JP2002247291A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2002247291A
JP2002247291A JP2001037463A JP2001037463A JP2002247291A JP 2002247291 A JP2002247291 A JP 2002247291A JP 2001037463 A JP2001037463 A JP 2001037463A JP 2001037463 A JP2001037463 A JP 2001037463A JP 2002247291 A JP2002247291 A JP 2002247291A
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Japan
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flat cable
reading unit
image reading
urging member
coil spring
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JP2001037463A
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Atsushi Miyahara
淳 宮原
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成でかつ効果的な、画像読取装置の
枠体内のフラットケーブルの座屈を防ぐための機構を備
えた画像読取装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 フラットケーブル121が原稿台ガラス
(図示せず)に垂直に立設された画像読取装置におい
て、フラットケーブル121の余長分を読取ユニットか
ら離間する方向に付勢するねじりコイルばね129を設
ける。このねじりコイルばね129がフラットケーブル
121を付勢することにより、フラットケーブル121
の余長分の座屈によりフラットケーブル121が読取ユ
ニット110の走査路上の移動を妨げることを防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真や文書などの
原稿を読み取ってデジタルデータに変換して出力する、
複写機やファクシミリ、およびスキャナ等のコンピュー
タ入力用の画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術の概略図を図7に示
す。原稿台ガラス(図示せず)上に原稿(図示せず)の
読取面を同図下方に位置決めして載置した後、原稿カバ
ー105を閉じて原稿を原稿台ガラス上に押圧固定され
ると、読取ユニット110がモータ106の回転力によ
り、ガイドバー102にガイドされて、原稿台ガラス下
を平行に走査されて、原稿がスキャンされる。
【0003】読取ユニット110は、ホルダ107上に
配置されており、ホルダ107の端部にはスライダ11
2が配設されている。さらにスライダ112は駆動ワイ
ヤ104上に配置されている。
【0004】枠体100内には、モータ106からの回
転力をホルダ107すなわち読取ユニット110に伝達
する伝達機構が収容されている。駆動ワイヤ104は、
その一端を枠体100に回転可能に固定されており、そ
の他端を偏倚手段(図示せず)により支持されており、
所定の張力を保っている。
【0005】駆動源であるモータ106は歯車によりプ
ーリ103と、プーリ103は駆動ワイヤ104とそれ
ぞれ係合され連動するようになっている。
【0006】モータ106の回転力はプーリ103に伝
達される。、プーリが回転することによって駆動ワイヤ
104も回転する。そして駆動ワイヤ104の回転力が
スライダ112に伝達される。スライダ112が摺動す
ることにより読取ユニット110はホルダ107ごとガ
イドバー102にガイドされてスライド移動する。
【0007】こうして、モータ106の正逆転に応じて
プーリ103が正逆転することにより、読取ユニット1
10は原稿台ガラス(図示せず)に平行に往復移動でき
る。
【0008】また、枠体100内には、メイン基板10
8が配設されており、読取ユニット110の制御信号路
であるフラットケーブル111およびモータの制御信号
路であるフラットケーブル113が接続されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の場合には、下記のような問題が生じていた。
【0010】上記構成(図7に図示)からなる画像読取
装置は、特に装置が薄型の場合には、原稿台ガラス面と
フラットケーブル121は摺動し、読取ユニット110
が移動したときに、原稿台ガラス面との摩擦力に対向し
た方向にフラットケーブル121を移動させるため、フ
ラットケーブル121が座屈してしまうことが少なくな
かった。
【0011】また,上記問題を解決するためにフラット
ケーブル121を原稿台ガラス面に垂直に配置した画像
読取装置もあるが、この場合も原稿台ガラス面あるいは
枠体底面101とフラットケーブル121は摺動し、読
取ユニット110が図8に示すように矢印Aの方向に移
動したときに、原稿台ガラス面あるいは枠体100との
摩擦力に対向した方向にフラットケーブル121を移動
させるため、図8に示すようにフラットケーブル121
が座屈しやすかった。そのため読取ユニット110の走
査路上の移動をフラットケーブル121が妨げてしまっ
たり、フラットケーブル121の折曲による断線を招き
故障の原因となっていた。
【0012】本発明は上記の従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、簡易
な構成で、画像読取装置の枠体内のフラットケーブルの
座屈を効果的に防止できる画像読取装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明に係る画像読取装置は、外装カバーを兼ねる
枠体と、イメージセンサを搭載して画像を読み取る走査
体としての読取ユニットと、前記読取ユニットの走査を
案内するガイド部材と、前記読取ユニットの走査用駆動
源を有し前記読取ユニットがガイド部材上を走査するた
めの駆動手段と、前記読取ユニットの走査時の供給電力
および制御信号の伝送に用いられる可撓性フラットケー
ブルと、を備えた画像読取装置であって、前記フラット
ケーブルの余長分を付勢する付勢部材を備えた。
【0014】そして、前記読取ユニットの走査路上にお
いて、前記付勢部材は、前記フラットケーブルの余長分
を前記読取ユニットと離間する方向に付勢することによ
り前記読取ユニットとの接触を回避するように移動調整
するとともに、自らも前記読取ユニットと接触しないよ
うに設定された。
【0015】前記読取ユニットに接続された前記フラッ
トケーブルの余長分の座屈を防止するために、前記フラ
ットケーブルの余長分を前記読取ユニットから離間する
方向に付勢することで、前記フラットケーブルが前記読
取ユニットの走査を妨げないように位置調整されてい
る。
【0016】この構成によれば、前記付勢部材を備える
ことにより、前記読取ユニットの走査時におけるフラッ
トケーブルの走査路上においての座屈を防止でき、前記
読取ユニットによる安定した原稿走査が可能となる。
【0017】前記画像読取装置は、前記付勢部材に弾性
バネを用いた。
【0018】前記付勢部材に前記弾性バネの付勢力を用
いることによって、前記付勢部材自らおよび前記フラッ
トケーブルの位置調整を簡易な構成にて行うことができ
る。
【0019】前記付勢部材は、枠体空間内に固定された
固定端と、固定されていない自由端とからなる2本の腕
を有し、前記自由端の先端部において前記フラットケー
ブルを付勢するものが望ましい。
【0020】前記付勢部材は、自らも前記読取ユニット
との接触をさけるように調整されて前記枠体空間内に配
置されることにより、前記付勢部材が前記読取ユニット
の走査路上において走査を妨げることはない。
【0021】また、前記付勢部材は、前記読取ユニット
上に固定された固定端と、固定されていない自由端とか
らなる2本の腕を有し、前記自由端の先端部において前
記フラットケーブルを付勢するものしてもよい。
【0022】前記付勢部材が前記読取ユニット上に配置
されれば、前記付勢部材が前記読取ユニットの走査路上
において走査を妨げることはない。
【0023】前記画像読取装置は、前記付勢部材の先端
部が円弧形状に湾曲されたものとすると有効である。
【0024】前記付勢部材の先端部を円弧形状に湾曲さ
れておくことによって、前記フラットケーブルとの接触
部の摩耗を押さえ、その際の抵抗力も少なくできる。そ
のため、前記フラットケーブルに必要以上の張力ストレ
スがかかることを防止することができ、前記フラットケ
ーブルの耐久寿命を向上させることができる。
【0025】また、前記付勢部材の先端部が、前記フラ
ットケーブルをガイドするローラを有するものとすると
も有効である。
【0026】前記フラットケーブルに対して前期ねじり
コイルばねのローラが接触することで抵抗力を少なくで
きるので、前記フラットケーブルに必要以上の張力スト
レスがかかることを防止し、前記フラットケーブルの耐
久寿命を向上させることにより効果的である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照し、この発明の
実施の形態について詳細を説明する。ただし、この実施
の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、
その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、
この発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のも
のではない。
【0028】また、以下の図面において、前述の従来技
術の説明で用いた図面に記載された部材、および既述の
図面に記載された部材と同様の部材には同じ番号を付
す。
【0029】(第1の実施の形態)図1〜図3を参照し
て、第1の実施の形態に係る画像読取装置について説明
する。図1および図3は本発明に係る画像読取装置の構
成例である。
【0030】100は外装カバーを兼ねる枠体、101
は枠体の底面、102は枠体100に固定されたガイド
バー、103はホルダ107に固定され読取ユニット1
10を走査させるプーリ、106はホルダ107に固定
されたモータ、107は読取ユニット110を保持する
ホルダ、110はホルダ107に回転可能に支持されて
いる読取ユニット、122はホルダ107に固定された
メイン基板、123は枠体100に固定されたコネクタ
基板、124は装置外部からケーブルを接続するための
インターフェイスコネクタ、125はコネクタの信号線
をフラットケーブル121に送信するためのフラットケ
ーブルコネクタ、126はメイン基板122に配置され
たタクトスイッチ、128はメイン基板122に配置さ
れたメイン基板コネクタである。
【0031】まず、枠体100内には走査体として、イ
メージセンサ(図示せず)を搭載し、走査用駆動源であ
るモータ106により原稿台ガラス(図示せず)の下を
移動しながら走査を行う読取ユニット110を配設す
る。
【0032】読取ユニット110中には原稿照射用の光
源である三色(R、G、B)のLED、原稿(図示せ
ず)からの反射光をイメージセンサの受光素子上に結像
するロッドレンズアレイ(図示せず)およびイメージセ
ンサが組込まれている。三色の光源を順次切り替えて点
灯し、イメージセンサが各色ごとの原稿からの反射光を
読み取ることにより、色分解読取をする。読取ユニット
110は、ホルダ107上に配置される。
【0033】一方、ホルダ107下部にはメイン基板1
22を固定する。フラットケーブル121を接続して制
御信号および電源をメイン基板122に供給するメイン
基板コネクタ128と、タクトスイッチ126とをメイ
ン基板122上に設ける。
【0034】また、ホルダ107下部にはスライダ11
2が配設されており、ガイドバー102上を摺動可能と
なっている。ガイドバー102は、両端部を枠体100
の長手方向両端面に支持され、前記両端面にビスで位置
決めされ固定されている。
【0035】ホルダ107の端部には、読取ユニット1
10がガイドバー102に沿って移動するための駆動源
であるモータ106が配設されている。モータ106の
駆動力はプーリ103に伝達され、さらにスライダ11
2に伝達され連動する。そして、スライダ112が摺動
することにより読取ユニット110はホルダ107ごと
ガイドバー102にガイドされてスライド移動する。
【0036】こうして、モータ106の正逆転に応じて
プーリ103が正逆転することにより、読取ユニット1
10は原稿台ガラス(図示せず)に平行に往復移動でき
る。
【0037】コネクタ基板123は、枠体100上に固
定され設けられる。装置外部からケーブルを接続するた
めのインターフェイスコネクタ124をコネクタ基板1
23上に設け、また、装置外部からインターフェイスコ
ネクタ124、コネクタ基板123を介して読取ユニッ
ト110への制御信号の伝送および電源供給の用途のフ
ラットケーブル121のケーブルを接続するフラットケ
ーブルコネクタ125も設ける。フラットケーブル12
1は一端をフラットケーブルコネクタ125に、他端を
メイン基板コネクタ128に差し込まれる。
【0038】そして、フラットケーブル121は、読取
ユニット110の直下位置に入り込まないように読取ユ
ニット110の脇方を迂回させて略U字状に配置され
る。フラットケーブル121は、枠体100空間上に立
設して配置される。
【0039】図3(a)〜(d)は、第1の実施の形態に係る
画像読取装置の原稿走査時における読取ユニット110
とフラットケーブル121の関係を示す概略平面断面図
である。図3(a)〜(d)中において、フラットケーブル1
21は、支柱130を中心に腕が回転可能なねじりコイ
ルばね129を配置する。ねじりコイルばね129は、
一端を支柱131で固定され、他端をフラットケーブル
121と接触する。
【0040】ここで、フラットケーブル121を付勢す
る付勢部材には、図2に示すようなねじりコイルばね1
29を用いる。ねじりコイルばね129は、部品コスト
も低く、フラットケーブル121に対する付勢力の設定
も容易に調整できるため有用である。
【0041】ねじりコイルばね129は、枠体底面10
1に垂直に配置された支柱130に嵌め込まれたコイル
状部分129aを中心に回動可能となっている。ねじり
コイルばね129はコイル状部分129aを基点として
2本の腕を有しており、枠体底面101に垂直に配置さ
れた支柱131に固定された固定端129bと、固定さ
れていない自由端129cとで構成される。自由端12
9cの先端部129dにおいて、このフラットケーブル1
21の余長分を読取ユニット110からフラットケーブ
ル121が離間する方向に付勢する。
【0042】さらに、ねじりコイルばね129は、自由
端129cの先端部129dを円弧形状に湾曲させてお
く。フラットケーブル121との接触時に、先端部12
9dを円弧形状に湾曲させる形状にして接触することに
より摩擦係数を抑えている。すなわち、この形状によ
り、ねじりコイルばね129とフラットケーブル121
とが接触する際、抵抗力を少なくして接触することがで
き、フラットケーブル121の前記接触部の摩耗を抑え
ることが可能となる。
【0043】そのため、フラットケーブル121に必要
以上の張力ストレスがかかることを防止することがで
き、フラットケーブル121の耐久寿命を向上させるこ
とができる。
【0044】本実施の形態に係る画像読取装置が原稿
(図示せず)を走査するときの動作過程について詳述す
る。
【0045】読取ユニット110がホームポジションか
らエンドポジションまで原稿を走査していく過程は以下
のとおりである。
【0046】図3(a)は読取ユニット110がホームポ
ジションに静止している状態を示す図である。画像読取
装置は最初に読取ユニット110がホームポジションで
静止している。このとき、ねじりコイルばね129はフ
ラットケーブル121を枠体側面方向(図中Pの方向)
に沿わせるように付勢している。ねじりコイルばね12
9は枠体側面に沿っているため、読取ユニット110の
走査路上の移動を妨げることはない。
【0047】図3(b)は読取ユニット110が図3(a)の
ホームポジションから図中Aの方向に原稿を走査しなが
ら移動している状態を示す図である。このとき、ねじり
コイルばね129の自由端129cは、フラットケーブ
ル121の余長分を読取ユニット110から離間する図
中Pの方向に付勢しながら支柱130を中心に回転す
る。
【0048】フラットケーブル121はねじりコイルば
ね129により読取ユニット110を移動する方向Aと
は反対の方向に付勢する成分をもつことになるが、ねじ
りコイルばね129のばね力はフラットケーブル121
を読取ユニット110から離間するのに十分かつ読取ユ
ニット110の駆動を妨げることがないように適切な張
力に設定されているため読取ユニット110はスムーズ
に走査する。
【0049】また、ねじりコイルばね129は読取ユニ
ット110の移動に合わせて読取ユニットがない範囲内
で移動するため、自らも読取ユニット110の走査路上
の移動を妨げることはない。
【0050】図3(c)は読取ユニット110が図3(b)の
位置より図中Aの方向に進みエンドポジションで静止し
ている状態を示す図である。このとき、フラットケーブ
ル121は、ねじりコイルばね129により読取ユニッ
ト110から離間する図中Pの方向に付勢されている。
【0051】次に、読取ユニット110がエンドポジシ
ョンからホームポジションに戻る過程について説明す
る。
【0052】図3(d)は読取ユニット110が図3(c)の
位置から図中Bの方向に戻り移動した状態を示す図であ
る。このときフラットケーブル121はねじりコイルば
ね129に読取ユニット110から離間する、図中Pの
方向に付勢されている。そのためフラットケーブル12
1の余長分がねじりコイルばねの腕により読取ユニット
110より離間されるため座屈することがなくなる。読
取ユニット110は移動を妨げられることなくホームポ
ジションまで戻る。
【0053】(第2の実施の形態)図4(a)から(d)
には、第2の実施の形態に係る画像読取装置が示されて
いる。上記第1の実施の形態では、フラットケーブル1
21の付勢部材であるねじりコイルばね129を枠体1
00上に配置した構成例を示した。
【0054】図4(a)から(d)は、ねじりコイルばね
129が読取ユニット110上に配置された構成例であ
る。
【0055】その他の構成および作用については第1の
実施の形態と同一なので、同一の構成部分については同
一の符号を付して、その説明は省略する。
【0056】ねじりコイルばね129は、読取ユニット
110上にに垂直に配置された支柱130に嵌め込まれ
たコイル状部分129aを中心に回動可能となってい
る。そして、一端の腕である固定端129bを読取ユニ
ット110上に配置された支柱131に固定される。そ
して、自由端129cの先端部129dにおいてフラット
ケーブル121の余長分を読取ユニット110からフラ
ットケーブル121が離間する方向に付勢する。
【0057】まず、読取ユニット110がホームポジシ
ョンからエンドポジションまで原稿(図示せず)を走査
していく過程について説明する。
【0058】図4(a)は読取ユニット110がホームポ
ジションに静止している状態を示す図である。このと
き、ねじりコイルばね129はフラットケーブル121
を枠体側面に沿わせるように図中Pの方向に付勢してい
る。
【0059】図4(b)は読取ユニット110が図4(a)の
ホームポジションから図中Aの方向に原稿を走査しなが
ら移動している状態を示す図である。このとき、ねじり
コイルばね129の腕はフラットケーブル121の余長
分を読取ユニット110から離間する、図中Pの方向に
付勢しながら支柱130を中心に時計方向に回転する。
【0060】フラットケーブル121はねじりコイルば
ね129により読取ユニット110が移動する方向Aと
は反対の方向に付勢する成分をもつことになるが、ねじ
りコイルばね129のばね力はフラットケーブル121
を読取ユニット110から離間するのに十分かつ読取ユ
ニット110の駆動を妨げることがないように適切な張
力に設定されているため読取ユニット110はスムーズ
に走査する。
【0061】また、ねじりコイルばね129は読取ユニ
ット110上に設けられているため、読取ユニット11
0の移動に合わせて読取ユニット接触することなく移動
するので、読み取りユニット110の走査路上の移動を
妨げることはない。
【0062】図4(c)は読取ユニット110が図4(b)
の位置より図中Aの方向に進みエンドポジションで静止
した状態を示す図である。このとき、ねじりコイルばね
129はフラットケーブル121を枠体側面に沿わせる
ように支柱130を中心に時計方向(図中Pの方向)に
付勢している。
【0063】次に読取ユニット110がエンドポジショ
ンからホームポジションに戻る過程について説明する。
【0064】図4(d)は読取ユニット110が図4(c)の
位置から図中Bの方向に戻り移動した状態を示してい
る。このときフラットケーブル121はねじりコイルば
ね129に読取ユニット110から離間する、図中Pの
方向に付勢されている。そのためフラットケーブル12
1の余長分がねじりコイルばねの腕により読取ユニット
110から離間するため座屈することがなくなり、読取
ユニット110の走査路上の移動を妨げることはない。
【0065】図3(a)から(d)および図4(a)から
(d)に示した読取ユニット110とフラットケーブル
121の関係において、読取ユニット110が走査路上
を移動する際、支点130を中心に回転可能な自由端1
29cの先端部129dで、フラットケーブル121を読
取ユニット110から離間するように付勢し、フラット
ケーブル121の余長分を読取ユニット110のない空
間に広げることによって、原稿台ガラス面あるいは枠体
底面101からうける摩擦力によるフラットケーブル1
21の走査路上における余長分の座屈は防止される。
【0066】また、ねじりコイルばね129のばね力
は、フラットケーブル121を読取ユニット110から
離間するのに十分な付勢力が設定され、且つ読取ユニッ
ト110の駆動を妨げることがないように設定されてい
るため、読取ユニット110の走査路上での駆動を妨げ
ることはない。
【0067】そして、ねじりコイルばね129は、自ら
がフラットケーブル121と接触するのを調整して回避
する。それと同時に、ねじりコイルばね129に付勢さ
れたフラットケーブル121の余長分は、読取ユニット
110の移動に合わせて枠体の側面に沿うように動くの
で、読取ユニット110とフラットケーブル121の余
長分が接触することを防止できる。
【0068】図5および図6は、ねじりコイルばね12
9の他の構成例を示す図である。ねじりコイルばね12
9とフラットケーブル121とが接触する際、抵抗力を
少なくして接触することを考慮して、ねじりコイルばね
129は、自由端129cの先端部129dを円弧形状と
する替わりに、フラットケーブル121のガイドとなる
ローラ129eを設ける構成としても有効である。
【0069】この構成によれば、フラットケーブル12
1に対してねじりコイルばね129のローラ129eが
接触することで抵抗力を少なくできるので、フラットケ
ーブル121に必要以上の張力ストレスがかかることを
防止し、フラットケーブル121の耐久寿命を向上させ
ることにより効果的である。
【0070】図6にはローラ129eを用いたねじりコ
イルばね129を第1の実施の形態の構成例で使用した
装置を示したが、これを第2の実施の形態の構成例に使
用しても構わない。
【0071】なお、本実施の形態では、付勢部材として
ねじりコイルばね129を用いているが、これに限定す
る趣旨ではなく、例えばPET(ポリエチレンテレター
ト)等で成形された板ばねなどの他の弾性部材を用いて
も構わない。
【0072】また、付勢部材に他の弾性部材を用いて、
前記他の弾性部材をフラットケーブル121に直接接着
して、その付勢力でフラットケーブル121を本実施の
形態と同様に付勢してもよい。
【0073】さらに、付勢部材を用いるのではなく、フ
ラットケーブル121自体を弾性部材により成形して、
フラットケーブル121自らを読取ユニット110と離
間する方向に移動調整する構成も可能である。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像読取
装置は、フラットケーブルの余長分を読取ユニットから
離間する方向に付勢するねじりコイルばねを設け、前記
フラットケーブルの余長分の走査路上での座屈により前
記フラットケーブルが前記読取ユニットの走査路上の移
動を妨げることを防止できるので、前記読取ユニットの
安定した原稿走査が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像読取装置の構成
を示す全体図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るねじりコイルばねの
構成例を示す斜視図である。
【図3】第1の実施の形態に係る画像読取装置の原稿走
査時における読取ユニットとフラットケーブルの関係を
示す概略平面断面図である。
【図4】第2の実施の形態に係る画像読取装置の原稿走
査時における読取ユニットとフラットケーブルの関係を
示す概略平面断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るねじりコイルばねの
他の構成例を示す斜視図である。
【図6】図5のねじりコイルばねを用いた画像読取装置
の原稿走査時における読取ユニットとフラットケーブル
の関係を示す概略平面断面図である。
【図7】従来における画像読取装置の構成例を示す全体
図である。
【図8】従来における画像読取装置の他の構成例を示す
概略部分図である。
【符号の説明】
100 枠体 102 ガイドバー 121 フラットケーブル 127 スタートスイッチ 129 ねじりコイルばね 130 ねじりコイルばねの支柱

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外装カバーを兼ねる枠体と、イメージセン
    サを搭載して画像を読み取る走査体としての読取ユニッ
    トと、前記読取ユニットの走査を案内するガイド部材
    と、前記読取ユニットの走査用駆動源を有し前記読取ユ
    ニットがガイド部材上を走査するための駆動手段と、前
    記読取ユニットの走査時の供給電力および制御信号の伝
    送に用いられる可撓性フラットケーブルと、を備えた画
    像読取装置であって、 前記フラットケーブルの余長分を付勢する付勢部材を備
    えた画像読取装置。
  2. 【請求項2】前記読取ユニットの走査路上において、前
    記付勢部材は、前記フラットケーブルの余長分を前記読
    取ユニットと離間する方向に付勢することにより前記読
    取ユニットとの接触を回避するように移動調整するとと
    もに、自らも前記読取ユニットと接触しないように設定
    された請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】前記付勢部材に、弾性ばねを用いたことを
    特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】前記付勢部材は、枠体空間内に固定された
    固定端と、固定されていない自由端とからなる2本の腕
    を有し、前記自由端の先端部において前記フラットケー
    ブルを付勢する請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】前記付勢部材は、前記読取ユニット上に固
    定された固定端と、固定されていない自由端とからなる
    2本の腕を有し、前記自由端の先端部において前記フラ
    ットケーブルを付勢する請求項3に記載の画像読取装
    置。
  6. 【請求項6】前記付勢部材の先端部が、円弧形状に湾曲
    されたことを特徴とする請求項4および5何れかに記載
    の画像読取装置。
  7. 【請求項7】前記付勢部材の先端部が、前記フラットケ
    ーブルをガイドするローラを有することを特徴とする請
    求項4および5何れかに記載の画像読取装置。
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