JP2002248973A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2002248973A
JP2002248973A JP2001050305A JP2001050305A JP2002248973A JP 2002248973 A JP2002248973 A JP 2002248973A JP 2001050305 A JP2001050305 A JP 2001050305A JP 2001050305 A JP2001050305 A JP 2001050305A JP 2002248973 A JP2002248973 A JP 2002248973A
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rail
fixed
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bracket
rails
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JP2001050305A
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English (en)
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Naoki Niikura
倉 直 樹 新
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Johnson Controls Automotive Systems KK
Original Assignee
Johnson Controls Automotive Systems KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートクッションの高さを低く押さえる。左
右スライド装置の可動レールに過大な剥離方向の負荷が
加えられた場合に可動レール及び固定レールの大幅な強
度アップをせずに軽量で安価な補強構造を得る。 【解決手段】 前後スライド装置21の左右一対のアッ
パーレール23間に設けられた左右スライド装置31を
備える。前後一対の可動レール33がシートクッション
の前後フレームを構成する。前部の固定レール32を包
むように断面略U字状の剥離防止ブラケット75を設け
る。剥離防止ブラケット75の一対の上端75aを可動
レール33に固着する。剥離防止ブラケット75を通常
時固定レール32に対して長手方向に移動可能に取付
け、可動レール33が上方への衝撃荷重を受けた際に、
断面略U字状の剥離防止ブラケット75の底部75bを
固定レール32に係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートに関
し、更に詳細に説明すると、シート載置用床面の前後方
向に埋設される左右一対のロアーレールと、該ロアーレ
ール上で長手方向に摺動自在に案内支持される左右一対
のアッパーレールからなる前後スライド装置と、前記左
右一対のアッパーレール間に設けられた前後一対の固定
レールと、該固定レールに対して左右方向にスライド可
能に設けられた前後一対の可動レールとからなる左右ス
ライド装置とを備える車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用シートは、シートクッシ
ョン及びその後方で回動調整自在に立設されたシートバ
ック等からなるシート本体を備えてなり、且つこのシー
ト本体を構成するシートクッション等を車体床面上で前
後スライド装置を介して支持することにより、車体の前
後方向にスライド移動調整し得るように構成され、車室
内のシートのレイアウトを種々に変更し得るように形成
されている。
【0003】このようなシートの前後スライド装置は、
一般的には車体のシート載置用床面側に前後方向に形成
されるロアーレールとシート本体側に取付け固定される
アッパーレールから形成されている。また図8(a),
(b)に示す如く、車体の床面4に固定レール3と可動
レール5とからなる前後一対の左右スライド装置1を設
け、この左右スライド装置1の前後の可動レール5の両
端に左右一対の前後スライド装置7のロアーレール8を
設け、この左右一対のロアーレール8に前後方向に摺動
自在に案内支持される左右一対のアッパーレール9を設
け、このアッパーレール9にシートクッションのシート
フレーム10がアッパーレール9に固着されたブラケッ
ト9a等に固着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上述したよ
うな従来の車両用シートの左右スライド装置1と前後ス
ライド装置7を用いる場合には、前後スライド装置7の
下部に横方向に長い左右スライド装置1を設置している
ため、シートクッションの高さが高くなる欠点を有し、
また車体の床面4の使用面積が広くなり、車体の床面4
の制約が多くなる欠点を有していた。また前後スライド
装置7のアッパーレール9とシートフレーム10とを別
途形成しなければならず部品点数が増大する欠点を有し
ていた。更に従来の前後スライド装置7をそのまま反転
して用いる場合には、前後スライド装置7のロック機構
の操作レバーが固定側となり、シートクッションのシー
トフレーム10が横方向に移動した場合に操作レバーの
操作性が悪くなる欠点を有し、また車両用シートが後方
衝突により衝撃を受けた場合に、左右スライド装置1の
前部の左右スライド装置1の可動レール5に過大な剥離
方向の負荷が加えられるので、左右スライド装置1の大
幅な強度アップが必要となっている。
【0005】本発明の目的は、シートクッションの高さ
を低く押さえることができ、上下方向への強度を向上さ
せることができ、特に左右スライド装置の可動レールに
過大な剥離方向の負荷が加えられた場合に可動レール及
び固定レールの大幅な強度アップをせずに軽量で安価な
合理的な補強構造を得ることができ、また従来の前後ス
ライド装置をそのまま反転して左右スライド装置に用い
ても操作レバーをシートクッション側に設けることがで
き、ロック機構がオーバーハング状態とならず強度を十
分に得ることができ、シートの重量を減少させ、コスト
的にも安価な構成を得ることができる車両用シートを提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用シートは、シート載置用床面の前後方向に配設される
左右一対のロアーレールと、該ロアーレール上で長手方
向に摺動自在に案内支持される左右一対のアッパーレー
ルからなる前後スライド装置と、前記左右一対のアッパ
ーレール間に設けられた前後一対の固定レールと、該固
定レールに対して左右方向にスライド可能に設けられた
前後一対の可動レールとからなる左右スライド装置とを
備える車両用シートにおいて、前記左右スライド装置の
前後一対の可動レールがシートクッションの前後シート
フレームを構成し、前記前部の固定レールまたは可動レ
ールを包むように剥離防止ブラケットが設けられ、前記
可動レールが上方への衝撃荷重を受けた際に、剥離防止
ブラケットが可動レールの上方への移動を規制すること
を特徴とする。
【0007】本発明の請求項2に記載の車両用シート
は、前記剥離防止ブラケットが断面略U字状に形成さ
れ、該剥離防止ブラケットの一対の上端が可動レールに
固着され、該剥離防止ブラケットは通常時固定レールに
対して長手方向に移動可能に取付けられ、前記可動レー
ルが上方への衝撃荷重を受けた際に、断面略U字状の剥
離防止ブラケットの底部が固定レールに係止されること
を特徴とする。
【0008】本発明の請求項3に記載の車両用シート
は、前記剥離防止ブラケットが断面略逆U字状に形成さ
れ、該剥離防止ブラケットの一対の下端が固定レール側
に固着され、該剥離防止ブラケットは通常時可動レール
に対して非接触に取付けられ、前記可動レールが上方へ
の衝撃荷重を受けた際に、断面略逆U字状の剥離防止ブ
ラケットの上部に可動レールが係止されることを特徴と
する。
【0009】本発明の請求項4に記載の車両用シート
は、前記後部の固定レールと可動レールとの間に左右ス
ライド装置のロック機構が設けられ、該ロック機構は固
定レールに設けられたラッチと、該ラッチの先端のラッ
チ爪が挿入される可動レールに設けられた複数のロック
穴と、前記ラッチを操作するシートフレーム側に取付け
られた操作レバーとを備えていることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項5に記載の車両用シート
は、前記剥離防止ブラケットが可動レールの長手方向の
略中央に設けられていることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項6に記載の車両用シート
は、前記剥離防止ブラケットが固定レール側に適宜の間
隔で複数個固着されていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明に係わる車両用シート
を図面を参照して詳述する。図1乃至図6は本発明に係
わる車両用シートの実施の形態を夫々示すもので、図1
には本発明の車両用シートのシートフレーム構成及び前
後スライド装置,左右スライド装置の斜視図が示され、
図2には同、一部側面図が示され、図3には横杆に嵌合
したブラケットと前後スライド装置の正面図が示され、
図4には左右スライド装置のロック機構の操作レバー部
分の斜視図が示され、図5には前部の左右スライド装置
の正面図が示され、図6には左右スライド装置の断面図
が示されている。
【0013】車両用シート11はシートクッション12
及びシートバック等により構成されるが、シートバック
の図示説明は省略する。図1及び図2に示す如く、シー
トクッション12と車体床面4との間には前後スライド
装置21及び左右スライド装置31が介在して設けら
れ、車両用シート11のシートクッション12及びシー
トバックを車両用シートの前後方向及び左右方向に摺動
自在に支持している。尚、左右スライド装置31を作動
させる際にセンターシート等を脱着し、または前後に移
動させることにより左右方向のスペースを確保すること
もできる。
【0014】前後スライド装置21はシート載置用床面
4の前後方向に配設されるロアーレール22と、このロ
アーレール22上で長手方向に摺動自在に案内支持され
るアッパーレール23を備えている。この前後スライド
装置21がシート載置用床面4に設けられることによ
り、床面4に左右スライド装置31を有する車両用シー
ト11を設けることができる。
【0015】この前後スライド装置21はアルミダイキ
ャスト,マグネシュウム合金等の軽合金から押し出し成
形して形成されている。ロアーレール22の前後位置に
は前脚25及び後脚26が設けられている。尚、前脚2
5及び後脚26を省略して直接ロアーレール22を床面
4に固着してもよい。
【0016】図3に示す如く、前後スライド装置21の
ロアーレール22は、略上向きコ字状を呈する本体部2
2aと、この本体部22aの両側部の先端側から内方に
屈折されて延設され開口部22eを形成する左右一対の
上側部22d,22dとを備えている。
【0017】前記前後スライド装置21のアッパーレー
ル23は、ロアーレール22の本体部22aの内部に組
付けられるような本体部23aと、この本体部23aの
中央より上方に突出し、前記ロアーレール22の上側部
22d,22dの開口部22eより上方に突出する垂直
壁23eを有している。
【0018】図1に示す如く、前後スライド装置21は
ロック機構により前後位置調整され、このロック機構は
アッパーレール23側に設けられたラッチ29とロアー
レール22側に設けられたロック穴30とから形成され
ている。ロック機構の操作レバー28の操作によりラッ
チ29がロック穴30から引き出され、ロック解除され
る。
【0019】また前記左右一対のアッパーレール23間
に前後一対の左右スライド装置31が設けられている。
この前後一対の左右スライド装置31は前後の左右スラ
イド装置31の高さが異なるものであってもよい。この
左右スライド装置31は前後一対の固定レール32と、
この固定レール32に対して左右方向にスライド可能に
設けられた前後一対の可動レール33とからなる。
【0020】図2及び図4に示す如く、少なくとも後部
の左右スライド装置31の固定レール32は略T字状に
形成され、垂直部32aがクッションブラケット35に
よりアッパーレール23の垂直壁23eに固着されてい
る。また前記可動レール33は略下向きコ字状を呈する
本体部33aと、この本体部33aの両側部下端側から
内方に延設され開口部33eを形成する前後一対の下端
部33dとを備えている。尚、前部の左右スライド装置
31も上述の構成とすることができる。
【0021】前記左右スライド装置31の可動レール3
3の本体部33aに固定レール32の略T字状の水平部
32bが嵌合している。前記固定レール32の垂直部3
2aの長さを調整することにより前後の左右スライド装
置31の高さを異なるものとすることができる。また左
右スライド装置31はロック機構61により左右位置調
整され、このロック機構61は操作レバー37の操作に
よりロック解除される。
【0022】前記左右スライド装置31の可動レール3
3はシートクッション12の前後フレームを構成してい
る。即ち、シートクッション12のシートフレーム41
は前後一対の可動レール33とパネル状の両側部フレー
ム43により形成されている。前記両側部フレーム43
の前後位置には凹部44が形成され、この凹部44に可
動レール33の本体部33aが嵌合され、溶着等により
固着されている。
【0023】また両側部フレーム43の中間位置に横杆
45の両端が夫々固着されている。この横杆45に摺動
可能にブラケット46が嵌合している。このブラケット
46は横杆45に嵌合する嵌合部46aを有し、この嵌
合部46aは通常時横杆45に対して摺動可能に構成さ
れている。尚、符号55はシートベルトのベルト取付部
である。
【0024】図3に示す如く、前記ブラケット46の嵌
合部46aから下方に延びた位置に固着部46bが形成
されている。また前後スライド装置21のロック機構を
作動させる操作レバー28の操作軸28aは支持ブラケ
ット52に支持されている。操作レバー28の操作軸2
8aに前記ラッチ29が取付けられている。前記支持ブ
ラケット52と前記ブラケット46の固着部46bがボ
ルト53により前後スライド装置21のアッパーレール
23の垂直壁23eに固着されている。
【0025】従って、ブラケット46の嵌合部46aは
通常時横杆45に対して摺動可能であるが、シートベル
トのベルトアンカー側から大きな負荷が加えられた場合
には横杆45と接触し、荷重を前後スライド装置21の
アッパーレール23からロアーレール22に伝達する。
また図1に示すように、シートクッション12が左右ス
ライド装置31により右側に移動している状態で、右側
の側部フレーム43のベルト取付部55にシートベルト
側から引張力が加えられると横杆45とブラケット46
の嵌合部46aとの嵌合により支持され、引張力が前後
スライド装置21に伝達され、強度を保持することがで
きる。
【0026】更に両側部フレーム43の前後位置、及び
着座部に対応して複数の横方向に延びるワイヤーフレー
ム47が固着されている。また左右スライド装置31の
前後の可動レール33間には適宜の間隔で前後方向に延
びる複数のワイヤーフレーム49が前記横方向に延びる
ワイヤーフレーム47に固着され、図示しないパッド材
が載置される。またシートフレーム41の外周縁に沿っ
てトリム用のワイヤー51が固着されている。
【0027】そして、図4に示す如く、前記左右スライ
ド装置31のロック機構61は、可動レール33に形成
されたロック穴63と、略T字状に形成された固定レー
ル32の垂直部32aのブラケット35に取付けられた
ラッチ65とを有している。このラッチ65の先端のラ
ッチ爪65aがロック穴63に挿入されてロック機構6
1のロック状態が得られる。
【0028】前記ラッチ65は回動軸66に取付けら
れ、このラッチ65には前方に突出する作動片68が連
結されている。また操作レバー37に左右方向に延びる
回動軸38が連結され、この回動軸38と平行に左右方
向に中央部が延びるクランク状の操作ワイヤー70の両
端が回動軸38に連結され、この操作ワイヤー70及び
操作レバー37は前記シートフレーム41の左右方向の
移動と共に左右方向に移動する。
【0029】前記操作ワイヤー70の回動により操作ワ
イヤー70の左右方向の何れかの位置で前方に突出する
固定レール32側の作動片68を作動させ、この作動片
68により前記ラッチ65のラッチ爪65aとロック穴
63とのロック状態を解除し、シートフレーム41が左
右位置調整され得るようになされている。
【0030】また、図5及び図6に示す如く、左右スラ
イド装置31の前部の可動レール33には略U字状に形
成された固定レール32を包むように剥離防止ブラケッ
ト75が固着されている。前記剥離防止ブラケット75
は断面略U字状に形成され、この剥離防止ブラケット7
5の一対の上端75a,75aが可動レール33の本体
部33aの側部に固着されている。
【0031】前記剥離防止ブラケット75は通常時固定
レール32に対して長手方向に移動可能に取付けられ、
前記可動レール33が上方への衝撃荷重を受けた際に、
断面略U字状の剥離防止ブラケット75の底部75bが
固定レール32の底部に係止される。
【0032】尚、剥離防止ブラケット75を可動レール
33の長手方向の略中央に設けることにより、可動レー
ル33が左右方向に移動した際に常にシートクッション
12の略中央位置を係止することができる。また剥離防
止ブラケット75を複数個設けることもできる。
【0033】図7には本発明の剥離防止ブラケット77
の異なる実施の形態が示されており、この剥離防止ブラ
ケット77は前部の可動レール33を包むように固定レ
ール32を支持する前部のクッションブラケット35に
固着されている。この剥離防止ブラケット77は断面略
逆U字状に形成され、この剥離防止ブラケット77の一
対の下端77a,77aが固定レール32側であるクッ
ションブラケット35に固着されている。
【0034】この剥離防止ブラケット77は通常時可動
レール33に対して非接触に取付けられ、前記可動レー
ル33が上方への衝撃荷重を受けた際に、断面略逆U字
状の剥離防止ブラケット77の上部77bに可動レール
33の本体部33aが係止され、衝撃荷重がクッション
ブラケット35側に伝達される。
【0035】尚、剥離防止ブラケット77を固定レール
32側に適宜の間隔で複数個固着することにより、可動
レール33が左右方向に最大に移動した際に常にシート
クッション12の略中央位置を係止することができる。
また剥離防止ブラケット77を固定レール32に直接固
着してもよい。
【0036】尚、本発明は上述した実施例構造に限定さ
れず、前後スライド装置21のロック機構、左右スライ
ド装置31のロック機構61及び剥離防止ブラケット7
5,77等の各部の形状、構造等を、必要に応じて適宜
変形、変更することは自由であり、形状や材質を始め、
種々の変形例が考えられよう。
【0037】
【発明の効果】以上が本発明に係る車両用シートの実施
の形態であるが、請求項1記載の車両用シートによれ
ば、左右スライド装置の前後一対の可動レールがシート
クッションの前後シートフレームを構成し、前記前部の
固定レールまたは可動レールを包むように剥離防止ブラ
ケットが設けられ、前記可動レールが上方への衝撃荷重
を受けた際に、剥離防止ブラケットが可動レールの上方
への移動を規制するので、シートクッションの高さを低
く押さえることができ、上下方向への強度を向上させる
ことができ、特に左右スライド装置の前部の可動レール
に過大な剥離方向の負荷が加えられた場合に可動レール
及び固定レールの大幅な強度アップをせずに軽量で安価
な合理的な補強構造を得ることができ、また剥離防止ブ
ラケットが別途形成されているので、左右スライド装置
の前後で左右スライド装置を共用でき、汎用性を向上さ
せることができる。
【0038】また、本発明の請求項2に記載の車両用シ
ートによれば、前記剥離防止ブラケットが断面略U字状
に形成され、該剥離防止ブラケットの一対の上端が可動
レールに固着され、該剥離防止ブラケットは通常時固定
レールに対して長手方向に移動可能に取付けられ、前記
可動レールが上方への衝撃荷重を受けた際に、断面略U
字状の剥離防止ブラケットの底部が固定レールに係止さ
れるので、左右スライド装置の前部の可動レールに過大
な剥離方向の負荷が加えられた場合に可動レール及び固
定レールの大幅な強度アップをせずに軽量で安価な合理
的な補強構造を得ることができる。
【0039】また、本発明の請求項3に記載の車両用シ
ートによれば、前記剥離防止ブラケットが断面略逆U字
状に形成され、該剥離防止ブラケットの一対の下端が固
定レール側に固着され、該剥離防止ブラケットは通常時
可動レールに対して非接触に取付けられ、前記可動レー
ルが上方への衝撃荷重を受けた際に、断面略逆U字状の
剥離防止ブラケットの上部に可動レールが係止されるの
で、左右スライド装置の前部の可動レールに過大な剥離
方向の負荷が加えられた場合に可動レール及び固定レー
ルの大幅な強度アップをせずに軽量で安価な合理的な補
強構造を得ることができる。
【0040】また、本発明の請求項4に記載の車両用シ
ートによれば、前記後部の固定レールと可動レールとの
間に左右スライド装置のロック機構が設けられ、該ロッ
ク機構は固定レールに設けられたラッチと、該ラッチの
先端のラッチ爪が挿入される可動レールに設けられた複
数のロック穴と、前記ラッチを操作するシートフレーム
側に取付けられた操作レバーとを備えているので、従来
の前後スライド装置をそのまま反転して左右スライド装
置に用いても操作レバーをシートクッション側に設ける
ことができ、ロック機構がオーバーハング状態とならず
強度を十分に得ることができ、シートの重量を減少さ
せ、コスト的にも安価な構成を得ることができる。
【0041】また、本発明の請求項5に記載の車両用シ
ートによれば、前記剥離防止ブラケットが可動レールの
長手方向の略中央に設けられているので、可動レールが
左右方向に移動した際に常にシートクッションの略中央
位置を係止することができる。
【0042】また、本発明の請求項6に記載の車両用シ
ートによれば、前記剥離防止ブラケットが固定レール側
に適宜の間隔で複数個固着されているので、可動レール
が左右方向に移動した際に常にシートクッションの略中
央位置を係止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シートのシートクッション
のフレーム構成の斜視図。
【図2】本発明に係る車両用シートのシートクッション
のフレーム構成の一部側面図。
【図3】本発明に係る車両用シートの横杆に嵌合したブ
ラケットと前後スライド装置の正面図。
【図4】本発明に係る車両用シートの左右スライド装置
のロック機構部分の斜視図。
【図5】本発明に係る車両用シートの前部の左右スライ
ド装置の正面図。
【図6】本発明に係る車両用シートの前部の左右スライ
ド装置の剥離防止ブラケットの断面図。
【図7】本発明に係る車両用シートの前部の左右スライ
ド装置の剥離防止ブラケットの異なる実施の形態の断面
図。
【図8】従来の車両用シートの前後スライド装置及び左
右スライド装置を示すもので、(a)は側面図、(b)
は正面図。
【符号の説明】
21 前後スライド装置 22 ロアーレール 22a 本体部 22d 上側部 22e 開口部 23 アッパーレール 23a 本体部 23e 垂直壁 25 前脚 26 後脚 28 操作レバー 28a 操作軸 29 ラッチ 30 ロック穴 31 左右スライド装置 32 固定レール 32a 垂直部 32b 水平部 33 可動レール 33a 本体部 33d 下端部 33e 開口部 35 クッションブラケット 37 操作レバー 38 回動軸 41 シートフレーム 43 側部フレーム 44 凹部 45 横杆 46 ブラケット 47 ワイヤーフレーム 49 ワイヤーフレーム 51 トリム用のワイヤー 52 支持ブラケット 53 ボルト 61 ロック機構 63 ロック穴 65 ラッチ 66 回動軸 68 作動片 70 操作ワイヤー 75 剥離防止ブラケット 77 剥離防止ブラケット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート載置用床面の前後方向に配設され
    る左右一対のロアーレールと、該ロアーレール上で長手
    方向に摺動自在に案内支持される左右一対のアッパーレ
    ールからなる前後スライド装置と、前記左右一対のアッ
    パーレール間に設けられた前後一対の固定レールと、該
    固定レールに対して左右方向にスライド可能に設けられ
    た前後一対の可動レールとからなる左右スライド装置と
    を備える車両用シートにおいて、 前記左右スライド装置の前後一対の可動レールがシート
    クッションの前後シートフレームを構成し、前記前部の
    固定レールまたは可動レールを包むように剥離防止ブラ
    ケットが設けられ、前記可動レールが上方への衝撃荷重
    を受けた際に、剥離防止ブラケットが可動レールの上方
    への移動を規制することを特徴とする車両用シート。
  2. 【請求項2】 前記剥離防止ブラケットが断面略U字状
    に形成され、該剥離防止ブラケットの一対の上端が可動
    レールに固着され、該剥離防止ブラケットは通常時固定
    レールに対して長手方向に移動可能に取付けられ、前記
    可動レールが上方への衝撃荷重を受けた際に、断面略U
    字状の剥離防止ブラケットの底部が固定レールに係止さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 【請求項3】 前記剥離防止ブラケットが断面略逆U字
    状に形成され、該剥離防止ブラケットの一対の下端が固
    定レール側に固着され、該剥離防止ブラケットは通常時
    可動レールに対して非接触に取付けられ、前記可動レー
    ルが上方への衝撃荷重を受けた際に、断面略逆U字状の
    剥離防止ブラケットの上部に可動レールが係止されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  4. 【請求項4】 前記後部の固定レールと可動レールとの
    間に左右スライド装置のロック機構が設けられ、該ロッ
    ク機構は固定レールに設けられたラッチと、該ラッチの
    先端のラッチ爪が挿入される可動レールに設けられた複
    数のロック穴と、前記ラッチを操作するシートフレーム
    側に取付けられた操作レバーとを備えていることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の車両用シ
    ート。
  5. 【請求項5】 前記剥離防止ブラケットが可動レールの
    長手方向の略中央に設けられていることを特徴とする請
    求項2に記載の車両用シート。
  6. 【請求項6】 前記剥離防止ブラケットが固定レール側
    に適宜の間隔で複数個固着されていることを特徴とする
    請求項3に記載の車両用シート。
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