JP2002204540A - 回転電機の永久磁石回転子 - Google Patents

回転電機の永久磁石回転子

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JP2002204540A
JP2002204540A JP2001001022A JP2001001022A JP2002204540A JP 2002204540 A JP2002204540 A JP 2002204540A JP 2001001022 A JP2001001022 A JP 2001001022A JP 2001001022 A JP2001001022 A JP 2001001022A JP 2002204540 A JP2002204540 A JP 2002204540A
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electric machine
rotor
rotating electric
cylindrical portion
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Akira Hashimoto
昭 橋本
Kazuyuki Yamamoto
一之 山本
Yuji Nakahara
裕治 中原
Koichiro Kamei
光一郎 亀井
Shigeru Shiroyama
繁 城山
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生産性の向上が可能な回転電機の永久磁石回
転子を得る。 【解決手段】 回転子軸11の軸方向の一部に大径を有
して形成された段部11aの外周面に、円筒状の永久磁
石12を嵌合し段部11aに接着により固定するように
した回転電機の永久磁石回転子において、円筒部15お
よび円筒部15の両端からそれぞれ内側に延在して形成
される一対の鍔部16とでなり、円筒部15で永久磁石
12の外周面を、両鍔部16で回転子軸11の段部11
aおよび永久磁石12の軸方向の両端面をそれぞれ覆
い、両鍔部16の内面の永久磁石12と回転子軸11の
段部11aとの嵌合部に対向する位置に窪み部16aが
形成された非磁性部材でなるキャップ14を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転電機の回転
子軸の外周に、円筒状の永久磁石が組み付けられた回転
電機の永久磁石回転子の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種従来の一般的な回転電機の永久磁
石回転子は、図6に示すように、軸方向の中央近傍の一
部に大径に形成された段部1aを有する回転子軸1と、
この回転子軸1の段部1aの外周部に嵌合される円筒状
の永久磁石2とで構成されている。そして、これら回転
子軸1の段部1aと、永久磁石2とはその嵌合面間に充
填される接着剤3によって接着され、固着一体化されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の回転電機の永久
磁石回転子は以上のように構成されているため、回転子
軸1の段部1aと、永久磁石2との接着の際に、充填さ
れた接着剤3が図6に示すように軸方向端部にはみ出
す。そして、このはみ出し部分3aは、回転中に飛散し
たり、この飛散により局部的な突起を生じたりするた
め、運転中に応力が集中して接着剤3の疲労強度が低下
するという問題点がある。
【0004】このため、例えば特開平9−140078
号公報では、図示はしないが治具により、はみ出し部分
3aを丸味を帯びるように成形することにより、応力集
中を低減して接着剤3の疲労強度を向上させることが提
案されている。しかしながら、この場合、はみ出した接
着剤3が治具に付着するため、治具からこの付着した接
着剤3を除去し、洗浄する等の作業が必要となり、組立
作業性が低下し、ひいては生産性が低下するという問題
点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ために成されたもので、軸方向端部からはみ出す接着剤
を除去、洗浄する作業を不要とし、生産性の向上を図る
ことが可能な回転電機の永久磁石回転子を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る回転電機の永久磁石回転子は、回転子軸の軸方向の一
部に大径を有して形成された段部の外周面に、円筒状の
永久磁石を嵌合し段部に接着により固定するようにした
回転電機の永久磁石回転子において、円筒部および円筒
部の両端からそれぞれ内側に延在して形成される一対の
鍔部とでなり、円筒部で永久磁石の外周面を、両鍔部で
回転子軸の段部および永久磁石の軸方向の両端面をそれ
ぞれ覆い、両鍔部の内面の永久磁石と回転子軸の段部と
の嵌合部に対向する位置に窪み部が形成された非磁性部
材でなるキャップを備える。
【0007】又、この発明の請求項2に係る回転電機の
永久磁石回転子は、請求項1において、窪み部を、円筒
部近傍にまで延在して形成するようにしたものである。
【0008】又、この発明の請求項3に係る回転電機の
永久磁石回転子は、請求項2において、窪み部を、円筒
部側が順次深くなるようなテーパ状に形成するようにし
たものである。
【0009】又、この発明の請求項4に係る回転電機の
永久磁石回転子は、請求項1ないし3のいずれかにおい
て、窪み部に、窪み部と、鍔部の窪み部が形成されてい
る面とは相異なる両側とを連通する所定の数の細穴を形
成するようにしたものである。
【0010】又、この発明の請求項5に係る回転電機の
永久磁石回転子は、請求項1ないし3のいずれかにおい
て、円筒部の永久磁石の外周面と対向する内面に、先端
で永久磁石の外周面と当接する複数の突起部を形成する
ようにしたものである。
【0011】又、この発明の請求項6に係る回転電機の
永久磁石回転子は、請求項1ないし5のいずれかにおい
て、キャップをアルミ部材で形成するようにしたもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に基づいて説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1における
回転電機の永久磁石回転子の構成を示す断面図である。
図において、11は軸方向のほぼ中央部に大径を有して
段部11aが形成された回転子軸、12はこの回転子軸
11の段部11aと軸方向の長さがほぼ同じ長さに形成
された円筒状の永久磁石で、段部11aの外周面に嵌合
され、段部11aとの間の隙間に充填された接着剤13
により接着、固定されている。
【0013】14は永久磁石12の外周面に嵌合する円
筒部15と、この円筒部15の両端部からそれぞれ内側
に、永久磁石12および、段部11aの端面に沿って延
在して形成される一対の鍔部16とで構成されるキャッ
プであり、両鍔部16の内面の永久磁石12と回転子軸
11の段部11aとの嵌合部と対向する位置に、窪み部
16aが接着剤13のはみ出し部13aをそれぞれ覆っ
て溜めるように形成されている。そして、このキャップ
14は、例えば樹脂の成型部材、アルミ部材等のような
非磁性部材で形成され、円筒部15の軸方向中央部で分
割される2つの部材を一体化することにより構成されて
いる。
【0014】このように実施の形態1によれば、キャッ
プ14の円筒部15で永久磁石12の外周面を、両鍔部
16で回転子軸11の段部11aおよび永久磁石12の
両端面をそれぞれ覆い、両鍔部16の内面に形成された
窪み部16a内に、接着剤13の軸方向両端側にはみ出
されるはみ出し部13aを溜めるようにしているので、
接着剤13が回転中に飛散したり、外表面に漏出するこ
とも防止され、接着剤13の除去、洗浄作業が不要とな
るため、組立作業性が改良され生産性の向上を図ること
が可能になる。
【0015】なお、キャップ14を構成する部材として
は、機能上非磁性であることが必要となるが、上記のよ
うにアルミ部材のような軽金属部材を用いることによ
り、回転子軸11の回転イナーシャの増加を極力抑え
て、起動特性等に支障を来すことなく、接着剤13の除
去、洗浄作業を不要とすることができる。
【0016】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2における回転電機の永久磁石回転子の構成を示す断
面図である。図2において、上記実施の形態1における
と同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。17
は永久磁石12の外周面に嵌合する円筒部18と、この
円筒部18の両端部からそれぞれ内側に、永久磁石12
および回転子軸11の段部11aの端面に沿って延在し
て形成される一対の鍔部19とで構成されるキャップで
あり、両鍔部19の内面の永久磁石12と回転子軸11
の段部11aとの嵌合部と対向する位置から、円筒部1
8近傍にまで円筒部18側が順次深くなるようなテーパ
状に形成された窪み部19aが、接着剤13のはみ出し
部13aを覆って溜めるように形成されている。そし
て、このキャップ17は、上記実施の形態1におけるキ
ャップ14と同様に、例えばアルミ部材で形成され、円
筒部18の軸方向中央部で分割される2つの部材を一体
化することにより構成されている。
【0017】このように実施の形態2によれば、上記実
施の形態1におけると同様に、キャップ17の円筒部1
8で永久磁石12の外周面を、両鍔部19で回転子軸1
1の段部11aおよび永久磁石12の両端面をそれぞれ
覆い、両鍔部19の内面に形成された窪み部19a内
に、接着剤13の軸方向両端側にはみ出されるはみ出し
部13bを溜めるようにしているので、接着剤13が回
転中に飛散したり、外表面に漏出することも防止され、
接着剤13の除去、洗浄作業が不要となるため、組立作
業性が改良され生産性の向上を図ることが可能になり、
さらに、窪み部19aを円筒部18近傍にまで、且つ円
筒部18側が順次深くなるようなテーパ状に形成するよ
うにしているので、窪み部19aに溜まった接着剤13
を、永久磁石12の外周面側にも回り込み易くすること
ができ、永久磁石12の外周面とキャップ17の内周面
との間の接着が可能となる。
【0018】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3における回転電機の永久磁石回転子の構成を示す断
面図である。図において、上記各実施の形態1、2にお
けると同様な部分は同一符号を付して説明を省略する。
20は上記実施の形態1におけるキャップ14と同様
に、永久磁石12の外周面に嵌合する円筒部21と、こ
の円筒部21の両端部からそれぞれ内側に、永久磁石1
2および、回転子軸11の段部11aの端面に沿って延
在して形成される一対の鍔部22とで構成されるキャッ
プであり、両鍔部22の内面の永久磁石12と回転子軸
11の段部11aとの嵌合部と対向する位置に、窪み部
22aが接着剤13のはみ出し部13aをそれぞれ覆っ
て溜めるように形成されており、キャップ14とは異な
り円筒部21の内面に、複数の突起部21aが形成さ
れ、この突起部21aの先端は永久磁石12の外周面に
当接されている。そして、このキャップ20は、上記各
実施の形態1、2におけるキャップ14、17と同様
に、例えばアルミ部材で形成され、円筒部21の軸方向
中央部で分割される2つの部材を一体化することにより
構成されている。
【0019】このように実施の形態3によれば、上記実
施の形態1におけると同様に、キャップ20の円筒部2
1で永久磁石12の外周面を、両鍔部22で回転子軸1
1の段部11aおよび永久磁石12の両端面をそれぞれ
覆い、両鍔部22の内面に形成された窪み部22a内
に、接着剤13の軸方向両端側にはみ出されるはみ出し
部13aを溜めるようにしているので、接着剤13が回
転中に飛散したり、外表面に漏出することも防止され、
接着剤13の除去、洗浄作業が不要となるため、組立作
業性が改良され生産性の向上を図ることが可能になり、
さらに又、永久磁石12がキャップ20の内周面に形成
された突起部21aにより点接触し弾性的に保持されて
いるので、永久磁石12を回転子軸11に対して容易に
センタリングすることができ、コギングトルク、トルク
リップル等の特性の向上を図ることができる。
【0020】実施の形態4.図4はこの発明の実施の形
態4における回転電機の永久磁石回転子の構成を示す断
面図である。図において、上記各実施の形態1ないし3
におけると同様な部分は同一符号を付して説明を省略す
る。23は上記実施の形態2におけるキャップ17と同
様に、永久磁石12の外周面に嵌合する円筒部24と、
この円筒部24の両端部からそれぞれ内側に、永久磁石
12および、回転子軸11の段部11aの端面に沿って
延在して形成される一対の鍔部25とで構成されるキャ
ップであり、両鍔部25の内面の永久磁石12と回転子
軸11の段部11aとの嵌合部と対向する位置から、円
筒部24近傍にまで円筒部24側が順次深くなるような
テーパ状に形成された窪み部25aが、接着剤13のは
み出し部13aをそれぞれ覆って溜めるように形成され
ており、キャップ17とは異なり円筒部24の内面に、
複数の突起部24aが形成され、この突起部21aの先
端は永久磁石12の外周面に当接されている。そして、
このキャップ23は、上記各実施の形態1ないし3にお
けるキャップ14、17、20と同様に、例えばアルミ
部材で形成され、円筒部24の軸方向中央部で分割され
る2つの部材を一体化することにより構成されている。
【0021】このように実施の形態4によれば、上記実
施の形態2におけると同様に、キャップ23の円筒部2
4で永久磁石12の外周面を、両鍔部25で回転子軸1
1の段部11aおよび永久磁石12の両端面をそれぞれ
覆い、両鍔部25の内面に形成された窪み部25a内
に、接着剤13の軸方向両端側にはみ出されるはみ出し
部13bを溜めるようにしているので、接着剤13が回
転中に飛散したり、外表面に漏出することも防止され、
接着剤13の除去、洗浄作業が不要となるため、組立作
業性が改良され生産性の向上を図ることが可能になり、
さらに又、窪み部25aを円筒部24近傍にまで、且つ
円筒部24側が順次深くなるようなテーパ状に形成する
ようにしているので、窪み部25aに溜まった接着剤1
3を、永久磁石12の外周面側にも回り込み易くするこ
とができ、永久磁石12の外周面とキャップ23の内周
面との間の接着が可能になることは勿論、永久磁石12
がキャップ23の内周面に形成された突起部24aによ
り点接触し弾性的に保持されているので、永久磁石12
を回転子軸11に対して容易にセンタリングすることが
でき、コギングトルク、トルクリップル等の特性の向上
を図ることもできる。
【0022】実施の形態5.図5はこの発明の実施の形
態5における回転電機の永久磁石回転子の構成を示し、
(A)は正面図、(B)は側断面図である。図におい
て、上記各実施の形態1ないし4におけると同様な部分
は同一符号を付して説明を省略する。26は上記実施の
形態3におけるキャップ20と同様に、永久磁石12の
外周面に嵌合する円筒部27と、この円筒部27の両端
部からそれぞれ内側に、永久磁石12および、回転子軸
11の段部11aの端面に沿って延在して形成される一
対の鍔部28とで構成されるキャップであり、両鍔部2
8の内面の永久磁石12と回転子軸11の段部11aと
の嵌合部と対向する位置に、窪み部28aが接着剤13
のはみ出し部13aをそれぞれ覆って溜めるように形成
されるとともに、円筒部27の内面に複数の突起部27
aが形成され、この突起部27aの先端は永久磁石12
の外周面に当接されており、キャップ20とは異なり窪
み部28aには、この窪み部28aとキャップ26の外
面側、すなわち、窪み部28aが形成されているとは相
異なる面側と連通する所定の数の細穴29が形成されて
いる。そして、このキャップ26は、上記各実施の形態
1ないし4におけるキャップ14、17、20、23と
同様に、例えばアルミ部材で形成され、円筒部27の軸
方向中央部で分割される2つの部材を一体化することに
より構成されている。
【0023】このように実施の形態5によれば、上記実
施の形態3におけると同様に、キャップ26の円筒部2
7で永久磁石12の外周面を、両鍔部28で回転子軸1
1の段部11aおよび永久磁石12の両端面をそれぞれ
覆い、両鍔部28の内面に形成された窪み部28a内
に、接着剤13の軸方向両端側にはみ出されるはみ出し
部13aを溜めるようにしているので、接着剤13が回
転中に飛散したり、外表面に漏出することも防止され、
接着剤13の除去、洗浄作業が不要となるため、組立作
業性が改良され生産性の向上を図ることが可能になり、
さらに又、永久磁石12がキャップ26の内周面に形成
された突起部21aにより点接触し弾性的に保持されて
いるので、永久磁石12を回転子軸11に対して容易に
センタリングすることができ、コギングトルク、トルク
リップル等の特性の向上を図ることができることは勿
論、窪み部28aにキャップ26の外面側と連通する細
穴29を形成しているので、キャップ26を装着する際
に空気抜きとなるためキャップの組み付け作業が容易と
なり、接着剤13の過不足を補うための排出、注入穴と
して用いることもできる。
【0024】なお、この実施の形態5では、キャップ2
6を上記実施の形態3におけるキャップ20と同様な構
成のものに細穴29を設けた場合について説明したが、
勿論これに限定されるものではなく、上記各実施の形態
1、2、4における各キャップ14、17、23と同様
な構成のものに細穴を設けるようにしても、上記と同様
の効果を発揮し得ることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、回転子軸の軸方向の一部に大径を有して形成され
た段部の外周面に、円筒状の永久磁石を嵌合し段部に接
着により固定するようにした回転電機の永久磁石回転子
において、円筒部および円筒部の両端からそれぞれ内側
に延在して形成される一対の鍔部とでなり、円筒部で永
久磁石の外周面を、両鍔部で回転子軸の段部および永久
磁石の軸方向の両端面をそれぞれ覆い、両鍔部の内面の
永久磁石と回転子軸の段部との嵌合部に対向する位置に
窪み部が形成された非磁性部材でなるキャップを備えた
ので、軸方向端部からはみ出す接着剤を除去、洗浄する
作業を不要とし、生産性の向上を図ることが可能な回転
電機の永久磁石回転子を提供することができる。
【0026】又、この発明の請求項2によれば、請求項
1において、窪み部を、円筒部近傍にまで延在して形成
するようにしたので、軸方向端部からはみ出した接着剤
で永久磁石とキャップを接着することが可能な回転電機
の永久磁石回転子を提供することができる。
【0027】又、この発明の請求項3によれば、請求項
2において、窪み部を、円筒部側が順次深くなるような
テーパ状に形成するようにしたので、軸方向端部からは
み出した接着剤で永久磁石とキャップをより良好に接着
することが可能な回転電機の永久磁石回転子を提供する
ことができる。
【0028】又、この発明の請求項4によれば、請求項
1ないし3のいずれかにおいて、窪み部に、窪み部と、
鍔部の窪み部が形成されている面とは相異なる両側とを
連通する所定の数の細穴を形成するようにしたので、接
着剤の過不足を容易に調整することが可能な回転電機の
永久磁石回転子を提供することができる。
【0029】又、この発明の請求項5によれば、請求項
1ないし3のいずれかにおいて、円筒部の永久磁石の外
周面と対向する内面に、先端で永久磁石の外周面と当接
する複数の突起部を形成するようにしたので、永久磁石
を回転子軸に対して容易にセンタリングすることが可能
な回転電機の永久磁石回転子を提供することができる。
【0030】又、この発明の請求項6によれば、請求項
1ないし5のいずれかにおいて、キャップをアルミ部材
で形成するようにしたので、回転子軸の回転イナーシャ
の増加を極力抑えて、起動特性等に支障を来すことな
く、接着剤の除去、洗浄作業を不要とする回転電機の永
久磁石回転子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における回転電機の
永久磁石回転子の構成を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態2における回転電機の
永久磁石回転子の構成を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態3における回転電機の
永久磁石回転子の構成を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態4における回転電機の
永久磁石回転子の構成を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態5における回転電機の
永久磁石回転子の構成を示し、(A)は正面図、(B)
は側断面図である。
【図6】 従来の回転電機の永久磁石回転子の構成を示
す断面図である。
【符号の説明】
11 回転子軸、11a 段部、12 永久磁石、13
接着剤、13a,13b はみ出し部、14,17,
20,23,26 キャップ、15,18,21,2
4,27 円筒部、16,19,22,25,28 鍔
部、16a,19a,22a,25a,28a 窪み
部、21a,24a,27a 突起部、29 細穴。
フロントページの続き (72)発明者 中原 裕治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 亀井 光一郎 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 城山 繁 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5H622 CA01 CA05 PP03 PP11 PP17 PP18 PP19

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子軸の軸方向の一部に大径を有して
    形成された段部の外周面に、円筒状の永久磁石を嵌合し
    上記段部に接着により固定するようにした回転電機の永
    久磁石回転子において、円筒部および上記円筒部の両端
    からそれぞれ内側に延在して形成される一対の鍔部とで
    なり、上記円筒部で上記永久磁石の外周面を、上記両鍔
    部で上記回転子軸の段部および永久磁石の軸方向の両端
    面をそれぞれ覆い、上記両鍔部の内面の上記永久磁石と
    上記回転子軸の段部との嵌合部に対向する位置に窪み部
    が形成された非磁性部材でなるキャップを備えたことを
    特徴とする回転電機の永久磁石回転子。
  2. 【請求項2】 窪み部は、円筒部近傍にまで延在して形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の回転電機
    の永久磁石回転子。
  3. 【請求項3】 窪み部は、円筒部側が順次深くなるよう
    なテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項2
    記載の回転電機の永久磁石回転子。
  4. 【請求項4】 窪み部には、上記窪み部と、鍔部の上記
    窪み部が形成されている面とは相異なる両側とを連通す
    る所定の数の細穴が形成されていることを特徴とする請
    求項1ないし3のいずれかに記載の回転電機の永久磁石
    回転子。
  5. 【請求項5】 円筒部の永久磁石の外周面と対向する内
    面に、先端で上記永久磁石の外周面と当接する複数の突
    起部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載の回転電機の永久磁石回転子。
  6. 【請求項6】 キャップは、アルミ部材で形成されてい
    ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載
    の回転電機の永久磁石回転子。
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Cited By (13)

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