JP2002245607A - 磁気抵抗効果型ヘッド - Google Patents

磁気抵抗効果型ヘッド

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JP2002245607A
JP2002245607A JP2001235687A JP2001235687A JP2002245607A JP 2002245607 A JP2002245607 A JP 2002245607A JP 2001235687 A JP2001235687 A JP 2001235687A JP 2001235687 A JP2001235687 A JP 2001235687A JP 2002245607 A JP2002245607 A JP 2002245607A
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magnetoresistive
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JP2001235687A
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Koichi Nishioka
浩一 西岡
Takayoshi Otsu
孝佳 大津
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】永久磁石隣接型での再生トラック幅狭小化に伴
なう出力の急激な低下の問題及び、電極オーバーラップ
型での再生トラック幅が広がる問題を解決する。 【解決手段】再生トラック部から永久磁石膜62を0.
05μm以上離して配置し、次のいずれかの手段を用い
る。(1)再生トラック幅方向に第3の一対の磁気シール
ドS3を設けることで再生トラック領域を決定する。
(2)第1の磁気シールドS1または第2の磁気シールド
S2に段差をもうけGMRセンサ膜40の両端部でGM
Rセンサ膜40と磁気シールドの間隔を小さく、中心部
で距離が大きい構造とする。中心領域が再生トラック領
域となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気抵抗効果型ヘ
ッドに関し、特に、詳細には再生トラックの狭小化に伴
う出力の急激な低下を改善するための、再生感度の大き
な狭再生トラック幅を有する再生ヘッドを実現する技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の磁気記録装置の高密度化に伴い、
再生用ヘッドとしてスピンバルブ膜をセンサ膜に用い、
永久磁石層隣接型(Abutted Junction)を磁区制御に用い
たGMRヘッドが実用化されており、再生トラック幅の
狭小化が進んでいる。図7に従来の永久磁石層隣接型の
磁気ヘッドの構造を示す。この構造では、2つの磁気シ
ールドS1とS2に挟まれてGMRセンサ膜40、永久
磁石層42及び電極膜44が存在する。GMRセンサ膜
40の端部に隣接して永久磁石層42が配置され、その
直上に電極膜44が配置されている。永久磁石層42と
電極膜44は、GMR膜に電流を流すための電極の役割
を果たしており、永久磁石層42はGMR膜40を構成
する自由層48に磁界を与え単磁区化する磁区制御の役
割を果たす。
【0003】永久磁石層42からの磁界は永久磁石層4
2に近い程大きいために、GMR膜の永久磁石層近傍の
微小領域は、磁界によって自由層の磁化回転が抑制さ
れ、その結果センサ感度の低い領域が生じる。以下この
領域のことを「低感度領域」と称することとする。図中
にセンサの感度分布を示すが、山形の感度分布の両脇の
裾の領域が「低感度領域」46を表す。低感度領域は永
久磁石層端部から0.05〜0.1μm程度存在する。再
生トラック幅が、例えば1μm程度と大きい場合には、
再生トラック幅に占める低感度領域の割合は2割程度で
あり、あまり問題とならないが、再生トラック幅が狭小
化すると、低感度領域の再生トラックに占める割合が増
大し再生出力が急激に低下する。
【0004】図8にMR高さ一定でセンス電流一定にし
た場合の再生出力の再生トラック幅依存性を示す。トラ
ック幅が減少するにつれて再生出力は、図中の点線で示
す比例関係よりも急激に減少しており、外挿すると実効
トラック幅0.15μmで出力が零となってしまう。記
録密度70Gb/in2以上では再生実効トラック幅は
0.2μm以下が必要であり、ハードディスクドライブ
を正常に駆動するためには再生出力として1mV程度必
要であるため、従来の永久磁石隣接型(AbuttedJunction
型)GMRヘッドでは再生出力が小さ過ぎるために記録
媒体に書き込まれた情報を再生することができなくなっ
てしまう。この様な再生トラックの狭小化に伴う急激な
再生出力低下を防ぐために、特開平11-53716号
公報や日本応用磁気学会誌24、367-370(2000)に示さ
れる様な電極オーバーラップ型GMRヘッドが提案され
ている。
【0005】図9にその構造を示す。所望の幅に形成さ
れたGMRセンサ膜40の両脇に隣接して一対の永久磁
石層52を有し、その永久磁石層52の上に一対の電極
膜54を有し、この電極膜54はGMR膜40にオーバ
ーラップする構造をしており、一対の電極膜間54の間
隔DLDは一対の磁区制御膜52の間隔DCDより小さ
くなっている。この構造では、GMR膜40で主に電流が
流れるのは一対の電極に挟まれた図中のDLDの部分で
あることからセンサ膜の感度を有する領域は図中のDL
Dの領域であり、永久磁石はこの領域から十分にはなれ
て配置されているためにDLDの領域の感度低下を起こ
すことはないことが期待された。
【0006】ところが、センサの感度分布を詳細に調べ
ると、図9に示すようにセンサ膜の有する感度分布はD
LDで示される電極で挟まれる領域よりも広く分布して
おり、再生トラック幅は電極間隔DLDよりも大きくな
ることが分かった。したがって、所望の再生トラック幅
を得るためには、電極膜間隔DLDを所望の幅より小さ
くすることが必要であることがわかった。
【0007】再生トラック幅がDLDよりも大きくなる
理由は、電極直下の自由層48に入った媒体磁束がDL
Dの領域の自由層にまで伝播しGMRセンサ膜の抵抗変
化を引き起こしてしまうためである。この問題を回避す
る一つの方法としては、再生トラック幅が電極膜間隔D
LDに比べて広くなることを予め見込んで、電極膜間隔
DLDを狭くする方法である。しかしながら、この方法
では、より一層狭い電極膜間隔DLDを作るフォトリソ
プロセス技術が必要となるために、作成プロセス上の困
難を伴なう。
【0008】この様な電極オーバーレイ構造における問
題を解決するために、特開平11−175928号公報
においては、電極の一部に軟磁性膜を用いる構造が提案
された。この発明では、電極が磁気抵抗効果膜にオーバ
ーレイしている部分において、磁気抵抗効果膜と対抗す
る磁気シールドの間隔が、磁気抵抗効果膜中心部におけ
るその間隔に比べて大きくなるために、オーバーレイ部
分で媒体磁束の吸収が大きくなることが再生トラック部
外での感度を有する原因であるとしている。このように
オーバーレイ部で磁気抵抗効果膜と対抗するシールド間
隔が大きくなってしまうことを回避するために、この発
明では電極の少なくとも一部を軟磁性膜とし、磁気シー
ルドとしての効果をもたせることが開示されている。
【0009】ところが、この発明ように軟磁性膜を電極
に用いると軟磁性膜が複雑な磁区構造をとり、ヘッドの
再生動作時に磁壁の移動が生じることに起因して再生波
形に変動(バルクハウゼンノイズ)が生じることが分か
った。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に、従来の永
久磁石隣接 (Abutted Junction) 型での再生トラック狭
小化に伴なう出力の急激な低下をともなうという問題
点、及び電極オーバーラップ型における問題点を克服
し、再生感度の大きな、バルクハウゼンノイズのない狭
再生トラック幅を有する再生ヘッドを実現する。
【0011】従来の永久磁石層隣接型で狭トラック化に
よって再生感度が著しく低下するのは、永久磁石層近傍
の低感度領域の再生トラック幅に占める割合が顕著に増
大ずるためである。この低感度領域の割合を低減するこ
とである。
【0012】
【課題を解決するための手段】低感度領域の再生トラッ
ク幅に占める割合を低減するために本発明では、再生ト
ラック領域から永久磁石層を離れた位置に配置し、低感
度領域が再生トラック領域に存在しない様にし、かつ再
生トラックを決定するために、第3の磁気シールドを適
切配置すると共に磁気シールドの形状を工夫する。ここ
で、第3の磁気シールドは軟磁性膜と反強磁性膜の積層
体で構成しても良く、軟磁性膜は反強磁性膜からの交換
結合磁界によって磁区制御される。
【0013】
【発明実施の形態】以下、実施例を具体的に説明する。
本発明は、外部磁界を検出するために広く適用できるも
のであるが、情報記録及び取り出しシステムのための読
み出しヘッドとして特に有用なものであり、そこでは、
情報は磁性媒体上の磁区の配列として記録されることと
なっている。磁性媒体としては、どの様な種類のもので
もよく、例えば、磁気テープ、一つまたは複数のハード
ディスク、あるいは一つまたは複数のフロッピー(登録
商標)ディスク等がある。磁区は、通常、トラックに添
って配置され、トラックの構成としては、円環状、渦巻
き状、らせん状、もしくは不定長のものがある。
【0014】代表的な情報記録及び取り出し装置の一例
を図5に示す。電子計算機1は、ネットワーク、キーボ
ード、スキャナー、もしくはこれら相当のものとの間に
一つ、もしくは複数のインターフェースをもつ入力装置
2を介して、入力情報を受け取る。計算機は、一つもし
くは複数の入力装置への接続に加え、一つもしくは複数
の出力装置に出力することが可能である。この出力装置
としては、計算機とインターフェースを介して接続す
る、ネットワーク、プリンタ、表示装置、あるいはモデ
ム等が考えられる。計算機1に関連する他の記録装置に
加え、計算機は周辺機器である磁気記録装置4へ情報を
書き込んだり、磁気記録装置から情報を読み込んだりす
る。磁気記録装置は次の内部装置を含んでいる。
【0015】(1)制御装置5:情報信号を書き込みヘッ
ド7に出力し、読み出しヘッド8から情報を入力し、更
に、ヘッドからのフィードバック信号を受け取るための
データの入出力部6を含む。 (2)ヘッド位置制御部9:ヘッド位置制御信号を出力
し、また、ヘッド位置検出信号を入力する。 (3)モータ制御部10:磁性媒体のヘッドに対する相対
的な運動に関する、速度、停止、開始等の操作を制御
し、本実施例の場合、一つあるいは複数のディスク型の
磁性媒体13をシャフト12によって回転させるモータ
11に、回転制御信号を出力する。各々独立した書き込
みヘッド7と読み出しヘッド8とを有するトランスデュ
ーサーは、ディスク13と幽かに接触するか、僅かの間
隙を保ってその上を浮上する様に、連結アーム14とボ
イスコイルモータ(VCM)15を用いて、通常、ディス
クの半径方向に動く。
【0016】上記の様に、図5に示したデータ記録装置
はあくまでも代表的なものである。図5に示した装置の
操作は自明であるため、ここでその詳細については説明
しない。本発明による改善点は、図中の読み出しヘッド8
の構造に関するものである。
【0017】図6は、書き込みヘッド部7及びMR読み
出しヘッド8の従来例の縦断面図である。ヘッドは、エ
アベアリング表面(ABS)を形成するためにラップ仕上
げされ、ABSは、エアベアリングにより磁性媒体13
(図5)の表面から間隔を維持する。読み取りヘッドは、
第1ギャップ層G1と第2ギャップ層G2間に挟まれた
MRセンサ40を有し、その第1、第2ギャップ層G
1、G2も第1シールド層S1と第2シールド層S2間
に挟まれている。
【0018】従来のディスクドライブでは、MRセンサ
40はスピンバルブセンサである。書き込みヘッドはコ
イル層Cと絶縁層I2を有し、それらは絶縁層I1とI
3間に挟まれ、またその絶縁層I1、I3も第一磁極片
P1と第2磁極片P2に挟まれている。第3ギャップG
3は、その第1磁極片P1と第2磁極片P2のABSに
隣接した先端間に挟まれ、磁気ギャップを形成する。
【0019】書き込みの際には、信号電流がコイル層C
を通して導かれ、かつ磁束がエアベアリング表面で漏洩
する。この磁束は書き込み操作の間に磁性媒体上の周回
トラックを磁化する。読み出しの際には、回転する磁性
媒体の磁化された領域は磁束を読み出しヘッドのMRセ
ンサ40に注入し、MRセンサ40内部で抵抗変化をお
こす。この抵抗変化はMRセンサ40を横切る電圧変化
を検出することにより検出される。上記したMR読み出
しヘッドを有する通常の磁気ディスクドライブ及び図
5、図6に関する記載は、本発明を理解するための説明
を目的とするものである。
【0020】(実施例1)図1に実施例の一つを示す。
本実施例では、第1及び第2の磁気シールドに加えて、
第3の磁気シールドを設けることに特徴がある。GMR
センサ膜40は、第1の磁気シールドS1と第2磁気シ
ールドS2に挟まれ絶縁体からなる再生磁気ギャップ層
G1およびG2内に設けられ、GMRセンサ膜40は再
生トラック幅より広い幅に形成されており、その両脇に
隣接して一対の永久磁石層62が隣接している。永久磁
石層62及びGMRセンサ膜40端部領域にも一部乗り
上げて一対の第3の磁気シールド膜を形成する。第3の
磁気シールド膜S3は、軟磁性膜単独または非磁性膜分
離膜と軟磁性膜の積層膜からなる。一対の第3の磁気シ
ールド膜S3の間隙の幅DSDが再生トラック幅とな
る。
【0021】永久磁石層62による低感度領域66が再
生トラック内に生じないようにするために、永久磁石層
を再生トラックから0.05μm以上離して配置するこ
とが望ましい。一対の永久磁石層62と接して、GMR
膜に電流を供給するための一対の電極膜64を形成す
る。また、第3の磁気シールドを構成する軟磁性膜の厚
さは、磁気シールドとして機能するために、GMR膜を
構成する自由層48の厚さの5倍以上を有することが望
ましい。
【0022】ここで、図10に示すように、第3の磁気
シールド膜S3は、軟磁性膜S32と反強磁性膜S31
の積層体または、非磁性膜分離膜を介して軟磁性膜と反
強磁性膜の積層体からなるように構成しても良い。尚、
図10に示す各構成を表す符号については、図1に対応
しているので、説明を省略する。この図10に例示され
る発明は、磁区制御のための永久磁石と電極膜に接して
磁気シールドとして機能するものに適用可能である。
【0023】図1に記載された前記電極64を通してG
MR膜に電流を通じた状態で、センサは記録媒体にその
ベアリング表面で対抗し、媒体上に磁区として記録され
た情報を再生する。以下第3の磁気シールドは図中のD
SDで表される領域以外から入ってくる媒体磁界を吸収
する働きを有しGMR自由層への注入を防止するトラッ
ク幅方向の磁気シールドとしての機能を有する。図中に
このセンサのトラック幅方向の感度分布を示すが、DS
Dで示す領域において矩形状の感度分布を示しており、
その中に低感度領域を有しておらないため、感度の高い
再生ヘッドが実現できる。
【0024】GMRセンサ膜構成としては、例えば、第
1の磁気シールド膜側から (1)下地層/100PtMn/12 CoFe/8 Ru
/20 CoFe/21Cu/10 CoFe/20 Ni
Fe/10 Cu/20Ta (数値の単位は(Å))のボ
トム型スピンバルブや (2)下地層/20 NiFe/10 CoFe/21 C
u/20 CoFe/8Ru/12 CoFe/100 P
tMn (数値の単位は(Å))のトップ型スピンバルブ
や (3)下地層/100 PtMn/15 CoFe/8 R
u/20 CoFe/21Cu/7 CoFe/17 Ni
Fe/7 CoFe/21 Cu/20 CoFe/8Ru
/15 CoFe/100 PtMn/20 Ta(数値
の単位は(Å))のデュアル型スピンバルブ等を用いるこ
とができる。
【0025】永久磁石層としては、Cr下地膜上のCo
CrPt合金膜やCoPt合金膜を用いることができ
る。
【0026】第3の磁気シールド層としては、NiFe
合金や、NiFeを主成分とする合金で添加元素とし
て、Co、Ti、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、
Ta、W、Cu、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、P
T、Auの中から選ばれる少なくとも一種以上の元素を
含む合金を用いることができる。ここで添加元素を加え
るメリットは第3の磁気シールド層の磁気抵抗効果を低
減するためである。電極材料としては、例えば、TaW
下地上のTa膜等を用いることができる。
【0027】一方、図10に示すように、第3の磁気シ
ールド膜S3は、軟磁性膜S32と反強磁性膜S31の
積層体または、非磁性膜分離膜を介して軟磁性膜と反強
磁性膜の積層体からなるように構成した場合において、
この第3の一対の磁気シールド層を形成する軟磁性膜と
しては、NiFe合金や、NiFeを主成分とする合金
で添加元素として、Co、Ti、V、Cr、Zr、N
b、Mo、 Hf、Ta、W、Cu、Ru、Rh、P
d、Os、Ir、PT、Auの中から選ばれる少なくと
も一種以上の元素を含む合金を用いることができる。こ
こで添加元素を加えるメリットは第3の磁気シールド層
の磁気抵抗効果を低減するためである。
【0028】また、第3の一対の磁気シールドを形成す
る反強磁性膜材料としては、FeとMn合金またはIr
とMnまたはRhとMnの合金またはRhとRuとMn
の合金又はCrとMnとPt合金又はPtとMn合金ま
たはNi酸化物などを用いることができる。電極材料と
しては、例えば、TaW下地上のTa膜、Ta/Au/
Ta積層膜等を用いることができる。
【0029】図2には、本実施例の変形例をエアベアリ
ング表面からみた図を示す。この例では電極64は第3
のシールド層S3の上に形成される。
【0030】図11には、図10において説明した第3
の磁気シールドを軟磁性膜と反強磁性膜の積層体からな
るように構成した場合における実施例の変形例をエアベ
アリング表面からみた図を示す。この例では電極64は
第3のシールド層S3の上に形成される。図11には、
図10で示す本実施例をエアベアリング表面からみた図
を示す。
【0031】(実施例2)図3には、別の実施例のエア
ベアリング表面から見た図を示す。GMRセンサ膜40
にはその両脇に一対の永久磁石層72が隣接して配置さ
れており、GMRセンサ膜40及び一対の永久磁石層7
2は、第1の磁気シールドS1と第2の磁気シールドS
2に絶縁体からなる再生磁気ギャップ層G1およびG2
を介して挟まれて設けられている。
【0032】第1の磁気シールド層S1は、GMRセン
サ膜40との一方の端部領域と直接接触し、第2の磁気
シールドS2はGMR膜40のもう一方の端部領域と直
接接触する。第1の磁気シールドS1と第2の磁気シー
ルドS2はともに導電性の磁性膜からなり、電極の役割
も兼用する。即ち、第1の磁気シールドS1を通ってG
MRセンサ膜の一方の端部領域に信号検出用の電流を注
入し、他方のGMRセンサ端部領域から第2の磁気シー
ルドS2を通して検出用電流を抽出する。第1の磁気シ
ールドS1とGMRセンサ膜40が接触する領域は、永
久磁石層とGMR膜の接合部からGMR膜の重心方向に
少なくとも0.05μm以上離れた範囲に至っている。
第2の磁気シールドS2とGMRセンサ膜40が接触す
る領域も、永久磁石層72とGMR膜40の接合部から
GMR膜の重心方向に少なくとも0.05μm以上離れ
た範囲に至っている。
【0033】この理由は、本構成では、第1の磁気シー
ルドとGMRセンサ膜の接触領域のGMRセンサの重心
側の端部(図中Q点)と第2の磁気シールドとGMRセン
サ膜の接触領域のGMRセンサの重心側の端部(図中P
点)で挟まれる領域が再生トラック領域でありこの中
に、低感度領域が存在しないようにするためである。
【0034】本実施例における再生感度分布について説
明する。再生トラック方向で、点Qと点Pの間以外から
の媒体磁束は、磁気シールドS1またはS2がGMRセ
ンサ膜と接するためにほとんどが磁気シールドに吸収さ
れるためQPの外側のGMR膜の自由層磁化はほとんど
回転せず、センサは殆ど感度を持たない。他方、GMR
センサ膜が磁気シールドと直接接触しない領域(QとP
で挟まれる領域)のGMR膜直下の媒体からのがGMR
膜の自由層に注入されるため、センサの抵抗変化を起こ
す。
【0035】即ち、感度を有する。図中にセンサの感度
分布を示すが。QとPの間でステップ状に感度を有し、
QPが再生トラック領域となり、再生トラック領域から
永久磁石層72まで距離があるために、再生トラック領
域は低感度領域を有しないために、高い再生感度を有す
る。GMRセンサ膜構成としては、例えば、実施例1に
示した(1)〜(3)の構成を用いることができる。永久磁石
層としては、Cr下地膜上のCoCrPt合金膜やCo
Pt合金膜を用いることができる。
【0036】(実施例3)図4には他の実施例のエアベ
アリング表面から見た図を示す。GMRセンサ膜40に
はその両脇に一対の永久磁石層82が隣接して配置され
ており、GMRセンサ膜40及び一対の永久磁石層82
は、第1の磁気シールドS1と第2の磁気シールドS2
に絶縁体からなる再生磁気ギャップ層G1およびG2を
介して挟まれて設けられている。GMRセンサ膜直下の
第1の磁気シールドには断面が矩形状の凹部88を有す
る。凹部直上のGMRセンサ部が永久磁石近傍の低感度
領域を含まない様に凹部88から永久磁石層82を離
す。
【0037】したがってGMRセンサ膜40の幅は凹部
88の幅に比べて大きくなる。永久磁石層82の直上に
はGMRセンサ膜40に電流を流すための電極84が形
成される。本実施例の場合、センサが感度を有するのは
磁気シールドの凹部直上のGMRセンサ領域であり、そ
の外側の領域はセンサ膜とシールドが近いためにシール
ドに磁束が吸収され、GMR膜の自由層に磁界が入らず
センサの感度が低い。図中にセンサの感度分布を示す
が、磁気シールドの凹部直上でステップ状に感度を有し
ている。凹部88から永久磁石層82が距離を有するた
めに、低感度領域がこの領域に存在しないために高い再
生感度を有する。
【0038】GMRセンサ膜構成としては、例えば、実
施例1に示した(1)〜(3)の構成を用いることができる。
永久磁石層としてはCr下地膜上のCoCrPt合金膜
やCoPt合金膜を用いることができる。電極材料とし
ては、例えば、TaW下地上のTa膜などを用いること
ができる。
【0039】
【発明の効果】磁気シールドの構造を工夫することによ
って、再生トラック領域における低感度領域を減少させ
た再生用GMRヘッドを得ることができる。またこの構
成によって、所謂バルクハウゼンノイズが生じるのを抑
えることが可能となり、ヘッド移動時に再生波形が変動
するのを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す浮上面から見た斜
視図である。
【図2】本発明の第1の実施例の変形例を示す浮上面か
ら見た斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す浮上面から見た斜
視図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す浮上面からみた図
である。
【図5】本発明に係わる磁気記録再生装置の概略を示す
図である。
【図6】記録/再生ヘッドの縦断面図である。
【図7】従来の永久磁石隣接型(abutted junction)再生
ヘッドの浮上面から見た斜視図である。
【図8】再生出力のトラック幅依存性を示すグラフであ
る。
【図9】再生感度を向上させる為に考案された従来例の
浮上面から見た斜視図である。
【図10】本発明の第1の実施例のほかの変形例を浮上
面から見た斜視図である。
【図11】図10のほかの変形例のさらに他の変形例を
浮上面から見た斜視図である。
【符号の説明】 S1…第1の磁気シールド、S2…第2の磁気シール
ド、S3…第3の磁気シールド、G1…第1のギャップ
層、G2…第2のギャップ層、40…GMRセンサ膜、
42、52、62、72…永久磁石層、44、54、6
4…電極膜、46…低感度領域、56、66…永久磁石
によって自由層磁化回転が抑圧された領域、48…自由
層、88…第1磁気シールドの凹部、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G017 AA10 AD54 5D034 BA08 BA12 BB08 CA04 CA08 5E049 AA01 AA04 AA07 AC00 AC05 BA12 BA16 CB01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、基板上に形成された第1の磁気
    シールドと、第2の磁気シールドと、前記第1と第2の
    磁気シールドの間に形成された磁気抵抗効果膜と、前記
    磁気抵抗効果膜の両脇に磁界を印加する一対の磁区制御
    膜と、前記磁区制御膜に信号検出電流を流す一対の電極
    を有する磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、前記第1の磁
    気シールドと第2の磁気シールドの間であって、前記一
    対の磁区制御膜の端部および前記磁気抵抗効果膜の両端
    部上に一対の軟磁性膜を設けたことを特徴とする磁気抵
    抗効果型ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記磁気抵抗効果膜の中心から見て同じ
    側にある、前記一対の軟磁性膜の磁気抵抗効果膜中心側
    の端部と、前記磁区制御膜の磁気抵抗効果膜の中心側の
    端部との距離が0.05μm以上であることを特徴とす
    る請求項1に記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記軟磁性膜は、Co、Ni、Feのう
    ち少なくも1種を含む材料、またはこの材料にTi、
    V、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、W、Cu、
    Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、Auのうちの少
    なくとも1種を添加した材料からなることを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記磁区制御膜が、Cr膜及びCoとC
    rとPtの合金膜の積層膜、あるいはCoとPtの合金
    膜であることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請
    求項3に記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  5. 【請求項5】 基板と、基板上に形成された第1の磁気
    シールドと、第2の磁気シールドと、前記第1と第2の
    磁気シールドの間に形成された磁気抵抗効果膜と、前記
    磁気抵抗効果膜の両脇に磁界を印加する一対の磁区制御
    膜と、前記磁区制御膜に信号検出電流を流す一対の電極
    を有する磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、前記第1の磁
    気シールドと第2の磁気シールドの間であって、前記一
    対の磁区制御膜の端部および前記磁気抵抗効果膜の両端
    部上に一対の第3の磁気シールドを設けたことを特徴と
    する磁気抵抗効果型ヘッド。
  6. 【請求項6】 前記磁気抵抗効果膜の中心から見て同じ
    側にある、前記第3の磁気シールドの磁気抵抗効果膜中
    心側の端部と、前記磁区制御膜の磁気抵抗効果膜の中心
    側の端部との距離が0.05μm以上であることを特徴
    とする請求項5に記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記第3の磁気シールドは、Co、 N
    i、 Feのうち少なくも1種を含む材料、またはこの
    材料にTi、V、Cr、Zr、Nb、Mo、Hf、T
    a、W、Cu、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、
    Auのうちの少なくとも1種を添加した材料からなるこ
    とを特徴とする請求項5又は6に記載の磁気抵抗効果型
    ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記磁区制御膜が、Cr膜及びCoとC
    rとPtの合金膜の積層膜、あるいはCoとPtの合金
    膜であることを特徴とする請求項5又は請求項6又は請
    求項7に記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  9. 【請求項9】 基板と、基板上に形成された第1の磁気
    シールドと、第2の磁気シールドと、前記第1と第2の
    磁気シールドの間に形成された磁気抵抗効果膜と、前記
    磁気抵抗効果膜の両脇に磁界を印加する一対の磁区制御
    膜とを有する磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、前記第1
    の磁気シールドは磁気抵抗効果膜の一方の端部領域と直
    接接触し、前記第2の磁気シールドは磁気抵抗効果膜の
    もう一方の端部領域と直接接触し、前記第1の磁気シー
    ルドを通して磁気抵抗効果膜に信号検出電流を注入し、
    第2の磁気シールドを通して信号検出電流を抽出するこ
    とを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  10. 【請求項10】 前記第1及び第2の磁気シールドが磁
    気抵抗効果膜と接触する磁気抵抗効果膜中心側の端部
    と、磁気抵抗効果膜端部の磁区制御膜までの距離が少な
    くとも0.05μm以上であることを特徴とする請求項
    9に記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  11. 【請求項11】 前記磁区制御膜が、Cr膜及びCoと
    CrとPtの合金膜の積層膜、あるいはCoとPtの合
    金膜であることを特徴とする請求項9又は請求項10に
    記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  12. 【請求項12】 基板と、基板上に形成された第1の磁
    気シールドと、第2の磁気シールドと、前記第1と第2
    の磁気シールドの間に形成された磁気抵抗効果膜と、前
    記磁気抵抗効果膜の両脇に磁界を印加する一対の永久磁
    石膜と、前記磁気抵抗効果膜に信号検出用電流を通じる
    ための一対の電極を有する磁気抵抗効果型ヘッドにおい
    て、前記第1の磁気シールドまたは前記第2の磁気シー
    ルドは前記磁気抵抗効果膜の直下または直上において凹
    部を有することを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  13. 【請求項13】 前記磁気シールドの凹部直上または直
    下の磁気抵抗効果膜における領域と永久磁石膜までの距
    離が少なくとも0.05μmであることを特徴とする請
    求項12に記載の磁気抵抗効果型磁気ヘッド。
  14. 【請求項14】 前記永久磁石膜が、Cr膜及びCoと
    CrとPtの合金膜の積層膜、あるいはCoとPtの合
    金膜であることを特徴とする請求項12又は請求項13
    に記載の磁気抵抗効果型ヘッド。
  15. 【請求項15】 基板と、基板上に形成された第1の磁
    気シールドと、第2の磁気シールドと、前記第1と第2
    の磁気シールドの間に形成された磁気抵抗効果膜と、前
    記磁気抵抗効果膜の両脇に磁界を印加する一対の磁区制
    御膜と、前記磁区制御膜に信号検出電流を流す一対の電
    極を有する磁気抵抗効果型ヘッドにおいて、前記第1の
    磁気シールドと第2の磁気シールドの間であって、前記
    一対の磁区制御膜の端部および前記磁気抵抗効果膜の両
    端部上に一対の軟磁性膜と反強磁性膜の積層体を設けた
    ことを特徴とする磁気抵抗効果型ヘッド。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至15記載の磁気抵抗効果
    型ヘッドを有する情報記録装置。
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