JP2002249413A - エアゾール組成物およびその製品 - Google Patents

エアゾール組成物およびその製品

Info

Publication number
JP2002249413A
JP2002249413A JP2001045113A JP2001045113A JP2002249413A JP 2002249413 A JP2002249413 A JP 2002249413A JP 2001045113 A JP2001045113 A JP 2001045113A JP 2001045113 A JP2001045113 A JP 2001045113A JP 2002249413 A JP2002249413 A JP 2002249413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aerosol
component
aerosol composition
product
foam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001045113A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4628560B2 (ja
Inventor
Satoshi Mekata
聡 目加多
Kazuhiro Matsui
和弘 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daizo Corp
Original Assignee
Daizo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daizo Corp filed Critical Daizo Corp
Priority to JP2001045113A priority Critical patent/JP4628560B2/ja
Publication of JP2002249413A publication Critical patent/JP2002249413A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4628560B2 publication Critical patent/JP4628560B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 有効成分の濃度を高くした場合でも製造が容
易であり、かつ、使用感に優れたエアゾール組成物およ
び該エアゾール組成物を、従来品と同等またはそれ以上
の性能を有しながら製品サイズを小型化した、フォーム
状で吐出することができるエアゾール製品を得る。 【解決手段】 少なくとも水性成分40〜90重量%
と、高分子化合物を含有した油性成分10〜60重量%
とを含むエアゾール組成物、ならびに該組成物をフォー
ム状に吐出することができるエアゾール容器に充填して
なるエアゾール製品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアゾール組成物
およびそれをエアゾール容器に充填してなるエアゾール
製品に関する。さらに詳しくは、有効成分の濃度を高く
した場合でも製造が容易であり、かつ、使用感に優れた
エアゾール組成物および該エアゾール組成物を、従来品
と同等またはそれ以上の性能を有しながら製品サイズを
小型化することができ、フォーム状で吐出することがで
きるエアゾール製品に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の頭髪セット用高分子化合物などを配合し、フォーム状
で吐出することができる頭髪用エアゾール組成物は、頭
髪セット用高分子化合物(セット剤成分)やその他の有
効成分を含有した水性原液90〜95重量%(以下、%
という)と液化ガス5〜10%とからなり、エアゾール
容器中で水性原液と液化ガスとが分離している。前記頭
髪用エアゾール組成物は、組成物中に有効成分を5〜1
0%程度含有しているが、該有効成分は水性原液に配合
されているため、有効成分の濃度、とくにセット剤成分
の濃度をさらに高くしようとすると、水性原液の粘度が
高くなり、これをフォーム状で吐出すると、フォームの
伸びがわるくなったり、べたつくなどし、使用感がわる
くなる問題が生ずる。
【0003】また、前記頭髪用エアゾール組成物は、前
述の理由から有効成分の濃度をさらに高くすることがで
きないため、1回に使用する量が多くなる。この有効成
分の濃度と1回の使用量から、使用回数を所定回数確保
するように製品を設定した場合、エアゾール組成物の充
填量が多くなり、それを充填するエアゾール容器のサイ
ズも大きくなり、保管や輸送に手間がかかり、材料コス
トも高くなる。
【0004】この問題を解決するために、本発明者ら
は、原液中の有効成分濃度を高くし、1回に使用する量
を少なくするとともに、発泡性を向上させるために噴射
剤量を多くし、かつ噴射剤を特定の粒子径で乳化または
分散させることにより、従来品と同じ性能(セット性お
よび使用回数)を有しながら、製品のサイズを小型化で
きるエアゾール製品を開発している(特開平11−34
9932号公報)。
【0005】前記エアゾール製品は、製品の性能を低下
させずに小型化するには画期的な製品であるが、セット
剤成分を水性原液中に配合しているため、セット剤成分
の濃度が高くなると水性原液の粘度が高くなり、その結
果、製造が難しくなったり、泡自体が粘稠で、頭髪上で
塗り伸ばしにくいなどの問題があり、依然として、有効
成分の濃度を高くした場合であっても製造が容易であ
り、かつ、使用感に優れたエアゾール組成物および該エ
アゾール組成物を、従来品と同等またはそれ以上の性能
を有しながら製品サイズを小型化でき、フォーム状で吐
出することができるエアゾール容器に充填したエアゾー
ル製品は得られていないというのが実情である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記問題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、有効成分の主
成分である頭髪セット用高分子化合物を油性成分中に含
有させることにより、有効成分濃度を高くした場合であ
っても製造が容易であり、かつ、使用感に優れたエアゾ
ール組成物が得られるとともに、従来品と同等またはそ
れ以上の性能を有しながらエアゾール製品を小型化する
ことができることを見出した。
【0007】すなわち、本発明は、少なくとも水性成分
40〜90%と、高分子化合物を含有した油性成分10
〜60%とを含むエアゾール組成物(請求項1)、前記
油性成分中に前記高分子化合物を5〜70%含有する請
求項1記載のエアゾール組成物(請求項2)、前記高分
子化合物が頭髪セット用高分子化合物である請求項1ま
たは2記載のエアゾール組成物(請求項3)、前記油性
成分中に炭素数が5〜6の炭化水素および(または)液
化ガスを30〜95%含有する請求項1、2または3記
載のエアゾール組成物(請求項4)、請求項1、2、3
または4記載のエアゾール組成物に、さらに圧縮ガスを
配合してなるエアゾール組成物(請求項5)、請求項
1、2、3、4または5記載のエアゾール組成物をエア
ゾール容器に充填し、フォーム状で吐出することができ
るエアゾール製品(請求項6)、および前記エアゾール
容器が、エアゾール組成物を充填する内部容器を備えた
2重エアゾール容器である請求項6記載のエアゾール製
品(請求項7)に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のエアゾール組成物は、少
なくとも水性成分40〜90%と、高分子化合物を含有
した油性成分10〜60%とを含むエアゾール組成物で
ある。
【0009】本発明のエアゾール組成物では、水性成分
と油性成分との割合を特定の割合とするため、高分子化
合物を必要量配合することができ、製品の性能を保った
状態(フォーム状で吐出しても泡が粘稠になりにくく、
塗り伸ばしやすい状態)で小型化することができ、油性
成分に有効成分の主成分である高分子化合物を含有させ
るため、水性成分の粘度増加を防止することができ、製
造しやすくなるとともに、エアゾール組成物自体が発泡
しやすくなり、フォームを頭髪や皮膚上で塗り伸ばしや
すくすることができる。
【0010】なお、本発明でいうフォームとは、発泡し
た状態で吐出されるものや、吐出直後直ちに発泡するも
の、さらに吐出直後はわずかに発泡した微発泡物であっ
て、時間経過とともに発泡が大きくなるものである。
【0011】前記油性成分は、有効成分の主成分となる
高分子化合物、必要に応じて使用される炭素数5〜6の
炭化水素および(または)液化ガス、油成分や低級アル
コールなどからなる。
【0012】前記油性成分は、エアゾール組成物中に1
0〜60%、さらには20〜55%配合されるのが好ま
しい。油性成分が10%未満の場合には、高分子化合物
の配合量が少なくなるため、製品の性能を保った状態で
小型化しにくくなる。一方、60%をこえる場合には、
水性成分の配合量が少なくなるため、フォーム状で吐出
すると泡が粘稠になりやすく、塗り伸ばしにくくなる。
【0013】前記高分子化合物は、頭髪のセットや皮膚
の保護、不要な角質の除去などのために用いられる成分
であり、前記油性成分中に5〜70%、さらには10〜
60%含有されるのが好ましい。高分子化合物の配合量
が5%未満の場合には、所望の効果を得るのに1回で使
用する量が多くなるため、製品の性能を保ったまま小型
化することが難しくなる傾向が生じる。一方、70%を
こえる場合には、油性成分中に溶解または分散させにく
くなり、高分子化合物がエアゾール組成物中で析出しや
すくなり、エアゾールバルブや噴射部材で詰まりやすく
なる傾向が生じる。
【0014】前記高分子化合物としては、たとえばアク
リル酸アルキル共重合体メチルポリシロキサンエステル
などのアクリルシリコーン、ジアルキルアミノエチル
(メタ)アクリレート・(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル共重合体、ポリウレタン、アクリル酸オクチルア
ミド・アクリル酸ヒドロキシプロピル・メタクリル酸ブ
チルアミノエチル共重合体、ビニルピロリドン・酢酸ビ
ニル共重合体、アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリル
酸ブチル・アクリル酸メトキシエチル共重合体、アクリ
ル酸アルカノールアミン、アクリル酸アルキル共重合体
エマルジョン、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体
エマルジョンなどの頭髪セット用高分子化合物などがあ
げられ、これらのうち油性成分、とくに後述する炭素数
が5〜6の炭化水素や液化ガスに溶解しやすいものが好
ましく用いられる。とくに、油性成分への溶解度の高い
アクリルシリコーンを用いるのが好ましい。
【0015】前記炭素数が5〜6の炭化水素は、前記高
分子化合物の溶媒としてだけでなく、フォーム状製品と
した場合、発泡性や乾燥性、泡を塗り伸ばしやすくする
など、使用感を向上させるために配合される。
【0016】前記炭素数が5〜6の炭化水素としては、
たとえばノルマルペンタン、イソペンタン、ノルマルヘ
キサン、イソヘキサンなどがあげられる。これらのう
ち、皮膚や頭皮への刺激性を考慮してノルマルペンタ
ン、イソペンタンが好ましい。
【0017】前記液化ガスは、エアゾール組成物の噴射
剤としてだけではなく、前記高分子化合物の溶媒として
も作用する。
【0018】前記液化ガスの20℃における圧力として
は、噴射剤として作用する限りとくに限定はないが、安
全性や使用感を考慮して0.1〜0.5MPa、さらに
は0.15〜0.4MPaであるのが好ましい。液化ガ
スの20℃における圧力が0.1MPa未満の場合には
発泡性がわるくなり、頭髪上で塗り伸ばしにくくなる傾
向が生ずる。一方、0.5MPaをこえると塗布面での
飛び散りが多くなり、使用感がわるくなる傾向が生ず
る。
【0019】前記液化ガスとしては、たとえばプロパ
ン、n−ブタン、i−ブタン、これらの2種以上の混合
物などの液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル
(DME)、フロン類、これらの混合物があげられる。
これらのうちでは、水性成分と油性成分との乳化のしや
すさや安定性、発泡性などの点から、液化石油ガスまた
は液化石油ガスと他の液化ガスとの混合物が好ましい。
【0020】また、前記炭素数が5〜6の炭化水素と前
記液化ガスとを混合することにより、本発明のエアゾー
ル組成物の発泡状態や油性成分の揮発・乾燥速度などを
調整し、高分子化合物の乾燥を遅らせることにより、吐
出物を塗り伸ばしやすくすることができる。
【0021】前記炭素数が5〜6の炭化水素および(ま
たは)液化ガス(以下、液化ガス等ともいう)は、油性
成分中に30〜95%、さらには40〜90%含有され
ているのが好ましい。前記液化ガス等の割合が30%未
満の場合には、高分子化合物を溶解または分散しにくく
なり、バルブや噴射部材で詰まりやすくなる傾向が生ず
る。一方、95%をこえる場合には、高分子化合物の含
有量が少なくなり、エアゾール製品を小型化しにくくな
る傾向が生ずる。
【0022】なお、油性成分中に含まれる液化ガスの量
が少ない場合または油性成分中に液化ガスが含まれない
場合でも、エアゾール容器としてエアゾール組成物を充
填する内部容器を備えた2重エアゾール容器を使用する
ことにより、フォーム状で吐出するエアゾール製品にす
ることができる。
【0023】前記油成分は、前記高分子化合物や他の有
効成分を油性成分に溶解または分散させやすくするため
や、ブラッシングのしやすさなどの使用感の向上や、撥
水性、艶の付与などの効果を与えるための成分であり、
たとえばシリコーン油、エステル油、炭素数が7以上の
炭化水素類、高級脂肪酸、ロウ、油脂などが使用され
る。また、高級アルコールが、頭髪セット用高分子化合
物の補助成分として、毛束感のある仕上がりや、再整髪
性を付与したり、フォーム状で吐出する場合の発泡性や
泡の安定性などの泡質を調整する目的で使用される。
【0024】前記シリコーン油としては、たとえばメチ
ルポリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、デカ
メチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテ
トラシロキサン、メチルフェニルポリシロキサンなどが
あげられる。
【0025】前記エステル油としては、たとえば、ミリ
スチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン
酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、乳酸
セチル、酢酸エチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジエ
トキシエチル、コハク酸ジエトキシエチルなどがあげら
れる。
【0026】前記炭化水素類としては、スクワラン、ス
クワレン、流動パラフィン、イソパラフィンなどがあげ
られる。
【0027】前記高級脂肪酸としては、たとえばラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オ
レイン酸などがあげられる。
【0028】前記ロウとしては、たとえばミツロウ、ラ
ノリン、酢酸ラノリン、カンデリラロウなどがあげられ
る。
【0029】前記油脂としては、たとえばツバキ油、ト
ウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ
油、アマニ油、サフラワー油、ホホバ油、ヤシ油などが
あげられる。
【0030】前記高級アルコールとしては、たとえばラ
ウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアル
コール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、
オレイルアルコール、ラノリンアルコールなどがあげら
れる。
【0031】前記低級アルコールは、前記高分子化合物
や他の有効成分を油性成分に溶解または分散させやすく
するためや、冷却感の付与、乾燥性など使用感を向上さ
せるために用いられ、エタノール、イソプロピルアルコ
ールなどの炭素数が2〜3の1価のアルコールが使用さ
れる。
【0032】前記水性成分は、水をベースとし、界面活
性剤や親水性アルコール成分、有効成分のうちで水性成
分に安定に含まれるものなどからなり、フォーム状で吐
出した場合、液膜となるものである。
【0033】前記水性成分は、エアゾール組成物中に4
0〜90%、さらには45〜80%含有されるのが好ま
しい。水性成分が40%未満の場合には、フォーム状で
吐出すると泡が粘稠になりやすく、塗り伸ばしにくくな
る。一方、90%をこえる場合には、高分子化合物を含
む油性成分の配合量が少なくなるため、高分子化合物な
どの油性成分を所定量配合することができなくなり、製
品の性能を保った状態で小型化しにくくなる。
【0034】前記界面活性剤は、フォーム状で吐出する
際の発泡剤や加脂剤、乳化剤、分散剤、可溶化剤などと
して作用する。
【0035】前記界面活性剤の具体例としては、たとえ
ば非イオン型界面活性剤、両性型界面活性剤、アニオン
型界面活性剤、カチオン型界面活性剤、高分子型界面活
性剤、シリコーン系界面活性剤などがあげられる。
【0036】前記非イオン型界面活性剤としては、たと
えばソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エス
テル、デカグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポ
リエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンヒマシ油・
硬化ヒマシ油誘導体などがあげられる。
【0037】前記両性界面活性剤としては、たとえば酢
酸ベタイン、レシチンなどがあげられる。
【0038】前記アニオン型界面活性剤としては、たと
えばアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエー
テル硫酸塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテルリン酸塩、脂肪酸石鹸などがあげられ
る。
【0039】前記カチオン型界面活性剤としては、たと
えばアルキルアンモニウム塩、アルキルベンジルアンモ
ニウム塩などがあげられる。
【0040】前記高分子型界面活性剤としては、たとえ
ばポリアルキルビニルピリジニウム、アルキルフェノー
ルポリマー誘導体、スチレン・マレイン酸重合誘導体な
どがあげられる。
【0041】前記シリコーン系界面活性剤としては、た
とえばポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重
合体、ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共
重合体、ポリ(オキシエチレン・オキシプロピレン)・
メチルポリシロキサン共重合体などがあげられる。
【0042】前記界面活性剤の使用量としては、水性成
分中に0.1〜15%、さらには0.5〜10%である
のが好ましい。界面活性剤の使用量が0.1%未満の場
合には、水性成分と油性成分とを乳化させるのが困難と
なるため、フォーム状で吐出しにくくなる傾向が生じ
る。一方、15%をこえる場合には、べとつき感や頭皮
や皮膚への刺激性が強くなり、使用感がわるくなる傾向
が生じる。
【0043】前記親水性アルコール成分としては、前述
の低級アルコールや多価アルコール、その他の成分など
があげられる。
【0044】前記低級アルコールは、有効成分の溶解剤
や、冷却感の付与、乾燥性の向上など、使用感を向上さ
せたり、凍結防止などの目的で用いられる。
【0045】前記多価アルコールは、溶解補助剤や保湿
剤などの目的で用いられる。
【0046】前記多価アルコールとしては、たとえばエ
チレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブ
チレングリコール、グリセリン、キシリトール、ソルビ
トール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリ
セリン、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチ
レングリコールモノフェニルエーテル、ジエチレングリ
コールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールエ
チルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル
アセテートなどがあげられる。
【0047】前記親水性アルコール成分の使用量として
は、水性成分中に1〜30%、さらには3〜25%であ
るのが好ましい。親水性アルコール成分が1%未満の場
合には、親水性アルコール成分を配合する効果(使用感
の向上や発泡性の調整などの効果)が得られにくくな
り、とくに溶解力が大きく変化しないため、水に不溶な
成分を配合するのが困難となり、製品の用途が限定され
る。一方、30%をこえる場合には、水性成分と油性成
分とを乳化しにくくなり、フォーム状で吐出した場合、
発泡性がわるくなる。
【0048】前記その他の成分としては、水溶性高分子
などがあげられる。
【0049】前記水溶性高分子は、フォーム状で吐出し
た場合、泡の弾力性や乾燥性、消泡性など、泡質を変化
させるなどの目的で用いられる。
【0050】前記水溶性高分子としては、たとえばカラ
ギーナン、ペクチン、デンプン、ゼラチン、コラーゲ
ン、カルボキシメチルデンプン、エチルセルロース、結
晶セルロース、カルボキシビニルポリマー、キサンタン
ガムなどがあげられる。
【0051】さらに、本発明のエアゾール組成物には、
目的や用途に応じて前述の高分子化合物以外の有効成分
を配合することができる。前記高分子化合物以外の有効
成分を使用する場合、エアゾール組成物中に0.1〜2
0%、さらには0.5〜15%配合させるのが好まし
い。高分子化合物以外の有効成分が0.1%未満の場合
には、該有効成分の効果を充分得ることができず、一
方、20%をこえる場合には、該有効成分の濃度が高く
なりすぎ、製造が困難となったり、該有効成分による人
体への悪影響が出る場合がある。該有効成分は、水性成
分と油性成分のどちらに配合されていてもよいが、製造
のしやすさの点から水性成分に配合するのが好ましい。
【0052】前記高分子化合物以外の有効成分を使用す
る場合、製品の目的、用途に応じて選択すればよい。た
とえば、粉体、セット剤、消臭剤、殺菌・防腐剤、清涼
剤、香料、保湿剤、紫外線吸収剤、アミノ酸、ビタミン
類、ホルモン類、酸化防止剤、各種抽出液、収斂剤、抗
炎症剤、美白剤などが用いられる。
【0053】前記粉体は、粉体自体が有効成分として作
用したり、他の有効成分を担持する担体、保護剤、付着
剤などとして用いられる。
【0054】前記粉体としては、たとえばタルク、酸化
亜鉛、カオリン、雲母、炭酸マグネシウム、炭酸カルシ
ウム、ケイ酸亜鉛、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミ
ニウム、ケイ酸カルシウム、シリカ、ゼオライト、セラ
ミックパウダー、窒化ホウ素などがあげられる。
【0055】前記セット剤は、油性成分に配合する高分
子化合物のセット力をさらに強化するために用いられ
る。水溶性のポリビニルアルコール、ジアルキルアミノ
エチル(メタ)アクリレート・(メタ)アクリル酸アル
キルエステル共重合体、アクリル酸オクチルアミド・ア
クリル酸ヒドロキシプロピル・メタクリル酸ブチルアミ
ノエチル共重合体、ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重
合体、アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリル酸ブチル
・アクリル酸メトキシエチル共重合体、アクリル酸アル
カノールアミン、アクリル酸アルキル共重合体エマルジ
ョン、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体エマルジ
ョンなどがあげられ、これらのうち、セット剤自体が水
溶性のものや、トリエタノールアミン、ジエタノールア
ミン、アミノメチルプロパノール、水酸化ナトリウムな
どのアルカリ剤でセット剤を中和して水溶性を付与した
ものが好ましく用いられる。
【0056】前記消臭剤としては、たとえばラウリル酸
メタクリレート、安息香酸メチル、フェノール酢酸メチ
ル、ゲラニルクロトレート、ミリスチン酸アセトフェノ
ン、酢酸ベンジル、プロピオン酸ベンジルなどがあげら
れる。
【0057】前記殺菌・防腐剤としては、たとえばパラ
オキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム、ソルビ
ン酸カリウム、フェノキシエタノール、塩化ベンザルコ
ニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化クロルヘキシジン、
感光素、パラクロルメタクレゾールなどがあげられる。
【0058】前記清涼剤としては、たとえば1−メント
ール、カンフルなどがあげられる。
【0059】前記保湿剤としては、たとえばプロピレン
グリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコー
ル、コラーゲン、キシリトール、ソルビトール、ヒアル
ロン酸、カロニン酸、乳酸ナトリウム、d,1−ピロリ
ドンカルボン酸塩、ケラチン、カゼイン、レシチンなど
があげられる。
【0060】前記紫外線吸収剤としては、たとえばパラ
アミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエ
ステル、サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、パ
ラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ皮
酸オクチルなどがあげられる。
【0061】前記アミノ酸としては、たとえばグリシ
ン、アラニン、ロイシン、セリン、トリプトファン、シ
スチン、システイン、メチオニン、アスパラギン酸、グ
ルタミン酸、アルギニンなどがあげられる。
【0062】前記ビタミン類としては、たとえばビタミ
ンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、塩酸ピ
リドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、
ニコチン酸d,1−α−トコフェロール、ビタミンD2
(エルゴカシフェロール)、d,1−α−トコフェロー
ル、酢酸d,1−α−トコフェロール、パントテン酸、
ビオチンなどがあげられる。
【0063】前記ホルモン類としては、たとえばエラス
トラジオール、エチニルエストラジオールなどがあげら
れる。
【0064】前記酸化防止剤としては、たとえばアスコ
ルビン酸、α−トコフェロール、ジブチルヒドロキシト
ルエン、ブチルヒドロキシアニソールなどがあげられ
る。
【0065】前記各種抽出液としては、たとえば、シャ
クヤクエキス、ヘチマエキス、バラエキス、レモンエキ
ス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキ
ス、セージエキス、茶エキス、海藻エキス、プラセンタ
エキス、シルク抽出液などがあげられる。
【0066】前記収斂剤としては、たとえば酸化亜鉛、
アラントインヒドロキシアルミニウム、タンニン酸、ク
エン酸、乳酸などがあげられる。
【0067】前記抗炎症剤としては、たとえばアラント
イン、グリシルレチン酸、アズレンなどがあげられる。
【0068】前記美白剤としては、たとえばアルブチ
ン、コウジ酸などがあげられる。
【0069】さらに、本発明のエアゾール組成物には、
低温や低圧時の吐出状態や発泡性を向上させるために、
加圧剤を加えることができる。
【0070】前記加圧剤としては、たとえばチッ素ガ
ス、炭酸ガス、亜酸化チッ素ガス、圧縮空気などがあげ
られる。
【0071】加圧剤を使用する場合、製品圧力が0.3
〜0.8MPaとなるようにくわえるのが好ましい。製
品圧力が0.3MPa未満の場合には、加圧剤を使用す
ることによる効果が得られにくく、0.8MPaをこえ
る場合には、塗布面で飛び散ったり、噴射圧力が強くな
りすぎるため塗布面での刺激が強くなる。
【0072】本発明のエアゾール製品は、前記エアゾー
ル組成物をエアゾール容器に充填することにより得られ
る。
【0073】前記エアゾール容器にはとくに限定はな
く、一般にエアゾール容器として使用されるものであれ
ば使用することができるが、エアゾール容器内に、容器
内部の空間を区分けし、その内部にエアゾール組成物が
充填される内部容器を備えた2重エアゾール容器を使用
することができる。また、2重エアゾール容器の他の形
態として、容器内部を上部室と下部室とに区分けするピ
ストンを備え、上部室または下部室のいずれかにエアゾ
ール組成物を充填するものを使用することもできる。
【0074】エアゾール製品の具体的な製造方法として
は、予め界面活性剤や所望の有効成分、親水性アルコー
ル成分などを溶解させた水性成分を調製しておき、エア
ゾール容器に充填する。ついで、油性成分の一部である
高分子化合物または高分子化合物を溶解または分散させ
たものを充填し、そののち、炭素数5〜6の炭化水素お
よび(または)液化ガスを充填し、バルブを取り付け
る。なお、バルブを取り付けてから、炭素数5〜6の炭
化水素および(または)液化ガスを充填してもよい。つ
いで、容器を振るなどの操作で容器内部を撹拌し、高分
子化合物を、炭素数5〜6の炭化水素および(または)
液化ガスに溶解または分散させる。さらに、容器内部を
撹拌することにより、水性成分と油性成分とが乳化し、
本発明のエアゾール製品が得られる。さらに、水性成分
と油性成分とを乳化させる前後に、必要に応じて加圧剤
を充填してもよい。
【0075】前記製造方法では、水性成分と、油性成分
の一部である高分子化合物または高分子化合物を溶解ま
たは分散させたものと、炭素数5〜6の炭化水素および
(または)液化ガスとを個別に充填し、そののち容器内
で乳化物を調製しているため、有効成分、とくに頭髪セ
ット用高分子化合物を従来の2〜4倍といった高濃度で
含有させた場合でも容易に充填することができる。その
結果、この製造方法により得られるエアゾール製品は、
水性成分を含みながら、有効成分、とくにセット剤成分
を従来品の2〜4倍配合した濃縮液として用いることが
できるため、1回の使用量を従来品の1/2〜1/4に
少なくすることができ、製品の性能を保った状態で、製
品の大きさを1/2〜1/4に小型化したフォーム状で
吐出するエアゾール製品を得ることができる。
【0076】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0077】実施例1〜6および比較例1〜2 表1に記載の成分を表1に記載の割合で用いて頭髪用エ
アゾール製品を製造した。
【0078】実施例1〜4のものは下記の1)〜5)の
手順で、実施例5〜6のものは下記の1)〜6)の手順
で頭髪用エアゾール製品を製造した。
【0079】1)表1に示す水性成分を調合し、透明な
ガラス製耐圧容器に充填した。 2)油性成分の一部としてLPGおよび(または)イソ
ペンタン以外の高分子化合物(セット剤成分)などを充
填したのち、エアゾールバルブを取り付けた。 3)LPGおよび(または)イソペンタンをエアゾール
バルブから充填した。 4)容器を振盪して、高分子化合物をLPGおよび(ま
たは)イソペンタンに溶解させた。 5)さらに振盪を加えて、水性成分と油性成分とを乳化
させた。 6)エアゾールバルブから窒素ガスを充填した。
【0080】なお比較例1〜2については、下記の手順
にて製造した。 1)水性成分を調製したのち、ガラス製耐圧容器に充填
した。 2)バルブを取り付けたのち、LPGを充填した。 3)容器を振盪して、水性成分と液化ガスとを混合し
た。
【0081】なお、表1に記載の成分として下記のもの
を使用した。 1,3−ブチレングリコール(商品名:1,3−ブチレ
ングリコールP、協和発酵工業(株)製) ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体
(商品名:SH3771M、東レ・ダウコーニングシリ
コーン(株)製) ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル(商品名:
BC−20TX、日光ケミカルズ(株)製) ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(商品名:アミゾール
CDE、川研ファインケミカル(株)製) アクリル酸オクチルアミド・アクリル酸ヒドロキシプロ
ピル・メタクリル酸ブチルアミノエチル共重合体(商品
名:AMPHOMER28−4910、日本NSC
(株)製) アクリル酸アルキル共重合体メチルポリシロキサンエス
テル60%とイソプロパノール40%の混合物(商品
名:KP−541、信越化学工業(株)製) アクリル酸アルキル共重合体メチルポリシロキサンエス
テル30%とデカメチルシクロペンタシロキサン70%
の混合物(商品名:KP−545、信越化学工業(株)
製)
【0082】
【表1】
【0083】得られたエアゾール製品を用いて下記評価
を行なった。結果を表2に示す。
【0084】[エアゾール組成物] (製造のしやすさ)前述の製造方法でエアゾール組成物
を製造したときの製造のしやすさを下記の基準で評価し
た。 ○:水性成分の調製から、乳化物を得るまで、問題なく
行なえた。 ×:水性成分を調製する際に、粘度上昇により多大な時
間と手間がかかった。
【0085】(水性成分と油性成分との混和性)ガラス
製容器内のエアゾール組成物の状態(水性成分と油性成
分との乳化状態)を黙視観察し、下記の基準で評価し
た。 ◎:静置時、わずかに分離がみられるが、手で容器を振
ることにより、容易に均一な乳化物が得られた。 ○:静置時、水性成分と油性成分とは分離しているが、
手で容器を振ることにより、容易に乳化した。 ×:静置時、水性成分と油性成分とが分離しており、手
で容器を振っても乳化しなかった。
【0086】(エアゾール組成物の流動性)ガラス製容
器を正立状態から横倒ししたとき、容器内のエアゾール
組成物の流動性を黙視観察し、下記の基準で評価した。 ◎:すぐに流れ出した。 ○:ゆっくりと流れ出した。 ×:油性成分のみすぐに流れ出し、水性成分が流れ出す
のにしばらく時間がかかった。
【0087】[泡の評価] (発泡性(泡比重))得られたエアゾール製品を25℃
の恒温水槽中に30分間保持したのち、容量100ml
のカップにフォームを吐出して、10秒後その重量を求
め、泡の比重を算出した。
【0088】(塗り伸ばし性)頭髪上にフォームを吐出
し、手櫛にてフォームを伸ばし、下記の基準で評価し
た。 ◎:泡に抵抗感なく、頭髪上でほぼ均一に付着できた。 ○:泡に抵抗感はわずかにあるが、頭髪上でほぼ均一に
付着できた。 ×:泡に抵抗感があり、頭髪上で不均一に付着した。
【0089】(べたつき感)塗り伸ばし性の評価時に、
手櫛で伸ばしているときの泡のべたつき感と乾燥後の頭
髪のべたつき感の有無を評価し、下記の基準で評価し
た。 ◎:泡および乾燥後の頭髪ともにべたつき感はなかっ
た。 ○:泡にややべたつき感があったが、乾燥後、頭髪にべ
たつき感は残らなかった。 ×:泡および乾燥後の頭髪ともにべたつき感があった。
【0090】(洗髪性)頭髪上に付着した高分子化合物
を、シャンプーを用いて洗髪し、ドライヤーで頭髪を乾
燥させたのち、高分子化合物の皮膜の有無を確認した。 ○:皮膜は確認されず、しっかりと洗い流せていた。 ×:皮膜がふけ状に残っているのが確認された。
【0091】
【表2】
【0092】前記の結果から、本発明の頭髪用エアゾー
ル製品(実施例1〜6)は、セット剤成分の配合量が従
来品(比較例2)の約3倍と多いにもかかわらず、製造
が簡単であり、エアゾール組成物の乳化状態はよく、そ
の流動性は高かった。また、実施例1〜4のエアゾール
製品は、フォーム状で吐出され、その比重は従来品(比
較例2)よりも軽いため、1回の使用量を少なくして製
品サイズを小型化するには好適であった。さらに、その
使用感は(頭髪上での塗り伸ばしやすさや、べとつき
感、洗髪性)、セット剤成分を多く配合している分、比
較例2と比べて同等もしくは少し劣る点もあるが、使用
上はまったく問題なかった。実施例5、6のエアゾール
製品は、吐出直後はわずかに発泡した微発泡物であった
が、これを頭髪上で塗り伸ばすと発泡しながら拡がり、
ほぼ均一に泡を塗布することができた。また、泡や泡を
塗布し乾燥させた頭髪にべとつき感はなく、比較例2と
比べても非常に使用感の優れたものが得られた。このも
のも、1回の使用量を少なくすることができるため、製
品サイズを小さくするには、好適であった。
【0093】一方、従来品にセット剤成分を多く配合し
た場合(比較例1)には、水性成分の調製時に粘度上昇
が著しく、水性成分を均一にするには、強力な撹拌と長
い時間がかかった。また、液化ガスを配合し、エアゾー
ル組成物とした場合にも、水性成分の粘度が高いため、
液化ガスと乳化しにくく、均一な組成物を吐出すること
ができなかった。また、この吐出物を頭髪に塗布した
が、不均一に付着し、べたつきが強く、洗髪しても簡単
には洗い流せなかった。
【0094】
【発明の効果】本発明によると、有効成分の濃度を高く
した場合でも製造が容易であり、かつ、使用感に優れた
エアゾール組成物を製造することができる。また、該エ
アゾール組成物をエアゾール容器に充填することによ
り、従来品と同等またはそれ以上の性能を有しながら製
品サイズを小型化することができ、フォーム状で吐出す
ることができるエアゾール製品を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B05B 9/04 B05B 9/04 B65D 83/38 C09K 3/30 F C09K 3/30 G H Z B65D 83/14 A Fターム(参考) 3E014 PB04 PC06 PD01 PF10 4C076 AA24 BB31 CC18 EE01A EE13A 4C083 AC011 AC092 AC102 AC122 AC182 AC542 AC642 AD011 AD092 AD162 BB11 CC32 DD08 DD47 EE06 4F033 RA02 RC01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも水性成分40〜90重量%
    と、高分子化合物を含有した油性成分10〜60重量%
    とを含むエアゾール組成物。
  2. 【請求項2】 前記油性成分中に前記高分子化合物を5
    〜70重量%含有する請求項1記載のエアゾール組成
    物。
  3. 【請求項3】 前記高分子化合物が頭髪セット用高分子
    化合物である請求項1または2記載のエアゾール組成
    物。
  4. 【請求項4】 前記油性成分中に炭素数が5〜6の炭化
    水素および(または)液化ガスを30〜95重量%含有
    する請求項1、2または3記載のエアゾール組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載のエアゾ
    ール組成物に、さらに圧縮ガスを配合してなるエアゾー
    ル組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5記載のエ
    アゾール組成物をエアゾール容器に充填し、フォーム状
    で吐出することができるエアゾール製品。
  7. 【請求項7】 前記エアゾール容器が、エアゾール組成
    物を充填する内部容器を備えた2重エアゾール容器であ
    る請求項6記載のエアゾール製品。
JP2001045113A 2001-02-21 2001-02-21 エアゾール組成物およびその製品 Expired - Fee Related JP4628560B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001045113A JP4628560B2 (ja) 2001-02-21 2001-02-21 エアゾール組成物およびその製品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001045113A JP4628560B2 (ja) 2001-02-21 2001-02-21 エアゾール組成物およびその製品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002249413A true JP2002249413A (ja) 2002-09-06
JP4628560B2 JP4628560B2 (ja) 2011-02-09

Family

ID=18906971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001045113A Expired - Fee Related JP4628560B2 (ja) 2001-02-21 2001-02-21 エアゾール組成物およびその製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4628560B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004075589A (ja) * 2002-08-14 2004-03-11 Taiyo Kagaku Co Ltd 油状泡沫性エアゾール用組成物
US7220110B2 (en) 2002-08-30 2007-05-22 Sanyo Electric Co., Ltd. Compressor having a throttled-return passage connecting an oil accumulator to a seal container
JP2011173922A (ja) * 2003-04-25 2011-09-08 Kao Corp 毛髪化粧品
JP2012224376A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Daizo:Kk 発泡性エアゾール製品およびそれを用いた2連式発泡性エアゾール製品
US8697143B2 (en) 2002-10-22 2014-04-15 L'oreal Heat activated durable styling compositions comprising saccharide type compounds and film forming agents
JP2018184372A (ja) * 2017-04-26 2018-11-22 エア・ウォーター・ゾル株式会社 エアゾール式の清拭剤

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09501428A (ja) * 1993-08-05 1997-02-10 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー シリコーングラフト化ポリマーと低レベルの揮発性炭化水素溶媒を含有したヘアスタイリング組成物
JPH10501219A (ja) * 1994-05-28 1998-02-03 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー ヘア化粧品組成物
JPH11503760A (ja) * 1995-04-21 1999-03-30 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー アルケニル又はスチレン末端キャップシリコーングラフト共重合体を含有するトピカルパーソナルケア組成物
JP2000502725A (ja) * 1996-09-04 2000-03-07 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー パーソナルケア組成物
JP2001039841A (ja) * 1999-07-30 2001-02-13 Daizo:Kk 整髪用発泡性組成物
JP2002540071A (ja) * 1999-03-05 2002-11-26 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー シリコーングラフトコポリマーの組合せを含むエアゾールヘアスプレー組成物

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09501428A (ja) * 1993-08-05 1997-02-10 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー シリコーングラフト化ポリマーと低レベルの揮発性炭化水素溶媒を含有したヘアスタイリング組成物
JPH10501219A (ja) * 1994-05-28 1998-02-03 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー ヘア化粧品組成物
JPH11503760A (ja) * 1995-04-21 1999-03-30 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー アルケニル又はスチレン末端キャップシリコーングラフト共重合体を含有するトピカルパーソナルケア組成物
JP2000502725A (ja) * 1996-09-04 2000-03-07 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー パーソナルケア組成物
JP2002540071A (ja) * 1999-03-05 2002-11-26 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー シリコーングラフトコポリマーの組合せを含むエアゾールヘアスプレー組成物
JP2001039841A (ja) * 1999-07-30 2001-02-13 Daizo:Kk 整髪用発泡性組成物

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004075589A (ja) * 2002-08-14 2004-03-11 Taiyo Kagaku Co Ltd 油状泡沫性エアゾール用組成物
US7220110B2 (en) 2002-08-30 2007-05-22 Sanyo Electric Co., Ltd. Compressor having a throttled-return passage connecting an oil accumulator to a seal container
US8697143B2 (en) 2002-10-22 2014-04-15 L'oreal Heat activated durable styling compositions comprising saccharide type compounds and film forming agents
JP2011173922A (ja) * 2003-04-25 2011-09-08 Kao Corp 毛髪化粧品
JP2012224376A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Daizo:Kk 発泡性エアゾール製品およびそれを用いた2連式発泡性エアゾール製品
JP2018184372A (ja) * 2017-04-26 2018-11-22 エア・ウォーター・ゾル株式会社 エアゾール式の清拭剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP4628560B2 (ja) 2011-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1575546B1 (en) Non-pressurized post-application expanding composition
JP3981289B2 (ja) 発泡性エアゾール組成物
JP4173034B2 (ja) エアゾール組成物
JP2003201217A (ja) 頭髪用エアゾール組成物
JP2001072963A (ja) 油中水型泡状エアゾール組成物およびその製造方法
JP6114070B2 (ja) 発泡性エアゾール組成物
JP5283389B2 (ja) エアゾール組成物
JP2004067678A (ja) 液体状又はクリーム状の粘性を有したヘアワックス製品
JP2003252725A (ja) 発泡性エアゾール組成物
JP4971713B2 (ja) エアゾール組成物および該エアゾール組成物を含むエアゾール製品
JP5044106B2 (ja) ビタミンを配合した人体用エアゾール組成物
JP4628560B2 (ja) エアゾール組成物およびその製品
JP2009249343A (ja) エアゾール組成物
JP2001072543A (ja) エアゾールフォーム組成物
JP4917723B2 (ja) エアゾール組成物および発泡性エアゾール製品
JP3936289B2 (ja) エアゾール組成物
JP4707221B2 (ja) エアゾール組成物
JP2008230982A (ja) 発泡性エアゾール組成物
JP2002275454A (ja) 含水エアゾール組成物および含水エアゾール製品の安定化方法
JP2001278749A (ja) エアゾール組成物
JP2708691B2 (ja) 粉末含有エアゾール組成物
JP3518116B2 (ja) エアゾール組成物
KR102277123B1 (ko) 크래킹 에어로졸 조성물
JP7326076B2 (ja) エアゾール組成物
JP4812952B2 (ja) エアゾール組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100415

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101014

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131119

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4628560

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees