JP2002212481A - 孔版印刷用エマルションインキ - Google Patents

孔版印刷用エマルションインキ

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JP2002212481A JP2001008908A JP2001008908A JP2002212481A JP 2002212481 A JP2002212481 A JP 2002212481A JP 2001008908 A JP2001008908 A JP 2001008908A JP 2001008908 A JP2001008908 A JP 2001008908A JP 2002212481 A JP2002212481 A JP 2002212481A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】エマルションの相分離を抑制し、保存安定性の
良好な油中水(W/O)型孔版印刷用エマルションイン
キを提供する。 【解決手段】 油中水(W/O)型孔版印刷用エマルシ
ョンインキの水相中に、該水相中の溶存酸素と反応して
該溶存酸素量を減少させる物質である亜硫酸イオンまた
はチオ硫酸塩、あるいは亜二チオン酸、ピロ亜硫酸また
はこれらの塩を含有させる。好ましくは、亜硫酸塩およ
び/または前記亜硫酸水素塩の総量、チオ硫酸塩の含有
量、ないしは亜ニチオン酸塩および/またはピロ亜硫酸
塩の総量が水相に対して0.01〜5重量%である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油中水(W/O)型
孔版印刷用エマルションインキに関し、詳しくはインキ
の保存安定性に優れた油中水(W/O)型孔版印刷用エ
マルションインキに関するものである。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷方式は、オフセット・グラビア
・凸版というような印刷方式に比べて、専門のオペレー
ターを必要としない操作性の良さ、簡便性が一つの特徴
である。すなわち、孔版印刷は、操作に熟練を要しない
ことおよび使用後に特に洗浄のような煩雑な作業を必要
としないという利点がある。
【0003】また、サーマルプリンティングヘッドをデ
バイスとして用いる感熱製版方式を用いて以来、孔版印
刷方式は画像処理のデジタル化が図られるようになり、
高品位の印刷物が短時間で簡便に得られるようになった
ため、情報処理端末としてもますますその利便性が認め
られている。
【0004】さらに、サーマルプリンティングヘッドを
用いた感熱製版方式では、赤外線やキセノンフラッシュ
をエネルギー源とした従来の製版方式に比べて、原紙の
穿孔サイズが規格化され、インキの転移量を制御しやす
くなったため、インキの転移量が多過ぎて裏移りや滲み
等の不具合が発生する確率が減り、飛躍的に画像品位が
向上してきた。
【0005】ところで、孔版印刷用インキとしては、従
来より一般に油中水(W/O)型エマルションインキが
使用されているが、エマルションの内相となる水相の比
率が油相に比べて高いために、長期間保存すると水相粒
子の合一が進んで、油相と水相が分離するなどインキと
しての安定性に乏しいという問題があった。
【0006】このような問題に対して、さまざまな安定
性の改良が提案されている。たとえば、特開平6−14
5577号には乳化剤としてHLB10以下のポリグリ
セリン脂肪酸エステルを使用するとエマルションの安定
性が良好となることが記載されている。また、特開平1
0−1634号には水相に酸無水物含有水溶性ポリマー
を添加するとエマルションの安定性が改善されることが
記載されている。さらに、特開2000−7972号に
は油相に添加されるアルキド樹脂またはロジン変性樹脂
をアルミニウムキレート化合物またはアルミニウムアル
コラートと反応させて油相中に含有させると、エマルシ
ョンの安定性が向上する旨記載されている。
【0007】また、特開平6−192606号にはエマ
ルションの水相に電解質を添加するとエマルションの界
面活性剤密度が高くなり、さらにエマルションの粒径が
小さく、粒度分布が狭くなることでエマルションの安定
性がよくなる旨記載されている。さらに、特開平7−1
50091号には、水相に電解質として水可溶性マグネ
シウム塩を添加することで、安定性を向上させることが
できる旨記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、エマル
ションの安定性を向上させることはエマルションインキ
の保存安定性を図る上で極めて重要である。しかし、従
来の技術では必ずしも満足ができるレベルであるとは言
えず、さらなる改良が望まれていた。
【0009】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、エマルションの相分離が抑制され、保存安定性の極
めて良好な孔版印刷用エマルションインキを提供するこ
とを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の油中水(W/
O)型孔版印刷用エマルションインキは、水相中に該水
相中の溶存酸素と反応して該溶存酸素量を減少させる物
質が含まれていることを特徴とするものである。ここ
で、溶存酸素量を減少させる物質は、水相中の溶存酸素
と反応して水相中の溶存酸素量を減少させる無機物質や
有機物質の他、遊離イオン等であってもよい。
【0011】本発明の油中水型孔版印刷用エマルション
インキは、水相中に水溶性酸化防止剤を含み、該酸化防
止剤が電解質であることを特徴とするものである。水溶
性酸化防止剤は、酸化により物理的および化学的性質が
劣化するのを防ぐ水溶性化合物を意味する。
【0012】本発明の油中水(W/O)型孔版印刷用エ
マルションインキは、水相中に亜硫酸イオンが含まれて
いることを特徴とするものである。前記亜硫酸イオン
は、前記水相中に含まれる亜硫酸塩および/または亜硫
酸水素塩から生じたものであることが好ましい。前記亜
硫酸塩および前記亜硫酸水素塩はアルカリ金属塩または
アルカリ土類金属塩であることが好ましく、前記アルカ
リ金属塩は、カリウム塩またはナトリウム塩であること
がより好ましい。前記亜硫酸塩および/または前記亜硫
酸水素塩の総量は、前記水相に対して0.01〜5重量
%であることが好ましい。
【0013】本発明の油中水(W/O)型孔版印刷用エ
マルションインキは、水相中にチオ硫酸塩が含まれてい
ることを特徴とするものである。前記チオ硫酸塩は、ア
ルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩であることが好
ましい。前記アルカリ金属塩は、カリウム塩またはナト
リウム塩であることが好ましく、前記アルカリ土類金属
塩は、マグネシウム塩またはカルシウム塩であることが
より好ましい。前記チオ硫酸塩の含有量は、前記水相に
対して0.01〜5重量%であることが好ましい。
【0014】油中水(W/O)型孔版印刷用エマルショ
ンインキは、水相中に亜二チオン酸、ピロ亜硫酸、亜二
チオン酸塩またはピロ亜硫酸塩の少なくとも1つが含ま
れていることを特徴とするものである。前記亜二チオン
酸塩および前記ピロ亜硫酸塩は、アルカリ金属塩または
アルカリ土類金属塩であることが好ましく、前記アルカ
リ金属塩は、カリウム塩またはナトリウム塩であること
がより好ましい。前記亜二チオン酸塩および/または前
記ピロ亜硫酸塩の総量は、前記水相に対して0.01〜
5重量%であることが好ましい。
【0015】前記水相中に含まれている電解質の総量
は、前記水相に対して0.1〜5重量%であることが好
ましい。水相に含まれる亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、チオ
硫酸塩、亜二チオン酸、ピロ亜硫酸、亜二チオン酸塩ま
たはピロ亜硫酸塩はすべて電解質であるが、電解質の総
量とはこれらを含んだエマルションインキの水相に含ま
れる電解質すべての合計量を意味する。
【0016】前記エマルションインキは、油相15〜5
0重量%、水相85〜50重量%からなることが好まし
い。
【0017】
【発明の効果】油中水(W/O)型孔版印刷用エマルシ
ョンインキに一般的に含有されている樹脂は、油相の粘
度を高くしたり、油相と水相の界面強度を増強させるこ
とにより、インキの保存安定性や印刷適性を高める効果
を担っている。樹脂は油相/水相界面に配向しやすい性
質をもっているため、この樹脂がインキ中に溶解してい
る酸素と反応して酸化されると、油相と水相の界面強度
が弱まり、油相と水相が分離しやすくなると考えられ
る。
【0018】また、樹脂や油成分が酸化すると、油相の
極性が変化してエマルションの所要HLBが変化した
り、油相成分の相溶性が変化して油相に溶解できなくな
った成分がインキ表面に析出する等、エマルション状態
が不安定化し、油相と水相が分離しやすくなると考えら
れる。
【0019】本発明の油中水(W/O)型孔版印刷用エ
マルションインキは、水相中に水相中の溶存酸素と反応
してこの溶存酸素量を減少させる物質が含まれているの
で、油相と水相の界面に配向する樹脂の酸化が抑制さ
れ、また油相成分の相溶性が平常に保たれることによっ
てエマルション状態が安定し、インキの保存安定性が良
好になるものと考えられる。
【0020】本発明の油中水(W/O)型孔版印刷用エ
マルションインキは、水相中に水溶性酸化防止剤を含
み、この酸化防止剤が電解質であるため、油相と水相の
界面における乳化剤の密度が高まるなどして、インキの
保存安定性が良好になると考えられる。
【0021】本発明の油中水(W/O)型孔版印刷用エ
マルションインキは、水相中に亜硫酸イオン、チオ硫酸
塩、亜二チオン酸、ピロ亜硫酸、亜二チオン酸塩または
ピロ亜硫酸塩が含まれているため、水相中で亜硫酸イオ
ン、チオ硫酸イオン、亜二チオン酸イオンまたはピロ亜
硫酸イオンが生成し、これらのイオンが水相中に溶解し
ている酸素と反応して水相中の溶存酸素の量が減少し、
その結果、油相と水相の界面に配向する樹脂の酸化が抑
制されて、インキの保存安定性が良好になるものと考え
られる。
【0022】また、水相中に亜硫酸イオン、チオ硫酸イ
オン、亜二チオン酸イオンやピロ亜硫酸イオンが存在す
ることにより、油相と水相の界面における乳化剤の密度
が高まるなどして、インキの保存安定性が良好になると
考えられる。さらに、亜硫酸イオン、チオ硫酸イオン、
亜二チオン酸イオンまたはピロ亜硫酸イオンが酸化して
生成すると考えられる硫酸イオンも、油相と水相の界面
における乳化剤の密度を高める効果があり、亜硫酸イオ
ン、チオ硫酸イオン、亜二チオン酸イオンまたはピロ亜
硫酸イオンが酸化してもインキの保存安定性を損なうこ
とがないと考えられる。
【0023】さらにまた、エマルションインキの表面、
すなわちインキが空気と接している面ではインキ中の水
分の蒸発が起こるが、亜硫酸イオン、チオ硫酸イオン、
亜二チオン酸イオンまたはピロ亜硫酸イオンは蒸発しな
いため、インキ表面においてはこれらのイオンが高濃度
になっていると考えられ、そのため、空気中の酸素がイ
ンキ中に溶解するのを効率的に防止して、樹脂や油成分
の酸化を防止することができ、インキの保存安定性がさ
らに良好になると考えられる。
【0024】なお、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、チオ硫酸
塩、亜二チオン酸塩、ピロ亜硫酸塩として、アルカリ金
属塩またはアルカリ土類金属塩を用いると、油相と水相
の界面における乳化剤密度を高める効果がより大きくな
るため、インキの保存安定性をより向上させることがで
きる。
【0025】また、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、チオ硫酸
塩、亜二チオン酸塩およびピロ亜硫酸塩の総量を水相に
対して0.01〜5重量%とすることにより、インキの
保存安定性をより向上させることが可能となる。
【0026】また、電解質は油相/水相界面における乳
化剤の密度を高める効果が大きいので、亜硫酸塩、亜硫
酸水素塩、チオ硫酸塩、亜二チオン酸塩またはピロ亜硫
酸塩を含めた電解質の総含有量を、水相に対して0.1
〜5重量%とすることにより、インキの保存安定性をさ
らに向上させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳しく説明
する。本発明の油中水(W/O)型孔版印刷用エマルシ
ョンインキの油相は、基本的に、着色剤、乳化剤、油成
分などの構成からなるが、ここではさらに樹脂を含む場
合を例にとって説明する。なお、着色剤は水相に含有さ
せることができ、その場合は、油相中に着色剤を含ませ
なくてもよい。
【0028】着色剤としては、顔料および/または染料
を用いることができる。顔料としては、例えばアゾ系、
フタロシアニン系、染料系、縮合多環系、ニトロ系、ニ
トロソ系等の有機顔料(ブリリアントカーミン6B、レ
ーキレッドC、ウォッチングレッド、ジスアゾイエロ
ー、ハンザイエロー、フタロシアニンブルー、フタロシ
アニングリーン、アルカリブルー、アニリンブラック
等)のほか、コバルト、鉄、クロム、銅、亜鉛、鉛、チ
タン、バナジウム、マンガン、ニッケル等の金属類、金
属酸化物および硫化物、並びに黄土、群青、紺青等の無
機顔料、ファーネスカーボンブラック、ランプブラッ
ク、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカー
ボンブラック類を好ましく用いることができる。染料と
しては、例えばアゾ系、アントラキノン系、アジン系等
の油溶性染料を用いることができる。顔料、染料のいず
れを着色剤として用いてもよいが、顔料を用いると画像
の滲みや裏抜けが少なく、耐候性にも優れたインキとす
ることができる。着色剤の含有量は、インキ全重量に対
して20重量%以下であることが好ましく、3〜10重
量%であることがより好ましい。
【0029】乳化剤は、油中水(W/O)型エマルショ
ンを構成するために用いられ、アニオン界面活性剤、カ
チオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性
剤のいずれを用いてもよい。このうち、油中水(W/
O)型エマルションの乳化性や保存安定性の点から非イ
オン界面活性剤を用いることが好ましい。具体的には、
ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテー
ト、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレ
エート、ソルビタンモノイソステアレート等のソルビタ
ン脂肪酸エステル、グリセリルモノステアレート、ヘキ
サグリセリルテトラオレエート、デカグリセリルデカオ
レエート、ヘキサグリセリルペンタオレエート等の(ポ
リ)グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪
酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、
(ポリ)エチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン(硬
化)ヒマシ油、等を好ましくあげることができる。上記
乳化剤は単独で用いてもよいし、二種類以上を適宜組み
合わせて用いることもできる。乳化剤の含有量は、イン
キ全重量に対して0.1〜10重量%であることが好ま
しく、1〜5重量%であることがより好ましい。
【0030】油成分としては、各種工業用溶剤、モータ
ー油、ギヤー油、軽油、灯油、スピンドル油、マシン
油、流動パラフィン等の鉱物油、オリーブ油、ナタネ
油、アマニ油、ヒマシ油、サラダ油、大豆油等の植物油
のほか、合成油等も用いることができる。油成分は、印
刷機の長期未使用後の印刷性能を高める等の目的のた
め、揮発性の異なる油を複数混合して用いることが好ま
しい。
【0031】樹脂は、インキに粘度を付与し、エマルシ
ョンの安定性を向上させるもので、油相に溶解するもの
が用いられる。油相中に顔料や体質顔料が含まれている
場合には、樹脂を含ませることにより、顔料や体質顔料
の分散性や紙への定着性を向上させることができる。樹
脂としては、例えば、ロジン、ギルソナイト、ロジンエ
ステル、マレイン酸樹脂、フェノール樹脂、アルキド樹
脂、石油樹脂、アクリル樹脂、アミノ樹脂、ウレタン樹
脂、セルロース樹脂、天然ゴム誘導体樹脂等を好ましく
用いることができ、フェノール樹脂、アルキド樹脂を用
いることがより好ましい。また、アルキド樹脂またはロ
ジン変性樹脂と、アルミニウムキレート化合物またはア
ルミニウムアルコラートとの反応生成物も好ましく用い
ることができる。樹脂の含有量は、インキ全重量に対し
て1〜20重量%であることが好ましく、3〜15重量
%であることがより好ましい。
【0032】さらに、油相中には必要に応じて体質顔
料、ゲル化剤、顔料や体質顔料の分散剤等を適宜含ませ
ることができる。また、酸化防止剤を必要に応じてさら
に含ませることもできる。
【0033】本発明における水相は、主成分は水であ
り、亜硫酸イオンまたはチオ硫酸塩あるいは、亜二チオ
ン酸、ピロ亜硫酸、亜二チオン酸塩またはピロ亜硫酸塩
が含まれている。水相中に亜硫酸イオンを含ませるに
は、例えば、水相に亜硫酸水を含ませることにより可能
であるが、塩として含有させることにより、亜硫酸イオ
ンだけでなく、塩を構成している陽イオンもエマルショ
ン界面の乳化剤の密度を高めることができるので、亜硫
酸塩および/または亜硫酸水素塩として含ませることが
より好ましい。
【0034】亜硫酸塩としては、例えば、亜硫酸亜鉛、
亜硫酸アンモニウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸ナトリウ
ム、亜硫酸マグネシウム等が用いられ、亜硫酸水素塩と
しては、例えば、亜硫酸水素アンモニウム、亜硫酸水素
カリウム、亜硫酸水素カルシウム、亜硫酸水素ナトリウ
ム等が用いられる。この中でも、取り扱いやすく、油相
と水相の界面における乳化剤の密度を高める効果も大き
いため、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩を用いる
のが好ましく、中でも、水に対する溶解のしやすさ等の
点で、亜硫酸カリウム、亜硫酸ナトリウムが好ましい。
【0035】チオ硫酸塩としては、例えば、チオ硫酸ア
ンモニウム、チオ硫酸カリウム、チオ硫酸カルシウム、
チオ硫酸ストロンチウム、チオ硫酸鉄、チオ硫酸ナトリ
ウム、チオ硫酸バリウム、チオ硫酸マグネシウム等が用
いられる。この中でも、取り扱いやすく、油相と水相の
界面における乳化剤の密度を高める効果も大きいため、
アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩を用いるのが好ま
しい。さらにこの中でも、水に対する溶解のしやすさ等
の点で、チオ硫酸カリウム、チオ硫酸ナトリウム、チオ
硫酸カルシウム、チオ硫酸マグネシウムが好ましい。
【0036】亜二チオン酸、ピロ亜硫酸、およびこれら
の塩としては、例えば、亜二チオン酸の水溶液、亜二チ
オン酸アンモニウム、亜二チオン酸カリウム、亜二チオ
ン酸ナトリウム、亜二チオン酸マグネシウム、亜二チオ
ン酸亜鉛、ピロ亜硫酸アンモニウム、ピロ亜硫酸カリウ
ム、ピロ亜硫酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ルテニウム等が
挙げられ、これらを単独でまたは二種類以上を適宜組み
合わせて用いることもできる。これらの中でも、安価
で、取り扱いやすく、油相と水相の界面における乳化剤
の密度を高める効果がより大きなアルカリ金属塩、アル
カリ土類金属塩を用いることが好ましく、中でも、安
価、水に対する溶解のしやすさ等の点で、カリウム塩、
ナトリウム塩を用いることがより好ましい。
【0037】亜硫酸塩および/または亜硫酸水素塩の総
量、またはチオ硫酸塩、あるいは亜二チオン酸塩および
/またはピロ亜硫酸塩の含有量は、水相に対して0.0
1〜5重量%が好ましく、より好ましくは0.1〜2重
量%である。0.01重量%よりも少ないと酸化防止の
効果が小さく、また、5重量%であれば効果は充分であ
る。なお、亜硫酸塩や亜硫酸水素塩、チオ硫酸塩の中に
は、水に対して微溶性のものもあるが、その場合は溶解
限度が含有量の上限となる。また、水溶液の状態として
のみ知られているものもあるが、その場合は水溶液濃度
から含有量を計算して水溶液を水相に含ませればよく、
また結晶水をもつ塩を用いるときは、その含有量は無水
塩に換算して添加すればよい。
【0038】上記亜硫酸イオンまたはチオ硫酸塩あるい
は、亜二チオン酸、ピロ亜硫酸、亜二チオン酸塩、ピロ
亜硫酸塩は電解質であるが、水相中には、これら以外の
電解質をさらに含ませることができ、例えば、硫酸ナト
リウム、硫酸マグネシウム、リン酸水素カリウム、クエ
ン酸ナトリウム、酒石酸カリウム、ホウ酸ナトリウム等
を好ましく用いることができる。
【0039】この場合、電解質の総含有量は、水相全重
量に対して0.1〜5重量%であることが好ましく、
0.5〜2重量%であることがより好ましい。0.1重
量%よりも含有量が少ない場合には油相/水相界面にお
ける乳化剤の密度を高める効果が小さく、また5重量%
よりも多く含ませてもさらなる効果は望むことができな
い。
【0040】なお、水相は、亜硫酸イオンまたはチオ硫
酸塩あるいは、亜二チオン酸、ピロ亜硫酸、亜二チオン
酸塩またはピロ亜硫酸塩をそれぞれ単独で含んでいても
よいが、2種類以上が適宜組み合わされて用いられてい
てもよい。
【0041】さらに、水相中には、水蒸発抑制剤や凍結
防止剤を含ませることが好ましい。具体的には、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリ
コール、ポリエチレングリコール、グリセリン等の多価
アルコール類等の水溶性有機溶剤等を好ましくあげるこ
とができる。これらの含有量は、水相全重量に対して1
〜20重量%であることが好ましく、3〜15重量%で
あることがより好ましい。
【0042】油相中に着色剤を含ませない場合には、水
相中に着色剤を含ませる。着色剤としては顔料および/
または染料を用いることができる。顔料としては、上記
油相に含有させることができる顔料と同様の公知の顔料
を用いることができる。染料としては、例えば塩基性染
料、酸性染料、直接染料、可溶性バット染料、酸性媒染
染料、媒染染料、反応染料、バット染料、硫化染料等の
うち水溶性の染料および還元等により水溶性になった水
溶性染料を好ましく用いることができる。また、アゾ
系、アントラキノン系、アゾメチン系、ニトロ系等の分
散染料も好ましく用いることができる。
【0043】水相には、必要に応じて水中油(O/W)
型樹脂エマルションおよび/または水溶性樹脂を含ませ
ることができる。なお、顔料や体質顔料を水相に添加す
る場合、水中油(O/W)型樹脂エマルションや水溶性
樹脂を水相に含ませることにより、顔料や体質顔料の濡
れ性や分散性と、用紙等の被印刷体への顔料や体質顔料
の固着性とを向上させることができる。
【0044】水中油(O/W)型樹脂エマルションとし
ては、例えば、ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体、
ポリメタクリル酸エステル、ポリスチレン、スチレン−
アクリル酸エステル共重合体、スチレン−ブタジエン共
重合体、塩化ビニリデン−アクリル酸エステル共重合
体、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリウレタン等の樹脂エマルションを好ましく用い
ることができる。
【0045】また、水溶性樹脂としては、例えば、ポリ
ビニルアルコール、メチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニ
ルピロリドン、ポリエチレン−ポリビニルアルコール共
重合体、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルエーテ
ル、ポリアクリルアミド、アラビアゴム、澱粉、水溶性
ウレタン等を好ましく用いることができる。
【0046】さらに、水相中には、水に対する顔料や体
質顔料の濡れ性や分散性を改良するため、アニオン界面
活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオ
ン界面活性剤、または高分子系、シリコーン系、フッ素
系の界面活性剤、さらには、ポリビニルピロリドン、ポ
リエチレンイミン、アルキロールアミン塩、ポリ−N−
アクリロイルピロリジン等の第三アミン化合物、酸無水
物含有オレフィン系共重合体、酸無水物含有ビニル系共
重合体等の酸無水物含有水溶性ポリマーを含ませること
ができる。これらの分散剤のうち、第三アミン化合物ま
たは酸無水物含有水溶性ポリマーが特に好ましい。
【0047】なお、水相中には、必要に応じて、pH調
整剤を適宜含ませることができる。特に亜二チオン酸、
ピロ亜硫酸、およびこれらの塩を水相に含ませる場合、
水相が酸性であると酸化防止効果が小さい傾向がみられ
るため、水相を中性〜アルカリ性にすることが好まし
い。具体的には、水相のpHは6.5以上であることが
好ましく、7.0以上であることがより好ましい。
【0048】水相中には、さらに、必要に応じて、体質
顔料、防腐剤等を適宜含ませることができる。
【0049】本発明の油中水(W/O)型エマルション
インキは、通常、公知の乳化装置を用いて、15〜50
重量%の油相に85〜50重量%の水相を徐々に添加し
て乳化させることにより製造される。以下、本発明を実
施例により詳しく説明するが、本発明はこれらに限定さ
れるものではない。
【0050】
【実施例】(実施例A1)フタロシアニングリーン5重
量%、アルキド樹脂10重量%、ナフテン系石油溶剤6
重量%、ポリグリセリン脂肪酸エステル1重量%、ポリ
オキシエチレンヒマシ油1重量%を混合し、三本ロール
で充分に分散した。この顔料分散液とモーター油5重量
%、パラフィン系石油溶剤5重量%を混合して油相を調
整し、乳化装置に投入した。乳化装置の攪拌翼を回転さ
せながら、この油相中にイオン交換水60重量%、グリ
セリン6重量%、亜硫酸カリウム1重量%の混合溶液を
徐々に滴下し、所望の粘度に到達するまで攪拌翼を回転
させてさらに乳化を行い、孔版印刷用エマルションイン
キを得た。
【0051】
【表1】 (実施例A2)表1に示す配合とした以外は実施例A1
と同様にして孔版印刷用エマルションインキを得た。
【0052】(実施例A3)表1に示す配合とした以外
は実施例A1と同様にして孔版印刷用エマルションイン
キを得た。
【0053】(比較例A1)実施例A1で用いた亜硫酸
カリウムを硫酸ナトリウムに変えた以外は実施例A1と
同様にして孔版印刷用エマルションインキを得た。
【0054】(比較例A2)実施例A1で用いた亜硫酸
カリウムを硫酸マグネシウムに変えた以外は実施例A1
と同様にして孔版印刷用エマルションインキを得た。
【0055】実施例A1〜A3および比較例A1、A2
で作製した孔版印刷用エマルションインキをそれぞれ容
器に入れて70℃で20日間保存し、インキの外観を目
視により評価した。水相中に亜硫酸イオンを含む実施例
A1〜A3では良好な保存状態であったのに対し、亜硫
酸イオンを含まない比較例A1、A2ではインキの一部
が油相と水相に分離していた。
【0056】(実施例B1)フタロシアニングリーン5
重量%、アルキド樹脂10重量%、ナフテン系石油溶剤
6重量%、ポリグリセリン脂肪酸エステル1重量%、ポ
リオキシエチレンヒマシ油1重量%を混合し、三本ロー
ルで充分に分散した。この顔料分散液とモーター油5重
量%、パラフィン系石油溶剤5重量%を混合して油相を
調整し、乳化装置に投入した。乳化装置の撹拌翼を回転
させながら、この油相中にイオン交換水60重量%、グ
リセリン6重量%、チオ硫酸ナトリウム1重量%の混合
溶液(水相)を徐々に滴下し、所望の粘度に到達するま
で撹拌翼を回転させて乳化を行い、孔版印刷用エマルシ
ョンインキを得た。
【0057】
【表2】 (実施例B2)表2に示す配合とした以外は実施例B1
と同様にして孔版印刷用エマルションインキを得た。
【0058】(実施例B3)表2に示す配合とした以外
は実施例B1と同様にして孔版印刷用エマルションイン
キを得た。
【0059】(比較例B1)実施例B1で用いたチオ硫
酸ナトリウムを硫酸ナトリウムに変えた以外は実施例B
1と同様にして孔版印刷用エマルションインキを得た。
【0060】(比較例B2)実施例B1で用いたチオ硫
酸ナトリウムを硫酸マグネシウムに変えた以外は実施例
B1と同様にして孔版印刷用エマルションインキを得
た。
【0061】実施例B1〜B3および比較例B1、B2
で作製した孔版印刷用エマルションインキをそれぞれ容
器に入れて70℃で20日間保存し、インキの外観を目
視により評価した。水相中にチオ硫酸ナトリウムを含む
実施例B1〜B3では良好な保存状態であったのに対
し、チオ硫酸ナトリウムを含まない比較例B1、B2で
はインキの一部が油相と水相に分離していた。
【0062】(実施例C1)フタロシアニングリーン5
重量%、アルキド樹脂10重量%、ナフテン系石油溶剤
6重量%、ポリグリセリン脂肪酸エステル1重量%、ポ
リオキシエチレンヒマシ油1重量%を混合し、三本ロー
ルで充分に分散した。この顔料分散液とモーター油5重
量%、パラフィン系石油溶剤5重量%を混合して油相を
調整し、乳化装置に投入した。乳化装置の撹拌翼を回転
させながら、この油相中にイオン交換水60.77重量
%、グリセリン5.7重量%、亜二チオン酸ナトリウム
0.03重量%、ホウ酸ナトリウム0.2重量%、硫酸
マグネシウム0.3重量%の混合溶液(水相)を徐々に
滴下し、所望の粘度に到達するまで撹拌翼を回転させて
乳化を行い、孔版印刷用エマルションインキを得た。
【0063】
【表3】 (実施例C2)表3に示す配合とした以外は実施例C1
と同様にして孔版印刷用エマルションインキを得た。
【0064】(実施例C3)実施例C1で用いた亜二チ
オン酸ナトリウムに換えてピロ亜硫酸ナトリウムを用
い、表3に示す配合とした以外は実施例C1と同様にし
て孔版印刷用エマルションインキを得た。
【0065】(実施例C4)表3に示す配合とした以外
は実施例C3と同様にして孔版印刷用エマルションイン
キを得た。
【0066】(比較例C1)亜二チオン酸ナトリウムを
用いなかった以外は実施例C1と同様にして孔版印刷用
エマルションインキを得た。
【0067】実施例C1〜C3および比較例C1で作製
した孔版印刷用エマルションインキをそれぞれ容器に入
れて70℃で20日間保存し、インキの外観を目視によ
り評価した。水相中に亜二チオン酸塩を含む実施例C
1、C2、および水相中にピロ亜硫酸塩を含む実施例C
3、C4では良好な保存状態であったのに対し、亜二チ
オン酸塩、ピロ亜硫酸塩のいずれも含まない比較例C1
ではインキの一部が油相と水相に分離していた。
【0068】以上の結果から明らかなように、本発明の
油中水(W/O)型孔版印刷用エマルションインキは、
水相中に、水相中の溶存酸素を吸収する物資、あるいは
水溶性酸化防止剤であって電解質である物質、たとえば
亜硫酸イオン、チオ硫酸塩、亜二チオン酸、ピロ亜硫酸
またはこれらの塩を含有しているので、油相と水相の界
面に配向する樹脂の酸化が抑制され、また油相成分の相
溶性が平常に保たれることによってエマルション状態が
安定し、さらに油相と水相の界面における乳化剤の密度
が高まる等して、インキの保存安定性が向上した。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J039 AB01 AB02 AB11 AD03 AD05 AD06 AD07 AD08 AD10 AD12 AE04 BA04 BA12 BA18 BC12 BC25 BC39 BC60 BE01 BE02 BE22 CA06 CA07 DA02 DA05 EA34 EA42 EA44 GA04

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水相中に該水相中の溶存酸素と反応して
    該溶存酸素量を減少させる物質が含まれていることを特
    徴とする油中水(W/O)型孔版印刷用エマルションイ
    ンキ。
  2. 【請求項2】 水相中に水溶性酸化防止剤を含み、該酸
    化防止剤が電解質であることを特徴とする油中水(W/
    O)型孔版印刷用エマルションインキ。
  3. 【請求項3】 水相中に亜硫酸イオンが含まれているこ
    とを特徴とする油中水(W/O)型孔版印刷用エマルシ
    ョンインキ。
  4. 【請求項4】 前記亜硫酸イオンが前記水相中に含まれ
    る亜硫酸塩および/または亜硫酸水素塩から生じたもの
    であることを特徴とする請求項3記載のエマルションイ
    ンキ。
  5. 【請求項5】 前記亜硫酸塩および前記亜硫酸水素塩が
    アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩であることを
    特徴とする請求項4記載のエマルションインキ。
  6. 【請求項6】 前記アルカリ金属塩がカリウム塩または
    ナトリウム塩であることを特徴とする請求項5記載のエ
    マルションインキ。
  7. 【請求項7】 前記亜硫酸塩および/または前記亜硫酸
    水素塩の総量が、前記水相に対して0.01〜5重量%
    であることを特徴とする請求項4、5または6記載のエ
    マルションインキ。
  8. 【請求項8】 水相中にチオ硫酸塩が含まれていること
    を特徴とする油中水(W/O)型孔版印刷用エマルショ
    ンインキ。
  9. 【請求項9】 前記チオ硫酸塩がアルカリ金属塩または
    アルカリ土類金属塩であることを特徴とする請求項8記
    載のエマルションインキ。
  10. 【請求項10】 前記アルカリ金属塩がカリウム塩また
    はナトリウム塩であることを特徴とする請求項9記載の
    エマルションインキ。
  11. 【請求項11】 前記アルカリ土類金属塩がマグネシウ
    ム塩またはカルシウム塩であることを特徴とする請求項
    9記載のエマルションインキ。
  12. 【請求項12】 前記チオ硫酸塩の含有量が、前記水相
    に対して0.01〜5重量%であることを特徴とする請
    求項8から11いずれか1項記載のエマルションイン
    キ。
  13. 【請求項13】 水相中に亜二チオン酸、ピロ亜硫酸、
    亜二チオン酸塩またはピロ亜硫酸塩の少なくとも1つが
    含まれていることを特徴とする油中水(W/O)型孔版
    印刷用エマルションインキ。
  14. 【請求項14】 前記亜二チオン酸塩および前記ピロ亜
    硫酸塩が、アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩で
    あることを特徴とする請求項13記載のエマルションイ
    ンキ。
  15. 【請求項15】 前記アルカリ金属塩がカリウム塩また
    はナトリウム塩であることを特徴とする請求項14記載
    のエマルションインキ。
  16. 【請求項16】 前記亜二チオン酸塩および/または前
    記ピロ亜硫酸塩の総量が、前記水相に対して0.01〜
    5重量%であることを特徴とする請求項13、14また
    は15記載のエマルションインキ。
  17. 【請求項17】 前記水相中に含まれている電解質の総
    量が、前記水相に対して0.1〜5重量%であることを
    特徴とする請求項1から16いずれか1項記載のエマル
    ションインキ。
  18. 【請求項18】 油相15〜50重量%、水相85〜5
    0重量%からなることを特徴とする請求項1から17い
    ずれか1項記載のエマルションインキ。
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