JP2002219932A - 車両用冷凍サイクル装置 - Google Patents

車両用冷凍サイクル装置

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JP2002219932A
JP2002219932A JP2001016047A JP2001016047A JP2002219932A JP 2002219932 A JP2002219932 A JP 2002219932A JP 2001016047 A JP2001016047 A JP 2001016047A JP 2001016047 A JP2001016047 A JP 2001016047A JP 2002219932 A JP2002219932 A JP 2002219932A
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discharge capacity
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JP2001016047A
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Koji Suzuoki
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両エンジンの高回転時における圧縮機の潤
滑性を確保する。 【解決手段】 車両エンジン11により駆動される圧縮
機2に、外部からの制御信号により吐出容量を制御する
電磁式容量制御弁15を設け、この電磁式容量制御弁1
5を制御する制御装置14に、車両エンジン11の回転
数に関連する回転数信号を入力し、電磁式容量制御弁1
5は、圧縮機2のクランク室内部への吐出冷媒流入量が
増加することにより吐出容量を減少させる構成になって
おり、車両エンジン11の回転数が所定回転数以上に上
昇したときに、制御装置14により電磁式容量制御弁1
5を制御して吐出容量を所定値に減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両エンジンによ
り駆動される圧縮機を有する車両用冷凍サイクル装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用空調装置の冷凍サイクル装
置においては、車両エンジンにより駆動される圧縮機と
して、回転軸に一体結合された斜板によりピストンを回
転軸と平行な方向に往復動させる斜板型圧縮機が知られ
ている。この斜板型圧縮機は、斜板の軸方向両側にピス
トンを配置する両斜板型のものと、斜板の軸方向片側の
みにピストンを配置する片斜板型のものとに大別され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、両斜板型の
ものでは、圧縮機の吸入冷媒を先ず圧縮機軸方向の中央
に位置するクランク室(斜板室)に導入し、その後、こ
のクランク室から圧縮機軸方向の前後の吸入室に吸入冷
媒を導き、ここから吸入冷媒を作動室(シリンダ室)内
へ吸入させる。このため、吸入冷媒中に含有されるオイ
ルをクランク室内の摺動機構部に接触させることが容易
であり、クランク室内の摺動機構部の潤滑性を確保しや
すい。
【0004】これに反し、片斜板型の圧縮機では、吸入
冷媒を圧縮機軸方向の後部に位置する吸入室に直接導入
し、ここから吸入冷媒を作動室内へ吸入させるので、両
斜板型のものに比してクランク室内の摺動機構部の潤滑
性の確保において不利となる。特に、車両エンジンの高
回転時には圧縮機も高回転数で作動するので、圧縮機の
潤滑不足を起こしやすい。
【0005】本発明は上記点に鑑みて、車両エンジンの
高回転時における圧縮機の潤滑性を確保することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、車両エンジン(11)
により駆動される圧縮機(2)に、外部からの制御信号
により吐出容量を制御する容量制御機構(15)を設
け、この容量制御機構(15)を制御する制御手段(1
4)に、車両エンジン(11)の回転数に関連する回転
数信号を入力し、容量制御機構(15)は、圧縮機
(2)内部への吐出冷媒流入量が増加することにより吐
出容量を減少させる構成になっており、車両エンジン
(11)の回転数が所定回転数以上に上昇したときに、
制御手段(14)により容量制御機構(15)を制御し
て吐出容量を所定値に減少させることを特徴とする。
【0007】ところで、(a)車両エンジン(11)に
より駆動される圧縮機(2)を持つ冷凍サイクル装置に
おいては、エンジン回転数上昇に伴う圧縮機回転数上昇
によって圧縮機吐出冷媒流量が増加して余剰冷房能力が
発生する。また、(b)圧縮機(2)内部への吐出冷媒
流入量が増加することにより吐出容量を減少させる構成
になっている容量制御機構(15)では、吐出容量の減
少は圧縮機(2)内部への吐出冷媒流入量の増加を意味
することになる。
【0008】請求項1に記載の発明は、上記(a,b)
の点に着目してなされたもので、車両エンジン(11)
の高回転時には圧縮機(2)の吐出容量を強制的に減少
させるから、圧縮機(2)内部(クランク室内)への吐
出冷媒流入量を高回転時に増加させることができる。こ
れにより、片斜板型の圧縮機のように、吸入冷媒をクラ
ンク室内に導入せず、吸入室に直接導入するタイプの圧
縮機においても、圧縮機(2)内部(クランク室内)の
摺動機構部に吐出冷媒を良好に接触させて、高回転時で
の摺動機構部の潤滑性を十分確保できる。また、同時
に、圧縮機(2)の吐出容量の減少により省動力効果を
発揮できる。
【0009】請求項2に記載の発明では、蒸発器(6)
の冷房熱負荷に関連する物理量を検出して制御手段(1
4)に入力する検出手段(13)を備え、吐出容量の所
定値として、第1所定値(Dt1)と第1所定値(Dt
1)より小さい第2所定値(Dt2)を制御手段(1
4)にて設定し、車両エンジン(11)の回転数が所定
回転数以上に上昇したときに冷房熱負荷に関連する物理
量が所定値以上であるときは、制御手段(14)により
吐出容量を第1所定値(Dt1)に減少させ、冷房熱負
荷に関連する物理量が所定値より小さいときは、制御手
段(14)により吐出容量を第2所定値(Dt2)に減
少させることを特徴とする。
【0010】これにより、蒸発器(6)の冷房熱負荷の
大小に応じた吐出容量制御を行うことができ、圧縮機
(2)の潤滑性の確保と、冷房能力の確保とを効果的に
両立できる。
【0011】請求項3に記載の発明では、蒸発器(6)
の冷却度合いに関連する物理量を検出して制御手段(1
4)に入力する検出手段(13)を備え、蒸発器(6)
の冷却度合いが0℃直前の所定の低温状態になると、制
御手段(14)により吐出容量を略零にすることを特徴
とする。
【0012】これにより、蒸発器(6)が0℃直前の所
定の低温状態になったときはサイクル内の冷媒循環を停
止して蒸発器(6)のフロスト発生を防止できる。
【0013】請求項4に記載の発明では、蒸発器(6)
の吹出空気温度を検出して制御手段(14)に入力する
温度検出手段(13)を備え、吐出容量の所定値とし
て、第1所定値(Dt1)と第1所定値(Dt1)より
小さい第2所定値(Dt2)を制御手段(14)にて設
定し、蒸発器吹出空気温度により蒸発器(6)の冷房熱
負荷の大小を判定し、車両エンジン(11)の回転数が
所定回転数以上に上昇したときに蒸発器(6)の冷房熱
負荷が大きいと判定されたときは、制御手段(14)に
より吐出容量を第1所定値(Dt1)に減少させ、ま
た、車両エンジン(11)の回転数が所定回転数以上に
上昇したときに蒸発器(6)の冷房熱負荷が小さいと判
定されたときは、制御手段(14)により吐出容量を第
2所定値(Dt2)に減少させ、更に、蒸発器吹出空気
温度により蒸発器(6)の冷却度合いを判定して、蒸発
器(6)の冷却度合いが0℃直前の所定の低温状態にな
ると、制御手段(14)により吐出容量を略零にするこ
とを特徴とする。
【0014】これにより、蒸発器(6)の吹出空気温度
を検出する共通の温度検出手段(13)を用いて、蒸発
器(6)の冷房熱負荷の大小判定に基づく吐出容量制御
と蒸発器(6)の冷却度合い判定に基づくフロスト防止
制御とを行うことができる。
【0015】請求項5に記載の発明では、圧縮機(2)
は、回転軸(102)と一体に回転する斜板(103)
と、斜板(103)の軸方向片側に配置され、斜板(1
03)の回転により回転軸(102)と平行な方向に往
復動するピストン(105)と、斜板(103)が配置
されているクランク室(106)とを備え、容量制御機
構(15)は、クランク室(106)内部への吐出冷媒
流入量を増加させてクランク室(106)内部の圧力を
上昇させ、これにより、斜板(103)の傾斜角度
(θ)を増加することにより吐出容量を減少させるよう
になっている。
【0016】このような片斜板型の可変容量圧縮機
(2)を備えるものにおいても、本発明によれば、エン
ジン高回転時における潤滑性確保を良好に達成できる。
【0017】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を図に基
づいて説明する。図1は本発明の一実施形態の全体構成
図である。冷凍サイクル1には冷媒を吸入、圧縮、吐出
する圧縮機2が備えられている。この圧縮機2から吐出
された高温、高圧の過熱ガス冷媒は凝縮器3に流入し、
ここで、図示しない冷却ファンより送風される外気と熱
交換して冷媒は冷却されて凝縮する。
【0019】この凝縮器3で凝縮した冷媒は次に受液器
(気液分離器)4に流入し、受液器4の内部で冷媒の気
液が分離され、冷凍サイクル1内の余剰冷媒(液冷媒)
が受液器4内に蓄えられる。この受液器4からの液冷媒
は膨張弁(減圧手段)5により低圧に減圧され、気液2
相状態となる。この膨張弁5からの低圧冷媒は蒸発器6
に流入する。この蒸発器6は車両用空調装置の空気通路
(ダクト)を構成する空調ケース7内に設置され、蒸発
器6に流入した低圧冷媒は空調ケース7内の空気から吸
熱して蒸発する。
【0020】膨張弁5は蒸発器6の出口冷媒の温度を感
知する感温部5aを有する温度式膨張弁であり、蒸発器
6の出口冷媒の過熱度を所定値に維持するように弁開度
(冷媒流量)を調整するものである。上記したサイクル
構成部品(1〜6)の間はそれぞれ冷媒配管8によって
結合され閉回路を構成している。
【0021】また、圧縮機2はプーリ9、ベルト10等
を介して車両走行用エンジン11により駆動される。圧
縮機2は後述する可変容量型圧縮機であって、電磁クラ
ッチを備えていない。このため、プーリ9は圧縮機トル
ク変動を吸収するダンピング機能および過大トルク発生
時にトルク伝達を遮断するトルクリミッター機能を有す
るものであり、このようなプーリ9は従来公知であるか
ら、詳細な説明は省略する。
【0022】空調ケース7には送風機12が備えられて
おり、周知の内外気切替箱(図示せず)から吸入された
車室内の空気(内気)または車室外の空気(外気)が送
風機12により空調ケース7内を送風される。この送風
空気は、蒸発器6を通過した後に、図示しないヒータユ
ニットを通過して吹出口から車室内に吹き出すようにな
っている。
【0023】また、空調ケース7内のうち、蒸発器6の
空気吹出直後の部位には、蒸発器6を通過した直後の吹
出空気温度を検出するサーミスタからなる蒸発器吹出温
度センサ13が設けられている。
【0024】なお、上記ヒータユニットは周知のもので
あり、蒸発器6を通過した冷風を再加熱する温水式ヒー
タコア(加熱手段)、この温水式ヒータコアにおける加
熱度合いを調節する温度調節手段をなすエアミックスド
アあるいは温水流量制御弁等が配設されており、さら
に、空調ケース7の空気下流端には、車室内乗員の上半
身に空気を吹き出すフェイス吹出口、車室内乗員の足元
に空気を吹き出すフット吹出口、フロントガラス内面に
空気を吹き出すデフロスタ吹出口が形成され、これらの
吹出口を切替開閉する吹出モードドアが備えられてい
る。
【0025】ところで、上記した圧縮機2は制御装置1
4からの電気信号(本例では、デューティ信号)により
制御される電磁式容量制御弁15を有しており、そし
て、制御装置14はデューティ比決定回路14aと増幅
回路14bを有している。デューティ比決定回路14a
は、温度センサ13からの蒸発器吹出温度信号および車
両エンジン11の回転数信号を発生する回転数信号発生
部16からのエンジン回転数信号を入力として、デュー
ティ比を決定する。また、増幅回路14bはデューティ
比決定回路14aのデューティ信号を増幅して電磁式容
量制御弁15に出力する。なお、回転数信号発生部16
は図示しないエンジン制御装置のエンジン回転数信号を
そのまま利用するものであってもよい。
【0026】次に、図2は上記圧縮機2の具体的構造の
一例を示すもので、圧縮機2は片斜板型の可変容量圧縮
機であって、その可変容量機構自体は周知のものであ
る。プーリ9を介して車両エンジン11の動力が回転軸
102に伝達される。この回転軸102に対して傾いた
斜板103にシュー104を介して複数本(本実施形態
では、6本)のピストン105を連結している。
【0027】このため、回転軸102と一体的に斜板1
03を回転させることにより、シュー104を介して複
数本のピストン105を順次往復動させて作動室Vcの
体積を拡大縮小させて冷媒を吸入圧縮するようになって
いる。
【0028】そして、圧縮機2の吐出容量を変化させる
場合には、斜板103が収納されたクランク室(斜板
室)106内の圧力を変化させて斜板103の傾斜角度
θを変化させてピストン105のストローク(行程)を
変化させる。すなわち、斜板103の傾斜角度θの減少
によりピストンストロークが増加して吐出容量が増加
し、斜板103の傾斜角度θの増加によりピストンスト
ロークが減少して吐出容量が減少する。従って、クラン
ク室106は、圧縮機2の吐出容量を変化させるための
制御圧室としての役割を兼ねることになる。
【0029】なお、クランク室(斜板室)106は、オ
リフィス等の絞り手段を有する通路手段を介して圧縮機
10の吸入室113側と連通している。
【0030】一方、第1吐出室107は各ピストン10
5の作動室Vcから吐出された冷媒を集合回収するとと
もに吐出脈動を平滑化するものであり、第2吐出室10
8は第1吐出室107内の冷媒を吐出口109に導くも
のである。
【0031】また、電磁式容量制御弁15は制御圧室を
なすクランク室106内の圧力を制御する吐出容量制御
機構を構成するもので、圧縮機10のリヤハウジング1
11側に配置されている。リヤハウジング111には、
蒸発器6出口からの低圧ガス冷媒を吸入する吸入口11
2および吸入口112から冷媒が流入する吸入室113
が備えられている。この吸入室113内から冷媒が図示
しない吸入弁を介して作動室Vc内に吸入されるように
なっている。
【0032】上記した第1吐出室107と第2吐出室1
08との間は、図3に示すように、所定の絞り穴径を有
する絞り連通路(絞り部)114により連通させてい
る。このため、冷媒が絞り連通路114を流通する際に
圧力損失が発生し、第2吐出室108内の圧力は第1圧
力室107内の圧力より所定量低くなる。この絞り連通
路114前後の差圧ΔPは圧縮機吐出冷媒流量に対応し
た大きさとなる。
【0033】次に、図4は本実施形態による電磁式容量
制御弁15の具体例を示すもので、この制御弁15は、
圧縮機10内に形成された第1吐出室107と第2吐出
室108との差圧ΔPが所定の差圧(以下、この所定の
差圧を目標差圧と呼ぶ)ΔP0となるように稼働する第
1制御部120と、第1制御部120の作動を規制して
目標差圧ΔP0を設定する第2制御部130とからなる
ものである。
【0034】先ず、第1制御部120について述べる。
121は第1吐出室107内の圧力が導かれる第1制御
室であり、122は第2吐出室108内の圧力が導かれ
る第2制御室である。そして、両制御室121、122
は、摺動可能な仕切り部材123により仕切られてお
り、第1制御室121内には、第1制御室121の体積
を拡大する向きに仕切り部材123を押圧する力(弾性
力)を発揮するコイルスプリング(弾性手段)124が
配設されている。
【0035】このため、仕切り部材123と一体に形成
されたプッシュロッド125には、両制御室121、1
22の圧力差(上記差圧ΔP)による力及びコイルスプ
リング124の弾性力が作用しているとともに、その力
(以下、この力を開弁力と呼ぶ)の向きは、第1制御室
121内の圧力が常に第2制御室122より大きいこと
から第1制御室121の体積が増大する向き(図4の左
向き)である。
【0036】なお、プッシュロッド125の移動量は微
少であるので、コイルスプリング124が仕切り部材1
23(プッシュロッド125)に及ぼす力は略一定値と
見なすことができる。
【0037】一方、第2制御部130は、開弁力に対向
する力(以下、この力を閉弁力と呼ぶ)を弁体131に
作用させるもので、弁体131は圧縮機10の吐出圧
(第2吐出室108の圧力)をクランク室106に導く
制御圧通路140の連通状態(開度)を制御するもので
ある。
【0038】この弁体131はプランジャ(可動鉄心)
132と一体に構成されており、プランジャ132には
励磁コイル133により誘起される電磁吸引力が作用す
る。すなわち、プランジャ132は所定間隔を介して固
定磁極部材(固定鉄心)134に対向配置されているの
で、励磁コイル133の電磁吸引力によりプランジャ1
32は固定磁極部材134に向かって軸方向(図4の右
方向)に変位する。このプランジャ132の軸方向変位
により弁体131は閉弁方向に移動する。
【0039】また、プランジャ132と固定磁極部材1
34との間には、電磁力と対抗する弾性力を発生する弾
性手段としてコイルスプリング135が配置されてい
る。なお、プランジャ132の変位量は微小であるの
で、プランジャ132の変位にかかわらず、コイルスプ
リング135による弾性力は略一定値とみなすことがで
きる。
【0040】本例では、励磁コイル133に通電する電
流の断続比率、すなわち、デューティ比Dtを制御する
ことにより、このデューティ比Dtに略比例した電磁吸
引力(すなわち、弁体131の閉弁方向の力)をプラン
ジャ132に作用させることができる。励磁コイル13
3の通電電流のデューティ比Dtは前述の制御装置14
により制御される。
【0041】電磁式容量制御弁110は上記のように構
成されているため、デューティ比Dtを大きくして弁体
131の閉弁力を増大させると、弁体131が図3の右
方向に変位して制御圧通路140の開口断面積を減少さ
せるので、クランク室106の圧力が低下して斜板10
3の傾斜角度θが減少し、これにより吐出容量が増加す
る。
【0042】逆に、デューティ比Dtを小さくして弁体
131の閉弁力を減少させると、弁体131がコイルス
プリング135の力で図4の左方向に変位して制御圧通
路140の開口断面積を増加させるので、クランク室1
06内の圧力が上昇して斜板103の傾斜角度θが増加
し、これにより吐出容量が減少する。
【0043】一方、エンジン11の回転数が上昇して圧
縮機2の回転数が上昇すると、これに連動して圧縮機2
から吐出される吐出冷媒流量が上昇するが、吐出冷媒流
量が増大すると、第1、2制御室121、122間の差
圧ΔPが大きくなるので、開弁力が大きくなり、プッシ
ュロッド125及び弁体131が図4の左側に移動して
制御圧通路140が開き、圧縮機2の吐出容量が減少し
ていく。
【0044】逆に、エンジン11の回転数が低下して圧
縮機2の回転数が低下すると、これに連動して圧縮機2
から吐出される吐出冷媒流量が低下するが、吐出冷媒流
量が低下すると、第1、2制御室121、122間の差
圧ΔPが小さくなるので、開弁力が小さくなり、プッシ
ュロッド125及び弁体131が図4右側に移動して制
御圧通路140が絞られ、圧縮機2の吐出容量が増加し
ていく。
【0045】このとき、プッシュロッド125及び弁体
131は閉弁力と開弁力とが釣り合う位置まで移動する
が、コイルスプリング124、135による力は一定値
であるので、プッシュロッド125及び弁体131が閉
弁力と開弁力との釣り合い位置まで移動するとは、第
1、2制御室121、122間の差圧ΔPが閉弁力(電
磁吸引力)によって一義的に決まる所定差圧、つまり目
標差圧ΔP0となるまで圧縮機2の吐出容量が機械的に
変化することを意味する。
【0046】上記のように閉弁力(電磁吸引力)によっ
て一義的に決まる目標差圧ΔP0をデューティ比制御に
より変化させることにより吐出容量を変化させて圧縮機
2から実際に吐出される吐出冷媒流量を変化させること
ができる。
【0047】次に、本実施形態による作動を説明する
と、図5は、本実施形態による圧縮機2の吐出容量制御
の考え方を示す特性図であり、図5(b)の縦軸は電磁
式容量制御弁110の励磁コイル133の通電電流のデ
ューティ比Dtであり、圧縮機2の吐出容量はこのデュ
ーティ比Dtと略同等に制御される。図5(b)の横軸
は、エンジン回転数Neまたは圧縮機回転数Ncであ
り、かっこ内の数値は圧縮機回転数Ncを示す。
【0048】図5(a)はエンジン回転数Neまたは圧
縮機回転数Ncと冷房能力Qとの関係を示しており、圧
縮機2の吐出容量が100%固定の場合には、エンジン
回転数Ne(圧縮機回転数Nc)が第1の所定回転数N
e1以上に上昇すると、圧縮機2の吐出冷媒流量の増加
により冷房能力Qに余剰能力が生じることを示してい
る。
【0049】上記点に鑑みて、本実施形態では、エンジ
ン回転数Ne(圧縮機回転数Nc)が第1の所定回転数
Ne1より低い間は、制御装置14のデューティ比決定
回路14aによりデューティ比Dtを100%に維持し
て、圧縮機2の吐出容量を100%に維持する。なお、
第1の所定回転数Ne1は例えば、3040rpm(N
c=3680rpm)であって、これは例えば、車速:
90km/hに相当する。
【0050】そして、エンジン回転数Ne(圧縮機回転
数Nc)が上記第1の所定回転数Ne1を超えると、制
御装置14のデューティ比決定回路14aによりデュー
ティ比Dtを100%から減少して、圧縮機2の吐出容
量を100%から減少させる。
【0051】上記第1の所定回転数Ne1と第2の所定
回転数Ne2との間では、エンジン回転数Neの上昇に
伴って、デューティ比Dt(圧縮機2の吐出容量)を連
続的に減少(徐変)させ、第2の所定回転数Ne2に到
達すると、デューティ比Dt(圧縮機2の吐出容量)を
第1所定値Dt1である58%に減少させる。なお、第
2の所定回転数Ne2は例えば、4160rpm(Nc
=5034rpm)であって、これは例えば、車速:1
20km/hに相当する。
【0052】次に、エンジン回転数Ne(圧縮機回転数
Nc)が上記第2の所定回転数Ne2を超えると、Ne
と蒸発器吹出温度Teの両方に応じてデューティ比Dt
(圧縮機2の吐出容量)を決定する。
【0053】すなわち、本実施形態では冷房熱負荷に関
連する物理量として蒸発器吹出温度Teを用い、Teが
所定温度Te1(例えば、12℃)以下であるときは冷
房熱負荷が小さい時であると判定して、第2の所定回転
数Ne2と第3の所定回転数Ne3との間ではエンジン
回転数Neの上昇に伴って、デューティ比Dt(圧縮機
2の吐出容量)を連続的に減少(徐変)させ、第3の所
定回転数Ne3に到達すると、デューティ比Dt(圧縮
機2の吐出容量)を第2所定値Dt2である45%に減
少させる。
【0054】そして、エンジン回転数Neが第3の所定
回転数Ne3以上に上昇しても、これ以降はデューティ
比Dt(圧縮機2の吐出容量)を45%一定に保持す
る。
【0055】これに反し、Teが所定温度Te1より所
定量だけ高い所定温度Te2(例えば、13℃)以上で
あるときは冷房熱負荷が大きい時であると判定して、エ
ンジン回転数Neが第2の所定回転数Ne2以上に上昇
しても、これ以降はデューティ比Dt(圧縮機2の吐出
容量)を常に58%一定に保持する。なお、第3の所定
回転数Ne3は例えば、4960rpm(Nc=600
0rpm)であって、これは例えば、車速:145km
/hに相当する。
【0056】図6は、エンジン回転数Neの変化に応動
するデューティ比Dt(圧縮機2の吐出容量)の上記制
御例をまとめたものである。
【0057】一方、本実施形態では蒸発器6のフロスト
(霜付き)防止のために、次のような圧縮機2の吐出容
量制御を組み合わせている。
【0058】すなわち、蒸発器吹出温度Teが0℃直前
の所定温度Te3(例えば、3℃)まで低下すると、制
御装置14のデューティ比決定回路14aにおいては、
デューティ比Dtを強制的に0%にして圧縮機2の吐出
容量を実質上、0%にし、これにより、蒸発器6の温度
低下を阻止して蒸発器6のフロスト(霜付き)を防止す
る。そして、圧縮機2の吐出容量の0%への切替により
蒸発器6の温度が上記所定温度Te3より所定量だけ高
い所定温度Te4(例えば、4℃)以上に上昇すると、
エンジン回転数Neにより決まる吐出容量(図5、6参
照)に復帰させる。
【0059】次に、本実施形態による圧縮機2の吐出容
量制御の技術的意義について述べると、(1)図2に示
す片斜板型の圧縮機2における高回転時における圧縮機
の潤滑性を確実に確保することができる。
【0060】つまり、片斜板型の可変容量圧縮機2の場
合は、100%の吐出容量であると、蒸発器6出口から
の吸入冷媒は吸入口112、吸入室113よりピストン
作動室Vcに吸入され、クランク室106内を経由しな
いので、クランク室106内のシュー104等の摺動機
構部の潤滑不足が高回転時に発生しやすい。しかし、本
実施形態によると、図5、6に示すように、エンジン回
転数Ne(圧縮機回転数Nc)の高回転時には、デュー
ティ比Dt(圧縮機2の吐出容量)を100%→58%
→45%と回転数上昇に応じて、順次減少させている。
【0061】そして、このデューティ比Dtの減少に伴
って、図4により前述したように弁体131の開度が増
加して、クランク室106内への圧縮機吐出冷媒の流入
量が増加する。従って、高回転時には、吐出冷媒中に含
まれるオイルがクランク室106内のシュー104等の
摺動機構部に良好に接触し、この摺動機構部の潤滑性を
確実に確保できる。
【0062】なお、圧縮機回転数Ncの上昇により、図
3の連通路114前後の差圧ΔPが上昇するので、この
差圧ΔPの上昇によっても、弁体131が開度の増大側
(図4の左側)へ変位し、これにより、圧縮機吐出容量
を機械的に減少させる作用が発生するが、本発明者らの
実験検討によると、この機械的な容量自動調整作用によ
る容量の減少分は、潤滑性の確保のためには不十分であ
った。
【0063】そこで、本実施形態では、前記第1所定回
転数Ne1以上の高回転時には、図5、6の容量制御に
より、機械的な容量自動調整作用による容量減少分を上
回る領域まで圧縮機吐出容量を強制的に減少させ、これ
により、クランク室106内の摺動機構部の潤滑性の向
上を達成できる。
【0064】(2)特に、春秋の中間期のように冷房熱
負荷の小さいとき(Te<Te1)には、冷凍サイクル
のバランス上、膨張弁5の開度減少により圧縮機回転数
Ncの上昇による吐出流量(差圧ΔP)の変化割合が小
さくなり、この結果、上記機械的容量調整作用による容
量の減少分は一層小さくなってしまうが、本実施形態に
よると、冷房熱負荷の小さいとき(Te<Te1)は、
エンジン回転数Ne(圧縮機回転数Nc)の高回転に連
動する容量制御により圧縮機2の吐出容量を100%→
58%→45%と回転数上昇に応じて強制的に減少させ
るから、低熱負荷時においても、圧縮機潤滑性を確実に
確保できる。これと同時に、低熱負荷時における圧縮機
駆動負荷の減少により省動力効果を発揮できる。
【0065】(3)夏期のように冷房熱負荷の大きいと
き(Te>Te2)には、圧縮機2の吐出容量を100
%→58%に減少させた後に、エンジン回転数Ne(圧
縮機回転数Nc)が第2の所定回転数Ne2以上に上昇
しても、それ以降、圧縮機2の吐出容量を58%一定に
維持することにより、必要冷房能力を確保できる。
【0066】(他の実施形態)なお、上述の一実施形態
に限定されることなく、本発明は以下述べるように種々
な変形が可能である。
【0067】上述の一実施形態における所定値Ne
1、Ne2、Ne3、Te1〜Te4は、空調装置(冷
凍サイクル装置)の搭載車両の種類等に対応して変更可
能であることはもちろんである。
【0068】上述の一実施形態ではエンジン回転数N
eの変化に対応して圧縮機2の吐出容量を制御している
が、エンジン回転数Neの代わりに、圧縮機回転数N
c、車速等を用いてもよい。
【0069】冷房熱負荷の検出に際して、蒸発器吹出
温度Teの代わりに外気温、内気温等を用いてもよい。
【0070】電磁式容量制御弁15の制御に際して、
デューティ比Dt出力の代わりに、電流値が増減制御さ
れる直流電流出力等を用いてもよい。
【0071】制御装置14をマイクロコンピュータを
用いて構成することもでき、その場合、制御装置14を
エンジン制御装置等と一体化することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す全体システム図であ
る。
【図2】図1の圧縮機の具体例を示す断面図である。
【図3】図2の圧縮機に備えられる吐出側の差圧発生部
の説明図である。
【図4】図2の圧縮機に備えられる電磁式容量制御弁の
具体例を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施形態の作動説明図である。
【図6】本発明の一実施形態の作動説明図である。
【符号の説明】
2…圧縮機、6…蒸発器、11…車両エンジン、13…
蒸発器吹出温度センサ、14…制御装置、15…電磁式
容量制御弁(容量制御機構)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内へ送風される空気を冷却する蒸発
    器(6)と、 車両エンジン(11)により駆動されて、前記蒸発器
    (6)で蒸発したガス冷媒を吸入し圧縮する圧縮機
    (2)と、 前記圧縮機(2)に設けられ、外部からの制御信号によ
    り吐出容量を制御する容量制御機構(15)と、 前記車両エンジン(11)の回転数に関連する回転数信
    号が入力され、前記容量制御機構(15)を制御する制
    御手段(14)とを備え、 前記容量制御機構(15)は、前記圧縮機(2)内部へ
    の吐出冷媒流入量が増加することにより前記吐出容量を
    減少させるようになっており、 前記車両エンジン(11)の回転数が所定回転数以上に
    上昇したときに、前記制御手段(14)により前記容量
    制御機構(15)を制御して前記吐出容量を所定値に減
    少させることを特徴とする車両用冷凍サイクル装置。
  2. 【請求項2】 前記蒸発器(6)の冷房熱負荷に関連す
    る物理量を検出して前記制御手段(14)に入力する検
    出手段(13)を備え、 前記吐出容量の所定値として、第1所定値(Dt1)と
    前記第1所定値(Dt1)より小さい第2所定値(Dt
    2)を前記制御手段(14)にて設定し、 前記車両エンジン(11)の回転数が所定回転数以上に
    上昇したときに前記冷房熱負荷に関連する物理量が所定
    値以上であるときは、前記制御手段(14)により前記
    吐出容量を前記第1所定値(Dt1)に減少させ、前記
    冷房熱負荷に関連する物理量が所定値より小さいとき
    は、前記制御手段(14)により前記吐出容量を前記第
    2所定値(Dt2)に減少させることを特徴とする請求
    項1に記載の車両用冷凍サイクル装置。
  3. 【請求項3】 前記蒸発器(6)の冷却度合いに関連す
    る物理量を検出して前記制御手段(14)に入力する検
    出手段(13)を備え、 前記蒸発器(6)の冷却度合いが0℃直前の所定の低温
    状態になると、前記制御手段(14)により前記吐出容
    量を略零にすることを特徴とする請求項1または2に記
    載の車両用冷凍サイクル装置。
  4. 【請求項4】 前記蒸発器(6)の吹出空気温度を検出
    して前記制御手段(14)に入力する温度検出手段(1
    3)を備え、 前記吐出容量の所定値として、第1所定値(Dt1)と
    前記第1所定値(Dt1)より小さい第2所定値(Dt
    2)を前記制御手段(14)にて設定し、 前記吹出空気温度により前記蒸発器(6)の冷房熱負荷
    の大小を判定し、前記車両エンジン(11)の回転数が
    所定回転数以上に上昇したときに前記蒸発器(6)の冷
    房熱負荷が大きいと判定されたときは、前記制御手段
    (14)により前記吐出容量を前記第1所定値(Dt
    1)に減少させ、 また、前記車両エンジン(11)の回転数が所定回転数
    以上に上昇したときに前記蒸発器(6)の冷房熱負荷が
    小さいと判定されたときは、前記制御手段(14)によ
    り前記吐出容量を前記第2所定値(Dt2)に減少さ
    せ、 更に、前記吹出空気温度により前記蒸発器(6)の冷却
    度合いを判定して、前記蒸発器(6)の冷却度合いが0
    ℃直前の所定の低温状態になると、前記制御手段(1
    4)により前記吐出容量を略零にすることを特徴とする
    請求項1に記載の車両用冷凍サイクル装置。
  5. 【請求項5】 前記圧縮機(2)は、回転軸(102)
    と一体に回転する斜板(103)と、 前記斜板(103)の軸方向片側に配置され、前記斜板
    (103)の回転により前記回転軸(102)と平行な
    方向に往復動するピストン(105)と、 前記斜板(103)が配置されているクランク室(10
    6)とを備え、 前記容量制御機構(15)は、前記クランク室(10
    6)内部への吐出冷媒流入量を増加させて前記クランク
    室(106)内部の圧力を上昇させ、これにより、前記
    斜板(103)の傾斜角度(θ)を増加することにより
    前記吐出容量を減少させるようになっていることを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用
    冷凍サイクル装置。
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