JP2002220345A - 脂肪肝改善剤 - Google Patents

脂肪肝改善剤

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JP2002220345A
JP2002220345A JP2001015602A JP2001015602A JP2002220345A JP 2002220345 A JP2002220345 A JP 2002220345A JP 2001015602 A JP2001015602 A JP 2001015602A JP 2001015602 A JP2001015602 A JP 2001015602A JP 2002220345 A JP2002220345 A JP 2002220345A
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JP
Japan
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therapeutic agent
pparα
hyperlipidemia
fatty liver
mtp
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Application number
JP2001015602A
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English (en)
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Takeshi Noguchi
毅 野口
Kotaro Hirota
浩太郎 廣田
Masashi Tanaka
正史 田中
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Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Pharmaceuticals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】肝臓における脂肪蓄積を予防もしくは治療する
ことができ、かつ血中脂質を低下させることができる、
MTP阻害剤の投与患者に用いられる、脂肪肝の予防お
よび/または治療剤;ならびに高脂血症を治療すること
ができる、高脂血症治療剤を提供すること。 【解決手段】MTP阻害剤の投与患者に用いられる、P
PARα活性化剤を有効成分として含有してなる、脂肪
肝の予防および/または治療剤;ならびにMTP阻害剤
とPPARα活性化剤とを有効成分として含有してなる
高脂血症治療剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脂肪肝の予防およ
び/または治療剤、ならびに高脂血症治療剤に関する。
さらに詳しくは、肝臓における脂肪蓄積を予防もしくは
治療することができ、かつ血中脂質を低下させることが
できる脂肪肝の予防および/または治療剤、ならびに高
脂血症の治療が可能であり、肝臓における脂質の蓄積を
抑制することができる高脂血症治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、肥満の増加とともに、高脂血症を
罹患した患者が増加している。かかる高脂血症に対する
薬剤としては、血中脂質(コレステロール、トリグリセ
リドなど)濃度を下げるために、ミクロソームトリグリ
セリド輸送タンパク質(microsomal tri
glyceride transfer protei
n)阻害剤(以下、MTP阻害剤という)が適用され
る。
【0003】しかしながら、前記MTP阻害剤は、血中
脂質の低下作用を発揮するものの、肝臓への脂肪蓄積
(脂肪肝)を惹起する場合がある。
【0004】したがって、脂肪肝を惹起することなく、
十分な予防及び治療効果を得ることが可能な医薬品の開
発が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、肝臓におけ
る脂肪蓄積を予防もしくは治療することができ、かつ血
中脂質を低下させることができる、MTP阻害剤の投与
患者に用いられる、PPARα活性化剤を有効成分とし
て含有した、脂肪肝の予防および/または治療剤を提供
することを目的とする。また、本発明は、高脂血症を治
療することができる、MTP阻害剤とPPARα活性化
剤とを有効成分として含有した高脂血症治療剤を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
〔1〕 MTP(ミクロソームトリグリセリド輸送タン
パク質;microsomal triglyceri
de transfer protein)阻害剤の投
与患者に用いられる、PPARα(ペルオキソーム増殖
因子活性化レセプターα;Peroxisome pr
oliferator−activated rece
ptor α)活性化剤を有効成分として含有してな
る、脂肪肝の予防および/または治療剤、〔2〕 MT
P阻害剤が、BMS−201038、BAY13−99
52、CP−10447、R 103757およびWM
−1159からなる群より選択された化合物である、前
記〔1〕記載の予防および/または治療剤、〔3〕 P
PARα活性化剤が、フェノフィブラート(Fenof
ibrate)、WY−14643、ベザフィブラート
(Bezafibrate)、クロフィブラート(Cl
ofibrate)、クリノフィブラート(Clino
fibrate)、8(S)−HETE、シプロフィブ
ラート(Ciprofibrate)およびゲンフィブ
ロジル(Gemfibrozil)からなる群より選ば
れた化合物である、前記〔1〕もしくは〔2〕記載の予
防および/または治療剤、〔4〕 PPARα活性化剤
が、クリノフィブラートである、前記〔1〕〜〔3〕い
ずれかに記載の予防および/または治療剤、〔5〕 脂
肪肝が、MTP阻害剤の副作用として惹起される脂肪肝
である、前記〔1〕〜〔4〕いずれかに記載の予防およ
び/または治療剤、〔6〕 MTP阻害剤とPPARα
活性化剤とを有効成分として含有してなる高脂血症治療
剤、〔7〕 MTP阻害剤が、BMS−201038、
BAY13−9952、CP−10447、R 103
757およびWM−1159からなる群より選択された
化合物である、前記〔6〕記載の高脂血症治療剤、
〔8〕 PPARα活性化剤が、フェノフィブラート、
WY−14643、ベザフィブラート、クロフィブラー
ト、クリノフィブラート、8(S)−HETE、シプロ
フィブラートおよびゲンフィブロジルからなる群より選
ばれた化合物である、前記〔6〕もしくは〔7〕記載の
高脂血症治療剤、ならびに
〔9〕 PPARα活性化剤
が、クリノフィブラートである、前記〔6〕〜〔8〕い
ずれかに記載の高脂血症治療剤、に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明者らは、動物および人にお
いて、血中脂質を低下させるが、肝臓への脂肪蓄積を惹
起することが従来知られているMTP阻害剤であるキナ
ゾリン誘導体と、フィブラート系薬剤とを投与すること
により、予想外にも、肝臓における脂肪蓄積を抑制し、
かつ血中脂質を低下させることができるという驚くべき
知見に基づく。
【0008】すなわち、本発明の脂肪肝の予防および/
または治療剤(脂肪肝改善剤)は、ミクロソームトリグ
リセライド輸送タンパク質〔MTP(microsom
altriglyceride transfer p
rotein)〕阻害剤の投与患者に用いられ、PPA
Rα(Peroxisome proliferato
r−activated receptor α)活性
化剤とを有効成分として含有することに1つの大きな特
徴がある。本発明の予防および/または治療剤は、前記
有効成分を有するため、MTP阻害剤投与患者において
副作用として発現する肝臓における脂肪蓄積(脂肪肝発
症)を抑制し、かつ血中脂質を低下させることができる
という優れた性質を発現しうる。
【0009】脂肪肝とは、肝臓内に脂質、主に、トリグ
リセリド(以下、TGと記載する場合がある)などの中
性脂肪が過剰に蓄積した状態、すなわち、肝細胞のほぼ
半数以上に脂肪空胞が認められる状態をいう。脂肪肝
は、肝臓におけるトリグリセリド合成及びVLDL(超
低密度リポタンパク質)合成・分泌のいずれかの過程で
障害が生じた際に発症すると考えられている。
【0010】MTP阻害剤としては、BMS20103
8、BMS212122、BMS197636、BMS
200150、BMS192951、GR32871
3、CP−10447、WN−1159、BAY−13
−9952、R−103757、JTT−722、ある
いは国際公開第2000−05201号パンフレットに
記載のN−ベンゾシクロアミド誘導体、国際公開第99
−31085号パンフレットに記載の3−ピペリジル−
4−オキソキナゾリン誘導体、国際公開第98−541
35号パンフレットに記載のApoB分泌阻害剤、特開
平11−35555号公報に記載のアミノメチル置換環
状アミンなどが挙げられ、具体的には、BMS−201
038、BAY13−9952、CP−10447、R
103757、WM−1159、JTT−722、G
R−328713などが挙げられる。なかでも、作用効
果の観点から、下記式(1)〜(5):
【0011】
【化1】
【0012】
【化2】
【0013】
【化3】
【0014】
【化4】
【0015】
【化5】
【0016】のそれぞれで示される化合物:BMS−2
01038、BAY13−9952、CP−1044
7、R 103757およびWM−1159が好まし
い。前記MTP阻害剤は、MTP阻害作用を発揮しうる
ものであれば、薬理上許容されうる塩であってもよい。
前記薬理上許容されうる塩としては、ナトリウム塩、カ
リウム塩、リチウム塩などのアルカリ金属塩などが挙げ
られる。
【0017】本発明に用いられるPPARα活性化剤
は、β酸化系を亢進させ、血清トリグリセリドを低下さ
せる化合物であればよく、後述の実施例に記載のよう
に、PPARα活性化作用のレポーター遺伝子評価系
(ルシフェラーゼ遺伝子を使用)により、化合物の非添
加および添加時におけるレポーター遺伝子の活性を調べ
ることにより選別できる。
【0018】本発明に用いられるPPARα活性化剤と
しては、フィブラート系化合物、PPARαおよびPP
ARγのアゴニストなどが挙げられ、具体的には、例え
ば、フェノフィブラート、ゲンフィブロジル、クロフィ
ブラート、ベザフィブラート、シプロフィブラート、ク
リノフィブラート等のフィブラート系化合物、例えば、
MCC−555、KRP−297等のPPARαおよび
PPARγのアゴニストなどが挙げられる。また、前記
PPARα活性化剤は、PPARα活性化作用を発揮す
る化合物であれば、薬理上許容されうる塩であってもよ
い。前記薬理上許容されうる塩としては、ナトリウム
塩、カリウム塩、リチウム塩などのアルカリ金属塩など
が挙げられる。
【0019】本発明の予防および/または治療剤中にお
けるPPARα活性化剤の含有量は、患者の年齢、体
重、疾患の状態などにより適宜設定され得、成人1日あ
たり、約10〜約6000mg/日であり、好ましく
は、約100〜約1500mg/日となるように設定さ
れることが望ましい。
【0020】本発明の予防および/または治療剤の薬理
作用は、例えば、(1)PPARα活性化作用の評価系
により、PPARα活性化作用を決定すること;(2)
評価用のモデル動物における血中脂質の濃度の変化、肝
臓における脂質の蓄積を決定することなどにより、評価
しうる。
【0021】(1)PPARα活性化作用の評価系 PPARαの活性化をレポーター遺伝子の発現により調
べることが可能な細胞系を用い、レポーター遺伝子の発
現により評価することができる。例えば、実施例に記載
のように、COS−1細胞に、GAL4−Luc〔プ
ラスミドpGL3−basic由来;ホタルルシフェラ
ーゼ、コンセンサスGAL4結合配列、ウサギβグロビ
ンプロモーターを有する〕、hPPARaLBD/pM
〔ヒトPPARαLBD、GAL4結合領域を有す
る〕、pRL−CMW、pBluescriptを導入
し、得られた形質導入細胞に、予防および/または治
療剤を供して培養し、ルシフェラーゼ活性を測定する
ことにより、評価することができる。
【0022】(2)評価用のモデル動物における血中脂
質の濃度の変化、肝臓における脂質の蓄積の評価 評価用のモデル動物として、例えば、高脂血症を再現し
うる動物モデル、具体的には、スクロース負荷動物モデ
ルなどを用いる。なお、前記モデル動物に用いられる動
物としては、ラット、マウスなどが挙げられる。前記ス
クロース負荷動物モデル、特にスクロース負荷ラットモ
デルは、例えば、雄性、5週齢のSpraque−Da
wley系ラット〔Crj:CD(SD〕を約2週間高
スクロース食自由摂食条件にて負荷することにより得る
ことができる。なお、評価に使用するスクロース負荷ラ
ットモデルを、好ましくは、血清トリグリセリド量をバ
ラツキのないように群分けして用いることが望ましい。
また、対照として用いられる正脂血動物モデル、特に正
脂血ラットモデルは、雄性、6週齢のSpraque−
Dawley系ラット〔Crj:CD(SD)、日本チ
ャールス・リバー〕を通常食(CE−2)自由摂食条件
にて、1週間飼育することにより得ることができる。薬
理評価は、より具体的には、予防および/または治療
剤を、設定した投与量で1日1回明期(8:00〜2
0:00)後半に前記スクロース負荷ラットモデルおよ
び正脂血ラットモデルのそれぞれに強制経口投与し、
投与開始後、一定の日数経過後(例えば、4日目、7日
目の明期前半)に眼窩静脈叢より採血し、血清パラメー
ターを測定し、投与最終日(例えば、7日目)に肝臓
を摘出し、脂質を抽出して肝臓中脂質を測定すること、
により行なわれうる。ここで、化合物非添加時に比べて
添加時において、血中脂質の濃度を減少させ、かつ肝臓
における脂質の蓄積を抑制もしくは低減する化合物が、
本発明の範囲に含まれる。
【0023】本発明の予防および/または治療剤の投与
形態は、その製剤形態、患者の年齢、性別その他の条
件、疾患の程度等に応じて決定され、経口投与及び非経
口投与のいずれでもよい。患者における利便性の観点か
ら、経口投与が好ましい。
【0024】経口投与のためには、本発明の予防および
/または治療剤を、例えば、粉末、顆粒剤、錠剤、ピ
ル、カプセル剤、液剤及びシロップ剤の単位投与形態と
して用いることができる。
【0025】また、非経口投与のためには、本発明の予
防および/または治療剤を、例えば、注射剤、坐剤等の
単位投与形態として用いることができる。前記注射剤
は、単独で又はブドウ糖、アミノ酸等の通常の補助剤と
混合して静脈内投与され、更に必要に応じて単独で筋肉
内、皮内、皮下もしくは腹腔内投与されうる。坐剤は、
直腸内投与されうる。
【0026】皮下注射、筋肉注射、局所注入、腹腔内投
与のためには、本発明の予防および/または治療剤を、
水性担体(慣用の注射用水など)又は非水性担体(慣用
の油性溶剤、親水性溶剤など)の中に溶解又は懸濁させ
た形態として用いることができる。
【0027】さらに、本発明の予防および/または治療
剤は、コラーゲン等の生体親和性の材料を用いて、徐放
性製剤として投与されうる。
【0028】静脈投与のためには、本発明の予防および
/または治療剤は、薬理上許容されうる担体、好ましく
は水性担体の中に溶解又は懸濁させた形態として用いる
ことができる。前記水性担体としては、例えば、水、緩
衝化水、生理的食塩水などを使用することができる。こ
のようにして作製された水溶液については、そのまま包
装するか、あるいは凍結乾燥することができ、凍結乾燥
した調製物については、投与前に無菌の水溶液に溶解さ
せて使用することできる。
【0029】本発明の予防および/または治療剤は、薬
理上許容される補助剤をさらに含有してもよい。前記補
助剤としては、例えば、賦形剤、緩衝化剤、張度調節
剤、浸潤剤、結合剤、充填剤、安定剤、矯味矯臭剤など
が挙げられる。より具体的には、本発明の予防および/
または治療剤は、例えば、酢酸ナトリウム、乳酸ナトリ
ウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウ
ム、ソルビタンモノラウレート、トリエタノールアミン
オレエート、単シロップ、ゼラチン、カルボキシメチル
セルロースナトリウム、アラビアゴム、アルギン酸ナト
リウム、グリセリン、D−マンニトールなどを含有して
もよい。
【0030】例えば、本発明の予防および/または治療
剤は、経口投与用の錠剤又はカプセル剤として、前記の
ような投与量の投与用の単位投与剤として提供される。
かかる単位投与剤は、前記有効成分に、結合剤、充填
剤、希釈剤、打錠剤、滑沢剤、崩壊剤、着色剤、矯味矯
臭剤、湿潤剤などの補助剤を添加して製造することがで
きる。錠剤は、例えば、慣用のコーティング剤を用いて
コーティングすることができ、例えば、セルロース、マ
ンニトール、ラクトースなどの充填剤;デンプン誘導
体、ポリビニルポリピロリドンなどの崩壊剤;ステアリ
ン酸マグネシウムなどの滑沢剤;ラウリル硫酸ナトリウ
ムなどの湿潤剤などを用いて、混合、充填、又は打錠な
どにより製造することができる。
【0031】本発明の予防および/または治療剤を経口
投与用の液剤として用いる場合、かかる液剤は、例え
ば、水性又は油性懸濁液、溶液、エマルジョン、シロッ
プ剤など、あるいは投与前に、水(滅菌・蒸留水など)
又は適当な媒体により再溶解されうる乾燥製剤として提
供される。かかる液剤には、通常の添加剤、例えばソル
ビトール、シロップ、メチルセルロース、ゼラチン、ヒ
ドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ステアリン酸アルミニウムゲルなどの沈澱防止剤;
レシチン、ソルビタンモノオレート、アラビアゴムなど
の乳化剤;オリーブ油、エチルアルコールなどの油性又
は非水性媒体;p−ヒドロキシ安息香酸のメチルエステ
ル、エチルエステル若しくはプロピルエステル、ソルビ
ン酸などの保存剤;着色剤;矯味矯臭剤などを配合して
もよい。
【0032】また、本発明の予防および/または治療剤
においては、薬物送達用素材も適宜用いてもよい。
【0033】また、MTP阻害剤とPPARα活性化剤
とを有効成分とすることにより、血液中の脂質濃度を減
少させ、かつ肝臓における脂質の蓄積を抑制することが
できる。したがって、かかる有効成分を含有した薬剤
は、高脂血症治療剤として有用である。かかる高脂血症
治療剤も本発明の範囲に含まれる。
【0034】本発明に用いられるMTP阻害剤として
は、トリグリセリドを低下させる活性を有する化合物で
あればよい。かかる化合物の活性は、後述の実施例にお
けるMTP阻害作用の評価系に記載するように、人工膜
間トリグリセリド輸送活性と、ApoB分泌阻害活性
〔例えば、J.Lip.Res.,37,1498
(1996)〕で評価できる。
【0035】本発明において、MTP阻害剤としては、
人工膜間トリグリセリド輸送活性のIC50が、数nM〜
数μMであり、好ましくは1nM〜2μMであり、ま
た、HepG2のApoB分泌阻害活性のIC50が、数
nM〜数μMであり、好ましくは1nM〜5μMである
ことが望ましい。
【0036】かかるMTP阻害剤としては、前記と同様
の化合物(BMS−201038、BAY13−995
2、CP−10447、R 103757、WM−11
59、これらの薬理上許容されうる塩など)が挙げられ
る。
【0037】本発明の高脂血症治療剤中におけるMTP
阻害剤の含有量は、患者の年齢、体重、疾患の状態など
により適宜設定され得、成人体重1kgあたり、好まし
くは、約0.01mg〜約100mg/kg、より好ま
しくは、約0.1mg〜約75mg/kgの投与量とな
るように設定されることが望ましい。
【0038】本発明に用いられるPPARα活性化剤と
しては、前記と同様の化合物(フェノフィブラート、ゲ
ンフィブロジル、クロフィブラート、ベザフィブラー
ト、シプロフィブラート、クリノフィブラート、これら
の薬理上許容されうる塩など)が挙げられる。
【0039】本発明の高脂血症治療剤中におけるPPA
Rα活性化剤の含有量は、患者の年齢、体重、疾患の状
態などにより適宜設定され得、成人1日あたり約10〜
約6000mg/日であり、好ましくは、約100〜約
1500mg/日となるように設定されることが望まし
い。
【0040】また、本発明の高脂血症治療剤中における
MTP阻害剤とPPARα活性化剤との存在比〔MTP
阻害剤/PPARα活性化剤(モル比)〕は、適宜患者
の病症に対応して選択することができる。例えば、存在
比1以下を選択することができる。
【0041】本発明の高脂血症治療剤の投与形態、剤形
などは、患者の年齢、体重、疾患の状態などにより適宜
設定することができ、例えば、前記脂肪肝の予防および
/または治療剤と同様のものが挙げられる。
【0042】本発明の高脂血症治療剤の薬理作用は、例
えば、前記(1)PPARα活性化作用の評価系と
(3)MTP阻害作用の評価系とにより、MTP阻害作
用およびPPARα活性化作用を決定すること;前記
(2)評価用のモデル動物における血中脂質の濃度の変
化、肝臓における脂質の蓄積を決定することなどによ
り、評価しうる。前記(1)と(2)の評価法は、前記
脂肪肝の予防および/または治療剤における薬理評価の
記載が参照される。前記(3)の評価系としては、例え
ば、下記の評価系が挙げられる。
【0043】(3)MTP阻害作用の評価系 Triton誘発高グリセリド血症(高脂血症)動物モ
デルを用い、適当な期間絶食させた動物に、予防およ
び/または治療剤を投与し、ついで、Tritonを
静脈内投与し、経時的に採血して血清トリグリセリド
を測定して、投与前および/または非投与の場合に比
べ、投与した場合にトリグリセリド値を低下させること
を指標とする。
【0044】前記Triton誘発高グリセリド血症モ
デルとは、Tritonを静脈内に投与することにより
トリグリセリドの代謝を抑制し、それにより高トリグリ
セリド血症を誘発するモデル動物をいう。かかるモデル
動物ついては、例えば、イシカワ(Ishikawa)
ら、J.Lipid Res.,20,254−264
(1979)を参照することができる。
【0045】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はかかる実施例により何ら限定されるもの
ではない。
【0046】実施例1 MTP活性阻害作用およびPP
ARα活性化作用の評価 (1)MTP活性阻害作用の評価 MTP活性阻害作用に基づくVLDL分泌抑制作用を、
Triton誘発高トリグリセリド血症モデルラットを
用いて評価した。前記モデルラットに関して、〔イシカ
ワ(Ishikawa)ら、J.Lipid Res.
20,254−264,(1979)〕を参照した。具
体的には、以下の通りである。
【0047】雄性、5週齢のSpraque−Dawl
ey系ラット〔Crj:CD(SD)、日本チャールス
リバー社製〕を1週間予備飼育した。飼育期間中、前記
ラットに、CE−2固形試料(日本クレア社製)を自由
摂食させた。
【0048】ついで、予備飼育後のラットについて、1
8時間以上絶食させ、ついで、被検化合物としてMTP
阻害剤(BMS−201038、BAY13−995
2、CP−10447、R 103757およびWM−
1159)を経口投与する。投与適時(例えば1時間
後)に、各ラットにTriton WR−1339(ナ
カライテスク社製)300mg/kgを尾静脈内投与
し、経時的に眼窩静脈叢より採血する。なお、対照とし
て、ビヒクル単独を投与する。
【0049】その後、採血された血液について、遠心分
離し、血清を分離する。得られた血清について、測定キ
ット〔商品名:トリグリセライド E−テスト、和光純
薬(株)社製〕を用いて血清トリグリセリド値を測定す
る。
【0050】その結果、対照に比べて、被検化合物投与
時における血清トリグリセリド値が低下していることに
より、該被検化合物が、MTP活性阻害作用に基づくV
LDL分泌抑制作用を有することがわかる。
【0051】(2)PPARα活性化作用の評価 COS−1細胞を、24ウェルプレートに1.25×1
4 細胞/500μl/ウェル(=〜3×105 細胞/
プレート)で播き、翌日リポフェクション法により遺伝
子導入した。遺伝子導入は、TransIT(商標登
録)−LT1(PANVERA)を用い、製造者の添付
のプロトコールに従った。培地として、無血清RPMI
1640培地を用いた。
【0052】評価系の遺伝子導入処理時のプラスミド添
加量は、1ウェルあたりGAL4−Luc〔プラスミド
pGL3−basic由来;ホタルルシフェラーゼ、コ
ンセンサスGAL4結合配列、ウサギβグロビンプロモ
ーターを有する;0.05μg〕、hPPARaLBD
/pM〔ヒトPPARαLBD、GAL4結合領域を有
する;0.005μg〕、pRL−CMW(0.002
5μg)、pBluescript(0.4425μ
g)とした。
【0053】遺伝子導入処理4時間後に細胞を洗浄し、
5重量%活性炭処理ウシ血清−10−8M インスリン
含有DMEM(フェノールレッド無し) に置換した。さ
らに、被験化合物:クリノフィブラート、WY−146
43(Cayman社製)、ベザフィブラート(SIG
MA社製)、フェノフィブラート(SIGMA社製、カ
ルボン酸型に分解後使用)もしくはクロフィブラート
(ALDRICH社製)を溶解したDMSO溶液または
8(S)−HETE(Cayman社製)を溶解したエ
タノール溶液を細胞に添加し、24時間培養を行なっ
た。
【0054】以下、Dual−Luciferase
Reporter Assay System(プロメ
ガ社製)の標準プロトコールに従い、100μlの細胞
融解液で処理した後にルシフェラーゼ活性を測定した。
ホタルルシフェラーゼ活性/ウミシイタケ ルシフェラ
ーゼ活性を算出し、被験化合物未処置細胞の値に対する
倍率を算出した。
【0055】PPARα活性化作用評価の陽性対照とし
て、種々のフィブラート系化合物の他、生体内リガンド
の一つと考えられている脂質である8(S)−HETE
を用いて、PPARα活性化作用の評価系の検討を行な
った。なお、化合物のPPARα活性化作用は、陽性対
照として用いたWY−14643の30μM処置時のル
シフェラーゼ活性上昇幅を100とし、各化合物処置時
の活性上昇分を数値化した。クリノフィブラート、WY
−14643(Cayman社製)、ベザフィブラート
(SIGMA社製)、フェノフィブラート(SIGM
A、カルボン酸型に分解後使用)およびクロフィブラー
ト(ALDRICH)のPPARα活性化作用につい
て、同様に数値化した評価結果を表1および表2に示
す。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】表1および表2の結果から、かかる評価系
によりPPARα活性化作用を評価できることがわか
る。
【0059】実施例2 雄性、5週齢のSpraque−Dawley系ラット
〔Crj:CD(SD)、日本チャールスリバー社製〕
を約2週間高スクロース食〔HIGH SUCROSE
AIN−76A DIET、PURINA MILL
S,INC.(日本SLC取り扱い)〕自由摂食条件に
て前負荷した。得られたラットを、スクロース負荷ラッ
トモデルとして用いた。
【0060】スクロース負荷ラットモデルを、各群6匹
で血清トリグリセリド量にバラツキの無いように群分け
した。BMS−201038、BAY13−9952ま
たはクリノフィブレートを、表5および表6に示される
投与量で1日1回明期(8:00〜20:00)後半に
強制経口投与した。なお、溶媒は、0.5重量%メチル
セルロースとし、5ml/kgとなるように投与した。
【0061】投与開始後4日目、7日目の明期前半に眼
窩静脈叢より採血し、血清パラメーターを測定した。ま
た、最終日7日目に肝臓を摘出し、脂質を抽出して肝臓
中脂質を測定した。
【0062】一方、雄性、6週齢のSpraque−D
awley系ラット〔Crj:CD(SD)、日本チャ
ールスリバー社製〕を通常食(CE−2)自由摂食条件
にて、1週間飼育した。得られたラットを正脂血ラット
モデルとして用いた。
【0063】BMS−201038およびBAY13−
9952ともに、薬効評価モデルでの薬効発現用量の1
0倍用量から設定した。溶媒は、0.5重量%メチルセ
ルロースとし、5ml/kgで投与した。
【0064】前記正脂血ラットモデルを、各群4匹で血
清トリグリセリドにバラツキの無いように群分けし、投
与時週齢が一致する条件下で、BMS−201038ま
たはBAY13−9952を1日1回、明期(8:00
〜20:00)後半に強制経口投与した。投与開始後4
日目、7日目の明期前半に眼窩静脈叢より採血し、血清
パラメーターを測定した。また、最終日7日目に肝臓を
摘出し、脂質を抽出して肝臓中脂質を測定した。
【0065】正脂血ラットモデルでの血清脂質低下作用
と肝脂肪蓄積との関連を表3および表4に示す。さら
に、スクロース負荷ラットモデルでのフィブラート系薬
剤との併用効果について、同様に表5および表6に示
す。表3および表5には、群毎の血清トリグリセライド
値およびコレステロール値と、対照群に対する抑制率と
を、表4および表6には群毎の肝トリグリセライド含量
およびコレステロール含量と、対照群に対するその倍率
とを示す。なお、表中、「ビヒクル単独」は、それぞれ
ビヒクル単独で投与したモデルを示し、かかるモデルを
対照群とした。また「TG抑制率」は、トリグリセリド
抑制率を示し、「TC抑制率」は、コレステロール抑制
率を示す。
【0066】
【表3】
【0067】
【表4】
【0068】
【表5】
【0069】
【表6】
【0070】表3および表4に示すように、正脂血ラッ
トモデルにおいて、スクロース負荷ラットモデルにおけ
る薬効発現用量の10倍量の薬剤を用いた場合、血清ト
リグリセリド量は低下するが、肝臓においてトリグリセ
リドが蓄積することがわかる。
【0071】一方、表5および表6に示すように、肝臓
においてβ酸化を亢進し、かつPPARα活性化作用を
有するとされるフィブラート系薬剤との併用は、単独投
与に比べてより強力な血清脂質低下作用を示すととも
に、肝脂肪蓄積を顕著に軽減し、肝トリグリセリドにつ
いては正常レベルとなっている。PPARα活性化作用
のような、積極的にβ酸化を亢進する作用を付加する方
向性の有効性が示唆された。
【0072】正常の代謝レベルである正脂血ラットモデ
ルにおいても、スクロース負荷ラットモデルでの薬効発
現用量の10倍用量から、ある程度の差はあるもののB
AY、BMS両薬剤でやはり明確な蓄積傾向を認め、ラ
ットに関しては少なくとも肝脂肪蓄積発現と薬効発現と
の乖離が10倍以下であると考えられた。スクロース負
荷モデルに比べると肝脂肪含量は少ないものの、肝脂肪
蓄積の可能性は否定しきれない。
【0073】以上より、MTP阻害剤と、PPARα活
性化作用に基づくβ酸化亢進作用を有するとされるフィ
ブレート系薬剤との併用により、より強力な血清脂質低
下作用を示し、かつ肝脂肪蓄積が著減することが示され
る。
【0074】
【発明の効果】本発明の脂肪肝の予防および/または治
療剤によれば、肝臓における脂肪蓄積を予防もしくは治
療することができ、かつ血中脂質を低下させることがで
きるという優れた効果を奏する。また、本発明の高脂血
症治療剤によれば、肝臓への脂肪の蓄積(脂肪肝発症)
を抑制しつつ、血中脂質の濃度を低下させることがで
き、それにより高脂血症を治療することができるという
優れた効果を奏する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/496 A61K 31/496 31/513 31/513 45/06 45/06 A61P 1/16 A61P 1/16 3/06 3/06 (72)発明者 田中 正史 大阪市此花区春日出中3−1−98 住友製 薬株式会社内 Fターム(参考) 4C084 AA17 AA20 MA02 NA06 NA14 ZA751 ZA752 ZC331 ZC332 ZC751 4C086 AA01 AA02 BC21 BC42 BC60 CB05 GA02 GA07 GA12 MA01 MA02 MA04 MA09 NA06 NA07 NA14 ZA75 ZC33 ZC75 4C206 AA01 AA02 DA28 DB25 DB43 GA09 GA28 KA01 MA01 MA02 MA04 NA06 NA07 ZA75 ZC33 ZC75

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MTP(ミクロソームトリグリセリド輸
    送タンパク質;microsomal triglyc
    eride transfer protein)阻害
    剤の投与患者に用いられる、PPARα(ペルオキソー
    ム増殖因子活性化レセプターα;Peroxisome
    proliferator−activated r
    eceptor α)活性化剤を有効成分として含有し
    てなる、脂肪肝の予防および/または治療剤。
  2. 【請求項2】 MTP阻害剤が、BMS−20103
    8、BAY13−9952、CP−10447、R 1
    03757およびWM−1159からなる群より選択さ
    れた化合物である、請求項1記載の予防および/または
    治療剤。
  3. 【請求項3】 PPARα活性化剤が、フェノフィブラ
    ート(Fenofibrate)、WY−14643、
    ベザフィブラート(Bezafibrate)、クロフ
    ィブラート(Clofibrate)、クリノフィブラ
    ート(Clinofibrate)、8(S)−HET
    E、シプロフィブラート(Ciprofibrate)
    およびゲンフィブロジル(Gemfibrozil)か
    らなる群より選ばれた化合物である、請求項1もしくは
    2記載の予防および/または治療剤。
  4. 【請求項4】 PPARα活性化剤が、クリノフィブラ
    ートである、請求項1〜3いずれかに記載の予防および
    /または治療剤。
  5. 【請求項5】 脂肪肝が、MTP阻害剤の副作用として
    惹起される脂肪肝である、請求項1〜4いずれかに記載
    の予防および/または治療剤。
  6. 【請求項6】 MTP阻害剤とPPARα活性化剤とを
    有効成分として含有してなる高脂血症治療剤。
  7. 【請求項7】 MTP阻害剤が、BMS−20103
    8、BAY13−9952、CP−10447、R 1
    03757およびWM−1159からなる群より選択さ
    れた化合物である、請求項6記載の高脂血症治療剤。
  8. 【請求項8】 PPARα活性化剤が、フェノフィブラ
    ート(Fenofibrate)、WY−14643、
    ベザフィブラート(Bezafibrate)、クロフ
    ィブラート(Clofibrate)、クリノフィブラ
    ート(Clinofibrate)、8(S)−HET
    E、シプロフィブラート(Ciprofibrate)
    およびゲンフィブロジル(Gemfibrozil)か
    らなる群より選ばれた化合物である、請求項6もしくは
    7記載の高脂血症治療剤。
  9. 【請求項9】 PPARα活性化剤が、クリノフィブラ
    ートである、請求項6〜8いずれかに記載の高脂血症治
    療剤。
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