JP2002240598A - 乗物用電動シートおよびその調整方法 - Google Patents
乗物用電動シートおよびその調整方法Info
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- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C1/00—Chairs adapted for special purposes
- A47C1/02—Reclining or easy chairs
- A47C1/022—Reclining or easy chairs having independently-adjustable supporting parts
- A47C1/024—Reclining or easy chairs having independently-adjustable supporting parts the parts, being the back-rest, or the back-rest and seat unit, having adjustable and lockable inclination
- A47C1/0242—Reclining or easy chairs having independently-adjustable supporting parts the parts, being the back-rest, or the back-rest and seat unit, having adjustable and lockable inclination by electric motors
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C7/00—Parts, details, or accessories of chairs or stools
- A47C7/50—Supports for the feet or the legs coupled to fixed parts of the chair
- A47C7/506—Supports for the feet or the legs coupled to fixed parts of the chair of adjustable type
- A47C7/5066—Supports for the feet or the legs coupled to fixed parts of the chair of adjustable type by rotation
- A47C7/5068—Supports for the feet or the legs coupled to fixed parts of the chair of adjustable type by rotation actuated by linkages
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 乗物用電動シートにおいて、アクチュエータ
の可動範囲および作動の基準位置を容易に調整できるよ
うにする。 【解決手段】 電動シート8のシートクッション11の前
後にレッグレスト13およびシートバック12を回動可能に
取付け、レッグレスト13にフットレスト19を進退動可能
に取付け、これらにポテンショメータを有する電動アク
チュエータを連結する。操作スイッチの入力に応じて、
コントローラによって、ポテンショメータの検出位置に
基づき、予め設定された基準位置に従って、電動アクチ
ュエータの作動を制御して、シートバック12、レッグレ
スト13およびフットレスト14の角度、位置を調整する。
電動アクチュエータを一旦、ストローク端まで作動させ
てリミットスイッチをオンにし、そのときのポテンショ
メータの検出位置に基づいて基準位置の調整を行うこと
により、調整作業を大幅に軽減できる。
の可動範囲および作動の基準位置を容易に調整できるよ
うにする。 【解決手段】 電動シート8のシートクッション11の前
後にレッグレスト13およびシートバック12を回動可能に
取付け、レッグレスト13にフットレスト19を進退動可能
に取付け、これらにポテンショメータを有する電動アク
チュエータを連結する。操作スイッチの入力に応じて、
コントローラによって、ポテンショメータの検出位置に
基づき、予め設定された基準位置に従って、電動アクチ
ュエータの作動を制御して、シートバック12、レッグレ
スト13およびフットレスト14の角度、位置を調整する。
電動アクチュエータを一旦、ストローク端まで作動させ
てリミットスイッチをオンにし、そのときのポテンショ
メータの検出位置に基づいて基準位置の調整を行うこと
により、調整作業を大幅に軽減できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、航空機、船舶、車両等
の乗物の客室に設置され、電動アクチュエータによって
シートバック、レッグレスト、フットレスト等のシート
各部の位置を調整可能とした乗物用電動シートおよびシ
ート各部の基準位置を調整する調整方法に関するもので
ある。
の乗物の客室に設置され、電動アクチュエータによって
シートバック、レッグレスト、フットレスト等のシート
各部の位置を調整可能とした乗物用電動シートおよびシ
ート各部の基準位置を調整する調整方法に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】乗物用電動シートの一例として、航空機
の客室内に設置される電動シートについて、図5を参照
して説明する。図5に示すように、電動シート1は、シー
トクッション2の後端部にシートバック3が回動可能に装
着され、また、前端部にレッグレスト4が回動可能に装
着され、さらに、レッグレスト4にフットレスト5が進退
動可能に設けられている。
の客室内に設置される電動シートについて、図5を参照
して説明する。図5に示すように、電動シート1は、シー
トクッション2の後端部にシートバック3が回動可能に装
着され、また、前端部にレッグレスト4が回動可能に装
着され、さらに、レッグレスト4にフットレスト5が進退
動可能に設けられている。
【０００３】シートバック3、レッグレスト4およびフッ
トレスト5は、電動モータ等のアクチュエータ(図示せ
ず)によって駆動され、電動シート1に腰掛けた乗客が手
元のスイッチ等(図示せず)を操作することにより、シー
トバック3をほぼ直立した起立位置(図5中の実線参照)と
略水平の水平位置(図5中の仮想線参照)との間で自由
に角度調整することができ、レッグレスト4を鉛直下向
の格納位置(図5中の仮想線参照)と略水平の水平位置
(図5中の仮想線参照)との間で自由に角度調整するこ
とができ、また、フットレスト5をレッグレスト4に収納
された後退位置(図5中の仮想線参照)と、最も伸長さ
せた伸長位置(図5中の仮想線参照)との間で自由に位
置決めできるようになっている。
トレスト5は、電動モータ等のアクチュエータ(図示せ
ず)によって駆動され、電動シート1に腰掛けた乗客が手
元のスイッチ等(図示せず)を操作することにより、シー
トバック3をほぼ直立した起立位置(図5中の実線参照)と
略水平の水平位置(図5中の仮想線参照)との間で自由
に角度調整することができ、レッグレスト4を鉛直下向
の格納位置(図5中の仮想線参照)と略水平の水平位置
(図5中の仮想線参照)との間で自由に角度調整するこ
とができ、また、フットレスト5をレッグレスト4に収納
された後退位置(図5中の仮想線参照)と、最も伸長さ
せた伸長位置(図5中の仮想線参照)との間で自由に位
置決めできるようになっている。
【０００４】そして、シートバック3およびレッグレス
ト4を水平位置に移動させ、フットレスト5を伸長位置ま
で伸長させることにより、電動シート1をベッドとして
使用することができる(図5中の仮想線および参
照)。
ト4を水平位置に移動させ、フットレスト5を伸長位置ま
で伸長させることにより、電動シート1をベッドとして
使用することができる(図5中の仮想線および参
照)。
【０００５】ところで、従来の電動シート1では、シー
トバック3、レッグレスト4、フットレスト5等の可動部
がフロア6等の他の部分と干渉しないように、各部の可
動範囲を規制したり、また、シート各部の移動を連動さ
せて自動的に特定の状態(例えば、シート状態、ベッド
状態等)を得るため、各アクチュエータにリミットスイ
ッチを設けて、シート各部が所定位置まで移動したこと
を検知して、アクチュエータの作動を制御するようにし
ている。
トバック3、レッグレスト4、フットレスト5等の可動部
がフロア6等の他の部分と干渉しないように、各部の可
動範囲を規制したり、また、シート各部の移動を連動さ
せて自動的に特定の状態(例えば、シート状態、ベッド
状態等)を得るため、各アクチュエータにリミットスイ
ッチを設けて、シート各部が所定位置まで移動したこと
を検知して、アクチュエータの作動を制御するようにし
ている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電動シート1では、次のような問題がある。シート
各部のリミットスイッチの作動位置を調整するために
は、実際にアクチュエータを適当な位置まで移動させ
て、その位置を検知するようにリミットスイッチの取付
位置を調整する必要がある。このとき、調整位置が妥当
であるかどうかは、再度、アクチュエータを作動させ、
実際にリミットスイッチを作動させて、目視にて確認す
ることになるが、妥当でない場合は、再度調整し直さな
ければならない。このような作業工程を、各アクチュエ
ータのリミットスイッチ毎に行う必要があるため、調整
作業が非常に煩雑なものとなっている。
来の電動シート1では、次のような問題がある。シート
各部のリミットスイッチの作動位置を調整するために
は、実際にアクチュエータを適当な位置まで移動させ
て、その位置を検知するようにリミットスイッチの取付
位置を調整する必要がある。このとき、調整位置が妥当
であるかどうかは、再度、アクチュエータを作動させ、
実際にリミットスイッチを作動させて、目視にて確認す
ることになるが、妥当でない場合は、再度調整し直さな
ければならない。このような作業工程を、各アクチュエ
ータのリミットスイッチ毎に行う必要があるため、調整
作業が非常に煩雑なものとなっている。
【０００７】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、アクチュエータの可動範囲および作動位置を容
易に調整することができる乗物用電動シートおよびその
調整方法を提供することを目的とする。
であり、アクチュエータの可動範囲および作動位置を容
易に調整することができる乗物用電動シートおよびその
調整方法を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、シート各部の位置を調整する
電動アクチュエータと、前記電動アクチュエータの作動
位置を検出する位置検出手段と、前記電動アクチュエー
タのストローク端への移動を検知する検知手段と、操作
スイッチの入力に応じて、前記位置検出手段の検出位置
に基づき、予め設定された基準位置に従って、前記電動
アクチュエータの作動を制御するコントローラとを備え
た乗物用電動シートであって、前記コントローラは、前
記電動アクチュエータをストローク端まで作動させて、
前記検知手段がストローク端を検知したときの前記位置
検出手段の検出位置に基づき、前記基準位置を調整する
調整モードを有していることを特徴とする。このように
構成したことにより、基準位置の設定を変更することよ
って、電動アクチュエータの可動範囲および連動動作さ
せるポイントを変更することができる。また、調整モー
ドを実行して、電動アクチュエータを一旦ストローク端
まで移動させることによって、そのストローク端の位置
に基づいて、電動アクチュエータの作動を制御する基準
位置を調整することができる。また、請求項2の発明
は、シート各部の位置を調整する電動アクチュエータ
と、前記電動アクチュエータの作動位置を検出する位置
検出手段と、前記電動アクチュエータのストローク端へ
の移動を検知する検知手段と、操作スイッチの入力に応
じて、前記位置検出手段の検出位置に基づき、予め設定
された基準位置に従って、前記電動アクチュエータの作
動を制御するコントローラとを備えた乗物用電動シート
の調整方法であって、前記電動アクチュエータをストロ
ーク端まで作動させて、前記検知手段がストローク端を
検知したときの前記位置検出手段の検出位置に基づい
て、前記基準位置を調整することを特徴とする。このよ
うに構成したことにより、電動アクチュエータを一旦ス
トローク端まで移動させることによって、そのストロー
ク端の位置に基づいて、電動アクチュエータの作動を制
御する基準位置を調整することができる。
めに、請求項1の発明は、シート各部の位置を調整する
電動アクチュエータと、前記電動アクチュエータの作動
位置を検出する位置検出手段と、前記電動アクチュエー
タのストローク端への移動を検知する検知手段と、操作
スイッチの入力に応じて、前記位置検出手段の検出位置
に基づき、予め設定された基準位置に従って、前記電動
アクチュエータの作動を制御するコントローラとを備え
た乗物用電動シートであって、前記コントローラは、前
記電動アクチュエータをストローク端まで作動させて、
前記検知手段がストローク端を検知したときの前記位置
検出手段の検出位置に基づき、前記基準位置を調整する
調整モードを有していることを特徴とする。このように
構成したことにより、基準位置の設定を変更することよ
って、電動アクチュエータの可動範囲および連動動作さ
せるポイントを変更することができる。また、調整モー
ドを実行して、電動アクチュエータを一旦ストローク端
まで移動させることによって、そのストローク端の位置
に基づいて、電動アクチュエータの作動を制御する基準
位置を調整することができる。また、請求項2の発明
は、シート各部の位置を調整する電動アクチュエータ
と、前記電動アクチュエータの作動位置を検出する位置
検出手段と、前記電動アクチュエータのストローク端へ
の移動を検知する検知手段と、操作スイッチの入力に応
じて、前記位置検出手段の検出位置に基づき、予め設定
された基準位置に従って、前記電動アクチュエータの作
動を制御するコントローラとを備えた乗物用電動シート
の調整方法であって、前記電動アクチュエータをストロ
ーク端まで作動させて、前記検知手段がストローク端を
検知したときの前記位置検出手段の検出位置に基づい
て、前記基準位置を調整することを特徴とする。このよ
うに構成したことにより、電動アクチュエータを一旦ス
トローク端まで移動させることによって、そのストロー
ク端の位置に基づいて、電動アクチュエータの作動を制
御する基準位置を調整することができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本実施
形態に係る乗物用電動シート8は、航空機の客室に設置
されるリクライニングシートであって、機体のフロア9
に固定された基部10に、シートクッション11と、シート
クッション11の後端部に配置されたシートバック12と、
前端部に配置されたレッグレスト13とが取付けられてお
り、シートバック12およびレッグレスト13は、シートク
ッション11に対して回動可能に支持されている。また、
レッグレスト13には、フットレスト14が進退動可能に取
付けられている。
に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本実施
形態に係る乗物用電動シート8は、航空機の客室に設置
されるリクライニングシートであって、機体のフロア9
に固定された基部10に、シートクッション11と、シート
クッション11の後端部に配置されたシートバック12と、
前端部に配置されたレッグレスト13とが取付けられてお
り、シートバック12およびレッグレスト13は、シートク
ッション11に対して回動可能に支持されている。また、
レッグレスト13には、フットレスト14が進退動可能に取
付けられている。
【００１０】シートバック12には、基部10に取付けられ
たシートバックアクチュエータ15の作動ロッド16が連結
されており、作動ロッド16の伸縮によって、シートバッ
ク12が直立位置からやや後方に傾斜した起立位置(図1中
の実線参照)と、略水平の水平位置(図1中の仮想線参
照)との間で回動するようになっている。
たシートバックアクチュエータ15の作動ロッド16が連結
されており、作動ロッド16の伸縮によって、シートバッ
ク12が直立位置からやや後方に傾斜した起立位置(図1中
の実線参照)と、略水平の水平位置(図1中の仮想線参
照)との間で回動するようになっている。
【００１１】レッグレスト13には、基部10に取付けられ
たレッグレストアクチュエータ17の作動ロッド18が連結
されており、作動ロッド18の伸縮によって、レッグレス
ト13が鉛直下向の格納位置(図1中の仮想線参照)と、
略水平の水平位置(図1中の仮想線参照)との間で回動
するようになっている。
たレッグレストアクチュエータ17の作動ロッド18が連結
されており、作動ロッド18の伸縮によって、レッグレス
ト13が鉛直下向の格納位置(図1中の仮想線参照)と、
略水平の水平位置(図1中の仮想線参照)との間で回動
するようになっている。
【００１２】フットレスト14には、レッグレスト13に取
付けられたフットレストアクチュエータ19の作動ロッド
20が連結されており、作動ロッド20の伸縮によって、フ
ットレスト14がレッグレスト13に収納された後退位置
(図1中の仮想線参照)と、最も伸長した伸長位置(図1
中の仮想線参照)との間で、進退動するようになって
いる。
付けられたフットレストアクチュエータ19の作動ロッド
20が連結されており、作動ロッド20の伸縮によって、フ
ットレスト14がレッグレスト13に収納された後退位置
(図1中の仮想線参照)と、最も伸長した伸長位置(図1
中の仮想線参照)との間で、進退動するようになって
いる。
【００１３】次に、シートバックアクチュエータ15、レ
ッグレストアクチュエータ17およびフットレストアクチ
ュエータ19として使用される電動アクチュエータについ
て、図3および図4を参照して説明する。
ッグレストアクチュエータ17およびフットレストアクチ
ュエータ19として使用される電動アクチュエータについ
て、図3および図4を参照して説明する。
【００１４】図3および図4に示すように、電動アクチュ
エータ21は、モータ22およびフィード機構23を備えたア
クチュエータ本体24に、作動ロッド25が挿通されてお
り、モータ22の回転運動をフィード機構23によって直線
運動に変換して、作動ロッド25を進退動(伸縮)させるよ
うなっている。アクチュエータ本体24には、ポテンショ
メータ26(位置検出手段)が取付けられており、作動ロッ
ド25に連結されたラック27の移動に基づいて、ポテンシ
ョメータ26が回転して作動ロッド25の位置を検出する。
エータ21は、モータ22およびフィード機構23を備えたア
クチュエータ本体24に、作動ロッド25が挿通されてお
り、モータ22の回転運動をフィード機構23によって直線
運動に変換して、作動ロッド25を進退動(伸縮)させるよ
うなっている。アクチュエータ本体24には、ポテンショ
メータ26(位置検出手段)が取付けられており、作動ロッ
ド25に連結されたラック27の移動に基づいて、ポテンシ
ョメータ26が回転して作動ロッド25の位置を検出する。
【００１５】作動ロッド25の両端部付近には、ストッパ
28、29が取付けられており、一方のストッパ28がアクチ
ュエータ本体24に当接して作動ロッド25の物理的な最大
伸長位置を規定し、他方のストッパ29がアクチュエータ
本体24に当接して作動ロッド25の物理的な最小短縮位置
を規定することにより、作動ロッド25の物理的な可動範
囲(ここでは、物理的リミットという)を決定している。
28、29が取付けられており、一方のストッパ28がアクチ
ュエータ本体24に当接して作動ロッド25の物理的な最大
伸長位置を規定し、他方のストッパ29がアクチュエータ
本体24に当接して作動ロッド25の物理的な最小短縮位置
を規定することにより、作動ロッド25の物理的な可動範
囲(ここでは、物理的リミットという)を決定している。
【００１６】また、アクチュエータ本体24には、作動ロ
ッド25に取付けられたストッパ28、29にそれぞれ対向さ
せてリミットスイッチ30、31(検知手段)が設けられてお
り、ストッパ28、29がアクチュエータ本体24に当接する
前にリミットスイッチ30に接触してモータ22を停止させ
ることにより、作動ロッド25の機械的な可動範囲(ここ
では、メカリミットという)を規定して、作動ロッド25
のオーバトラベルを防止している。
ッド25に取付けられたストッパ28、29にそれぞれ対向さ
せてリミットスイッチ30、31(検知手段)が設けられてお
り、ストッパ28、29がアクチュエータ本体24に当接する
前にリミットスイッチ30に接触してモータ22を停止させ
ることにより、作動ロッド25の機械的な可動範囲(ここ
では、メカリミットという)を規定して、作動ロッド25
のオーバトラベルを防止している。
【００１７】シートバックアクチュエータ15、レッグレ
ストアクチュエータ17およびフットレストアクチュエー
タ19として電動シート8に装着される電動アクチュエー
タ21は、マイクロプロセッサベースのコントローラ(図
示せず)に接続されており、電動シート8に腰掛けた乗客
の手元に配置された操作スイッチ(図示せず)を操作する
ことにより、コントローラを介してモータ22の作動を制
御することができ、作動ロッド25を移動、停止して任意
の位置で固定できるようになっている。
ストアクチュエータ17およびフットレストアクチュエー
タ19として電動シート8に装着される電動アクチュエー
タ21は、マイクロプロセッサベースのコントローラ(図
示せず)に接続されており、電動シート8に腰掛けた乗客
の手元に配置された操作スイッチ(図示せず)を操作する
ことにより、コントローラを介してモータ22の作動を制
御することができ、作動ロッド25を移動、停止して任意
の位置で固定できるようになっている。
【００１８】コントローラは、操作スイッチの入力に応
じて、各電動アクチュエータ21のポテンショメータ26か
らの位置信号に基づいて、モータ22の作動を制御する。
コントローラの書換可能なCPUの外部メモリ(EEPROM等)
には、作動ロッド25の実質的な可動範囲を規定する最大
伸長位置および最小短縮位置(ここでは、ソフトリミッ
トという)が予め書き込まれている。そして、コントロ
ーラは、作動ロッド25が伸長または短縮してソフトリミ
ット(基準位置）に達すると、モータを停止させて作動
ロッド25の伸縮を停止させる。
じて、各電動アクチュエータ21のポテンショメータ26か
らの位置信号に基づいて、モータ22の作動を制御する。
コントローラの書換可能なCPUの外部メモリ(EEPROM等)
には、作動ロッド25の実質的な可動範囲を規定する最大
伸長位置および最小短縮位置(ここでは、ソフトリミッ
トという)が予め書き込まれている。そして、コントロ
ーラは、作動ロッド25が伸長または短縮してソフトリミ
ット(基準位置）に達すると、モータを停止させて作動
ロッド25の伸縮を停止させる。
【００１９】また、この外部メモリには、伸び側と縮み
側のソフトリミット間に、複数の基準位置が予め書き込
まれており、作動ロッド25の位置が基準位置に達したと
き、モータ22を停止させたり、他の電動アクチュエータ
21のモータ22の所定の動作を開始したりすることができ
るようになっている。これにより、例えば、操作スイッ
チの入力に応じて、自動的に電動シート8の各部を特定
の角度、位置に移動させ、また、原位置に復帰させるこ
とができる。
側のソフトリミット間に、複数の基準位置が予め書き込
まれており、作動ロッド25の位置が基準位置に達したと
き、モータ22を停止させたり、他の電動アクチュエータ
21のモータ22の所定の動作を開始したりすることができ
るようになっている。これにより、例えば、操作スイッ
チの入力に応じて、自動的に電動シート8の各部を特定
の角度、位置に移動させ、また、原位置に復帰させるこ
とができる。
【００２０】そして、これらの外部メモリに記憶された
ソフトリミットおよび基準位置を書き換えることによ
り、電動アクチュエータ21の可動範囲を変更したり、複
数の電動アクチュエータを連動動作させるポイントを変
更することができる。上述のストッパ29、28による物理
的リミット、リミットスイッチ30、31によるメカリミッ
ト、コントローラによるソフトリミットおよび基準位置
の位置関係を図2に示す。
ソフトリミットおよび基準位置を書き換えることによ
り、電動アクチュエータ21の可動範囲を変更したり、複
数の電動アクチュエータを連動動作させるポイントを変
更することができる。上述のストッパ29、28による物理
的リミット、リミットスイッチ30、31によるメカリミッ
ト、コントローラによるソフトリミットおよび基準位置
の位置関係を図2に示す。
【００２１】コントローラは、ソフトリミットおよび基
準位置を調整するための調整モードを有している。この
調整モードでは、電動シート8に装着された各電動アク
チュエータ21の作動ロッド25を自動的にメカリミット
(ストローク端)まで伸長および短縮させて、リミットス
イッチ30、31をオンにし、その位置におけるポテンショ
メータ26の検出位置を読込んで、作動ロッド25の可動範
囲を認識し、この可動範囲に基づいて、所定の規則(例
えば、メカリミットに対して、所定距離だけ手前にソフ
トリミットを設定する)に従って各ソフトリミットおよ
び基準位置を自動的に調整する。
準位置を調整するための調整モードを有している。この
調整モードでは、電動シート8に装着された各電動アク
チュエータ21の作動ロッド25を自動的にメカリミット
(ストローク端)まで伸長および短縮させて、リミットス
イッチ30、31をオンにし、その位置におけるポテンショ
メータ26の検出位置を読込んで、作動ロッド25の可動範
囲を認識し、この可動範囲に基づいて、所定の規則(例
えば、メカリミットに対して、所定距離だけ手前にソフ
トリミットを設定する)に従って各ソフトリミットおよ
び基準位置を自動的に調整する。
【００２２】このとき、各部に装着された電動アクチュ
エータ21をメカリミットまでストロークさせる際の順序
は、シートバック12、レッグレスト13およびフットレス
ト14がストローク中に他の部分と干渉しないように予め
設定されている。
エータ21をメカリミットまでストロークさせる際の順序
は、シートバック12、レッグレスト13およびフットレス
ト14がストローク中に他の部分と干渉しないように予め
設定されている。
【００２３】以上のように構成した本実施形態の作用に
ついて次に説明する。電動シート8に腰掛けた乗客が手
元の操作スイッチによってシートバックアクチュエータ
15、レッグレストアクチュエータ17およびフットレスト
アクチュエータ19を操作することにより、シートバック
12およびレッグレスト13の角度位置、並びに、フットレ
スト14の伸縮位置を自由に調整することができる。そし
て、シートバック12およびレッグレスト13を水平位置に
移動させ、フットレスト14を伸長位置まで伸長させるこ
とにより、電動シート8をベッドとして使用することが
できる(図1中の仮想線および参照)。
ついて次に説明する。電動シート8に腰掛けた乗客が手
元の操作スイッチによってシートバックアクチュエータ
15、レッグレストアクチュエータ17およびフットレスト
アクチュエータ19を操作することにより、シートバック
12およびレッグレスト13の角度位置、並びに、フットレ
スト14の伸縮位置を自由に調整することができる。そし
て、シートバック12およびレッグレスト13を水平位置に
移動させ、フットレスト14を伸長位置まで伸長させるこ
とにより、電動シート8をベッドとして使用することが
できる(図1中の仮想線および参照)。
【００２４】このとき、各電動アクチュエータ21は、操
作スイッチの入力に応じて、ポテンショメータ26の検出
位置に基づいて、外部メモリに書き込まれたソフトリミ
ットおよび基準位置に従って制御されるので、外部メモ
リのソフトリミットおよび基準位置を書き換えることに
より、作動ロッド25の動作範囲および連動動作させるポ
イントを容易に変更することが可能である。
作スイッチの入力に応じて、ポテンショメータ26の検出
位置に基づいて、外部メモリに書き込まれたソフトリミ
ットおよび基準位置に従って制御されるので、外部メモ
リのソフトリミットおよび基準位置を書き換えることに
より、作動ロッド25の動作範囲および連動動作させるポ
イントを容易に変更することが可能である。
【００２５】また、各電動アクチュエータ21が組み付け
られた電動シート8のソフトリミットおよび基準位置の
調整は、コントローラの調整モードを実行することによ
って行うことができる。調整モードが実行されると、各
電動アクチュエータ21の作動ロッド25が自動的にメカリ
ミットまでストロークされて、リミットスイッチ30、31
をオンにし、このときのポテンショメータ26の検出位置
に基づいて、ソフトリミットおよび基準位置を調整す
る。
られた電動シート8のソフトリミットおよび基準位置の
調整は、コントローラの調整モードを実行することによ
って行うことができる。調整モードが実行されると、各
電動アクチュエータ21の作動ロッド25が自動的にメカリ
ミットまでストロークされて、リミットスイッチ30、31
をオンにし、このときのポテンショメータ26の検出位置
に基づいて、ソフトリミットおよび基準位置を調整す
る。
【００２６】これにより、メカリミットを決定する電動
アクチュエータ21のストッパ28、29とリミットスイッチ
30、31との相対位置を治具等を用いて予め正確に設定し
ておけば、電動アクチュエータ21を電動シート8に組付
けた後、調整モードを実行するだけで、ソフトリミット
および基準位置を自動的に調整することができ、調整作
業を大幅に軽減することができる。
アクチュエータ21のストッパ28、29とリミットスイッチ
30、31との相対位置を治具等を用いて予め正確に設定し
ておけば、電動アクチュエータ21を電動シート8に組付
けた後、調整モードを実行するだけで、ソフトリミット
および基準位置を自動的に調整することができ、調整作
業を大幅に軽減することができる。
【００２７】なお、上記実施形態では、一例として、シ
ートバック、レッグレストおよびフットレストの角度、
位置を電動アクチュエータに調整可能とした電動シート
について説明しているが、本発明は、これに限らず、他
の部分を電動アクチュエータによって調整するものにも
同様に適用することができる。また、上記実施形態で
は、本発明を航空機の客室用シートに適用した場合につ
いて説明しているが、本発明は、これに限らず、車両、
船舶、その他の乗物用シートにも同様に適用することが
できる。
ートバック、レッグレストおよびフットレストの角度、
位置を電動アクチュエータに調整可能とした電動シート
について説明しているが、本発明は、これに限らず、他
の部分を電動アクチュエータによって調整するものにも
同様に適用することができる。また、上記実施形態で
は、本発明を航空機の客室用シートに適用した場合につ
いて説明しているが、本発明は、これに限らず、車両、
船舶、その他の乗物用シートにも同様に適用することが
できる。
【００２８】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
係る乗物用電動シートによれば、コントローラの基準位
置の設定を変更することよって、電動アクチュエータの
可動範囲および連動動作させるポイントを容易に変更す
ることができる。また、調整モードを実行して、電動ア
クチュエータを一旦ストローク端まで移動させることに
より、そのストローク端の位置に基づいて、電動アクチ
ュエータの作動を制御する基準位置を自動的に調整する
ことができる。その結果、電動シートの可動部の基準位
置の調整作業を大幅に軽減することができる。また、請
求項2の発明に係る乗物用電動シートの調整方法によれ
ば、電動アクチュエータを一旦ストローク端まで移動さ
せることによって、そのストローク端の位置に基づい
て、電動アクチュエータの作動を制御する基準位置を調
整することができ、電動シートの可動部の基準位置の調
整作業を大幅に軽減することができる。
係る乗物用電動シートによれば、コントローラの基準位
置の設定を変更することよって、電動アクチュエータの
可動範囲および連動動作させるポイントを容易に変更す
ることができる。また、調整モードを実行して、電動ア
クチュエータを一旦ストローク端まで移動させることに
より、そのストローク端の位置に基づいて、電動アクチ
ュエータの作動を制御する基準位置を自動的に調整する
ことができる。その結果、電動シートの可動部の基準位
置の調整作業を大幅に軽減することができる。また、請
求項2の発明に係る乗物用電動シートの調整方法によれ
ば、電動アクチュエータを一旦ストローク端まで移動さ
せることによって、そのストローク端の位置に基づい
て、電動アクチュエータの作動を制御する基準位置を調
整することができ、電動シートの可動部の基準位置の調
整作業を大幅に軽減することができる。
【図１】本発明の一実施形態に係る電動シートの概略構
成を示す側面図である。
成を示す側面図である。
【図２】図1に示す電動シートの電動アクチュエータの
基準位置を示す説明図である。
基準位置を示す説明図である。
【図３】図1に示す電動シートの電動アクチュエータ平
面図である。
面図である。
【図４】図3に示す電動アクチュエータの側面図であ
る。
る。
【図５】従来の航空機用電動シートの概略構成を示す側
面図である。
面図である。
8 電動シート 15 シートバックアクチュエータ(電動アクチュエータ) 17 レッグレストアクチュエータ(電動アクチュエータ) 19 フットレストアクチュエータ(電動アクチュエータ) 21 電動アクチュエータ 26 ポテンショメータ(位置検出手段) 30,31 リミットスイッチ(検知手段)
Claims (2)
- 【請求項１】 シート各部の位置を調整する電動アクチ
ュエータと、前記電動アクチュエータの作動位置を検出
する位置検出手段と、前記電動アクチュエータのストロ
ーク端への移動を検知する検知手段と、操作スイッチの
入力に応じて、前記位置検出手段の検出位置に基づき、
予め設定された基準位置に従って、前記電動アクチュエ
ータの作動を制御するコントローラとを備えた乗物用電
動シートであって、 前記コントローラは、前記電動アクチュエータをストロ
ーク端まで作動させて、前記検知手段がストローク端を
検知したときの前記位置検出手段の検出位置に基づき、
前記基準位置を調整する調整モードを有していることを
特徴とする乗物用電動シート。 - 【請求項２】 シート各部の位置を調整する電動アクチ
ュエータと、前記電動アクチュエータの作動位置を検出
する位置検出手段と、前記電動アクチュエータのストロ
ーク端への移動を検知する検知手段と、操作スイッチの
入力に応じて、前記位置検出手段の検出位置に基づき、
予め設定された基準位置に従って、前記電動アクチュエ
ータの作動を制御するコントローラとを備えた乗物用電
動シートの調整方法であって、 前記電動アクチュエータをストローク端まで作動させ
て、前記検知手段がストローク端を検知したときの前記
位置検出手段の検出位置に基づいて、前記基準位置を調
整することを特徴とする乗物用電動シートの調整方法。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
| JP2001044999A JP2002240598A (ja) | 2001-02-21 | 2001-02-21 | 乗物用電動シートおよびその調整方法 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2001044999A JP2002240598A (ja) | 2001-02-21 | 2001-02-21 | 乗物用電動シートおよびその調整方法 |
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ID=18906883
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| JP2001044999A Pending JP2002240598A (ja) | 2001-02-21 | 2001-02-21 | 乗物用電動シートおよびその調整方法 |
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