JP2002206260A - 給水の集中配管システムにおける優先給水機構及び優先給水制御方法 - Google Patents

給水の集中配管システムにおける優先給水機構及び優先給水制御方法

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JP2002206260A
JP2002206260A JP2001342492A JP2001342492A JP2002206260A JP 2002206260 A JP2002206260 A JP 2002206260A JP 2001342492 A JP2001342492 A JP 2001342492A JP 2001342492 A JP2001342492 A JP 2001342492A JP 2002206260 A JP2002206260 A JP 2002206260A
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pipe
water supply
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valve
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Masatoshi Enoki
正寿 榎
Masato Kurihara
正人 栗原
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Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の水使用器具への給水を優先的に行うよ
うにした給水の配管システムを提供すること。 【解決手段】 本発明では、水使用器具へそれぞれ配管
した可撓性を有する分水管の始端部を一箇所に集中合流
して合流部となるヘッダーを形成し、同ヘッダーに給水
供給管を接続するとともに、ヘッダーから分岐配管した
分水管の末端吐水口は、水使用器具に接続できるべく構
成し、しかも、ヘッダーから分岐配管した各分水管の始
端部に流量センサにもとづき流量調整可能な開閉弁を設
けるとともに、所定位置に配設した操作盤に設けた優先
操作手段にて開閉弁の流量を調整して、所定の分水管に
優先的に所定の水量を送水可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水の集中配管シ
ステムにおける優先給水機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅において用いられていた給水
の配管システムは、屋外から引いた水道水の給水供給管
に鋼管等の金属管を接続して床下に敷設することにより
構成していた。
【0003】このように、金属管を床下に敷設する場
合、床下の基礎の周りに逃げ配管を埋設施工する作業が
必要となり、また、配管の敷設作業に際しては、現場で
金属管の切断、接続等の煩雑な作業を必要とし、また、
床下において配管の折曲が多いためエルボ管の接続箇所
も多くなっていた。
【0004】従って、床の基礎の周りに埋設した逃げ管
の埋設部の点検は、漏水事故が発生して初めて行われる
ことになり、予防的点検ができないおそれがあり、ま
た、現場での管継手作業を行うのは熟練作業が必要であ
り、また、現場で配管加工作業をすると、管の中に切り
屑等の異物が混入するおそれがあり、また、継手やエル
ボ管等の接続箇所が多い分だけ接続の際の管の締め付け
忘れや接着剤の塗布忘れが発生するおそれがあった。
【0005】かかる従来の床下配管の欠点を解消すべ
く、一箇所に集中的に配管を集めて合流部を形成してそ
れから各水使用個所に分配して水道水を分水する構造の
ヘッダーを床下に設置し、この配管合流部たるヘッダー
から水使用器具までそれぞれ一本の合成樹脂製の可撓性
を有する分水管で直結し、その間では管継ぎを行わない
ようにしたヘッダー工法が開発された。
【0006】これは、従来の継手作業や継手管の使用か
ら派生する各種欠点、即ち、従来の金属管を用いた床下
配管に伴う各種欠点を回避せんとするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなヘ
ッダーを用いたヘッダー工法にも未だに次のような課題
を有していた。
【0008】すなわち、ヘッダーから分配した分水管の
終端の末端吐水口は水使用器具に接続されるが、かかる
接続作業は、工事担当者が現場で行う必要があり、簡単
に接続が行えない欠点があり、特に、水使用器具の取り
替えを行う毎に端末吐水口への接続作業を行わねばなら
ず、この接続作業は、ワンタッチで接続できるように構
成することは可能であるが、接続作業時に分水管を、所
定位置、例えば、末端吐水口に設けた水栓を閉栓し、一
旦吐水を止めて接続し、次いで水栓を開栓して吐水を行
って水使用器具へ送水するという煩雑な水栓操作作業を
必要としており、通常のガスコンセントや電源コンセン
トのように、例えば、ガス器具をガス配管の室内コンセ
ントに接続したり、電気器具のコードを電源コンセント
に接続するように、簡便に水使用器具を分岐配管に接続
して通水、止水を行うような構成にはなっていなかっ
た。
【0009】また、配管の合流部たるヘッダーから派生
する多数の分水管のうち、長期間送水されない不使用分
水管があった場合、管内の水道水が腐敗して不使用分水
管中に雑菌が発生するおそれがあり、この雑菌が他の分
水管中に流入して非衛生的となるおそれがあった。
【0010】一方、特開平4−254628号公報に
は、末端吐水口の近傍に設けたスイッチにより分水管の
始端部に設けた電磁開閉弁を操作する技術が開示されて
いる。
【0011】この場合、開閉弁の操作を行なう操作手段
は分水管の末端吐水口の近傍にそれぞれ対応して配設さ
れているため、開閉弁の操作は所定の操作手段のある分
水管の末端吐水口まで赴かなければならず、分水盤の各
開閉弁の集中管理が行なえない欠点があった。
【0012】しかも、分水管の末端吐水口をガス器具の
室内コンセントや電気器具の電源コンセントのように水
使用器具を簡便に接続したり、離脱したりするという発
想を具備したものではなく、従って水使用器具と給水に
関する特有な技術、例えば、室内に開口した分水管の末
端吐水口が水使用器具の送水管の離脱時に自動的に止水
するという技術ではなかった。
【0013】このように、従来より家屋への電気供給の
場合には、屋内の所要位置に設置した配電盤によって各
電源コンセントへの電気の供給を集中して管理すること
ができるようになっているため、長期間留守にする場合
には、配電盤にて各電源コンセントへの電気の供給を遮
断することによって電気使用器具での漏電事故などを防
止できるようになっているのに対して、水の供給の場合
には、分水管から各水使用器具への水の供給を集中して
管理できるような構成となっておらず、各水使用器具へ
の水の供給を遮断するためには、各水使用器具に通じる
吐水口で止水操作をしなければならず操作が煩雑にな
り、しかも、仮に止水操作を忘れて長期間留守にした際
に水使用器具で漏水が発生した場合には、その漏水によ
って家屋を汚損するおそれがあった。
【0014】更には、上記公報に開示された技術は分水
管始端の各開閉弁操作を各分水管の末端吐水口において
それぞれ流量調整操作するものであるため、流量調整操
作位置が各所に分散した末端吐水口となり、従って、末
端吐水口のうち流量確保を優先すべき末端吐水口を優先
選択して他の吐水口の流量を絞るなどの相対的流量調整
を簡便に行なうことが困難であった。
【0015】そのため、従来においては、水道水の給水
能力に限界があり、水使用器具に供給される最大の水量
が決まっており、例えば浴室の湯水混合栓にて大量の湯
水を使用しているときに、洗濯機を使用した場合には、
浴室の湯水混合栓から吐出する湯水量がその分だけ減少
してしまい、浴室使用者に不快感を与えるおそれがあっ
た。
【0016】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に係る
本発明では、水使用器具へそれぞれ配管した可撓性を有
する分水管の始端部を一箇所に集中合流して合流部とな
るヘッダーを形成し、同ヘッダーに給水供給管を接続す
るとともに、ヘッダーから分岐配管した分水管の末端吐
水口は、水使用器具に接続できるべく構成し、しかも、
ヘッダーから分岐配管した各分水管の始端部に流量セン
サにもとづき流量調整可能な開閉弁を設けるとともに、
所定位置に配設した操作盤に設けた優先操作手段にて開
閉弁の流量を調整して、所定の分水管に優先的に所定の
水量を送水可能に構成することとした。
【0017】また、請求項2に係る本発明では、優先操
作手段は、所定の分水管に優先的に所定の水量を送水す
る一方、その他の分水管のうち少なくともいずれか一つ
の分水管への送水量を減少させることによって、所定の
分水管への送水量を確保すべく構成することとした。
【0018】また、請求項3に係る本発明では、優先操
作手段は、所定の分水管に優先的に所定の水量を送水す
る一方、その他の分水管のうち少なくともいずれか一つ
の分水管への送水を一時的に停止することによって、所
定の分水管への送水量を確保すべく構成することとし
た。
【0019】また、請求項4に係る本発明では、水使用
器具へそれぞれ配管した可撓性を有する分水管の始端部
を一箇所に集中合流して合流部となるヘッダーを形成
し、同ヘッダーに給水供給管を接続するとともに、ヘッ
ダーから分岐配管した分水管の末端吐水口は、水使用器
具に接続できるべく構成し、しかも、ヘッダーから分岐
配管した各分水管の始端部近傍に圧力センサにもとづき
流圧調整可能な開閉弁を設けるとともに、所定位置に配
設した操作盤に設けた優先操作手段にて開閉弁を調整し
て、所定の分水管に優先的に所定の圧力水を送水可能に
構成することとした。
【0020】また、請求項5に係る本発明では、優先操
作手段は、所定の分水管に優先的に所定の圧力水を送水
する一方、その他の分水管のうち少なくともいずれか一
つの分水管への送水量を減少させることによって、所定
の分水管への送水圧力を確保すべく構成することとし
た。
【0021】また、請求項6に係る本発明では、優先操
作手段は、所定の分水管に優先的に所定の圧力水を送水
する一方、その他の分水管のうち少なくともいずれか一
つの分水管への送水を一時的に停止することによって、
所定の分水管への送水圧力を確保すべく構成することと
した。
【0022】また、請求項7に係る本発明では、ヘッダ
ーから分岐配管した複数の分水管のうち優先的に給水の
供給を行う分水管を選択するための優先設定手段を具備
することとした。
【0023】また、請求項8に係る本発明では、ヘッダ
ーから分岐配管した複数の分水管のうち所定の分水管へ
の給水の供給が終了した後に給水の供給を開始する分水
管を選択するための後回し設定手段を具備することとし
た。
【0024】また、請求項9に係る本発明では、水使用
器具へそれぞれ配管した可撓性を有する分水管の始端部
を一箇所に集中合流して合流部となるヘッダーを形成
し、同ヘッダーに給水供給管を接続するとともに、ヘッ
ダーから分岐配管した分水管の末端吐水口は、水使用器
具に接続できるべく構成し、しかも、ヘッダーと給水供
給管との間に分岐部を形成し、同分岐部に水使用器具へ
配管した分岐管を接続する一方、分岐部とヘッダーとの
間に開閉弁を介設し、同開閉弁を閉塞することによって
或いは開閉弁の弁開度を絞ることによって分岐管に優先
的に送水できるべく構成することとした。
【0025】また、請求項10に係る本発明では、給水
供給管を複数の分水管に分岐し、各分水管に開閉弁を設
けるとともに、開閉弁に各開閉弁の開閉を制御するため
のコントローラーを接続してなる給水の集中配管システ
ムにおいて、コントローラーは、所定の分水管に優先的
に所定水量又は所定水圧の送水を行う一方、その他の分
水管のうち少なくともいずれか一つの分水管への送水量
を減少させて、所定の分水管への送水量又は送水圧力を
確保すべく制御することとした。
【0026】また、請求項11に係る本発明では、給水
供給管を複数の分水管に分岐し、各分水管に開閉弁を設
けるとともに、開閉弁に各開閉弁の開閉を制御するため
のコントローラーを接続してなる給水の集中配管システ
ムにおいて、コントローラーは、所定の分水管に優先的
に所定水量又は所定水圧の送水を行う一方、その他の分
水管のうち少なくともいずれか一つの分水管への送水を
一時的に停止させて、所定の分水管への送水量又は送水
圧力を確保すべく制御することとした。
【0027】
【発明の実施の形態】まず、給水供給管を通して屋外か
ら給水される水道水を屋内に設置した分水盤の合流部で
あるヘッダーに給水する。
【0028】そして、水道水は、分水盤内の合流部から
各末端吐水口へ可撓性を有する分水管を介して分岐送水
される。
【0029】分水管は、分水盤から天井裏、壁裏や床下
に敷設されて、少ない接続部により吐水部へ配管され
る。
【0030】ヘッダーから分岐配管した分水管の末端吐
水口においては、吐水部としての吐水管を有するカップ
リング盤が設けられ、かかるカップリング盤には、散水
用の送水管や、トイレタンク、局部洗浄乾燥装置、浴室
や洗面化粧台や台所用の混合水栓、洗濯機等の水使用器
具に連通する送水管が着脱自在に接続され、この送水管
の接続作動により自動的にカップリング盤が通水し、他
方送水管の取り外しにより自動的にカップリング盤が止
水するように構成するものである。
【0031】分水盤の各分岐部には、それぞれ開閉弁が
設けられており、この開閉弁を操作盤に集中的に配設し
た開閉弁操作手段にて閉塞操作することにより、分水管
の末端吐水口で止水操作した分水管内と他の分水管とが
縁切りされて水の交流はなくなり、従って、水使用器具
が長期間使用されない場合に仮に分水管内の水が腐敗し
て雑菌が発生しても分水管の分岐部分で止水操作すれば
雑菌が逆流して合流部や合流部を介して他の分水管に混
入されることはなく、しかも、分水盤の各分岐部の開閉
弁を閉弁しておくことによって、水使用器具が長期間使
用されない場合に仮に水使用器具が故障しても、水使用
器具には不用意に通水されないために、水使用器具にて
漏水が発生して家屋を汚損することはない。
【0032】このように、分水管の末端吐水口で止水操
作した後、分水盤の各分岐部に設けられた開閉弁を閉塞
操作する場合は、開閉弁操作手段が集中的に設けられた
操作盤により開閉弁の操作をするよう構成しているた
め、従来の電気供給における配電盤のように水の供給に
対しても操作盤にて集中管理でき、従来からの既存の給
水概念を全く一新した新たな形態の給水の配管システム
を提供できるものである。
【0033】しかも、開閉弁として流量調整機能を有す
る構造のものを用い、かかる流量調整機能を有する開閉
弁の開閉操作及び流量調整操作を所定位置に配設した操
作盤に集中的に設けた優先操作手段にて制御できるよう
に構成することができる。この場合には、各分水管の開
閉弁を制御することにより、各所にある水使用器具のう
ち必要な水使用器具に優先的に吐水量を確保することが
できるものであり、一戸内の限られた吐水能力範囲内で
吐水の優先設定が容易に行なえるものである。
【0034】すなわち、一戸内に供給される給水能力に
は制限がありこの限られた範囲内で各水使用器具に有効
に給水するためには、直接に人体にかかわる給水は優先
的に給水してその他の給水は制限するという優先設定が
望まれる。
【0035】従って、流量調整機能を有する開閉弁の操
作を所定位置に配設した操作盤に集中的に設けた優先操
作手段にて制御して、各分水管の開閉弁の流量調整を行
なうことにより、上記した優先的給水が可能となる。
【0036】すなわち、ヘッダーから分岐配管した複数
の分水管のうち優先的に給水の供給を行う分水管を予め
設定しておき、かかる分水管への給水の供給が十分に行
われているか否かを流量センサーまたは圧力センサにて
判断し、優先設定した分水管への給水の供給が十分な場
合には、他の分水管への給水の供給を通常通り行い、一
方、優先設定した分水管への給水の供給が不十分な場合
には、他の分水管への給水の供給を制限して、優先設定
した分水管に十分な給水の供給が行えるように制御する
のである。
【0037】優先設定する分水管は、ヘッダーの所定位
置に接続された分水管に決めておくといった機械的な構
造によって選択することもでき、また、ヘッダーから分
岐配管した複数の分水管のうち優先的に給水の供給を行
う分水管を任意に選択するための優先設定手段を操作盤
に設けておき、かかる優先設定手段にて優先設定する分
水管を選択することもできる。このように、優先設定手
段にて任意の分水管を選択できる構造とすることによっ
て、使用者が優先設定する分水管を適宜選択できること
となる。
【0038】また、優先設定をしていない分水管への給
水を制限する方法としては、優先設定した分水管への給
水の供給が十分に行えるまでその他の分水管への給水の
供給を徐々に減少させていく方法でもよく、また、他の
分水管への給水の供給を一旦停止し、優先設定した分水
管への給水の供給が終了した後に、給水の供給を停止し
た分水管への給水の供給を開始するといった特定の分水
管への給水の供給を後回しにする方法でもよい。
【0039】居住空間内で使用する水使用器具には、使
い勝手や安全性を確保するためにどうしても優先して給
水の供給を行うべきもの、例えば、シャワーや防災用ス
プリンクラーや観賞魚用水槽といった身体や生命に直接
影響を及ぼすおそれのある水使用器具が存在する一方、
ある程度給水量を絞っても差し支えないもの、例えば、
トイレや洗面所用水栓といったものもあり、更には、直
ちに給水の供給を行わなくても後から給水の供給がなさ
れれば十分なもの、例えば、食洗機や洗濯機や散水用ス
プリンクラーといったものもある。
【0040】しかし、一戸内に供給される給水能力には
制限があるため、この限られた範囲内で各水使用器具に
有効に給水し、直接に人体等に影響を及ぼす給水は優先
的に給水してその他の給水は制限し、また、直ちに給水
する必要のない水使用器具への給水を後回しするという
上記の制御が必要となり、かかる優先的な給水によって
水使用器具の快適な使用環境を形成することができるの
である。
【0041】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら具体的に説明する。
【0042】図1及び図2は、給水の配管システム1を
示した図であり、同配管システム1は、屋外に敷設され
た水道水の給水供給管2に配水盤3を接続し、同配水盤
3に配水管4を連通連結し、同配水管4を中途で分岐さ
せて、一方の配水管4aには給湯機5を介して分水盤6を
接続し、他方の配水管4bには分水盤6を直接接続し、更
には、分水盤6にて複数の流路に分岐させて台所用湯水
混合栓7、浴室用湯水混合栓8、洗濯機68、洗面化粧台
用湯水混合栓11、トイレ10,12等に分水管13とカップリ
ング盤14とを介して接続している。配水盤3と分水盤6
及び分水盤6とカップリング盤14とを連通連結する給水
管としての配水管4及び分水管13には、架橋ポリエチレ
ンやポリブテン等の可撓性を有する合成樹脂管を用いて
いる。
【0043】そして、配管システム1は、給水供給管2
から供給される水道水を配水盤3にて一定の水圧に減圧
した後に、一部を給湯機5で加熱して分水盤6に供給
し、分水盤6にて複数の流路に分岐させて、台所用湯水
混合栓7、浴室用湯水混合栓8等の水使用器具に供給す
るようにしている。
【0044】尚、本実施例では、配管システム1に供給す
る給水として水道水を用いた場合を示しているが、水道
水に限らず浄化した浄水や中水等を給水として用いるこ
ともできる。
【0045】次に、配管システム1の各部の構成につい
て詳細に説明する。
【0046】(配水盤)配水盤3は、水使用器具に供給
する水の状態、例えば、水質や水圧等を集中的に管理す
るものであり、ケーシングの内部に水中の異物を除去し
たり水を浄化して水質を改善するためのフィルター18や
水圧を調節する減圧弁19等の機能部品を収容すること
で、水質や水圧等の管理を容易なものとすることができ
る。
【0047】具体的には、配水盤3は、図3に示すよう
に、家屋15の基礎65の外側面に取付けており、矩形箱型
状の配水盤ケーシング16の内部に開閉バルブ17とフィル
ター18と減圧弁19とを収容している。そして、配水盤3
は、配水盤ケーシング16の内側左端部において給水供給
管2と開閉バルブ17とを連通連結し、同開閉バルブ17に
フィルター18を連通連結し、同フィルター18に減圧弁19
を連通連結し、同減圧弁19に配水管4の始端部を連通連
結し、更には、配水盤ケーシング16の内側右端部におい
て配水管4を分岐させ、一方の配水管4aには配水盤3の
右側方に配設した給湯機5を接続し、他方の配水管4bに
は分水盤6を直接接続している。尚、配水管4a,4bは、
基礎65に形成して切欠部65aから家屋15の内部に配管し
ている。
【0048】そして、配水盤3は、開閉バルブ17を閉じ
ることによって、給水供給管2から分水盤6やカップリ
ング盤14を介して台所用湯水混合栓7や浴室用湯水混合
栓8等の各水栓への水道水の供給を遮断し、一方、開閉
バルブ17を開くことによって、フィルター18で給水供給
管2から供給される水道水に含まれる不純物を除去した
後、減圧弁19で一定の水圧(0.4MPa以下、好ましくは0.
3MPa以下)に減圧して、各水栓に一定の水圧で水道水を
供給するようにしている。
【0049】本実施例では、配水盤ケーシング16は、矩
形箱型状のケーシング本体20の前側部に左右一対の開閉
扉21,21を開閉自在に取付けて水密状に形成しており、
同開閉扉21,21を開いて配水盤ケーシング16の内部の開
閉バルブ17やフィルター18や減圧弁19を容易に点検・補
修できるようにしている。
【0050】しかも、給水供給管2と開閉バルブ17との
継手部や、開閉バルブ17とフィルター18との継手部や、
フィルター18と減圧弁19との継手部や、減圧弁19と配水
管4との継手部といった各継手部を水密状に形成した配
水盤ケーシング16の内部に収容しているため、仮に継手
部において漏水が発生した場合であっても、その漏水が
配水盤ケーシング16の内部に溜まり、従って、漏水によ
って直ちに家屋15の基礎65等が汚損するのを防止できる
ようにしている。
【0051】(分水盤)分水盤6は、水道水を各種の水使
用器具それぞれに分岐供給するものであり、各種の水使
用器具へそれぞれ配管する分水管13の始端部を一箇所に
集中合流した合流部として機能するヘッダーをケーシン
グの内部に集中して配設したものである。
【0052】具体的には、分水盤6は、家屋15の一階天
井裏部(二階床下部)に配設しており、図4に示すよう
に、矩形箱型状の分水盤ケーシング22の内部に円筒状の
給水ヘッダー23と給湯ヘッダー24とを前後に間隔を開け
て平行に配設しており、給水ヘッダー23には、配水盤3
に連通連結した配水管4bが直接接続されて水道水が供給
され、給湯ヘッダー24には、配水盤3に給湯機5を介し
て連通連結した配水管4aが接続されて給湯機5で加熱さ
れた水道水が供給されている。図中、25はヘッダー吊下
具である。
【0053】給水ヘッダー23及び給湯ヘッダー24の周壁
には、複数の分岐端管26を一定間隔を保持して分岐突設
し、各分岐端管26に分水管13の始端部を接続している。
尚、未使用の分岐端管26には止水蓋27を取付けている。
【0054】かかる給水ヘッダー23及び給湯ヘッダー24
は、給水供給管2を配水盤3及び配水管4を介して接続
しており、居住空間内に配設した各種の水使用器具へそ
れぞれ配管する分水管13の始端部を一箇所に集中合流し
た合流部として機能するものである。
【0055】また、分水盤6は、分水盤ケーシング22の
側壁28に複数の挿通孔29を左右に間隔を開けて穿設し、
各挿通孔29に樹脂製の鞘管30の端部を密封状に連通して
いる。分岐端管26に接続した分水管13は、挿通孔29を貫
通して、鞘管30の内部に挿通される。尚、未使用の挿通
孔29には、閉塞蓋29aを取付けている。
【0056】本実施例では、配水管4aと給湯ヘッダー24
との継手部や、配水管4bと給水ヘッダー23との継手部
や、両ヘッダー23,24の分岐端管26と分水管13との継手
部といった各継手部を水密状に形成した分水盤ケーシン
グ22の内部に収容しているため、仮に継手部において漏
水が発生した場合であっても、その漏水が分水盤ケーシ
ング22の内部に溜まり、従って、漏水によって直ちに家
屋15の内部が汚損するのを防止できるようにしている。
【0057】かかる分水盤6は、図5に示すように、家
屋15の二階床下部(一階天井裏部)に分水盤ケーシング
22を収容しており、同分水盤ケーシング22は、矩形箱型
状のケーシング本体22aの上方開口部に開閉扉22bを開閉
自在に取付けて水密状に形成しており、二階室内におい
て開閉扉22bを開いて分水盤ケーシング22の内部のヘッ
ダー23,24を容易に点検・補修できるようにしている。
【0058】(カップリング盤)カップリング盤14は、
図6〜図9に示すように、家屋15の側壁34に嵌め込まれ
ており、縦長矩形箱型状のカップリング盤ケーシング35
の内部に吐水部として機能する吐水管36と流量調節バル
ブ37とを収容し、カップリング盤ケーシング35の前面に
化粧板38を着脱自在に覆設している。そして、カップリ
ング盤14は、カップリング盤ケーシング35の内部にて分
水盤6に接続した分水管13の末端吐水口73に流量調節バ
ルブ37を連通連結し、同流量調節バルブ37に吐水管36を
連通連結し、同吐水管36の先端部を化粧板38に形成した
突出口39から突出させている。図中、40は流量調節バル
ブ37と分水管13とを接続するための接続具、41は接続具
40の近傍での漏水を受け止める漏水受具、42は枠体、43
は流量調節ツマミである。
【0059】このように、カップリング盤14は、カップ
リング盤ケーシング35に化粧板38を着脱自在に取付けて
いるため、同化粧板38を取外してカップリング盤ケーシ
ング35の内部の吐水管36と流量調節バルブ37を容易に点
検・補修できるようになっている。
【0060】しかも、分水管13と流量調節バルブ37との
継手部や、流量調節バルブ37と吐水管36との継手部とい
った各継手部をカップリング盤ケーシング35の内部に収
容しているため、仮に継手部において漏水が発生した場
合であっても、その漏水がカップリング盤ケーシング35
の内部に溜まり、従って、漏水によって直ちに家屋15の
側壁が汚損するのを防止できるようになっている。
【0061】また、カップリング盤14は、カップリング
盤ケーシング35の右側下部に円筒状の挿入口50を形成
し、同挿入口50の外周部に鞘管30の終端部を密封状に連
通するとともに、挿入口50の内部に分水管13を挿通させ
ている。
【0062】カップリング盤ケーシング35は、底部49を
前側中央部に向けて下り傾斜に形成し、最下部に排水間
隙76を形成しており、カップリング盤ケーシング35の内
部に収容した吐水管36と流量調節バルブ37との接続部分
等で漏水が発生した場合に、カップリング盤ケーシング
35の底部49の中央部の排水間隙76から漏水を排出するよ
うにしている。従って、使用者が流量調節ツマミ43を操
作する際に視認により漏水の発生を直ちに気づくように
している。尚、カップリング盤ケーシング35の内部に漏
水検知器を収容して、漏水が発生した場合に漏水検知器
より警報を鳴らすようにすることもできる。
【0063】吐水管36は、先端部に止水弁44を形成して
いる。即ち、吐水管36の先端部に弁体45を進退自在に挿
入する一方、吐水管36の内部に鍔部46を形成し、同鍔部
46と弁体45の基端部との間に弁体45を先端部に向けて付
勢する付勢スプリング47を介設しており、弁体45の基端
外周部にはパッキン48を取付けている。
【0064】かかる吐水管36の先端部には、水使用器具
の送水管77がワンタッチで容易に着脱することができ
る。即ち、吐水管36の先端吐水部180に送水管77の始端
部に取付けた接続具78を挿入することで吐水管36に送水
管77が接続され、その際には、接続具78の外周上部に変
位自在に形成した抜け止め爪181が吐水管36の先端部に
取付けた係止片1 82に係止しており、送水管77が吐水管
36から抜けないことを確認できるようにしている。一
方、抜け止め爪181を変位させて抜け止め爪181と係止片
182との係止を解除しながら送水管77の接続具78を引っ
張ることで吐水管36から送水管77を取外すことができ
る。
【0065】そして、吐水管36から送水管77を取外した
状態では、吐水管36の内部の水圧と付勢スプリング47の
付勢力とで弁体45のパッキン48が吐水管36の内周面に当
接していて、吐水管36から吐水されないようになってお
り、水使用器具の送水管77の先端部を吐水管36に接続す
ると、弁体45の先端部が接続具78の内周部に形成した段
部183に当接し、弁体45が吐水管36の内部の水圧と付勢
スプリング47の付勢力とに抗して吐水管36の内部に押し
込まれ、弁体45のパッキン48が吐水管36の内周面から離
反して弁体45の外周面と吐水管36の内周面との間に間隙
が形成され、吐水管36から吐水される。
【0066】このように、カップリング盤14の吐水管36
は、先端部に設けた止水弁44の作用によって、水使用器
具の送水管77を接続すると自動的に吐水が開始され、送
水管77を取り外すと自動的に吐水が停止するように構成
している。
【0067】したがって、従来のように台所や洗面所等
の室内の特定の場所でしか水を使用できないといった形
態とは全く異なり、電源コンセントのように室内の任意
の場所、例えば、玄関、廊下、階段、居間、寝室等の居
住空間、並びに、ベランダや屋外壁にカップリング盤14
を配設することができ、室内の任意の場所で水を使用す
ることができることになり、既存の給水概念を全く一新
して、人間の居住生活のスタイルを大きく変化させ、う
るおいのある生活を提供することができる。
【0068】しかも、カップリング盤14の吐水管36から
送水管77が不用意に離脱しても、止水弁44によって吐水
管36からの吐水が自動的に停止するので、屋内の汚損を
防止することができる。
【0069】また、本実施例では、配水盤3に設けた減
圧弁19によって給水供給管2から供給される水道水を一
定の水圧に減圧してから各吐水管36へ供給しているた
め、吐水管36に水使用器具の送水管77を接続する際に吐
水管36の弁体45を内部に押し込むための操作力が軽減さ
れ、容易に接続することができ、また、送水管77を取外
す際にも高水圧がかかっていないために、水飛沫を上げ
て勢いよく取り外れることがなく、安心して取外すこと
ができ、更には、給水供給管2から供給される水道水の
高水圧がカップリング盤14の吐水管36や同吐水管36に接
続する水使用器具に直接かかることがないので、吐水管3
6や水使用器具の破損が防止され、商品寿命が延びるとと
もに、給水装置の性能・品質が安定して給水機能の信頼
性を向上させることができる。
【0070】また、吐水管36には、前述した止水弁44に
加えて、吐水管36の先端部から汚水が逆流するのを防止
するとともに、水圧の急速な変動を緩和してウォーター
ハンマー現象を防止するためのウォーターハンマー防止
機能付き逆止弁84を設けている。
【0071】かかるウォーターハンマー防止機能付き逆
止弁84は、吐水管36の中途部に弁保持体85と弁座86とを
摺動自在に収容し、同弁保持体85と弁座86との間に形成
される空間内に弁本体87を配設しており、同弁本体87
は、弁保持体85によって進退自在に保持され、弁本体87
の進退作動によって弁本体87が弁座86に接離するように
構成している。図中、88は弁本体87を弁座86に向けて付
勢するためのスプリング、89は抜け止め、90は弁保持体
85と弁座86を抜け止め89に向けて付勢するためのスプリ
ングである。
【0072】そして、逆止弁84は、通水状態にある場合
には、水圧によって弁本体87がスプリング88の付勢力に
抗して進出し、弁本体87が弁座86から離反して、弁本体
87と弁座86との間隙を通して通水されるが、止水弁44が
作動して通水状態から止水状態になった場合には、通水
が止まり、水流に負けていたスプリング88の付勢力によ
り、弁体87が弁座86に当接して逆流が防止される。ま
た、止水弁44の近傍での水圧が高くなり、ウォーターハ
ンマー現象が生じるが、弁保持体85と弁座86とがスプリ
ング90の付勢力に抗して後退することで、ウォーターハ
ンマー現象による衝撃を緩和させることができる。
【0073】給水の配管システム1は、基本的には以上
のように構成しており、その施工に際しては、家屋15の
建築途中において屋外に配水盤3と給湯機5とをそれぞ
れ設置するとともに、一階天井裏部に分水盤6を設置
し、配水盤3と分水盤6との間を鞘管30及び配水管13で
接続する。更には、各所に設けた水使用器具の近傍の壁
面にカップリング盤14を付設し、分水盤6とカップリン
グ盤14との間に鞘管30を介設し、分水盤6の内部から分
水盤ケーシング22の側壁28に設けた挿通孔29を通って鞘
管30の内部へ分水管13を挿貫し、分水管13の始端部及び
終端部を分水盤6の分岐端管26及びカップリング盤14に
それぞれ接続する。
【0074】そして、本発明では、各分水管13の始端部
(分水盤6の各分岐部)に開閉弁79をそれぞれ設け、各
開閉弁79を開閉操作するための開閉弁操作手段101を家
屋15の所要位置に設置した操作盤100に集中的に配設し
て、同操作盤100にて各開閉弁79を集中して管理できる
ように構成し、予め設定した給水場所への給水を優先し
て行うように制御している点に特徴を有している。
【0075】かかる給水の配管システム1の優先制御の
具体的内容について以下に説明する。尚、以下の実施例
では、説明をわかりやすくするために給水ヘッダー23に
ついてのみ説明するが、給湯ヘッダー24についても全く
同様の構成にして給水と給湯とを同時に制御することに
よって、常に適温の給水を供給できるようにすることも
できる。
【0076】(第1実施例としての優先制御)図10は、
第1実施例としての給水の配管システム1の優先制御を
実施するための構成を示した図である。
【0077】本実施例における分水盤6は、給水ヘッダ
ー23を上流側の第1ヘッダー102と下流側の第2ヘッダ
ー103とに分割して構成し、第1ヘッダー102と第2ヘッ
ダー103との間に調圧弁104を介設している。同調圧弁10
4には、弁開度を調節するための電動モーター106が連動
連結されている。
【0078】第1ヘッダー102は、浴室用湯水混合栓8
に通じる分水管13の始端部を分岐端管26に接続してお
り、分水管13と分岐端管26との間に開閉弁79a(流量調
節可能な電磁弁)と流量センサー105aとを介設してい
る。また、第1ヘッダー102は、圧力センサー107を内蔵
している。
【0079】第2ヘッダー103は、台所用湯水混合栓7
や洗面化粧台用湯水混合栓11や洗濯機68に通じる分水管
13の始端部を分岐端管26にそれぞれ接続しており、分水
管13と分岐端管26との間に開閉弁79b,79c,79d(流量調
節可能な電磁弁)と流量センサー105b,105c,105dとを介
設している。
【0080】そして、開閉弁79a,79b,79c,79d、電動モ
ーター106、流量センサー105a,105b,105c,105d、圧力
センサー107は、操作盤100の内部に収容した優先操作手
段としてのコントローラー108にそれぞれ接続されてい
る。
【0081】操作盤100には、図10及び図11に示すよう
に、開閉弁79a,79b,79c,79dの弁開度を個別に調節する
ための可変抵抗器109a,109b,109c,109dと電源110とメイ
ンスイッチ111とが収容され、更には、コントローラー1
08に接続した記憶手段(メモリーカード)113と流量表
示パネル112a,112b,112c,112dとリセットスイッチ114a,
114b,114c,114dとが収容されている。そして、操作盤10
0上に配設した流量表示パネル112a,112b,112c,112dに
は、各分水管13から水使用器具に供給された積算の流量
が表示され、その流量表示は、リセットスイッチ114a,1
14b,114c,114dを押圧操作することでリセットすること
ができるようになっている。
【0082】そして、図12に示すように、コントローラ
108は、電源投入後に初期設定として、配水盤3の減圧
弁19によって給水ヘッダー23に供給される給水の水圧
(供給水圧Po)を設定するとともに(例えば、0.3MP
a)、第1ヘッダー102から水使用器具へ優先して供給す
る給水の水圧(優先水圧Ps)を設定する(S1)。その際
に、優先水圧Psは、供給水圧Poの50%以下となるよう
にしている。これは、優先水圧Psを供給水圧Poの50%
以上とすると、優先した水使用器具へは十分に給水でき
る反面、それ以外の水使用器具への給水が不十分にな
り、かえって使い勝手が悪くなるおそれがあるからであ
る。
【0083】次に、コントローラー108は、第1ヘッダ
ー102に接続した流量センサー105aで検出した流量(第
1ヘッダー流量Q1)から浴室用湯水混合栓8が使用され
ているか否かを判断して(S2)、次のように制御す
る。
【0084】すなわち、浴室用湯水混合栓8が使用され
ていない場合には、電動モーター106を駆動して調圧弁1
04の弁開度を全開状態にして(S3)、第2ヘッダー10
3から台所用湯水混合栓7や洗面化粧台用湯水混合栓11
や洗濯機68に給水を十分に供給できるようにする。
【0085】一方、浴室用湯水混合栓8が使用されてい
る場合には、圧力センサー107で第1ヘッダー102の内部
の水圧(第1ヘッダー水圧P1)を検出し、その水圧P1と
優先水圧Psとを比較する(S4)。
【0086】そして、第1ヘッダー水圧P1が優先水圧Ps
よりも高い場合には、優先的に給水の供給を行う浴室用
湯水混合栓8に十分な給水が供給されていると判断し、
一方、第1ヘッダー水圧P1が優先水圧Psよりも低い場合
には、電動モーター106を駆動して調圧弁104の弁開度を
所定量(例えば5%)だけ絞る(S5)。かかる制御
を、優先的に給水の供給を行う浴室用湯水混合栓8に十
分な給水が供給されるまで繰り返し行う。
【0087】尚、上記に繰り返しを無制限に行うと、優
先した水使用器具へは十分に給水できる反面、それ以外
の水使用器具への給水が不十分になり、かえって使い勝
手が悪くなるおそれがあるため、繰り返しの回数に制限
(例えば、5回だけ繰り返す)を設けてもよい。
【0088】このような制御を行うことで、第1ヘッダ
ー102に接続した水使用器具には、優先的に十分な量の
給水が供給され、常に所望の水量が確保されることとな
り、優先設定した水使用器具の使い勝手を向上させるこ
とができる。
【0089】(第2実施例としての優先制御)図13は、
第2実施例としての給水の配管システム1の優先制御を
実施するための構成を示した図である。
【0090】本実施例における分水盤6は、給水ヘッダ
ー23に形成した各分岐端管26に浴室用湯水混合栓8や台
所用湯水混合栓7や洗面化粧台用湯水混合栓11や洗濯機
68に通じる分水管13の始端部をそれぞれ接続しており、
各分水管13の始端部と分岐端管26との間に開閉弁(流量
調節可能な電磁弁)120a,120b,120c,120dと流量センサ
ー121a,121b,121c,121dと圧力センサー122a,122b,122c,
122dをそれぞれ介設している。
【0091】そして、開閉弁(流量調節可能な電磁弁)
120a,120b,120c,120d、流量センサー121a,121b,121c,1
21d、圧力センサー122a,122b,122c,122dは、操作盤123
の内部に収容した優先操作手段としてのコントローラー
124にそれぞれ接続されている。
【0092】操作盤123には、図13、図14に示すよう
に、開閉弁120a,120b,120c,120dの弁開度を個別に調節
するための可変抵抗器125a,125b,125c,125dと電源126と
メインスイッチ127とが収容され、更には、コントロー
ラー124に接続した記憶手段(メモリーカード)128と流
量表示パネル129a,129b,129c,129dとリセットスイッチ1
30a,130b,130c,130dとが収容されている。そして、操作
盤123上に配設した流量表示パネル129a,129b,129c,129d
には、各分水管13から水使用器具に供給された積算の流
量が表示され、その流量表示は、リセットスイッチ130
a,130b,130c,130dを押圧操作することでリセットするこ
とができるようになっている。
【0093】さらに、操作盤123には、給水を優先的に
供給する水使用器具を選択・指定する優先設定手段とし
ての優先ボタン131a,131b,131c,131dと解除ボタン131e
とが配設されており、これらのボタン131a,131b,131c,1
31d,131eは、コントローラー124に接続されている。
【0094】そして、図15に示すように、コントローラ
124は、電源投入後に初期設定として、配水盤3の減圧
弁19によって給水ヘッダー23に供給される給水の水圧
(供給水圧Po)を設定するとともに(例えば、0.3MP
a)、給水ヘッダー23から水使用器具へ優先して供給す
る給水の水圧(優先水圧Ps)を設定する(S11)。その
際に、優先水圧Psは、供給水圧Poの50%以下となるよ
うにしている。これは、優先水圧Psを供給水圧Poの50
%以上とすると、優先した水使用器具へは十分に給水で
きる反面、それ以外の水使用器具への給水が不十分にな
り、かえって使い勝手が悪くなるおそれがあるからであ
る。
【0095】次に、コントローラー124は、選択ボタン1
31a,131b,131c,131d又は解除ボタン131eが押圧されてい
るか否かを検出し、押圧されているボタンに応じたパラ
メータIを設定し(S12)、優先ボタン131a,131b,131
c,131dによって選択された水使用器具に連通する分水管
13に設けた流量センサー121a,121b,121c,121dで検出し
た流量(優先器具流量QI)から優先設定された水使用器
具が使用されているか否かを判断して(S13)、次の
ように制御する。
【0096】すなわち、優先設定された水使用器具が使
用されていない場合には、全ての開閉弁120a,120b,120
c,120dの弁開度を全開状態にして(S14)、各水使用
器具に給水を十分に供給できるようにする。
【0097】一方、優先設定された水使用器具が使用さ
れている場合には、その分水管13に設けた圧力センサー
122a,122b,122c,122dで水圧(優先器具水圧PI)を検出
し、その水圧PIと優先水圧Psとを比較する(S15)。
【0098】そして、優先器具水圧PIが優先水圧Psより
も高い場合には、優先的に給水の供給を行う水使用器具
に十分な給水が供給されていると判断し、一方、優先器
具水圧PIが優先水圧Psよりも低い場合には、他の水使用
器具に連通した分水管13に設けた開閉弁120a,120b,120
c,120dの弁開度を所定量(例えば5%)だけ絞る(S1
6)。かかる制御を、優先的に給水の供給を行う水使用
器具に十分な給水が供給されるまで繰り返し行う。尚、
上記に繰り返しを無制限に行うと、優先した水使用器具
へは十分に給水できる反面、それ以外の水使用器具への
給水が不十分になり、かえって使い勝手が悪くなるおそ
れがあるため、繰り返しの回数に制限(例えば、5回だ
け繰り返す)を設けてもよい。
【0099】このような制御を行うことで、優先設定し
た水使用器具には、優先的に十分な量の給水が供給さ
れ、常に所望の水量が確保されることとなり、優先設定
した水使用器具の使い勝手を向上させることができる。
【0100】特に、本実施例では、給水を優先的に供給
する水使用器具を選択・指定する優先ボタン131a,131b,
131c,131dと解除ボタン131eとを設けているため、任意
の水使用器具を必要に応じて適宜優先設定することがで
きる。
【0101】(第3実施例としての優先制御)図16は、
第3実施例としての給水の配管システム1の優先制御を
実施するための構成を示した図である。
【0102】本実施例における分水盤6は、給水ヘッダ
ー23に形成した各分岐端管26に浴室用湯水混合栓8や台
所用湯水混合栓7や洗面化粧台用湯水混合栓11や洗濯機
68に通じる分水管13の始端部をそれぞれ接続しており、
各分水管13の始端部と分岐端管26との間に開閉弁(流量
調節可能な電磁弁)140a,140b,140c,140dと流量センサ
ー141a,141b,141c,141dと圧力センサー142a,142b,142c,
142dをそれぞれ介設している。
【0103】そして、開閉弁(流量調節可能な電磁弁)
140 a,140b,140c,140d、流量センサー141a,141b,141c,
141d、圧力センサー142a,142b,142c,142dは、操作盤143
の内部に収容した優先操作手段としてのコントローラー
144にそれぞれ接続されている。
【0104】操作盤143には、図16、図17に示すよう
に、開閉弁140a,140b,140c,140dの弁開度を個別に調節
するための可変抵抗器145a,145b,145c,145dと電源146と
メインスイッチ147とが収容され、更には、コントロー
ラー144に接続した記憶手段(メモリーカード)148と流
量表示パネル149a,149b,149c,149dとリセットスイッチ1
50a,150b,150c,150dとが収容されている。そして、操作
盤143上に配設した流量表示パネル149a,149b,149c,149d
には、各分水管13から水使用器具に供給された積算の流
量が表示され、その流量表示は、リセットスイッチ150
a,150b,150c,150dを押圧操作することでリセットするこ
とができるようになっている。
【0105】さらに、操作盤143には、給水を優先的に
供給する水使用器具を選択・指定する優先設定手段とし
ての優先ボタン151a,151b,151c,151dと解除ボタン151e
と、給水の供給を後回しにする水使用器具を選択・指定
する後回し設定手段としての後回しボタン152a,152b,15
2c,152dと解除ボタン152eが配設されており、これらの
ボタンは、コントローラー144に接続されている。
【0106】そして、図18に示すように、コントローラ
144は、電源投入後に初期設定として、配水盤3の減圧
弁19によって給水ヘッダー23に供給される給水の水圧
(供給水圧Po)を設定するとともに(例えば、0.3MP
a)、給水ヘッダー23から水使用器具へ優先して供給す
る給水の水圧(優先水圧Ps)を設定する(S21)。その
際に、優先水圧Psは、供給水圧Poの50%以下となるよ
うにしている。これは、優先水圧Psを供給水圧Poの50
%以上とすると、優先した水使用器具へは十分に給水で
きる反面、それ以外の水使用器具への給水が不十分にな
り、かえって使い勝手が悪くなるおそれがあるからであ
る。
【0107】次に、コントローラー144は、優先ボタン1
51a,151b,151c,151d又は解除ボタン151eが押圧されてい
るか否かを検出し、押圧されているボタンに応じたパラ
メータIを設定するとともに(S22)、後回しボタン152
a,152b,152c,152d又は解除ボタン152eが押圧されている
か否かを検出し、押圧されているボタンに応じたパラメ
ータJを設定し(S23)、優先ボタン151a,151b,151c,
151dによって選択された水使用器具に連通する分水管13
に設けた流量センサー141a,141b,141c,141dで検出した
流量(優先器具流量QI)から優先設定された水使用器具
が使用されているか否かを判断して(S24)、次のよ
うに制御する。
【0108】すなわち、優先設定された水使用器具が使
用されていない場合には、全ての開閉弁140a,140b,140
c,140dの弁開度を全開状態にして(S25)、各水使用
器具に給水を十分に供給できるようにする。
【0109】一方、優先設定された水使用器具が使用さ
れている場合には、その分水管13に設けた圧力センサー
142a,142b,142c,142dで水圧(優先器具水圧PI)を検出
し、その水圧PIと優先水圧Psとを比較する(S26)。
【0110】そして、優先器具水圧PIが優先水圧Psより
も高い場合には、優先的に給水の供給を行う水使用器具
に十分な給水が供給されていると判断し、一方、優先器
具水圧PIが優先水圧Psよりも低い場合には、前述した操
作盤143に設けた後回しボタン152a,152b,152c,152dによ
って選択された水使用器具に連通する分水管13に設けた
開閉弁140a,140b,140c,140dのみを閉弁状態にし(S2
7)、その後再度、優先設定された水使用器具に連通し
た分水管13に設けた圧力センサー142a,142b,142c,142d
で水圧(優先器具水圧PI)を検出し、その水圧PIと優先
水圧Psとを比較する(S28)。
【0111】そして、優先器具水圧P Iが優先水圧Psよ
りも高い場合には、優先的に給水の供給を行う水使用器
具に十分な給水が供給されていると判断し、一方、優先
器具水圧PIが優先水圧Psよりも低い場合には、他の水使
用器具に連通した分水管13に設けた開閉弁140a,140b,14
0c,140dの弁開度を所定量(例えば5%)だけ絞る(S
29)。かかる制御を、優先的に給水の供給を行う水使
用器具に十分な給水が供給されるまで繰り返し行う。
【0112】尚、上記に繰り返しを無制限に行うと、優
先した水使用器具へは十分に給水できる反面、それ以外
の水使用器具への給水が不十分になり、かえって使い勝
手が悪くなるおそれがあるため、繰り返しの回数に制限
(例えば、5回だけ繰り返す)を設けてもよい。
【0113】このような制御を行うことで、優先設定し
た水使用器具には、優先的に十分な量の給水が供給さ
れ、常に所望の水量が確保されることとなり、優先設定
した水使用器具の使い勝手を向上させることができる。
【0114】特に、本実施例では、給水を優先的に供給
する水使用器具を選択・指定する優先ボタン151a,151b,
151c,151dと解除ボタン151eとを設けているため、任意
の水使用器具を必要に応じて適宜優先設定することがで
きる。
【0115】しかも、本実施例では、給水の供給を後回
しにする水使用器具を選択・指定する後回しボタン152
a,152b,152c,152dと解除ボタン152eとを設けているた
め、かかるボタンで選択された水使用器具への給水の供
給を一旦停止することによって、優先設定した水使用器
具への給水の供給が十分に行える場合には、他の水使用
器具への給水の供給を減少させる必要がなく、他の水使
用器具の使い勝手を向上させることができる。
【0116】(第4実施例としての優先制御)図19は、
第4実施例としての給水の配管システム1の優先制御を
実施するための構成を示した図である。
【0117】本実施例における分水盤6は、給水ヘッダ
ー23に形成した各分岐端管26に浴室用湯水混合栓8や台
所用湯水混合栓7や洗面化粧台用湯水混合栓11や洗濯機
68に通じる分水管13の始端部をそれぞれ接続しており、
各分水管13の始端部と分岐端管26との間に開閉弁(流量
調節可能な電磁弁)160a,160b,160c,160dと流量センサ
ー161a,161b,161c,161dとをそれぞれ介設している。
【0118】そして、開閉弁(流量調節可能な電磁弁)
160a,160b,160c,160d、流量センサー161a,161b,161c,1
61dは、操作盤163の内部に収容した優先操作手段として
のコントローラー164にそれぞれ接続されている。
【0119】操作盤163には、図19、図20に示すよう
に、開閉弁160a,160b,160c,160dの弁開度を個別に調節
するための可変抵抗器165a,165b,165c,165dと電源166と
メインスイッチ167とが収容され、更には、コントロー
ラー164に接続した記憶手段(メモリーカード)168と流
量表示パネル169a,169b,169c,169dとリセットスイッチ1
7 0a,170b,170c,170dとが収容されている。そして、操
作盤163上に配設した流量表示パネル169a,169b,169c,16
9dには、各分水管13から水使用器具に供給された積算の
流量が表示され、その流量表示は、リセットスイッチ17
0a,170b,170c,170dを押圧操作することでリセットする
ことができるようになっている。
【0120】さらに、操作盤163には、給水を優先的に
供給する水使用器具を選択・指定する優先設定手段とし
ての優先ボタン171a,171b,171c,171dと解除ボタン171e
が配設されており、これらのボタンは、コントローラー
164に接続されている。
【0121】そして、図21に示すように、コントローラ
164は、電源投入後に初期設定として、配水盤3から給
水ヘッダー23に供給できる給水の流量(供給水量Qo)を
設定する(例えば、200リットル)(S31)。
【0122】次に、コントローラー164は、優先ボタン1
71a,171b,171c,171d又は解除ボタン171eが押圧されてい
るか否かを検出し、押圧されているボタンに応じたパラ
メータIを設定し(S32)、その後、優先ボタン171a,
171b,171c,171dによって選択された水使用器具に連通す
る分水管13に設けた流量センサー161a,161b,161c,161d
で検出した流量(優先器具流量QI)から優先設定された
水使用器具が使用されているか否かを判断して(S3
3)、次のように制御する。
【0123】すなわち、優先設定された水使用器具が使
用されていない場合には、全ての開閉弁160a,160b,160
c,160dの弁開度を全開状態にして(S34)、各水使用
器具に給水を十分に供給できるようにする。
【0124】一方、優先設定された水使用器具が使用さ
れている場合には、全ての分水管13に設けた流量センサ
ー161a,161b,161c,161dの総和から現在使用している給
水の総流量(総流量Q)を検出し、その総流量Qと供給
水量Qoとの差を算出する(S35)。
【0125】そして、総流量Qと供給水量Qoとを比較し
(S36)、その差が所定量(例えば、供給水量Qoに係
数a(例えば0.1)を掛けた量)よりも少ない場合には、
優先的に給水の供給を行う水使用器具に十分な給水が供
給されていると判断し、一方、総流量Qと供給水量Qoと
の差が所定量よりも多い場合には、他の水使用器具に連
通した分水管13に設けた開閉弁160a,160b,160c,160dの
弁開度を所定量(例えば5%)だけ絞る(S37)。か
かる制御を、優先的に給水の供給を行う水使用器具に十
分な給水が供給されるまで繰り返し行う。
【0126】尚、上記に繰り返しを無制限に行うと、優
先した水使用器具へは十分に給水できる反面、それ以外
の水使用器具への給水が不十分になり、かえって使い勝
手が悪くなるおそれがあるため、繰り返しの回数に制限
(例えば、5回だけ繰り返す)を設けてもよい。
【0127】このような制御を行うことで、優先設定し
た水使用器具には、優先的に十分な量の給水が供給さ
れ、常に所望の水量が確保されることとなり、優先設定
した水使用器具の使い勝手を向上させることができる。
【0128】特に、本実施例では、給水を優先的に供給
する水使用器具を選択・指定する優先ボタン171a,171b,
171c,171dと解除ボタン171eとを設けているため、任意
の水使用器具を必要に応じて適宜優先設定することがで
きる。
【0129】以上に説明したように、本発明では、ヘッ
ダー23,24から分岐配管した複数の分水管13のうち優先
的に給水の供給を行う分水管13を予め設定しておき、か
かる分水管13への給水の供給が十分に行われているか否
かを流量センサーまたは圧力センサーにて判断し、優先
設定した分水管13への給水の供給が十分な場合には、他
の分水管13への給水の供給を通常通り行い、一方、優先
設定した分水管13への給水の供給が不十分な場合には、
他の分水管13への給水の供給を制限して、優先設定した
分水管13に十分な給水の供給が行えるように制御してい
る。
【0130】このように、一戸内に供給される給水能力
の範囲内で各水使用器具に有効に給水し、直接に人体等
に影響を及ぼす給水は優先的に給水してその他の給水は
制限し、また、直ちに給水する必要のない水使用器具へ
の給水を後回しするという上記の制御を行うことによっ
て、水使用器具の快適な使用環境を形成することができ
る。
【0131】(第5実施例としての優先制御)上記実施
例では、ヘッダー23,24から分岐配管したいずれかの分
水管13へ優先的に送水するように構成しているが、これ
に限られることなく、ヘッダー23,24に接続した給水供
給管2や配水管4から分岐配管した分岐管125へ優先的
に送水するように構成してもよい。
【0132】すなわち、図22に示すように、ヘッダー2
3,24と給水供給管2との間に設けた配水管4の中途部に
分岐部126を形成し、同分岐部126に水使用器具としての
浴室用湯水混合栓8やトイレ12へ配管した分岐管125を
接続する一方、分岐部126とヘッダー23,24との間に設け
た配水管4の中途部に開閉弁127と圧力センサ128とを設
けた構成としてもよい。
【0133】尚、ここでも、水使用器具としての給湯機
5や台所用湯水混合栓7や洗濯機68や洗面化粧台用湯水
混合栓11やトイレ10へそれぞれ配管した可撓性を有する
分水管13の始端部を一箇所に集中合流して合流部となる
ヘッダー23,24を形成し、同ヘッダー23,24に給水供給管
2を配水管4を介して接続している。
【0134】そして、図23に示すように、開閉弁127及
び圧力センサ128には、コントローラ129を接続してお
り、かかるコントローラ129によって開閉弁127を閉塞制
御することによって配水管4よりも分岐管126(浴室用
湯水混合栓8やトイレ12)に優先的に送水するようにし
ている。図中、130はストレーナ、131はケーシングであ
る。
【0135】その際に、コントローラ129は、開閉弁127
を完全に閉塞するだけではなく、圧力センサ128によっ
て配水管4a,4bの内部水圧を検出し、予め設定した所定
の内部水圧の圧力水だけを配水管4a,4bに送水するよう
に開閉弁127の弁開度を絞ることもできる。
【0136】上記構成によっても、一戸内に供給される
限られた給水能力の範囲内で各水使用器具に有効に給水
でき、直接に人体等に影響を及ぼす給水は優先的に給水
してその他の給水は制限できる効果があり、これによ
り、水使用器具の使い勝手が向上するとともに安全性が
向上し、かかる優先的な給水によって水使用器具の快適
な使用環境を形成することができる。
【0137】尚、分岐部126は、給水供給管2とヘッダ
ー23,24との間に設ければよく、上記したように配水盤
3とヘッダー23,24との間の配水管4の中途部を分岐さ
せた場合に限られず、配水盤3の内部のフィルター18と
減圧弁19との間で分岐させてもよい。特に、減圧弁19の
上流側で分岐させた場合には、配水管4よりも高い水圧
で分岐管125に給水・給湯することができるので、例え
ば2階に設置した浴室用給水混合栓等の水使用器具へ給
水・給湯する場合に有効となる。
【0138】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0139】請求項1に係る本発明では、ヘッダーから
分岐配管した各分水管の始端部に流量センサにもとづき
流量調整可能な開閉弁を設けるとともに、所定位置に配
設した操作盤に設けた優先操作手段にて開閉弁の流量を
調整して、所定の分水管に優先的に所定の水量を送水可
能に構成しているため、一戸内に供給される限られた給
水能力の範囲内で各水使用器具に有効に給水でき、直接
に人体等に影響を及ぼす給水は優先的に給水してその他
の給水は制限できる効果があり、これにより、水使用器
具の使い勝手が向上するとともに安全性が向上し、かか
る優先的な給水によって水使用器具の快適な使用環境を
形成することができる効果を有する。
【0140】請求項2に係る本発明では、所定の分水管
に優先的に所定の水量を送水する一方、その他の分水管
のうち少なくともいずれか一つの分水管への送水量を減
少させているため、優先的に給水を行う所定の分水管へ
の送水量を確保することができ、これにより、使い勝手
や安全性を確保するためにどうしても優先して給水の供
給を行うべき水使用器具、例えば、シャワーや観賞魚用
水槽といった身体や生命に直接影響を及ぼすおそれのあ
る水使用器具への給水を優先して行い、ある程度給水量
を絞っても差し支えないもの、例えば、トイレや洗面所
用水栓といった水使用器具への給水を制限することがで
き、水使用器具の用途や性質に応じた優先的な給水の制
御が行え、水使用器具の快適な使用環境を形成すること
ができる効果を有する。
【0141】請求項3に係る本発明では、所定の分水管
に優先的に所定の水量を送水する一方、その他の分水管
のうち少なくともいずれか一つの分水管への送水を一時
的に停止しているため、優先的に給水を行う所定の分水
管への送水量を確保することができ、これにより、使い
勝手や安全性を確保するためにどうしても優先して給水
の供給を行うべき水使用器具、例えば、シャワーや防災
用スプリンクラーや観賞魚用水槽といった身体や生命に
直接影響を及ぼすおそれのある水使用器具への給水を優
先して行い、直ちに給水の供給を行わなくても後から給
水の供給がなされれば十分なもの、例えば、食洗機や洗
濯機や散水用スプリンクラーといった水使用器具への給
水を後回しにすることができ、水使用器具の用途や性質
に応じた優先的な給水の制御が行え、水使用器具の快適
な使用環境を形成することができる効果を有する。
【0142】請求項4に係る本発明では、ヘッダーから
分岐配管した各分水管の始端部近傍に圧力センサにもと
づき流圧調整可能な開閉弁を設けるとともに、所定位置
に配設した操作盤に設けた優先操作手段にて開閉弁を調
整して、所定の分水管に優先的に所定の圧力水を送水可
能に構成しているため、これによっても、一戸内に供給
される限られた給水能力の範囲内で各水使用器具に有効
に給水でき、直接に人体等に影響を及ぼす給水は優先的
に給水してその他の給水は制限できる効果があり、従っ
て、水使用器具の使い勝手が向上するとともに安全性が
向上し、かかる優先的な給水によって水使用器具の快適
な使用環境を形成することができる効果を有する。
【0143】しかも、圧力センサーにもとづいて流量調
整を行っているため、給湯機に接続した給湯ヘッダーに
おいて優先的な給水の供給を行う場合には、給湯機の給
湯能力が十分でない場合であっても、給湯機のオーバー
カット機能によってヘッダーに供給される湯の水圧が低
下し、その水圧を圧力センサーで検出できるので、給湯
機の給湯能力を考慮しなくても十分な湯量を確保するこ
とができ、従って、給湯機との連動を図る必要がない。
【0144】請求項5に係る本発明では、所定の分水管
に優先的に所定の圧力水を送水する一方、その他の分水
管のうち少なくともいずれか一つの分水管への送水量を
減少させているため、優先的に給水を行う所定の分水管
への送水圧力を確保することができ、これによっても、
使い勝手や安全性を確保するためにどうしても優先して
給水の供給を行うべき水使用器具への給水を優先して行
い、ある程度給水量を絞っても差し支えない水使用器具
への給水を制限することができ、水使用器具の用途や性
質に応じた優先的な給水の制御が行え、水使用器具の快
適な使用環境を形成することができる効果を有する。
【0145】請求項6に係る本発明では、所定の分水管
に優先的に所定の圧力水を送水する一方、その他の分水
管のうち少なくともいずれか一つの分水管への送水を一
時的に停止しているため、優先的に給水を行う所定の分
水管への送水圧力を確保することができ、これによって
も、使い勝手や安全性を確保するためにどうしても優先
して給水の供給を行うべき水使用器具への給水を優先し
て行い、直ちに給水の供給を行わなくても後から給水の
供給がなされれば十分な水使用器具への給水を後回しに
することができ、水使用器具の用途や性質に応じた優先
的な給水の制御が行え、水使用器具の快適な使用環境を
形成することができる効果を有する。
【0146】請求項7に係る本発明では、ヘッダーから
分岐配管した複数の分水管のうち優先的に給水の供給を
行う分水管を選択するための優先設定手段を具備してい
るため、任意の水使用器具を必要に応じて適宜優先設定
することができる効果を有する。
【0147】請求項8に係る本発明では、ヘッダーから
分岐配管した複数の分水管のうち所定の分水管への給水
の供給が終了した後に給水の供給を開始する分水管を選
択するための後回し設定手段を具備しているため、かか
る手段で選択された水使用器具への給水の供給を一旦停
止することによって、優先設定した水使用器具への給水
の供給が十分に行える場合には、他の水使用器具への給
水の供給を減少させる必要がなく、他の水使用器具の使
い勝手を向上させることができる効果を有する。
【0148】請求項9に係る本発明では、ヘッダーと給
水供給管との間に分岐部を形成し、同分岐部に水使用器
具へ配管した分岐管を接続する一方、分岐部とヘッダー
との間に開閉弁を介設し、同開閉弁を閉塞することによ
って或いは開閉弁の弁開度を絞ることによって分岐管に
優先的に送水することにしているため、これによって
も、一戸内に供給される限られた給水能力の範囲内で各
水使用器具に有効に給水でき、直接に人体等に影響を及
ぼす給水は優先的に給水してその他の給水は制限できる
効果があり、これにより、水使用器具の使い勝手が向上
するとともに安全性が向上し、かかる優先的な給水によ
って水使用器具の快適な使用環境を形成することができ
る効果を有する。
【0149】請求項10に係る本発明では、所定の分水
管に優先的に所定水量又は所定水圧の送水を行う一方、
その他の分水管のうち少なくともいずれか一つの分水管
への送水量を減少させるといった制御を行うため、所定
の分水管への送水量又は送水圧力を確保することがで
き、家屋で使用する水使用器具のうち優先して給水の供
給を行うべき水使用器具への給水を優先して行い、ある
程度給水量を絞っても差し支えない水使用器具への給水
を制限するといった水使用器具の用途や性質に応じた優
先的な給水の制御が行え、水使用器具の快適な使用環境
を形成することができる効果を有する。
【0150】請求項11に係る本発明では、所定の分水
管に優先的に所定水量又は所定水圧の送水を行う一方、
その他の分水管のうち少なくともいずれか一つの分水管
への送水を一時的に停止させるといった制御を行うた
め、所定の分水管への送水量又は送水圧力を確保するこ
とができ、優先して給水の供給を行うべき水使用器具へ
の給水を優先して行い、直ちに給水の供給を行わなくて
も後から給水の供給がなされれば十分な水使用器具への
給水を後回しにするといった水使用器具の用途や性質に
応じた優先的な給水の制御が行え、水使用器具の快適な
使用環境を形成することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給水の配管システムを示す説明
図。
【図2】本発明に係る給水の配管システムを模式的に示
す説明図。
【図3】配水盤を示す斜視図。
【図4】分水盤の内部構造を示す斜視図。
【図5】分水盤を示す斜視図。
【図6】カップリング盤を示す斜視図。
【図7】同分解斜視図。
【図8】同断面図。
【図9】吐水管を示す断面図。
【図10】分水盤と操作盤を示す説明図。
【図11】操作盤を示す正面図。
【図12】優先制御を説明するフローチャート
【図13】第2実施例としての分水盤と操作盤を示す説
明図。
【図14】第2実施例としての操作盤を示す正面図。
【図15】第2実施例としての優先制御を説明するフロ
ーチャート
【図16】第3実施例としての分水盤と操作盤を示す説
明図。
【図17】第3実施例としての操作盤を示す正面図。
【図18】第3実施例としての優先制御を説明するフロ
ーチャート
【図19】第4実施例としての分水盤と操作盤を示す説
明図。
【図20】第4実施例としての操作盤を示す正面図。
【図21】第4実施例としての優先制御を説明するフロ
ーチャート
【図22】第5実施例としての給水の配管システムを模
式的に示す説明図。
【図23】配水管の分岐部を示す平面図。
【符号の説明】
1 配管システム 2 給水供給管 3 配水盤 4 配水管 5 給湯機 6 分水盤 1 3 分水管 14 カップリング盤 16 配水盤ケーシング 17 開閉バルブ 18 フィルター 19 減圧弁 22 分水盤ケーシング 23 給水ヘッダー 24 給湯ヘッダー 29 挿通孔 30 鞘管 35 カップリング盤ケーシング 36 吐水管 37 流量調節バルブ 44 止水弁 77 送水管 79 開閉弁 100 操作盤 108 コントローラー
フロントページの続き Fターム(参考) 2D060 AA01 AB03 AC03 BC11 CA04 CA07 3J071 AA12 BB11 CC11 DD01 EE02 EE07 EE24 EE25 FF12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水使用器具へそれぞれ配管した可撓性を
    有する分水管の始端部を一箇所に集中合流して合流部と
    なるヘッダーを形成し、同ヘッダーに給水供給管を接続
    するとともに、ヘッダーから分岐配管した分水管の末端
    吐水口は、水使用器具に接続できるべく構成し、しか
    も、ヘッダーから分岐配管した各分水管の始端部に流量
    センサにもとづき流量調整可能な開閉弁を設けるととも
    に、所定位置に配設した操作盤に設けた優先操作手段に
    て開閉弁の流量を調整して、所定の分水管に優先的に所
    定の水量を送水可能に構成したことを特徴とする給水の
    集中配管システムにおける優先給水機構。
  2. 【請求項2】 優先操作手段は、所定の分水管に優先的
    に所定の水量を送水する一方、その他の分水管のうち少
    なくともいずれか一つの分水管への送水量を減少させる
    ことによって、所定の分水管への送水量を確保すべく構
    成したことを特徴とする請求項1記載の給水の集中配管
    システムにおける優先給水機構。
  3. 【請求項3】 優先操作手段は、所定の分水管に優先的
    に所定の水量を送水する一方、その他の分水管のうち少
    なくともいずれか一つの分水管への送水を一時的に停止
    することによって、所定の分水管への送水量を確保すべ
    く構成したことを特徴とする請求項1記載の給水の集中
    配管システムにおける優先給水機構。
  4. 【請求項4】 水使用器具へそれぞれ配管した可撓性を
    有する分水管の始端部を一箇所に集中合流して合流部と
    なるヘッダーを形成し、同ヘッダーに給水供給管を接続
    するとともに、ヘッダーから分岐配管した分水管の末端
    吐水口は、水使用器具に接続できるべく構成し、しか
    も、ヘッダーから分岐配管した各分水管の始端部近傍に
    圧力センサにもとづき流圧調整可能な開閉弁を設けると
    ともに、所定位置に配設した操作盤に設けた優先操作手
    段にて開閉弁を調整して、所定の分水管に優先的に所定
    の圧力水を送水可能に構成したことを特徴とする給水の
    集中配管システムにおける優先給水機構。
  5. 【請求項5】 優先操作手段は、所定の分水管に優先的
    に所定の圧力水を送水する一方、その他の分水管のうち
    少なくともいずれか一つの分水管への送水量を減少させ
    ることによって、所定の分水管への送水圧力を確保すべ
    く構成したことを特徴とする請求項4記載の給水の集中
    配管システムにおける優先給水機構。
  6. 【請求項6】 優先操作手段は、所定の分水管に優先的
    に所定の圧力水を送水する一方、その他の分水管のうち
    少なくともいずれか一つの分水管への送水を一時的に停
    止することによって、所定の分水管への送水圧力を確保
    すべく構成したことを特徴とする請求項4記載の給水の
    集中配管システムにおける優先給水機構。
  7. 【請求項7】 ヘッダーから分岐配管した複数の分水管
    のうち優先的に給水の供給を行う分水管を選択するため
    の優先設定手段を具備したことを特徴とする請求項1〜
    請求項6のいずれかに記載の給水の集中配管システムに
    おける優先給水機構。
  8. 【請求項8】 ヘッダーから分岐配管した複数の分水管
    のうち所定の分水管への給水の供給が終了した後に給水
    の供給を開始する分水管を選択するための後回し設定手
    段を具備したことを特徴とする請求項1〜請求項7記載
    の給水の集中配管システムにおける優先給水機構。
  9. 【請求項9】 水使用器具へそれぞれ配管した可撓性を
    有する分水管の始端部を一箇所に集中合流して合流部と
    なるヘッダーを形成し、同ヘッダーに給水供給管を接続
    するとともに、ヘッダーから分岐配管した分水管の末端
    吐水口は、水使用器具に接続できるべく構成し、しか
    も、ヘッダーと給水供給管との間に分岐部を形成し、同
    分岐部に水使用器具へ配管した分岐管を接続する一方、
    分岐部とヘッダーとの間に開閉弁を介設し、同開閉弁を
    閉塞することによって或いは開閉弁の弁開度を絞ること
    によって分岐管に優先的に送水できるべく構成したこと
    を特徴とする給水の集中配管システムにおける優先給水
    機構。
  10. 【請求項10】 給水供給管を複数の分水管に分岐し、
    各分水管に開閉弁を設けるとともに、開閉弁に各開閉弁
    の開閉を制御するためのコントローラーを接続してなる
    給水の集中配管システムにおいて、 コントローラーは、所定の分水管に優先的に所定水量又
    は所定水圧の送水を行う一方、その他の分水管のうち少
    なくともいずれか一つの分水管への送水量を減少させ
    て、所定の分水管への送水量又は送水圧力を確保すべく
    制御することを特徴とする給水の集中配管システムにお
    ける優先給水制御方法。
  11. 【請求項11】 給水供給管を複数の分水管に分岐し、
    各分水管に開閉弁を設けるとともに、開閉弁に各開閉弁
    の開閉を制御するためのコントローラーを接続してなる
    給水の集中配管システムにおいて、 コントローラーは、所定の分水管に優先的に所定水量又
    は所定水圧の送水を行う一方、その他の分水管のうち少
    なくともいずれか一つの分水管への送水を一時的に停止
    させて、所定の分水管への送水量又は送水圧力を確保す
    べく制御することを特徴とする給水の集中配管システム
    における優先給水制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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