JP2002223503A - 電気車の駆動制御装置 - Google Patents

電気車の駆動制御装置

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JP2002223503A JP2001018136A JP2001018136A JP2002223503A JP 2002223503 A JP2002223503 A JP 2002223503A JP 2001018136 A JP2001018136 A JP 2001018136A JP 2001018136 A JP2001018136 A JP 2001018136A JP 2002223503 A JP2002223503 A JP 2002223503A
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Tetsuo Kojima
徹郎 児島
Koichiro Nagata
浩一郎 永田
Seiji Ishida
誠司 石田
Kiyoshi Nakada
仲田  清
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Hitachi Ltd
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P1/00Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters
    • H02P1/02Details of starting control
    • H02P1/029Restarting, e.g. after power failure

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気車における速度センサレスベクトル制御
において、再始動の際に、過電流を防ぐと同時に、トル
ク制御の開始を早めることにある。 【解決手段】 電気車を駆動する誘導電動機5と、交流
を出力する電力変換器4と、交流電流を検出する電流検
出手段6と、交流電流を回転磁界座標系のd軸電流とq
軸電流に変換する変換手段7と、q軸電流から電動機の
回転周波数を推定する速度推定手段9と、速度推定値に
基づいて電動機を駆動制御する手段から構成される電気
車の駆動制御装置において、電力変換器を停止させる電
気車の停車状態もしくは惰行運転中から電力変換器を起
動させる際に、電気車の進行方向情報に基づいて電気車
の走行速度範囲を決定し、その中心付近の値を推定速度
の初期値として設定する初期値設定手段13と、所定の
期間、d軸電流パターンを所定値以下に抑制し、d軸電
流パターンの立ち上げ開始を遅延させる電流パターン演
算手段14を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気車の駆動制御
装置に係り、特に、電動機取り付けの速度センサが不要
な速度センサレスベクトル制御による電気車の駆動技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】速度センサレスベクトル制御では、誘導
電動機の電流検出値を用いて速度推定値を演算している
ため、電力変換器(インバータ)の動作を停止させる停
車中もしくは惰行中は、速度情報を得ることができな
い。この状態からインバータを起動させるためには、ト
ルク制御を開始させる前に、速度推定値と実際の速度と
の誤差を所定の範囲内に収束させる必要がある。この誤
差が大きいと、インバータに過大な電流が流れ、インバ
ータを構成する半導体素子を破壊する恐れがある。従
来、速度センサレスベクトル制御を用いて誘導電動機を
駆動し、再始動する際の速度推定値の演算方法として、
例えば、特開平8−80096号公報に記載されている
ように、再始動の際には速度推定値の初期値として電動
機速度最大値を用いるとともに、q軸電流パターンをゼ
ロに維持した状態でd軸電流パターンをゼロから漸増さ
せていき、この状態で速度推定演算を行う手法が知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開平8−80096
号公報に記載されている従来技術は、再始動の際の速度
推定値の初期値として電動機速度の最大値ωrmaxを
与えており、最悪の場合(速度推定値の誤差が最大すな
わち停止状態ωr=0の場合)、速度推定値の誤差がω
rmaxと大きい。また、q軸電流パターンをゼロに維
持した上でd軸電流パターンを漸増させているため、ト
ルク制御開始時の電流パターンの定格値に達するまで時
間かかかる。電気車においては、再始動の際の速度推定
値の演算に時間を要し、また、トルク制御の開始が遅れ
ると、運転士にとって加減速タイミングに違和感を感じ
るうえ、特に減速時には制動距離の増加となる恐れがあ
る。このため、電気車における速度センサレスベクトル
制御では、再始動の際に、過電流を防ぐと同時に、いか
に短時間に電動機の回転周波数を推定し、トルク制御の
開始を早めることができるかという点が課題であった。
【0004】本発明の課題は、電気車における速度セン
サレスベクトル制御において、再始動の際に、過電流を
防ぐと同時に、トルク制御の開始を早めることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、電力変換器を停止させる電気車の停車状態もしくは
惰行運転中から電力変換器を起動させる際に、電気車の
進行方向情報に基づいて電気車の走行速度範囲を決定
し、その中心付近の値を推定速度の初期値として設定す
る初期値設定手段を備える。また、電力変換器を停止さ
せる電気車の停車状態もしくは惰行運転中から電力変換
器を起動させる際に、d軸電流パターンを所定値以下に
抑制し、d軸電流パターンの立ち上げ開始を遅延させる
電流パターン演算手段を備える。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を用いて説明する。図1は、本発明の速度センサレ
スベクトル制御方式による電気車の駆動制御装置の一実
施形態を示す。図1において、電圧ベクトル演算部1
は、d軸電流パターンId*とq軸電流パターンIq*と
インバータ周波数Finvと電動機定数に基づいてd軸
電圧指令Vd*とq軸電圧指令Vq*を生成する。位相演
算部2は、インバータ周波数Finvを積分して位相θ
を求める。座標変換部3は、電圧ベクトル演算部1によ
り求めたd軸電圧指令Vd*とq軸電圧指令Vq*と、位
相演算部2により求めた位相θに基づき二相から三相へ
の座標変換を行い、三相交流電圧指令V1を生成する。
電力変換器4は、座標変換部3により求めた三相交流電
圧指令V1より誘導電動機5を駆動する交流電圧を生成
する。電流検出部6は、誘導電動機5の交流電流を検出
し、三相交流電流Iu、Iv、Iwを出力する。座標変
換部7は、電流検出部6により検出した三相交流電流I
u、Iv、Iwおよび位相演算部2により求めた位相θ
に基づき三相から二相への座標変換を行い、q軸電流I
qおよびd軸電流Idを生成する。すべり周波数演算部
8は、d軸電流パターンId*とq軸電流パターンIq*
と電動機定数よりすべり周波数指令Fsを求める。イン
バータ周波数Finvは、速度推定値F^rにすべり周
波数演算部8により求めたすべり周波数指令Fsを加算
して求める。ここで、速度推定値F^rのかわりに誘導
電動機5に取り付けられた速度センサの検出値Frを用
いれば、速度センサつきのベクトル制御として動作す
る。電流制御部9は、q軸電流パターンIq*と座標変
換部7により求めたq軸電流(検出値)Iqの偏差にゲ
インK1を乗じて出力する比例演算部10と、偏差の積
分値にゲインK2を乗じて出力する積分演算部11から
構成され、比例演算部10と積分演算部11の出力の和
を速度推定値F^rとして出力する。収束判定部12
は、q軸電流パターンIq*と座標変換部7により求め
たq軸電流との偏差に基づき速度推定値の収束判定を行
う。初期値設定部13は、電力変換器4を起動させる際
に、d軸電流定格値Id0*の符号に応じて電気車の進
行方向を判別し、電気車の走行速度の範囲を決定する。
ここで、図1には図示していないが、電気車の進行方向
(前進/後進)に応じてd軸電流定格値Id0*の符号
が与えられ、電気車の加減速指令(力行/回生)に応じ
てq軸電流定格値Iq0*の符号が与えられるものとす
る。電気車の進行方向以外の情報が与えられない場合に
は、電気車の走行速度範囲は、最小速度ゼロ(停車中)
から最大速度Frmaxまでとなり、速度推定値の初期
値として走行速度範囲の中心値Frmax/2を設定す
る。惰行期間が比較的短く、その間に空気ブレーキなど
の減速動作を行わなかった場合、あるいは、減速度およ
び制動時間の情報を得ることができる場合には、惰行前
の速度情報を基準として、電気車の走行する路線の勾配
条件や走行抵抗による惰行中の速度変動値を見積もるこ
とにより、再始動時の電気車の走行速度範囲をより限定
することが可能となり、その中心値を速度推定値の初期
値として設定する構成としてもよい。電流パターン演算
部14は、電力変換器4を起動させる際に、速度推定誤
差の最大値に応じて跳ね上がり電流の大きさを所定のレ
ベル以下に抑制可能な最大のd軸電流パターンId*を
出力する。このときq軸電流パターンIq*はゼロとす
る。収束判定部12により速度推定値の収束判定情報が
与えられると、d軸電流パターンId*およびq軸電流
パターンIq*は、各々の定格値Id0*およびIq0*
までランプ関数的に増加させる。ここで、電流制御部9
は、電力変換器4の起動後から速度推定値の収束判定ま
での間、比例演算部10のゲインK1および積分演算部
11のゲインK2に関して各々別のゲインK1’および
K2’を与えることも可能である。
【0007】図2は、図1で示した電気車の駆動制御装
置における再始動時の波形を示す第1例である。電力変
換器4の起動タイミングすなわちゲートスタート信号が
立ち上がると、速度推定値が収束するまでの期間は、d
軸電流パターンId*はある所定のレベルのステップ状
のパターン(d軸電流抑制パターン)を与え、q軸電流
パターンIq*としてはゼロを与える。速度推定値F^
rは、ゲートスタート時に速度範囲内の中心値F^r0
を初期値として設定する。図2においては、Fr(実速
度)<F^rのため、誘導電動機5の実すべり周波数が
正の値となり、q軸電流検出値Iqとして正の値が検出
される。このため、q軸電流パターンIq*とq軸電流
検出値Iqの偏差Iq−Iq*が負となり、速度推定値
F^rは減少方向に向かい、実際の速度Frに収束して
いく。速度推定値F^rが収束すると、d軸電流パター
ンId*およびq軸電流パターンIq*は、各々定格値I
d0*およびIq0*のレベルまでランプ関数的に増加さ
せていく。
【0008】図3は、図1で示した電気車の駆動制御装
置における再始動時の波形を示す第2例である。図3に
おいては、Fr>F^rのため、誘導電動機5の実すべ
り周波数が負の値となり、q軸電流検出値Iqとして負
の値が検出される。このため、q軸電流パターンIq*
とq軸電流検出値Iqの偏差Iq−Iq*が正となり、
速度推定値F^rは増加方向に向かい、実際の速度Fr
に収束していく。
【0009】ここで、図1の初期値設定部13におい
て、惰行前の速度情報、路線区間中の勾配、空気ブレー
キによる減速度などの情報を用いることによって、再始
動時の速度推定値の初期値の範囲を小さくすることが可
能であり、その一例を図4に示す。図4において、ゲー
トスタート中は、スイッチ41aの接点Aがオン、接点
Bがオフとなり、積分器42aには速度推定値F^rが
セットされる。同様にゲートスタート中は、スイッチ4
1bの接点Aがオン、接点Bがオフとなり、積分器42
bにも速度推定値F^rがセットされる。ゲートストッ
プ中、つまり惰行中は、スイッチ41aの接点Aはオ
フ、接点Bがオンとなり、積分器42aは惰行前の速度
推定値F^rを初期値として積分を開始する。積分器4
2aの入力には線路区間中の下り勾配による最大加速度
αmax−ブレーキ力指令(減速度指令)β−走行抵抗
演算器43aの出力が加えられ、積分器42aは、惰行
中の速度推定値の最大値F^r0maxを出力する。走
行抵抗演算器43aは、速度推定値最大値F^r0ma
xに応じた走行抵抗を求め、減速度として出力する。同
様に、ゲートストップ中は、スイッチ41bの接点Aは
オフ、接点Bがオンとなり、積分器42bは惰行前の速
度推定値F^rを初期値として積分を開始する。積分器
42bの入力には線路区間中の上り勾配による最大減速
度(−αmax)−ブレーキ力指令(減速度指令)−走
行抵抗演算器43bの出力が加えられ、積分器42b
は、惰行中の速度推定値の最小値F^r0minを出力
する。積分器42bは、惰行中の速度推定値の最小値F
^r0minに応じた走行抵抗を求め、減速度として出
力する。走行速度リミッタ44aは、速度推定値の最大
値F^r0maxを入力に加え、線路区間中の最大速度
maxFrおよび最低速度minFrの範囲内に出力を
制限する。同様に、走行速度リミッタ44bは、速度推
定値の最小値F^r0minを入力に加え、線路区間中
の最大速度maxFrおよび最低速度minFrの範囲
内に出力を制限する。速度推定値の初期値F^0は、走
行速度リミッタ44aおよび44bの出力を加算し、2
で割ることによって、惰行中の走行速度範囲の中心値を
求める。
【0010】図5は、図4に示す初期値設定部13にお
ける再始動時の波形を示す。ゲートスタート中は、速度
推定値F^rは実速度と一致しているが、ゲートストッ
プ中、つまり惰行中は速度推定値F^rはゼロとなる。
惰行前の速度推定値F^rを初期値として、速度推定値
の最大値F^r0maxおよび最小値F^r0minの
演算を開始する。惰行期間が長くなるにつれて速度推定
値の最大値と最小値の差は拡大していく。この状態から
再びゲートスタートしたとき、速度推定値の最大値と最
小値の平均値(速度範囲内の中心値)を初期値として速
度推定を開始することによって、速度推定値はより短時
間で実速度に収束することができ、収束期間も短くする
ことができる。
【0011】本実施形態は、電力変換器4を停止させる
電気車の停車状態もしくは惰行運転中から電力変換器4
を起動させる際に、電気車の進行方向情報に基づいて電
気車の走行速度範囲を決定し、その中心付近の値を推定
速度の初期値として設定する初期値設定手段13を備え
ることにより、速度推定誤差の最大値が最小となる初期
値F^r0を設定することができるため、速度推定値の
収束を早くすることができる。また、速度推定値の誤差
とd軸電流パターンの積に応じて跳ね上がり電流の大き
さが求まる。そのため、速度推定値の誤差が小さいこと
から、跳ね上がり電流を抑制することができ、その分だ
け速度推定に必要なd軸電流パターンを大きくすること
ができる。このため、トルク制御開始時のd軸電流パタ
ーンが定格値に達するまでの時間を短縮することができ
る。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電力変換器を起動させる際の速度推定値の誤差の最大値
が最小となる初期値を設定することができ、このため、
速度推定値が実際の速度に収束する時間の最大値を最小
化し、速度推定値の収束を早くすることができる。ま
た、速度推定値の誤差とd軸電流パターンの積に応じて
跳ね上がり電流の大きさが求まるため、速度推定誤差を
小さくすることにより、より大きなd軸電流パターンを
与えることができる。この結果として、速度推定精度が
向上する他、d軸電流パターンが定格値まで達する時間
を短くすることができ、トルク制御開始時間を早めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である電気車の駆動制御装
置の構成図
【図2】図1に示す電気車の駆動制御装置における再始
動時の波形を示す第1例図
【図3】図1に示す電気車の駆動制御装置における再始
動時の波形を示す第2例図
【図4】図1に示す初期値設定部の一例を示す図
【図5】図4に示す初期値設定部における再始動時の波
形図
【符号の説明】
1…電圧ベクトル演算部、2…位相演算部、3…座標変
換部(二相→三相)、4…電力変換部、5…誘導電動
機、6…電流検出部、7…座標変換部(三相→二相)、
8…すべり周波数演算部、9…電流制御部、10…比例
演算部、11…積分演算部、12…収束判定部、13…
初期値設定部、14…電流パターン演算部、41a,b
…スイッチ、42a,b…積分器、43a,b…走行抵
抗演算器、44a,b…走行速度リミッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 誠司 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 仲田 清 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所水戸交通システム本部内 Fターム(参考) 5H001 AA02 AA03 AB05 AD02 AE02 5H115 PA08 PC02 PG01 PI01 PI29 PU09 PV09 QE01 QE20 QN12 QN22 QN23 QN24 QN27 RB26 TO12 TO30 5H576 AA01 BB06 BB09 DD02 DD04 EE01 EE22 FF01 GG04 HB01 JJ05 JJ22 JJ24 JJ28 LL01 LL14 LL22 LL30 LL39

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気車を駆動する誘導電動機と、前記誘
    導電動機に可変電圧・可変周波数の交流を出力する電力
    変換器と、前記誘導電動機に供給する交流電流を検出す
    る電流検出手段と、前記検出された交流電流を回転磁界
    座標系の磁束軸(d軸)成分の電流(以下、d軸電流)
    とd軸に直交する成分(以下、q軸電流)に変換する変
    換手段と、前記q軸電流から前記誘導電動機の回転周波
    数を推定する速度推定手段と、前記速度推定手段により
    生成された速度推定値に基づいて前記誘導電動機を駆動
    制御する手段から構成される電気車の駆動制御装置にお
    いて、 前記電力変換器を停止させる電気車の停車状態もしくは
    惰行運転中から前記電力変換器を起動させる際に、電気
    車の進行方向情報に基づいて電気車の走行速度範囲を決
    定し、その中心付近の値を推定速度の初期値として設定
    する初期値設定手段を備えることを特徴とする電気車の
    駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 電気車を駆動する誘導電動機と、前記誘
    導電動機に可変電圧・可変周波数の交流を出力する電力
    変換器と、前記誘導電動機に供給する交流電流を検出す
    る電流検出手段と、前記検出された交流電流を回転磁界
    座標系の磁束軸(d軸)成分の電流(以下、d軸電流)
    とd軸に直交する成分(以下、q軸電流)に変換する変
    換手段と、前記q軸電流から前記誘導電動機の回転周波
    数を推定する速度推定手段と、前記速度推定手段により
    生成された速度推定値に基づいて前記誘導電動機を駆動
    制御する手段から構成される電気車の駆動制御装置にお
    いて、 前記電力変換器を停止させる電気車の停車状態もしくは
    惰行運転中から前記電力変換器を起動させる際に、所定
    の期間、d軸電流パターンを所定値以下に抑制し、d軸
    電流パターンの立ち上げ開始を遅延させる電流パターン
    演算手段を備えることを特徴とする電気車の駆動制御装
  3. 【請求項3】 電気車を駆動する誘導電動機と、前記誘
    導電動機に可変電圧・可変周波数の交流を出力する電力
    変換器と、前記誘導電動機に供給する交流電流を検出す
    る電流検出手段と、前記検出された交流電流を回転磁界
    座標系の磁束軸(d軸)成分の電流(以下、d軸電流)
    とd軸に直交する成分(以下、q軸電流)に変換する変
    換手段と、前記q軸電流から前記誘導電動機の回転周波
    数を推定する速度推定手段と、前記速度推定手段により
    生成された速度推定値に基づいて前記誘導電動機を駆動
    制御する手段から構成される電気車の駆動制御装置にお
    いて、 前記電力変換器を停止させる電気車の停車状態もしくは
    惰行運転中から前記電力変換器を起動させる際に、電気
    車の進行方向情報に基づいて電気車の走行速度範囲を決
    定し、その中心付近の値を推定速度の初期値として設定
    する初期値設定手段と、所定の期間、d軸電流パターン
    を所定値以下に抑制し、d軸電流パターンの立ち上げ開
    始を遅延させる電流パターン演算手段を備えることを特
    徴とする電気車の駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 電気車を駆動する誘導電動機と、前記誘
    導電動機に可変電圧・可変周波数の交流を出力する電力
    変換器と、前記誘導電動機に供給する交流電流を検出す
    る電流検出手段と、前記検出された交流電流を回転磁界
    座標系の磁束軸(d軸)成分の電流(以下、d軸電流)
    とd軸に直交する成分(以下、q軸電流)に変換する変
    換手段と、前記q軸電流とq軸電流パターンの偏差に応
    じてq軸電流制御を行うとともに前記誘導電動機の回転
    周波数を推定する速度推定手段と、前記速度推定手段に
    より生成された速度推定値に基づいて前記誘導電動機を
    駆動制御する手段から構成される電気車の駆動制御装置
    において、 前記電力変換器を停止させる電気車の停車状態もしくは
    惰行運転中から前記電力変換器を起動させる際に、電気
    車の進行方向情報に基づいて走行速度範囲を決定し、そ
    の中心値を推定速度の初期値として設定する初期値設定
    手段と、前記q軸電流パターンとq軸電流の偏差から速
    度推定値の収束を判定する速度収束判定手段と、電気車
    の進行方向情報に応じてd軸電流パターンの符号を決定
    し、前記収束判定手段の結果に基づき、速度推定値が未
    収束の期間、q軸電流パターンをゼロに抑制するととも
    に、d軸電流パターンとして所定のステップ状のパター
    ンを与え、d軸電流パターンおよびq軸電流パターンの
    立ち上げ開始を遅延させる電流パターン演算手段を備え
    ることを特徴とする電気車の駆動制御装置。
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