JP2002236490A - データ転送システム、転送元端末及び中間処理端末 - Google Patents

データ転送システム、転送元端末及び中間処理端末

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JP2002236490A
JP2002236490A JP2001034356A JP2001034356A JP2002236490A JP 2002236490 A JP2002236490 A JP 2002236490A JP 2001034356 A JP2001034356 A JP 2001034356A JP 2001034356 A JP2001034356 A JP 2001034356A JP 2002236490 A JP2002236490 A JP 2002236490A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パソコンの操作に不慣れなユーザであって
も、データの転送および転送に伴う中間処理を手軽に行
うことができるデータ転送システムを提供する。 【解決手段】 コンピュータは、転送準備要求を受信し
たときは、音楽データを中間処理端末に送信し、処理後
音楽データを受信したときは、その処理後音楽データを
記憶してデータ転送を待機し、待機中に、転送要求とと
もに転送先アドレスを受信したときは、受信した転送先
アドレスに基づき処理後音楽データを送信する。リモコ
ン端末は、ユーザの指示に応じ、転送準備要求をコンピ
ュータに、転送開始要求をオーディオ機器に送信する。
中間処理端末は、音楽データを受信したときは、その音
楽データに対し音響効果処理を行い、処理後音楽データ
をコンピュータに送信する。オーディオ機器は、転送開
始要求を受信したときは、自己アドレスを転送先アドレ
スとして転送要求とともに送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転送元端末と転送
先端末との間でデータの転送を行うシステムおよびそれ
に適用する端末に係り、特に、パソコンの操作に不慣れ
なユーザであっても、データの転送および転送に伴う中
間処理を手軽に行うことができるデータ転送システム、
転送元端末および中間処理端末に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、パソコンに蓄積された音
楽データをオーディオ機器に転送して再生するには、ユ
ーザは、パソコンとオーディオ機器とを専用線で接続
し、パソコンでデータ転送アプリケーションを起動し、
転送を希望する音楽データを選択し、転送指示を入力す
ることにより行う。これにより、パソコンが、選択され
た音楽データを専用線を介してオーディオ機器に転送す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、パソコン
からオーディオ機器に音楽データを転送するには、ユー
ザは、専用線の接続、アプリケーションの起動、転送指
示の入力といった所定の操作を行う必要があるため、ユ
ーザにとって手軽なものであるとは言い難く、特に、パ
ソコンの操作に不慣れなユーザにとっては、非常に使い
勝手が悪いという問題があった。
【0004】また、ユーザのなかには、同じ音楽データ
であっても、その時々の気分によって、コンサートホー
ルで聴いているかのような音響効果で演奏を楽しみたい
と思うこともあれば、比較的狭い室内で聴いているかの
ような音響効果で演奏を楽しみたいと思うこともあるだ
ろう。その場合、ホール音響効果で録音した音楽データ
とルーム音響効果で録音した音楽データとを別々にパソ
コン上に保存しておくのは、音楽データのデータ容量が
比較的大きいことから効率的ではない。そのため、一般
的には、音響効果を与えていない音楽データのみを保存
しておき、再生を行うごとに、ホール音響効果とかルー
ム音響効果とかいった音響効果を与えるべくパソコン上
で音楽データにエフェクト処理を行う。したがって、希
望の音響効果で音楽データを再生しようとする場合にお
いて、パソコンからオーディオ機器に音楽データを転送
するには、上記の操作に加え、音楽データにエフェクト
処理を行うという操作がさらにもう一つ必要となる。
【0005】このことは、パソコンからオーディオ機器
に音楽データを転送する場合に限らず、パソコンから他
のパソコンに、またはオーディオ機器等の電気機器から
他の電気機器にデータを転送する場合についても、これ
と同様の問題が想定される。そこで、本発明は、このよ
うな従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされ
たものであって、パソコンの操作に不慣れなユーザであ
っても、データの転送および転送に伴う中間処理を手軽
に行うことができるデータ転送システム、転送元端末お
よび中間処理端末を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る請求項1記載のデータ転送システム
は、データの転送元となる転送元端末と、データの転送
先となる転送先端末と、携帯端末とを通信可能に接続し
たシステムであって、前記携帯端末からの転送要求に応
じて、前記転送元端末のデータを中間処理して前記転送
先端末に転送するようになっている。
【0007】このような構成であれば、転送元端末から
転送先端末にデータを転送するには、ユーザは、まず、
携帯端末で転送要求を与える。携帯端末から転送要求が
与えられると、与えられた転送要求に応じて、転送元端
末のデータが中間処理されて転送先端末に送信される。
ここで、転送元端末と転送先端末との間でのデータ転送
は、転送元端末と転送先端末との直接のやりとりにより
行うようになっていてもよいし、転送元端末および転送
先端末とは別の他の端末を設け、他の端末を介して間接
的に行うようになっていてもよい。
【0008】また、転送元端末と転送先端末と携帯端末
とを通信可能に接続するとは、転送元端末と携帯端末と
を通信可能に接続するとともに、携帯端末と転送先端末
とを通信可能に接続する形態のほか、これに加えて転送
元端末と転送先端末とを通信可能に接続する形態を含
み、さらに、転送元端末と転送先端末とは直接通信可能
に接続はしないものの、携帯端末またはそれ以外の他の
端末を介して間接的に通信可能に接続する形態をも含
む。
【0009】また、中間処理は、転送元端末および転送
先端末のいずれかまたは両方で行うようにしてもよい
し、転送元端末および転送先端末とは別の他の端末を設
け、他の端末で行うようにしてもよい。さらに、本発明
に係る請求項2記載のデータ転送システムは、請求項1
記載のデータ転送システムにおいて、さらに、データの
転送に際して中間処理を行う中間処理端末を通信可能に
接続し、前記携帯端末からの転送要求に応じて、前記転
送元端末のデータを、前記中間処理端末による中間処理
を経て、前記転送先端末に転送するようになっている。
【0010】このような構成であれば、転送元端末から
転送先端末にデータを転送するには、ユーザは、まず、
携帯端末で転送要求を与える。携帯端末から転送要求が
与えられると、与えられた転送要求に応じて、転送元端
末のデータが中間処理端末により中間処理されて転送先
端末に送信される。ここで、中間処理端末による中間処
理を経て転送先端末に転送するには、転送元端末から中
間処理端末に転送データを送信し、中間処理端末で転送
データを中間処理し、中間処理した処理後転送データを
中間処理端末から転送先端末に送信することにより行う
ようにしてもよいし、転送元端末から中間処理端末に転
送データを送信し、中間処理端末で転送データを中間処
理し、中間処理した処理後転送データを中間処理端末か
ら転送元端末に送信し、転送元端末から転送先端末に処
理後転送データを送信することにより行うようにしても
よい。
【0011】さらに、本発明に係る請求項3記載のデー
タ転送システムは、請求項2記載のデータ転送システム
において、前記転送元端末は、転送対象となる転送デー
タを記憶するための転送データ記憶手段を有し、データ
の転送準備要求を受信したときは、前記転送データ記憶
手段の転送データを前記中間処理端末に送信し、当該転
送データの送信に伴って前記中間処理端末で中間処理さ
れた処理後転送データを受信したときは、受信した処理
後転送データを前記転送データ記憶手段に記憶するとと
もに前記処理後転送データの転送を待機し、転送待機中
に、データの転送要求とともに転送先アドレスを受信し
たときは、受信した転送先アドレスに基づいて前記転送
データ記憶手段の処理後転送データを前記転送先端末に
送信するようになっており、前記携帯端末は、前記転送
準備要求を前記転送元端末に送信する一方、データの転
送開始要求を前記転送先端末に送信するようになってお
り、前記中間処理端末は、前記転送データを受信したと
きは、受信した転送データを中間処理し、中間処理した
処理後転送データを前記転送元端末に送信するようにな
っており、前記転送先端末は、前記転送開始要求を受信
したときは、当該転送先端末のアドレスを前記転送先ア
ドレスとして前記転送要求とともに前記転送元端末に送
信するようになっている。
【0012】このような構成であれば、転送元端末から
転送先端末にデータを転送するには、ユーザは、まず、
携帯端末において転送準備要求を転送元端末に送信す
る。転送元端末では、転送準備要求を受信すると、転送
データ記憶手段の転送データが中間処理端末に送信され
る。中間処理端末では、転送データを受信すると、受信
した転送データが中間処理され、中間処理された処理後
転送データが転送元端末に送信される。
【0013】転送元端末では、処理後転送データを受信
すると、受信した処理後転送データが転送データ記憶手
段に記憶されるとともに処理後転送データの転送を待機
する転送待機状態となる。次に、ユーザは、携帯端末に
おいて転送開始要求を転送先端末に送信する。転送先端
末では、転送開始要求を受信すると、転送先端末のアド
レスが転送先アドレスとして転送要求とともに転送元端
末に送信される。
【0014】転送元端末では、転送待機中に、転送要求
とともに転送先アドレスを受信すると、受信した転送先
アドレスに基づいて転送データ記憶手段の処理後転送デ
ータが転送先端末に送信される。ここで、転送先端末
は、転送先アドレスを転送元端末に送信するようになっ
ていればどのような構成であってもよく、例えば、転送
元端末のアドレスを携帯端末または転送元端末から取得
し、取得したアドレスに基づいて転送先アドレスを転送
元端末に送信するようになっていてもよいし、転送元端
末のアドレスをあらかじめ記憶しておき、記憶している
アドレスに基づいて転送先アドレスを転送元端末に送信
するようになっていてもよいし、転送先アドレスを、転
送元端末を含むすべての端末にブロードキャスト送信す
るようになっていてもよい。以下、請求項8記載のデー
タ転送システムにおいて同じである。
【0015】また、転送データ記憶手段は、転送データ
をあらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであ
り、転送データをあらかじめ記憶してあるものであって
もよいし、転送データをあらかじめ記憶することなく、
本システムの動作時に外部からの入力等によって転送デ
ータを記憶するようになっていてもよい。以下、請求項
5および7記載のデータ転送システム、並びに請求項1
0ないし12記載の転送元端末において同じである。
【0016】さらに、本発明に係る請求項4記載のデー
タ転送システムは、請求項3記載のデータ転送システム
において、前記転送先端末は、前記転送開始要求を受信
したときは、当該転送先端末のアドレスを前記転送先ア
ドレスとして前記転送要求とともに、前記転送元端末を
含むすべての端末にブロードキャスト送信するようにな
っている。
【0017】このような構成であれば、転送先端末で
は、転送開始要求を受信すると、転送先端末のアドレス
が転送先アドレスとして転送要求とともに、転送元端末
を含むすべての端末にブロードキャスト送信される。さ
らに、本発明に係る請求項5記載のデータ転送システム
は、請求項2記載のデータ転送システムにおいて、前記
転送元端末は、転送対象となる転送データを記憶するた
めの転送データ記憶手段を有し、データの転送準備要求
を受信したときは、前記転送データ記憶手段の転送デー
タにアクセス可能なアクセス情報を前記携帯端末に送信
する一方、前記転送データ記憶手段の転送データを前記
中間処理端末に送信し、当該転送データの送信に伴って
前記中間処理端末で中間処理された処理後転送データを
受信したときは、受信した処理後転送データを前記転送
データ記憶手段に記憶するようになっており、前記携帯
端末は、前記アクセス情報を記憶するためのアクセス情
報記憶手段を有し、前記転送準備要求を前記転送元端末
に送信し、当該転送準備要求の送信に伴って前記アクセ
ス情報を受信したときは、受信したアクセス情報を前記
アクセス情報記憶手段に記憶する一方、前記アクセス情
報記憶手段のアクセス情報をデータの転送開始送要求と
ともに前記転送先端末に送信するようになっており、前
記中間処理端末は、前記転送データを受信したときは、
受信した転送データを中間処理し、中間処理した処理後
転送データを前記転送元端末に送信するようになってお
り、前記転送先端末は、前記転送開始要求とともに前記
アクセス情報を受信したときは、受信したアクセス情報
に基づいて前記処理後転送データを前記転送元端末から
取得するようになっている。
【0018】このような構成であれば、転送元端末から
転送先端末にデータを転送するには、ユーザは、まず、
携帯端末において転送準備要求を転送元端末に送信す
る。転送元端末では、転送準備要求を受信すると、アク
セス情報が携帯端末に送信される。携帯端末では、転送
準備要求の送信に伴ってアクセス情報を受信すると、受
信したアクセス情報がアクセス情報記憶手段に記憶され
る。
【0019】一方、転送元端末では、転送準備要求を受
信すると、転送データ記憶手段の転送データが中間処理
端末に送信される。中間処理端末では、転送データを受
信すると、受信した転送データが中間処理され、中間処
理された処理後転送データが転送元端末に送信される。
転送元端末では、処理後転送データを受信すると、受信
した処理後転送データが転送データ記憶手段に記憶され
る。
【0020】次に、ユーザは、携帯端末において転送開
始要求とともにアクセス情報を転送先端末に送信する。
転送先端末では、転送開始要求とともにアクセス情報を
受信すると、受信したアクセス情報に基づいて処理後転
送データが転送元端末から取得される。ここで、アクセ
ス情報は、転送データにアクセス可能な情報であればど
のような情報であってもよく、転送データに直接アクセ
ス可能な情報も準アクセス可能な情報もこれに含まれ
る。直接アクセス可能な情報としては、例えば、転送デ
ータの格納場所を示すアドレスが、準アクセス可能な情
報としては、転送元端末または転送データ記憶手段にア
クセス可能なネットワークアドレスがそれぞれ挙げられ
る。以下、請求項11記載の転送元端末において同じで
ある。
【0021】また、アクセス情報記憶手段は、アクセス
情報をあらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するもの
であり、アクセス情報をあらかじめ記憶してあるもので
あってもよいし、アクセス情報をあらかじめ記憶するこ
となく、本システムの動作時に外部からの入力等によっ
てアクセス情報を記憶するようになっていてもよい。さ
らに、本発明に係る請求項6記載のデータ転送システム
は、請求項5記載のデータ転送システムにおいて、前記
アクセス情報には、前記転送データの種別に関する種別
情報を含み、前記転送先端末は、受信したアクセス情報
に含まれる種別情報により特定されるデータの種別が当
該転送先端末で取扱可能なものであるときは、受信した
アクセス情報に基づいて前記処理後転送データを前記転
送元端末から取得するようになっている。
【0022】このような構成であれば、転送先端末で
は、転送開始要求とともにアクセス情報を受信し、受信
したアクセス情報に含まれる種別情報により特定される
データの種別が転送先端末で取扱可能なものであると、
受信したアクセス情報に基づいて転送データが転送元端
末から取得される。さらに、本発明に係る請求項7記載
のデータ転送システムは、請求項2記載のデータ転送シ
ステムにおいて、前記転送元端末は、転送対象となる転
送データを記憶するための転送データ記憶手段を有し、
データの転送準備要求を受信したときは、前記転送デー
タ記憶手段の転送データを前記中間処理端末に送信する
ようになっており、前記携帯端末は、前記転送準備要求
を前記転送元端末に送信する一方、データの転送開始要
求を前記転送先端末に送信するようになっており、前記
中間処理端末は、当該中間処理端末で中間処理される処
理後転送データを記憶するための処理後転送データ記憶
手段を有し、前記転送データを受信したときは、受信し
た転送データを中間処理し、中間処理した処理後転送デ
ータを前記処理後転送データ記憶手段に記憶するように
なっており、前記転送先端末は、前記転送開始要求を受
信したときは、前記処理後転送データを前記中間処理端
末から取得するようになっている。
【0023】このような構成であれば、転送元端末から
転送先端末にデータを転送するには、ユーザは、まず、
携帯端末において転送準備要求を転送元端末に送信す
る。転送元端末では、転送準備要求を受信すると、転送
データ記憶手段の転送データが中間処理端末に送信され
る。中間処理端末では、転送データを受信すると、受信
した転送データが中間処理され、中間処理された処理後
転送データが処理後転送データ記憶手段に記憶される。
【0024】次に、ユーザは、携帯端末において転送開
始要求を転送先端末に送信する。転送先端末では、転送
開始要求を受信すると、処理後転送データが中間処理端
末から取得される。ここで、処理後転送データ記憶手段
は、処理後転送データをあらゆる手段でかつあらゆる時
期に記憶するものであり、処理後転送データをあらかじ
め記憶してあるものであってもよいし、処理後転送デー
タをあらかじめ記憶することなく、本システムの動作時
に外部からの入力等によって処理後転送データを記憶す
るようになっていてもよい。以下、請求項14記載の中
間処理端末において同じである。
【0025】さらに、本発明に係る請求項8記載のデー
タ転送システムは、請求項7記載のデータ転送システム
において、前記転送元端末は、前記転送準備要求を受信
したときは、前記転送データ記憶手段の転送データを識
別するための識別情報を前記携帯端末に送信する一方、
前記転送データおよび前記識別情報を前記中間処理端末
に送信するようになっており、前記携帯端末は、前記識
別情報を記憶するための識別情報記憶手段を有し、前記
転送準備要求を前記転送元端末に送信し、当該転送準備
要求の送信に伴って前記識別情報を受信したときは、受
信した識別情報を前記識別情報記憶手段に記憶する一
方、前記識別情報記憶手段の識別情報を前記転送開始送
要求とともに前記転送先端末に送信するようになってお
り、前記中間処理端末は、前記転送データおよび前記識
別情報を受信したときは、受信した転送データを中間処
理し、中間処理した処理後転送データを前記受信した識
別情報と対応付けて前記処理後転送データ記憶手段に記
憶するようになっており、前記転送先端末は、前記転送
開始要求とともに前記識別情報を受信したときは、受信
した識別情報に基づいて前記処理後転送データを前記中
間処理端末から取得するようになっている。
【0026】このような構成であれば、転送元端末から
転送先端末にデータを転送するには、ユーザは、まず、
携帯端末において転送準備要求を転送元端末に送信す
る。転送元端末では、転送準備要求を受信すると、識別
情報が携帯端末に送信される。携帯端末では、識別情報
を受信すると、受信した識別情報が識別情報記憶手段に
記憶される。
【0027】一方、転送元端末では、転送準備要求を受
信すると、転送データ記憶手段の転送データおよびその
識別情報が中間処理端末に送信される。中間処理端末で
は、転送データおよび識別情報を受信すると、受信した
転送データが中間処理され、中間処理された処理後転送
データが、受信した識別情報と対応付けられて処理後転
送データ記憶手段に記憶される。
【0028】次に、ユーザは、携帯端末において転送開
始要求とともに識別情報を転送先端末に送信する。転送
先端末では、転送開始要求とともに識別情報を受信する
と、受信した識別情報に基づいて処理後転送データが中
間処理端末から取得される。さらに、本発明に係る請求
項9記載のデータ転送システムは、仮想オブジェクトに
サービスを対応付けるとともに、実空間と対応させた仮
想空間上に前記仮想オブジェクトを配置し、移動可能な
移動体と前記仮想オブジェクトとの位置関係に基づい
て、前記仮想オブジェクトに対応するサービスを提供す
るサービス提供システムに、請求項1ないし8のいずれ
かに記載のデータ転送システムを適用したものであっ
て、前記サービス提供システムは、前記仮想オブジェク
トの形状および配置位置に関するオブジェクト情報を、
サービス内容を規定するサービス情報と対応付けて記憶
するためのオブジェクト情報記憶手段と、前記移動体の
位置を特定するための位置情報を取得する位置情報取得
手段とを有し、前記位置情報取得手段で取得した位置情
報および前記オブジェクト情報記憶手段のオブジェクト
情報に基づいて、前記仮想オブジェクトの形状および配
置位置により特定される前記仮想オブジェクトの内部領
域内に前記移動体が属していると判定したときは、前記
オブジェクト情報記憶手段のサービス情報に基づいて、
前記仮想オブジェクトに対応するサービスを提供するよ
うになっており、前記転送元端末または前記転送先端末
を前記仮想オブジェクトとして構成するようになってい
る。
【0029】このような構成であれば、位置情報取得手
段により、位置情報が取得され、取得された位置情報お
よびオブジェクト情報記憶手段のオブジェクト情報に基
づいて、仮想オブジェクトの形状および配置位置により
特定される仮想オブジェクトの内部領域内に移動体が属
しているか否かが判定される。その結果、仮想オブジェ
クトの内部領域内に移動体が属していると判定される
と、オブジェクト情報記憶手段のサービス情報に基づい
て、仮想オブジェクトに対応するサービスが提供され
る。
【0030】そして、携帯端末での操作により、仮想オ
ブジェクトから他の仮想オブジェクトにデータが転送さ
れる。その他の形態としては、仮想オブジェクトから転
送先端末に、または転送元端末から他の仮想オブジェク
トにデータを転送することができる。例えば、転送先端
末を、印刷を実行するというサービスと対応付けた仮想
オブジェクトとして構成した場合、転送元端末のデータ
をその仮想オブジェクトに転送してやれば、そのデータ
が印刷される。
【0031】ここで、仮想オブジェクトは、実空間と対
応させた仮想空間上で論理的な形状および配置位置を有
しており、その形状としては、例えば、配置位置を中心
とした半径1〔m〕程度の球体であってもよいし、配置
位置を中心とした1辺が1〔m〕程度の立方体であって
もよいし、その他自然物や生物を模写した形状等あらゆ
る形状を含む。また、立体的な形状に限らず、平面的な
形状であってもよい。これにより、サービスが提供され
る領域が比較的明確化されることから、例えば数m単位
といった細かな単位で異なるサービスを提供することが
可能となり、また、サービスが提供される領域が点では
なく所定の範囲をもっていることから、ユーザがサービ
スを受けやすくなる。
【0032】また、移動体は、実空間における移動体で
あってもよいし、仮想空間における移動体であってもよ
い。前者の場合は、例えば、携帯端末や車両等がそれに
該当し、それらに適用すれば、ユーザの位置に応じたサ
ービスを提供することができるし、後者の場合は、例え
ば、コンピュータシミュレーション上の移動体やゲーム
上の移動体がこれに該当し、コンピュータシミュレーシ
ョンに適用すれば、仮想空間における移動体の位置に応
じたサービスを提供することができる。
【0033】また、提供されるサービスは、あらゆるサ
ービスを含み、情報提供サービスに限らず、例えば、移
動体またはその他の装置を動作することにより実現され
るサービスであってもよいし、ユーザに対して割り引き
等の所定の特典を付与するサービスであってもよい。ま
た、オブジェクト情報記憶手段は、オブジェクト情報を
あらゆる手段でかつあらゆる時期に記憶するものであ
り、オブジェクト情報をあらかじめ記憶してあるもので
あってもよいし、オブジェクト情報をあらかじめ記憶す
ることなく、本装置の動作時に外部からの入力等によっ
てオブジェクト情報を記憶するようになっていてもよ
い。このことは、サービス情報の記憶についても同じで
ある。
【0034】また、サービス提供システムは、単一の装
置として実現するようにしてもよいし、複数の端末を通
信可能に接続したネットワークシステムとして実現する
ようにしてもよい。後者の場合、各構成要素は、それぞ
れ通信可能に接続されていれば、複数の端末のうちどの
端末に属していてもよい。また、位置情報取得手段は、
例えば、移動体が通信可能に接続する通信端末で移動体
の位置を測定することにより位置情報を取得するように
なっていてもよいし、GPS(Global Positioning Sys
tem)等を利用して移動体でその位置を測定したり、ま
たは移動体からの測定情報に基づいて上記通信端末で算
出したりすることにより位置情報を取得するようになっ
ていてもよいし、移動体が接続する基地局で移動体の位
置を測定したり、または基地局からの測定情報に基づい
て上記通信端末で算出したりすることにより、位置情報
を取得するようになっていてもよい。
【0035】一方、上記目的を達成するために、本発明
に係る請求項10記載の転送元端末は、請求項3記載の
データ転送システムにおける携帯端末、中間処理端末お
よび転送先端末と通信可能に接続する端末であって、前
記転送データを記憶するための転送データ記憶手段を備
え、前記転送準備要求を受信したときは、前記転送デー
タ記憶手段の転送データを前記中間処理端末に送信し、
当該転送データの送信に伴って前記処理後転送データを
受信したときは、受信した処理後転送データを前記転送
データ記憶手段に記憶するとともに前記処理後転送デー
タの転送を待機し、転送待機中に、前記転送要求ととも
に前記転送先アドレスを受信したときは、受信した転送
先アドレスに基づいて前記転送データ記憶手段の処理後
転送データを前記転送先端末に送信するようになってい
る。
【0036】このような構成であれば、請求項3記載の
データ転送システムにおける転送元端末と同等の作用が
得られる。さらに、本発明に係る請求項11記載の転送
元端末は、請求項5記載のデータ転送システムにおける
携帯端末、中間処理端末および転送先端末と通信可能に
接続する端末であって、前記転送データを記憶するため
の転送データ記憶手段を備え、前記転送準備要求を受信
したときは、前記アクセス情報を前記携帯端末に送信す
る一方、前記転送データ記憶手段の転送データを前記中
間処理端末に送信し、当該転送データの送信に伴って前
記処理後転送データを受信したときは、受信した処理後
転送データを前記転送データ記憶手段に記憶するように
なっている。
【0037】このような構成であれば、請求項5記載の
データ転送システムにおける転送元端末と同等の作用が
得られる。さらに、本発明に係る請求項12記載の転送
元端末は、請求項7記載のデータ転送システムにおける
携帯端末および中間処理端末と通信可能に接続する端末
であって、前記転送データを記憶するための転送データ
記憶手段を備え、前記転送準備要求を受信したときは、
前記転送データ記憶手段の転送データを前記中間処理端
末に送信するようになっている。
【0038】このような構成であれば、請求項7記載の
データ転送システムにおける転送元端末と同等の作用が
得られる。一方、上記目的を達成するために、本発明に
係る請求項13記載の中間処理端末は、請求項3記載の
データ転送システムにおける転送元端末と通信可能に接
続する端末であって、前記転送データを受信したとき
は、受信した転送データを中間処理し、中間処理した処
理後転送データを前記転送元端末に送信するようになっ
ている。
【0039】このような構成であれば、請求項3記載の
データ転送システムにおける中間処理端末と同等の作用
が得られる。さらに、本発明に係る請求項14記載の中
間処理端末は、請求項7記載のデータ転送システムにお
ける転送元端末および転送先端末と通信可能に接続する
端末であって、前記処理後転送データを記憶するための
処理後転送データ記憶手段を備え、前記転送データを受
信したときは、受信した転送データを中間処理し、中間
処理した処理後転送データを前記処理後転送データ記憶
手段に記憶するようになっている。
【0040】このような構成であれば、請求項7記載の
データ転送システムにおける中間処理端末と同等の効果
が得られる。以上では、上記目的を達成するためのデー
タ転送システム、転送元端末および中間処理端末を提案
したが、これに限らず、上記目的を達成するために、次
に掲げる第1ないし第5のプログラムを提案することが
できる。
【0041】第1のプログラムは、コンピュータからな
る請求項10記載の転送元端末に実行させるためのプロ
グラムであって、前記転送準備要求を受信したときは、
前記転送データ記憶手段の転送データを前記中間処理端
末に送信し、当該転送データの送信に伴って前記処理後
転送データを受信したときは、受信した処理後転送デー
タを前記転送データ記憶手段に記憶するとともに前記処
理後転送データの転送を待機し、転送待機中に、前記転
送要求とともに前記転送先アドレスを受信したときは、
受信した転送先アドレスに基づいて前記転送データ記憶
手段の処理後転送データを前記転送先端末に送信する処
理を実行させるためのプログラムである。
【0042】このような構成であれば、第1のプログラ
ムが転送元端末によって読み取られ、読み取られたプロ
グラムに従って転送元端末が実行したときは、請求項1
0記載の転送元端末と同等の作用および効果が得られ
る。第2のプログラムは、コンピュータからなる請求項
10記載の転送元端末に実行させるためのプログラムで
あって、前記転送準備要求を受信したときは、前記アク
セス情報を前記携帯端末に送信する一方、前記転送デー
タ記憶手段の転送データを前記中間処理端末に送信し、
当該転送データの送信に伴って前記処理後転送データを
受信したときは、受信した処理後転送データを前記転送
データ記憶手段に記憶する処理を実行させるためのプロ
グラムである。
【0043】このような構成であれば、第2のプログラ
ムが転送元端末によって読み取られ、読み取られたプロ
グラムに従って転送元端末が実行したときは、請求項1
0記載の転送元端末と同等の作用および効果が得られ
る。第3のプログラムは、コンピュータからなる請求項
12記載の転送元端末に実行させるためのプログラムで
あって、前記転送準備要求を受信したときは、前記転送
データ記憶手段の転送データを前記中間処理端末に送信
する処理を実行させるためのプログラムである。
【0044】このような構成であれば、第3のプログラ
ムが転送元端末によって読み取られ、読み取られたプロ
グラムに従って転送元端末が実行したときは、請求項1
2記載の転送元端末と同等の作用および効果が得られ
る。第4のプログラムは、コンピュータからなる請求項
13記載の中間処理端末に実行させるためのプログラム
であって、前記転送データを受信したときは、受信した
転送データを中間処理し、中間処理した処理後転送デー
タを前記転送元端末に送信する処理を実行させるための
プログラムである。
【0045】このような構成であれば、第4のプログラ
ムが中間処理端末によって読み取られ、読み取られたプ
ログラムに従って中間処理端末が実行したときは、請求
項13記載の中間処理端末と同等の作用および効果が得
られる。第5のプログラムは、コンピュータからなる請
求項14記載の中間処理端末に実行させるためのプログ
ラムであって、前記転送データを受信したときは、受信
した転送データを中間処理し、中間処理した処理後転送
データを前記処理後転送データ記憶手段に記憶する処理
を実行させるためのプログラムである。
【0046】このような構成であれば、第5のプログラ
ムが中間処理端末によって読み取られ、読み取られたプ
ログラムに従って中間処理端末が実行したときは、請求
項14記載の中間処理端末と同等の作用および効果が得
られる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図面を参照しながら説明する。図1ないし図6は、本
発明に係るデータ転送システム、転送元端末および中間
処理端末の第1の実施の形態を示す図である。本実施の
形態は、本発明に係るデータ転送システム、転送元端末
および中間処理端末を、図1に示すように、リモコン端
末200を使って、コンピュータ100に蓄積された音
楽データをオーディオ機器300に転送して再生すると
ともに、データ転送の際に、音楽データに対して所定の
音響効果処理を行う場合について適用したものである。
【0048】まず、本発明を適用するネットワークシス
テムの構成を図1を参照しながら説明する。図1は、本
発明を適用するネットワークシステムの構成を示すブロ
ック図である。インターネット199には、図1に示す
ように、コンピュータ100と、データの転送に際して
中間処理を行う中間処理端末250と、オーディオ機器
300とが接続されている。また、コンピュータ100
およびオーディオ機器300は、リモコン端末200と
無線通信を行うようになっている。
【0049】次に、コンピュータ100の構成を図2を
参照しながら詳細に説明する。図2は、コンピュータ1
00の構成を示すブロック図である。コンピュータ10
0は、図2に示すように、制御プログラムに基づいて演
算およびシステム全体を制御するCPU30と、所定領
域にあらかじめCPU30の制御プログラム等を格納し
ているROM32と、ROM32等から読み出したデー
タやCPU30の演算過程で必要な演算結果を格納する
ためのRAM34と、外部装置に対してデータの入出力
を媒介するI/F38とで構成されており、これらは、
データを転送するための信号線であるバス39で相互に
かつデータ授受可能に接続されている。
【0050】I/F38には、外部装置として、ヒュー
マンインターフェースとしてデータの入力が可能なキー
ボードやマウス等からなる入力装置40と、データやテ
ーブル等をファイルとして格納する記憶装置42と、画
像信号に基づいて画面を表示する表示装置44と、リモ
コン端末200と無線通信を行う無線通信装置46と、
インターネット199に接続するための信号線とが接続
されている。
【0051】CPU30は、マイクロプロセッシングユ
ニットMPU等からなり、ROM32の所定領域に格納
されている所定のプログラムを起動させ、そのプログラ
ムに従って、図3のフローチャートに示す転送準備要求
応答処理を実行するようになっている。図3は、転送準
備要求応答処理を示すフローチャートである。転送準備
要求応答処理は、リモコン端末200からの転送準備要
求に応じて、記憶装置42のデータのうち転送対象とな
る音楽データの転送を待機する処理であって、CPU3
0において実行されると、図3に示すように、まず、ス
テップS100に移行するようになっている。
【0052】ステップS100では、無線通信装置46
により転送準備要求を受信したか否かを判定し、転送準
備要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS
102に移行するが、そうでないと判定したとき(No)
は、転送準備要求を受信するまでステップS100で待
機する。ステップS102では、無線通信装置46によ
り、コンサートホールで聴いているかのような音響効果
(ホール音響効果)を音楽データに与えることを要求す
るホール音響効果要求を受信したか否かを判定し、ホー
ル音響効果要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ス
テップS104に移行して、ホール音響効果処理要求と
ともに記憶装置42の音楽データを中間処理端末250
に送信し、ステップS106に移行する。
【0053】ステップS106では、音響効果処理を行
った処理後音楽データを受信したか否かを判定し、処理
後音楽データを受信したと判定したとき(Yes)は、ステ
ップS108に移行するが、そうでないと判定したとき
(No)は、処理後音楽データを受信するまでステップS1
06で待機する。ステップS108では、受信した処理
後音楽データを記憶装置42に格納し、ステップS11
0に移行して、ブロードキャスト送信による転送要求を
受信したか否かを判定し、転送要求を受信したと判定し
たとき(Yes)は、ステップS112に移行するが、そう
でないと判定したとき(No)は、転送要求を受信するまで
ステップS110で待機する。
【0054】ステップS112では、転送要求の受信に
続けてブロードキャスト送信による転送先アドレスを受
信し、ステップS114に移行して、受信した転送先ア
ドレスに基づいて記憶装置42の音楽データをオーディ
オ機器300に送信し、一連の処理を終了して元の処理
に復帰させる。一方、ステップS102で、ホール音響
効果要求を受信しないと判定したとき(No)は、ステップ
S116に移行して、無線通信装置46により、比較的
狭い室内で聴いているかのような音響効果(ルーム音響
効果)を音楽データに与えることを要求するルーム音響
効果要求を受信したか否かを判定し、ルーム音響効果要
求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS11
8に移行して、ルーム音響効果処理要求とともに記憶装
置42の音楽データを中間処理端末250に送信し、ス
テップS106に移行する。
【0055】一方、ステップS116で、ルーム音響効
果要求を受信しないと判定したとき(No)は、ステップS
102に移行する。次に、リモコン端末200の構成を
詳細に説明する。リモコン端末200は、コンピュータ
100と同様に、CPU、ROM、RAMおよびI/F
等をバス接続した一般的なコンピュータと同一機能を有
して構成されており、I/Fには、ヒューマンインター
フェースとして複数のキーによりデータの入力が可能な
キーパネルと、画像信号に基づいて画面を表示するLC
D(Liquid Crystal Display)と、コンピュータ100
およびオーディオ機器300と無線通信を行う無線通信
装置とが接続されている。
【0056】リモコン端末200のCPUは、マイクロ
プロセッシングユニットMPU等からなり、ROMの所
定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、
そのプログラムに従って、図4のフローチャートに示す
転送要求処理を実行するようになっている。図4は、転
送要求処理を示すフローチャートである。転送要求処理
は、ユーザからの指示に応じて、コンピュータ100に
転送準備要求を、オーディオ機器300に転送開始要求
をそれぞれ送信する処理であって、CPUにおいて実行
されると、図4に示すように、まず、ステップS200
に移行するようになっている。
【0057】ステップS200では、ユーザにより転送
準備が指示されたか否かを判定し、転送準備が指示され
たと判定したとき(Yes)は、ステップS202に移行し
て、無線通信装置により転送準備要求を送信し、ステッ
プS204に移行する。ステップS204では、ユーザ
によりホール音響効果が指示されたか否かを判定し、ホ
ール音響効果が指示されたと判定したとき(Yes)は、ス
テップS206に移行して、無線通信装置によりホール
音響効果要求を送信し、一連の処理を終了して元の処理
に復帰させる。
【0058】一方、ステップS204で、ホール音響効
果が指示されないと判定したとき(No)は、ステップS2
08に移行して、ユーザによりルーム音響効果が指示さ
れたか否かを判定し、ルーム音響効果が指示されたと判
定したとき(No)は、ステップS210に移行して、無線
通信装置によりルーム音響効果要求を送信し、一連の処
理を終了して元の処理に復帰させる。
【0059】一方、ステップS208で、ルーム音響効
果が指示されないと判定したとき(No)は、ステップS2
04に移行する。一方、ステップS200で、ユーザに
より転送準備が指示されないと判定したとき(No)は、ス
テップS212に移行して、ユーザにより転送開始が指
示されたか否かを判定し、転送開始が指示されたと判定
したとき(Yes)は、ステップS214に移行して、無線
通信装置により転送開始要求を送信し、一連の処理を終
了して元の処理に復帰させる。
【0060】一方、ステップS212で、転送開始が指
示されないと判定したとき(No)は、ステップS200に
移行する。次に、中間処理端末250の構成を詳細に説
明する。中間処理端末250は、コンピュータ100と
同様に、CPU、ROM、RAMおよびI/F等をバス
接続した一般的なコンピュータと同一機能を有して構成
されており、I/Fには、入力装置と、記憶装置と、表
示装置と、インターネット199に接続するための信号
線とが接続されている。
【0061】中間処理端末250のCPUは、マイクロ
プロセッシングユニットMPU等からなり、ROMの所
定領域に格納されている所定のプログラムを起動させ、
そのプログラムに従って、図5のフローチャートに示す
音響効果処理を実行するようになっている。図5は、音
響効果処理を示すフローチャートである。音響効果処理
は、ホール音響効果またはルーム音響効果を音楽データ
に与える処理であって、CPUにおいて実行されると、
図5に示すように、まず、ステップS300に移行する
ようになっている。
【0062】ステップS300では、ホール音響効果処
理要求を受信したか否かを判定し、ホール音響効果処理
要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS3
02に移行して、音楽データを受信し、ステップS30
4に移行して、受信した音楽データにホール音響効果を
与える処理を実行し、ステップS306に移行して、音
響効果処理を行った処理後音楽データをコンピュータ1
00に送信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰さ
せる。
【0063】一方、ステップS300で、ホール音響効
果処理要求を受信しないと判定したとき(No)は、ステッ
プS308に移行して、ルーム音響効果処理要求を受信
したか否かを判定し、ルーム音響効果処理要求を受信し
たと判定したとき(Yes)は、ステップS310に移行す
る。ステップS310では、音楽データを受信し、ステ
ップS312に移行して、受信した音楽データにルーム
音響効果を与える処理を実行し、ステップS306に移
行する。
【0064】一方、ステップS308で、ルーム音響効
果処理要求を受信しないと判定したとき(No)は、ステッ
プS300に移行する。次に、オーディオ機器300の
構成を詳細に説明する。オーディオ機器300は、コン
ピュータ100と同様に、CPU、ROM、RAMおよ
びI/F等をバス接続した一般的なコンピュータと同一
機能を有して構成されており、I/Fには、リモコン端
末200と無線通信を行う無線通信装置と、インターネ
ット199に接続するための信号線とが接続されてい
る。
【0065】オーディオ機器300のCPUは、マイク
ロプロセッシングユニットMPU等からなり、ROMの
所定領域に格納されている所定のプログラムを起動さ
せ、そのプログラムに従って、図6のフローチャートに
示す転送要求処理を実行するようになっている。図6
は、転送開始要求応答処理を示すフローチャートであ
る。転送開始要求応答処理は、リモコン端末200から
の転送開始要求に応じて、コンピュータ100から処理
後音楽データを取得する処理であって、CPUにおいて
実行されると、図6に示すように、まず、ステップS4
00に移行するようになっている。
【0066】ステップS400では、無線通信装置によ
り転送開始要求を受信したか否かを判定し、転送開始要
求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS40
2に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、転
送開始要求を受信するまでステップS400で待機す
る。ステップS402では、オーディオ機器300のネ
ットワークアドレスを転送先アドレスとして転送要求と
ともにインターネット199にブロードキャスト送信
し、ステップS404に移行して、処理後音楽データを
受信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰させる。
【0067】次に、上記第1の実施の形態の動作を説明
する。コンピュータ100に蓄積された音楽データをオ
ーディオ機器300に転送して再生するには、ユーザ
は、まず、リモコン端末200をコンピュータ100に
向け、リモコン端末200で転送準備を指示する。リモ
コン端末200では、転送準備が指示されると、ステッ
プS200,S202を経て、転送準備要求が無線通信
装置から送信され、リモコン端末200がコンピュータ
100に向けられていることから、無線通信によりコン
ピュータ100に転送準備要求が送信される。続けて、
ユーザは、例えば、音楽データにホール音響効果を与え
るために、ホール音響効果を指示する。
【0068】リモコン端末200では、ホール音響効果
が指示されると、ステップS204,S206を経て、
ホール音響効果要求が無線通信装置から送信され、同様
に、無線通信によりコンピュータ100にホール音響効
果要求が送信される。コンピュータ100では、転送準
備要求およびこれに続けてホール音響効果要求を受信す
ると、ステップS100〜S104を経て、ホール音響
効果処理要求とともに記憶装置42の音楽データが中間
処理端末250に送信される。
【0069】中間処理端末250では、ホール音響効果
処理要求とともに音楽データを受信すると、ステップS
300〜S306を経て、受信した音楽データにホール
音響効果を与える処理が実行され、音響効果処理が行わ
れた処理後音楽データがコンピュータ100に送信され
る。コンピュータ100では、処理後音楽データを受信
すると、ステップS106〜S110を経て、受信した
処理後音楽データが記憶装置42に格納され、処理後音
楽データの転送を待機する転送待機状態となる。
【0070】次に、ユーザは、リモコン端末200をオ
ーディオ機器300に向け、リモコン端末200で転送
開始を指示する。リモコン端末200では、転送開始が
指示されると、ステップS212,S214を経て、転
送開始要求が無線通信装置から送信され、リモコン端末
200がオーディオ機器300に向けられていることか
ら、無線通信によりオーディオ機器300に転送開始要
求が送信される。
【0071】オーディオ機器300では、転送開始要求
を受信すると、ステップS400〜S404を経て、オ
ーディオ機器300のネットワークアドレスが転送先ア
ドレスとして転送要求とともにインターネット199に
ブロードキャスト送信される。コンピュータ100で
は、転送待機中に、取得要求とともに転送先アドレスを
受信すると、ステップS110〜S114を経て、受信
した転送先アドレスに基づいて記憶装置42の処理後音
楽データがインターネット199を介してオーディオ機
器300に送信される。
【0072】オーディオ機器300では、処理後音楽デ
ータを受信すると、受信した処理後音楽データに基づい
て音楽が再生される。この場合、音楽の再生は、自動的
に行ってもよいが、ユーザの指示により行ってもよい。
これにより、ユーザは、コンサートホールで聴いている
かのような音響効果で演奏を楽しむことができる。ま
た、音楽データにルーム音響効果を与えるには、ユーザ
は、リモコン端末200をコンピュータ100に向け、
リモコン端末200で転送準備を指示した後、ルーム音
響効果を指示すればよい。
【0073】コンピュータ100では、転送準備要求お
よびこれに続けてルーム音響効果要求を受信すると、ス
テップS100,S102,S116,S118を経
て、ルーム音響効果処理要求とともに記憶装置42の音
楽データが中間処理端末250に送信される。中間処理
端末250では、ルーム音響効果処理要求とともに音楽
データを受信すると、ステップS300,S308〜S
312,S306を経て、受信した音楽データにルーム
音響効果を与える処理が実行され、音響効果処理が行わ
れた処理後音楽データがコンピュータ100に送信され
る。
【0074】コンピュータ100では、処理後音楽デー
タを受信すると、ステップS106〜S110を経て、
受信した処理後音楽データが記憶装置42に格納され、
処理後音楽データの転送を待機する転送待機状態とな
る。その後は、音楽データにホール音響効果を与える場
合の動作と同様である。このようにして、本実施の形態
では、コンピュータ100は、転送準備要求を受信した
ときは、記憶装置42の音楽データを中間処理端末25
0に送信し、これに伴って処理後音楽データを受信した
ときは、受信した処理後音楽データを記憶装置42に記
憶するとともに処理後音楽データの転送を待機し、転送
待機中に、転送要求とともに転送先アドレスを受信した
ときは、受信した転送先アドレスに基づいて記憶装置4
2の処理後音楽データをオーディオ機器300に送信す
るようになっており、リモコン端末200は、ユーザか
らの転送準備の指示に応じて転送準備要求をコンピュー
タ100に送信する一方、ユーザからの転送開始の指示
に応じて転送開始要求をオーディオ機器300に送信す
るようになっており、中間処理端末250は、音楽デー
タを受信したときは、受信した音楽データに所定の音響
効果を与える処理を行い、その処理後音楽データをコン
ピュータ100に送信するようになっており、オーディ
オ機器300は、転送開始要求を受信したときは、オー
ディオ機器300のネットワークアドレスを転送先アド
レスとして転送要求とともにブロードキャスト送信する
ようになっている。
【0075】これにより、リモコン端末200で転送準
備および転送開始を指示するだけで、コンピュータ10
0からオーディオ機器300に音楽データを転送するこ
とができるとともに、データの転送に際して所定の音響
効果処理を行うことができるので、従来に比して、パソ
コンの操作に不慣れなユーザであっても、音楽データの
転送および転送に伴う音響効果処理を比較的手軽に行う
ことができる。また、コンピュータ100とリモコン端
末200との間およびリモコン端末200とオーディオ
機器300との間では、音楽データおよび処理後音楽デ
ータを直接送受信しなくてすむので、それらの間で音楽
データおよび処理後音楽データを送受信する構成に比し
て、リモコン端末200の通信負荷およびメモリ負荷を
低減することができる。
【0076】上記第1の実施の形態において、音楽デー
タは、請求項3、10または13記載の転送データに対
応し、処理後音楽データは、請求項3、10または13
記載の処理後転送データに対応し、コンピュータ100
は、請求項1ないし4、10または13記載の転送元端
末に対応し、リモコン端末20は、請求項1ないし3ま
たは10記載の携帯端末に対応している。また、オーデ
ィオ機器300は、請求項1ないし4または10記載の
転送先端末に対応し、記憶装置42は、請求項3または
10記載の転送データ記憶手段に対応している。
【0077】次に、本発明の第2の実施の形態を図面を
参照しながら説明する。図7ないし図10は、本発明に
係るデータ転送システム、転送元端末および中間処理端
末の第2の実施の形態を示す図である。なお、以下、上
記第1の実施の形態と異なる部分についてのみ説明し、
上記第1の実施の形態と重複する部分については同一の
符号を付して説明を省略する。
【0078】本実施の形態は、本発明に係るデータ転送
システム、転送元端末および中間処理端末を、図1に示
すように、リモコン端末200を使って、コンピュータ
100に蓄積された音楽データをオーディオ機器300
に転送して再生するとともに、データ転送の際に、音楽
データに対して所定の音響効果処理を行う場合について
適用したものであり、上記第1の実施の形態と異なるの
は、オーディオ機器300が、リモコン端末200から
与えられたネットワークアドレスに基づいて処理後音楽
データをコンピュータ100から取得する点にある。
【0079】まず、転送準備要求応答処理を図7を参照
しながら説明する。図7は、転送準備要求応答処理を示
すフローチャートである。転送準備要求応答処理は、リ
モコン端末200からの転送準備要求に応じて、記憶装
置42のデータのうち転送対象となる音楽データの転送
を待機する処理であって、CPU30において実行され
ると、図7に示すように、まず、ステップS150に移
行するようになっている。
【0080】ステップS150では、無線通信装置46
により転送準備要求を受信したか否かを判定し、転送準
備要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS
152に移行するが、そうでないと判定したとき(No)
は、転送準備要求を受信するまでステップS150で待
機する。ステップS152では、無線通信装置46によ
りホール音響効果要求を受信したか否かを判定し、ホー
ル音響効果要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ス
テップS154に移行して、ホール音響効果処理要求と
ともに記憶装置42の音楽データを中間処理端末250
に送信し、ステップS156に移行する。
【0081】ステップS156では、記憶装置42にお
ける音楽データの格納位置を示すアドレス(例えば、U
RL(Universal Resource Locater))をリモコン端末
200に送信し、ステップS158に移行する。ステッ
プS158では、処理後音楽データを受信したか否かを
判定し、処理後音楽データを受信したと判定したとき(Y
es)は、ステップS160に移行するが、そうでないと
判定したとき(No)は、処理後音楽データを受信するまで
ステップS158で待機する。
【0082】ステップS160では、受信した処理後音
楽データを記憶装置42に格納し、一連の処理を終了し
て元の処理に復帰させる。一方、ステップS152で、
ホール音響効果要求を受信しないと判定したとき(No)
は、ステップS162に移行して、無線通信装置46に
よりルーム音響効果要求を受信したか否かを判定し、ル
ーム音響効果要求を受信したと判定したとき(Yes)は、
ステップS164に移行して、ルーム音響効果処理要求
とともに記憶装置42の音楽データを中間処理端末25
0に送信し、ステップS156に移行する。
【0083】一方、ステップS162で、ルーム音響効
果要求を受信しないと判定したとき(No)は、ステップS
152に移行する。次に、転送要求処理を図8を参照し
ながら説明する。図8は、転送要求処理を示すフローチ
ャートである。転送要求処理は、ユーザからの指示に応
じて、コンピュータ100に転送準備要求を、オーディ
オ機器300に転送開始要求をそれぞれ送信する処理で
あって、CPUにおいて実行されると、図8に示すよう
に、まず、ステップS250に移行するようになってい
る。
【0084】ステップS250では、ユーザにより転送
準備が指示されたか否かを判定し、転送準備が指示され
たと判定したとき(Yes)は、ステップS252に移行し
て、無線通信装置により転送準備要求を送信し、ステッ
プS254に移行する。ステップS254では、ユーザ
によりホール音響効果が指示されたか否かを判定し、ホ
ール音響効果が指示されたと判定したとき(Yes)は、ス
テップS256に移行して、無線通信装置によりホール
音響効果要求を送信し、ステップS258に移行する。
【0085】ステップS258では、転送準備要求の送
信に伴って無線通信装置により音楽データへのアドレス
を受信したか否かを判定し、音楽データへのアドレスを
受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS260に
移行して、受信した音楽データへのアドレスをRAMの
所定領域に格納し、一連の処理を終了して元の処理に復
帰させる。
【0086】一方、ステップS258で、音楽データへ
のアドレスを受信しないと判定したとき(No)は、音楽デ
ータへのアドレスを受信するまでステップS258で待
機する。一方、ステップS254で、ホール音響効果が
指示されないと判定したとき(No)は、ステップS262
に移行して、ユーザによりルーム音響効果が指示された
か否かを判定し、ルーム音響効果が指示されたと判定し
たとき(No)は、ステップS264に移行して、無線通信
装置によりルーム音響効果要求を送信し、ステップS2
58に移行する。
【0087】一方、ステップS262で、ルーム音響効
果が指示されないと判定したとき(No)は、ステップS2
54に移行する。一方、ステップS250で、ユーザに
より転送準備が指示されないと判定したとき(No)は、ス
テップS266に移行して、ユーザにより転送開始が指
示されたか否かを判定し、転送開始が指示されたと判定
したとき(Yes)は、ステップS268に移行して、無線
通信装置により、RAMに格納されている音楽データへ
のアドレスを転送開始要求とともに送信し、一連の処理
を終了して元の処理に復帰させる。
【0088】一方、ステップS266で、転送開始が指
示されないと判定したとき(No)は、ステップS250に
移行する。次に、音響効果処理を図9を参照しながら説
明する。図9は、音響効果処理を示すフローチャートで
ある。音響効果処理は、ホール音響効果またはルーム音
響効果を音楽データに与える処理であって、CPUにお
いて実行されると、図9に示すように、まず、ステップ
S350に移行するようになっている。
【0089】ステップS350では、ホール音響効果処
理要求を受信したか否かを判定し、ホール音響効果処理
要求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS3
52に移行して、音楽データを受信し、ステップS35
4に移行して、受信した音楽データにホール音響効果を
与える処理を実行し、ステップS356に移行して、音
響効果処理を行った処理後音楽データをコンピュータ1
00に送信し、一連の処理を終了して元の処理に復帰さ
せる。
【0090】一方、ステップS350で、ホール音響効
果処理要求を受信しないと判定したとき(No)は、ステッ
プS358に移行して、ルーム音響効果処理要求を受信
したか否かを判定し、ルーム音響効果処理要求を受信し
たと判定したとき(Yes)は、ステップS360に移行す
る。ステップS360では、音楽データを受信し、ステ
ップS362に移行して、受信した音楽データにルーム
音響効果を与える処理を実行し、ステップS356に移
行する。
【0091】一方、ステップS358で、ルーム音響効
果処理要求を受信しないと判定したとき(No)は、ステッ
プS350に移行する。次に、転送開始要求応答処理を
図10を参照しながら説明する。図10は、転送開始要
求応答処理を示すフローチャートである。転送開始要求
応答処理は、リモコン端末200からの転送開始要求に
応じて、コンピュータ100から処理後音楽データを取
得する処理であって、CPUにおいて実行されると、図
10に示すように、まず、ステップS450に移行する
ようになっている。
【0092】ステップS450では、無線通信装置によ
り転送開始要求を受信したか否かを判定し、転送開始要
求を受信したと判定したとき(Yes)は、ステップS45
2に移行するが、そうでないと判定したとき(No)は、転
送開始要求を受信するまでステップS450で待機す
る。ステップS452では、音楽データへのアドレスを
受信し、ステップS254に移行して、受信した音楽デ
ータへのアドレスに基づいてコンピュータ100から処
理後音楽データを取得し、一連の処理を終了して元の処
理に復帰させる。
【0093】次に、上記第2の実施の形態の動作を説明
する。コンピュータ100に蓄積された音楽データをオ
ーディオ機器300に転送して再生するには、ユーザ
は、まず、リモコン端末200をコンピュータ100に
向け、リモコン端末200で転送準備を指示する。リモ
コン端末200では、転送準備が指示されると、ステッ
プS250,S252を経て、転送準備要求が無線通信
装置から送信され、リモコン端末200がコンピュータ
100に向けられていることから、無線通信によりコン
ピュータ100に転送準備要求が送信される。続けて、
ユーザは、例えば、音楽データにホール音響効果を与え
るために、ホール音響効果を指示する。
【0094】リモコン端末200では、ホール音響効果
が指示されると、ステップS254,S256を経て、
ホール音響効果要求が無線通信装置から送信され、同様
に、無線通信によりコンピュータ100にホール音響効
果要求が送信される。コンピュータ100では、転送準
備要求およびこれに続けてホール音響効果要求を受信す
ると、ステップS150〜S154を経て、ホール音響
効果処理要求とともに記憶装置42の音楽データが中間
処理端末250に送信される。
【0095】中間処理端末250では、ホール音響効果
処理要求とともに音楽データを受信すると、ステップS
350〜S356を経て、受信した音楽データにホール
音響効果を与える処理が実行され、音響効果処理が行わ
れた処理後音楽データがコンピュータ100に送信され
る。コンピュータ100では、送信処理後音楽データを
受信すると、ステップS158,S160を経て、受信
した処理後音楽データが記憶装置42に格納され、処理
後音楽データの転送を待機する転送待機状態となる。
【0096】一方、コンピュータ100では、転送準備
要求を受信すると、ステップS156を経て、音楽デー
タへのアドレスがリモコン端末200に送信される。リ
モコン端末200では、音楽データへのアドレスを受信
すると、ステップS258,S260を経て、受信した
音楽データへのアドレスがRAMの所定領域に格納され
る。
【0097】次に、ユーザは、リモコン端末200をオ
ーディオ機器300に向け、リモコン端末200で転送
開始を指示する。リモコン端末200では、転送開始が
指示されると、ステップS266,S268を経て、R
AMに格納されている音楽データへのアドレスが転送開
始要求とともに無線通信装置から送信され、リモコン端
末200がオーディオ機器300に向けられていること
から、無線通信により転送開始要求とともに音楽データ
へのアドレスがオーディオ機器300に送信される。
【0098】オーディオ機器300では、転送開始要求
とともに音楽データへのアドレスを受信すると、ステッ
プS450〜S454を経て、受信した音楽データへの
アドレスに基づいてコンピュータ100から音楽データ
が取得され、取得された音楽データに基づいて音楽が再
生される。この場合、音楽の再生は、自動的に行っても
よいが、ユーザの指示により行ってもよい。これによ
り、ユーザは、コンサートホールで聴いているかのよう
な音響効果で演奏を楽しむことができる。
【0099】また、音楽データにルーム音響効果を与え
るには、ユーザは、リモコン端末200をコンピュータ
100に向け、リモコン端末200で転送準備を指示し
た後、ルーム音響効果を指示すればよい。コンピュータ
100では、転送準備要求およびこれに続けてルーム音
響効果要求を受信すると、ステップS150,S15
2,S162,S164を経て、ルーム音響効果処理要
求とともに記憶装置42の音楽データが中間処理端末2
50に送信される。
【0100】中間処理端末250では、ルーム音響効果
処理要求とともに音楽データを受信すると、ステップS
350,S358〜S362,S356を経て、受信し
た音楽データにルーム音響効果を与える処理が実行さ
れ、音響効果処理が行われた処理後音楽データがコンピ
ュータ100に送信される。コンピュータ100では、
処理後音楽データを受信すると、ステップS158,S
160を経て、受信した処理後音楽データが記憶装置4
2に格納され、処理後音楽データの転送を待機する転送
待機状態となる。その後は、音楽データにホール音響効
果を与える場合の動作と同様である。
【0101】このようにして、本実施の形態では、コン
ピュータ100は、転送準備要求を受信したときは、記
憶装置42の音楽データにアクセス可能なアドレスをリ
モコン端末200に送信する一方、記憶装置42の音楽
データを中間処理端末250に送信し、これに伴って処
理後音楽データを受信したときは、受信した処理後音楽
データを記憶装置42に記憶するようになっており、リ
モコン端末200は、ユーザからの転送準備の指示に応
じて、転送準備要求をコンピュータ100に送信し、こ
れに伴って音楽データへのアドレスを受信したときは、
受信した音楽データへのアドレスをRAMに記憶する一
方、ユーザからの転送開始の指示に応じてRAMに格納
されている音楽データへのアドレスを転送開始送要求と
ともにオーディオ機器300に送信するようになってお
り、中間処理端末250は、音楽データを受信したとき
は、受信した音楽データに所定の音響効果を与える処理
を行い、その処理後音楽データをコンピュータ100に
送信するようになっており、オーディオ機器300は、
転送開始要求とともに音楽データへのアドレスを受信し
たときは、受信した音楽データへのアドレスに基づいて
コンピュータ100から音楽データを取得するようにな
っている。
【0102】これにより、リモコン端末200で転送準
備および転送開始を指示するだけで、コンピュータ10
0からオーディオ機器300に音楽データを転送するこ
とができるとともに、データの転送に際して所定の音響
効果処理を行うことができるので、従来に比して、パソ
コンの操作に不慣れなユーザであっても、音楽データの
転送および転送に伴う音響効果処理を比較的手軽に行う
ことができる。また、コンピュータ100とリモコン端
末200との間およびリモコン端末200とオーディオ
機器300との間では、音楽データおよび処理後音楽デ
ータを直接送受信しなくてすむので、それらの間で音楽
データおよび処理後音楽データを送受信する構成に比し
て、リモコン端末200の通信負荷およびメモリ負荷を
低減することができる。
【0103】上記第2の実施の形態において、音楽デー
タは、請求項5または11記載の転送データに対応し、
処理後音楽データは、請求項5または11記載の処理後
転送データに対応し、音楽データへのアドレスは、請求
項5または11記載のアクセス情報に対応し、コンピュ
ータ100は、請求項1、2、5または11記載の転送
元端末に対応している。また、リモコン端末20は、請
求項1、2、5または11記載の携帯端末に対応し、オ
ーディオ機器300は、請求項1、2、5または11記
載の転送先端末に対応し、記憶装置42は、請求項5ま
たは11記載の転送データ記憶手段に対応し、リモコン
端末200のRAMは、請求項5記載のアクセス情報記
憶手段に対応している。
【0104】なお、上記第2の実施の形態においては、
オーディオ機器300は、転送開始要求とともに音楽デ
ータへのアドレスを受信したときは、受信したアドレス
に基づいて処理後音楽データをコンピュータ100から
取得するように構成したが、これに限らず、コンピュー
タ100に音楽データその他の種別のデータが格納され
ている場合は、データへのアドレスにそのデータの種別
を示す種別情報を含め、受信したアドレスに含まれる種
別情報により特定されるデータの種別が音楽データであ
るときは、受信したアドレスに基づいて処理後音楽デー
タをコンピュータ100から取得するように構成しても
よい。
【0105】これにより、オーディオ機器300に音楽
データ以外の種別のデータが転送される可能性を低減す
ることができる。この場合において、音楽データは、請
求項6記載の転送データに対応し、音楽データへのアド
レスは、請求項6記載のアクセス情報に対応し、コンピ
ュータ100は、請求項6記載の転送元端末に対応し、
オーディオ機器300は、請求項6記載の転送先端末に
対応している。
【0106】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、中間処理端末250で音響効果処理した処理
後音楽データをコンピュータ100に戻すように構成し
たが、これに限らず、中間処理端末250で音響効果処
理した処理後音楽データを直接オーディオ機器300に
送信するように構成してもよい。具体的には、コンピュ
ータ100は、転送準備要求を受信したときは、記憶装
置42の音楽データを識別するためのID等の識別情報
をリモコン端末200に送信する一方、音楽データおよ
び識別情報を中間処理端末250に送信する。リモコン
端末200は、識別情報を記憶するためのRAMを有
し、ユーザからの転送準備の指示に応じて、転送準備要
求をコンピュータ100に送信し、これに伴って識別情
報を受信したときは、受信した識別情報をRAMに記憶
する一方、ユーザからの転送開始の指示に応じてRAM
の識別情報を転送開始送要求とともにオーディオ機器3
00に送信する。中間処理端末250は、音楽データお
よび識別情報を受信したときは、受信した音楽データに
所定の音響効果を与える処理を行い、その処理後音楽デ
ータを受信した識別情報と対応付けて記憶装置に記憶す
る。オーディオ機器300は、転送開始要求とともに識
別情報を受信したときは、受信した識別情報に基づいて
処理後音楽データを中間処理端末250から取得する。
【0107】この場合において、音楽データは、請求項
7、8、12または14記載の転送データに対応し、処
理後音楽データは、請求項7、8または14記載の処理
後転送データに対応し、コンピュータ100は、請求項
1、2、7、8または12記載の転送元端末に対応し、
オーディオ機器300は、請求項1、2、7、8または
14記載の転送先端末に対応している。また、リモコン
端末200は、請求項1、2、7または8記載の携帯端
末に対応し、記憶装置42は、請求項7、8または12
記載の転送データ記憶手段に対応し、中間処理端末25
0の記憶装置は、請求項7、8または14記載の処理後
転送データ記憶手段に対応している。
【0108】また、リモコン端末200のRAMは、請
求項8記載の識別情報記憶手段に対応している。また、
上記第1および第2の実施の形態におけるシステムを、
仮想オブジェクトを用いてサービスを提供するサービス
提供システムに適用することもできる。具体的に、この
サービス提供システムは、仮想オブジェクトにサービス
を対応付けるとともに、実空間と対応させた仮想空間上
に仮想オブジェクトを配置し、リモコン端末200と仮
想オブジェクトとの位置関係に基づいて、仮想オブジェ
クトに対応するサービスを提供するものである。そし
て、仮想オブジェクトの形状および配置位置に関するオ
ブジェクト情報を、サービス内容を規定するサービス情
報と対応付けて記憶するためのオブジェクト情報記憶装
置と、リモコン端末200の位置を特定するための位置
情報を取得する位置情報取得装置とを備え、位置情報取
得装置で取得した位置情報およびオブジェクト情報記憶
装置のオブジェクト情報に基づいて、仮想オブジェクト
の形状および配置位置により特定される仮想オブジェク
トの内部領域内にリモコン端末200が属していると判
定したときは、オブジェクト情報記憶装置のサービス情
報に基づいて、仮想オブジェクトに対応するサービスを
提供する。
【0109】このサービス提供システムに適用する場合
には、コンピュータ100またはオーディオ機器300
を仮想オブジェクトとして構成する。コンピュータ10
0に相当する仮想オブジェクトは、所定の形状を有しか
つ所定位置に配置されており、その内部領域内にリモコ
ン端末200が属している状態で転送準備の指示を入力
したときは、音楽データの転送準備状態となるように見
かけ上機能する。また、オーディオ機器300に相当す
る仮想オブジェクトは、所定の形状を有しかつ所定位置
に配置されており、その内部領域内にリモコン端末20
0が属している状態で転送開始の指示を入力したとき
は、音楽データの転送準備状態となっていればその音楽
データを再生するように見かけ上機能する。
【0110】この場合において、リモコン端末200
は、請求項9記載の移動体に対応し、コンピュータ10
0は、請求項9記載の転送元端末に対応し、オーディオ
機器300は、請求項9記載の転送先端末に対応し、オ
ブジェクト情報記憶装置は、請求項9記載のオブジェク
ト情報記憶手段に対応し、位置情報取得装置は、請求項
9記載の位置情報取得手段に対応している。
【0111】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、データの転送に際して、中間処理端末250
による中間処理を1段階介在させるように構成したが、
これに限らず、複数段階の中間処理を介在させるように
構成してもよい。2つの中間処理を介在させる場合を説
明すると、第1の中間処理端末により、コンピュータ1
00からの音楽データに対して第1の中間処理を行い、
次いで、第2の中間処理端末により、第1の中間処理を
行った音楽データに対して第2の中間処理を行い、コン
ピュータ100に戻す。または直接オーディオ機器30
0に送信する。
【0112】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、中間処理端末250を設け、中間処理端末2
50により音響効果処理を行うように構成したが、これ
に限らず、中間処理端末250を設けず、コンピュータ
200およびオーディオ機器300のいずれかまたは両
方により音響効果処理を行うように構成してもよい。コ
ンピュータ200およびオーディオ機器300の両方に
より行う場合は、音響効果処理のうち前段部分の処理を
コンピュータ200により行い、音響効果処理のうち後
段部分の処理をオーディオ機器300で行う。
【0113】また、上記第1の実施の形態においては、
オーディオ機器300が転送先アドレスをブロードキャ
スト送信し、コンピュータ100が、受信した転送先ア
ドレスに基づいて処理後音楽データをオーディオ機器3
00に送信するように構成したが、これに限らず、コン
ピュータ100が転送元アドレスをブロードキャスト送
信し、オーディオ機器300が、受信した転送元アドレ
スに基づいてコンピュータ100から処理後音楽データ
を取得するように構成してもよい。
【0114】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、あらかじめ決まった音楽データを転送するよ
うに構成したが、これに限らず、コンピュータ100
は、リモコン端末200からの転送準備要求を受信した
ときは、音楽データの一覧をリモコン端末200に送信
し、リモコン端末200は、受信した一覧のなかから転
送を希望する音楽データをユーザに選択させ、その選択
結果をコンピュータ100に送信し、コンピュータ10
0は、選択結果を受信したときは、記憶装置42の音楽
データのうち選択されたものを転送対象するように構成
してもよい。
【0115】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、コンピュータ100とリモコン端末200と
の間およびリモコン端末200とオーディオ機器300
との間では、音楽データまたは処理後音楽データを直接
送受信しない構成としたが、リモコン端末200の機能
上差し支えなければ、コンピュータ100とリモコン端
末200との間およびリモコン端末200とオーディオ
機器300との間で音楽データまたは処理後音楽データ
を直接送受信するように構成してもよい。
【0116】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、コンピュータ100とオーディオ機器300
との間で処理後音楽データを直接送受信するように構成
したが、これに限らず、中継端末を設け、コンピュータ
100とオーディオ機器300との間では、中継端末を
介して処理後音楽データを間接的に送受信するように構
成してもよい。もちろん、中継端末は、一台に限らず複
数台介在させるようにしてもさしつかえない。このこと
は、コンピュータ100と中間処理端末250との間に
おける送受信についても同様である。
【0117】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、中間処理端末250は、あらかじめ規定され
た中間処理をサービスとして提供するように構成した
が、これに限らず、外部(携帯端末その他の端末)から
の要求に応じてサービス内容を登録し、リモコン端末2
00で、中間処理端末250に登録されているサービス
のうちいずれかを選択し、選択したサービスを提供する
ように構成してもよい。
【0118】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、コンピュータ100、中間処理端末250お
よびオーディオ機器300をネットワークを介して相互
に接続し、中間処理端末250を経由するサーバ経由型
として構成したが、これに限らず、ブロードキャスト型
やピアツーピア型として構成することもできる。ブロー
ドキャスト型は、中間処理端末250が不在で検索機能
がなく、ブロードキャストが必須のものである。転送元
端末は、リモコン端末200からの転送準備の指示に応
じてデータ転送を待機する。そして、リモコン端末20
0からの転送開始の指示に応じて転送先端末が確定する
と、転送先端末は、ブロードキャストを行う。転送元端
末は、転送先アドレスを取得すると、サービス付加され
る内容を明記したブロードキャストを行う。受信可能な
サービス提供端末は、転送元端末にメッセージを送信す
る。メッセージには、優先番号を付加する。転送元端末
は、優先番号を参照して重み付けの最も強いサービス提
供端末へとデータを送信する。一旦処理が終わったサー
ビス提供端末は、再びブロードキャストを行う。
【0119】ピアツーピア型は、中間処理端末250が
不在で、データ交換を行うものである。各端末は、一般
的にサーバントと呼ばれる、サーバとクライアントどち
らの役割も持った端末であり、ネットワーク上にサービ
スを提供する。一つの端末で単独のサービスを提供して
もよいし、複数のサービスを提供してもよい。サービス
を提供/利用する端末がネットワークに接続されると、
ブロードキャストを行い別の端末から反応があれば、そ
のアドレスを記憶する。(別の方法でもよい。)以上の
ような手続を行い、各端末が別端末に対してアドレス情
報をいくつか保存するものとする。サービスを利用する
端末は、自己の端末が持つアドレス情報に対して、期限
付きで問い合わせを行う。各問い合わせを受けた端末
は、端末自体で問い合わせのあったサービスを提供でき
ない場合、期限を減らしながら、各端末が持つアドレス
情報に対して再度問い合わせを発行する。以上のような
形態でサービスの検索を行い、反応がない場合、転送先
端末に対してデータの転送を行う。
【0120】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、コンピュータ100と中間処理端末250と
の間、およびコンピュータ100とオーディオ機器30
0との間で音楽データまたは処理後音楽データをそのま
ま送受信するように構成したが、これに限らず、リモコ
ン端末200で転送準備の指示を入力後、転送開始の指
示を入力前に、リモコン端末200を紛失し第三者に渡
ったときに、その第三者が勝手にデータの転送を行えな
いようにするために、音楽データまたは処理後音楽デー
タを暗号化するように構成してもよいし、所定キーを入
力しないとデータの転送を開始しないように構成しても
よい。
【0121】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、リモコン端末200を用いて構成したが、こ
れに限らず、例えば、携帯電話やPDA(Personal Dig
italAssistant)等の携帯端末を用いて構成してもよ
い。また、上記第1および第2の実施の形態において、
図3ないし図10のフローチャートに示す処理を実行す
るにあたってはいずれも、ROMにあらかじめ格納され
ている制御プログラムを実行する場合について説明した
が、これに限らず、これらの手順を示したプログラムが
記憶された記憶媒体から、そのプログラムをRAMに読
み込んで実行するようにしてもよい。
【0122】ここで、記憶媒体とは、RAM、ROM等
の半導体記憶媒体、FD、HD等の磁気記憶型記憶媒
体、CD、CDV、LD、DVD等の光学的読取方式記
憶媒体、MO等の磁気記憶型/光学的読取方式記憶媒体
であって、電子的、磁気的、光学的等の読み取り方法の
いかんにかかわらず、コンピュータで読み取り可能な記
憶媒体であれば、あらゆる記憶媒体を含むものである。
【0123】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、本発明に係るデータ転送システム、転送元端
末および中間処理端末を、インターネット199からな
るネットワークシステムに適用した場合について説明し
たが、これに限らず、例えば、インターネット199と
同一方式により通信を行ういわゆるイントラネットに適
用してもよい。もちろん、インターネット199と同一
方式により通信を行うネットワークに限らず、通常のネ
ットワークに適用することもできる。
【0124】また、上記第1および第2の実施の形態に
おいては、本発明に係るデータ転送システム、転送元端
末および中間処理端末を、図1に示すように、リモコン
端末200を使って、コンピュータ100に蓄積された
音楽データをオーディオ機器300に転送して再生する
とともに、データ転送の際に、音楽データに対して所定
の音響効果処理を行う場合について適用したが、これに
限らず、本発明の主旨を逸脱しない範囲で他の場合にも
適用可能である。例えば、次のような実施の形態を想定
することができる。
【0125】第1に、パソコンに文書データを蓄積して
おき、リモコン端末200からの転送要求に応じて、パ
ソコンの文書データを編集して他のパソコンに転送する
ことができる。ここで、文書データの編集を、上記第1
および第2の実施の形態と同じ要領で中間処理端末25
0により行うようにすればよい。また、編集の態様とし
ては、例えば、あるワープロソフトの文書形式を他のワ
ープロソフトの文書形式に変換するということが考えら
れる。
【0126】第2に、リモコン端末200からの転送要
求に応じて、テレビジョンで受信する音楽データのなか
からBGM検索システムにより所望の音楽データを索出
し、索出した音楽データを携帯端末や小型ヘッドホンス
テレオに転送することもできる。ここで、BGM検索シ
ステムによる音楽データの検索を、上記第1および第2
の実施の形態と同じ要領で中間処理端末250により行
うようにすればよい。
【0127】第3に、パソコンに文書データを蓄積して
おき、リモコン端末200からの転送要求に応じて、パ
ソコンの文書データを携帯端末向けに最適化して携帯端
末に転送することもできる。ここで、携帯端末向けにす
る最適化を、上記第1および第2の実施の形態と同じ要
領で中間処理端末250により行うようにすればよい。
また、最適化の形態としては、例えば、携帯端末の画面
に表示可能な形式となるように文書データを最適化する
ということが考えられる。
【0128】第4に、パソコンに文書データを蓄積して
おき、リモコン端末200からの転送要求に応じて、パ
ソコンの文書データを点字データに変換して点字打ち出
し機に転送することもできる。ここで、点字データの変
換を、上記第1および第2の実施の形態と同じ要領で中
間処理端末250により行うようにすればよい。第5
に、パソコンに文書データを蓄積しておき、リモコン端
末200からの転送要求に応じて、パソコンからプリン
タに文書データを転送して印刷することができる。この
場合も、上記第1および第2の実施の形態と同じ要領
で、ユーザは、リモコン端末200で印刷を希望する文
書を選択し、印刷準備および印刷開始を指示するだけで
よい。
【0129】第6に、オーディオ機器300に音楽デー
タを蓄積しておき、リモコン端末200からの転送要求
に応じて、オーディオ機器300からヘッドホンステレ
オに音楽データを転送して再生することができる。この
場合も、上記第1および第2の実施の形態と同じ要領
で、ユーザは、リモコン端末200で再生を希望する楽
曲を選択し、転送準備および転送開始を指示するだけで
よい。
【0130】第7に、商品のカタログに関するカタログ
情報を店頭のパソコンに蓄積しておき、リモコン端末2
00からの転送要求に応じて、店頭のパソコンからユー
ザのパソコンにカタログ情報を転送することができる。
これにより、ユーザは、リモコン端末200で店頭のパ
ソコンに転送準備要求を送信し、帰宅後に自己のパソコ
ンに転送開始要求を送信すれば、カタログ情報を入手で
きるので、カタログを書面で所持せずにショッピングを
行い、帰宅後に商品のカタログを自己のパソコンで閲覧
することができる。
【0131】第8に、観光地その他のガイド情報を観光
地のパソコンに蓄積しておき、リモコン端末200から
の転送要求に応じて、観光地のパソコンからユーザのパ
ソコンにガイド情報を転送することもできる。これによ
り、ユーザは、リモコン端末200で観光地のパソコン
に転送準備要求を送信し、帰宅後に自己のパソコンに転
送開始要求を送信すれば、ガイド情報を入手できるの
で、ガイドを書面で所持せずに旅行を行い、帰宅後に旅
行先のガイドを自己のパソコンで閲覧することができ
る。
【0132】なお、第1ないし第8の形態では、さら
に、個人ユーザ認証処理やパーソナライズ処理を中間処
理として介在させることもできる。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1ないし9記載のデータ転送システムによれば、携帯
端末で転送要求を与えるだけで、転送元端末から転送先
端末にデータを転送することができるとともに、データ
の転送に際して中間処理を行うことができるので、従来
に比して、パソコンの操作に不慣れなユーザであって
も、データの転送および転送に伴う中間処理を比較的手
軽に行うことができるという効果が得られる。
【0134】さらに、本発明に係る請求項3または4記
載のデータ転送システムによれば、転送元端末と携帯端
末との間および携帯端末と転送先端末との間では、転送
データおよび処理後転送データを直接送受信しなくてす
むので、それらの間で転送データまたは処理後転送デー
タを送受信する構成に比して、携帯端末の通信負荷およ
びメモリ負荷を低減することができるという効果も得ら
れる。
【0135】さらに、本発明に係る請求項5または6記
載のデータ転送システムによれば、転送元端末と携帯端
末との間および携帯端末と転送先端末との間では、転送
データおよび処理後転送データを直接送受信しなくてす
むので、それらの間で転送データまたは処理後転送デー
タを送受信する構成に比して、携帯端末の通信負荷およ
びメモリ負荷を低減することができるという効果も得ら
れる。
【0136】さらに、本発明に係る請求項6記載のデー
タ転送システムによれば、転送先端末に取扱不能なデー
タが転送される可能性を低減することができるという効
果も得られる。さらに、本発明に係る請求項7記載のデ
ータ転送システムによれば、転送元端末と携帯端末との
間および携帯端末と転送先端末との間では、転送データ
および処理後転送データを直接送受信しなくてすむの
で、それらの間で転送データまたは処理後転送データを
送受信する構成に比して、携帯端末の通信負荷およびメ
モリ負荷を低減することができるという効果も得られ
る。
【0137】一方、本発明に係る請求項10記載の転送
元端末によれば、請求項3記載のデータ転送システムと
同等の効果が得られる。さらに、本発明に係る請求項1
1記載の転送元端末によれば、請求項5記載のデータ転
送システムと同等の効果が得られる。さらに、本発明に
係る請求項12記載の転送元端末によれば、請求項7記
載のデータ転送システムと同等の効果が得られる。
【0138】一方、本発明に係る請求項13記載の中間
処理端末によれば、請求項3記載のデータ転送システム
と同等の効果が得られる。さらに、本発明に係る請求項
14記載の中間処理端末によれば、請求項7記載のデー
タ転送システムと同等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するネットワークシステムの構成
を示すブロック図である。
【図2】コンピュータ100の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】転送準備要求応答処理を示すフローチャートで
ある。
【図4】転送要求処理を示すフローチャートである。
【図5】音響効果処理を示すフローチャートである。
【図6】転送開始要求応答処理を示すフローチャートで
ある。
【図7】転送準備要求応答処理を示すフローチャートで
ある。
【図8】転送要求処理を示すフローチャートである。
【図9】音響効果処理を示すフローチャートである。
【図10】転送開始要求応答処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
100 コンピュータ 200 リモコン端末 250 中間処理端末 300 オーディオ機器 30 CPU 32 ROM 34 RAM 42 記憶装置 46 無線通信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福井 芳樹 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 5K033 BA15 CB01 DA03 DA19 DB12 DB16 DB18 EC01 EC03 5K048 AA05 BA02 DA01 DC01 DC04 EB01 EB02 FC01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データの転送元となる転送元端末と、デ
    ータの転送先となる転送先端末と、携帯端末とを通信可
    能に接続したシステムであって、 前記携帯端末からの転送要求に応じて、前記転送元端末
    のデータを中間処理して前記転送先端末に転送するよう
    になっていることを特徴とするデータ転送システム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 さらに、データの転送に際して中間処理を行う中間処理
    端末を通信可能に接続し、 前記携帯端末からの転送要求に応じて、前記転送元端末
    のデータを、前記中間処理端末による中間処理を経て、
    前記転送先端末に転送するようになっていることを特徴
    とするデータ転送システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記転送元端末は、転送対象となる転送データを記憶す
    るための転送データ記憶手段を有し、データの転送準備
    要求を受信したときは、前記転送データ記憶手段の転送
    データを前記中間処理端末に送信し、当該転送データの
    送信に伴って前記中間処理端末で中間処理された処理後
    転送データを受信したときは、受信した処理後転送デー
    タを前記転送データ記憶手段に記憶するとともに前記処
    理後転送データの転送を待機し、転送待機中に、データ
    の転送要求とともに転送先アドレスを受信したときは、
    受信した転送先アドレスに基づいて前記転送データ記憶
    手段の処理後転送データを前記転送先端末に送信するよ
    うになっており、 前記携帯端末は、前記転送準備要求を前記転送元端末に
    送信する一方、データの転送開始要求を前記転送先端末
    に送信するようになっており、 前記中間処理端末は、前記転送データを受信したとき
    は、受信した転送データを中間処理し、中間処理した処
    理後転送データを前記転送元端末に送信するようになっ
    ており、 前記転送先端末は、前記転送開始要求を受信したとき
    は、当該転送先端末のアドレスを前記転送先アドレスと
    して前記転送要求とともに前記転送元端末に送信するよ
    うになっていることを特徴とするデータ転送システム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記転送先端末は、前記転送開始要求を受信したとき
    は、当該転送先端末のアドレスを前記転送先アドレスと
    して前記転送要求とともに、前記転送元端末を含むすべ
    ての端末にブロードキャスト送信するようになっている
    ことを特徴とするデータ転送システム。
  5. 【請求項5】 請求項2において、 前記転送元端末は、転送対象となる転送データを記憶す
    るための転送データ記憶手段を有し、データの転送準備
    要求を受信したときは、前記転送データ記憶手段の転送
    データにアクセス可能なアクセス情報を前記携帯端末に
    送信する一方、前記転送データ記憶手段の転送データを
    前記中間処理端末に送信し、当該転送データの送信に伴
    って前記中間処理端末で中間処理された処理後転送デー
    タを受信したときは、受信した処理後転送データを前記
    転送データ記憶手段に記憶するようになっており、 前記携帯端末は、前記アクセス情報を記憶するためのア
    クセス情報記憶手段を有し、前記転送準備要求を前記転
    送元端末に送信し、当該転送準備要求の送信に伴って前
    記アクセス情報を受信したときは、受信したアクセス情
    報を前記アクセス情報記憶手段に記憶する一方、前記ア
    クセス情報記憶手段のアクセス情報をデータの転送開始
    送要求とともに前記転送先端末に送信するようになって
    おり、 前記中間処理端末は、前記転送データを受信したとき
    は、受信した転送データを中間処理し、中間処理した処
    理後転送データを前記転送元端末に送信するようになっ
    ており、 前記転送先端末は、前記転送開始要求とともに前記アク
    セス情報を受信したときは、受信したアクセス情報に基
    づいて前記処理後転送データを前記転送元端末から取得
    するようになっていることを特徴とするデータ転送シス
    テム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記アクセス情報には、前記転送データの種別に関する
    種別情報を含み、 前記転送先端末は、受信したアクセス情報に含まれる種
    別情報により特定されるデータの種別が当該転送先端末
    で取扱可能なものであるときは、受信したアクセス情報
    に基づいて前記処理後転送データを前記転送元端末から
    取得するようになっていることを特徴とするデータ転送
    システム。
  7. 【請求項7】 請求項2において、 前記転送元端末は、転送対象となる転送データを記憶す
    るための転送データ記憶手段を有し、データの転送準備
    要求を受信したときは、前記転送データ記憶手段の転送
    データを前記中間処理端末に送信するようになってお
    り、 前記携帯端末は、前記転送準備要求を前記転送元端末に
    送信する一方、データの転送開始要求を前記転送先端末
    に送信するようになっており、 前記中間処理端末は、当該中間処理端末で中間処理され
    る処理後転送データを記憶するための処理後転送データ
    記憶手段を有し、前記転送データを受信したときは、受
    信した転送データを中間処理し、中間処理した処理後転
    送データを前記処理後転送データ記憶手段に記憶するよ
    うになっており、 前記転送先端末は、前記転送開始要求を受信したとき
    は、前記処理後転送データを前記中間処理端末から取得
    するようになっていることを特徴とするデータ転送シス
    テム。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記転送元端末は、前記転送準備要求を受信したとき
    は、前記転送データ記憶手段の転送データを識別するた
    めの識別情報を前記携帯端末に送信する一方、前記転送
    データ及び前記識別情報を前記中間処理端末に送信する
    ようになっており、 前記携帯端末は、前記識別情報を記憶するための識別情
    報記憶手段を有し、前記転送準備要求を前記転送元端末
    に送信し、当該転送準備要求の送信に伴って前記識別情
    報を受信したときは、受信した識別情報を前記識別情報
    記憶手段に記憶する一方、前記識別情報記憶手段の識別
    情報を前記転送開始送要求とともに前記転送先端末に送
    信するようになっており、 前記中間処理端末は、前記転送データ及び前記識別情報
    を受信したときは、受信した転送データを中間処理し、
    中間処理した処理後転送データを前記受信した識別情報
    と対応付けて前記処理後転送データ記憶手段に記憶する
    ようになっており、 前記転送先端末は、前記転送開始要求とともに前記識別
    情報を受信したときは、受信した識別情報に基づいて前
    記処理後転送データを前記中間処理端末から取得するよ
    うになっていることを特徴とするデータ転送システム。
  9. 【請求項9】 仮想オブジェクトにサービスを対応付け
    るとともに、実空間と対応させた仮想空間上に前記仮想
    オブジェクトを配置し、移動可能な移動体と前記仮想オ
    ブジェクトとの位置関係に基づいて、前記仮想オブジェ
    クトに対応するサービスを提供するサービス提供システ
    ムに、請求項1乃至8のいずれかに記載のデータ転送シ
    ステムを適用したものであって、 前記サービス提供システムは、前記仮想オブジェクトの
    形状及び配置位置に関するオブジェクト情報を、サービ
    ス内容を規定するサービス情報と対応付けて記憶するた
    めのオブジェクト情報記憶手段と、前記移動体の位置を
    特定するための位置情報を取得する位置情報取得手段と
    を有し、前記位置情報取得手段で取得した位置情報及び
    前記オブジェクト情報記憶手段のオブジェクト情報に基
    づいて、前記仮想オブジェクトの形状及び配置位置によ
    り特定される前記仮想オブジェクトの内部領域内に前記
    移動体が属していると判定したときは、前記オブジェク
    ト情報記憶手段のサービス情報に基づいて、前記仮想オ
    ブジェクトに対応するサービスを提供するようになって
    おり、 前記転送元端末又は前記転送先端末を前記仮想オブジェ
    クトとして構成するようになっていることを特徴とする
    データ転送システム。
  10. 【請求項10】 請求項3記載のデータ転送システムに
    おける携帯端末、中間処理端末及び転送先端末と通信可
    能に接続する端末であって、 前記転送データを記憶するための転送データ記憶手段を
    備え、 前記転送準備要求を受信したときは、前記転送データ記
    憶手段の転送データを前記中間処理端末に送信し、当該
    転送データの送信に伴って前記処理後転送データを受信
    したときは、受信した処理後転送データを前記転送デー
    タ記憶手段に記憶するとともに前記処理後転送データの
    転送を待機し、転送待機中に、前記転送要求とともに前
    記転送先アドレスを受信したときは、受信した転送先ア
    ドレスに基づいて前記転送データ記憶手段の処理後転送
    データを前記転送先端末に送信するようになっているこ
    とを特徴とする転送元端末。
  11. 【請求項11】 請求項5記載のデータ転送システムに
    おける携帯端末、中間処理端末及び転送先端末と通信可
    能に接続する端末であって、 前記転送データを記憶するための転送データ記憶手段を
    備え、 前記転送準備要求を受信したときは、前記アクセス情報
    を前記携帯端末に送信する一方、前記転送データ記憶手
    段の転送データを前記中間処理端末に送信し、当該転送
    データの送信に伴って前記処理後転送データを受信した
    ときは、受信した処理後転送データを前記転送データ記
    憶手段に記憶するようになっていることを特徴とする転
    送元端末。
  12. 【請求項12】 請求項7記載のデータ転送システムに
    おける携帯端末及び中間処理端末と通信可能に接続する
    端末であって、 前記転送データを記憶するための転送データ記憶手段を
    備え、 前記転送準備要求を受信したときは、前記転送データ記
    憶手段の転送データを前記中間処理端末に送信するよう
    になっていることを特徴とする転送元端末。
  13. 【請求項13】 請求項3記載のデータ転送システムに
    おける転送元端末と通信可能に接続する端末であって、 前記転送データを受信したときは、受信した転送データ
    を中間処理し、中間処理した処理後転送データを前記転
    送元端末に送信するようになっていることを特徴とする
    中間処理端末。
  14. 【請求項14】 請求項7記載のデータ転送システムに
    おける転送元端末及び転送先端末と通信可能に接続する
    端末であって、 前記処理後転送データを記憶するための処理後転送デー
    タ記憶手段を備え、 前記転送データを受信したときは、受信した転送データ
    を中間処理し、中間処理した処理後転送データを前記処
    理後転送データ記憶手段に記憶するようになっているこ
    とを特徴とする中間処理端末。
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