JP2002210113A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2002210113A
JP2002210113A JP2001010289A JP2001010289A JP2002210113A JP 2002210113 A JP2002210113 A JP 2002210113A JP 2001010289 A JP2001010289 A JP 2001010289A JP 2001010289 A JP2001010289 A JP 2001010289A JP 2002210113 A JP2002210113 A JP 2002210113A
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game
ball
game ball
game machine
balls
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JP2001010289A
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English (en)
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Toshihiro Uchigashima
敏博 内ヶ島
Takahiro Uchigashima
隆寛 内ヶ島
Toshio Ukai
俊雄 鵜飼
Toshiaki Kato
利明 加藤
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Takao Co Ltd
Original Assignee
Takao Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弾球遊技機において、図柄表示を用いずに特
別遊技への移行判定を行う興趣豊かな弾球遊技機を提供
することである。 【解決手段】 遊技盤211の盤面212上に、複数の
特定ポイント322を設け、特別遊技への移行成立要件
として、所定時間内に4つの遊技球が特定ポイント32
2を通過することを含めることで、遊技者の発射した遊
技球の帰趨で特別遊技へ移行するか否かが決まるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は弾球遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】弾球遊技機は、遊技客の操作で遊技球を
遊技盤の盤面上に発射して、発射された遊技球が盤面上
に設けられた入球口に入球するようにしたもので、入球
した入球口の種類に応じて賞球として所定の数の遊技球
の払い出しを受けることができる。遊技球にいわゆるパ
チンコ玉を用いるパチンコ機やアレンジボール機がよく
知られており、手軽な娯楽として広く普及している。
【0003】遊技盤の盤面上には、落下する遊技球を弾
く多数の遊技釘や、遊技球の進行方向をランダムに変え
る風車が設けられている。また、遊技球は真円からやや
ずれた形状に製造され、遊技球の表面には通常、各遊技
場の刻印が刻まれて凹凸がある。それゆえ、同じように
発射したとしても、遊技球が全く同じ落下経路を辿るこ
とはない。
【0004】このため、獲得できる賞球数は運に大きく
左右されるが、発射操作の技量によってもある程度、幅
があるのも経験的な事実であり、弾球遊技の愛好者は技
量と獲得賞球数の因果関係を確信している。したがっ
て、遊技者は、運良く多数の賞球を獲得すれば、自己の
技量によってツキを呼んだと捉え、満足感を得る。こ
の、運と技量とが微妙にせめぎあうところに弾球遊技の
魅力があるといってよい。
【0005】ところで、今日の弾球遊技機は、遊技の進
行が通常、1チップマイコン等の電子制御装置により行
われ、複雑な遊技内容を実現している。例えば、遊技の
進行状況に応じて多数の賞球の獲得が見込める特別遊技
に移行するようにしたものがある。かかる弾球遊技機の
代表例として、いわゆるスリー7機がある。これは遊技
球が所定の始動口に入球すると、盤面に設けられた特別
図柄表示部の複数の図柄表示が所定時間、変化し、静止
した時の図柄が特定の組み合わせになっていれば(大当
たり)、特別遊技に移行するものである。上記電子制御
装置は、この大当たりが所定の確率で現れるように図柄
表示を制御している。なお、この表示図柄の種類に応じ
て特別遊技に移行する遊技方法はパチンコ機に適用され
ているものであるが、遊技球16球で1ゲームを行うア
レンジボール機に適用することも考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
リー7機のような、図柄の変化で特別遊技に移行するか
否かを決めるものでは、多数の賞球を獲得できるか否か
を、実質的に図柄変化の制御を実行する電子制御装置が
支配することになり、運と技量のせめぎあいにとぼし
い。ある程度長い時間、遊技を続ければ始動口への入球
回数も増えていずれ大当たりが出ることが予見できるか
ら、遊技者にとっては図柄を変化せしめるトリガーとし
ての始動口を狙いながら、大当たりとなるのを単に待ち
続ける単調な遊技となる。すなわち、特別遊技に移行で
きるか否かという最も重要な場面で、運と技量のせめぎ
あいという弾球遊技本来の面白味に欠ける。通常の遊技
から特別遊技への移行という、せっかくのダイナミック
な変化を十分に活かし切れずに興趣にとぼしいきらいが
あり、遊技の満足度が獲得賞球数の多寡に偏していた。
【0007】また、遊技が単調になるのをカバーすべく
図柄表示は年々、複雑、高度化しており、図柄表示をア
ニメーション化してストーリィ性やスピード感を加味
し、遊技客の吸引を図っている。しかし、図柄表示に液
晶パネルや動画表示用チップ等の高価な部品が必要にな
り、また、アニメーションの制作にも莫大なコストがか
かる。
【0008】また、始動口に入球して図柄を変化せしめ
る権利は、既に図柄変化中であれば保留することができ
るが、保留できる数(記憶保留数という)は上限が決ま
っており(通常、4個)、保留数が上限値に達すると、
図柄を変化せしめることに関して遊技者がすることは何
もない。このため、遊技者の中には、記憶保留数が減る
まで遊技球の発射を一時、中断する者も多く、遊技場に
おける遊技機の稼働率が低下するという問題がある。
【0009】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
遊技が単調にならず興趣豊かであり、さらに十分な稼働
率が得られ、しかも低コストで製造できる弾球遊技機を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、遊技盤の盤面上に、発射ハンドルの操作で上記盤面
上に発射された遊技球が入球する入球口を設け、入球し
た入球口の種類に応じて賞球を払い出し、遊技の進行状
況により別の種類の特別遊技に移行可能な弾球遊技機で
あって、盤面上に設けられた特定のポイントと、該特定
ポイントにおける遊技球の有無を検出する検出手段と、
上記特別遊技に移行するか否かを判断する判定手段であ
って、予め設定した条件下で複数の遊技球が特定ポイン
トで検出されることを肯定判断の要件に含む判定手段と
を具備する構成とする。
【0011】遊技者は、予め設定した条件下で複数の遊
技球を特定ポイントに現出させるという遊技技術により
特別遊技へのステップをクリアすることになる。すなわ
ち、遊技者自身が発射した遊技球の帰趨が、特別遊技へ
の移行を許容する要件の達成度に直結する。したがっ
て、遊技球の落下経路の不確定性と遊技者の技量とがせ
めぎ合う場を経て特別遊技へ移行することになる。これ
により、遊技が単調にならず遊技者の挑戦意欲をかきた
てる興趣豊かな遊技内容が実現できる。したがって、勝
ち負けによらず遊技者が充実した遊技を楽しむことがで
きる。
【0012】また、上記スリー7機のように特別図柄が
変化し始めると遊技者が特別遊技を目指す上で特にする
ことのないものと異なり、遊技球を発射しないと特別遊
技に移行する要件を満たさないから、無意味な遊技中断
期間が現れず、十分な稼働率が得られる。
【0013】しかも、アニメーション化された高度な図
柄を表示する必要がないから、低コストで製造すること
ができる。
【0014】請求項2記載の発明では、請求項1の発明
の構成において、上記特定ポイントを複数設け、上記肯
定判断の要件には、上記特定ポイントのうち全部または
一部の複数の特定ポイントで遊技球が検出されることを
含める。
【0015】特定ポイントを複数設けることで、特別遊
技への移行を許容する要件の達成度が、特定ポイントを
通過したか否かだけではなく、どの特定ポイントを通過
したかによっても異なる。したがって、遊技者は発射し
た遊技球の帰趨に、より一喜一憂することになり、スリ
ル感を味わうことができる。
【0016】請求項3記載の発明では、請求項1または
2の発明の構成において、パチンコ機として構成され、
かつ、上記予め設定した条件には、上記複数の遊技球が
検出される時間の制限を含める。
【0017】時間を区切られた中で複数の遊技球が特定
ポイントを通過することを要求されるから、遊技者は時
間の切迫によってスリル感を味わうことができる。
【0018】請求項4記載の発明では、請求項3の発明
の構成において、上記予め設定した条件には、前後する
遊技球の検出タイミングの間隔の制限を含める。
【0019】遊技球が略均等の間隔で順次、検出される
必要があるから、さらに、スリル感を味わうことができ
る。
【0020】請求項5記載の発明では、請求項3または
4の発明の構成において、上記特定ポイントを遊技球が
通過したことを検出すると検出後の時間経過を表示する
時間経過表示手段を具備せしめる。
【0021】上記時間の経過が視認できるから、遊技者
はさらにスリル感を味わうことができる。
【0022】請求項6記載の発明では、請求項3ないし
5の発明の構成において、入球口に入球した遊技球を保
持し、保持してから予め設定した所定時間が経過すると
遊技球の保持を解除する遊技球保持手段を具備せしめ、
上記特定ポイントを、上記遊技球保持手段の遊技球保持
部位とする。
【0023】特別遊技への移行を許容する要件の達成度
を直接確認できるから、遊技者はさらにスリル感を味わ
うことができる。
【0024】請求項7記載の発明では、請求項3ないし
6の発明の構成において、上記特定ポイントの直上位置
に、該特定ポイントへ遊技球を案内する通過チューリッ
プを設ける。
【0025】通過チューリップの開放時には遊技球が特
定ポイントに現出しやすくなるから、通過チューリップ
が開状態のときと閉状態のときとで特別遊技に移行する
可能性を2段階に変えることができ、さらに興趣豊かな
遊技内容となる。
【0026】請求項8記載の発明では、請求項1または
2の発明の構成において、アレンジボール機として構成
され、かつ、上記予め設定した条件が、発射する遊技球
数が予め設定した所定数に定められた1ゲームである。
【0027】発射球数を区切られた中で複数の遊技球が
特定ポイントに現出することを要求されるから、遊技者
は残り球数の減少によってスリル感を味わうことができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本発明の好適な
実施の形態を図面にしたがって説明する。図1は本発明
を適用したパチンコ遊技機の全体を示すもので、本パチ
ンコ遊技機の本体1aは、遊技を進行せしめる実体的部
分を保持する前面枠112と、遊技場の遊技機設置島に
固定するための長方形の外枠111とを有している。前
面枠112は、左端上下のヒンジ116(上側のみ図
示)により外枠111に対し水平方向に回動自在に取り
付けられており、メンテナンス時等に上記実体的部分を
手前側に出すことが可能である。外枠111の左隣には
公知のプリペードカードユニット1bが設置されてい
る。
【0029】前面枠112の内側には、前面枠112の
高さ方向の上側略2/3の大きさをカバーする金枠11
3が取り付けられ、金枠113の左側を支軸にして金枠
113の内周を縁取るガラス枠114が開閉可能に蝶着
される。ガラス枠114にはガラス板115が二重には
め込まれている。ガラス枠114と金枠113とにガラ
ス枠114の開放を検出する扉開放センサ161が取り
付けられている。ガラス板115の奥には図示しない遊
技盤(図2参照)が収納され、ガラス板115を挟んで
遊技者と対向するようになっている。
【0030】前面枠112の内側にはまた、金枠113
の下方にバスタブ状の上皿121と下皿124とが手前
側に突出して設けられている。上皿121は図示しない
発射装置に供給する遊技球を容れておくもので、本体部
分が汚れのつきにくいエボナイト製である。遊技者に貸
し出される遊技球や賞球として払い出される遊技球は、
遊技球排出口122から上皿121内に排出される。
【0031】下皿124は遊技者が上皿球抜きレバー1
23を操作することにより上皿121と連通自在に構成
され、上皿121の遊技球を溢れ球排出口125から下
皿124に移動することが可能である。また、下皿12
4が遊技球で満杯となった時には、下皿球抜きレバー1
26の操作により下皿124の底面が開口して下皿12
4の下方に排出可能であり、遊技球を別箱に移すことが
できる。
【0032】下皿124の周縁部には貸出釦131、精
算釦132および残高表示部133が設けられている。
残高表示部133には、上記プリペードカードユニット
1bのカード口181にプリペードカードを挿入すると
プリペードカードに記憶された残高が表示され、貸出釦
131を押下すると所定数の遊技球の貸出しが実行され
る。なおプリペードカード用のカード口181の他、別
のカード口182が設けられている。これはキャッシュ
カードやクレジットカード等の商用カード用のもので、
パチンコ店管理で本人であることと、1日限度であるこ
とを条件に利用可能で、商用カードのセキュリティコー
ドを管理コンピュータに記憶させて承認を受けた場合に
利用可能となる。
【0033】下皿124の右側には発射ハンドル141
が設けられている。発射ハンドル141は、手前側に突
出して取り付けられたグリップ部142の外周にリング
状のタッチプレート143を同軸に設けてなり、遊技者
がタッチプレート143を時計方向に回動すれば、上皿
121から供給される遊技球を後述する遊技盤の盤面上
に発射することができる。グリップ部142の先端部は
ランプ内蔵で、遊技者がタッチプレート143に触れて
いることが内蔵のタッチセンサにより検出されると点灯
し、タッチ表示部144となっている。
【0034】また、前面枠112には、上辺部に当たり
表示ランプ152と再開放表示ランプ153とを備えた
トップランプ151が設けてある。
【0035】次に、図2により遊技盤について説明す
る。遊技盤211の盤面212上には遊技球を弾く多数
の遊技釘241が盤面212から突設された円形の遊技
領域211aが形成されており、その左側周縁部には帯
状のレール221、222が二重に設けてある。発射ハ
ンドル141が操作されると、遊技球は外側レール22
1に沿って発射されて、天位置から上記遊技領域211
a内に入る。この遊技領域211aの中央に大当たり判
定処理装置231が設けられている。
【0036】大当たり判定処理装置231は、遊技盤2
11に形成した取り付け用の開口部に、本体部231a
が嵌設されてなり、その前面部31は半透明の合成樹脂
製で、中央部に円形の凹部311が形成されている。該
凹部311には上記本体部231a内蔵のステッピング
モータにより回転駆動される遊技球保持手段である円盤
状の回転体32が配設してある。前面部31はまた、図
中上部が上下方向に貫通する入球口312としてあり、
ここから遊技球が回転体32の側面321上に落下可能
である。回転体側面321には、これと対向する上記前
面部31の段側面313との間に遊技球1個を保持し得
る特定ポイントである窪み322が形成してある。窪み
322は90°間隔で4箇所に形成され、回転体32が
遊技球を一時に最大4個保持可能である。
【0037】回転体32は上記ステッピングモータによ
り所定速度で時計周りに常時回転するようになってお
り、入球口312から回転体32上に落下した遊技球
が、窪み322において保持された状態で回転体32の
回転とともに移動する。
【0038】回転体32の背後には、回転体32の回転
中心Xに対して略10時の方向で窪み322と重なる位
置に、回転体32と対向して遊技球の取り込み口314
が開口しており、窪み322において保持された遊技球
がこの位置までくると入賞球として遊技盤211の背後
に取り込まれるようになっている。すなわち、遊技球
は、窪み322に保持された後、回転体32が略270
°回転する間、保持状態が継続する。
【0039】上記本体部231aには入球口312の最
下部位置に遊技球を検出する遊技球センサが設けられ、
入球口312に入球したことを検出する入球検出部34
としてある。また、上記本体部231aには回転体32
の背後に図示しない磁気センサが設けてあり、回転体3
2の背面に埋設された磁石33とともに回転体32の角
度位置を検出する回転位置検出部634(図6参照)と
してある。回転体32に埋設される磁石33は図例では
90°間隔で4か所に設けられる。
【0040】また、前面部31には、回転体32の外周
に、入球口312を挟んで左右に2つずつLEDが設け
られ、時間経過表示手段である入球表示部35としてあ
る。
【0041】大当たり判定処理装置231の入球口31
2の直上には、電動式の通過チューリップ232が設け
られ、さらにその上方の天位置には通過チャッカ233
が設けられる。これらは同一鉛直線上に配置され、通過
チャッカ233から通過チューリップ232を経て入球
口312に、一直線に落下可能である。また、通過チュ
ーリップ232の近傍の遊技釘241は、通過チューリ
ップ232が「閉」であれば通過チャッカ233を通過
した遊技球のみが通過チューリップ232に入球し、通
過チューリップ232が「開」であれば通過チューリッ
プ232の左右斜め上方からも通過チューリップ232
に入球可能となるように、配置されている。なお、大当
たり判定処理装置231の入球口312へは通過チュー
リップ232を通過した遊技球のみが入球可能となって
いる。
【0042】一方、大当たり判定処理装置231の下方
で図示しないアウト口の上方には電動役物234が設け
られ、そのアタッカ扉412が開放すると、遊技盤盤面
212上を落下する遊技球が多数、入賞球として入球可
能となる。アタッカ扉412の下方には7セグメントの
LEDで構成された普通図柄表示部42と、4個のLE
Dで構成されて点灯数により保留数を示す普通保留表示
部43が配置されている。
【0043】図3にアタッカ扉412を開閉する開閉ユ
ニット41を示し、図4(A)、図4(B)、図4
(C)にアタッカ扉412が開くまでの経時変化を示
し、図5(C)、図5(D)、図5(E)にアタッカ扉
412が閉じるまでの経時変化を示す。開閉ユニット4
1のフロントパネル411には横方向に細長の開口部4
11aが形成され、その左右両辺のやや下方位置で開口
部411aを閉鎖するアタッカ扉412が軸支されてい
る。アタッカ扉412は後述するように電磁ソレノイド
413の駆動力で回動して軸支位置Yよりも上方が手前
にせり出し、上方より落下する遊技球を内部へ案内する
ようになっている。
【0044】開閉ユニット41内には、開口部411a
の横方向の中程位置で開口部411aの背後に、アタッ
カ扉412の横方向中程位置から入球した遊技球のみを
受ける球受け414が設けてある。球受け414は、略
遊技球1個分の間隔で互いに平行に対向する側壁部41
42が円弧状の底部4141に連なり、1球だけ保持す
る。球受け414は両側壁部4142でピン415によ
り軸支されており、振り子状に前後方向に揺動するよう
になっている。
【0045】アタッカ扉412および球受け414は共
通の係合部材416と係合して連動するようになってい
る。係合部材416は、アタッカ扉412に向かって前
後方向に伸びる第1の係合ピン4161と、球受け41
4に向かって横方向に伸びる第2の係合ピン4162と
を有している。第1の係合ピン4161は、後方へ突出
するアタッカ扉412の側縁部4121に形成した切り
欠き4122と係合する。また、第2の係合ピン416
2は球受け側壁部4142に形成した切り欠き4143
と係合する。
【0046】電磁ソレノイド413は係合部材416を
上下方向に変位せしめる。すなわち、本体部4131が
非通電状態ではスプリング4133の弾発力で係合部材
416は下方にあり、本体部4131に通電すると、そ
の吸引力で、本体部4131から下方に突出するプラン
ジャ4132が後退(上方)変位する。
【0047】アタッカ扉412が開作動するときは次の
ようになる。電磁ソレイノイド本体部4131への通電
により係合部材416が上方に変位すると、アタッカ扉
412の切り欠き4122位置を押し上げ、球受け41
4の切り欠き4143位置を押し上げる。これにより、
アタッカ扉412は軸支位置Yよりも上側部分が手前に
せり出して開くとともに下側部分が後退し、球受け41
4は軸支位置よりも下側部分が後退する。そして、アタ
ッカ扉412の下端と球受け底部4141の前端が近接
し、開口部411aの横方向中程位置から入球する遊技
球があると、球受け414により保持される。
【0048】なお、開口部411aの左右寄り位置から
入球する遊技球は、開閉ユニット41内の手前側空間に
落下し、入賞球として取り込まれる。これらの遊技球は
規定数入賞検出部(図7参照)により検出される。
【0049】アタッカ扉412が閉作動する時は電磁ソ
レノイド本体部4131への通電が停止されて開作動時
と逆方向の作動となる。この時、球受け414は前方に
せり出すように振り子状の運動を伴うから、球受け底部
4141の前端側が高く後端が低くなる。球受け414
に遊技球が保持されていれば、図示のごとく保持された
遊技球は球受け底部4141の後端から開閉ユニット4
1内の後ろ側空間に落下し、球受け414により保持さ
れなかった遊技球と同様に入賞球として取り込まれる。
なお、球受け414に保持された遊技球の有無が再開放
検出部(図7参照)により検出される。
【0050】遊技盤盤面212上にはまた、電動役物2
34の左右にそれぞれ袖普通入賞口235が配置される
とともに、風車242、243等が備えられている。
【0051】遊技盤盤面212上に発射された遊技球
は、上記各入賞口235等に入球すれば入賞球として取
り込まれ、入賞しなければ図示しないアウト口からアウ
ト球として取り込まれる。
【0052】遊技盤盤面212にはまた、その左右両端
部にサイドランプ251が設けられる。また、一部の風
車242は、色付き透明プラスティック製とするととも
に、その背後に図示しないランプを設けて輝くように構
成され、さらに、スピーカ171(図1)から遊技の進
行に合わせて音を発生させて、臨場感を高めている。
【0053】遊技盤盤面212にはまた、ランプ内蔵で
球タンク511(図6参照)に遊技球が無くなったこと
を表示する補給要求表示部252、ランプ内蔵で貸球払
出装置、賞球払出装置への遊技球の供給が不能となった
ことを表示する無球表示部253と、7セグメントLE
Dで構成されて、入賞があったときに払い出される賞球
の数を表示する賞球数表示部254とが設けられてい
る。
【0054】図6によりパチンコ遊技機の裏側の構成に
ついて説明する。上述の遊技盤211には、その裏面に
沿って機構盤191が脱着可能に設けてある。機構盤1
91には、上部に球タンク511が設けられ、遊技球が
タンクレール512、カーブレール513を介して貸球
払出装置514と賞球払出装置515とにそれぞれ供給
可能となっている。貸球払出装置514は内蔵の貸球払
出モータ(図7参照)が作動すると、賞球払出装置51
5は内蔵の賞球払出モータ(図7参照)が作動すると、
遊技球の下流への流下が許容され、遊技球を上皿121
へと供給するようになっている。また、発射ハンドル1
41対応位置には上皿121から供給される遊技球を発
射する発射装置516が設けられている。
【0055】また、遊技盤211や機構盤191には、
遊技の進行全体を司る判定手段である主制御装置611
が、また、主制御装置611との一方向通信により本パ
チンコ機各部を作動せしめる種々のサブ制御装置61
2、613、614、615が取り付けられる。サブ制
御装置612〜615には、貸球の貸し出しや賞球の払
い出しを制御するもの(以下、適宜、払出制御装置とい
う)612、遊技球の発射を制御するもの(以下、適
宜、発射制御装置という)613、遊技盤盤面212上
に配置された種々のアクチュエータや種々の表示用、演
出用のランプへの通電を制御するもの(以下、適宜、駆
動制御装置という)614、スピーカ171の出力音を
制御するもの(以下、適宜、音声制御装置という)61
5がある。かかる制御装置611〜615の他、本パチ
ンコ機の各部に給電するための電源装置621が設けら
れている。電源装置621は特別電源部622を含み、
上記制御装置611〜615のそれぞれのRAMの電源
バックアップを行い、瞬停と、停電とに対応するように
なっている。
【0056】図7により、上記主制御装置611、サブ
制御装置612〜615等により構成される本パチンコ
機の電気的構成を説明する。なお、図中には信号の受け
渡しを行う所謂中継基板等は記載を省略している。
【0057】主制御装置611は、遊技制御プログラム
を記憶したROMおよび演算等の作業領域として働くR
AMを内蔵した8ビットワンチップマイコンを中心とし
た論理演算回路として構成され、この他に各基板または
各種スイッチ類および各種アクチュエータ類との入出力
を行うための外部入出力回路も設けられている。
【0058】主制御装置611に入力するスイッチ類に
ついて説明する。普通始動ゲートスイッチ631は、遊
技球が普通始動ゲートとしての通過チャッカ233を通
過したことを検出する。再開放検出部632は電動役物
234に入球した遊技球のうち上記特定領域を通過した
遊技球の有無を検出する。規定数入賞検出部633は、
電動役物234に入球した遊技球のすべてを検出する。
袖普通入賞検出部635は袖普通入賞口235に遊技球
が入球したことを検出する。普通入賞検出部636は大
当たり判定処理装置231の取り込み口314に取り込
まれた遊技球の有無を検出する。無球検出部637は賞
球払出装置515の直上流部に設けられた遊技球センサ
で、遊技球の有無に基づいて、タンクレール512での
球詰まり等で遊技球が供給不能であることを検出し、払
出装置514,515の払出モータ653,654の空
転を回避する。満杯検出部638は下皿124内に設け
られ、下皿124が遊技球で満杯状態になったことを検
出する。補給要求検出部639は球タンク511内に設
けられ、球タンク511内に遊技球がなくなったことを
検出する。払出数検出部640は、入賞の種類に関係な
く、入賞があると1カウントアップし、その賞球の払い
出しが行われるとカウントダウンする。
【0059】また、詳しくは後述するように入球検出部
34と回転位置検出部634とにより、主制御装置61
1において、当たり判定処理装置231の回転体32に
おける遊技球の保持状況が知られるようになっている。
入球検出部34、回転位置検出部634により検出手段
を構成する。
【0060】主制御装置611の出力側には普通図柄表
示部42、普通保留表示部43、賞球数表示部254、
入球表示部35が接続されている。
【0061】払出制御装置612はマイクロコンピュー
タを用いた論理演算回路として構成され、貸出ボタン1
31、精算ボタン132および残高表示部133を備え
たCR精算表示基板616、およびユニット接続端子6
62を介して接続される上記プリペードカードユニット
1bと双方向通信を行う。
【0062】払出制御装置612の出力側には、貸球払
出装置514に内蔵された貸球払出モータ653が接続
され、払出制御装置612は、プリペードカードの残高
内で貸出ボタン131の押下回数に応じて貸球払出モー
タ653を作動せしめ、球貸しを実行する。また、賞球
払出装置515に内蔵された賞球払出モータ654が接
続され、払出制御装置612は、主制御装置611から
の指令コマンドに従って入賞があった場合に、賞球払出
モータ654を作動せしめ、規定数の賞球の払い出しを
実行する。また、プリペードカードが挿入されると点灯
するカード挿入表示部183、賞球の払い出し実行中に
点滅する払出表示部655が接続されている。
【0063】払出制御装置612には、上記の他、貸球
払出モータ653により球貸しが実行された時に、貸球
としての遊技球を1つ1つ検出する貸球センサや、賞球
払出モータ654により賞球の払い出しが実行された時
に、賞球としての遊技球を1つ1つ検出する賞球センサ
が接続される。
【0064】発射制御装置613は、基本的に遊技者が
操作するタッチプレート143の回動量に応じて遊技球
を発射せしめるもので、次のスイッチ類が接続される。
タッチプレート検出部641はタッチプレート143の
回動量を検出する。駆動源位置検出部642は発射装置
516内部の発射モータ656の軸に設けられてその定
点での発射停止を実現する。発射停止ボタン643は発
射ハンドル141のグリップ部142に設けられ、押下
することで、発射ハンドル操作とは無関係に遊技球の発
射が一時的に停止する。前面枠検出部644およびガラ
ス枠開放検出部645は扉開放センサ161を構成し、
前面枠112、ガラス枠114が開放状態か否かを検出
する。
【0065】発射制御装置613の出力側には、上記発
射モータ656の他、上記タッチ表示部144が接続さ
れる。
【0066】駆動制御装置614はマイクロコンピュー
タを用いた論理演算回路として構成され、主制御装置6
11からの指令コマンドに従って遊技盤211上の各部
を作動せしめる。回転球受駆動部657は大当たり判定
処理装置231の回転体32を回転せしめる上記ステッ
ピングモータやその駆動回路により構成される。通過口
拡大駆動部658は、通過チューリップ232を開閉せ
しめるソレノイドやその駆動回路により構成される。普
通役物駆動部659は、上記開閉ユニット41の電磁ソ
レノイド413やその駆動回路により構成される。ま
た、駆動制御装置614は、当たり表示ランプ152、
再開放表示ランプ153、入賞口235に設けられるラ
ンプ651、ランプ風車242用のランプ652、サイ
ドランプ251、補給要求検出部639の検出信号に応
じて作動する補給要求表示部252、無球検出部637
の検出信号に応じて作動する無球表示部253をオンオ
フ駆動する。
【0067】音声制御装置615は多数の音声データを
記憶したマスクROM内蔵の1チップマイコンと、この
マイコンに制御される音源ICおよびアンプ等から構成
されており、主制御装置611からの指令コマンドを受
けてスピーカ171を駆動制御する。
【0068】また、払出制御装置612、発射制御装置
613および駆動制御装置614は遊技情報連絡端子6
61を介して遊技場の管理コンピュータと接続され、当
該遊技機の遊技情報を送信するとともに、遊技情報連絡
端子661を介して管理コンピュータから打ち止め情報
を受信する。
【0069】主制御装置611と上記サブ制御装置61
2〜615との間の送受信回路は、主制御装置611か
らのみ送信する一方向通信の回路として構成されてい
る。この一方向通信の構成はインバータ回路やラッチ回
路を用いて構成できる。
【0070】本パチンコ機における遊技の進行について
説明する。遊技の進行は主制御装置611で実行される
制御プログラム等に基づいて実現される。この制御プロ
グラムは一定の制御周期で立ち上がり、接続された検出
部や他の制御装置からの検出信号等を取り込むととも
に、表示部35等を作動せしめる。また、他の制御装置
612〜615との間で指令コマンド等のデータを送受
信する。
【0071】主制御装置611は、普通始動ゲート検出
部631により通過チャッカ233を遊技球が通過した
ことが検出されると、普通図柄表示部42の表示を変化
せしめて一定時間の後静止せしめる。そして、静止した
ときの図柄により当たり(例えば77)か否かを判定
し、当たり図柄であれば通過口拡大駆動部658を作動
せしめて通過チューリップ232を開く。これにより、
当たり判定処理装置231の入球口312への入球が、
通過チャッカ233および通過チューリップ232を順
に通過するだけに限らず、開いた通過チューリップ23
2からも可能となり、上記入球口312への入球が容易
となる。
【0072】なお、図柄が静止して確定する前に新たに
通過チャッカ233を通過する遊技球があれば、図柄を
変化せしめる権利が保留されて、普通保留表示部43の
保留数の表示を更新する。保留数は最大4まで更新可能
である。
【0073】また、主制御装置611では、上記のごと
く当たり判定処理装置231の回転体32における遊技
球の保持状況を監視するようになっている。すなわち、
主制御装置611では、入球検出部34より、入球口3
12に入球があったか否かが知られる。一方、回転位置
検出部634において、上記磁気センサが回転体32に
設けられた磁石34を検出した時の検出信号と、ステッ
ピングモータのステッピング数とに基づいて窪み322
の回転角度位置が検出され、主制御装置611で知られ
る。
【0074】発射された遊技球が当たり判定処理装置2
31の入球口312に入球すると、入球した遊技球は、
入球時もしくは入球後に入球口312と位置が合った窪
み322に保持される。遊技球の保持状態は、取り込み
口314で取り込まれるまで続くことになるから、主制
御装置611は、入球検出部34により入球ありとの検
出があれば、窪み322の回転角度位置が入球口312
位置から取り込み口314位置になるまで(実質的に入
球口312位置から270°の範囲)は、各制御周期に
おいて当該窪み322に遊技球が保持されていると判断
する。これを4つの窪み322すべてについて行う。
【0075】複数の遊技球が近接して入球すれば後から
入球した遊技球はその後、入球口312と位置が合った
窪み322に保持されることになる。したがって、先に
入球した遊技球が窪み322に保持されてから回転体3
2が90°回転する前に次の遊技球が順次、入球してい
き、合計で4個の入球が連続すると、最初の遊技球が窪
み322に保持されてから270°回転したある制御周
期において、すべての窪み322について遊技球ありと
の肯定判断がなされることになる。
【0076】主制御装置611は、すべての窪み322
について遊技球ありとの肯定判断がなされると、大当た
りと認定し、特別遊技の制御に移行する。
【0077】先ず、電動役物234のアタッカー扉41
2を上記のごとく、開作動する。これにより、多数の入
賞が見込める遊技者にとって有利な状態となる。そし
て、アタッカー扉412から入球した遊技球のうち、特
定領域としての球受け414に保持されたものがあれ
ば、これはアタッカ扉412の閉作動時に再開放検出部
632により検出されて、通過チューリップ232を開
作動せしめる。これにより比較的容易に当たり判定処理
装置231の入球口312への入球が可能となり、遊技
者にとって有利な状態がさらに持続していくことにな
る。
【0078】アタッカ扉412および通過チューリップ
232は開放時間が6秒間に設定されるが、アタッカ扉
412は開放時間内に10球の通過が検出されると閉鎖
され、通過チューリップ232は4球の通過を検出する
と閉鎖される。
【0079】賞球の払い出しは入球した入賞口の種類に
応じて設定されており、電動役物234は1球当たり1
5個、回転体32に保持された後取り込まれる入賞球や
袖入賞口235は1球当たり7個である。
【0080】なお、主制御装置611は、遊技球が保持
されると、入球表示部35の4つのライトのうち左端の
ライトを点灯せしめる。そして、回転体32が90°回
動するごとに、点灯するライトを順次、右隣のライトへ
と移動していく。新たに別の窪み322に保持される遊
技球があれば、さらに上記左端のライトを点灯せしめ
る。しかして、大当たりの場合には、入球表示部35
は、最初の遊技球が窪み322に保持されてから270
°回動した時点で4つのライトがすべて点灯することと
なる。このように、遊技球を回転体32により保持しな
がら取り込み口314まで運んでいく様子を視認可能と
するとともに、入球表示部35における点灯位置を移動
せしめて、4個の遊技球の入球を要求する時間を遊技者
に動的に示すことで、時間の切迫感が適度な緊張を呼
び、スリル感を与える。
【0081】本発明によれば、一定時間内に回転体32
の4つの窪み322に遊技球が保持されたことを条件と
して特別遊技に移行する権利が発生するので、一定時間
内に4回の入球を集中させる必要がある。上記のごとく
遊技球は落下経路が一定しないから、特別遊技に移行す
る条件が成立する可能性が、遊技球の落下経路の不確定
性に大きく依存する。そして、特別遊技への移行成立要
件として時間的な制約と入賞数の制約とが課されるの
で、これらのパラメータの設定により、特別遊技の実現
可能性を容易に制御し得る。例えば、上記可能性を、ス
リー7機において特別図柄が表示される確率と同程度に
設定することも可能となる。
【0082】また、特別遊技へ移行するか否かは、スリ
ー7機のようにマイコンのプログラム上で確率に基づい
て決定されるのではなく、一定時間内に4個の遊技球を
回転体窪み322に保持するという遊技技術を実現でき
るか否かを遊技者が試すことにより決定される。遊技者
は入球の可能性の低いところを避けるように遊技球を発
射することで、自己の技量により入球の可能性を高めよ
うとする。そして、遊技者が発射し回転体32に保持さ
れた遊技球のひとつひとつが、特別遊技への移行を許容
する要件を構成する。したがって、遊技者には、特別遊
技への移行に際して、図柄が特定の図柄になるのをひた
すら待つことを強いるのではなく、遊技球がとる落下経
路の不確定性と遊技者自身の技量とがせめぎあう場が提
供される。しかも、遊技者が実現すべき遊技技術には時
間的な制約と入賞数の制約とが含まれているので、遊技
者の挑戦意欲をかきたてる。これにより、通常の遊技か
ら特別遊技へのダイナミックな変化が、遊技者にとって
賞球獲得数の面だけではなくより価値のあるものとな
る。したがって、遊技者は、獲得賞球数の多寡だけでは
なく、スリリングな遊技を楽しむことができる。
【0083】また、上記のごとく特別遊技に移行するに
は回転体32に4個の遊技球を保持させる必要があるか
ら、遊技球を発射しないと特別遊技に移行することはで
きない。したがって、休憩等の合理的な理由による遊技
の中断以外に、遊技者が無意味な遊技中断期間をつくる
ことはない。これにより、十分な稼働率が得られる。
【0084】また、スリー7機のような特別図柄を表示
するアニメーションを用いないので、複雑なアニメーシ
ョンを表示する手段に費やすコストやアニメーションの
開発に費やすコストが不要である。
【0085】また、当たり判定処理装置231の入球口
312の直上位置に通過チューリップ232を設けて、
通過チューリップ232が開放するか否かで当たりとな
る可能性が増減するから、通過チューリップ232が開
放すれば遊技者はこれをチャンスと捉えることになる。
かかる変化が加わることで遊技内容にさらに奥行きが深
まり、興趣豊かなものとなる。勿論、通過チューリップ
232のない簡単な構成とするのもよい。
【0086】なお、本実施形態では、特別遊技への移行
条件として、4個の遊技球を所定時間内に回転体窪み3
22に保持することが要求されているので、4個の遊技
球が所定時間内に入球口312を通過するだけでは要件
を満たさない。例えば、1個目が入球口312を通過し
た後、所定時間の最後になって一時に残り3個が入球し
ても、2個目や3個目の遊技球を保持すべき窪み322
は既に入球口312位置を通過してしまっており、特別
遊技への移行条件を満たさない。したがって、入球口3
12への相前後する入球タイミングがある程度均一にな
っていることが必要であり、遊技者はさらにスリル感を
味わうことができる。
【0087】(第2実施形態)図8に本発明の第2実施
形態になる弾球遊技機の遊技盤を示し、図9にその電気
構成を示す。本弾球遊技機は第3種のパチンコ機であ
り、主な相違点は当たり判定処理装置の構成と、第3種
始動口と第3種電動役物とを設けた点である。第1実施
形態と基本的に同じ作動をする部分には同じ番号を付し
て相違点を中心に説明する。
【0088】当たり判定処理装置231Aは、遊技盤2
11に形成した取り付け用の開口部に、本体部231A
aが嵌設されてなり、その前面部36は半透明の合成樹
脂製で、中央部に円形の凹部361が形成されている。
前面部36は、図中上部が上下方向に貫通する入球口3
62としてあり、ここから遊技球が上記凹部361内に
落下可能である。該凹部361には、入球口362を通
る鉛直線上に1本の遊技釘38が設けられるとともに、
上記遊技釘38の下方に上記鉛直線に対して左右対称位
置に特定ポイントである一対のゲート37a,37bが
設けてある。これにより、入球口362から落下した遊
技球は遊技釘38で左右に振り分けられた後、左ゲート
37aと右ゲート37bのいずれかを通過するか、ある
いはいずれをも通過しないで、ゲート37a,37bの
下方に設けられた取り込み口363から遊技盤211の
背後に取り込まれることになる。
【0089】また、前面部36にはまた、凹部361の
外周の左右部分にそれぞれ、周方向に6個のランプが配
置されてなる表示部が設けてあり、時間経過表示手段で
ある左有効時間表示部39a、右有効時間表示部39b
としてある。
【0090】特別装置234Aは実質的に第1の実施形
態の電動役物と同じ構造を有しており、扉412が開作
動することで入球が可能となる。
【0091】当たり判定処理装置231Aの右側には第
3種始動口236が設けられ、その下方には第3種電動
役物237が設けられる。
【0092】第3種始動口236は、第1実施形態の当
たり判定処理装置のごとく遊技球を保持可能な窪み71
1が形成された回転体71が常時電動モータで反時計周
りに回転するもので、遊技球は窪み711が回転中心に
対して12時の方向にあるとき、すなわち上側にあると
き、窪み711に保持され、その状態で回転体71の回
転とともに周回して、回転体71の背後に開口する取り
込み口72から入賞球として取り込まれる。
【0093】第3種電動役物237は、第1実施形態の
電動役物と同様にアタッカー扉73を備えており、アタ
ッカー扉73が開作動時には多くの入賞を見込める。第
3種電動役物237には、第3種特別遊技の残り回数を
表示する回数表示部74が設けてある。
【0094】判定手段である主制御装置611Aは、普
通始動ゲート検出部631により通過チャッカ233を
遊技球が通過したことが検出されると、普通図柄表示部
42の表示を一定時間変化せしめて、静止したときの図
柄により当たりか否かを判定し、当たり図柄であれば駆
動制御装置614Aに指令コマンドを送信して通過チュ
ーリップ232を開作動せしめ、通過チューリップ23
2を遊技球が通過するのを容易とする。また、図柄が静
止して確定する前に新たに通過チャッカ233を通過す
る遊技球があれば、図柄を変化せしめる権利が保留され
る。
【0095】また、主制御装置611Aでは、上記のご
とく当たり判定処理装置231Aの左右のゲート37
a,37bにおける遊技球の通過状況を監視するように
なっている。すなわち、検出手段である左ゲート検出部
661a、右ゲート検出部661bが各ゲート37a,
37bに1対1に対応して設けられており、これにより
左右のゲート37a,37bのいずれかを遊技球が通過
したことを検出すると、主制御装置611Aはタイマの
カウントを開始し、予め設定された所定時間内に他方の
ゲート37a(または37b)を遊技球が通過すれば、
予め設定した所定時間内に両ゲート37a,37bを通
過した旨の肯定判断をする。所定時間内にもう一方のゲ
ート37a(または37b)の遊技球通過が検出されな
ければ、次にゲート37a,37bのいずれかを遊技球
が通過した時点で新たに所定時間のカウントが開始され
ることになる。
【0096】主制御装置611Aは、所定時間内に両ゲ
ート37a,37bを通過した旨の肯定判断がなされる
と、指令コマンドを駆動制御装置614Aに送信して特
別装置234Aのアタッカー扉412を一定時間(例え
ば6秒)開作動する。アタッカー扉412の開作動は作
動用のソレノイドやその駆動回路等からなる駆動部65
9を作動せしめることでなされる。そして、特定領域検
出部663により遊技球が特定領域を通過したことを検
出すると、特別遊技である第3種遊技の開始となる。
【0097】なお、当たり判定処理装置231Aの入球
口362に入球した遊技球は、ゲート37a,37bを
通過するとしないとにかかわらず、取り込み口363か
ら取り込まれた後、ゲート入賞検出部662により検出
されて入賞と判定される。また、特別装置234Aに入
球した遊技球は、特定領域入賞検出部663により検出
されて入賞と判定される。
【0098】第3種特別遊技は、従来の第3種パチンコ
機のものと同様であり、第3種始動口236の回転体7
1により遊技球が取り込み口72まで搬送されて取り込
まれたことが検出されると、第3種電動役物237のア
タッカー扉73が一定時間開き、多数の入賞が見込める
状態となる。そして、第3種始動口236への入球によ
りアタッカー扉73を開く権利は所定回数与えられ、主
制御装置611Aは、第3種始動口236に入球がある
ごとに回数表示部74の表示を更新する。なお、所定回
数はアタッカー扉73に入球する遊技球が最大160個
であることを条件として18回である。したがって、ア
タッカー扉73の開放が14回目でも160球目を検出
したら閉鎖される。
【0099】なお、第3種始動口236に入球した遊技
球は、取り込み口72から取り込まれた後、第3種始動
検出部665により検出されて入賞と判定される。ま
た、第3種電動役物237に入球した遊技球は、規定数
入賞検出部666により検出されて入賞と判定される。
【0100】なお、主制御装置611Aは、ゲート検出
部661a,661bにより,左右のゲート37a,3
7bのいずれかを遊技球が通過したことを検出すると、
有効時間表示部39a,39bを以下のように作動せし
める。すなわち、遊技球が左ゲート37aを通過した場
合には、左有効時間表示部39aが順次、並び順に点灯
し、満灯になると消灯する。遊技球が右ゲート37bを
通過した場合には同様に右有効時間表示部39bが作動
する。満灯になるまでの時間は、タイマによりカウント
される最大時間である上記所定時間に設定されている。
このように、一方のゲート37a(37b)を遊技球が
通過した後、他方のゲート37b(37a)を別の遊技
球が通過すべき残り時間を遊技者に動的に示し、スリル
感を与える。また、遊技者はこの表示により、遊技球が
ゲート37a,37bを通過したことに気付かなくと
も、次にいずれのゲート37a,37bを通過させれば
当たりとなるかを知ることができる。
【0101】また、主制御装置611Aの入力側に接続
された球送検出部668は、発射装置516において発
射点に送出される遊技球を1つずつ検出するもので、発
射された遊技球のカウントに供される。
【0102】また、駆動制御装置614Aは、主制御装
置611Aの指令コマンドにより、上記通過チューリッ
プ232、特別装置234Aの駆動部659、第3種始
動口236、第3種電動役物237を作動せしめる。ま
た、ランプ類として、左有効時間表示部39a、右有効
時間表示部39b、普通始動ゲートランプ671等が接
続され、これらを点灯駆動する。普通始動ゲートランプ
671は通過チャッカ233位置に設けられてその周辺
を点滅照明するものである。
【0103】本発明によれば、一定時間内に2か所のゲ
ート37a,37bをそれぞれ遊技球が通過したことを
条件として特別遊技に移行する権利が発生する。したが
って、図柄が特定の図柄になるのをひたすら待つのでは
なく、一定時間内に2個の遊技球を相前後してそれぞれ
別のゲートを通過させるという遊技技術を実現すること
が必要になる。したがって、遊技球の落下経路の不確定
性と遊技者の技量とがせめぎ合う場を経て特別遊技へ移
行することになる。これにより、遊技が単調にならず遊
技者の挑戦意欲をかきたてる興趣豊かな遊技内容が実現
できる。したがって、勝ち負けによらず遊技者が充実し
た遊技を楽しむことができる。
【0104】また、特別遊技に移行するには、所定時間
内に2つの遊技球がゲート37a,37bを通過するだ
けではなく、2つ目の遊技球が、1つ目の遊技球とは別
のゲート37a(37b)を通過することを要求するか
ら、遊技者は発射した遊技球の帰趨に、より一喜一憂す
ることになり、スリル感を味わうことができる。
【0105】なお、ゲートは2か所に設けているが、3
以上でもよい。また、入球口362とゲート37a,3
7bの間には遊技釘38が1本だけ設けられているが、
数本の遊技釘を配置してゲート37a,37bに到るま
での遊技球の落下経路を複雑なものにするのもよい。
【0106】なお、遊技者は第3種遊技の権利を獲得す
べく、最初は遊技領域211aの天位置に設けられた通
過チャッカ233や、通過チューリップ232が「開」
であればその下の通過チューリップ232を狙うが、第
3種遊技に移行した後は、遊技領域211aの右半部に
設けられた第3種始動口236および第3種電動役物2
37を狙って遊技球を発射することになる(いわゆる右
打ち)が、遊技者において遊技上、注意する点がある。
【0107】すなわち、遊技領域211aの周縁の右上
位置には、従来より、強めに発射した遊技球が案内レー
ル221に沿ってそのままアウト口に行ってしまう打ち
損ねを回避する返し部226が設けられており、遊技球
は返し部226で跳ね返って遊技に活きる。しかしなが
ら、第3種遊技に移行し右打ちに転じるべく発射ハンド
ル141をさらに回動し遊技球の運動エネルギーを増大
したときに、返し部226で跳ね返り、通過チャッカ2
33や通過チューリップ232に入球して、再び上記第
3種遊技の権利の発生条件を満たしてしまう場合が生じ
る。第3種遊技機では、権利の存続中に再度、権利が発
生する条件を満たした場合は、現行の第3種遊技の権利
を消滅せしめるとともに、新たな権利も発生しないよう
に設定されている。これは、第3種遊技の権利発生が乱
発する遊技機を禁止する要請に基づくものであるが、こ
の設定により、返し部226で跳ね返った遊技球により
現行の第3種遊技の権利が消滅してしまい、十分に遊技
を楽しめないおそれがある。これは発射ハンドル141
の加減がつかめない初心者の場合に特に顕著であると考
えられる。
【0108】本パチンコ機には、初心者による不慣れな
発射ハンドル141の操作で不用意に遊技球が大きく跳
ね返るのを防止するべく、次の構成を備えている。遊技
領域211aの右上部分には、返し部226よりも天側
位置で案内レール221との間に、遊技球が楽に通り得
る間隔をおいて補助レール225が設けられており、そ
の天側端部位置に、逆止部材224が設けてある。
【0109】図10(A)、図10(B)は逆止部材2
24の詳細を示すもので、逆止部材224は保持部22
41とバネ部2246とからなる。保持部2241は合
成樹脂を略四角形の厚肉板状に成形した部材で、遊技盤
211に取り付けられたときに補助レール225と略平
行になる面に、コ字状の段部2242が形成されてお
り、段部2242の両直線部には互いに対向する溝22
41a,2241bが形成されている。保持部2241
はまた、遊技盤盤面212側の側縁部が突出して、固定
用のビスが貫通するビス孔2243aを形成した脚部2
243となっている。また、遊技盤盤面212側の側面
には2か所に位置決め用のボスピン2244,2245
が突出している。
【0110】バネ部2246は断面がく字状に屈曲した
ヘラ状の細長ばね板で、上記溝2241a,2241b
に保持されている。
【0111】逆止部材224はバネ部2246の自由端
側が右側にくるように、遊技盤211に形成された取り
付け孔にボスピン2244,2245を挿入して位置決
めした後、取り付け用の脚部2243にてビスで遊技盤
211に固定される。なお、保持部2241には補助レ
ール225の天側端部を保持する図示しない係合部が形
成されて、逆止部材224と補助レール225とが一体
化する。
【0112】逆止部材224はバネ部2246の自由端
側が右側にくるので、強めに発射された遊技球は、これ
が保持部2241から斜めに立ち上がったバネ部224
6の自由端側を押すことで、該自由端側がねて補助レー
ル225側に反るので、バネ部2246の右側に移動可
能であるのに対して、遊技球がバネ部2246の右側か
らバネ部2246の自由端側を押圧しても自由端側は立
ち上がってしまうので、遊技球は移動を禁止される。
【0113】これにより、強めに発射された遊技球が返
し部226で跳ね返っても第3種遊技への移行条件に関
連する通過チャッカ233、通過チューリップ232が
配置された方へは行かず、一旦発生した第3種遊技の権
利が消滅することが回避される。そして、遊技球は、こ
れら通過チャッカ233、通過チューリップ232より
も右側部分を遊技釘241で弾かれながら落下し、落下
経路によっては第3種始動口236、第3種電動役物2
37へ入球する。このように、遊技球を強く打ちすぎて
も実質的には右打ちとなるから、遊技経験によらず、等
しく遊技を楽しむことができる。
【0114】なお、この逆止部材224による構成は、
本実施形態の遊技機に限らず、遊技者の便宜等のために
天方向への跳ね返りを防止する必要があれば広く適用す
ることができる。
【0115】また、逆止部材の具体的な構造も図例のも
のに限定されるものではなく、ヘラ状のばね板と、これ
を保持し遊技盤に固定する保持部とからなり、保持部
は、遊技領域211aの天位置よりもやや右側で、遊技
領域211aを画する案内レール221との間に遊技球
1個強ないし2個程度の距離をとってばね板の一端を固
定するようになっており、ばね板は固定された一端か
ら、上記天位置とは反対方向に案内レール221に向か
って斜めに伸びるようになっておればよい。
【0116】(第3実施形態)図11に本発明の第3実
施形態になる弾球遊技機の遊技盤を示し、図12にその
電気構成を示す。本弾球遊技機は1ゲームを16球単位
で行うアレンジボール機である。遊技球の発射や賞球の
払い出し等のための手段は上記各実施形態と同じであ
り、第1、第2実施形態と基本的に同じ作動をする部分
には同じ番号を付して相違点を中心に説明する。
【0117】本アレンジボール機は、通常のアレンジボ
ール機と同様に、円形遊技領域211aの下部に前飾装
置261が設けられたもので、前飾装置261には、発
射された遊技球がいずれかに入球する入球口を16個横
方向に配列した16連入球口81が設けてあり、また、
16連入球口81の下方には発射した球数を表示する発
射球数表示部82と1ゲームごとに当該ゲームの得点を
表示する得点表示部83とが設けてある。得点に応じて
賞球が払い出される。
【0118】遊技領域211aの略中央部には16枠表
示部271が設けられ、その上にはゲートイン表示部2
72が設けてある。16枠表示部271は4行4列のマ
トリックス状に「1」から「16」までの数字が表示さ
れており、ゲートイン表示部272は横方向に「A」〜
「D」の4つのアルファベットが配列されている。これ
らは表面が遊技盤211と面一に構成され、表面上を遊
技球が落下可能である。
【0119】16枠表示部271の下方には、ゲートイ
ン表示部272とともに本アレンジボール機の特徴部分
を構成するゲート群266が設けてある。ゲート群26
6は特定ポイントである4つのゲート2661a,26
61b,2661c,2661dが横方向に配列された
もので、各ゲート2661a〜2661dにはゲートイ
ン検出部682が設けられ、遊技球が通過したことを検
出可能である。
【0120】ゲート群266の下方で16連入球口81
の上方には役物増加装置265が設けてある。役物増加
装置265は例えば第2実施形態の特別装置と同様のも
ので、電動で開閉可能な横方向に幅広なアタッカー扉2
651を備えた入球口であり、内部には特定領域が設け
られている。
【0121】また、16枠表示部271の右側には得点
増加装置としての通過チャッカ262が設けてある。通
過チャッカ262の下方には電動で開閉する通過チュー
リップ263が設けられている。通過チューリップ26
3の直上位置には上向き三角形状の遊技球案内部材24
5が遊技盤盤面212から突設してあり、通過チャッカ
262を通過した遊技球を通過チューリップ263の左
右に案内するようになっており、通過チューリップ26
3が「閉」の状態での通過チューリップ263への入球
を禁止する。なお、通過チューリップ263が開放状態
では、遊技球案内部材245の側方から通過チューリッ
プ263に入球可能である。
【0122】また、16枠表示部271の左側にはラッ
キーチャッカ264が設けてある。
【0123】また、遊技球を発射する発射装置516A
は、案内レール221の下端部側延長位置に配置される
発射レール91が設けられ、その下端部に槌92が配置
されている。槌92は発射モータ656により作動し、
上皿121から順次、1つずつ供給される遊技球を発射
レール91の上端部に向けて発射する。発射された遊技
球は上記のごとく案内レール221に沿って運動し遊技
領域211a内に入る。
【0124】発射し損ねた遊技球は案内レール221を
逆に戻ってくることになるが、案内レール221と発射
レール91との間には凹所93が形成されており、この
戻り球を回収するようになっている。凹所93の底部に
は戻り球検出部95が備えられ、戻り球があったことを
検出し、1ゲームが確実に16球で行われるようになっ
ている。
【0125】ところで、戻り球は通常、凹所93の発射
レール91側の面で跳ね返って回収されるが、この面
は、遊技球をスムーズに凹所93の底部に案内すべく、
発射レール91の直下部分(以下、第1の跳ね返り面と
いう)931がなだらかに傾斜し、底部側ではやや上向
きとなっている。一方、案内レール221側の面は従来
は平坦な垂直面であり、本実施形態では図示のごとく、
第1の跳ね返り面931よりもやや高く位置する、案内
レール221の直下部分(以下、第2の跳ね返り面とい
う)932が凹面となっており、その上側はやや下向き
となっている。
【0126】従来構造では次の問題がある。すなわち、
戻り球のうち、バック球防止部223で跳ね返ったもの
は、バック球防止部223のばね力が働いて強く跳ね返
り、外側の案内レール221と内側の案内レール222
の間をジグザグに辿りながら戻ってくるので、凹所93
における遊技球の入射角度によっては第1の跳ね返り面
931の上を向いた部分で遊技球が上方へ跳ね返り、さ
らに対向する案内レール221側の面でさらに上方へ跳
ね返って、発射レール91上に行ってしまう。この場
合、槌92の前に、新たに供給された遊技球と戻り球の
2個の遊技球が並ぶことになって、発射モータ656に
過大な負荷がかかり発射不能に陥るおそれがある。
【0127】本アレンジボール機の第2の跳ね返り面9
32はやや下向きの部分で、第1の跳ね返り面931で
跳ね返った遊技球を下方へ跳ね返す。これにより、遊技
球が発射不能に陥るのを防止することができる。
【0128】本アレンジボール機の電気構成について説
明する。判定手段である主制御装置611Bは、1チッ
プマイコンにより構成され、これに入力するスイッチ類
等からの情報に基づいてサブ制御装置612,613,
614B,615,616との間で指令コマンド等の送
受信を行うとともに、16枠表示部271等のランプ類
への通電を制御する。
【0129】主制御装置611Bに入力するスイッチ類
について説明する。16連スイッチ681は16連入球
口81の入球口のそれぞれに対応して設けられたスイッ
チ群で、遊技球がいずれの入球口に入球したかが知られ
るようになっている。
【0130】検出手段であるゲートイン検出部682
は、ゲート2661a〜2661dのそれぞれに1対1
に対応して設けられたスイッチ等で構成され、遊技球が
ゲート2661a〜2661dを通過したことを検出す
る。
【0131】特定領域検出部683は役物増加装置26
5の内部に設けられ、遊技球が特定領域を通過したこと
を検出する。
【0132】第1の誘導役物検出部684は通過チュー
リップ263内に設けられ、遊技球が通過チューリップ
263を通過したことを検出する。第2の誘導役物検出
部685はラッキーチャッカ264内に設けられ、ラッ
キーチャッカ264を通過したことを検出する。
【0133】2倍検出部686は通過チャッカ262内
に設けられ、通過チャッカ262を遊技球が通過したこ
とを検出する。
【0134】主制御装置611Bの出力側には、上記1
6枠表示部271、ゲートイン表示部272、発射球数
表示部82、得点表示部83が接続される。
【0135】また、主制御装置611Bは駆動制御装置
614Bに指令コマンドを出力し、駆動制御装置614
Bは指令コマンドに応じて遊技盤211上の各部を駆動
する。すなわち、役物増加装置265のアタッカー扉2
651、役物誘導装置としての通過チューリップ263
が開閉する。また、誘導ランプ表示部693、サイドラ
ンプ251等の装飾ランプ694、2倍表示部255、
皿部装飾表示部695、背部照明制御部696、当たり
表示部697、ボーナス表示部698が発光する。
【0136】誘導ランプ表示部693は通過チューリッ
プ263の内部に設けられ、遊技球が通過チューリップ
263に入球すると点滅し、役物が有効であることを遊
技者に報知する。皿部装飾表示部695は透明樹脂製の
上皿121、下皿124内部に設けられたランプであ
り、遊技の状況に応じて装飾的に点滅する。背部照明制
御部696は、前面枠112を開放した時に主制御装置
611B等が組付けられた背面側を照明するもので、前
面枠開放検出部644の検出結果にしたがって点灯す
る。照明を演出的に落とした遊技場であっても背面側の
確認が行えるようになっている。
【0137】主制御装置611Bは、通常のアレンジボ
ール機の場合と同様に、入球した16連入球口81の入
球口に対応する数字を作業領域としてのRAMに記憶す
るとともに、16枠表示部271の数字を点灯せしめ、
さらに、発射球数表示部82の数字を1球ごとに更新す
る。そして、16連スイッチ681により16球すべて
の遊技球の入球が検出されると、記憶され表示された数
字にしたがって得点を集計し、得点表示部83に表示す
るとともに、遊技球を払い出す。ここで、縦列得点は1
点、横列得点は2点、斜め(「2」〜「15」、「1
3」〜「4」)得点はそれぞれ2点である。また、通称
ジャックポットと呼ばれる中央部(「6」「7」「1
0」「11」)は3点である。
【0138】なお、「2」「6」「11」「15」はい
わゆるポイントであり、16連入球口81の対応入球口
への入球の難度が最も高くなるように遊技釘の配置等が
設定されている。また、「4」「8」「9」「13」の
入球口は、次いで難度が高くなっており、残りの8つは
入球が比較的容易である。
【0139】また、誘導役物検出部685により遊技球
がラッキーチャッカ264を通過したことが検出される
と、ラッキー表示部256を点灯せしめるとともに、入
賞図柄成立時の得点集計において得点を一点加点する。
なお、ラッキーチャッカ264は役物誘導装置としての
役割をも果たしており、16枠表示部271の「3」を
点灯せしめるとともに、数字を記憶する。
【0140】また、2倍検出部686により遊技球が通
過チャッカ262を通過したことが検出されると、2倍
表示部255を点灯せしめるとともに、得点集計時に
は、得点を2倍する。
【0141】さて、ゲートイン検出部682により遊技
球がゲート2661a〜2661dを通過したことが検
出されると、当該ゲート2661a〜2661dのいず
れかに対応するゲートイン表示部272のアルファベッ
トを点灯せしめるとともに、RAMの所定領域に記憶す
る。そして、4つすべてのゲート2661a〜2661
dについてそれぞれ遊技球が通過し、ゲートイン表示部
272が「A」「B」「C」「D」のすべてを点灯する
と、役物増加装置265のアタッカ扉2651を10秒
間開作動せしめる。なお、16球すべてについて入球検
出されると、すなわち、遊技盤盤面212上に遊技球が
存在しなくなると、10秒経過前であっても閉作動す
る。また、ゲートイン表示部272のすべてのアルファ
ベットを点滅表示に切り換える。
【0142】そして、役物増加装置265に入球がある
と、「4」「7」「10」「13」を点灯するととも
に、16連入球口81に入球した場合と同様に記憶す
る。なお、この4つの数字の組み合わせは上記入賞図柄
のひとつであり、これだけで入賞となる。また、特定領
域検出部683により、役物増加装置265に入球した
遊技球が特定領域を通過したことが検出されると、大当
たりと判定し、次のゲームから特別遊技である大当たり
ゲームの制御へと移行する。大当たりと判定されると図
示しない風車ランプやコーナーランプを点滅せしめ、遊
技者に大当たりであることを報知する。
【0143】大当たりゲームでは、2倍検出部686に
より遊技球が通過チャッカ262を通過したことが検出
されると、通過チューリップ263を10秒間開放せし
める。通過チューリップ263は、開くことによって、
遊技球案内部材245による入球禁止状態を解除する。
この10秒経過前に閉作動する場合の条件は役物増加装
置265のアタッカー扉2651と同じである。また、
大当たりゲームではない通常のゲーム時と同様に2倍表
示部255を点灯せしめるとともに、1ゲーム終了後の
得点集計時には得点を2倍する処理が実行される。
【0144】そして、遊技球が通過チューリップ263
を通過したことが検出されると、図柄表示部271の
「2」「6」「11」「15」を点灯せしめるととも
に、これら4つの数字を記憶する。これは上記のごとく
ポイントであって、これにより入賞図柄が成立しやすい
遊技者にとって有利な状態となる。
【0145】この、遊技球が通過チャッカ262を通過
したときに通過チューリップ263が開放される権利
は、連続して14ゲーム与えられる。但し、得点が得ら
れないゲームがあった場合は15ゲーム目に権利が延長
され、それで得点が得られなければさらに最大17ゲー
ムまで延長される。主制御装置611Bでは大当たりゲ
ームの残り回数をゲーム終了ごとに減算更新するととも
に、各ゲームにおける得点の有無を記憶し、大当たりゲ
ームを終了させるか否かを判断するように設定されてい
る。
【0146】また、主制御装置611Bは、大当たりゲ
ームのそれぞれにおいて、16枠表示部271の「2」
「4」「13」「15」が点灯したか否かを判断し、肯
定判断されると、その旨を大当たりゲームがすべて終了
するまで記憶する。
【0147】1ゲーム中にかかる特別の4つの数字の点
灯があると、さらにボーナス権利が発生し、主制御装置
611Bは大当たりゲームの終了後に通常のゲームや大
当たりゲームとは異なるボーナスゲームの制御に移行す
る。
【0148】ボーナスゲームは基本的に通常のゲームと
同じ内容であり、相違点として次の内容を有している。
すなわち、ゲートイン表示部272の1つのアルファベ
ットを点滅せしめ、点滅部が左右方向の一方のアルファ
ベットから他方のアルファベットへと移動するように4
つのアルファベットを順次、点滅せしめる。そして、ゲ
ートイン検出部682および16連スイッチ681によ
りゲート2661a〜2661dのいずれかの通過また
は16連入球口81への入球が検出されると、その時点
で点滅しているアルファベットを点灯状態に固定する。
そして、そのアルファベットを、遊技球がゲート266
1a〜2661dを通過した時と同様に記憶する。
【0149】このように発射された16球のすべてにつ
いてゲート2661a〜2661dを通過したのと同じ
効果を与えることで、ゲートイン表示部272の「A」
〜「D」がすべて点灯する確率が高められ、大当たりを
出しやすくなる。ボーナスゲームは3回行うように設定
される。なお、「A」〜「D」がすべて点灯しないとき
はボーナスゲームの権利は次回のゲームに持ち越され、
確実に3回のボーナスゲームが確保される。
【0150】このようにボーナスゲームの権利を勝ち取
ると、さらに大当たりがでる可能性が高まるので、大当
たりが長く続く可能性が高くなる。
【0151】主制御装置611Bは、規定回数の大当た
りゲームの終了時に、「2」「4」「13」「15」が
点灯したゲームの有無を判断して、通常のゲームの制御
に復帰するか、ボーナスゲームに移行すつかを判断する
ように設定されている。また、ボーナスゲームごとにす
べてのゲートイン表示部272の「A」〜「D」がすべ
て点灯したか否かを判断し、表示が成立していればボー
ナスゲームの数を減算更新するように設定されている。
【0152】本発明によれば、1ゲーム中に4か所のゲ
ートをそれぞれ遊技球が通過したことを条件として特別
遊技に移行する権利が発生する。したがって、図柄が特
定の図柄になるのをひたすら待つのではなく、1ゲーム
である16球の発射で4か所のゲートのそれぞれについ
て遊技球を通過させるという遊技技術を実現することが
必要になる。したがって、遊技球の落下経路の不確定性
と遊技者の技量とがせめぎ合う場を経て特別遊技へ移行
することになる。これにより、遊技が単調にならず遊技
者の挑戦意欲をかきたてる興趣豊かな遊技内容が実現で
きる。したがって、勝ち負けによらず遊技者が充実した
遊技を楽しむことができる。
【0153】なお、本実施形態では、ゲートは4つ設け
たが、複数であればよい。
【0154】また、上記各実施形態では、設けられた複
数の特定ポイントのすべてについて遊技球が検出された
ことを要件として特別遊技に移行可能であるが、複数の
特定ポイントの、一部の複数の特定ポイントで遊技球が
検出されたことを要件として特別遊技に移行するように
してもよい。第3実施形態の例で説明すると、ゲートは
4つ設けておき、このうちいずれかの3つのゲートを1
ゲーム中に通過したら、実施形態に記載のごとく上記特
定領域の通過を条件として特別遊技に移行するようにし
てもよい。
【0155】また、上記各実施形態はプリペードカード
を使用して遊技球の貸し出しを行う弾球遊技機について
説明したが、本発明は現金の投入により遊技球の貸し出
しを行う弾球遊技機についても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した弾球遊技機の全体斜視図であ
る。
【図2】上記弾球遊技機を構成する遊技盤の正面図であ
る。
【図3】上記弾球遊技機を構成する電動役物の斜視図で
ある。
【図4】(A),(B),(C)はそれぞれ図3におけ
るV−V線に沿う断面を異なるタイミングで示す断面図
である。
【図5】(C),(D),(E)はそれぞれ図3におけ
るV−V線に沿う断面を異なるタイミングで示す断面図
である。
【図6】上記弾球遊技機の背面図である。
【図7】上記弾球遊技機の電気構成を示すブロック図で
ある。
【図8】本発明を適用した別の弾球遊技機を構成する遊
技盤の正面図である。
【図9】上記弾球遊技機の電気構成を示すブロック図で
ある。
【図10】(A)は上記弾球遊技機の部品の断面図であ
り、(B)は(A)におけるZ矢視図である。
【図11】本発明を適用したさらに別の弾球遊技機を構
成する遊技盤の正面図である。
【図12】上記弾球遊技機の電気構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
141 発射ハンドル 211 遊技盤 212 盤面 231,231A 大当たり判定装置(入球口) 232 通過チューリップ 234,234A 電動役物(入球口) 235 入賞口 236 第3種始動口(入球口) 237 第3種電動役物(入球口) 2661a,2661b,2661c,2661d ゲ
ート(特定ポイント) 312 入球口 32 回転体(遊技球保持手段) 322 窪み(特定ポイント) 34 入球検出部(検出手段) 362 入球口 37a,37b ゲート(特定ポイント) 39a,39b 有効時間表示部(経過時間表示手段) 611,611A,611B 主制御装置(判定手段) 634 回転位置検出部(検出手段) 682 ゲートイン検出部(検出手段) 81 16連入球口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鵜飼 俊雄 愛知県名古屋市中川区太平通1丁目3番地 株式会社高尾内 (72)発明者 加藤 利明 愛知県名古屋市中川区太平通1丁目3番地 株式会社高尾内 Fターム(参考) 2C088 AA17 AA21 AA68 BC22 EB14 EB43 EB45 EB48 EB52 EB68 EB74

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の盤面上に、発射ハンドルの操作
    で上記盤面上に発射された遊技球が入球する入球口を設
    け、入球した入球口の種類に応じて賞球を払い出し、遊
    技の進行状況により別の種類の特別遊技に移行可能な弾
    球遊技機であって、 盤面上に設けられた特定のポイントと、 該特定ポイントにおける遊技球の有無を検出する検出手
    段と、 上記特別遊技に移行するか否かを判断する判定手段であ
    って、予め設定した条件下で複数の遊技球が特定ポイン
    トで検出されることを肯定判断の要件に含む判定手段と
    を具備することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の弾球遊技機において、上
    記特定ポイントを複数設け、 上記肯定判断の要件には、上記特定ポイントのうち全部
    または一部の複数の特定ポイントで遊技球が検出される
    ことを含む弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2いずれか記載の弾球遊
    技機において、パチンコ機として構成され、 かつ、上記予め設定した条件には、上記複数の遊技球が
    検出される時間の制限を含めた弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の弾球遊技機において、上
    記予め設定した条件には、前後する遊技球の検出タイミ
    ングの間隔の制限を含めた弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の弾球遊技機において、上
    記特定ポイントを遊技球が通過したことを検出すると検
    出後の時間経過を表示する時間経過表示手段を具備せし
    めた弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 請求項3ないし5いずれか記載の弾球遊
    技機において、入球口に入球した遊技球を保持し、保持
    してから予め設定した所定時間が経過すると遊技球の保
    持を解除する遊技球保持手段を具備せしめ、 上記特定ポイントを、上記遊技球保持手段の遊技球保持
    部位とした弾球遊技機。
  7. 【請求項7】 請求項3ないし6いずれか記載の弾球遊
    技機において、上記特定ポイントの直上位置に、該特定
    ポイントへ遊技球を案内する通過チューリップを設けた
    弾球遊技機。
  8. 【請求項8】 請求項1または2いずれか記載の弾球遊
    技機において、アレンジボール機として構成され、 かつ、上記予め設定した条件が、発射する遊技球数が予
    め設定した所定数に定められた1ゲームである弾球遊技
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11088403B2 (en) 2017-09-28 2021-08-10 Lg Chem, Ltd. Method for preventing swelling of battery cell and battery pack using same
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