JP2002200529A - 理容鋏の製造方法 - Google Patents
理容鋏の製造方法Info
- Publication number
- JP2002200529A JP2002200529A JP2000401887A JP2000401887A JP2002200529A JP 2002200529 A JP2002200529 A JP 2002200529A JP 2000401887 A JP2000401887 A JP 2000401887A JP 2000401887 A JP2000401887 A JP 2000401887A JP 2002200529 A JP2002200529 A JP 2002200529A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- finishing
- relief recess
- sliding surface
- hairdressing scissors
- scissors
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】理容鋏の逃がし凹部の仕上げ加工をエンドミル
加工で行うもので、逃がし凹部の位置並びに形状が特定
の形状に限定されることなくエンドミル工具を備えたフ
ライス機械による機械処理で精密仕上げを行うことがで
き理容鋏製造作業の効率化を実現した。 【解決手段】鋏本体A,Bは所定の形状に鍛造形成し、
その後表面全体の研磨や刃付けを行うが、特にエンドミ
ル工具Cを備えたフライス加工機械にて鋏本体A,Bを
セットして、工具Cにて表面を切削することで表面仕上
げを行うものであり、研磨と同様の切削による精密仕上
げを行うことができる。
加工で行うもので、逃がし凹部の位置並びに形状が特定
の形状に限定されることなくエンドミル工具を備えたフ
ライス機械による機械処理で精密仕上げを行うことがで
き理容鋏製造作業の効率化を実現した。 【解決手段】鋏本体A,Bは所定の形状に鍛造形成し、
その後表面全体の研磨や刃付けを行うが、特にエンドミ
ル工具Cを備えたフライス加工機械にて鋏本体A,Bを
セットして、工具Cにて表面を切削することで表面仕上
げを行うものであり、研磨と同様の切削による精密仕上
げを行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、理容鋏に於ける刀体部
分と把持部分との間に形成されている内摺面外周の逃が
し凹部の形状の切削加工に関するものである。
分と把持部分との間に形成されている内摺面外周の逃が
し凹部の形状の切削加工に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】理容鋏
は、周知の通り一方に刀体を形成し、他方に指孔を有す
る把持部を形成した本体を、一対交叉重合し、交叉部分
を枢結してなるものである。前記の理容鋏は、切断刃先
が所定の圧力をもって摺動するように、刀体に捻じりが
形成されており、而も刀体の回動によって前記の捻じり
は刀体の弾性に吸収されるが、その反動力は枢結軸と、
枢結軸の基部側の刀体腹面の内摺面とで受けている。即
ち枢結軸の基部側の刀体腹面には内摺面が形成されてい
る。
は、周知の通り一方に刀体を形成し、他方に指孔を有す
る把持部を形成した本体を、一対交叉重合し、交叉部分
を枢結してなるものである。前記の理容鋏は、切断刃先
が所定の圧力をもって摺動するように、刀体に捻じりが
形成されており、而も刀体の回動によって前記の捻じり
は刀体の弾性に吸収されるが、その反動力は枢結軸と、
枢結軸の基部側の刀体腹面の内摺面とで受けている。即
ち枢結軸の基部側の刀体腹面には内摺面が形成されてい
る。
【0003】また前記の内摺面の更に基部側には、一般
に逃がし凹部に形成されている。これは内摺面が優れた
研磨面である必要から、内摺面の研磨の邪魔にならない
ように凹部としている。ところで近年理容鋏では、刀体
間に介在させるパッキン、座金やベアリング体自体に内
摺面を形成するように、内摺面が枢結軸に非常に近い箇
所に設けられている。このため内摺面の基部側の逃がし
凹部も、枢結軸の近傍に形成しなければならなくなっ
た。
に逃がし凹部に形成されている。これは内摺面が優れた
研磨面である必要から、内摺面の研磨の邪魔にならない
ように凹部としている。ところで近年理容鋏では、刀体
間に介在させるパッキン、座金やベアリング体自体に内
摺面を形成するように、内摺面が枢結軸に非常に近い箇
所に設けられている。このため内摺面の基部側の逃がし
凹部も、枢結軸の近傍に形成しなければならなくなっ
た。
【0004】しかし逃がし凹部の形成に際して、パッキ
ン用凹部の直近であり、しかも一側は枢結軸と同心円形
状としている特異な形状で、仕上げの研磨加工が非常に
面倒であり、機械加工は困難である。機械加工可能とす
るには相応の凹部形状に特定する必要がある(特開昭5
5−63673号公報、特開平6−285271号公報
参照)。このため逃がし凹部の仕上げ研磨は全て手作業
となるため、非常に作業効率が悪い。
ン用凹部の直近であり、しかも一側は枢結軸と同心円形
状としている特異な形状で、仕上げの研磨加工が非常に
面倒であり、機械加工は困難である。機械加工可能とす
るには相応の凹部形状に特定する必要がある(特開昭5
5−63673号公報、特開平6−285271号公報
参照)。このため逃がし凹部の仕上げ研磨は全て手作業
となるため、非常に作業効率が悪い。
【0005】そこで本発明は、逃がし凹部の新規な仕上
げ加工手段を提案したものである。
げ加工手段を提案したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る理容鋏の製
造方法は、枢結軸の基部側の内摺面外周の逃がし凹部の
仕上げ加工を、エンドミル加工で行っていることを特徴
とするものである。
造方法は、枢結軸の基部側の内摺面外周の逃がし凹部の
仕上げ加工を、エンドミル加工で行っていることを特徴
とするものである。
【0007】従って逃がし凹部の位置並びに形状が特定
の形状に限定されることなく、エンドミル工具を備えた
フライス機械で、研磨と同様の切削による精密仕上げを
行うことができる。
の形状に限定されることなく、エンドミル工具を備えた
フライス機械で、研磨と同様の切削による精密仕上げを
行うことができる。
【0008】
【実施形態】次に本発明の実施形態について説明する。
本発明方法の対象となる理容鋏は、基本的には従前の鋏
と同様に一対の鋏本体A,Bを交叉重合し、交叉部分を
枢結軸1で枢結してなり、鋏本体A,Bは枢結軸1より
先部方を刀体2として刃を形成し、枢結軸1より基部方
を指孔3等を有する把持部としているもので、特に枢結
軸1の基部側近傍に内摺面(刀体の対向面か或いは刀体
対向面に介装したパッキン4自体の外周側表裏面)を備
え、内摺面外周に逃がし凹部5を備えているものであ
る。
本発明方法の対象となる理容鋏は、基本的には従前の鋏
と同様に一対の鋏本体A,Bを交叉重合し、交叉部分を
枢結軸1で枢結してなり、鋏本体A,Bは枢結軸1より
先部方を刀体2として刃を形成し、枢結軸1より基部方
を指孔3等を有する把持部としているもので、特に枢結
軸1の基部側近傍に内摺面(刀体の対向面か或いは刀体
対向面に介装したパッキン4自体の外周側表裏面)を備
え、内摺面外周に逃がし凹部5を備えているものであ
る。
【0009】鋏本体A,Bは、所定の形状に鍛造形成
し、その後表面全体の研磨や刃付けを行うと共に、逃が
し凹部5の研磨の仕上げを行うものであるが、特にエン
ドミル工具Cを備えたフライス加工機械に鋏本体A,B
をセットして、同工具Cで表面を切削することで表面仕
上げを行うものである。
し、その後表面全体の研磨や刃付けを行うと共に、逃が
し凹部5の研磨の仕上げを行うものであるが、特にエン
ドミル工具Cを備えたフライス加工機械に鋏本体A,B
をセットして、同工具Cで表面を切削することで表面仕
上げを行うものである。
【0010】従って逃がし凹部5がどのような位置に、
どのような形状で形成するにしても、その表面仕上げを
機械加工処理で行うことができるものである。
どのような形状で形成するにしても、その表面仕上げを
機械加工処理で行うことができるものである。
【0011】
【発明の効果】本発明は以上のとおり、理容鋏の逃がし
凹部の仕上げ加工を、エンドミル加工で行うもので、逃
がし凹部の位置並びに形状が特定の形状に限定されるこ
となく、エンドミル工具を備えたフライス機械による機
械処理で精密仕上げを行うことができ、理容鋏製造作業
の効率化を実現したものである。
凹部の仕上げ加工を、エンドミル加工で行うもので、逃
がし凹部の位置並びに形状が特定の形状に限定されるこ
となく、エンドミル工具を備えたフライス機械による機
械処理で精密仕上げを行うことができ、理容鋏製造作業
の効率化を実現したものである。
【図1】本発明方法の実施形態の対象例の理容鋏の分解
斜視図
斜視図
【図2】同平面図
【図3】同逃がし凹部の加工説明図。
1 枢結軸 2 刀体 3 指孔 4 パッキン 5 逃がし凹部
Claims (1)
- 【請求項1】 先部に設けた刀体と基部に設けた把持部
とを備えた鋏本体を交叉重合し、交叉部分を枢結軸で枢
結すると共に、枢結軸の基部側の内摺面外周の逃がし凹
部を備えた理容鋏の製造工程に於いて、逃がし凹部の仕
上げ加工を、エンドミル加工で行ってなることを特徴と
する理容鋏の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000401887A JP2002200529A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 理容鋏の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000401887A JP2002200529A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 理容鋏の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002200529A true JP2002200529A (ja) | 2002-07-16 |
Family
ID=18866261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000401887A Pending JP2002200529A (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 理容鋏の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002200529A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7322262B2 (en) | 2002-10-15 | 2008-01-29 | Christian Beck | Method for manufacturing barber scissors, and barber scissors |
-
2000
- 2000-12-28 JP JP2000401887A patent/JP2002200529A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7322262B2 (en) | 2002-10-15 | 2008-01-29 | Christian Beck | Method for manufacturing barber scissors, and barber scissors |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040702 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070323 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070403 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070731 |