JP2002240965A - 給紙装置及びこれを有する画像形成装置 - Google Patents

給紙装置及びこれを有する画像形成装置

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JP2002240965A
JP2002240965A JP2001043893A JP2001043893A JP2002240965A JP 2002240965 A JP2002240965 A JP 2002240965A JP 2001043893 A JP2001043893 A JP 2001043893A JP 2001043893 A JP2001043893 A JP 2001043893A JP 2002240965 A JP2002240965 A JP 2002240965A
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JP
Japan
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sheet
sheet feeding
feeding device
side fence
paper
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JP2001043893A
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Kazuhiko Kitano
和彦 北野
Osamu Endo
修 遠藤
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Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】シートの大きさに簡易且つ柔軟に対応できシー
トをその幅方向において良好に規制できるサイドフェン
スを備えた給紙装置及び画像形成装置の提供。 【解決手段】給紙台上のシートPの側縁に当接する規制
面30を有しシートPをその幅方向Xにおいて規制する
サイドフェンス31と、サイドフェンス31を回動する
軸32とを有し、サイドフェンス31を、軸32を中心
に回動することにより、シートPの幅に応じて、規制面
30の、シートPの側縁に当接する位置を、幅方向Xに
おいて変位させる給紙装置及びこれを備えた画像形成装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に用
いられる給紙装置、特に給紙台上のシートの側縁をシー
トの大きさに応じて規制するサイドフェンスを有する給
紙装置及びこの給紙装置を有する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】印刷装置、複写機、プリンタ、ファクシ
ミリ等の画像形成装置において、画像を形成するための
シートを供給する給紙装置が用いられている。かかる給
紙装置は、供給するシートの種々の大きさに対応するた
め、給紙台上のシートの側縁をシートの大きさに応じて
規制するサイドフェンスを有している。図15に示すよ
うに、従来の給紙装置におけるサイドフェンス130
は、シートを積載する給紙台131下方の基台132に
形成された差込孔133に、その下端部を差し込むとと
もに、その上部を給紙台131上方の不動の部材に形成
された孔135に対してねじ134でねじ留めすること
によって取り付けるようになっており、シートの大きさ
に応じて、差込孔133及び孔135を選択するように
なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
給紙装置におけるサイドフェンス130は、シートの大
きさに応じてサイドフェンスの取付位置を変える際に、
ねじ134を外し、サイドフェンス130の下部を差込
孔133から抜いてしかるべき別の差込孔133に差し
込み、サイドフェンス130の上部をしかるべき孔13
5にねじ留めする必要があり、工具を用いてかかる作業
を行わなければならず面倒である上、差込孔133また
は孔135を間違えて作業を行うとサイドフェンス13
0が傾いた状態で位置決めされ、シートの積載状態が悪
くなってスキューやジャムなど給紙に悪影響を及ぼすと
いう問題があった。
【0004】大量給紙を行う給紙装置においては特に、
上下方向の高さが大きくなるため、サイドフェンス13
0を傾いた状態で位置決めしても傾きが小さいためこれ
に気づきにくく、かかる問題が発生しやすい。またサイ
ドフェンス130の位置決めは、予め決まった位置に形
成された差込孔133及び孔135により行うため、例
えば不定形サイズのシートを良好に規制することが出来
など、シートの大きさに柔軟に対応することが困難であ
った。
【0005】本発明は、シートの大きさに簡易且つ柔軟
に対応できシートをその幅方向において良好に規制でき
るサイドフェンスを備えた給紙装置及びこれを備えた画
像形成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明は、シートを積載する給紙
台と、この給紙台上のシートの側縁に当接する規制面を
有し同シートをその幅方向において規制するサイドフェ
ンスとを有する給紙装置において、上記給紙台上におけ
るシートの積載方向に平行であって上記サイドフェンス
を回動可能とする軸を有し、上記サイドフェンスを、上
記軸を中心に回動することにより、シートの幅に応じ
て、上記規制面の、上記側縁に当接する位置を、上記幅
方向において変位させることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の給
紙装置において、上記規制面は、上記積載方向に平行
な、上記軸による回動中心からの距離が互いに異なる複
数の平面を有することを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項2記載の給
紙装置において、上記規制面は、上記積載方向に平行
な、上記軸による回動中心からの距離が連続的に変化す
る曲面を有することを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
の何れか1つに記載の給紙装置において、上記サイドフ
ェンスをシートの各側縁に対応して配設したことを特徴
とする。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1ないし3
の何れか1つに記載の給紙装置において、上記サイドフ
ェンスをシートの側縁の一方に対応して配設し、他方の
側縁を規制する不動の突き当て部材を有することを特徴
とする。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
の何れか1つに記載の給紙装置において、上記サイドフ
ェンスをシートの側縁に沿って複数配設したことを特徴
とする。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項4または6
記載の給紙装置において、上記サイドフェンスの全てを
同期して回動する回動機構を有することを特徴とする。
【0013】請求項8記載の発明は、請求項1ないし7
の何れか1つに記載の給紙装置において、上記サイドフ
ェンスの回動状態を検知する検知手段を有することを特
徴とする。
【0014】請求項9記載の発明は、請求項1ないし8
の何れか1つに記載の給紙装置において、上記サイドフ
ェンスをその回動状態において固定する固定手段を有す
ることを特徴とする。
【0015】請求項10記載の発明は、請求項1ないし
9の何れか1つに記載の給紙装置において、上記サイド
フェンスを給紙装置本体から着脱自在とし交換可能とし
たことを特徴とする。
【0016】請求項11記載の発明は、請求項1ないし
10の何れか1つに記載の給紙装置を有する画像形成装
置にある。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して実施例を含む
本発明の実施の形態(以下、単に「実施形態」という)
を説明する。各実施形態等に亘り、同一の機能および形
状等を有する構成要素や構成部品等については、同一符
号を付すことによりその説明をできるだけ省略する。図
において一対で構成されていて特別に区別して説明する
必要がない構成要素や構成部品は、説明の簡明化を図る
上から、その片方を適宜記載することでその説明に代え
るものとする。なお、シートを用紙として説明するが、
この用紙は通常の普通紙の他、適宜、封筒、厚紙、OH
Pシート等の特殊紙であっても良い。
【0018】図1に本発明を適用した給紙装置107及
びこれを有する画像形成装置100を示す。画像形成装
置100は、潜像担持体としての感光体101と、感光
体101を除電・帯電する除帯電装置102と、帯電後
の感光体101に潜像を形成するレーザー光の光走査に
よる露光装置103と、露光後の感光体101上の潜像
を現像する現像手段としての現像装置106と、現像に
よって得られた感光体101上のトナー像を用紙Pに転
写する転写装置104と、転写後の感光体101上に残
留した未転写トナーを除去するクリーニング手段として
のクリーニング装置105と、シートとしての用紙Pに
転写されたトナー像を定着する定着装置108と、画像
形成装置100本体下部に設けられシートとしての用紙
Pを感光体101と転写装置104との間の転写部11
4に供給する給紙装置126と、画像形成装置100本
体外部にオプションとして設けられ大量の用紙Pを収容
でき用紙Pを転写部114に供給する給紙装置107
と、定着装置108により定着後の用紙Pを反転し裏面
側が感光体101に向くようにして転写部114に再び
供給するための反転装置109と、画像形成装置100
本体上部に設けられ、原稿を読み取るための、ADFを
備えた画像読み取り装置110とを有している。
【0019】符号111は給紙ローラを、符号112は
各給紙装置126、107から給紙ローラ111を経て
搬送された用紙Pを所定のタイミングで転写部114に
給送するためのレジストローラ112を、符号113は
給紙トレイを、符号115は定着装置108から搬送さ
れてきた用紙Pを、シート排出装置1に搬送してそのま
ま画像形成装置100本体外に排出するか、反転装置1
09に向けて搬送するかを選択する分岐爪を、それぞれ
示している。
【0020】図1に示した画像形成装置100は、排出
シートを受けるオプション装置として、シート後処理装
置としての後処理装置3を装着している場合を示してい
るが、画像形成装置100は従来周知の排紙トレイをか
かるオプション装置として装着することができる。後処
理装置3は、用紙Pを穿孔する用紙穿孔装置であるロー
タリパンチユニット4と、固定されたプルーフトレイ5
と、画像形成後の用紙Pの積載高さに応じて上下に変位
可能なシフトトレイ6と、複数枚の用紙を一時的にスタ
ックしステープラー7でステープルするためのステープ
ルユニット8、用紙Pをプルーフトレイ5に排出するか
シフトトレイ6に排出するかを選択するプルーフ分岐爪
9、用紙Pをステープルせずにシフトトレイ6に排出す
るかステープルユニット8においてステープルしてから
シフトトレイ6に排出するかを選択するステープル分岐
爪10とを有している。排紙トレイ2を画像形成装置1
00に装着する場合は、図1に示す状態において後処理
装置3を画像形成装置100本体から取り外してから、
画像形成装置100本体に排紙トレイ2を装着する。
【0021】図2に示すように、給紙装置107は、給
紙台昇降モータ102と、給紙台駆動モータ102によ
り駆動される駆動プーリ121と、従動プーリ122
と、駆動プーリ121及び従動プーリに巻き掛けられた
無端ベルト123とを備えた給紙台駆動手段124と、
無端ベルト123に係合し給紙台駆動手段124により
上下動される、用紙Pを積載する給紙台25と、給紙台
25上に積載された用紙Pを送り出すピックアップロー
ラとしての呼び出しコロ23と、呼び出しコロ23によ
り送り出すべき一枚の用紙Pを他の用紙Pから分離して
搬送するための、フィードコロ127及びリバースコロ
128を備えた分離搬送ローラ24対と、分離搬送ロー
ラ対24において分離された用紙Pの搬送を受け継き矢
印A方向に搬送する搬送ローラ対129と、給紙台25
のホームポジションを検知するセンサ125とを有して
いる。
【0022】分離搬送ローラ対24においては、フィー
ドコロ127及びリバースコロ128との接点である分
離部で用紙Pが分離され、一枚の用紙Pのみが搬送ロー
ラ対129により搬送されるようになっている。給紙台
25のホームポジションは、給紙台駆動手段124によ
る移動範囲における給紙台25の下死点近傍であって、
図2において紙面手前側に位置する図示しない扉を開放
して給紙台25に用紙Pを積載するときに給紙台25が
位置すべきポジションである。
【0023】図3に示すように、給紙装置107は、給
紙台25上の用紙Pの側縁に当接する規制面30を有し
用紙Pをその幅方向Xにおいて規制するサイドフェンス
31と、給紙台25上における用紙Pの積載方向Yに平
行であってサイドフェンス31を回動可能とする軸32
と、軸32を有し軸32を回転駆動することによりサイ
ドフェンス31を回動する回動機構33とを有してい
る。サイドフェンス31は、用紙Pの各側縁に対応して
配設されているとともに、用紙Pの側縁に沿ってすなわ
ち用紙Pの搬送方向Zに沿って複数、具体的には2つず
つ配設されている。軸32は各サイドフェンス31のそ
れぞれに配設されている。X方向は、X1方向とX2方
向とからなっている。
【0024】符号34は、操作者がサイドフェンス31
を回動操作するときに把持する把持部35を有するレバ
ーを示している。レバー34は、X方向に延在する長孔
36を有しており、この長孔36には、給紙装置107
の図示しない筐体に固定されたステー42にねじ留めさ
れた2つの段ねじ37、37が係合している。これによ
りレバー34はステー42の上面上においてX方向にス
ライド自在とされている。レバー34は、長孔36と平
行に形成されたラック部38を有しており、ラック部3
8には、X2方向とZ方向との下流側に位置する軸32
に一体のピニオン39と、ステー42に回転自在に配設
された軸40に一体のピニオン41とが係合している。
【0025】ピニオン41には、スライド部材43に、
ラック部38と平行に形成されたラック部44が係合し
ている。スライド部材43は、X方向に延在しラック部
44に平行に形成された長孔45を有しており、この長
孔45には、ステー42にねじ留めされた2つの段ねじ
46、46が係合している。スライド部材43は、X1
方向とZ方向との下流側に位置する軸32に一体のピニ
オン47と係合し、ラック部44に平行に形成されたラ
ック部48を有している。ピニオン39の下方には図示
しないローラが一体化されており、このローラと、X1
方向とZ方向との上流側に位置する軸32に一体化され
た図示しないローラとには、図示しないベルトが掛け渡
されている。同様に、ピニオン47の下方には図示しな
いローラが一体化されており、このローラと、X2方向
とZ方向との上流側に位置する軸32に一体化された図
示しないローラとには、図示しないベルトが掛け渡され
ている。
【0026】回動機構33は、レバー34と、各軸3
2、40と、ピニオン39、41、47と、スライド部
材43と、段ねじ37、46と、かかる図示しないロー
ラ及びベルトとを有している。しかして、回動機構33
は、操作者が把持部35を把持し、レバー34をX1方
向にスライドさせると、サイドフェンス31の全てを同
期してB方向に回動し、レバー34をX2方向にスライ
ドさせると、サイドフェンス31の全てを同期してC方
向に回動する。
【0027】各サイドフェンス31の全ては互いに略同
じ形状をなしている。図4、5にその1つを代表して示
す。サイドフェンス31はY方向に延在し規制面30を
有する本体49と、本体49に略垂直に形成され軸32
を挿通される孔50を有する屈曲部51とを有してい
る。なお、図8に示すように、孔50を有する屈曲部5
1は本体49の両端部に形成されている。規制面30
は、Y方向に平行な、軸32による回動中心52からの
距離が互いに異なる複数の、本実施例においては3つの
平面53、54、55を有している。平面53、54、
55の回動中心52からの距離はそれぞれ、D1、D
2、D3とされ、D1<D2<D3の関係を有してい
る。一般に、各平面の回動中心52からの距離は、サイ
ドフェンス31の位置決めの際の操作性を考慮すれば、
本実施例のように、回動方向に向かって大きくなるよう
または小さくなるように順番に並んでいることが望まし
い。
【0028】しかして、回動機構33によりサイドフェ
ンス31を回動すると、上述のようにサイドフェンス3
1の回動は同期して行われるので、図6に示すように、
規制面30が平面55により用紙Pの側縁を規制すると
きには全てのサイドフェンス31において、平面55に
より用紙Pの側縁を規制し、規制面30が平面54によ
り用紙Pの側縁を規制するときには全てのサイドフェン
ス31において、平面54により用紙Pの側縁を規制
し、規制面30が平面53により用紙Pの側縁を規制す
るときには全てのサイドフェンス31において、平面5
3により用紙Pの側縁を規制する。互いに対向する平面
55同士または平面54同士または平面53同士の間隔
は所定の間隔とされている。
【0029】従って、サイドフェンス31を、回動機構
33を用い、軸32を中心に回動することにより、各種
の用紙Pの大きさ、具体的にはX方向における幅に応じ
て、平面53、54、55の何れを用いるかを選択し、
規制面30の、用紙Pの側縁に当接する位置を、X方向
において変位させることで、給紙台25上の用紙Pの揃
えを用紙Pの大きさによらず良好に行うことができる。
本実施例では規制面30を3つの平面53、54、55
で構成しているので、3種類の大きさの用紙Pに対応す
ることができる。
【0030】図3に、サイドフェンス31をその回動状
態において固定する固定手段56を示す。固定手段56
は、レバー34に形成された孔57と、ステー42に形
成された複数の孔58とを有している。孔58は、平面
53、54、55のそれぞれに対応して3つ設けられて
いる。すなわち、平面53、54、55の何れかにより
用紙Pの側縁を規制すべく、レバー34をスライドさ
せ、その選択した平面が用紙Pの側縁と平行となり規制
に適した状態となると、孔57が、孔58の何れかに連
通し、図示しないねじによるねじ留めが可能となる。孔
57と孔58とを連通させた状態でねじ留めを行えば、
サイドフェンス31の回動が禁止され、サイドフェンス
31はその回動状態において固定される。
【0031】また、予め、3つの孔58のうちのどの孔
58と孔57とを連通させれば、平面53、54、55
のうちのどの平面による規制ができるかが分かっていれ
ば、レバー34を、その孔58と孔57とが連通した状
態となるようにスライドさせることによって、所望の平
面による用紙Pの規制が可能な状態に設定することがで
きる。従って、それぞれの孔58の近傍に、その孔58
がどの平面、またはどの大きさの用紙Pに対応している
かを表示すれば、操作者によるサイドフェンス31の回
動操作を正確且つ容易に行うことができる。なお、かか
る表示と同様の表示として、ステー42の、レバー34
の移動範囲に対応する部分に、どの大きさの用紙Pに対
応するかの目盛等の表示を行うこともできる。
【0032】図3に示すように、レバー34の一部は上
方に向けて屈曲され、図7に示す、サイドフェンス31
の回動状態を検知する検知手段60を構成する遮蔽部5
9をなしている。図7に示すように、検知手段60は、
遮蔽部59が移動するX方向に併設された2つのサイズ
検知センサ61を有している。サイズ検知センサ61
は、ステー42の上方に配設されており、遮蔽部59を
受け入れる図示しない凹部を有し、この凹部に遮蔽部5
9が進入すると画像形成装置100本体に備えられた図
示しない制御部に信号を発信するようになっている。
【0033】遮蔽部59はX方向に所定の幅を有してお
り、レバー34がX方向にスライドされることで、サイ
ズ検知センサ61の何れか一方の凹部に進入した位置
か、両サイズ検知センサ61の凹部に進入した位置の何
れかの位置を占める。画像形成装置100本体に備えら
れた制御部は、各サイズ検知センサ61からの信号のパ
ターンに基づいて、サイドフェンス31の回動状態を判
断するようになっている。
【0034】サイズ検知センサ61は、規制面30を構
成する平面の数と同じ数だけ設けてもよいが、本実施例
のようにかかる平面の数より少なくすることもでき、部
品点数の削減に寄与することができる。画像形成装置1
00は、かかる判断によって得られた用紙Pのサイズデ
ータに基づき、画像形成時において給紙装置107に蓄
えられている用紙Pがその画像形成に使用できるか否か
を判断し、使用できる場合には、給紙装置107からの
給紙を行うことができるようになっている。
【0035】図6においては、便宜上、X1方向下流側
に配設されたサイドフェンス31相互の間隔と、X2方
向下流側に配設されたサイドフェンス31相互の間隔と
を等しく図示しているが、かかる間隔の関係は、X1方
向下流側に配設されたサイドフェンス31相互の間隔
が、X2方向下流側に配設されたサイドフェンス31相
互の間隔よりも狭くなるようになされている。X1方向
下流側は、図1における紙面手前側と一致し、図1にお
ける紙面手前側に配設された、給紙装置107の図示し
ない前扉を開くことにより給紙装置107の内部を開放
し、用紙Pを給紙台25に載置する際に、X1方向下流
側に配設されたサイドフェンス31相互の間隔が狭くな
っていることにより、積載を容易に行うことができるよ
うになっている。
【0036】図8に示すように、サイドフェンス31は
給紙装置107本体から着脱自在である。サイドフェン
ス31は、軸32を、各屈曲部51に形成された孔50
に挿通され、軸32と一体化されている。図8(b)に
示すように、軸32の両端部には、溝62が形成されて
いる。サイドフェンス31を給紙装置107に装着する
には、軸32をステー42、給紙台25それぞれに形成
された図8(b)に示す孔63、64に挿通し、一方の
溝62を給紙台25の上面側に位置させた状態でリング
65を嵌め図8(a)に示す状態とする。サイドフェン
ス31を給紙装置107から離脱するには、図8(a)
に示す状態からリング65を溝から外し、サイドフェン
ス31を下方に変位させて軸32の上部を孔63から抜
き、次に軸32の下部を孔64から抜く。このようにサ
イドフェンス31は給紙装置107本体に対して着脱自
在であって、劣化した際等に交換可能であるとともに、
後述する他の形状のサイドフェンスと交換可能とされて
いる。
【0037】本実施例においては、図6に示したよう
に、サイドフェンス31を用紙Pの各側縁に対応して配
設し、X方向における中央基準で用紙Pを揃えることと
したが、サイドフェンス31は、用紙Pの側縁の一方に
対応して配設し、X方向における片側基準で用紙Pを揃
えるようにしても良い。用紙Pの他方の側縁側には、給
紙台25に対して位置決めされ、同側縁を規制するため
の不動の突き当て部材としての平板状のフェンス66を
配設し、サイドフェンス31を回動することでフェンス
66との間で用紙Pを揃えるようになっている。
【0038】図10、11に示すように、サイドフェン
ス31の規制面30は、積載方向Yに平行な、軸32に
よる回動中心52からの距離が連続的に変化する曲面7
0を有していても良い。本実施例において、規制面30
は、B方向下流側に向けて回動中心52からの距離が漸
増する滑らかな曲面70をなしている。従って、図12
に示すように、図3に示した場合と同様に回動機構33
によりサイドフェンス31を回動することで、各種の用
紙Pの大きさ、具体的にはX方向における幅に応じて、
規制面30の、用紙Pの側縁に当接する位置を、X方向
において変位させ、給紙台25上に用紙Pの揃えを用紙
Pの大きさによらず良好に行うことができる。特に、規
制面30がかかる曲面70を有しているので、不定形の
用紙Pなど、いかなる幅の用紙Pにも対応できる。
【0039】規制面30がかかる曲面70を有する場合
にサイドフェンス31をその回動状態において固定する
ための固定手段56を図13に示す。固定手段56は、
レバー34に形成された、X方向に延設された長孔67
と、ステー42に形成された孔68とを有している。従
って規制面30により用紙Pの側縁を規制すべくレバー
34をスライドさせ、用紙Pの規制に適した状態となっ
たときにその位置においてねじ69により長孔67と孔
68とをねじ留めすれば、サイドフェンス31がその回
動状態で固定される。長孔67がX方向に長いことによ
り、サイドフェンス31がいかなる回動状態にあって
も、言い換えると、用紙Pがいかなる幅であっても、良
好に用紙Pの規制ができる状態で、サイドフェンス31
を固定することができる。なお、長孔67をステー42
に、孔68をレバー34に形成しても良い。
【0040】図12に示すように、かかるサイドフェン
ス31は、用紙Pの各側縁に対応して配設し、且つ用紙
Pの側縁に沿って複数、具体的には2つずつ配設されて
いるが、図9に示した場合のように、用紙Pの一方の側
縁に配設しても良く、また、用紙Pの一方の側縁に配設
するにしても、図9に示したように複数配設するのでな
く、図14に示すように、1つのみ配設するようにして
も良いし、図示しないが、3つ以上配設しても良い。こ
のことは、図4、5に示したような、規制面30が複数
の平面を有するサイドフェンス31においても同様であ
る。
【0041】以上本発明の種々の実施形態を説明した
が、各サイドフェンスの形状は同じでなくても良く、回
動させた結果所望の大きさの用紙Pを良好に規制できる
ようになっていればよい。また各サイドフェンスの形状
が互いに同じであっても、回動をそれぞれ別個に行うよ
うにして所望の大きさの用紙Pを規制しても良い。また
実施形態においては、本発明にかかる給紙装置を、複写
機である画像形成装置に用いた場合を示したが、画像形
成装置は複写機に限らず孔版印刷装置、オフセット印刷
装置等の印刷装置、ファクシミリ、プリンタであっても
良い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、シート
を積載する給紙台と、この給紙台上のシートの側縁に当
接する規制面を有し同シートをその幅方向において規制
するサイドフェンスとを有する給紙装置において、上記
給紙台上におけるシートの積載方向に平行であって上記
サイドフェンスを回動可能とする軸を有し、上記サイド
フェンスを、上記軸を中心に回動することにより、シー
トの幅に応じて、上記規制面の、上記側縁に当接する位
置を、上記幅方向において変位させるので、サイドフェ
ンスを交換することなく、回動することで、シートの大
きさに簡易且つ柔軟に対応できシートをその幅方向にお
いて良好に規制できる給紙装置を提供することができ
る。
【0043】規制面が、積載方向に平行な、軸による回
動中心からの距離が互いに異なる複数の平面を有するこ
ととすれば、サイドフェンスを回動し複数の平面のうち
の適当な平面を選択することで、複数の大きさのシート
をその幅方向において良好に規制できる給紙装置を提供
することができる。
【0044】規制面が、積載方向に平行な、軸による回
動中心からの距離が連続的に変化する曲面を有すること
とすれば、サイドフェンスを回動し曲面の適当な位置で
シートを規制することで、不定形等のいかなるサイズの
シートもその幅方向において良好に規制できる給紙装置
を提供することができる。
【0045】サイドフェンスをシートの各側縁に対応し
て配設したこととすれば、シートの各側縁をかかるサイ
ドフェンスで規制し、中央基準でシートを規制すること
が可能な給紙装置を提供することができる。
【0046】サイドフェンスをシートの側縁の一方に対
応して配設し、他方の側縁を規制する不動の突き当て部
材を有することとすれば、シートの側縁の一方をかかる
サイドフェンスで規制するとともに他方の側縁を突き当
て部材で規制することで、片側基準でシートを規制する
ことが可能な給紙装置を提供することができる。
【0047】サイドフェンスをシートの側縁に沿って複
数配設したこととすれば、側縁の長さの長いシートであ
っても良好に規制し揃えることができるとともに、シー
トの側縁を所望の方向に向けて良好に揃えることができ
る給紙装置を提供することができる。
【0048】サイドフェンスの全てを同期して回動する
回動機構を有することとすれば、より簡易にシートの大
きさに対応でき、シートをその幅方向において良好に規
制できる給紙装置を提供することができる。
【0049】サイドフェンスの回動状態を検知する検知
手段を有することとすれば、サイドフェンスの回動状態
を検知することでシートのサイズを検知できるととも
に、検知されたサイドフェンスの回動状態に基づき、こ
れを有する画像形成装置において各種の制御を行うこと
が可能となる給紙装置を提供することができる。
【0050】サイドフェンスをその回動状態において固
定する固定手段を有することとすれば、シートを規制し
た状態を確実に維持でき、給紙不良等の不具合を確実に
防止できる給紙装置を提供することができる。
【0051】サイドフェンスを給紙装置本体から着脱自
在とし交換可能としたこととすれば、サイドフェンスの
交換が容易であってさらに多種のサイズのシートに対応
できる給紙装置を提供することができる。
【0052】本発明は、請求項1ないし10の何れか1
つに記載の給紙装置を有する画像形成装置にあるので、
上述の各効果を奏する給紙装置を有し、使い勝手が良
く、給紙不良防止により良好な画像形成ができる、信頼
性の高い画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した給紙装置及び画像形成装置の
概略的な正面図である。
【図2】図1に示した給紙装置の拡大正面図である。
【図3】図1に示した給紙装置の要部の概略斜視図であ
る。
【図4】図3に示したサイドフェンスの平面図である。
【図5】図3に示したサイドフェンスの要部の斜視図で
ある。
【図6】図3に示したサイドフェンスの回動の様子を示
す平面図である。
【図7】図3に示した給紙装置の要部の平面図である。
【図8】サイドフェンスの着脱の様子を示す斜視図であ
る。
【図9】サイドフェンスの別の配設態様を示す平面図で
ある。
【図10】サイドフェンスの別の構成例を示す平面図で
ある。
【図11】図10に示したサイドフェンスの要部の斜視
図である。
【図12】図10に示したサイドフェンスを備えた給紙
装置の要部の概略斜視図である。
【図13】図10に示した給紙装置における固定手段の
拡大斜視図である。
【図14】サイドフェンスのさらに別の配設態様を示す
平面図である。
【図15】従来の給紙装置の要部の斜視図である。
【符号の説明】
25 給紙台 30 規制面 31 サイドフェンス 32 軸 33 回動機構 53、54、55 平面 56 固定手段 60 検知手段 70 曲面 100 画像形成装置 P シート X シートの幅方向 Y シートの積載方向

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートを積載する給紙台と、この給紙台上
    のシートの側縁に当接する規制面を有し同シートをその
    幅方向において規制するサイドフェンスとを有する給紙
    装置において、 上記給紙台上におけるシートの積載方向に平行であって
    上記サイドフェンスを回動可能とする軸を有し、 上記サイドフェンスを、上記軸を中心に回動することに
    より、シートの幅に応じて、上記規制面の、上記側縁に
    当接する位置を、上記幅方向において変位させることを
    特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の給紙装置において、上記規
    制面は、上記積載方向に平行な、上記軸による回動中心
    からの距離が互いに異なる複数の平面を有することを特
    徴とする給紙装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の給紙装置において、上記規
    制面は、上記積載方向に平行な、上記軸による回動中心
    からの距離が連続的に変化する曲面を有することを特徴
    とする給紙装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3の何れか1つに記載の給
    紙装置において、上記サイドフェンスをシートの各側縁
    に対応して配設したことを特徴とする給紙装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし3の何れか1つに記載の給
    紙装置において、上記サイドフェンスをシートの側縁の
    一方に対応して配設し、他方の側縁を規制する不動の突
    き当て部材を有することを特徴とする給紙装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5の何れか1つに記載の給
    紙装置において、上記サイドフェンスをシートの側縁に
    沿って複数配設したことを特徴とする給紙装置。
  7. 【請求項7】請求項4または6記載の給紙装置におい
    て、上記サイドフェンスの全てを同期して回動する回動
    機構を有することを特徴とする給紙装置。
  8. 【請求項8】請求項1ないし7の何れか1つに記載の給
    紙装置において、上記サイドフェンスの回動状態を検知
    する検知手段を有することを特徴とする給紙装置。
  9. 【請求項9】請求項1ないし8の何れか1つに記載の給
    紙装置において、上記サイドフェンスをその回動状態に
    おいて固定する固定手段を有することを特徴とする給紙
    装置。
  10. 【請求項10】請求項1ないし9の何れか1つに記載の
    給紙装置において、上記サイドフェンスを給紙装置本体
    から着脱自在とし交換可能としたことを特徴とする給紙
    装置。
  11. 【請求項11】請求項1ないし10の何れか1つに記載
    の給紙装置を有する画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7918448B2 (en) 2005-05-30 2011-04-05 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Sheet supplying device and image forming system
JP2015006714A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 株式会社リヒトラブ パンチ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7918448B2 (en) 2005-05-30 2011-04-05 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Sheet supplying device and image forming system
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