圧Vrの定常値である
所定電圧Vrefに近づく方向に強制的に変化させる。
以においては、このようなプリセット回路170の動作
を「プリセット動作」とも称する。
【0134】これにより、メモリセル電流Icellが
基準電流Irefよりも大きい充電期間においても、プ
リセット回路170によってノードNsをプリセット電
源ノード103と接続して電圧Vsを低下させて、メモ
リセル電流Icellが定常値に近づくのと並行して、
ノードNsの電圧を基準電圧Vrefに近づけることが
できる。
【0135】この結果、出力レベル設定回路160にお
ける出力信号DOUTのレベル設定を、特にLレベルに
設定される場合において、高速に実行することができ
る。
【0136】本実施の形態において代表例として示され
るセンスアンプ回路においては、センス期間前、すなわ
ち充電期間におけるノードNsの電圧が基準電圧Vre
fよりも高いことに対応して、プリセット回路170に
対応するプリセット電源ノード103の供給電圧を接地
電圧Vssとしている。このように、プリセット電源ノ
ード103の供給電圧は、センス期間前におけるノード
Nsの電圧と基準電圧Vrefとの関係に応じて設定す
ればよい。
【0137】また、プリセット回路170によるプリセ
ット動作を終了させる時刻taは、メモリセル電流Ic
ellが定常値に収束する時刻t2に対応して定めれば
よく、プリセット制御信号PRT1は、時刻ta以降に
おいて、Lレベルに非活性化される。
【0138】プリセット制御信号PRT1を活性化する
期間は、ノードNsの電圧推移のシミュレーション解析
結果等に応じて定めることができる。たとえば、タイマ
等を用いて、イネーブル信号/EN1,/EN2の活性
化によってデータ読出が活性化される時刻t0からの経
過時間に対応させて、プリセット制御信号PRT1の活
性化期間を設定することができる。
【0139】なお、回路構成は複雑になるものの、ノー
ドNsの電圧と基準電圧Vrefとの電圧を比較するこ
とによって、プリセット制御信号PRT1の非活性化タ
イミングを設定することも可能である。
【0140】[実施の形態3]図9は、本発明の実施の
形態3に従うセンスアンプ回路の構成を説明するための
回路図である。
【0141】図9を参照して、実施の形態3に従うセン
スアンプ回路は、図7に示した実施の形態2に従うセン
スアンプ回路の構成と比較して、ノードNsと接地ノー
ド102との間に、N型トランジスタQN2と直列に電
気的に結合されるN型トランジスタQN25をさらに有
する点で異なる。
【0142】N型トランジスタQN25のゲートには、
プリセット制御信号PRT2が入力される。N型トラン
ジスタQN25は、プリセット制御信号PRT2の活性
化(Hレベル)/非活性化(Lレベル)に応答してオン
/オフする電流スイッチとして動作する。
【0143】図7に示した実施の形態2に従うセンスア
ンプ回路においては、プリセット制御信号PRT1の活
性期間中においては、ノードNsと接地ノード102と
の間に、プリセット回路170と並列にN型トランジス
タQN2が並列に接続される。したがって、ノードNs
を十分プリセットするために、プリセット制御信号PR
T1の活性化期間を長くとると、ノードNsを本来プリ
セットしたいレベル、すなわち基準電圧Vrefよりも
低下させてしまう可能性が生じる。
【0144】しかし、一旦プリセット制御信号PRT1
を非活性化すると、再びノードNsの電圧は上昇を始め
るので、この場合には、データ読出の高速化が困難にな
ってしまう。
【0145】したがって、実施の形態3に従う構成にお
いては、N型トランジスタQN2と直列に、電流スイッ
チとして機能するN型トランジスタQN20を設け、N
型トランジスタQN20およびQN25の両方がオンし
ないように制御する。
【0146】これにより、ノードNsに対して、N型ト
ランジスタQN2およびQN22が並列に接続されて、
ノードNsの電圧がプリセット動作中に低下しすぎる現
象を防止できる。この結果、メモリセル電流Icell
が定常値に達するセンス期間よりも前において、プリセ
ット動作を有効に実行することによってデータ読出の高
速化を図ることができる。
【0147】図9に図示されない部分を含めて、実施の
形態3に従うセンスアンプ回路のその他の部分の構成
は、図1および図7に示される実施の形態2に従うセン
スアンプ回路と同様であるので詳細な説明は繰返さな
い。
【0148】図10は、プリセット制御信号PRT1お
よびPRT2の設定を説明するタイミングチャートであ
る。
【0149】図10を参照して、プリセット制御信号P
RT1およびPRT2は、プリセット動作中において、
同時に活性化(Hレベル)しないように制御される。具
体的には、充電期間中において、プリセット制御信号P
RT2は、トランジスタスイッチQN25をオフするた
めに非活性状態(Lレベル)が維持される。一方、プリ
セット制御信号PRT1は、ノードNsの電圧を基準電
圧Vrefに近づけるために、図8で説明した所定期間
Hレベルに活性化される。
【0150】プリセット動作の終了後、すなわち充電期
間後においては、プリセット制御信号PRT1およびP
RT2は、それぞれ非活性化(Lレベル)および活性化
(Hレベル)される。したがって図5(b)に示したセ
ンス期間においては、ノードNsとプリセット電源ノー
ド103とは電気的に切離され、実施の形態1に示した
センスアンプ回路100と同様の構成によって、データ
読出動作が実行される。
【0151】[実施の形態4]図11は、本発明の実施
の形態4に従うセンスアンプ回路の構成を説明するため
の回路図である。
【0152】図11を参照して、実施の形態4に従うセ
ンスアンプ回路は、図9に示した実施の形態3に従うセ
ンスアンプ回路の構成と比較して、ノードNrを流れる
内部電流Irを遮断するための電流スイッチとして機能
するN型トランジスタQN30をさらに有する点で異な
る。
【0153】N型トランジスタQN30は、ノードNr
とP型トランジスタQP6との間に結合されて、そのゲ
ートにプリセット制御信号PRT3が入力される。N型
トランジスタQN30は、プリセット制御信号PRT3
の活性化/非活性化に応答してオン/オフする電流スイ
ッチとして動作する。
【0154】したがって、N型トランジスタQN30
は、プリセット制御信号PRT3の非活性化(Lレベ
ル)に応じて、ノードNrと電源ノード101との間の
電流経路は遮断される。
【0155】既に説明したように、データ読出開始直後
の充電期間においては、基準電流Irefもメモリセル
電流Icellと同様に過渡状態にある。したがって、
この状態においては、基準電圧生成部140によって生
成される基準電圧Vrを所定電圧Vrefに設定するこ
とはできない。したがって、この期間において、ノード
Nrに流れる電流を遮断しても、データ読出に支障は生
じることはなく、かえって無用の消費電力を削減する効
果が生じる。
【0156】図12は、実施の形態4に従うセンスアン
プ回路における制御信号の活性化タイミングを説明する
タイミングチャートである。
【0157】図12を参照して、プリセット終了後のデ
ータセンス期間に対応する時刻ta以降においては、プ
リセット制御信号PRT2およびPRT3はHレベルに
活性状態(Hレベル)に設定され、プリセット制御信号
PRT1は非活性化されることが必要である。これによ
り、実施の形態4に従うセンスアンプ回路は、図1に示
したセンスアンプ回路100と同様の構成および動作に
従って、データ読出を実行することができる。
【0158】センス期間前の充電期間中において、プリ
セット制御信号PRT3は、基準電流Irefの過渡状
態に対応する一定期間非活性化(Lレベル)された後、
プリセット制御信号PRT1よりも早いタイミングで、
時刻tbにおいてHレベルに活性化される。時刻tb
は、基準電流Icellが定常値に収束する時刻t1に
対応して定めればよい。
【0159】これに応答して、メモリセル電流Icel
lおよび基準電流Irefの両方が過渡状態である期間
においては、プリセット制御信号PRT2およびPRT
3の非活性化(Lレベル)によって、N型トランジスタ
QN25およびQN30がオフされる。
【0160】このような構成とすることにより、充電期
間中において、N型トランジスタQN2およびQN6に
対して流れる電流をカットすることができ、消費電力の
低減を図ることができる。
【0161】また、N型トランジスタQN25およびQ
N30のトランジスタ特性を同様に設計して、これらの
トランジスタにおける電圧降下を同様に設定することに
よって、データ読出における出力しきい値をずらすこと
なく、データ読出精度を維持することができる。あるい
は、トランジスタサイズ比の設計を、QN25:QN2
=QN30:QN6とすることによっても、同様の効果
を得ることができる。
【0162】さらに、プリセット制御信号PRT1に応
じて動作するプリセット回路170をノードNsに対し
て配置すれば、センス期間に先立ってノードNsの電圧
を基準電圧Vrefに近づけて、データ読出を高速化す
ることができる。
【0163】図11に図示されない部分を含めて、実施
の形態4に従うセンスアンプ回路のその他の部分の構成
は、図1および図9に示される実施の形態3に従うセン
スアンプ回路と同様であるので詳細な説明は繰返さな
い。
【0164】[実施の形態5]実施の形態5おいては、
1つのセンスアンプ回路が、本実施の形態においてはメ
モリセル電流Icellに相当する被比較対象データを
入力するためのセンス入力ノードを複数有し、それぞれ
のセンス入力ノードに流れるメモリセル電流(被比較対
象)に対応する複数の出力信号を生成する場合を考え
る。この場合において、比較の基準値となる基準電流I
refを生成する基準メモリセルは、上記複数のセンス
入力ノード間で共有されるものとする。
【0165】図13は、本発明の実施の形態5に従うセ
ンスアンプ回路の構成を説明するための回路図である。
【0166】図13においては、代表的に第1番目およ
び第2番目のセンス入力ノードにそれぞれ対応する構成
が示されるが、実施の形態5に従う構成は、任意の複数
個のメモリセル電流(被比較対象)に対して、単一の基
準メモリセルが共用される場合に適用することができ
る。
【0167】図13においては、電流比較部120より
前段階における構成の図示は省略されている。また、図
1および図4と同様の、電流比較部120(P型トラン
ジスタQP2,N型トランジスタQN2)および出力レ
ベル設定回路160は、センス入力ノードのそれぞれの
対応して設けられる。
【0168】以下、図13中において、実施の形態1〜
4において説明した回路等と同様の要素であって、第1
番目および第2番目のセンス入力ノードのそれぞれに対
応して配置されるものについては、添字a,bをそれぞ
れ付して表記することとする。たとえば、第1番目およ
び第2番目のセンス入力ノードにそれぞれ対応する出力
レベル設定回路は、符号160aおよび160bでそれ
ぞれ示されるが、各々の構成および動作は、図4に示さ
れた出力レベル設定回路160と同様である。
【0169】したがって、電流比較部120aは、第1
番目のセンス入力ノードに流れるメモリセル電流と基準
電流Irefとの差を増幅してノードNsaの電圧に反
映し、出力レベル設定回路160aは、ノードNsaの
電圧に応じて、出力信号DOUTaのレベルを設定す
る。
【0170】同様に、電流比較部120bは、第2番目
のセンス入力ノードに流れるメモリセル電流と基準電流
Irefとの差を増幅してノードNsbの電圧に反映
し、出力レベル設定回路160bは、ノードNsbの電
圧に応じて、出力信号DOUTbのレベルを設定する。
【0171】基準電流Irefは、所定の設計値に固定
される電流であるため、単一の基準メモリセルを、複数
のセンス入力ノードに流れる電流との比較に用いること
ができる。
【0172】実施の形態5に従うセンスアンプ回路にお
いては、基準電圧Vrを発生させるノードNrを、複数
のセンス入力ノードにそれぞれ対応して独立に設け、基
準電圧生成部140によって、これらのノードNra,
Nrb,…のそれぞれに対して、独立に基準電圧Vrを
生成することによって、データ読出の安定化を図る。
【0173】図13には、基準電圧生成部140のう
ち、第1番目および第2番目のセンス入力ノードに対応
する構成が代表的に示される。
【0174】基準電圧生成部140において、カレント
ミラーの一方を構成するP型トランジスタQP5は、複
数のセンス入力ノード間で共有される。一方、カレント
ミラーの一方を構成するP型トランジスタQP6、ノー
ドNrおよび基準電圧Vrを生成するためのN型トラン
ジスタQN6は、複数のセンス入力ノードに対応して設
けられる。すなわち、第1番目のセンス入力ノードに対
応して、P型トランジスタQP6a、ノードNraおよ
びN型トランジスタQN6aが配置され、第2番目のセ
ンス入力ノードに対応して、P型トランジスタQP6
b、ノードNrbおよびN型トランジスタQN6bが配
置される。
【0175】P型トランジスタQP6a,QP6bの各
々およびN型トランジスタQN6a,QN6bの各々の
電流駆動能力(トランジスタサイズ)は、図1に示した
P型トランジスタQP6およびN型トランジスタQN6
のそれぞれと同様に設計される。
【0176】このような構成とすることにより、ノード
NraおよびNrbをそれぞれ流れる内部電流を、基準
メモリセルトランジスタMCRTを流れる基準電流Ir
efに応じた共通の値(Ir)に設定することができ
る。
【0177】このように、複数のセンス入力ノードのそ
れぞれに対応して独立に基準電圧Vrを生成することに
より、ノードNra,Nrb,…の各々の電圧レベル
が、増幅動作を実行するN型トランジスタQN2a,Q
N2b,…のソース・ドレイン間に存在するカップリン
グ容量の影響によって変動することを防止できる。
【0178】逆に言うと、単一のノードNrを複数のセ
ンス入力ノードによって共有した場合には、それぞれの
センス入力ノードに対応するN型トランジスタQN2
a,QN2b,…における増幅動作が互いに影響し合っ
て、基準電圧Vrefが変動してしまう。この結果、デ
ータ読出を安定的に実行できなくなるおそれがある。
【0179】したがって、複数のセンス入力ノードのそ
れぞれに対応して配置される独立したノードに、基準電
圧Vrをそれぞれ生成することによって、単一の基準メ
モリセルトランジスタを、複数のメモリセルトランジス
タからのデータ読出に共用する場合であっても、データ
読出を安定的に実行することが可能となる。
【0180】なお、本実施の形態においては、本願発明
に従う信号増幅回路として、不揮発的半導体記憶装置に
適用されるセンスアンプ回路を代表的に示したが、本願
発明の適用はこのような場合に限定されるものではな
い。すなわち、本願発明に従う信号増幅回路は、電流比
較によってデータ読出を実行する構成を有する半導体記
憶装置について、データ記憶の揮発性/不揮発性を問わ
ず適用することができる。さらに、電流間の差を検知す
るための回路として、種々の電子回路に適用することも
可能である。
【0181】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0182】
【発明の効果】請求項1記載の信号増幅回路は、第1も
しくは第2電源ノードの電圧依存性を排除して、データ
読出のしきい値を基準電流と入力電流とが均衡する状態
に対応させて安定的に設定できる。したがって、電源電
圧の変動に起因する検出誤差の発生を防止できる。
【0183】請求項2記載の信号増幅回路は、請求項1
記載の信号増幅回路が奏する効果に加えて、入力電流の
微小変化を大きな電圧変化として第2のノードに生じさ
せることができる。この結果、検出感度の向上を図るこ
とができる。
【0184】請求項3記載の信号増幅回路は、請求項1
記載の信号増幅回路が奏する効果に加えて、トランジス
タの電流駆動能力比に基づいて出力しきい値を安定的に
設定できるので、製造時に生じる個々のトランジスタ特
性のばらつきが検出精度に与える悪影響を抑制すること
ができる。
【0185】請求項4記載の信号増幅回路は、請求項1
記載の信号増幅回路が奏する効果に加えて、検出結果が
第2の電圧に相当する場合における貫通電流をカットオ
フして、低消費電力化を図ることができる。
【0186】請求項5記載の信号増幅回路は、請求項1
記載の信号増幅回路が奏する効果に加えて、検知結果の
出力前において第2のノードをプリセット電源ノードと
結合するプリセット動作を実行できる。この結果、第2
のノードの電圧を所望のレベルに近づけることができる
ので、データ読出の高速化を図ることができる。
【0187】請求項6記載の信号増幅回路は、請求項5
記載の信号増幅回路が奏する効果に加えて、プリセット
動作時において第2のノードの電圧が変化し過ぎること
を防止できるので、有効にデータ読出の高速化を図るこ
とができる。
【0188】請求項7記載の信号増幅回路は、請求項1
記載の信号増幅回路が奏する効果に加えて、第1および
第2の電流伝達経路が充電されて入力電流および基準電
流が定常状態に達するまでの間において、電流経路を内
部で遮断する機能を有するので低消費電力化を図ること
ができる。
【0189】請求項8および10記載の信号増幅回路
は、請求項7記載の信号増幅回路が奏する効果に加え
て、検知結果の出力時において、第1および第2の電流
スイッチ部における電圧降下が等しいので、データ読出
における出力しきい値をずらすことなく、検出精度を維
持することができる。
【0190】請求項9記載の信号増幅回路は、請求項7
記載の信号増幅回路が奏する効果に加えて、検知結果の
出力前に第2のノードの電圧を所望のレベルに近づける
ことができるので、データ読出の高速化を図ることがで
きる。
【0191】請求項11記載の信号増幅回路は、請求項
1記載の信号増幅回路が奏する効果に加えて、基準電流
を流すための第2の入力ノードを、複数の第1の入力ノ
ード間で共有する場合であっても、それぞれの入力電流
に対応する増幅動作が互いに悪影響を及ぼし合うことを
防止できるので、検出精度を維持することができる。
【0192】請求項12記載の半導体記憶装置は、第1
もしくは第2電源ノードの電圧依存性を排除して、デー
タ読出のしきい値を基準電流と入力電流とが均衡する状
態に対応させて安定的に設定可能な信号増幅回路をセン
スアンプ回路として備える。したがって、電源電圧の変
動に起因するデータ読出精度の悪化を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に従う信号増幅回路の
代表例であるセンスアンプ回路を備える不揮発性半導体
記憶装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 N型トランジスタの一般的な動作特性を示す
図である。
【図3】 電流比較部の動作を説明する概念図である。
【図4】 出力レベル設定回路の構成例を示す回路図で
ある。
【図5】 本発明の実施の形態1に従う信号増幅回路の
代表例であるセンスアンプ回路の動作を説明するタイミ
ングチャートである。
【図6】 出力レベル設定回路の他の構成例を示す回路
図である。
【図7】 本発明の実施の形態2に従うセンスアンプ回
路の構成を説明するための回路図である。
【図8】 実施の形態2に従うセンスアンプ回路におけ
るデータ読出を説明するための図である。
【図9】 本発明の実施の形態3に従うセンスアンプ回
路の構成を説明するための回路図である。
【図10】 実施の形態3に従うプリセット制御信号の
設定を説明するタイミングチャートである。
【図11】 本発明の実施の形態4に従うセンスアンプ
回路の構成を説明するための回路図である。
【図12】 実施の形態4に従うプリセット制御信号の
設定を説明するタイミングチャートである。
【図13】 本発明の実施の形態5に従うセンスアンプ
回路の構成を説明するための回路図である。
【図14】 従来の技術の信号増幅回路の構成を示す回
路図である。
【符号の説明】
100 センスアンプ回路、101 電源ノード、10
2 接地ノード、103 プリセット電源ノード、11
0,130 バイアス回路、120,120a,120
b 電流比較部、140 基準電圧生成部、160,1
60a,160b,161 出力レベル設定回路、16
5 制御電圧発生部、170 プリセット回路、Ice
ll メモリセル電流、Iref 基準電流、MCT
メモリセルトランジスタ、MCRT 基準メモリセルト
ランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 甲斐 芳英 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5B025 AA03 AB01 AC01 AD06 AE05 AE08

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1および第2の入力ノードをそれぞれ
    流れる入力電流および基準電流の差を増幅して検知する
    ための信号増幅回路であって、 前記基準電流に応じた基準電圧を、第1のノードに生成
    するための基準電圧生成部と、 第1の電圧を供給する第1電源ノードと前記第1の入力
    ノードとの間に電気的に結合されて、前記入力電流を通
    過させる第1導電型の第1トランジスタと、 前記基準電圧に基づいて、前記入力電流の前記基準電流
    に対する差に応じた電圧を第2のノードに生成するため
    の電流比較部とを備え、 前記電流比較部は、 前記第1電源ノードと前記第2のノードとの間に電気的
    に結合されて、前記第1トランジスタとカレントミラー
    を構成する前記第1導電型の第2トランジスタと、 前記基準電圧の入力を受ける制御電極を有し、第2の電
    圧を供給する第2電源ノードと前記第2のノードとの間
    に電気的に結合される、前記第1導電型とは反対の導電
    型である第2導電型の第3トランジスタとを含み、 前記第2のノードの電圧に応じて、検知結果に応じた電
    圧を出力ノードに出力するための出力レベル設定部をさ
    らに備え、 前記出力レベル設定部は、 前記第1電源ノードと前記出力ノードとの間に電気的に
    結合されて、前記基準電圧に応じた電圧の入力を受ける
    制御電極を有する前記第1導電型の第4トランジスタ
    と、 前記出力ノードと前記第2電源ノードとの間に電気的に
    結合されて、前記センスノードと結合されたゲートを有
    する前記第2導電型の第5トランジスタとを含み、 前記入力電流と前記基準電流とが等しい状態において、
    前記第4および第5トランジスタをそれぞれ流れる電流
    は均衡する、信号増幅回路。
  2. 【請求項2】 前記第2および第3トランジスタのトラ
    ンジスタサイズは、前記第1および第2トランジスタが
    飽和領域で動作するように設計される、請求項1記載の
    信号増幅回路。
  3. 【請求項3】 前記出力レベル設定部は、さらに、 前記基準電圧に応じた電圧を前記第4トランジスタの制
    御電極に供給するための制御電圧発生部を含み、 前記制御電圧発生部は、 前記第4トランジスタの制御電極と結合される第3のノ
    ードと前記第2電源ノードとの間に電気的に結合され
    て、前記第1のノードと結合された制御電極を有する前
    記第2導電型の第6トランジスタと、 前記第3のノードと前記第1電源ノードとの間に電気的
    に結合されて、前記第3のノードと結合された制御電極
    を有する前記第1導電型の第7トランジスタとを含み、 前記第3トラジスタの第5トランジスタに対する電流駆
    動能力の比と、前記第7トランジスタの前記第4トラン
    ジスタに対する電流駆動能力の比とは同一である、請求
    項1記載の信号増幅回路。
  4. 【請求項4】 前記出力レベル設定部は、さらに、 前記第1電源ノードと前記出力ノードとの間に、前記第
    4トランジスタと直列に電気的に結合されて、前記第2
    のノードと結合された制御電極を有する前記第1導電型
    の第6トランジスタを含む、請求項1記載の信号増幅回
    路。
  5. 【請求項5】 前記第2のノードとプリセット電源ノー
    ドとの間に配置され、前記検知結果の出力前の所定期間
    において、前記第2のノードの電圧を前記基準電圧に近
    づけるためのプリセット部をさらに備え、 前記プリセット部は、前記所定期間において、前記第2
    のノードと前記プリセット電源ノードとを電気的に結合
    する、請求項1記載の信号増幅回路。
  6. 【請求項6】 前記プリセット電源ノードは、前記第2
    の電圧を供給し、 前記電流比較部は、前記第2のノードと前記第2電源ノ
    ードとの間に、前記第3トランジスタと直列に電気的に
    結合されて、少なくとも前記所定期間においてオフする
    電流スイッチ部をさらに含み、 前記電流スイッチ部は、前記所定期間後においてオンす
    る、請求項5記載の信号増幅回路。
  7. 【請求項7】 前記入力電流および前記基準電流は第1
    および第2の電流伝達経路を経由して、前記第1および
    第2の入力ノードにそれぞれ伝達され、 前記第1および第2の電流伝達経路は、第1および第2
    の寄生容量をそれぞれ有し、 前記電流比較部は、前記第2のノードと前記第2電源ノ
    ードとの間に、前記第3トランジスタと直列に電気的に
    結合されて、前記入力電流が定常状態となるタイミング
    に応じて設定される第1の時刻までの間オフされる第1
    の電流スイッチ部をさらに含み、 前記基準電圧生成部は、 前記第1のノードに前記基準電流に応じた内部電流を生
    成するための電流供給部と、 前記内部電流に応じた電圧を前記基準電圧として前記第
    1のノードに生成する電圧生成部と、 前記電流供給部および前記電圧生成部と直列に結合さ
    れ、前記基準電流が定常状態となるタイミング応じて設
    定される第2の時刻までの間、前記内部電流を遮断する
    ためにオフされる第2の電流スイッチ部とを含み、 前記第1の電流スイッチ部は、前記第1の時刻の後にお
    いてオンし、 前記第2の電流スイッチ部は、前記第2の時刻の後にお
    いてオンする、請求項1記載の信号増幅回路。
  8. 【請求項8】 前記基準電圧生成部は、 前記第1電源ノードと前記第2の入力ノードとの間に電
    気的に結合されて、前記基準電流を通過させるための前
    記第1導電型の第6トランジスタと、 前記第1電源ノードと前記第1のノードとの間に電気的
    に結合されて、前記第6トランジスタとカレントミラー
    を構成する前記第1導電型の第7トランジスタと、 前記第1のノードと結合される制御電極を有し、前記第
    2電源ノードと前記第1のノードとの間に電気的に結合
    される、前記第2導電型の第8トランジスタとを含み、 前記第1の電流スイッチ部は、 前記第2のノードと前記第2電源ノードとの間に、前記
    第3トランジスタと直列に電気的に結合されて、前記所
    定期間においてオフされる前記第2導電型の第9トラン
    ジスタを有し、 前記第2の電流スイッチ部は、 前記電流供給部および前記電圧生成部と直列に結合され
    て、前記第2の時刻までの間オフされる前記第2導電型
    の第10トランジスタを有し、 前記第10トラジスタの前記第3トランジスタに対する
    電流駆動能力の比と、前記第9トランジスタの前記第7
    トランジスタに対する電流駆動能力の比とは同一であ
    る、請求項7記載の信号増幅回路。
  9. 【請求項9】 前記第2のノードとプリセット電源ノー
    ドとの間に配置され、所定期間において記第2のノード
    の電圧を前記基準電圧に近づけるためのプリセット部を
    さらに備え、 前記所定期間は、前記検知結果の出力前において、前記
    第2の時刻より前に設定され、 前記プリセット部は、前記所定期間において、前記第2
    のノードと前記プリセット電源ノードとを電気的に結合
    し、前記所定期間後においては、前記第2のノードと前
    記プリセット電源ノードとを電気的に切離す、請求項7
    記載の信号増幅回路。
  10. 【請求項10】 前記第1および第2の電流スイッチ部
    がオンする場合において、前記第1および第2の電流ス
    イッチ部のそれぞれに生じる電圧降下は同様である、請
    求項7記載の信号増幅回路。
  11. 【請求項11】 前記信号増幅回路は、前記第1の入力
    ノードを複数個備え、 前記第2の入力ノードは、前記複数個の前記第1の入力
    ノードによって共有され、 前記電流比較部、前記出力レベルおよび前記第1のノー
    ドは、前記複数個の第1の入力ノードにそれぞれ対応し
    て、前記複数個ずつ独立に設けられ、 前記基準電圧生成部は、前記複数個の第1のノードの各
    々に前記基準電圧を生成する、請求項1記載の信号増幅
    回路。
  12. 【請求項12】 データ読出において、記憶データのレ
    ベルに応じた電流量が流される複数のメモリセルと、 前記データ読出の基準となる電流量が流される基準メモ
    リセルと、 前記データ読出において、前記複数のメモリセルのうち
    のデータ読出の対象として選択された1つおよび前記基
    準メモリセルを、第1および第2のセンス入力ノードの
    それぞれと電気的に結合するための選択部と、 前記第1および第2のセンス入力ノードをそれぞれ流れ
    る入力電流および基準電流の差を増幅して検知するため
    のセンスアンプ回路とを備え、 前記センスアンプ回路は、 前記基準電流に応じた基準電圧を、第1のノードに生成
    するための基準電圧生成部と、 第1の電圧を供給する第1電源ノードと前記第1の入力
    ノードとの間に電気的に結合されて、前記入力電流を通
    過させる第1導電型の第1トランジスタと、 前記基準電圧に基づいて、前記入力電流の前記基準電流
    に対する差に応じた電圧を第2のノードに生成するため
    の電流比較部とを含み、 前記電流比較部は、 前記第1電源ノードと前記第2のノードとの間に電気的
    に結合されて、前記第1トランジスタとカレントミラー
    を構成する前記第1導電型の第2トランジスタと、 前記基準電圧の入力を受ける制御電極を有し、第2の電
    圧を供給する第2電源ノードと前記第2のノードとの間
    に電気的に結合される、前記第1導電型とは反対の導電
    型である第2導電型の第3トランジスタとを有し、 前記センスアンプ回路は、 前記第2のノードの電圧に応じて、検知結果に応じた電
    圧を有する読出データを出力ノードに出力するための出
    力レベル設定部をさらに含み、 前記出力レベル設定部は、 前記第1電源ノードと前記出力ノードとの間に電気的に
    結合されて、前記基準電圧に応じた電圧の入力を受ける
    制御電極を有する前記第1導電型の第4トランジスタ
    と、 前記出力ノードと前記第2電源ノードとの間に電気的に
    結合されて、前記センスノードと結合されたゲートを有
    する前記第2導電型の第5トランジスタとを有し、 前記入力電流と前記基準電流とが等しい状態において、
    前記第4および第5トランジスタをそれぞれ流れる電流
    は均衡する、半導体記憶装置。
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