JP2002205384A - 記録装置および記録方法 - Google Patents

記録装置および記録方法

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JP2002205384A
JP2002205384A JP2001001859A JP2001001859A JP2002205384A JP 2002205384 A JP2002205384 A JP 2002205384A JP 2001001859 A JP2001001859 A JP 2001001859A JP 2001001859 A JP2001001859 A JP 2001001859A JP 2002205384 A JP2002205384 A JP 2002205384A
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Katsuko Aoki
克子 青木
Hiroshi Mukai
啓 向井
Kenichi Kato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】チケット等の有価紙のコピーによる偽造防止方
法としては、紙等に偽造防止措置を施す方法が一般的で
あり、記録方法による効果的かつ簡便な偽造防止方法は
提案されていなかった。 【解決手段】可視光吸収性インクと赤外光吸収性インク
を組み合わせて記録ができる機構が具備されている記録
装置を用いて記録を行うことで、記録方法による偽造防
止を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色素の可視光線及
び赤外線の反射性及び吸収性を利用した印刷物を記録す
る装置に係り、特に赤外線により読み取り可能な秘密情
報記録を行える簡便な記録装置および記録方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、証書、証券、金券、切符、入場チ
ケットなどの流通する有価な諸紙における真贋の判定を
可能にするまたは偽造を防止するための方法としては、
使用する用紙の紙質や印刷方法に特殊な工夫を施すこと
が行われてきた。
【0003】例えば、1)予め透かしや抄き込みなどを入
れて用紙に特殊性を与える、2)予め用紙に地紋印刷を行
うまたは記録と同時に地紋印刷を行う、3)記録に微細な
図柄を盛り込む、4)インクに蛍光インクなどを用いて記
録に特殊性を与えるなどが実施されている。
【0004】また、流通業界などにおける物流管理シス
テムの過程、例えば物品の生産現場からの出荷、倉庫へ
の保管、在庫の管理、顧客への出荷といったそれぞれの
過程では、当該物品個々にそれぞれの過程の応じて異な
る情報を、物品照合のために物品に付与して管理を行う
必要があり、それぞれの過程で必要な情報を書き込んだ
ラベルを物品に貼付することを行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、カラー画像を複
写あるいは複製できるカラー複写機、カラープリンタな
どの画像記録装置が非常に高性能化されたことから、こ
れら画像記録装置を用いた偽造により経済上の被害が生
じるような印刷物を複写あるいは複製し、不正行為をな
す者があらわれるようになった。
【0006】特に、偽造による経済上の被害が高額にな
る例えば証書、証券、金券などに比べ、切符、入場チケ
ットなどの窓口で個々の仕様に応じて印刷され発行され
るチケットは、偽造にともなうコストに対し偽造による
収益または利得が少ないため従来は偽造が行われること
は少なかったが、前記画像記録装置の高性能化、使用の
一般化とそれにともなう装置の低価格化、操作方法の簡
便化などにより、偽造がなされるようになってきた。
【0007】従来の偽造防止または真贋確認の手段にお
いて、1)2)用紙の特殊化または地紋印刷の実施は特殊な
用紙を必要とすることから、コストの上昇を招くととも
に多種多様化への適応が困難である、3)記録に微細な模
様を盛り込む手段は、画像記録装置の高性能化による技
術の陳腐化がみられ、画像記録装置の一般化にともなう
低コストでの偽造が容易であることとあいまって、偽造
防止または真贋確認の手段としては適当ではない。特
に、低コストで、汎用性があり、簡便な操作性を必要と
するチケット販売窓口で発券されるチケットなどについ
て、かかる課題に対応した偽造防止または真贋確認の手
段は提案されていない。
【0008】更に、流通過程などにおいて物品照合のた
めに物品に貼付されるラベルなどでは、ラベルが貼付さ
れる物品の形状および貼付場所により記載スペースが制
限されるため、ラベルに記載される情報量は制限され、
記載文字の大きさも簡単に目視での判読ができるような
大きさにはならないことから、目視による判読に時間が
かかるなどの不都合が生じる。
【0009】また、物流管理の過程では過程の変化に対
応して何度もラベルを作製し貼り替える必要があるため
ラベル作製・貼付の回数の手間に応じたコスト上昇など
も発生する。しかし、前記のような理由で制限されるラ
ベルの大きさに対応しつつ、記載される文字情報などの
量や文字の大きさが簡単に目視での判読が可能なレベル
であり、かつラベルの作製・貼付の回数が少なくするこ
とによるコスト低減がなされる手段も提案されてはいな
い。
【0010】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたものであり、特殊な用紙を用いることなく廉価で
汎用性が簡便に偽造防止または真贋確認が得られる記録
装置若しくは記録方法を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明の記録装置は、可視領域で光線透過性
を有し赤外領域の光線吸収性を有する第1のインクと、
前記可視領域の光線吸収性を有し前記赤外領域で光線透
過性を有する第2のインク若しくは前記可視領域の光線
吸収性と前記赤外領域での光線吸収性をあわせて有する
第3のインクのどちらか一方のインクとを用いて印刷す
ることができる印刷機構を具備していることを特徴とす
る。
【0012】前記印刷機構は、前記第1のインクと前記
第2のインクと、若しくは前記第1のインクと前記第3
のインクとを用いて印刷することができることが望まし
い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の記録装置および記
録方法について、実施例を用いて具体的に説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
【0014】[記録装置の概略構成]本発明の適用例と
しての記録装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の適用例としてのインクジェット記録装
置の記録機構部分の概観斜視図である。インクジェット
ヘッド100は、キャリッジ101に搭載され、プラテ
ン102に巻かれた被記録材103に対し、インク滴を
吐出する。キャリッジ101は、プラテン102に平行
に移動可能に配置されている。インクジェットヘッド1
00には、インク供給チューブ104を介してインクを
収容しているインクタンク105よりインクが供給され
る。インクジェットヘッド100は、それ自体がインク
タンクを有し、インクタンクとともに交換可能であるよ
うにキャリッジ101に搭載されてもよい。インクタン
ク105には、可視領域の光線吸収性を有し赤外領域で
光線透過性を有する第2のインク(以下インクA)と可
視領域で光線透過性を有し赤外領域の光線吸収性を有す
る第1のインク(以下インクB)または可視領域の光線
吸収性と赤外領域での光線吸収性をあわせて有する第3
のインク(以下インクC)が、それぞれ1つもしくは複
数個が別々に収納され、それぞれ別のインク供給チュー
ブ104を介してインクジェットヘッド100にインク
を供給している。
【0015】インクAとインクBまたはインクCの記録
方法の例を、図2に示すインクジェットヘッドの前面部
を示す説明図を用いて説明する。インクジェットヘッド
100の前面部には、インクAが吐出されるノズル孔2
01が形成されたノズル列A202と、インクBまたは
インクCが吐出されるノズル孔201が形成されたノズ
ル列B203が配される。インク供給チューブ104を
介してインクジェットヘッド100内にそれぞれのイン
クが供給されノズル孔201に達し、インクジェットヘ
ッド100内で行われる物理的圧力などによるインク吐
出動作によりノズル孔201からインクがインク液滴と
して吐出され、吐出されたインク液滴が被記録材103
に付着して記録がなされる。
【0016】本適用例では、インクAとインクBまたは
インクCは、同じインクジェットヘッド100から吐出
されるため、インクジェットヘッド100のメンテナン
スに関わる機構が簡略化でき、記録装置はコンパクトと
なる。ここでは、インクA、インクBまたはインクCそ
れぞれ1種類づつからなるインクジェットヘッドを用い
て説明したが、インクA、インクBまたはインクCいず
れも複数種類あれば、インク種類に応じてインク別のノ
ズル列が形成される。
【0017】例として、インクジェット記録方式を用い
たプリンタを挙げたが、インクA、インクBまたはイン
クCの特徴を持つインクをそれぞれ一つまたは複数組み
合わせて記録ができる印字機構を具備すれば、例えば、
熱転写用のリボンカセットやインクリボンに採用すれば
感熱転写プリンタ、インパクトプリンタなどももちろん
記録装置として用いることができる。
【0018】[インク組成]ここで、インクA、インク
B、インクCについて説明する。インクAは可視領域の
光線吸収性を有し赤外領域で光線透過性を有するため、
このインクを用いた記録は、目視での判読が可能である
が、赤外線読取機による読み取りは不可能である。例と
して、図3に可視領域の光線吸収性を有し赤外領域で光
線透過性を有する色素を用いたインクジェットインクA
1の吸光度特性を示す。図3の吸光度曲線の様子から、
可視光線の波長領域(400nm〜700nm)の吸光
度は高いが、赤外の波長領域(700nm〜1100n
m)では殆ど吸光がないことがわかる。
【0019】インクBは可視領域で光線透過性を有し赤
外領域の光線吸収性を有するため、このインクを用いた
記録は、目視での判読が不能または困難であるが、赤外
線読取機による読み取りは可能である。例として、図4
に可視領域で光線透過性を有し赤外領域の光線吸収性を
有する色素を用いたインクジェットインクB1の吸光度
を示す。図4の吸光度曲線の様子から、可視領域では殆
ど吸光はないが、赤外の波長領域では吸光度が高いこと
がわかる。
【0020】インクCは可視領域の光線吸収性と赤外領
域での光線吸収性をあわせて有するため、このインクを
用いた記録は、目視判読が可能でありかつ赤外線読取機
による記録の読み取りが可能である。例として、図5に
可視領域と赤外領域での光線吸収性をあわせて有する色
素を用いたインクジェットインクC1の吸光度を示す。
図5の吸光度曲線の様子から、可視領域、赤外領域とも
に一定の水準で光線吸収性を有していることがわかる。
【0021】インクAは赤外の波長領域に、インクBは
可視領域において、それぞれ若干の光の吸収がある場合
がある。インクAについて言及すると、インクAの赤外
の波長領域における吸光度は、赤外線読取機によるイン
クBを用いた記録の読み取りの際に、インクBの記録の
読み取りを妨げず、かつインクAの記録部分を記録とし
て読み取らない水準であればよい。同様にインクBにつ
いて言及すると、インクBの可視領域における吸光度
は、インクBを用いて記録したときに、目視による判読
が殆ど不可能となる水準であればよい。インクCは可視
領域および赤外の波長領域で光の吸収があり、それぞれ
の領域における吸光度は、インクCを用いて記録したと
きに、目視判読が可能でかつ赤外線読取機を用いた記録
の読み取りが可能となる水準でなければならない。ま
た、インクAとインクCの組み合わせの記録において
は、目視では両インクの記録の色彩がほぼ同じように見
えるようにインクの色彩を調整し、目視での両インクの
記録の区別を不可能にしておく。
【0022】[記録方法]以下に、本発明を適用した記
録装置を用いて記録を行う記録方法について説明する。
例として、図6にインクAとインクBを用いて行った記
録のパターンの例を、表1にインクと記録のパターンの
対応を示す。
【0023】
【表1】
【0024】記録パターンは2つの記録部分に分けるこ
とができ、それぞれインクAもしくはインクBを用いて
記録が行われる。表1に示すように、インクAで記録し
た記録部分アは目視で判読可能であるが、赤外線読取機
では記録として読み取れない。インクBで記録した記録
部分イは、赤外線読取機では記録として認識されるため
記録を読み取ることができるが、目視での記録の判読は
不可能である。
【0025】インクBを使用した記録部分イは、複写
機、カラープリンタなどの通常の画像記録装置を用いた
複写あるいは複製ができないため、インクBを使用した
記録部分イに秘密情報を記録する。
【0026】記録部分ア、記録部分イは重ねて記録する
ことができるため、限られた記載スペースを2倍にした
使用が可能となり、記載記録量の増加がなされる。
【0027】図7にインクAとインクCを用いて行った
記録のパターンの例を、表2にインクと記録のパターン
の対応を示す。インクAとインクCは目視では両インク
の記録の色彩が全く同じに見えるようにインクの色彩を
調整してあり、両インクの記録の区別は不可能である。
【0028】
【表2】
【0029】記録パターンは記録部分ウと記録部分エに
分けることができ、それぞれインクAもしくはインクC
で記録が行われる。表2に示すように、インクAで記録
した記録部分ウは目視で判読可能であるが、赤外線読取
機では記録として読み取れず、インクCで記録した記録
部分エは、目視で判読が可能でかつ赤外線読取機による
読み取りも可能である。このため、目視では記録部分は
ベタ印字であり、情報が記録されていることは読み取れ
ないが、赤外線読取機ではインクCで記録した記録部分
エを認識し記録を読み取ることができる。
【0030】[実施例]以下、本発明を実施例により詳
細に説明する。表3に本発明の各実施例に示すインクの
組成分比を示す。(成分量の添加単位は重量%である)
【0031】
【表3】
【0032】[実施例1]2種類のインクを別々のノズル
列から吐出して記録を行うことのできる機構を具備した
インクジェットプリンタTM−J2100(セイコーエ
プソン製)に、実施例のインクa、インクbを充填し
て、前述の図6の記録パターンを記録する記録方法によ
り、インクaで記録部分アを、インクbで記録部分イを
市販のインクジェットプリンタ用ラベル紙に記録した。
インクaはインクAの特徴を持つインクであり、可視領
域の光線吸収性を有し赤外領域で光線透過性を有する。
インクbはインクBの特徴を持つインクであり、可視領
域で光線透過性を有し赤外領域の光線吸収性を有する。
【0033】記録部分アは目視で判読可能であったが、
記録部分イは目視では記録の読み取りができなかった。
次に、赤外線読取機を用いて記録部分イの記録の読み取
りを行った。ここで用いた赤外線読取機は、波長790
nm付近の近赤外線を出す赤外線発光ダイオードにより
赤外線を発生させ、発生した赤外線に変調を加えて受光
の感度を高めて記録物に照射し、赤外線受光センサーに
て反射の有無、反射の程度を感知して、感知された反射
光を電気信号に変換し記録を認識するものである。記録
部分イの記録は認識され読み取りができたが、同じ部分
に記録されている記録部分アは記録として認識されず読
み取りができなかった。また、記録部分アは、記録部分
イの読み取りには影響を与えなかった。当該記録物を複
写機にてコピーし、コピーした記録について、赤外線記
録機で記録部分イの記録の読み取りを行ったところ、記
録部分イの読み取りはできなかった。また、記録部分ア
と記録部分イに記録された情報はそれぞれ異なってお
り、同じ記録領域に2種類の情報の記録を行っている。
同じ記録領域に1種類の情報だけを記録した場合に比
べ、2倍の情報記録がなされている。
【0034】[実施例2]実施例のインクa、インクc
を、実施例1と同じプリンタを用いて、前述の図7の記
録パターンを記録する記録方法により記録を行った。イ
ンクcはインクCの特徴を持つインクであり、可視領域
の光線吸収性と赤外領域での光線吸収性をあわせて有す
る。インクaで記録部分ウを、インクcで記録部分エ
を、市販のビール券と同質の紙に記録した。記録部分は
全て黒色のベタ記録となり、目視ではインクaによる記
録部分ウ、インクcによる記録部分エの区別はできなか
った。次に、赤外線読取機を用いて記録部分エの読み取
りを行った。ここで用いた赤外線読取機は、波長950
nm付近の近赤外線を出す赤外線発光ダイオードを用い
ており、情報の認識方法は[実施例1]の赤外線読取機と
同じである。記録部分の読み取りを行ったところ、記録
部分エを読み取ることができた。次に当該記録物の画像
を、画像情報入力装置を用いて画像データとしてパーソ
ナルコンピュータに取り込み、その画像データをレーザ
ープリンタにより、オリジナルに似せて記録物として印
刷した。似せて印刷した記録の記録部分ウ、記録部分エ
について調べた。記録部分ウと記録部分エから成るベタ
記録は、目視ではオリジナルと同じに見えたが、赤外線
読取機を用いて記録部分エの読み取りを行ったところ、
記録部分ウと記録部分エの判別が不能となり、情報の読
み取りができなかった。
【0035】
【発明の効果】以上詳細したように、本発明は次のよう
な優れた効果を有する。 1)本発明に係わる記録装置は、可視領域の光線吸収性
を有し赤外領域の光線透過性を有するインクと、可視領
域で光線透過性を有し赤外領域の光線吸収性を有するイ
ンク、または可視領域の光線吸収性と赤外領域での光線
吸収性をあわせて有するインクを、一つまたは複数組み
合わせて記録ができる機構が具備されており、可視領域
で光線透過性を有し赤外領域の光線吸収性を有するイン
ク、または可視領域の光線吸収性と赤外領域での光線吸
収性をあわせて有するインクを用いて秘密情報の記録を
行う。この記録装置による記録物について、複写機及び
その他の画像記録装置による偽造を謀っても、偽造物に
は秘密情報は記録されないため、偽造であることが直ち
に判明し、偽造防止または真贋確認を簡単に行うことが
できる。 2)本発明に係る記録装置においては、インクを用いて
偽造防止または真贋確認手段が講じられるため、偽造防
止または真贋確認のための記録が通常の記録と同じ方法
でなされる。また、偽造防止または真贋確認のために、
記録装置においては特殊な別機構が、被記録材において
は特殊化がそれぞれ必要ない。このため、記録装置がコ
ンパクト化され、汎用の被記録材の使用が可能になるな
どにより、低コストで記録装置の設置・使用ができ、利
便性が高くなる。 3)本発明に係る記録方法によれば、被記録材の同じ場
所に目視で判読できる記録と赤外線読取機で読み取る記
録を行うことで、記載スペースが制限された被記録材に
おける記載情報量を増すことができ、流通過程における
ラベルの作製・貼付の回数を少なくするような作業・費
用のコスト低減がなされる方策が提案・実施される。 4)本発明に係わるインクジェット記録方式を用いた記
録装置、記録方法においては、上記1)〜3)が、より
顕著な効果をあげる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用例としてのインクジェット記録装
置の記録機構部分の概観斜視図。
【図2】図1におけるインクジェットヘッドのノズル列
の説明図。
【図3】可視領域に光線吸収性を持つインクジェットイ
ンクA1の吸光度特性。
【図4】赤外領域に光線吸収性を持つインクジェットイ
ンクB1の吸光度特性。
【図5】可視領域および赤外領域に光線吸収性を持つイ
ンクジェットインクC1の吸光度特性。
【図6】本発明の適用例としてのインクジェット記録方
法の説明図。
【図7】本発明の適用例としてのインクジェット記録方
法の説明図。
【符号の説明】
100・・・インクジェットヘッド 101・・・キャリッジ 102・・・プラテン 103・・・被記録材 104・・・インク供給チューブ 105・・・インクタンク 200・・・ノズル孔 201・・・ノズル列A
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41J 3/04 101Y (72)発明者 加藤 健一 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C005 HA02 HA04 HB10 HB13 JB12 LA27 2C056 EA24 FA10 FC01 FD07 2H086 BA01 BA02 BA55 4J039 EA21 GA13 GA24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視領域で光線透過性を有し赤外領域の
    光線吸収性を有する第1のインクと、 前記可視領域の光線吸収性を有し前記赤外領域で光線透
    過性を有する第2のインク若しくは前記可視領域の光線
    吸収性と前記赤外領域での光線吸収性をあわせて有する
    第3のインクのどちらか一方のインクとを用いて印刷す
    ることができる印刷機構を具備していることを特徴とす
    る記録装置。
  2. 【請求項2】 前記印刷機構は、前記第1のインクと前
    記第2のインクとを用いて印刷することができることを
    特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記印刷機構は、前記第1のインクと前
    記第3のインクとを用いて印刷することができることを
    特徴とする請求項1記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 可視領域で光線透過性を有し赤外領域の
    光線吸収性を有する第1のインクと、 前記可視領域の光線吸収性を有し前記赤外領域で光線透
    過性を有する第2のインク若しくは前記可視領域の光線
    吸収性と前記赤外領域での光線吸収性をあわせて有する
    第3のインクのどちらか一方のインクとを並列又は重ね
    て印刷する記録方法。
  5. 【請求項5】 記録方式として、インクジェット記録方
    式を用いることを特徴とする請求項1乃至4記載のいず
    れか1記載の記録装置。
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Cited By (4)

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