JP2002230504A - Icカード及びicカードの製造方法 - Google Patents

Icカード及びicカードの製造方法

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JP2002230504A JP2001026815A JP2001026815A JP2002230504A JP 2002230504 A JP2002230504 A JP 2002230504A JP 2001026815 A JP2001026815 A JP 2001026815A JP 2001026815 A JP2001026815 A JP 2001026815A JP 2002230504 A JP2002230504 A JP 2002230504A
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尚士 秋口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で、かつ、低コスト、高信頼性を
満足するICカード、及び該ICカードの製造方法を提
供する。 【解決手段】 第1基材117にICチップ111を埋
設し、該第1基材にICチップと電気的に接続して形成
したコイル配線113及びジャンパー線115を形成し
た。このような第1基材を間に第2基材118及び第3
基材119にてサンドイッチするようにした。したがっ
て、ICチップと、コイル配線及びジャンパー線との電
気的接続に金属配線を使用しないので、ICチップ、コ
イル配線、及びジャンパー線間では、確実に電気的接続
がなされ、第2基材及び第3基材にてサンドイッチする
ときにも断線等の不具合発生を防止することができ、高
信頼性を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カード状の基材内
にICチップを埋設したいわゆるICカードであって外
部の端子と非接触型、及び非接触、接触型のICカー
ド、及び該ICカードの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、非接触ICカード、及び接触・非
接触兼用ICカ−ドの構造、並びに構造及び製造方法
は、特公平4−16831号公報、日本国特許第269
4168号、特開平7−239922号公報、特開平7
−61177号公報、特開平8−324166号公報、
特開平8−194801号公報、特開平11−3389
95号公報に示されるようなものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】非接触ICカード、及
び接触・非接触兼用ICカ−ドにおいては、その使用範
囲が広がるにつれて、より低コスト、高信頼性の性能が
求められている。これらの従来のICカードの一般的な
製造方法において、図22に示す非接触ICカード10
は、銅線製コイル配線113を電気的に接続した回路基
板2、及び該回路基板2に実装され金属配線4にて電気
的に接続されたICチップ111を備え、図23に示す
接触・非接触兼用ICカード15は、コイル配線113
を電気的に接続しかつ外部電極端子を有する回路基板6
に金属配線4にて電気的に接続され実装されたICチッ
プ111を備える。これらの非接触ICカード10及び
接触・非接触兼用ICカード15は、上記ICチップ1
11等を含むモジュ−ルを射出成形したり、ラミネ−ト
したりして、カ−ド化した構造や、上記ICチップ11
1の周りに補強板を配置した構造を有する。したがっ
て、製造に当たり作業工程が多く、又、それぞれの部品
の接合部分が多く、接合不良を発生する可能性が高い。
さらに、構造も複雑になり、低コスト、高信頼性を十分
に満足できない場合があるという問題点がある。本発明
は、このような問題点を解決するためになされたもの
で、製造が容易で、かつ、低コスト、高信頼性を満足す
るICカード、及び該ICカードの製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は以下のように構成する。即ち、本発明の第1態
様によるICカードは、ICチップを埋設した板状の第
1基材と、上記第1基材の厚み方向における第1面に上
記ICチップと電気的に接続されて形成される通信用配
線と、上記第1基材において上記第1面に対向する第2
面に上記通信用配線と電気的に接続されて形成されるジ
ャンパー線と、上記第1面及び上記通信用配線を覆う第
2基材と、上記第2面及び上記ジャンパー線を覆い上記
第2基材とによって上記第1基材を間にサンドイッチす
る第3基材と、を備えたことを特徴とする。
【0005】又、上記厚み方向において上記第1基材の
上記第2面上、上記第2基材上、及び上記第3基材上の
少なくとも一つにて上記ICチップを覆い設けられ上記
ICチップ部分の補強を行なう補強板をさらに備えるこ
ともできる。
【0006】又、上記補強板が上記第2基材上又は上記
第3基材上に設けられるとき、上記補強板及び、上記第
2基材又は上記第3基材を覆う第4基材をさらに備える
こともできる。
【0007】又、上記通信用配線又は上記ジャンパー線
と電気的に接続され外部の端子と接触可能な露出面を有
する外部接続用端子をさらに備えることもできる。
【0008】又、上記外部接続用端子は、上記露出面を
外部に露出させて上記第2基材又は上記第3基材に埋め
込むこともできる。
【0009】又、上記第1〜第4基材は、0.05〜
0.7mm厚にてなるシート状の熱可塑性樹脂にて構成
することもできる。
【0010】又、上記通信用配線及び上記ジャンパー線
は、導電性ペーストにて形成することもできる。
【0011】さらに本発明の第2態様のICカード製造
方法は、板状の第1基材にICチップを埋め込み、上記
第1基材の厚み方向における第1面に上記ICチップと
電気的に接続される通信用配線を形成し、上記第1基材
において上記第1面に対向する第2面に上記通信用配線
と電気的に接続されるジャンパー線を形成し、上記通信
用配線及び上記ジャンパー線の形成後、上記第1面及び
上記通信用配線を覆う第2基材、並びに上記第2面及び
上記ジャンパー線を覆う第3基材にて、上記第1基材を
サンドイッチすることを特徴とする。
【0012】又、上記第2態様において、上記第2基材
及び上記第3基材による上記第1基材のサンドイッチ動
作前に、上記厚み方向において上記第1基材の上記第2
面上、上記第2基材上、及び上記第3基材上の少なくと
も一つに、上記ICチップを覆って上記ICチップ部分
の補強を行なう補強板を設けるようにしてもよい。
【0013】又、上記第2態様において、上記補強板が
上記第2基材上又は上記第3基材上に設けられるとき、
上記補強板及び、上記第2基材又は上記第3基材を覆っ
て第4基材をさらに形成するようにしてもよい。
【0014】又、上記第2態様において、上記第2基材
又は上記第3基材は、上記通信用配線又は上記ジャンパ
ー線と電気的に接続する導電部材と、該導電部材に電気
的に接続され外部の端子と接触可能な露出面を有する外
部接続用端子とを有し、上記通信用配線及び上記ジャン
パー線の形成後、上記導電部材と上記通信用配線又は上
記ジャンパー線とを電気的に接続させながら上記第2基
材及び上記第3基材にて上記第1基材をサンドイッチす
るようにしてもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態であるICカー
ド、及び該ICカードの製造方法について、図を参照し
ながら以下に説明する。尚、各図において同じ構成部分
については同じ符号を付している。第1実施形態;図1
には、本実施形態のICカードの内、当該ICカードと
の通信を当該ICカードと非接触にて行なう第1の非接
触ICカ−ド101を示している。該非接触ICカード
101は、第1〜第3の3つの基材117、119、1
18を有する。板状の第1基材117には、電極上にバ
ンプ112を形成したICチップ111が、当該第1基
材117の厚み方向181における第1面117aに上
記バンプ112が露出する程度に埋設される。又、第1
基材117には、厚み方向181に沿って該第1基材1
17を貫通するスルーホール114が形成され、該スル
ーホール114には導体120が形成される。上記第1
面117aには、上記バンプ112、つまり上記ICチ
ップ111及び上記導体120と電気的に接続される、
通信用配線の機能を果たす一例であるコイル電線113
が形成される。上記第1面117aに対向する第2面1
17bには、上記導体120を介して上記コイル電線1
13と電気的に接続されて形成されるジャンパー線11
5が形成され、又、ICチップ111の背面111aに
接しICチップ111の全体を覆う大きさの補強板11
6が設けられる。さらに、上記第1面117a及び上記
コイル電線113を覆って第2基材118が形成され、
上記第2面117b及び上記ジャンパー線115を覆い
上記第2基材118とによって上記第1基材117を間
にサンドイッチする第3基材119が形成される。
【0016】上記第1基材117、第2基材118、及
び第3基材119は、絶縁性の高い材料を用いることが
好ましく、例えば、ポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル
樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂、等が使用可
能である。又、これらの樹脂の表面に接着剤、コート剤
等が塗布されたものや、表面が粗化加工、溝加工等され
たものも使用可能である。但し、特にこれらに限定され
るものではない。上記第1基材117、第2基材11
8、第3基材119の厚さは、特に限定されるものでは
ないが、第1基材117、第2基材118、及び第3基
材119の厚さを合わせて、製造されるICカードにお
ける厚み公差内に収まる厚さであることが望ましい。
【0017】ICチップ111とコイル配線113とを
電気的に接続する上記バンプ112は、金やアルミニウ
ム等の金属が使用可能であるが、特にこれらに限定され
ない。バンプ112は、ICチップ111の所定の電極
に形成されていることが望ましい。バンプ112の形成
方法は、特に限定されないが、ワイヤーの超音波ボンデ
ィング法による形成方法が好まれる。バンプ112の大
きさは、特に制限されないが、好ましくは、高さ30μ
m〜70μm、直径30〜100μm程度である。この
範囲外では、電気的接合がとれなかったり、電気的な短
絡現象が発生することがある。
【0018】上記コイル配線113、スルーホール内の
導体120、及びジャンパー配線115は、導電性ペー
ストの印刷や塗布、及びメッキ等により形成される。上
記導電性ペーストは、電気的な導通を有するものであれ
ば使用可能であり、その導通抵抗等の電気特性及び粘度
等の材料特性については、特に限定するものではない。
上記メッキの方法については、パターンメッキ法や全面
メッキ後のエッチング法により形成可能であるが、特に
限定するものではない。上記導電性ペーストの硬化方法
は、特に限定されるものではないが、加熱硬化するのが
望ましく、硬化温度は、80℃から150℃が望まし
い。80℃以下では、硬化するのに時間がかかり、15
0℃以上では、基材が熱変形することがある。
【0019】上記スルーホール114の大きさは、特に
限定されるものではないが、好ましくは、直径0.1m
mから2mmの大きさである。直径0.1mm以下で
は、上記導電性ペーストの充填が難しく、又、メッキに
よる金属配線形成が難しく、直径2mm以上では、スル
ーホール114内に導電性ペーストを完全に充填するこ
とができず、導通不可となる場合があるからである。ス
ルーホール114の形成方法については、ダイスによる
パンチングやドリルによるドリリング等を用いることが
できるが、特にこれらに限定するものではない。
【0020】上記コイル配線113、上記スルーホール
内導体120、上記ジャンパー配線115を結線する回
路パターン及びその形成順は、特に限定されるものでは
ない。上記補強板116は、ICチップ111の損傷を
防止できる材料であれば使用可能であるが、特に限定さ
れるものではない。又、ICチップ111は、特に限定
されるものではない。その個数や埋設位置についても、
仕様により、任意に搭載することができる。一体型のI
Cカ−ド101を完成させるため、第1基材117、第
2基材118、及び第3基材119のラミネ−ト方法
は、加熱加圧してプレスする方法が望ましいが、特にこ
れに限定されるものではない。加熱加圧する装置や治具
等については、特に限定されるものではない。加熱温度
は、90℃から170℃が望ましい。90℃未満の場合
では、ラミネ−トできないことがあり、170℃を越え
る場合では、基材が熱変形することがある。加圧力は、
98×10Pa〜490×10Paが望ましい。9
8×10Pa未満では、ラミネ−トできないことがあ
り、490×10Paを超えると各基材117〜11
9が変形するおそれがあるからである。
【0021】以上のように構成される第1実施形態にお
ける第1非接触ICカード101の製造方法について、
図11から図18を参照して以下に説明する。図11に
示す第1基材117の所定の位置に、ダイスを用いたパ
ンチングにより、例えば直径0.5mmのスルーホール
114を2ヶ所に形成する(図12)。次に、図13に
示すように、第1基材117の所定の位置に、バンプ1
12を形成したICチップ111を加熱押圧して埋め込
む。次に、図14及び図15に示すように、第1基材1
17にICチップ111を埋め込んだ反対側の面、つま
り上記第1面117aに導電性ペーストを用いて、コイ
ル配線113を形成するとともに、好ましくは同時に、
上記スルーホール114に導電性ペーストを充填し、加
熱硬化させる。
【0022】次に、図16に示すように、第1基材11
7のICチップ111を埋め込んだ側、つまり上記第2
面117bに、上記導電性ペーストを用いて、ジャンパ
ー配線115を印刷し、加熱硬化させる。ついで、図1
7に示すように、補強板116を、上記第1基材117
のICチップ111が埋め込まれた位置にICチップ1
11を覆い隠すように配置する。そして図18に示すよ
うに、その両側から、第2基材118及び第3基材11
9を、第1基材117を完全に覆い隠すように重ね合わ
せ、プレス機により加熱加圧してラミネートし、一体型
のカード101を製造する。
【0023】上述したような製造方法により製造される
非接触ICカード101では、ICチップと回路基板と
の電気的接続に金属配線を使用せず、ICチップ111
のバンプ112及びスルーホール内導体120に接触さ
せて、かつ上記ICチップ111が埋め込まれた第1基
材117の表面に導電性材料を塗布や印刷により形成す
る。よってICチップ111と、コイル配線113及び
ジャンパー線115とは確実に電気的接続がなされ、そ
の後の第2基材118及び第3基材119によりラミネ
ート動作においても断線等の不具合発生を防止すること
ができる。よって、当該非接触ICカ−ド101では、
接合不良の発生がなく高信頼性を有する。又、ICチッ
プ111は第1基材117に埋め込まれるので、当該非
接触ICカ−ド101では、簡易な構造でICチップ1
11が保護できる。さらに、上述のように、基本的に、
ICチップ111の埋め込み、第1基材表面へのコイル
配線113、及びジャンパー線115の形成が行なわれ
た第1基材117に対して、第2基材118及び第3基
材119にてサンドイッチしてICカードを作製すると
いう作業工程であることから、従来に比べて構造が単純
であり作業工程が少ない。よって、低コストなICカー
ドを実現することができる。
【0024】第2実施形態;図2には、第2実施形態と
しての第2非接触ICカード102を示している。該第
2非接触ICカード102では、上述の第1非接触IC
カード101と比べて以下の点で異なる。即ち、上記第
3基材119を覆って設けられる第4基材121を有
し、又、上記補強板116を第1基材117の第2面1
17bに設けるのではなく、ICチップ111の背面1
11a側でICチップ111を覆うようにして第3基材
119上に設けられる。又、上記第4基材121は、上
述の第1〜第3基材117〜119と同一の材料、大き
さにてなる。その他の構成、材料、及び製造方法につい
ては、上述の第1非接触ICカード101に同じである
ので、ここでの説明は省略する。
【0025】このような第2非接触ICカード102に
よれば、第1非接触ICカード101における上述の効
果を奏するとともに、さらに第1非接触ICカード10
1に比して、ICチップ111と、補強板116とが離
れているので、ICカード102に大きな曲げ応力が作
用したときでも、補強板116とICチップ111の角
部との接触がなくICカード102の破損を防止できる
という特別な効果を奏する。
【0026】第3実施形態;図3には、第3実施形態と
しての第3非接触ICカード103を示している。上述
の第2非接触ICカード102では、第4基材121及
び補強板116を第3基材119上に設けたが、本第3
非接触ICカード103では、第2基材118を覆うよ
うに第4基材及び補強板116を設けている。尚、第2
非接触ICカード102との区別を図るため、当該第3
非接触ICカード103における第4基材には、第5基
材122の名称を付す。該第5基材122は、上記上述
の第1〜第3基材117〜119と同一の材料、大きさ
にてなる。又、補強板116は、ICチップ111のバ
ンプ112側であってICチップ111を覆うような位
置にて第2基材118上に配置される。その他の構成、
材料、及び製造方法については、上述の第1非接触IC
カード101に同じであるので、ここでの説明は省略す
る。
【0027】このような第3非接触ICカード103に
よれば、第1非接触ICカード101における上述の効
果を奏するとともに、さらに第1非接触ICカード10
1に比して、上述のICカード102と同じ特別な効
果、さらに上記第2非接触ICカード102に比してカ
ードの平面性の確保が容易であるという特別な効果を奏
することができる。
【0028】第4実施形態;図4には、第4実施形態と
しての第4非接触ICカード104を示している。該第
4非接触ICカード104では、上述の第1非接触IC
カード101と比べて以下の点で異なる。即ち、上記第
2基材118を覆って設けられる第5基材122を有
し、又、上述の第3非接触ICカード103のように、
ICチップ111のバンプ112側であってICチップ
111を覆うような位置に第2補強板123を第2基材
118上に設けている。その他の構成、材料、及び製造
方法については、上述の第1非接触ICカード101及
び第3非接触ICカード103に同じであるので、ここ
での説明は省略する。
【0029】このような第4非接触ICカード104に
よれば、第1非接触ICカード101及び第3非接触I
Cカード103における上述の効果を奏するとともに、
さらに補強板の数が増すことによりICチップ111を
より強力に保護することができる。
【0030】第5実施形態;図5には、第5実施形態と
しての第5非接触ICカード105を示している。該第
5非接触ICカード105は、上述した第2非接触IC
カード102と、第3非接触ICカード103とを組み
合わせた構造を有する。よってここでの構造説明、及び
製造方法説明は省略する。このような第5非接触ICカ
ード105によれば、第2非接触ICカード102及び
第3非接触ICカード103における上述の効果を奏す
ることができる。
【0031】第6実施形態;図6には、本実施形態のI
Cカードの内、当該ICカードとの通信を当該ICカー
ドと接触及び非接触の両方にて行なうことができる第1
の接触、非接触ICカ−ド106を示している。該第1
接触、非接触ICカード106は、上述の第1非接触I
Cカード101と比べて以下の点で異なる。即ち、第2
基材118には、外部接続用端子132、スルーホール
133、該スルーホール133に設けられる導電部材1
34を有する。よって、上述の第2基材118と明確に
区別するため、当該接触、非接触ICカード106にお
ける第2基材を第6基材131とする。
【0032】上記第6基材131は、上述の第2基材1
18等と同じ材質、大きさにてなり、又、上記スルーホ
ール133の形成方法、並びに上記導電部材134の材
質及び形成方法は、上述のスルーホール114及びスル
ーホール内導体120の場合に同じであるので、ここで
の説明は省略する。上記外部接続用端子132は、上記
導電部材134に電気的に接続され、当該接触、非接触
ICカード106以外の外部の端子と接触可能なよう
に、上記第6基板131の表面131aに露出する露出
面132aを有する導電性部材である。外部接続用端子
132は、通常のフレキシブル基板を用いることが望ま
しいが、特にこれに限定するものではない。さらに、両
面電極形成タイプのフレキシブル基板が、特に好まし
い。又、外部接続用端子132の形状は、特に限定され
ない。
【0033】上述の第1接触、非接触ICカード106
の製造方法について、図19〜図21を参照して説明す
る。尚、上記第6基材131が関与しない工程までの製
造方法は、図11〜図17を参照して説明した製造方法
に同じであるので、ここでの説明は省略する。図17に
示すように第1基材117の第2面117bに補強板1
16を設けた後、又は、別途にて、図19に示すように
第6基材131にスルーホール133を形成し、さら
に、第6基材131の第1基材117に接する側に上記
スルーホール133に上記導電性ペーストを充填し、加
熱、硬化させる。ついで、図20に示すように、上記第
3基材119と、上記表面131aに外部接続用端子1
32を設けた第6基板131とによって、コイル配線1
13等を形成した第1基材117をサンドイッチする。
そして図21に示すように、上記サンドイッチを行ない
ながら押圧して、上記外部接続用端子132を第6基材
131に埋め込む。又、上記押圧により上記導電部材1
34は、上記外部接続用端子132及びコイル配線11
3と電気的に接続される。このようにして第1接触、非
接触ICカード106を製造する。
【0034】又、その他の構成、材料、及び製造方法に
ついては、上述の第1非接触ICカード101の場合に
同じであるので、ここでの説明は省略する。このような
第1接触、非接触ICカード106によれば、上記第1
非接触ICカード101における上述の効果を奏すると
ともに、簡易な構造及び製造方法にて、接触、非接触I
Cカードを構成することができる。
【0035】第7実施形態;図7には、第7実施形態と
しての第2接触、非接触ICカード107を示してい
る。上述の第1接触、非接触ICカード106では、上
記第1非接触ICカード101の第2基材118に代え
て第6基材131を設けた構成にてなるが、当該第2接
触、非接触ICカード107では、上記第1非接触IC
カード101の第3基材119に上記外部接続用端子1
32、上記スルーホール133、上記導電部材134を
有する。よって、上述の第3基材119と明確に区別す
るため、当該第2接触、非接触ICカード107におけ
る第3基材を第7基材135とする。尚、該第7基材1
35では、上記導電部材134は、上記ジャンパー線1
15と外部接続用端子132とを電気的に接続する。そ
の他の構成、材料、及び製造方法については、上述の第
1非接触ICカード101、及び第1接触、非接触IC
カード106の場合に同じであるので、ここでの説明は
省略する。
【0036】このような第2接触、非接触ICカード1
07によれば、上記第1接触、非接触ICカード106
における効果を奏するとともに、第1接触、非接触IC
カード106に比して、補強効果が向上するという効果
を奏することができる。
【0037】第8実施形態;図8には、第8実施形態と
しての第3接触、非接触ICカード108を示してい
る。該第3接触、非接触ICカード108では、上述の
第1接触、非接触ICカード106と比べて以下の点で
異なる。即ち、上記第3基材119を覆って設けられる
第4基材121を有し、又、上記補強板116を第1基
材117の第2面117bに設けるのではなく、ICチ
ップ111の背面111a側でICチップ111を覆う
ようにして第3基材119上に設けられる。又、上記第
4基材121は、上述の第1〜第3基材117〜119
と同一の材料、大きさにてなる。その他の構成、材料、
及び製造方法については、上述の第1接触、非接触IC
カード106に同じであるので、ここでの説明は省略す
る。
【0038】このような第3接触、非接触ICカード1
08によれば、第1接触、非接触ICカード106にお
ける上述の効果を奏するとともに、さらに第1接触、非
接触ICカード106に比して、上述の第2非接触IC
カード102が奏する効果と同じ効果を奏することがで
きる。
【0039】第9実施形態;図9には、第9実施形態と
しての第4接触、非接触ICカード109を示してい
る。該第4接触、非接触ICカード109では、上述の
第2接触、非接触ICカード107に比べて以下の点で
異なる。即ち、上述した第3非接触ICカード103の
場合と同様に、第2基材118を覆うように第4基材及
び補強板116を設けている。尚、当該第4接触、非接
触ICカード109における第4基材には、第5基材1
22の名称を付す。該第5基材122は、上述の第1〜
第3基材117〜119と同一の材料、大きさにてな
る。又、補強板116は、ICチップ111のバンプ1
12側であってICチップ111を覆うような位置にて
第2基材118上に配置される。その他の構成、材料、
及び製造方法については、上述の第2接触、非接触IC
カード107の場合に同じであるので、ここでの説明は
省略する。
【0040】このような第4接触、非接触ICカード1
09によれば、第2接触、非接触ICカード107にお
ける上述の効果を奏するとともに、さらに第2接触、非
接触ICカード107に比してカードの平坦化が容易に
行なえるという特別な効果を奏することができる。
【0041】第10実施形態;図10には、第10実施
形態としての第5接触、非接触ICカード110を示し
ている。該第5接触、非接触ICカード110では、上
述の第4接触、非接触ICカード109の構成にて、第
1基材117の第2面117b上でICチップ111を
覆うように上記補強板116をさらに設けた構成であ
る。その他の構成、材料、及び製造方法については、上
述の第4接触、非接触ICカード109に同じであるの
で、ここでの説明は省略する。
【0042】このような第5接触、非接触ICカード1
10によれば、第4接触、非接触ICカード109にお
ける上述の効果を奏するとともに、さらに補強板の数が
増すことによりICチップ111をより強力に保護する
ことができる。
【0043】上述した、図1〜図10に示す各ICカー
ド101〜110において、上記第1基材117、第2
基材118、第3基材119、第4基材121、第5基
材122、第6基材131、第7基材135のそれぞれ
は、熱可塑性樹脂からなる、厚さ0.05mm〜0.7
mmのシート状のものにて形成することもできる。これ
は、基材の厚さが0.05mm未満では、スルーホール
114等が破断する可能性が高く、一方、0.7mmを
越えると、スルーホール114等内に導電性ペーストを
完全に充填することができず、又、メッキ法による導通
配線形成ができなくなる場合があるからである。
【0044】上述の各ICカード101〜110におい
て、上記コイル配線113、上記導体120、導電部材
134、ジャンパー配線115が導電性ペーストから形
成されるとき、上記導電性ペーストは、主として、一種
類以上の金属粒子と熱硬化性樹脂とを有し、上記金属粒
子の重量割合が導電性ペースト全体重量の55%以上9
5%以下を占めることとしている。これは、55%未満
のものでは、硬化時に電気的導通がとれない場合があ
り、95%を越えるものでは、ペースト状をなさず、印
刷及び塗布ができないことがあるからである。
【0045】又、上述のように、上記コイル配線113
と、導体120と、ジャンパー配線115が導電性ペ−
ストから形成され、上記導電性ペ−ストが主として、一
種類以上の金属粒子と熱硬化性樹脂からなり、その金属
粒子の重量割合がペ−スト全体重量の55%以上95%
以下を占めることとすることで、回路基板を用いること
なしに、電子回路が形成できるという作用を有する。
【0046】上記金属粒子としては、電気的導通を有す
るものであれば、使用可能であり、その導通抵抗等の電
気特性等については、特に限定されるものではないが、
好ましくは、銀粉、金粉、アルミニウム粉、ニッケル粉
や銅粉である。又、その形状については、球状や鱗片状
のものが使用できる。上記金属粒子の大きさについて
は、特に限定されないが、好ましくは、直径0.003
mmから0.02mmであり、0.003mm未満のも
のでは、導電性ペーストの分離が発生する場合があり、
0.02mmを越えるものでは、印刷、及び、塗布でき
ない場合があるからである。上記導電性ペーストを構成
する上記熱硬化性樹脂としては、エポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂やアクリル樹脂等が使用可能であるが、特にこ
れらに限定されることはない。
【0047】上述の各ICカード101〜110におい
て、上記補強板116、上記第2補強板123は、金属
板であって、その厚さが0.01mm〜0.2mmのス
テンレス板が好ましい。これは、厚さが0.01mm未
満では、ICチップ111を保護できない場合があり、
0.2mmを越える場合には、カードの柔軟性が失わ
れ、カードが破損する場合があるからである。又、厚さ
が0.01mm〜0.2mmのステンレス板を補強板1
23として用いることで、簡易な構造でICチップ11
1を保護できるという作用がある。又、補強板116、
123の大きさは、内蔵されるICチップ111の大き
さと同じか、0〜3mm程大きいのが好ましい。これ
は、補強板の大きさがICチップ111より小さい場合
ではICチップ111を保護できない場合があり、3m
mを越える場合には、ICカードの柔軟性が失われ、I
Cカードが破損する場合があるからである。上記大きさ
の補強板116、123を用いることで、簡易な構造で
ICチップ111を保護することができる。
【0048】上述の各ICカード101〜110におい
て、上記外部接続用端子132は、当該外部接続用端子
132を埋め込む基材131、135の厚さよりも薄い
こととしている。これは、外部接続用端子132の厚さ
が基材131、135よりも厚い場合、スルーホール1
33による結線が難しくなり、断線する可能性が高い。
又、外部接続用端子132の厚さを上述のようにするこ
とで、容易に平面性の良いICカードを作製することが
できる。
【0049】
【実施例】第1実施例;該第1実施例は、上記第1非接
触ICカード101の実施例である。長さ100mm、
幅80mm、0.38mm厚、ポリ塩化ビニル樹脂製の
第1基材117の所定の位置に、ダイスを用いたパンチ
ングにより、直径0.5mmのスルーホール114が2
ヶ所に開けられる。ついで、第1基材117の所定の位
置に、4mm角、厚さ0.35mm、高さ60μmの金
バンプ112を形成済のICチップ111を、加熱押圧
して埋め込む。第1基材117の上記第1面117a
に、硬化剤配合済エポキシ樹脂中に直径0.005mm
の銀粉を75%配合調整した導電性ペーストを用いて、
コイル配線113を形成すると同時に、上記スルーホー
ル114に上記導電性ペーストを充填し、100℃、1
5分にて硬化する。
【0050】さらに、第1基材117の上記第2面11
7bに、上記導電性ペーストを用いて、ジャンパー配線
115を印刷し、100℃、15分にて硬化する。つい
で、5mm角、厚さ50μm、ステンレス製の補強板1
16を、上記第1基材117の上記第2面117bで、
ICチップ111が埋め込まれた位置にICチップ11
1を覆い隠すように配置する。そして、第1基材117
を完全に覆い隠すように、いずれも長さ100mm、幅
80mm、0.38mm厚、ポリ塩化ビニル樹脂製の第
2基材118及び第3基材119を重ね合わせ、プレス
機により、140℃、392×10Pa、30分の加
熱加圧条件でラミネートし、一体型の第1非接触ICカ
ード101を製造した。
【0051】尚、以上の説明では、ICチップ111、
バンプ112、コイル配線113、スルーホール11
4、ジャンパー配線115、補強板116、第1基材1
17、第2基材118、第3基材119等にて、材質、
大きさ、厚みや、又、製造工程における圧力、温度、時
間を限定したが、これらは一例であり、これらの値に限
定されるものではない。
【0052】第2実施例;該第2実施例は、上記第2非
接触ICカード102の実施例である。上記第1実施例
において、補強板116を配置する際、第3基材119
の外側から、第1基材117に埋め込まれているICチ
ップ111に対応する位置でICチップ111を覆い隠
すように上記補強板116を配置する。その上に、長さ
100mm、幅80mm、0.38mm厚、ポリ塩化ビ
ニル樹脂製の第4基材121を、第3基材119を完全
に覆い隠すように重ね合わせ、一体型の第2非接触IC
カード102を製造した。尚、上記第4基材における値
は、一例であり、これに限定されるものではない。その
他の材料及び製造工程、条件は、上記第1実施例の場合
に同じである。
【0053】第3実施例;該第3実施例は、上記第3非
接触ICカード103の実施例である。上記第1実施例
において、補強板116を配置する際、第2基材118
の外側から、第1基材117に埋め込まれているICチ
ップ111に対応する位置でICチップ111を覆い隠
すように上記補強板116を配置する。その上に、第5
基材122を、第2基材118を完全に覆い隠すように
重ね合わせて、一体型の第3非接触ICカード103を
製造した。その他の材料、製造工程、条件は、第2実施
例の場合に同じである。
【0054】第4実施例;該第4実施例は、上記第4非
接触ICカード104の実施例である。第1実施例にお
ける第1非接触ICカード101を形成後、第2基材1
18の外側から、第1基材117に埋め込まれているI
Cチップ111に対応する位置でICチップ111を覆
い隠すように、5mm角、厚さ50μm、ステンレス製
の第2補強板123を配置する。さらに、第2基材11
8及び第2補強板123を完全に覆い隠すように第5基
材122を重ね合わせて、一体型の第4非接触ICカー
ド104を製造した。尚、上記第2補強板における値
は、一例であり、これに限定されるものではない。その
他の材料、製造工程、条件は、第1実施例の場合に同じ
である。
【0055】第5実施例;該第5実施例は、上記第5非
接触ICカード105の実施例である。上記第1実施例
において、補強板116、第2補強板123を配置する
際に、まず、第1基材117の両側から、第2基材11
8及び第3基材119を、第1基材117を完全に覆い
隠すように重ね合わせる。次に、第2基材118及び第
3基材119のそれぞれの外側から、第1基材117に
埋め込まれているICチップ111に対応する位置でI
Cチップ111を覆い隠すように、補強板116及び第
2補強板123を配置する。その上に、それぞれ、長さ
100mm、幅80mm、0.38mm厚、ポリ塩化ビ
ニル樹脂製にてなる、第5基材122及び第4基材12
1を、第2基材118及び第3基材119が完全に覆い
隠されるように重ね合わせて、一体型の第5非接触IC
カード105を製造した。尚、第5基材122及び第4
基材121における上記各値は、一例であり、これらに
限定されるものではない。その他の材料、製造工程、条
件は、第4実施例の場合に同じである。
【0056】第6実施例;該第6実施例は、上記第1接
触、非接触ICカード106の実施例である。長さ10
0mm、幅80mm、0.38mm厚、ポリ塩化ビニル
樹脂製の第1基材117の所定の位置に、ダイスを用い
たパンチングにより、直径0.5mmのスルーホール1
14が2ヶ所に開けられる。又、長さ100mm、幅8
0mm、0.38mm厚、ポリ塩化ビニル樹脂製の第6
基材131の所定の位置に、直径0.5mmのスルーホ
ール133を8ヶ所に開ける。ついで、第1基材117
の所定の位置に、4mm角、厚さ0.35mm、高さ6
0μmの金バンプ112を形成済のICチップ111
を、加熱押圧して埋め込む。第1基材117の上記第1
面117aに、硬化剤配合済エポキシ樹脂中に直径0.
005mmの銀粉を75%配合調整した導電性ペースト
を用いて、コイル配線113を形成すると同時に、上記
スルーホール114に上記導電性ペーストを充填し、1
00℃、15分にて硬化する。
【0057】さらに、第1基材117の上記第2面11
7bに、上記導電性ペーストを用いて、ジャンパー配線
115を印刷し、100℃、15分にて硬化する。つい
で、第6基材131の第1基材117に接する側にて、
上記スルーホール133へ上記導電性ペーストを充填
し、100℃、15分にて硬化する。そして、5mm
角、厚さ50μm、ステンレス製の補強板116を、上
記第1基材117の上記第2面117bで、ICチップ
111が埋め込まれた位置にICチップ111を覆い隠
すように配置する。さらに、その両側から、いずれも長
さ100mm、幅80mm、0.38mm厚、ポリ塩化
ビニル樹脂製の第3基材119及び第6基材131を、
第1基材117を完全に覆い隠すように重ね合わせ、さ
らに、第6基材131の外側から、10mm角、厚さ3
5μmの両面電極形成フレキシブル基板にてなる外部接
続用端子132を所定の位置に配置する。そして、プレ
ス機により、第3基材119及び第6基材131にて第
1基材117をサンドイッチして、140℃、392×
10Pa、30分の加熱加圧条件でラミネートし、一
体型の第1接触、非接触ICカード106を製造した。
尚、上述の説明にて記した各値は、いずれも一例であ
り、これらに限定されるものではない。
【0058】第7実施例;該第7実施例は、上記第2接
触、非接触ICカード107の実施例である。上記第6
実施例において、上記スルーホール133、及び導電部
材134を形成した第7基材135を、第1基材117
の上記第2面117b側で第1基材117を覆って配置
する。一方、第1基材117の上記第1面117a側に
は、第6基材131に代えて第2基材118を配置す
る。外部接続用端子132を配置する際、第7基材13
5の外側から所定の位置に配置して、一体型の第2接
触、非接触ICカード107を製造した。尚、その他の
材料、製造工程、条件は、第6実施例の場合に同じであ
る。
【0059】第8実施例;該第8実施例は、上記第3接
触、非接触ICカード108の実施例である。上記第6
実施例において、第3基材119の外側から、第1基材
117に埋め込まれているICチップ111に対応する
位置にてICチップ111を覆い隠すように補強板11
6を第3基材119上に配置する。その上に、第3基材
119を完全に覆い隠すように、第4基材121を重ね
合わせる。さらに、第6基材131の外側から、外部接
続用端子132を所定の位置に配置して、一体型の第3
接触、非接触ICカード108を製造した。その他の材
料、製造工程、及び条件は、第7実施例の場合に同じで
ある。
【0060】第9実施例;該第9実施例は、上記第4接
触、非接触ICカード109の実施例である。上記第7
実施例において、第1基材117に埋め込まれたICチ
ップ111を覆い隠す位置で、第2基材118の外側
に、第2補強板123を配置する。一方、第1基材11
7の上記第2面117bには、上記ジャンパー線115
のみを形成し補強板116は設けない。そして上記第2
面117b側にて、第1基材117を覆って、上記第7
基材135を設ける。一方、上記第2補強板123の上
に、第2基材118を完全に覆い隠すように第5基材1
22を重ね合わせ、さらに、第7基材135の外側か
ら、外部接続用端子132を所定の位置に配置して、一
体型の第4接触、非接触ICカード109を製造した。
その他の材料、製造工程、及び条件は、第7実施例の場
合に同じである。
【0061】第10実施例;該第10実施例は、上記第
5接触、非接触ICカード110の実施例である。上記
第7実施例において、第1基材117に埋め込まれたI
Cチップ111を覆い隠すようにして、5mm角、厚さ
50μm、ステンレス製の第2補強板123を第2基材
118上に配置する。そして第2基材118を完全に覆
い隠すように第5基材122を重ね合わせ、一体型の第
5接触、非接触ICカード110を製造した。尚、上記
第2補強板における上記値及び材質は一例であり、限定
するものではない。その他の材料、製造工程、及び条件
は、第7実施例の場合に同じである。
【0062】第11実施例;上記第1実施例における第
1基材117、第2基材118、及び第3基材119に
ついて、長さ100mm、幅80mm、0.38mm厚
のポリエステル樹脂を使用して、一体型の非接触ICカ
ードを製造した。その他の材料、製造工程、及び条件
は、第1実施例の場合に同じである。
【0063】上記第1実施例における補強板116につ
いて、4mm角、厚さ50μmのステンレス板を使用し
て、一体型の非接触ICカードを製造した。
【0064】第12実施例;上記第1実施例における補
強板116について、7mm角、厚さ50μmのステン
レス板を使用して、一体型の非接触ICカードを製造し
た。
【0065】第13実施例;上記第6実施例における外
部接続用端子132について、15mm角、厚さ20μ
mの両面電極形成フレキシブル基板を使用して、一体型
の接触、非接触ICカードを製造した。
【0066】上述した第1実施例から第13実施例につ
いて、下記の比較例1及び比較例2における各サンプル
を各10個ずつ作製し、各種の信頼性試験後の接合不良
率を調べた。尚、各比較例1、2は、図22及び図23
に示される従来のICカードに相当する。比較例1;ガ
ラス−エポキシ基板で、20mm角、厚さ0.4mmの
回路基板2に、4mm角、厚さ0.35mmのICチッ
プ1を実装し、ついで、上記ICチップ1の電極と上記
回路基板2の電極とを、金ワイヤー製、線径25μmの
金属配線4で結線し、さらに、エナメル被服付銅線で、
線径0.2mm、10ターンのコイル3を回路基板2に
はんだ付けした。これを所定の金型に入れ、カード用樹
脂材料5を射出成形して、ICカード10を製造した。
【0067】比較例2ガラス−エポキシ基板で、20m
m角、厚さ0.4mmの外部電極端子基板6の外部電極
端子側の裏面に、4mm角、厚さ0.35mmのICチ
ップ1を実装し、ついで、ICチップ1の電極と外部電
極端子基板6の電極とを、金ワイヤー製、線径25μm
の金属配線4で結線し、さらに、エナメル被服付銅線
で、線径0.2mm、10ターンのコイル3を外部電極
端子基板6にはんだ付けした。これを所定の金型に入
れ、カード用樹脂材料5を射出成形して、接触、非接触
ICカード15を製造した。
【0068】上記実施例1〜13と上記比較例1、2の
上記サンプルとについて、85℃85%RH、2000
時間経過後の第1条件、ヒートサイクル500回の第2
条件における上記接合不良率(%)では、上記実施例1
〜13は、上記第1条件及び第2条件ともに0%である
のに対して、上記比較例1は上記第1条件で30%、上
記第2条件で50%、上記比較例2は上記第1条件で2
0%、上記第2条件で30%の接合不良率となった。こ
のように、各実施形態のICカード101〜110は、
従来のICカード10、15に比べて接合不良の発生が
無いことが実証された。
【0069】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様の
ICカード、及び第2態様のICカードの製造方法によ
れば、第1基材にICチップを埋設し、該第1基材に上
記ICチップと電気的に接続されて形成した通信用配
線、及び該通信用配線と電気的に接続されるジャンパー
線を形成した。そして第2基材及び第3基材を設け、こ
のような第1基材を間に第2基材及び第3基材にてサン
ドイッチするようにした。したがって、ICチップと、
通信用配線及びジャンパー線との電気的接続に金属配線
を使用しないので、ICチップ、通信用配線、及びジャ
ンパー線間では、確実に電気的接続がなされ、第2基材
及び第3基材にてサンドイッチするときにも断線等の不
具合発生を防止することができる。よって、当該ICカ
−ドは、接合不良の発生がなく高信頼性を有することが
できる。
【0070】又、ICチップを第1基材に埋め込むこと
から、簡易な構造でICチップの保護を図ることができ
る。さらに、上述のように、基本的に、ICチップの埋
め込み、通信用配線及びジャンパー線の形成が行なわれ
た第1基材に対して、第2基材及び第3基材にてサンド
イッチしてICカードを作製するという作業工程である
ことから、従来に比べて構造が単純であり作業工程が少
ない。よって、低コストなICカードを実現することが
できる。
【0071】さらに、補強板を設けることで、ICチッ
プの保護強化を図ることができるとともに、ICカード
自体の剛性を増すことができる。又、外部接続用端子を
設けることで、接触、非接触ICカードを構成すること
もできる。
【0072】又、上記基材について、熱可塑性樹脂にて
なるシート状のものを用いることで、接着剤を用いるこ
となしに、ラミネ−トすることでICカードを製造でき
るという作用を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態における非接触ICカ
ードの断面図である。
【図2】 本発明の第2実施形態における非接触ICカ
ードの断面図である。
【図3】 本発明の第3実施形態における非接触ICカ
ードの断面図である。
【図4】 本発明の第4実施形態における非接触ICカ
ードの断面図である。
【図5】 本発明の第5実施形態における非接触ICカ
ードの断面図である。
【図6】 本発明の第6実施形態における接触、非接触
ICカードの断面図である。
【図7】 本発明の第7実施形態における接触、非接触
ICカードの断面図である。
【図8】 本発明の第8実施形態における接触、非接触
ICカードの断面図である。
【図9】 本発明の第9実施形態における接触、非接触
ICカードの断面図である。
【図10】 本発明の第10実施形態における接触、非
接触ICカードの断面図である。
【図11】 本発明の第1実施形態における非接触IC
カードの製造方法を工程順に説明するための図である。
【図12】 本発明の第1実施形態における非接触IC
カードの製造方法を工程順に説明するための図である。
【図13】 本発明の第1実施形態における非接触IC
カードの製造方法を工程順に説明するための図である。
【図14】 本発明の第1実施形態における非接触IC
カードの製造方法を工程順に説明するための図である。
【図15】 本発明の第1実施形態における非接触IC
カードの製造方法を工程順に説明するための図である。
【図16】 本発明の第1実施形態における非接触IC
カードの製造方法を工程順に説明するための図である。
【図17】 本発明の第1実施形態における非接触IC
カードの製造方法を工程順に説明するための図である。
【図18】 本発明の第1実施形態における非接触IC
カードの製造方法を工程順に説明するための図である。
【図19】 本発明の第6実施形態における接触、非接
触ICカードの製造方法を工程順に説明するための図で
ある。
【図20】 本発明の第6実施形態における接触、非接
触ICカードの製造方法を工程順に説明するための図で
ある。
【図21】 本発明の第6実施形態における接触、非接
触ICカードの製造方法を工程順に説明するための図で
ある。
【図22】 従来の非接触ICカードの断面図である。
【図23】 従来の接触、非接触ICカードの断面図で
ある。
【符号の説明】
101…第1非接触ICカード、102…第2非接触I
Cカード、103…第3非接触ICカード、104…第
4非接触ICカード、105…第5非接触ICカード、
106…第1接触、非接触ICカード、107…第2接
触、非接触ICカード、108…第3接触、非接触IC
カード、109…第4接触、非接触ICカード、110
…第5接触、非接触ICカード、111…ICチップ、
113…コイル配線、115…ジャンパー線、116…
補強板、117…第1基材、117a…第1面、117
b…第2面、118…第2基材、119…第3基材、1
21…第4基材、122…第5基材、123…第2補強
板、131…第6基材、132…外部接続用端子、13
2a…露出面、134…導電部材、135…第7基材。
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Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICチップ(111)を埋設した板状の
    第1基材(117)と、上記第1基材の厚み方向におけ
    る第1面(117a)に上記ICチップと電気的に接続
    されて形成される通信用配線(113)と、上記第1基
    材において上記第1面に対向する第2面(117b)に
    上記通信用配線と電気的に接続されて形成されるジャン
    パー線(115)と、上記第1面及び上記通信用配線を
    覆う第2基材(118、131)と、上記第2面及び上
    記ジャンパー線を覆い上記第2基材とによって上記第1
    基材を間にサンドイッチする第3基材(119、13
    5)と、を備えたことを特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】 上記厚み方向において上記第1基材の上
    記第2面上、上記第2基材上、及び上記第3基材上の少
    なくとも一つにて上記ICチップを覆い設けられ上記I
    Cチップ部分の補強を行なう補強板(116、123)
    をさらに備えた、請求項1記載のICカード。
  3. 【請求項3】 上記補強板が上記第2基材上又は上記第
    3基材上に設けられるとき、上記補強板及び、上記第2
    基材又は上記第3基材を覆う第4基材(121、12
    2)をさらに備えた、請求項2記載のICカード。
  4. 【請求項4】 上記通信用配線又は上記ジャンパー線と
    電気的に接続され外部の端子と接触可能な露出面(13
    2a)を有する外部接続用端子(132)をさらに備え
    た、請求項1又は2記載のICカード。
  5. 【請求項5】 上記外部接続用端子は、上記露出面を外
    部に露出させて上記第2基材又は上記第3基材に埋め込
    まれる、請求項4記載のICカード。
  6. 【請求項6】 上記第1〜第4基材は、0.05〜0.
    7mm厚にてなるシート状の熱可塑性樹脂にてなる、請
    求項3記載のICカード。
  7. 【請求項7】 上記通信用配線及び上記ジャンパー線
    は、導電性ペーストにて形成される、請求項1から6の
    いずれかに記載のICカード。
  8. 【請求項8】 板状の第1基材(117)にICチップ
    (111)を埋め込み、上記第1基材の厚み方向におけ
    る第1面(117a)に上記ICチップと電気的に接続
    される通信用配線(113)を形成し、上記第1基材に
    おいて上記第1面に対向する第2面(117b)に上記
    通信用配線と電気的に接続されるジャンパー線(11
    5)を形成し、上記通信用配線及び上記ジャンパー線の
    形成後、上記第1面及び上記通信用配線を覆う第2基材
    (118、131)、並びに上記第2面及び上記ジャン
    パー線を覆う第3基材(119、135)にて、上記第
    1基材をサンドイッチすることを特徴とするICカード
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記第2基材及び上記第3基材による上
    記第1基材のサンドイッチ動作前に、上記厚み方向にお
    いて上記第1基材の上記第2面上、上記第2基材上、及
    び上記第3基材上の少なくとも一つに、上記ICチップ
    を覆って上記ICチップ部分の補強を行なう補強板(1
    16、123)を設ける、請求項8記載のICカードの
    製造方法。
  10. 【請求項10】 上記補強板が上記第2基材上又は上記
    第3基材上に設けられるとき、上記補強板及び、上記第
    2基材又は上記第3基材を覆って第4基材(121、1
    22)をさらに形成する、請求項9記載のICカードの
    製造方法。
  11. 【請求項11】 上記第2基材又は上記第3基材は、上
    記通信用配線又は上記ジャンパー線と電気的に接続する
    導電部材(134)と、該導電部材に電気的に接続され
    外部の端子と接触可能な露出面(132a)を有する外
    部接続用端子(132)とを有し、上記通信用配線及び
    上記ジャンパー線の形成後、上記導電部材と上記通信用
    配線又は上記ジャンパー線とを電気的に接続させながら
    上記第2基材及び上記第3基材にて上記第1基材をサン
    ドイッチする、請求項8又は9記載のICカードの製造
    方法。
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