JP2002209436A - 植物生育基盤材と造成方法 - Google Patents

植物生育基盤材と造成方法

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JP2002209436A
JP2002209436A JP2001006944A JP2001006944A JP2002209436A JP 2002209436 A JP2002209436 A JP 2002209436A JP 2001006944 A JP2001006944 A JP 2001006944A JP 2001006944 A JP2001006944 A JP 2001006944A JP 2002209436 A JP2002209436 A JP 2002209436A
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JP
Japan
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plant growth
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fiber
base material
growth bed
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Application number
JP2001006944A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Amegai
洋 雨貝
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Mito Green Service Corp
Original Assignee
Mito Green Service Corp
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Publication date
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Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】斜面上で行われるネット類や金網の張設作業を
回避すると共に、資機材が煩雑な連続長繊維にたよらず
に、斜面上に安定した植物生育基盤を造成する方法を提
供する。 【解決手段】土砂、バーク堆肥、ピートモス等からなる
植物生育基盤材2にコイヤ繊維1を混入して生育基盤を
造成する。造成方法は土砂、バーク堆肥、ピートモス、
ココピート等の植物生育基盤材料3にコイヤ繊維1、接
合剤等を混合吹付ける方法、コイヤ繊維と接合剤を吹付
け、マット状繊維体を形成し、土砂、バーク堆肥、ピー
トモス、ココピート等の植物生育基盤材料をこのマット
状繊維体の上面に及び/あるいは一緒にもしくは植物生
育基盤材の上面にマット状繊維体を形成する方法があ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物生育基盤材料
及びその造成方法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、斜面に植物生育基盤を造成するた
めには、合成樹脂ネットや菱形金網をピン等で斜面に固
定し、これに土砂や、バーク堆肥、ピートモス等からな
る植物生育基盤材料を吹付け造成するか、ボビンに巻き
取られた連続長繊維を水圧あるいは圧縮空気によって搬
送し、基盤材料と共に吹付けて造成していた。
【0003】斜面上にネットあるいは金網等を張設する
作業は煩雑であり、且つ斜面での作業は危険性を伴ない
工程も長くなる。又、連続した長繊維を生育基盤に混入
するためには、専用のボビンやボビンケース、給糸装置
等の資機材が必要であり、資機材の管理が煩雑であり、
そのためのスペースも必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、斜面上で
行われるネット類や金網の張設作業を回避すると共に、
資機材が煩雑な連続長繊維にたよらずに、斜面上に安定
した植物生育基盤を造成する方法を提供するものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、土砂、バー
ク堆肥、ピートモス、ココピート等の植物生育基盤材料
に長さ5cm〜20cm程度のコイヤ繊維を10%〜50%
の容量で混入することによって、コイヤ繊維と接合剤に
よる生育基盤材料のフィックス効果によって、より安定
した生育基盤を簡単に造成しようとするものである。
【0006】植物生育基盤材料として使用される土砂、
バーク堆肥、ピートモス、ココピート等の材料は、ほと
んどが粉体あるいは粒体であり、これらの粉体、粒体は
アスファルト乳剤、セメント、アクリル樹脂、酢酸ビニ
ール樹脂等の接合剤によって固着される。しかしあまり
強力に固着し過ぎると硬くなりすぎて、植物の発芽障害
になるため、その使用量は限定される。従って、その固
着力を補い、雨水による流下水や浸透水による生育基盤
材の流亡やエロージョンを防ぎ、植物の根系が充分発達
するまで安定を保つための補助材料として、ネット類や
金網類、連続長繊維等が使用されている。
【0007】本発明では、これにかえて粉体、粒体から
なる植物生育基盤材料に5cm〜20cm程度の長さのコイ
ヤ繊維を混入し、この長繊維と接合剤、植物生育基盤材
料との固着力によってフィクス効果を発揮して、雨水や
浸透水による流失に対抗する安定した生育基盤を造成す
るものである。コイヤ繊維の長さや長短繊維の混合割
合、あるいはコイヤ繊維の容積比率等は生育基盤材料の
種類や斜面の勾配、接合剤の種類によって適宜選定され
る。又、これ等のコイヤ繊維は生育基盤材料と混合して
吹付けるか、別々に搬送して一緒に吹付ける等の方法を
取る事も可能である。又、他方法として斜面にコイヤ繊
維と接合剤によって吹付し、マット状体を形成し、その
上面に生育基盤材を吹付ける事により、ネットを張設し
たのと同様の効果を得ることができる。逆に、生育基盤
材の上面にコイヤ繊維のマット状体を形成する事によ
り、雨水による浸食を防止すると共に、マルチング効果
が発揮され均一な発芽と安定した植物生育基盤となる。
【0008】本発明による特徴はネット類あるいは金網
類による補強か、一方向性あるいは二方向であるのに対
して、コイヤ繊維が多数本ランダムに、多方向に絡み合
って、コイヤ繊維間の絡みと交絡した組織が定着され、
生育基盤材料の乾燥に伴って発生するクラック、ひび割
れ等を防止する効果を持つと共に、擬似根系として植物
の根系が充分発達するまでの間、生育基盤材の安定を保
つ事ができる。又、コイヤ繊維は繊維そのものが抱水性
の材料である事は良く知られており、その性質によって
生育基盤材の保水能を向上させ、植物の発芽、発根を促
進し、乾燥害から幼芽期の植物を保護する。
【0009】又、コイヤ繊維そのものは有機質であり、
合成樹脂系ネットや金網と異なり、腐朽と共に土にかえ
り、環境にも優しい材料である。又、ワラ等に比較する
と、腐朽の速度は遅く、補強繊維材料としての強度もあ
り、植物の根系が充分発達するまでの間、擬似根系とし
ての機能を充分発揮する。
【0010】
【発明の効果】本発明による植物生育基盤材及びその造
成方法によれば、斜面上におけるネット類あるいは金網
類の張設は不要となり、工程は短縮され、経済的な効果
も大きく、斜面における危険な作業も軽減される。又、
連続繊維のような機材を必要とせず、一般の吹付機械に
よって簡易に且つ安全に、安定した植物生育基盤を造成
する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による植物生育基盤の断面図である。
【符号の説明】 1.コイヤ繊維 2.粒状生育基盤材 3.粉体状生育基盤材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土砂、バーク堆肥、ピートモス、ココピ
    ート等の植物生育基盤材料に長繊維のコイヤ繊維が、混
    合あるいは混入されている事を特徴とする植物生育基盤
    材料。
  2. 【請求項2】 土砂、バーク堆肥、ピートモス、ココピ
    ート等の植物生育基盤材料にコイヤ繊維、接合剤等を混
    合吹付ける事を特徴とする植物生育基盤造成方法。
  3. 【請求項3】 コイヤ繊維の長さが5cm〜20cmであ
    り、混入される量が容量で10%〜50%程度である事
    を特徴とする請求項1及び2記載の植物生育基盤材料と
    その造成方法。
  4. 【請求項4】 コイヤ繊維と接合剤を吹付け、マット状
    繊維体を形成し、土砂、バーク堆肥、ピートモス、ココ
    ピート等の植物生育基盤材料をこのマット状繊維体の上
    面に及び/あるいは一緒にもしくは植物生育基盤材の上
    面にマット状繊維体を形成する事を特徴とする植物生育
    基盤の造成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005090691A1 (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Nittoc Construction Co., Ltd. 繊維補強土工法及び該工法による構築物
JP2017214765A (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 ライト工業株式会社 法面補強構造及び法面補強方法
WO2018009944A1 (en) * 2016-07-08 2018-01-11 Local Urban Vegetables, Lllp Dual-media horticultural plug

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