JP2002227198A - 耐食性グラウンドアンカー - Google Patents

耐食性グラウンドアンカー

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JP2002227198A
JP2002227198A JP2001026732A JP2001026732A JP2002227198A JP 2002227198 A JP2002227198 A JP 2002227198A JP 2001026732 A JP2001026732 A JP 2001026732A JP 2001026732 A JP2001026732 A JP 2001026732A JP 2002227198 A JP2002227198 A JP 2002227198A
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JP
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ground
continuous fiber
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resistant
steel
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JP2001026732A
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Yoshiteru Suzuki
義晃 鈴木
Hiroshi Sakai
博士 酒井
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PS Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】地層が温泉地帯など腐食性の地盤である場合
に、地中部は耐食性にすぐれた強度も大きい連続繊維補
強線材を用い、定着部には定着性能のすぐれた材料を用
い、両者の特性を生かした耐食性にすぐれたグラウンド
アンカーを提供する。 【解決手段】尾部側に連続繊維補強線材20の束からな
る地中定着長部を形成し、頭部側に耐候性PC鋼より線
30の束からなる緊張定着部を形成し、連続繊維補強線
材と耐候性PC鋼より線との接続部を含む部分に、シー
スで被覆された自由長部を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐食性グラウンド
アンカーに関する。
【0002】
【従来の技術】グラウンドアンカーは、地表から地中に
長孔を穿鑿し、この長孔中に鋼棒、ストランドワイヤ等
のアンカ材を差し込み、長孔の底部側にコンクリート又
はモルタル等の硬化性充填剤を注入してアンカ材等を長
孔中の岩盤に付着一体化させて定着する部材である。グ
ラウンドアンカーは、長孔の口元に定着板を当ててアン
カ材等を緊張することによって地中に固定する。グラウ
ンドアンカーの用途は、斜面、法面、側壁等の地盤の表
面を固定しその崩壊を防止する場合、落石防止策やフェ
ンスなどの防災工を固定又は引き留める場合、長柱その
他の工作物の控えワイヤなどを固定又は引き留める場合
等に用いられる。
【0003】このようなグラウンドアンカーには、通
常、鋼材が用いられる。しかし、地層が温泉地帯など腐
食性の地盤である場合、防食対策が必要である。防食鋼
材としてアルミニウム又は亜鉛メッキを施した鋼材、樹
脂被覆を施した鋼材等もあるが、耐食性の点で信頼性に
やや欠けると言う問題があり、ステンレス鋼棒等は非常
に高価である。耐食性の観点から連続繊維補強材はすぐ
れた耐食性能を有し、強度も大きく、適切であるが、剪
断強さが一般鋼材に比べて1/4〜1/5と低いいた
め、雄コーンなど食い込み型の定着具を用いることがで
きないので、特別な定着具の工場加工が必要、定着
具が工場加工のため、現地の地盤状況に合わせたアンカ
ー体の長さの変更調整が出来ない、定着具の製作コス
トが高い、定着体及び緊張材の設置や緊張等のハンド
リング性が悪く、施工性が劣る、など多くの問題点があ
り、定着に難点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は地層が温泉地
帯など腐食性の地盤である場合に、地中部は耐食性にす
ぐれた強度も大きい連続繊維補強線材を用い、定着部に
は定着性能のすぐれた材料を用い、両者の特性を生か
し、高耐食性、現場状況の適応性、施工性さらに経済性
など多くの優れた長所を有するグラウンドアンカーを提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するためになされたもので、尾部側に連続繊維補強
線材の束からなる地中定着長部を形成し、頭部側に耐候
性PC鋼より線の束からなる緊張定着部を形成し、連続
繊維補強線材と耐候性PC鋼より線との接続部を含む頭
部首下から中間部までに、シースで被覆された自由長部
を形成形成したことを特徴とする耐食性グラウンドアン
カーである。連続繊維補強材とは土木学会の用語であっ
て、炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等で強化した
樹脂から成る繊維補強材料をいう。連続繊維補強線材は
このような材料の線材である。これらは新素材として使
われ、軽量、高耐食性、高強度、低磁性などの優位性が
あるほか、従来のPC鋼材と比較して、機械的、物理的
諸特性にも安定性があり、緊張を行う強度部材として知
られている。また、耐候性PC鋼より線はエポキシ樹脂
被覆PC鋼材、アルミニウム又は亜鉛メッキPC鋼材、
ステンレスPC鋼材などである。本発明は,この耐候性
PC鋼より線を定着部とするため、特別な緊張定着部の
加工は全く必要がなく、アンカー全長の長さも現場の地
盤状況に合わせて切断する等の変更調整もでき,緊張材
の設置や緊張作業等も従来のシステムのままで容易に行
うことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。図1は本発明の実施例の耐食性グラ
ウンドアンカー10を示す図で、地中に埋設施工された
状態を示す地層断面図である。このグラウンドアンカー
10は地層50の安定保護用に用いられている例であ
る。
【0007】本発明の耐食性グラウンドアンカーは、連
続繊維補線材20から成るより線部73と、耐候性PC
鋼より線30とからなるより線71とを連結部72で連
結したものである。連続繊維補線材20は複数本のより
線の束から成り、地層50中に穿さくされた長孔51内
に埋設されており、最奥には先端キャップ21が取付け
られ、中間部にスペーサ22を装着している。長孔のこ
の部分にはグラウト材52を注入し、地層50と一体化
させてある。耐候性PC鋼より線30は地表に設けた定
着部53より外側まで突出しており、アンカーヘッド6
0、くさび61から成る定着装置によって定着部53に
設けた支圧板54に定着ブロック42を介して定着され
ている。アンカーヘッド60、くさび61も耐食性に富
む材料とすることが好ましく、例えばステンレス鋼製と
すれば好適である。定着ブロック42は地中側に高精度
ポリエチレンから成るコルゲートシース40、止水ゴム
41からなるシール部を備えており、グラウト材52か
ら隔離されている。このグラウト材52から隔離されて
いる部分は自由長部82を形成しており、それより地中
奥側は定着長部83、それより孔外側は緊張頭部81を
形成している。自由長部82内は空洞となっており、防
錆タイプの比重調整剤43が充填されている。また、緊
張頭部81は被覆材62で被覆されている。
【0008】
【発明の効果】本発明の耐食性グラウンドアンカーは以
上のように構成されているので、耐食性に優れると共に
定着性能のすぐれたグラウンドアンカーを得ることがで
き、寄与するところが大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のグラウンドアンカーの埋設状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
10 耐食性グラウンドアンカー 20 連続繊維補線材 21 先端キャップ 22 スペーサ 30 耐候性PC鋼より線 40 コルゲートシース 41 止水ゴム 42 定着ブロック 43 比重調整剤 50 地層 51 長孔 52 グラウト材 53 定着部 54 支圧板 60 アンカーヘッド 61 くさび 62 被覆材 71 より線 72 連結部 73 より線部 81 緊張頭部 82 自由長部 83 定着長部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 尾部側に連続繊維補強線材の束からなる
    地中定着長部を形成し、頭部側に耐候性PC鋼より線の
    束からなる緊張定着部を形成し、連続繊維補強線材と耐
    候性PC鋼より線との接続部を含む頭部首下から中間部
    までに、シースで被覆された自由長部を形成したことを
    特徴とする耐食性グラウンドアンカー。
JP2001026732A 2001-02-02 2001-02-02 耐食性グラウンドアンカー Withdrawn JP2002227198A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004353343A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Tokyo Seiko Co Ltd グラウンドアンカー
JP2013515179A (ja) * 2009-12-23 2013-05-02 ジオテック、プロプライエタリー、リミテッド 固定システム
CN110541417A (zh) * 2019-10-08 2019-12-06 华东交通大学 一种连续玄武岩纤维复合筋材的锚索

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