JPH08100142A - 孔版印刷用エマルジョンインク - Google Patents

孔版印刷用エマルジョンインク

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JPH08100142A
JPH08100142A JP23552494A JP23552494A JPH08100142A JP H08100142 A JPH08100142 A JP H08100142A JP 23552494 A JP23552494 A JP 23552494A JP 23552494 A JP23552494 A JP 23552494A JP H08100142 A JPH08100142 A JP H08100142A
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ink
stencil printing
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phase component
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Sadanao Okuda
貞直 奥田
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Riso Kagaku Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大気中に放置した場合のインク成分中の揮発性
溶剤の飛散を抑え、ひいては印刷物の印刷濃度、裏移り
および滲みの増大を少なくし、かつ溶剤の臭気、毒性お
よび皮膚刺激性をなくした孔版エマルジョンインクを提
供する。 【構成】(1) 油相および水相を有する油中水型エマルジ
ョンインクにおいて、前記油相成分中に、蒸留開始温度
が275 ℃以上、粘度が10mm2/s・40℃以下の揮発性溶剤
を水相成分に対して1〜50重量%含有し、かつ該油相成
分と水相成分の重量比(油相/水相)が20〜50/80〜50
である孔版印刷用エマルジョンインク、(2) 前記揮発性
溶剤は、芳香族成分の含有量が1重量%以下である(1)
の孔版印刷用エマルジョンインク、(3) 前記エマルジョ
ンインクの粘度は、25℃におけるスプレッドメーター値
(1分後の直径)で27〜38mmの範囲にある(1) 、(2) の
孔版印刷用エマルジョンインク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、孔版印刷用エマルジョ
ンインクに関し、さらに詳しくは大気中に長期に放置し
た場合の粘度変化が少なく、かつ低臭気性および低毒性
に優れた孔版印刷用エマルジョンインクに関する。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷は孔版印刷用原紙を用いて製版
を行い、製版により形成された原紙の穿孔部にインクを
通過させて紙などの被印刷体に印刷を行うものである。
従来より、孔版印刷に用いられるインクには油中水型エ
マルジョンインクが使用されており、その油中水型エマ
ルジョンインクの油相成分には、揮発性溶剤、不揮発性
溶剤、樹脂、着色剤、界面活性剤などが含まれ、また水
相成分には、電解質、凍結防止剤、防腐剤などが含まれ
ている。このようなエマルジョンインクを大気中に放置
すると、油相成分からは揮発性成分が、また水相成分か
らは水分が空気中に飛散するが、油相成分中の揮発性成
分は温度によってその飛散量が決定されるのに対し、水
相成分中の水分は絶対湿度によってその飛散量が決定さ
れる。したがって、温度および絶対湿度の条件によって
油相および水相からの飛散量が異なるため、放置安定性
に優れたエマルジョンインクを得ることは非常に困難で
あった。
【0003】これらの欠点を克服するために、油中水型
エマルジョンインクに使用する揮発性溶剤の沸点または
蒸留初留点温度の範囲を限定する提案がなされている。
例えば、特開昭61−255967号公報では、使用す
る揮発性溶剤の沸点範囲を180〜270℃の温度範囲
に限定し、特開平5−125320号公報では、使用す
る蒸留初留点温度を150〜210℃の温度範囲に限定
している。これらの揮発性溶剤等は、印刷装置が用いら
れる0〜40℃程度までの温度範囲において飛散量が多
く、この飛散に伴って水分の飛散量も多くなる。これら
の飛散に伴うインク成分の変化によって、揮発性溶剤お
よび水分が飛散した後のエマルジョンインクは、油相の
みのインクと同じような挙動を示し、裏移りが発生し易
くなり、また油相の顔料濃度が大きくなり、放置前の印
刷物よりも印刷濃度が増大する傾向が見られる。特に蒸
留初留点温度を150〜210℃の温度範囲とすると、
揮発性溶剤の飛散量が多くなり、この飛散に伴う水分の
飛散も多く、印刷物の変化が著しくなる。
【0004】また、放置中に孔版印刷用原紙の穿孔部を
目詰まりさせないために、揮発性溶剤を用いず不揮発性
溶剤のみで孔版印刷用エマルジョンインクを作製する
と、エマルジョンインクの水分のみが飛散し、その結果
インクの粘度が低下し、画像の滲みやインク転移量の増
加による裏移りが発生し易くなる。さらに孔版印刷は版
作製が容易なために幅広い分野で利用され、一般事務機
としても広く用いられているため、孔版印刷用インクの
臭気は極力抑える必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の従来技術の問題点を解決し、大気中に放置した場合の
インク成分中の揮発性溶剤の飛散を抑え、ひいては印刷
物の印刷濃度、裏移りおよび滲みの増大を少なくし、か
つ溶剤の臭気、毒性および皮膚刺激性をなくした孔版エ
マルジョンインクを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願で特許請求される発
明は以下のとおりである。 (1)油相および水相を有する油中水型エマルジョンイ
ンクにおいて、前記油相成分中に、蒸留開始温度が27
5℃以上、粘度が10mm2 /s・40℃以下の揮発性溶
剤を水相成分に対して1〜50重量%含有し、かつ該油
相成分と水相成分の重量比(油相/水相)が20〜50
/80〜50であることを特徴とする孔版印刷用エマル
ジョンインク。 (2)前記揮発性溶剤は、芳香族成分の含有量が1重量
%以下であることを特徴とする(1)記載の孔版印刷用
エマルジョンインク。 (3)前記エマルジョンインクの粘度は、25℃におけ
るスプレッドメーター値(1分後の直径)で27〜38
mmの範囲にあることを特徴とする(1)または(2)記
載の孔版印刷用エマルジョンインク。
【0007】本発明に用いられる油中水型エマルジョン
インクは、20〜50重量%の油相成分に、80〜50
重量%の水相成分を徐々に添加して乳化させることによ
り製造される。油相成分中には揮発性溶剤、不揮発性溶
剤、乳化剤、必要に応じて樹脂などが含まれる。また水
相成分中には必要に応じて湿潤剤、水溶性樹脂、電解
質、防微剤、酸化防止剤、凍結防止剤などの水溶性添加
物を含有させることができる。着色剤は油相成分および
/または水相成分中に含有させることができる。
【0008】本発明において、油相成分中には、蒸留開
始温度が275℃以上、好ましくは275〜310℃の
範囲で、粘度が10mm2 /s・40℃以下、好ましくは
0.1〜6mm2 /s・40℃の範囲にある揮発性溶剤
が、水相成分に対して1〜50重量%、好ましくは3〜
20重量%の割合で含有される。揮発性溶剤の蒸留開始
温度が275℃より低いと、40℃以下の温度で揮発性
溶剤の飛散が増大し、この揮発性溶剤の飛散に伴って水
相成分中の水分も飛散することから、揮発性溶剤および
水分が飛散した後のインクが、油相のみのインクと同様
の性状を有するようになり、裏移りが多く発生する。本
発明においては、揮発性溶剤の蒸留開始温度を275℃
以上とすることにより、揮発性溶剤の飛散を少なくし、
この揮発性溶剤の飛散に伴う水分の飛散を極力抑えるこ
とができるため、大気中に長期に放置してもエマルジョ
ンインクの成分変化が少なくなる。また40℃より低い
温度で揮発性溶剤の飛散を抑える必要があるのは、実際
に孔版印刷装置が用いられる環境が40℃以下の条件下
で印刷が行われているためである。
【0009】また揮発性溶剤の粘度が10mm2 /s・4
0℃を超えると、エマルジョンインクとした場合の粘度
が大きくなるためインクの流動性が悪くなり、孔版印刷
用エマルジョンインクとして適さなくなる。また揮発性
溶剤の配合量が、水相成分に対して1重量%未満ではエ
マルジョンインクとした場合の粘度が高く、インクの流
動性が悪くなり、また、放置によるインク粘度の低下が
著しく、画像の滲みやインク転移量の増加による裏移り
が発生し易くなる。一方、揮発性溶剤の配合量が水相成
分に対して50重量%を超えると油相粘度が低下し、エ
マルジョンインクとした場合に粘度が低すぎてインク転
移量が多くなり、その結果、印刷濃度が高く、裏移りや
滲みの原因となる。
【0010】本発明に用いられる蒸留開始温度が275
℃以上で粘度が10mm2 /s・40℃以下の揮発性溶剤
としては、例えば、エクソン化学社製の商品名EXXS
OL−D130(蒸留開始温度277℃、粘度3.8mm
2 /s・40℃)、日本石油社製の商品名テクリーンN
−28(蒸留開始温度277℃、粘度4.2mm2 /s・
40℃)、テクリーンN−30(蒸留開始温度296
℃、粘度5.5mm2 /s・40℃)、テクリーンN−3
2(蒸留開始温度317℃、粘度7.5mm2 /s・40
℃)、テクリーンN−33(蒸留開始温度325℃、粘
度10.0mm2 /s・40℃)、AF−5(蒸留開始温
度279℃、粘度4.2mm2 /s・40℃)、AF−6
(蒸留開始温度301℃、粘度5.6mm2 /s・40
℃)等が挙げられる。
【0011】本発明において、揮発性溶剤中の芳香族成
分含有量は1重量%以下とされる。揮発性溶剤中の芳香
族成分の含有量が1重量%を超えると芳香族特有の臭気
が発生するため、その含有量は極力少ないほうが好まし
い。また本発明の孔版印刷用エマルジョンインクの粘度
は、25℃におけるスプレッドメーター値(1分後の直
径)で27〜38mm、好ましくは29〜35mmの範囲に
調節される。このスプレッドメーター値が27よりも小
さいと、インクの流動性が悪く、孔版印刷を行った際の
インク転移量が少なくなり、印刷物の印刷濃度が低下す
る。また38よりも大きいと粘度が低すぎて、インク転
移量が多くなり、印刷物の印刷濃度が高く裏移りや滲み
の原因となる。
【0012】油相成分中の不揮発性溶剤としては、オリ
ーブ油、ヒマシ油、スピンドル油、モーターオイル、サ
ラダ油等が使用される。また乳化剤としては非イオン性
界面活性剤が好ましく用いられ、ソルビタン高級脂肪酸
エステル(例えばソルビタンモノラウレート、ソルビタ
ンモノパルミテート、ソルビタンモノスチアレート、ソ
ルビタントリスチアレート、ソルビタンモノオレエー
ト、ソルビタンセスキオレエート等)、脂肪酸モノグリ
セリド(例えばオレイン酸モノグリセリド、オレイン酸
ジグリセリド)、および高級アルコール、アルキルフェ
ノール、脂肪酸等の酸化エチレン付加物等が挙げられ
る。また油相成分中に着色剤が含まれる場合には、イン
クの紙への固着性を確保するため、油相成分中に樹脂を
含有する。これらの樹脂としては、例えばフェノール樹
脂、マレイン樹脂、石油樹脂、アルキッド樹脂等が挙げ
られる。
【0013】これに対し、水相成分中に着色剤が含まれ
る場合には、油相に着色剤が含まれるのと同様の理由で
水相成分中に樹脂が含まれる。これらの樹脂としては、
水分散性樹脂、水溶性樹脂等が挙げられる。水分散性樹
脂としてはポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体、ポリ
メタクリル酸エステル、ポリスチレン、スチレン−アク
リル酸エステル共重合体、スチレン−ブタジエン共重合
体、塩化ビニリデン−アクリル酸エステル共重合体、ポ
リ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ
ウレタン等が挙げられる。また水溶性樹脂としては、ポ
リビニルアルコール、メチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ポリビ
ニルピロリドン、ポリエチレン−ポリビニルアルコール
共重合体、ポリエチレンオキサイド、アラビアゴム、澱
粉、水溶性ポリウレタン等が挙げられる。
【0014】本発明において、着色剤は油相および/ま
たは水相に含有させることができる。この着色剤として
は、例えばファーネスカーボンブラック、ランプブラッ
ク、ブリリアントファストスカーレット等のカーボンブ
ラック類、銅、鉄、酸化チタン、炭酸カルシウム等の金
属類、および金属酸化物、アゾ系、シアニン系、ジオキ
サン系、キナクリドン系等の有機顔料などが挙げられ
る。水相成分中には必要に応じて湿潤剤等を添加するこ
とができるが、水相成分中の飛散速度を変化させること
ができる湿潤剤は、本発明で使用した揮発性溶剤の飛散
速度に応じて適宜その配合量を決定するのが好ましい。
これらの湿潤剤としては、例えばエチレングリコール、
プロピレングリコール、ジエチレングリコール、グリセ
リン等の多価アルコール類が用いられる。
【0015】本発明の孔版印刷用エマルジョンインク
は、大気中に放置した際の揮発性溶剤の飛散が少ないた
め、揮発性溶剤の飛散に伴う水分の飛散を極力抑えるこ
とができる。そのため、放置によるインク物性の変動が
小さく、安定性に優れた孔版印刷用エマルジョンインク
が実現できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳しく説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、
例中の部は重量部を意味する。また各実施例および比較
例で使用した揮発性溶剤の種類、蒸留開始温度、粘度お
よび芳香族成分の含有割合は表1に示したとおりであ
る。
【0017】
【表1】 *1:エクソン化学社製 *2:日本石油社製 *3:日本石油社製
【0018】実施例1〜4および比較例1〜5 表2に示す配合により次の方法でエマルジョンインクを
製造した。まず、アルキド樹脂、ファーネスカーボンブ
ラック、ソルビタンモノオレエート、#40モーターオ
イルおよび表1に示す揮発性溶剤をそれぞれ加えて充分
攪拌し、ついで3本ロールで充分混練した後、水および
エチレングリコールからなる水溶液を徐々に添加しなが
ら攪拌機で攪拌して乳化させて油中水型エマルジョンイ
ンクをそれぞれ作製した。
【0019】実施例5および比較例6 表2に示す配合により次の方法でエマルジョンインクを
製造した。まず、イオン交換水、エチレングリコール、
ファーネスカーボンブラックおよびポリビニルピロリド
ン(BASF社製商品名、ルビスコールK17)をそれ
ぞれ添加して充分攪拌し、ボールミルで分散を行った。
次に#40モーターオイル、ソルビタンモノオレエート
および表1に示す揮発性溶剤をそれぞれ加えて充分攪拌
した油相中に上記で調整した水相成分を徐々に添加しな
がら攪拌機で攪拌して乳化させて油中水型エマルジョン
インクをそれぞれ作製した。
【0020】<試験例>実施例1〜5および比較例1〜
6で得られた油中水型エマルジョンインクを用いて孔版
印刷機(理想科学工業社製 登録商標リソグラフRC1
15D)により、放置前および35℃・70%Rhの高
温、高湿環境下で120時間放置後の印刷テストを行
い、その結果を表3に示した。なお、印刷テストは、印
刷物の印刷濃度、裏移り、滲み、臭気、および放置後に
通常の印刷濃度となるまでの印刷枚数(ヤレ紙枚数)を
下記のようにして測定して評価した。また、エマルジョ
ンインクのスプレッドメーター測定は、25℃の環境下
で測定した。
【0021】(1) 印刷濃度:得られた印刷物のベタ部の
濃度をマスベス反射濃度計(RD−920)で測定を行
った。 (2) 裏移り :ベタの多い原稿を用いて連続30枚の印
刷を行い、このとき裏移りがないものを○、裏移りがあ
るものを×で評価した。 (3) 滲 み :細字の多い原稿を用いて印刷を行い、得
られた印刷物を光学顕微鏡(100倍)を用いて滲み状
態を観察し、滲みが少ない印刷物を○、滲みが多い印刷
物を×で評価した。 (4) 臭気 :臭覚によって臭気のない印刷物を○、臭
気のある印刷物を×で評価した。 (5) ヤレ紙枚数:穿孔された孔版印刷用原紙を、35℃
・70%Rhの高温、高湿環境下で120時間放置を行
った後、印刷を行い、放置前の印刷濃度と同じになった
ときの印刷枚数とした。
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】 表3から、本発明の油中水型エマルジョンインクは、放
置前および放置後における印刷特性に優れることが示さ
れる。
【0024】
【発明の効果】本発明の第1によれば、油中水型エマル
ジョンインクを孔版印刷機内に長期間放置しても揮発性
溶剤の飛散が少なく、エマルジョンの組成変化が小さい
ため、放置による印刷濃度、裏移り、滲みおよびヤレ紙
枚数を少なくすることができる。本発明の第2によれ
ば、低臭気および低毒性の孔版印刷用エマルジョンイン
クを得ることができる。本発明の第3によれば、孔版印
刷の適正に優れたインクとすることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油相および水相を有する油中水型エマル
    ジョンインクにおいて、前記油相成分中に、蒸留開始温
    度が275℃以上、粘度が10mm2 /s・40℃以下の
    揮発性溶剤を水相成分に対して1〜50重量%含有し、
    かつ該油相成分と水相成分の重量比(油相/水相)が2
    0〜50/80〜50であることを特徴とする孔版印刷
    用エマルジョンインク。
  2. 【請求項2】 前記揮発性溶剤は、芳香族成分の含有量
    が1重量%以下であることを特徴とする請求項1記載の
    孔版印刷用エマルジョンインク。
  3. 【請求項3】 前記エマルジョンインクの粘度は、25
    ℃におけるスプレッドメーター値(1分後の直径)で2
    7〜38mmの範囲にあることを特徴とする請求項1また
    は2記載の孔版印刷用エマルジョンインク。
JP23552494A 1994-09-29 1994-09-29 孔版印刷用エマルジョンインク Pending JPH08100142A (ja)

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