JP2002227616A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置

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JP2002227616A
JP2002227616A JP2001024078A JP2001024078A JP2002227616A JP 2002227616 A JP2002227616 A JP 2002227616A JP 2001024078 A JP2001024078 A JP 2001024078A JP 2001024078 A JP2001024078 A JP 2001024078A JP 2002227616 A JP2002227616 A JP 2002227616A
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重明 山室
Naotaka Nagura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組付角調整機構の軸方向の占有スペースを小
さくして、機関の車両搭載性を向上させると共に、バル
ブタイミングの制御速度を高める。 【解決手段】 タイミングスプロケット2の一端面に径
方向に沿う3つの摺動用溝11a.11b.11cを形
成し、この各摺動用溝に3つの可動操作部材14の各第
2ガイドボール21を摺動自在に係合させる。各可動操
作部材14をリンクアーム15とレバー部材12を介し
てカムシャフト1に連結する。可動操作部材の各第1ガ
イドボール20を、ガイドプレート23の内端面に形成
された所定曲率の3条の渦巻き状ガイド溝30にそれぞ
れ係合させ、ガイドプレート23の回転によって可動操
作部材を径方向に変位させる。この可動操作部材の径方
向の変位によってタイミングスプロケットとカムシャフ
ト1の相対回動を変換してバルブタイミングを制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気側
または排気側の機関弁の開閉時期を運転状況に応じて可
変にする内燃機関のバルブタイミング制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のバルブタイミング制御装置として
は、例えば特開平10−153104号公報に記載され
ているものが知られている。
【0003】概略を説明すれば、このバルブタイミング
制御装置は、機関のクランクシャフトによって回転駆動
するタイミングプーリ(駆動回転体)が、カムシャフト
に一体に結合された軸部材(従動回転体)の外周側に同
軸に配置され、タイミングプーリと軸部材が組付角調整
機構を介して互いに連結されている。組付角調整機構
は、タイミングプーリに相対回転を規制した状態で軸方
向変位可能に取付けられたピストン部材(可動操作部
材)と、このピストン部材の内周面と軸部材の外周面に
形成されて互いに噛合するヘリカルギヤとによって主と
して構成されており、ピストン部材を、電磁石と復帰用
スプリングを備えた制御機構によって軸方向に適宜進退
操作することにより、タイミングプーリと軸部材の組付
角度をヘリカルギヤを通して調整する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のバルブタイミング制御装置においては、組付角調整
機構のピストン部材(可動操作部材)がカムシャフトの
軸方向に沿って進退操作される構造となっているため、
カムシャフトの端部における組付角調整機構の軸方向占
有スペースが大きくなり、機関の軸長が長くなって車両
搭載性が悪化するという不具合がある。特に、電磁石に
よってピストン部材の進退操作位置を変更するためには
ピストン部材の進退位置のさらに軸方向外側に電磁石を
配置しなければならないため、軸方向の機関設置スペー
スの小さい車両においては、車両への機関搭載が不可能
であった。
【0005】そこで本発明は、組付角調整機構の軸方向
の占有スペースを小さくして、車両搭載性を向上させる
ことのできる内燃機関のバルブタイミング制御装置を提
供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための手段として、請求項1に記載の発明は、機関のク
ランクシャフトによって回転駆動する駆動回転体と、該
駆動回転体に対して同軸上に相対回転自在に設けられた
従動回転体と、両回転体の径方向に沿って可動する可動
操作部材を有する組付角調整機構とを備え、機関運転状
態に応じて前記組付角調整機構を操作することによって
前記両回転体の相対回転位相を可変制御する内燃機関の
バルブタイミング制御装置であって、前記駆動回転体と
従動回転体のいずれか一方に、該両回転体の径方向に沿
う径方向案内部を設け、前記可動操作部材をこの径方向
案内部によって案内すると共に、駆動回転体と従動回転
体のいずれか他方に、前記可動操作部材に有する突部で
あるガイドボールが係合する渦巻き状ガイド溝を有する
ガイドプレートを設け、かつ前記渦巻き状ガイド溝を、
前記ガイドプレートの内端面に複数条に形成し、このガ
イドプレートを駆動回転体及び従動回転体に対して回動
させることによって前記複数の渦巻き状ガイド溝内でガ
イドボールの移動を介して前記可動操作部材を径方向に
移動させることを特徴としている。
【0007】したがって、この可動操作部材が駆動回転
体及び従動回転体の径方向に沿って移動するようにした
ため、可動操作部材の軸方向の占有スペースを小さくす
ることができる。
【0008】しかも、可動操作部材の径方向の移動を、
ガイドプレートの複数の渦巻き状ガイド溝を介して行な
うようにしたため、駆動回転体と従動回転体との少ない
相対回転に対して大きな相対回転位相変化を得ることが
可能になる。
【0009】請求項2に記載の発明は、前記可動操作部
材を、前記各渦巻き状ガイド溝に対してそれぞれ一つず
つ設けたことを特徴としている。
【0010】この発明によれば、各可動操作部材を、例
えば形状がほぼ同一の複数の渦巻き状ガイド溝に対して
それぞれ設けることにより、該各可動操作部材のリンク
などの各構成部品を共用化することができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、前記一の渦巻き
状ガイド溝の内側に、他の渦巻き状ガイド溝の長手方向
の一端部または他端部を配設したことを特徴としてい
る。
【0012】この発明によれば、各渦巻き状ガイド溝を
互いにオーバーラップさせることにより、各渦巻き状ガ
イド溝の長さを比較的長くすることができるため、相対
回転位相をなだらかに変化するように制御できる。
【0013】請求項4に記載の発明は、前記複数の渦巻
き状ガイド溝の曲率を任意に設定したことを特徴として
いる。
【0014】請求項5に記載の発明は、前記各渦巻き状
ガイド溝の曲率を、長手方向の所定位置で部分的に変化
させたことを特徴としている。
【0015】請求項6に記載の発明は、前記渦巻き状ガ
イド溝の長手方向の両端部を、前記可動操作部材の径方
向最大移動位置を規制するストッパーとして構成したこ
とを特徴としている。
【0016】請求項7に記載の発明は、前記渦巻き状ガ
イド溝の両端部の底面を、なだらかな立上りテーパー状
に形成したことを特徴としている。
【0017】請求項8に記載の発明は、前記ガイドプレ
ートと前記駆動回転体または従動回転体とをばね部材を
介して連結し、このばね部材によってガイドプレートを
一方の回転方向に付勢すると共に、電磁石を前記ガイド
プレートの外周側端面に対峙させ、この電磁石の磁力に
よって前記ガイドプレートに回転抵抗を付与することに
より、該ガイドプレートを前記ばね部材のばね力に抗し
て他方の回転方向に付勢することを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係る内燃機関の
バルブタイミング制御装置を吸気弁側に適用した一実施
形態を示している。なお、本発明は、吸気弁側に限ら
ず、排気弁側に同様に適用することも可能である。
【0019】このバルブタイミング制御装置は、機関の
シリンダヘッドに回転自在に支持されると共に外周に吸
気弁を開作動させるカム(図示せず)を有するカムシャ
フト1と、このカムシャフト1の前端部に固定された段
差径状の筒状リテーナ2に回転自在に取付けられて、機
関のクランクシャフト(図示せず)によって回転駆動さ
れるタイミングスプロケット3と、前記リテーナ2とタ
イミングスプロケット3との各前端部間に配置されて、
カムシャフト1とタイミングスプロケット3との組付角
度を可変調整する組付角調整機構4と、シリンダヘッド
5と図外のロッカカバーの前端面に跨って取付けられて
組付角調整機構4の周域を囲繞するVTCカバー6と、
機関の運転状態に応じて組付角調整機構4を制御するコ
ントローラ7とを備えている。なお、この実施形態にお
いては、駆動回転体はタイミングスプロケット3によっ
て構成され、従動回転体はカムシャフト1とリテーナ2
によって構成されている。
【0020】前記タイミングスプロケット3は、図1に
示すように、中央に前記リテーナ2が挿通する円板状の
基部3aと、該基部3aの外周部と該基部3aの側部か
ら軸方向に突出した突出部8に設けられた各歯部9a,
9bとを有し、この各歯部9a,9bに一端側が図外の
クランクシャフトの駆動スプロケットと排気側カムシャ
フトの従動スプロケットにそれぞれ巻回された駆動、従
動チューンの他端側が巻回されるようになっている。ま
た、基部3aの前端部に円板状の突出壁10が一体に形
成されており、この突出壁10は、図1〜図3に示すよ
うに、その端面に径方向案内部である3条の摺動用溝1
1a,11b、11cが半径方向に沿って形成されてい
る。この摺動用溝11a,11b,11cは、横断面ほ
ぼ円弧状に形成されていると共に、互いに円周方向の約
120度位置に放射状に配置されて、その各端部は突出
壁10の外周縁まで延出しており、この各摺動用溝11
a,11b,11cによって可動操作部材14を径方向
へ案内するようになっている。
【0021】組付角調整機構4は、図1及び図2に示す
ように、リテーナ2の端部に軸方向から結合され、外周
に前記各摺動用溝11a,11b,11cに対応して放
射方向に延出する3つのアーム部13,13,13を有
するレバー部材12と、前記各摺動用溝11a,11
b,11cに摺動自在に係合された3つの可動操作部材
14,14,14と、一端部が該各可動操作部材14の
基端部に一体に結合され、他端部が前記各アーム部13
の先端部に連結された直線状のリンクアーム15,1
5,15と、前記各可動操作部材14をコントローラ7
からの制御信号に基づいて進退作動させる作動機構16
とによって主として構成されている。
【0022】レバー部材12は、円筒状の基端部12a
から前記各アーム部13が円周方向約120度の角度位
置に突設されていると共に、前記基部12aの一端部を
前記リテーナ2の先端部に嵌合した状態で、固定ボルト
17によってカムシャフト1に軸方向から共締め固定さ
れている。また、このレバー部材12は、各アーム部1
3のほぼ中央にスリット13aがそれぞれ形成され、こ
の各スリット13a内に前記各リンクアーム16の他端
部が挿通しつつ各ピン18、18、18を介して回動自
在に連結されている。尚、レバー部材12とカムシャフ
ト1には、位置決めピン19が嵌合され、このピン19
によって両者の正確な位置決めがなされている。
【0023】また、各可動操作部材14は、図1〜図3
に示すように、円筒部14aの中空内部に互いに背中合
わせのほぼ円環状の摺動部14b,14cが摺動自在に
収納されていると共に、該両摺動部14b,14cの各
外面に形成された球状凹部内に前記各摺動用溝11a,
11b,11cと、後述するガイドプレート23の渦巻
き状ガイド溝30、30、30とに係合して転動する突
部である第1ガイドボール20と第2ガイドボール21
がそれぞれ転動自在に保持されている。また、前記両摺
動部14b,14cは、該両者間に介装された各コイル
スプリング22のばね力で各ガイドボール20、21を
各摺動用溝11a,11b,11cと各渦巻き状ガイド
溝30方向に付勢されている。
【0024】したがって、各可動操作部材14が各摺動
用溝11a,11b,11cに沿って径方向に変位する
と、各リンクアーム15の作用によって、タイミングス
プロケット3とカムシャフト1が各可動操作部材14の
変位に応じた角度だけ相対回動する。
【0025】一方、作動機構16は、図1及び図4に示
すように、各可動操作部材14を挟んで前記タイミング
スプロケット3の突出壁10に対向配置され、自身の回
転によって各可動操作部材14を径方向に変位させるほ
ぼ円板状のガイドプレート23と、該ガイドプレート2
3の前端部にボルト24によって固定された金属製の円
環壁25と、該円環壁25とガイドプレート23との間
の環状隙間C内に径方向に伸縮自在に配置された渦巻き
ばね26と、円環壁25に磁力を作用させることによっ
てガイドプレート23を他方の回転方向(タイミングス
プロケット3の回転方向と逆方向)に付勢する電磁石2
8とを備えている。
【0026】前記ガイドプレート23は、図1及び図4
に示すように、前記レバー部12の円筒状基部12aの
前方へ一体に延出した筒状支持部12bが中央の挿通孔
23aを所定クリアランスをもって挿通していると共
に、他端面に突設された円筒部23bと筒状支持部12
bの外周に設けられたボールベアリング29によって回
転可能に支持されると共に、その一端面に3本の前記渦
巻き状ガイド溝30,30、30が形成されている。ま
た、ガイドプレート23は、筒状支持部12bの先端部
外周に螺着されたリング部材31がボールベアリング2
9のインナーレースを軸方向に押圧することによって軸
方向に位置決めされている。
【0027】前記各渦巻き状ガイド溝30は、それぞれ
がガイドプレート23円周方向の約120度の位置に設
けられた各外端部30aから中心方向に向かって同一方
向の螺旋状に形成されて、中心側の各内端部30bがガ
イドプレート23中央の挿通孔23a付近に配置されて
いると共に、それぞれが同一長さに設定されている。ま
た、この各渦巻き状ガイド溝30は、互いに内外周に近
接して配置されていると共に、隣接するもの同士はぞれ
ぞれの各内外端部30a,30bの間にそれぞれの内外
端部30a,30bが位置するように配設されている。
また、各渦巻き状ガイド溝30は、その曲率が任意に設
定されて、この実施形態ではそれぞれの外端部30aか
ら内端部30bまで均一な曲率に設定されている。さら
に、前記各内外端部30a,30bは、図5に示すよう
に、その底面30c.30dが中央側の底面から各端縁
側にいくにしたがって漸次高くなるようにテーパー状に
形成され、これによって、ストッパー機能を発揮させる
ようになっている。
【0028】したがって、各可動操作部材14の第1ガ
イドボール20が渦巻き状ガイド溝30に係入した状態
でガイドプレート23がタイミングスプロケット3と逆
方向に回動すると、各可動操作部材14がこのときガイ
ドプレート23の各渦巻き状ガイド溝30の渦巻き形状
に沿って半径方向内側に移動するように構成されてい
る。
【0029】前記渦巻きばね26は、図1に示すよう
に、一端部26aが前記ガイドプレート23の円筒部2
3bの一部に止着されている一方、他端部26bはタイ
ミングスプロケット3の外周側から軸方向にボルト31
固定された係止部材32にボルト33によって止着され
ている。
【0030】前記電磁石28は、円環壁25の外側端面
に対して軸方向から近接して対峙するようにVTCカバ
ー6に取付けられていると共に、前記コントローラ7か
らの制御信号によって通電あるいは非通電されて消励磁
するようになっている。このコントローラ7は、クラン
ク角センサによる機関回転数やエアーフローメータなど
による機関負荷及び水温センサやスロットルバルブ開度
センサなどの各種のセンサ類からの情報信号に基づいて
現在の機関運転状態を検出するようになっている。
【0031】以下、本実施形態の作用を説明すれば、ま
ず、機関始動時及びアイドル運転時には、コントローラ
7からの制御信号によって電磁石28の通電がオフにさ
れ、その結果、ガイドプレート23が渦巻きばね26の
ばね力のみによってタイミングスプロケット3の回転と
同方向に付勢される。これにより、ガイドプレート23
は、各渦巻き状ガイド溝30の各外端部30aに前記可
動操作部材14の各ガイドボール20が圧接してそれ以
上の回動が規制されて初期位置に維持される。したがっ
て、各可動操作部材14は、図1及び図2に示すように
径方向外側に最大に変位した状態となり、この各可動操
作部材14にリンクアーム15とレバー部材12を介し
て連結されたカムシャフト1はタイミングスプロケット
3に対して最遅角側の組付角度に維持されている。
【0032】したがって、このときにはクランクシャフ
トとカムシャフト1の回転位相が最遅角側に制御され、
機関回転の安定化と燃費の向上が図れる。
【0033】また、機関が通常運転に移行すると、コン
トローラ7からの制御信号によって電磁石28の通電が
オンにされ、ガイドプレート23に回転抵抗を付与する
ような磁力が電磁石28から発生させる。これにより、
渦巻きばね26を介してタイミングスプロケット3と追
従回転するガイドプレート23の回転が妨げられ、この
ガイドプレート23は、渦巻きばね26のばね力に抗し
てタイミングスプロケット3の回転と逆回転方向の付勢
力を受け、各渦巻き状ガイド溝30の各内端部30bに
各可動操作部材14のガイドボール20が圧接して規制
されるまでタイミングスプロケット3に対して相対回転
する。
【0034】このとき、各可動操作部材14は、前記各
第1ガイドボール20が各渦巻き状ガイド溝30の溝面
に沿って転動し、反対側の各第2ガイドボール21が両
摺動用溝11a,11b,11cに沿って真直ぐに径方
向内側方向に移動する。そして、各可動操作部材14の
径方向内側方向の移動に伴ってリンクアーム15の基端
側の連結点(各ピン18)が径方向内側に移動すると、
リンクアーム15の先端側もそれに追従して移動しよう
とするが、このときリンクアーム15の基端側はピン1
8によってレバー部材12の各アーム部13に連結され
ているため、レバー部材12を回転させながら円弧状に
移動する。この結果、タイミングスプロケット3とカム
シャフト1の組付角は最進角状態に調整変更される。
【0035】したがって、このときにクランクシャフト
とカムシャフト1の回転位相が最進角側に制御され、機
関の高出力化が図れる。
【0036】尚、クランクシャフトとカムシャフト1の
回転位相の制御は遅角側と進角側の2位置の切換えに限
らず、電磁石28の発生磁力を適宜調整することで任意
の回転位相に連続的に制御することも可能である。
【0037】また、前述のように、可動操作部材14を
各摺動用溝11a,11b,11cに沿わせてタイミン
グスプロケット3の径方向に変位させると共に、可動操
作部材14のこの径方向の変位をリンクアーム15とレ
バー部材12を用いたリンク機構を介してタイミングス
プロケット3とカムシャフト1の相対回動に変換するよ
うにしているため、軸方向に大きくスペースを占有しな
いコンパクトな構造によって確実な位相制御を行うこと
ができる。
【0038】そして、各可動操作部材14の径方向の操
作についても、ガイドプレート23の各渦巻き状ガイド
溝30と可動操作部材14の第1ガイドボール20を係
合させることによって行っているため、これらの操作機
構が軸方向の占有スペースを大きく増大させることがな
い。
【0039】また、この装置の場合、タイミングスプロ
ケット3とガイドプレート23を連結するばね部材とし
て渦巻きばね26を採用すると共に、その渦巻きばね2
6をガイドプレート23と円環壁25との間に配置する
ようにしたため、ばね部材が装置の軸長を増大させるこ
ともない。
【0040】したがって、これらのことから電磁石28
も含めた装置全体の軸長は従来のものに比較して大幅に
短縮され、車両に対する機関の搭載性が確実に向上す
る。
【0041】しかも、この装置においては、ガイドプレ
ート23の渦巻き状ガイド溝30と可動操作部材14の
第1ガイドボール20を係合させることで、ガイドプレ
ート23の回転を可動操作部材14の径方向の運動に変
換しているため、渦巻き状ガイド溝30の外端部30a
から内端部30bまでの円弧部の曲率を小さく設定する
ようにすれば、タイミングスプロケット3とカムシャフ
ト1との少ない相対回転量に対して相対回転変化を大き
くすることができる。この結果、装置の外径を十分小さ
くすることが可能になり、前記軸方向のコンパクト化と
相俟って装置全体の小型化が図れる。
【0042】また、前述のように、渦巻き状ガイド溝3
0の外端部30aから内端部30bまでの円弧部の曲率
を小さく設定するようにすれば、可動操作部材14側か
らの荷重入力によってガイドプレート23が回転する不
具合を回避することができる。すなわち、例えば、機関
作動中に吸気弁のバルブスプリングのばね力に起因して
カムシャフト1に入力される変動トルクによってガイド
プレート23が回転変動する不具合が起こらなくなり、
バルブタイミングの制御も速やかに完了する。
【0043】また、前記各渦巻き状ガイド溝30の形状
を同一に設定し、かつ各渦巻き状ガイド溝30に対して
それぞれ1つの可動操作部材14を設けたため、この可
動操作部材14の形状や大きさ並びにリンクアーム15
の長さなどをすべて同一にすることができる。このた
め、各構成部品を共用化することができ、これによって
製造コストの低廉化が図れる。
【0044】さらに、前記渦巻き状ガイド溝30の円弧
部の曲率を任意に設定するすることができることから、
例えば、該曲率を吸気弁のバルブリフト条件に合わせれ
ば、タイミングスプロケット3とカムシャフト1との相
対回転速度に拘わらず相対回動位相変換の速度を高める
ことが可能になる。この結果、機関性能の向上が図れ
る。
【0045】また、前記渦巻き状ガイド溝30の各内外
端部30a,30bを、ガイドプレート23の最大回動
を規制するストッパーとして機能させるようにしたた
め、別個にストッパー機構を設ける必要がなくなる。こ
れによって、部品点数の増加が抑制されて、製造作業能
率の向上とコスト高騰を抑制できる。
【0046】しかも、前記各内外端部30a,30bの
底面30c,30dをテーパー状に形成したたため、ガ
イドプレート23の回動終端域における第1ガイドボー
ル20との摩擦抵抗によるダンパー効果が発揮されて急
激な回動停止作用が回避され、滑らかな停止作用が得ら
れる。また、各内外端部30a,30bのすべてがテー
パー状に形成されていることから、各第1ガイドボール
20から受ける停止時の荷重が分散されて、この点から
も滑らかな停止作用をさらに促進できる。
【0047】また、この各内外端部30a,30bの曲
率を、例えばガイドプレート23の外周縁とほぼ等しい
曲率に設定する、つまり部分的に曲率を小さく設定すれ
ば、安定したストッパ機能を発揮させることができる。
【0048】さらに、この装置は、タイミングスプロケ
ット3に対するガイドプレート23の回動を渦巻きばね
26のばね力と電磁石28の磁力によって制御するよう
にしているため、オイルポンプの油圧を用いて制御を行
う場合に比較して機関運転速度の影響を受けなくて済
む。したがって、機関の運転状態に関係なく、バルブタ
イミング制御を迅速に完了することができる。また、渦
巻きばね26のばね力がバルブタイミングを遅角側に制
御する方向に設定されているため、万一、電磁石28が
故障することがあっても機関の始動は保証される。
【0049】また、可動操作部材14を設ける数は2つ
以上であれば任意であるが、この実施形態のように複数
設けるようにすれば、一つの可動操作部材14にかかる
応力が小さくなり、装置の耐久性が向上する。
【0050】また、本発明は、前記実施形態の構成に限
定されるものではなく、例えば渦巻き状ガイド溝30を
さらに増加することも可能であり、またその曲率を途中
で変化させることも可能である。このように、曲率を途
中で変化させることによって、この変化位置で可動操作
部材14の作動を安定に保持できるため、例えば機関中
回転中負荷などの定常運転領域に合わせて曲率を変化さ
せれば、この時点におけるバルブタイミングの安定した
制御が可能になる。
【0051】さらに、ガイドプレート23の回動付勢手
段としては、前記渦巻きばね26に代えて例えばさらに
別の電磁石によって構成することも可能である。
【0052】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明は、
組付角調整機構の可動操作部材を、その可動方向が駆動
回転体及び従動回転体の径方向に沿うように設置したた
め、組付角調整機構の機関軸方向の占有スペースが小さ
くなり、その結果、車両搭載性が向上する。
【0053】しかも、可動操作部材の径方向の移動を、
ガイドプレートの複数の渦巻き状ガイド溝を介して行な
うようにしたため、この渦巻き状ガイド溝の曲率を小さ
くすることで、駆動回転体と従動回転体との少ない相対
回転に対して大きな相対回転位相変化を得ることが可能
になる。
【0054】請求項2に記載の発明によれば、各可動操
作部材を、例えば形状がほぼ同一の複数の渦巻き状ガイ
ド溝に対してそれぞれ設けることにより、該各可動操作
部材のリンクなどの各構成部品を共用化することができ
る。この結果、製造コストの削減が図れる。
【0055】請求項3に記載の発明によれば、各渦巻き
状ガイド溝を互いにオーバーラップさせることにより、
各渦巻き状ガイド溝の長さを比較的長くすることができ
るため、相対回転位相をなだらかに変化するように制御
することができる。
【0056】請求項4に記載の発明によれば、前記複数
の渦巻き状ガイド溝の曲率を任意に設定するによって、
バルブタイミングを機関の仕様や特性、あるいは運転状
態などに応じて自由に設定することか可能になる。
【0057】請求項5に記載の発明によれば、曲率が部
分的に変化した個所で、可動操作部材14を安定に停止
させることができることから、所望の運転領域で安定し
たバルブタイミング制御が得られる。
【0058】請求項6に記載の発明によれば、渦巻き状
ガイド溝の両端部をストッパーとして構成したため、別
個にストッパー機構を設ける必要がなくなり、部品点数
の増加が防止されて、製造作業能率の向上とコストの低
廉化が図れる。
【0059】請求項7に記載の発明によれば、ガイドプ
レートの回動終端域における可動操作部材との摩擦抵抗
によるダンパー効果が発揮されて急激な回動停止作用が
回避され、滑らかな停止作用が得られる。
【0060】また、各内外端部のすべてをテーパー状に
形成した場合は、各可動操作部材から受ける停止時の荷
重が分散されて、この点からも滑らかな停止作用をさら
に促進できる。
【0061】請求項8に記載の発明によれば、ばね部材
と電磁石を用いた簡単な構造によって回転状態にあるガ
イドプレートを確実に回動制御することができるため、
機関の動力によって回転する油圧ポンプなどを用いる場
合と異なり、機関運転速度などに関係なく、クランクシ
ャフトとカムシャフトの回転位相を常時速やかに変更す
ることができる。
【0062】また、電磁石がカムシャフトの軸方向の延
長線上に配置されても、可動操作部材の可動方向が径方
向であるから、全体の軸方向の長さがさして増大するこ
とがないため、軸長を確保することが困難な車両への搭
載が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図2のA−A線に沿う
断面図。
【図2】同実施形態を示す図1のB−B線に沿う断面
図。
【図3】図1のC−C線に沿う断面図。
【図4】図1のD−D線に沿う断面図。
【図5】図4のE−E線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…カムシャフト(従動回転体) 3…タイミングスプロケット(駆動回転体) 4…組付角調整機構 11a,11b,11c…摺動用溝(径方向案内部) 14…可動操作部材 15…リンクアーム(リンク) 20、21…ガイドボール 23…ガイドプレート 26…渦巻きばね(ばね部材) 28…電磁石 30…渦巻き状ガイド溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G018 BA32 CA12 DA29 DA36 DA71 DA85 EA02 EA11 EA12 EA16 EA17 EA21 EA31 EA32 GA04 GA14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関のクランクシャフトによって回転駆
    動する駆動回転体と、該駆動回転体に対して同軸上に相
    対回転自在に設けられた従動回転体と、両回転体の径方
    向に沿って可動する可動操作部材を有する組付角調整機
    構とを備え、機関運転状態に応じて前記組付角調整機構
    を操作することによって前記両回転体の相対回転位相を
    可変制御する内燃機関のバルブタイミング制御装置であ
    って、 前記駆動回転体と従動回転体のいずれか一方に、該両回
    転体の径方向に沿う径方向案内部を設け、前記可動操作
    部材をこの径方向案内部によって案内すると共に、駆動
    回転体と従動回転体のいずれか他方に、前記可動操作部
    材に有するの突部が係入する渦巻き状のガイド溝を有す
    るガイドプレートを設け、かつ前記渦巻き状ガイド溝を
    前記ガイドプレートの内端面に複数条に形成し、このガ
    イドプレートを駆動回転体及び従動回転体に対して回動
    させることによって前記複数の渦巻き状ガイド溝内での
    前記突部の移動を介して可動操作部材を径方向に移動さ
    せることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記可動操作部材を、前記各渦巻き状ガ
    イド溝に対してそれぞれ一つずつ設けたことを特徴とす
    る請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記一の渦巻き状ガイド溝の内側に、他
    の渦巻き状ガイド溝の長手方向の一端部または他端部を
    配設したことを特徴とする請求項1または2に記載の内
    燃機関のバルブタイミング制御装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の渦巻き状ガイド溝の曲率を任
    意に設定したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  5. 【請求項5】 前記各渦巻き状ガイド溝の曲率を、長手
    方向の所定位置で部分的に変化させたことを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の内燃機関のバルブタイ
    ミング制御装置。
  6. 【請求項6】 前記渦巻き状ガイド溝の長手方向の両端
    部を、前記可動操作部材の径方向最大移動位置を規制す
    るストッパーとして構成したことを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載の内燃機関のバルブタイミング制
    御装置。
  7. 【請求項7】 前記渦巻き状ガイド溝の両端部の底面
    を、なだらかな立上りテーパー状に形成したことを特徴
    とする請求項6に記載の内燃機関のバルブタイミング制
    御装置。
  8. 【請求項8】 前記ガイドプレートと前記駆動回転体ま
    たは従動回転体とをばね部材を介して連結し、このばね
    部材によってガイドプレートを一方の回転方向に付勢す
    ると共に、電磁石を前記ガイドプレートの外周側端面に
    対峙させ、この電磁石の磁力によって前記ガイドプレー
    トに回転抵抗を付与することにより、該ガイドプレート
    を前記ばね部材のばね力に抗して他方の回転方向に付勢
    することを特徴とする請求項7に記載の内燃機関のバル
    ブタイミング制御装置。
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