JP2002235189A - めっき電流供給電源装置 - Google Patents

めっき電流供給電源装置

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JP2002235189A
JP2002235189A JP2001028680A JP2001028680A JP2002235189A JP 2002235189 A JP2002235189 A JP 2002235189A JP 2001028680 A JP2001028680 A JP 2001028680A JP 2001028680 A JP2001028680 A JP 2001028680A JP 2002235189 A JP2002235189 A JP 2002235189A
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Toru Arai
亨 荒井
Makoto Sakurada
誠 櫻田
Yoshiyuki Nishioka
吉行 西岡
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Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
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    • C25D17/00Constructional parts, or assemblies thereof, of cells for electrolytic coating
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C25ELECTROLYTIC OR ELECTROPHORETIC PROCESSES; APPARATUS THEREFOR
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    • C25D5/00Electroplating characterised by the process; Pretreatment or after-treatment of workpieces
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被めっき物に対して可及的に均一な厚みのめ
っきを形成する。 【解決手段】 被めっき物4に所定の周期で極性が反転
するめっき電流を供給するための、正電流供給用の第1
の直流電源装置3Aと負電流供給用の第2の直流電源装
置3Bとを含む電源装置を有し、さらに上記第1の直流
電源装置から被めっき物に供給される正電流I2の大き
さと上記第2の直流電源装置から上記被めっき物に供給
される負電流I1との大きさの比、および上記正電流が
供給される期間T2と負電流が供給される期間T1との
比を、均一な厚みのめっきが生成されるように制御する
演算制御装置58とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被めっき物、めっ
き液、電極等を含む負荷(以下ではめっき負荷と称す
る)に供給される電流の極性を高速で反転させて被めっ
き物にめっきを行うめっき電流供給電源装置に関するも
のであり、特にスルーホールやビアホールが設けられた
プリント配線板等の被めっき物に対しても均一なめっき
を行うことができるめっき電流供給電源装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】めっき負荷に供給される電流の極性を高
速で反転させることにより、正電流供給時にめっきを行
い、負電流供給時にめっきの中断またはめっきの溶解を
行ってめっき層の結晶を微細化して被めっき物に均一な
めっきを行うことができることが知られている。
【0003】被めっき物が、例えば図4に示すように電
子部品を高密度で集積する基板P1、P2、…からなる
多層プリント配線板では、基板の層数が多くなるほどス
ルーホール1のエッジ部11のめっき厚と内壁部12の
めっき厚とに差が生じ、均一な厚みのめっき層Mが得ら
れなかった。同様に、ビアホール2についてもエッジ部
21のめっき厚と内壁部22のめっき厚との間に差が生
じ、均一なめっき層Mが得られなかった。基板P1、P
2、…全体にわたって均一な所定の厚みのめっき層Mを
形成するためには、特に負電流が流れる時間が、正電流
が流れる時間よりも短く、且つ正電流よりも充分大きい
負電流をスルーホール1、ビアホール2に流す必要があ
ることが判った。
【0004】そこで、本件出願人は、例えば5〜20m
s(ミリ秒)の周期でめっき負荷に供給される電流の極
性を反転させて、多層基板からなるプリント配線板のよ
うな被めっき物に対しても均一な厚みのめっきを行うこ
とができるめっき電流供給電源装置を特願2000−3
20423号で提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、出願人が提案
した上記のめっき電流供給電源装置、その他の従来のめ
っき電流供給電源装置では、例えば図4に示すようなス
ルーホールやビアホールが設けられた多層プリント配線
板にめっきする場合、通常複数の被めっき物にそれぞれ
めっき電流を流してめっきしているが、それぞれの被め
っき物に均一な厚みのめっき層を形成することは困難で
あった。また、めっきに光沢がでないことがあった。
【0006】本発明は、スルーホールやビアホールが設
けられた多層プリント配線板に対しても、均一な厚みの
めっきを行うことができるめっき電流供給電源装置を提
供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明は、め
っき負荷に所定の周期で極性が反転するめっき電流を供
給するための、正電流供給用の直流電源装置と負電流供
給用の直流電源装置とを含む電源装置と、上記正電流供
給用の直流電源装置から上記めっき負荷に供給されるめ
っき電流の正電流値と上記負電流供給用の直流電源装置
から上記めっき負荷に供給されるめっき電流の負電流値
との比、および上記正電流が供給される期間と負電流が
供給される期間との比を制御する演算制御装置とを含む
めっき電流供給電源装置に関するものである。この電源
装置によれば、演算制御装置によりめっき負荷に供給さ
れるめっき電流の正電流の大きさと負電流の大きさ、正
電流が供給される期間と負電流が供給される期間の比を
それぞれ適正に制御することにより、均一でしかも最適
のめっき厚のめっき層を形成することができる。
【0008】本願の第2の発明は、第1の発明におい
て、特にめっき電流の正電流の大きさと負電流の大きさ
の比を1対2乃至1対3の範囲に選択したことを特徴と
するものである。
【0009】本願の第3の発明は、第1の発明におい
て、特にめっき電流の正電流が供給される期間と負電流
が供給される期間との比を10対1乃至30対1の範囲
に選択したことを特徴とするものである。
【0010】本願の第4の発明は、第1の発明におい
て、めっき電流の正電流の大きさと負電流の大きさの比
を1対2乃至1対3の範囲に選択すると共に、上記正電
流が供給される期間と負電流が供給される期間との比を
10対1乃至30対1の範囲に選択したことを特徴とす
るものである。
【0011】本願の第5の発明は、複数のめっき負荷に
それぞれ所定の周期で極性が反転するめっき電流を供給
するための、正電流供給用の直流電源装置と負電流供給
用の直流電源装置とを含む複数の電源装置と、上記正電
流供給用の各直流電源装置から上記複数のめっき負荷の
各々に供給されるめっき電流の正電流値と上記負電流供
給用の各直流電源装置から上記複数のめっき負荷の各々
に供給されるめっき電流の負電流値との比、および上記
正電流が供給される期間と負電流が供給される期間との
比をそれぞれ制御する演算制御装置とを含む、複数のめ
っき負荷にめっき電流を供給するめっき電流供給電源装
置に関するものである。このめっき電流供給電源装置に
よれば、演算制御装置により個々のめっき負荷に供給さ
れるめっき電流の正電流の大きさと負電流の大きさ、正
電流が供給される期間と負電流が供給される期間の比を
それぞれ独立して制御することにより、各被めっき物毎
に均一でしかも最適のめっき厚のめっき層を形成するこ
とができる。
【0012】本願の第6の発明は、第5の発明におい
て、特に各めっき負荷に供給されるめっき電流の正電流
の大きさと負電流の大きさの比を1対2乃至1対3の範
囲に選択したことを特徴とするものである。
【0013】本願の第7の発明は、第5の発明におい
て、特に各めっき負荷に供給されるめっき電流の正電流
が供給される期間と負電流が供給される期間との比を1
0対1乃至30対1の範囲に選択したことを特徴とする
ものである。
【0014】本願の第8の発明は、第5の発明におい
て、各めっき負荷に供給されるめっき電流の正電流の大
きさと負電流の大きさの比を1対2乃至1対3の範囲に
選択すると共に、上記正電流が供給される期間と負電流
が供給される期間との比を10対1乃至30対1の範囲
に選択したことを特徴とするものである。
【0015】本願の第9の発明は、第1乃至第8の発明
において、正電流供給用の直流電源装置が、第1の直流
電源と、該第1の直流電源の一方の出力とめっき負荷が
接続される一方の負荷端子との間に接続された第1のリ
アクトルと制御装置から供給される制御信号に応答して
ターンオン、ターンオフする第1の主スイッチング素子
との直列回路と、上記第1の直流電源の上記一方の出力
と他方の出力との間に接続されていて、上記制御装置か
ら供給される制御信号に応答して上記第1の主スイッチ
ング素子のターンオン、ターンオフと相補的にターンオ
フ、ターンオンする第1の補助スイッチング素子とから
なり、上記第1の直流電源の他方の出力は上記めっき負
荷が接続される他方の負荷端子に接続されており、ま
た、負電流供給用の直流電源装置が、第2の直流電源
と、該第2の直流電源の一方の出力と上記めっき負荷が
接続される上記他方の負荷端子との間に接続された第2
のリアクトルと上記制御装置から供給される制御信号に
応答してターンオン、ターンオフする第2の主スイッチ
ング素子との直列回路と、上記第2の直流電源の上記一
方の出力と他方の出力との間に接続されていて、上記制
御装置から供給される制御信号に応答して上記第2の主
スイッチング素子のターンオン、ターンオフと相補的に
ターンオフ、ターンオンする第2の補助スイッチング素
子とからなり、上記第2の直流電源の他方の出力は上記
めっき負荷が接続される上記一方の負荷端子に接続され
ているものが使用されることを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】図1において、3Aは第1の直流
電源、3Bは第2の直流電源であり、これらの直流電源
は通常の商用交流電圧をダイオード、サイリスタ等によ
り整流して直流を生成する装置、あるいは商用交流電圧
を整流して得られた直流を、内蔵するインバータにより
一旦高周波に変換し、さらにダイオードにより再度整流
して直流を生成する装置でよい。第1の直流電源3Aと
第2の直流電源3Bは、負荷端子33A、33B間に接
続された負荷、すなわちめっき負荷4に対して正負のめ
っき電流を交互に供給するように動作する。
【0017】先ず、正電流供給用の電源回路について説
明すると、第1の直流電源3Aの一方の出力、例えば正
出力31Aには第1のリアクトル32Aが接続されてお
り、該リアクトル32Aと第1の負荷端子33Aとの間
には第1の逆流防止ダイオード34Aと第1のスイッチ
ング素子として働く例えば第1の主IGBT35Aとの
直列回路が図示の態様で、すなわち逆流防止ダイオード
34Aのアノードが上記リアクトル32Aに接続され、
そのカソードがIGBT35Aのコレクタに接続され、
IGBT35Aのエミッタが上記第1の負荷端子33A
に接続される態様で接続されている。第2の負荷端子3
3Bは第1の直流電源3Aの他方の出力、すなわち負出
力42Aに接続されている。第1の主IGBT35Aの
コレクタとエミッタとの間にはスナバ回路36Aが接続
されている。スナバ回路36Aは、主IGBT35Aが
オン状態からオフ状態に切り換わったときに、この主I
GBT35Aのコレクタ−エミッタ間に発生するスパイ
ク状の高電圧を吸収して、上記主IGBT35Aが上記
スパイク状の高電圧によって破壊されるのを防止するた
めのもので、主IGBT35Aのコレクタ−エミッタ間
に接続されたダイオード37Aとスナバコンデンサ38
Aとの直列回路と、スナバコンデンサ38Aと並列に接
続された放電抵抗39Aとにより構成されている。スナ
バコンデンサ38Aとしては、高周波のスパイク状電圧
を吸収することができるように、例えば5μF程度の比
較的小さい容量値のフィルムコンデンサが使用され、放
電抵抗39Aとしては、例えば数十Ω程度の大きさのも
のが使用される。
【0018】第1のリアクトル32Aと第1の逆流防止
ダイオード34Aのアノードとの接続点41Aと第1の
直流電源3Aの他方の出力(負出力)42Aとの間に
は、短絡用のスイッチング素子として働く第1の補助I
GBT40Aが、そのコレクタが上記接続点41Aに接
続され、エミッタが上記他方の出力42Aに接続される
態様で接続されている。第1の補助IGBT40Aのコ
レクタとエミッタとの間にはスナバ回路43Aが接続さ
れている。スナバ回路43Aはスナバ回路36Aと同様
に、補助IGBT40Aがオン状態からオフ状態に切り
換わったときに、この補助IGBT40Aのコレクタ−
エミッタ間に発生するスパイク状の高電圧を吸収して、
該補助IGBT40Aを保護するためのもので、コレク
タ−エミッタ間に接続されたダイオード44Aとスナバ
コンデンサ45Aとの直列回路と、上記スナバコンデン
サ45Aと並列に接続された放電抵抗46Aとにより構
成されている。スナバ回路36Aと同様に、スナバコン
デンサ45Aとして例えば5μFのフィルムコンデンサ
が使用され、放電抵抗46Aとして数十Ω程度の大きさ
のものが使用される。
【0019】第1の補助IGBT40Aのコレクタ−エ
ミッタ間、すなわち接続点41Aと第1の直流電源3A
の他方の出力、すなわち負出力42Aとの間には第1の
クランプ回路48Aが接続されている。第1のクランプ
回路48Aはクランプ用ダイオード50Aと、スナバ回
路のコンデンサの容量に比して遙かに大きい容量値、例
えば1000〜2000μFの容量値をもった電解コン
デンサからなるクランプ用コンデンサ51Aとの直列回
路と、このクランプ用コンデンサ51Aと並列に接続さ
れた放電抵抗52Aとからなる。第1のクランプ回路4
8Aは、前述のスイッチング素子として作用する主IG
BT35Aがターンオフしたときにリアクトル32Aに
発生する大きなエネルギを吸収するように作用する。
【0020】第1の補助IGBT40Aのコレクタ−エ
ミッタ間には、そのコレクタ−エミッタ間の電圧を検出
するための第1の電圧検出器54Aが接続されており、
この第1の電圧検出器54Aにより検出された電圧また
はこの電圧を表わす信号は第1の比較器56Aに供給さ
れて、該比較器56Aに内蔵する基準値と比較される。
上記検出電圧が基準値よりも高くなると、比較器56A
は後程説明する制御装置(演算処理装置)58に出力信
号を供給する。
【0021】負電流供給用の第2の電源回路の構成は、
前述の正電流供給用の電源回路と実質的に同じで、第2
の直流電源3Bの一方の出力、例えば正出力31Bには
第2のリアクトル32Bが接続されており、該リアクト
ル32Bと第2の負荷端子33Bとの間には第2の逆流
防止ダイオード34Bと第2のスイッチング素子として
働く例えば第2の主IGBT35Bとの直列回路が図示
の態様で接続されている。第2の直流電源3Bの他方の
出力、すなわち負出力42Bは第1の負荷端子33Aに
接続されている。第2の主IGBT35Bのコレクタと
エミッタとの間には、前述の正電流供給用の電源回路に
おけるスナバ回路36Aと同様な、ダイオード37Bと
スナバコンデンサ38Bとの直列回路と、該スナバコン
デンサ38Bと並列に接続された放電抵抗39Bとによ
り構成された第2のスナバ回路36Bが接続されてい
る。スナバコンデンサ38Bとしては、高周波のスパイ
ク状電圧を吸収することができるように、例えば5μF
程度の比較的小さい容量値のフィルムコンデンサが使用
され、放電抵抗39Bとしては、例えば数十Ω程度の大
きさのものが使用される。
【0022】第2のリアクトル32Bと第2の逆流防止
ダイオード34Bのアノードとの接続点41Bと第2の
直流電源3Bの他方の出力(負出力)42Bとの間に
は、正電流供給用の電源回路と同様に、短絡用のスイッ
チング素子として働く第2の補助IGBT40Bが接続
されている。この第2の補助IGBT40Bのコレクタ
とエミッタとの間にはスナバ回路43Bが接続されてい
る。スナバ回路43Bは、ダイオード44Bとスナバコ
ンデンサ45Bとの直列回路と、スナバコンデンサ45
Bと並列に接続された放電抵抗46Bとにより構成され
ている。
【0023】第2の補助IGBT40Bのコレクタ−エ
ミッタ間、すなわちリアクトル32Bとダイオード34
Bとの接続点41Bと第2の直流電源3Bの他方の出力
(負の出力)42Bとの間には、クランプ用ダイオード
50Bと、例えば1000〜2000μFの容量値をも
った電解コンデンサからなるクランプ用コンデンサ51
Bとの直列回路と、このクランプ用コンデンサ51Bと
並列に接続された放電抵抗52Bとからなる第2のクラ
ンプ回路48Bが接続されている。この第2のクランプ
回路48Bは、第1のクランプ回路48Aと同様にスイ
ッチング素子として作用する主IGBT35Bがターン
オフしたときにリアクトル32Bに発生する大きなエネ
ルギを吸収するように作用するものである。
【0024】第2の補助IGBT40Bのコレクタ−エ
ミッタ間には、そのコレクタ−エミッタ間の電圧を検出
するために、第1の電圧検出器54Aと同様な第2の電
圧検出器54Bが接続されており、この第2の電圧検出
器54Bにより検出された電圧またはこの電圧を表わす
信号は第2の比較器56Bに供給されて、該比較器56
Bに内蔵する基準値と比較される。上記検出電圧が基準
値よりも高くなると、比較器56Bは制御装置(演算処
理装置)58に出力信号を供給する。
【0025】正直流電源3Aが例えば8V、500A、
負直流電源3Bが例えば15V、1500Aの時、第1
の主IGBT35Aとして例えば600Aの素子1個、
第1の補助IGBT40Aとして例えば600Aの素子
1個が使用され、第2の主IGBT35Bとして例えば
600Aの素子2個を並列接続したもの、補助IGBT
40Bとして例えば600Aの素子3個を並列接続した
ものが使用される。各主スイッチング素子35A、35
B、各補助スイッチング素子40A、40Bとしては、
図示のIGBT以外の任意の半導体装置を使用すること
も可能である。リアクトル32A、32Bが例えば20
0μHの時、スナバコンデンサ45Bとして例えば前述
の5μFのフィルムコンデンサが使用され、放電抵抗4
6Bとして数十Ω程度の大きさのものが使用される。
【0026】図2は図1のめっき電流供給電源装置の各
部の波形を示した図で、図2(a)はめっき負荷4に流
れるめっき電流の波形を示し、図2(b)は第1の主I
GBT35Aのゲートに供給されるゲート電圧の波形を
示し、図2(c)は第1の補助IGBT40Aのゲート
に供給されるゲート電圧の波形を示し、図2(d)は第
2の主IGBT35Bのゲートに供給されるゲート電圧
の波形を示し、図2(e)は第2の補助IGBT40B
のゲートに供給されるゲート電圧の波形を示す。各IG
BTのゲートに供給されるゲート電圧の期間は、制御装
置58により予めプログラムされている。
【0027】図2の時刻t1より前の時点では、第1の
主IGBT35Aは図2(b)の正のゲート信号が供給
されてオン、第2の主IGBT35Bは図2(d)の0
レベルのゲート信号が供給されてオフで、第1の直流電
源3Aの第1の出力である正の出力31Aより第1のリ
アクトル32A、第1の逆流防止ダイオード34A、第
1の主IGBT35A、第1の負荷端子33A、めっき
負荷4、および第2の負荷端子33Bを経て上記第1の
直流電源3Aの第2の出力42Aに電流が流れ、めっき
負荷4には図2(a)のI2で示す正の電流が供給され
てめっきが行なわれる。また、t1より前の時点では第
2の補助IGBT40Bのゲートには図2(e)の正の
ゲート信号が供給されて、該第2の補助IGBT40B
はオン状態にあり、第2の直流電源3Bの正の出力31
Bより第2のリアクトル32B、オン状態にある上記I
GBT40Bを経て、第2の直流電源3Bの負の出力4
2Bに電流が流れて、上記第2のリアクトル32Bにエ
ネルギが蓄積される。
【0028】時刻t1で、第2の主IGBT35Bは図
2(d)の正のゲート信号が供給されてターンオンし、
第1の主IGBT35Aは図2(b)の0レベルのゲー
ト信号が供給されてターンオフし、第2の直流電源3B
の第1の出力である正の出力31Bより第2のリアクト
ル32B、第2の逆流防止ダイオード34B、オン状態
の第2の主IGBT35B、第2の負荷端子33B、め
っき負荷4、および第1の負荷端子33Aを経て上記第
2の直流電源3Bの第2の出力42Bに電流が流れて、
めっき負荷4には図2(a)のI1で示す負の電流が供
給される。この時、めっき負荷4に供給されるめっき電
流I1は、第2の直流電源3Bの出力電流と、t1まで
の間に第2のリアクトル32Bに蓄積されたエネルギに
よる放出電流の合計値になり、これによりめっき負荷4
に供給される上記負電流I1は急峻に立ち上がる。この
負電流I1によってめっき負荷4のめっきの中断または
溶解が行なわれる。
【0029】また、t1で第1の補助IGBT40Aの
ゲートには図2(c)の正のゲート信号が供給されて、
該第2の補助IGBT40Aはターンオンし、第1の直
流電源3Aの正の出力31Aより第2のリアクトル32
A、オン状態にある上記IGBT40Aを経て、第1の
直流電源3Aの負の出力42Aに電流が流れて、上記第
1のリアクトル32Aにエネルギが蓄積される。
【0030】時刻t2で、第2の主IGBT35Bは図
2(d)の0レベルのゲート信号が供給されてターンオ
フ、第1の主IGBT35Aは図2(b)の正のゲート
信号が供給されてターンオンし、時刻t1より前の時点
と同様に第1の直流電源3Aの正の出力31Aより第1
のリアクトル32A、第1の逆流防止ダイオード34
A、第1の主IGBT35A、第1の負荷端子33A、
めっき負荷4、および第2の負荷端子33Bを経て上記
第1の直流電源3Aの第2の出力42Aに図2(a)の
正電流I2が流れてめっきが行なわれる。この時も、時
刻t1〜t2の間に第1のリアクトル32Aに蓄積され
たエネルギによる放出電流がI2に加わるから、I2は
急峻に立ち上がる。また、t2で第2の補助IGBT4
0Bのゲートには図2(e)の正のゲート信号が供給さ
れて、該第2の補助IGBT40Bはターンオンし、第
2のリアクトル32Bにエネルギが蓄積される。
【0031】以下同様に、第2の主IGBT35Bと第
1の主IGBT35Aを高速でオン、オフすると共に、
第1の補助IGBT40Aと第2の補助IGBT40B
を高速でオン、オフして、めっき負荷4に対して所定の
周期で極性が高速且つ急峻に反転するめっき電流を供給
して被めっき物にめっきすることができる。
【0032】図2(a)において、めっきの中断または
溶解を行う負電流I1が流れる期間T1、めっきが行な
われる正電流I2が流れる期間T2の反転比率T2/
(T1+T2)は前述のように、制御装置58によって
制御される。また、めっき負荷4に流れる各電流の大き
さI1、I2は、直流電源3B、3Aの電流容量を予め
設定することによって行ってもよいし、図示されていな
いが、めっき負荷4に供給される各電流の大きさを検出
して、その大きさを表わす信号に基づいて制御装置58
が制御するようにしてもよい。一例として、正めっき電
流I2が100A、負めっき電流I1が250A、正め
っき電流が供給される期間T2が10ms(ミリ秒)、
負めっき電流が供給される期間T1が0.5msの時、
均一な厚みの良好なめっきが得られた。
【0033】次に第1の直流電源3Aよりめっき負荷4
に正電流I2が流れている状態で、例えば図2のt5
で、被めっき物がハンガーから外れる等の何らかの理由
で、めっき負荷4にめっき電流を供給することができな
った場合について説明する。
【0034】時刻t5の直前まで第1のクランプ回路4
8Aのクランプ用コンデンサ51Aは、第1の直流電源
3Aの正出力31Aより第1のリアクトル32A、上記
クランプ回路48Aのダイオード50Aを経て当該直流
電源3Aの負出力42Aに流れる電流により、第1の補
助IGBT40Aの定常時のスイッチングによるサージ
電圧を含む電圧により図3の電圧Eまで充電されてい
る。
【0035】時刻t5において、被めっき物とハンガー
等の給電部との接続が外れる等の原因で第1のリアクト
ル32Aに流れていた電流が遮断すると、図3のEで示
す電圧よりも大きな電圧が第1の補助IGBT40Aの
コレクタ−エミッタ間に発生する。このとき第1のリア
クトル32Aの蓄積エネルギーはクランプ用コンデンサ
51Aにより吸収されて、上記第1の補助IGBT40
Aのコレクタ−エミッタ間に印加される電圧の単位時間
当たりの上昇率は小さくなり、該第1の補助IGBT4
0Aはこの電圧によって損傷を受けることはない。この
電圧が第1のリアクトル32A、配線インダクタンスに
より図3のように上昇して行くと、第1の電圧検出器5
4Aがこの電圧の上昇を検出する。検出された電圧は第
1の比較器56Aにおいて基準値と比較される。検出さ
れた電圧すなわち第2の補助IGBT40Aのコレクタ
−エミッタ電圧が時刻t6でFに達すると、比較器56
Aは出力信号を制御装置58に供給する。これによっ
て、制御装置58は図2の(b)に示すように時刻t6
で第1の主IGBT35Aのゲートにターンオフを指令
する0レベルのゲート信号を供給し、また図2の(c)
で示すように第1の補助IGBT40Aのゲートにター
ンオンを指令するゲート信号を供給する。これらのゲー
ト信号により第1の主IGBT35Aはターンオフし、
第1の補助IGBT40Aはターンオンする。これによ
り、第1のリアクトル32Aに蓄積されたエネルギは第
1の補助IGBT40Aを経て第1の直流電源3Aに回
収される。これによって、第1の補助IGBT40Aに
は高電圧が印加されることはなく、該第1の補助IGB
T40Aは保護される。
【0036】また、第2の補助IGBT40Bには図2
(e)に示すように継続して正のゲート信号が供給され
て、該第2の補助IGBT40Bはオン状態を維持す
る。さらに、第1のリアクトル32Aのエネルギが第1
の補助IGBT40Aを経て第1の直流電源3Aに回収
された後、制御装置58から各直流電源3A、3Bにオ
フ指令信号を供給してこれらの直流電源3A、3Bの動
作を共に停止させる。これにより、第1および第2のリ
アクトル32A、32B、第1および第2の補助IGB
T40A、40Bには電流が流れなくなり、これらの各
補助IGBTも保護される。表示装置60は制御装置5
8から供給される信号に応答して、めっき負荷4の回路
が開放したことを表示し、作業者は直ちに回路を点検す
ることができる。62はリセットスイッチで、回路が回
復した後の再起動に使用される。
【0037】上に説明した図1の実施形態では、第1の
リアクトル32Aと第1の主IGBT35Aのコレクタ
との間、第2のリアクトル32Bと第2の主IGBT3
5Bのコレクタとの間にそれぞれ逆流防止ダイオード3
4A、34Bが接続されているが、第1の直流電源3
A、第2の直流電源3Bの中にはそれぞれ整流用ダイオ
ードが含まれているから、上記の各逆流防止ダイオード
を省略してもよい。
【0038】図5は複数のめっき負荷にめっき電流を供
給する本発明のめっき電流供給電源装置の一例を示す。
図5において、L1、L2、L3、…Lnは被めっき
物、めっき液、電極等を含むめっき負荷で、図1のめっ
き負荷4に相当するものである。PS1、PS2、PS
3、…PSnはそれぞれめっき電流供給電源装置で、図
1のめっき負荷4を除くめっき電流供給電源装置からな
る。各めっき電流供給電源装置PS1〜PSnは、めっ
き電流の大きさを検出するめっき電流検出器D1、D
2、D3、…Dnを経て上記めっき負荷L1、L2、L
3、…Lnにめっき電流を供給する。
【0039】10はCPUを含む演算処理装置で、該演
算処理装置10は、めっき電流検出器D1、D2、D
3、…Dnから供給される各めっき負荷に供給されるめ
っき電流の大きさ、めっき電流が供給される期間を表わ
す信号に応答して、各めっき電流供給電源装置PS1〜
PSnに制御信号を供給し、各めっき電流供給電源装置
から各めっき負荷L1〜Lnに供給される負電流(めっ
き溶解電流)I1、正電流(めっき電流)I2の大き
さ、これらの負電流I1、正電流I2が流れている各期
間T1、T2を、それぞれのめっき負荷L1〜Lnの被
めっき物に最適のめっきが行われるように個々に制御す
る。上記の電流I1、I2の大きさ、各期間T1、T2
は、それぞれの被めっき物について最適のめっき状態が
得られる条件を予め経験的、実験的に得た情報に基づい
て演算処理装置10にプログラムされている。
【0040】図2(a)に示すめっき電流において、正
電流I2と負電流I1の比が1対2未満の場合、例えば
1対1.5の場合は正電流が大きくなりすぎて図4の配
線板で、各エッジ部11、21のめっきが進み、一方ス
ルーホール1の内壁部12およびビアホール2の内壁部
22のめっきが充分に行われない。このため、各内部壁
12、22のめっき厚が各エッジ部11、21のそれよ
りも薄くなり、均一なめっき厚が得られない。また、正
電流I2と負電流I1の比が1対3を超える場合、例え
ば1対4になると、負電流が大きくなりすぎて図4の配
線板で、スルーホール1の内壁部12およびビアホール
2の内壁部22のめっきは行なわれるが、エッジ部1
1、21のめっきの溶解が進み、エッジ部11、21の
めっきが充分に行なわれず、同様に均一なめっき厚が得
られない。また、この場合は、めっき液の添加剤の消耗
が大きく、添加剤をしばしば補充しなければならない等
の不都合が生じることが確かめられた。正電流の大きさ
I2と負電流の大きさI1の比が1対2乃至1対3の範
囲で、スルーホール1、ビアホール2の各エッジ部1
1、21のめっき厚と内部壁12、22のめっき厚の差
が最も小さくなり、ほヾ均一なめっき厚が得られると共
に、めっき液の添加剤の消耗も少なく、生産性が向上す
ることが確かめられた。
【0041】また、図2(a)の正電流I2が供給され
る期間T2と負電流I1が供給される期間T1について
見ると、T2とT1の比が30対1を超えると、めっき
が行なわれる正電流期間が長くなりすぎて、エッジ部1
1、21のめっきが進むのに対し、内部壁12、22の
めっきが充分に行われず、内部壁12、22のめっき厚
がエッジ部11、21のめっき厚よりも薄くなり、均一
なめっき厚が得られない。正電流期間T2と負電流期間
T1の比が10対1未満になると、エッジ部11、21
のめっきの溶解が進みすぎ、また1サイクル当たりの正
電流期間が短くなるため、めっきに要する全体の時間が
長くなる。正電流期間T2と負電流期間T1との比が1
0対1乃至30対1の範囲にあるとき、各エッジ部1
1、21のめっき厚と各内壁部12、22のめっき厚の
差が最も小さく、均一な厚みのめっきが得られることが
確かめられた。
【0042】さらに、正電流I2の大きさと負電流I1
の大きさの比を上記の1対2乃至1対3の範囲に設定す
ると共に、正電流期間T2と負電流期間T1との比を1
0対1乃至30対1の範囲に設定することにより、最短
の時間で可及的に均一な厚みの良好なめっきを得ること
ができ、しかも添加剤の消耗も少ないことが確かめられ
た。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明のめっき電流供給
電源装置によれば、制御装置58によって、多数の被め
っき物に同時にめっきを行う場合は、制御装置59と演
算処理装置10の共同作用によってめっき負荷に流れる
正電流と負電流の大きさ、正電流が流れる期間と負電流
が流れる期間との比をそれぞれ適正に設定することによ
り、短いめっき時間で均一な厚みをもった光沢のあるめ
っきを得ることができる。特に正電流I2と負電流I1
のめっき電流の比が1対2乃至1対3の範囲にある時、
正電流期間T2と負電流期間T1の比が10対1乃至3
0対1の範囲にある時にそれぞれ均一な厚みをもった光
沢のあるめっきを得ることができ、両方の条件を同時に
満足するめっき条件では、最短のめっき時間で均一な厚
みのめっきを得ることができると共に、めっき液の添加
剤の消耗が最少で、最も高い生産性が得られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で使用されるめっき電流供給電源装置の
一実施例の概略回路図である。
【図2】(a)は図1の電源装置からめっき負荷に供給
されるめっき電流を概略的に示した図である。(b)乃
至(e)は図1の電源装置の各スイッチング素子に供給
される信号波形を概略的に示した図である。
【図3】めっき負荷に供給される電流が遮断したときに
補助スイッチング素子の両端間に現れる電圧の変化を概
略的に示した図である。
【図4】被めっき物の一例として示す多層プリント配線
板の一例を示す断面図である。
【図5】図1に示す電源装置を複数個使用して、複数の
めっき負荷に各別に制御されためっき電流を供給するこ
とができる本発明のめっき電流供給電源装置の一使用例
をブロック図の形で示した図である。
【符号の説明】
3A 第1の直流電源 3B 第2の直流電源 10 演算処理装置 31A、31B 一方の出力(正の出力) 32A 第1のリアクトル 32B 第2のリアクトル 33A 第1の負荷端子 33B 第2の負荷端子 35A 第1の主スイッチング素子 35B 第2の主スイッチング素子 40A 第1の補助スイッチング素子 40B 第2の補助スイッチング素子 41A、41B 接続点 42A、42B 他方の出力(負の出力) 58 制御装置 L1〜Ln めっき負荷 D1〜Dn めっき電流検出器 PS1〜PSn めっき電流供給電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02M 7/00 H02M 7/00 A H05K 3/18 H05K 3/18 N (72)発明者 西岡 吉行 大阪府大阪市東淀川区西淡路3丁目1番56 号 株式会社三社電機製作所内 Fターム(参考) 4K024 BB11 CA08 CB05 5E343 AA02 AA11 DD43 DD44 DD46 FF16 GG06 5H006 BB03 BB06 CA01 CC04 CC08 DA02 DB01 DC02 5H410 BB05 CC02 CC05 DD02 EA10 EA38 EB13 EB25 FF03 FF05 FF26

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 めっき負荷に所定の周期で極性が反転す
    るめっき電流を供給するための、正電流供給用の第1の
    直流電源装置と負電流供給用の第2の直流電源装置とを
    含む電源装置と、上記第1の直流電源装置から上記めっ
    き負荷に供給されるめっき電流の正電流値と上記第2の
    直流電源装置から上記めっき負荷に供給されるめっき電
    流の負電流値との比、および上記正電流が供給される期
    間と負電流が供給される期間との比を制御する演算制御
    装置とを含むめっき電流供給電源装置。
  2. 【請求項2】 演算制御装置により、第1の直流電源装
    置から供給されるめっき電流の正電流の大きさと第2の
    直流電源装置から供給される負電流の大きさの比を1対
    2乃至1対3の範囲に選択したことを特徴とする請求項
    1に記載のめっき電流供給電源装置。
  3. 【請求項3】 演算制御装置により、第1の直流電源装
    置から供給されるめっき電流の正電流期間と第2の直流
    電源装置から供給される負電流期間との比を10対1乃
    至30対1の範囲に選択したことを特徴とする請求項1
    に記載のめっき電流供給電源装置。
  4. 【請求項4】 演算制御装置により、第1の直流電源装
    置から供給されるめっき電流の正電流の大きさと第2の
    直流電源装置から供給される負電流の大きさの比を1対
    2乃至1対3の範囲に選択すると共に、上記正電流が供
    給される期間と負電流が供給される期間との比を10対
    1乃至30対1の範囲に選択したことを特徴とする請求
    項1に記載のめっき電流供給電源装置。
  5. 【請求項5】 複数のめっき負荷にそれぞれ所定の周期
    で極性が反転するめっき電流を供給するための、正電流
    供給用の第1の直流電源装置と負電流供給用の第2の直
    流電源装置とを含む複数の電源装置と、上記各第1の直
    流電源装置から上記複数のめっき負荷の各々に供給され
    るめっき電流の正電流値と上記各第2の直流電源装置か
    ら上記複数のめっき負荷の各々に供給されるめっき電流
    の負電流値との比および上記正電流が供給される期間と
    負電流が供給される期間との比をそれぞれ制御する演算
    制御装置とを含む、複数のめっき負荷にめっき電流を供
    給するめっき電流供給電源装置。
  6. 【請求項6】 演算制御装置により、各めっき負荷に供
    給されるめっき電流の正電流の大きさと負電流の大きさ
    の比を1対2乃至1対3の範囲に選択したことを特徴と
    する請求項5に記載のめっき電流供給電源装置。
  7. 【請求項7】 演算制御装置により、各めっき負荷に供
    給されるめっき電流の正電流が供給される期間と負電流
    が供給される期間との比を10対1乃至30対1の範囲
    に選択したことを特徴とする請求項5に記載のめっき電
    流供給電源装置。
  8. 【請求項8】 演算制御装置により、各めっき負荷に供
    給されるめっき電流の正電流の大きさと負電流の大きさ
    の比を1対2乃至1対3の範囲に選択すると共に、上記
    正電流が供給される期間と負電流が供給される期間との
    比を10対1乃至30対1の範囲に選択したことを特徴
    とする請求項5に記載のめっき電流供給電源装置。
  9. 【請求項9】 正負電流供給用の直流電源装置が、第1
    の直流電源と、該第1の直流電源の一方の出力とめっき
    負荷が接続される一方の負荷端子との間に接続された第
    1のリアクトルと制御装置から供給される制御信号に応
    答してターンオン、ターンオフする第1の主スイッチン
    グ素子との直列回路と、上記第1の直流電源の上記一方
    の出力と他方の出力との間に接続されていて、上記制御
    装置から供給される制御信号に応答して上記第1の主ス
    イッチング素子のターンオン、ターンオフと相補的にタ
    ーンオフ、ターンオンする第1の補助スイッチング素子
    とからなり、上記第1の直流電源の他方の出力は上記め
    っき負荷が接続される他方の負荷端子に接続されてお
    り、 負電流供給用の直流電源装置が、第2の直流電源と、該
    第2の直流電源の一方の出力と上記めっき負荷が接続さ
    れる上記他方の負荷端子との間に接続された第2のリア
    クトルと上記制御装置から供給される制御信号に応答し
    てターンオン、ターンオフする第2の主スイッチング素
    子との直列回路と、上記第2の直流電源の上記一方の出
    力と他方の出力との間に接続されていて、上記制御装置
    から供給される制御信号に応答して上記第2の主スイッ
    チング素子のターンオン、ターンオフと相補的にターン
    オフ、ターンオンする第2の補助スイッチング素子とか
    らなり、上記第2の直流電源の他方の出力は上記めっき
    負荷が接続される上記一方の負荷端子に接続されてい
    る、請求項1乃至8のいずれかに記載のめっき電流供給
    電源装置。
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